JPS6343871A - 車両用操舵装置 - Google Patents

車両用操舵装置

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Publication number
JPS6343871A
JPS6343871A JP61187158A JP18715886A JPS6343871A JP S6343871 A JPS6343871 A JP S6343871A JP 61187158 A JP61187158 A JP 61187158A JP 18715886 A JP18715886 A JP 18715886A JP S6343871 A JPS6343871 A JP S6343871A
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JP
Japan
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steering
steering angle
state
error
angular velocity
Prior art date
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Pending
Application number
JP61187158A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshimune Konishi
吉宗 小西
Yoshihiko Tsuzuki
都築 嘉彦
Tetsushi Haseda
長谷田 哲志
Motoji Suzuki
基司 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Priority to US07/075,837 priority patent/US4836319A/en
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  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は車両の前輪または後輪を電気的に操舵する装置
に関するものである。
〔従来の技術〕
車両用操舵装置には、従来油圧機構を用いてサーボバル
ブを制御するもの、直流サーボモータやステップモータ
を利用したもの等、各種考案、開発されている。油圧機
構を用いてサーボバルブを制御するものやサーボモータ
を利用するものでは、目標とする操舵角と実操舵角の誤
差に比例した電流でサーボバルブやサーボモータを駆動
する場合が多く、いわゆるPID制御、あるいは状態フ
ィードバンク制御等が用いられる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、これらの制御方式で応答性や制御精度を良くす
るには、誤差に比例した電流量を増加する等いわゆる制
御ゲインを上げる必要があるが、電源電圧が変化したり
操舵時の負荷トルクが変化したりした場合、目標操舵角
に対しオーバーシュート現象やハンチング現象(目標操
舵角付近での周期的な振れ)が発生し、走行中の車両に
とってこのオーバーシュートやハンチングは車両の運転
特性上不安定なものとなる。またオーバーシュートやハ
ンチングを無くするように制御すると、応答性や制御精
度が低下し、車輪の操舵が無意味のものとなったり、か
えって運動特性を悪くすることがある。この様な問題に
対してはPID制御では各種信号をマイナーなループで
フィードバックして対策できるが、フィードバックする
べき信号によってはセンサーの追加や、回路等の追加で
システムや制御回路構成が大変複雑になり、所望する特
性に適合するためのパラメータが激増してしまう。
また状態フィードバック制御でも対象システムの正確な
システム同定が必要となり、システムのパラメータ変動
により前記PTD制御同様オーバーシュートや応答遅れ
の問題が発生する。ここでも適応制御の手法を用いてリ
アルタイムのシステム同定により制御ゲイン等を逐次変
更することで対策できるが、PID制御同様システム構
成や制御回路が大変複雑化するという問題がある。
またステップモータを利用するものでも、モーり駆動回
路は複雑になり、また応答性を上げようとすれば脱調対
策でシステム構成や制御回路が複雑化してしまう。
本発明は上記点に鑑み、簡単なシステム構成、制御回路
を用いて、車両の走行安定性や操舵性を向上するために
、操舵応答性が良く、しかも精度良く、かつそのいかな
る場合でも目標操舵角に対し、オーバーシュートやハン
チングのない、ロバスト(robust)な制御系を得
ることが可能な車両用操舵装置の提供を目的とするもの
である。
C問題点を解決するための手段〕 本発明は上記目的を達成するために、第1図に示す様に 電気的指令値を受けて、車輪の操舵角を調整するサーボ
機構を備えた操舵機構(M9)と、車両の走行状態を検
出する状態検出手段(M I )と、 前記操舵機構の実操舵角を検出して実操舵角 ゛(θr
)信号を出力する操舵角検出手段(M2)と、前記状態
検出器からの状態信号に応じて前記操舵機構の目標操舵
角(θc)を求める目標操舵角演算手段(M4)と、 前記目標操舵角(θc)と前記実操舵角(θr)とから
誤差(X1)を求める誤差演算手順(M6)と、 車輪の操舵角速度(X2)を求める操舵角速度検出手段
(M3)と、 前記誤差(X1)と前記操舵角速度(X2)に基づいて
、前記操舵機構が操舵終了状態にあるか否かを判別し、
操舵終了状態にあるとき終了状態信号を出力する操舵状
態判別手段(M5)と前記誤差(X1)と前記操舵角速
度(X2)とから両者が零へ収束すべく条件を満たず切
り換え関数を求め、かつ前記終了状態信号に応して前記
収束の速度を減少すべく出力を補正するとともに、前記
切り換え関数に基づいて求められる切り換え線に拘束さ
れつつ、前記誤差(X1)と前記操舵角速度(X2)を
零へ収束すべく電気的指令値を出力する制御手段(M7
)と、 前記制御手段からの電気的指令値に応じて前記サーボ機
構を駆動する駆動手段(M8)と、を備えることを特徴
とする。
〔作動〕
本発明は上記構成によれば、目標操舵角(θc)と実操
舵角(θr)とから誤差(XI)、及び操舵角速度(X
2)を求め、制御手段M7にて、この誤差(X1)と操
舵角速度(X2)とから両者が零へ収束すべく条件を満
たす切り換え関数と、これに基づく切り換え線を求める
とともに、切り換え線に拘束されつつ、前記誤差(X1
)と前記操舵角速度(X2)を零に収束すべく電気的指
令値(I f)を出力し、これに応じて駆動手段(M8
)が操舵機構M9のサーボ機構を駆動して、車輪の操舵
角を調整することができる。ここで前記操舵機構が操舵
終了状態にあると、前記操舵状態判別手段が終了状態信
号を出力するので、この信号に応じて前記制御手段は、
前記切り換え関数による収束の速度を減少すべく補正す
ることができる。
〔発明の効果〕
以上述べた様に本発明は、目標操舵角(θc)と実操舵
角(θr)との誤差(XI)、及び操舵角速度(X2)
が前記切り換え線に拘束されつつ零に向かって収束する
ため、応答性が良く、高精度で、しかも車輪に外乱等が
作用した場合であっても、実際の操舵角は目標操舵角(
θc)に列してオーバーシュートなく制御することがで
きる。
しかも制御手段は、操舵機構が操舵終了状態になると、
前記収束の速度を減少すべく補正を行うので、操舵終了
状態でのハンチング現象を防止することができるという
効果がある。
〔実施例〕
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ここでは、
後輪の操舵に本発明を適用した4輪操舵車両の例を示す
第2図において、サーボ機構となる直流サーボモータ5
は電気的制御装置6の電気的指令値信号を受けて正逆方
向に回転し、減速ギア4を通して油圧パワーアシスト付
きランク・アンド・ピニオン機構3つまり操舵機構の入
力軸(図示しないトーションバー)に連結されている。
トーションバーの他端にはピニオンギア3bが装着され
ており、パワーピストン3aの一端に形成されたラック
3Cと噛み合っている。すなわち、モータ5によりトー
ションバーの一端がまわされ、トーションバーがねじれ
、油圧バルブ4aの絞り面積が変化し、トーションバー
のねじれを修正する方向に油圧を供給してパワーピスト
ン3aを動かす機構となっている。パワーピストン3a
の両端は、各々クイロッド3bを介してナックルアーム
3Cに連結されている。後輪8はナックルアーム3Cに
よって左右方向へ揺動自在に支持されている。したがっ
て、図中の矢印方向にパワーピストン3aが動くことで
、後輪8は左右に操舵される。トーションバーのねじれ
がなくなると油圧バルブ4aの絞り面積は0となり、パ
ワーピストンを動かす油圧は0になる。
ここで後輪操舵角は、後輪操舵角センサ2によりパワー
ピストン3aの位置を検出することで、パワーピストン
3aの位置と後輪操舵角の関係より求めることができる
。またパワーピストン3aの位置の変化率より後輪操舵
角速度も算出できる。
尚、7aば油圧バルブ4aを介してパワーピストン3a
に油圧を供給する油圧ポンプ、7bはオイルタンクを示
す。
1a〜ICは車両の運転、走行状態を検出する状態検出
手段となるセンサであって、検出信号を電気的制御装置
6に出力する。1aはステアリングホイール10の回転
を検出して、前輪9の操舵角θに応じた前輪操舵角信号
を出力する前輪操舵角センサ、■bは車軸又は車輪の回
転速度を検出し車速■に応じた車速信号を出力する車速
センサ、ICはジャイロ等で構成されて車両の重心を中
心とした車両の回転角速度(ヨーレイトθy)に応じた
ヨーレイト信号を出力するヨーレイトセンサである。
制御装置6を第3図のブロック図に基づいて説明する。
制御装置6は、車速センサ1bがらの車速信号を波形成
形してマイクロコンピュータ6゜に取り込むための波形
成形回路6Iと、後輪操舵角センサ2、前輪操舵角セン
サla、ヨーレイトセンサ1cからの各信号を取り込む
ためのアナログバッファ63と、アナログデジタル変換
を行うA/Dコンバータ64と、マイクロコンピュータ
60からの指令値信号に応じて直流サーボモータ5を駆
動する駆動回路180から構成される。
次に、制御装置6とマイクロコンピュータ6゜の処理手
順を第4図に基づく各手段として説明する。マイクロコ
ンピュータ60は、状態検出器群1 (前輪操舵角セン
サlas車速センサ1b、ヨーレイトセンサlc)から
の状態信号に応じて後輪の目標操舵角θcを算出する目
標操舵角演算手段610と、後輪操舵角センサ2がらの
信号により実際の後輪実操舵角θrを算出する実操舵角
演算手段611と、後輪操舵角センサ2がらの信号の変
化率、つまり時間的微分値より操舵角速度X2を算出す
る操舵角速度演算手段612と、前記目標操舵角θcと
実操舵角θrから誤差X1を算出する誤差演算手段61
3と、前記車速センサ1bからの車速信号等に応して、
後述する制御手段650での切り換え関数の係数Cを算
出補正する切り換え関数補正手段618と、前記誤差X
1と前記操舵角速度X2に基づいて操舵機構が操舵終了
状態か、又は操舵中にあるかを判定し、操舵終了状態に
あるとき終了状態信号を出力する操舵状態判別手段61
9とから構成される。
制御手段650は、前記誤差X1と前記操舵角速度X2
とから両者が零へ収束すべく条件を満たす切り換え関数
Ll、、L2を求め、かつ前記操舵状態判定手段619
からの終了状態信号に応答して前記収束の速度を減少す
べく出力を補正するとともに1、この切り換え関数に基
づいて求められる切り換え線Zに拘束されつつ、前記誤
差X1と前記操舵角速度X2を零へ収束すべく電気的指
令値Ifを駆動回路180へ出力する。
以下、上記各手段をより詳細に説明すると、目標操舵角
演算手段610は、第5図に示す様に車速■に応じて目
標操舵角θcを算出する。尚、図中目標操舵角θcが正
のときは、前後輪が同じ方向(同位相)へ操舵されるこ
とを示し、負のときは逆位相を示す。尚、第5図は前輪
操舵角θfとヨーレイトθyとがある値のときの関係を
示すものである。この目標操舵角θcは、車速Vと前輪
操舵角θfに応じて、前輪操舵角θfに対する後輪目標
操舵角θcの比(目標操舵比:θc/θf)が所定の比
になるように算出され、ヨーレイトセンサICからのヨ
ーレイト値θyから所望するヨーレイトゲイン(前輪操
舵角θfに対するヨーレイト値θyの比)が得られるよ
うに、補正されて求められる。実操舵角演算手段611
は、前記パワーピストン3aの位置と後輪操舵角との対
応を予め測定して記憶したデータマツプに基づいて、あ
るいはこの対応を示す計算式に基づいて、パワーピスト
ン3aの位置から実操舵角θrを算出する。
切り換え関数補正手段618は、例えば第6図(alに
示す様に車速Vに応じて係数C(正の定数)を算出する
。この様に係数Cは、車速■が所定速度■、までの低速
域では、はぼ一定で、■1から■2の中速域では車速V
の上昇に応じて増加し、所定速度12以上の高速域では
減少する。尚、ここで係数Cは、後輪操舵を安定に制御
するための所定上限値C+以下に設定されている。第6
図(alの特性の他に、所望の車両運動特性が得られる
様に係数Cを自由に設定してもよい。例えば、より緻密
な制御を行うために、第6図Fb)に示す様な車速Vと
前輪操舵角速度θfとに基づいて予め記憶された2次元
マツプから係数Cを求めてもよい。
このとき、前輪操舵角速度θfはに前輪操舵角センサl
aからの信号を微分することによって演算される。
操舵状態判別手段619は、誤差X1と操舵角速度X2
が、次の条件式 −e≦X1≦e かつ−V≦X2≦v(但し、e、vは
微小な正の定数) を満足したときく第7図(b)に示す)、すなわち後輪
の操舵角がほぼ目標操舵角に等しくなり、操舵角速度x
2も小さくなった時点を操舵終了状態と判定して終了状
態信号を出力し、XI、X2が前記条件式を満足しない
間は、操舵中と判定するも−のである。尚、上述の操舵
終了状態としては、誤差XIと操舵角速度X2が上記条
件式を満足したときとしたが、操舵角速度X2、又は誤
差X1のいずれか一方のみが上記を満足したときとして
もよい。
制御手段650は、ゲイン切り換え関数演算手段614
、基本項演算手段615、補正項演算手段616、最終
指令値演算手段617から構成される。ゲイン切り換え
関数演算手段614は、前記目標操舵角θcと実操舵角
θrとの誤差X1、操舵角速度X2、および係数Cとよ
り次式(11,(2+に示すゲイン切り換え関数Ll、
L2を算出する。
(1)  ・・・ L1=C−Xi−X2(2)・・・
 L2=L1・Xl ここで係数Cは、前述切り換え関数補正手段618より
算出された係数である。
基本項演算手段615は、ゲイン切り換え関数L2の正
、負に基づいて次式(31,’+41に示す基本項rb
を算出する。
+31  ・  L2≧0の時 1b=ca−Xl(4
)・・・ L 2 < O,の時 Ib=C,b−X2
ここで係数Ga、Gbは後輪を安定に制御するためにG
a>0、Gb<Qに設定される係数である。
補正項算出手段616は、ゲイン切り換え関数L1の正
、負に基づいて、次式[51,(61に示す補正項1m
を算出する。補正項Inは電源電圧変動や操舵時の負荷
トルク変動等の外乱を補正するものであり、 (51・Ll≧0の時 Im=M +61  ・L 1 < Oの時 1 m = −Mこ
こで変数Mは、操舵状態に応じてM a > M b≧
Oなる定数Maないし定数Mbの範囲内の値をとり、通
常の操舵中は変数Mは定数Maに設定され、前述した操
舵終了状態では前記切り換え関数による収束の速度を減
少すべく、小さな値の定数Mbに補正される。ここで定
数Maは、後輪操舵機構とサーボ機構等の後輪操舵制御
系に加わると予測される予測外乱値より大きい値に設定
されて外乱を抑制している。尚、上記予想外乱値は、車
輪が受けた外乱をサーボモータ5のモータ軸の回転に換
算した時に、この外乱を抑制すぺ(サーボモータ5に入
力すべき電流値に相当している。
最終指令値演算手段617は、前記基本項Ifと前記補
正項1mに基づいて、次式(7)に示される最終指令値
Ifを算出する。
(7)・  If=Ib+Im この指令値Ifは、電流の指令値、つまりデユーティ比
として駆動回路180に出力される。
次に、上記制御手段650での全体的な作動について第
7図(a)、 (b)、 (C)に基づいて説明する。
第7図(+11は、X軸に誤差X1、Y軸に操舵角速度
X2をとった位相面軌跡を示す図であって、原点0は誤
差X1、操舵角速度x2がともに零のとき、つまり目標
操舵角θcを示し、実線Zはゲイン切り換え関数L1=
0として求められる切り換え線を示し、第7図中)は第
7図tM+の原点付近を拡大した位相面軌跡を示す図で
ある。第7図(a)の図中斜線部はL2=L1・X1≧
Oの領域を示す。誤差X1と操舵角速度X2で定まる状
態が、この斜線領域にあるとき、基本項演算手段615
は、基本項1bをIb=Ga−XIとして算出し、その
他の領域になるときは、基本項IbをI b=Gb・X
lとして算出する。また前記状態がLl(=C・X 1
−X 2)≧0の領域にあるとき、つまり上記切り換え
線Zより下の領域にあるとき、補正項演算手段616は
補正項1mをIm=Mとし、上記切り換え線Zより上の
領域にあるときは、補正項1mをIm=−Mとして求め
る。
ここで、例えば指令値や目標操舵角θcが変化して、実
操舵角θrと目標操舵角θcとの誤差X1がXIOとな
ると〔この状態は第7図(alの状態、点PI (XI
O,O)として示される〕、上述の演算に基づいて求め
られる最終指令値1f(=Ga・X1+M)に応じて駆
動回路180がサーボモータ5へ正電流(If>O)を
通電し、操舵機構を操舵する。すると、後輪の操舵角速
度X2が零から急速に増加(加速)しつつ、誤差X1が
減少する。そして、切り換え線Zを越えた状態点P2に
至ると、基本項1bと補正項1mが各々Gb・Xlと−
Mに切り換り、新たな指令値If(=Gb−XI−M)
に応じた逆電流(If<0)に変わり、状態点P3へ至
る。また切り換え線2を越えて状態点P3へ至ると、再
びIf=Ga−X1+Mに基づく正電流がサーボモータ
5へ通電され状態点P4へ至る。このように状態は切り
換え線Zに拘束された軌跡を描きながらオーバーシュー
ト無く、原点(0,O)へ、つまり目標操舵角θcへ収
束するように制御される。また、電源電圧変動や他の原
因によりパラメータが変動して上記状態点Pi、P2よ
り軌跡がずれたとしても(図中点線で示す軌跡)、切り
換え線Zに到達する限り、この切り換え線Zに拘束され
ながら、オーバーシュート無く目標操舵角θcへ収束制
御されることになる。
しかし、いかなるシステム状態でも、この切り換え線Z
に状態点を到達させ、切り換え線Zに拘束させるために
は、補正項■mの値としての変数Mは、所定の大きな値
(電流)に設定されている必要がある。これは、電源電
圧変動や操舵時にモータに加わる負荷トルクの変動等の
外乱の最大値に見合った電流値(最大外乱をモータ軸で
換算したときモータに入力すべき電流値)より大きい値
に設定されている必要があり、このときの値が前述した
定数Maである。一般に、モータの発生トルクはモータ
電流に比例し、これは実際に、状態点Pi(誤差X+o
)が発生したとき、応答良く制御するためには、モータ
はトーションバーを最大速度で回転する(ねじる)ため
の大きなトルクを発生する必要があることからもわかる
。しかし、状態点Pnが切り換え線Zに拘束されて原点
(目標操舵角)付近に到達した時点では、モータの速度
は減速され、トーションバーをそれ以上ねじる必要は無
く、モータに加わる負荷トルクも減少する。このとき、
前述した操舵中の様に大きな値の定数Maに基づいて電
流が流れ続ければ、軽負荷にもかかわらずモータには過
大トルクが発生して、ハンチング現象(目標操舵角付近
での周期的な振れ)が発生してしまう。従って、第7図
(b)に示す斜線部分、つまり原点付近の操舵終了状態
(−e≦X1≦e、かつ−V≦X2≦v)に状態点Pn
が入ったとき、前記操舵状態判別手段619が操舵終了
状態と判定し、補正項算出手段616が変数Mの値をハ
ンチングが発生しない程度の小さな値の定数Mb(零で
も良い)に切り換え、モータへの電流が減少し原点への
収束の速度を減少させる。従って、状態点Pnが操舵終
了状態になると、切り換え線Zからの拘束から離れ、操
舵角速度X2が徐々に減少し、誤差X1が−e −eの
範囲に達するように制御されるため、誤差X1のハンチ
ングが防止できる。尚、第7図fb)の斜線部以外の部
分では操舵中と判定し、変数M=Maとするものである
。なお、この定数e、vは操舵角の目標制御精度に応じ
て決定される。
ここで、補正項算出手段619での変数Mの値の切り換
えにあたって、操舵中の状態から操舵終了状態に変化し
たときは、M=Maより所定の時間Δt、毎に所定量m
、づつ減少し、M=Mbに切り換える。また操舵終了状
態から操舵中の状態に変化したときは、M=Mbより所
定時間Δt2毎に所定量m2づつ増加し、M=Maに切
り換える。これによって、定数Mの切り換えによる制御
の不連続性が回避されて、より滑らかな操舵角制御が可
能となる。なお、時間Δt1、Δt2および減少量m1
、増加量m2の値は、使用するモータ特性等によって決
定されるものである。
尚、第7図(alにおいてオーバーシュートがある場合
を一点鎖線Rで示す。点線Rで示す様に、状態点P2で
上述した如く制御を行わない場合には、誤差X1は正か
ら一旦零になった後、再び負、零、正を繰り返した後、
原点へ収束する。つまり目標操舵角を一旦超えてオーバ
ーシュートした後、再び逆方向へオーバーシュートして
いることが分かる。
次に第7図(C)に基づいて、ゲイン切り換え関数L1
の係数Cを切り換え関数補正手段618で補正した時を
説明する。係数Cをこれより大きな係数C’  (C’
>C>O)に補正すると、前記切り換え線Zは傾きの大
きい切り換え線Z′になる。
すると状態点P1は、前述状態点P2を超えて切り換え
線Z′に拘束される状態点Q3に至り、その後状態点Q
4.Q5と切り換え線Z′に拘束されながら原点に至る
。つまり状態点Q3は前記状態点P2に比べて、操舵角
速度X2が大きく、誤差X1が小さい状態であるため、
Plから原点(目標操舵角)への制御時間が短くなり、
応答性が向上する。このように車両の走行・運転状態に
応じて係数Cを大きく、又は小さく補正すると、その状
態に対応した適切な応答速度を得ることができる。
次に、サーボモータ5の駆動回路180を第8図に基づ
いて説明する。上記最終指令値演算手段617からの指
令値がIf>0で、モータ5を正転するときは、第1端
子aに高レベル、第2端子すに低レベル、第3端子Cに
は指令値Ifの絶対値1■f1に比例したデユーティ比
の0N−OFFパルスの電流指令値が供給される。また
、If〈0でモータ5を逆転する時は、第1.第2端子
a、bにともに低レベルが供給され、第3端子Cには上
記電流指令値が供給される。
駆動回路180の作動を次に説明する。例えばIf>0
のとき端子aは高レベルであるから、インバータ181
の出力は低レベルとなり、トランジスタ182はOFF
、)ランジスタ183もOFFを維持する。一方、トラ
ンジスタ184はONされることによりトランジスタ1
85もONを維持している。また端子すは低レベルであ
るから、トランジスタ186,187はOFFとなり、
トランジスタ188はOFFを維持している。従って出
力端子mにはトランジスタ185を通してのみバッテリ
ー電圧■8が出力されている。ここで端子Cにデユーテ
ィ比パルスを加えると、デユーティ比パルスのON(高
レベル)−OFF (低レベル)に供なってトランジス
タ189,190゜191も0N−OFFを繰り返し、
トランジスタ191がONしたとき、出力端子m、モー
タ5、出力端子n、トランジスタ191という経路でモ
−タには正電流が流れる。また、トランジスタ191が
ONからOFFしたときにも、モータのコイル内に残っ
ている電流(エネルギー)が、ダイオード192、トラ
ンジスタ185、出力端子m、モータ5、出力端子nよ
り形成されるループ内をモークコイルのインダクタンス
に応じた所定時間、正電流として流れ続ける。この結果
モータ5に実際に流れる平均電流■は端子Cに加えられ
たデユーティ比パルスのデユーティ比(ON−デユーテ
ィ比)に比例したものとなる。また、I f<Oのとき
は、前述の各トランジスタがON、OFF反転し、出力
端子nにバッテリー電圧VBが発生する。そして端子す
に加えられたデユーティ比パルスの○N−0FFに供な
い最終的にトランジスタ188が0N−OFFL、モー
タ5にはデユーティ比(ON−デユーティ比)に比例し
た負電流が流れるものである。(なおトランジスタ18
8のデユーティ比OFF時にはダイオード193、トラ
ンジスタ183を通してモータコイル内の残留電流が流
れる)。すなわちこの駆動回路180を用いることによ
り、第9図に示す様に電流指令値Ifに比例した平均電
流Iがモータ電流としてモータ5に供給される。
以上述べた第4図の手段に基づいて、制御装置の作動を
説明する。まず目標操舵角演算手段610が状態検出器
群1の信号より目標(後輪)操舵角θcを算出し、実操
舵角演算手段611、操舵角速度演算手段612が後輪
操舵角センサ2からの信号より各々実操舵角θr、操舵
角速度X2を算出し、また誤差演算手段613が目標操
舵角θcと実操舵角θrとの誤差を算出する。また切り
換え関数補正手段618が状態検出器群1に応じて係数
Cを求める。操舵状態判別手段619が前記誤差X2と
操舵角速度X2から操舵終了状態、又は操舵中かを判別
する。次に制御手段650のゲイン切り換え関数演算手
段614が誤差X1、操舵角速度X2、係数Cから切り
換え関数LL。
L2を求め、基本項演算手段615は上記関数L2に基
づいて基本項Ibを求めるとともに、補正項演算手段6
16が上記関数L1に基づいて、また操舵状態判別手段
619からの信号に基づいて補正項1mを求め、最終的
に最終指令値演算手段617が上記基本項1bと補正項
Imより指令値Ifを求めて駆動回路180に出力し、
駆動回路180がサーボモータ5に平均電流Iを出力し
て操舵機構3を操舵することになる。以上述べたところ
で、第7図(b)に示した様に、操舵状態が操舵終了状
態になると、補正項1bの変数Mが小さな価の変数Mb
に補正されるため、モータへの電流が減少し、目標操舵
角へ収束する速度が減少するので、目標操舵角付近での
ハンチングを防止することが可能となる。
また、以上述べたところで、第6図(a)又は第6図(
blに示す様に係数Cを車速■、または車速Vと前輪操
舵角速度θf等に応じて補正することにより、第7図(
C)に示した様に、制御の応答速度を適切に変更するこ
とができる。従って、低速域には低応答、中速域には高
応答、高速域では安全上から低応答にする等の制御が任
意に変更することができるので、運転者の操舵感覚との
マツチングが容易にしかも任意に可能となる。また上述
した様に状態(Xl、X2)は切り換え線に拘束されつ
つ、目標操舵角θcに収束制御するため、目標操舵角θ
cに対してオーバーシュートがなく、外乱及びパラメー
タ変化に強い(ロバストな)高精度な操舵機構の制御が
可能である。
尚、上述実施例においては、本発明を後輪の操舵に適用
したが前輪の操舵に適用してもよいことは言うまでもな
い。また、上述の操舵角速度X2は後輪操舵角センサ2
からの信号に基づいて演算したが、これと別に油圧パワ
ーアシスト付きラック・アンド・ピニオン機構3のピニ
オンギヤ3bの回転速度から求めてもよい。また操舵機
構としては、パワーアシスト付きラック・アンド・ピニ
オン機構の入力軸をサーボモータ5で駆動したが、パワ
ーアシスト付きランク・アンド・ピニオン機構の油圧バ
ルブ4aの代りにサーボバルブを用いてこれを直接的に
制御してもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示すブロック図、第2図は本発
明の一実施例を示す模式構成図、第3図は電気的制御装
置(6)を示す電気回路構成図、第4図はマイクロコン
ピュータ(60)の手順を示すブロック図、第5図は車
速(V)に対する目標操舵角(θc)を示す特性図、第
6図(a)、 (b)は各々車速■、車速Vと前輪操舵
角速度θfに対する切り換え関数りの係数Cを示す特性
図、第7図(at、 (bl、 (c)はX軸に誤差(
X1)、Y軸に操舵角速度(X2)をとった位相面軌道
を示す図、第8図は駆動回路(180)の詳細を示す回
路図、第9図は電流指令(ilfに対するモータ電流を
示す特性図である。 1a・・・前輪操舵角センサ、1b・・・車速センサ。 1c・・・ヨーレイトセンサ、2・・・後輪操舵角セン
サ。 4・・・減速ギア、5・・・直流サーボモータ、6・・
・電気的制御装置、8・・・後輪、9・・・前輪、Ml
・・・状態検出手段、M2・・・操舵角検出手段、M3
・・・操舵角速度検出手段、M4・・・目標操舵角演算
手段、M5・・・操舵状態判別手段、M6・・・誤差演
算手段、M7・・・制御手段、M8・・・駆動手段、M
9・・・操舵機構。 代理人弁理士 岡  部   隆 第5図 庫止 (a) 前輪撞蛇商1区61 /J−□7; (b) 第6図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)電気的指令値を受けて、車輪の操舵角を調整する
    サーボ機構を備えた操舵機構と、 車両の走行状態を検出する状態検出手段と、前記操舵機
    構の実操舵角を検出して実操舵角(θr)信号を出力す
    る操舵角検出手段と、前記状態検出器からの状態信号に
    応じて前記操舵機構の目標操舵角(θc)を求める目標
    操舵角演算手段と、 前記目標操舵角(θc)と前記実操舵角(θr)とから
    誤差(X1)を求める誤差演算手順と、車輪の操舵角速
    度(X2)を求める操舵角速度検出手段と、 前記誤差(X1)と前記操舵角速度(X2)に基づいて
    、前記操舵機構が操舵終了状態にあるか否かを判別し、
    操舵終了状態にあるとき終了状態信号を出力する操舵状
    態判別手段と 前記誤差(X1)と前記操舵角速度(X2)とから両者
    が零へ収束すべく条件を満たす切り換え関数を求め、か
    つ前記終了状態信号に応じて前記収束の速度を減少すべ
    く出力を補正するとともに、前記切り換え関数に基づい
    て求められる切り換え線に拘束されつつ、前記誤差(X
    1)と前記操舵角速度(X2)を零へ収束すべく電気的
    指令値を出力する制御手段と、 前記制御手段からの電気的指令値に応じて前記サーボ機
    構を駆動する駆動手段と、 を備えることを特徴とする車両用操舵装置。
  2. (2)前記制御手段は、前記切り換え関数L1、L2を
    、次式 L1=C・X1−X2、L2=L1・X1 (但し、CはC>0なる係数)より算出する切り換え関
    数演算手段と、 前記誤差(X1)と前記切り換え関数L2とから前記サ
    ーボ機構への電気的指令値の基本項(Ib)を次式 (a)L2≧0のときIb=Ga・X1 (b)L2<0のときIb=Gb・X1 (但し、Ga、Gbは係数)より算出する基本項演算手
    段と、 前記切り換え関数L1から前記サーボ機構への電気的指
    令値の補正項(Im)を次式 (a)L1≧0のときIm=M (b)L1<0のときIm=−M (但し、MはM≧0なる変数)により算出するとともに
    、前記操舵状態判定手段からの終了状態信号に応じて前
    記変数Mを小さくすべく補正する補正項演算手段と、 前記基本項(Ib)と前記補正項(Im)とから前記電
    気的指令値の最終指令値If(If=Ib+Im)を算
    出する最終指令値演算手段を備えることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の車両用操舵装置。
  3. (3)前記操舵状態判別手段は、前記誤差(X1)と、
    前記操舵角速度(X2)とが共に所定の範囲に入ったと
    き、すなわち、 −e≦X1≦eかつ−v≦X2≦v(但し、e、vはe
    >0、v>0なる定数)となったときを、操舵終了状態
    と判定し、それ以外のときを操舵中と判定することを特
    徴とする特許請求の範囲第1項または第2項記載の車両
    用操舵装置。
  4. (4)前記補正項演算手段で算出される前記変数Mは、
    前記操舵状態判別結果が、操舵中から操舵終了状態に変
    化したときは、M=Maから所定時間毎に所定量づつ減
    少してM=Mb(Ma>Mb≧0)とすることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項、第2項または第3項のいず
    れかに記載の車両用操舵装置。
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