JPS6367565B2 - - Google Patents
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- JPS6367565B2 JPS6367565B2 JP55107108A JP10710880A JPS6367565B2 JP S6367565 B2 JPS6367565 B2 JP S6367565B2 JP 55107108 A JP55107108 A JP 55107108A JP 10710880 A JP10710880 A JP 10710880A JP S6367565 B2 JPS6367565 B2 JP S6367565B2
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- stretching
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Description
本発明は釣糸および漁網等の用途に用いるのに
適した高い直線強度と結節強度を有するポリアミ
ドモノフイラメントの製造方法に関する。 特に釣糸のハリスおよび道糸として用いるのに
最適な特性を有する高強力ポリアミドモノフイラ
メントの製造方法に関する。 ポリアミドモノフイラメントはその強靭性、耐
衝撃性、透明性、適度の腰(引張り弾性率)及び
曲げに対する柔軟性を有する為、釣糸や漁網とし
て有用されている。 ところが、最近釣糸等に用いられるポリアミド
モノフイラメントとして直線強度と結節強度を、
直径が約0.5mmの太いモノフイラメントに於ても
それぞれ9g/d及び6.5g/d以上であるモノ
フイラメントが要求されるに至つたが、従来公知
の方法、例えば特公昭47−43768及び54−43610号
公報記載の方法では前記二つの特性値を十分満足
させるポリアミドモノフイラメントが得られな
い。 従つて本発明の目的はポリアミドモノフイラメ
ントの直径のひろい範囲に渡つて直線強度及び結
節強度のいずれもが従来の方法で得られたものよ
り著しく向上したモノフイラメントを提供するこ
とにある。また本発明の目的は同時に透明性、柔
軟性の優れたモノフイラメントを製造する方法を
提案することにある。更に本発明の他の目的は従
来の方法に較べ、高強力モノフイラメントが極め
て安定に製糸でき、収率のよい製造方法を提供す
ることにある。 上記の目的は次の手段を採用することによつて
達成される。即ち、カプラミド成分が85モル%以
上からなる共重合ポリアミドであつて、ポリカプ
ラミドの融点より5〜30℃低い融点〔Tm(℃)〕
を有するポリアミドからなる直径〔D〕0.1〜
0.75mmの延伸モノフイラメントを製造する方法に
おいて前記ポリアミドを溶融紡糸後、冷却して得
た未延伸モノフイラメントを液体熱媒、特にポリ
エチレングリコール中で多段で延伸するに際し、
次式を満足する条件で前記の延伸をする手段によ
つて、前記の目的を達成できる。 D(Tm−T1)/t1 2≧50 (i) t1+(n−2)t(o-1)+tn/D≦5 (ii) (n=2又は3) E1=3.0〜5.0 (iii) E1×{E(n−1)}(n-2)×En≧5.8 (iv) (n=2又は3) 2段延伸の時 T2≧T1 (v) 3段延伸の時 T3≧T2≧T1 (vi) (T1、T2、T3、t1、t2、t3、E1、E2、E3は前述
のとおり) 云わば、本発明は液体熱媒中で極めて短時間に
未延伸モノフイラメントの第1段延伸と第2段延
伸を行なうところに特徴がある。 本発明法を更に詳述する。 本発明の対象となるポリアミドはカプロアミド
成分を85モル%以上含む共重合ポリアミドであつ
てポリカプロアミドの融点より5〜30℃、好まし
くは10〜20℃低い融点を有するものである。 15%未満の共重合成分となるポリアミドとして
は、ポリヘキサメチレンアジパミド、ポリヘキサ
メチレンイソフタラミド、ポリヘキサメチレンセ
バカミド、ポリウンデカアミド、ポリドデカミ
ド、ポリヘキサメチレン−m−キシリレナミド、
ポリヘキサメチレン−p−アミノシクロヘキシル
メタミド等が用いられるが、特にポリヘキサメチ
レンアジパミド、ポリヘキサメチレンイソフタラ
ミド、なかんずくポリヘキサメチレンアジパミド
が好ましい。 またカプロアミド成分が85モル%以上を含む共
重合ポリアミドに他種のホモポリマ、および/あ
るいは共重合ポリアミドをブレンドして用いるこ
ともできる。共重合ポリマ種及び共重合比およ
び/あるいは混合ポリアミドの種類及び混合比の
選択の目安として、ポリカプロアミドの融点より
5〜30℃、好ましくは10〜20℃低い融点を有する
ポリマとして規定することができる。 なおポリアミドの融点は、チツプないしはバル
ク状ポリマーをパーキンエルマー社製DT−2B型
示差走査熱量計で窒素雰囲気中、昇温速度10℃/
分で測定した時の結晶融解ピーク温度とする。融
解ピークが幾つか重なつて出現する場合は、最も
吸熱ピークの高いピーク温度をもつて融点とす
る。 次に本発明の高強力モノフイラメントの製造方
法をプロセスを追つて説明する。 上記した特定の共重合ポリアミドを通常のエク
ストルーダ型又はプレツシヤーメルター型紡糸機
中で溶融し、口金を通して紡出する。共重合ポリ
マにはその重合過程又は重合後あるいは紡糸直前
に通常の添加剤を添加することができる。例えば
顔料、染料、耐光剤、紫外線吸収剤、酸化防止
剤、結晶化抑制剤、可塑剤等である。 紡出されたモノフイラメントは短かい気体ゾー
ンを通過したのち、低温の冷却液中で冷却され
る。冷却液は水、トリクロルエチレン、n−ヘキ
サン、ポリアミドに不活性な液体が用いられる。
冷却されたモノフイラメントは通常の方法で冷却
液を除去したのち、1段目の延伸ゾーンに入る。
延伸浴は加熱された液体熱媒を用い、延伸条件を
次のように設定する。 (i) D(Tm−T1)/t1 2≧50 (ii) t1+(n−2)tn−1+tn/D≦5(n=2又は 3) (iii) E1=3.0〜5.0 (iv) E1×{E(n−1)}(n-2)×En≧5.8 (n=2又は3) (v) 2段延伸の時 T2≧T1 (vi) 3段延伸の時 T3≧T2≧T1 製糸するモノフイラメントについて共重合ポリ
マの特性、繊度及び製糸速度にあわせて延伸浴温
度、延伸浴長が可変の装置を用いることが有利で
ある。最終捲取速度30〜200m/分の時、本発明
の延伸浴は、数cm〜1mのポリエチレングリコー
ル、ポリオルガノシロキサン、グリセリン等の液
体熱媒が満された短い延伸浴を用いることが特徴
である。特に分子量200〜500のポリエチレングリ
コールが満された延伸浴が好適である。 1段目延伸浴の通過時間は極めて短く、数cm〜
数10cmの延伸浴を用いて行なう。1段目の延伸条
件は上式の如く、モノフイラメントの繊度、延伸
浴通過時間(延伸速度、延伸浴長)、延伸温度に
対し、モノフイラメントの物理的特性及び製糸性
は極めて敏感である。二段目以降の延伸はそれぞ
れそれ以前の延伸条件より、高温にし、且つ、通
過時間を長くとることによつて満足されるが、ト
ータルの延伸浴通過時間は従来の方法より短く(ii)
式の通り設定する。又総合延伸倍率は5.8倍以上、
好ましくは6.0倍以上とする。本発明の延伸条件
では6.6倍以上、通常は6.8倍以上の延伸が可能で
あり、5.8倍以上の延伸倍率の設定は十分余裕の
ある条件といえる。 5.8倍未満の延伸倍率では本発明のポリアミド
モノフイラメントの直径範囲に於て結節強度は満
足しうるものの、直線強度が9.0g/d以上好ま
しくは9.2g/d以上となる特性を得ることは困
難である。 延伸倍率の設定は、それぞれ延伸浴の前後に設
置した2対のロール系を用いて通常の方法で行な
う。モノフイラメントとロールとの間のスリツプ
によつて不均一な延伸が生じないよう、延伸浴を
通過後、モノフイラメントの表面に付着した熱媒
液は除去したのち、次の延伸ロールを通過するよ
うにすることが有利である。例えばスポンジやフ
エルトの角に接触させ、同時に圧空を吹きつけて
除去する方法が採用される。熱媒中で多段延伸し
たモノフイラメントは、付着熱媒の完全な除去、
及び延伸によつてモノフイラメント中に生じた歪
を除去し、安定な繊維構造を形成させる為、弛緩
状態で温水浴を通過させる。通常50℃〜98℃に加
熱した温水浴を0.01〜10秒間通過させる。効果的
に歪を除き、モノフイラメントの繊維構造を固定
する為の好ましい条件は85〜98℃の温度で0.1〜
5秒間、延伸比0.90〜0.95で通過処理させる方法
である。 温水浴を通過したモノフイラメントは通常、柔
軟剤等の界面活性剤を付与したのち、捲きとられ
る。捲きとられたモノフイラメントは本発明のモ
ノフイラメントが有する高強力特性を保持しうる
条件下に、更に温水処理を施したのち製品にする
ことができる。例えば一旦綛状にし、80℃以下、
好ましくは60℃以下の温水中1分〜100分、好ま
しくは5〜30分程度の処理をすることにより、釣
糸としてスプール等に捲いた時の捲きぐせがつき
にくく、又岩づれ等を受けてもちぢれにくい等、
製品として好ましい特性を発揮する。 本発明の高強力モノフイラメントの製造は、本
発明で規定するポリマ及び製糸条件を忠実に行な
えば、モノフイラメントの直径のひろい範囲に渡
つて可能である。特に0.1〜0.75mmの直径を有す
る延伸モノフイラメントの製造に最適である。 本発明の高強力モノフイラメントの構造的特徴
は複屈折が50×10-3以上で示される如く高配向で
あり、一方モノフイラメントの表層非晶配向度が
0.7以下で、最も好ましい高強力特性を有するも
のは0.6以下である。 以上の方法は、従来法と次の点において明確に
相違する。 従来からナイロンモノフイラメントを得る方法
として、紡出冷却したモノフイラメントを高温の
PEG、グリセリン、シリコーン等の液体熱媒、
温水、水蒸気、空気浴等の浴中を通過させつつ、
1段又は2段以上に延伸する方法が提案されてい
る。 高温の液体浴中で未延伸モノフイラメントを一
挙に高倍率に延伸するいわゆる1段法は引張強度
と結節強度をバランスよく得る方法としてすぐれ
ているが、延伸のあらゆる管理要因を1段延伸中
に含む為、製糸条件の取り得る範囲が狭く工程管
理が困難である。通常、より高い強度を得ようと
して延伸倍率を上げるが、この方法では、ネツキ
ングポイント(延伸点)が浴外に出てしまい、高
強度を得る為のスムーズな延伸には制約があつ
た。即ち、従来以上の高強度糸を得る為のプロセ
スとしてはポテンシヤルを有していないことにな
る。 一方、多段延伸法は管理要因を2段以上に分け
ている為、安定に製糸することができ、又高倍率
延伸が可能となつて高い直線強度が得やすい方法
である。しかし、より高強度を得る為、従来、提
案されている多段延伸法で延伸倍率を上げていく
と、結節強度はむしろ低下してしまうので、やむ
を得ず高倍率まで延伸することを断念することに
なり、多段延伸のメリツトを活かすことがきない
状態であつた。 これに対して本発明はそれぞれの延伸法の特長
を活かす一方、欠点をなくして、高い直線強度と
結節強度が同時に得られ、且つ安定に製糸でき
る。 なお、本発明の直線強伸度及び結節強伸度はそ
れぞれJIS−L1070 5・1・1(標準引張強伸
度)、5・2・1(標準結節強伸度)測定方法に準
じて行なつた。 次に本発明の効果を実施例をもつて説明する。 実施例 1 98%硫酸1.0重量%溶液の25℃における相対粘
度(ηr)3.4のナイロン6/66=90/10(モル比)
共重合チツプ(融点Tm=210℃)を熱板型紡糸
機中で280℃で溶融し、孔径0.6mmの口金を通して
紡出した。10cmの空気区間を通過させたのち、−
5℃のトリクレン浴中で急冷しつつ10m/分の速
度で引取つた。引続いて160℃(T1)に加熱し
た。浴長5cmのポリエチレングリコール浴を通過
させつつ、4.50倍(E1)に延伸して1段目の延伸
を行なつた。(浴通過時間t1=0.109秒)更に浴温
(T2)200℃、浴長15cmのポリエチレングリコー
ル浴を通過させつつ1.42倍で2段目の延伸を行な
つた。(t2=0.165秒)次いでモノフイラメントに
付着したポリエチレングリコールを液切り装置で
除去したのち、浴温95℃、浴長70cmの温水浴を延
伸比0.95で通過させた。 通常の柔軟仕上剤(ポリエーテル型非イオン系
界面活性剤)を付与したのち捲取つた。得られた
モノフイラメントは187デニール、直径(D)0.150
mm、引張強度9.9g/d、引張伸度24.8%、結節
強度8.9g/d、結節伸度20.1%であつた。 本実施例による製糸条件を本発明で提案するパ
ラメータで示すと次のようになる。 (i) D(Tm−T1)/t1 2=357 (ii) t1+t2/D=1.83 (iii) E1=4.5 (iv) E1×E2=6.39 (v) T2=200℃ T1=160℃ 実施例 2 実施例1と同じチツプにN,N′−ビスステア
リルアジパミド0.2重量%を混合し、エクストル
ーダー型紡糸機で285℃の紡糸温度で紡出した。
口金は孔径2.5mmのものを用い、吐出量53.0g/
分とした。空気区間10cmを通過させたのち、5℃
の水浴で急冷し、25.1m/分の速度で引取つた。
引続きモノフイラメント表面の水を水切り装置で
除去したのち、浴温(T1)200℃、浴長20cmのポ
リエチレングリコール浴中を4.5倍に延伸しつ通
過させて1段延伸を行ない(t1=0.173秒)、続い
て浴温(T2)205℃、浴長100cmのポリエチレン
グリコール浴中を1.43倍で2段目の延伸を行ない
つつ通過させた(t2=0.438秒)。総合延伸比6.44
倍である。モノフイラメント表面のポリエチレン
グリコール液を除去したのち、浴温97℃、浴長4
mの温水浴中を延伸比0.95で通過させ、実施例1
と同様柔軟仕上剤を付与して捲取つた。捲取速度
は153m/分である。得られた製品モノフイラメ
ントは次の特性を有していた。 繊度3202デニール、直径0.622mm、引張強度9.4
g/d、引張伸度16.3%、結節強度6.6g/d、
結節伸度15.3%、 本発明で提案したパラメータで延伸条件を示す
と次の通りである。 (i) D(Tm−T1)/t1 2=208 (ii) t1+t2/D=0.98 (iii) E1=4.5 (iv) E1×E2=6.39 (v) T2=205℃ T1=200℃ 比較実施例 1 実施例2と同様に紡出冷却し、引取つた未延伸
モノフイラメントを引続く延伸プロセスを変えて
延伸した。浴温205℃、浴長2mのポリエチレン
グリコール浴で種々の倍率で1段延伸した。次い
でモノフイラメント表面のポリエチレングリコー
ル液を除去し、実施例2と同様、温水浴を通過さ
せたのち、柔軟仕上剤を付与して捲取つた。得ら
れた延伸モノフイラメントの特性は表1の通りで
あつた。
適した高い直線強度と結節強度を有するポリアミ
ドモノフイラメントの製造方法に関する。 特に釣糸のハリスおよび道糸として用いるのに
最適な特性を有する高強力ポリアミドモノフイラ
メントの製造方法に関する。 ポリアミドモノフイラメントはその強靭性、耐
衝撃性、透明性、適度の腰(引張り弾性率)及び
曲げに対する柔軟性を有する為、釣糸や漁網とし
て有用されている。 ところが、最近釣糸等に用いられるポリアミド
モノフイラメントとして直線強度と結節強度を、
直径が約0.5mmの太いモノフイラメントに於ても
それぞれ9g/d及び6.5g/d以上であるモノ
フイラメントが要求されるに至つたが、従来公知
の方法、例えば特公昭47−43768及び54−43610号
公報記載の方法では前記二つの特性値を十分満足
させるポリアミドモノフイラメントが得られな
い。 従つて本発明の目的はポリアミドモノフイラメ
ントの直径のひろい範囲に渡つて直線強度及び結
節強度のいずれもが従来の方法で得られたものよ
り著しく向上したモノフイラメントを提供するこ
とにある。また本発明の目的は同時に透明性、柔
軟性の優れたモノフイラメントを製造する方法を
提案することにある。更に本発明の他の目的は従
来の方法に較べ、高強力モノフイラメントが極め
て安定に製糸でき、収率のよい製造方法を提供す
ることにある。 上記の目的は次の手段を採用することによつて
達成される。即ち、カプラミド成分が85モル%以
上からなる共重合ポリアミドであつて、ポリカプ
ラミドの融点より5〜30℃低い融点〔Tm(℃)〕
を有するポリアミドからなる直径〔D〕0.1〜
0.75mmの延伸モノフイラメントを製造する方法に
おいて前記ポリアミドを溶融紡糸後、冷却して得
た未延伸モノフイラメントを液体熱媒、特にポリ
エチレングリコール中で多段で延伸するに際し、
次式を満足する条件で前記の延伸をする手段によ
つて、前記の目的を達成できる。 D(Tm−T1)/t1 2≧50 (i) t1+(n−2)t(o-1)+tn/D≦5 (ii) (n=2又は3) E1=3.0〜5.0 (iii) E1×{E(n−1)}(n-2)×En≧5.8 (iv) (n=2又は3) 2段延伸の時 T2≧T1 (v) 3段延伸の時 T3≧T2≧T1 (vi) (T1、T2、T3、t1、t2、t3、E1、E2、E3は前述
のとおり) 云わば、本発明は液体熱媒中で極めて短時間に
未延伸モノフイラメントの第1段延伸と第2段延
伸を行なうところに特徴がある。 本発明法を更に詳述する。 本発明の対象となるポリアミドはカプロアミド
成分を85モル%以上含む共重合ポリアミドであつ
てポリカプロアミドの融点より5〜30℃、好まし
くは10〜20℃低い融点を有するものである。 15%未満の共重合成分となるポリアミドとして
は、ポリヘキサメチレンアジパミド、ポリヘキサ
メチレンイソフタラミド、ポリヘキサメチレンセ
バカミド、ポリウンデカアミド、ポリドデカミ
ド、ポリヘキサメチレン−m−キシリレナミド、
ポリヘキサメチレン−p−アミノシクロヘキシル
メタミド等が用いられるが、特にポリヘキサメチ
レンアジパミド、ポリヘキサメチレンイソフタラ
ミド、なかんずくポリヘキサメチレンアジパミド
が好ましい。 またカプロアミド成分が85モル%以上を含む共
重合ポリアミドに他種のホモポリマ、および/あ
るいは共重合ポリアミドをブレンドして用いるこ
ともできる。共重合ポリマ種及び共重合比およ
び/あるいは混合ポリアミドの種類及び混合比の
選択の目安として、ポリカプロアミドの融点より
5〜30℃、好ましくは10〜20℃低い融点を有する
ポリマとして規定することができる。 なおポリアミドの融点は、チツプないしはバル
ク状ポリマーをパーキンエルマー社製DT−2B型
示差走査熱量計で窒素雰囲気中、昇温速度10℃/
分で測定した時の結晶融解ピーク温度とする。融
解ピークが幾つか重なつて出現する場合は、最も
吸熱ピークの高いピーク温度をもつて融点とす
る。 次に本発明の高強力モノフイラメントの製造方
法をプロセスを追つて説明する。 上記した特定の共重合ポリアミドを通常のエク
ストルーダ型又はプレツシヤーメルター型紡糸機
中で溶融し、口金を通して紡出する。共重合ポリ
マにはその重合過程又は重合後あるいは紡糸直前
に通常の添加剤を添加することができる。例えば
顔料、染料、耐光剤、紫外線吸収剤、酸化防止
剤、結晶化抑制剤、可塑剤等である。 紡出されたモノフイラメントは短かい気体ゾー
ンを通過したのち、低温の冷却液中で冷却され
る。冷却液は水、トリクロルエチレン、n−ヘキ
サン、ポリアミドに不活性な液体が用いられる。
冷却されたモノフイラメントは通常の方法で冷却
液を除去したのち、1段目の延伸ゾーンに入る。
延伸浴は加熱された液体熱媒を用い、延伸条件を
次のように設定する。 (i) D(Tm−T1)/t1 2≧50 (ii) t1+(n−2)tn−1+tn/D≦5(n=2又は 3) (iii) E1=3.0〜5.0 (iv) E1×{E(n−1)}(n-2)×En≧5.8 (n=2又は3) (v) 2段延伸の時 T2≧T1 (vi) 3段延伸の時 T3≧T2≧T1 製糸するモノフイラメントについて共重合ポリ
マの特性、繊度及び製糸速度にあわせて延伸浴温
度、延伸浴長が可変の装置を用いることが有利で
ある。最終捲取速度30〜200m/分の時、本発明
の延伸浴は、数cm〜1mのポリエチレングリコー
ル、ポリオルガノシロキサン、グリセリン等の液
体熱媒が満された短い延伸浴を用いることが特徴
である。特に分子量200〜500のポリエチレングリ
コールが満された延伸浴が好適である。 1段目延伸浴の通過時間は極めて短く、数cm〜
数10cmの延伸浴を用いて行なう。1段目の延伸条
件は上式の如く、モノフイラメントの繊度、延伸
浴通過時間(延伸速度、延伸浴長)、延伸温度に
対し、モノフイラメントの物理的特性及び製糸性
は極めて敏感である。二段目以降の延伸はそれぞ
れそれ以前の延伸条件より、高温にし、且つ、通
過時間を長くとることによつて満足されるが、ト
ータルの延伸浴通過時間は従来の方法より短く(ii)
式の通り設定する。又総合延伸倍率は5.8倍以上、
好ましくは6.0倍以上とする。本発明の延伸条件
では6.6倍以上、通常は6.8倍以上の延伸が可能で
あり、5.8倍以上の延伸倍率の設定は十分余裕の
ある条件といえる。 5.8倍未満の延伸倍率では本発明のポリアミド
モノフイラメントの直径範囲に於て結節強度は満
足しうるものの、直線強度が9.0g/d以上好ま
しくは9.2g/d以上となる特性を得ることは困
難である。 延伸倍率の設定は、それぞれ延伸浴の前後に設
置した2対のロール系を用いて通常の方法で行な
う。モノフイラメントとロールとの間のスリツプ
によつて不均一な延伸が生じないよう、延伸浴を
通過後、モノフイラメントの表面に付着した熱媒
液は除去したのち、次の延伸ロールを通過するよ
うにすることが有利である。例えばスポンジやフ
エルトの角に接触させ、同時に圧空を吹きつけて
除去する方法が採用される。熱媒中で多段延伸し
たモノフイラメントは、付着熱媒の完全な除去、
及び延伸によつてモノフイラメント中に生じた歪
を除去し、安定な繊維構造を形成させる為、弛緩
状態で温水浴を通過させる。通常50℃〜98℃に加
熱した温水浴を0.01〜10秒間通過させる。効果的
に歪を除き、モノフイラメントの繊維構造を固定
する為の好ましい条件は85〜98℃の温度で0.1〜
5秒間、延伸比0.90〜0.95で通過処理させる方法
である。 温水浴を通過したモノフイラメントは通常、柔
軟剤等の界面活性剤を付与したのち、捲きとられ
る。捲きとられたモノフイラメントは本発明のモ
ノフイラメントが有する高強力特性を保持しうる
条件下に、更に温水処理を施したのち製品にする
ことができる。例えば一旦綛状にし、80℃以下、
好ましくは60℃以下の温水中1分〜100分、好ま
しくは5〜30分程度の処理をすることにより、釣
糸としてスプール等に捲いた時の捲きぐせがつき
にくく、又岩づれ等を受けてもちぢれにくい等、
製品として好ましい特性を発揮する。 本発明の高強力モノフイラメントの製造は、本
発明で規定するポリマ及び製糸条件を忠実に行な
えば、モノフイラメントの直径のひろい範囲に渡
つて可能である。特に0.1〜0.75mmの直径を有す
る延伸モノフイラメントの製造に最適である。 本発明の高強力モノフイラメントの構造的特徴
は複屈折が50×10-3以上で示される如く高配向で
あり、一方モノフイラメントの表層非晶配向度が
0.7以下で、最も好ましい高強力特性を有するも
のは0.6以下である。 以上の方法は、従来法と次の点において明確に
相違する。 従来からナイロンモノフイラメントを得る方法
として、紡出冷却したモノフイラメントを高温の
PEG、グリセリン、シリコーン等の液体熱媒、
温水、水蒸気、空気浴等の浴中を通過させつつ、
1段又は2段以上に延伸する方法が提案されてい
る。 高温の液体浴中で未延伸モノフイラメントを一
挙に高倍率に延伸するいわゆる1段法は引張強度
と結節強度をバランスよく得る方法としてすぐれ
ているが、延伸のあらゆる管理要因を1段延伸中
に含む為、製糸条件の取り得る範囲が狭く工程管
理が困難である。通常、より高い強度を得ようと
して延伸倍率を上げるが、この方法では、ネツキ
ングポイント(延伸点)が浴外に出てしまい、高
強度を得る為のスムーズな延伸には制約があつ
た。即ち、従来以上の高強度糸を得る為のプロセ
スとしてはポテンシヤルを有していないことにな
る。 一方、多段延伸法は管理要因を2段以上に分け
ている為、安定に製糸することができ、又高倍率
延伸が可能となつて高い直線強度が得やすい方法
である。しかし、より高強度を得る為、従来、提
案されている多段延伸法で延伸倍率を上げていく
と、結節強度はむしろ低下してしまうので、やむ
を得ず高倍率まで延伸することを断念することに
なり、多段延伸のメリツトを活かすことがきない
状態であつた。 これに対して本発明はそれぞれの延伸法の特長
を活かす一方、欠点をなくして、高い直線強度と
結節強度が同時に得られ、且つ安定に製糸でき
る。 なお、本発明の直線強伸度及び結節強伸度はそ
れぞれJIS−L1070 5・1・1(標準引張強伸
度)、5・2・1(標準結節強伸度)測定方法に準
じて行なつた。 次に本発明の効果を実施例をもつて説明する。 実施例 1 98%硫酸1.0重量%溶液の25℃における相対粘
度(ηr)3.4のナイロン6/66=90/10(モル比)
共重合チツプ(融点Tm=210℃)を熱板型紡糸
機中で280℃で溶融し、孔径0.6mmの口金を通して
紡出した。10cmの空気区間を通過させたのち、−
5℃のトリクレン浴中で急冷しつつ10m/分の速
度で引取つた。引続いて160℃(T1)に加熱し
た。浴長5cmのポリエチレングリコール浴を通過
させつつ、4.50倍(E1)に延伸して1段目の延伸
を行なつた。(浴通過時間t1=0.109秒)更に浴温
(T2)200℃、浴長15cmのポリエチレングリコー
ル浴を通過させつつ1.42倍で2段目の延伸を行な
つた。(t2=0.165秒)次いでモノフイラメントに
付着したポリエチレングリコールを液切り装置で
除去したのち、浴温95℃、浴長70cmの温水浴を延
伸比0.95で通過させた。 通常の柔軟仕上剤(ポリエーテル型非イオン系
界面活性剤)を付与したのち捲取つた。得られた
モノフイラメントは187デニール、直径(D)0.150
mm、引張強度9.9g/d、引張伸度24.8%、結節
強度8.9g/d、結節伸度20.1%であつた。 本実施例による製糸条件を本発明で提案するパ
ラメータで示すと次のようになる。 (i) D(Tm−T1)/t1 2=357 (ii) t1+t2/D=1.83 (iii) E1=4.5 (iv) E1×E2=6.39 (v) T2=200℃ T1=160℃ 実施例 2 実施例1と同じチツプにN,N′−ビスステア
リルアジパミド0.2重量%を混合し、エクストル
ーダー型紡糸機で285℃の紡糸温度で紡出した。
口金は孔径2.5mmのものを用い、吐出量53.0g/
分とした。空気区間10cmを通過させたのち、5℃
の水浴で急冷し、25.1m/分の速度で引取つた。
引続きモノフイラメント表面の水を水切り装置で
除去したのち、浴温(T1)200℃、浴長20cmのポ
リエチレングリコール浴中を4.5倍に延伸しつ通
過させて1段延伸を行ない(t1=0.173秒)、続い
て浴温(T2)205℃、浴長100cmのポリエチレン
グリコール浴中を1.43倍で2段目の延伸を行ない
つつ通過させた(t2=0.438秒)。総合延伸比6.44
倍である。モノフイラメント表面のポリエチレン
グリコール液を除去したのち、浴温97℃、浴長4
mの温水浴中を延伸比0.95で通過させ、実施例1
と同様柔軟仕上剤を付与して捲取つた。捲取速度
は153m/分である。得られた製品モノフイラメ
ントは次の特性を有していた。 繊度3202デニール、直径0.622mm、引張強度9.4
g/d、引張伸度16.3%、結節強度6.6g/d、
結節伸度15.3%、 本発明で提案したパラメータで延伸条件を示す
と次の通りである。 (i) D(Tm−T1)/t1 2=208 (ii) t1+t2/D=0.98 (iii) E1=4.5 (iv) E1×E2=6.39 (v) T2=205℃ T1=200℃ 比較実施例 1 実施例2と同様に紡出冷却し、引取つた未延伸
モノフイラメントを引続く延伸プロセスを変えて
延伸した。浴温205℃、浴長2mのポリエチレン
グリコール浴で種々の倍率で1段延伸した。次い
でモノフイラメント表面のポリエチレングリコー
ル液を除去し、実施例2と同様、温水浴を通過さ
せたのち、柔軟仕上剤を付与して捲取つた。得ら
れた延伸モノフイラメントの特性は表1の通りで
あつた。
【表】
実施例3〜7及び比較例2〜8
口金孔径1.0mm、モノフイラメントの目標製品
繊度を700デニールとしたほかは実施例1と同様
の方法で紡出、冷却を行なつて引取り、ポリマ
種、1段延伸条件、2段延伸条件を種々変更して
製糸した。2段延伸を終了した後のプロセスは実
施例1と同じである。製糸条件を表2に得られた
延伸モノフイラメントの特性を表−3に示す。
繊度を700デニールとしたほかは実施例1と同様
の方法で紡出、冷却を行なつて引取り、ポリマ
種、1段延伸条件、2段延伸条件を種々変更して
製糸した。2段延伸を終了した後のプロセスは実
施例1と同じである。製糸条件を表2に得られた
延伸モノフイラメントの特性を表−3に示す。
【表】
【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 カプロアミド成分が85モル%以上からなる共
重合ポリアミドであつてポリカプラミドの融点よ
り5℃〜3℃低い[Tm(℃)]を有するポリアミ
ドからなる直径(D)0.1〜0.75mmの延伸モノフイラ
メントを製造する方法において、前記ポリアミド
を溶融紡糸後、冷却して得た未延伸モノフイラメ
ントを液体熱媒体中で多段で延伸するに際し、次
式を満足する条件で前記の延伸を行うことを特徴
とする高い直線強度および結節強度を有するポリ
アミドモノフイラメントの製造方法。 () D(Tm−T1)/t1 2≧50 () t1+(n−1)t(o-1)+to/D≦5 () E1=3.0〜5.0 () E1×{E(o-1)}n-2×Eo≧5.8 (n=2又は3) () 2段延伸の時 T2≧T1 () 3段延伸の時 T3≧T2≧T1 T1;1段目延伸浴温度(℃) T2;2段目延伸浴温度(℃) T3;3段目延伸浴温度(℃) t1;1段目延伸浴通過時間(秒) t2;2段目延伸浴通過時間(秒) t3;3段目延伸浴通過時間(秒) E1;1段目延伸倍率 E2;2段目延伸倍率 E3;3段目延伸倍率
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10710880A JPS5735014A (en) | 1980-08-06 | 1980-08-06 | Preparation of polyamide monofilament having high linear strength and knot strength |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10710880A JPS5735014A (en) | 1980-08-06 | 1980-08-06 | Preparation of polyamide monofilament having high linear strength and knot strength |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5735014A JPS5735014A (en) | 1982-02-25 |
| JPS6367565B2 true JPS6367565B2 (ja) | 1988-12-26 |
Family
ID=14450664
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10710880A Granted JPS5735014A (en) | 1980-08-06 | 1980-08-06 | Preparation of polyamide monofilament having high linear strength and knot strength |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5735014A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60164421A (ja) * | 1984-02-07 | 1985-08-27 | 東洋紡績株式会社 | 新規な釣糸 |
| US4521484A (en) * | 1984-06-07 | 1985-06-04 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Self-crimping polyamide filaments |
| US4921668A (en) * | 1987-10-13 | 1990-05-01 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Process for flame treating |
| WO2026049038A1 (ja) * | 2024-09-02 | 2026-03-05 | 株式会社クレハ | 水産資材用フィラメント |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE2528022A1 (de) * | 1975-06-24 | 1977-01-20 | Hoechst Ag | Verfahren zur herstellung von polyglycidylaethern |
| JPS52141337A (en) * | 1976-05-18 | 1977-11-25 | Tadao Kanou | Classifying device of crop |
| JPS597801B2 (ja) * | 1977-01-21 | 1984-02-21 | 三菱化学株式会社 | ポリアミドモノフイラメントの製造法 |
| JPS5427023A (en) * | 1977-08-03 | 1979-03-01 | Mitsubishi Chem Ind Ltd | Production of polyamide bristles |
-
1980
- 1980-08-06 JP JP10710880A patent/JPS5735014A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5735014A (en) | 1982-02-25 |
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