JPS6365206B2 - - Google Patents
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- JPS6365206B2 JPS6365206B2 JP1986584A JP1986584A JPS6365206B2 JP S6365206 B2 JPS6365206 B2 JP S6365206B2 JP 1986584 A JP1986584 A JP 1986584A JP 1986584 A JP1986584 A JP 1986584A JP S6365206 B2 JPS6365206 B2 JP S6365206B2
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- acid
- polyether ester
- oxide
- poly
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Description
本発明はポリエーテルエステルアミドの製造方
法に関するものである。ポリ(アルキレンオキシ
ド)グリコールを直接原料として用い、アミド形
成性成分とジカルボン酸を介してエステル結合で
繋ぐ方法でポリエーテルエステルアミドとするこ
とによりポリアミドエラストマを合成する技術が
開発され、これがポリアミドエラストマの工業的
製法として確立した。このポリエーテルエステル
アミドの重合においてはテトラアルキルチタネー
トのごときチタン系触媒が有効であることは既に
特開昭50−159586号公報、特開昭53−119997号公
報、特開昭57−90017号公報等で明らかにされて
いる。しかしかかるチタン系触媒は重合時に生成
する水で失活しやすく重合度が十分上がらないば
かりかポリマヘイズを高めることになり、量的に
多く用いるとゲル状異物を生じたり色調の低下を
起すなどの問題点がある。また量的に多く用いる
ことはポリマの耐熱性を下げることにもなるので
制限がある。さらに触媒活性の高いものとしてテ
トラアルキルジルコネートのようなジルコニウム
系触媒も提案されている。(特開昭54−47798号公
報)がゲル状異物を発生しやすいという大きな問
題点がある。このようにポリエーテルエステルア
ミドの製造に用いる触媒として従来のものは必ず
しも満足のいくものではなかつた。 そこで本発明者らは、ポリエーテルエステルア
ミドの重縮合反応においてゲル化、色調低下、ヘ
イズ上昇などの問題点を含まず、かつ短時間に高
重合度のポリマを得る触媒系を検討した結果、こ
こに本発明に到達した。 すなわち本発明は、ラクタム、アミノカルボン
酸、実質的に当量のジアミンとジカルボン酸の塩
から選ばれた1種もしくは2種以上のポリアミド
形成性成分Aおよび実質的に当量のジカルボン酸
とポリ(アルキレンオキシド)グリコールのポリ
エーテルエステル形成性成分Bを反応させてポリ
エーテルエステルアミドセグメントコポリマを製
造するに際し、重縮合反応をスズ原子の量として
ポリエーテルエステルアミド当り0.005〜0.5重量
%のモノアルキルスズ化合物もしくはモノアリー
ルスズ化合物の存在下に行うことを特徴とするポ
リエーテルエステルアミドの製造方法を提供す
る。 本発明におけるモノアルキルスズ化合物もしく
はモノアリールスズ化合物とはモノn−ブチルモ
ノヒドロキシスズオキサイド、モノn−ブチルス
ズトリアセテート、モノn−ブチルスズモノオク
チレート、モノn−ブチルスズモノアセテート、
モノフエニルモノヒドロキシスズオキサイド、モ
ノトリルモノヒドロキシスズオキサイド、モノフ
エニルスズトリアセテートなどのモノアルキルも
しくはモノアリール置換スズ化合物である。これ
らのスズ化合物には、例えばモノn−ブチルモノ
ヒドロキシスズオキサイドの場合のように環状3
量体化していたり、さらにそれが数個縮合した形
のものも含まれているが、一般的にモノn−ブチ
ルモノヒドロキシモノオキサイドと呼ばれてお
り、本発明はこのような誘導体をも包合するもの
である。特に好ましいモノアルキルスズ化合物お
よびモノアリールスズ化合物は、モノn−ブチル
モノヒドロキシスズオキシド、モノフエニルモノ
ヒドロキシスズオキシド、モノトリルモノヒドロ
キシスズオキシドである。 スズ化合物の添加量はスズ原子の量としてポリ
エーテルエステルアミド共重合体に対して0.005
〜0.5重量%、好ましくは0.01〜0.2重量%の範囲
で用いられる。スズ化合物の量が少なすぎると重
合性の点で満足ではなく、また多すぎるとスズ化
合物でも黄色に着色したり、溶融安定性が低下し
たりして好ましくない。 本発明のポリエーテルエステルアミドセグメン
トコポリマのポリアミド形成性成分Aとしては、
カプロラクタム、エナントラクタム、ドデカノラ
クタム、ウンデカノラクタムなどのラクタム類、
アミノカプロン酸、11−アミノウンデカン酸、12
−アミノドデカン酸などのω−アミノカルボン酸
類、ナイロン−6・6、−6・9、−6・10、−
6・12、−11・6、−12・6などの前駆体であるジ
アミン−ジカルボン酸のナイロン塩類があり、こ
れらは1種もしくは目的によつては2種以上混合
して用いることができる。好ましいポリアミド形
成性成分はカプロラクタム、11−アミノウンデカ
ン酸、12−アミノドデカン酸、ナイロン6・6
塩、6・10塩、6・12塩、11・6塩である。 一方ポリエーテルエステルアミドセグメントコ
ポリマのソフトセグメントを構成するポリエーテ
ルエステル形成性成分Bとしては、実質的に等モ
ルの炭素数4〜20のジカルボン酸とポリ(アルキ
レンオキシド)グリコールとから成る。炭素数4
〜20のジカルボン酸とはコハク酸、グルタル酸、
アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライ
ン酸、セバシン酸、ウンデカンジ酸、ドデカンジ
酸などの脂肪族ジカルボン酸、テレフタル酸、イ
ソフタル酸、フタル酸、ナフタレンジカルボン酸
などの芳香族ジカルボン酸、1,4−シクロヘキ
サンジカルボン酸、ジクロロヘキシル−4,4′−
ジカルボン酸などの脂環族ジカルボン酸などを挙
げることができる。好ましいジカルボン酸はテレ
フタル酸、イソフタル酸、ドデカンジ酸、セバシ
ン酸、アジピン酸である。また、ポリ(アルキレ
ンオキシド)グリコールとしては、ポリエチレン
グリコール、ポリ(1,2−および1,3−プロ
ピレンオキシド)グリコール、ポリ(テトラメチ
レンオキシド)グリコール、ポリ(ヘキサメチレ
ンオキシド)グリコール、エチレンオキシドとプ
ロピレンオキシドのブロツクまたはランダム共重
合体、エチレンオキシドとテトラヒドロフランの
ブロツクまたはラクタム共重合体などが挙げら
れ、とりわけ耐熱性、耐水性、機械的強度、弾性
回復性など、優れたポリエーテルエステルアミド
の物理的性質からポリ(テトラメチレンオキシ
ド)グリコールが好ましく用いられる。ポリ(ア
ルキレンオキシド)グリコールの数平均分子量は
300〜5000好ましくは500〜2000の範囲で用いう
る。かかるジカルボン酸とポリ(アルキレンオキ
シド)グリコールとは実質的に等モルで用いるこ
とが高重合度ポリマを得るために重要であるが、
ジカルボン酸が重縮合の条件によつては反応系外
に揮散する場合があり、その時は過剰量のジカル
ボン酸を用いる必要がある。従つて本発明でいう
「実質的に等モルの」ということは少なくも重縮
合の最終段階で実質的に等モルであることを意味
している。 本発明のポリエーテルエステルアミドセグメン
トコポリマの重合は上記したポリアミド形成性成
分Aおよびポリエーテルエステル形成性成分Bモ
ノアルキルもしくはモノアリールスズ化合物とと
もに反応容器に入れ、まずN2気流下に加熱撹拌
して均質な混合液とする。この過程は一般に180
〜300℃、より好ましくは230〜260℃に10分〜120
分加熱するだけで十分であるが、場合によつては
水の共存下もしくは非存在下に20Kg/cm2Gの圧力
をかけて行いその後放圧する方法をとつてもよ
い。次いで一定の昇温、減圧プログラムの下に50
mmHg以下、より好ましくは5mmHgの真空条件に
もたらし、200〜300℃、より好ましくは230〜280
℃に加熱して重縮合を完結させる。重合触媒のモ
ノ置換スズ化合物は原料と一括して添加する方法
以外に減圧開始前に添加してもよく、またポリエ
ーテルエステル形成性成分Bのうちポリ(アルキ
レンオキシド)グリコールを最初から他の原料と
一括して添加せずに減圧開始前に添加することは
許容される。 本発明の重縮合に必要な時間は減圧開始後30分
〜10時間であるが重合条件を変えて1〜5時間と
いう適当な重合時間に調整することができる。重
合時間は主としてポリ(アルキレンオキシド)グ
リコールの種類および共重合比に依存して変動す
るが、本発明の目的とする成形用エラストマ材料
として適した重合度まで高めるに十分な時間でな
ければならない。この重合度は共重合組成により
変化するが、おおよそ数平均分子量で15000以上、
より好ましくは20000〜30000である。 本発明のポリエーテルエステルアミドの重合方
法はほとんど全共重合組成比の範囲にわたつて利
用できるが、実用的な意味からポリアミドハード
セグメント対ポリエーテルエステルソフトセグメ
ントの重量比で95〜10対5〜90、好ましくは80〜
15対20〜85の範囲で有効に利用することができ
る。 本発明のポリエーテルエステルアミドセグメン
トコポリマの重合方法においては重合前もしくは
重合後に酸化防止剤、熱分解防止剤、紫外線吸収
剤などの耐熱・耐光性の安定を含有せしめること
ができる。また用途・目的に応じてはその生成物
の性質を改良するため耐加水分解改良剤、着色
剤、帯電防止剤、導電剤、難燃剤、補強剤、充填
剤、滑剤、核剤、離型剤、可塑剤、接着助剤、粘
着剤などを任意に含有せしめることができる。 本発明法は次の効果を発揮する。 (1) 高重合度のポリエーテルエステルアミドが得
られる。 (2) ゲル状異物の少ないポリマが得られる。 (3) 色調の低下を抑制できる。 以下実施例によつて本発明を説明する。なお実
施例中特にことわらない限り部数は重量部を意味
する。 実施例 1 ω−アミノドデカン酸54.57部、ドデカンジ酸、
13.42部および末端基定量法で求めた数平均分子
量が663のポリ(テトラメチレンオキシド)グリ
コール38.68部を“イルガノツクス”1098(チバ・
ガイキー社製 酸化防止剤の商品名)0.2部およ
びモノブチルモノヒドロキシスズオキシド触媒
0.05部(スズ原子として0.028重量%対ポリマ)
と共にヘリカルリボン撹拌翼を備えた反応容器に
仕込み、N2パージして220℃で30分間加熱撹拌し
て均質透明溶液とした後、昇温および減圧プログ
ラムに従つて30分で250℃<1mmHgの重合条件に
もたらした。この条件にて2時間05分反応せしめ
ると22rpmで8.0Kg・cmの撹拌トルクを示す粘稠
な無色透明の溶融ポリマが得られ、このポリマを
ガツトとして水中に吐出すると結晶化して白化し
た。得られたポリエーテルエステルアミドはオル
トクロロフエノール中25℃、0.5%濃度で測定し
た相対粘度(ηr)が2.05であり、DSCによる結晶
融点は154であつた。 メルトインデクサーで2160g、210℃の条件で
測定したメルトインデツクスは2.5g/10分であ
り、チユーブ押出成形はもちろん、ブロ−成形も
可能な粘度領域にある。またメルトインデクサー
から吐出するポリマを0.1mmの径のモノフイラメ
ント状に引取り、顕微境でゲルの存在を観察した
が皆無であつた。 プレス成形品から測定した機械的性質は表1に
示すとおりであり、柔軟でゴム弾性に優れるとと
もに高強度であつた。
法に関するものである。ポリ(アルキレンオキシ
ド)グリコールを直接原料として用い、アミド形
成性成分とジカルボン酸を介してエステル結合で
繋ぐ方法でポリエーテルエステルアミドとするこ
とによりポリアミドエラストマを合成する技術が
開発され、これがポリアミドエラストマの工業的
製法として確立した。このポリエーテルエステル
アミドの重合においてはテトラアルキルチタネー
トのごときチタン系触媒が有効であることは既に
特開昭50−159586号公報、特開昭53−119997号公
報、特開昭57−90017号公報等で明らかにされて
いる。しかしかかるチタン系触媒は重合時に生成
する水で失活しやすく重合度が十分上がらないば
かりかポリマヘイズを高めることになり、量的に
多く用いるとゲル状異物を生じたり色調の低下を
起すなどの問題点がある。また量的に多く用いる
ことはポリマの耐熱性を下げることにもなるので
制限がある。さらに触媒活性の高いものとしてテ
トラアルキルジルコネートのようなジルコニウム
系触媒も提案されている。(特開昭54−47798号公
報)がゲル状異物を発生しやすいという大きな問
題点がある。このようにポリエーテルエステルア
ミドの製造に用いる触媒として従来のものは必ず
しも満足のいくものではなかつた。 そこで本発明者らは、ポリエーテルエステルア
ミドの重縮合反応においてゲル化、色調低下、ヘ
イズ上昇などの問題点を含まず、かつ短時間に高
重合度のポリマを得る触媒系を検討した結果、こ
こに本発明に到達した。 すなわち本発明は、ラクタム、アミノカルボン
酸、実質的に当量のジアミンとジカルボン酸の塩
から選ばれた1種もしくは2種以上のポリアミド
形成性成分Aおよび実質的に当量のジカルボン酸
とポリ(アルキレンオキシド)グリコールのポリ
エーテルエステル形成性成分Bを反応させてポリ
エーテルエステルアミドセグメントコポリマを製
造するに際し、重縮合反応をスズ原子の量として
ポリエーテルエステルアミド当り0.005〜0.5重量
%のモノアルキルスズ化合物もしくはモノアリー
ルスズ化合物の存在下に行うことを特徴とするポ
リエーテルエステルアミドの製造方法を提供す
る。 本発明におけるモノアルキルスズ化合物もしく
はモノアリールスズ化合物とはモノn−ブチルモ
ノヒドロキシスズオキサイド、モノn−ブチルス
ズトリアセテート、モノn−ブチルスズモノオク
チレート、モノn−ブチルスズモノアセテート、
モノフエニルモノヒドロキシスズオキサイド、モ
ノトリルモノヒドロキシスズオキサイド、モノフ
エニルスズトリアセテートなどのモノアルキルも
しくはモノアリール置換スズ化合物である。これ
らのスズ化合物には、例えばモノn−ブチルモノ
ヒドロキシスズオキサイドの場合のように環状3
量体化していたり、さらにそれが数個縮合した形
のものも含まれているが、一般的にモノn−ブチ
ルモノヒドロキシモノオキサイドと呼ばれてお
り、本発明はこのような誘導体をも包合するもの
である。特に好ましいモノアルキルスズ化合物お
よびモノアリールスズ化合物は、モノn−ブチル
モノヒドロキシスズオキシド、モノフエニルモノ
ヒドロキシスズオキシド、モノトリルモノヒドロ
キシスズオキシドである。 スズ化合物の添加量はスズ原子の量としてポリ
エーテルエステルアミド共重合体に対して0.005
〜0.5重量%、好ましくは0.01〜0.2重量%の範囲
で用いられる。スズ化合物の量が少なすぎると重
合性の点で満足ではなく、また多すぎるとスズ化
合物でも黄色に着色したり、溶融安定性が低下し
たりして好ましくない。 本発明のポリエーテルエステルアミドセグメン
トコポリマのポリアミド形成性成分Aとしては、
カプロラクタム、エナントラクタム、ドデカノラ
クタム、ウンデカノラクタムなどのラクタム類、
アミノカプロン酸、11−アミノウンデカン酸、12
−アミノドデカン酸などのω−アミノカルボン酸
類、ナイロン−6・6、−6・9、−6・10、−
6・12、−11・6、−12・6などの前駆体であるジ
アミン−ジカルボン酸のナイロン塩類があり、こ
れらは1種もしくは目的によつては2種以上混合
して用いることができる。好ましいポリアミド形
成性成分はカプロラクタム、11−アミノウンデカ
ン酸、12−アミノドデカン酸、ナイロン6・6
塩、6・10塩、6・12塩、11・6塩である。 一方ポリエーテルエステルアミドセグメントコ
ポリマのソフトセグメントを構成するポリエーテ
ルエステル形成性成分Bとしては、実質的に等モ
ルの炭素数4〜20のジカルボン酸とポリ(アルキ
レンオキシド)グリコールとから成る。炭素数4
〜20のジカルボン酸とはコハク酸、グルタル酸、
アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライ
ン酸、セバシン酸、ウンデカンジ酸、ドデカンジ
酸などの脂肪族ジカルボン酸、テレフタル酸、イ
ソフタル酸、フタル酸、ナフタレンジカルボン酸
などの芳香族ジカルボン酸、1,4−シクロヘキ
サンジカルボン酸、ジクロロヘキシル−4,4′−
ジカルボン酸などの脂環族ジカルボン酸などを挙
げることができる。好ましいジカルボン酸はテレ
フタル酸、イソフタル酸、ドデカンジ酸、セバシ
ン酸、アジピン酸である。また、ポリ(アルキレ
ンオキシド)グリコールとしては、ポリエチレン
グリコール、ポリ(1,2−および1,3−プロ
ピレンオキシド)グリコール、ポリ(テトラメチ
レンオキシド)グリコール、ポリ(ヘキサメチレ
ンオキシド)グリコール、エチレンオキシドとプ
ロピレンオキシドのブロツクまたはランダム共重
合体、エチレンオキシドとテトラヒドロフランの
ブロツクまたはラクタム共重合体などが挙げら
れ、とりわけ耐熱性、耐水性、機械的強度、弾性
回復性など、優れたポリエーテルエステルアミド
の物理的性質からポリ(テトラメチレンオキシ
ド)グリコールが好ましく用いられる。ポリ(ア
ルキレンオキシド)グリコールの数平均分子量は
300〜5000好ましくは500〜2000の範囲で用いう
る。かかるジカルボン酸とポリ(アルキレンオキ
シド)グリコールとは実質的に等モルで用いるこ
とが高重合度ポリマを得るために重要であるが、
ジカルボン酸が重縮合の条件によつては反応系外
に揮散する場合があり、その時は過剰量のジカル
ボン酸を用いる必要がある。従つて本発明でいう
「実質的に等モルの」ということは少なくも重縮
合の最終段階で実質的に等モルであることを意味
している。 本発明のポリエーテルエステルアミドセグメン
トコポリマの重合は上記したポリアミド形成性成
分Aおよびポリエーテルエステル形成性成分Bモ
ノアルキルもしくはモノアリールスズ化合物とと
もに反応容器に入れ、まずN2気流下に加熱撹拌
して均質な混合液とする。この過程は一般に180
〜300℃、より好ましくは230〜260℃に10分〜120
分加熱するだけで十分であるが、場合によつては
水の共存下もしくは非存在下に20Kg/cm2Gの圧力
をかけて行いその後放圧する方法をとつてもよ
い。次いで一定の昇温、減圧プログラムの下に50
mmHg以下、より好ましくは5mmHgの真空条件に
もたらし、200〜300℃、より好ましくは230〜280
℃に加熱して重縮合を完結させる。重合触媒のモ
ノ置換スズ化合物は原料と一括して添加する方法
以外に減圧開始前に添加してもよく、またポリエ
ーテルエステル形成性成分Bのうちポリ(アルキ
レンオキシド)グリコールを最初から他の原料と
一括して添加せずに減圧開始前に添加することは
許容される。 本発明の重縮合に必要な時間は減圧開始後30分
〜10時間であるが重合条件を変えて1〜5時間と
いう適当な重合時間に調整することができる。重
合時間は主としてポリ(アルキレンオキシド)グ
リコールの種類および共重合比に依存して変動す
るが、本発明の目的とする成形用エラストマ材料
として適した重合度まで高めるに十分な時間でな
ければならない。この重合度は共重合組成により
変化するが、おおよそ数平均分子量で15000以上、
より好ましくは20000〜30000である。 本発明のポリエーテルエステルアミドの重合方
法はほとんど全共重合組成比の範囲にわたつて利
用できるが、実用的な意味からポリアミドハード
セグメント対ポリエーテルエステルソフトセグメ
ントの重量比で95〜10対5〜90、好ましくは80〜
15対20〜85の範囲で有効に利用することができ
る。 本発明のポリエーテルエステルアミドセグメン
トコポリマの重合方法においては重合前もしくは
重合後に酸化防止剤、熱分解防止剤、紫外線吸収
剤などの耐熱・耐光性の安定を含有せしめること
ができる。また用途・目的に応じてはその生成物
の性質を改良するため耐加水分解改良剤、着色
剤、帯電防止剤、導電剤、難燃剤、補強剤、充填
剤、滑剤、核剤、離型剤、可塑剤、接着助剤、粘
着剤などを任意に含有せしめることができる。 本発明法は次の効果を発揮する。 (1) 高重合度のポリエーテルエステルアミドが得
られる。 (2) ゲル状異物の少ないポリマが得られる。 (3) 色調の低下を抑制できる。 以下実施例によつて本発明を説明する。なお実
施例中特にことわらない限り部数は重量部を意味
する。 実施例 1 ω−アミノドデカン酸54.57部、ドデカンジ酸、
13.42部および末端基定量法で求めた数平均分子
量が663のポリ(テトラメチレンオキシド)グリ
コール38.68部を“イルガノツクス”1098(チバ・
ガイキー社製 酸化防止剤の商品名)0.2部およ
びモノブチルモノヒドロキシスズオキシド触媒
0.05部(スズ原子として0.028重量%対ポリマ)
と共にヘリカルリボン撹拌翼を備えた反応容器に
仕込み、N2パージして220℃で30分間加熱撹拌し
て均質透明溶液とした後、昇温および減圧プログ
ラムに従つて30分で250℃<1mmHgの重合条件に
もたらした。この条件にて2時間05分反応せしめ
ると22rpmで8.0Kg・cmの撹拌トルクを示す粘稠
な無色透明の溶融ポリマが得られ、このポリマを
ガツトとして水中に吐出すると結晶化して白化し
た。得られたポリエーテルエステルアミドはオル
トクロロフエノール中25℃、0.5%濃度で測定し
た相対粘度(ηr)が2.05であり、DSCによる結晶
融点は154であつた。 メルトインデクサーで2160g、210℃の条件で
測定したメルトインデツクスは2.5g/10分であ
り、チユーブ押出成形はもちろん、ブロ−成形も
可能な粘度領域にある。またメルトインデクサー
から吐出するポリマを0.1mmの径のモノフイラメ
ント状に引取り、顕微境でゲルの存在を観察した
が皆無であつた。 プレス成形品から測定した機械的性質は表1に
示すとおりであり、柔軟でゴム弾性に優れるとと
もに高強度であつた。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
実施例2〜4、比較例1〜12
実施例1において添加する触媒の種類と量を変
更した以外は全く同じ重合条件で重縮合を行い、
重合性とポリマ特性を評価した。結果を表2に示
す。 実施例 5 ラウロラクタム40部、平均分子量1000のポリ
(アルキレンオキシド)グリコール50.3部、ドデ
カジオン酸11.6部および水2.5部を耐圧オートク
レーブに仕込み、発生する自己圧力下に280℃で
4時間加熱撹拌し、次いで放圧後減圧重縮合反応
釜に移液した。イルガノツクス1098 0.3部および
モノブチルモノヒドロキシスズオキシド0.3部を
加え、1時間のうちに250℃、<1mmHgの重縮合
条件にもたらした。この条件にて3時間10分反応
を続け、所定トルクになつたところで水中にガツ
トとして吐出した。溶融ポリマは完全に無色透明
であり、水中で直ちに白化した。ゲル状異物の存
在は認められなかつた。 得られたポリマはシート、フイルムおよびチユ
ーブに容易に成形でき、外観も優れていた。シー
ートの引張強度は510Kg/cm2、破断伸び950%であ
つた。 比較例 13〜15 実施例4において重合触媒を用いない場合(比
較例13)には全く粘度が上がらなかつた。またリ
ン酸0.3部を用いた場合(比較例14)1時間20分
で所定トルクに上昇し、色調も無色透明で優れて
いたが、室温保存時にポリマが徐々に劣化してい
き遂には強度が全く失われた。またテトラブチル
チタネート0.3部を用いた場合(比較例15)8時
間でも所定トルクに到達せずポリマは黄味を帯び
てやや曇つていた。
更した以外は全く同じ重合条件で重縮合を行い、
重合性とポリマ特性を評価した。結果を表2に示
す。 実施例 5 ラウロラクタム40部、平均分子量1000のポリ
(アルキレンオキシド)グリコール50.3部、ドデ
カジオン酸11.6部および水2.5部を耐圧オートク
レーブに仕込み、発生する自己圧力下に280℃で
4時間加熱撹拌し、次いで放圧後減圧重縮合反応
釜に移液した。イルガノツクス1098 0.3部および
モノブチルモノヒドロキシスズオキシド0.3部を
加え、1時間のうちに250℃、<1mmHgの重縮合
条件にもたらした。この条件にて3時間10分反応
を続け、所定トルクになつたところで水中にガツ
トとして吐出した。溶融ポリマは完全に無色透明
であり、水中で直ちに白化した。ゲル状異物の存
在は認められなかつた。 得られたポリマはシート、フイルムおよびチユ
ーブに容易に成形でき、外観も優れていた。シー
ートの引張強度は510Kg/cm2、破断伸び950%であ
つた。 比較例 13〜15 実施例4において重合触媒を用いない場合(比
較例13)には全く粘度が上がらなかつた。またリ
ン酸0.3部を用いた場合(比較例14)1時間20分
で所定トルクに上昇し、色調も無色透明で優れて
いたが、室温保存時にポリマが徐々に劣化してい
き遂には強度が全く失われた。またテトラブチル
チタネート0.3部を用いた場合(比較例15)8時
間でも所定トルクに到達せずポリマは黄味を帯び
てやや曇つていた。
Claims (1)
- 1 ラクタム、アミノカルボン酸、実質的に当量
のジアミンとジカルボン酸の塩から選ばれた1種
もしくは2種以上のポリアミド形成性成分(A)およ
び実質的に当量のジカルボン酸とポリ(アルキレ
ンオキシド)グリコールのポリエーテルエステル
形成性成分(B)とを溶融状態で反応させてポリエー
テルエステルアミドセグメントコポリマを製造す
るに際し、重縮合反応をスズ原子の量としてポリ
エーテルエステルアミド当り0.005〜0.5重量%の
モルアルキルスズ化合物もしくはモノアリールス
ズ化合物の存在下に行うことを特徴とするポリエ
ーテルエステルアミドの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986584A JPS60166323A (ja) | 1984-02-08 | 1984-02-08 | ポリエ−テルエステルアミドの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986584A JPS60166323A (ja) | 1984-02-08 | 1984-02-08 | ポリエ−テルエステルアミドの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60166323A JPS60166323A (ja) | 1985-08-29 |
| JPS6365206B2 true JPS6365206B2 (ja) | 1988-12-15 |
Family
ID=12011112
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986584A Granted JPS60166323A (ja) | 1984-02-08 | 1984-02-08 | ポリエ−テルエステルアミドの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60166323A (ja) |
-
1984
- 1984-02-08 JP JP1986584A patent/JPS60166323A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60166323A (ja) | 1985-08-29 |
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