JPS648978B2 - - Google Patents
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- JPS648978B2 JPS648978B2 JP11563180A JP11563180A JPS648978B2 JP S648978 B2 JPS648978 B2 JP S648978B2 JP 11563180 A JP11563180 A JP 11563180A JP 11563180 A JP11563180 A JP 11563180A JP S648978 B2 JPS648978 B2 JP S648978B2
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Landscapes
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
- Braiding, Manufacturing Of Bobbin-Net Or Lace, And Manufacturing Of Nets By Knotting (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
- Artificial Filaments (AREA)
Description
本発明は低比重で浮力が大きく、かつ結節強
度、耐衝撃性、弾性回復性、柔軟性等に優れた漁
網、特に底刺網用として好適な漁網に関するもの
である。 漁網のうち刺網は目的とする魚の遊泳層を選ん
でこれを遮断するようにして張り、網目に魚を刺
させるか、あるいは搦させて獲るもので、浮刺
網、流刺網、施刺網等がある。従来、この種刺網
用漁網は、海底の地形に応じて網地の張り具合を
よくするため、多数の浮子を使用したり、沈子の
数を調整して操業していたが、潮流や、波浪によ
つて浮子及び沈子を調整しなければならず、従つ
て適性な操業位置が確保しにくく、条件によつて
は羅網率も低いものであつた。 そこで、網地全般にわたり、漁網設置時の操業
性をよくするために例えばポリ塩化ビニリデンフ
イラメント等の高比重の樹脂を用いたり、フイラ
メントに比重の大きい鉛を含有させたり、無機物
を含めた樹脂をコーテイングする等の改良が進め
られてきた。しかし、このような高比重の漁網を
底刺網に使用する場合、特に岩石や、藻類、船舶
の残骸等の障害物が多く、海底の形状がまちまち
である地域での操業においては、網地が底だるみ
となり、障害物にからんで網地を損傷したり、遂
には放棄しなければならない等操業上の問題があ
つた。 本発明者等は上記の底刺網の操業上の問題を解
決するために、網地比重について種々実験を重
ね、その結果底刺網用網地比重は0.84以下、特に
0.6〜0.8程度の低比重のものが好ましいことを知
見した。 従来、このような低比重の漁網にはポリプロピ
レン、ポリエチレン等のフイラメントが使用され
ており、用途によつてはそれらを中空モノフイラ
メントとして更に低比重にすることが実用化され
ている。しかし、これらの素材からなる漁網は強
力が低く、耐衝撃性、弾性回復性に劣るという欠
点を有している。 一方、ナイロンフイラメントからなる漁網は、
強力、耐衝撃性、弾性回復性、羅網性等に優れて
いることから刺網分野に広く使用されているが、
比重の点において前述した底刺網用には適当でな
く、更に比重を小さくする必要があつた。 このナイロンフイラメントの比重を小さくする
には中空モノフイラメントを用いることにより可
能であり、中空度が増加することにより見掛比重
は順次低下するが、この場合中空度の増加と共
に、強力も同時に低下し、中空部分の直径がフイ
ラメント外径の1/2以上即ち中空度が0.25以上に
なると特に強力低下が著しくなることが知られて
おり(特公昭51−24426号)従来魚網用モノフイ
ラメントの中空度はせいぜい0.25以下の低いもの
であつた。しかるに前述の底刺網に適した網地比
重例えば0.8のものを得るには中空モノフイラメ
ントの中空度は約0.3とすることが必要である。
ところが通常漁網に使用される繊度が1000デニー
ル以上のナイロン中空モノフイラメントではその
中空度が0.2を超える場合には結節強度は中実ナ
イロンモノフイラメントに比して15〜30%低下
し、更に繊度が2000デニール以上で中空度が0.20
を超える場合には生産技術面及び物性面からも困
難であり、漁網として使用に耐えるものは未だ得
られていない。 本発明はかかる実状に鑑み、上記の問題点の解
決を図り、強力、耐衝撃性、弾性回復性及び柔軟
性等、ナイロンの優れた特性を保持したまま低比
重の漁網を提供するものである。すなわち、本発
明は、繊維の長手方向に中空が連続したものであ
つて、中空度(H)が0.26≦H≦0.45で繊度が100〜
500デニールであり、かつ、結節強度が3.5g/d
以上あるポリアミド中空モノフイラメントを複数
本引揃え、またはさらに甘撚を施してなる網糸を
用いたことを特徴とするものである。本発明にお
けるポリアミドとは溶融紡糸可能な繊維形成能を
有するポリアミドであり、ナイロン6、ナイロン
66、ナイロン6・10及びこれらのコポリマー、ブ
レドポリマー等が包含される。 そして本発明に使用されるポリアミド中空モノ
フイラメントは、その中空度(H)が0.26≦H≦0.45
の範囲である。 ここに中空度とは中空部分の断面積(a)と樹脂部
分の断面積(b)との構成比a/a+bによつて定義さ れるものである。 前記中空度(H)が0.26未満の場合には見掛比重が
0.85以上となり、所要の低比重のものが得られ
ず、また、0.45を越える場合には中空モノフイラ
メントの結節強度が著しく低下し好ましくない。
かかる中空モノフイラメントは例えば、共押出し
ダイスを使用し、所要の中空度に応じて空気を注
入しながら、紡糸するか、あるいは第1図に示す
如き円形に穿孔したスリツトから溶融ポリマーを
扁平状態で数本押出した後、空気をかみこませな
がら融着させて紡糸した後、所要の延伸倍率で延
伸することにより作られる。 第2図は第1図に示すスリツトを用いて作つた
中空モノフイラメントの断面図である。 この場合、スリツトの寸法及びスリツトの数を
調整することにより中空度及び断面形状を適宜変
更させることができる。 また前記中空モノフイラメントは、その繊度が
100〜500デニールであることが必要である。繊度
が100デニール未満の場合は単糸当りの強力が低
く、漁網とした場合、魚の搦みによる切断が多く
なり、一方500デニールを超える場合には結節強
度が低下し、通常底刺網用網糸に要求される結節
強度(3.5g/d)が得られないので、適当でな
い。すなわち、本発明では、見掛け比重を低くす
るため中空度を高くする必要があるが、その結
果、得られたモノフイラメントの外径が際立つて
大きくなり、例えば、中空度0.3、中空モノフイ
ラメントの外径0.4mm、内径0.26mmの繊度は、744
デニールに相当する。この外径0.4mm、中実モノ
フイラメントの場合、1288デニールに相当するこ
とから考えると、いかに中空モノフイラメントの
見掛けの直径が大きくなるかがわかる。このた
め、本願発明で目的とる底刺網の網地の見掛け比
重0.6〜0.8程度を満足するモノフイラメントを通
常の紡糸方法で得る場合、繊度が大きくなる程、
繊維の断面方向の冷却時に受ける歪みがそのまま
残存し、これを解消するのが極めて困難であり、
特公昭51−2442626号公報からも明らかなように
冷却時の不均一に起因するスキン・コア構造が生
じ、これは、配向度と結晶化度がフイラメントの
外層部と内層部で異なることであり、この構造差
が結節強度の低下を招くものである。その結果、
冷却時の構造差をできる限り抑制するのにモノフ
イラメントの繊度限定が必要となり、これらを踏
まえて100〜500デニールの範囲を設定したもので
ある。 次に前記の中空モノフイラメントは使用に際し
その複数本を引揃えるか、あるいはこれに更に必
要に応じ交絡又は甘撚を施して網糸とする。この
場合、中空モノフイラメントの本数は得られる漁
網の種類に応じて適宜選択することができるが通
常は4〜12本が使用される。また施撚するときは
一般に100T/M以下の甘撚でよく、この撚数が
多いときは、柔軟性が失われると共に魚への搦み
も悪くなるので好ましくない。 このようにして得られた網糸はこれを公知の手
法に従つて天然または合成繊維の場合と同様の方
法で編網して本発明漁網に構成する。 かくして編網された本発明漁網は漁網特に底刺
網用として好適である外、更に水面に浮上させ使
用する防鳥網等にも用いることができる。 上記構成よりなる本発明中空モノフイラメント
漁網はその効果としてモノフイラメントの中空度
を0.26〜0.45と大きくしたものであるから、見掛
比重は0.63〜0.84と従来の漁網に比して低比重と
なり、従つて浮力が大きく浮子、沈子の調節が少
なくて済むのみならず、底だるみがなく、張りや
網なりがよくなり、魚群の宝庫とされる障害物の
多い水域での刺網操業を著しく改善することがで
きる。 また本発明漁網は繊度が100〜500デニールと比
較的低デニールの中空モノフイラメントから構成
されているものであるから、高デニールの中空モ
ノフイラメントに比して、その製造が容易であ
り、しかも、これらの複数本を用いて網糸とする
ことにより相当する繊度の中実モノフイラメント
一本使いの網糸に比して結節強度が高く、また網
地の引掛強力の高い漁網が得られると共に複数本
を引揃えるか、または甘撚を施してなるものであ
るから中空モノフイラメント一本、一本による魚
への搦みを利用できる利点がある。更に本発明漁
網はポリアミドの優れた透明性、柔軟性、結節の
固定性及び網なりなどの特性をも保持しており、
紙網分野での実用性は云うまでもなく特に底刺網
用として最適な漁網である。 以下本発明を実施例により更に詳細に説明す
る。 実施例 硫酸粘度3.4のナイロン6チツプを用いて通常
の円形の紡糸孔及び第1図に示すスリツトを有す
る30ホールのノズルで、種々中空度を変え、温度
250〜270℃で溶融紡糸し、10℃の水で冷却した
後、90℃の温水及び200℃のヒーターで5.3倍に延
伸して目標繊度350デニール及び450デニールの2
種について夫々中実モノフイラメント及び中空度
の異なる中空モノフイラメントを作つた。なお中
空モノフイラメントの中空度はスリツトのデイメ
ンジヨンの異なるノズルを使用して変更したが、
スリツトのデイメンジヨンの一例を示すとスリツ
ト巾;0.21mm、スリツト間の巾0.1mm、スリツト
外側の直径1.68mm(第1表試料番号8の場合)で
ある。更に比較のために同様にして目標繊度1100
デニール、2000デニール及び2640デニールの中実
モノフイラメント及び中空モノフイラメントを作
つた。これらのモノフイラメントの物性を測定し
た結果は第1表及び第2表に示す通りであつた。
度、耐衝撃性、弾性回復性、柔軟性等に優れた漁
網、特に底刺網用として好適な漁網に関するもの
である。 漁網のうち刺網は目的とする魚の遊泳層を選ん
でこれを遮断するようにして張り、網目に魚を刺
させるか、あるいは搦させて獲るもので、浮刺
網、流刺網、施刺網等がある。従来、この種刺網
用漁網は、海底の地形に応じて網地の張り具合を
よくするため、多数の浮子を使用したり、沈子の
数を調整して操業していたが、潮流や、波浪によ
つて浮子及び沈子を調整しなければならず、従つ
て適性な操業位置が確保しにくく、条件によつて
は羅網率も低いものであつた。 そこで、網地全般にわたり、漁網設置時の操業
性をよくするために例えばポリ塩化ビニリデンフ
イラメント等の高比重の樹脂を用いたり、フイラ
メントに比重の大きい鉛を含有させたり、無機物
を含めた樹脂をコーテイングする等の改良が進め
られてきた。しかし、このような高比重の漁網を
底刺網に使用する場合、特に岩石や、藻類、船舶
の残骸等の障害物が多く、海底の形状がまちまち
である地域での操業においては、網地が底だるみ
となり、障害物にからんで網地を損傷したり、遂
には放棄しなければならない等操業上の問題があ
つた。 本発明者等は上記の底刺網の操業上の問題を解
決するために、網地比重について種々実験を重
ね、その結果底刺網用網地比重は0.84以下、特に
0.6〜0.8程度の低比重のものが好ましいことを知
見した。 従来、このような低比重の漁網にはポリプロピ
レン、ポリエチレン等のフイラメントが使用され
ており、用途によつてはそれらを中空モノフイラ
メントとして更に低比重にすることが実用化され
ている。しかし、これらの素材からなる漁網は強
力が低く、耐衝撃性、弾性回復性に劣るという欠
点を有している。 一方、ナイロンフイラメントからなる漁網は、
強力、耐衝撃性、弾性回復性、羅網性等に優れて
いることから刺網分野に広く使用されているが、
比重の点において前述した底刺網用には適当でな
く、更に比重を小さくする必要があつた。 このナイロンフイラメントの比重を小さくする
には中空モノフイラメントを用いることにより可
能であり、中空度が増加することにより見掛比重
は順次低下するが、この場合中空度の増加と共
に、強力も同時に低下し、中空部分の直径がフイ
ラメント外径の1/2以上即ち中空度が0.25以上に
なると特に強力低下が著しくなることが知られて
おり(特公昭51−24426号)従来魚網用モノフイ
ラメントの中空度はせいぜい0.25以下の低いもの
であつた。しかるに前述の底刺網に適した網地比
重例えば0.8のものを得るには中空モノフイラメ
ントの中空度は約0.3とすることが必要である。
ところが通常漁網に使用される繊度が1000デニー
ル以上のナイロン中空モノフイラメントではその
中空度が0.2を超える場合には結節強度は中実ナ
イロンモノフイラメントに比して15〜30%低下
し、更に繊度が2000デニール以上で中空度が0.20
を超える場合には生産技術面及び物性面からも困
難であり、漁網として使用に耐えるものは未だ得
られていない。 本発明はかかる実状に鑑み、上記の問題点の解
決を図り、強力、耐衝撃性、弾性回復性及び柔軟
性等、ナイロンの優れた特性を保持したまま低比
重の漁網を提供するものである。すなわち、本発
明は、繊維の長手方向に中空が連続したものであ
つて、中空度(H)が0.26≦H≦0.45で繊度が100〜
500デニールであり、かつ、結節強度が3.5g/d
以上あるポリアミド中空モノフイラメントを複数
本引揃え、またはさらに甘撚を施してなる網糸を
用いたことを特徴とするものである。本発明にお
けるポリアミドとは溶融紡糸可能な繊維形成能を
有するポリアミドであり、ナイロン6、ナイロン
66、ナイロン6・10及びこれらのコポリマー、ブ
レドポリマー等が包含される。 そして本発明に使用されるポリアミド中空モノ
フイラメントは、その中空度(H)が0.26≦H≦0.45
の範囲である。 ここに中空度とは中空部分の断面積(a)と樹脂部
分の断面積(b)との構成比a/a+bによつて定義さ れるものである。 前記中空度(H)が0.26未満の場合には見掛比重が
0.85以上となり、所要の低比重のものが得られ
ず、また、0.45を越える場合には中空モノフイラ
メントの結節強度が著しく低下し好ましくない。
かかる中空モノフイラメントは例えば、共押出し
ダイスを使用し、所要の中空度に応じて空気を注
入しながら、紡糸するか、あるいは第1図に示す
如き円形に穿孔したスリツトから溶融ポリマーを
扁平状態で数本押出した後、空気をかみこませな
がら融着させて紡糸した後、所要の延伸倍率で延
伸することにより作られる。 第2図は第1図に示すスリツトを用いて作つた
中空モノフイラメントの断面図である。 この場合、スリツトの寸法及びスリツトの数を
調整することにより中空度及び断面形状を適宜変
更させることができる。 また前記中空モノフイラメントは、その繊度が
100〜500デニールであることが必要である。繊度
が100デニール未満の場合は単糸当りの強力が低
く、漁網とした場合、魚の搦みによる切断が多く
なり、一方500デニールを超える場合には結節強
度が低下し、通常底刺網用網糸に要求される結節
強度(3.5g/d)が得られないので、適当でな
い。すなわち、本発明では、見掛け比重を低くす
るため中空度を高くする必要があるが、その結
果、得られたモノフイラメントの外径が際立つて
大きくなり、例えば、中空度0.3、中空モノフイ
ラメントの外径0.4mm、内径0.26mmの繊度は、744
デニールに相当する。この外径0.4mm、中実モノ
フイラメントの場合、1288デニールに相当するこ
とから考えると、いかに中空モノフイラメントの
見掛けの直径が大きくなるかがわかる。このた
め、本願発明で目的とる底刺網の網地の見掛け比
重0.6〜0.8程度を満足するモノフイラメントを通
常の紡糸方法で得る場合、繊度が大きくなる程、
繊維の断面方向の冷却時に受ける歪みがそのまま
残存し、これを解消するのが極めて困難であり、
特公昭51−2442626号公報からも明らかなように
冷却時の不均一に起因するスキン・コア構造が生
じ、これは、配向度と結晶化度がフイラメントの
外層部と内層部で異なることであり、この構造差
が結節強度の低下を招くものである。その結果、
冷却時の構造差をできる限り抑制するのにモノフ
イラメントの繊度限定が必要となり、これらを踏
まえて100〜500デニールの範囲を設定したもので
ある。 次に前記の中空モノフイラメントは使用に際し
その複数本を引揃えるか、あるいはこれに更に必
要に応じ交絡又は甘撚を施して網糸とする。この
場合、中空モノフイラメントの本数は得られる漁
網の種類に応じて適宜選択することができるが通
常は4〜12本が使用される。また施撚するときは
一般に100T/M以下の甘撚でよく、この撚数が
多いときは、柔軟性が失われると共に魚への搦み
も悪くなるので好ましくない。 このようにして得られた網糸はこれを公知の手
法に従つて天然または合成繊維の場合と同様の方
法で編網して本発明漁網に構成する。 かくして編網された本発明漁網は漁網特に底刺
網用として好適である外、更に水面に浮上させ使
用する防鳥網等にも用いることができる。 上記構成よりなる本発明中空モノフイラメント
漁網はその効果としてモノフイラメントの中空度
を0.26〜0.45と大きくしたものであるから、見掛
比重は0.63〜0.84と従来の漁網に比して低比重と
なり、従つて浮力が大きく浮子、沈子の調節が少
なくて済むのみならず、底だるみがなく、張りや
網なりがよくなり、魚群の宝庫とされる障害物の
多い水域での刺網操業を著しく改善することがで
きる。 また本発明漁網は繊度が100〜500デニールと比
較的低デニールの中空モノフイラメントから構成
されているものであるから、高デニールの中空モ
ノフイラメントに比して、その製造が容易であ
り、しかも、これらの複数本を用いて網糸とする
ことにより相当する繊度の中実モノフイラメント
一本使いの網糸に比して結節強度が高く、また網
地の引掛強力の高い漁網が得られると共に複数本
を引揃えるか、または甘撚を施してなるものであ
るから中空モノフイラメント一本、一本による魚
への搦みを利用できる利点がある。更に本発明漁
網はポリアミドの優れた透明性、柔軟性、結節の
固定性及び網なりなどの特性をも保持しており、
紙網分野での実用性は云うまでもなく特に底刺網
用として最適な漁網である。 以下本発明を実施例により更に詳細に説明す
る。 実施例 硫酸粘度3.4のナイロン6チツプを用いて通常
の円形の紡糸孔及び第1図に示すスリツトを有す
る30ホールのノズルで、種々中空度を変え、温度
250〜270℃で溶融紡糸し、10℃の水で冷却した
後、90℃の温水及び200℃のヒーターで5.3倍に延
伸して目標繊度350デニール及び450デニールの2
種について夫々中実モノフイラメント及び中空度
の異なる中空モノフイラメントを作つた。なお中
空モノフイラメントの中空度はスリツトのデイメ
ンジヨンの異なるノズルを使用して変更したが、
スリツトのデイメンジヨンの一例を示すとスリツ
ト巾;0.21mm、スリツト間の巾0.1mm、スリツト
外側の直径1.68mm(第1表試料番号8の場合)で
ある。更に比較のために同様にして目標繊度1100
デニール、2000デニール及び2640デニールの中実
モノフイラメント及び中空モノフイラメントを作
つた。これらのモノフイラメントの物性を測定し
た結果は第1表及び第2表に示す通りであつた。
【表】
【表】
なお、上記両表において「中空度」とは中空モ
ノフイラメントの断面写真(約60倍)を撮り、中
空部と樹脂部の部分を切り取り中空部の重量(a)と
樹脂部の重量(b)とを測定しa/a+bの値で示した ものである。 「見掛比重」は中実のナイロンモノフイラメン
トの比重を1.140とし、中空モノフイラメントの
場合は次式1.140(1−a/a+b)より計算したも のである。 「結節強度」はJISL1070に準じて測定した。 「結節強度保持率」は
中空モノフイラメントの結節強度/中実モノフイラメン
トの結節強度×100で示した ものである。 第1表から明らかな如く目標繊度が350デニー
ル、450デニールのいづれの場合も中空度が0.26
未満のものは見掛比重が0.84以上となり目的とす
る低比重のものが得られず、また中空度が0.45を
超すと結節強度が極端に低下する。 一方、目標繊度が1000デニール以上の場合は第
2表に示す如く、目標繊度1000デニールの中空モ
ノフイラメントは中空度を0.25以下にしなければ
結節強度を満足するものは得られず、更に目標繊
度が2000デニール以上の場合には中空度を高くす
ることは製造上困難であり、従つて中空度は小さ
くなり、低比重の中空モノフイラメントを得るこ
とは出来なかつた。 これに対して本発明の繊度範囲の中空モノフイ
ラメントは、本発明の中空度の範囲で所要の低比
重のものとすることができ、しかもその結節強度
は85〜95%の保持率であり、満足する結節強度を
有するものであつた。 次に、上記第1表の繊度330デニール、中空度
0.31(試料番号4)の中空モノフイラメントの7
本及び8本、繊度435デニール、中空度0.45(試料
番号9)の中空モノフイラメントの6本に夫々
60T/Mの撚を施して3種の網糸を作り、これら
の網糸を用いて二重蛙又結節にて目合160mmの網
地の漁網を作つた。一方比較のために同一目標繊
度の中実モノフイラメントの一本使いの網糸を用
いて同様の網地の漁網を作つた。 これらの網糸及び網地の物性を測定した結果は
第3表に示すとおりであつた。
ノフイラメントの断面写真(約60倍)を撮り、中
空部と樹脂部の部分を切り取り中空部の重量(a)と
樹脂部の重量(b)とを測定しa/a+bの値で示した ものである。 「見掛比重」は中実のナイロンモノフイラメン
トの比重を1.140とし、中空モノフイラメントの
場合は次式1.140(1−a/a+b)より計算したも のである。 「結節強度」はJISL1070に準じて測定した。 「結節強度保持率」は
中空モノフイラメントの結節強度/中実モノフイラメン
トの結節強度×100で示した ものである。 第1表から明らかな如く目標繊度が350デニー
ル、450デニールのいづれの場合も中空度が0.26
未満のものは見掛比重が0.84以上となり目的とす
る低比重のものが得られず、また中空度が0.45を
超すと結節強度が極端に低下する。 一方、目標繊度が1000デニール以上の場合は第
2表に示す如く、目標繊度1000デニールの中空モ
ノフイラメントは中空度を0.25以下にしなければ
結節強度を満足するものは得られず、更に目標繊
度が2000デニール以上の場合には中空度を高くす
ることは製造上困難であり、従つて中空度は小さ
くなり、低比重の中空モノフイラメントを得るこ
とは出来なかつた。 これに対して本発明の繊度範囲の中空モノフイ
ラメントは、本発明の中空度の範囲で所要の低比
重のものとすることができ、しかもその結節強度
は85〜95%の保持率であり、満足する結節強度を
有するものであつた。 次に、上記第1表の繊度330デニール、中空度
0.31(試料番号4)の中空モノフイラメントの7
本及び8本、繊度435デニール、中空度0.45(試料
番号9)の中空モノフイラメントの6本に夫々
60T/Mの撚を施して3種の網糸を作り、これら
の網糸を用いて二重蛙又結節にて目合160mmの網
地の漁網を作つた。一方比較のために同一目標繊
度の中実モノフイラメントの一本使いの網糸を用
いて同様の網地の漁網を作つた。 これらの網糸及び網地の物性を測定した結果は
第3表に示すとおりであつた。
【表】
【表】
第3表において
「結節強度」(撚糸の場合)はJIS L1034に準
じて測定した。 「引掛強力」(1目斜目方向)はJIS L1043に
準じて測定した。 「反転率」は網地結節部の目ずれの尺度となる
もので次式より求めたものである。 反転率(%)=網地引掛強力での結節部の目返り
時の強力/網地引掛強力での結節部の切断時の強力×10
0 第3表から明らかな如く、本発明の中空モノフ
イラメントからなる網糸は所要の低比重の範囲に
おいて通常の中実モノフイラメント一本使いの網
糸に比して結節強度は6〜8%程度高く、またそ
れより得られる網地は引掛強力は、中実モノフイ
ラメント一本使いの網糸より得られた網地のそれ
よりも15〜20%高く、反転率も約20%高いもので
あつた。
じて測定した。 「引掛強力」(1目斜目方向)はJIS L1043に
準じて測定した。 「反転率」は網地結節部の目ずれの尺度となる
もので次式より求めたものである。 反転率(%)=網地引掛強力での結節部の目返り
時の強力/網地引掛強力での結節部の切断時の強力×10
0 第3表から明らかな如く、本発明の中空モノフ
イラメントからなる網糸は所要の低比重の範囲に
おいて通常の中実モノフイラメント一本使いの網
糸に比して結節強度は6〜8%程度高く、またそ
れより得られる網地は引掛強力は、中実モノフイ
ラメント一本使いの網糸より得られた網地のそれ
よりも15〜20%高く、反転率も約20%高いもので
あつた。
第1図は本発明漁網における中空モノフイラメ
ントの紡糸に使用する紡糸孔の一例を示す平面
図、第2図は同ノズルにより製造された中空モノ
フイラメントの横断面図である。 1……スリツト、2……中空部、3……樹脂
部。
ントの紡糸に使用する紡糸孔の一例を示す平面
図、第2図は同ノズルにより製造された中空モノ
フイラメントの横断面図である。 1……スリツト、2……中空部、3……樹脂
部。
Claims (1)
- 1 繊維の長手方向に中空が連続したものであつ
て、中空度(H)が0.26≦H≦0.45、繊度が100〜500
デニールであり、かつ、結節強度が3.5g/d以
上であるポリアミド中空モノフイラメントを複数
本引揃えるか、又はこれに甘撚を施してなる網糸
を用いたことを特徴とする中空モノフイラメント
漁網。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11563180A JPS5739726A (en) | 1980-08-21 | 1980-08-21 | Hollow monofilament fishing net |
| NO812748A NO812748L (no) | 1980-08-21 | 1981-08-13 | Fiskegarn. |
| IS2662A IS1370B6 (is) | 1980-08-21 | 1981-08-13 | Net framleidd úr holu eingirni |
| DK368081A DK153975C (da) | 1980-08-21 | 1981-08-19 | Hult monofilament-fiskenet |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11563180A JPS5739726A (en) | 1980-08-21 | 1980-08-21 | Hollow monofilament fishing net |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5739726A JPS5739726A (en) | 1982-03-05 |
| JPS648978B2 true JPS648978B2 (ja) | 1989-02-15 |
Family
ID=14667422
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11563180A Granted JPS5739726A (en) | 1980-08-21 | 1980-08-21 | Hollow monofilament fishing net |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5739726A (ja) |
| DK (1) | DK153975C (ja) |
| IS (1) | IS1370B6 (ja) |
| NO (1) | NO812748L (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FI83676C (fi) * | 1988-07-15 | 1994-03-15 | Timo Piirto | Oevre teln av ett naet och foerfarande foer framstaellning av densamma |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5124426A (en) * | 1974-08-21 | 1976-02-27 | Nissan Motor | Kikakino rootarigatasurotsutoruparupu |
| JPS54172074U (ja) * | 1978-05-15 | 1979-12-05 |
-
1980
- 1980-08-21 JP JP11563180A patent/JPS5739726A/ja active Granted
-
1981
- 1981-08-13 IS IS2662A patent/IS1370B6/is unknown
- 1981-08-13 NO NO812748A patent/NO812748L/no unknown
- 1981-08-19 DK DK368081A patent/DK153975C/da active
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5739726A (en) | 1982-03-05 |
| IS2662A7 (is) | 1982-02-22 |
| DK153975B (da) | 1988-10-03 |
| IS1370B6 (is) | 1989-06-30 |
| DK153975C (da) | 1989-02-13 |
| DK368081A (da) | 1982-02-22 |
| NO812748L (no) | 1982-02-22 |
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