JPS643877B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS643877B2 JPS643877B2 JP54014438A JP1443879A JPS643877B2 JP S643877 B2 JPS643877 B2 JP S643877B2 JP 54014438 A JP54014438 A JP 54014438A JP 1443879 A JP1443879 A JP 1443879A JP S643877 B2 JPS643877 B2 JP S643877B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- trestatin
- trestatins
- streptomyces
- amylase
- culture
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07H—SUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
- C07H15/00—Compounds containing hydrocarbon or substituted hydrocarbon radicals directly attached to hetero atoms of saccharide radicals
- C07H15/20—Carbocyclic rings
- C07H15/22—Cyclohexane rings, substituted by nitrogen atoms
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N9/00—Enzymes; Proenzymes; Compositions thereof; Processes for preparing, activating, inhibiting, separating or purifying enzymes
- C12N9/99—Enzyme inactivation by chemical treatment
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12P—FERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
- C12P19/00—Preparation of compounds containing saccharide radicals
- C12P19/26—Preparation of nitrogen-containing carbohydrates
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Genetics & Genomics (AREA)
- Zoology (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Biotechnology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Microbiology (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
- Saccharide Compounds (AREA)
- Peptides Or Proteins (AREA)
- Enzymes And Modification Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
- Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
Description
本発明は、共通の構造的特徴としてトレハロー
スを有する新規なアミノ糖誘導体およびそれらの
塩類に関するものである。 以下、本発明のアミノ糖誘導体を「トレスタチ
ン(Trestatin)」と称する。 さらに、本発明はトレスタチン類の製造方法お
よび該トレスタチン類またはそれらの塩類の一種
またはそれ以上を含有するアミラーゼ阻害組成物
に関するものである。 更に詳しくは、本発明は、トレスタチンA、ト
レスタチンBおよびトレスタチンC、それらの塩
類およびそれらの混合物、ならびにトレスタチン
A,BもしくはCまたはそれらの塩の少なくとも
一種を含有する組成物に関するものである。 トレスタチンA、トレスタチンBおよびトレス
タチンCは、以下の物理化学的性質を有する塩基
性の白色粉末である: a 元素分析値:
スを有する新規なアミノ糖誘導体およびそれらの
塩類に関するものである。 以下、本発明のアミノ糖誘導体を「トレスタチ
ン(Trestatin)」と称する。 さらに、本発明はトレスタチン類の製造方法お
よび該トレスタチン類またはそれらの塩類の一種
またはそれ以上を含有するアミラーゼ阻害組成物
に関するものである。 更に詳しくは、本発明は、トレスタチンA、ト
レスタチンBおよびトレスタチンC、それらの塩
類およびそれらの混合物、ならびにトレスタチン
A,BもしくはCまたはそれらの塩の少なくとも
一種を含有する組成物に関するものである。 トレスタチンA、トレスタチンBおよびトレス
タチンCは、以下の物理化学的性質を有する塩基
性の白色粉末である: a 元素分析値:
【表】
b 分子量(オスモメトリー法):
トレスタチンA:1470
トレスタチンB:975
トレスタチンC:1890
c 融点:
トレスタチンA:221−232℃(分解)
トレスタチンB:209−219℃(分解)
トレスタチンC:230−237℃(分解)
d 比旋光度:
トレスタチンA:〔α〕24 D=+177゜
(c=1.0、H2O) トレスタチンB:〔α〕26 D=+187゜
(c=1.0、H2O) トレスタチンC:〔α〕23 D=+169.5゜
(c=1.0、H2O) e 紫外線吸収スペクトル(水中): トレスタチンA、トレスタチンBおよびトレス
タチンCのそれぞれは末端吸収を示す。 f 赤外線吸収スペクトル(KBr中): トレスタチンA:第1図に示す通りである。 トレスタチンB:第2図に示す通りである。 トレスタチンC:第3図に示す通りである。 g 1H NMRスペクトル(D2O中、100MHz): トレスタチンA:第4図に示す通りである。 トレスタチンB:第5図に示す通りである。 トレスタチンC:第6図に示す通りである。 h 各種溶媒中における溶解性: トレスタチンA、トレスタチンBおよびトレス
タチンCならびにそれらの塩酸塩類は、水に易
溶;ジメチルスルホキシドに可溶:エタノールお
よびアセトンに難溶;エチルアセテートおよびク
ロロホルムに不溶; i 呈色反応: トレスタチンA、トレスタチンBおよびトレス
タチンCのそれぞれは過マンガン酸塩反応および
アンスロン反応に陽性であり、坂口反応に陰性で
ある。 本発明によれば、新規トレスタチン類すなわ
ち、トレスタチンA、トレスタチンBおよびトレ
スタチンCは、ストレプトミセス属に属するトレ
スタチン類生産微生物を、水性培地中、好気的条
件下で培養し、該培養液からトレスタチン類を採
取し、そして所望により、トレスタチンA、トレ
スタチンBおよびトレスタチンCのそれぞれをた
がいに分離することを特徴とする方法によつて製
造される。 本発明において使用するトレスタチン類生産微
生物は、トレスタチン類生産能を有するストレプ
トミセス属に属するすべての菌株およびそれらの
変異株を包含する。それらの好ましい菌株は、埼
玉県秩父市の土壌から分離されたストレプトミセ
ス・デイモルフオゲネス(Streptomhces dimor
―phogenes)NR―320―OM7HBおよびストレ
プトミセス・デイモルフオゲネスNR―320―
OH7HBSならびにそれらの変異株である。 これらの菌株、すなわち、ストレプトミセス・
デイモルフオゲネスNR―320―OM7HBおよび
ストレプトミセス・デイモルフオゲネスNR―
320―OM7HBSは、工業技術院微生物工業技術
研究所にそれぞれ「微工研菌寄第3664号」および
「微生研菌寄第3665号」として寄託されており、
これらの菌学的性質は次の通りである: I 形態 顕微鏡観察によると、「微生研菌寄第3664号」
は、各種ISP培地上において、良く分枝した基中
菌糸より、胞子の連鎖が10〜50個の主として直状
でまれに螺旋状の気菌糸を着生した。これらの胞
子の表面は平滑であり、その大きさは0.6―1.0×
0.8―14μの範囲であつた。輪生枝および胞子嚢の
いずれも観察されなかつた。さらに、その気菌糸
形態の観察中に、大部分を占めている直状胞子鎖
を有する気菌糸群中に、わずかの螺旋状気菌糸群
(1%以下)が集落として存在していることが分
つた。該螺旋形成集落だけを単離して継代を続け
ると、クローンはその螺旋状気菌糸形態を保持
し、少量の(0.7−2%)の直状気菌糸群または
集落をも出現することが分つた。 「微工研菌寄第3664号」の菌株から螺旋状集落
だけを単離することによつて得た亜種には「微工
研菌寄第3665号」が付されている。「微工研菌寄
第3664号」と「微工研菌寄第3665号」との菌学的
性質においては、それぞれの気菌糸の形態以外
に、はつきりした差異は認められない。 各種培地における生育状態 「微工研菌寄第3664号」および「微工研菌寄第
3665号」の両菌株は、第1表に示されているよう
に、同一の生育特性を有する。スキム・ミルク試
験を37℃で行なつた以外は、すべての試験を27℃
の各種生育培地で行なつた。色の判定は、14〜21
日間培養のものについて、カラー・ハーモニイ
ー・マニユアル第4巻1958年(コンテイナー・コ
ーポレーシヨン・オブ・アメリカ,シカゴ)に基
づいて行なつた。
(c=1.0、H2O) トレスタチンB:〔α〕26 D=+187゜
(c=1.0、H2O) トレスタチンC:〔α〕23 D=+169.5゜
(c=1.0、H2O) e 紫外線吸収スペクトル(水中): トレスタチンA、トレスタチンBおよびトレス
タチンCのそれぞれは末端吸収を示す。 f 赤外線吸収スペクトル(KBr中): トレスタチンA:第1図に示す通りである。 トレスタチンB:第2図に示す通りである。 トレスタチンC:第3図に示す通りである。 g 1H NMRスペクトル(D2O中、100MHz): トレスタチンA:第4図に示す通りである。 トレスタチンB:第5図に示す通りである。 トレスタチンC:第6図に示す通りである。 h 各種溶媒中における溶解性: トレスタチンA、トレスタチンBおよびトレス
タチンCならびにそれらの塩酸塩類は、水に易
溶;ジメチルスルホキシドに可溶:エタノールお
よびアセトンに難溶;エチルアセテートおよびク
ロロホルムに不溶; i 呈色反応: トレスタチンA、トレスタチンBおよびトレス
タチンCのそれぞれは過マンガン酸塩反応および
アンスロン反応に陽性であり、坂口反応に陰性で
ある。 本発明によれば、新規トレスタチン類すなわ
ち、トレスタチンA、トレスタチンBおよびトレ
スタチンCは、ストレプトミセス属に属するトレ
スタチン類生産微生物を、水性培地中、好気的条
件下で培養し、該培養液からトレスタチン類を採
取し、そして所望により、トレスタチンA、トレ
スタチンBおよびトレスタチンCのそれぞれをた
がいに分離することを特徴とする方法によつて製
造される。 本発明において使用するトレスタチン類生産微
生物は、トレスタチン類生産能を有するストレプ
トミセス属に属するすべての菌株およびそれらの
変異株を包含する。それらの好ましい菌株は、埼
玉県秩父市の土壌から分離されたストレプトミセ
ス・デイモルフオゲネス(Streptomhces dimor
―phogenes)NR―320―OM7HBおよびストレ
プトミセス・デイモルフオゲネスNR―320―
OH7HBSならびにそれらの変異株である。 これらの菌株、すなわち、ストレプトミセス・
デイモルフオゲネスNR―320―OM7HBおよび
ストレプトミセス・デイモルフオゲネスNR―
320―OM7HBSは、工業技術院微生物工業技術
研究所にそれぞれ「微工研菌寄第3664号」および
「微生研菌寄第3665号」として寄託されており、
これらの菌学的性質は次の通りである: I 形態 顕微鏡観察によると、「微生研菌寄第3664号」
は、各種ISP培地上において、良く分枝した基中
菌糸より、胞子の連鎖が10〜50個の主として直状
でまれに螺旋状の気菌糸を着生した。これらの胞
子の表面は平滑であり、その大きさは0.6―1.0×
0.8―14μの範囲であつた。輪生枝および胞子嚢の
いずれも観察されなかつた。さらに、その気菌糸
形態の観察中に、大部分を占めている直状胞子鎖
を有する気菌糸群中に、わずかの螺旋状気菌糸群
(1%以下)が集落として存在していることが分
つた。該螺旋形成集落だけを単離して継代を続け
ると、クローンはその螺旋状気菌糸形態を保持
し、少量の(0.7−2%)の直状気菌糸群または
集落をも出現することが分つた。 「微工研菌寄第3664号」の菌株から螺旋状集落
だけを単離することによつて得た亜種には「微工
研菌寄第3665号」が付されている。「微工研菌寄
第3664号」と「微工研菌寄第3665号」との菌学的
性質においては、それぞれの気菌糸の形態以外
に、はつきりした差異は認められない。 各種培地における生育状態 「微工研菌寄第3664号」および「微工研菌寄第
3665号」の両菌株は、第1表に示されているよう
に、同一の生育特性を有する。スキム・ミルク試
験を37℃で行なつた以外は、すべての試験を27℃
の各種生育培地で行なつた。色の判定は、14〜21
日間培養のものについて、カラー・ハーモニイ
ー・マニユアル第4巻1958年(コンテイナー・コ
ーポレーシヨン・オブ・アメリカ,シカゴ)に基
づいて行なつた。
【表】
【表】
【表】
【表】
生理的性質
以下の生理的特徴においても「微工研菌寄第
3664号」菌株と「微工研菌寄第3665号」菌株との
間で明らかな違いは認められなかつた。 1 生育温度範囲 ISP培地2において試験した場合、20℃,25
℃,27℃,30℃,37℃および45℃で中程度ないし
旺盛な生育が認められるが、6℃および55℃では
生育が認められない。最適生育温度は37℃付近で
ある。 2 ゼラチンの液化(グリコース・ペプトン・ゼ
ラチン培地、27℃培養) 培養後12日目頃から液化が認められるが、その
作用は弱い。 3 スターチの加水分解(無機塩・スターチ寒天
培地、27℃培養) 加水分解が認められるが、その作用は中程度で
ある。 4 スキム・ミルクの凝固およびペプトン化(10
%スキム・ミルク、37℃培養) 培養後5日目頃よりペプトン化が認められ、そ
の作用は強い。凝固は認められない。 5 カゼインの加水分解(10%スキム・ミルク加
栄養寒天、27℃培養) 加水分解が認められ、その作用は中程度ないし
強である。 6 硝酸塩の還元反応(ISP培地8,27℃培養) 陰性。 7 メラニン様色素の生成(27℃培養) プペトン・イースト・鉄寒天(ISP培地6)で
はメラニン様色素の生成は認められない。トリプ
トン・イースト・プロス(ISP培地1)およびチ
ロシン寒天(ISP培地7)でも陰性と判定され
た。 8 炭素源の利用性(プリドハム・ゴツドリーブ
寒天、ISP培地9、27℃培養) L―アラビノール、D―キシロース、D―グル
コース、D―フラクトース、シユクロース、イノ
シトール、ラフイノース、D―マントニトールお
よびL―ラムノースを利用し良く生育する。 「微工研菌寄第3664号」および「微工研菌寄第
3665号」菌株の前記菌学的性質を要約すると以下
の通りである。 該菌株は、ストレプトミセス属に属する放線菌
でありその気菌糸の形態は直状および螺旋状であ
る(NR―320―OM7HBは主として直状および
NR―320―OM7HBSは主として螺旋状)。輪生
枝は認められない。両菌株の胞子の表面は、平滑
であり、胞子の大きさは0.6−1.0×0.8−1.4μの範
囲である。これらの菌株は、各種のISP培地上で
の薄黄茶ないし黄茶の発育上に、明るい灰色ない
し明るい茶灰色の気菌糸を着生し、溶解性色素は
茶色味を呈する。メラニン様色着は、ペプトン・
イースト・鉄寒天で陰性であり、トリプトン・イ
ースト・ブロスおよびチロシン寒天でもどちらか
といえば陰性である。両菌株ともスキム・ミルク
のペプトン化能は強く、ゼラチンの液化能は弱
く、一方スターチの加水分解能は中程度である。
上記のようにして行なわれたすべての試験におい
ては、NR―320―OM7HBSとNR―320―
OM7HBとの間で、相違は認められない。 これらの性状は、両菌株が以下の菌に類似して
いることを示唆している。 ストレプトミセス・ニグリフアシエンス
〔Waks―man,S.A.(1961)Classificaton,
identification and description of generaand
species,The Actinomycestes Vol.2,The
Williams and Wilkins Co.,Baltimore/
Shirling,E.B.&D.Gottlieb(1968)Cooperative
de―scription of type culture of
Streptomyces,II.Species descriptions from
the first study,“Int.J.Syst.Bacteriol.”,18;
69―189/Buchanan,R.E.&N.E.Gibbons(1974)
Bergey′s Manual of Determinative
Bacteriology,8th ed.,The Williams and
Wilkins Co.,Baltimore/Waksman,S.A.
(1919)Cultural studies of species of
Actinomyces,Soil Sci,.8:167―171.〕スト
レプトミセス・オリバセウス〔Waksman,S.A.
(1961)Classification,identification and
description of genera and species,The
Actinomycetes Vol.2,The Williams and
Wilkins Co.,Baltimore/Shirling,E.B.&D.
Gottlieb(1968)Cooperative description of
type culture of Streptomyces,II.Species de
―scriptions from the first study,Int.J.Syst.
Bacteriol.,18:69―189/Buchanan,R.E.&N.
E.Gibbons(1974)Bergey′s Manual of
Determinative Bacteriology,8th ed.,The
Williams and Wilkins Co.,Baltimore/
Waksman,S.A.(1919)Cultural studies of
species of Actinomyces,Soil Sci.,8:167―
171/Breed,R.S.,E.G.D.Murray & N.R.
Smith(1957)Bergey′s Manual of
Determinative Bacteriology,7th ed.,The
Williams and Wilkins Co.,Baltimore.〕およ
びストレブトミセス・プリカータス
〔Buchanan,R.E.&N.E.Gibbons(1974)Bergey
s Manual of Determinative Bacteriology,
8th ed.,The Williams and Wilkins Co.,
Baltimore/Shirling,E.B.&D.Gottlieb(1969)
Cooperative description、of type、culture of
Streptomyces,IV.Species descriptions from
the second,third and fourth studies,Int.J.
syst.Bacteriol.,19:391―512/Parke,Davis
and Co.(1954)英国特許第707332号明細書〕 本発明における菌株類とISPから入手したこれ
ら類似菌株類との比較については第2表に示され
ている。NR―320―OM7HBおよび気菌糸の形
態が異なるその亜種NR―320―OM7HBSは、三
種類の類似する菌種と明らかな差異が認められ
る。 ストレプトミセス・ニグリフアシエンスと比較
すればNR―320―OM7HBは、スキム・ミルク
の凝固能、シユクロース、イノシトールおよびラ
フイノースの利用能において相違する。ストレプ
トミセス・ニグリフアシエンスは、形態学的にも
螺旋形成をとらない。これらの事実、ならびに
ISP培地3において、気菌糸の色がオリーブ灰色
であり、また発育が緑味黄であつたりする点、さ
らにα―アミラーゼ阻害活性能を有しない点から
しても、両者菌株が同一の種に属するとは考えら
れない。 一方、ストレプトミセス・プリカータス
ISP5319の胞子連鎖は、ISP培地2,3,4およ
び5において主として螺旋状を示す。ISP5319で
はループ状の気菌糸がまれに観察されるが直状の
ものは認められず、このことからNR―320―
OM7HBとストレプトミセス・プリカータスとは
区別できる。さらに、気菌糸の着生、色素の生
成、凝固、ゼラチンの液化ならびにシユクロース
およびラフイノースの利用性においても明白な差
異がみられる。 ストレプトミセス・オリバセウスは、三種類の
試験された菌種の中で、NR―320―OM7HBに
最も類似していることが見出された。すなわち、
ストレプトミセス・オリバセウスISP5072菌株
は、ISP培地2,3,4および5上で、その大部
分の気菌糸においては、螺旋形成を示すが、ルー
プ状〜直状胞子連鎖も部分的に含んでいる。しか
しながら、ISP5072気菌糸群内には、螺旋状、ル
ープ状および直状胞子連鎖が共存しているが、こ
のようなことは、NR―320―OM7HBおよびNR
―320―OM―HBSでは観察されないので、
ISP5072は、NR―320―OM7HBおよびNR―320
―OM7HBSのいずれとも異なる。ISP5072菌株
とNR―320―OM7HB菌株との間では、溶解性
色素の生成(ISP倍地2,3,4および5におい
てはISP5072菌株は色素を生成しない)、気菌糸
の着生(ISP5072菌株は気菌糸をうつすら着生)、
炭素源の利用性(シユクロース/ラフイノース)
およびα―アミラーゼ阻害剤の生成(ISP5072菌
株代謝産物はα―アミラーゼ阻害活性を有しな
い)の点において差異がみられる。これらのすべ
ての結果は、NR―320―OM7HBおよびNR―
320―OM7HBSはストレプトミセス・オリバセ
ウスISP5072種と非常に近似しているようだが、
それとは同一ではないということを立証してい
る。 従つて、このタクソン(taxon)は、ストレプ
トミセス属における新しい種とするのが妥当と考
え、本菌株をストレプトミセス・デイモルフオゲ
ネスnov.sp.ワタナベ・エト・マルヤマ1978と命
名することを提唱する。ストレプトミセス・デイ
モルフオゲネスの標準菌株は、NR―320―
OM7HB「微工研菌寄第3664号」である。語源は
ギリシヤ語:di(二の)、(Gr)、morphe′(形)+
genesisで、直状の胞子鎖形態の集落中に少数の
螺旋形成を示すクローンを小集落として有すると
いう胞子鎖の2形性に由来する。バイオタイプの
NR―320―OM7HBS「微工研菌寄第3665号」は、
螺旋状の胞子鎖のクローン中に直状の胞子鎖を示
す小クローンを有するという気菌糸の形態から、
ストレプトミセス・デイモルフオゲネス・サブス
ピーシス・スピロフオルマータスと命名した。従
つて、標準菌株「微工研菌寄第3664号」は、スト
レプトミセス・デイモルフオゲネス・サブスピー
シス・デイモルフオゲネスである。 本発明によれば、トレスタチン類は、先に述べ
た、例えばストレプトミセス・デイモルフオゲネ
スsp.nov.;ワタナベ・エト・マルヤマ(NR―
320―OM7HB、微工研菌寄第3664号)またはス
トレプトミセス・デイモルフオゲネス・サブスピ
ーシス・スピロフオルマータス(NR―320―
OM7HBS、微工研菌寄第3665号)等のストレプ
トミセス属に属するトレスタチン類生産微生物を
水性培地中、好気的条件下で培養することによつ
て製造することができる。 培養は、本発明において使用する微生物が、利
用することができる通常の栄養物質を含有する培
地中で行なうことができる。炭素源としては、例
えばスターチ、デキストリン、グリコース、グリ
セリン、シユクロース、トレハロース、糖密また
はこれらの混合物であり;窒素源としては、例え
ば大豆粉、肉エキス、ペプトン、酵母エキス、ペ
プトン、酵母エキス、コーンスチープリカー、硫
安、硝酸ソーダ、塩化アンモニウムまたはこれら
の混合物である。更に、必要に応じて、該培地
は、炭酸カルシウムおよび塩化ナトリウムなどの
様な適当な無機物質;および/または亜塩、銅、
マンガン、鉄などのような塩類を含有していても
よい。さらに、培養中の発泡を抑制するために、
シリコン、植物油などのような硝泡剤を培地に添
加することもできる。 培養は、好気的条件下、水性培地中、特に深部
撹拌培養法によつて行なうことができる。培養開
始時における培地のPHは約7である。好ましい培
養温度は、20〜40℃の範囲であり、特に好ましく
は25〜30℃の範囲である。 上記条件下で約1〜5日間培養を行なうと、培
養液中にトレスタチン類を得ることができる。ト
レスタチン類が最大力価に達したとき、培養を終
了するのが好ましい。得られたトレスタチン類の
量は以下の方法によつて定量される: トレスタチンの定量法 トレスタチン類は、強いα―アミラーゼ阻害活
性を有する。従つて、これらは、以下に述べるピ
ー・バーンフエルド(P.Bernfeld)によるα―ア
ミラーゼの検定法(メツソーズ イン エンザイ
モロジ―、I、149、1955)を利用する方法によ
つて測定することができる。 2単位*の豚膵臓のα―アミラーゼを含有する
0.1mlの6.4mM硫安水溶液を、10mM塩化ナトリ
ウムおよび種々の濃度のトレスタチンを含有する
20mMリン酸緩衝液(PH6.9)0.6mlに加える。該
混合物を、37℃で5分間平衡状態にした後、4%
可溶性デンプン水溶液0.5mlを加え、37℃で5分
間反応させる。該反応を、ピー・バーンフエルド
の方法によつて調製したジニトロサリチル酸試薬
2mlを加えることによつて停止させる。該混合物
を沸騰水浴上で5分間加熱し、その後、水10mlで
希釈する。得られた着色液の吸光度(A1)を
540nmにおいて測定し、α―アミラーゼ活性の阻
害率を以下の式によつて計算することができる: 阻害率=(1−A1−A0/A2−A0)×100(%) A0;酵素を除いたときの吸光度 A2;トレスタチンを除いたときの吸光度 * α―アミラーゼの1単位は、前記条件下で、
トレスタチンを除いたとき、マルトース
1μmolに相当する還元糖の生成に触媒作用を
及ぼす、酵素の量を示す。 阻害率単位(IU)は、前記検定法の条件下、
酵素の阻害率が50%を示すトレスタチンの量とし
て定義される。 培養後、培養液中に生成したトレスタチン類の
分離は、次のようなそれ自体公知の方法を用いて
行うことができる:前記の方法で得られた培養液
から、菌体を遠心分離または過によつて分離す
る。トレスタチン類は、水溶性、弱塩基性の化合
物である。従つて、水溶性、塩基性物質の単離お
よび精製にしばしば使用される通常の方法をトレ
スタチン類の単離および精製に利用することがで
きる。例えば液からのトレスタチン類の単離お
よび精製は、活性および陽イオン交換樹脂などの
ような吸着剤を使用する吸着方法;アルコールお
よびアセトンなどのような溶媒を使用する沈澱方
法;セルロースおよびセフアデツクス(フアルマ
シア社の商品名)などを使用するクロマトグラフ
イー法;またはこれらを組合せた方法によつて行
なうことができる。 培養液からトレスタチンA、トレスタチンB
およびトレスタチンCのそれぞれを単一の化合物
に分離するには、H―型およびアンモニウム型の
弱酸性陽イオン交換樹脂の混合物を利用するカラ
ムクロマトグラフイーによつて都合よく行なうこ
とができる。好ましい一実施態様は次の通りであ
る: 培養液のPHを水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、炭酸ナトリウム、および炭酸カリウムなどの
ようなアルカリでPH7に調整する。活性炭を該
液に加えてトレスタチン類を吸着させ混合物を
過する。トレスタチン類を、30〜70%、好ましく
は50%の含水アセトンで活性炭ケーキから溶出さ
せる。溶出剤を酸によつてPH1〜3に調整し、該
溶出を50〜70℃において行なう。この溶出液を濃
縮し、濃縮液をダウエツクス50(H―型、ダウケ
ミカル社の商品名)のような陽イオン交換樹脂の
カラムに通し、トレスタチン類を吸着させる。カ
ラムを水で洗浄し、1Nアンモニア水溶液で溶出
する。アミラーゼ阻害活性を示す分画を集め、減
圧濃縮し、凍結乾燥するとトレスタチン類を含有
する粗粉末が得られる。この粗粉末をメタノール
で処理してメタノール可溶性不純物を除去する。
トレスタチン類はほとんどメタノールに不溶であ
る。トレスタチン類を含有するメタノール不溶性
粉末を水に溶解させる。この溶液を、ダウエツク
ス1(アセテート型、ダウケミカル社の商品名)
のような、陰イオン交換樹脂が充填されているカ
ラムに通す。このカラムを水で展開し、溶出液を
分画する。活性分画を集め、減圧濃縮し、ダウエ
ツクス50(アンモニア型、ダウケミカル社の商品
名)のような陽イオン交換を充填したカラムに通
す。このカラムを水で溶出する。アミラーゼ阻害
活性を示す分画を集め、濃縮し、凍結乾燥する
と、主としてトレスタチンA、トレスタチンBお
よびトレスタチンCからなる粉末が得られる(高
速液体クロマトグラフイーによる)。該トレスタ
チン類の水溶液を、アンバーライトCG50(H―型
とアンモニウム型の混合物、ロームアンドハース
社の商品名)のような陽イオン交換樹脂を充填し
たカラムに通す。H―型のアンモニウム型に対す
る好ましい比率は、1:9(υ/υ)―9:1
(υ/υ)の範囲である。このカラムを水で溶出
すると、トレスタチンB、トレスタチンAおよび
トレスタチンCが、この順序で得られる。このよ
うにして得られたそれぞれのトレスタチンを再び
クロマトグラフイーに付すことにより、純粋なト
レスタチンA、トレスタチンBおよびトレスタチ
ンCがそれぞれ得られる。これらのトレスタチン
類は、所望によつて、塩酸塩、硫酸塩、リン酸
塩、酢酸塩、およびシユウ酸塩などのような種々
の塩類に変えることができる。 塩酸塩類の融点: トレスタチンA塩酸塩: 168−190℃(発泡分解) トレスタチンB塩酸塩: 158−186℃(発泡分解) トレスタチンC塩酸塩: 190−200℃(発泡分解) 塩酸塩類の比旋光度: トレスタチンA塩酸塩: 〔α〕25 D=+162.5゜ (c=1.0、0.01N、HCl) トレスタチンB塩酸塩: 〔α〕26 D=+169゜ (C=10、0.01N HCl) トレスタチンC塩酸塩: 〔α〕25 D=+160.5゜(C=1.0、0.01N HCl) 滴定値(水中):
3664号」菌株と「微工研菌寄第3665号」菌株との
間で明らかな違いは認められなかつた。 1 生育温度範囲 ISP培地2において試験した場合、20℃,25
℃,27℃,30℃,37℃および45℃で中程度ないし
旺盛な生育が認められるが、6℃および55℃では
生育が認められない。最適生育温度は37℃付近で
ある。 2 ゼラチンの液化(グリコース・ペプトン・ゼ
ラチン培地、27℃培養) 培養後12日目頃から液化が認められるが、その
作用は弱い。 3 スターチの加水分解(無機塩・スターチ寒天
培地、27℃培養) 加水分解が認められるが、その作用は中程度で
ある。 4 スキム・ミルクの凝固およびペプトン化(10
%スキム・ミルク、37℃培養) 培養後5日目頃よりペプトン化が認められ、そ
の作用は強い。凝固は認められない。 5 カゼインの加水分解(10%スキム・ミルク加
栄養寒天、27℃培養) 加水分解が認められ、その作用は中程度ないし
強である。 6 硝酸塩の還元反応(ISP培地8,27℃培養) 陰性。 7 メラニン様色素の生成(27℃培養) プペトン・イースト・鉄寒天(ISP培地6)で
はメラニン様色素の生成は認められない。トリプ
トン・イースト・プロス(ISP培地1)およびチ
ロシン寒天(ISP培地7)でも陰性と判定され
た。 8 炭素源の利用性(プリドハム・ゴツドリーブ
寒天、ISP培地9、27℃培養) L―アラビノール、D―キシロース、D―グル
コース、D―フラクトース、シユクロース、イノ
シトール、ラフイノース、D―マントニトールお
よびL―ラムノースを利用し良く生育する。 「微工研菌寄第3664号」および「微工研菌寄第
3665号」菌株の前記菌学的性質を要約すると以下
の通りである。 該菌株は、ストレプトミセス属に属する放線菌
でありその気菌糸の形態は直状および螺旋状であ
る(NR―320―OM7HBは主として直状および
NR―320―OM7HBSは主として螺旋状)。輪生
枝は認められない。両菌株の胞子の表面は、平滑
であり、胞子の大きさは0.6−1.0×0.8−1.4μの範
囲である。これらの菌株は、各種のISP培地上で
の薄黄茶ないし黄茶の発育上に、明るい灰色ない
し明るい茶灰色の気菌糸を着生し、溶解性色素は
茶色味を呈する。メラニン様色着は、ペプトン・
イースト・鉄寒天で陰性であり、トリプトン・イ
ースト・ブロスおよびチロシン寒天でもどちらか
といえば陰性である。両菌株ともスキム・ミルク
のペプトン化能は強く、ゼラチンの液化能は弱
く、一方スターチの加水分解能は中程度である。
上記のようにして行なわれたすべての試験におい
ては、NR―320―OM7HBSとNR―320―
OM7HBとの間で、相違は認められない。 これらの性状は、両菌株が以下の菌に類似して
いることを示唆している。 ストレプトミセス・ニグリフアシエンス
〔Waks―man,S.A.(1961)Classificaton,
identification and description of generaand
species,The Actinomycestes Vol.2,The
Williams and Wilkins Co.,Baltimore/
Shirling,E.B.&D.Gottlieb(1968)Cooperative
de―scription of type culture of
Streptomyces,II.Species descriptions from
the first study,“Int.J.Syst.Bacteriol.”,18;
69―189/Buchanan,R.E.&N.E.Gibbons(1974)
Bergey′s Manual of Determinative
Bacteriology,8th ed.,The Williams and
Wilkins Co.,Baltimore/Waksman,S.A.
(1919)Cultural studies of species of
Actinomyces,Soil Sci,.8:167―171.〕スト
レプトミセス・オリバセウス〔Waksman,S.A.
(1961)Classification,identification and
description of genera and species,The
Actinomycetes Vol.2,The Williams and
Wilkins Co.,Baltimore/Shirling,E.B.&D.
Gottlieb(1968)Cooperative description of
type culture of Streptomyces,II.Species de
―scriptions from the first study,Int.J.Syst.
Bacteriol.,18:69―189/Buchanan,R.E.&N.
E.Gibbons(1974)Bergey′s Manual of
Determinative Bacteriology,8th ed.,The
Williams and Wilkins Co.,Baltimore/
Waksman,S.A.(1919)Cultural studies of
species of Actinomyces,Soil Sci.,8:167―
171/Breed,R.S.,E.G.D.Murray & N.R.
Smith(1957)Bergey′s Manual of
Determinative Bacteriology,7th ed.,The
Williams and Wilkins Co.,Baltimore.〕およ
びストレブトミセス・プリカータス
〔Buchanan,R.E.&N.E.Gibbons(1974)Bergey
s Manual of Determinative Bacteriology,
8th ed.,The Williams and Wilkins Co.,
Baltimore/Shirling,E.B.&D.Gottlieb(1969)
Cooperative description、of type、culture of
Streptomyces,IV.Species descriptions from
the second,third and fourth studies,Int.J.
syst.Bacteriol.,19:391―512/Parke,Davis
and Co.(1954)英国特許第707332号明細書〕 本発明における菌株類とISPから入手したこれ
ら類似菌株類との比較については第2表に示され
ている。NR―320―OM7HBおよび気菌糸の形
態が異なるその亜種NR―320―OM7HBSは、三
種類の類似する菌種と明らかな差異が認められ
る。 ストレプトミセス・ニグリフアシエンスと比較
すればNR―320―OM7HBは、スキム・ミルク
の凝固能、シユクロース、イノシトールおよびラ
フイノースの利用能において相違する。ストレプ
トミセス・ニグリフアシエンスは、形態学的にも
螺旋形成をとらない。これらの事実、ならびに
ISP培地3において、気菌糸の色がオリーブ灰色
であり、また発育が緑味黄であつたりする点、さ
らにα―アミラーゼ阻害活性能を有しない点から
しても、両者菌株が同一の種に属するとは考えら
れない。 一方、ストレプトミセス・プリカータス
ISP5319の胞子連鎖は、ISP培地2,3,4およ
び5において主として螺旋状を示す。ISP5319で
はループ状の気菌糸がまれに観察されるが直状の
ものは認められず、このことからNR―320―
OM7HBとストレプトミセス・プリカータスとは
区別できる。さらに、気菌糸の着生、色素の生
成、凝固、ゼラチンの液化ならびにシユクロース
およびラフイノースの利用性においても明白な差
異がみられる。 ストレプトミセス・オリバセウスは、三種類の
試験された菌種の中で、NR―320―OM7HBに
最も類似していることが見出された。すなわち、
ストレプトミセス・オリバセウスISP5072菌株
は、ISP培地2,3,4および5上で、その大部
分の気菌糸においては、螺旋形成を示すが、ルー
プ状〜直状胞子連鎖も部分的に含んでいる。しか
しながら、ISP5072気菌糸群内には、螺旋状、ル
ープ状および直状胞子連鎖が共存しているが、こ
のようなことは、NR―320―OM7HBおよびNR
―320―OM―HBSでは観察されないので、
ISP5072は、NR―320―OM7HBおよびNR―320
―OM7HBSのいずれとも異なる。ISP5072菌株
とNR―320―OM7HB菌株との間では、溶解性
色素の生成(ISP倍地2,3,4および5におい
てはISP5072菌株は色素を生成しない)、気菌糸
の着生(ISP5072菌株は気菌糸をうつすら着生)、
炭素源の利用性(シユクロース/ラフイノース)
およびα―アミラーゼ阻害剤の生成(ISP5072菌
株代謝産物はα―アミラーゼ阻害活性を有しな
い)の点において差異がみられる。これらのすべ
ての結果は、NR―320―OM7HBおよびNR―
320―OM7HBSはストレプトミセス・オリバセ
ウスISP5072種と非常に近似しているようだが、
それとは同一ではないということを立証してい
る。 従つて、このタクソン(taxon)は、ストレプ
トミセス属における新しい種とするのが妥当と考
え、本菌株をストレプトミセス・デイモルフオゲ
ネスnov.sp.ワタナベ・エト・マルヤマ1978と命
名することを提唱する。ストレプトミセス・デイ
モルフオゲネスの標準菌株は、NR―320―
OM7HB「微工研菌寄第3664号」である。語源は
ギリシヤ語:di(二の)、(Gr)、morphe′(形)+
genesisで、直状の胞子鎖形態の集落中に少数の
螺旋形成を示すクローンを小集落として有すると
いう胞子鎖の2形性に由来する。バイオタイプの
NR―320―OM7HBS「微工研菌寄第3665号」は、
螺旋状の胞子鎖のクローン中に直状の胞子鎖を示
す小クローンを有するという気菌糸の形態から、
ストレプトミセス・デイモルフオゲネス・サブス
ピーシス・スピロフオルマータスと命名した。従
つて、標準菌株「微工研菌寄第3664号」は、スト
レプトミセス・デイモルフオゲネス・サブスピー
シス・デイモルフオゲネスである。 本発明によれば、トレスタチン類は、先に述べ
た、例えばストレプトミセス・デイモルフオゲネ
スsp.nov.;ワタナベ・エト・マルヤマ(NR―
320―OM7HB、微工研菌寄第3664号)またはス
トレプトミセス・デイモルフオゲネス・サブスピ
ーシス・スピロフオルマータス(NR―320―
OM7HBS、微工研菌寄第3665号)等のストレプ
トミセス属に属するトレスタチン類生産微生物を
水性培地中、好気的条件下で培養することによつ
て製造することができる。 培養は、本発明において使用する微生物が、利
用することができる通常の栄養物質を含有する培
地中で行なうことができる。炭素源としては、例
えばスターチ、デキストリン、グリコース、グリ
セリン、シユクロース、トレハロース、糖密また
はこれらの混合物であり;窒素源としては、例え
ば大豆粉、肉エキス、ペプトン、酵母エキス、ペ
プトン、酵母エキス、コーンスチープリカー、硫
安、硝酸ソーダ、塩化アンモニウムまたはこれら
の混合物である。更に、必要に応じて、該培地
は、炭酸カルシウムおよび塩化ナトリウムなどの
様な適当な無機物質;および/または亜塩、銅、
マンガン、鉄などのような塩類を含有していても
よい。さらに、培養中の発泡を抑制するために、
シリコン、植物油などのような硝泡剤を培地に添
加することもできる。 培養は、好気的条件下、水性培地中、特に深部
撹拌培養法によつて行なうことができる。培養開
始時における培地のPHは約7である。好ましい培
養温度は、20〜40℃の範囲であり、特に好ましく
は25〜30℃の範囲である。 上記条件下で約1〜5日間培養を行なうと、培
養液中にトレスタチン類を得ることができる。ト
レスタチン類が最大力価に達したとき、培養を終
了するのが好ましい。得られたトレスタチン類の
量は以下の方法によつて定量される: トレスタチンの定量法 トレスタチン類は、強いα―アミラーゼ阻害活
性を有する。従つて、これらは、以下に述べるピ
ー・バーンフエルド(P.Bernfeld)によるα―ア
ミラーゼの検定法(メツソーズ イン エンザイ
モロジ―、I、149、1955)を利用する方法によ
つて測定することができる。 2単位*の豚膵臓のα―アミラーゼを含有する
0.1mlの6.4mM硫安水溶液を、10mM塩化ナトリ
ウムおよび種々の濃度のトレスタチンを含有する
20mMリン酸緩衝液(PH6.9)0.6mlに加える。該
混合物を、37℃で5分間平衡状態にした後、4%
可溶性デンプン水溶液0.5mlを加え、37℃で5分
間反応させる。該反応を、ピー・バーンフエルド
の方法によつて調製したジニトロサリチル酸試薬
2mlを加えることによつて停止させる。該混合物
を沸騰水浴上で5分間加熱し、その後、水10mlで
希釈する。得られた着色液の吸光度(A1)を
540nmにおいて測定し、α―アミラーゼ活性の阻
害率を以下の式によつて計算することができる: 阻害率=(1−A1−A0/A2−A0)×100(%) A0;酵素を除いたときの吸光度 A2;トレスタチンを除いたときの吸光度 * α―アミラーゼの1単位は、前記条件下で、
トレスタチンを除いたとき、マルトース
1μmolに相当する還元糖の生成に触媒作用を
及ぼす、酵素の量を示す。 阻害率単位(IU)は、前記検定法の条件下、
酵素の阻害率が50%を示すトレスタチンの量とし
て定義される。 培養後、培養液中に生成したトレスタチン類の
分離は、次のようなそれ自体公知の方法を用いて
行うことができる:前記の方法で得られた培養液
から、菌体を遠心分離または過によつて分離す
る。トレスタチン類は、水溶性、弱塩基性の化合
物である。従つて、水溶性、塩基性物質の単離お
よび精製にしばしば使用される通常の方法をトレ
スタチン類の単離および精製に利用することがで
きる。例えば液からのトレスタチン類の単離お
よび精製は、活性および陽イオン交換樹脂などの
ような吸着剤を使用する吸着方法;アルコールお
よびアセトンなどのような溶媒を使用する沈澱方
法;セルロースおよびセフアデツクス(フアルマ
シア社の商品名)などを使用するクロマトグラフ
イー法;またはこれらを組合せた方法によつて行
なうことができる。 培養液からトレスタチンA、トレスタチンB
およびトレスタチンCのそれぞれを単一の化合物
に分離するには、H―型およびアンモニウム型の
弱酸性陽イオン交換樹脂の混合物を利用するカラ
ムクロマトグラフイーによつて都合よく行なうこ
とができる。好ましい一実施態様は次の通りであ
る: 培養液のPHを水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、炭酸ナトリウム、および炭酸カリウムなどの
ようなアルカリでPH7に調整する。活性炭を該
液に加えてトレスタチン類を吸着させ混合物を
過する。トレスタチン類を、30〜70%、好ましく
は50%の含水アセトンで活性炭ケーキから溶出さ
せる。溶出剤を酸によつてPH1〜3に調整し、該
溶出を50〜70℃において行なう。この溶出液を濃
縮し、濃縮液をダウエツクス50(H―型、ダウケ
ミカル社の商品名)のような陽イオン交換樹脂の
カラムに通し、トレスタチン類を吸着させる。カ
ラムを水で洗浄し、1Nアンモニア水溶液で溶出
する。アミラーゼ阻害活性を示す分画を集め、減
圧濃縮し、凍結乾燥するとトレスタチン類を含有
する粗粉末が得られる。この粗粉末をメタノール
で処理してメタノール可溶性不純物を除去する。
トレスタチン類はほとんどメタノールに不溶であ
る。トレスタチン類を含有するメタノール不溶性
粉末を水に溶解させる。この溶液を、ダウエツク
ス1(アセテート型、ダウケミカル社の商品名)
のような、陰イオン交換樹脂が充填されているカ
ラムに通す。このカラムを水で展開し、溶出液を
分画する。活性分画を集め、減圧濃縮し、ダウエ
ツクス50(アンモニア型、ダウケミカル社の商品
名)のような陽イオン交換を充填したカラムに通
す。このカラムを水で溶出する。アミラーゼ阻害
活性を示す分画を集め、濃縮し、凍結乾燥する
と、主としてトレスタチンA、トレスタチンBお
よびトレスタチンCからなる粉末が得られる(高
速液体クロマトグラフイーによる)。該トレスタ
チン類の水溶液を、アンバーライトCG50(H―型
とアンモニウム型の混合物、ロームアンドハース
社の商品名)のような陽イオン交換樹脂を充填し
たカラムに通す。H―型のアンモニウム型に対す
る好ましい比率は、1:9(υ/υ)―9:1
(υ/υ)の範囲である。このカラムを水で溶出
すると、トレスタチンB、トレスタチンAおよび
トレスタチンCが、この順序で得られる。このよ
うにして得られたそれぞれのトレスタチンを再び
クロマトグラフイーに付すことにより、純粋なト
レスタチンA、トレスタチンBおよびトレスタチ
ンCがそれぞれ得られる。これらのトレスタチン
類は、所望によつて、塩酸塩、硫酸塩、リン酸
塩、酢酸塩、およびシユウ酸塩などのような種々
の塩類に変えることができる。 塩酸塩類の融点: トレスタチンA塩酸塩: 168−190℃(発泡分解) トレスタチンB塩酸塩: 158−186℃(発泡分解) トレスタチンC塩酸塩: 190−200℃(発泡分解) 塩酸塩類の比旋光度: トレスタチンA塩酸塩: 〔α〕25 D=+162.5゜ (c=1.0、0.01N、HCl) トレスタチンB塩酸塩: 〔α〕26 D=+169゜ (C=10、0.01N HCl) トレスタチンC塩酸塩: 〔α〕25 D=+160.5゜(C=1.0、0.01N HCl) 滴定値(水中):
【表】
これらのデータと前述の分子量のデータとを合
わせてみると、トレスタチンA,BおよびCは、
それぞれ二酸性塩基、一酸性塩基、および三酸性
塩基であることを示している。 実験式: トレスタチンA:C56H94N2O40 トレスタチンB:C37H53NO28 トレスタチンC:C75H125N3O52 遊離塩基としてのトレスタチンA、BおよびC
のプロトン核磁気共嗚スペクトル(D2O中、
100MHz)は、内部標準としてDSSを用い、ホ
モ・ゲート・デカツプリング法(δ4.71ppmを照
射)にてJEOL FX―100核磁気共嗚装置で測定
し、各々のスペクトルは第4図、第5図および第
6図に示されている。 薄層クロマトグラフイー: 薄層板:シリカゲルF254(メルク社製) 展開溶媒:クロロホルム―メタノール―25%アン
モニア水―水(1:4:2:1) 検出法:熱硫酸 上記条件下におけるトレスタチンAのRf値は
0.19、トレスタチンBのRf値は0.28およびトレス
タチンCのRf値は0.14である。 高速液体クロマトグラフイー: カラム:μ―ボンダパツク/CH(1フイート×
0.25インチ、米国ウオーターズ社製) 溶 媒:アセトニトリル―水(63:37) 流 速:4.0ml/分 検出法:210nmにおける紫外吸収 上記条件下において、保持時間はトレスタチン
Aが5.5分、トレスタチンBが3.4分およびトレス
タチンCが8.8分である。それぞれのクロマトグ
ラムを第7図に示す。 高圧紙電気泳動: 紙:東洋紙No.51 バツフアー:ギ酸―酢酸―水(25:75:900、PH
1.8) 電 圧:3000V 泳動時間:40分 上記条件下において、すべてのトレスタチン類
は陰極に泳動する:泳動距離は、トレスタチンA
が12cm、トレスタチンBが9cmおよびトレスタチ
ンCが13cmである。 構成成分: 4N塩酸で80℃、3時間加水分解すると、トレ
スタチンA、BおよびCは、グリコースおよびア
ミンの両者を生成する。このアミンのpKa′値は
3.9であり、また高分解能マススペクトロメトリ
ーによるとC13H21NO7なる分子式を有する。ト
レスタチンA、BおよびCは、それぞれ、5モ
ル、4モルおよび6モルのグルコースを含有す
る。触媒としてダウエツクス50(H―型)を使用
して、トレスタチンA、BおよびCを、温和な条
件で酸加水分解すると(80℃、4時間)、トレハ
ロース(α―D―グルコピラノシル―α―D―グ
リコピラノシド)を生成する。トレスタチンA、
BおよびCのいずれもアミノ酸類を含有していな
い。 前記の諸性質から、本発明によつて得られるト
レスタチンA、BおよびCはトレハロースを共通
の構成成分として有する弱塩基性アミノグリコシ
ド類であると考えられる。これらの解明事項に基
づいて、トレスタチンA,B及びCの構造式は、
下記表に示すように提案される。
わせてみると、トレスタチンA,BおよびCは、
それぞれ二酸性塩基、一酸性塩基、および三酸性
塩基であることを示している。 実験式: トレスタチンA:C56H94N2O40 トレスタチンB:C37H53NO28 トレスタチンC:C75H125N3O52 遊離塩基としてのトレスタチンA、BおよびC
のプロトン核磁気共嗚スペクトル(D2O中、
100MHz)は、内部標準としてDSSを用い、ホ
モ・ゲート・デカツプリング法(δ4.71ppmを照
射)にてJEOL FX―100核磁気共嗚装置で測定
し、各々のスペクトルは第4図、第5図および第
6図に示されている。 薄層クロマトグラフイー: 薄層板:シリカゲルF254(メルク社製) 展開溶媒:クロロホルム―メタノール―25%アン
モニア水―水(1:4:2:1) 検出法:熱硫酸 上記条件下におけるトレスタチンAのRf値は
0.19、トレスタチンBのRf値は0.28およびトレス
タチンCのRf値は0.14である。 高速液体クロマトグラフイー: カラム:μ―ボンダパツク/CH(1フイート×
0.25インチ、米国ウオーターズ社製) 溶 媒:アセトニトリル―水(63:37) 流 速:4.0ml/分 検出法:210nmにおける紫外吸収 上記条件下において、保持時間はトレスタチン
Aが5.5分、トレスタチンBが3.4分およびトレス
タチンCが8.8分である。それぞれのクロマトグ
ラムを第7図に示す。 高圧紙電気泳動: 紙:東洋紙No.51 バツフアー:ギ酸―酢酸―水(25:75:900、PH
1.8) 電 圧:3000V 泳動時間:40分 上記条件下において、すべてのトレスタチン類
は陰極に泳動する:泳動距離は、トレスタチンA
が12cm、トレスタチンBが9cmおよびトレスタチ
ンCが13cmである。 構成成分: 4N塩酸で80℃、3時間加水分解すると、トレ
スタチンA、BおよびCは、グリコースおよびア
ミンの両者を生成する。このアミンのpKa′値は
3.9であり、また高分解能マススペクトロメトリ
ーによるとC13H21NO7なる分子式を有する。ト
レスタチンA、BおよびCは、それぞれ、5モ
ル、4モルおよび6モルのグルコースを含有す
る。触媒としてダウエツクス50(H―型)を使用
して、トレスタチンA、BおよびCを、温和な条
件で酸加水分解すると(80℃、4時間)、トレハ
ロース(α―D―グルコピラノシル―α―D―グ
リコピラノシド)を生成する。トレスタチンA、
BおよびCのいずれもアミノ酸類を含有していな
い。 前記の諸性質から、本発明によつて得られるト
レスタチンA、BおよびCはトレハロースを共通
の構成成分として有する弱塩基性アミノグリコシ
ド類であると考えられる。これらの解明事項に基
づいて、トレスタチンA,B及びCの構造式は、
下記表に示すように提案される。
【表】
【表】
さらに、トレスタチンA、トレスタチンBおよ
びトレスタチンCは以下に示すように高いアミラ
ーゼ阻害活性を有し、アミラーゼ阻害物質として
有用である。 培養法によつて製造された従来のアミラーゼ阻
害物質は以下のように報告されている。 1 丹羽らのノジリマイシン(アグリカルチヤ
ル・バイオロジカル・ケミストリー34,966,
1970) ノジリマイシンは単糖であるから明らかに本
発明のトレスタチン類とは異なる。 2 S.上田らのペプチド糖(アグリカルチヤル・
バイオロジカル・ケミストリー37,2025(1973)
およびアグリカルチヤル・バイオロジカル・ケ
ミストリー40,1167(1976)) 該ペプチド糖は構成成分としてアミノ酸類を
含有している。 3 村尾らのアミロスタチンA(特開昭50―
123891号) この特許明細書においては、アミロスタチン
AはPH1―14の範囲で強酸性陽イオン交換樹脂
に吸着しないことが述べられている。しかし、
前記のように、トレスタチン類は、このような
イオン交換樹脂に吸着する。 4 K.上田らのアミラーゼ阻害物質(特開昭51
―54990号) このアミラーゼ阻害物質は、約600の分子量
を有し、この分子量は、トレスタチンA、トレ
スタチンBおよびトレスタチンCの分子量とは
異なる。 5 W.ホーマーらのアミノ糖化合物類(西独特
許第2347782号:特開昭50―53593号) これらの化合物はすべて、一酸性塩基類であ
るが、一方、トレスタチンAは二酸性塩基であ
り、トレスタチンCは三酸性塩基である。トレ
スタチンBは一酸性塩基ではあるが構成成分と
してトレハロースを有するので前記ホーマーら
のアミノ糖類とは異なる。 トレスタチン類およびこれらの塩類の生物学
的性状は以下の通りである: 1 急性毒性: トレスタチンA、トレスタチンBおよびトレス
タチンCの各々をラツトに対して500mg/Kg経口
投与(有効投与量の65〜700倍に相当する量)し
た場合でも急性毒性は認められない。 トレスタチン混合物(実施例1―分離方法
3)―)によつて得られた第段階精製粉末に相
当する標品)はマウスおよびラツトに一日当り
8000mg/Kgの量を10日間連投しても毒性は認めら
れない。 2 抗菌スペクトル: 寒天希釈法による測定結果では、トレスタチン
A、トレスタチンBおよびトレスタチンCは抗菌
活性を示さず、以下の表に示す通りである。
びトレスタチンCは以下に示すように高いアミラ
ーゼ阻害活性を有し、アミラーゼ阻害物質として
有用である。 培養法によつて製造された従来のアミラーゼ阻
害物質は以下のように報告されている。 1 丹羽らのノジリマイシン(アグリカルチヤ
ル・バイオロジカル・ケミストリー34,966,
1970) ノジリマイシンは単糖であるから明らかに本
発明のトレスタチン類とは異なる。 2 S.上田らのペプチド糖(アグリカルチヤル・
バイオロジカル・ケミストリー37,2025(1973)
およびアグリカルチヤル・バイオロジカル・ケ
ミストリー40,1167(1976)) 該ペプチド糖は構成成分としてアミノ酸類を
含有している。 3 村尾らのアミロスタチンA(特開昭50―
123891号) この特許明細書においては、アミロスタチン
AはPH1―14の範囲で強酸性陽イオン交換樹脂
に吸着しないことが述べられている。しかし、
前記のように、トレスタチン類は、このような
イオン交換樹脂に吸着する。 4 K.上田らのアミラーゼ阻害物質(特開昭51
―54990号) このアミラーゼ阻害物質は、約600の分子量
を有し、この分子量は、トレスタチンA、トレ
スタチンBおよびトレスタチンCの分子量とは
異なる。 5 W.ホーマーらのアミノ糖化合物類(西独特
許第2347782号:特開昭50―53593号) これらの化合物はすべて、一酸性塩基類であ
るが、一方、トレスタチンAは二酸性塩基であ
り、トレスタチンCは三酸性塩基である。トレ
スタチンBは一酸性塩基ではあるが構成成分と
してトレハロースを有するので前記ホーマーら
のアミノ糖類とは異なる。 トレスタチン類およびこれらの塩類の生物学
的性状は以下の通りである: 1 急性毒性: トレスタチンA、トレスタチンBおよびトレス
タチンCの各々をラツトに対して500mg/Kg経口
投与(有効投与量の65〜700倍に相当する量)し
た場合でも急性毒性は認められない。 トレスタチン混合物(実施例1―分離方法
3)―)によつて得られた第段階精製粉末に相
当する標品)はマウスおよびラツトに一日当り
8000mg/Kgの量を10日間連投しても毒性は認めら
れない。 2 抗菌スペクトル: 寒天希釈法による測定結果では、トレスタチン
A、トレスタチンBおよびトレスタチンCは抗菌
活性を示さず、以下の表に示す通りである。
【表】
【表】
3 アミラーゼ阻害活性:
トレスタチンA、トレスタチンB、トレスタチ
ンC、それらの塩類およびそれらの混合物のそれ
ぞれの豚膵臓α―アミラーゼ阻害活性は以下の通
りである。阻害活性は、先に述べた方法によつて
測定した。アミラーゼ阻害物質 阻害活性(IU/g) トレスタチン複合体*3.6×107 トレスタチンA7.1×107 トレスタチンB1.5×106 トレスタチンC4.9×107 トレスタチンA塩酸塩6.3×107 トレスタチンB塩酸塩1.3×106 トレスタチンC塩酸塩4.5×107 炊飯処理したライスターチによつて誘発さ
れた過血糖の阻害
ンC、それらの塩類およびそれらの混合物のそれ
ぞれの豚膵臓α―アミラーゼ阻害活性は以下の通
りである。阻害活性は、先に述べた方法によつて
測定した。アミラーゼ阻害物質 阻害活性(IU/g) トレスタチン複合体*3.6×107 トレスタチンA7.1×107 トレスタチンB1.5×106 トレスタチンC4.9×107 トレスタチンA塩酸塩6.3×107 トレスタチンB塩酸塩1.3×106 トレスタチンC塩酸塩4.5×107 炊飯処理したライスターチによつて誘発さ
れた過血糖の阻害
【表】
さらに、これらのトレスタチン類は、バチル
ス,ズブチリスおよびアスペルギルス・オリザエ
のα―アミラーゼならびにアスペキルギルス・ニ
ガーのアミロ―α―1,4―α―1,6―グルコ
シダーゼをも阻害するが、さつまいものβ―アミ
ラーゼに対しては阻害活性を示さない。 人類の食物中の主要な炭水化物であるスターチ
の消化は、α―アミラーゼの作用で開始される。
この酵素は、唾液および膵臓の分泌液中に存在す
る。膵臓のアミラーゼは、胃ならびに小腸内にお
けるスターチの完全消化に主要な役割を果たす。
すなわち、アミラーゼの触媒作用により多糖類は
マルトースにまで分解され、アルトースは小腸の
二糖類分解酵素により加水分解されてグルコース
を生成する。それ故、スターチ含有食物から成る
食事を摂取すると短時間の内に、過インシユリン
を誘発する顕著な過血糖が観察される。 この過血糖は、糖尿病患者においては、顕著に
表われ、非常に好ましくないということが知られ
ている。肥満の人々においては、この過血糖がイ
ンシユリン分泌の増加によつてしばしばおこり、
これは膵臓のβ―細胞の疲憊(exhaustion)の
原因ともなる。さらに、過インシユリン症は、過
類脂質血症の一因となる脂肪形成を助長する。 トレスタチンA、BおよびCならびに一種また
はそれ以上のこれらのトレスタチン類を含有する
組成分は、スターチ負荷試験(前記“炊飯処理し
たライスターチによつて誘発された過血糖の阻
害”に関するデータおよび表1)または肥料投与
後表2)のラツトおよびマウスによる実験におい
て示されているように、食後の過血糖および過イ
ンシユリンを減少させ得る。 シユクロースの経口投与により誘発される過血
糖の抑制は、トレスタチンがα―アミラーゼの阻
害のほかに、シユクラーゼに対してもなんらかの
阻害活性を有することを示している。(グルコー
スにより誘発される過血糖には効果がない) 従つて、本発明のトレスタチン類は、糖尿病、
肥満症、過類脂質血症およびステローム性動脈硬
化症の治療に有用である。 唾液のα―アミラーゼは経口的にスターチを消
化することによつてむし歯の原因になるので、ト
レスタチン類は、むし歯形成の予防または減弱化
にも使用することができる。 さらに、トレスタチン類は、生化学的試薬とし
ても使用することができる。
ス,ズブチリスおよびアスペルギルス・オリザエ
のα―アミラーゼならびにアスペキルギルス・ニ
ガーのアミロ―α―1,4―α―1,6―グルコ
シダーゼをも阻害するが、さつまいものβ―アミ
ラーゼに対しては阻害活性を示さない。 人類の食物中の主要な炭水化物であるスターチ
の消化は、α―アミラーゼの作用で開始される。
この酵素は、唾液および膵臓の分泌液中に存在す
る。膵臓のアミラーゼは、胃ならびに小腸内にお
けるスターチの完全消化に主要な役割を果たす。
すなわち、アミラーゼの触媒作用により多糖類は
マルトースにまで分解され、アルトースは小腸の
二糖類分解酵素により加水分解されてグルコース
を生成する。それ故、スターチ含有食物から成る
食事を摂取すると短時間の内に、過インシユリン
を誘発する顕著な過血糖が観察される。 この過血糖は、糖尿病患者においては、顕著に
表われ、非常に好ましくないということが知られ
ている。肥満の人々においては、この過血糖がイ
ンシユリン分泌の増加によつてしばしばおこり、
これは膵臓のβ―細胞の疲憊(exhaustion)の
原因ともなる。さらに、過インシユリン症は、過
類脂質血症の一因となる脂肪形成を助長する。 トレスタチンA、BおよびCならびに一種また
はそれ以上のこれらのトレスタチン類を含有する
組成分は、スターチ負荷試験(前記“炊飯処理し
たライスターチによつて誘発された過血糖の阻
害”に関するデータおよび表1)または肥料投与
後表2)のラツトおよびマウスによる実験におい
て示されているように、食後の過血糖および過イ
ンシユリンを減少させ得る。 シユクロースの経口投与により誘発される過血
糖の抑制は、トレスタチンがα―アミラーゼの阻
害のほかに、シユクラーゼに対してもなんらかの
阻害活性を有することを示している。(グルコー
スにより誘発される過血糖には効果がない) 従つて、本発明のトレスタチン類は、糖尿病、
肥満症、過類脂質血症およびステローム性動脈硬
化症の治療に有用である。 唾液のα―アミラーゼは経口的にスターチを消
化することによつてむし歯の原因になるので、ト
レスタチン類は、むし歯形成の予防または減弱化
にも使用することができる。 さらに、トレスタチン類は、生化学的試薬とし
ても使用することができる。
【表】
た第段階精製粉末に相当する。
【表】
【表】
本発明によつて提供される新規トレスタチン類
およびこれらの塩類は、たとえば、これらのトレ
スタチン類またはそれらの塩類を、経腸添適用に
適した有機または無機不活性担体物質、たとえば
水、ゼラチン、アラビアゴム、ラクトース、スタ
ーチ、ステアリン酸マグネシウム、タルク、植物
油、ポリアルキレングリコール等と混合して含有
している製薬学的製剤の形態における薬物として
の用途がある。この製薬学的製剤は、例えば錠
剤、糖衣錠もしくはカプセル剤のような固体の形
態または溶液もしくは懸濁液のような液体の形態
にすることができる。 投与単位には、活性成分20〜50mgを含むことが
できる。成人に対する1日の投与量は、10〜200
mgの範囲とすることができ、また個人個人の必要
量に応じて種々変えることができる。 トレスタチン類およびそれらの塩類は、例えば
糖、フルーツジユース、チヨコレート、ジヤム、
ポテト製品、小麦粉、およびそれらから製造され
る製品など(たとえばペストリーまたはパン)の
ような食品および規定食品類の添加物としても使
用することができる。食品または規定食品類に
は、本発明のトレスタチン類が0.1〜1重量%含
有しているのが好ましい。 以下の実施例によつて本発明を更に詳細に説明
する。 実施例 1 培養 栄養倍地を以下の物質より調製した: バレイシヨ澱粉 20g グルコース 20g 酵母エキス 5g 食 塩 2.5g 金属塩溶液*1 1ml 脱イオン水 1 *1 溶液は、脱イオン水1当りZnSO4・
7H2O(50g)、CuSO4・5H2O(5g)およ
びMnCl2・4H2O(5g)を含有する。 前記混合物のPHを6N水酸化ナトリウムを用い
て6に調整した後、炭酸カルシウム3.2gおよび
大豆粉20gを加え、次いで120℃において20分間
蒸気滅菌した。 上記滅菌培地110mlをそれぞれ含有している500
ml容エルレンマイヤーフラスコ10本の各各にスト
レプトミセス・デイモルフオゲネスNR―320―
MO7HB菌株「微工研菌寄第3664号」の寒天斜面
培地からとられた胞子を接種した。これらのフラ
スコを185r.p.m.において作動している振盪機上
に置き、27℃において72時間振盪した。その後、
フラスコ中の培養物を、上記と同一の成分からな
る培地25を含む50容醗酵槽に接種した、培養
サイクルは約43時間とし、その間、温度を27℃に
保持し、過空気を25/分の速度で供給しかつ
振盪を300r.p.mの速度で行つた。トレスタチン培
養液(PH6.9)は、3.1×104IU/mlの活性を有し
ていた。 分離 1 活性炭吸着: 前記トレスタチン醗酵によつて得られたすべて
の培養液を、5N水酸化ナトリウムでPH7.0に調整
した後、過した。この液(19、3.1×
104IU/ml、5.9×108IU/全培養液)に、380gの
活性炭を加え、該混合物を室温で20分間撹拌し、
次いで過した。活性炭ケーキを水道水4で洗
浄し、熱50%アセトン水10に懸濁させた。この
懸濁液を6N HClでPH2に調整し、60℃で20分間
撹拌し、この間、時々6N HClを添加することに
よつて該混合物をPH2に保持した。混合物を過
し、活性炭ケーキをさらに50%アセトン水0を
用い、同様の方法で再度処理した。集めた液を
6N NaOHでPH7.0に調整し、生成した少量の沈
澱物を別した。液(5.6×108IU/全液量)
を、約3の量になるまで減圧下で濃縮した。濃
縮液の一部を凍結乾燥して、暗褐色粉末の粗製ト
レスタチン複合体(3.2×106IU/g)を得た(以
下、これを第1段階精製粉末と称する)。 2 グウエツクス50吸着: 前記濃縮液(約3、5.6×108IU/全液量)
を、ダウエツクス50(H―型、3.5、20―50メツ
シユ)を充填したカラム(80×7.5cm)に約10
ml/分の速度で通した。このカラムを脱イオン水
10.5で洗浄した後、1N NH4OHで溶出し、分
画した。3×103IU/ml以上のトレスタチンを含
有する分画を集め、減圧濃縮し、凍結乾燥するこ
とによつて褐色粉末75.4g(比活性:7.0×
106IU/g、トレスタチン含有量:5.3×108IU)
を得た(以下、これを第段階精製粉末と称す)。 3 メタノール処理: 前記第段階精製粉末(75.4g、比活性7.0×
106IU/g、トレスタチン含有量:5.3×108IU)
をメタノール3770ml中に懸濁させ、該混合物を、
室温で2時間撹拌した。不溶物を取し、少量の
メタノールで洗浄した後、乾燥することによつて
褐色粉末41.5g(比活性:1.1×107IU/g、トレ
スタチン含有量:4.6×108IU)を得た(以下、こ
れを第段階精製粉末と称す)。 4 ダウエツクス1クロマトグラフイー: 前記第段階精製粉末(41.5g、比活性:1.1
×107IU/g、トレスタチン含有量: 4.6×108IU)を、脱イオン水100mlに溶解した。
この溶液を、ダウエツクス1(アセテート型、
2050ml、200〜400メツシユ)を充填したカラム
(87・5.5cm)に通した。カラムを2.5ml/分の流
速で、脱イオン水で展開し、溶出液を分画した
(各分画:17ml)。 第35―70の活性分画を集め、減圧濃縮し、凍結
乾燥することによつて黄色粉末22.6g(比活性:
1.8×107IU/、トレスタチン含有量:4.1×
108IU)を得た(以下、これを第段階精製粉末
と称す)。 5 ダウエツクス50クロマトグラフイー: 前記第段階精製粉末(22.6g、比活性:1.8
×107IU/g、トレスタチン含有量: 4.1×108IU)を、脱イオン水50mlに溶解し、該溶
液を、ダウエツクス50(アンモニウム型、2900ml、
200―400メツシユ)を充填したカラム(85×6.6
cm)に通した。カラムを2.5ml/分の流速で、脱
イオン水で展開し、該溶出液を分画した(各分画
17ml)。第65〜89の活性分画を集め、減圧濃縮し、
凍結乾燥することによつて淡黄色粉末のトレスタ
チン複合体10.6g(比活性:3.6×107IU/g、ト
レスタチン含有量:3.8×108IU)を得た(以下、
これを第段階精製粉末と称す)。 トレスタチン複合体よりトレスタチンA、B
およびCの分離 前記第段階精製粉末(10.6g、比活性: 3.6×107IU/g、トレスタチン含有量: 3.8×108IU)を、20mlの蒸留水に溶解し、該溶液
をアンバーライトCG50(アンモニウム該3.5部と
H―型6.5部とより成る混合ベツド、1420ml、タ
イプ)を充填したカラム(78×4.8cm)に通し
た。カラムを2.0ml/分の流速で蒸留水により溶
出し、溶出液を分画した(各分画:14ml)。活性
分画を以下の条件下、高速液体クロマトグラフイ
ー(HSLC)によつて検索した。 カラム:μボンダパツク/カーボハイドレート
(1/4インチ×1フイート、ウオーターズ
社製) 移動相:CH3CN:H2O(63:37) 流 速:4.0ml/分 試料注入量:2〜10μ 検出法:210nmにおける紫外線吸収適宜、分画を
集めて減圧濃縮し、凍結乾燥した。 適宜、分画を集めて減圧濃縮し、凍結乾燥し
た。結果を以下に示す。
およびこれらの塩類は、たとえば、これらのトレ
スタチン類またはそれらの塩類を、経腸添適用に
適した有機または無機不活性担体物質、たとえば
水、ゼラチン、アラビアゴム、ラクトース、スタ
ーチ、ステアリン酸マグネシウム、タルク、植物
油、ポリアルキレングリコール等と混合して含有
している製薬学的製剤の形態における薬物として
の用途がある。この製薬学的製剤は、例えば錠
剤、糖衣錠もしくはカプセル剤のような固体の形
態または溶液もしくは懸濁液のような液体の形態
にすることができる。 投与単位には、活性成分20〜50mgを含むことが
できる。成人に対する1日の投与量は、10〜200
mgの範囲とすることができ、また個人個人の必要
量に応じて種々変えることができる。 トレスタチン類およびそれらの塩類は、例えば
糖、フルーツジユース、チヨコレート、ジヤム、
ポテト製品、小麦粉、およびそれらから製造され
る製品など(たとえばペストリーまたはパン)の
ような食品および規定食品類の添加物としても使
用することができる。食品または規定食品類に
は、本発明のトレスタチン類が0.1〜1重量%含
有しているのが好ましい。 以下の実施例によつて本発明を更に詳細に説明
する。 実施例 1 培養 栄養倍地を以下の物質より調製した: バレイシヨ澱粉 20g グルコース 20g 酵母エキス 5g 食 塩 2.5g 金属塩溶液*1 1ml 脱イオン水 1 *1 溶液は、脱イオン水1当りZnSO4・
7H2O(50g)、CuSO4・5H2O(5g)およ
びMnCl2・4H2O(5g)を含有する。 前記混合物のPHを6N水酸化ナトリウムを用い
て6に調整した後、炭酸カルシウム3.2gおよび
大豆粉20gを加え、次いで120℃において20分間
蒸気滅菌した。 上記滅菌培地110mlをそれぞれ含有している500
ml容エルレンマイヤーフラスコ10本の各各にスト
レプトミセス・デイモルフオゲネスNR―320―
MO7HB菌株「微工研菌寄第3664号」の寒天斜面
培地からとられた胞子を接種した。これらのフラ
スコを185r.p.m.において作動している振盪機上
に置き、27℃において72時間振盪した。その後、
フラスコ中の培養物を、上記と同一の成分からな
る培地25を含む50容醗酵槽に接種した、培養
サイクルは約43時間とし、その間、温度を27℃に
保持し、過空気を25/分の速度で供給しかつ
振盪を300r.p.mの速度で行つた。トレスタチン培
養液(PH6.9)は、3.1×104IU/mlの活性を有し
ていた。 分離 1 活性炭吸着: 前記トレスタチン醗酵によつて得られたすべて
の培養液を、5N水酸化ナトリウムでPH7.0に調整
した後、過した。この液(19、3.1×
104IU/ml、5.9×108IU/全培養液)に、380gの
活性炭を加え、該混合物を室温で20分間撹拌し、
次いで過した。活性炭ケーキを水道水4で洗
浄し、熱50%アセトン水10に懸濁させた。この
懸濁液を6N HClでPH2に調整し、60℃で20分間
撹拌し、この間、時々6N HClを添加することに
よつて該混合物をPH2に保持した。混合物を過
し、活性炭ケーキをさらに50%アセトン水0を
用い、同様の方法で再度処理した。集めた液を
6N NaOHでPH7.0に調整し、生成した少量の沈
澱物を別した。液(5.6×108IU/全液量)
を、約3の量になるまで減圧下で濃縮した。濃
縮液の一部を凍結乾燥して、暗褐色粉末の粗製ト
レスタチン複合体(3.2×106IU/g)を得た(以
下、これを第1段階精製粉末と称する)。 2 グウエツクス50吸着: 前記濃縮液(約3、5.6×108IU/全液量)
を、ダウエツクス50(H―型、3.5、20―50メツ
シユ)を充填したカラム(80×7.5cm)に約10
ml/分の速度で通した。このカラムを脱イオン水
10.5で洗浄した後、1N NH4OHで溶出し、分
画した。3×103IU/ml以上のトレスタチンを含
有する分画を集め、減圧濃縮し、凍結乾燥するこ
とによつて褐色粉末75.4g(比活性:7.0×
106IU/g、トレスタチン含有量:5.3×108IU)
を得た(以下、これを第段階精製粉末と称す)。 3 メタノール処理: 前記第段階精製粉末(75.4g、比活性7.0×
106IU/g、トレスタチン含有量:5.3×108IU)
をメタノール3770ml中に懸濁させ、該混合物を、
室温で2時間撹拌した。不溶物を取し、少量の
メタノールで洗浄した後、乾燥することによつて
褐色粉末41.5g(比活性:1.1×107IU/g、トレ
スタチン含有量:4.6×108IU)を得た(以下、こ
れを第段階精製粉末と称す)。 4 ダウエツクス1クロマトグラフイー: 前記第段階精製粉末(41.5g、比活性:1.1
×107IU/g、トレスタチン含有量: 4.6×108IU)を、脱イオン水100mlに溶解した。
この溶液を、ダウエツクス1(アセテート型、
2050ml、200〜400メツシユ)を充填したカラム
(87・5.5cm)に通した。カラムを2.5ml/分の流
速で、脱イオン水で展開し、溶出液を分画した
(各分画:17ml)。 第35―70の活性分画を集め、減圧濃縮し、凍結
乾燥することによつて黄色粉末22.6g(比活性:
1.8×107IU/、トレスタチン含有量:4.1×
108IU)を得た(以下、これを第段階精製粉末
と称す)。 5 ダウエツクス50クロマトグラフイー: 前記第段階精製粉末(22.6g、比活性:1.8
×107IU/g、トレスタチン含有量: 4.1×108IU)を、脱イオン水50mlに溶解し、該溶
液を、ダウエツクス50(アンモニウム型、2900ml、
200―400メツシユ)を充填したカラム(85×6.6
cm)に通した。カラムを2.5ml/分の流速で、脱
イオン水で展開し、該溶出液を分画した(各分画
17ml)。第65〜89の活性分画を集め、減圧濃縮し、
凍結乾燥することによつて淡黄色粉末のトレスタ
チン複合体10.6g(比活性:3.6×107IU/g、ト
レスタチン含有量:3.8×108IU)を得た(以下、
これを第段階精製粉末と称す)。 トレスタチン複合体よりトレスタチンA、B
およびCの分離 前記第段階精製粉末(10.6g、比活性: 3.6×107IU/g、トレスタチン含有量: 3.8×108IU)を、20mlの蒸留水に溶解し、該溶液
をアンバーライトCG50(アンモニウム該3.5部と
H―型6.5部とより成る混合ベツド、1420ml、タ
イプ)を充填したカラム(78×4.8cm)に通し
た。カラムを2.0ml/分の流速で蒸留水により溶
出し、溶出液を分画した(各分画:14ml)。活性
分画を以下の条件下、高速液体クロマトグラフイ
ー(HSLC)によつて検索した。 カラム:μボンダパツク/カーボハイドレート
(1/4インチ×1フイート、ウオーターズ
社製) 移動相:CH3CN:H2O(63:37) 流 速:4.0ml/分 試料注入量:2〜10μ 検出法:210nmにおける紫外線吸収適宜、分画を
集めて減圧濃縮し、凍結乾燥した。 適宜、分画を集めて減圧濃縮し、凍結乾燥し
た。結果を以下に示す。
【表】
トレスタチンAの単離
トレスタチンAの純品を、アンバーライト
CG50を用いた再クロマトグラフイーで得た。す
なわち、前記第項で得られたトレスタチンAの
試料1.17gを、蒸留水4mlに溶解し、アンバーラ
イトCG50(H―型樹脂8部とアンモニウム型樹脂
2部とから成る混合ベツト、300ml、タイプ)
を充填したカラム(133×1.7cm)に通した。カラ
ムを、蒸留水で溶出し、溶出液を分画し(各分
画:7ml)、各分画を前記条件下、高速液体クロ
マトグラフイーによつて検索した。トレスタチン
Aを含有する第245〜465分画を集め、減圧濃縮
し、凍結乾燥することによつて、前記性状を有す
る白色粉末のトレスタチンA649mgを得た。 トレスタチンBの単離 トレスタチンBの純品を、アンバーライト
CG50を用いた再クロマトグラフイーで得た。す
なわち、前記第項で得られたトレスタチンBの
試料450mgを、蒸留水2mlに溶解し、アンバーラ
イトCG50(H―型樹脂8部とアンモニウム型樹脂
2部とから成る混合ベツト、280ml、タイプ)
を充填したカラム(122×1.7cm)に通した。カラ
ムを蒸留水で溶出し、溶出液を分画し(各分画:
3ml)、各分画を前記条件下、高速液体クロマト
グラフイーによつて検索した。トレスタチンBを
含有する第121〜129分画を集め、減圧濃縮し、凍
結乾燥することによつて、前記性状を有する白色
粉末のトレスタチンB170mgを得た。 トレスタチンCの単離 トレスタチンCの純品を、アンバーライト
CG50を用いた再クロマトグラフイーで得た。す
なわち、前記第項で得られたトレスタチンCの
試料720mgを蒸留水3mlに溶解し、アンバーライ
トCG50(H―型樹脂6.2部とアンモニウム型樹脂
3.8部とから成る混合ペツト、300ml、タイプ)
を充填したカラム(133×1.7cm)に通した。カラ
ムを蒸留水で溶出し、溶出液を分画し(各分画:
6ml)、各分画を前記条件下、高速液体クロマト
グラフイーによつて検索した。トレスタチンCを
含有する第42〜59分画を集め、減圧濃縮し、凍結
乾燥することによつて、前記性状を有する白色粉
末のトレスタチンC515mgを得た。 実施例 2 トレスタチンA塩酸塩の調製 実施例1で得られたトレスタチンA(95mg)を
蒸留水1mlに溶解し、0.1N塩酸でPHを2.0に調製
した。この溶液を約0.5mlの量になるまで減圧濃
縮した。エタノール(6ml)を加えると白沈澱を
生じ、これを遠心分離によつて集め、エタノール
2mlで洗浄し、真空乾燥することによつて、白色
粉末のトレスタチンA塩酸塩97mgを得た。 実施例 3 トレスタチンB塩酸塩の調製 実施例1で得られたトレスタチンB(92mg)を
蒸留水1mlに溶解し、0.1N塩酸でPHを2.0に調整
した。溶液を約0.5mlの量になるまで減圧濃縮し
た。エタノール(7ml)を加えると白色沈澱を生
じ、これを遠心分離によつて集め、エタノール2
mlで洗浄し、真空乾燥することによつて、白色粉
末のトレスタチンB―塩酸塩91mgを得た。 実施例 4 トレスタチンC塩酸塩の調製 実施例1で得られたトレスタチンC(90mg)を
蒸留水1mlに溶解し、0.1N塩酸でPHを2.0に調整
した。この溶液を約0.5mlの量になるまで減圧濃
縮した。エタノール(6ml)を加えると白色沈澱
を生じ、これを遠心分離によつて集め、エタノー
ル2mlで洗浄し、真空乾燥することによつて、白
色粉末のトレスタチンC三塩酸塩91mgを得た。 実施例 5 ストレプトミセス・デイモルフオゲネスNR―
320―OM7HBS「微工研菌寄第3665号」菌株を使
用した以外は実施例1で述べたと同様の方法によ
つて、トレスタチンA、トレスタチンBおよびト
レスタチンCのそれぞれを得た。
CG50を用いた再クロマトグラフイーで得た。す
なわち、前記第項で得られたトレスタチンAの
試料1.17gを、蒸留水4mlに溶解し、アンバーラ
イトCG50(H―型樹脂8部とアンモニウム型樹脂
2部とから成る混合ベツト、300ml、タイプ)
を充填したカラム(133×1.7cm)に通した。カラ
ムを、蒸留水で溶出し、溶出液を分画し(各分
画:7ml)、各分画を前記条件下、高速液体クロ
マトグラフイーによつて検索した。トレスタチン
Aを含有する第245〜465分画を集め、減圧濃縮
し、凍結乾燥することによつて、前記性状を有す
る白色粉末のトレスタチンA649mgを得た。 トレスタチンBの単離 トレスタチンBの純品を、アンバーライト
CG50を用いた再クロマトグラフイーで得た。す
なわち、前記第項で得られたトレスタチンBの
試料450mgを、蒸留水2mlに溶解し、アンバーラ
イトCG50(H―型樹脂8部とアンモニウム型樹脂
2部とから成る混合ベツト、280ml、タイプ)
を充填したカラム(122×1.7cm)に通した。カラ
ムを蒸留水で溶出し、溶出液を分画し(各分画:
3ml)、各分画を前記条件下、高速液体クロマト
グラフイーによつて検索した。トレスタチンBを
含有する第121〜129分画を集め、減圧濃縮し、凍
結乾燥することによつて、前記性状を有する白色
粉末のトレスタチンB170mgを得た。 トレスタチンCの単離 トレスタチンCの純品を、アンバーライト
CG50を用いた再クロマトグラフイーで得た。す
なわち、前記第項で得られたトレスタチンCの
試料720mgを蒸留水3mlに溶解し、アンバーライ
トCG50(H―型樹脂6.2部とアンモニウム型樹脂
3.8部とから成る混合ペツト、300ml、タイプ)
を充填したカラム(133×1.7cm)に通した。カラ
ムを蒸留水で溶出し、溶出液を分画し(各分画:
6ml)、各分画を前記条件下、高速液体クロマト
グラフイーによつて検索した。トレスタチンCを
含有する第42〜59分画を集め、減圧濃縮し、凍結
乾燥することによつて、前記性状を有する白色粉
末のトレスタチンC515mgを得た。 実施例 2 トレスタチンA塩酸塩の調製 実施例1で得られたトレスタチンA(95mg)を
蒸留水1mlに溶解し、0.1N塩酸でPHを2.0に調製
した。この溶液を約0.5mlの量になるまで減圧濃
縮した。エタノール(6ml)を加えると白沈澱を
生じ、これを遠心分離によつて集め、エタノール
2mlで洗浄し、真空乾燥することによつて、白色
粉末のトレスタチンA塩酸塩97mgを得た。 実施例 3 トレスタチンB塩酸塩の調製 実施例1で得られたトレスタチンB(92mg)を
蒸留水1mlに溶解し、0.1N塩酸でPHを2.0に調整
した。溶液を約0.5mlの量になるまで減圧濃縮し
た。エタノール(7ml)を加えると白色沈澱を生
じ、これを遠心分離によつて集め、エタノール2
mlで洗浄し、真空乾燥することによつて、白色粉
末のトレスタチンB―塩酸塩91mgを得た。 実施例 4 トレスタチンC塩酸塩の調製 実施例1で得られたトレスタチンC(90mg)を
蒸留水1mlに溶解し、0.1N塩酸でPHを2.0に調整
した。この溶液を約0.5mlの量になるまで減圧濃
縮した。エタノール(6ml)を加えると白色沈澱
を生じ、これを遠心分離によつて集め、エタノー
ル2mlで洗浄し、真空乾燥することによつて、白
色粉末のトレスタチンC三塩酸塩91mgを得た。 実施例 5 ストレプトミセス・デイモルフオゲネスNR―
320―OM7HBS「微工研菌寄第3665号」菌株を使
用した以外は実施例1で述べたと同様の方法によ
つて、トレスタチンA、トレスタチンBおよびト
レスタチンCのそれぞれを得た。
第1図、第2図および第3図は、トレスタチン
A、トレスタチンBおよびトレスタチンCのそれ
ぞれの赤外線吸収スペクトルを示す。第4図、第
5図および第6図は、トレスタチンA、トレスタ
チンBおよびトレスタチンCのそれぞれの′H、
NMRスペクトル(重水中、100MHz)を示す。
第7図は、トレスタチンA、トレスタチンBおよ
びトレスタチンCのそれぞれの高速液体クロマト
グラムを示す。
A、トレスタチンBおよびトレスタチンCのそれ
ぞれの赤外線吸収スペクトルを示す。第4図、第
5図および第6図は、トレスタチンA、トレスタ
チンBおよびトレスタチンCのそれぞれの′H、
NMRスペクトル(重水中、100MHz)を示す。
第7図は、トレスタチンA、トレスタチンBおよ
びトレスタチンCのそれぞれの高速液体クロマト
グラムを示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 下記の構造 ここで、n=2:トレスタチンA n=1:トレスタチンB n=3:トレスタチンC によつて示されるトレスタチンA、トレスタチン
BおよびトレスタチンCならびにそれらの塩類お
よび混合物より選ばれる新規なアミノ誘導体。 2 ストレプトミセス属に属するトレスタチン類
生産微生物を、水性培地中、好気的条件下で培養
し、該培養液からトレスタチン類を採取し、そし
て所望により、トレスタチンA、トレスタチンB
およびトレスタチンCを相互に分離することを特
徴とする下記の構造 ここで、n=2:トレスタチンA n=1:トレスタチンB n=3:トレスタチンC によつて示されるトレスタチンA、トレスタチン
BもしくはトレスタチンCまたはそれらの混合物
の製造方法。 3 下記の構造 ここで、n=2:トレスタチンA n=1:トレスタチンB n=3:トレスタチンC によつて示されるトレスタチンA、トレスタチン
BもしくはトレスタチンCまたはそれらの塩類も
しくは混合物を有効成分として含有することを特
徴とするアミラーゼ阻害及び抗高血糖剤。
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| GB583478 | 1978-02-14 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54163511A JPS54163511A (en) | 1979-12-26 |
| JPS643877B2 true JPS643877B2 (ja) | 1989-01-23 |
Family
ID=9803510
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1443879A Granted JPS54163511A (en) | 1978-02-14 | 1979-02-13 | Aminosugar derivative |
Country Status (26)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4273765A (ja) |
| EP (1) | EP0003616B1 (ja) |
| JP (1) | JPS54163511A (ja) |
| AR (1) | AR219150A1 (ja) |
| AT (1) | AT367451B (ja) |
| AU (1) | AU527318B2 (ja) |
| CA (1) | CA1121290A (ja) |
| DE (2) | DE2905649A1 (ja) |
| DK (1) | DK149599C (ja) |
| ES (1) | ES477653A1 (ja) |
| FI (1) | FI63062C (ja) |
| FR (1) | FR2416901A1 (ja) |
| GR (1) | GR72817B (ja) |
| HU (1) | HU181442B (ja) |
| IE (1) | IE47916B1 (ja) |
| IL (1) | IL56626A0 (ja) |
| LU (1) | LU80906A1 (ja) |
| MC (1) | MC1253A1 (ja) |
| NL (1) | NL7901182A (ja) |
| NO (1) | NO153011C (ja) |
| NZ (1) | NZ189625A (ja) |
| PH (1) | PH15084A (ja) |
| PT (1) | PT69218A (ja) |
| SE (1) | SE7901276L (ja) |
| YU (1) | YU41437B (ja) |
| ZA (1) | ZA79528B (ja) |
Families Citing this family (37)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3166093D1 (en) * | 1981-01-05 | 1984-10-18 | Takeda Chemical Industries Ltd | N-substituted pseudo-aminosugars, their production and use |
| JPS57146713A (en) * | 1981-03-09 | 1982-09-10 | Akira Endo | Hypoglycemic |
| US4595678A (en) * | 1982-03-19 | 1986-06-17 | Takeda Chemical Industries, Ltd. | N-substituted pseudo-aminosugars and pharmaceutical compositions containing same |
| US4678812A (en) * | 1986-05-30 | 1987-07-07 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Trehalose as stabilizer and tableting excipient |
| US4762857A (en) * | 1986-05-30 | 1988-08-09 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Trehalose as stabilizer and tableting excipient |
| US4885361A (en) * | 1987-07-31 | 1989-12-05 | Hoffmann-La Roche Inc. | Sulfated oligosaccharides |
| AU667462B2 (en) * | 1990-11-30 | 1996-03-28 | Monoclonetics International Incorporated | Methods for the diagnosis of chronic lower back and cervical pain |
| CA2128044C (en) * | 1993-08-05 | 2007-02-20 | Klaus-Dieter Bremer | Pharmaceutical compositions comprising a glucosidase and/or amylase inhibitor, and a lipase inhibitor |
| ES2272418T3 (es) * | 2000-05-24 | 2007-05-01 | Pfizer Inc. | Tratamiento de acidos del rumen con inhibidores de alfa-amilasa. |
| US7022684B2 (en) * | 2000-05-24 | 2006-04-04 | Pfizer Inc. | Treatment of rumen acidosis with α-amylase inhibitors |
| CN1882327A (zh) | 2003-11-19 | 2006-12-20 | 症变治疗公司 | 含磷的新的拟甲状腺素药 |
| US7262318B2 (en) * | 2004-03-10 | 2007-08-28 | Pfizer, Inc. | Substituted heteroaryl- and phenylsulfamoyl compounds |
| US20050288340A1 (en) * | 2004-06-29 | 2005-12-29 | Pfizer Inc | Substituted heteroaryl- and phenylsulfamoyl compounds |
| WO2006056845A1 (en) * | 2004-11-23 | 2006-06-01 | Warner-Lambert Company Llc | 7-(2h-pyrazol-3-yl)-3, 5-dihyroxy-heptanoic acid derivatives as hmg co-a reductase inhibitors for the treatment of lipidemia |
| US7741317B2 (en) | 2005-10-21 | 2010-06-22 | Bristol-Myers Squibb Company | LXR modulators |
| US7888376B2 (en) | 2005-11-23 | 2011-02-15 | Bristol-Myers Squibb Company | Heterocyclic CETP inhibitors |
| CN101663262B (zh) | 2006-12-01 | 2014-03-26 | 百时美施贵宝公司 | 用于治疗动脉粥样硬化和心血管疾病的作为cetp抑制剂的n-(3-苄基)-2,2-(二苯基)-丙-1胺衍生物 |
| EP2527360B1 (en) | 2007-06-04 | 2015-10-28 | Synergy Pharmaceuticals Inc. | Agonists of guanylate cyclase useful for the treatment of gastrointestinal disorders, inflammation, cancer and other disorders |
| US8969514B2 (en) | 2007-06-04 | 2015-03-03 | Synergy Pharmaceuticals, Inc. | Agonists of guanylate cyclase useful for the treatment of hypercholesterolemia, atherosclerosis, coronary heart disease, gallstone, obesity and other cardiovascular diseases |
| KR20100130993A (ko) * | 2008-04-11 | 2010-12-14 | 아스텔라스세이야쿠 가부시키가이샤 | 아미노당 화합물 및 그의 생산 방법 |
| EP2810951B1 (en) | 2008-06-04 | 2017-03-15 | Synergy Pharmaceuticals Inc. | Agonists of guanylate cyclase useful for the treatment of gastrointestinal disorders, inflammation, cancer and other disorders |
| EP3241839B1 (en) | 2008-07-16 | 2019-09-04 | Bausch Health Ireland Limited | Agonists of guanylate cyclase useful for the treatment of gastrointestinal, inflammation, cancer and other disorders |
| US20120046364A1 (en) | 2009-02-10 | 2012-02-23 | Metabasis Therapeutics, Inc. | Novel Sulfonic Acid-Containing Thyromimetics, and Methods for Their Use |
| WO2011145022A1 (en) | 2010-05-21 | 2011-11-24 | Pfizer Inc. | 2-phenyl benzoylamides |
| US20130156720A1 (en) | 2010-08-27 | 2013-06-20 | Ironwood Pharmaceuticals, Inc. | Compositions and methods for treating or preventing metabolic syndrome and related diseases and disorders |
| US9616097B2 (en) | 2010-09-15 | 2017-04-11 | Synergy Pharmaceuticals, Inc. | Formulations of guanylate cyclase C agonists and methods of use |
| JP2014513923A (ja) | 2011-03-04 | 2014-06-19 | ファイザー・インク | Edn3様ペプチドおよびその使用 |
| US20150050371A1 (en) | 2012-03-09 | 2015-02-19 | Biotropics Malaysia Berhad | Extract Formulations of Rhodamnia Cinerea And Uses Thereof |
| CA2905435A1 (en) | 2013-03-15 | 2014-09-25 | Synergy Pharmaceuticals Inc. | Compositions useful for the treatment of gastrointestinal disorders |
| CA2905438A1 (en) | 2013-03-15 | 2014-09-25 | Synergy Pharmaceuticals Inc. | Agonists of guanylate cyclase and their uses |
| MX2015014666A (es) | 2013-04-17 | 2016-03-01 | Pfizer | Derivados de n-piperidin-3-ilbenzamida para tratar enfermedades cardiovasculares. |
| SI3004138T1 (sl) | 2013-06-05 | 2024-07-31 | Bausch Health Ireland Limited | Ultra čisti agonisti gvanilat ciklaze C, postopek za njihovo pripravo in uporabo |
| KR102431436B1 (ko) | 2014-08-29 | 2022-08-10 | 테스 파마 에스.알.엘. | α-아미노-β-카복시뮤콘산 세미알데히드 데카복실라제의 억제제 |
| WO2016055901A1 (en) | 2014-10-08 | 2016-04-14 | Pfizer Inc. | Substituted amide compounds |
| AR109950A1 (es) | 2016-10-14 | 2019-02-06 | Tes Pharma S R L | INHIBIDORES DE LA ÁCIDO a-AMINO-b-CARBOXIMUCÓNICO SEMIALDEHÍDO DESCARBOXILASA |
| AR117122A1 (es) | 2018-11-20 | 2021-07-14 | Tes Pharma S R L | INHIBIDORES DE LA ÁCIDO a-AMINO-b-CARBOXIMUCÓNICO SEMIALDEHÍDO DESCARBOXILASA |
| SG11202107614PA (en) | 2019-01-18 | 2021-08-30 | Astrazeneca Ab | Pcsk9 inhibitors and methods of use thereof |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE2064092C2 (de) * | 1970-12-28 | 1983-06-01 | Bayer Ag, 5090 Leverkusen | Inhibitoren für Glykosidhydrolasen aus Actinomyceten |
| US4062950A (en) * | 1973-09-22 | 1977-12-13 | Bayer Aktiengesellschaft | Amino sugar derivatives |
| DE2347782C3 (de) * | 1973-09-22 | 1979-10-11 | Bayer Ag, 5090 Leverkusen | Aminozuckerderivate, Verfahren zu ihrer Herstellung sowie diese Verbindungen enthaltende Arzneimittel |
| US4065557A (en) * | 1974-03-21 | 1977-12-27 | Bayer Aktiengesellschaft | Amino sugars and their use in improving the meat:fat ratio in animals |
| USRE29903E (en) | 1975-03-19 | 1979-02-06 | American Cyanamid Company | Antibacterial antibiotics AM31α, AM31β and AM31γ |
| DE2614393C3 (de) * | 1976-04-02 | 1980-04-03 | Bayer Ag, 5090 Leverkusen | Aminozucker-Derivate und diese Verbindungen enthaltende Arzneimittel |
-
1979
- 1979-01-31 CA CA000320579A patent/CA1121290A/en not_active Expired
- 1979-02-07 PH PH22174A patent/PH15084A/en unknown
- 1979-02-07 ZA ZA79528A patent/ZA79528B/xx unknown
- 1979-02-07 AU AU44028/79A patent/AU527318B2/en not_active Ceased
- 1979-02-08 IL IL56626A patent/IL56626A0/xx not_active IP Right Cessation
- 1979-02-08 AR AR275445A patent/AR219150A1/es active
- 1979-02-09 US US06/011,002 patent/US4273765A/en not_active Expired - Lifetime
- 1979-02-12 NZ NZ189625A patent/NZ189625A/xx unknown
- 1979-02-12 FR FR7903452A patent/FR2416901A1/fr active Granted
- 1979-02-12 HU HU79HO2138A patent/HU181442B/hu not_active IP Right Cessation
- 1979-02-12 LU LU80906A patent/LU80906A1/de unknown
- 1979-02-13 ES ES477653A patent/ES477653A1/es not_active Expired
- 1979-02-13 DK DK61179A patent/DK149599C/da active
- 1979-02-13 SE SE7901276A patent/SE7901276L/ not_active Application Discontinuation
- 1979-02-13 NO NO790469A patent/NO153011C/no unknown
- 1979-02-13 IE IE274/79A patent/IE47916B1/en not_active IP Right Cessation
- 1979-02-13 GR GR58344A patent/GR72817B/el unknown
- 1979-02-13 MC MC791365A patent/MC1253A1/fr unknown
- 1979-02-13 AT AT0108879A patent/AT367451B/de not_active IP Right Cessation
- 1979-02-13 JP JP1443879A patent/JPS54163511A/ja active Granted
- 1979-02-13 PT PT7969218A patent/PT69218A/pt unknown
- 1979-02-14 YU YU348/79A patent/YU41437B/xx unknown
- 1979-02-14 FI FI790486A patent/FI63062C/fi not_active IP Right Cessation
- 1979-02-14 EP EP79100441A patent/EP0003616B1/de not_active Expired
- 1979-02-14 NL NL7901182A patent/NL7901182A/xx not_active Application Discontinuation
- 1979-02-14 DE DE19792905649 patent/DE2905649A1/de not_active Withdrawn
- 1979-02-14 DE DE7979100441T patent/DE2962165D1/de not_active Expired
Also Published As
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPS643877B2 (ja) | ||
| CA1044164A (en) | Glycoside hydrolase inhibiting amino sugar derivatives | |
| EP0182315A2 (en) | Novel antibiotic NK84-0218 pharmaceutical compositions containing it and process for the production of the same | |
| CA1153966A (en) | Physiologically active substance, ebelactone and production thereof | |
| US4019960A (en) | Process for the production of a saccharase inhibitor | |
| RU2134694C1 (ru) | Аминоолигосахарид ск-4416, способ его получения, ингибитор сахаридгидролазы и антибактериальный агент | |
| CA1225333A (en) | Antiviral agents | |
| KR900008247B1 (ko) | 새로운 생리활성물질 아르파메닌(Arphamenine)의 제조방법 | |
| US4632917A (en) | Pseudooligosaccharides with an α-glucosidase-inhibiting action, their use and pharmaceutical products | |
| KR950013857B1 (ko) | 신규 항생물질 무레이도마이신 a, b, c 및 d 그의 제조 방법 및 치료학적 용도 | |
| CA1131146A (en) | Amylase inhibitors | |
| PL91664B1 (ja) | ||
| JP3687929B2 (ja) | 新規化合物a−76202及びその製造法 | |
| KR830001068B1 (ko) | 아미노당 유도체의 제조방법 | |
| JPH01110653A (ja) | 抗真菌性発酵産生物及びその組成物 | |
| JPH0429356B2 (ja) | ||
| JP3106012B2 (ja) | オキサゾリン誘導体の製造法 | |
| JP3448334B2 (ja) | 新規生理活性物質ピペラスタチンaおよびその製造法 | |
| KR790001709B1 (ko) | 아미노-슈가 화합물의 제조방법 | |
| EP0629184A1 (en) | TETRALIN DERIVATIVES AS HMG-CoA REDUCTASE INHIBITORS | |
| JPH06135980A (ja) | 新規生理活性物質a−72363 | |
| JPH01290673A (ja) | 新規物質k3543r1、その使用および製造 | |
| JPH0859644A (ja) | 新規生理活性物質ベラクチンaおよびbとその製造法 | |
| JPH10287647A (ja) | 新規インドールアルカロイド系化合物 0089−d | |
| JPS63157992A (ja) | 抗生物質n−ヒドロキシジヒドロアビコビロマイシン |