JPS6324617B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6324617B2 JPS6324617B2 JP58050048A JP5004883A JPS6324617B2 JP S6324617 B2 JPS6324617 B2 JP S6324617B2 JP 58050048 A JP58050048 A JP 58050048A JP 5004883 A JP5004883 A JP 5004883A JP S6324617 B2 JPS6324617 B2 JP S6324617B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- polypropylene resin
- particles
- peak
- dsc curve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
Description
本発明は型内成型性が良好なポリプロピレン系
樹脂発泡粒子に関する。 予備発泡粒子を型内に充填し加熱し発泡させて
得られる、いわゆるビーズ発泡成型体(型内成型
体)は緩衝性、断熱性等に優れ、緩衝材、包装
材、断熱材、建築資材等広範囲に利用され、その
需要は近年富みに増大している。 この種成型体として従来、ポリスチレン発泡粒
子からなる成型体が知られていたが、ポリスチレ
ン発泡型内成型体は、脆いという致命的な欠点が
ある上、耐薬品性にも劣るという欠点を有し、早
くからその改善が望まれていた。かかる欠点を解
決するものとして架橋ポリエチレン発泡粒子から
なる成型体が提案された。しかしながら架橋ポリ
エチレン発泡粒子の場合は、型内成型によつて低
密度(高発泡)の成型体を得ることが困難であ
り、強いて低密度の成型体を得ようとすると、収
縮が著しく、しかも吸水性が大きい、物性の劣つ
た成型体しか得られず、実用に供し得る成型体は
到底得ることができなかつた。 そこで本発明者らはポリプロピレン系樹脂の有
する優れた物性に着目し、従来の型内成型体の有
する欠点を解決すべくポリプロピレン系樹脂発泡
粒子よりなる型内成型体の研究を行なつて来た。
しかしながらポリプロピレン系樹脂発泡粒子型内
成型体は、低密度(高発泡)で吸水率が小さく、
しかも収縮率の小さい寸法安定性に優れた成型体
が得られる場合もある反面、収縮率の大きい成型
体しか得られない場合もあり、必ずしも安定して
良好な成型体が得難いという問題点を有してい
た。本発明者らはこの原因を究明すべく更に鋭意
研究した結果、型内成型に用いるポリプロピレン
系樹脂発泡粒子(予備発泡粒子)の示差走査熱量
測定によつて得られるDSC曲線にポリプロピレ
ン系樹脂固有の固有ピークと該固有ピークより高
温側の高温ピークとが現われる結晶構造を有する
ポリプロピレン系樹脂発泡粒子を用いた場合に良
好な型内成型体が得られることを見い出し本発明
を完成するに至つた。 即ち本発明は、密閉容器内にポリプロピレン系
樹脂粒子と揮発性発泡剤を配合し、融解終了温度
Tm(融解終了温度Tmは6〜8mgのサンプルを10
℃/分の昇温速度で220℃まで昇温し次いで10
℃/分の降温速度で40℃付近まで降温した後、再
度10℃/分の昇温速度で220℃まで昇温し、第2
回目の昇温によつて得られたDSC曲線の吸熱ピ
ークの裾が高温側でベースラインの位置に戻つた
時の温度をいう。)以上に昇温することなく発泡
温度まで昇温した後、容器の一端を解放して樹脂
粒子と水とを容器内より低圧の雰囲気下に放出
し、樹脂粒子を発泡せしめて得られるポリプロピ
レン系樹脂発泡粒子であつて、ポリプロピレン系
樹脂発泡粒子の示差走査熱量測定によつて得られ
るDSC曲線(ただしポリプロピレン系樹脂発泡
粒子1〜3mgを示差走査熱量計によつて10℃/分
の昇温速度で220℃まで昇温した時に得られる
DSC曲線)に該ポリプロピレン系樹脂固有の固
有ピークと、該固有ピークの温度より高温側の高
温ピークとが表れる結晶構造を有することを特徴
とするポリプロピレン系樹脂発泡粒子を要旨とす
る。 本発明においてポリプロピレン系樹脂として
は、プロピレン単独重合体、エチレン−プロピレ
ンブロツク共重合体、エチレン−プロピレンラン
ダム共重合体等が用いられるが、特にエチレン−
プロピレンランダム共重合体が好ましい。 本発明において、ポリプロピレン系樹脂発泡粒
子の示差走査熱量測定によつて得られるDSC曲
線とは、ポリプロピレン系樹脂発泡粒子1〜3mg
を示差走査熱量計によつて10℃/分の昇温速度で
220℃まで昇温したときに得られるDSC曲線であ
り、例えば、試料を室温から220℃まで10℃/分
の昇温速度で昇温した時に得られるDSC曲線を
第1回目のDSC曲線とし、次いで220℃から10
℃/分の降温速度で40℃付近まで降温し、再度10
℃/分の昇温速度で220℃まで昇温した時に得ら
れるDSC曲線を第2回目のDSC曲線とし、これ
らのDSC曲線から固有ピーク、高温ピークを求
めることができる。 即ち本発明における固有ピークとは、発泡粒子
を構成するポリプロピレン系樹脂固有の吸熱ピー
クであり、該ポリプロピレン系樹脂の、いわゆる
融解時の吸熱によるものであると考えられる。該
固有ピークは第1回目のDSC曲線にも第2回目
のDSC曲線にも現われ、ピークの頂点の温度は
第1回目と第2回目で多少異なる場合があるが、
その差は5℃未満通常は2℃未満である。 一方、本発明における高温ピークとは、第1回
目のDSC曲線で上記固有ピークより高温側に現
われる吸熱ピークであり、DSC曲線にこの高温
ピークが現われないポリプロピレン系樹脂発泡粒
子は型内成型性が悪く、良好な成型体を得ること
はできない。上記高温ピークは、上記固有ピーク
として現われる構造とは異なる結晶構造の存在に
よるものではないかと考えられ、該高温ピークは
第1回目のDSC曲線には現われるが、同一条件
で昇温を行なつた第2回目のDSC曲線には現わ
れない。従つて高温ピークとして現われる構造は
本発明のポリプロピレン系樹脂発泡粒子自体が有
していたものである。 前記第2回目のDSC曲線に現われる固有ピー
クの温度と第1回目のDSC曲線に現われる高温
ピークの温度との差は大きいことが望ましく、第
2回目のDSC曲線の固有ピークの頂点の温度と
高温ピークの頂点の温度との差は5℃以上、好ま
しくは10℃以上である。 本発明のポリプロピレン系樹脂発泡粒子は、密
閉容器内にポリプロピレン系樹脂粒子と、該樹脂
粒子100重量部に対して水100〜400重量部、揮発
性発泡剤(例えばジクロロジフロロメタン)5〜
30重量部、分散剤(例えば微粒状酸化アルミニウ
ム)0.1〜3重量部を配合し、融解終了温度Tm以
上に昇温することなく、Tm−25℃〜Tm−5℃
(Tmはポリプロピレン系樹脂の融解終了温度で、
本発明においては、試料6〜8mgを示差走査熱量
計にて10℃/分の昇温速度で220℃まで昇温し、
次いで10℃/分の降温速度で40℃付近まで降温し
た後、再度10℃/分の昇温速度で220℃まで昇温
し、第2回目の昇温によつて得られたDSC曲線
の吸熱ピークの裾が高温測でベースラインの位置
に戻つた時の温度を融解終了温度とした。)まで
昇温した後、容器の一端を開放して、上記樹脂粒
子と水とを容器内より低圧の雰囲気下に放出し、
樹脂粒子を発泡せしめて得ることができる。 上述の如く、発泡に際して発泡温度を融解終了
温度Tm以上に昇温することなく上記した一定の
温度範囲に規定することにより、DSC曲線に固
有ピークと高温ピークの現われる構造を有する、
本発明の発泡粒子を得ることができる。一旦融解
終了温度Tm以上に昇温した場合は、得られた発
泡粒子のDSC曲線には固有ピークのみが現れ高
温ピークは現れず、又成型性が良好で収縮が少な
い成型体を与える発泡粒子を得ることができな
い。 以下、実施例、比較例を挙げて本発明を更に詳
細に説明する。 実施例1〜3および比較例1〜3 密閉容器に水300重量部、エチレン−プロピレ
ンランダム共重合体粒子(Tm=153℃)100重量
部、極微粒状酸化アルミニウム(分散剤)0.3重
量部及び第1表に示す揮発性発泡剤を配合し、撹
拌下加熱した。第1表に示す発泡温度にて30分間
保持した後、容器内の圧力を、窒素ガスにより30
Kg/cm2(G)に保持しながら容器の一端を開放し、樹
脂粒子と水とを同時に大気下へ放出し、樹脂粒子
を発泡せしめて発泡粒子を得た。得られた発泡粒
子の見掛(嵩)発泡倍率を第1表に示す。次に得
られた各発泡粒子を示差走査熱量計(島津製作所
製DT−30型)によつて10℃/分の昇温速度で
220℃まで昇温して第1回目の測定を行なつた後
10℃/分の降温速度で40℃まで降温し、再度10
℃/分の昇温速度で220℃まで昇温して第2回目
の測定を行なつた。実施例1〜3の発泡粒子の
DSC曲線のうち実施例1の発泡粒子のDSC曲線
を第1図に示す。また、比較例については比較例
3の発泡粒子のDSC曲線を第2図に示す。第1
図及び第2図において実線は第1回目の測定で得
られたDSC曲線を示し、点線は第2回目の測定
で得られたDSC曲線を示す。実施例1〜3の発
泡粒子について得られたDSC曲線から第2回目
のDSC曲線に現われる固有ピークaの頂点の温
度と第1回目のDSC曲線に現われる高温ピーク
bの頂点の温度との差(△T)を求め、第1表に
併せて示した。次に実施例1〜3及び比較例1〜
3の各発泡粒子を2Kg/cm2(G)の空気で24時間加圧
処理しその後50mm×300mm×300mmの内寸法を有す
る成型用金型に充填し、3.2Kg/cm2(G)の蒸気で加
熱し、発泡成型を行なつた。得られた各成型体を
80℃のオーブン内で24時間乾燥し常温まで徐冷し
た後の発泡成型体の発泡倍率、収縮率及び吸水率
を測定し吸水率の大小より融着性の良否を判定し
た。結果を第1表に示す。
樹脂発泡粒子に関する。 予備発泡粒子を型内に充填し加熱し発泡させて
得られる、いわゆるビーズ発泡成型体(型内成型
体)は緩衝性、断熱性等に優れ、緩衝材、包装
材、断熱材、建築資材等広範囲に利用され、その
需要は近年富みに増大している。 この種成型体として従来、ポリスチレン発泡粒
子からなる成型体が知られていたが、ポリスチレ
ン発泡型内成型体は、脆いという致命的な欠点が
ある上、耐薬品性にも劣るという欠点を有し、早
くからその改善が望まれていた。かかる欠点を解
決するものとして架橋ポリエチレン発泡粒子から
なる成型体が提案された。しかしながら架橋ポリ
エチレン発泡粒子の場合は、型内成型によつて低
密度(高発泡)の成型体を得ることが困難であ
り、強いて低密度の成型体を得ようとすると、収
縮が著しく、しかも吸水性が大きい、物性の劣つ
た成型体しか得られず、実用に供し得る成型体は
到底得ることができなかつた。 そこで本発明者らはポリプロピレン系樹脂の有
する優れた物性に着目し、従来の型内成型体の有
する欠点を解決すべくポリプロピレン系樹脂発泡
粒子よりなる型内成型体の研究を行なつて来た。
しかしながらポリプロピレン系樹脂発泡粒子型内
成型体は、低密度(高発泡)で吸水率が小さく、
しかも収縮率の小さい寸法安定性に優れた成型体
が得られる場合もある反面、収縮率の大きい成型
体しか得られない場合もあり、必ずしも安定して
良好な成型体が得難いという問題点を有してい
た。本発明者らはこの原因を究明すべく更に鋭意
研究した結果、型内成型に用いるポリプロピレン
系樹脂発泡粒子(予備発泡粒子)の示差走査熱量
測定によつて得られるDSC曲線にポリプロピレ
ン系樹脂固有の固有ピークと該固有ピークより高
温側の高温ピークとが現われる結晶構造を有する
ポリプロピレン系樹脂発泡粒子を用いた場合に良
好な型内成型体が得られることを見い出し本発明
を完成するに至つた。 即ち本発明は、密閉容器内にポリプロピレン系
樹脂粒子と揮発性発泡剤を配合し、融解終了温度
Tm(融解終了温度Tmは6〜8mgのサンプルを10
℃/分の昇温速度で220℃まで昇温し次いで10
℃/分の降温速度で40℃付近まで降温した後、再
度10℃/分の昇温速度で220℃まで昇温し、第2
回目の昇温によつて得られたDSC曲線の吸熱ピ
ークの裾が高温側でベースラインの位置に戻つた
時の温度をいう。)以上に昇温することなく発泡
温度まで昇温した後、容器の一端を解放して樹脂
粒子と水とを容器内より低圧の雰囲気下に放出
し、樹脂粒子を発泡せしめて得られるポリプロピ
レン系樹脂発泡粒子であつて、ポリプロピレン系
樹脂発泡粒子の示差走査熱量測定によつて得られ
るDSC曲線(ただしポリプロピレン系樹脂発泡
粒子1〜3mgを示差走査熱量計によつて10℃/分
の昇温速度で220℃まで昇温した時に得られる
DSC曲線)に該ポリプロピレン系樹脂固有の固
有ピークと、該固有ピークの温度より高温側の高
温ピークとが表れる結晶構造を有することを特徴
とするポリプロピレン系樹脂発泡粒子を要旨とす
る。 本発明においてポリプロピレン系樹脂として
は、プロピレン単独重合体、エチレン−プロピレ
ンブロツク共重合体、エチレン−プロピレンラン
ダム共重合体等が用いられるが、特にエチレン−
プロピレンランダム共重合体が好ましい。 本発明において、ポリプロピレン系樹脂発泡粒
子の示差走査熱量測定によつて得られるDSC曲
線とは、ポリプロピレン系樹脂発泡粒子1〜3mg
を示差走査熱量計によつて10℃/分の昇温速度で
220℃まで昇温したときに得られるDSC曲線であ
り、例えば、試料を室温から220℃まで10℃/分
の昇温速度で昇温した時に得られるDSC曲線を
第1回目のDSC曲線とし、次いで220℃から10
℃/分の降温速度で40℃付近まで降温し、再度10
℃/分の昇温速度で220℃まで昇温した時に得ら
れるDSC曲線を第2回目のDSC曲線とし、これ
らのDSC曲線から固有ピーク、高温ピークを求
めることができる。 即ち本発明における固有ピークとは、発泡粒子
を構成するポリプロピレン系樹脂固有の吸熱ピー
クであり、該ポリプロピレン系樹脂の、いわゆる
融解時の吸熱によるものであると考えられる。該
固有ピークは第1回目のDSC曲線にも第2回目
のDSC曲線にも現われ、ピークの頂点の温度は
第1回目と第2回目で多少異なる場合があるが、
その差は5℃未満通常は2℃未満である。 一方、本発明における高温ピークとは、第1回
目のDSC曲線で上記固有ピークより高温側に現
われる吸熱ピークであり、DSC曲線にこの高温
ピークが現われないポリプロピレン系樹脂発泡粒
子は型内成型性が悪く、良好な成型体を得ること
はできない。上記高温ピークは、上記固有ピーク
として現われる構造とは異なる結晶構造の存在に
よるものではないかと考えられ、該高温ピークは
第1回目のDSC曲線には現われるが、同一条件
で昇温を行なつた第2回目のDSC曲線には現わ
れない。従つて高温ピークとして現われる構造は
本発明のポリプロピレン系樹脂発泡粒子自体が有
していたものである。 前記第2回目のDSC曲線に現われる固有ピー
クの温度と第1回目のDSC曲線に現われる高温
ピークの温度との差は大きいことが望ましく、第
2回目のDSC曲線の固有ピークの頂点の温度と
高温ピークの頂点の温度との差は5℃以上、好ま
しくは10℃以上である。 本発明のポリプロピレン系樹脂発泡粒子は、密
閉容器内にポリプロピレン系樹脂粒子と、該樹脂
粒子100重量部に対して水100〜400重量部、揮発
性発泡剤(例えばジクロロジフロロメタン)5〜
30重量部、分散剤(例えば微粒状酸化アルミニウ
ム)0.1〜3重量部を配合し、融解終了温度Tm以
上に昇温することなく、Tm−25℃〜Tm−5℃
(Tmはポリプロピレン系樹脂の融解終了温度で、
本発明においては、試料6〜8mgを示差走査熱量
計にて10℃/分の昇温速度で220℃まで昇温し、
次いで10℃/分の降温速度で40℃付近まで降温し
た後、再度10℃/分の昇温速度で220℃まで昇温
し、第2回目の昇温によつて得られたDSC曲線
の吸熱ピークの裾が高温測でベースラインの位置
に戻つた時の温度を融解終了温度とした。)まで
昇温した後、容器の一端を開放して、上記樹脂粒
子と水とを容器内より低圧の雰囲気下に放出し、
樹脂粒子を発泡せしめて得ることができる。 上述の如く、発泡に際して発泡温度を融解終了
温度Tm以上に昇温することなく上記した一定の
温度範囲に規定することにより、DSC曲線に固
有ピークと高温ピークの現われる構造を有する、
本発明の発泡粒子を得ることができる。一旦融解
終了温度Tm以上に昇温した場合は、得られた発
泡粒子のDSC曲線には固有ピークのみが現れ高
温ピークは現れず、又成型性が良好で収縮が少な
い成型体を与える発泡粒子を得ることができな
い。 以下、実施例、比較例を挙げて本発明を更に詳
細に説明する。 実施例1〜3および比較例1〜3 密閉容器に水300重量部、エチレン−プロピレ
ンランダム共重合体粒子(Tm=153℃)100重量
部、極微粒状酸化アルミニウム(分散剤)0.3重
量部及び第1表に示す揮発性発泡剤を配合し、撹
拌下加熱した。第1表に示す発泡温度にて30分間
保持した後、容器内の圧力を、窒素ガスにより30
Kg/cm2(G)に保持しながら容器の一端を開放し、樹
脂粒子と水とを同時に大気下へ放出し、樹脂粒子
を発泡せしめて発泡粒子を得た。得られた発泡粒
子の見掛(嵩)発泡倍率を第1表に示す。次に得
られた各発泡粒子を示差走査熱量計(島津製作所
製DT−30型)によつて10℃/分の昇温速度で
220℃まで昇温して第1回目の測定を行なつた後
10℃/分の降温速度で40℃まで降温し、再度10
℃/分の昇温速度で220℃まで昇温して第2回目
の測定を行なつた。実施例1〜3の発泡粒子の
DSC曲線のうち実施例1の発泡粒子のDSC曲線
を第1図に示す。また、比較例については比較例
3の発泡粒子のDSC曲線を第2図に示す。第1
図及び第2図において実線は第1回目の測定で得
られたDSC曲線を示し、点線は第2回目の測定
で得られたDSC曲線を示す。実施例1〜3の発
泡粒子について得られたDSC曲線から第2回目
のDSC曲線に現われる固有ピークaの頂点の温
度と第1回目のDSC曲線に現われる高温ピーク
bの頂点の温度との差(△T)を求め、第1表に
併せて示した。次に実施例1〜3及び比較例1〜
3の各発泡粒子を2Kg/cm2(G)の空気で24時間加圧
処理しその後50mm×300mm×300mmの内寸法を有す
る成型用金型に充填し、3.2Kg/cm2(G)の蒸気で加
熱し、発泡成型を行なつた。得られた各成型体を
80℃のオーブン内で24時間乾燥し常温まで徐冷し
た後の発泡成型体の発泡倍率、収縮率及び吸水率
を測定し吸水率の大小より融着性の良否を判定し
た。結果を第1表に示す。
【表】
【表】
以上説明したように本発明のポリプロピレン系
樹脂発泡粒子は、DSC曲線にポリプロピレン系
樹脂固有の固有ピークと、該固有ピークより高温
側の高温ピークとが現われる結晶構造を有するこ
とにより、高温ピークがDSC曲線に現われない
ポリプロピレン系樹脂発泡粒子を用いた型内成型
体のように成型体が大きく収縮することがなく、
発泡粒子を型内成型する際の型内成型性に優れ、
容易に低密度(高発泡)の成型体が得られるとと
もに、得られた成型体は収縮率、吸水率が小さ
い、優れた物性を有する。また、ポリプロピレン
系樹脂発泡粒子からなる型内成型体はポリスチレ
ン系樹脂発泡粒子からなる型内成型体のように脆
いという欠点はなく、耐衝撃性、耐薬品性に優れ
た成型体を提供でき、しかも架橋ポリエチレン発
泡粒子からなる型内成型体に比べ低密度(高発
泡)とした場合でも収縮率、吸水率の小さい優れ
た成型体を提供できる等の種々の効果を有する。
樹脂発泡粒子は、DSC曲線にポリプロピレン系
樹脂固有の固有ピークと、該固有ピークより高温
側の高温ピークとが現われる結晶構造を有するこ
とにより、高温ピークがDSC曲線に現われない
ポリプロピレン系樹脂発泡粒子を用いた型内成型
体のように成型体が大きく収縮することがなく、
発泡粒子を型内成型する際の型内成型性に優れ、
容易に低密度(高発泡)の成型体が得られるとと
もに、得られた成型体は収縮率、吸水率が小さ
い、優れた物性を有する。また、ポリプロピレン
系樹脂発泡粒子からなる型内成型体はポリスチレ
ン系樹脂発泡粒子からなる型内成型体のように脆
いという欠点はなく、耐衝撃性、耐薬品性に優れ
た成型体を提供でき、しかも架橋ポリエチレン発
泡粒子からなる型内成型体に比べ低密度(高発
泡)とした場合でも収縮率、吸水率の小さい優れ
た成型体を提供できる等の種々の効果を有する。
図面は示差走査熱量測定によつて得られる
DSC曲線を示し、第1図は実施例1の発泡粒子
のDSC曲線、第2図は比較例3の発泡粒子の
DSC曲線である。
DSC曲線を示し、第1図は実施例1の発泡粒子
のDSC曲線、第2図は比較例3の発泡粒子の
DSC曲線である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 密閉容器内にポリプロピレン系樹脂粒子と揮
発性発泡剤を配合し、融解終了温度Tm(融解終
了温度Tmは6〜8mgのサンプルを10℃/分の昇
温速度で220℃まで昇温し次いで10℃/分の降温
速度で40℃付近まで降温した後、再度10℃/分の
昇温速度で220℃まで昇温し、第2回目の昇温に
よつて得られたDSC曲線の吸熱ピークの裾が高
温側でベースラインの位置に戻つた時の温度をい
う。)以上に昇温することなく発泡温度まで昇温
した後、容器の一端を解放して樹脂粒子と水とを
容器内より低圧の雰囲気下に放出し、樹脂粒子を
発泡せしめて得られるポリプロピレン系樹脂発泡
粒子であつて、ポリプロピレン系樹脂発泡粒子の
示差走査熱量測定によつて得られるDSC曲線
(ただしポリプロピレン系樹脂発泡粒子1〜3mg
を示差走査熱量計によつて10℃/分の昇温速度で
220℃まで昇温した時に得られるDSC曲線)に該
ポリプロピレン系樹脂固有の固有ピークと、該固
有ピークの温度より高温側の高温ピークとが表れ
る結晶構造を有することを特徴とするポリプロピ
レン系樹脂発泡粒子。 2 固有ピークの頂点の温度と高温ピークの頂点
の温度との差が5℃以上である特許請求の範囲第
1項に記載のポリプロピレン系樹脂発泡粒子。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58050048A JPS59176336A (ja) | 1983-03-25 | 1983-03-25 | ポリプロピレン系樹脂発泡粒子 |
| EP84103187A EP0123144B1 (en) | 1983-03-25 | 1984-03-22 | Polypropylene resin prefoamed particles |
| DE8484103187T DE3466700D1 (en) | 1983-03-25 | 1984-03-22 | Polypropylene resin prefoamed particles |
| KR1019840001539A KR840008174A (ko) | 1983-03-25 | 1984-03-24 | 폴리프로필렌계 수지 예비 발포 입자 |
| US07/082,560 US4840973A (en) | 1983-03-25 | 1987-08-07 | Polypropylene resin prefoamed particles |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58050048A JPS59176336A (ja) | 1983-03-25 | 1983-03-25 | ポリプロピレン系樹脂発泡粒子 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59176336A JPS59176336A (ja) | 1984-10-05 |
| JPS6324617B2 true JPS6324617B2 (ja) | 1988-05-21 |
Family
ID=12848104
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58050048A Granted JPS59176336A (ja) | 1983-03-25 | 1983-03-25 | ポリプロピレン系樹脂発泡粒子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59176336A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8844407B2 (en) | 2009-09-17 | 2014-09-30 | Wagic, Inc. | Extendable multi-tool including interchangable light bulb changer and accessories |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4582871B2 (ja) * | 2000-07-07 | 2010-11-17 | 旭化成ケミカルズ株式会社 | 無架橋の樹脂発泡性粒子 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5923731B2 (ja) * | 1980-11-22 | 1984-06-04 | 日本スチレンペ−パ−株式会社 | ポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子 |
-
1983
- 1983-03-25 JP JP58050048A patent/JPS59176336A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8844407B2 (en) | 2009-09-17 | 2014-09-30 | Wagic, Inc. | Extendable multi-tool including interchangable light bulb changer and accessories |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59176336A (ja) | 1984-10-05 |
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