JPS636080B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS636080B2 JPS636080B2 JP55182777A JP18277780A JPS636080B2 JP S636080 B2 JPS636080 B2 JP S636080B2 JP 55182777 A JP55182777 A JP 55182777A JP 18277780 A JP18277780 A JP 18277780A JP S636080 B2 JPS636080 B2 JP S636080B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- formula
- group
- arabinofuranosyl
- general formula
- cytosine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/55—Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups
Landscapes
- Saccharide Compounds (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、1−(β−D−アラビノフラノシル)
シトシン誘導体、詳しくは反応性アミノ基を含む
側鎖を有する1−(β−D−アラビノフラノシル)
シトシン5′−リン酸ジエステルとその製造法に関
するものである。
シトシン誘導体、詳しくは反応性アミノ基を含む
側鎖を有する1−(β−D−アラビノフラノシル)
シトシン5′−リン酸ジエステルとその製造法に関
するものである。
1−(β−D−アラビノフラノシル)シトシン
(以下アラCと略称する)は、急性骨髄性白血病、
急性リンパ性白血病等の血液ガンの化学療法を中
心に、DCMP(ダウノマイシン、アラC、マイト
マイシン、プレドニゾロン)療法、MFC(マイト
マイシン、5−フルオロウラシル、アラC)療法
等他剤との併用では、消化器癌、乳癌等の固型癌
の化学療法においても広く使用されている薬剤で
ある。しかしながら、従来、アラCはその投与方
法が静注又は筋注に限られており、経口投与は困
難であるという欠点があつた。最近、アラCのリ
ン酸エステル、即ち、1−(β−D−アラビノフ
ラノシル)シトシン5′−リン酸エステル(以下、
アラCMPと略称する)に長鎖のアルコールを反
応させて得られるリン酸ジエステル類がアラCと
同様な抗腫瘍活性を示し、かつ経口的に投与が可
能であることが見い出され、アラC及びその誘導
体の抗腫瘍剤としての利用が拡大されつつある
(例えば、特開昭55−2601号公報、特開昭55−
2602号公報参照)。
(以下アラCと略称する)は、急性骨髄性白血病、
急性リンパ性白血病等の血液ガンの化学療法を中
心に、DCMP(ダウノマイシン、アラC、マイト
マイシン、プレドニゾロン)療法、MFC(マイト
マイシン、5−フルオロウラシル、アラC)療法
等他剤との併用では、消化器癌、乳癌等の固型癌
の化学療法においても広く使用されている薬剤で
ある。しかしながら、従来、アラCはその投与方
法が静注又は筋注に限られており、経口投与は困
難であるという欠点があつた。最近、アラCのリ
ン酸エステル、即ち、1−(β−D−アラビノフ
ラノシル)シトシン5′−リン酸エステル(以下、
アラCMPと略称する)に長鎖のアルコールを反
応させて得られるリン酸ジエステル類がアラCと
同様な抗腫瘍活性を示し、かつ経口的に投与が可
能であることが見い出され、アラC及びその誘導
体の抗腫瘍剤としての利用が拡大されつつある
(例えば、特開昭55−2601号公報、特開昭55−
2602号公報参照)。
本発明者らは、かかる先行技術における知見を
基にして、抗腫瘍剤としてより効果的なアラCの
誘導体を開発すべく鋭意研究の結果、本発明に到
達したものである。
基にして、抗腫瘍剤としてより効果的なアラCの
誘導体を開発すべく鋭意研究の結果、本発明に到
達したものである。
即ち、本発明は一般式〔1〕
〔式〔1〕において、R1は水素原子又は炭素数
1〜4のアルキル基を表わす。R2は炭素数2〜
20の2価の脂肪族炭化水素基を表わす。R3は水
素原子又はアルカリ陽イオンを表わす。〕 で表わされる1−(β−D−アラビノフラノシル)
シトシン誘導体(以下、アラC誘導体と略称す
る)である。
1〜4のアルキル基を表わす。R2は炭素数2〜
20の2価の脂肪族炭化水素基を表わす。R3は水
素原子又はアルカリ陽イオンを表わす。〕 で表わされる1−(β−D−アラビノフラノシル)
シトシン誘導体(以下、アラC誘導体と略称す
る)である。
本発明のアラC誘導体は、アラCと同等若しく
はそれ以上の抗腫瘍活性を示すので、側鎖の脂肪
炭化水素基(R2)が長鎖の場合には、経口的に
投与可能な優れた抗腫瘍剤として利用しうる。ま
た、本発明のアラC誘導体は、側鎖に反応性のア
ミノ基を有しているので、例えばカルボキシル基
含有化合物との間にアミド結合を、アルデヒド含
有化合物との間にイミノ結合を形成して、複合化
あるいは高分子化された抗腫瘍剤を製造すること
を可能とする等、医薬品合成中間体として利用で
きる。
はそれ以上の抗腫瘍活性を示すので、側鎖の脂肪
炭化水素基(R2)が長鎖の場合には、経口的に
投与可能な優れた抗腫瘍剤として利用しうる。ま
た、本発明のアラC誘導体は、側鎖に反応性のア
ミノ基を有しているので、例えばカルボキシル基
含有化合物との間にアミド結合を、アルデヒド含
有化合物との間にイミノ結合を形成して、複合化
あるいは高分子化された抗腫瘍剤を製造すること
を可能とする等、医薬品合成中間体として利用で
きる。
一般式〔1〕においてR1は水素原子又は炭素
数1〜4のアルキル基であるが、特に好ましいの
は水素原子である。R2は炭素数2〜20の2価の
脂肪族炭化水素基であるが、これらの例として
は、エチレン(C2)、プロピレン(C3)、ブテン
(C4)、ペンテン(C5)、ヘキセン(C6)、ヘプテ
ン(C7)、オクテン(C8)、ノネン(C9)、デケン
(C10)、ウンデケン(C11)、ドデケン(C12)、ト
リデケン(C13)、テトラゲケン(C14)、ペンタデ
ケン(C15)、ヘキサデケン(C16)、ヘプタデケン
(C17)、オクタデケン(C18)、ノナデケン(C19)、
エイコセン(C20)等がある。
数1〜4のアルキル基であるが、特に好ましいの
は水素原子である。R2は炭素数2〜20の2価の
脂肪族炭化水素基であるが、これらの例として
は、エチレン(C2)、プロピレン(C3)、ブテン
(C4)、ペンテン(C5)、ヘキセン(C6)、ヘプテ
ン(C7)、オクテン(C8)、ノネン(C9)、デケン
(C10)、ウンデケン(C11)、ドデケン(C12)、ト
リデケン(C13)、テトラゲケン(C14)、ペンタデ
ケン(C15)、ヘキサデケン(C16)、ヘプタデケン
(C17)、オクタデケン(C18)、ノナデケン(C19)、
エイコセン(C20)等がある。
脂肪族炭化水素基は、不飽和結合を有していて
も良く、また分枝を有していても良い。R3は水
素原子又はアルカリ陽イオンである。アルカリ陽
イオンとしては、例えばナトリウム、カリウム等
のアルカリ金属イオン、カルシウム、マグネシウ
ム等のアルカリ土類金属イオン、アンモニウムイ
オンがある。本発明のアラC誘導体は、その利用
に際しては、塩酸塩等の塩の形で使用することも
でき、これらも本発明の範ちゆうに含まれるもの
である。
も良く、また分枝を有していても良い。R3は水
素原子又はアルカリ陽イオンである。アルカリ陽
イオンとしては、例えばナトリウム、カリウム等
のアルカリ金属イオン、カルシウム、マグネシウ
ム等のアルカリ土類金属イオン、アンモニウムイ
オンがある。本発明のアラC誘導体は、その利用
に際しては、塩酸塩等の塩の形で使用することも
でき、これらも本発明の範ちゆうに含まれるもの
である。
一般式〔1〕で表わされるアラC誘導体は、下
記の一般式〔2〕で表わされる保護された1−
(β−D−アラビノフラノシル)シトシン5′−リ
ン酸エステルに、 〔式〔2〕において、R4はアミノ基の保護基を
R5とR6は同一又は異なる水酸基の保護基を表わ
す。〕 下記の一般式〔3〕で表わされるアミノ基を保
護されたアミノアルコール 〔式〔3〕において、R7はアミノ基の保護基を
表わす。
記の一般式〔2〕で表わされる保護された1−
(β−D−アラビノフラノシル)シトシン5′−リ
ン酸エステルに、 〔式〔2〕において、R4はアミノ基の保護基を
R5とR6は同一又は異なる水酸基の保護基を表わ
す。〕 下記の一般式〔3〕で表わされるアミノ基を保
護されたアミノアルコール 〔式〔3〕において、R7はアミノ基の保護基を
表わす。
R1とR2の定義は式〔1〕の場合と同じ。〕
を反応させてホスホジエステル結合を形成せし
め、次いで生成物から保護基R4、R5、R6及びR7
を除去し、所望によりアルカリ塩とする方法によ
つて製造することができる。
め、次いで生成物から保護基R4、R5、R6及びR7
を除去し、所望によりアルカリ塩とする方法によ
つて製造することができる。
一般式〔2〕におけるアミノ基の保護基R4及
び水酸基の保護基R5とR6は、縮合反応条件下に
おいて安定で、かつ反応後に容易に除去できるも
のであればよく、例えばアセチル基、ブチリル
基、ベンゾイル基等のアシル基が好ましく用いら
れる。
び水酸基の保護基R5とR6は、縮合反応条件下に
おいて安定で、かつ反応後に容易に除去できるも
のであればよく、例えばアセチル基、ブチリル
基、ベンゾイル基等のアシル基が好ましく用いら
れる。
一般式〔3〕におけるアミノ基の保護基R7は、
縮合反応条件下において安定で、かつ反応後に容
易に除去できるものであれば何でも良いが、特に
t−ブチルオキシカルボニル基とベンジルオキシ
カルボニル基が好ましい。
縮合反応条件下において安定で、かつ反応後に容
易に除去できるものであれば何でも良いが、特に
t−ブチルオキシカルボニル基とベンジルオキシ
カルボニル基が好ましい。
前記一般式〔2〕の化合物と一般式〔3〕の化
合物の間にホスホジエステル結合を形成せしめる
反応は、有機溶媒中で縮合剤を用いて行なわれ
る。縮合剤としては、ジシクロヘキシルカルボジ
イミド等のカルボジイミド類、もしくはトリイソ
プロピルベンゼンスルホニルクロリド、ベンゼン
スルホニルクロリド、O−トシルクロリド、P−
トシルクロリド等のアリールスルホニルクロリド
類が好ましく用いられる。反応溶媒は溶解力が充
分で、かつ反応の進行をさまたげない非プロトン
性の有機溶媒が好ましい。最も良い結果を得るた
めには、反応基質の種類及び用いられる縮合剤に
よつて選定する必要があるが、一般的に好ましい
溶媒として、ピリジン、N・N−ジメチルホルム
アミド、N・N−ジメチルアセトアミド、酢酸エ
チル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、クロロ
ホルム等を単独もしくは混合溶媒として用いるこ
とができる。縮合剤としてアリールスルホニルク
ロリド類を用いる場合、一般式〔2〕の保護され
たアラCMPと同モル量以上の三級アミン類、例
えばトリ−n−ブチルアミン、トリ−n−オクチ
ルアミン、トリエチルアミンを反応溶媒に添加混
合することにより、リン酸エステルの溶解度を上
昇させ、好ましい結果を得ることができる。縮合
剤としてカルボジイミド類を用いる場合は、上記
三級アミン類の使用は、良い結果を与えず、従つ
てこれらを用いることは好ましくない。
合物の間にホスホジエステル結合を形成せしめる
反応は、有機溶媒中で縮合剤を用いて行なわれ
る。縮合剤としては、ジシクロヘキシルカルボジ
イミド等のカルボジイミド類、もしくはトリイソ
プロピルベンゼンスルホニルクロリド、ベンゼン
スルホニルクロリド、O−トシルクロリド、P−
トシルクロリド等のアリールスルホニルクロリド
類が好ましく用いられる。反応溶媒は溶解力が充
分で、かつ反応の進行をさまたげない非プロトン
性の有機溶媒が好ましい。最も良い結果を得るた
めには、反応基質の種類及び用いられる縮合剤に
よつて選定する必要があるが、一般的に好ましい
溶媒として、ピリジン、N・N−ジメチルホルム
アミド、N・N−ジメチルアセトアミド、酢酸エ
チル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、クロロ
ホルム等を単独もしくは混合溶媒として用いるこ
とができる。縮合剤としてアリールスルホニルク
ロリド類を用いる場合、一般式〔2〕の保護され
たアラCMPと同モル量以上の三級アミン類、例
えばトリ−n−ブチルアミン、トリ−n−オクチ
ルアミン、トリエチルアミンを反応溶媒に添加混
合することにより、リン酸エステルの溶解度を上
昇させ、好ましい結果を得ることができる。縮合
剤としてカルボジイミド類を用いる場合は、上記
三級アミン類の使用は、良い結果を与えず、従つ
てこれらを用いることは好ましくない。
ホスホジエステル結合を生成せしめる縮合反応
の反応時間は、反応基質、縮合剤の種類、溶媒に
よつて異なるが、一般に1時間〜1週間である。
反応温度は0℃〜100℃で、好ましくは室温中で
反応させるのがよいが、反応性が悪い場合は加熱
してもよい。
の反応時間は、反応基質、縮合剤の種類、溶媒に
よつて異なるが、一般に1時間〜1週間である。
反応温度は0℃〜100℃で、好ましくは室温中で
反応させるのがよいが、反応性が悪い場合は加熱
してもよい。
縮合反応終了後、保護基R4、R5及びR6を離脱
する方法はその保護基の種類にもよるが、アセチ
ル、ブチリル等のアシル基の場合は、アンモニア
水、アンモニア/メタノール等を作用させること
により、容易に離脱することができる。
する方法はその保護基の種類にもよるが、アセチ
ル、ブチリル等のアシル基の場合は、アンモニア
水、アンモニア/メタノール等を作用させること
により、容易に離脱することができる。
かかる操作の後、得られた側鎖に保護されたア
ミノ基を有する1−(β−D−アラビノフラノシ
ル)シトシン5′−リン酸ジエステルを、液−液抽
出、イオン交換クロマトグラフイー、再結晶等の
通常の操作を施こすことにより単離することがで
きる。
ミノ基を有する1−(β−D−アラビノフラノシ
ル)シトシン5′−リン酸ジエステルを、液−液抽
出、イオン交換クロマトグラフイー、再結晶等の
通常の操作を施こすことにより単離することがで
きる。
側鎖のアミノ基の保護基R7を除去する方法は、
R7の種類によつて異る。R7がt−ブチルオキシ
カルボニル基の場合は、酸を作用させることによ
り容易にこれを除去することができる。用いられ
る酸としては、酢酸、蟻酸、シユウ酸、希トリフ
ルオロ酢酸、希メタンスルホン酸、希塩酸、希硫
酸等がある。反応を進めるためには、用いる酸の
濃度を適正に選択することが必要である。反応温
度は−10℃〜100℃、好ましくは0℃〜室温であ
る。反応時間は1分〜8時間、好ましくは10分〜
5時間である。
R7の種類によつて異る。R7がt−ブチルオキシ
カルボニル基の場合は、酸を作用させることによ
り容易にこれを除去することができる。用いられ
る酸としては、酢酸、蟻酸、シユウ酸、希トリフ
ルオロ酢酸、希メタンスルホン酸、希塩酸、希硫
酸等がある。反応を進めるためには、用いる酸の
濃度を適正に選択することが必要である。反応温
度は−10℃〜100℃、好ましくは0℃〜室温であ
る。反応時間は1分〜8時間、好ましくは10分〜
5時間である。
反応終了後は、抽出、結晶化、イオン交換クロ
マトグラフイー、分配クロマトグラフイー等の通
常の方法を施すことにより目的物である一般式
〔1〕で表わされる本発明のアラC誘導体を得る
ことができる。
マトグラフイー、分配クロマトグラフイー等の通
常の方法を施すことにより目的物である一般式
〔1〕で表わされる本発明のアラC誘導体を得る
ことができる。
R7がベンジルオキシカルボニル基の場合は、
パラジウム触媒等を用いた水素化分解により還元
的に保護基を除去する。反応条件は、通常1気圧
の常圧ないし数気圧の中圧の水素雰囲気下、室温
〜60℃の温度のもとで、30分〜10時間で反応を終
了させるのが好ましい。用いる溶媒は、反応に障
害を与えないものなら何でもよいが、メタノー
ル、エタノール等のアルコール類、THF、ジオ
キサン等のエーテル類が好ましく用いられる。溶
解性を向上させるために基質と同モル量の三級ア
ミン類、好ましくはトリ−n−ブチルアミン、ト
リ−n−オクチルアミン、トリエチルアミンを添
加してもよい。反応終了後、過、抽出、イオン
交換クロマトグラフイー、分配クロマトグラフイ
ー、再結晶等の通常の操作を施こすことにより、
本発明のアラC誘導体を得ることができる。
パラジウム触媒等を用いた水素化分解により還元
的に保護基を除去する。反応条件は、通常1気圧
の常圧ないし数気圧の中圧の水素雰囲気下、室温
〜60℃の温度のもとで、30分〜10時間で反応を終
了させるのが好ましい。用いる溶媒は、反応に障
害を与えないものなら何でもよいが、メタノー
ル、エタノール等のアルコール類、THF、ジオ
キサン等のエーテル類が好ましく用いられる。溶
解性を向上させるために基質と同モル量の三級ア
ミン類、好ましくはトリ−n−ブチルアミン、ト
リ−n−オクチルアミン、トリエチルアミンを添
加してもよい。反応終了後、過、抽出、イオン
交換クロマトグラフイー、分配クロマトグラフイ
ー、再結晶等の通常の操作を施こすことにより、
本発明のアラC誘導体を得ることができる。
上記の如くして得られたアラC誘導体は、公知
のアルカリ処理によつて、リン酸塩(一般式
〔1〕のR8がアルカリ陽イオン)の形にすること
ができる。
のアルカリ処理によつて、リン酸塩(一般式
〔1〕のR8がアルカリ陽イオン)の形にすること
ができる。
以下、実施例により本発明を詳述する。
実施例 1
本実施例は、アセチル化アラCMPと2−t−
ブチルオキシカルボニルアミノエタノールとか
ら、下記の反応により本発明のアラC誘導体を製
造する例を示す。
ブチルオキシカルボニルアミノエタノールとか
ら、下記の反応により本発明のアラC誘導体を製
造する例を示す。
(1) N4・O2′・O3′−トリアセチル−1−β−D
−アラビノフラノシトシトシン5′−モノホスフ
エート348mgをピリジン10mlに溶解し、これに
2−t−ブチルオキシカルボニルアミノエタノ
ール125mgをピリジン5mlに溶解した溶液を加
え、更に縮合剤ジシクロヘキシルカルボジイミ
ド(DCC)797mgを加えて密閉し、室温で3日
間撹拌した。次いで、氷水5mlを加え、1夜撹
拌してから溶媒を減圧留去し、残渣を水−エタ
ノール(1:1)で抽出した。抽出液を減圧留
去し、残渣をメタノール30mlに溶解し、飽和ア
ンモニア/メタノール6mlを加え、窒素雰囲気
下室温中に1夜放置した。次いで溶媒を減圧留
去し、50%エタノール中、DE−52(アセテート
型)イオン交換カラムクロマトグラフイーに付
した。溶出液は50%エタノール中、酢酸濃度を
0〜2Nに直線勾配的に増加させた。
−アラビノフラノシトシトシン5′−モノホスフ
エート348mgをピリジン10mlに溶解し、これに
2−t−ブチルオキシカルボニルアミノエタノ
ール125mgをピリジン5mlに溶解した溶液を加
え、更に縮合剤ジシクロヘキシルカルボジイミ
ド(DCC)797mgを加えて密閉し、室温で3日
間撹拌した。次いで、氷水5mlを加え、1夜撹
拌してから溶媒を減圧留去し、残渣を水−エタ
ノール(1:1)で抽出した。抽出液を減圧留
去し、残渣をメタノール30mlに溶解し、飽和ア
ンモニア/メタノール6mlを加え、窒素雰囲気
下室温中に1夜放置した。次いで溶媒を減圧留
去し、50%エタノール中、DE−52(アセテート
型)イオン交換カラムクロマトグラフイーに付
した。溶出液は50%エタノール中、酢酸濃度を
0〜2Nに直線勾配的に増加させた。
273nm(アラC塩基部の吸収)の吸収によ
り検出した主たるピークに属する分画を集めで
溶媒を減圧留去し、生じた残渣をアセトンを加
えることにより固化して取した。減圧乾燥す
ることによつて1−〔5′−(2−N−t−ブチル
オキシカルボニルアミノエチルホスホリル)−
β−D−アラビノフラノシル〕シトシンの粉末
184mgを得た。収率は51%であつた。融点は
199.0〜202.0℃(分解)であり、NMR、IR、
UVのデータは以下の通りであつた。
り検出した主たるピークに属する分画を集めで
溶媒を減圧留去し、生じた残渣をアセトンを加
えることにより固化して取した。減圧乾燥す
ることによつて1−〔5′−(2−N−t−ブチル
オキシカルボニルアミノエチルホスホリル)−
β−D−アラビノフラノシル〕シトシンの粉末
184mgを得た。収率は51%であつた。融点は
199.0〜202.0℃(分解)であり、NMR、IR、
UVのデータは以下の通りであつた。
NMR(DMSOd6中、TMSよりのδ値で表わ
す): 1.36(9H、S)、3.10(2H、m)、3.70(2H、
m)、3.94(5H、br、m)、5.97(1H、d、7.5
Hz)、6.00(1H、d、3.8Hz)、6.20(3H、
hump)、6.80(2H、hump)、7.92(1H、d、
7.5Hz)、9.2(1H、hump)。
す): 1.36(9H、S)、3.10(2H、m)、3.70(2H、
m)、3.94(5H、br、m)、5.97(1H、d、7.5
Hz)、6.00(1H、d、3.8Hz)、6.20(3H、
hump)、6.80(2H、hump)、7.92(1H、d、
7.5Hz)、9.2(1H、hump)。
IR:ν(KBr)
3425(br、s)、2995(m)、2950(m)、1720
(s)、1684(s)、1652(sh)、1538(m)、
1450、1410、1281(m)、1208(m)、1061(s)
cm-1。
(s)、1684(s)、1652(sh)、1538(m)、
1450、1410、1281(m)、1208(m)、1061(s)
cm-1。
UV:λmax
272.5nm(in EtoH−H2O、1:1)
(2) 1−〔5′−(2−N−t−ブチルオキシカルボ
ニルアミノエチルホスホリル)−β−D−アラ
ビノフラノシル〕シトシンの粉末100mgを98%
蟻酸4mlに溶解し、室温で3時間撹拌した後、
溶媒を減圧留去した。残渣をDE−52(アセテー
ト型)カラムクロマトグラフイーに付し、エタ
ノール−水(1:1)で展開溶出した。273n
mでの吸収で検出した相当する分画を集め、溶
媒を減圧留去し、得られた残渣にアセトン−エ
タノール(1:1)の混合液を加えて固化さ
せ、取し、減圧乾燥して1−〔5′−(2−アミ
ノエチルホスホリル)−β−D−アラビノフラ
ノシル〕シトシンの粉末72mgを得た。収率は94
%で、融点は205.0〜212.0℃(分解)であつ
た。
ニルアミノエチルホスホリル)−β−D−アラ
ビノフラノシル〕シトシンの粉末100mgを98%
蟻酸4mlに溶解し、室温で3時間撹拌した後、
溶媒を減圧留去した。残渣をDE−52(アセテー
ト型)カラムクロマトグラフイーに付し、エタ
ノール−水(1:1)で展開溶出した。273n
mでの吸収で検出した相当する分画を集め、溶
媒を減圧留去し、得られた残渣にアセトン−エ
タノール(1:1)の混合液を加えて固化さ
せ、取し、減圧乾燥して1−〔5′−(2−アミ
ノエチルホスホリル)−β−D−アラビノフラ
ノシル〕シトシンの粉末72mgを得た。収率は94
%で、融点は205.0〜212.0℃(分解)であつ
た。
また、NMR、IR、UVのデータは以下の通
りであつた。
りであつた。
NMR(D2O中Sodium3−(trimethylsilyl)−
propansulfonateよりのδ値で表わす): 3.33(2H、t、5.0Hz)、4.04(2H、t、5.0
Hz)、4.20(4H、m)、4.52(1H、m)、6.17
(1H、d、8.0Hz)、6.33(1H、d、5.0Hz)、
7.97(1H、d、8.0Hz)。
propansulfonateよりのδ値で表わす): 3.33(2H、t、5.0Hz)、4.04(2H、t、5.0
Hz)、4.20(4H、m)、4.52(1H、m)、6.17
(1H、d、8.0Hz)、6.33(1H、d、5.0Hz)、
7.97(1H、d、8.0Hz)。
IR:ν(KBr)
3425(br、s)、2950(m)、1646(s)、1607
(sh)、1528(m)、1492(m)、1285(m)、1217
(s)、1074(s)、1020(s)cm-1。
(sh)、1528(m)、1492(m)、1285(m)、1217
(s)、1074(s)、1020(s)cm-1。
UV:λmax
272.5nm(in EtOH−H2O、1:1)
(3) 1−〔5′−(2−アミノエチルホスホリル)−
β−D−アラビノフラノシル〕シトシンの生物
活性。
β−D−アラビノフラノシル〕シトシンの生物
活性。
培養腫瘍細飽L1210及びMM48のDNA合成
50%阻害濃度を測定したところ下記の通りであ
つた(3H−チミジンの取り込み量を測定して
決定)。
50%阻害濃度を測定したところ下記の通りであ
つた(3H−チミジンの取り込み量を測定して
決定)。
L1210:0.1μM
MM48:1.0mM
なお、比較のためにアラCの生物活性を測定
したところ、L1210の場合0.1μMであつた。
したところ、L1210の場合0.1μMであつた。
実施例 2
本実施例は、実施例1において用いた2−t−
ブチルオキシカルボニルアミノエタノールの代り
に、6−N−t−ブチルオキシカルボニルアミノ
ヘキサノールを用いた例を示す。
ブチルオキシカルボニルアミノエタノールの代り
に、6−N−t−ブチルオキシカルボニルアミノ
ヘキサノールを用いた例を示す。
(1) N4・O2′・O3′−トリアセチル−1−β−D
−アラビノフラノシルシトシン5′−モノホスフ
エート2.50gと、6−N−t−ブチルオキシカ
ルボニルアミノヘキサノール1.21gをピリジン
120mlに溶解し、これにジシクロヘキシルカル
ボジイミド(DCC)5.75gを加えて密閉し、室
温で3日間撹拌した。次いで氷水20mlを加え、
1夜撹拌してから溶媒を減圧留去し、残渣を水
−エタノール(1:1)で抽出した。抽出液を
減圧留去し、残渣をメタノール130mlに溶解し、
これに飽和アンモニア/メタノール30mlを加
え、窒素雰囲気下、室温で1夜放置した。次い
で溶媒を減圧留去し、残渣を50%エタノールに
取り、DE−52(アセテート型)イオン交換カラ
ムクロマトグラフイーに付した。溶出液は50%
エタノール中、酢酸濃度を0〜2Nに直線勾配
的に増加させた。273nmの吸収により検出し
た相当する分画を集め、溶媒を減圧留去し、生
じた残渣をアセトン−メタノール(1:1)で
固化して取した。減圧乾燥することによつて
1−〔5′−(6−N−t−ブチルオキシカルボニ
ルアミノヘキシルホスホリル)−β−D−アラ
ビノフラノシル〕シトシンの粉末810mgを得た。
収率は28%で、融点は205.0〜208.0℃(発泡分
解)であつた。
−アラビノフラノシルシトシン5′−モノホスフ
エート2.50gと、6−N−t−ブチルオキシカ
ルボニルアミノヘキサノール1.21gをピリジン
120mlに溶解し、これにジシクロヘキシルカル
ボジイミド(DCC)5.75gを加えて密閉し、室
温で3日間撹拌した。次いで氷水20mlを加え、
1夜撹拌してから溶媒を減圧留去し、残渣を水
−エタノール(1:1)で抽出した。抽出液を
減圧留去し、残渣をメタノール130mlに溶解し、
これに飽和アンモニア/メタノール30mlを加
え、窒素雰囲気下、室温で1夜放置した。次い
で溶媒を減圧留去し、残渣を50%エタノールに
取り、DE−52(アセテート型)イオン交換カラ
ムクロマトグラフイーに付した。溶出液は50%
エタノール中、酢酸濃度を0〜2Nに直線勾配
的に増加させた。273nmの吸収により検出し
た相当する分画を集め、溶媒を減圧留去し、生
じた残渣をアセトン−メタノール(1:1)で
固化して取した。減圧乾燥することによつて
1−〔5′−(6−N−t−ブチルオキシカルボニ
ルアミノヘキシルホスホリル)−β−D−アラ
ビノフラノシル〕シトシンの粉末810mgを得た。
収率は28%で、融点は205.0〜208.0℃(発泡分
解)であつた。
また、NMR、IR、UVのデータは以下の通
りであつた。
りであつた。
NMR(DMSOd6中、TMSよりのδ値で示
す): 1.36(9H、s)、1.15〜1.80(8H、hump)、
2.90(2H、m)、3.80(2H、m)、3.95(5H、
m)、5.20(4H、hump)、5.98(1H、d、8.0
Hz)、6.05(1H、d、3.8Hz)、6.71(1H、
hump)、7.98(1H、d、8.0Hz)、9.30(1H、
hump)。
す): 1.36(9H、s)、1.15〜1.80(8H、hump)、
2.90(2H、m)、3.80(2H、m)、3.95(5H、
m)、5.20(4H、hump)、5.98(1H、d、8.0
Hz)、6.05(1H、d、3.8Hz)、6.71(1H、
hump)、7.98(1H、d、8.0Hz)、9.30(1H、
hump)。
IR:ν(KBr)
3425(br、s)、2952(m)、1721(s)、1680
(s)、1656(sh)、1542(m)、1283(m)、1252
(w)、1181(m)、1063(s)cm-1。
(s)、1656(sh)、1542(m)、1283(m)、1252
(w)、1181(m)、1063(s)cm-1。
UV:λmax
272.5nm(EtOH−H2O、1:1)。
(2) 1−〔5′−(6−N−t−ブチルオキシカルボ
ニルアミノヘキシルホスホリル)−β−D−ア
ラビノフラノシル〕シトシンの粉末200mgを70
%酢酸20mlに溶解し、窒素雰囲気下80℃で3時
間加熱撹拌した後、溶媒を減圧留去した。残渣
をDE−52(アセテート型)カラムクロマトグラ
フイーに付し、エタノール−水(1:1)で展
開溶出した。273nmでの吸収で検出した相当
する分画を集め、溶媒を減圧留去し、得られた
残渣にアセトン−エタノール(1:1)の混液
を加えて固化させ、取し、減圧乾燥して1−
〔5′−(6−アミノヘキシルホスホリル)−β−
D−アラビノフラノシル〕シトシンの粉末119
mgを得た。収率は74%で、融点は183〜191℃
(分解)であつた。また、NMR、IR、UVのデ
ータは以下の通りであつた。
ニルアミノヘキシルホスホリル)−β−D−ア
ラビノフラノシル〕シトシンの粉末200mgを70
%酢酸20mlに溶解し、窒素雰囲気下80℃で3時
間加熱撹拌した後、溶媒を減圧留去した。残渣
をDE−52(アセテート型)カラムクロマトグラ
フイーに付し、エタノール−水(1:1)で展
開溶出した。273nmでの吸収で検出した相当
する分画を集め、溶媒を減圧留去し、得られた
残渣にアセトン−エタノール(1:1)の混液
を加えて固化させ、取し、減圧乾燥して1−
〔5′−(6−アミノヘキシルホスホリル)−β−
D−アラビノフラノシル〕シトシンの粉末119
mgを得た。収率は74%で、融点は183〜191℃
(分解)であつた。また、NMR、IR、UVのデ
ータは以下の通りであつた。
NMR(D2O中Sodium3−(trimethylsilyl)−
propansulfonateよりのδ値で表わす): 1.33(8H、m)、2.87(2H、m)、3.82(2H、
m)、4.07(4H、m)、4.40(1H、m)、6.03
(1H、8Hz)、6.22(1H、5Hz)、7.89(1H、
d)。
propansulfonateよりのδ値で表わす): 1.33(8H、m)、2.87(2H、m)、3.82(2H、
m)、4.07(4H、m)、4.40(1H、m)、6.03
(1H、8Hz)、6.22(1H、5Hz)、7.89(1H、
d)。
IR:ν(KBr)
3420(br、s)、2950(m)、1645(s)、1608
(m)、1530(w)、1492(m)、1286(w)、1204
(m)、1047(s)cm-1。
(m)、1530(w)、1492(m)、1286(w)、1204
(m)、1047(s)cm-1。
UV:λmax 272.5nm(EtOH−H2O、1:1)
実施例 3
本実施例は、縮合剤として実施例2で用いられ
たDCCの代りに、2・4・6−トリイソプロピ
ルベンゼンスルホニルクロリドを、また保護基と
してアセチル基の代りにブチリル基を用いた例を
示す。
たDCCの代りに、2・4・6−トリイソプロピ
ルベンゼンスルホニルクロリドを、また保護基と
してアセチル基の代りにブチリル基を用いた例を
示す。
N4・O2′・O3′−トリブチリル−1−β−D−
アラビノフラノシルシトシン5′−モノホスフエー
ト533mgと、6−N−t−ブチルオキシカルボニ
ルアミノヘキサノール326mg及びトリ−n−ブチ
ルアミン185mgをピリジン30mlに溶解し、これに
2・4・6−トリイソプロピルベンゼンスルホニ
ルクロリド910mgを加えて13時間室温で撹拌した。
その後氷水10mlを加え、更に30分撹拌した後、溶
媒を減圧留去し、残渣を水−エタノール混液
(4:1)で抽出した。抽出液より溶媒を減圧留
去し、残渣を4Nアンモニア性メタノール30mlに
溶解し、4時間室温で反応させた。次いで溶媒を
減圧留去し、残渣を50%エタノールに取り、DE
−52(アセテート型)イオン交換カラムクロマト
グラフイーに付した。溶出液は50%エタノール
中、酢酸濃度を0〜2Nに直線勾配的に上昇させ、
273nmの吸収により、検出した相当する分画を
集めて溶媒を減圧留去した。得られた残渣をアセ
トン−メタノール(1:1)で固化し、減圧乾燥
することによつて1−〔5′−(6−N−t−ブチル
オキシカルボニルアミノヘキシルホスホリル)−
β−D−アラビノフラノシル〕シトシンの粉末
395mgが得られた。収率は75.7%であつた。この
物は実施例2で得られた中間生成物と同じ物理性
状を示した。
アラビノフラノシルシトシン5′−モノホスフエー
ト533mgと、6−N−t−ブチルオキシカルボニ
ルアミノヘキサノール326mg及びトリ−n−ブチ
ルアミン185mgをピリジン30mlに溶解し、これに
2・4・6−トリイソプロピルベンゼンスルホニ
ルクロリド910mgを加えて13時間室温で撹拌した。
その後氷水10mlを加え、更に30分撹拌した後、溶
媒を減圧留去し、残渣を水−エタノール混液
(4:1)で抽出した。抽出液より溶媒を減圧留
去し、残渣を4Nアンモニア性メタノール30mlに
溶解し、4時間室温で反応させた。次いで溶媒を
減圧留去し、残渣を50%エタノールに取り、DE
−52(アセテート型)イオン交換カラムクロマト
グラフイーに付した。溶出液は50%エタノール
中、酢酸濃度を0〜2Nに直線勾配的に上昇させ、
273nmの吸収により、検出した相当する分画を
集めて溶媒を減圧留去した。得られた残渣をアセ
トン−メタノール(1:1)で固化し、減圧乾燥
することによつて1−〔5′−(6−N−t−ブチル
オキシカルボニルアミノヘキシルホスホリル)−
β−D−アラビノフラノシル〕シトシンの粉末
395mgが得られた。収率は75.7%であつた。この
物は実施例2で得られた中間生成物と同じ物理性
状を示した。
次に得られた1−〔5′−(6−N−t−ブチルオ
キシカルボニルアミノヘキシルホスホリル)−β
−D−アラビノフラノシル〕シトシンの粉末164
mgを蟻酸4mlに溶解し、室温で3時間撹拌した。
溶媒を減圧留去し、得られた残渣をDE−52(アセ
テート型)カラムクロマトグラフイーに付し、エ
タノール−水(1:1)で展開溶出した。273n
mの吸収で検出した相当する分画を集め、溶媒を
減圧留去し、得られた残渣にアセトン−エタノー
ル(1:1)の混液を加えて固化させ、取し、
減圧乾燥して目的物である1−〔5′−(6−アミノ
ヘキシルホスホリル)−β−D−アラビノフラノ
シル〕シトシンの粉末102mgを得た。収率は77%
であつた。
キシカルボニルアミノヘキシルホスホリル)−β
−D−アラビノフラノシル〕シトシンの粉末164
mgを蟻酸4mlに溶解し、室温で3時間撹拌した。
溶媒を減圧留去し、得られた残渣をDE−52(アセ
テート型)カラムクロマトグラフイーに付し、エ
タノール−水(1:1)で展開溶出した。273n
mの吸収で検出した相当する分画を集め、溶媒を
減圧留去し、得られた残渣にアセトン−エタノー
ル(1:1)の混液を加えて固化させ、取し、
減圧乾燥して目的物である1−〔5′−(6−アミノ
ヘキシルホスホリル)−β−D−アラビノフラノ
シル〕シトシンの粉末102mgを得た。収率は77%
であつた。
この物は、実施例2で得られた目的物と同じ物
理性状を示した。
理性状を示した。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式〔1〕で表わされる1−(β−D−ア
ラビノフラノシル)シトシン誘導体。 〔式〔1〕において、R1は水素原子又は炭素数
1〜4のアルキル基を表わす。R2は炭素数2〜
20の2価の脂肪族炭化水素基を表わす。R3は水
素原子又はアルカリ陽イオンを表わす。〕 2 一般式〔2〕で表わされる保護された1−
(β−D−アラビノフラノシル)シトシン5′−リ
ン酸エステルに 〔式〔2〕において、R4はアミノ基の保護基を、
R5とR6は同一又は異なる水酸基の保護基を表わ
す。〕 一般式〔3〕で表わされるアミノ基を保護され
たアミノアルコール 〔式〔3〕において、R7はアミノ基の保護基を
表わす。R1とR2の定義は式〔1〕の場合と同
じ。〕 を反応させてホスホジエステル結合を形成せし
め、次いで生成物から保護基R4、R5、R6及びR7
を除去し、所望によりアルカリ塩とすることを特
徴とする、下記一般式〔1〕で表わされる1−
(β−D−アラビノフラノシル)シトシン誘導体
の製造法。 〔式〔1〕において、R1、R2及びR3の定義は前
記式〔1〕の場合と同じ。〕
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55182777A JPS57106696A (en) | 1980-12-25 | 1980-12-25 | 1-(beta-d-arabinofuranosyl)cytosine derivative and its preparation |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55182777A JPS57106696A (en) | 1980-12-25 | 1980-12-25 | 1-(beta-d-arabinofuranosyl)cytosine derivative and its preparation |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57106696A JPS57106696A (en) | 1982-07-02 |
| JPS636080B2 true JPS636080B2 (ja) | 1988-02-08 |
Family
ID=16124227
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP55182777A Granted JPS57106696A (en) | 1980-12-25 | 1980-12-25 | 1-(beta-d-arabinofuranosyl)cytosine derivative and its preparation |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS57106696A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5993100A (ja) * | 1983-10-31 | 1984-05-29 | Wakunaga Seiyaku Kk | オリゴヌクレオチド誘導体 |
| JPS6191196A (ja) * | 1984-10-09 | 1986-05-09 | Toyama Chem Co Ltd | 新規な5―フルオロ―2´―デオキシウリジン―5´―ホスフェート誘導体およびその塩並びにそれらを含有する抗腫瘍剤 |
| JP4164247B2 (ja) | 2001-08-07 | 2008-10-15 | 独立行政法人科学技術振興機構 | 糖由来のゲル化剤 |
| JP3660282B2 (ja) * | 2001-08-20 | 2005-06-15 | 独立行政法人科学技術振興機構 | ハイドロゲル化剤 |
-
1980
- 1980-12-25 JP JP55182777A patent/JPS57106696A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57106696A (en) | 1982-07-02 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0289619B1 (en) | Process for synthesizing oligonucleotides and compounds for forming high-molecular protective group | |
| JPS6247196B2 (ja) | ||
| US20030060622A1 (en) | Process for the preparation of 2'-halo-beta-L-arabinofuranosyl nucleosides | |
| JPS636080B2 (ja) | ||
| JPS59502025A (ja) | オリゴヌクレオシドホスホネ−トの製造法 | |
| JP7475056B2 (ja) | 光応答性ヌクレオチドアナログの製造方法 | |
| JP4700693B2 (ja) | 2’−デオキシ−2’,2’−ジフルオロシチジンの製造方法 | |
| EP0044085B1 (en) | Novel nucleoside derivatives | |
| JPH06135988A (ja) | ヌクレオシド誘導体 | |
| JP4621921B2 (ja) | 新規核酸誘導体及びそれを用いたポリヌクレオチドの製造方法 | |
| SEELA et al. | 8-Aza-7-deaza-2', 3'-dideoxyadenosine: synthesis and conversion into allopurinol 2', 3'-dideoxyribofuranoside | |
| JP2898326B2 (ja) | カルボオキセタノシンgの合成法 | |
| PT79158B (fr) | Derives de nitrosourees leur procede de preparation et compositions pharmaceutiques les contenant | |
| JP6983814B2 (ja) | 抗ウイルス活性を示すヌクレオシド誘導体 | |
| JPH0310639B2 (ja) | ||
| JPH013194A (ja) | 2′−ブロモ−2′,3′−ジデヒドロ−2′,3′−ジデオキシシチジン及びその製造法 | |
| JPH0631303B2 (ja) | 新規な6位置換アルドヘキソピラノ−ス誘導体 | |
| JP2646459B2 (ja) | N▲上6▼,n▲上6▼―ジ置換ーアデノシン―3′,5′―環状リン酸又はその塩及びその製造方法 | |
| JPH032193A (ja) | 5―フルオロウリジン及び2′―デオキシー5―フルオロウリジン誘導体 | |
| JPH0798833B2 (ja) | 2′−ブロモ−2′,3′−ジデヒドロ−2′,3′−ジデオキシシチジン及びその製造法 | |
| JPH0376319B2 (ja) | ||
| KAWAGUCHI et al. | Synthesis and Antileukemic Activity of Chymotrypsin-Activated Derivatives of 3'-Amino-2', 3'-dideoxycytidine.(Synthetic Nucleosides and Nucleotides, XXXIII) | |
| JPS634810B2 (ja) | ||
| JPH08134093A (ja) | 制癌剤 | |
| JPH06135989A (ja) | ヌクレオシド誘導体 |