JPS643182B2 - - Google Patents

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JPS643182B2
JPS643182B2 JP5528280A JP5528280A JPS643182B2 JP S643182 B2 JPS643182 B2 JP S643182B2 JP 5528280 A JP5528280 A JP 5528280A JP 5528280 A JP5528280 A JP 5528280A JP S643182 B2 JPS643182 B2 JP S643182B2
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dioxane
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chloride
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Atsushaa Gerudo
Riidoru Kuruto
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Sandoz GmbH
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Biochemie GmbH
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、式 〔式中、Rは水素またはヒドロキシ、特に4―
ヒドロキシである。〕 の化合物の製造法に関する。
式の化合物は、不斉炭素原子を有し、ラセミ
DL形でまたは異性DもしくはL形で存在してよ
い。本発明は特にD形異性体に関するが、これに
限定されるものではない。
式の化合物は、β―ラクタム抗生物質の製造
のための中間体として公知である。該化合物は例
えば、式A の6―アミノペニシラン酸(6―APA)または
その塩もしくは保護体と反応させて、式B 〔式中、Rは前記と同意義。〕 の有用なペニシリン類またはその塩もしくは保護
体(これは続く工程でまたは反応液中で脱保護さ
れてよい)を製造するのに用いることができる。
この方法における該化合物の使用については、多
くの刊行物に説明されている。D形異性体でRが
水素または4―ヒドロキシである当該化合物は、
周知の半合成ペニシリン類アンピシリンおよびア
モキシシリンに上記方法で変化させることができ
るので、特に有用なものである。
同様に、当該化合物は、式C 〔式中、Xは水素、アセトキシ、または公知セ
フアロスポリン抗生物質で用いられる他の基(例
えば―SZ(Zはヘテロ環、例えば1,2,3―ト
リアゾール―5―イル))である。〕 の7―アミノセフアロスポラン酸類またはその誘
導体、またはその塩もしくは保護体と反応させ
て、式D 〔式中、RおよびXは前記と同意義。〕 の有用なセフアロスポリン類またはその塩もしく
は保護体(これは続く工程でまたは反応液中で脱
保護されてよい)を製造するのに用いることがで
きる。この方法における該化合物の使用について
も、多くの刊行物に説明されている。D形異性体
でRが水素または4―ヒドロキシである式の化
合物は、例えば周知の半合成セフアロスポリン抗
生物質セフアレキシン(R=H,X=H)、セフ
アログリシン(R=H,X=アセトキシ)または
セフアトリジン(R=4―OH,X=1,2,3
―トリアゾール―5―イル)に上記方法で変化さ
せることができるので、特に有用なものである。
式の化合物、特にRが水素、殊に4―ヒドロ
キシであるものは、その製造においていくつかの
困難性がある。一般に使用されている公知の方法
は、Helv.Chim.Acta39.1525〜1528頁(1958年)
に述べられており、次の反応式に従つて進行す
る。
〔式中、Yはアミノ酸の残基である。〕 D―(―)―4―ヒドロキシフエニルグリシル
クロライド塩酸塩の製造に使用されるこの方法
は、西ドイツ特許公開第2364192号に開示、特許
請求されており、これは無水条件下実施され、過
剰なホスゲンはLeuck無水物Fの形成後に反応混
合物から除去され、大過剰の塩化水素ガスが使用
される。同じ方法がD―(―)―4―ヒドロキシ
フエニルグリシルクロライド塩酸塩ジオキサン半
溶媒化物の製造に西ドイツ特許公開第2527235号
に開示、特許請求されている。
この公知方法にはいくつかの欠点がある。第一
は、ホスゲン(これは高い毒性である)を使用し
て反応を行わなければならないことの困難性であ
り、第二は、Leuck無水物F(これはホスゲンの
存在下で不安定であるので)の形成後に反応混合
物から過剰のホスゲンを除去する必要であること
であり、第三は、比較的強い条件(中間体Fの形
成には好ましくは60〜80℃)を採用しなければな
らず、このことは最終生成物の収量および純度を
低下させる傾向にあることである。
従来技術は、例えば英国特許第1241844号にも
開示されており、遊離のグリシンを五塩化リン次
いで塩化水素ガスと反応させてD―(―)―4―
ヒドロキシフエニルグリシルクロライド塩酸塩を
得る方法である。しかし、上記西ドイツ特許公開
第2527235号に説明されているように、この方法
は、ペニシリン類およびセフアロスポリン類の大
スケールの製造に使用できないような貧弱な物性
を有する生成物を形成する。更に、収量が必常に
低い。
本発明の目的はこのような欠点を解消すること
にある。
更に詳しくは、本発明は、式 〔式中、Rは前記と同意義。R1は直鎖または
分枝状の低級アルキルまたはベンジルである。〕 の化合物をチオニルクロライドと反応させ、そし
て得られる生成物を塩化水素ガスと反応させるこ
とから成る、式の化合物の製造法を提供する。
R1が低級アルキルである場合、これは炭素数
1〜6、特に1〜4を有することが好ましい。更
に好ましくは、分枝状の特にイソプロピルであ
る。
本発明方法の第1段階は、無水条件下で、炭化
水素(例えばn―ヘキサン)、塩素化炭化水素
(例えばメチレンクロライド)、エステルまたはエ
ーテル(例えばジオキサン)のような不活性有機
溶媒中で実施するのが適当である。好適には、当
該段階は、トリクロロ酢酸、トリフルオロ酢酸、
p―トルエンスルホン酸またはメタンスルホン酸
のような強度の存在下に実施する。酸は触媒量か
ら当量の範囲で存在させることが有利である。有
利には、チオニルクロライドを式の化合物、不
活性溶媒および強度の混合物に約0℃の温度で加
える。次いで、反応混合物は、反応が完結するま
で30℃から混合物の還流温度の温度で維持するこ
とが適当である。反応時間は典型的には、約1〜
4時間である。
得られる中間生成物は、公知方法で反応混合物
から分離し、精製することができる。しかし、他
方では、精製することなく当該方法の第2段階に
使用されてもよい。この段階では、中間体または
これを含む混合物を、不活性溶媒、好ましくはエ
ーテル(例えばテトラヒドロフラン、ジオキサ
ン)、ジアルキルエーテル(例えばジエチルエー
テル、ジイソプロピルエーテル、ジ―n―ブチル
エーテル、アニソール、テトラヒドロフラン)、
芳香族炭化水素(例えばトルエン)、エステル
(例えば酢酸ブチル)、または塩素化炭化水素(例
えばメチレンクロライド)中に溶かしこむのが適
当である。
次いで、この混合物に塩化水素ガスを導入する
ことが適当である。この段階は、0℃から室温の
温度で実施することが有利である。好ましくは、
混合物が比較的低温、例えば−5〜+10℃で飽和
されるまで、塩化水素を最初の短期間に導入す
る。所望であれば、次いで混合物に所望生成物を
播種してもよい。好適には、次いで弱い流れの
HClガスを室温で適当時間、例えば15時間以下に
わたつて導入する。
得られる生成物は、通常の方法で分離、精製し
てよい。当該方法の第2段階の反応混合物が溶媒
または助溶媒としてジオキサンを含むときは、生
成物はジオキサン半溶媒化物の形成をもたらす。
しかし、ジオキサンが存在せず、溶媒が例えばジ
アルキルエーテル、テトラヒドロフラン、アニソ
ール、芳香族炭化水素、エステルまたは塩素化炭
化水素から成るときは、溶媒化物のない生成物が
得られる。溶媒化物のない生成物を製造するのに
好ましい溶媒は、ジアルキルエーテル類(特にジ
エチル―、ジイソプロピル―またはジ―n―ブチ
ル―エーテル)、テトラヒドロフラン、アニソー
ル、エステル類(好ましくは酢酸ブチル)、およ
び塩素化炭化水素類(例えばメチレンクロライ
ド)、またはそれらの混合物である。
比較的純粋なまたは結晶性の、溶媒化物のない
D―(―)―4―ヒドロキシフエニルグリシルク
ロライド塩酸塩は、この生成物が一見したところ
では西ドイツ特許公開第2364192号に説明されて
いるが、その中で特に述べられている手段はすべ
てジオキサンと共に操作され、得られる生成物は
すべての場合においてジオキサン半溶媒化物であ
ると考えられるので、実際には新規なものである
と考えられる。他の公知生成物は、非結晶性/不
純な生成物で得られる。
本発明の方法は、Rがヒドロキシ、特に4―ヒ
ドロキシである式の化合物に適用するときに特
に、更に化合物D―(―)―4―ヒドロキシフエ
ニルグリシルクロライド塩酸塩に適用するときに
特に、新規であり且つ意外なものである。チオニ
ルクロライドまたは五塩化リンを使用するフエニ
ルグリシンおよび置換フエニルグリシンの酸クロ
ライド塩酸塩の製造法は公知であるが、この方法
は少なくともヒドロキシ置換フエニルグリシンに
は不満足な方法であることが、西ドイツ特許公開
第2364192号に述べられている。従つて、第1段
階で例えばチオニルクロライドそして第2段階で
HClガスを使用する本発明方法が最終生成物を好
収量および好純度でもたらすということは、予想
外のことである。
また、本発明方法は、高い毒性物質のホスゲン
を使用せず、また第1段階後に該剤の除去を必要
としないことで、上述のホスゲンを使用する方法
に比べ明らかに有利である。
従来技術のホスゲン法も本発明方法もいずれも
ホスゲンとチオニルクロライドを交換できないと
いうことが判明したので、本発明方法は更に一層
驚くべきことである。従来法では、ホスゲンをチ
オニルクロライドと置きかえても反応しない。本
発明方法では、ホスゲンをチオニルクロライドに
代え使用しても反応しない。
事実、本発明方法は、ホスゲン法とは異なつた
メカニズムと反応経路を有するものと考えられ
る。本発明方法に包含される中間体の正確な性質
は確立されていないが、少なくともRがヒドロキ
シである化合物の製造に適用するときに、ホス
ゲン法で形成されるLeuck無水物と同じでないこ
とが入手データによつて示される。
出発物質として使用する式のある種の化合
物、特にR1がイソプロピルである化合物は、新
規である。式の化合物は、例えば式 〔式中、Rは前記と同意義。〕 の化合物の塩を式 X―CO―O―R1 〔式中、R1は前記と同意義。Xは残基(例え
ば塩素、臭素、ヨウ素、アジドまたはトシル)で
ある。〕 の化合物と反応させて製造してもよい。
当該方法は、例えば以後の実施例に示す如く公
知の方法で実施してよい。
次に実施例を挙げて本発明を具体的に説明す
る。
実施例1: D―(―)―4―ヒドロキシフエニルグリシル
クロライド塩酸塩(ジオキサン半溶媒化物) 25gのD―(―)―N―イソプロポキシカルボ
ニル―4―ヒドロキシフエニルグリシンを250ml
の塩化メチレンに懸濁し、その混合物に16gのト
リクロロ酢酸を加える。16mlの塩化チオニルを氷
冷却および撹拌しながら加え、次いで10分後混合
物を室温まで加温せしめ、2〜3時間撹拌する
と、出発原料はもはやTLCで確認できなくなる。
溶媒の蒸発後、残渣を300mlの酢酸アルキルに採
取し、溶液を150mlの水次いで100mlの塩水で1回
づつ振とうさせる。Na2SO4で乾燥後、混合物を
蒸発させ、残渣を160mlの乾燥ジオキサンおよび
80mlのトルエンに採取する。氷冷却しながら、
HClガスを飽和になるまで混合物に導入する。播
種および室温で撹拌後、ほどなく結晶化が始ま
る。一晩中撹拌した後、表記化合物の結晶を取
し、IRで確認する。収率28%。
実施例2: D―(―)―フエニルグリシルクロライド塩酸
塩(ジオキサン半溶媒化物) 2.5gのD―(―)―N―イソプロポキシフエ
ニルグリシン、25mlの塩化メチレン、0.8gのト
リクロロ酢酸および1.2mlの塩化チオニルを、実
施例1に記載と同様な反応に供する。3時間の反
応後、混合物を冷却し、5mlのジオキサンを加え
およびHClガスを飽和になるまで混合物に導入す
る。播種後、混合物を室温で数時間撹拌し、次い
で生成物を単離する。収率60%。
実施例3: D―(―)―4―ヒドロキシフエニルグリシル
クロライド塩酸塩(ジオキサン半溶媒化物) 2.5gのD―(―)―N―イソプロポキシカル
ボニル―4―ヒドロキシフエニルグリシン、0.8
gのトリクロロ酢酸および25mlのn―ヘキサン
を、氷冷却しながら1.2mlの塩化チオニルと混合
し、次いで混合物を1時間還流する。混合物を回
転エバポレータで蒸発させ、残渣を16mlのジオキ
サンおよび8mlのトルエンに取る。冷却しなが
ら、HClガスで飽和、播種および室温で数時間撹
拌した後、生成物を取し、ジオキサン/トルエ
ン(1:1)で次いで少量の塩化メチレンで洗
い、乾燥する。生成物をIRおよびメチルエステ
ルの生成(TLC)で確認する。収率27%。
実施例4: D―(―)―4―ヒドロキシフエニルグリシル
クロライド塩酸塩(ジオキサン半溶媒化物) 12.5gのD―(―)―N―イソプロポキシカル
ボニル―4―ヒドロキシフエニルグリシンを125
mlの塩化メチレンに懸濁し、4gのトリクロロ酢
酸および8mlの塩化チオニルを加える。混合物を
撹拌および脱水しながら、適当な還流下5時間加
熱し、次いで5℃に冷却する。25mlのジオキサン
を加え、HClガスを30分導入する。播種後、混合
物を結晶化が始まるまで室温で撹拌する。次い
で、HClガスの弱流を6時間吹きこむ。表記化合
物の不活性ガス流フイルター(gas―flushed
filter)で取し、少量の塩化メチレンで洗い、
P2O5で乾燥する。収率78%。
実施例5: D―(―)―4―ヒドロキシフエニルグリシル
クロライド塩酸塩(ジオキサン半溶媒化物) 2.25gのD―(―)―N―メトキシカルボニル
―4―ヒドロキシフエニルグリシンを20mlのジオ
キサンに溶解し、0.02gのトリクロロ酢酸を加え
る。5mlのジオキサン中の0.8mlの塩化チオニル
を滴下後、混合物を脱水分しながら50℃で4時間
撹拌する。次いで、混合物を8mlのトルエンと混
合し、約0℃に冷却し、HClガスを1時間導入す
る。冷却手段を除去し、播種後、混合物を室温で
数時間撹拌する。沈殿物を取し、塩化メチレン
で洗い、乾燥する。収率27%。
実施例6: D―(―)―4―ヒドロキシフエニルグリシル
クロライド塩酸塩(ジオキサン半溶媒化物) 2.25gのD―(―)―N―メトキシカルボニル
―4―ヒドロキシフエニルグリシンを25mlの塩化
メチレンに懸濁し、0.8mlのトリクロロ酢酸を加
え、そして1.4mlの塩化チオニルを撹拌しながら
室温で滴下する。混合物を脱水分および撹拌しな
がら、適当な還流下4〜5時間加熱する。混合物
を冷却し、7mlのジオキサンと混合し、次いで塩
化水素ガスを30分導入する。播種後、混合物を結
晶化が始まるまで20〜25℃で撹拌する。次いで、
HClガスの弱流を数時間吹きこみ、生成物を防湿
しながら取し、塩化メチレンで洗い、デシケイ
ターにてP2O5およびシリカゲルで乾燥する。収
率52%。
実施例7: D―(―)―4―ヒドロキシフエニルグリシル
クロライド塩酸塩(ジオキサン半溶媒化物) 2.4gのD―(―)―N―エトキシカルボニル
―4―ヒドロキシフエニルグリシンを、0.8gの
代わりに1.6gのトリクロロ酢酸を使用する以外
は、実施例6と同様に反応および作用せしめる。
収率30%。
実施例:8 D―(―)―4―ヒドロキシフエニルグリシル
クロライド塩酸塩(ジオキサン半溶媒化物) 2.7gのD―(―)―ターシヤリーブトキシカ
ルボニル―4―ヒドロキシフエニルグリシンを、
実施例6に記載と同様に反応させる。収率70%。
実施例9: D―(―)―4―ヒドロキシフエニルグリシル
クロライド塩酸塩(ジオキサン半溶媒化物) 3gのD―α―ベンジルオキシカルボニルアミ
ノ―α―4―ヒドロキシフエニル酢酸を20mlのジ
オキサンに溶解し、0.05gのトリクロロ酢酸およ
び0.8mlの塩化チオニルを加え、混合物を脱水分
および磁気撹拌しながら、50℃で1時間保持す
る。8mlのトルエン添加後、混合物を−5℃に冷
却し、乾燥HClガスを1時間導入する。播種後、
混合物を室温で4時間撹拌すると、表記化合物が
分離し、これを単離して、真空デシケイター内に
てP2O5およびシリカゲル上で乾燥する。収率56
%。
実施例10: D―(―)―4―ヒドロキシフエニルグリシル
クロライド―塩酸塩 125mlの塩化メチレン中の12.5gのD―(―)
―N―イソプロポキシカルボニル―4―ヒドロキ
シフエニルグリシンを、8gのトリクロロ酢酸お
よび8mlの塩化チオニルと40℃で3時間反応させ
る。混合物を氷水で冷却し、100mlのジイソプロ
ピルエーテルを加え、HClガスを混合物に1.5時
間導入する。室温で一晩撹拌して、十分に結晶し
た、非溶媒化物の生成物を得る。収率80%。
実施例11: D―(―)―4―ヒドロキシフエニルグリシル
クロライド塩酸塩 実施例10に記載と同様な、塩化チオニルとD―
(―)―N―イソプロポキシカルボニル―4―ヒ
ドロキシフエニルグリシンの反応から生成する混
合物を、100mlのジ―N―ブチルエーテルと混合
し、次いでHClガスの導入によつて表記化合物に
変換する。収率81%。
実施例12: D―(―)―4―ヒドロキシフエニルグリシル
クロライド―塩酸塩 100mlのジイソプロピルエーテルの代わりに、
75mlのアニソール、50mlのテトラハイドロフラン
または75mlのジエチルエーテルのいずれかを使用
する以外は、実施例10に記載のものと類似の方法
で、表記化合物を得る。
収率: a アニソール:47% b テトラハイドロフラン:72% c ジエチルエーテル:83% 実施例13: D―(―)―4―ヒドロキシフエニルグリシル
クロライド塩酸塩 38gのp―トルエンスルホン酸、125mlの塩化
メチレンおよび15mlの塩化チオニルの混合物を、
1〜1.5時間還流加熱する。50gのD―(―)―
N―イソプロポキシカルボニル―4―ヒドロキシ
フエニルグリシンおよび30mlの塩化チオニルを加
え、混合物を2時間加熱して緩和沸とうさせる。
200mlの乾燥酢酸ブチルを添加後、HClガスを冷
却しながら導入する。次いで、混合物を5℃で1
時間撹拌し、そしてHCl導入を繰返す(30分)。
更に5℃で30分撹拌および400〜500mlの乾燥メチ
レンの添加後、混合物を室温で15時間撹拌し、次
いで反応生成物を防湿しながら、ガラスフリツト
フイルター上で取する。塩化メチレンで洗浄
後、生成物を真空デシケイターにて室温で乾燥す
る。収率85%。
実施例14: D―(―)―4―ヒドロキシフエニルグリシル
クロライド塩酸塩(ジオキサン半溶媒化物) 625mlの塩化メチレン中の190gのp―トルエン
スルホン酸/水を、119gの塩化チオニルと短時
間撹拌する。253gのD―(―)―N―イソプロ
ポキシカルボニル―4―ヒドロキシフエニルグリ
シンおよび238gの塩化チオニルを加え、混合物
を2.5〜3時間還流すると、しばらくしてから透
明溶液が生成する。混合物を0℃に冷却し、500
mlのジオキサンの添加後、約170gのHClガスを
外部冷却しながら導入して、HCl含有量を100
mg/mlとする。最後に、混合物を室温で10時間撹
拌し、沈殿生成物を取し、ジオキサン/塩化メ
チレン(1:1)次いで塩化メチレン洗い、そし
て24時間真空乾燥する。収率86%。
次の実施例は、式〔〕の出発原料の製造を示
す。
a D―(―)―N―イソプロポキシカルボニル
―4―ヒドロキシフエニルグリシン (1) 40gのD―(―)―4―ヒドロキシフエニ
ルグリシンを320mlの水に懸濁し、80mlの水
中の9.6gの水酸化ナトリウムの溶液と室温
で混合する。PH値9.7の透明溶液が生成する。
更に、80mlの水中の9.9gの水酸化ナトリウ
ムおよび50mlのアセトン中の29.2mlのイソプ
ロピルクロロホルメートを、そのPHが9.5と
9.7の間にとどまり且つ温度が25℃を越えな
いように滴下して、2つの溶液を同時に調製
する。混合物を室温で2時間撹拌する。最終
PH9.6。アセトンを蒸発し、水溶液を50mlの
エーテルで抽出しおよび塩酸(1:1)で酸
性とし、そしてアシル化生成物を全量250ml
の酢酸エチルで3回に分けて抽出する。精製
抽出物を乾燥し、酢酸エチルをできる限り蒸
発する。残渣をクロロホルムに取り、加熱溶
解せしめ、そして混合物を蒸発させて酢酸エ
チルをできる限り除去する。残渣を150mlの
クロロホルムに取り、再度加熱せしめ、そし
て60mlのヘキサンを添加して結晶化を完了す
る。生成物は、乾燥後163〜164℃のm.p.を示
す。
(2) 上記実施例a)1の方法を、アセトンの蒸
発まで繰返す。生成溶液を過し、40mlの濃
アンモニアまたは当量の水酸化ナトリウムと
混合し、そして室温で1〜2時間保持せしめ
る。次いで、混合物を冷却および低速撹拌し
ながら、塩酸(1:1)で酸性化してPH1.5
〜2とし、そして濁り外観時に播種する。結
晶化が完了するまで撹拌を継続する。生成物
を滴定およびIRで確認する。
(3) 500gのD―(―)―4―ヒドロキシフエ
ニルグリシンを4の水に懸濁し、懸濁物を
2〜5℃に冷却し、そして1の水中の360
gの水酸化ナトリウムの溶液をゆつくりと滴
下する。温度を5℃またはそれ以下に維持す
る。次いで、900mlのイソプロピルクロロホ
ルメートを加える。再び、5℃の温度を維持
する。混合物を氷冷却しながら、1時間撹拌
し、次いで780mlの10N―NaOHを加える。
20℃で30分後、混合物を過し、液を濁つ
てくるまで硫酸で酸性とする。5〜10分の結
晶化時間後、更に硫酸を撹拌しながら加え、
2.0のPHに到達せしめる。結晶化を完結する
ため、混合物を氷冷却しながら15〜30分間撹
拌する。混合物を水洗し、次いで先ず50℃、
そして80〜90℃の真空乾燥棚付乾燥器にて乾
燥する。このようにして得られる表記化合物
はTLCに従つて純粋で、162〜164℃の融点
を示し、〔α〕20 D=−155゜(c=1、メタノー
ル中)の比旋光度(specific rotation)を有
する。
b D―(―)―N―メトキシカルボニル―4―
ヒドロキシフエニルグリシン 320mlの水中の40gのD―(―)―4―ヒドロ
キシフエニルグリシンを、80mlの水中の9.6gの
NaOHの溶液と混合する。これに、80mlの水中
の9.6gのNaOHと40mlのアセトン中の19.8mlの
メチルクロロホルメートの混合物を、水冷しなが
ら滴下して、9.5〜9.8のPHを維持する。付加的
に、35mlの3N―NaOHが必要である。室温で2
時間撹拌後、最終PHは9.5である。アセトンを蒸
発し、混合物を過し、そして水性層を塩酸
(1:1)で酸性とし、酢酸エチルで抽出する。
混合物を蒸発させ、残渣をクロロホルム/ヘキサ
ンより再結晶して、純粋な表記化合物を得る。融
点134〜137℃。
c D―(―)―N―イソプロポキシカルボニル
―フエニルグリシン 113.1gのD―(―)―フエニルグリシンを1
の水に懸濁し、50%NaOHを冷却(冷水)お
よび撹拌しながら添加してPHを10.2〜10.4に調整
する。225mlのイソプロピルクロロホルメートお
よび50%水酸化ナトリウムを同時に加え、上記PH
を維持する。次いで、反応混合物をPH12〜13のア
ルカリ性とし、このPHで40分間撹拌する。実際に
透明な溶液を、濁つてくるまで冷却しながら濃塩
酸で酸性とする。混合物は播種されて結晶し始
め、そして20分後にPHは更に2.0まで下がる。30
分の結晶時間後、混合物を過し、残渣を100ml
の水で5回洗い、そして50〜60℃の真空乾燥棚付
乾燥器にてシリカゲル上で乾燥する。摩擦後、更
に60〜70℃で16〜17時間乾燥する。M.p116〜120
℃(酢酸エチルより)。
先の実施例で使用する式〔〕の他の化合物
は、上記実施例a)〜c)で記載したものと類似
の方法で得てもよい。
D―(―)―4―ヒドロキシフエニルグリシル
クロライド塩酸塩(ジオキサン半溶媒化物)の特
性表示: 〔α〕20 D=−95゜(c=1,1N―HCl)。
溶媒量(gc)=ジオキサン16%,CH2Cl20.2%。
IRピークcm-1:3280(s),1770(s),1735(s),
1210(s),1170(s),865(s)。
非溶媒化物結晶のD―(―)―ヒドロキシフエ
ニルグリシルクロライド―塩酸塩の特性表示: 〔α〕20 D=−112(c=1,1N―HCl)。
溶媒量(gc)=酢酸ブチル0.5%,CH2Cl20.2%。
IRピークcm-1=3000(Br),1735(s),1170(s),
830。
M.pは分解のため測定不可能。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式 〔式中、Rは水素またはヒドロキシ、R1は直
    鎖または分枝状低級アルキルまたはベンジルであ
    る。〕 の化合物をチオニルクロライドと反応させ、そし
    て生成物を塩化水素ガスと反応させることから成
    る式 〔式中、Rは前記と同意義。〕 の化合物の製造法。 2 チオニルクロライドとの反応を強酸の存在下
    に実施する上記第1項の方法。 3 強酸がトリクロロ酢酸、トリフルオロ酢酸、
    p―トルエンスルホン酸またはメタンスルホン酸
    である上記第2項の方法。 4 塩化水素ガスとの反応を不活性ジオキサン含
    有溶媒化物中で実施して、ジオキサン半溶媒化物
    の形態で生成物を得る上記第1項〜第3項のいず
    れか一の方法。 5 D―(―)―4―ヒドロキシフエニルグリシ
    ルクロライド塩酸塩ジオキサン半溶媒化物の製造
    のための上記第4項の方法。 6 塩化水素ガスとの反応をジオキサンを含有し
    ない不活性溶媒中で実施して、溶媒化物のない形
    態で生成物を得る上記第1項〜第3項のいずれか
    一の方法。 7 不活性溶媒がジアルキルエーテル、テトラヒ
    ドロフラン、アニソール、芳香族炭化水素、エス
    テルまたは塩素化炭化水素から成る上記第6項の
    方法。 8 溶媒化物のないD―(―)―4―ヒドロキシ
    フエニルグリシルクロライド塩酸塩の製造のため
    の上記第6項または第7項の方法。
JP5528280A 1979-04-25 1980-04-24 Manufacture of penicilins Granted JPS55145646A (en)

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KR780000197B1 (en) * 1972-12-26 1978-05-26 Bristol Myers Co Method for preparing antibacterial agent

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