JPS636655B2 - - Google Patents
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- JPS636655B2 JPS636655B2 JP1891481A JP1891481A JPS636655B2 JP S636655 B2 JPS636655 B2 JP S636655B2 JP 1891481 A JP1891481 A JP 1891481A JP 1891481 A JP1891481 A JP 1891481A JP S636655 B2 JPS636655 B2 JP S636655B2
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- stockings
- tetramethylene
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Landscapes
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Description
本発明はストツキング用として特に有用なトル
クヤーンに関するものであり、更に詳しくは実質
的にポリ(テトラメチレン)テレフタレートから
成るトルクヤーンに関するものである。 従来、ストツキング用素材として10〜50デニー
ルのポリアミド仮撚捲縮糸や、ポリアミドコンジ
ユゲート糸が用いられて来たが、これらの捲縮糸
を用いるとストツキングの透明感がなくなり目面
の悪いものとなる。 近年、ストツキングはフアシヨン商品として定
着し、特に透明感がすぐれ目面の良好なものが要
求される様になりつつあるが、かかる要求を満た
す加工糸としてトルクヤーンが注目されている。 この「トルクヤーン」とは、仮撚捲縮糸が一般
に仮撚加工工程で最高可能範囲まで仮撚数を入れ
たウーリー調加工糸であるのに対し、低い範囲の
適当な仮撚数を入れた例えば特開昭48−1344号公
報に示される様な潜在トルクを有するが実質的な
捲縮は有しないトルク調加工糸である。 かかるトルクヤーンは、従来ナイロン6又はナ
イロン66により構成されているが、かかるポリア
ミドトルクヤーンを用いたストツキングは透明性
に優れている反面、伸縮性に劣り、また「カツ
パ」と称する編目ループの不揃いによる編目斑が
生じる。 ストツキングの透明性は、主として糸条の集束
性、編目ループと糸条の捲縮波形の相対関係に基
づき、伸縮性は、主として糸条のトルク力に基づ
き、また「カツパ」は糸条長手方向のトルク斑に
基づくものであるが、一般には編立時のトルクが
高ければ高いほど、また編目ループが大きければ
大きい程「カツパ」が発生し易い。 そして、トルクヤーンを用いたストツキングは
優美性を重視するものであるだけに、この様な
「カツパ」の発生は該ストツキングの美観を損い
商品として致命的な欠陥となる。また、編立時の
トルクが高いと、オーバー解舒(スナーリング)
等による編立操業性の悪化原因にもなり生産性に
も悪影響を及ぼす。 この様な観点からストツキング用のトルクヤー
ンとしては、編立時のトルクを可能な限り低く
し、製品化後のトルクを高くすることが望まし
い。 ところで、トルクヤーンを用いたストツキング
における「カツパ」の発生を防止する方法として
は、例えば特開昭52−88645号公報に示される様
にポリアミドトルクヤーンに追撚を施すことが知
られている。しかしながら追撚の実施は製造工程
を複雑にするばかりか、コスト的にも極めて不利
である。また、最近に至り、ポリアミド仮撚加工
糸の捲縮復元率、トルク指数、破断伸度及びフイ
ラメント数とデニールのバランスを選定すること
によつて「カツパ」の発生を防ぐことが提案され
ている(特開昭55−26221号公報参照)。しかしな
がらこれらの値を全て特定の範囲内に調整するこ
とは品質・工程管理上極めて繊細且つ厳密な管理
が要求される。 本発明者はポリアミドトルクヤーンにみられる
前記欠点を解消すると共に、ストツキング用とし
てあらゆる要求を満した新規なトルクヤーンを提
供すべく鋭意研究の結果、ポリ(テトラメチレ
ン)テレフタレートを主体とするトルクヤーンで
あつて且つ特定のトルク特性を有するものが、従
来のトルクヤーンの如き欠点がなく、ストツキン
グ用として極めて好ましいものであることを見い
出し、本発明に到達したものである。 即ち、本発明は、ヤーンの少なくとも95(重量)
%がポリ(テトラメチレン)テレフタレートより
成り、該ヤーンが実質的に捲縮を有さないトルク
ヤーンであつて、該ヤーンの (1) 沸水(96〜98℃)中でのトルク指数(T/m)
が400/√(T/m)〜800/√(T/m)で
あり、 (2) トルク潜在化率が55%〜65%であり、 (3) トルク保持率が20%〜30%であり、 (4) 好ましくは、全デニール(De)が7〜20で
且つ構成フイラメント本数が1〜3である。 ことを特徴とするストツキング用として好適なト
ルクヤーンである。 前記の如き本発明のトルクヤーンは、空気中で
のトルク指数が極めて低く、潜在化されており、
編立性が良好であり、且つ「カツパ」の発生が少
なく、そして沸水中でのトルク指数が従来のナイ
ロン6トルク糸及びナイロン66トルク糸にくらべ
極めて高く、伸縮性が良好である。 ここで言う「空気中でのトルク指数」とは加工
後2週間以上放置されたものを20±2℃、65±5
%の雰囲気中に24時間、再度放置した後にボビン
より取出した糸を輪にし、他端に0.1g/deの荷重
をかけ静止するまで空気中に放置し、2つ折にし
た輪に入つた撚数をメートルあたりに換算したも
のであり、主として編立性及び「カツパ」の代用
特性として有用である。また「沸水中でのトルク
指数」とは、加工後2週間以上放置されたものを
20±2℃、65±5%の雰囲気中に24時間再度放置
した後、ボビンより取出した糸を輪にし、他端に
0.1g/deの荷重をかけ沸水(96〜98℃)中に静止
するまで放置し、2つ折にした輪に入つた撚数を
メートルあたりに換算したものであり、主として
伸縮性の代用特性として有用である。 また、「トルク潜在化率」とは、空気中でのト
ルク指数の潜在化率を意味し、次式: トルク潜在化率 =加工直後の空気中でのトルク指数−加工後20日
目の空気中でのトルク指数/加工直後の空気中でのトル
ク指数×100(%) で定義される。この値は、ナイロン6のトルクヤ
ーンで35〜45%であるが、本発明のポリ(テトラ
メチレン)テレフタレートのトルクヤーンでは50
〜65%に達する。 「沸水中でのトルク指数」は、ナイロン6のト
ルクヤーンに対しポリ(テトラメチレン)テレフ
タレートのトルクヤーンは3倍強の値を示し、下
記式で定義される「トルク保持率」はナイロン6
トルクヤーンでは5〜15%の範囲内にあるのに対
し、本発明のポリ(テトラメチレン)テレフタレ
ートのトルクヤーンでは20〜30%である。 トルク保持率=沸水中でのトルク指数/加工直後の空
気中でのトルク指数×100(%) このようなポリ(テトラメチレン)テレフタレ
ートのトルクヤーンの特性をナイロン6のトルク
ヤーンと対比して図面により説明する。 第1図は「空気中でのトルク指数」の経日変化
の一例を示しており、ポリ(テトラメチレン)テ
レフタレートから成るトルクヤーン(線Aで示
す)がナイロン6から成るトルクヤーン(線Bで
示す)に比べ「空気中でのトルク指数」の潜在化
率が大きいことを示している。 第2図は「各温度の水中でのトルク指数」の一
例を示しており、ナイロン6から成るトルクヤー
ン(線Bで示す)は20℃から一方的に低下するの
に比べポリ(テトラメチレン)テレフタレートか
ら成るトルクヤーン(線Aで示す)は55〜60℃で
最大となり、「沸水中でのトルク指数」がナイロ
ン6に比べ高いことを示している。 以上の如き本発明のトルクヤーンは、その95
(重量%)以上、好ましくは実質的に100%がポリ
(テトラメチレン)テレフタレートより成るばか
りでなく、沸水中でのトルク指数(T/m)がト
ルクヤーンの糸条デニール(De)に応じて400/
√〜800/√(T/m)の範囲内にあり、ト
ルク潜在化率が50%〜65%であり且つトルク保持
率が20〜30%の範囲内にあることが必要で、これ
らの各捲縮特性が全て前記条件を満足するもの
は、編立性がよく、編地に於ける「カツパ」がな
くて編目の目面がすぐれ、しかもストツキングと
しての機能性にすぐれたものとなる。そして、か
かるトルクヤーンは全デニールが7〜20deで構
成フイラメント数が1〜3本のものが好ましい。
即ち、全デニールが20deを超えると編地のシア
ーネス(透明感)が劣り風合も硬くなる傾向があ
り、また7de未満のものは製糸、仮撚加工、織立
時等に断糸が生じ易く、編地の耐久性も低下す
る。またフイラメント数が3を超えるものは集束
性が劣るためシアーネスが低下する。 このような本発明のトルクヤーンは、極限粘度
〔η〕0.68〜0.82のポリ(テトラメチレン)テレ
フタレート延伸糸をヒーター温度160〜190℃程度
で短時間に加熱し乍ら撚角度θが6〜17度となる
ようにして仮撚加工することにより製造すること
ができる。なお、撚数Tと撚角度θとは、次式: (但し、Deは糸条デニール、ρは糸条の密度で
ありポリ(テトラメチレン)テレフタレートホモ
ポリマーからなる糸条では1.33) で表わされる関係にあり、θが6〜17度となる範
囲内で撚数を適宜選べばよい。 この仮撚加工は延伸に引続いて連続的に行うこ
とも出来、また延伸後別工程で行なつてもよい。
また仮撚付与手段としては内接式あるいは外接式
の摩擦仮撚手段を用いるのが好ましいが、従来の
スピンドルを用いることも可能である。 このような本発明によるトルクヤーンは、スト
ツキング製造工程における編立性、加工性共に十
分満足できるものであり且つストツキング製品の
透明性、伸縮性が良好で「カツパ」と称する編目
斑がなく、更に風合(肌触わり)もすぐれた極め
て良好なものである。 次に、本発明の実施例を詳述する。これらの実
施例により本発明によるトルクヤーンの効果が一
層良く理解されよう。 実施例 1 種々のデニールを有する2フイラメントのポリ
(テトラメチレン)テレフタレートの延伸糸を、
ウーリー加工機を用いて、加工速度100m/分、
ヒーター温度175℃、撚角度(θ)10度の条件で仮撚
加工した。得られたポリ(テトラメチレン)テレ
フタレート加工糸をKT412V(永田精機)編機に
よつてストツキングに編立て、精練、染色、柔軟
仕上げ処理後、高圧スチームセツター内において
115℃で30秒間足型セツトした。 このときのポリ(テトラメチレン)テレフタレ
ートトルクヤーンの物性と作成したストツキング
の評価結果を第1表に示す。(なお、ストツキン
グの評価は専門家による官能検査により実施し、
良好…〇、普通…△、不良…×にランク分けし
た。)
クヤーンに関するものであり、更に詳しくは実質
的にポリ(テトラメチレン)テレフタレートから
成るトルクヤーンに関するものである。 従来、ストツキング用素材として10〜50デニー
ルのポリアミド仮撚捲縮糸や、ポリアミドコンジ
ユゲート糸が用いられて来たが、これらの捲縮糸
を用いるとストツキングの透明感がなくなり目面
の悪いものとなる。 近年、ストツキングはフアシヨン商品として定
着し、特に透明感がすぐれ目面の良好なものが要
求される様になりつつあるが、かかる要求を満た
す加工糸としてトルクヤーンが注目されている。 この「トルクヤーン」とは、仮撚捲縮糸が一般
に仮撚加工工程で最高可能範囲まで仮撚数を入れ
たウーリー調加工糸であるのに対し、低い範囲の
適当な仮撚数を入れた例えば特開昭48−1344号公
報に示される様な潜在トルクを有するが実質的な
捲縮は有しないトルク調加工糸である。 かかるトルクヤーンは、従来ナイロン6又はナ
イロン66により構成されているが、かかるポリア
ミドトルクヤーンを用いたストツキングは透明性
に優れている反面、伸縮性に劣り、また「カツ
パ」と称する編目ループの不揃いによる編目斑が
生じる。 ストツキングの透明性は、主として糸条の集束
性、編目ループと糸条の捲縮波形の相対関係に基
づき、伸縮性は、主として糸条のトルク力に基づ
き、また「カツパ」は糸条長手方向のトルク斑に
基づくものであるが、一般には編立時のトルクが
高ければ高いほど、また編目ループが大きければ
大きい程「カツパ」が発生し易い。 そして、トルクヤーンを用いたストツキングは
優美性を重視するものであるだけに、この様な
「カツパ」の発生は該ストツキングの美観を損い
商品として致命的な欠陥となる。また、編立時の
トルクが高いと、オーバー解舒(スナーリング)
等による編立操業性の悪化原因にもなり生産性に
も悪影響を及ぼす。 この様な観点からストツキング用のトルクヤー
ンとしては、編立時のトルクを可能な限り低く
し、製品化後のトルクを高くすることが望まし
い。 ところで、トルクヤーンを用いたストツキング
における「カツパ」の発生を防止する方法として
は、例えば特開昭52−88645号公報に示される様
にポリアミドトルクヤーンに追撚を施すことが知
られている。しかしながら追撚の実施は製造工程
を複雑にするばかりか、コスト的にも極めて不利
である。また、最近に至り、ポリアミド仮撚加工
糸の捲縮復元率、トルク指数、破断伸度及びフイ
ラメント数とデニールのバランスを選定すること
によつて「カツパ」の発生を防ぐことが提案され
ている(特開昭55−26221号公報参照)。しかしな
がらこれらの値を全て特定の範囲内に調整するこ
とは品質・工程管理上極めて繊細且つ厳密な管理
が要求される。 本発明者はポリアミドトルクヤーンにみられる
前記欠点を解消すると共に、ストツキング用とし
てあらゆる要求を満した新規なトルクヤーンを提
供すべく鋭意研究の結果、ポリ(テトラメチレ
ン)テレフタレートを主体とするトルクヤーンで
あつて且つ特定のトルク特性を有するものが、従
来のトルクヤーンの如き欠点がなく、ストツキン
グ用として極めて好ましいものであることを見い
出し、本発明に到達したものである。 即ち、本発明は、ヤーンの少なくとも95(重量)
%がポリ(テトラメチレン)テレフタレートより
成り、該ヤーンが実質的に捲縮を有さないトルク
ヤーンであつて、該ヤーンの (1) 沸水(96〜98℃)中でのトルク指数(T/m)
が400/√(T/m)〜800/√(T/m)で
あり、 (2) トルク潜在化率が55%〜65%であり、 (3) トルク保持率が20%〜30%であり、 (4) 好ましくは、全デニール(De)が7〜20で
且つ構成フイラメント本数が1〜3である。 ことを特徴とするストツキング用として好適なト
ルクヤーンである。 前記の如き本発明のトルクヤーンは、空気中で
のトルク指数が極めて低く、潜在化されており、
編立性が良好であり、且つ「カツパ」の発生が少
なく、そして沸水中でのトルク指数が従来のナイ
ロン6トルク糸及びナイロン66トルク糸にくらべ
極めて高く、伸縮性が良好である。 ここで言う「空気中でのトルク指数」とは加工
後2週間以上放置されたものを20±2℃、65±5
%の雰囲気中に24時間、再度放置した後にボビン
より取出した糸を輪にし、他端に0.1g/deの荷重
をかけ静止するまで空気中に放置し、2つ折にし
た輪に入つた撚数をメートルあたりに換算したも
のであり、主として編立性及び「カツパ」の代用
特性として有用である。また「沸水中でのトルク
指数」とは、加工後2週間以上放置されたものを
20±2℃、65±5%の雰囲気中に24時間再度放置
した後、ボビンより取出した糸を輪にし、他端に
0.1g/deの荷重をかけ沸水(96〜98℃)中に静止
するまで放置し、2つ折にした輪に入つた撚数を
メートルあたりに換算したものであり、主として
伸縮性の代用特性として有用である。 また、「トルク潜在化率」とは、空気中でのト
ルク指数の潜在化率を意味し、次式: トルク潜在化率 =加工直後の空気中でのトルク指数−加工後20日
目の空気中でのトルク指数/加工直後の空気中でのトル
ク指数×100(%) で定義される。この値は、ナイロン6のトルクヤ
ーンで35〜45%であるが、本発明のポリ(テトラ
メチレン)テレフタレートのトルクヤーンでは50
〜65%に達する。 「沸水中でのトルク指数」は、ナイロン6のト
ルクヤーンに対しポリ(テトラメチレン)テレフ
タレートのトルクヤーンは3倍強の値を示し、下
記式で定義される「トルク保持率」はナイロン6
トルクヤーンでは5〜15%の範囲内にあるのに対
し、本発明のポリ(テトラメチレン)テレフタレ
ートのトルクヤーンでは20〜30%である。 トルク保持率=沸水中でのトルク指数/加工直後の空
気中でのトルク指数×100(%) このようなポリ(テトラメチレン)テレフタレ
ートのトルクヤーンの特性をナイロン6のトルク
ヤーンと対比して図面により説明する。 第1図は「空気中でのトルク指数」の経日変化
の一例を示しており、ポリ(テトラメチレン)テ
レフタレートから成るトルクヤーン(線Aで示
す)がナイロン6から成るトルクヤーン(線Bで
示す)に比べ「空気中でのトルク指数」の潜在化
率が大きいことを示している。 第2図は「各温度の水中でのトルク指数」の一
例を示しており、ナイロン6から成るトルクヤー
ン(線Bで示す)は20℃から一方的に低下するの
に比べポリ(テトラメチレン)テレフタレートか
ら成るトルクヤーン(線Aで示す)は55〜60℃で
最大となり、「沸水中でのトルク指数」がナイロ
ン6に比べ高いことを示している。 以上の如き本発明のトルクヤーンは、その95
(重量%)以上、好ましくは実質的に100%がポリ
(テトラメチレン)テレフタレートより成るばか
りでなく、沸水中でのトルク指数(T/m)がト
ルクヤーンの糸条デニール(De)に応じて400/
√〜800/√(T/m)の範囲内にあり、ト
ルク潜在化率が50%〜65%であり且つトルク保持
率が20〜30%の範囲内にあることが必要で、これ
らの各捲縮特性が全て前記条件を満足するもの
は、編立性がよく、編地に於ける「カツパ」がな
くて編目の目面がすぐれ、しかもストツキングと
しての機能性にすぐれたものとなる。そして、か
かるトルクヤーンは全デニールが7〜20deで構
成フイラメント数が1〜3本のものが好ましい。
即ち、全デニールが20deを超えると編地のシア
ーネス(透明感)が劣り風合も硬くなる傾向があ
り、また7de未満のものは製糸、仮撚加工、織立
時等に断糸が生じ易く、編地の耐久性も低下す
る。またフイラメント数が3を超えるものは集束
性が劣るためシアーネスが低下する。 このような本発明のトルクヤーンは、極限粘度
〔η〕0.68〜0.82のポリ(テトラメチレン)テレ
フタレート延伸糸をヒーター温度160〜190℃程度
で短時間に加熱し乍ら撚角度θが6〜17度となる
ようにして仮撚加工することにより製造すること
ができる。なお、撚数Tと撚角度θとは、次式: (但し、Deは糸条デニール、ρは糸条の密度で
ありポリ(テトラメチレン)テレフタレートホモ
ポリマーからなる糸条では1.33) で表わされる関係にあり、θが6〜17度となる範
囲内で撚数を適宜選べばよい。 この仮撚加工は延伸に引続いて連続的に行うこ
とも出来、また延伸後別工程で行なつてもよい。
また仮撚付与手段としては内接式あるいは外接式
の摩擦仮撚手段を用いるのが好ましいが、従来の
スピンドルを用いることも可能である。 このような本発明によるトルクヤーンは、スト
ツキング製造工程における編立性、加工性共に十
分満足できるものであり且つストツキング製品の
透明性、伸縮性が良好で「カツパ」と称する編目
斑がなく、更に風合(肌触わり)もすぐれた極め
て良好なものである。 次に、本発明の実施例を詳述する。これらの実
施例により本発明によるトルクヤーンの効果が一
層良く理解されよう。 実施例 1 種々のデニールを有する2フイラメントのポリ
(テトラメチレン)テレフタレートの延伸糸を、
ウーリー加工機を用いて、加工速度100m/分、
ヒーター温度175℃、撚角度(θ)10度の条件で仮撚
加工した。得られたポリ(テトラメチレン)テレ
フタレート加工糸をKT412V(永田精機)編機に
よつてストツキングに編立て、精練、染色、柔軟
仕上げ処理後、高圧スチームセツター内において
115℃で30秒間足型セツトした。 このときのポリ(テトラメチレン)テレフタレ
ートトルクヤーンの物性と作成したストツキング
の評価結果を第1表に示す。(なお、ストツキン
グの評価は専門家による官能検査により実施し、
良好…〇、普通…△、不良…×にランク分けし
た。)
【表】
(注 No.2〜6が本発明の実施例、他は比較例)
第1表から明らかな如く、ポリ(テトラメチレ
ン)テレフタレートから成る本発明のトルクヤー
ンから作成したストツキング特性はナイロン6か
ら成るトルクヤーンのストツキング特性(編立
性、透明性、カツパ、風合い、伸縮性)より明ら
かに良好である。 総合評価の結果デニールは7〜20デニールが良
好である。 実施例 2 2フイラメントのポリ(テトラメチレン)テレ
フタレート糸条を延伸に引続き摩擦仮撚加工を施
し、種々のトルクヤーンを作成した。延伸仮撚加
工に際し、加工温度は1000m/分、ヒーター温度
185℃、撚角度(θ)10度の条件とした。得られた加
工糸をKT―412編機によつてストツキングに編
立て、精練、染色、柔軟仕上げ処理後、高圧スチ
ームセツター内において115℃で30秒間足型セツ
トした。その結果は第2表の通りであり、本発明
の条件を満足するもの(No.13〜15)が良好なスト
ツキングとなることが明らかである。
第1表から明らかな如く、ポリ(テトラメチレ
ン)テレフタレートから成る本発明のトルクヤー
ンから作成したストツキング特性はナイロン6か
ら成るトルクヤーンのストツキング特性(編立
性、透明性、カツパ、風合い、伸縮性)より明ら
かに良好である。 総合評価の結果デニールは7〜20デニールが良
好である。 実施例 2 2フイラメントのポリ(テトラメチレン)テレ
フタレート糸条を延伸に引続き摩擦仮撚加工を施
し、種々のトルクヤーンを作成した。延伸仮撚加
工に際し、加工温度は1000m/分、ヒーター温度
185℃、撚角度(θ)10度の条件とした。得られた加
工糸をKT―412編機によつてストツキングに編
立て、精練、染色、柔軟仕上げ処理後、高圧スチ
ームセツター内において115℃で30秒間足型セツ
トした。その結果は第2表の通りであり、本発明
の条件を満足するもの(No.13〜15)が良好なスト
ツキングとなることが明らかである。
第1図はポリ(テトラメチレン)テレフタレー
トのトルクヤーン及びナイロン6のトルクヤーン
について「空気中でのトルク指数」の経日変化を
示すグラフ、第2図はポリ(テトラメチレン)テ
レフタレートのトルクヤーン及びナイロン6のト
ルクヤーンについて「各温度の水中でのトルク指
数」を示すグラフであり、第1図及び第2図中の
線Aはポリ(テトラメチレン)テレフタレートの
トルクヤーン、線Bはナイロン6のトルクヤーン
を示す。
トのトルクヤーン及びナイロン6のトルクヤーン
について「空気中でのトルク指数」の経日変化を
示すグラフ、第2図はポリ(テトラメチレン)テ
レフタレートのトルクヤーン及びナイロン6のト
ルクヤーンについて「各温度の水中でのトルク指
数」を示すグラフであり、第1図及び第2図中の
線Aはポリ(テトラメチレン)テレフタレートの
トルクヤーン、線Bはナイロン6のトルクヤーン
を示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ヤーンの少なくとも95(重量)%がポリ(テ
トラメチレン)テレフタレートより成り該ヤーン
が実質的に捲縮を有さないトルクヤーンであつ
て、該ヤーンの (1) 沸水(96〜98℃)中でのトルク指数(T/m)
が、400√(T/m)〜800√(T/m)であ
り(但しDeは全デニール)、 (2) トルク潜在化率が55%〜65%であり、且つ (3) トルク保持率が20%〜30%である、 ことを特徴とするトルクヤーン。 2 全デニール(De)が7〜20で且つ構成フイ
ラメント本数が1〜3である特許請求の範囲第1
項記載のトルクヤーン。 3 仮撚加工によつてトルクが付与された特許請
求の範囲第1項又は第2項記載のトルクヤーン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1891481A JPS57133227A (en) | 1981-02-13 | 1981-02-13 | Torque yarn |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1891481A JPS57133227A (en) | 1981-02-13 | 1981-02-13 | Torque yarn |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57133227A JPS57133227A (en) | 1982-08-17 |
| JPS636655B2 true JPS636655B2 (ja) | 1988-02-10 |
Family
ID=11984870
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1891481A Granted JPS57133227A (en) | 1981-02-13 | 1981-02-13 | Torque yarn |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS57133227A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60110937A (ja) * | 1983-11-18 | 1985-06-17 | 東レ株式会社 | ストッキング用加工糸 |
-
1981
- 1981-02-13 JP JP1891481A patent/JPS57133227A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57133227A (en) | 1982-08-17 |
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