JPS642687B2 - - Google Patents

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JPS642687B2
JPS642687B2 JP22420684A JP22420684A JPS642687B2 JP S642687 B2 JPS642687 B2 JP S642687B2 JP 22420684 A JP22420684 A JP 22420684A JP 22420684 A JP22420684 A JP 22420684A JP S642687 B2 JPS642687 B2 JP S642687B2
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polyester
metal salt
acid metal
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sulfonic acid
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Motoyoshi Suzuki
Osamu Wada
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Teijin Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (a) 産業上の利用分野 本発明はポリエステル繊維の製造法、更に詳細
には後処理によつて特殊な筋状微細孔を形成し、
天然絹調の風合、特に天然半練絹調のドライ感と
きしみ感に優れ、且つ耐フイブリル性に優れた織
編物を与えることのできるポリエステル繊維の製
造法に関する。
(b) 従来技術 ポリエステル繊維は多くの優れた特性を有する
ために広く織編物として使用されている。
しかしながら、ポリエステル繊維よりなる織編
物はドライ感ときしみ感に乏しく、天然の絹織
物、なかでも天然の半練絹織物がもつ優れたドラ
イ感ときしみ感に比較して著しく相違している。
従来、ポリエステル繊維織編物の生産、加工技
術の進歩により、織編物のふくらみ感、ドレープ
性、反撥性の点では絹織編物にかなり近いものが
得られるようになつてきたが、ドライ感ときしみ
感の点では大きな差があり、絹織編物とポリエス
テル繊維織編物との決定的な差違の一つとなつて
いる。
ここで言うドライ感ときしみ感とは、絹織編物
なかでも特に半練絹織編物に特有のドライ感とき
しみ感をいい、ポリエステル繊維織編物がもつヌ
メリ感に対するものであるが、現在のところ定量
的な測定は困難であり、一般に織編物業者の触感
によつているのが普通である。
(c) 発明の目的 本発明者は、ポリエステル繊維織編物における
上記ヌメリ感を解消して、半練絹調の優れたドラ
イ感ときしみ感を呈するポリエステル織編物を提
供せんとして、ポリエステル繊維の原糸改質の面
から鋭意検討した結果、アルキルスルホン酸ナト
リウムの如きポリエステルと非反応性の有機スル
ホン酸金属塩を配合したポリエステルから溶融紡
糸して得た改良ポリエステル繊維を織編成して織
編物となし、しかる後アルカリ減量処理すること
によつて繊維の表面及び内部に繊維軸方向に配向
した筋状の微細孔を多数形成させることができ、
かかる筋状微細孔の形成によつて繊維間できしみ
等が起こるようになるためか、得られた織編物が
優れたドライ感ときしみ感を呈するようになるこ
とを知り、既に提案した(例えば特開昭56−
144237号公報)。
しかしながら、このようにして得られた筋状の
微細孔を有するポリエステル繊維は、摩擦等の物
理的な外力によつてフイブリル化し易く、フイブ
リル化した部分が白化して見える欠点があるた
め、用途によつては、例えば経緯強撚のジヨーゼ
ツト織物分野等では、使用が制限される問題点が
あつた。
本発明者は、上記したフイブリル化の欠点がな
く、且つドライ感ときしみ感に優れたポリエステ
ル織編物を与えることのできるポリエステル繊維
を提供せんとして更に鋭意検討した結果、ポリエ
ステルに配合する添加剤としてポリエステルと非
反応性の有機スルホン酸金属塩と共に、ステアリ
ン酸カルシウムの如き高級脂肪酸金属塩を併用す
ることによつて上記目的が達成できることを知つ
た。この理由については明らかではないが、上記
有機スルホン酸金属塩と高級脂肪酸金属塩との特
殊な相互作用によつて、ポリエステル繊維内部
での有機スルホン酸金属塩の分散状態が高級脂肪
酸金属塩の分散剤作用によつて、より微細化され
たものになる、ポリエステル繊維内部に分散し
ている有機スルホン酸金属塩とポリエステルとの
界面の接着力が、高級脂肪酸金属塩の界面活性剤
作用によつて向上する等と関係するものと考えら
れる。
本発明はこれらの知見に基づいて更に重ねて検
討した結果完成した。
(d) 発明の構成 即ち、本発明はポリエステルを溶融紡糸して繊
維を製造するに当り、溶融紡糸が終了するまでの
任意の段階で該ポリエステルと非反応性の有機ス
ルホン酸金属塩及び炭素数8〜32の高級脂肪酸金
属塩を添加することを特徴とするポリエステル繊
維の製造法である。
本発明でいうポリエステルは、テレフタル酸を
主たる酸成分とし、少なくとも1種のグリコー
ル、好ましくはエチレングリコール、トリメチレ
ングリコール、テトラメチレングリコールから選
ばれた少なくとも1種のアルキレングリコールを
主たるグリコール成分とするポリエステルを主た
る対象とする。
また、テレフタル酸成分の一部を他の二官能性
カルボン酸成分で置換えたポリエステルであつて
もよく、及び/又はグリコール成分の一部を主成
分以外の上記グリコール、若しくは他のジオール
成分で置換えたポリエステルであつてもよい。
ここで使用されるテレフタル酸以外の二官能性
カルボン酸としては、例えばイソフタル酸、ナフ
タリンジカルボン酸、ジフエニルジカルボン酸、
ジフエノキシエタンジカルボン酸、β−ヒドロキ
シエトキシ安息香酸、p−オキシ安息香酸、5−
ナトリウムスルホイソフタル酸、アジピン酸、セ
バシン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸
の如き芳香族、脂肪族、脂環族の二官能性カルボ
ン酸をあげることができる。また、上記グリコー
ル以外のジオール化合物としては例えばシクロヘ
キサン−1,4−ジメタノール、ネオペンチルグ
リコール、ビスフエノールA、ビスフエノールS
の如き脂肪族、脂環族、芳香族のジオール化合物
およびポリオキシアルキレングリコール等をあげ
ることができる。
更にポリエステルが実質的に線状である範囲
(通常1モル%以下)でトリメリツト酸、ピロメ
リツト酸の如きポリカルボン酸、グリセリン、ト
リメチロールプロパン、ペンタエリスリトールの
如きポリオールが共重合されていても差支えな
い。
かかるポリエステルは任意の方法によつて合成
したものでよい。例えばポリエチレンテレフタレ
ートについて説明すれば、通常、テレフタル酸と
エチレングリコールとを直接エステル化反応させ
るか、テレフタル酸ジメチルの如きテレフタル酸
の低級アルキルエステルとエチレングリコールと
をエステル交換反応させるか又はテレフタル酸と
エチレンオキサイドとを反応させるかしてテレフ
タル酸のグリコールエステル及び/又はその低重
合体を生成させる第1段階の反応と、第1段階の
反応生成物を減圧下加熱して所望の重合度になる
まで重縮合反応させる第2段階の反応によつて製
造される。
上記ポリエステルに混合する有機スルホン酸金
属塩としては、該ポリエステルと非反応性の有機
スルホン酸金属塩であれば特に制限する必要はな
いが、例えば下記一般式 RSO3M で表わされる有機スルホン酸金属塩が好ましく使
用される。
上記式中、Rは炭素数3〜30のアルキル基又は
炭素数7〜40のアリール基若しくはアルキルアリ
ール基であり、Rがアルキル基又はアルキルアリ
ール基であるときは、直鎖状又は分岐した側鎖を
有してもよい。Mは金属であつて、アルカリ金属
又はアルカリ土類金属が好ましい。かかる有機ス
ルホン酸金属塩は単一の化合物である必要はな
く、例えば各種のアルキル基又はアルキルアリー
ル基を有するスルホン酸金属塩の混合物であつて
もよい。
このような有機スルホン酸金属塩の好ましい具
体例としてはステアリルスルホン酸ナトリウム、
オクチルスルホン酸ナトリウム、ドデシルスルホ
ン酸ナトリウム、炭素数の平均が14であるアルキ
ルスルホン酸ナトリウムの混合物、炭素数の平均
が15であるアルキルスルホン酸ナトリウムの混合
物、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム等を
あげることができる。
上記有機スルホン酸金属塩の添加量は、ポリエ
ステル100重量部当り0.3〜30重量部の範囲が好ま
しい。添加量が0.3重量部より少ないと最終的に
得られるポリエステル繊維のドライ感と、きしみ
感が充分でなく、30重量部より多いとポリエステ
ルとの混合工程溶融紡糸工程等における工程通過
性が悪くなるので好ましくない。特に0.5〜7重
量部の範囲が好ましい。
有機スルホン酸金属塩の添加時期は、ポリエス
テルの溶融紡糸工程が終了する以前の任意の段階
でよく、例えばポリエステルの原料中に添加配合
しても、ポリエステルの合成中に添加しても、ま
た合成終了後から溶融紡糸するまでの間に添加し
てもよい。いずれにしても添加後溶融状態で混合
されるようにするのが好ましい。
上記有機スルホン酸金属塩と併用する炭素数8
〜32の高級脂肪酸金属塩としては、例えばカプリ
ン酸、ウンデカン酸、ラウリン酸、トリデカン
酸、ミリスチン酸、ペンダデカン酸、パルミチン
酸、ヘプタデカン酸、ステアリン酸、ノナデカン
酸、アラキジン酸、ペヘン酸、リグノセリン酸、
セロチン酸、ヘプタコサン酸、モンタン酸、オレ
イン酸、リノール酸、リノレン酸、エレオステア
リン酸、リシノール酸、アラキドン酸、リカン酸
のリチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウ
ム、セシウム、ペリリウム、マグネシウム、カル
シウム、ストロンチウム、バリウム、ラジウム、
亜鉛、カドミウム、水銀、コバルト、セリウム、
マンガン、ニツケル塩等をあげることができ、な
かでもステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マ
グネシウム、ステアリン酸亜鉛、モンタン酸カル
シウム、モンタン酸マグネシウム、モンタン酸亜
鉛を特に好ましい具体例としてあげることができ
る。これらの高級脂肪酸金属塩は1種のみ単独で
用いても、2種以上併用してもよい。
かかる高級脂肪酸金属塩の添加量は、ポリエス
テル100重量部当り0.001〜5重量部の範囲が好ま
しい。添加量が0.001重量部より少ないと最終的
に得られるポリエステル繊維の耐フイプリル性が
不充分となり、この量を多くするに従つて耐フイ
ブリル性は向上するが、5重量部を越えて用いる
と最早耐フイブリル性は著しい向上を示さず、か
えつてポリエステル繊維の粘度低下や着色、ヘー
ズの増加をもたらすので好ましくない。特に0.01
〜1.0重量部の範囲が好ましい。。
上記高級脂肪酸金属塩の添加時期は、前記有機
スルホン酸金属塩の添加時期と同様に、ポリエス
テルの溶融紡糸が終了するまでの任意の段階でよ
い。有機スルホン酸金属塩と高級脂肪酸金属塩と
は同期に添加しても、それぞれを異なる添加時期
に添加してもよく、その添加順序も任意でよい。
好ましい添加方法としては、例えば、 前記ポリエステル製造の第2段階の反応中
に、有機スルホン酸金属塩と高級脂肪酸金属塩
とをグリコール希釈混合物となして同時に添加
する方法、 有機スルホン酸金属塩(又は高級脂肪酸金属
塩)含有ポリエステルと高級脂肪酸金属塩(又
は有機スルホン酸金属塩)とを、若しくは有機
スルホン酸金属塩含有ポリエステルと高級脂肪
酸金属塩含有ポリエステルとを夫々粉粒状で混
合し、そのまま又は一旦チツプ化して紡糸工程
に供給する方法、 有機スルホン酸金属塩(又は高級脂肪酸金属
塩)含有ポリエステルと高級脂肪酸金属塩(又
は有機スルホン酸金属塩)とを、若しくは有機
スルホン酸金属塩含有ポリエステルと高級脂肪
酸金属塩含有ポリエステルとを夫々溶融状態で
合流してスタチツクミキサー、押出スクリユウ
等により混合し、そのまま又は一旦チツプ化し
て紡糸工程に供給する方法、 ポリエステル、有機スルホン酸金属塩及び高
級脂肪酸金属塩の3者を夫々粉粒状で混合し、
そのまま又は一旦チツプ化して紡糸工程に供給
する方法、 ポリエステル、有機スルホン酸金属塩及び高
級脂肪酸金属塩の3者を夫々溶融状態で合流し
てスタチツクミキサー、押出スクリユウ等によ
り混合し、そのまま又は一旦チツプ化して紡糸
工程に供給する方法、 等をあげることができる。
かくして得られるポリエステル、有機スルホン
酸金属塩及び高級脂肪酸金属塩とからなる混合物
を溶融紡糸するには、格別な方法を採用する必要
はなく、任意のポリエステル繊維の溶融紡糸方法
が採用される。この場合得られるポリエステル繊
維は中空部を有しない中実繊維であつても、中空
部を有する中空繊維であつてもよい。また、繊維
の横断面における外形や中空部の形状は円形であ
つても異形であつてもよい。更に上記のポリエス
テル混合物と通常のポリエステルとからなり、ポ
リエステル混合物を鞘成分とし、通常ポリエステ
ルを芯成分とする芯鞘型複合繊維であつても、上
記ポリエステル混合物と通常ポリエステルとから
なる2層又はそれ以上の多層のサイド・バイ・サ
イド型複合繊維であつてもよい。
このようにして得られるポリエステル繊維は、
必要に応じて延伸熱処理又は仮撚加工等を施した
後、又は更に布帛にした後アルカリ化合物の水溶
液で処理することによつて、その一部が除去され
て繊維表面及び内部に、繊維軸方向に配向した筋
状微細孔が多数形成され、天然の絹、特に天然の
半練絹に匹敵するドライ感ときしみ感を呈すると
共に、耐フイブリルが格段に改善されたポリエス
テル繊編物を与えることができる。
かかるアルカリ処理に際して使用するアルカリ
化合物としては水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、テトラメチンアンモニウムハイドロオキサイ
ド、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等をあげるこ
とができる。
上記アルカリ化合物の水溶液の濃度は、アルカ
リ化合物の種類、処理条件等によつて異なるが、
通常0.01〜40重量%の範囲が好ましく、特に0.1
〜30重量%の範囲が好ましい。処理温度は常温〜
100℃の範囲が好ましく、処理時間は1分〜4時
間の範囲で通常行われる。また、このアルカリ化
合物の水溶液の処理によつて溶出除去する量は、
繊維重量に対して2重量%以上の範囲が好まし
い。
なお、本発明の方法により得られるポリエステ
ル繊維には、必要に応じて任意の添加剤、例えば
触媒、着色防止剤、耐熱剤、耐燃剤、螢光増白
剤、艶消剤、着色剤等が含まれていてもよい。
(e) 発明の効果 以上説明したように、本発明にあつては、ポリ
エステル繊維を製造するに際してポリエステルと
非反応性の有機スルホン酸金属塩と炭素数8〜32
の高級脂肪酸金属塩を併用するものであり、最終
的に得られるアルカリ処理後のポリエステル織編
物が天然の絹、特に天然の半練絹に匹敵するドラ
イ感ときしみ感及び深みのある落ついた光沢を呈
すると共に、高級脂肪酸金属塩を併用しないとき
に較べて布帛の耐フイブリル性が格段に改善され
る。
(f) 実施例 以下に実施例をあげて更に説明する。実施例中
の部及び%は重量部及び重量%を示し、得られる
ポリエステル繊維の耐フイブリル性は以下の方法
で測定した。
<耐フイブリル性> 摩擦堅牢度試験用の学振型平面摩耗機を使用し
て、摩擦布としてポリエチレンテレフタレート繊
維100%からなるジヨーゼツトを用い、灰色に染
色した試験布を500gの荷重下で300回平面摩耗し
て、変色の発生の程度を変褪色用のグレースケー
ルで判定した。耐摩耗性が極めて低い場合を1級
とし、極めて高い場合を5級とした。実用上4級
以上が必要である。
実施例 1 テレフタル酸ジメチル100部、エチレングリコ
ール60部及び酢酸カルシウム1水塩0.06部をエス
テル交換缶に仕込み、窒素ガス雰囲気下4時間か
けて140℃から230℃まで昇温して生成するメタノ
ールを系外に留去しながらエステル交換反応させ
た。続いて得られる反応生成物にリン酸トリメチ
ル0.05部及び三酸化アンチモン0.04部を添加して
重合缶に移した。次いで1時間かけて760mmHgか
ら1mmHgまで減圧し、同時に1時間30分かけて
230℃から285℃まで昇温した。この減圧過程にお
いて真空度が30mmHgにに到達した時点で、炭素
数8〜20で平均炭素数が14であるアルキルスルホ
ン酸ナトリウム1.0部、ステアリン酸カルシウム
0.2部及びエチレングリコール1.0部の混合物を添
加した。1mmHg以下の減圧下、重合温度285℃で
3時間重合して極限粘度0.640、軟化点263℃のポ
リマーを得た。反応終了後ポリマーを常法に従い
チツプ化した。
このチツプを常法により乾燥し、孔径0.3mmの
円形紡糸孔を36個穿設した紡糸口金を使用して
290℃で溶融紡糸し、次いで常法に従つて延伸倍
率3.5倍で延伸して75デニール/36フイラメント
の原糸を得た。
この原糸にS撚2500T/m及びZ撚2500T/m
の強撚を施し、続いて該強撚糸を80℃で30分間蒸
熱処理して撚止めを行つた。
この撚止め強撚糸を経密度47本/cm、緯密度32
本/cmでS、Z撚を2本交互に配して梨地ジヨー
ゼツト織物を製織した。
得られた生機をロータリーワツシヤーにて沸騰
温度で20分間リラツクス処理を施してシボ立てを
行い、常法によりプリセツト後、3.5%の水酸化
ナトリウム水溶液で沸騰温度にて処理し、減量率
が20%の布帛を得た。
この布帛を常法に従つてKayalon Polyester
Grey(保土谷化学(株)製品)3.5%owfで130℃で60
分間染色後、水酸化ナトリウム1g/及びハイ
ドロサルフアイト1g/を含む水溶液にて70℃
で20分間還元洗浄してグレーの染色布を得た。
この布帛は天然の半練絹に匹敵する優れたドラ
イ感ときしみ感、深みのある落ちついた光沢及び
高級な色調を呈した。摩擦300回後の耐フイブリ
ル性は4〜5級と良好であつた。
実施例 2 実施例1において高級脂肪酸金属塩として使用
したステアリン酸カルシウムに代えてステアリン
酸亜鉛を使用する以外は実施例1と同様に行つ
た。
得られた布帛は絹様の優れたドライ感ときしみ
感を呈し、耐フイブリル性は4〜5級と良好であ
つた。
実施例 3 実施例1において高級脂肪酸金属塩として使用
したステアリン酸カルシウム0.2部に代えてステ
アリン酸マグネシウム0.1部を使用する以外は実
施例1と同様に行つた。
得られた布帛はドライ感ときしみ感に優れ、耐
フイブリル性は4〜5級と良好であつた。
実施例 4 実施例1において高級脂肪酸金属塩として使用
したステアリン酸カルシウムに代えてモンタン酸
カルシウム0.3部を使用する以外は実施例1と同
様に行つた。
得られた布帛は半練絹に優るともに劣らないド
ライタツチのものであつた。耐フイブリル性は4
級と良好であつた。
実施例 5 実施例1において有機スルホン酸金属塩として
使用したアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム
に代えてドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム
を2部使用し、またステアリン酸カルシウムの使
用量を0.6部とする以外は実施例1と同様に行つ
た。
得られた布帛は絹様のドライ感ときしみ感を有
しており、耐フイブリル性は4級と合格であつ
た。
実施例 6 実施例1において高級脂肪酸金属塩として使用
したステアリン酸カルシウムを使用しない以外は
実施例1と同様に行つて平均炭素数14のアルキル
スルホン酸ナトリウム1.0%を含有する極限粘度
0.650、軟化点263℃のポリエステルチツプを得
た。
このチツプ100部を常法により乾燥し、別に乾
燥したステアリン酸カルシウム粉末0.2部ととも
にナウタ・ミキサー(細川鉄工所製)に仕込み、
10分間ドライブレンドした後、二軸のスクリユウ
式押出機を用いて285℃で溶融混練してチツプ化
した。
このチツプを用いて以下実施例1と同様にチツ
プ乾燥、溶融紡糸、延伸、強撚、撚止め、製織、
シボ立て、プリセツト、アルカリ減量処理、染
色、還元洗浄を行つた。
ドライ感ときしみ感が際立つて良好でマイルド
な光沢の半練絹調の布帛が得られた。この布帛の
耐フイブリル性は4〜5級と良好であつた。
比較例 1 実施例1で高級脂肪酸金属塩として使用したス
テアリン酸カルシウムを使用しない以外は実施例
1と同様に行つた。
得られた布帛はヌメリのない良好なドライタツ
チのものであつたが、耐フイブリル性が3級と不
良であり、梨地ジヨーゼツト織物として実用に耐
えないものであつた。
比較例 2 実施例5で高級脂肪酸金属塩として使用したス
テアリン酸カルシウムを使用しない以外は実施例
1と同様に行つた。
得られた布帛のドライ感ときしみ感は優れたも
のであつたが、耐フイブリル性が2〜3級と不良
レベルであつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ポリエステルを溶融紡糸して繊維を製造する
    に当り、溶融紡糸が終了するまでの任意の段階で
    該ポリエステルと非反応性の有機スルホン酸金属
    塩及び炭素数8〜32の高級脂肪酸金属塩を添加す
    ることを特徴とするポリエステル繊維の製造法。 2 有機スルホン酸金属塩の添加量が、ポリエス
    テル100重量部当り0.3〜30重量部である特許請求
    の範囲第1項記載のポリエステル繊維の製造法。 3 有機スルホン酸金属塩が、下記一般式 RSO3M 〔式中、Rは炭素数3〜30のアルキル基又は炭素
    数7〜40のアリール基若しくはアルキルアリール
    基、Mはアルカリ金属又はアルキル土類金属を示
    す。〕 で表わされる有機スルホン酸金属塩である特許請
    求の範囲第1項又は第2項記載のポリエステル繊
    維の製造法。 4 炭素数8〜32の高級脂肪酸金属塩の添加量
    が、ポリエステル100重量部当り0.001〜5重量部
    である特許請求の範囲第1項〜第3項のいずれか
    1項記載のポリエステル繊維の製造法。
JP22420684A 1984-10-26 1984-10-26 ポリエステル繊維の製造法 Granted JPS61108721A (ja)

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