JPS6328510A - 放電加工機の軸制御法 - Google Patents

放電加工機の軸制御法

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JPS6328510A
JPS6328510A JP17076086A JP17076086A JPS6328510A JP S6328510 A JPS6328510 A JP S6328510A JP 17076086 A JP17076086 A JP 17076086A JP 17076086 A JP17076086 A JP 17076086A JP S6328510 A JPS6328510 A JP S6328510A
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JP
Japan
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axis
command
gap
timer
cpos
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JP17076086A
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Inventor
Masanori Konno
今野 昌則
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Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的1 (産業上の利用分野) この発明は、放電加工機の軸制(財)法に関する。
(従来の技術) 放電加工機において、安定かつ高能率な放電状態を保つ
ために、何らかの形で放電状態を検出し、検出信号に応
じて軸を前進(放電ギャップを狭める)、静止(放電ギ
ャップを保つ)または後退く放電ギャップを広げる)制
御させることが一般に行なわれている。
ところが、放電状態の変化は一般にマイクロセカンド(
μsec )オーダーで発生するのに対し、機械系の応
答はミリセカンド(msec)オーダーであるため、単
純にある瞬間の検出結果に基づいて軸移動指令(前進、
静止、又は後退)を与えると、サーボ系がいわゆる不安
定領域に容易に移行し、軸のハンチング状態を生じやす
い。
一方、放電状態の変化を考えると、軸の移動あるいは放
電加工の進(1による放電ギャップの変化によるものと
、加工1J11iに介在する加工くずの無秩序な運動に
起因するものとに大別される。
前者に起因する放電状態の変化は比較的遅く、それは軸
の移動速度、放電加工進11による放電ギャップの変化
速度そのものに対応していると考えられる。そして、後
者に起因する放電状態の変化は、μsecオーダーで発
生する。
安定な放電状態から後者に起因する放電状態の変化が発
生した場合、全体としてのT117f、ギャップ、即ち
軸位置が最適に保たれていると考えられるから、その変
化は極間短絡に向かう変化である。ここで何の処置も行
なわないと加工不能に陥る可能性が大きいから、軸に対
して後退指令を与える。
しかし、機械系は後退指令によりただちに後退するわけ
ではないから、極間が自己回復しないかぎり短絡状態が
継続し、その間後退指令が与えられつづける。その結果
、実際に軸が後退して極間が回復したときには余分な後
退指令が残ることになる。そこで、軸指令としては、新
たに静止あるいは前進となっていても、前回の指令位置
と実際の位置の偏差がゼロとなるまでは機械系は後退し
つづける。すなわち過度に後退してしまうことになる。
過度に後退すると極間は無放電状態となるから、軸に対
し再び前進指令が与えられる。しかし、この場合も、機
械系の応答が移動指令より遅れるため、過度に前進して
しまう。過度に前進すると極間は短絡状態となるから、
軸に対して後退指令が再度与えられる。以下、この状態
がくり返され、軸はハンチング状態になるのである。
このようなハンチング状態は、機械系の応答が速いほど
小さくなるが、従来、これを全くなくした機械系は知ら
れていない。
(発明が解決しようとする問題点) 上記のように、従来の放電加工機では、ハンチングを避
ける軸制御法が知られていなかった。
この発明は、このような従来の問題に鑑み、ハンチング
状態における行き過ぎ量が、機械系の応答性及び放電ギ
ャップからある程度推定できることに着目してなされた
ものであって、ハンチングのない軸制御の可能な放電加
工機の軸制御法を提供することを目的とする。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) この発明の放電加工機の軸制御法は、軸のハンチング状
態から放電ギャップが最適となる軸位置を推定し、この
推定軸位置から一定値以上前進又は後退させようとする
軸指令に制限を加えることにより不必要なハンチングを
抑さえ、軸位置が前記推定軸位置付近にとどまるように
するものである。
〈実施例) 第1図は、この発明に使用する放電加工機の軸制御系の
一例を示している。
この軸制御系は、CPU 1 、メモリ3.D/A変換
回路5.レゾルバ制御回路7.サーボドライバ9.DC
サーボモータ11.タコジェネレータ13、レゾルバ1
5を備えている。
図示しない加工状態検出回路からの信号に基づき、CP
U 1は軸の前進・静止・後退のいずれかを判所し、例
えば、前進のとき、現在指令位置(ABS>を一定値だ
け増加させる。
一方、軸の現在位H(FB)は、レゾルバ15゜レゾル
バ制御回路7を介してcpu iが認識している。
現在指令位置(Ass)が変化したとき、機械系はまだ
動いていながら、現在位置(FB)はまだ変化していな
い。従って、現在指令位置(ABS)と現在位置(FB
)との間には偏差(FE)= (ABS−FB)が生じ
る。ここで、FEはデジタル量である。
偏差(FE)をD/A変換回路5に出力すると、ここで
アナログ電圧に変換され、速度指令(V C0醜)とし
てサーボドライバ9に与えられる。サーボドライン<9
は、このV COIに比例した速度でサーボモータ11
が回転するようにサーボモータ11を制御する。
サーボモータ11が動きはじめると現在位置(FB)も
変化し、偏差(F E ) 、= Olすなわち現在指
令位置(ABS)と現在位置(FB)が−致したところ
で速度指令がOとなり、モータ11は停止する。ABS
が連続的に変化すると、FBは遅れながらABSに追従
する。
サーボモータ11の動きは、図示しない送り機構により
放電電極に伝えられ、加工ギャップが位置制御される。
前進が指令されれば加工ギャップは挟まり、加工状態は
短絡の方向へ向う。
このような放電加工機の軸制御系における軸制御法の実
施例を次に説明する。
一連の軸位置tIII IIIは、CPU 1において
2 m5ec毎に起動されるサーボ制御プログラムによ
って処理される。第2図を参照するに、まず直前の2I
SeC間の加工状態から次の送り方向を判定する(ステ
ップ101)。尚、従来の装置では、ここでの判定がそ
のまま次の送り方向となっていた。
続いて、直前の2 m5ecより長い期間の軸の送り状
態を考慮して、ステップ101での判定結果を補正する
(ステップ102)。ここで補正された送り方向が、最
終的に次の移動指令方向となる。
第3図及び第4図は、上記ステップ102における処理
ルーチンを詳しく示している。また第5図は、CPU 
1による現在指令位置ABSの動きを示す指標(CPO
8)の説明図である。
第5図について説明する。2 l1lsec毎の1回の
サーボループ処理で指令される移動mは一定値である。
すなわち、前進指令であれば+dz、静止指令であれば
O1後退指令であれば−dzの移動指令が現在指令位置
ABSに加算される。従って、前進指令1回につき1加
算され、後退指令1回につき1減算される指標cpos
を導入すれば、CPO3の動きは、相対的にABSの動
きを示すことになる。尚、この第5図の曲線では、cp
osの動きを単純化して示しである。
機械系の6菖時定数より十分長く、その期間での加工に
よる軸前進がOとみなせる周期をとり、これをcpos
の初期化周期T1とする。この実施例rハT 1 = 
200m5ecである。
あるT1期期間におけるcposの動きをみると、その
期間では、加工による軸前進はOとみなされるから、最
適な放電ギャップとなる軸位置Popt  (n )は
一定であり、これより前進したら送り過ぎ、後退したら
戻り過ぎである。そこで、p optにおいてcpos
=oとなるように設定しておけば、CPO3>0ののと
き送り過ぎ、CP○SくOのとき戻り過ぎである。
放電加工では、放電ギャップは小さく、R適ギャップよ
りも送り過ぎた状態で良好な放電状態を保てる範囲は小
さく、送り過ぎると容易に異常放電あるいは短絡状態と
なる。従って、送り過ぎに対では厳しく制限するのが合
理的である。
一方、戻り過ぎの場合は無放電状態に向かうわけである
が、加工ギャップが加工くずにより汚染していたり、送
り方向に対する側面で異常が発生している場合には、よ
り大きく戻る必要がある。
よって送り過ぎよりは制限をゆるめた方が合理的である
。
そこで、送り過ぎ、戻り過ぎの基準値dF。
dBを設け、d B<O,d F<ld Blのように
設定する。そして、CPO3>d Fのとき、送り過ぎ
とみなし、第2図のステップ101の処理で前進と判定
されても、静止指令に補正する。しかし、CPO3>d
 Fのとき常に前進を静止と補正することは正しくない
。なぜなら、実際に送り過ぎでない場合、即ち、加工が
進行してp optも前進した場合は制限せずに送るべ
きだからである。
また、実際に送り過ぎであった場合にも、一定時間T2
だけ前進を禁止しておけば、機械系の追従により、第2
図のステップ101の処理で判定される方向も後退とな
り、補正しないでもPoρ[へ向かう。
そこで、T2を機械系が十分に追従しうる時間に設定す
れば、加工進行によるp optの前進にも、実際の送
り過ぎに対しても対処できる。
CPO3<d Bのとき、同様な考え方で戻り過ぎを制
限する。ただし、戻り過ぎを禁止する時間T3は、T2
より短かめに設定し、戻り過ぎの制限は送り過ぎよりゆ
るやかにする。
さて、このような制限を加えられたcposの値を期間
T 1 (200m5ec)にわたってvA察すれば、
最前進位置COPSMAXと、最後退位置CPO8MI
Nが存在する。CPO8MAXは最も送り過ぎた点また
は最も加工進行した点であるが、その送り過ぎ量は機械
系の(15答性から推定でき、これをCPO8FIXと
する。
CPO3MAXからCPO8FIXだけ戻った点は、新
しいP ODtと考えられるので、CPO3がこの点で
Oとなるように初期化し、次のT1の周期(n+1)の
cposとする。初期化は、CPO3=CPO3−(C
PO8MAX−CPO3FIX)         ・
・・■の演算を、T1周周期の最後に行なえばよい。
ハンチングが非常に小さい場合、送り過ぎ、戻り過ぎは
発生しないと考えられ、■式でcposを初期化すると
、p optが後退する場合がある。
これを防ぐため、CPO8MAXとCPO8M INか
らハンチング振幅CPO3MEDを、CPO8MED=
 (CPO3MAX−CPO8MIN)/2 として求める。
そして、CPO8MED<CPO8F IXのときは、
■式においてCPO8FIXのかわりにCPO8MED
を使用する。
このようにして、cposをT1周用毎に初期化すれば
、cpos=oの点は、常に最適ギャップの点を示すこ
とになり、この点を基準として上述したように送り過ぎ
、戻り過ぎに対してυノ限を加えるようにすれば、不必
要なハンチングは抑えられ、全体としての放電効率をあ
げることができる。
第3図は上記の軸制御法のフローチャートを示し、第4
図はTI、T2.T3用のタイマとして働くサブルーチ
ンのフローチャートを示している。
第4図に示すタイマのサブルータンについて説明する。
BTlACT:タイマ1が動作中のとき−1、停止中の
ときOとなるフラグ。
BTlUP:タイマ1がタイムアツプしたとき−1、タ
イムアツプしていないとき0となるフラグ。
TlDTA:タイマ1のカウントデータ。
DECTIDTA:TlDTAを1減尊する命令。
動作説明 ステップ201:タイマ1が動作中か。動作中でな  
    い(BT1ACT=O)のとき、タイマ1関係
の処理はパ スする。
ステップ202:タイマ1のカウントデータはOか。
ステップ203 :T1DTA=Oのときタイムアツプ
なので、タイムアツプフラグ BT1tJP=−1をセットする。
ステップ204:T1DTA≠0のとき、TlDTAを
1減舜する。
尚、これらに続いて、タイマ2.タイマ3についても同
様の処理フローがとられる。
このサブルーチンは、定期的(この実施例では、2 m
5ec毎)に呼び出され、上記のようにしてタイマとし
て動作するのである。
次に、第3図のフローチャートについて説明する。
記号の説明 BTn tJP、DTn ACT、Tn DTA (n
=1.2.3):第4図に示す各タイマ1〜3の記号を
参照すること。
Tn INL (n =1.2.3) :TnDTAの初期値。
CPO8MED : CPO3の振幅 CPO8MAX : CPO3の最大値。(R前進位置
に対応する。) CPO8M I N : CPO3の最小値。(最後退
位置に対応する。) CPO8FIX:あらかじめ設定する固定値。
DF     :過前進判定基準値。
DB     2過後退判定基準値。
BSTEPEB :送り方向指令フラグ。1のとき前進
、Oのとき静止、−1のとき後退を指令する。第2図の
ステップ101の処理で一度設定された後、ステップ1
02の処理(第3図の処理)で補正される。
動作説明 この処理に入るまでに、第2図のステップ101の処理
で移動方向が一度判定され、フラグBSTEPFBがセ
ットされている。
ステップ301:タイマ1はタイムアツプか。このタイ
マ1は周期T1を管理する。
ステップ302:タイマ1がタイムアツプのとき、タイ
マ1を初期化し、次の周期T1の61測を開始する。
ステップ303:周期T1中のcopsの最大値CPO
8MAXとjl小ICPO3M I Nより、cpos
の振幅CPO8MEDを求める。
ステップ304〜306 :CPO8F IXとCPO
8MEDを比較し、小さい方をΔとして、ステップ30
7の演算データに採用する。
ステップ307 :R適ギャップの位置POPTでcp
os=oとなるようにcposを初期化する。
ステップ308 : CPO8MAX、CPO5M I
Nを初期化する。
これらのステップ302〜308の処理は、タイマ1の
タイムアツプ毎に行われる。
ステップ309 : CPO3≧DFか。Yesのとき
過前進の状態と判定する。
ステップ310:第2図のステップ101の処理で判定
された送り方向BSTEPFBを調べる。ここでBST
EPFB=1のとき、過前進の状態でさらに前進指令し
ようとしている。
ステップ311:タイマ2が動作中か。BT2ACT=
Oのときまだ動作中でない。すなわち、はじめて「過前
進状態」かつ「補正前の移動方向指令が前進」となった
。
ステップ312:タイマ2を初期化し、スタートさせる
。タイマ2は、過前進状態で前進指令を制限する時間T
2を管理する。
ステップ313:タイマ2はタイムアツプか。
ステップ314:タイマ2がタイムアツプでないとき、
前進指令を静止指令に補正する。
上記ステップ309〜314の処理で、過前進状態で、
さらに第2図ステップ101の処理で前進と判定された
移動指令を補正する。
ステップ315〜320の処理は、同様に過後退状態で
、さらに第2図ステップ101の処理で後退と判定され
た移動指定を補正する。
ステップ321:補正後の移動方向指令BSTEPFB
によりcposを更新する。ここでは、BSTEPFB
が前進のとき1.静止のとき0、後退のとき−1だから
、そのままBSTEPFBを加えれば、CPO3は前進
のとき1加算され、後退のとき1減算される。
ステップ322.323:更新されたcposが、それ
までのCPO8MAXより大きければ、今回のcpos
が最大だから、CPO8MAXを今回のcposにする
。
ステップ324.235:更新されたcposが、それ
までのCPO8MINより小さければ、今回のcpos
が最小だから、CPO3MINを今回のcposにする
。
このようにし、加工ギャップに外乱が加わらない場合の
最適軸位置p optを求め、外乱によりPoptから
離れようとする軸指令信号が発生しても、機械系の応答
性とp oatからの合理的偏差を考慮して軸移動指令
を補正するのである。こうして、放電状態の変化速度よ
り殿械系の追従速度が遅いことに起因するサーボ系のハ
ンチング状態への移行を防止することができるのである
。
[発明の効果] この発明は上記の構成を有するため、従来のように放電
ギャップの変化に対する機械系の追従の遅れに起因する
ハンチング状態を有効に抑止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の使用される軸サーボ制御
系のブロック図、第2図はこの発明の一実施例のフロー
チャート、第3図は第2図に示すフロー中のステップ1
02の処理の詳しいフローチャート、第4図は上記第3
図に示すフローにおいて参照するタイマ1.2.3の動
作を示すフローチャート、第5図は上記実施例に用いら
れる現在指令位置の動きを示す指標cposの説明図で
ある。 1・・・CPU     3・・・メモリ5・・・D/
A変換回路 7・・・レゾルバ制御回路 9・・・サーボドライバ 11・・・サーボモータ 13・・・タコジエネレータ 15・・・レゾルバ 代理人  弁理士  三 好  保 男第1図 −〜 手続ネ市正書(自発) 昭和61年10月ンフ日 特許庁長官  黒 1) 明 雄  殿1、事件の表示
   昭和61年特許願第170760号2、発明の名
称 放電加工機の軸制御法 3、補正をする者 代表者 天 1) 満 明 6、補正の対象 明細書及び図面 7、補正の内容 (1)  明msを別紙のとおり補正する。 (2)図面中第1図、第3図及び第5図を別紙の通り補
正する。 8、添付書類の目録 (1)明細書              1通(2)
  図面の第1図、第3図及び第5図 1通以上 明  細  書く全文補正) 1、発明の名称 放電加工機の軸制御II法 2、特許請求の範囲 軸のハンチング状態から放電ギャップが最適となる軸位
置を推定し、この推定した軸位置から一定値以上前進ま
たは後退させようとする軸指令に対してその指令に対す
る応答を所定時間禁止し1、  この禁止時間経過後の
軸指令に対して軸制御する放電加工機の軸υ1罪法。 3、発明の詳細な説明 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、放電加工機の軸制御法に関する。 (従来の技術) 放電加工機において、安定かつ高能率な放電状態を保つ
ために、何らかの形で放電状態を検出し、検出信号に応
じて軸を前進(放電ギャップを狭める)、静止(放電ギ
ャップを保つ)または後退く放電ギャップを広げる)制
御させることが一般に行なわれている。 ところが、放電状態の変化は一般にマイクロセカンド(
μsec )オーダーで発生するのに対し、機械系の応
答はミリセカンド(msec)オーダーであるため、単
純にあるv4間の検出結果に基づいて軸移動指令(前進
、静止、又は後退)を与えると、サーボ系がいわゆる不
安定領域に容易に移行し、軸のハンチング状態を生じや
すい。 一方、放電状態の変化を考えると、軸の移動あるいは放
電加工の進行による放電ギャップの変化によるものと、
加工間隙に介在する加工くずの無秩序な運動に起因する
ものとに大別される。 前者に起因する放電状態の変化は比較的遅く、それは軸
の移動速度、放電加工進行による放電ギャップの変化速
度そのものに対応していると考えられる。そして、後者
に起因する放電状態の変化は、μsecオーダーで発生
する。 安定な放電状態から後者に起因する放電状態の変化が発
生した場合、全体としての放電ギャップ、即ち軸位置が
最適に保たれていると考えられるから、その変化は極間
短絡に向かう変化である。ここで何の処置も行なわない
と加工不能に陥る可能性が大きいから、軸に対して後退
指令を与える。 しかし、機械系は後退指令によりただちに後退するわけ
ではないから、極間が自己回復しないかぎり短絡状態が
継続し、その間後退指令が与えられつづける。その結果
、実際に軸が後退して極間が回復したときには余分な後
退指令が残ることになる。そこで、軸指令としては、新
たに静止あるいは前進となっていても、前回の指令位置
と実際の位置の偏差がゼロとなるまでは機械系は後退し
つづける。すなわち過度に後退してしまうことになる。 過度に後退すると極間は無放電状態となるから、軸に対
し再び前進指令が与えられる。しかし、この場合も、機
械系の応答が移動指令より遅れるため、過度に前進して
しまう。過度に前進すると極間は短絡状態となるから、
軸に対して後退指令が再度与えられる。以下、この状態
がくり返され、軸はハンチング状態になるのである。 このようなハンチング状態は、機械系の応答が速いほど
小さくなるが、従来、これを全くなくした機械系は知ら
れていない。 (発明が解決しようとする問題点) 上記のように、従来の放電加工機では、ハンチングを避
ける軸!11111法が知られていなかった。 この発明は、このような従来の問題に鑑み、ハンチング
状態における行き過ぎωが、機械系の応答性及び放電ギ
ャップからある程度推定できることに着目してなされた
ものであって、ハンチングのない軸制御の可能な放電加
工機の軸vJ l法を提供することを目的とする。 [発明の構成] (問題点を解決するための手段) この発明の放電加工機の軸制御法は、軸のハンチング状
態から放電ギャップが最適となる軸位置を推定し、この
推定軸位置から一定値以上前進又は後退させようとする
軸指令に制限を加えることにより不必要なハンチングを
抑さえ、軸位置が前記推定軸位置付近にとどまるように
するものである。 (実施例) 第1図は、この発明に使用する放電加工機の軸制御系の
一例を示している。 この軸制御系は、CPU1.メモリ3.D/A変換回路
5.レゾルバゐ11111回路7.サーボドライバ9.
DCサーボモータ11.タコジェネレータ13、レゾル
バ15を備えている。 図示しない加工状態検出回路からの信号に基づき、CP
U1は軸の前進・静止・後退のいずれかを判断し、例え
ば、前進のとき、現在指令位置(ABS)を一定値だけ
増加させる。 一方、軸の現在位27 (FB)は、レゾルバ15゜レ
ゾルバ制御回路7を介してCPU 1が認識している。 現在指令位置(ABS)が変化したとき、機械系はまだ
動いていないから、現在位置(FB)はまだ変化してい
ない。従って、現在指令位置くABS)と現在位置(F
B)との間には偏差(FE)= (ABS−FB)が生
じる。ここで、FEはデジタル量である。 偏差(FE)をD/A変換回路5に出力すると、ここで
アナログ電圧に変換され、速度指令(VCOl)として
サーボドライバ9に与えられる。サーボドライバ9は、
このVCOIllに比例した速度でサーボモータ11が
回転するようにサーボモータ11を制御する。 サーボモータ11が動きはじめると現在位置(FB)も
変化し、偏差(FE)−0、すなわち現在指令位iW 
<ABS)と現在位置(FB)が−致したところで速度
指令がOとなり、モータ11は停止する。ABSが連続
的に変化すると、FBは遅れながらABSに追従する。 サーボモータ11の動きは、図示しない送り1構により
放電電極に伝えられ、加工ギャップが位置制御される。 前進が指令されれば加工ギャップは挟まり、加工状態は
短絡の方向へ向う。 このような放電加工機の軸制御系における軸1制御法の
実施例を次に説明する。 一連の軸位置制御は、CPU 1において2 m5ec
毎に起動されるサーボ制御プログラムによって処理され
る。第2図を参照するに、まず直前の21sec間の加
工状態から次の送り方向を判定する(ステップ101)
。尚、従来の装置では、ここでの判定がそのまま次の送
り方向となっていた。 続いて、直前の21secより長い期間の軸の送り状態
を考慮して、ステップ101での判定結果を補正する(
ステップ102)。ここで補正された送り方向が、最終
的に次の移動指令方向となる。 第3図及び第4図は、上記ステップ102における処理
ルーチンを詳しく示している。また第5図は、CPUI
による現在指令位置ABSの動きを示す指標(CPO3
>の説明図である。 第5図について説明する。2 m5ec毎の1回のサー
ボループ処理で指令される移動量は一定値である。すな
わち、前進指令であれば+dz、静止指令であれば0.
後退指令であれば−dzの移動指令が現在指令位flA
Bsに加算される。従って、前進指令1回につき1加算
され、後退指令1回にっき1減算される指標cposを
導入すれば、CPO3の動きは、相対的にABSの動き
を示すことになる。尚、この第5図の曲線では、cpo
sの動きを単純化して示しである。 機械系の応答時定数より十分長く、その期間での加工に
よる軸前進がOとみなせる周期をとり、これをcpos
の初期化周期T1とする。この実施例ではT I = 
200i+5ecrある。 あるT1期期間におけるcposの動きをみると、その
期間では、加工による軸前進はOとみなされるから、最
適な放電ギャップとなる軸位置Popt  (n )は
一定であり、これより前進したら送り過ぎ、後退したら
戻り過ぎである。そこで、P optにおいてcpos
=oとなるように設定しておけば、CPO3>0ののと
き送り過ぎ、CPOS<Oのとき戻り過ぎである。 放電加工では、放電ギャップは小さく、最適ギャップよ
りも送り過ぎた状態で良好な放電状態を保てる範囲は小
さく、送り過ぎると容易に異常放電あるいは短絡状態と
なる。従って、送り過ぎに対では厳しく制限するのが合
理的である。 一方、戻り過ぎの場合は無放電状態に向かうわけである
が、加工ギャップが加工くずにより汚染していたり、送
り方向に対する側面で異常が発生している場合には、よ
り大きく戻る必要がある。 よって送り過ぎよりは制限をゆるめた方が合理的である
。 そこで、送り過ぎ、戻り過ぎの基準値dF。 d3を設け、d B<0.d F<ld Blのように
設定する。そして、CPO3>d Fのとき、送り過ぎ
とみなし、第2図のステップ101の処理で前進と判定
されても、静止指令に補正する。しかし、CPO3>d
 Fのとき常に前進を静止と補正することは正しくない
。なぜなら、実際に送り過ぎでない場合、即ち、加工が
進行してp optも前進した場合は制限せずに送るべ
きだからである。 また、実際に送り過ぎであった場合にも、一定時間T2
だけ前進を禁止しておけば、機械系の追従により、第2
図のステップ101の処理で判定される方向も後退とな
り、補正しないでもp optへ向かう。 そこで、T2を機械系が十分に追従しうる時間に設定す
れば、加工進行によるp optの前進に、も、実際の
送り過ぎに対しても対処できる。 CPO3<d Bのとき、同様な考え方で戻り過ぎを制
限する。ただし、戻り過ぎを禁止する時間T3は、T2
より短かめに設定し、戻り過ぎの制限は送り過ぎよりゆ
るやかにする。 さて、このようなυ1限を加えられたcposの値を期
間T 1 (2001SeC)にわたって観察すれば、
最前進位置COPSMAXと、最後退位置CPO8MI
Nが存在する。CPO8MAXは最も送り過ぎた点また
は最も加工進行した点であるが、送り過ぎ量とすると、
その送り過ぎ量は機械系の応答性から推定でき、これを
CPO8FIXとする。 CPO3MAXからCPO8FIXだけ戻った点は、新
しいP optと考えられるので、cposがこの点で
Oとなるように初期化し、次のT1の周期(n+1)の
cposとする。初期化は、CPO3=CPO3−(C
PO8MAX−CPO3FIX)         ・
・・■の演算を、T1周明期の最後に行なえばよい。 ハンチングが非常に小さい場合、送り過ぎ、戻り過ぎは
発生しないと考えられ、■式でcposを初期化すると
、p optが後退する場合がある。 これを防ぐため、CPO3MAXとCPO8M INか
らハンチング振幅CPO8MEDを、CPO8MED=
 (CPO8MAX−CPO3MIN)/2 として求める。 そして、CPO8MED<CPO8F IXのとぎは、
■式においてCPO8F!XのかわりにCPO8MED
を使用する。 このようにして、cposをT1周期毎に初期化すれば
、cpos=oの点は、常に最適ギャップの点P ap
tを示すことになり、この点を基準として上述したよう
に送り過ぎ、戻り過ぎに対して制限を加えるようにすれ
ば、不必要なハンチングは抑えられ、全体としての放電
効率をあげることができる。 第3図は上記の軸イ制御法のフローチャートを示し、第
4図はT1.T2.T3用のタイマとして働くサブルー
チンのフローチャートを示している。 第4図に示すタイマのサブルータンについて説明する。 23Jと晟j− BTIACT:タイマ1が動作中のとき−1、停止中の
ときOとなるフラグ。 BTI IJP :タイマ1がタイムアツプしたとき−
1、タイムアツプしていないときOとなるフラグ。 TIDTA:タイマ1のカウントデータ。 DECTlDTA:TlDTAを1減算する命令。 ステップ201:タイマ1が動作中か。動作中でない<
BT1ACT=O)とき、タイマ1関係の処理はパスす
る。 ステップ202:タイマ1のカウントデータはOか。 ステップ203 :T1 DTA=Oのときタイムアツ
プなので、タイムアツプフラグ BTIUP=−1をセットする。 ステップ204:TIDTA≠Oのとき、TlDTAを
1減算する。 尚、これらに続いて、タイマ2.タイマ3についても同
様の処理フローがとられる。 このサブルーチンは、定期的(この実施例では、2m5
ec毎)に呼び出され、上記のようにしてタイマとして
動作するのである。 次に、第3図のフローチャートについて説明する。 k月!弓順」 BTn UP、BTn ACT、Tn DTA (n=
1.2.3):第4図に示す各タイマ1〜3の記号を参
照すること。 Tn INL (n =1.2.3> :タイマnのカウントデータ Tn DTAの初期値 CPO8MED :送り、静止、戻り指標CPO3の振
幅 CPO8MAX : CPO8(7)最大値(最前進位
置に対応する。) CPO8M I N : CPO3の最小値(最後退位
置に対応する。) CPO8FIX:あらかじめ設定する固定直(機械系の
応答特性を考慮し て予め設定される。) DF     :過前進判定基準値 DB      :VA後退判定基準値BSTEPPB
 :送り方向指令フラグ。1のとき前進、Oのとき静止
、−1のとき後退を指令する。第2図のステップ101
の処理で一度設定された後、ステップ102の処理(第
3図の処理)で補正される。 動作説明 この処理に入るまでに、第2図のステップ101の処理
で移動方向が一度判定され、フラグBSTEPFBがセ
ットされている。 ステップ301:タイマ1はタイムアツプか。このタイ
マ1は周期T1を管理する。 ステップ302:タイマ1がタイムアツプのとき、タイ
マ1を初期化し、次の周期T1の計測を開始する。つま
り、タイマ1のカウントデータT1DTA=200とセ
ットし、タイマ1の動作中フラグ(BTIAC丁=−1
)、カウントアツプ未のフラグ(BT1UP=O)を与
えるのである。 ステップ303:周期T1中のcopsの最大値CPO
8MAXと最小値CPO8MINより、cposの撮幅
CPO3MEDを求める。 ステップ304〜306 :CPO8F IXとCPO
3MEDを比較し、小さい方をΔとして、ステップ30
7の演篩データに採用する。 ステップ307:最適ギャップの位置Poot″C−C
pos=oとなるようにcposを初期化する。 ステップ308 :CPO3MAX、CPO8MINを
初期化する。 これらのステップ302〜308の処理は、タイマ1の
タイムアツプ毎に行われ、次の(n+1)のT1期間に
おける軸制御に用いられる。 ステップ309:タイマ1がタイムアツプしていないと
き、指標cposが過前進ゐす限値DFを超えていない
かどうか判別する。cpos≧DFであるとき過前進の
状態と判定する。 ステップ310:第2図のステップ101の処理で判定
された送り方向BSTEPFBを調べる。ここでBST
EPFB=1のとき、過前進の状態でさらに前進指令し
ようとしている。 ステップ311:タイマ2が動作中か。BT2ACT=
Oのときまだ動作中でない。すなわち、はじめて「過前
進状態」かつ「補正前の移動方向指令が前進」となった
。そのため、このタイマ2を動作させ、一定時間T2、
前進を禁止しなければならない。 ステップ312:タイマ2を初期化し、スタートさせる
。タイマ2は、過前進状態で前進指令を制限する時間T
2を管理する。 ステップ313:タイマ2はタイムアツプか。BT2U
P=Oのときタイムアツプ、BT2UP=−1のとき、
タイムアツプ未とする。 ステップ314:タイマ2がタイムアツプでないトキ、
BSTEPFB=Oとし、前進指令を強制的に静止指令
に補正する。 このようにして、上記ステップ309〜314の処理で
、過前進状態で、さらに第2図ステップ101の処理で
前進と判定された時、T2時間が終了するまで移動指令
を静止指令に補正するのである。 ステップ315ニステツプ309において、指標cpo
sが前進制限値DFを越えないとき、タイマ2を動作未
状態にするため、BT2AC下=0と下心0 ステップ316:CPO3が後退制限値DBを越えない
かどうか判定する。 ステップ317:指標cposが後退制限値DBを越え
ないとき、BT3ACTを動作未状態に設定する。 ステップ318:指標cposが制限値[)8を越え、
過後退状態にあると判定すると、ステップ101の処理
において後退指令8STEPFB=Oが与えられている
かどうか判定する。 ステップ319:後退指令が出ているとき、タイマ3が
動作状態にあるかどうか判定する。つまり、BT3AC
T=Oならば動作していない状態であり、8T3ACT
=−1ならばカウント状態にあることになる。 ステップ320:過後退状態にあって、さらに後退指令
が出た場合には、タイマ3を初期化する。つまり、BT
3ACT=−1、BT3UP=Oとし、タイマ3のカウ
ントデータを初期設定する。 ステップ321:タイマ3がタイムアツプしたかどうか
判定する。8T3ACT=−1のときタイムアツプ未、
−〇のときタイムアツプである。 ステップ322:過後退状態において、さらに後退指令
が出ている場合、ここでタイマ3がタイムアツプするま
での13時間、後退指令に関係なく、BSTEPFB=
0と設定し、静止指令に補正する。 このようにして、このステップ315〜322の処理に
よって、過後退状態で、さらに第2図のステップ101
の処理で後退と判定された移動指令を、一定の時間T3
が終了するまで静止指令に強制的に補正するのである。 ステップ323:補正後の移動方向指令BSTEPFB
によりCPO3を更新する。ここでは、BSTEPFB
が前進のとき1.静止のとき01後退のとぎ−1だから
、そのままBSTEPPBを加えれば、cposは前進
のとき1加算され、後退のとき1減算される。 ステップ324.325:更新されたcposが、それ
までのCPO3MAXより大きければ、今回のcpos
が最大だから、CPO8MAXを今回のcposにする
。 ステップ326.327:更新されたcposが、それ
までのCPO3MINより小さけ机は、今回(7) C
P OS カミ小タカラ、CPO3M INを今回のc
posにする。 このようにし、加工ギャップに外乱が加わらない場合の
最適軸位置p optを求め、外乱によりPoptから
離れようとする軸指令信号が発生しても、機械系の応答
性とP optからの合理的偏差を考慮して軸移動指令
を補正するのである。こうして、放電状態の変化速度よ
り機械系の追従速度が遅いことに起因するサーボ系のハ
ンチング状態への移行を防止することができるのである
。 [発明の効果〕 この発明は上記の構成を有するため、従来のように放電
ギャップの変化に対する機械系の追従の遅れに起因する
ハンチング状態を有効に抑止できる。 4、図面の簡単な説明 第1図はこの発明の一実施例の使用される軸サーボ制御
系のブロック図、第2図はこの発明の一実施例のフロー
チャート、第3図は第2図に示すフロー中のステップ1
02の処理の詳しいフローチャート、第4図は上記第3
図に示すフローにおいて参照するタイマ1.2.3の動
作を示すフローチャート、第5図は上記実施例に用いら
れる現在指令位置の動きを示す指標cposの説明図で
ある。 1・・・CPU     3・・・メモリ5・・・D/
A変換回路 7・・・レゾルバ制御回路 9・・・サーボドライバ 11・・・サーボモータ 13・・・タコジェネレータ 15・・・レゾルバ 代理人  弁理士  三 好  保 男第1図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 軸のハンチング状態から放電ギャップが最適となる軸位
    置を推定し、この推定した軸位置から一定値以上前進ま
    たは後退させようとする軸指令に対してその指令に対す
    る応答を所定時間禁止し、この禁止時間経過後の軸指令
    に対して軸制御する放電加工機の軸制御法。
JP17076086A 1986-07-22 1986-07-22 放電加工機の軸制御法 Pending JPS6328510A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5111299A (ja) * 1974-07-17 1976-01-29 Mitsubishi Electric Corp Hodenkakokangekiseigyosochi
JPS5959320A (ja) * 1982-09-29 1984-04-05 Fanuc Ltd 放電加工機

Patent Citations (2)

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