JPS6343367B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6343367B2 JPS6343367B2 JP7331083A JP7331083A JPS6343367B2 JP S6343367 B2 JPS6343367 B2 JP S6343367B2 JP 7331083 A JP7331083 A JP 7331083A JP 7331083 A JP7331083 A JP 7331083A JP S6343367 B2 JPS6343367 B2 JP S6343367B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- infusion
- mmol
- carbohydrate
- disaccharide
- group
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Medicinal Preparation (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
発明の背景
技術分野
本発明は、糖質輸液に関する。更に詳しくは、
二糖類還元体を含有する糖質輸液を提供すること
にある。該二糖類還元体としてマルチトールある
いはラクチトールが用いられる。 先行技術およびその問題点 糖質輸液として、種々のものが市販されてお
り、糖質としてはグルコース、フルクトース、ソ
ルビトール、キシリトール、マルトースを使用し
て調製されている。マルトースを除けば、これら
の糖質は単糖類である。浸透圧を考慮しなければ
ならない輸液においては、単糖類は二糖類にくら
べて同じ重量の配合量で約2倍も浸透圧を上昇さ
せる。また、マルトースは還元糖であるため化学
構造的にみてアルデヒド基がマスクされたアセタ
ール構造を有するため、アルデヒド基を有する化
合物に特有の不安定性があるため必ずしも好まし
いものとは云い難い。 発明の目的 本発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、マルチ
トールおよび/またはラクチトールを含有する経
静脈輸液として適した糖質輸液の調製に成功する
と共に、該糖質輸液が栄養輸液としての優れた性
質を有することを見い出し本発明を完成するに至
つた。 発明の具体的説明 すなわち、本発明は、糖質輸液において、該輸
液は水溶液中に少なくとも二糖類還元体を含有す
ることを特徴とする糖質輸液である。二糖類還元
体はマルチトールおよび/またはラクチトールで
あることが望ましい。水溶液は糖および電解質中
の元素の濃度範囲が 二糖類還元体 50〜350g/ ナトリウム 0〜100ミリモル/ カリウム 10〜60ミリモル/ 塩 素 0〜100ミリモル/ 燐 3〜10ミリモル/ マグネシウム 1〜6ミリモル/ カルシウム 1〜6ミリモル/ 亜 鉛 0〜40マイクロモル/ クロム 0〜1マイクロモル/ であることが望ましい。 本発明において使用されるマルチトールはマル
トース、ラクチトールはラクトースを接触還元ま
たはNaBH4還元することにより容易に得られる。 本発明の糖質輸液は、注射用蒸留水に二糖類還
元体および必要に応じて第1表に示した電解質を
加え撹拌することによつて得られる。
二糖類還元体を含有する糖質輸液を提供すること
にある。該二糖類還元体としてマルチトールある
いはラクチトールが用いられる。 先行技術およびその問題点 糖質輸液として、種々のものが市販されてお
り、糖質としてはグルコース、フルクトース、ソ
ルビトール、キシリトール、マルトースを使用し
て調製されている。マルトースを除けば、これら
の糖質は単糖類である。浸透圧を考慮しなければ
ならない輸液においては、単糖類は二糖類にくら
べて同じ重量の配合量で約2倍も浸透圧を上昇さ
せる。また、マルトースは還元糖であるため化学
構造的にみてアルデヒド基がマスクされたアセタ
ール構造を有するため、アルデヒド基を有する化
合物に特有の不安定性があるため必ずしも好まし
いものとは云い難い。 発明の目的 本発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、マルチ
トールおよび/またはラクチトールを含有する経
静脈輸液として適した糖質輸液の調製に成功する
と共に、該糖質輸液が栄養輸液としての優れた性
質を有することを見い出し本発明を完成するに至
つた。 発明の具体的説明 すなわち、本発明は、糖質輸液において、該輸
液は水溶液中に少なくとも二糖類還元体を含有す
ることを特徴とする糖質輸液である。二糖類還元
体はマルチトールおよび/またはラクチトールで
あることが望ましい。水溶液は糖および電解質中
の元素の濃度範囲が 二糖類還元体 50〜350g/ ナトリウム 0〜100ミリモル/ カリウム 10〜60ミリモル/ 塩 素 0〜100ミリモル/ 燐 3〜10ミリモル/ マグネシウム 1〜6ミリモル/ カルシウム 1〜6ミリモル/ 亜 鉛 0〜40マイクロモル/ クロム 0〜1マイクロモル/ であることが望ましい。 本発明において使用されるマルチトールはマル
トース、ラクチトールはラクトースを接触還元ま
たはNaBH4還元することにより容易に得られる。 本発明の糖質輸液は、注射用蒸留水に二糖類還
元体および必要に応じて第1表に示した電解質を
加え撹拌することによつて得られる。
【表】
第1表におけるナトリウムを含む電解質として
はNaCl、乳酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム
を、カリウムについてはKCl、K2HPO4、
KH2PO4、グルコン酸カリウム、酢酸カリウウ、
クエン酸カリウムを、マグネシウムについては
MgCl2、MgSO4を、カルシウムについては乳酸
カルシウム、CaCl2、グルコン酸カルシウムを亜
鉛についてはZnSO4、ZnCl2を、クロムについて
はCr(OAc)3、CrCl2挙げることができ、これら
のなかから適宜選択して用いることが出来る。 本発明の糖質輸液はバイアル瓶、前記輸液に対
して不活性なプラスチツク製容器に充填され、続
いて充填口が密封され、高圧蒸気滅菌により容器
ごと滅菌される。 容器としてはフレークスを発生させないという
点で輸液に対して不活性なプラスチツク製容器が
よく、輸液の外気との接触による汚染防止、輸液
の外気中酸素による酸化等の変質防止などを考慮
する点では外気を容器内に導入する必要がない輸
液に対して不活性なプラスチツク製バツグが望ま
しい。 このバツグの材質としては軟質塩化ビニル樹
脂、エチレン・酢酸ビニル共重合体、アミド系樹
脂等が用いられる。 軟質塩化ビニル樹脂としては塩化ビニルに可塑
性モノマーをグラフト重合またはブロツク重合を
したもの、またはポリ塩化ビニルに可塑性ポリマ
ーをブレンドしたものがよい。 滅菌にあたつては滅菌前に容器中から気体を除
去するのが輸液が熱によつて反応性が高まつた場
合でも変質が極めて少ない。 プラスチツク製容器に充填された輸液を高圧蒸
気滅菌する場合は容器の周囲から輸液に対して活
性な気体を排除、例えば輸液剤に対して不活性気
体雰囲気中で滅菌することによつて、高温によつ
て気体通過性の高まるプラスチツク製容器の欠点
をおぎなうことができる。 発明の具体的作用効果 本発明の糖質輸液は、経静脈投与により優れた
栄養補給効果を有することが確認された。また、
該糖質輸液は直接グルコースを経静脈投与するも
のではないので、耐糖能の低下している患者に対
する治療輸液として用いることが出来る。 次の実施例および試験例を示して本発明をさら
に具体的に説明する。 実施例 1 第2表に示す組成比で殺菌された蒸留水に撹拌
下溶解せしめた。得られた水溶液を乳酸でPH4.6
とした。得られた水溶液を無菌過したあと、
500mlずつプラスチツク製バツグに分注し密閉し
たのち、121℃、20分間の高圧蒸気滅菌処理して
糖質輸液とする。
はNaCl、乳酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム
を、カリウムについてはKCl、K2HPO4、
KH2PO4、グルコン酸カリウム、酢酸カリウウ、
クエン酸カリウムを、マグネシウムについては
MgCl2、MgSO4を、カルシウムについては乳酸
カルシウム、CaCl2、グルコン酸カルシウムを亜
鉛についてはZnSO4、ZnCl2を、クロムについて
はCr(OAc)3、CrCl2挙げることができ、これら
のなかから適宜選択して用いることが出来る。 本発明の糖質輸液はバイアル瓶、前記輸液に対
して不活性なプラスチツク製容器に充填され、続
いて充填口が密封され、高圧蒸気滅菌により容器
ごと滅菌される。 容器としてはフレークスを発生させないという
点で輸液に対して不活性なプラスチツク製容器が
よく、輸液の外気との接触による汚染防止、輸液
の外気中酸素による酸化等の変質防止などを考慮
する点では外気を容器内に導入する必要がない輸
液に対して不活性なプラスチツク製バツグが望ま
しい。 このバツグの材質としては軟質塩化ビニル樹
脂、エチレン・酢酸ビニル共重合体、アミド系樹
脂等が用いられる。 軟質塩化ビニル樹脂としては塩化ビニルに可塑
性モノマーをグラフト重合またはブロツク重合を
したもの、またはポリ塩化ビニルに可塑性ポリマ
ーをブレンドしたものがよい。 滅菌にあたつては滅菌前に容器中から気体を除
去するのが輸液が熱によつて反応性が高まつた場
合でも変質が極めて少ない。 プラスチツク製容器に充填された輸液を高圧蒸
気滅菌する場合は容器の周囲から輸液に対して活
性な気体を排除、例えば輸液剤に対して不活性気
体雰囲気中で滅菌することによつて、高温によつ
て気体通過性の高まるプラスチツク製容器の欠点
をおぎなうことができる。 発明の具体的作用効果 本発明の糖質輸液は、経静脈投与により優れた
栄養補給効果を有することが確認された。また、
該糖質輸液は直接グルコースを経静脈投与するも
のではないので、耐糖能の低下している患者に対
する治療輸液として用いることが出来る。 次の実施例および試験例を示して本発明をさら
に具体的に説明する。 実施例 1 第2表に示す組成比で殺菌された蒸留水に撹拌
下溶解せしめた。得られた水溶液を乳酸でPH4.6
とした。得られた水溶液を無菌過したあと、
500mlずつプラスチツク製バツグに分注し密閉し
たのち、121℃、20分間の高圧蒸気滅菌処理して
糖質輸液とする。
【表】
試験例
Wister系雄性ラツト280g前後のものの頚静脈
にカテーテルを留置した。3群に分け、第1群は
市販のグルコースを25W/V%含有する糖質輸液
であるハイカリツク2号(テルモ(株)製高カロリー
輸液の商品名)を18.8ml毎日5時間5日間連続注
入し、これに経腸栄養剤6g(24.6Kcal/日)を
5日間連日経腸投与した。第2群は実施例1で調
製した糖質輸液18.8mlを毎日5時間5日間注入
し、これに上記経腸栄養剤6gを5日間連日経腸
投与した。第3群は輸液をせず上記経腸栄養剤6
gを第1群及び第2群と同条件下に投与した。水
の摂取は各群共自由にさせた。各群の体重変化を
調べた。結果は第3表に示すごとくであり、第1
群と第2群との間にはほとんど差がなく第3群に
くらべて体重減少が有意に抑制されていることが
明らかとなつた。 第 3 表 体重変化(g) 第1群 −14.2±1.31 第2群 −13.7±1.27 第3群 −26.1±1.99 実施例 2 実施例1のマルチトールをラクチトールに代
え、同一の組成比(モル比)にした他は実施例1
と同様であつた。 その結果実施例1と同様の傾向がみられた。 実施例 3 マルチトール、ラクチトールを別々またはブレ
ンドし、溶液濃度を等張、それより高めに調整
し、他は実施例1と同様であつた。 その結果実施例1と同様の傾向がみられた。ま
た、いずれの実施例においても本発明の糖質輸液
によると思われる障害および毒性的兆候はみられ
なかつた。
にカテーテルを留置した。3群に分け、第1群は
市販のグルコースを25W/V%含有する糖質輸液
であるハイカリツク2号(テルモ(株)製高カロリー
輸液の商品名)を18.8ml毎日5時間5日間連続注
入し、これに経腸栄養剤6g(24.6Kcal/日)を
5日間連日経腸投与した。第2群は実施例1で調
製した糖質輸液18.8mlを毎日5時間5日間注入
し、これに上記経腸栄養剤6gを5日間連日経腸
投与した。第3群は輸液をせず上記経腸栄養剤6
gを第1群及び第2群と同条件下に投与した。水
の摂取は各群共自由にさせた。各群の体重変化を
調べた。結果は第3表に示すごとくであり、第1
群と第2群との間にはほとんど差がなく第3群に
くらべて体重減少が有意に抑制されていることが
明らかとなつた。 第 3 表 体重変化(g) 第1群 −14.2±1.31 第2群 −13.7±1.27 第3群 −26.1±1.99 実施例 2 実施例1のマルチトールをラクチトールに代
え、同一の組成比(モル比)にした他は実施例1
と同様であつた。 その結果実施例1と同様の傾向がみられた。 実施例 3 マルチトール、ラクチトールを別々またはブレ
ンドし、溶液濃度を等張、それより高めに調整
し、他は実施例1と同様であつた。 その結果実施例1と同様の傾向がみられた。ま
た、いずれの実施例においても本発明の糖質輸液
によると思われる障害および毒性的兆候はみられ
なかつた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 糖質輸液において、該輸液は水溶液中に少な
くとも二糖類還元体を含有することを特徴とする
糖質輸液。 2 二糖類還元体は、マルチトールおよび/また
はラクチトールである特許請求の範囲第1項記載
の糖質輸液。 3 水溶液は糖および電解質中の元素の濃度範囲
が 二糖類還元体 50〜350g/ ナトリウム 0〜100ミリモル/ カリウム 10〜60ミリモル/ 塩 素 0〜100ミリモル/ 燐 3〜10ミリモル/ マグネシウム 1〜6ミリモル/ カルシウム 1〜6ミリモル/ 亜 鉛 0〜40マイクロモル/ クロム 0〜1マイクロモル/ である特許請求の範囲第1項または第2項記載の
糖質輸液。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7331083A JPS59199626A (ja) | 1983-04-26 | 1983-04-26 | 糖質輸液 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7331083A JPS59199626A (ja) | 1983-04-26 | 1983-04-26 | 糖質輸液 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59199626A JPS59199626A (ja) | 1984-11-12 |
| JPS6343367B2 true JPS6343367B2 (ja) | 1988-08-30 |
Family
ID=13514462
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7331083A Granted JPS59199626A (ja) | 1983-04-26 | 1983-04-26 | 糖質輸液 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59199626A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0376376U (ja) * | 1989-11-28 | 1991-07-31 |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10108647A (ja) | 1996-10-08 | 1998-04-28 | Meiji Seika Kaisha Ltd | 胃切除術後患者用ミネラル補給材 |
| US5928691A (en) * | 1997-05-01 | 1999-07-27 | Nestec S.A. | Calcium complex and a process of making a food fortified with calcium |
| JP4953642B2 (ja) * | 2005-01-25 | 2012-06-13 | 株式会社大塚製薬工場 | 経口経腸栄養剤の投与前処置液 |
| RU2010136981A (ru) * | 2008-02-06 | 2012-03-20 | Кэмбелл Суп Компани (US) | Способы и композиции для снижения содержания натрия в пищевых продуктах |
-
1983
- 1983-04-26 JP JP7331083A patent/JPS59199626A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0376376U (ja) * | 1989-11-28 | 1991-07-31 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59199626A (ja) | 1984-11-12 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| AU697149B2 (en) | Method of manufacturing and storing solutions | |
| US6284140B1 (en) | Dialysis solution for peritoneal dialysis | |
| US11285173B2 (en) | Dialysis solution, formulated and stored in two parts, comprising phosphate | |
| TWI388330B (zh) | 鐵-碳水化合物之錯化合物 | |
| CA1187801A (en) | Dialysis solution containing glycerol | |
| KR101039224B1 (ko) | 말초정맥 투여용 수액제제 및 비타민 비1의 안정화 방법 | |
| EP1632209B1 (en) | Aseptic combination preparation | |
| JPS6343367B2 (ja) | ||
| JPS6343369B2 (ja) | ||
| CN101257908A (zh) | 腹膜透析液 | |
| JP2007137836A (ja) | 末梢静脈栄養輸液 | |
| JP4956935B2 (ja) | 輸液製剤 | |
| USRE27240E (en) | Therapeutic preparation of iron | |
| JPH1087497A (ja) | 末梢静脈投与用輸液 | |
| JPS59219231A (ja) | 糖配合アミノ酸輸液 | |
| JP3824716B2 (ja) | 中心静脈投与用輸液 | |
| JPS6048993A (ja) | 糖脂肪酸エステルおよびそれを用いた輸液剤 | |
| JPH06172191A (ja) | ブドウ糖加電解質輸液 | |
| JPS6048992A (ja) | オリゴ糖脂肪酸エステルおよびそれを用いた輸液剤 | |
| GB2569997A (en) | Improvements relating to intravenous fluids | |
| JP2005053872A (ja) | 糖電解質維持輸液 | |
| JP2015034186A (ja) | 末梢静脈投与用輸液製剤 |