JPS6327516A - 耐候性、耐衝撃性アクリル系樹脂粒状複合体の製造方法 - Google Patents

耐候性、耐衝撃性アクリル系樹脂粒状複合体の製造方法

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JPS6327516A
JPS6327516A JP17085186A JP17085186A JPS6327516A JP S6327516 A JPS6327516 A JP S6327516A JP 17085186 A JP17085186 A JP 17085186A JP 17085186 A JP17085186 A JP 17085186A JP S6327516 A JPS6327516 A JP S6327516A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は改良された性質をもつ耐衝撃性アクリル系樹脂
複合体に関するものである。さらに詳しくいえば、本発
明は、アクリル系樹脂本来の優れた透明性及び流動成形
加工性を有する上に、耐衝撃性及び耐候性が著しく改善
され、屋外用としても好適な高耐候性耐衝撃性アクリル
系樹脂複合体に関するものである。
従来の技術 アクリル樹脂は、優れた透明性、耐候性、外観の美しさ
、成形加工のしやすさなどによって、屋内外を問わず広
く使用されているが、一般にアクリル樹脂は衝撃強度が
十分でなくその改良が強く要望されていた。
従来、アクリル樹脂の耐衝撃性を改良する一般的でかっ
、効果的な方法としてアクリル樹脂に常温でゴム性を示
す弾性体を導入することが試みられており、例えばブタ
ジェンを主成分とする不飽和ゴム状弾性体、アクリル酸
−nブチル、アクリル酸−2エチルヘキシルを主成分と
する飽和ゴム状弾性体を粒子状に分散させる方法が用い
られている。
しかしながら、このような不飽和ゴム状弾性体の導入は
、アクリル樹脂の特徴である耐候性を損うために、近年
耐候性の面から飽和ゴム状弾性体の導入が検討されてい
るが、この飽和ゴム状弾性体の導入は、このものの弾性
的特徴が低く、かつ硬質樹脂とのグラフト重合性も低い
ので、アクリル樹脂の耐衝撃性、透明性、光沢などの外
観を損う上に、ゴム含有量を多くする必要があるために
、流動加工性の低下も免れないなどの問題を有している
。このような問題を解決するために、例えば3層若しく
は4層構造の樹脂複合体と硬質熱可塑性重合体とのブレ
ンドによって、透明性を損わず耐衝撃性を改良したもの
(特公昭55−27576号公報)、3層構造を有し、
かつこれらの各層間にほぼ定率で変化する濃度勾配をも
った中間層な有する構造で、衝撃に対する耐応力白化性
を改良したもの(特開昭51−129449号公報、特
開昭53−58554号公報)などが提案されているが
、これらの方法は、耐応力白化性の改良に関しては確か
に効果が認められるものの、耐衝撃性については必ずし
も満足しうるものではなく、その上長期の屋外暴露によ
って耐衝撃強度が低下するのを免れないという問題があ
った。
そこで、さらにこの改良法として、ゴム弾性体層と硬質
樹脂層との一部を重ね合わせ、2層構造(特開昭48−
43444号公報)、6層構造(米国特許第4.475
.679号明細書)、あるいは4層構造(特開昭59−
202213号公報)の粒状体にすることによって、耐
衝撃性の向上を図ることが提案された。
発明が解決しようとする問題点 このように、これまでアクリル系樹脂がもつ好ましい性
質を保持したまま、その他の欠点を改善するために、多
くの多層構造をもつ粒状複合体とすることが提案されて
きたが、耐候性についてはまだ十分に満足しうる結果は
得られていない。特に前記の4層構造をもつ粒状複合体
は、屋外暴露を行う前での耐衝撃性その他の機械的強度
の初期値はかなり向上することが認められるものの、長
期間の屋外暴露した場合の耐候性の改良については、ま
だ十分に満足しうるものではなかった。
本発明の目的は、このような従来のアクリル系樹脂粒状
複合体が有する欠点を改良し、アクリル系樹脂本来の優
れた透明性及び流動成形加工性を有する上に、耐衝撃性
及び耐候性を大幅に向上させたアクリル系樹脂粒状複合
体を提供することにある。
問題点を解決するための手段 本発明者らは、耐衝撃性アクリル系樹脂複合体の耐候性
を向上させることについて鋭意研究を重ねた結果、各層
が特定組成の共重合体で構成された5層構造の粒状複合
体とすることにより、前記目的を達成しうろことを見出
し、この知見に基づいて本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、最内層を第1層とし、最外層を第
5層とする5層構造のアクリル系樹脂粒状複合体におい
て、 第1層が、メタクリル酸メチル又はそれを少なくとも5
0重量係含むエチレン性不飽和単量体混合物と多官能性
グラフト単量体とから得られる、ガラス転移点(’Pg
) 25℃以上の共重合体、第2層がアクリル酸アルキ
ルを少なくとも50重量係含むエチレン性不飽和単量体
混合物と重合度1〜25のポリエチレングリコールジア
クリレートと多官能性グラフト単量体から得られる、ガ
ラス転移点(’I’g) 25℃以下の共重合体、第3
層が前記第2層形成に際し、15〜30重量%の範囲で
未反応のまま残存させた単量体混合物とメタクリル酸メ
チル又はメタクリル酸メチル少なくとも50重量%を含
むエチレン性不飽和単量体混合物から得られ、かつ内側
から外側に向ってガラス転移点(’I’g) 25℃以
下の組成から25℃以上の組成へと漸次変化している共
重合体、 第4層がメタクリル酸メチル又はそれを少なくとも50
重量幅含むエチレン性不飽和単量体混合物から得られる
ガラス転移点(Tg)が25℃以上の重合体又は共重合
体、 第5層がメタクリル酸メチル又はそれを少なくとも50
重量 %含むエチレン性不飽和単量体混合物から得られ
る分子量6o、ooo〜250,000の重合体又は共
重合体 からそれぞれ構成されていることを特徴とする高耐候性
耐衝撃性アクリル系樹脂粒状複合体を提供するものであ
る。
本発明の耐衝撃性アクリル系樹脂粒状複合体は4段階の
重合によって製造されるが、重合方法としては乳化重合
法を用いるのが好ましい。
すなわち、本発明の粒状複合体の第1層は、メタクリル
酸アリル又はメタクリル酸メチルを少なくとも50重量
係含むエチレン性不飽和単量体混合物と多官能性グラフ
ト単量体とを共重合することによって形成させることが
できる。ここでエチレン性不飽和単量体とは、エチレン
性不飽和結合1個をもつ共重合可能な単量体であり、メ
タクリル酸メチル以外のものとしては、例えば炭素数2
〜4のアルキル基をもつメタクリル酸アルキル、炭素数
1〜8のアクリル酸アルキル、アクリロニトリル、メタ
クリル酸アリルなどが挙げられる。
これらをメタクリル酸メチルと組み合わせて用いる場合
は、単量体全量当り50重量%を超えない量好ましくは
20重量景気下の量で用いることが必要であり、このも
のの量が多くなると透明性が低下する。
他方、このエチレン性不飽和単量体と共重合させる多官
能性グラフト単量体は、反応性が異なる2個以上の末端
エチレン性不飽和基をもち、グラフト共重合可能な単量
体のことであり、このようなものとしては、例えばメタ
クリル酸アリル、アクリル酸アリル、メタクリル酸ビニ
ル、アクリル酸ビニルなどを挙げることができる。これ
らの多官能性グラフト単量体は単独で用いてもよいし、
また2種以上組み合わせて用いてもよい。
この多官能性グラフト単量体は、単量体混合物の全量に
基づき5重景気以下の割合で用いるのが好ましい。この
量が5重N%を超えると耐応力白化性が低下する傾向が
ある。
これらの単量体を共重合させるには、常法に従い、乳化
剤と触媒を含む水性媒質中に単量体をがきまぜながら単
量体を少量ずつ導入し、反応させることによって行うこ
とができる。
このようにして形成される第1層の共重合体は、粘度1
10cps、昇温速度2℃/分の条件下で行った動的粘
弾性の測定においてtanδがピークになるときの温度
として表わされるガラス転移点(Tg)が25℃以上、
好ましくは50℃以上であることが必要である。このガ
ラス転移点が25℃未満の場合は耐応力白化性及び耐熱
性が低いものが得られる。
本発明の粒状複合体における第2層は、アクリル酸アル
キルを少なくとも50重量係含むエチレン性不飽和単量
体混合物と、重合度1〜25のポリエチレングリコール
ジアクリレートと、多官能性グラフト単量体との共重合
により得られるガラス転移点が25℃以下の共重合体か
ら成っている。
前記のアクリル酸アルキルとしては、アルキル基の炭素
数が1〜8のアクリル酸アルキル、特にアクリル酸エチ
ル及びアクリル酸n−ブチルが好ましい。これらは1種
用いてもよいし、2種以上組み合わせて用いてもよい。
またこれと併用されるエチレン性不飽和単量体としては
、エチレン性不飽和結合1個をもつ単量体のうち、特に
メタクリル酸メチルを主体として得られる硬質重合体と
屈折率を合わせることによって、透明性の向上を図るこ
とのできるスチレンやスチレン誘導体のような芳香族系
単量体が好ましい。これらは1種用いてもよいし、2種
以上組み合わせて用いてCよい。
次に、ポリエチレングリコールジアクリレートとしては
、重合度、すなわち−CH2CH20−で示される単位
の繰り返し数が1〜25、好ましく2〜14の範囲にあ
るものが用いられる。このポリエチレングリコールジア
クリレートは、共重合体に耐候性を付与するために用い
られ、1種用いてもよいし、2種以上組み合わせて用い
てもよい。また多官能性グラフト単量体としては、前記
第1層の共重合体の場合と同様のもの、例えばメタクリ
ル酸アリル、アクリル酸アリル、メタクリル酸ビニル、
アクリル酸ビニルなどが用いられる。これらは1種用い
てもよいし、2種以上組み合わせて用いてもよい。
該第2層の重合体を得るための各成分の使用割合につい
ては、アクリル酸アルキルを50〜95重量%、好まし
くは80〜85重量%、これと併用するエチレン性不飽
和単量体を5〜30重N%、ポリエチレングリコールジ
アクリレートを0.1〜15重量%及び多官能性グラフ
ト単量体を5重量%以下の割合とするのがよい。この第
2層共重合体は、ガラス転移点が25℃以下、好ましく
0℃以下であることが必要である。このTgが25℃を
超えると耐衝撃性が低下する。
本発明の粒状複合体における第3層は、第2層形成に際
し、該第2層形成用単量体混合物全量に、対して15〜
30重量%の割合で残存させた未反応の単量体混合物と
メタクリル酸メチル又はメタクリル酸メチル少なくとも
50重i%を含むエチレン性不飽和単量体混合物を共重
合させて得られる、ガラス転移点が25℃以下の組成か
ら25℃以上の組成へと内側から外側に向けて漸次変化
する構造の共重合体から成っている。
この第3層共重合体は、前記第2層の形成において、重
合転化率が70〜85重量%、好ましくは75〜80重
量%に達した時点で、これに、メタクリル酸メチル又は
メタクリル酸メチル少なくとも50重ffi %を含む
エチレン性不飽和単量体混合物を、好ましくは重合速度
よりも僅かに速い速度で連続的に供給し、重合させるこ
とによって得られる。該第3層重合体の組成変化は、残
存する単量体混合物をガスクロマトグラフィーなどを用
いて定量分析することによって、容易に知ることができ
る。この第3層共重合体の共重合を、前記の第2層重合
体の重合転化率の範囲外で開始した場合には、耐衝撃性
、さらには耐候性を著しく向上させることができない。
この際にメタクリル酸メチルと併用するエチレン性不飽
和単量体としては、前記第1層共重合体の製造に用いた
ものと同じ単量体を単独で又は2種以上組み合わせて用
いることができる。
前記の第1層、第2層及び第6層の共重合体は、多官能
性グラフト単量体やポリエチレングリコールジアクリレ
ートに基づく架橋形成反応により三次元的架橋構造を有
しているものと思われる。
本発明の粒状複合体における第4層は、メタクリル酸メ
チル又はメタクリル酸メチルを少なくとも50重量係含
むエチレン性不飽和単量体混合物を単独重合又は共重合
させて得られるガラス転移点が25℃以上の重合体又は
共重合体から成るが、好適なのはメタクリル酸メチル8
0重景気以上と他のエチレン性不飽和単量体20重量%
以下との共重合体である。メタクリル酸メチルの割合が
50重量景気満のものを用いた場合には、透明性が損わ
れるので好ましくない。この際メタクリル酸メチルと併
用するエチレン性不飽和単量体としては、前記第1層の
形成に用いられたものと単量体を挙げることができ、こ
れらは単独で用いてもよいし、また2種以上組み合わせ
て用いてもよい。
該第4層共重合体のガラス転移点は25℃以上、好まし
くは50℃以上であることが必要で、これが25℃未満
では耐熱性が劣ったものとなる。
本発明の粒状複合体における第5層は、メタクリル酸メ
チル又はそれを少なくとも50重量係含むエチレン性不
飽和単量体混合物を重合又は共重合させて得られるガラ
ス転移点が25℃以上の共重合体、好ましくはメタクリ
ル酸メチル80重量%以上と他の共重合可能な単量体2
0重量%以上との共重合体から成っている。この際メタ
クリル酸メチルと併用するエチレン性不飽和単量体とし
ては、前記第1層共重合体の場合に用いられるものと同
じ単量体を単独で又は2種以上組み合わせて用いること
ができる。
この第5層共重合体の形成に肖っては、流動成形性の面
から連鎖移動剤を添加することによって、分子量調節を
行い、その分子量を60.000〜250.000、好
ましくは80.000〜200.000の範囲に調節す
ることが必要である。この分子量が60.000未満の
場合には、耐衝撃性を初めとじた機械強度が低く、一方
250.ODD  を超えると流動成形加工性が低下す
る。この際用いられる連鎖移動剤としては、例えばアル
キルメルカプタン、チオグリコール酸、チオグリコール
酸エステルなどが挙げられる。
該第5層共重合体のガラス転移点は25℃以上、好まし
くは50℃以上であることが必要で、これが25℃未満
では耐熱性が劣る。
本発明の粒状複合体における各層の重量割合としては、
該重合体全量に対して、第1層が20〜40重量%、第
2層が20〜50重量%、第3層が5〜40重量%、第
4層が20重量%以上及び第5層が5〜20重量%の範
囲にすることが好ましい。各層の重量割合が前記範囲を
逸脱した重合体においては、耐候性が不十分であったり
、耐衝撃性その他の機械的強度が著しく低かったり、あ
るいは重合後処理工程において支障をきたして適切な重
合体が得られないなど、望ましくない事態を招来する。
より好ましい重量割合は、第1層が30〜40重量%、
第2層が60〜40重量%、第6層が5〜30重量%、
第4層が10重量%以上及び第5層が5〜15重量%の
範囲である。
のが有利であるが、各層の重合体又は共重合体を形成さ
せるための適切な重合温度は、各段階とも30〜120
℃1好ましくは50〜100℃の範囲で選ばれる。さら
に、このような多層複合体を形成させるためには、各単
量体や単量体混合物を逐次添加して反応させることによ
って、粒子状多層構造複合体を形成することが可能な、
いわゆるシード重合法を用いることが有利である。この
際、第2層目以降の重合を行う場合に、新たな粒子が生
成しないような条件を選ぶ必要があるが、これは用いる
乳化剤の量を臨界ミセル濃度以下にすることによって実
現することができる。新たな粒子の生成の有無は量子顕
微鏡によって観察することによって確認することができ
る。
乳化重合に用いられる乳化剤については特に制限はなく
、従来慣用されているものの中から任意のものを選ぶこ
とができ、例えば長鎖アルキルカルボン酸塩、スルホコ
ハク酸アルキルエステル塩、アルキルベンゼンスルホン
酸塩などが挙げられる。
これらの乳化剤は、最後の第5層が形成された後の粒状
複合体の粒径(以下、最終粒径と称する)が0.2〜0
.8μm1好ましくは0.3〜0.35μmになるよう
な量で用いられる。この乳化剤の使用量を臨界ミセル濃
度以下にした場合、乳化剤濃度と生成するポリマーラテ
ックス(これらは球形であって粒径分布も1.0〜1.
2程度であることが、電子顕微鏡観察にて確かめられて
いる)の数との間に簡単な1対1の対応関係があるので
、この関係から粒径を推定することができる。また実際
に電子顕微鏡を用いて粒径の分かつているポリマーラテ
ックスの吸光度(測定波長: 550 nm ;ラテッ
クス温度50 ppm )を測定することによって、種
々の粒径のポリマーラテックスに対する吸光度から検量
線を作成し、それを用いて該粒子状5層重合体の最終粒
径を測定した。
該粒子状5層114造共重合体の最終粒径が0.2μm
未満では耐衝撃性が低下するばかりか耐候性の効果的な
発現が損われ、また0、8μmを越えた場合には透明性
及び流動成形加工性が低下する。
また、この際使用する重合開始剤については特に制限は
なく、通常用いられている水溶性の過硫酸塩、過ホウ酸
塩などの無機系開始剤を単独で、あるいは亜硫酸塩、チ
オ硫酸塩などと併用してレドックス開始剤系として用い
ることもできる。さらに、油溶性の有機過酸化物/第一
鉄塩、有機過酸化物/ナトリウムホルムアルデヒドスル
ホキシレートのようなレドックス開始剤系も用いること
が可能である。
このような重合方法によって得られる5届構造の粒状複
合体は、ポリマーラテックスの状態から、公知の方法に
よって塩析、分離、洗浄、乾燥などの処理を行うことに
より、粒子状固形物として得られる。
本発明の高耐候性耐衝撃性アクリル系重合体は、そのま
まであるいはペレット化した上で射出成形又は押出成形
することによって所望の成形体を得ることかできる。ま
た、通常使用されているアクリル樹脂成形材料とブレン
ドして用いることもできる。この際の配合割合はそれぞ
れの使用目的によって適当に選択される。ブレンドする
際のアクリル樹脂成形材料は公知の重合方法、例えば塊
状重合、懸澗重合、乳化重合、溶液重合などいずれの方
法で得られたものであってもよく、またブレンドは溶融
混合など常用されている方法で行われる。
樹脂以外で通常用いられている紫外線吸収剤、酸化防止
剤、染顔料などの添加剤を必要に応じて添加することが
できる。
このようにして得られた重合体は流動成形加工性が優れ
、射出成形又は押出成形によって得られた成形体は透明
性、耐衝撃性に優れさらには高耐候性を発現する。
実施例 次に、実施例によって本発明をさらに詳細に説明する。
なお実施例、比較例中の測定は以下の方法若しくは測定
機器を用いて行った。
I zod衝撃強度: ASTM D256流動性(M
FI) : ASTM D1238 (230℃、3.
819荷重) 光線透過率: ASTM D1003 最終粒径:濁度法によって550 nmの吸収強度を用
いて測定(島津製作所製分光光 度計UV−120) 耐候性:サンシャインウェザ−メーター(スガ試験機(
株)製サンシャインスーパー ロングライフウェザ−メーター: WEL−3UN−H
C)によって2000時間暴露後のIZO(l衝撃強度
(ASTM D256 )を測定 また、実施例及び比較例の略号は以下の化合物を示す。
MMA :  メ・タクリル酸メチル BA:  アクリル酸n−ブチル St:  スチレン MA:   アクリル酸メチル ALMA :メタクリル酸アリル PE0DA :ポリエチレングリコールジアクリレート
(重合度n = 1〜14) NPG: 2,2−ジメチル−1,3−ブタンジオール
−ジメタクリレート TAIC: イソシアヌル酸トリアリルn−0M:n−
オクチルメルカプタン HMBT: 2− (2’−ヒドロキシ−5′−メチル
フェニル)ヘンソトリアゾール 実施例1 101!の還流冷却器付反応容器に、イオン交換水75
0C1yl、  ジヘキシルスルホコハク酸ナトリウム
1’0.9を投入し、2501Tomの回転数でかきま
ぜながら窒素気流下7Q’cに昇温し、酸素の影響のな
い状態にして過硫酸アンモニウム2gを添加したのち、
MMA 650J 、  BA 9g、HMBTO,2
g及びALMA 007gから成る単量体混合物を60
分間かけて連続的に添加し、添加終了後、さらに30分
間その温度で保持した。このようにして生成した最内第
1層としての共重合体は粒子状態でラテックスとして分
散していた。
次いで、この粒子状重合体の存在下に、BA77Q9、
St 150 g、)IMB’I’ 0.3 J 、 
 ALMA 3,7 、lit及びPEGDA (n 
= 14 ) 22 jpから成る単量体混合物を85
分間かけて連続的に添加し、添加終了後30分間保持し
て第2層を形成した。この際の重合転化率は約80係で
あった。
この時点で、MMA 280.91BA2g及びHMB
TOollから成る単量体混合物を40分間かけて連続
的に添加し、添加終了後、重合熱に伴う反応容器内の温
度上昇が初期設定温度になるまで約1時間保持した。こ
の間、約30分はどで前記の第2層重合体形成用単量体
混合物の成分の残りがすべて消費され、この時点でMM
A、、BA及びHMBTから成る単量体混合物の重合転
化率は約50重景気であることが、ガスクロマトグラフ
ィーによる分析の結果分かった。したがって、この時点
以前までが実質的な第3層であり、これ以降実質的な第
4層が形成されたことになる。
続いて、MMA 280 !j、 BA 2夕、HMB
T O,1ji及び連鎖移動剤としてのn −OM O
,9/lから成る単量体混合物を20分間かけて連続的
に添加し、添加終了後、重合熱に伴う反応容器内の温度
上昇が初期設定温度になるまで約1時間保持し、次いで
反応系を95℃に昇温して、重合を完結させ第5層を形
成した。この段階で生成共重合体は粒子状に分散してい
て、顕微鏡観察の結果から、はぼ球形で均一粒径をもつ
粒子状5層構造のアクリル系重合体であることが分かっ
た。
この重合体においては、最内第1層、第4層及び第5層
それぞれの重合体のTgは、測定の結果約100℃であ
った、また第2層重合体のTgは−5〜−10℃1第3
層重合体のTgは、平均値で約50℃であった。
このようにして得られたラテックスを、5重量%硫酸ナ
トリウム温水溶液中へ投入して、塩析凝集させ、次いで
脱水、水洗を繰り返したのち乾燥を行った。第5層重合
体の分子量は、粘、度測定の結果から約120,000
であった。
この5層構造重合体57.5重量部と通常の懸濁重合に
よって得たMMA単位99重ffi%とMA単単位1量
量俤から成る粒状共重合体42.5重量部とをヘンシェ
ルミキサーにて20分間混合したのち、30H2軸ベン
ト式押出機〔ナカタニ機械(御製、AS型〕を用いて2
40℃でベレット化を行った。
第4層以内は溶融破壊されていなかった。
該ベレットをインラインスクリュー射出成形機〔東芝機
械(柳製工s −753型〕を用いて成形温度250℃
1射出圧力900 kgf /備2、金型温度50℃の
条件でそれぞれの物性試験に用いる試験片を作成して、
物性測定を行った。得られた樹脂組成物は、耐候性に優
れており、かつ流動成形加工性、透明性も良好であった
実施例2 実施例1において、第2層重合体の形成に、多官能性架
橋性単量体としてPE0DA (n = 2 ) 6.
61を用いた以外は、実施例1と全く同様にして実施し
た。
実施例3 実施例1において、第2層重合体の形成に、多官能性架
橋性単量体としテPBODA (n = 4 ) 9.
4Iを用いた以外は、実施例1と全く同様にして実施し
た。
実施例4 実施例1において、第2層重合体の形成に、多官能性架
橋性単量体としてPEGDA (n = 9 )15.
8gを用いた以外は、実施例1と全く同様にして実施し
た。
実施例5 実施例1の重合において、ジヘキシルスルホコハク酸ナ
トリウムの代りに、ジオクチルヌルホコハク酸ナトリウ
ム10gを用いた以外は、実施例1と全く同様にして実
施した。
実施例6 実施例1において、第5層重合体の形成に、MMA17
0 、!9、BA 17. HMB’[’ 0.06J
及びn−01J O,54Iから成る単量体混合物を1
0分間かけて連続的に添加した以外は、実施例1と全く
同様にして実施した。
実施例7 実施例1において、第5層重合体の形成に、MMA22
0 p 、IBA I、5 fl、HMB’r 010
8 、!?及びn −0M0,72 gから単量体混合
物を15分間かけて連続的に添加した以外は、実施例1
と全く同様にして実施した。
これらの実施例における試験片の物性評価を別表に示す
比較例1 実施例1において、第5層重合体の形成を省いた以外は
、実施例1と全く同様にして実施した。
比較例2 実施例1において、第5層重合体の形成に、MMA18
80 I!、BA 15.4 g、 HMBT o、y
 g及びn −0M61から成る単量体混合物を135
分間かけて連続的に添加した以外は、実施例1と全く同
様にて実施した。
比較例3 実施例1において、第2層重合体の形成に、PE0DA
 (n = 14 )(7)代りにNPC7,5g を
用いた以外は、実施例1と全く同様にして実施した。
比較例4 実施例1において、第2層重合体の形成に、PEGDA
 (n=14 )の代りにTAIC7,7、litを用
いた以外は、実施例1と全く同様にして実施した。
比較例5 実施例1において、第2層重合体の形成に、BA770
.9. St 150.9. FIMBT O,3,9
,ALMA 5.7g及びPRlODA (n = 1
4 ) 22 fiから成る単量体混合物を85分間か
けて連続的に添加し、添加終了後、重合熱に伴う反応容
器内の温度上昇が初期設定になるまで保持したのち、第
3層目の重合を開始した以外は、実施例1と全く同様に
して実施した。
比較例6 10/の還流冷却器付き反応容器にイオン交換水570
m1sジオクチルスルホコハク酸ナトリウム18gを投
入し、25Orpmの回転数でかきまぜながら窒素気流
下にて70℃に昇温し、酸素の影響のない状態にして、
過硫酸アンモニウム2Iを添加し、次いでMMA 66
0 J、 BA 9 J、 HMB’l’ 0.21及
びALMA O,7flから成る単量体混合物を50分
間かけて連続的に添加したのち、30分間保持した。生
成した共重合体は粒子状態でラテックスとして分散して
いた。
続いて、この粒子状重合体の存在下に、BA 77Q9
、St 190 J、 HMB’r O03fi及びP
EGDA (n=14 )23gから成る単量体混合物
を60分間かけて連続的に添加し、添加終了後、20分
間保持した。
この際の重合転化率は80チであった。
この時点で、MMA 290.9. BA 21/及び
HMBTOolgから成る単量体混合物を40分間かけ
て連続的に添加し、添加終了後、重合熱に伴う反応容器
内の温度上昇が初期設定になるまで約1時間保持した。
次に、この反応系に、MMA 570 ji、BA 4
9及びHMBT O,2Nから成る単量体混合物を20
分間かけて連続的に添加し、添加終了後、重合熱に伴。
う反応容器内の温度上昇が初期設定温度になるまで約1
時間保持し、次いで反応系を95℃に昇温させて重合を
完結させた。この段階で生成共重合体は粒子状に分散し
ていて、顕微鏡観察の結果からほぼ球形で均一粒径をも
つ粒状複合体であることが分かった。
次いで、実施例1と同様の処理を行い、試験片を作成し
た。
これらの比較例における試験片の物性評価を次表に示す
発明の効果 本発明の高耐候性耐衝撃性アクリル系樹脂粒状複合体は
5層構造を有しており、従来の耐衝撃性アクリル系樹脂
粒状複合体と比較して軟質ゴム成分(該5層構造重合体
における第2層重合体に和尚)の含有率が低いにもかか
わらず、耐衝撃性が大幅に向上している上に、耐候性に
優れ、また、通常のアクリル樹脂同様に透明性や流動成
形加工性にも優れているので、特に屋外用のアクリル樹
脂成形品の材料として好適である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 最内層を第1層とし、最外層を第5層とする5層構
    造のアクリル系樹脂粒状複合体において、第1層が、メ
    タクリル酸メチル又はそれを少なくとも50重量%含む
    エチレン性不飽和単量体混合物と多官能性グラフト単量
    体とから得られる、ガラス転移点(Tg)25℃以上の
    共重合体、第2層がアクリル酸アルキルを少なくとも5
    0重量%含むエチレン性不飽和単量体混合物と、重合度
    1〜25のポリエチレングリコールジアクリレートと多
    官能性グラフト単量体から得られる、ガラス転移点(T
    g)25℃以下の共重合体、 第3層が前記第2層形成に際し、15〜30重量%の範
    囲で未反応のまま残存させた単量体混合物とメタクリル
    酸メチル又はメタクリル酸メチル少なくとも50重量%
    を含むエチレン性不飽和単量体混合物から得られ、かつ
    内側から外側に向つてガラス転移点(Tg)25℃以下
    の組成から25℃以上の組成へと漸次変化している共重
    合体、 第4層がメタクリル酸メチル又はそれを少なくとも50
    重量%含むエチレン性不飽和単量体混合物から得られる
    、ガラス転移点(Tg)が25℃以上の重合体又は共重
    合体、 第5層がメタクリル酸メチル又はそれを少なくとも50
    重量%含むエチレン性不飽和単量体混合物から得られる
    分子量60,000〜250,000の重合体又は共重
    合体 からそれぞれ構成されていることを特徴とする高耐候性
    耐衝撃性アクリル系樹脂粒状複合体。 2 第1層20〜40重量%、第2層20〜50重量%
    、第3層5〜40重量%、第4層20重量%以下及び第
    5層5〜20重量%の範囲の重量比及び0.2〜0.8
    μmの範囲の粒径を有する特許請求の範囲第1項記載の
    高耐候性耐衝撃性アクリル系樹脂粒状複合体。
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