JPS6320871B2 - - Google Patents
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- JPS6320871B2 JPS6320871B2 JP59279639A JP27963984A JPS6320871B2 JP S6320871 B2 JPS6320871 B2 JP S6320871B2 JP 59279639 A JP59279639 A JP 59279639A JP 27963984 A JP27963984 A JP 27963984A JP S6320871 B2 JPS6320871 B2 JP S6320871B2
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Description
(産業上の利用分野)
本発明は剥離紙用シリコーン組成物、特にはそ
の被処理面にすべり性を付与することができ、被
処理物の巻取りも円滑にできるようにした、溶剤
を使用しない剥離紙用シリコーン組成物に関する
ものである。 (従来の技術) 紙、プラスチツクフイルムなどの基材と粘着性
物質との間の粘着ないし固着を防止するため、あ
るいは紙と紙、紙とプラスチツクフイルム、プラ
スチツクフイルム相互の間にすべり性を付与する
ために、離型用シリコーン組成物を使用すること
はよく知られているところであり、このシリコー
ン組成物としては1)有機すず化合物を触媒とす
る重縮合反応によつて離型性皮膜を形成する組成
物(特公昭35−13709号公報、特公昭36−1397号
公報参照)、2)白金系化合物を触媒とする付加
反応によつて離型性、すべり性皮膜を形成する組
成物(特公昭46−26798号公報参照)が公知とさ
れ、これらは有機溶剤溶液または水性エマルジヨ
ンとして汎用されている。 しかし、この有機溶剤溶液タイプのものはこの
主剤が高分子量の生ゴム状のオルガノポリシロキ
サンであるために多量の溶剤が必要とされること
から、大気汚染をもたらすという不利があるほ
か、この溶剤回収に多額の費用が必要とされると
いう問題点がある。また、このエマルジヨンタイ
プのものには乳化剤使用による二次公害の心配が
あるほか、これには処理被膜の形成に高温度での
長時間加熱が必要であり、さらには主剤として高
分子量のオルガノポリシロキサンを使用すること
が困難であるために物理的諸特性のすぐれた皮膜
を得ることが困難であるという不利がある。 そのため、これらの不利を解決する目的におい
て、水または有機溶剤を含まない無溶剤タイプの
剥離紙用シリコーン組成物として、例えばa)25
℃における粘度が50〜4000cSのビニル基含有ジ
オルガノポリシロキサン、b)1分子中に少なく
ともけい素原子に結合した水素原子を3個有する
オルガノハイドロジエンポリシロキサン、c)白
金系触媒、およびd)活性抑制剤とからなる組成
物が提案されている(特公昭52―47485号公報参
照)が、これは主剤としてのビニルシロキサンが
粘度50〜4000cSとと低重合度のものであるため
にこの組成物から得られる皮膜が機械的強度など
の物性に劣るものになるし、このものはすべり性
がなく、したがつて用途が限定されるという不利
がある。 事実、この種の無溶剤タイプのシリコーン組成
物はこれをクラフトテープの離型剤として使用す
るとすべり性がわるいので、このテープをダンボ
ールなどに貼るときの作業がスムーズに行なわれ
ず、手との摩擦が大きいので手を傷つけることが
あり、その結果、テープに力が入らず圧力不足で
感圧性接着剤がダンボールに完全に接着せず、剥
げ落ちるということがあり、また、紙、プラスチ
ツクフイルムに処理するときにもすべり性がわる
いのでテープを傷つけたり、テープの回転がスム
ーズとならずトラブルの原因になるという不利が
ある。 また、この種の剥離紙用シリコーン組成物はこ
れを紙、プラスチツクフイルムに塗工し、硬化さ
せて離型紙を製造すると、離型紙を巻き取る前に
シリコーン皮膜と金属あるいはプラスチツクのロ
ールとが接触するときにすべり性がわるいために
シリコーン面が傷ついたものとなつたり、後で粘
着塗工されたときに離型性のバラツキを生じ易
く、紙、プラスチツクの巻き取りもスムーズには
行なえないという工程トラブルが発生する。 したがつて、この無溶剤タイプの離型紙用シリ
コーン組成物についてはそのすべり性を改善する
ために、これにジメチルシロキサンオイル、ポリ
エーテル変性のシリコーンオイル、界面活性剤、
ワツクス、金属石ケンなどを添加するということ
も試みられているが、これらはいずれも相溶性が
わるいので液が不安定となつてシロキサンの硬化
不良が生じるという不利があるし、これらのすべ
り性付与剤を添加したものはシリコーン硬化膜上
にこれらが一部マイグレートしてくるために、そ
の上に塗布される粘着剤の接着力が減退されると
いう欠点もある。 (発明の構成) 本発明はこのような不利を解決した剥離紙用シ
リコーン組成物に関するものであり、これは1)
少なくとも1個は側鎖に結合しており、1分子中
に少なくとも2個のけい素原子に結合したビニル
基を0.5〜10モル%含有する、25℃における粘度
が50〜10000cpsであるオルガノポリシロキサン
100重量部、2)けい素原子に結合したビニル基
含有量が上記のオルガノシロキサンよりも少な
い、25℃における粘度が100000cps以上のオルガ
ノポリシロキサン0.5〜30重量部、3)1分子中
に少なくとも2個のけい素原子に結合した水素原
子を有するオルガノハイドロジエンポリシロキサ
ン0.5〜50重量部および4)触媒量の白金または
白金系化合物とからなることを特徴とするもので
ある。 すなわち、本発明者らは無溶剤タイプであるが
溶剤型タイプの離型紙用シリコーン組成物と同じ
ように被処理物にすべり性を付与することのでき
るシリコーン組成物について種々検討した結果、
このシリコーン組成物を構成するビニル基含有ポ
リシロキサンとして低重合度のポリシロキサンと
高重合度のポリシロキサンとを組み合わせたもの
とすれば低重合度のビニル基含有ポリシロキサン
の硬化膜に高重合度のビニル基含有ポリシロキサ
ンがうまくからみ合つて硬化膜に高重合度ポリシ
ロキサンの特性が優先的に発現されるので、この
被処理物にすぐれたすべり性が付与されることを
見出し、これらのポリシロキサンの種類について
さらに研究を進め、この低重合度ポリシロキサン
についてはこれに含有するけい素原子に結合した
ビニル基の少なくとも1個がポリシロキサンの側
鎖に結合したものでないとすべり性改善が充分に
行なわれないこと、またこの高重合度ポリシロキ
サンについてはその粘度が100000cps以上であり、
しかもこのビニル基含有量が低重合度シロキサン
のそれよりも少ないものでないとこの添加効果が
充分に発揮されないということを確認し、これら
のポリシロキサンの配合比などについての研究を
行なつて本発明を完成させた。 本発明のシリコーン組成物を構成する第1成分
としてのオルガノポリシロキサンは、この組成物
がビニル基とけい素原子に結合した水素原子との
反応による、いわゆる付加反応タイプのものであ
ることから、1分子中に少なくとも2個のけい素
原子に結合したビニル基を有するものでなければ
ならないが、このビニル基のうちの少なくとも1
個は前記したようにポリシロキサンの側鎖に結合
したものとする必要がある。このオルガノポリシ
ロキサンは実質的に直鎖状のものとされるので、
これは次式 で示され、Rはメチル基、エチル基、プロピル
基、ブチル基などのアルキル基、ビニル基、アリ
ル基などのアルケニル基、フエニル基、トリル基
などのアリール基、シクロヘキシル基などのシク
ロアルキル基、あるいはこれらの基の炭素原子に
結合している水素原子の一部または全部をハロゲ
ン原子、シアノ基などで置換した同一または異種
の非置換または置換1価炭化水素基、m,nは1
以上の正数とされるものであるが、実用上からこ
のRはその80モル%をメチル基とすることがよ
い。また、このものはこゝに含有されるビニル基
が0.5モル%以下では硬化性がわるく、10モル%
以上とするとこの組成物から得られる硬化膜の剥
離抵抗が大きくなり、実用上において粘着剤との
接着が不安定となるので、0.5〜10モル%の範囲
とする必要があるがこれは好ましくは1.0〜8.0モ
ル%の範囲とすることがよく、さらに本発明の効
果を発現させるためにはポリシロキサンの側鎖に
結合しているビニル基量がこの末端に結合してい
るビニル基量よりも多いものとすることがよい。
なお、このポリシロキサンは低重合度のものとす
る必要があるので必然的に低粘度のものとされる
が、10000cps以上とすると第2成分の添加効果が
なくなり、第2成分を使用してもすべり性が発現
されなくなるので、これは粘度が50〜10000cpsの
範囲のものとする必要があるが、好ましくは100
〜8000cpsとすればよい。 また、このシリコーン組成物を構成する第2成
分としてのオルガノポリシロキサンは前記したよ
うなことから第1成分にくらべて高重合度のもの
とする必要があり、この点からは25℃における粘
度が少なくとも100000cpsのものとされるが、こ
れは1000000cps以上とすることが好ましい。この
第2成分は第1成分と同様にその分子中にけい素
原子に結合したビニル基を含むものとされるが、
このビニル基量が第1成分のビニル基量よりも多
くなると重合度の高いシロキサンの硬化が低重合
度のシロキサンよりも優先的に起り、重合度の高
いシロキサンが低重合度のシロキサンにからみ合
うということがなくなり、実際にこの第2成分を
第1成分よりもビニル基の多いものとすると、こ
の硬化皮膜面に重合度の小さいシロキサンが相当
多くマイグレートされてベトつきが生じ、すべり
もよくなくなり、このマイグレートによつて粘着
剤の性能が著しくわるくなるので、このビニル基
含有量は第1成分よりも少ないものとする必要が
あり、これは第1成分のビニル基含有量よりも少
ない0.02〜5モル%とすればよいが、このビニル
基以外の有機基については第1成分と同じように
その80%モル以上がメチル基とすることがよい。
また、この第2成分の使用量は第1成分100重量
部に対し0.5重量部以下ではすべり性付与の効果
が極めて少なく、30重量部以上とするとこの組成
物から形成される硬化皮膜上に存在するこの成分
が多くなりすぎて粘着剤を塗布したときにこれが
粘着剤層に移行してその接着力を劣化させるし、
30%添加の場合に比べてすべり性付与の効果もそ
れ程増大しないので、0.5〜30重量部の範囲とす
ればよい。なお、この第2成分の添加によるすべ
り性付与の効果は第1成分と第2成分とのビニル
基含有量の差が大きい程大きいが、この第2成分
はその添加量の増減によつてこの組成物から作ら
れる硬化皮膜の高速域での剥離力をコントロール
することができるという副次的効果をもつもので
ある。 つぎに本発明のシリコーン組成物を構成する第
3成分としてのオルガノハイドロジエンポリシロ
キサンはこの種の付加反応型シリコーン組成物に
使用される公知のものでよく、これは1分子中に
少なくとも2個、好ましくは3個以上のけい素原
子に結合した水素原子を有するものであればよ
く、この他の有機基はその90モル%以上がメチル
基のものとすることがよい。この種のポリシロキ
サンとしては(CH3)HSiO単位、HSiO1.5単位、
(CH3)2SiO単位、CH3SiO1.5単位、
(CH3)2HSiO1.5単位あるいは(CH3)3SiO0.5単位
からなるホモポリマーまたはコポリマーが例示さ
れるが、これは直鎖状、分枝状、環状のいずれで
あつてもよく、25℃での粘度が10〜500cSの範囲
のものが好ましい。なお、このポリシロキサンの
配合量は第1成分、第2成分中に含有されるビニ
ル基量に応じたものとすればよく、通常は硬化皮
膜形成および剥離性能からみて第1成分100重量
部に対し0.5〜50重量部の範囲とされる。 また、本発明の組成物における第4成分は上記
した第1〜第3成分を付加反応させるための触媒
とされるものであるが、これはこの種の反応触媒
として公知のものでよく、したがつて塩化白金
酸、塩化白金酸のアルコール溶液、アルデヒド溶
液、塩化白金酸と各種オレフインとの錯塩などが
例示されるが、これは白金黒、各種担体に白金を
担持させたものでもよい。なお、この添加量は触
媒量とすればよく、したがつて良好な硬化膜を得
るため、また経済的な見地からは第1成分100重
量部に対し白金量として1〜1000ppmの範囲とす
ればよい。 本発明の組成物は上記した第1〜第4成分の所
定量を配合することによつて得られるが、これに
は第1〜第3成分を予じめ均一に混合したのち第
4成分を添加することが好ましく、また第4成分
としての白金触媒の活性を抑制する目的で各種有
機窒素化合物、有機りん化合物、アセチレン系化
合物、オキシム化合物などの活性抑制剤を必要に
応じて添加してもよい。 このようにして得られた本発明の組成物は塗布
時の作業性から25℃における粘度が50〜10000cps
の範囲のものとすることがよいが、これは塗布
量、塗布方法および対象とされる塗布基材の種類
によつて定めればよく、例えばポリエチレンラミ
ネート紙のようなプラスチツクフイルムや金属箔
などにロールコーター、グリビヤコーター、エア
ーコーター、カーテンフローコーター、オフセツ
ト転写ロールコーターなどの公知の技術でこれを
0.3〜3g/m2の塗布量で塗布するときには50〜
3000cpsのような低中粘度のものを使用し、グラ
シン紙、クラフト紙、クレイアンダーコート紙の
ようなしみ込み易い基材に対してはこれよりも粘
度の高いものとすることがよい。 なお、本発明の組成物で処理した基材はこれを
80〜200℃の温度で5〜60秒間加熱するか、ある
いは例えば80W/cmのような紫外線照射機から紫
外線を0.2秒以上照射することによつてその表面
に硬化皮膜を形成させればよく、この硬化膜によ
つてすべり性をもつ剥離紙として有用のものとさ
れる。 つぎに本発明の実施例をあげるが、例中の部は
重量部は、また粘度は25℃での測定値を示したも
のである。 なお、以下に実施例における各物性の測定法を
あげる。 〔硬化性〕 組成物の所定量を薄膜状フイルムまたはシート
状の基材の表面に塗布したのち、所定温度の熱風
循環式乾燥炉中でそれが完全に硬化皮膜を形成す
るまで加熱し、その時間を測定する。ただし、こ
の硬化の判定は塗工面を指でこすつても塗工面が
脱落せず、かつ曇らない時点とする。 〔剥離抵抗〕 組成物の所定量を薄膜状フイルムまたはシート
状の基材表面に塗布し、所定温度に保持されてい
る熱風循環式乾燥器中で所定時間加熱して硬化皮
膜を形成させたのち、その硬化皮膜面にアクリル
系溶剤型粘着剤・オリバインBPS―5127〔東洋イ
ンキ製造(株)製商品名〕またはアクリル系エマルジ
ヨン型粘着剤・オリバインBPW―3110H(同社製
商品名)、あるいはゴム系溶剤型粘着剤・オリバ
インBPS―2411(同社製商品名)を塗布して100
℃で3分間加熱処理をし、つぎにこの処理面に坪
量40g/m2の貼り合せ紙を貼り合わせ、20g/cm2
の荷重下に25℃で所定時間エンジングさせてから
5cm巾に切断して試験片を作り、引張り試験機を
用いて180゜の角度で剥離速度0.3m/分、30m/
分または60m/分で貼り合わせ紙を引張り、剥離
に要する力(g)を測定する。 〔すべり性〕 剥離抵抗試験と同様の方法でシート状基材表面
に組成物の硬化皮膜を形成させたのち、その表面
上に200gの荷重のあるウレタンゴムまたはスチ
レン―ブタジエンゴムをのせ、これを0.3m/分
でシリコーン面と平行方向に引つぱり、こゝに必
要とした力(g)を測定し、引つぱりに要した
力/200を動力摩擦係数として算出する
(ASTMD1894―63に準じるもので)。 また、このすべりについては上記の硬化皮膜面
上に手を動かして相対的なすべり性を判定するこ
ととし、次の基準でこれを判定した。 ◎…極めて良好にすべる、〇…良好にすべる、
×…すべらない、××…全くすべらない。 〔残留接着率〕 剥離抵抗試験と同じ方法でシート状基材表面に
組成物の硬化皮膜を形成させたのち、その表面に
ポリエステルテープ・ルミラー31B〔日東電気工
業(株)製商品名〕を貼に合わせ、20g/cm2の荷重を
のせて70℃で2時間加熱処理してからそのテープ
をはがしてステンレス板に張りつけ、ついでこの
テープを180゜の角度、剥離速度300mm/分ではが
し、その剥離に要する力(g)を測定すると共
に、未処理の標準テープをステンレス板から剥離
するのに要する力(g)を測定し、この未処理の
標準テープを剥離するに要する力(g)に対する
百分率で表わす。 実施例1、比較例1〜6 分子鎖末端がジメチルビニルシリル基で封鎖さ
れた、ビニル基含量が3.0モル%でポリシロキサ
ンの側鎖に4個のビニル基が結合している粘度が
600cpsのジメチルシロキサンとメチルビニルシロ
キサンとの共重合体100部に、分子鎖末端がジメ
チルビニルシリル基で封鎖された、ビニル基含有
量が0.2モル%で粘度が1000000cpsのジメチルシ
ロキサンとメチルビニルシロキサンとの生ゴム状
共重合体3部、分子鎖末端がトリメチルシリル基
で封鎖された、
の被処理面にすべり性を付与することができ、被
処理物の巻取りも円滑にできるようにした、溶剤
を使用しない剥離紙用シリコーン組成物に関する
ものである。 (従来の技術) 紙、プラスチツクフイルムなどの基材と粘着性
物質との間の粘着ないし固着を防止するため、あ
るいは紙と紙、紙とプラスチツクフイルム、プラ
スチツクフイルム相互の間にすべり性を付与する
ために、離型用シリコーン組成物を使用すること
はよく知られているところであり、このシリコー
ン組成物としては1)有機すず化合物を触媒とす
る重縮合反応によつて離型性皮膜を形成する組成
物(特公昭35−13709号公報、特公昭36−1397号
公報参照)、2)白金系化合物を触媒とする付加
反応によつて離型性、すべり性皮膜を形成する組
成物(特公昭46−26798号公報参照)が公知とさ
れ、これらは有機溶剤溶液または水性エマルジヨ
ンとして汎用されている。 しかし、この有機溶剤溶液タイプのものはこの
主剤が高分子量の生ゴム状のオルガノポリシロキ
サンであるために多量の溶剤が必要とされること
から、大気汚染をもたらすという不利があるほ
か、この溶剤回収に多額の費用が必要とされると
いう問題点がある。また、このエマルジヨンタイ
プのものには乳化剤使用による二次公害の心配が
あるほか、これには処理被膜の形成に高温度での
長時間加熱が必要であり、さらには主剤として高
分子量のオルガノポリシロキサンを使用すること
が困難であるために物理的諸特性のすぐれた皮膜
を得ることが困難であるという不利がある。 そのため、これらの不利を解決する目的におい
て、水または有機溶剤を含まない無溶剤タイプの
剥離紙用シリコーン組成物として、例えばa)25
℃における粘度が50〜4000cSのビニル基含有ジ
オルガノポリシロキサン、b)1分子中に少なく
ともけい素原子に結合した水素原子を3個有する
オルガノハイドロジエンポリシロキサン、c)白
金系触媒、およびd)活性抑制剤とからなる組成
物が提案されている(特公昭52―47485号公報参
照)が、これは主剤としてのビニルシロキサンが
粘度50〜4000cSとと低重合度のものであるため
にこの組成物から得られる皮膜が機械的強度など
の物性に劣るものになるし、このものはすべり性
がなく、したがつて用途が限定されるという不利
がある。 事実、この種の無溶剤タイプのシリコーン組成
物はこれをクラフトテープの離型剤として使用す
るとすべり性がわるいので、このテープをダンボ
ールなどに貼るときの作業がスムーズに行なわれ
ず、手との摩擦が大きいので手を傷つけることが
あり、その結果、テープに力が入らず圧力不足で
感圧性接着剤がダンボールに完全に接着せず、剥
げ落ちるということがあり、また、紙、プラスチ
ツクフイルムに処理するときにもすべり性がわる
いのでテープを傷つけたり、テープの回転がスム
ーズとならずトラブルの原因になるという不利が
ある。 また、この種の剥離紙用シリコーン組成物はこ
れを紙、プラスチツクフイルムに塗工し、硬化さ
せて離型紙を製造すると、離型紙を巻き取る前に
シリコーン皮膜と金属あるいはプラスチツクのロ
ールとが接触するときにすべり性がわるいために
シリコーン面が傷ついたものとなつたり、後で粘
着塗工されたときに離型性のバラツキを生じ易
く、紙、プラスチツクの巻き取りもスムーズには
行なえないという工程トラブルが発生する。 したがつて、この無溶剤タイプの離型紙用シリ
コーン組成物についてはそのすべり性を改善する
ために、これにジメチルシロキサンオイル、ポリ
エーテル変性のシリコーンオイル、界面活性剤、
ワツクス、金属石ケンなどを添加するということ
も試みられているが、これらはいずれも相溶性が
わるいので液が不安定となつてシロキサンの硬化
不良が生じるという不利があるし、これらのすべ
り性付与剤を添加したものはシリコーン硬化膜上
にこれらが一部マイグレートしてくるために、そ
の上に塗布される粘着剤の接着力が減退されると
いう欠点もある。 (発明の構成) 本発明はこのような不利を解決した剥離紙用シ
リコーン組成物に関するものであり、これは1)
少なくとも1個は側鎖に結合しており、1分子中
に少なくとも2個のけい素原子に結合したビニル
基を0.5〜10モル%含有する、25℃における粘度
が50〜10000cpsであるオルガノポリシロキサン
100重量部、2)けい素原子に結合したビニル基
含有量が上記のオルガノシロキサンよりも少な
い、25℃における粘度が100000cps以上のオルガ
ノポリシロキサン0.5〜30重量部、3)1分子中
に少なくとも2個のけい素原子に結合した水素原
子を有するオルガノハイドロジエンポリシロキサ
ン0.5〜50重量部および4)触媒量の白金または
白金系化合物とからなることを特徴とするもので
ある。 すなわち、本発明者らは無溶剤タイプであるが
溶剤型タイプの離型紙用シリコーン組成物と同じ
ように被処理物にすべり性を付与することのでき
るシリコーン組成物について種々検討した結果、
このシリコーン組成物を構成するビニル基含有ポ
リシロキサンとして低重合度のポリシロキサンと
高重合度のポリシロキサンとを組み合わせたもの
とすれば低重合度のビニル基含有ポリシロキサン
の硬化膜に高重合度のビニル基含有ポリシロキサ
ンがうまくからみ合つて硬化膜に高重合度ポリシ
ロキサンの特性が優先的に発現されるので、この
被処理物にすぐれたすべり性が付与されることを
見出し、これらのポリシロキサンの種類について
さらに研究を進め、この低重合度ポリシロキサン
についてはこれに含有するけい素原子に結合した
ビニル基の少なくとも1個がポリシロキサンの側
鎖に結合したものでないとすべり性改善が充分に
行なわれないこと、またこの高重合度ポリシロキ
サンについてはその粘度が100000cps以上であり、
しかもこのビニル基含有量が低重合度シロキサン
のそれよりも少ないものでないとこの添加効果が
充分に発揮されないということを確認し、これら
のポリシロキサンの配合比などについての研究を
行なつて本発明を完成させた。 本発明のシリコーン組成物を構成する第1成分
としてのオルガノポリシロキサンは、この組成物
がビニル基とけい素原子に結合した水素原子との
反応による、いわゆる付加反応タイプのものであ
ることから、1分子中に少なくとも2個のけい素
原子に結合したビニル基を有するものでなければ
ならないが、このビニル基のうちの少なくとも1
個は前記したようにポリシロキサンの側鎖に結合
したものとする必要がある。このオルガノポリシ
ロキサンは実質的に直鎖状のものとされるので、
これは次式 で示され、Rはメチル基、エチル基、プロピル
基、ブチル基などのアルキル基、ビニル基、アリ
ル基などのアルケニル基、フエニル基、トリル基
などのアリール基、シクロヘキシル基などのシク
ロアルキル基、あるいはこれらの基の炭素原子に
結合している水素原子の一部または全部をハロゲ
ン原子、シアノ基などで置換した同一または異種
の非置換または置換1価炭化水素基、m,nは1
以上の正数とされるものであるが、実用上からこ
のRはその80モル%をメチル基とすることがよ
い。また、このものはこゝに含有されるビニル基
が0.5モル%以下では硬化性がわるく、10モル%
以上とするとこの組成物から得られる硬化膜の剥
離抵抗が大きくなり、実用上において粘着剤との
接着が不安定となるので、0.5〜10モル%の範囲
とする必要があるがこれは好ましくは1.0〜8.0モ
ル%の範囲とすることがよく、さらに本発明の効
果を発現させるためにはポリシロキサンの側鎖に
結合しているビニル基量がこの末端に結合してい
るビニル基量よりも多いものとすることがよい。
なお、このポリシロキサンは低重合度のものとす
る必要があるので必然的に低粘度のものとされる
が、10000cps以上とすると第2成分の添加効果が
なくなり、第2成分を使用してもすべり性が発現
されなくなるので、これは粘度が50〜10000cpsの
範囲のものとする必要があるが、好ましくは100
〜8000cpsとすればよい。 また、このシリコーン組成物を構成する第2成
分としてのオルガノポリシロキサンは前記したよ
うなことから第1成分にくらべて高重合度のもの
とする必要があり、この点からは25℃における粘
度が少なくとも100000cpsのものとされるが、こ
れは1000000cps以上とすることが好ましい。この
第2成分は第1成分と同様にその分子中にけい素
原子に結合したビニル基を含むものとされるが、
このビニル基量が第1成分のビニル基量よりも多
くなると重合度の高いシロキサンの硬化が低重合
度のシロキサンよりも優先的に起り、重合度の高
いシロキサンが低重合度のシロキサンにからみ合
うということがなくなり、実際にこの第2成分を
第1成分よりもビニル基の多いものとすると、こ
の硬化皮膜面に重合度の小さいシロキサンが相当
多くマイグレートされてベトつきが生じ、すべり
もよくなくなり、このマイグレートによつて粘着
剤の性能が著しくわるくなるので、このビニル基
含有量は第1成分よりも少ないものとする必要が
あり、これは第1成分のビニル基含有量よりも少
ない0.02〜5モル%とすればよいが、このビニル
基以外の有機基については第1成分と同じように
その80%モル以上がメチル基とすることがよい。
また、この第2成分の使用量は第1成分100重量
部に対し0.5重量部以下ではすべり性付与の効果
が極めて少なく、30重量部以上とするとこの組成
物から形成される硬化皮膜上に存在するこの成分
が多くなりすぎて粘着剤を塗布したときにこれが
粘着剤層に移行してその接着力を劣化させるし、
30%添加の場合に比べてすべり性付与の効果もそ
れ程増大しないので、0.5〜30重量部の範囲とす
ればよい。なお、この第2成分の添加によるすべ
り性付与の効果は第1成分と第2成分とのビニル
基含有量の差が大きい程大きいが、この第2成分
はその添加量の増減によつてこの組成物から作ら
れる硬化皮膜の高速域での剥離力をコントロール
することができるという副次的効果をもつもので
ある。 つぎに本発明のシリコーン組成物を構成する第
3成分としてのオルガノハイドロジエンポリシロ
キサンはこの種の付加反応型シリコーン組成物に
使用される公知のものでよく、これは1分子中に
少なくとも2個、好ましくは3個以上のけい素原
子に結合した水素原子を有するものであればよ
く、この他の有機基はその90モル%以上がメチル
基のものとすることがよい。この種のポリシロキ
サンとしては(CH3)HSiO単位、HSiO1.5単位、
(CH3)2SiO単位、CH3SiO1.5単位、
(CH3)2HSiO1.5単位あるいは(CH3)3SiO0.5単位
からなるホモポリマーまたはコポリマーが例示さ
れるが、これは直鎖状、分枝状、環状のいずれで
あつてもよく、25℃での粘度が10〜500cSの範囲
のものが好ましい。なお、このポリシロキサンの
配合量は第1成分、第2成分中に含有されるビニ
ル基量に応じたものとすればよく、通常は硬化皮
膜形成および剥離性能からみて第1成分100重量
部に対し0.5〜50重量部の範囲とされる。 また、本発明の組成物における第4成分は上記
した第1〜第3成分を付加反応させるための触媒
とされるものであるが、これはこの種の反応触媒
として公知のものでよく、したがつて塩化白金
酸、塩化白金酸のアルコール溶液、アルデヒド溶
液、塩化白金酸と各種オレフインとの錯塩などが
例示されるが、これは白金黒、各種担体に白金を
担持させたものでもよい。なお、この添加量は触
媒量とすればよく、したがつて良好な硬化膜を得
るため、また経済的な見地からは第1成分100重
量部に対し白金量として1〜1000ppmの範囲とす
ればよい。 本発明の組成物は上記した第1〜第4成分の所
定量を配合することによつて得られるが、これに
は第1〜第3成分を予じめ均一に混合したのち第
4成分を添加することが好ましく、また第4成分
としての白金触媒の活性を抑制する目的で各種有
機窒素化合物、有機りん化合物、アセチレン系化
合物、オキシム化合物などの活性抑制剤を必要に
応じて添加してもよい。 このようにして得られた本発明の組成物は塗布
時の作業性から25℃における粘度が50〜10000cps
の範囲のものとすることがよいが、これは塗布
量、塗布方法および対象とされる塗布基材の種類
によつて定めればよく、例えばポリエチレンラミ
ネート紙のようなプラスチツクフイルムや金属箔
などにロールコーター、グリビヤコーター、エア
ーコーター、カーテンフローコーター、オフセツ
ト転写ロールコーターなどの公知の技術でこれを
0.3〜3g/m2の塗布量で塗布するときには50〜
3000cpsのような低中粘度のものを使用し、グラ
シン紙、クラフト紙、クレイアンダーコート紙の
ようなしみ込み易い基材に対してはこれよりも粘
度の高いものとすることがよい。 なお、本発明の組成物で処理した基材はこれを
80〜200℃の温度で5〜60秒間加熱するか、ある
いは例えば80W/cmのような紫外線照射機から紫
外線を0.2秒以上照射することによつてその表面
に硬化皮膜を形成させればよく、この硬化膜によ
つてすべり性をもつ剥離紙として有用のものとさ
れる。 つぎに本発明の実施例をあげるが、例中の部は
重量部は、また粘度は25℃での測定値を示したも
のである。 なお、以下に実施例における各物性の測定法を
あげる。 〔硬化性〕 組成物の所定量を薄膜状フイルムまたはシート
状の基材の表面に塗布したのち、所定温度の熱風
循環式乾燥炉中でそれが完全に硬化皮膜を形成す
るまで加熱し、その時間を測定する。ただし、こ
の硬化の判定は塗工面を指でこすつても塗工面が
脱落せず、かつ曇らない時点とする。 〔剥離抵抗〕 組成物の所定量を薄膜状フイルムまたはシート
状の基材表面に塗布し、所定温度に保持されてい
る熱風循環式乾燥器中で所定時間加熱して硬化皮
膜を形成させたのち、その硬化皮膜面にアクリル
系溶剤型粘着剤・オリバインBPS―5127〔東洋イ
ンキ製造(株)製商品名〕またはアクリル系エマルジ
ヨン型粘着剤・オリバインBPW―3110H(同社製
商品名)、あるいはゴム系溶剤型粘着剤・オリバ
インBPS―2411(同社製商品名)を塗布して100
℃で3分間加熱処理をし、つぎにこの処理面に坪
量40g/m2の貼り合せ紙を貼り合わせ、20g/cm2
の荷重下に25℃で所定時間エンジングさせてから
5cm巾に切断して試験片を作り、引張り試験機を
用いて180゜の角度で剥離速度0.3m/分、30m/
分または60m/分で貼り合わせ紙を引張り、剥離
に要する力(g)を測定する。 〔すべり性〕 剥離抵抗試験と同様の方法でシート状基材表面
に組成物の硬化皮膜を形成させたのち、その表面
上に200gの荷重のあるウレタンゴムまたはスチ
レン―ブタジエンゴムをのせ、これを0.3m/分
でシリコーン面と平行方向に引つぱり、こゝに必
要とした力(g)を測定し、引つぱりに要した
力/200を動力摩擦係数として算出する
(ASTMD1894―63に準じるもので)。 また、このすべりについては上記の硬化皮膜面
上に手を動かして相対的なすべり性を判定するこ
ととし、次の基準でこれを判定した。 ◎…極めて良好にすべる、〇…良好にすべる、
×…すべらない、××…全くすべらない。 〔残留接着率〕 剥離抵抗試験と同じ方法でシート状基材表面に
組成物の硬化皮膜を形成させたのち、その表面に
ポリエステルテープ・ルミラー31B〔日東電気工
業(株)製商品名〕を貼に合わせ、20g/cm2の荷重を
のせて70℃で2時間加熱処理してからそのテープ
をはがしてステンレス板に張りつけ、ついでこの
テープを180゜の角度、剥離速度300mm/分ではが
し、その剥離に要する力(g)を測定すると共
に、未処理の標準テープをステンレス板から剥離
するのに要する力(g)を測定し、この未処理の
標準テープを剥離するに要する力(g)に対する
百分率で表わす。 実施例1、比較例1〜6 分子鎖末端がジメチルビニルシリル基で封鎖さ
れた、ビニル基含量が3.0モル%でポリシロキサ
ンの側鎖に4個のビニル基が結合している粘度が
600cpsのジメチルシロキサンとメチルビニルシロ
キサンとの共重合体100部に、分子鎖末端がジメ
チルビニルシリル基で封鎖された、ビニル基含有
量が0.2モル%で粘度が1000000cpsのジメチルシ
ロキサンとメチルビニルシロキサンとの生ゴム状
共重合体3部、分子鎖末端がトリメチルシリル基
で封鎖された、
【式】単位が90モル%で
ある粘度が100cpsのメチルハイドロジエンポリシ
ロキサン5.0部および式
ロキサン5.0部および式
【式】で示さ
れる3―メチル―1―ブチン1.0部を添加して均
一に撹拌混合したものに、白金とビニルシロキサ
ンとの錯塩2部(白金換算200ppm)を添加して
組成物Aを作つた。 また、比較のために、上記におけるビニル基含
有量が0.5モル%の生ゴム状共重合体に代えて、
ビニル基含有量が4.0モル%で粘度が1000000cps
の生ゴム状共重合体3部を加えて組成物Bを、ま
たビニル基含有量が4.0モル%で粘度が600cpsの
ジメチルシロキサンとメチルビニルシロキサンと
の共重合体3部を加えて組成物Cを、ビニル基含
有量が0.5モル%で粘度が600cpsのジメチルシロ
キサンとメチルビニルシロキサンとの共重合体3
部を加えて組成物Dを、ビニル基を全く含まない
粘度600cpsのジメチルシロキサン3部を加えて組
成物Eを、式 HO―(C2H4O)5(C3H6O―)5Hで示
されるポリエーテルオイル3部を加えて組成物F
を、さらに式 で示されるポリエーテル変性シリコーンオイル3
部を加えて組成物Gを作つた。 つぎにこのようにして得た組成物A〜Gについ
て前記した方法でその硬化性、得られた硬化皮膜
の剥離抵抗、すべり性、残留接着性をしらべたと
ころ、第1表〜第3表に示したとおりの結果が得
られた。なお、この硬化性はこれらの組成物を
0.8g/m2でポリエチレンラミネートクラフト紙
に塗工し、100℃または120℃で測定したもの、ま
た剥離抵抗、すべり性、残留接着率はこれらを
0.8g/m2でポリエチレンラミネートクラフト紙
に塗工し、120℃で60秒間加熱処理したときの結
果を示したものである。
一に撹拌混合したものに、白金とビニルシロキサ
ンとの錯塩2部(白金換算200ppm)を添加して
組成物Aを作つた。 また、比較のために、上記におけるビニル基含
有量が0.5モル%の生ゴム状共重合体に代えて、
ビニル基含有量が4.0モル%で粘度が1000000cps
の生ゴム状共重合体3部を加えて組成物Bを、ま
たビニル基含有量が4.0モル%で粘度が600cpsの
ジメチルシロキサンとメチルビニルシロキサンと
の共重合体3部を加えて組成物Cを、ビニル基含
有量が0.5モル%で粘度が600cpsのジメチルシロ
キサンとメチルビニルシロキサンとの共重合体3
部を加えて組成物Dを、ビニル基を全く含まない
粘度600cpsのジメチルシロキサン3部を加えて組
成物Eを、式 HO―(C2H4O)5(C3H6O―)5Hで示
されるポリエーテルオイル3部を加えて組成物F
を、さらに式 で示されるポリエーテル変性シリコーンオイル3
部を加えて組成物Gを作つた。 つぎにこのようにして得た組成物A〜Gについ
て前記した方法でその硬化性、得られた硬化皮膜
の剥離抵抗、すべり性、残留接着性をしらべたと
ころ、第1表〜第3表に示したとおりの結果が得
られた。なお、この硬化性はこれらの組成物を
0.8g/m2でポリエチレンラミネートクラフト紙
に塗工し、100℃または120℃で測定したもの、ま
た剥離抵抗、すべり性、残留接着率はこれらを
0.8g/m2でポリエチレンラミネートクラフト紙
に塗工し、120℃で60秒間加熱処理したときの結
果を示したものである。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
実施例2、比較例7〜8
分子鎖末端がジメチルビニルシリル基で封鎖さ
れた、ビニル基含有量が5.0モル%でポリシロキ
サンの側鎖に13のビニル基が結合している粘度が
2000cpsのジメチルシロキサンとメチルビニルシ
ロキサンとの共重合体100部に、分子鎖末端がト
リメチルシリル基で封鎖された、ビニル基含有量
が2.0モル%で粘度が2000000cpsのジメチルシロ
キサンとメチルビニルシロキサンとの共重合体
1.0部、分子鎖末端がトリメチルシリル基で封鎖
された、
れた、ビニル基含有量が5.0モル%でポリシロキ
サンの側鎖に13のビニル基が結合している粘度が
2000cpsのジメチルシロキサンとメチルビニルシ
ロキサンとの共重合体100部に、分子鎖末端がト
リメチルシリル基で封鎖された、ビニル基含有量
が2.0モル%で粘度が2000000cpsのジメチルシロ
キサンとメチルビニルシロキサンとの共重合体
1.0部、分子鎖末端がトリメチルシリル基で封鎖
された、
【式】単位を90モル%含有する
粘度が40cpsのメチルハイドロジエンポリシロキ
サン10部および実施例1で使用した3―メチル―
1―ブチン2.0部を添加して均一に混合したのち、
これに白金換算で120ppmの白金―ビニルシロキ
サンの錯酸を添加し、よく混和して組成物Hを作
つた。 また、比較のために上記における2000cpsのジ
メチルシロキサンとメチルビニルシロキサン共重
合体の代わりに、分子鎖末端がジメチルビニルシ
リル基で封鎖された、側鎖にビニル基をもたない
ビニル基含有量が5.0モル%で粘度が60cpsのメチ
ルビニルシロキサン100部を使用して組成物Iを、
また分子鎖末端がジメチルビニルシリル基で封鎖
された、ビニル基含有量が1.0モル%で粘度が
2000cpsのジメチルシロキサンとメチルビニルシ
ロキサンとの共重合体100部を使用して組成物J
を作つた。 つぎにこれらの組成物H〜Jについて実施例1
と同じ方法でこれらの組成物の硬化性およびこれ
から得られた硬化皮膜の物性をしらべたところ、
第4表、第5表に示したとおりの結果が得られ
た。
サン10部および実施例1で使用した3―メチル―
1―ブチン2.0部を添加して均一に混合したのち、
これに白金換算で120ppmの白金―ビニルシロキ
サンの錯酸を添加し、よく混和して組成物Hを作
つた。 また、比較のために上記における2000cpsのジ
メチルシロキサンとメチルビニルシロキサン共重
合体の代わりに、分子鎖末端がジメチルビニルシ
リル基で封鎖された、側鎖にビニル基をもたない
ビニル基含有量が5.0モル%で粘度が60cpsのメチ
ルビニルシロキサン100部を使用して組成物Iを、
また分子鎖末端がジメチルビニルシリル基で封鎖
された、ビニル基含有量が1.0モル%で粘度が
2000cpsのジメチルシロキサンとメチルビニルシ
ロキサンとの共重合体100部を使用して組成物J
を作つた。 つぎにこれらの組成物H〜Jについて実施例1
と同じ方法でこれらの組成物の硬化性およびこれ
から得られた硬化皮膜の物性をしらべたところ、
第4表、第5表に示したとおりの結果が得られ
た。
【表】
【表】
実施例3、比較例9
分子鎖末端がメチルジビニルシリル基で封鎖さ
れた、ビニル基含有率が7.0モル%でポリシロキ
サンの側鎖に3個のビニル基が結合している粘度
が200cpsのジメチルシロキサンとメチルビニルシ
ロキサンとの共重合体100部に、分子鎖末端がジ
メチルビニルシリル基で封鎖された、ビニル基含
有量が5.0モル%で粘度が2000000cpsのジメチル
シロキサンとメチルビニルシロキサンとの生ゴム
状共重合体8.0部、分子鎖末端がトリメチルシリ
ル基で封鎖された、
れた、ビニル基含有率が7.0モル%でポリシロキ
サンの側鎖に3個のビニル基が結合している粘度
が200cpsのジメチルシロキサンとメチルビニルシ
ロキサンとの共重合体100部に、分子鎖末端がジ
メチルビニルシリル基で封鎖された、ビニル基含
有量が5.0モル%で粘度が2000000cpsのジメチル
シロキサンとメチルビニルシロキサンとの生ゴム
状共重合体8.0部、分子鎖末端がトリメチルシリ
ル基で封鎖された、
【式】単位を70モル
%含有する粘度20cpsのメチルハイドロジエンポ
リシロキサン10.0部および実施例1で使用した3
―メチル―1―ブチン1.0部を添加し、均一に撹
拌混合したものに、白金換算で100ppmの白金―
ビニルシロキサン錯塩2部を添加し、よく混合し
て組成物Kを作つた。 また、比較のために上記におけるビニル基含有
量が7.0モル%のジメチルシロキサンとメチルビ
ニルシロキサンとの共重合体の代わりに、分子鎖
末端がジメチルビニルシリル基で封鎖された、ビ
ニル基含有量が12.0モル%でポリシロキサンの側
鎖に8個のビニル基が結合している粘度200cpsの
ジメチルシロキサンとメチルビニルシロキサンと
の共重合体100部を使用して組成物Lを作つた。 つぎにこれらの組成物K,Lについて実施例1
と同じ方法でこの組成物の硬化性およびこれから
得られた硬化皮膜の物性をしらべたところ、第6
表、第7表に示したとおりの結果が得られた。
リシロキサン10.0部および実施例1で使用した3
―メチル―1―ブチン1.0部を添加し、均一に撹
拌混合したものに、白金換算で100ppmの白金―
ビニルシロキサン錯塩2部を添加し、よく混合し
て組成物Kを作つた。 また、比較のために上記におけるビニル基含有
量が7.0モル%のジメチルシロキサンとメチルビ
ニルシロキサンとの共重合体の代わりに、分子鎖
末端がジメチルビニルシリル基で封鎖された、ビ
ニル基含有量が12.0モル%でポリシロキサンの側
鎖に8個のビニル基が結合している粘度200cpsの
ジメチルシロキサンとメチルビニルシロキサンと
の共重合体100部を使用して組成物Lを作つた。 つぎにこれらの組成物K,Lについて実施例1
と同じ方法でこの組成物の硬化性およびこれから
得られた硬化皮膜の物性をしらべたところ、第6
表、第7表に示したとおりの結果が得られた。
【表】
【表】
実施例4、比較例10
分子鎖末端がメチルビニルシリル基で封鎖され
た、ビニル基含有量が0.8モル%でポリシロキサ
ンの側鎖に1個のビニル基が結合している粘度が
5000cpsのジメチルシロキサンとメチルビニルシ
ロキサンとの共重合体100部に、分子鎖末端がジ
メチルビニル基で封鎖された、ビニル基含有量が
0.025モル%である粘度が200000cpsのジメチルシ
ロキサンとメチルビニルシロキサンとの共重合体
2部、分子鎖末端がジメチルハイドロジエンシロ
キシ基で封鎖された粘度が10cpsのメチルハイド
ロジエンポリシロキサン3部および実施例1で使
用した3―メチル―1―ブチン0.5部を添加し均
一に混合したものに、白金とビニルシロキサンと
の錯塩2部(白金換算100ppm)を添加して組成
物Mを作つた。 また、比較のために上記におけるビニル基含有
量が0.8モル%のジメチルシロキサンとメチルビ
ニルシロキサンの共重合体の代わりに、分子鎖末
端がジメチルビニルシリル基で封鎖された、ビニ
ル基含有量が0.3モル%でポリシロキサンの側鎖
に結合したビニル基のない粘度5000cpsのジメチ
ルシロキサンとメチルビニルシロキサンとの共重
合体100部を使用して組成物Nを作つた。 つぎにこの組成物M,Nについて実施例1と同
様の方法でこの組成物の硬化性およびこれから得
られた硬化皮膜の物性をしらべたところ、第8
表、第9表に示したとおりの結果が得られた。
た、ビニル基含有量が0.8モル%でポリシロキサ
ンの側鎖に1個のビニル基が結合している粘度が
5000cpsのジメチルシロキサンとメチルビニルシ
ロキサンとの共重合体100部に、分子鎖末端がジ
メチルビニル基で封鎖された、ビニル基含有量が
0.025モル%である粘度が200000cpsのジメチルシ
ロキサンとメチルビニルシロキサンとの共重合体
2部、分子鎖末端がジメチルハイドロジエンシロ
キシ基で封鎖された粘度が10cpsのメチルハイド
ロジエンポリシロキサン3部および実施例1で使
用した3―メチル―1―ブチン0.5部を添加し均
一に混合したものに、白金とビニルシロキサンと
の錯塩2部(白金換算100ppm)を添加して組成
物Mを作つた。 また、比較のために上記におけるビニル基含有
量が0.8モル%のジメチルシロキサンとメチルビ
ニルシロキサンの共重合体の代わりに、分子鎖末
端がジメチルビニルシリル基で封鎖された、ビニ
ル基含有量が0.3モル%でポリシロキサンの側鎖
に結合したビニル基のない粘度5000cpsのジメチ
ルシロキサンとメチルビニルシロキサンとの共重
合体100部を使用して組成物Nを作つた。 つぎにこの組成物M,Nについて実施例1と同
様の方法でこの組成物の硬化性およびこれから得
られた硬化皮膜の物性をしらべたところ、第8
表、第9表に示したとおりの結果が得られた。
【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 1 少なくとも1個は側鎖に結合しており、
1分子中に少なくとも2個のけい素原子に結合
したビニル基を0.5〜10モル%含有する、25℃
における粘度が50〜10000cpsであるオルガノポ
リシロキサン 100重量部、 2 けい素原子に結合したビニル基含有量が上記
オルガノポリシロキサンよりも少ない、25℃に
おける粘度が100000cps以上であるオルガノポ
リシロキサン 0.5〜30重量部、 3 1分子中に少なくとも2個のけい素原子に結
合した水素原子を有するオルガノハイドロジエ
ンポリシロキサン 0.5〜50重量部 4 触媒量の白金または白金系化合物 とからなることを特徴とする剥離紙用シリコーン
組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59279639A JPS61159480A (ja) | 1984-12-29 | 1984-12-29 | 剥離紙用シリコ−ン組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59279639A JPS61159480A (ja) | 1984-12-29 | 1984-12-29 | 剥離紙用シリコ−ン組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61159480A JPS61159480A (ja) | 1986-07-19 |
| JPS6320871B2 true JPS6320871B2 (ja) | 1988-04-30 |
Family
ID=17613780
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59279639A Granted JPS61159480A (ja) | 1984-12-29 | 1984-12-29 | 剥離紙用シリコ−ン組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61159480A (ja) |
Families Citing this family (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CA2035964A1 (en) * | 1990-03-06 | 1991-09-07 | Carl R. Kessel | Solventless silicon release coating |
| US5468815A (en) * | 1994-01-12 | 1995-11-21 | Minnesota Mining And Manufacturing | Low coefficient of friction silicone release formulations incorporating higher alkenyl-functional silicone gums |
| US6169155B1 (en) * | 1999-01-14 | 2001-01-02 | Dow Corning Corporation | Silicone gel composition and silicone gel produced therefrom |
| JP4636233B2 (ja) * | 2004-08-11 | 2011-02-23 | 信越化学工業株式会社 | 導電性シリコーンゴム組成物及びその製造方法 |
| FR2901800B1 (fr) * | 2006-05-31 | 2008-08-29 | Rhodia Recherches & Tech | Composition silicone reticulable pour la realisation de revetements anti-adherents pour films polymeres |
| JP5420166B2 (ja) * | 2006-12-28 | 2014-02-19 | 東レ・ダウコーニング株式会社 | 無溶剤型剥離性硬化皮膜形成性オルガノポリシロキサン組成物および剥離性硬化皮膜を有するシート状基材 |
| JP2007284685A (ja) * | 2007-06-01 | 2007-11-01 | Shin Etsu Chem Co Ltd | シリコーン剥離剤組成物及び剥離紙 |
| EP2358791B1 (en) | 2008-11-26 | 2012-12-26 | Dow Corning Toray Co., Ltd. | Solventless cured release coating-forming organopolysiloxane composition and sheet-form substrate having a cured release coating |
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