JPS6334190B2 - - Google Patents
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- JPS6334190B2 JPS6334190B2 JP60269160A JP26916085A JPS6334190B2 JP S6334190 B2 JPS6334190 B2 JP S6334190B2 JP 60269160 A JP60269160 A JP 60269160A JP 26916085 A JP26916085 A JP 26916085A JP S6334190 B2 JPS6334190 B2 JP S6334190B2
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- C09D5/44—Coating compositions, e.g. paints, varnishes or lacquers, characterised by their physical nature or the effects produced; Filling pastes for electrophoretic applications
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Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は、新規含フツ素共重合体を含有する電
着塗装用組成物に関する。 〔従来の技術〕 電着塗装では、普通水を電着媒体の主成分とし
て使用するので、火災、爆発等の危険が少ない。
また、複雑な形状をした基材にも比較的均一な厚
みを持つ塗膜を形成することができるので、電着
塗装は工程の自動化が容易で、製品の量産化に適
する。 以前、従来からよく知られている含フツ素重合
体のポリビニリデンフルオライド等の電着塗装が
試みられたことがある(特公昭49−28656号公報
参照)。しかし、従来の含フツ素重合体は、塗装
後塗膜を基材とともに200℃以上の比較的高い温
度で焼成しなければならないので、塗装基材に制
限があり、前記利点があるにもかかわらず、含フ
ツ素重合体の電着塗装の利用範囲は広くない。 〔発明の目的〕 本発明者らに、含フツ素重合体の電着塗装につ
いて鋭意検討した結果、アニオン性の官能基を有
する新規含フツ素共重合体が、比較的低温(200
℃以下)で焼成、硬化することができ、またこの
電着塗装塗膜が優れた耐汚染性、耐候性、防食性
等を有することを見出し本発明に達した。 本発明の第一の目的は、新規含フツ素共重合体
を含有する電着塗装用組成物を提供することであ
る。 [発明の構成] 本発明は、水性系樹脂、硬化剤および水を含有
する電着塗装用組成物において、該樹脂が式: ―CFX―CF2― (i) (式中、Xは塩素またはフツ素を示す。)で表
わされる構造単位20〜80モル%、式: (式中、R1は炭素数2〜6のアルキレン基ま
たは炭素数4〜10の二価の脂環式基、Mは水素、
アルカリ金属、 NHR2 R3 R4基[但し、R2,R3およびR4は同
一または相異なつて水素、炭素数1〜6のアルキ
ル基または炭素数1〜6のヒドロキシアルキル基
である。]またはRH基[但し、Rは炭素数4〜
9の含窒素環状化合物である。]、nは2〜6の整
数を示す。) で表わされる構造単位5〜60モル%、式: (式中、R5は炭素数1〜12のアルキル基、炭
素数4〜10の一価の脂環式基または炭素数2〜10
のフルオロアルキル基、kは0または1を示す。)
で表わされる構造単位0〜40モル%および式: (式中、jは2〜6の整数を示す。)で表わさ
れる構造単位0〜40モル%からなる含フツ素共重
合体(但し、前記構造単位(i)〜(iv)の合計は100モ
ル%。)であることを特徴とする電着塗装用組成
物である。 前記含フツ素共重合体の数平均分子量は、通常
2000〜100000、好ましくは5000〜60000である。
前記分子量が前記範囲より小さくなると、電着塗
装塗膜の耐水性、耐薬品性等が低下する傾向がみ
られ、前記分子量が上記範囲より大きくなると、
含フツ素共重合体を水に溶解させた場合、水溶液
の粘度が高くなり、これより得られた電着塗装塗
膜の平滑性が低下することがある。 前記含フツ素共重合体のJIS K 0070記載の方
法で測定したカルボン酸の酸価は、通常10〜150、
好ましくは30〜120である。前記構造単位(ii)中、
Mが水素のものは通常1/2未満である。 前記含フツ素共重合体は、次の()〜()
の一連の反応により調製することができる。 () 〔共重合〕 式: CFX=CF2 (′) (式中、Xは前記と同じ。) で表わされる単量体、式: (式中、nは前記と同じ。) で表わされる単量体および式: (式中、R5およびkは前記と同じ。) で表わされる単量体を共重合させ、式: (i)および(iv)で表わされる構造単位を有する共重
合体を得る。 なお、単量体(′)は、必要に応じ共重合さ
せるので、共重合体に含有されない場合がある。 式(′)で示される単量体としてはテトラフ
ルオロエチレンおよびクロロトリフルオロエチレ
ンがあげられる。 式(′)で示される単量体としては、たとえ
ばヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピル、ヒド
ロキシブチル、ヒドロキシペンチル、ヒドロキシ
ヘキシルなどがあげられる。 式(′)で示される単量体としては、R5がメ
チル、エチル、プロピル、イソブチル、ヘキシ
ル、オクチル、デシル、ラウリルなどのアルキル
基;シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキ
シル、アダマンチル、ボルニルなどの脂環式基;
2,2,2―トリフルオロオクチル、2,2,
3,3―テトラフルオロプロピル、2,2,3,
3,3―ペンタフルオロプロピル、2,2,3,
3,4,4,5,5―オクタフルオロペンチル、
2,2,3,3,4,4,4―ヘプタフルオロブ
チル、2,2,3,3,4,4,5,5,6,
6,7,7,8,8,9,9―ヘキサデカフルオ
ロノニルなどのフルオロアルキル基であるものが
あげられ、具体的にはたとえば酢酸ビニル、プロ
ピオン酸ビニル、酪酸ビニル、ピバリン酸ビニ
ル、カプロン酸ビニル、ラウリン酸ビニル、バー
サチツク酸ビニル、シクロヘキサンカルボン酸ビ
ニルなどのビニルエステル;メチルビニルエーテ
ル、エチルビニルエーテル、n―プロピルビニル
エーテル、イソプロピルビニルエーテル、n―ブ
チルビニルエーテル、イソブチルビニルエーテ
ル、t―ブチルビニルエーテル、n―ペンチルビ
ニルエーテル、n―ヘキシルビニルエーテル、n
―オクチルビニルエーテル、2―エチルヘキシル
ビニルエーテル、シクロヘキシルビニルエーテ
ル、ラウリルビニルエーテル、2,2,2―トリ
フルオロエチルビニルエーテル、2,2,3,3
―テトラフルオロプロピルビニルエーテル、2,
2,3,3,3―ペンタフルオロプロピルビニル
エーテル、2,2,3,3,4,4,5,5―オ
クタフルオロペンチルビニルエーテル、2,2,
3,3,4,4,4―ヘプタフルオロビニルエー
テルなどのビニルエーテルがあげられる。 () 〔共重合体に含有されるヒドロキシル基
のエステル化〕 前記()で得られた共重合体と式: (R1CO)2O (式中、R1は前記と同じ。) で表わされる酸無水物を反応させて式:(iv)で表わ
される構造単位を式: (式中、R1およびnは前記と同じ。) で表わされる構造単位に変換する。 本反応において、構造単位(iv)を一部残したい場
合は、酸無水物を当量未満反応させればよい。 式(iv)で示される酸無水物としては、たとえば無
水マレイン酸、無水コハク酸、無水メチルコハク
酸、無水アジピン酸、無水グルタル酸、無水イタ
コン酸、無水シトラコン酸、無水1,2―シクロ
ヘキサンジカルボン酸、無水4―メチル―1,2
―シクロヘキサンジカルボン酸、無水シス―4―
シクロヘキセン―1,2―シクロヘキサンジカル
ボン酸、無水1―シクロヘキセン―1,2―ジカ
ルボン酸、またはシクロペンタジエンと無水マレ
イン酸のデイールスアルダー反応の付加物などが
あげられる。 () 〔構造単位(v)に含有されるカルボキシル
基の中和〕 前記()で得られた式:(i)、(iii)および(v)で表
わされる構造単位を有する共重合体(場合によつ
ては構造単位(iv)を有する)と中和剤を反応させ、
構造単位(v)に含有されるカルボキシル基を中和し
前記の共重合体を得る。 なお、共重合体の構造単位(ii)に含有されるMが
水素のもの、即ち構造単位(v)が必要な場合は、中
和反応()は全く行わないか、または不完全に
しか行わない。 前記()の共重合は、通常水溶性媒体中、温
度−20〜150℃、好ましくは5〜95℃、圧力0〜
30Kg/cm2G、好ましくは0〜10Kg/cm2Gで行われ
る。 水溶性媒体の例としては、アセトン、メチルエ
チルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、メ
タノール、エタノール、i―プロパノール、t―
ブタノール、n―ブタノール等のアルコール類、
ジメチルカルビトール、セロソルブ、テトラヒド
ロフラン等のエーテル類、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルアセトアミド等のアミド類、酢酸メ
チルセロソルブ等の酢酸エステル類等が挙げられ
る。 前記共重合を行う際、重合開始剤が単量体合計
100重量部に対し、通常0.01〜5重量部、好まし
くは0.05〜1.0重量部使用される。重合開始剤の
例としては、ジ―i―プロピルパーオキシジカー
ボネート、t―ブチルパーオキシブチレート、ベ
ンゾイルパーオキサイド等の過酸化物、アゾビス
―i―ブチロニトリル、アゾビスバレロニトリル
等のアゾ化合物が挙げられる。 前記共重合を行う際、共重合体からフツ化水素
が脱離して系内のPHが低下し、式:(′)の単量
体のビニル基とヒドロキシル基が反応してこの単
量体が環化することがあるので、第三アミン等の
PH調整剤を全単量体あたり0.1〜5重量部添加す
るのが好ましい。 前記()の共重合が終わつた後は、通常得ら
れた反応混合物を減圧に引き、アルコール等官能
基を有する重合媒体を除去する。 前記()のエステル化反応は、通常該共重合
体、酸無水物および触媒を反応媒体に混合し、30
〜100℃で1〜10時間行う。触媒としては、例え
ばナフテン酸ジルコニウム、テトラブチルジルコ
ネート、テトラブチルチタネート、テトラオクチ
ルチタネート等が挙げられる。反応媒体は、例え
ばアセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサ
ノン、ジメチルカルビトール、酢酸メチルセロソ
ルブ等が挙げられる。共重合体と酸無水物との反
応モル比は、通常1/0.5〜1/5である。触媒
は、共重合体100重量部に対し通常0.01〜1重量
部使用する。 なお、構造単位(v)は、前記酸無水物の他、式: R6OCR1COR7 (a) (式中、R1は前記と同じ、R6およびR7は同一
または相異なつて、ヒドロキシル基、炭素数1〜
5のアルコキシル基、―OM基〔但し、Mは前記
と同じ。〕、トリメチルシリル基またはテトラヒド
ロピラニル基を示す。)で表わされる化合物、
式: XOCR1COR8 (b) (式中、R1は前記と同じ、Xはハロゲン、R8
はハロゲンまたは炭素数1〜5のアルコキシル基
を示す。)、 式: HOOCR1CN (c) (式中、R1は前記と同じ。) または式: XOCR1CN (d) (式中、R1およびXは前記と同じ。) で表わされる化合物を式:(iv)で表わされる構造単
位に含有される―OH基と前記式:(a)中のR6OC
―基、式:(b)中のXO―基、式:(c)中のHOOC―
基または式:(d)中のXO―基と反応させてエステ
ル結合を形成させ、次いで、前記式(a)で表わされ
る化合物に含有されるR7基がヒドロキシル基お
よび―OM基〔但し、Mは前記と同じ。〕の場合
を除き、―COR7基、―COR8基または―CN基を
加水分解して得ることもできる。 本エステル化反応において、式:(iv)で表わされ
る構造単位に含有される―OH基と反応させる
式:(a)〜(b)に含有される基がカルボキシルまたは
エステルの場合、通常のエステル化反応で使用さ
れている触媒と同じものを触媒として使用するこ
とができる。触媒の例としては、パラトルエンス
ルホン酸、硫酸等の酸性触媒、水酸化ナトリウ
ム、カリウム、ナトリウムメチラート等の塩基性
触媒、その他ナフテン酸ジルコニウム、ナフテン
酸ニツケル、アセチルアセトン亜鉛、アセチルア
セトンコバルト等が挙げられる。触媒は、共重合
体100重量部に対し0.01〜10重量部使用する。反
応温度は、50〜130℃である。 前記―COR7基、―COR8基または―CN基の加
水分解反応は、共重合体100重量部に対し0.1〜10
重量部の触媒を使用し、30〜100℃の反応温度で
行うことができる。触媒としては、例えば0.5〜
10重量%の鉱酸、アルカリ金属水酸化物、アルカ
リ土類水酸化物、アルカリ金属炭酸塩等が挙げら
れる。 前記()の中和反応は、()で得られた共
重合体を水あるいはアルコールに10〜70重量%に
なるように溶解し、中和剤を添加して行うことが
できる。中和剤としては、水酸化ナトリウム、水
酸化カリウム、水酸化リチウム等のアルカリ金属
水酸化物、アンモニア、トリメチルアミン、モノ
エチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミ
ン、トリプロピルアミン、ジメチルエタノールア
ミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミ
ン等の式: NR2R3R4 (式中、R2、R3およびR4は前記と同じ。) で表わされる化合物、ピリジン、ピペリジン等の
含窒素環状化合物等が挙げられる。共重合体と中
和剤との反応モル比は、通常1/0.5〜1/2で
ある。アルコールの例としては、メタノール、エ
タノール、i―プロパノール、t―ブタノール等
が挙げられる。 前記硬化剤は、前記含フツ素共重合体に含有さ
れるヒドロキシル基および/またはカルボキシル
基と反応して、前記含フツ素共重合体を架橋する
機能を有するもので、例えばヘキサメチレンジイ
ソシアネート三量体等のブロツクイソシアネー
ト、アミノ樹脂等が挙げられる。アミノ樹脂とし
ては、例えば従来から公知のメラミン樹脂、ベン
ゾグアナミン樹脂、尿素樹脂等があるが、好まし
いものは、メチルエーテル化型または炭素数4以
下のアルコールの混合エーテル型のアルコキシメ
チル化メラミン樹脂である。 硬化剤の使用量は、含フツ素共重合体に含有さ
れるヒドロキシル基とカルボキシル基の総量に対
して通常0.2〜4当量、好ましくは0.5〜2.5当量で
ある。硬化剤の使用量が多すぎると、塗膜の耐候
性が低下する。硬化剤の使用量が少ないと塗膜の
硬度が低下する。 本発明の組成物を用いる電着塗装方法におい
て、電着浴に含ませる水と含フツ素共重合体の重
量比は、通常70〜99対1〜30、好ましくは80〜95
対5〜20である。 含フツ素共重合体が前記範囲より少ないと、塗
装電圧が高くなりすぎ、多いと塗装ロスが多くな
り経済的でない。 前記成分の他、補助溶媒、例えばセロソルブ系
溶媒、カルビトール系溶媒、グライム系溶媒、ア
ルコール系溶媒、ケトン系溶媒、アミド系溶媒等
や顔料、染料、その他添加剤等を使用することが
できる。 本発明の組成物を用いる電着塗装方法におい
て、浴温は通常10〜40℃、好ましくは15〜35℃、
電圧は通常50〜500V、好ましくは、100〜300V
(被塗布物は、陽極)、極間距離は、通常1〜100
cm、好ましくは10〜50cm、時間は通常0.5〜10分、
好ましくは1〜5分である。 電着塗装後、被塗布物は、水洗が必要な場合は
水洗し、その後150〜200℃で5〜60分間加熱し、
硬化させることができる。基材が高温に耐えるも
のであれば、300℃前後に加熱してもよい。 塗装皮膜の厚さは、通常2〜50μm、好ましく
は5〜13μmである。厚くなればコスト高になる
うえ平滑性がわるくなり、また気泡などが生じや
すくなり、塗膜欠陥の原因となる。また、薄くな
るとピンホールおよびブリスターが発生しやすく
なる。 本発明の組成物を用いる電着塗装方法を適用す
ることができる基材は、導電性があるものであれ
ば特に制限されない。基材が特にアルミニウムま
たはアルミニウム合金の場合、耐候性、防食性、
耐汚染性等に優れた均一で平滑な塗膜を得ること
ができる。 〔実施例〕 含フツ素共重合体の調製例 () 1000mlのガラス製オートクレーブにヒド
ロキシブチルビニルエーテル(以下、HBVE
という。)106g、ジグライム60g、i―プロパ
ノール180gおよびN―ジメチルベンジルアミ
ン1mlを仕込み、空間部を窒素で置換した後、
クロロトリフルオロエチレン(以下、CTFEと
いう。)116gを加え、65℃まで加熱した。温度
が安定した時の圧力は、6.2Kg/cm2Gであつた。 次いで、アゾビスイソブチロニトリル2.5g
を溶解したジグライム/i―プロパノール(重
量で1/1)の混合物40gを加え、重合を開始し
た。撹拌しながら該温度に20時間保つた。該時
間経過後のオートクレーブの圧力は、0.2Kg/
cm2Gであつた。非揮発成分42.5重量%のワニス
475gを得た。 前記ワニスを60〜80℃に加熱しながらエバポ
レーターで100〜300mmHgに引き、i―プロパ
ノールを除去して共重合体混合物を得た。 () 前記()で得られた共重合体混合物を
500mlのガラス製フラスコに入れ、撹拌しなが
ら109gの1,2―シクロヘキサンジカルボン
酸無水物(エステル化剤)、50gのアセトンお
よび100μのナフテン酸ジルコニウムを加え、
加熱してアセトンを還流させながら5時間反応
させた。 () 前記の反応混合物を室温まで冷却した後
これを撹拌しながら70gのトリエチルアミン
(中和剤)と45gのエタノールの混合物を1時
間かけて滴下し、含フツ素共重合体を含有する
ワニスを得た。 得られたワニスに脱イオン水400gを加え、
固形分濃度を40重量%にし、含フツ素共重合体
の水酸基価と酸価をJIS K 0070記載の方法で
測定したところ、それぞれ25と100であつた。 調製例 2〜7 調製例1で使用した単量体、エステル化剤また
は中和剤にかえて、第1表に示すものを使用した
他は、調製例1と同様の方法で含フツ素共重合体
ワニスを調製した。 第1表中、VAとTFEは、それぞれバーサチツ
ク酸ビニルとテトラフルオロエチレンを示し、エ
ステル化剤と中和剤の重量は、含フツ素共重合体
100gに対するものである。
着塗装用組成物に関する。 〔従来の技術〕 電着塗装では、普通水を電着媒体の主成分とし
て使用するので、火災、爆発等の危険が少ない。
また、複雑な形状をした基材にも比較的均一な厚
みを持つ塗膜を形成することができるので、電着
塗装は工程の自動化が容易で、製品の量産化に適
する。 以前、従来からよく知られている含フツ素重合
体のポリビニリデンフルオライド等の電着塗装が
試みられたことがある(特公昭49−28656号公報
参照)。しかし、従来の含フツ素重合体は、塗装
後塗膜を基材とともに200℃以上の比較的高い温
度で焼成しなければならないので、塗装基材に制
限があり、前記利点があるにもかかわらず、含フ
ツ素重合体の電着塗装の利用範囲は広くない。 〔発明の目的〕 本発明者らに、含フツ素重合体の電着塗装につ
いて鋭意検討した結果、アニオン性の官能基を有
する新規含フツ素共重合体が、比較的低温(200
℃以下)で焼成、硬化することができ、またこの
電着塗装塗膜が優れた耐汚染性、耐候性、防食性
等を有することを見出し本発明に達した。 本発明の第一の目的は、新規含フツ素共重合体
を含有する電着塗装用組成物を提供することであ
る。 [発明の構成] 本発明は、水性系樹脂、硬化剤および水を含有
する電着塗装用組成物において、該樹脂が式: ―CFX―CF2― (i) (式中、Xは塩素またはフツ素を示す。)で表
わされる構造単位20〜80モル%、式: (式中、R1は炭素数2〜6のアルキレン基ま
たは炭素数4〜10の二価の脂環式基、Mは水素、
アルカリ金属、 NHR2 R3 R4基[但し、R2,R3およびR4は同
一または相異なつて水素、炭素数1〜6のアルキ
ル基または炭素数1〜6のヒドロキシアルキル基
である。]またはRH基[但し、Rは炭素数4〜
9の含窒素環状化合物である。]、nは2〜6の整
数を示す。) で表わされる構造単位5〜60モル%、式: (式中、R5は炭素数1〜12のアルキル基、炭
素数4〜10の一価の脂環式基または炭素数2〜10
のフルオロアルキル基、kは0または1を示す。)
で表わされる構造単位0〜40モル%および式: (式中、jは2〜6の整数を示す。)で表わさ
れる構造単位0〜40モル%からなる含フツ素共重
合体(但し、前記構造単位(i)〜(iv)の合計は100モ
ル%。)であることを特徴とする電着塗装用組成
物である。 前記含フツ素共重合体の数平均分子量は、通常
2000〜100000、好ましくは5000〜60000である。
前記分子量が前記範囲より小さくなると、電着塗
装塗膜の耐水性、耐薬品性等が低下する傾向がみ
られ、前記分子量が上記範囲より大きくなると、
含フツ素共重合体を水に溶解させた場合、水溶液
の粘度が高くなり、これより得られた電着塗装塗
膜の平滑性が低下することがある。 前記含フツ素共重合体のJIS K 0070記載の方
法で測定したカルボン酸の酸価は、通常10〜150、
好ましくは30〜120である。前記構造単位(ii)中、
Mが水素のものは通常1/2未満である。 前記含フツ素共重合体は、次の()〜()
の一連の反応により調製することができる。 () 〔共重合〕 式: CFX=CF2 (′) (式中、Xは前記と同じ。) で表わされる単量体、式: (式中、nは前記と同じ。) で表わされる単量体および式: (式中、R5およびkは前記と同じ。) で表わされる単量体を共重合させ、式: (i)および(iv)で表わされる構造単位を有する共重
合体を得る。 なお、単量体(′)は、必要に応じ共重合さ
せるので、共重合体に含有されない場合がある。 式(′)で示される単量体としてはテトラフ
ルオロエチレンおよびクロロトリフルオロエチレ
ンがあげられる。 式(′)で示される単量体としては、たとえ
ばヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピル、ヒド
ロキシブチル、ヒドロキシペンチル、ヒドロキシ
ヘキシルなどがあげられる。 式(′)で示される単量体としては、R5がメ
チル、エチル、プロピル、イソブチル、ヘキシ
ル、オクチル、デシル、ラウリルなどのアルキル
基;シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキ
シル、アダマンチル、ボルニルなどの脂環式基;
2,2,2―トリフルオロオクチル、2,2,
3,3―テトラフルオロプロピル、2,2,3,
3,3―ペンタフルオロプロピル、2,2,3,
3,4,4,5,5―オクタフルオロペンチル、
2,2,3,3,4,4,4―ヘプタフルオロブ
チル、2,2,3,3,4,4,5,5,6,
6,7,7,8,8,9,9―ヘキサデカフルオ
ロノニルなどのフルオロアルキル基であるものが
あげられ、具体的にはたとえば酢酸ビニル、プロ
ピオン酸ビニル、酪酸ビニル、ピバリン酸ビニ
ル、カプロン酸ビニル、ラウリン酸ビニル、バー
サチツク酸ビニル、シクロヘキサンカルボン酸ビ
ニルなどのビニルエステル;メチルビニルエーテ
ル、エチルビニルエーテル、n―プロピルビニル
エーテル、イソプロピルビニルエーテル、n―ブ
チルビニルエーテル、イソブチルビニルエーテ
ル、t―ブチルビニルエーテル、n―ペンチルビ
ニルエーテル、n―ヘキシルビニルエーテル、n
―オクチルビニルエーテル、2―エチルヘキシル
ビニルエーテル、シクロヘキシルビニルエーテ
ル、ラウリルビニルエーテル、2,2,2―トリ
フルオロエチルビニルエーテル、2,2,3,3
―テトラフルオロプロピルビニルエーテル、2,
2,3,3,3―ペンタフルオロプロピルビニル
エーテル、2,2,3,3,4,4,5,5―オ
クタフルオロペンチルビニルエーテル、2,2,
3,3,4,4,4―ヘプタフルオロビニルエー
テルなどのビニルエーテルがあげられる。 () 〔共重合体に含有されるヒドロキシル基
のエステル化〕 前記()で得られた共重合体と式: (R1CO)2O (式中、R1は前記と同じ。) で表わされる酸無水物を反応させて式:(iv)で表わ
される構造単位を式: (式中、R1およびnは前記と同じ。) で表わされる構造単位に変換する。 本反応において、構造単位(iv)を一部残したい場
合は、酸無水物を当量未満反応させればよい。 式(iv)で示される酸無水物としては、たとえば無
水マレイン酸、無水コハク酸、無水メチルコハク
酸、無水アジピン酸、無水グルタル酸、無水イタ
コン酸、無水シトラコン酸、無水1,2―シクロ
ヘキサンジカルボン酸、無水4―メチル―1,2
―シクロヘキサンジカルボン酸、無水シス―4―
シクロヘキセン―1,2―シクロヘキサンジカル
ボン酸、無水1―シクロヘキセン―1,2―ジカ
ルボン酸、またはシクロペンタジエンと無水マレ
イン酸のデイールスアルダー反応の付加物などが
あげられる。 () 〔構造単位(v)に含有されるカルボキシル
基の中和〕 前記()で得られた式:(i)、(iii)および(v)で表
わされる構造単位を有する共重合体(場合によつ
ては構造単位(iv)を有する)と中和剤を反応させ、
構造単位(v)に含有されるカルボキシル基を中和し
前記の共重合体を得る。 なお、共重合体の構造単位(ii)に含有されるMが
水素のもの、即ち構造単位(v)が必要な場合は、中
和反応()は全く行わないか、または不完全に
しか行わない。 前記()の共重合は、通常水溶性媒体中、温
度−20〜150℃、好ましくは5〜95℃、圧力0〜
30Kg/cm2G、好ましくは0〜10Kg/cm2Gで行われ
る。 水溶性媒体の例としては、アセトン、メチルエ
チルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、メ
タノール、エタノール、i―プロパノール、t―
ブタノール、n―ブタノール等のアルコール類、
ジメチルカルビトール、セロソルブ、テトラヒド
ロフラン等のエーテル類、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルアセトアミド等のアミド類、酢酸メ
チルセロソルブ等の酢酸エステル類等が挙げられ
る。 前記共重合を行う際、重合開始剤が単量体合計
100重量部に対し、通常0.01〜5重量部、好まし
くは0.05〜1.0重量部使用される。重合開始剤の
例としては、ジ―i―プロピルパーオキシジカー
ボネート、t―ブチルパーオキシブチレート、ベ
ンゾイルパーオキサイド等の過酸化物、アゾビス
―i―ブチロニトリル、アゾビスバレロニトリル
等のアゾ化合物が挙げられる。 前記共重合を行う際、共重合体からフツ化水素
が脱離して系内のPHが低下し、式:(′)の単量
体のビニル基とヒドロキシル基が反応してこの単
量体が環化することがあるので、第三アミン等の
PH調整剤を全単量体あたり0.1〜5重量部添加す
るのが好ましい。 前記()の共重合が終わつた後は、通常得ら
れた反応混合物を減圧に引き、アルコール等官能
基を有する重合媒体を除去する。 前記()のエステル化反応は、通常該共重合
体、酸無水物および触媒を反応媒体に混合し、30
〜100℃で1〜10時間行う。触媒としては、例え
ばナフテン酸ジルコニウム、テトラブチルジルコ
ネート、テトラブチルチタネート、テトラオクチ
ルチタネート等が挙げられる。反応媒体は、例え
ばアセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサ
ノン、ジメチルカルビトール、酢酸メチルセロソ
ルブ等が挙げられる。共重合体と酸無水物との反
応モル比は、通常1/0.5〜1/5である。触媒
は、共重合体100重量部に対し通常0.01〜1重量
部使用する。 なお、構造単位(v)は、前記酸無水物の他、式: R6OCR1COR7 (a) (式中、R1は前記と同じ、R6およびR7は同一
または相異なつて、ヒドロキシル基、炭素数1〜
5のアルコキシル基、―OM基〔但し、Mは前記
と同じ。〕、トリメチルシリル基またはテトラヒド
ロピラニル基を示す。)で表わされる化合物、
式: XOCR1COR8 (b) (式中、R1は前記と同じ、Xはハロゲン、R8
はハロゲンまたは炭素数1〜5のアルコキシル基
を示す。)、 式: HOOCR1CN (c) (式中、R1は前記と同じ。) または式: XOCR1CN (d) (式中、R1およびXは前記と同じ。) で表わされる化合物を式:(iv)で表わされる構造単
位に含有される―OH基と前記式:(a)中のR6OC
―基、式:(b)中のXO―基、式:(c)中のHOOC―
基または式:(d)中のXO―基と反応させてエステ
ル結合を形成させ、次いで、前記式(a)で表わされ
る化合物に含有されるR7基がヒドロキシル基お
よび―OM基〔但し、Mは前記と同じ。〕の場合
を除き、―COR7基、―COR8基または―CN基を
加水分解して得ることもできる。 本エステル化反応において、式:(iv)で表わされ
る構造単位に含有される―OH基と反応させる
式:(a)〜(b)に含有される基がカルボキシルまたは
エステルの場合、通常のエステル化反応で使用さ
れている触媒と同じものを触媒として使用するこ
とができる。触媒の例としては、パラトルエンス
ルホン酸、硫酸等の酸性触媒、水酸化ナトリウ
ム、カリウム、ナトリウムメチラート等の塩基性
触媒、その他ナフテン酸ジルコニウム、ナフテン
酸ニツケル、アセチルアセトン亜鉛、アセチルア
セトンコバルト等が挙げられる。触媒は、共重合
体100重量部に対し0.01〜10重量部使用する。反
応温度は、50〜130℃である。 前記―COR7基、―COR8基または―CN基の加
水分解反応は、共重合体100重量部に対し0.1〜10
重量部の触媒を使用し、30〜100℃の反応温度で
行うことができる。触媒としては、例えば0.5〜
10重量%の鉱酸、アルカリ金属水酸化物、アルカ
リ土類水酸化物、アルカリ金属炭酸塩等が挙げら
れる。 前記()の中和反応は、()で得られた共
重合体を水あるいはアルコールに10〜70重量%に
なるように溶解し、中和剤を添加して行うことが
できる。中和剤としては、水酸化ナトリウム、水
酸化カリウム、水酸化リチウム等のアルカリ金属
水酸化物、アンモニア、トリメチルアミン、モノ
エチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミ
ン、トリプロピルアミン、ジメチルエタノールア
ミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミ
ン等の式: NR2R3R4 (式中、R2、R3およびR4は前記と同じ。) で表わされる化合物、ピリジン、ピペリジン等の
含窒素環状化合物等が挙げられる。共重合体と中
和剤との反応モル比は、通常1/0.5〜1/2で
ある。アルコールの例としては、メタノール、エ
タノール、i―プロパノール、t―ブタノール等
が挙げられる。 前記硬化剤は、前記含フツ素共重合体に含有さ
れるヒドロキシル基および/またはカルボキシル
基と反応して、前記含フツ素共重合体を架橋する
機能を有するもので、例えばヘキサメチレンジイ
ソシアネート三量体等のブロツクイソシアネー
ト、アミノ樹脂等が挙げられる。アミノ樹脂とし
ては、例えば従来から公知のメラミン樹脂、ベン
ゾグアナミン樹脂、尿素樹脂等があるが、好まし
いものは、メチルエーテル化型または炭素数4以
下のアルコールの混合エーテル型のアルコキシメ
チル化メラミン樹脂である。 硬化剤の使用量は、含フツ素共重合体に含有さ
れるヒドロキシル基とカルボキシル基の総量に対
して通常0.2〜4当量、好ましくは0.5〜2.5当量で
ある。硬化剤の使用量が多すぎると、塗膜の耐候
性が低下する。硬化剤の使用量が少ないと塗膜の
硬度が低下する。 本発明の組成物を用いる電着塗装方法におい
て、電着浴に含ませる水と含フツ素共重合体の重
量比は、通常70〜99対1〜30、好ましくは80〜95
対5〜20である。 含フツ素共重合体が前記範囲より少ないと、塗
装電圧が高くなりすぎ、多いと塗装ロスが多くな
り経済的でない。 前記成分の他、補助溶媒、例えばセロソルブ系
溶媒、カルビトール系溶媒、グライム系溶媒、ア
ルコール系溶媒、ケトン系溶媒、アミド系溶媒等
や顔料、染料、その他添加剤等を使用することが
できる。 本発明の組成物を用いる電着塗装方法におい
て、浴温は通常10〜40℃、好ましくは15〜35℃、
電圧は通常50〜500V、好ましくは、100〜300V
(被塗布物は、陽極)、極間距離は、通常1〜100
cm、好ましくは10〜50cm、時間は通常0.5〜10分、
好ましくは1〜5分である。 電着塗装後、被塗布物は、水洗が必要な場合は
水洗し、その後150〜200℃で5〜60分間加熱し、
硬化させることができる。基材が高温に耐えるも
のであれば、300℃前後に加熱してもよい。 塗装皮膜の厚さは、通常2〜50μm、好ましく
は5〜13μmである。厚くなればコスト高になる
うえ平滑性がわるくなり、また気泡などが生じや
すくなり、塗膜欠陥の原因となる。また、薄くな
るとピンホールおよびブリスターが発生しやすく
なる。 本発明の組成物を用いる電着塗装方法を適用す
ることができる基材は、導電性があるものであれ
ば特に制限されない。基材が特にアルミニウムま
たはアルミニウム合金の場合、耐候性、防食性、
耐汚染性等に優れた均一で平滑な塗膜を得ること
ができる。 〔実施例〕 含フツ素共重合体の調製例 () 1000mlのガラス製オートクレーブにヒド
ロキシブチルビニルエーテル(以下、HBVE
という。)106g、ジグライム60g、i―プロパ
ノール180gおよびN―ジメチルベンジルアミ
ン1mlを仕込み、空間部を窒素で置換した後、
クロロトリフルオロエチレン(以下、CTFEと
いう。)116gを加え、65℃まで加熱した。温度
が安定した時の圧力は、6.2Kg/cm2Gであつた。 次いで、アゾビスイソブチロニトリル2.5g
を溶解したジグライム/i―プロパノール(重
量で1/1)の混合物40gを加え、重合を開始し
た。撹拌しながら該温度に20時間保つた。該時
間経過後のオートクレーブの圧力は、0.2Kg/
cm2Gであつた。非揮発成分42.5重量%のワニス
475gを得た。 前記ワニスを60〜80℃に加熱しながらエバポ
レーターで100〜300mmHgに引き、i―プロパ
ノールを除去して共重合体混合物を得た。 () 前記()で得られた共重合体混合物を
500mlのガラス製フラスコに入れ、撹拌しなが
ら109gの1,2―シクロヘキサンジカルボン
酸無水物(エステル化剤)、50gのアセトンお
よび100μのナフテン酸ジルコニウムを加え、
加熱してアセトンを還流させながら5時間反応
させた。 () 前記の反応混合物を室温まで冷却した後
これを撹拌しながら70gのトリエチルアミン
(中和剤)と45gのエタノールの混合物を1時
間かけて滴下し、含フツ素共重合体を含有する
ワニスを得た。 得られたワニスに脱イオン水400gを加え、
固形分濃度を40重量%にし、含フツ素共重合体
の水酸基価と酸価をJIS K 0070記載の方法で
測定したところ、それぞれ25と100であつた。 調製例 2〜7 調製例1で使用した単量体、エステル化剤また
は中和剤にかえて、第1表に示すものを使用した
他は、調製例1と同様の方法で含フツ素共重合体
ワニスを調製した。 第1表中、VAとTFEは、それぞれバーサチツ
ク酸ビニルとテトラフルオロエチレンを示し、エ
ステル化剤と中和剤の重量は、含フツ素共重合体
100gに対するものである。
【表】
実施例 1
調製例1で得られた含フツ素共重合体のワニス
100重量部に80%メチルメチロール化メラミン樹
脂(日立化成工業株式会社製,メラン620,固形
分含有量70重量%)7.4重量部を加え、均一にな
るようによく混合した。混合物に脱イオン水269
gを加え、固形分の濃度を12重量%にし、電着塗
装に供する組成物を調製した。 前記組成物を電着塗装用槽に入れ、アルマイト
処理を施した6063sアルミニウム合金板(アルマ
イト皮膜の厚み9μm)を被塗布物(陽極)とし、
浴温22℃、電圧200Vで3分間通電し、前記組成
物をアルミニウム合金板に塗布した。 前記アルミニウム合金板を水洗し、180℃に30
分間保ち、前記組成物を焼付、硬化させた。 得られた塗膜について、その膜厚と特性(光
沢、耐候性、基材への付着性、耐アルカリ性およ
び平滑性)を下記の方法で調べた。結果を第3表
に示す。 膜厚:膜厚計(株式会社ケツト科学研究所製パー
マスコープEW型)を使用して測定した(単
位:μm)。 光沢:光沢計(日本電色工業株式会社製VG―
2PD)を使用し60鏡面反射率(単位:%)を測
定した。 耐候性:ウエザーメーター(スガ試験機株式会社
製,デユーサイクル,照射60分/暗黒60分,ブ
ラツクパネル温度63℃)で360時間の促進耐候
性試験を行い、光沢保持率(単位:%)を測定
した。 基材への付着性:塗膜にカツターナイフで1mm角
の枅目100個の切り目を入れ、セロハン粘着テ
ープで10回剥離試験を行い、残存した枡目数を
求めた。 耐アルカリ性:1重量%の水酸化ナトリウムの水
溶液に72時間浸漬した後の塗膜の外観を肉眼で
観察し、ブリスター発生の有無を調べた。 平滑性:塗布後の塗膜の外観を肉眼で観察し、ピ
ンホールの有無と凹凸の具合を調べた。 実施例2〜8および比較例1〜2 実施例1で使用した組成物にかえ、第2表に示
す組成の組成物を使用した他は、実施例1と同じ
方法で電着塗装を行つた。得られた塗膜について
前記と同じ方法で膜厚と特性を調べた。結果を第
3表に示す。
100重量部に80%メチルメチロール化メラミン樹
脂(日立化成工業株式会社製,メラン620,固形
分含有量70重量%)7.4重量部を加え、均一にな
るようによく混合した。混合物に脱イオン水269
gを加え、固形分の濃度を12重量%にし、電着塗
装に供する組成物を調製した。 前記組成物を電着塗装用槽に入れ、アルマイト
処理を施した6063sアルミニウム合金板(アルマ
イト皮膜の厚み9μm)を被塗布物(陽極)とし、
浴温22℃、電圧200Vで3分間通電し、前記組成
物をアルミニウム合金板に塗布した。 前記アルミニウム合金板を水洗し、180℃に30
分間保ち、前記組成物を焼付、硬化させた。 得られた塗膜について、その膜厚と特性(光
沢、耐候性、基材への付着性、耐アルカリ性およ
び平滑性)を下記の方法で調べた。結果を第3表
に示す。 膜厚:膜厚計(株式会社ケツト科学研究所製パー
マスコープEW型)を使用して測定した(単
位:μm)。 光沢:光沢計(日本電色工業株式会社製VG―
2PD)を使用し60鏡面反射率(単位:%)を測
定した。 耐候性:ウエザーメーター(スガ試験機株式会社
製,デユーサイクル,照射60分/暗黒60分,ブ
ラツクパネル温度63℃)で360時間の促進耐候
性試験を行い、光沢保持率(単位:%)を測定
した。 基材への付着性:塗膜にカツターナイフで1mm角
の枅目100個の切り目を入れ、セロハン粘着テ
ープで10回剥離試験を行い、残存した枡目数を
求めた。 耐アルカリ性:1重量%の水酸化ナトリウムの水
溶液に72時間浸漬した後の塗膜の外観を肉眼で
観察し、ブリスター発生の有無を調べた。 平滑性:塗布後の塗膜の外観を肉眼で観察し、ピ
ンホールの有無と凹凸の具合を調べた。 実施例2〜8および比較例1〜2 実施例1で使用した組成物にかえ、第2表に示
す組成の組成物を使用した他は、実施例1と同じ
方法で電着塗装を行つた。得られた塗膜について
前記と同じ方法で膜厚と特性を調べた。結果を第
3表に示す。
【表】
【表】
表中、タケネートB―87X―Mは、武田薬品工
業(株)製のイソホロンジイソシアネートブロツク体
(NCO含有量:12.6重量%、有効成分:60重量
%)メラン620は、前記と同じ。 比較例 3〜4 調製例1で得られた含フツ素共重合体のワニス
100重量部にメラン620 7.4重量部を加え、均一に
なるようによく混合した。混合物に脱イオン水を
比較例3では2151g、比較例4では118g加え、
固形分の濃度をそれぞれ2重量%と20重量%に
し、電着塗装に供する組成物を調製した。 実施例1と同じ被塗布物に、浴温22℃、電圧
200Vで1分間通電し、電着塗装を行つた。水洗
後、180℃で30分間焼付、硬化させた。得られた
塗膜について前記と同じ方法で膜厚と特性を調べ
た。結果を第3表に示す。
業(株)製のイソホロンジイソシアネートブロツク体
(NCO含有量:12.6重量%、有効成分:60重量
%)メラン620は、前記と同じ。 比較例 3〜4 調製例1で得られた含フツ素共重合体のワニス
100重量部にメラン620 7.4重量部を加え、均一に
なるようによく混合した。混合物に脱イオン水を
比較例3では2151g、比較例4では118g加え、
固形分の濃度をそれぞれ2重量%と20重量%に
し、電着塗装に供する組成物を調製した。 実施例1と同じ被塗布物に、浴温22℃、電圧
200Vで1分間通電し、電着塗装を行つた。水洗
後、180℃で30分間焼付、硬化させた。得られた
塗膜について前記と同じ方法で膜厚と特性を調べ
た。結果を第3表に示す。
【表】
アニオン性官能基の―COOM基(式中:Mは
前記と同じ。)を有する含フツ素共重合体を主成
分とする本発明の組成物は、従来の含フツ素重合
体を主成分とするものに比べ、低温で基材に焼き
付けることができる。また、前記組成物の電着塗
装皮膜は、光沢性、耐候性、基材への付着性、耐
アルカリ性、平滑性等に優れている。
前記と同じ。)を有する含フツ素共重合体を主成
分とする本発明の組成物は、従来の含フツ素重合
体を主成分とするものに比べ、低温で基材に焼き
付けることができる。また、前記組成物の電着塗
装皮膜は、光沢性、耐候性、基材への付着性、耐
アルカリ性、平滑性等に優れている。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 水性系樹脂、硬化剤および水を含有する電着
塗装用組成物において、該樹脂が式: ―CFX―CF2― (i) (式中、Xは塩素またはフツ素を示す。)で表
わされる構造単位20〜80モル%、式: (式中、R1は炭素数2〜6のアルキレン基ま
たは炭素数4〜10の二価の脂環式基、Mは水素、
アルカリ金属、NHR2 R3 R4基[但し、R2、R3
およびR4は同一または相異なつて水素、炭素数
1〜6のアルキル基または炭素数1〜6のヒドロ
キシアルキル基である。]またはRH基[但し、
Rは炭素数4〜9の含窒素環状化合物である。]、
nは2〜6の整数を示す。) で表わされる構造単位5〜60モル%、式: (式中、R5は炭素数1〜12のアルキル基、炭
素数4〜10の一価の脂環式基または炭素数2〜10
のフルオロアルキル基、kは0または1を示す。)
で表わされる構造単位0〜40モル%および式: (式中、jは2〜6の整数を示す。)で表わさ
れる構造単位0〜40モル%からなる含フツ素共重
合体(但し、前記構造単位(i)〜(iv)の合計は100モ
ル%。)であることを特徴とする電着塗装用組成
物。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60269160A JPS62127362A (ja) | 1985-11-28 | 1985-11-28 | 電着塗装用組成物 |
| US06/935,418 US4842940A (en) | 1985-11-28 | 1986-11-26 | Electrodeposition coating composition, electrodeposition process and electrodeposited article |
| EP86116452A EP0224870B1 (en) | 1985-11-28 | 1986-11-27 | Electrodeposition process and electrodeposited article |
| DE8686116452T DE3684760D1 (de) | 1985-11-28 | 1986-11-27 | Verfahren zur elektrotauchlackierung und beschichteter artikel. |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60269160A JPS62127362A (ja) | 1985-11-28 | 1985-11-28 | 電着塗装用組成物 |
Related Child Applications (2)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29481387A Division JPS63152677A (ja) | 1987-11-20 | 1987-11-20 | 電着塗装方法および塗装物品 |
| JP1133273A Division JPH0739554B2 (ja) | 1989-05-26 | 1989-05-26 | 電着塗装用組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62127362A JPS62127362A (ja) | 1987-06-09 |
| JPS6334190B2 true JPS6334190B2 (ja) | 1988-07-08 |
Family
ID=17468510
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60269160A Granted JPS62127362A (ja) | 1985-11-28 | 1985-11-28 | 電着塗装用組成物 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4842940A (ja) |
| EP (1) | EP0224870B1 (ja) |
| JP (1) | JPS62127362A (ja) |
| DE (1) | DE3684760D1 (ja) |
Families Citing this family (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63152677A (ja) * | 1987-11-20 | 1988-06-25 | Daikin Ind Ltd | 電着塗装方法および塗装物品 |
| JP2620295B2 (ja) * | 1988-03-30 | 1997-06-11 | 関西ペイント株式会社 | 電着塗装用組成物 |
| EP0338498A3 (en) * | 1988-04-20 | 1991-01-16 | Daikin Industries, Limited | Process for preparing fluorine-containing copolymers |
| JP2508815B2 (ja) * | 1988-08-23 | 1996-06-19 | 旭硝子株式会社 | 電着塗料組成物 |
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