JPS635876B2 - - Google Patents
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- JPS635876B2 JPS635876B2 JP11127583A JP11127583A JPS635876B2 JP S635876 B2 JPS635876 B2 JP S635876B2 JP 11127583 A JP11127583 A JP 11127583A JP 11127583 A JP11127583 A JP 11127583A JP S635876 B2 JPS635876 B2 JP S635876B2
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Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、誘導加熱調理器に係り、特に内部の
高周波電力変換装置から外部に漏洩する電磁界、
特に、AMラジオ周波数帯域に於ける漏洩磁界を
低減する構造に関するものである。
高周波電力変換装置から外部に漏洩する電磁界、
特に、AMラジオ周波数帯域に於ける漏洩磁界を
低減する構造に関するものである。
従来例の構成とその問題点
従来、誘導加熱調理器は、高周波高磁束密度の
磁界を発生する加熱コイルと、その加熱コイルに
高周波大電流を供給する高周波電力変換装置を具
備しており、特に高周波電力変換装置の共振コン
デンサ、半導体スイツチング素子あるいは高周波
電源用フイルタコンデンサ等の高周波回路部品に
は、急峻な立ち上がり、下ち下がりをもつ大電流
が流れている。そのため高周波電力変換装置から
発生する漏洩磁界は、特にAMラジオの受信に防
害を与える。この漏洩磁界を低減するために、従
来、第1図に示すように、鍋載置板1の下に位置
する加熱コイル2を除いた高周波電力変換装置3
が配設されている導電材料でできた内部シヤーシ
4の上部全体をアルミ等の導電材料製のシールド
カバー5で覆うというような手段がとられてき
た。しかしこのような構造では、導電性シールド
カバー5に加熱コイル2の高密度高周波の磁界が
鎖交し、シールドカバー5に誘導電流が流れ、そ
こで熱損失が生じ、調理器の加熱効率を下げた
り、前記誘導電流が発する反磁界が加熱コイルの
等価インダクタンスを減じるため、加熱コイル巻
数をその分増やして補償することが、高周波電力
変換装置の設計上必要となつてくる。またシール
ドカバー5は導電体であるので、他の電気部品と
の電気絶縁を、確保するために、かなりの空間を
必要とする等の問題点があつた。これらの問題点
は、すべて、調理器の高さを低くする(薄型化を
はかる)際の深刻な制限項目となる。またシール
ドカバー5のように高周波電力変換装置全体を覆
う導電板を調理器内部に設けると、導電板が、加
熱コイル2や、負荷鍋底から受ける輻射熱によ
り、高温となり、機器内部の温度を上げてしま
い、半導体部品や、その他の電気部品の冷却に悪
影響を与えることとなり、それらの信頼性を損う
恐れがある。
磁界を発生する加熱コイルと、その加熱コイルに
高周波大電流を供給する高周波電力変換装置を具
備しており、特に高周波電力変換装置の共振コン
デンサ、半導体スイツチング素子あるいは高周波
電源用フイルタコンデンサ等の高周波回路部品に
は、急峻な立ち上がり、下ち下がりをもつ大電流
が流れている。そのため高周波電力変換装置から
発生する漏洩磁界は、特にAMラジオの受信に防
害を与える。この漏洩磁界を低減するために、従
来、第1図に示すように、鍋載置板1の下に位置
する加熱コイル2を除いた高周波電力変換装置3
が配設されている導電材料でできた内部シヤーシ
4の上部全体をアルミ等の導電材料製のシールド
カバー5で覆うというような手段がとられてき
た。しかしこのような構造では、導電性シールド
カバー5に加熱コイル2の高密度高周波の磁界が
鎖交し、シールドカバー5に誘導電流が流れ、そ
こで熱損失が生じ、調理器の加熱効率を下げた
り、前記誘導電流が発する反磁界が加熱コイルの
等価インダクタンスを減じるため、加熱コイル巻
数をその分増やして補償することが、高周波電力
変換装置の設計上必要となつてくる。またシール
ドカバー5は導電体であるので、他の電気部品と
の電気絶縁を、確保するために、かなりの空間を
必要とする等の問題点があつた。これらの問題点
は、すべて、調理器の高さを低くする(薄型化を
はかる)際の深刻な制限項目となる。またシール
ドカバー5のように高周波電力変換装置全体を覆
う導電板を調理器内部に設けると、導電板が、加
熱コイル2や、負荷鍋底から受ける輻射熱によ
り、高温となり、機器内部の温度を上げてしま
い、半導体部品や、その他の電気部品の冷却に悪
影響を与えることとなり、それらの信頼性を損う
恐れがある。
さらに、第1図に於て、内部シヤーシ4や、外
部筐体6を樹脂化した場合には、高周波電力変換
装置3から発生する磁界を、その上面を覆うシー
ルド板5だけでは十分な低減ができない。
部筐体6を樹脂化した場合には、高周波電力変換
装置3から発生する磁界を、その上面を覆うシー
ルド板5だけでは十分な低減ができない。
即ち、樹脂部分から磁界が外部に漏洩してしま
うため少くとも内部シヤーシ4が導電体である
か、外部筐体6が導電体であり、磁気シールド効
果を、もつていなくてはならないということであ
る。筐体の樹脂化は、機器の軽量化あるいは製品
価格の低減のために非常に有利であるが、従来例
のように高周波電力変換装置全体を導電体で取り
囲むという従来の電磁遮蔽構造では、徹底的な筐
体の樹脂化は難しく、筐体の樹脂化の長所を十分
ひきだすことはできなかつた。そのため、最近で
は、高周波電力変換装置から出す輻射雑音に対す
る低減対策をせずに樹脂化するため、ラジオ周波
数帯域での輻射雑音によつて外部のラジオ放送受
信にかなりの防害を及ぼす場合があつた。
うため少くとも内部シヤーシ4が導電体である
か、外部筐体6が導電体であり、磁気シールド効
果を、もつていなくてはならないということであ
る。筐体の樹脂化は、機器の軽量化あるいは製品
価格の低減のために非常に有利であるが、従来例
のように高周波電力変換装置全体を導電体で取り
囲むという従来の電磁遮蔽構造では、徹底的な筐
体の樹脂化は難しく、筐体の樹脂化の長所を十分
ひきだすことはできなかつた。そのため、最近で
は、高周波電力変換装置から出す輻射雑音に対す
る低減対策をせずに樹脂化するため、ラジオ周波
数帯域での輻射雑音によつて外部のラジオ放送受
信にかなりの防害を及ぼす場合があつた。
発明の目的
本発明の目的は、上記従来の欠点を解消するも
ので、誘導加熱調理器の高周波電力変換装置から
外部に漏洩するラジオ周波数帯域に於ける電磁界
を、簡単な構成で低減するところにあり、さらに
はそれによつて、誘導加熱調理器の筐体の樹脂
化、薄型化、小型化を促進することにある。
ので、誘導加熱調理器の高周波電力変換装置から
外部に漏洩するラジオ周波数帯域に於ける電磁界
を、簡単な構成で低減するところにあり、さらに
はそれによつて、誘導加熱調理器の筐体の樹脂
化、薄型化、小型化を促進することにある。
発明の構成
上記目的を達するため、本発明の誘導加熱調理
器は、複数個の半導体スイツチング素子とそれに
逆並列に接続されたダンパーダイオードを具備
し、その半導体スイツチング素子の導通期間を制
御することにより出力電力を制御する高周波電力
変換装置に於て、前記半導体スイツチング素子の
遮断時に生起する急峻な立下がり波形及びそれに
伴う共振コンデンサの充電電流の急激な立上がり
波形等を含む高周波電流成分の形成する閉ループ
の開口部を選択的に最少にするように構成したも
のであり、特に本発明に於ては、前記高周波電流
成分の閉ループを構成する複数個の半導体スイツ
チング素子及びそれに接続される配電線の構成を
規定することにより、ラジオ周波数帯域の防害電
磁界低減を計つている。従来の誘導加熱調理器で
は、電流容量が不足で、同一半導体スイツチング
素子を並列にして使用する必要のある場合、第2
図のようにそれぞれの半導体スイツチング素子7
を別々の金属ベース8上に配し金属ベースを一方
の電極としてそれを冷却フイン9に接続固定し、
他の電極はそれぞれのパツケージングから出され
た端子10を導電金属棒11等で相互に接続し、
リード線12,13で共振コンデンサ14等の部
品に接続されているのが通常であつたが、本発明
は、複数組の同一半導体接合を同一金属ベース上
に配列し、その半導体接合の主電流の流れる一方
の電極は、前記金属ベースに接続され、他の電極
は、その半導体接続近傍で相互に接続され単一電
極として、他の部品と接続される構成であり、こ
のようにすることにより、複数個の半導体スイツ
チング素子を並列に接続して使用する場合、前述
の半導体スイツチング素子の遮断時の高周波電流
閉ループの開口面積を極めて小さくすることがで
き、そこから発生する磁界を低減できるという効
果を有する。この効果は、半導体スイツチング素
子に接続されるリード線を撚り合わせたり、束ね
たりすることによりさらに大きくなる。
器は、複数個の半導体スイツチング素子とそれに
逆並列に接続されたダンパーダイオードを具備
し、その半導体スイツチング素子の導通期間を制
御することにより出力電力を制御する高周波電力
変換装置に於て、前記半導体スイツチング素子の
遮断時に生起する急峻な立下がり波形及びそれに
伴う共振コンデンサの充電電流の急激な立上がり
波形等を含む高周波電流成分の形成する閉ループ
の開口部を選択的に最少にするように構成したも
のであり、特に本発明に於ては、前記高周波電流
成分の閉ループを構成する複数個の半導体スイツ
チング素子及びそれに接続される配電線の構成を
規定することにより、ラジオ周波数帯域の防害電
磁界低減を計つている。従来の誘導加熱調理器で
は、電流容量が不足で、同一半導体スイツチング
素子を並列にして使用する必要のある場合、第2
図のようにそれぞれの半導体スイツチング素子7
を別々の金属ベース8上に配し金属ベースを一方
の電極としてそれを冷却フイン9に接続固定し、
他の電極はそれぞれのパツケージングから出され
た端子10を導電金属棒11等で相互に接続し、
リード線12,13で共振コンデンサ14等の部
品に接続されているのが通常であつたが、本発明
は、複数組の同一半導体接合を同一金属ベース上
に配列し、その半導体接合の主電流の流れる一方
の電極は、前記金属ベースに接続され、他の電極
は、その半導体接続近傍で相互に接続され単一電
極として、他の部品と接続される構成であり、こ
のようにすることにより、複数個の半導体スイツ
チング素子を並列に接続して使用する場合、前述
の半導体スイツチング素子の遮断時の高周波電流
閉ループの開口面積を極めて小さくすることがで
き、そこから発生する磁界を低減できるという効
果を有する。この効果は、半導体スイツチング素
子に接続されるリード線を撚り合わせたり、束ね
たりすることによりさらに大きくなる。
実施例の説明
以下、本発明の実施例について図面に基づいて
説明する。
説明する。
第3図は誘導加熱調理器の高周波電力変換装置
の一例で、トランジスタインバータの基本回路図
である。この第3図に於て、商用低周波電源15
は全波整流器17により全波整流されてフイルタ
コイル18を介して、高周波電源コンデンサ19
に接続されている。高周波電源コンデンサ19の
正極端子には、加熱コイル21が接続され、加熱
コイル21のもう一方の端子と高周波電源コンデ
ンサ19の負極側端子の間には、コレクタ−エミ
ツタ端子間に逆並列にダイオードが接続された
NPN逆導通トランジスタ22の2コ並列回路と、
共振コンデンサ23の並列回路が接続されてい
る。また逆導通スイツチングトランジスタ22の
ベースには制御回路ブロツク20から駆動信号が
供給され、制御回路ブロツク20は電源トランス
16から制御電源を供給されている。このインバ
ータ回路の動作を第4図により詳説する。第4図
aは逆導通スイツチングトランジスタ22の駆動
電流IBであり、時刻t1で順方向電流IB1が流れ始
め、第4図bのように逆導通スイツチングトラン
ジスタ22にダイオード電流IDが流れた後に、ス
イツチングトランジスタが導通し、加熱コイル2
1と負荷鍋との合成インピーダンスで決まる傾き
でコレクタ電流ICが増加する。所定の時間TON後
(時刻t2)に前記逆導通トランジスタ22の駆動
電流IB1の供給が停止され、逆導通トランジスタ
22は遮断し始め、コレクタ電流が急激に減少
し、下降時間Tf後(時刻t3)に完全に遮断し、コ
レクタ電流ICは零になる。一方逆導通トランジス
タ22が遮断し始め、コレクタ電流IC(TON期間中
は加熱コイル21に略等しい電流が流れる)が減
少し始めると同時に加熱コイル21に逆起電力が
発生し、共振コンデンサ23に充電電流を流す。
その立ち上がり時間は、逆導通トランジスタ22
の下降時間Tfと対応し、非常に急峻であり、そ
の後加熱コイル21と共振コンデンサ23の共振
電流が共振コンデンサ23に第4図dの如く流れ
る。逆導通トランジスタ22のコレクタ−エミツ
タ間には、第4図cに示すように、コレクタ電流
が減少し始めると同時に、加熱コイル21と共振
コンデンサ23の共振電圧が印加する。コレクタ
電圧の後縁が零点を切る点(時刻t4)にて再び逆
導通トランジスタ22のベースにドライブ電流IB
1を印加する。この後は、以上述べた動作が繰り
返される。なお、逆導通トランジスタ22のダイ
オードは、ダンパーダイオードである。また加熱
コイル21に流れる電流は、第4図eに示す如
く、逆導通トランジスタ22に流れる電流(同図
b)と共振コンデンサ23の電流(同図d)の和
であり、急峻な立上がり、立下がり波形はない。
の一例で、トランジスタインバータの基本回路図
である。この第3図に於て、商用低周波電源15
は全波整流器17により全波整流されてフイルタ
コイル18を介して、高周波電源コンデンサ19
に接続されている。高周波電源コンデンサ19の
正極端子には、加熱コイル21が接続され、加熱
コイル21のもう一方の端子と高周波電源コンデ
ンサ19の負極側端子の間には、コレクタ−エミ
ツタ端子間に逆並列にダイオードが接続された
NPN逆導通トランジスタ22の2コ並列回路と、
共振コンデンサ23の並列回路が接続されてい
る。また逆導通スイツチングトランジスタ22の
ベースには制御回路ブロツク20から駆動信号が
供給され、制御回路ブロツク20は電源トランス
16から制御電源を供給されている。このインバ
ータ回路の動作を第4図により詳説する。第4図
aは逆導通スイツチングトランジスタ22の駆動
電流IBであり、時刻t1で順方向電流IB1が流れ始
め、第4図bのように逆導通スイツチングトラン
ジスタ22にダイオード電流IDが流れた後に、ス
イツチングトランジスタが導通し、加熱コイル2
1と負荷鍋との合成インピーダンスで決まる傾き
でコレクタ電流ICが増加する。所定の時間TON後
(時刻t2)に前記逆導通トランジスタ22の駆動
電流IB1の供給が停止され、逆導通トランジスタ
22は遮断し始め、コレクタ電流が急激に減少
し、下降時間Tf後(時刻t3)に完全に遮断し、コ
レクタ電流ICは零になる。一方逆導通トランジス
タ22が遮断し始め、コレクタ電流IC(TON期間中
は加熱コイル21に略等しい電流が流れる)が減
少し始めると同時に加熱コイル21に逆起電力が
発生し、共振コンデンサ23に充電電流を流す。
その立ち上がり時間は、逆導通トランジスタ22
の下降時間Tfと対応し、非常に急峻であり、そ
の後加熱コイル21と共振コンデンサ23の共振
電流が共振コンデンサ23に第4図dの如く流れ
る。逆導通トランジスタ22のコレクタ−エミツ
タ間には、第4図cに示すように、コレクタ電流
が減少し始めると同時に、加熱コイル21と共振
コンデンサ23の共振電圧が印加する。コレクタ
電圧の後縁が零点を切る点(時刻t4)にて再び逆
導通トランジスタ22のベースにドライブ電流IB
1を印加する。この後は、以上述べた動作が繰り
返される。なお、逆導通トランジスタ22のダイ
オードは、ダンパーダイオードである。また加熱
コイル21に流れる電流は、第4図eに示す如
く、逆導通トランジスタ22に流れる電流(同図
b)と共振コンデンサ23の電流(同図d)の和
であり、急峻な立上がり、立下がり波形はない。
本発明の実施例を以上述べたインバータ回路を
例にとつて述べる。第5図及び第6図は本発明の
一実施例であつて、第3図のインバータ回路図に
於て、逆導通トランジスタ22と共振コンデンサ
23とその配線からなる一点鎖線で囲んだブロツ
クAの構成図を第5図に示し、並列に接続された
2個の逆導通トランジスタ22の断面構成図を第
6図に示している。第6図に於て、逆導通NPN
トランジスタを構成する2個の同一シリコンチツ
プ22が一枚の金属ベース25の上に配列され、
金属ベース25がコレクタと同電位になるよう接
続されている。一方2つのエミツタ電極はシリコ
ンチツプ近傍で、導電体のリードで相互に接線さ
れ、エミツタ端子27に接続され、同様に、2個
のベース電極もシリコンチツプ近傍で相互に接続
されベース端子28に接続されており、これらは
樹脂ケース26と、注入された樹脂29により一
体成型され一部品となつている。一方第5図にお
いて、第6図の構造をもつ逆導通NPNトランジ
スタが冷却フイン24の上にビスで取りつけられ
エミツタ端子27及び金属ベース25(コレクタ
端子)に接続されたリード線31,30は、撚り
合わされ、他の端子は共振コンデンサ32の接続
端子33に接続されている。そして、共振コンデ
ンサ32及びその接続端子33付近のリード線
は、アルミ板等の導電体34で周囲を取り囲まれ
ている。
例にとつて述べる。第5図及び第6図は本発明の
一実施例であつて、第3図のインバータ回路図に
於て、逆導通トランジスタ22と共振コンデンサ
23とその配線からなる一点鎖線で囲んだブロツ
クAの構成図を第5図に示し、並列に接続された
2個の逆導通トランジスタ22の断面構成図を第
6図に示している。第6図に於て、逆導通NPN
トランジスタを構成する2個の同一シリコンチツ
プ22が一枚の金属ベース25の上に配列され、
金属ベース25がコレクタと同電位になるよう接
続されている。一方2つのエミツタ電極はシリコ
ンチツプ近傍で、導電体のリードで相互に接線さ
れ、エミツタ端子27に接続され、同様に、2個
のベース電極もシリコンチツプ近傍で相互に接続
されベース端子28に接続されており、これらは
樹脂ケース26と、注入された樹脂29により一
体成型され一部品となつている。一方第5図にお
いて、第6図の構造をもつ逆導通NPNトランジ
スタが冷却フイン24の上にビスで取りつけられ
エミツタ端子27及び金属ベース25(コレクタ
端子)に接続されたリード線31,30は、撚り
合わされ、他の端子は共振コンデンサ32の接続
端子33に接続されている。そして、共振コンデ
ンサ32及びその接続端子33付近のリード線
は、アルミ板等の導電体34で周囲を取り囲まれ
ている。
以下、上記構成に於ける作用について説明す
る。上記インバータに於て、前述のように加熱コ
イル21には第4図eに示す略連続な電流が流れ
急激な電流変化はない。一方、逆導通トランジス
タ22には第4図bに示す電流が流れ、そして共
振コンデンサ23には第4図dに示す電流が流
れ、これらの波形には特に時刻t2からt3にかけて
急激な電流変化が生起する。この波形を分析する
ため逆導通トランジスタ22と共振コンデンサ2
3からなる閉回路をとりだし、第7図に示す。そ
して第8図には各素子を流れる電流波形を示す。
電流の向きは第7図に矢印で示す方向を正として
いる。前述した時刻t2からt3にかけての急峻な電
流変化は等価的に第8図cに示す高周波パルス電
流が、第7図の閉回路を矢印で示す向きに流れる
とみてよい。時刻t2とt3の時間間隔はスイツチン
グトランジスタのコレクタ電流の下降時間に対応
し、インバータの出力電力が約1.2KWの場合、
コレクタ電流のピーク電流は約50A程度であり、
時刻t2とt3の間隔は、1μsec前後である。そのた
め、このトランジスタ遮断時の高周波電流成分の
周波数スペクトルは500KHzから2MHzのものが
支配的である。一方、前記トランジスタ遮断時の
高周波電流成分による磁界の強さは前述の第7図
で示す遮断時の高周波電流成分の閉ループの取囲
む面積(斜線部)に比例して増減する。そこで本
実施例は、第5図に示すように前記トランジスタ
遮断時の高周波電流成分の流れる閉回路の作る面
積を最小にすべく逆導通トランジスタ22のコレ
クタ及びエミツタから共振コンデンサ32の端子
33を結ぶ配線30及び31を撚り合せ、そして
共振コンデンサ32の素子と、接続端子30,3
1付近の配線で生じる前記高周波電流閉ループの
開口部を導電性材料でできたシールド板34によ
つて取り囲み、さらに、逆導通トランジスタのエ
ミツタどうしを接続する導電金属棒11と逆導通
トランジスタと放熱フイン24で構成される閉ル
ープを第5図、第6図に示すように、同一金属ベ
ース上に半導体チツプを並べることにより極めて
小さくするものであり、第9図に従来例と本実施
例に於ける前記トランジスタ遮断時の高周波電流
成分の形成する閉回路の開口面積の差を示してい
る。第9図aは従来例、同図bは本実施例の構成
例である。本実施例による高周波低減効果は、例
えば誘導加熱調理器から約3m離れた場所に於
て、測定した場合、周波数500KHz〜2MHzに於
て約10〜15dB輻射雑音を低減できる。
る。上記インバータに於て、前述のように加熱コ
イル21には第4図eに示す略連続な電流が流れ
急激な電流変化はない。一方、逆導通トランジス
タ22には第4図bに示す電流が流れ、そして共
振コンデンサ23には第4図dに示す電流が流
れ、これらの波形には特に時刻t2からt3にかけて
急激な電流変化が生起する。この波形を分析する
ため逆導通トランジスタ22と共振コンデンサ2
3からなる閉回路をとりだし、第7図に示す。そ
して第8図には各素子を流れる電流波形を示す。
電流の向きは第7図に矢印で示す方向を正として
いる。前述した時刻t2からt3にかけての急峻な電
流変化は等価的に第8図cに示す高周波パルス電
流が、第7図の閉回路を矢印で示す向きに流れる
とみてよい。時刻t2とt3の時間間隔はスイツチン
グトランジスタのコレクタ電流の下降時間に対応
し、インバータの出力電力が約1.2KWの場合、
コレクタ電流のピーク電流は約50A程度であり、
時刻t2とt3の間隔は、1μsec前後である。そのた
め、このトランジスタ遮断時の高周波電流成分の
周波数スペクトルは500KHzから2MHzのものが
支配的である。一方、前記トランジスタ遮断時の
高周波電流成分による磁界の強さは前述の第7図
で示す遮断時の高周波電流成分の閉ループの取囲
む面積(斜線部)に比例して増減する。そこで本
実施例は、第5図に示すように前記トランジスタ
遮断時の高周波電流成分の流れる閉回路の作る面
積を最小にすべく逆導通トランジスタ22のコレ
クタ及びエミツタから共振コンデンサ32の端子
33を結ぶ配線30及び31を撚り合せ、そして
共振コンデンサ32の素子と、接続端子30,3
1付近の配線で生じる前記高周波電流閉ループの
開口部を導電性材料でできたシールド板34によ
つて取り囲み、さらに、逆導通トランジスタのエ
ミツタどうしを接続する導電金属棒11と逆導通
トランジスタと放熱フイン24で構成される閉ル
ープを第5図、第6図に示すように、同一金属ベ
ース上に半導体チツプを並べることにより極めて
小さくするものであり、第9図に従来例と本実施
例に於ける前記トランジスタ遮断時の高周波電流
成分の形成する閉回路の開口面積の差を示してい
る。第9図aは従来例、同図bは本実施例の構成
例である。本実施例による高周波低減効果は、例
えば誘導加熱調理器から約3m離れた場所に於
て、測定した場合、周波数500KHz〜2MHzに於
て約10〜15dB輻射雑音を低減できる。
このように本実施例によれば、誘導加熱調理器
から発生するラジオ周波数帯域の輻射雑音を簡単
な構成で、他の部品配置や、冷却構成にほとんど
影響を与えることなく低減できるという効果を有
する。すなわち、本実施例は、複数個のスイツチ
ング素子を有するトランジスタ周辺から、発生す
るラジオ周波数帯域の輻射雑音を遮蔽板などによ
りスイツチング素子の周囲を取囲んで遮蔽する手
段をとることなく低減でき、大電流が流れ高電圧
が印加し、高損失の発生するトランジスタの冷却
に悪影響を与えず、高電圧の印加する放熱フイン
と遮蔽板との電気絶縁、遮蔽板と他の高圧充電部
間との電気絶縁を考慮するという必要もなく誘導
加熱調理器の薄型化、小型化に大きく寄与するも
のである。
から発生するラジオ周波数帯域の輻射雑音を簡単
な構成で、他の部品配置や、冷却構成にほとんど
影響を与えることなく低減できるという効果を有
する。すなわち、本実施例は、複数個のスイツチ
ング素子を有するトランジスタ周辺から、発生す
るラジオ周波数帯域の輻射雑音を遮蔽板などによ
りスイツチング素子の周囲を取囲んで遮蔽する手
段をとることなく低減でき、大電流が流れ高電圧
が印加し、高損失の発生するトランジスタの冷却
に悪影響を与えず、高電圧の印加する放熱フイン
と遮蔽板との電気絶縁、遮蔽板と他の高圧充電部
間との電気絶縁を考慮するという必要もなく誘導
加熱調理器の薄型化、小型化に大きく寄与するも
のである。
なお複数個の半導体スイツチング素子の他の構
成例を第10図a及びbに示す。第10図bは同
一接合を有する半導体接合を二個近接して同一金
属ベース上に配列したものであるが、第10図a
は同一半導体チツプに複数の同一接合を有するト
ランジスタ接合を構成し、ダンパーダイオード3
7を別のチツプで作り、同一金属ベース上に近接
配置したものであり、第10図bは複数のスイツ
チングトランジスタ36及び、ダイオード接合を
同一半導体チツプ35に構成した例である。なお
以上の実施例に於てダンパーダイオードをスイツ
チングダイオード接合の近傍に配置しているの
は、ダンパーダイオードにも第8図の時刻t1に於
て、大きな急峻な電流変化が生ずる場合が負荷に
より出てくるからである。これは、特に無負荷に
近い場合ダイオード電流が増大するためである。
成例を第10図a及びbに示す。第10図bは同
一接合を有する半導体接合を二個近接して同一金
属ベース上に配列したものであるが、第10図a
は同一半導体チツプに複数の同一接合を有するト
ランジスタ接合を構成し、ダンパーダイオード3
7を別のチツプで作り、同一金属ベース上に近接
配置したものであり、第10図bは複数のスイツ
チングトランジスタ36及び、ダイオード接合を
同一半導体チツプ35に構成した例である。なお
以上の実施例に於てダンパーダイオードをスイツ
チングダイオード接合の近傍に配置しているの
は、ダンパーダイオードにも第8図の時刻t1に於
て、大きな急峻な電流変化が生ずる場合が負荷に
より出てくるからである。これは、特に無負荷に
近い場合ダイオード電流が増大するためである。
発明の効果
以上のように本発明によれば、複数個の半導体
スイツチング接合を有し、急峻な遮断電流波形を
有する高周波電力変換装置に於て、導電材料でで
きた遮蔽板等で半導体スイツチング素子あるいは
高周波電力変換装置全体を覆つたりすることな
く、配線を工夫することによりラジオ周波数帯域
の輻射雑音を低減できるため、次のような効果を
有する。
スイツチング接合を有し、急峻な遮断電流波形を
有する高周波電力変換装置に於て、導電材料でで
きた遮蔽板等で半導体スイツチング素子あるいは
高周波電力変換装置全体を覆つたりすることな
く、配線を工夫することによりラジオ周波数帯域
の輻射雑音を低減できるため、次のような効果を
有する。
(1) スイツチング素子の冷却条件を含め誘導加熱
調理器内部の冷却条件をほとんど悪化させな
い。
調理器内部の冷却条件をほとんど悪化させな
い。
(2) 少くとも高電圧の印加するスイツチング素子
あるいはダンパーダイオードの周囲に導電体の
遮蔽板が不必要なため、遮蔽板と部品との絶縁
距離を考慮する必要がなく、他の部品配置がや
りやすくなり、誘導加熱調理器全体の部品配置
が極めてコンパクトにでき、機器の小型化、薄
型化が計れる。
あるいはダンパーダイオードの周囲に導電体の
遮蔽板が不必要なため、遮蔽板と部品との絶縁
距離を考慮する必要がなく、他の部品配置がや
りやすくなり、誘導加熱調理器全体の部品配置
が極めてコンパクトにでき、機器の小型化、薄
型化が計れる。
(3) 前記スイツチングトランジスタ遮断時の高周
波電流成分の流れる閉回路を構成する部品及び
配線でスイツチングトランジスタ以外の共振コ
ンデンサ等の部品及び配線を選択的に電磁シー
ルドすることにより、本発明に於ける輻射雑音
低減効果はさらに高くなり、筐体が樹脂であつ
ても金属であつてもほぼ同等の雑音低減効果が
得られる。そのため、筐体の樹脂化が行いやす
く、このことは誘導加熱調理器の軽量化、組立
性の改善を促進する効果がある。
波電流成分の流れる閉回路を構成する部品及び
配線でスイツチングトランジスタ以外の共振コ
ンデンサ等の部品及び配線を選択的に電磁シー
ルドすることにより、本発明に於ける輻射雑音
低減効果はさらに高くなり、筐体が樹脂であつ
ても金属であつてもほぼ同等の雑音低減効果が
得られる。そのため、筐体の樹脂化が行いやす
く、このことは誘導加熱調理器の軽量化、組立
性の改善を促進する効果がある。
第1図は従来の電磁誘導加熱調理器の断面図、
第2図は従来の高周波電力変換装置に於ける共振
コンデンサと逆導通トランジスタとその配電線の
関係を示す要部斜視図、第3図は本発明の一実施
例を示す電磁誘導加熱調理器の高周波電力変換装
置の回路図、第4図は同要部の信号波形図、第5
図は同高周波電力変換装置に於ける共振コンデン
サと半導体スイツチング素子とその配電線の関係
を示す要部斜視図、第6図は同高周波電力変換装
置の半導体スイツチング素子の断面図、第7図は
同半導体スイツチング素子と共振コンデンサとそ
の配電線からなる閉ループの電気回路図、第8図
は同電気回路における要部の信号波形図、第9図
aは従来例における閉ループを示す要部正面図、
第9図bは本実施例に於ける閉ループを示す要部
正面図、第10図aおよび第10図bはそれぞれ
本発明の他の実施例における半導体スイツチング
素子の断面図である。 19…高周波電源コンデンサ、21…加熱コイ
ル、22…逆導通トランジスタ、23…共振コン
デンサ、25…金属ベース、30,31…リード
線、32…共振コンデンサ、34…導電体。
第2図は従来の高周波電力変換装置に於ける共振
コンデンサと逆導通トランジスタとその配電線の
関係を示す要部斜視図、第3図は本発明の一実施
例を示す電磁誘導加熱調理器の高周波電力変換装
置の回路図、第4図は同要部の信号波形図、第5
図は同高周波電力変換装置に於ける共振コンデン
サと半導体スイツチング素子とその配電線の関係
を示す要部斜視図、第6図は同高周波電力変換装
置の半導体スイツチング素子の断面図、第7図は
同半導体スイツチング素子と共振コンデンサとそ
の配電線からなる閉ループの電気回路図、第8図
は同電気回路における要部の信号波形図、第9図
aは従来例における閉ループを示す要部正面図、
第9図bは本実施例に於ける閉ループを示す要部
正面図、第10図aおよび第10図bはそれぞれ
本発明の他の実施例における半導体スイツチング
素子の断面図である。 19…高周波電源コンデンサ、21…加熱コイ
ル、22…逆導通トランジスタ、23…共振コン
デンサ、25…金属ベース、30,31…リード
線、32…共振コンデンサ、34…導電体。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 加熱コイルと、共振用コンデンサと、高周波
電源用フイルタコンデンサとダンパーダイオード
が逆並列に接続された半導体スイツチング素子
と、該半導体スイツチング素子の導通時間を制御
することにより出力電力を制御する高周波発振制
御手段を有する高周波電力変換装置を備え、前記
半導体スイツチング素子は複数組の同一半導体接
合を有し、それらは同一金属ベース上に配列さ
れ、この半導体接合の主電流の流れる一方の電極
は前記金属ベースに接続され、他の電極は半導体
接合近傍で相互に接続され単一電極として他の部
品と接続した誘導加熱調理器。 2 ダンパーダイオードの半導体接合は金属ベー
ス上に配列され、半導体スイツチング素子の半導
体接合にその近傍で接続した特許請求の範囲第1
項記載の誘導加熱調理器。 3 半導体スイツチング素子に接続された主電流
の流れる配電線は、撚り合わせ、または、束ねら
れ相互に近接されてなる特許請求の範囲第1項記
載の誘導加熱調理器。 4 共振用コンデンサあるいは電源コンデンサは
接続される配電線の一部とともに周囲を導電金属
板にて遮蔽されてなる特許請求の範囲第1項記載
の誘導加熱調理器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58111275A JPS603889A (ja) | 1983-06-20 | 1983-06-20 | 誘導加熱調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58111275A JPS603889A (ja) | 1983-06-20 | 1983-06-20 | 誘導加熱調理器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS603889A JPS603889A (ja) | 1985-01-10 |
| JPS635876B2 true JPS635876B2 (ja) | 1988-02-05 |
Family
ID=14557088
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58111275A Granted JPS603889A (ja) | 1983-06-20 | 1983-06-20 | 誘導加熱調理器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS603889A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9119624B2 (en) | 2006-04-24 | 2015-09-01 | Covidien Ag | ARC based adaptive control system for an electrosurgical unit |
| US10603098B2 (en) | 2013-05-31 | 2020-03-31 | Covidien Lp | Gain compensation for a full bridge inverter |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2722756B2 (ja) * | 1990-03-12 | 1998-03-09 | 松下電器産業株式会社 | 誘導加熱調理器 |
-
1983
- 1983-06-20 JP JP58111275A patent/JPS603889A/ja active Granted
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9119624B2 (en) | 2006-04-24 | 2015-09-01 | Covidien Ag | ARC based adaptive control system for an electrosurgical unit |
| US10603098B2 (en) | 2013-05-31 | 2020-03-31 | Covidien Lp | Gain compensation for a full bridge inverter |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS603889A (ja) | 1985-01-10 |
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