JPS6354940B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6354940B2
JPS6354940B2 JP13088183A JP13088183A JPS6354940B2 JP S6354940 B2 JPS6354940 B2 JP S6354940B2 JP 13088183 A JP13088183 A JP 13088183A JP 13088183 A JP13088183 A JP 13088183A JP S6354940 B2 JPS6354940 B2 JP S6354940B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drum
cable
drums
cables
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP13088183A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6023666A (ja
Inventor
Fumio Kobayashi
Masaharu Matsumoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OI SEISAKUSHO CO Ltd
Original Assignee
OI SEISAKUSHO CO Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by OI SEISAKUSHO CO Ltd filed Critical OI SEISAKUSHO CO Ltd
Priority to JP13088183A priority Critical patent/JPS6023666A/ja
Publication of JPS6023666A publication Critical patent/JPS6023666A/ja
Publication of JPS6354940B2 publication Critical patent/JPS6354940B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mechanical Control Devices (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、巻掛け伝動装置等において使用され
る往復回走する索条が、永久伸び等により緩んだ
場合に、その緩みを自動的に除去するようにした
装置に関する。
例えば、自動車の窓ガラスを昇降させるウイン
ドレギユレータ装置、建築物の高所の窓を遠隔位
置より開閉させる遠隔操作装置、又は弁を遠隔位
置より開閉させる遠隔操作装置等においては、索
条を往復回走させることにより、駆動装置の駆動
力を従動装置に伝達させるようにした巻掛け伝動
装置が用いられることが多い。
このような装置において、索条に永久伸びが生
じ、索条が緩んだ場合、駆動装置の駆動力が正確
に従動装置に伝達されず、誤作動を起こしたり、
作動不能となつたりする場合がある。
このような索条の緩みを防止するため、ケーシ
ングに枢支された1本の軸上に、往復回走する索
条の各端部が互いに逆向きに巻き取られた2個の
ドラムを相対回転可能に設けるとともに、両ドラ
ム間に、互いに索条を解きぼぐす方向への両ドラ
ムの相対回転は阻止するが、互いに索条を巻き取
る方向への両ドラムの相対回転は許容するように
した一方向クラツチ機構を設けた索条の緩み防止
装置がある。(特開昭59−200858号公報)。
一方向クラツチ機構としては、両ドラムが索条
を解きほぐす方向に相対的に回転するときには、
ばねにより付勢されている係止体が両ドラム間に
楔入して、両ドラムの相対回動を阻止し、かつ両
ドラムが索条を巻き取る方向に相対的に回転する
ときには、前記係止体が、ぱねに抗して、楔入方
向と逆方向に移動することにより、両ドラムの相
対回動を許容するようにした楔入式のもの(同
上)、及び公知のラチエツト機構を用いたもの等
があるが、楔入式のものの方が、無段階的に索条
の伸びを吸収することができる等の利点がある。
このような一方向クラツチ機構を用いた索条の
緩み防止装置においては、索条を一往復させるこ
とにより、索条の伸び等による緩みを自動的に吸
収できるという利点を有している反面、索条の伸
びを吸収し得る方向の過負荷が一時的に掛つた場
合、緩み防止装置が必要以上に索条を巻き取り、
その後の通常の作動時に索条が緊張し過ぎて、作
動抵抗が増大し、操作荷重が大となつたり、場合
によつては、作動不能となつたりする恐れがあ
る。
本発明は、このような索条の締め過ぎを防止
し、索条を、常に緩くもなく、またきつすぎもし
ない最適な緊張状態に維持し得るようにした、締
め過ぎ防止機能を備える索条の緩み防止装置を提
供することを目的とするものである。
この目的を達成するため、本発明においては、
一方向クラツチ機構と、一方のドラムとを、それ
らの回転軸線を中心とする円周方向に適宜の遊び
をもたせて、互いに連結することにより、一方向
クラツチ機構と一方のドラムとが、回転軸線まわ
りに、適宜の角度だけ互いに遊動し得るようにし
てある。
以下本発明を、添付図面に示す実施例に基づい
て説明する。
第1図乃至第5図は、本発明を自動車のウイン
ドレギユレータ装置に適用した場合の第1実施例
を示す。
1は、上下方向をなすガイドレールで、上下の
端部に設けられた足片1aともつて、自動車のド
ア内におけるインナーパネル(図示略)に固着さ
れている。
ガイドレール1には、従動装置をなすキヤリヤ
プレート2が、上下方向に摺動自在に嵌合されて
いる。このキヤリヤプレート2には、窓ガラス3
の下端部が止着され、キヤリヤプレート2がガイ
ドレール1に沿つて昇降させられることにより、
窓ガラス3も、それに追従して昇降させられるよ
うになつている。
キヤリヤプレート2には、先端部をガイドレー
ル1の上端に適宜の止め金具4をもつて止着され
た可撓性の索導管5より下方に引き出されたワイ
ヤ等よりなる可撓性の索条6と下端部と、先端部
をガイドレール1の下端に適宜の止め金具7をも
つて止着された可撓性の索導管8より上方に引き
出されたワイヤ等よりなる可撓性の索条9の上端
部とが、それぞれ止着されている。
かくして、両索条6,9は、各先端部をキヤリ
ヤプレート2に止着されることにより、実質的に
1本の索条をなし、これが、後述する駆動装置1
0により往復回走させられることにより、キヤリ
ヤプレート2を、ガイドレール1に沿つて昇降し
得るようになつている。
駆動装置10は、後端が閉塞された前後方向を
なす円筒形の本体11と、この本体11の前端開
口部を閉塞する蓋体12とからなるケーシング1
3を備えている。このケーシング13は、蓋体1
2がインナーパネルに密接するようにして、ドア
内に取付けられる。
本体11の外周の後上部と前下部とには、同一
側方に向かつて拡開する接線方向を向く索条案内
筒14,15が連設され、上方の案内筒14の先
端には、上述の索導管5の基端が、かつ下方の案
内筒15の先端には、索導管8の基端が、それぞ
れ止着されている。
ケーシング13の中央には、前後方向をなす軸
16が回転自在に枢支されている。軸16には、
後端より前端にかけて、小径部16a、中径部1
6b、大径部16c、及び前記大径部16cより
大寸のセレーシヨン部16dが連続して形成さ
れ、水径部16aは、本体11の後端壁の中央に
形成された軸受筒部17に、かつ大径部16c
は、蓋体12の中央に穿設された軸孔18にそれ
ぞれ嵌合支持され、セレーシヨン部16dは、蓋
体12の前方に突出している。
ケーシング13内における軸16の中径部16
bの前部、中間部及び後部には、ドラム20、中
間ドラム19及びドラム21が、それぞれ相対回
転可能に枢支されている。ドラム20とドラム2
1とは同一の外径を備え、かつ中間ドラム19
は、両ドラム20,21より小寸の外径を備え、
ドラム21の前面に形成された凹所内に嵌合され
ている。
両ドラム20,21には、前記索条6,9の各
基端部が、互いに逆向きに巻き取られている。す
なわち、索導管5及び案内筒14により案内され
て、ケーシング13内に進入した索条6の基端部
は、ドラム21を第4図及び第5図において反時
計方向に回転させることにより、ドラム21に巻
き取られ、かつドラム21をその逆方向に回転さ
せることにより、解きほぐされるように、ドラム
21の外周に巻回されるとともに、その端末6a
を、ドラム21の適所に止着されている。
また、索導管8及び案内筒15により案内され
て、ケーシング13内に進入した索条9の基端部
は、ドラム20を第4図において時計方向に回転
させることにより、ドラム20に巻き取られ、か
つドラム20をその逆方向に回転させることによ
り、解きほぐされるように、ドラム20の外周に
巻回されるとともに、その端末9aを、ドラム2
0の適所に止着されている。
なお、両ドラム21,20の外周には、索条
6,9の巻き取りを正確にするための、互いに逆
向きの螺旋状の案内溝21a,20aが形成され
ている。
第3図及び第4図に明示するように、中間ドラ
ム19が嵌合しているドラム21の内面には、第
4図における時計方向に向けて漸次深さが増大す
る適数個(この実施例では3個としてある。)の
楔状の溝22が、等間隔をもつて切設されてい
る。この各溝22内には、その溝22の最も浅い
部分の深さより若干大寸の外径を有する前後方向
のころ23が、転動自在に嵌合されている。
また、このころ23と溝22における深さの深
い方の端面との間には、鋼板を蛇行状に折曲して
なる圧縮ばね24が縮設されている。
ころ23は、中間ドラム19に対して、ドラム
21が索条6を解きほぐす方向、すなわち、第4
図における時計方向に相対的に回転しようとする
ときには、圧縮ばね24により反時計方向に付勢
されて、溝22の底面と中間ドラム19の外周面
との間に楔入して、両ドラム19,21の相対回
転を阻止する。逆に、中間ドラム19に対して、
ドラム21が索条6を巻き取る方向、すなわち、
第4図における反時計方向の相対的に回転しよう
とするときには、溝22の底面、及び中間ドラム
19の外周面とのころがり作用(第4図における
反時計方向への自転)により、圧縮ばね24の付
勢力に抗して、楔入方向と逆方向に、微小距離だ
け移動させられて、両ドラム19,21の相対回
転を許容するように作用する。
かくして、ころ23は、中間ドラム19とドラ
ム21との間に楔入する係止体をなし、このころ
23と、圧縮ばね24、中間ドラム19及びドラ
ム21の内面等とにより、無段式の一方向クラツ
チ機構25が形成されている。
この一方向クラツチ機構25の一部である中間
ドラム19と、ドラム20とは、第3図及び第4
図に明示するように、中間ドラム19の前端面に
穿設された軸16を中心とする適数個(この実施
例では3個としてある)の弧状孔26に、ドラム
20の後端面に突設され、かつ弧状孔16の軸1
6と中心とする円周方向の長さl1より短寸の円周
方向の長さl2を有する適数個の突片27をそれぞ
れ嵌合することにより、軸16を中心とする円周
方向に、長さl1と長さl2との差に相当する適宜の
遊びをもたせて、互いに連結されている。
なお、逆に、弧状孔26をドラム20側に設
け、これと遊嵌する突片27を中間ドラム19側
に設けた連結構造にしてもよい。
この結果、中間ドラム19とドラム20とは、
軸16まわりに、上記遊び分に相当する適宜の角
度だけ、互いに遊動し得るようになつている。
第3図及び第5図に明示するように、ドラム2
1の後面には、軸16を中心とする環状の凹部2
8が形成され、この凹部28内には、窓ガラス3
の重量とバランスさせるための渦巻きばね29が
設けられている。
渦巻きばね29の内端29aは、本体11にお
ける軸受筒部17に、かつ同じく外端29bは、
ドラム21の内面に、それぞれ止着されており、
この渦巻きばね29により、ドラム21は、索条
6を巻き取る方向、すなわち、第5図における反
時計方向に常時付勢されている。
軸16のセレーシヨン部16dは、ドアのイン
ナーパネル及びドアトリム(図示略)を貫通して
車室側に突出し、その先端には、ハンドル30が
嵌着されている。
31は、自動車用ウインドレギユレータ装置に
一般的に使用されている公知の逆転防止機構で、
ハンドル30による軸16の正逆回転をドラム2
0側に伝達することはできるが、ドラム20側か
らの正逆回転は阻止されて、軸16には逆方向か
らの作動が伝達されないように構成されている。
次に、第1実施例の装置の操作及び作用につい
て説明する。
なお、以下の説明で、時計方向及び反時計方向
というときは、第1図、第4図及び第5図におけ
るように、正面より見た場合の軸16まわりの方
向をいうものとする。
索条6,9に緩みがなく、かつハンドル30を
操作していないときには、索条6を巻き取るよう
にドラム21を反時計方向に付勢する渦巻きばね
29の作用により、索条9を経由してドラム20
は反時計方向に付勢され、各突片27は、第4図
に示すように、各弧状孔26の反時計方向寄りの
端面に当接している。
この状態で、ハンドル30を時計方向に回転さ
せると、逆転防止機構31を介して、軸16とド
ラム20とが同方向に回転し、索条9を巻き取
る。
このドラム20による索条9の巻取りにより、
索条と索条6とは、第1図における矢印B方向に
回走し、窓ガラス3を下降させる。
また、索条6は索条9により、ドラム20によ
る索条9の巻取り量と同量だけ、索引され、しか
も、ドラム20の外径とドラム21の外径とは同
一であるので、ドラム21は、索条6により、ド
ラム20の回転量と同量だけ、ドラム20と同一
方向、すなわち時計方向に回転させられる。
したがつて、両ドラム20,21は、結果的に
一体となつて時計方向に回転し、ドラム20によ
り索条9が巻き取られた分だけ、索条6はドラム
21より解きほぐされる。
この間、両ドラム20,21間に相対移動がな
いので、回転ドラム19も、両ドラム20,21
に対して、もとの位置間係を維持する。すなわ
ち、突片27は、弧状孔26の反時計方向寄りの
端面に当接している。
なお、この場合に、渦巻きばね29による付勢
力は、索条6の緊張力に影響を与えるが、この付
勢力の一部は、窓ガラス3の重力とバランスし、
互いに打ち消し合い、窓ガラス3の上昇時におけ
るハンドル30の操作力を軽減させる作用もす
る。
索条6,9に緩みがない状態で、ハンドル30
を反時計方向に回転させると、逆転防止機構31
を介して、軸16とドラム20とが同方向に回転
させられる。このとき、突片27と弧状孔26と
は、第4図において弧状孔26の反時計方向寄り
の端面に突片27が当接する位置関係にあるの
で、この係合により、ドラム20と中間ドラム1
9とが一体的に回転し、さらにドラム21は、一
方向クラツチ機構25を介して中間ドラム19と
連係され、結果的に、すべてのドラム19,2
0,21が一体となつて反時計方向に回転する。
その結果、索条6はドラム21に巻き取られ、
かつ索条9はドラム20から解きほぐされること
により、索条6及び索条9は、第1図における矢
印A方向に回走させられ、窓ガラス3は上昇させ
られる。
索条6又は索条9に永久伸び等が生じて緩んだ
場合、その緩みが大きいときには、ハンドル30
の操作中か否かに拘わらず、ドラム21は、渦巻
きばね29の付勢力により、中間ドラム19及び
ドラム20に対して反時計方向に相対回転し、索
条6をその緩み分だけ余計に巻き取り、索条6,
9の緩みを吸収する。
この中間ドラム19及びドラム20に対するド
ラム21の反時計方向の相対回転に関しては、一
方向クラツチ機構25は、前述のように、ころ2
3が楔入方向と逆方向に転動することにより、そ
の相対回転を許容するように作用するので、一方
向クラツチ機構25により、このときの相対回転
が、妨げられることはない。
しかし、一旦ドラム21が中間ドラム19及び
ドラム20に対して反時計方向に相対回転し、索
条6,9の緩みを吸収した後は、索条6,9にい
かに大きな荷重負荷が作用しても、ドラム21の
中間ドラム19及びドラム20に対する時計方向
の相対回転は、一方向クラツチ機構25により阻
止されるので、索条6,9が再度緩むことはな
い。
索条6,9の緩み量が微小な場合には、ハンド
ル30の時計方向への回転による窓ガラス3の下
降作動時に、上述の場合と同様な作動が行なわ
れ、索条6,9の微小な緩みは自動的に除去され
る。
このように、窓ガラス3の下降作動時に索条
6,9の微小な緩みを吸収し易いのは、各部の静
止摩擦が動摩擦に変り、摩擦力が軽減するととも
に、この方向の作動時に渦巻きばね29が漸次巻
かれて渦巻きばね29による付勢力が漸次増大す
るからである。
以上の作動は、締め過ぎ防止機能を備えない従
来の装置の作動とほぼ同様であるが、本発明にお
いては、ハンドル30の過剰操作時に、従来の装
置とは異なり、次のように作動する。
すなわち、ハンドル30を時計方向に回転させ
て窓ガラス3を下降させ、窓ガラス3がその昇降
軌跡の最下位まで達して、ストツパ(図示略)に
当接した後、ハンドル30をさらに同方向に過剰
に回転させた場合、ドラム20は、ハンドル30
の過剰操作により時計方向に若干回転させられ、
索条9を強引に巻き取るが、この索条9の牽引力
は、、窓ガラス3がストツパに当接した後は、索
条6には伝達されず、索条9,6を介して従動回
転していたドラム21の解きほぐす方向への回転
は、停止したままとなる。
このときの両ドラム20,21の差動は、ドラ
ム21とともに停止している中間ドラム19の弧
状孔26内において、ドラム20の突片27が第
4図に示す状態から、時計方向に遊動することに
より許容される。
その後、ハンドル30から手を離すと、索条9
の緊張力により、ドラム20は、突片27が弧状
孔26に対してその反時計方向寄りの端面に当接
する位置に復帰するまで、反時計方向に逆転し、
それまで緊張し過ぎていた索条9は、もとの適切
な緊張度まで緩められる。
なお、このときのドラム20の逆転量は比較的
微小であり、通常は、公知の逆転防止機構31の
許容範囲内にあるので、この逆転が、逆転防止機
構31により妨げられることはない。
また、この逆転が逆転防止機構31により妨げ
られたとしても、次にハンドル30を反時計方向
に回転させて窓ガラス3を上昇させる際に、ドラ
ム20及び中間ドラム19が最初にドラム21に
対して反時計方向に相対回転し、索条9を緩めた
後に通常の作動が行なわれるので、以後の作動が
索条6,9の締め過ぎにより妨げられることはな
い。
上述の過剰操作時に、突片27が弧状孔26内
において遊動し得る範囲を越えて、ドラム20を
さらに時計方向に過剰に回転させた場合には、ま
ず第4図に示すように、突片27が弧状孔26の
時計方向寄りの端面に当接し、次いで、すでに停
止しているドラム21に対して、中間ドラム19
とドラム20とが一体となつて回転する。
このときのドラム21とドラム19,20との
相対回転は、一方向クラツチ機構25により許容
される。
この場合に、ハンドル30から手を離すと、ド
ラム20は、中間ドラム19がドラム21に対し
て相対回転に時計方向に回転した分は、一方クラ
ツチ機構25の作用により、逆転不能となるが、
上述の場合と同様に、突片27が弧状孔26に対
して、その反時計方向寄りの端面に当接する位置
に復帰するまで、反時計方向に逆転し、それまで
緊張し過ぎていた索条9は、上述の突片27と弧
状孔26との遊び分に相当する分だけ緩み戻さ
れ、過度の緊張を緩和することができる。
したがつて、この第1実施例においては、突片
27と弧状孔26との円周方向の遊び量を、索条
9の弾性変形による伸び量等に基いて、予め適当
な値に定めておくことにより、ハンドル30の過
剰操作による締め過ぎを有効に防止することがで
き、従来のような締め過ぎによる作動不能等の恐
れをなくすることができる。
なお、第1実施例においては、窓ガラス3が上
方のストツパ(図示略)に当接した後、ハンドル
30を反時計方向に過剰に回転させた場合には、
駆動装置10は索条6,9のこの方向に対する緩
み吸収機能を備えていないので、この場合、一時
的に索条6,9がドラム21,20に過剰に巻き
取られて緊張しても、ハンドル30から手を離せ
ばその緊張が解かれるので、その後の作動に支障
を来たす等の恐れはない。
第6図乃至第8図は、本発明の第2実施例を示
す。
この第2実施例においては、ケーシング13′
に枢支された1本の軸16′上に、往復回走する
索条9′,6′の各端部が互いに逆向きに巻き取ら
れた2個のドラム20′,21′を相対回転可能に
設けるとともに、両ドラム20′,21′間におけ
る軸16′まわりに、両ドラム20′,21′が互
いに索条9′,6′を巻き取ろうとする方向への相
対回転は許容するが、両ドラム20′,21′が互
いに索条9′,6′を解きほぐす方向に相対回転し
ようとするときには、対向端面に形成された1対
のラチエツト歯41a,42aが互いに噛合し
て、その相対回転を阻止するようにした1対の回
転板41,42よりなるラチエツト式の一方向ク
ラツチ機構43を設け、一方の回転板41とドラ
ム20′とを、第1実施例における中間ドラム1
9とドラム20との係合関係と同様に、ドラム2
0′の一端面に穿設した適数個の弧状孔44に、
回転板41に突設され、かつ弧状孔44の軸1
6′を中心とする円周方向の長さより短寸の円周
方向の長さを有する突片45をそれぞれ嵌合する
ことにより、軸16′を中心とする円周方向に互
いに若干遊動し得るように連結するとともに、他
方の回転板42とドラム21′とを、回転板42
に突設された複数個のピン46を、それらに対向
するドラム21′の端面に穿設された軸孔47に
それぞれ嵌合することにより、軸16′まわりに
相対回転不能に連結してある。
48は、ドラム21′をドラム20′に向けて軸
16′の軸線方向に押圧するためのウエーブワツ
シヤである。
29′は、窓ガラス(第1図参照)の重量とバ
ランスさせるための渦巻きばね、30′はハンド
ル、31′は、公知の逆転防止機構である。これ
らのダツシユを付した符号は、第1実施例におい
て、ダツシユを除いた符号で示す部材と同一又は
類似の部材を示し、これらについては、詳細な説
明は省略する。
次に、この第2実施例の作動について説明す
る。なお、以下の説明で、時計方向及び反時計方
向というときは、第8図の右方より見た場合の軸
16′まわりの方向をいう。
索条6′,9′が渦巻きばね29′の付勢力によ
り適度に緊張しているときは、その緊張力によ
り、ドラム20′は反時計方向に付勢され、突片
45は、第7図に実線で示すように、弧状孔44
の時計方向寄りの端面に当接して停止している。
このように、索条6′,9′が適度に緊張してい
る場合には、第1実施例の場合と同様に、ハンド
ル30′を時計方向に回転させることにより、両
ドラム20′,21′が一方向クラツチ機構43と
は無関係に索条6′,9′を介して一体となつて時
計方向に回転し、索条6′,9′が第1図における
矢印B方向と同様な方向に回走して、窓ガラスを
下降させるとともに、ハンドル30′を反時計方
向に回転させることにより、両ドラム20′,2
1′と一方向クラツチ機構43とが一体となつて
反時計方向に回転し、索条6′,9′が第1図にお
ける矢印A方向と同様な方向に回走して、窓ガラ
スを上昇させる。
索条9′に緩みが生じている状態で、ハンドル
30′を時計方向に回転させると、逆転防止機構
31′により、軸16′とドラム20′とが一体化
されて、ドラム20′が時計方向に回転し、索条
9′を巻き取るが、このときドラム20′による索
条9′の巻き取り力は、索条9′に緩みがあるた
め、索条6′には伝達されず、ドラム21′は停止
したままとなる。
そのため、ドラム20′のみが単独で時計方向
に回転する。
なお、索条6′側は、渦巻きばね29′の付勢力
により常時巻き取られており、緩みを生じること
はない。
第7図に想像線で示すように、弧状孔44の反
時計方向寄りの端面が突片45に当接した後にお
いてもまだ索条9′に緩みが残つている場合には、
今度はドラム20′と回転板41とが一体となつ
て時計方向に回転し、この回転板41のラチエツ
ト歯41aが、停止している方の回転板42のラ
チエツト歯42aに対して一段ずつ歩進し、索条
9′を単独で漸次巻き取る。
なお、両ラチエツト歯41a,42aが歩進す
るとき、回転板42とドラム21′とは軸線方向
に若干移動するが、この移動は、ウエーブワツシ
ヤ48が弾性変形することにより許容される。
索条9′の緩みがなくなると、ドラム21′はド
ラム20′の回転に追随して、一体となつて回転
し、通常の作動と同様に索条9′,6′が第1図に
おける矢印B方向と同様の方向に回走して、窓ガ
ラスを下降させる。
所望の位置まで窓ガラスを下降させた後、ハン
ドル30′から手を離すと、索条6′,9′のそれ
までの緊張力により、ドラム20′は、一方向ク
ラツチ機構43の働きにより停止状態にある突片
45に対し弧状孔44の遊び分だけ、つまり第7
図に実線で示す状態に戻るまで若干逆転させら
れ、それによつて、索条6′,9′は若干緩められ
る。
このように、第2実施例においても第1実施例
と同様に、ハンドル30′を時計方向に回転させ
ることにより、索条6′,9′の緩みを吸収するこ
とができるが、索条6′,9′の緩みを吸収した場
合には、必らずその後に、ドラム20′が弧状孔
44と突片45との遊び分に相当する回転量だけ
逆転し、索条6′,9′を若干緩み戻すので、索条
6′,9′をきつく締め過ぎるという恐れはなく、
特に、第1実施例について説明しそように、窓ガ
ラスが下限用のストツパに当接した後、ハンドル
30′を時計方向に過剰操作した場合においても、
その後に索条6′,9′が必ず緩み戻されるので、
この場合にも締め過ぎを防止することができ、有
意義である。
なお、ハンドル30′を反時計方向に回転させ
る場合には、第1実施例の場合と同様に、索条
6′,9′の緩みを吸収する機能はなく、したがつ
て、この場合に索条6′,9′を締め過ぎるという
恐れはない。
以上から明らかなように、本発明によると、索
条を締め過ぎることなく、しかも、緩くもない最
適な緊張状態に維持することができ、従来の緩み
防止装置におけるような索条の締め過ぎによる操
作荷重の増大、作動不能等の恐れを除去すること
ができ、有意義である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の第1実施例の正面図、第2
図は、第1図の−線に沿つてケーシングのみ
を縦断した拡大縦断側面図、第3図は、第1図の
−線に沿う拡大縦断側面図、第4図は、第3
図の−線に沿う縦断正面図、第5図は、第3
図の−線に沿う縦断正面図、第6図は、本発
明の第2実施例の要部の縦断側面図、第7図は、
第6図の−線に沿う縦断面図、第8図は、第
2実施例の要部の分解斜視図である。 13,13′……ケーシング、16,16′……
軸、6,6′,9,9′……索条、19……中間ド
ラム、20,20′,21,21′……ドラム、2
2……溝、23……ころ、24……圧縮ばね、2
5,43……一方向クラツチ機構、26,44…
…孤状孔、27,45……突片、30,30′…
…ハンドル、41,42……回転板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ケーシングに枢支された1本の軸上に、往復
    回走する索条の各端部が互いに逆向きに巻き取ら
    れた2個のドラムを相対回転可能に設けるととも
    に、前記面ドラム間に、互いに索条を解きほぐす
    方向への両ドラムの相対回転は阻止するが、互い
    に索条を巻か取る方向への両ドラムの相対回転は
    許容するようにした一方向クラツチ機構を設けて
    なる索条の緩み防止装置において、前記一方向ク
    ラツチ機構と、いずれか一方のドラムとを、前記
    軸を中心とする円周方向に適宜の遊びをもたせて
    互いに連結することにより、前記一方向クラツチ
    機構と一方のドラムとが、前記軸まわりに適宜の
    角度だけ、互いに遊動し得るようにしたことを特
    徴とする締め過ぎ防止機能を備える索条の緩み防
    止装置。
JP13088183A 1983-07-20 1983-07-20 締め過ぎ防止機能を備える索条の緩み防止装置 Granted JPS6023666A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13088183A JPS6023666A (ja) 1983-07-20 1983-07-20 締め過ぎ防止機能を備える索条の緩み防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13088183A JPS6023666A (ja) 1983-07-20 1983-07-20 締め過ぎ防止機能を備える索条の緩み防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6023666A JPS6023666A (ja) 1985-02-06
JPS6354940B2 true JPS6354940B2 (ja) 1988-10-31

Family

ID=15044872

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13088183A Granted JPS6023666A (ja) 1983-07-20 1983-07-20 締め過ぎ防止機能を備える索条の緩み防止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6023666A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6023666A (ja) 1985-02-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9027627B2 (en) Sunlight-shielding device
JP2001159434A (ja) 緊急ブレーキ装置
JPS60155009A (ja) ケ−ブル式ウインドレギユレ−タ用張力自動調整機構
EP1365143A1 (en) Recoil starter
JP4010940B2 (ja) 窓操作装置
JPS605986A (ja) ウインドウレギユレ−タ
US6029735A (en) Clutch mechanism for manual roller door operation
JP4641632B2 (ja) ロールスクリーン
JPS6323120B2 (ja)
JP3219260B2 (ja) ロールスクリーン装置
JPH11256959A (ja) カーテン回転駆動装置
KR102843800B1 (ko) 차량의 테일게이트 개폐장치
JP3274098B2 (ja) チェーンブロック
JP3158185B2 (ja) チェーンブロック
JPS6023666A (ja) 締め過ぎ防止機能を備える索条の緩み防止装置
JPH0569343A (ja) オープンエンドレンチ
JPH0143858B2 (ja)
US3881325A (en) Override clutch
JP2005110449A (ja) 減速機構付き電動モータ
JPH0125087B2 (ja)
JPH0314558Y2 (ja)
JP3805994B2 (ja) ウインドレギュレータ
KR960003581Y1 (ko) 로울러 브라인드의 승강정지장치
JPS5924800Y2 (ja) ロ−ルスクリ−ン等に用いる手動式捲き取り装置
JPH0120442B2 (ja)