JP2000212547A - 撥水防汚処理剤 - Google Patents
撥水防汚処理剤Info
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Abstract
及び防汚性に優れた被膜を形成する撥水防汚処理剤を提
供する。 【解決手段】 分子量が1,000〜100,000
であるポリテトラフルオロエチレンと、メラミン系合成
樹脂、アクリル系合成樹脂、シリコーン樹脂、又はポリ
エチレン樹脂から形成された球状有機パウダーと、シリ
コーンオイルと、炭化水素系溶剤と、ワックス類とを含
有し、前記ポリテトラフルオロエチレンと前記球状有機
パウダーとが前記炭化水素系溶剤中に分散している撥水
防汚処理剤。
Description
関し、具体的には、塗装面に撥水性及び防汚性を付与す
る撥水防汚処理剤に関し、特に自動車等の車両、航空
機、事務用家具、及びビル外装等における塗装面に、長
期間に亘って撥水性及び防汚性を付与する撥水防汚処理
剤に関する。
等の車両の塗装面に保護被膜を形成し、撥水性、艶、及
び汚染防止効果などの特性を付与する処理剤としては、
従来からカーワックスがよく知られていた。
のノウハウがあるが、塗装面を保護し、塗装面に艶を与
える艶出し成分等を包含するワックス成分と、シリコン
オイル等を主成分とし、これに炭化水素及び水などの分
散剤、界面活性剤、並びに研磨剤等が配合されたカーワ
ックスが一般的であった。
イルを主成分としているので、前記カーワックスにおい
て塗装面上における撥水性と防汚性とを両立させること
は極めて困難であった。即ち、従来のカーワックスにお
いては、撥水性の良いものは防汚性に劣り、したがって
このようなカーワックスで処理した塗装面においては、
水洗いによって汚れを落とすことが困難であった。一
方、防汚性の良いカーワックスによって処理した塗装面
は、水洗いによって容易に汚れを洗い落とすことが可能
であったが、撥水性に劣る傾向があった。
なフッ素樹脂を主成分とするカーワックスが、特開昭64
-38480号公報、特開平6-25609号、及び特開平9-235506
号等において提案されている。
子量1,000〜100,000の低分子量ポリテトラ
フルオロエチレンと、塗装面に撥水性等を付与するカル
ナバ蝋等の塗装面保護剤と、前記低分子量ポリテトラフ
ルオロエチレン及び前記塗装面保護剤を所定の剤型に調
剤する工業用ナフサ等の分散媒とを含有するコーティン
グ処理剤が提案されている。
溶解又は膨潤させたポリテトラフルオロエチレンとシリ
コーン微粒子とポリエチレン微粒子等とを含有する自動
車の塗装用保護撥水剤が提案されている。
子量が1,000〜100,000のポリテトラフルオ
ロエチレンとフルオロシリコーン化合物とを含む塗装面
コーティング処理用組成物が提案されている。
る際には、通常、カーワックスを塗布後、暫く放置して
カーワックスの層を乾燥させる。そして前記カーワック
スが乾燥した後、車体表面をタオル等によって拭き、過
剰なカーワックスを除去する。この車体表面をタオル等
によって拭く工程を、通常「拭き上げ」と称する。カー
ワックスには、前記拭き上げが容易に行えることも要求
される。
保護剤、及び塗装面コーティング処理用組成物(以下
「前記コーティング処理剤等」ということがある。)の
いずれにも含有されている低分子量ポリテトラフルオロ
エチレンは、防水性及び防汚性には優れているが、塗装
面に過剰に付着した場合に容易には拭き取ることができ
ない。
ように大量にポリテトラフルオロエチレンを配合したカ
ーワックスにおいては、拭き上げ性を改善する目的で、
シリコンオイル、フルオロシリコーン油、及びフッ素系
オイル等のオイル成分を大量に配合することが一般に行
われてきた。
ル成分を大量に配合すると、塗膜表面に形成された保護
被膜の撥水性及び防汚性が低下する傾向がある。よっ
て、前記コーティング処理剤等においては、ポリテトラ
フルオロエチレンの特徴である防水性及び防汚性等が十
分に発揮されないことが多かった。
更に、自動車車体等の塗装面に塗布することにより、長
期間に亘って、優れた撥水性、及び優れた防汚性、即ち
耐汚染性(汚れ難さ、汚れの落ち易さ)を有する被膜を
形成することのできる撥水防汚処理剤を提供することを
目的とする。
を目的とする撥水防汚処理剤は、分子量が1,000〜
100,000であるポリテトラフルオロエチレンと、
メラミン系合成樹脂、アクリル系合成樹脂、シリコーン
樹脂、及びポリエチレン樹脂から選択された1以上の合
成樹脂を含有する球状有機パウダーと、シリコーンオイ
ルと、炭化水素系溶剤と、ワックス類とを含有し、前記
ポリテトラフルオロエチレンと前記球状有機パウダーと
が前記炭化水素系溶剤中に分散してなることを特徴とす
る撥水防汚処理剤である。
は、例えば、 ・ポリテトラフルオロエチレンの含有量が0.5〜50
重量%である撥水防汚処理剤、 ・球状有機パウダーの含有量が0.5〜20重量%であ
る撥水防汚処理剤、 ・炭化水素溶剤の含有量が30〜97重量%である撥水
防汚処理剤、 ・シリコーンオイルの含有量が0.1〜5重量%である
撥水防汚処理剤、及び ・ワックス類の含有量が1.0〜10重量%である撥水
防汚処理剤 を挙げることができる。
テトラフルオロエチレン、球状有機パウダー、炭化水素
系溶剤、シリコーンオイル、及びワックス類について詳
細に説明する。
としては、四フッ化エチレンを従来公知の方法に従って
重合して得られるポリマー、及び四フッ化エチレンを主
成分とするモノマー組成物を従来公知の方法に従って重
合して得られるポリマーを挙げることができる。
レン以外のモノマーとしては、パーフルオロプロピレ
ン、パーフルオロビニルエーテル、モノクロロトリフル
オロエチレン、及びフッ化ビニリデン等のフッ素原子を
含有するフッ素系モノマー、並びにエチレン等の共重合
モノマーを挙げることができる。前記共重合モノマーの
含有量は、前記モノマー組成物全体の10重量%以下で
あることが好ましい。尚、共重合モノマーを2種類以上
含有する場合には、前記共重合モノマーの含有量の合計
が、前記モノマー組成物全体の10重量%以下であるこ
とが好ましい。
は、1,000〜100,000の範囲であり、好まし
くは1,000〜25,000の範囲である。分子量が
1,000未満であるポリテトラフルオロエチレンは、
昇華性及び揮発性を有することがあるので、前記ポリテ
トラフルオロエチレンを用いた場合には、長期間持続す
る撥水性及び防汚性が得られないことがある。一方、分
子量が100,000を超えるポリテトラフルオロエチ
レンは、塗装面への密着性が不足するので塗装面に定着
しないことがあり、したがって前記ポリテトラフルオロ
エチレンを用いた場合には、撥水防汚処理剤にポリテト
ラフルオロエチレンを添加した効果が得られないことが
ある。
常、適宜の分散媒に分散された分散液の形態で、本発明
の撥水防汚処理剤の調製に用いられるが、粉末の形態
で、本発明の撥水防汚処理剤の調製に用いることもでき
る。
液の形態で本発明の撥水防汚処理剤の調製に用いられる
場合には、ポリテトラフルオロエチレン分散液として
は、例えば、フロン系溶剤又はケロシン中にポリテトラ
フルオロエチレン粉末を分散させた分散液等を用いるこ
とができる。
ては、例えば、平均粒径が0.1〜100μm以下であ
るポリテトラフルオロエチレン粒子を挙げることができ
る。但し、前記ポリテトラフルオロエチレン粒子の粒径
は、100μmを超えないことが、前記フロン系溶剤及
び後述する炭化水素系溶剤への分散性の点から好まし
い。
13(HCFC−141b)、フロンR−11、HCF
C−225、及びフロンR−112等の、塩素原子及び
臭素原子の少なくとも一方とフッ素原子とを有するハロ
ゲン化脂肪族炭化水素化合物を挙げることができる。但
し、脂肪族炭化水素の水素原子が全てフッ素原子によっ
て置換された構造を有するパーフルオロカーボン等、ポ
リテトラフルオロエチレンを溶解又は膨潤させる溶剤
は、好ましくない。
中におけるポリテトラフルオロエチレン粉末の濃度は、
前記分散液全体に対して通常10〜30重量%であり、
好ましくは10〜25重量%である。
の例としては、例えば、旭硝子(株)製の「AG Lu
b」(商品名)、デュポン社製の「KRYTOX D
F」(商品名)、同「VYDAXフロロテロマー」(商
品名)、同「バイダックスAR」(商品名)、及びダイ
キン工業(株)製「ルブロン」(商品名)等を挙げるこ
とができる。
の形態で、分散液の形態で本発明の撥水防汚処理剤の調
製に用いられる場合には、前記ポリテトラフルオロエチ
レン粉末としては、前記ポリテトラフルオロエチレンの
分散液のところで述べたポリテトラフルオロエチレン粉
末と同様の粉末を用いることができる。 (1−2)球状有機パウダー 本発明の撥水防汚処理剤における球状有機パウダーは、
メラミン系合成樹脂、アクリル系合成樹脂、シリコーン
樹脂、及びポリエチレン樹脂から選択された1以上の合
成樹脂を含有する。前記球状有機パウダーにおける前記
合成樹脂の含有量は、通常80重量%以上であり、好ま
しくは90重量%であり、特に好ましくは95重量%以
上である。
ラミン類と低級アルデヒド類とを重縮合させて得られる
メラミン類・低級アルデヒド樹脂をあげることができ
る。
トグアナミン、及びベンゾグアナミン等を挙げることが
できる。
ルデヒド、アセトアルデヒド、パラホルムアルデヒド、
パラアセトアルデヒド、及びトリオキサン等を挙げるこ
とができる。
ては、具体的にはメラミンホルムアルデヒド樹脂、アセ
トグアナミンホルムアルデヒド樹脂、及びベンゾグアナ
ミンホルムアルデヒド樹脂等を挙げることができる。
(メタ)アクリル酸エステル重合体、ヒドロキシ基、ア
ミノ基、及びカルボキシル基等の官能基を有するアクリ
ル系樹脂である官能性アクリル樹脂、並びに前記官能性
アクリル樹脂を架橋した架橋型アクリル樹脂等を挙げる
ことができる。尚、本明細書において、「(メタ)アク
リル」は、メタクリルとアクリルとの両方を意味する。
は、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エ
チル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル
酸ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)ア
クリル酸ヘキシル、及び(メタ)アクリル酸エチルヘキ
シル等から選択される(メタ)アクリル酸エステルの単
独重合体及び共重合体を挙げることができる。
タ)アクリル酸ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸
ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸、(メタ)ア
クリル酸アミド、及び(メタ)アクリル酸グリシジル等
の官能基を有する官能性アクリルモノマーの重合体、前
記官能性アクリルモノマーと(メタ)アクリル酸エステ
ルとの共重合体、前記官能性アクリルモノマーとスチレ
ンとの共重合体、並びに前記官能性アクリルモノマーと
(メタ)アクリル酸エステルとスチレンとの共重合体等
を挙げることができる。
ば、前記官能性アクリル樹脂を、ホスゲン、ジイソシア
ネート化合物、マレイン酸、フマル酸、フタル酸、イタ
コン酸、シトラコン酸、及びジビニルベンゼン等の適宜
の架橋剤、熱、電子線、可視光線、紫外線、並びに放射
線等の手段の内、少なくとも1つの手段によって架橋し
た樹脂を挙げることができる。
ウダーとしては、直鎖状のジメチルポリシロキサンを架
橋した構造を有するシリコーンゴムの微粉末であるシリ
コーンゴムパウダー、シロキサン結合が三次元網目状に
架橋した構造を有するポリオルガノシルセスキオキサン
硬化物等の粉末であるシリコーンレジンパウダー、シリ
コーンゴムパウダーの表面をシリコーンレジンで被覆し
た球状粉末であるシリコーン複合パウダー、及び球状の
アモルファスシリカの表面をシリコーンにより疎水化処
理したシリカ微粉末である疎水性シリカパウダー等を挙
げることができる。
パウダーとしては、例えば、ポリエチレン樹脂を流動浸
漬法、粉末回転成形法、及び化学粉砕法等の方法により
処理して得られる微粉末等を挙げることができる。
1〜20μmの範囲であり、好ましくは1〜11μmの
範囲である。前記範囲の平均粒径を有する球状有機パウ
ダーを用いることにより、本発明の撥水防汚処理剤に、
特に良好な作業性、並びに長期間持続する撥水性及び防
汚性を付与することができる。
パウダーには、真球状の形状を有する粒子の他、実質的
に球状の形状を有する粒子も含まれる。ここで、「実質
的に球状の形状」は、電子顕微鏡及び光学顕微鏡等の拡
大観察手段を用いて形状を観察したときにほぼ球状であ
ると観察される程度に球形に近い形状を意味する。前記
「実質的に球状の形状」としては、具体的には、前記拡
大観察手段を用いて形状を観察したときにほぼ球状であ
ると観察される程度に球形に近い回転楕円体、卵形、及
び西洋梨型等の回転体状の形状等を挙げることができ
る。
的には、(株)日本触媒製の商品名「エポスター」(メ
ラミンホルムアルデヒド樹脂及びベンゾグアナミンホル
ムアルデヒド樹脂)、及び綜研化学(株)製の商品名
「MRシリーズ」(架橋アクリル樹脂)、東芝シリコー
ン(株)の商品名「トスパール」(シリコーン樹脂)、
東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)の商品名「ト
レフィル」(シリコーン樹脂)、信越シリコン(株)の
商品名「KMPシリーズ」(シリコーン樹脂、シリコー
ンゴム)、及び住友精化(株)の商品名「フロービー
ズ」(ポリエチレン樹脂)等を挙げることができる。
前記ポリテトラフルオロエチレン及び球状有機パウダー
が分散する分散媒としての機能を有している。
レン及び球状有機パウダーを実質的に溶解させず、又膨
潤させない炭化水素系の溶剤は、本発明の撥水防汚処理
剤における炭化水素系溶剤として用いることができる。
ここで、文言「実質的に溶解させず、又膨潤させない」
は、前記ポリテトラフルオロエチレン及び球状有機パウ
ダーを前記炭化水素系溶剤に分散したときに、前記ポリ
テトラフルオロエチレン及び球状有機パウダーが、前記
炭化水素系溶剤に溶解せず、更に、肉眼、拡大鏡、及び
顕微鏡等の観察手段による観察によって確認できる程度
には前記炭化水素系溶剤によって膨潤しないことを意味
する。
族炭化水素系溶剤、芳香族炭化水素系溶剤、及び石油系
溶剤等を挙げることができる。
タン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、イソオクタン、
ノナン、デカン、ウンデカン、及びドデカン等の直鎖状
脂肪族炭化水素、2ーメチルブタン、2ーメチルペンタ
ン、2,3−ジメチルブタン、2,2−ジメチルブタ
ン、2,2,3−トリメチルペンタン、及び2,2,5
−トリメチルヘキサン等の分岐鎖状脂肪族炭化水素、並
びにシクロペンタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘ
キサン、メチルシクロペンタン、エチルシクロヘキサ
ン、p−メンタン、及びデカリン等の脂環式炭化水素を
挙げることができる。
ベンゼン、トルエン、p−キシレン、o−キシレン、m
−キシレン、エチルベンゼン、クメン、n−ブチルベン
ゼン、sec−ブチルベンゼン、tert−ブチルベン
ゼン、p−シメン、メシチレン、テトラリン、シクロヘ
キシルベンゼン、o−ジエチルベンゼン、m−ジエチル
ベンゼン、p−ジエチルベンゼン、ペンチルベンゼン、
ジペンチルベンゼン、及びドデシルベンゼン等を挙げる
ことができる。
00℃の範囲の沸点を有する石油系溶剤を挙げることが
でき、具体的には、石油エーテル、石油ベンジン、石油
ナフサ、リグロイン、工業ガソリン、ケロシン、及びソ
ルベントナフサ等を挙げることができる。
溶剤が、安価であり、臭気及び毒性が少なく、更に、後
述するシリコーンオイル及びワックス類を良く溶解する
故に好ましく、前記石油系溶剤の内、特に、石油エーテ
ル、石油ベンジン、石油ナフサ、リグロイン、及びソル
ベントナフサ等が好ましい。
コーンを挙げることができ、具体的には、室温(例えば
25℃)で0.65〜1,000,000cStの粘度
を有する液状シリコーンを挙げることができる。
リコーンオイル、メチルフェニルシリコーンオイル、メ
チル水素シリコーンオイル、及び変性シリコーンオイル
等を挙げることができる。
チルシリコーンオイルのメチル基の少なくとも一部が、
例えばポリオキシアルキレン基、長鎖アルキル基、フロ
ロアルキル基、クロロフェニル基、アミノ基、アミノ基
含有アルキル基、エポキシ基、エポキシ基含有アルキル
基、メルカプト基、メルカプト含有アルキル基、カルボ
キシル基、カルボキシル基含有基、高級脂肪酸残基、及
びビニル基からなる群から選択された1種以上の基によ
って置換されたシリコーンオイル等を挙げることができ
る。
植物系ワックス、動物系ワックス、鉱物系ワックス、合
成ワックス、及びワックス様物等を挙げることができ
る。
ナウバワックス、キャンデリラワックス、ライスワック
ス、及び木蝋等を挙げることができる。
蝋、ラノリン、ラノリン誘導体、牛脂、及び豚脂等を挙
げることができる。
ン、ワセリン、オゾケライト、セレシン、及びマイクロ
クリスタリンワックス等を挙げることができる。
ワックス、ポリプロピレンワックス、α−オレフィンワ
ックス、合成脂肪酸と高級アルコールとのエステル、合
成脂肪酸グリセリド、酸化パラフィン、酸化マイクロク
リスタリンワックス、並びにオレフィンと、無水マレイ
ン酸、アクリル酸、及び酢酸ビニルからなる群から選択
された1又は2以上のモノマーとの共重合体を挙げるこ
とができる。
脂肪酸、高級アルコール、硬化油、脂肪酸アミド、金属
石鹸、及びポリエーテル等を挙げることができる。
水素系溶剤、シリコーンオイル、及びワックス類の配合
量は以下の通りである。
撥水防汚処理剤の全体に対して通常0.5〜50重量%
の範囲であり、好ましくは1〜30重量%の範囲であ
る。
ラフルオロエチレンの配合量が前記範囲であれば、塗布
後の拭き上げが容易であり、高い撥水性と防汚性とを有
する被膜を付与する撥水防汚処理剤が得られる。
散液の形態で配合する場合には、撥水防汚処理剤全体に
対するポリテトラフルオロエチレン粉末の量が前記割合
になるように前記分散液を配合することが好ましい。
理剤の全体に対して通常0.5〜20重量%の範囲であ
り、好ましくは1〜15重量%の範囲である。球状有機
パウダーの配合量が前記範囲であれば、特に長期間持続
する撥水性及び防汚性を付与する撥水防汚処理剤が得ら
れる。又、前記球状有機パウダーの配合割合が前記範囲
内であれば、前記撥水防汚処理剤の塗布時及び拭き上げ
時の作業性が大幅に向上する。
処理剤全体に対して通常30〜97重量%の範囲であ
り、好ましくは50〜85重量%の範囲である。
〜5重量%であり、好ましくは0.5〜4重量%であ
る。そして、ワックス類の含有量は、通常1〜10重量
%であり、好ましくは2〜7重量%である。シリコーン
オイル及びワックス類を前記範囲の含有量で含有する撥
水防汚処理剤は、自動車等の塗装面等に極めて美麗な艶
を付与する上、伸びが良い点で好ましい。
エチレン、前記球状有機パウダー、前記炭化水素系溶
剤、前記シリコーンオイル、及び前記ワックス類に加え
て、艶出し剤、樹脂類、界面活性剤、研磨剤、及び増粘
剤の内、少なくとも1つを配合することができる。
脂、樹脂ワニス、テルペン樹脂、ロジンガム、及びコー
パル等を挙げることができる。
剤、陰イオン面活性剤、陽イオン界面活性剤、両性界面
活性剤、及びフッ素系界面活性剤等を挙げることができ
る。尚、本発明の撥水防汚処理剤において前記界面活性
剤を配合する場合には、前記界面活性剤に加えて更に水
を配合することにより、エマルションの形態を有する撥
水防汚処理剤を調製することができる。
土、ゼオライト、炭酸カルシウム、アルミナ、水酸化ア
ルミニウム、酸化セリウム、及び酸化マグネシウム等を
挙げることができる。
を挙げることができる。無機粉体としては、例えば微粉
末シリカ及び微粉末アルミナ等を挙げることができ、合
成樹脂粉体としては、ポリオレフィン粉末、ポリテトラ
フルオロエチレン粉末、及びシリコーン樹脂粉末等を挙
げることができる。尚、前記粉体は不定形であってもよ
い。
誘導体系増粘剤、澱粉誘導体系増粘剤、合成増粘剤、植
物性増粘剤、及び動物性増粘剤等を挙げることができ
る。
イト、モンモリロナイト、及び雲母等の粘土鉱物等を挙
げることができる。
カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、及び
エチルセルロース等を挙げることができる。
澱粉、カルボキシメチル澱粉、及びジアルデヒド澱粉等
を挙げることができる。
ルコール、ポリアクリル酸塩、及び水溶性ポリアクリル
共重合体等を挙げることができる。
ガカントガム、アラビアガム、カラヤガム、キサンタン
ガム、ローカストビーンガム、タラガム、タマリンドガ
ム、クインスシードガム、ペクチン質多糖類、寒天、カ
ラギーナン、アルギン酸ナトリウム、及びシクロデキス
トリン等の、植物の分泌物、種子からの抽出物、及び海
藻等に由来する増粘剤を挙げることができる。
ン、コラーゲン、キチン、及びキトサン等の、動物の
筋、骨格、及び外骨格等に由来する増粘剤を挙げること
ができる。
剤、粉体、及び増粘剤等(以下「その他の成分」という
ことがある。)の種類及び配合量は、例えば前記撥水防
汚処理剤の形態、及び前記撥水防汚処理剤に要求される
性能に応じて自由に選択される。但し、前記その他の成
分を過剰に配合すると、撥水性及び防汚性の高い被膜が
得られない可能性があるから、前記その他の成分の配合
量は、前記撥水防汚処理剤全体に対して合計で20重量
%を超えないことが好ましく、特に10重量%以下の範
囲が好ましい。
ルオロエチレン、球状有機パウダー、炭化水素系溶剤、
シリコーンオイル、及びワックス類の配合順序には特に
制限はない。
は、前述のように分散液の形態で配合してもよく、又、
粉末の形態で配合してもよい。
の形態で配合する撥水防汚処理剤の調製方法としては、
例えば、前記炭化水素系溶剤にワックス類を溶解させ、
得られた溶液に、前記ポリテトラフルオロエチレンの分
散液と、球状有機パウダーと、シリコーンオイルとを配
合する方法等を挙げることができる。
ワックス類を溶解させた溶液に、ポリテトラフルオロエ
チレンの分散液と、球状有機パウダーと、シリコーンオ
イルとを配合する順序には特に制限はない。したがっ
て、ポリテトラフルオロエチレンの分散液と、球状有機
パウダーと、シリコーンオイルとを前記溶液に同時に配
合しても良く、前記溶液に先ずテトラフルオロエチレン
の分散液を配合し、次いで球状有機パウダーを配合し、
最後にシリコーンオイルを配合しても良い。
態で配合する撥水防汚処理剤の調製方法としては、他
に、前記ポリテトラフルオロエチレンの分散液と、球状
有機パウダーと、炭化水素系溶剤と、シリコーンオイル
と、ワックス類とを同時に混合する方法等を挙げること
ができる。
粉末の形態で配合する撥水防汚処理剤の調製方法として
は、例えば、前記炭化水素系溶剤に最初に前記ワックス
類を溶解させ、得られた溶液に、前記ポリテトラフルオ
ロエチレンの粉末と、球状有機パウダーと、シリコーン
オイルとを配合する方法を挙げることができる。
ックス類を溶解させた溶液に、ポリテトラフルオロエチ
レンの粉末と、球状有機パウダーと、シリコーンオイル
とを配合する順序には特に制限はない。前記溶液に、前
記ポリテトラフルオロエチレンの粉末と、前記球状有機
パウダーと、前記シリコーンオイルとを同時に配合して
もよく、前記溶液に、先ず前記ポリテトラフルオロエチ
レンの粉末を懸濁させ、次いで前記球状有機パウダーを
懸濁させ、最後に前記シリコーンオイルを配合してもよ
い。
で配合する撥水防汚処理剤の調製方法としては、他に、
前記炭化水素系溶剤に最初にポリテトラフルオロエチレ
ンの粉末を分散させ、次いで球状有機パウダーを分散さ
せ、次いで、シリコーンオイル、及びワックス類を配合
する方法を挙げることができる。
形態で配合する撥水防汚処理剤の調製方法としては、更
に、ポリテトラフルオロエチレンの粉末と球状有機パウ
ダーとを乾燥状態において予め混合し、得られた混合物
を炭化水素系溶剤中に分散し、得られた分散液にシリコ
ーンオイル及びワックス類を配合する方法、及び炭化水
素系溶剤中に最初に球状有機パウダーを分散させ、次い
で前記ポリテトラフルオロエチレンを分散させ、得られ
た分散液にシリコーンオイル及びワックス類を配合する
方法等を挙げることができる。
する場合には、前記その他の成分をどの時点で配合して
もよい。
を溶解させた溶液に、ポリテトラフルオロエチレンの粉
末又は分散液と、球状有機パウダーと、シリコーンオイ
ルとを同時に配合する場合には、前記その他の成分を、
前記各成分を配合するのと同時に前記溶液に配合するこ
とができる。
させた溶液に、ポリテトラフルオロエチレンの粉末又は
分散液と、球状有機パウダーと、シリコーンオイルとを
この順序にしたがって配合する場合には、その他の成分
を、ポリテトラフルオロエチレンの粉末又は分散液を配
合する前又は後に配合しても良く、球状有機パウダーを
配合した後に配合してもよく、又、シリコーンオイルを
配合した後、即ち最後に配合しても良い。
良く、加熱下で行っても良い。ここで、「常温で行う」
は、系を加熱することなく前記撥水防汚処理剤の調製を
行うことを意味する。但し、撥水防汚処理剤の調製を
「常温で行う」場合においても、ワックス類を予め炭化
水素系溶剤に溶解させてから残りの成分を配合する場合
には、前記ワックス類の融点まで加熱した炭化水素系溶
剤に前記ワックス類を溶解させ、得られた溶液を室温ま
で冷却して、この溶液に残りの成分を配合することがで
きる。
する際の手順と同様の手順に従って使用することができ
る。
の車体に塗布する場合には、前記撥水防汚処理剤をスポ
ンジ又は雑巾等に付着させて、前記スポンジ又は雑巾で
自動車等の塗装面を軽く擦ることにより前記撥水防汚処
理剤を塗布することができる。そして、塗布された撥水
防汚処理剤を自然乾燥させ、最後に車体表面を拭き上げ
て過剰な撥水防汚処理剤を拭き取ることにより、前記車
体表面に撥水性及び防汚性に優れた被膜が形成される。
ラフルオロエチレンに加えて球状有機パウダーが配合さ
れている。よって前記撥水防汚処理剤においては、艶出
し剤等の油状成分の配合量を従来のカーワックス等より
も大幅に少なくすることができ、場合によっては前記油
状成分の配合が不要になる。したがって、前記撥水防汚
処理剤により塗装面に形成される被膜は、高い防汚性を
有している。
前記撥水防汚処理剤中の球状有機パウダーがポリテトラ
フルオロエチレンの被膜に取り込まれる。よって、前記
拭き上げ作業の際には、前記球状有機パウダーがポリテ
トラフルオロエチレン被膜中において恰もボールベアリ
ングのように転がると考えられる。故に、本発明の撥水
防汚処理剤においては、前記油状成分の配合量が少ない
か又は前記油状成分を殆ど若しくは全く含有しないにも
かかわらず、乾燥後の拭き上げ作業が極めて容易であ
り、清潔なタオルで1回拭き上げる程度で、過剰な撥水
防汚処理剤の層を除去することができる。
は、前述のように、球状有機パウダーがポリテトラフル
オロエチレンの被膜に取り込まれた構造の被膜が形成さ
れる故に、ポリテトラフルオロエチレン単独の場合より
も更に高度の撥水・防汚効果が得られると考えられる。
コーンオイル及びワックス類が配合されている。よっ
て、この撥水防汚処理剤を自動車等の塗装面に塗布し、
拭き上げると、前記塗装面における微細な傷は、前記シ
リコーンオイル及びワックス類によって埋められるか
ら、前記塗装面は平滑な光沢面になると考えられる。し
たがって、この撥水防汚処理剤により、自動車等の塗装
面に極めて美麗な艶が付与されると考えられる。
説明する。以下「%」は、重量%を意味する。
融点83℃)5重量%を、前記カルナウバワックスの融
点と同じ温度に加熱したナフサNo.5(エクソン化学
(株)製、沸点154〜197℃)53重量%に攪拌し
ながら溶解させた。前記ナフサNo.5にカルナウバワ
ックスを溶解させた後、前記溶液を攪拌しながら室温ま
で冷却した。前記カルナウバワックスの溶液を室温まで
冷却した後、この溶液に、シリコーンオイルとしてTS
F451(東芝シリコーン(株)製、ジメチルシリコー
ンオイル、粘度2cSt)2%、球状有機パウダーとし
てエポスターS−12(商品名)((株)日本触媒製、
球状メラミンホルムアルデヒド縮合物、平均粒径1.2
μm)10%、及びポリテトラフルオロエチレンとして
KRYTOX DF(商品名)(デュポン社製、分子量
3,300、固形分量が15重量%になるようにHCF
C−141b中に分散)30重量%を添加し、常温で攪
拌して撥水防汚処理剤を調製した。得られた撥水防汚処
理剤は、均一な分散液であった。
量%を、前記カルナウバワックスの融点と同じ温度に加
熱した33重量%のナフサNo.5に攪拌しながら溶解
させた。前記ナフサNo.5にカルナウバワックスを溶
解させた後、前記溶液を攪拌しながら室温まで冷却し
た。前記カルナウバワックスの溶液を室温まで冷却した
後、この溶液に、前記TSF451を2%、エポスター
S−12を10%、及び前記KRYTOX DFの50
重量%を添加し、常温で攪拌して撥水防汚処理剤を調製
した。得られた撥水防汚処理剤は、均一な分散液であっ
た。
を、前記カルナウバワックスの融点と同じ温度に加熱し
た54重量%のナフサNo.5に、攪拌しながら溶解さ
せた。前記ナフサNo.5にカルナウバワックスを溶解
させた後、前記溶液を攪拌しながら室温まで冷却した。
前記カルナウバワックスの溶液を室温まで冷却した後、
この溶液に、前記TSF451(粘度1,000cS
t)を1%、前記エポスターS−12を10%、前記K
RYTOX DFを30重量%添加し、常温で攪拌して
撥水防汚処理剤を調製した。前記撥水防汚処理剤は均一
な分散液であった。
を、前記カルナウバワックスの融点と同じ温度に加熱し
た42重量%のナフサNo.5に、攪拌しながら溶解さ
せた。前記ナフサNo.5にカルナウバワックスを溶解
させた後、前記溶液を攪拌しながら室温まで冷却した。
前記カルナウバワックスの溶液を室温まで冷却した後、
この溶液に、樹脂類としてTSF451(粘度2cS
t)を2%、球状有機パウダーとしてMR−7G(商品
名)(綜研化学(株)製、球状架橋アクリル樹脂、平均
粒径3〜10μm)10%、及びポリテトラフルオロエ
チレンとしてAG Lub−G(商品名)(旭硝子
(株)製、分子量4,000、固形分11%をHCFC
ー225に分散)41重量%を添加し、常温で攪拌して
撥水防汚処理剤を調製した。得られた撥水防汚処理剤
は、均一な分散液であった。
量%を、前記カルナウバワックスの融点と同じ温度に加
熱した42重量%のナフサNo.5に攪拌しながら溶解
させた。前記ナフサNo.5にカルナウバワックスを溶
解させた後、前記溶液を攪拌しながら室温まで冷却し
た。前記カルナウバワックスの溶液を室温まで冷却した
後、この溶液に、前記TSF451を2%、トレフィル
E−605(東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)
製、球状シリコンゴム、平均粒径2μm)を10%、及
び前記AG Lub−Gの41重量%を添加し、均一な
分散液状の撥水防汚処理剤を調製した。
量%を、前記カルナウバワックスの融点と同じ温度に加
熱した38重量%のナフサNo.5に攪拌しながら溶解
させた。前記ナフサNo.5にカルナウバワックスを溶
解させた後、前記溶液を攪拌しながら室温まで冷却し
た。前記カルナウバワックスの溶液を室温まで冷却した
後、この溶液に、前記TSF451を2%、KMP−5
90(信越シリコン(株)製、球状シリコン樹脂、平均
粒径2μm)を10%、及びルブロンLDE−3(ダイ
キン工業(株)製、ポリテトラフルオロエチレン、分子
量10,000、固形分10%をケロシン及びHCFC
−141bに分散)の45重量%を添加し、均一な分散
液状の撥水防汚処理剤を調製した。
量%を、前記カルナウバワックスの融点と同じ温度に加
熱した38重量%のナフサNo.5に攪拌しながら溶解
させた。前記ナフサNo.5にカルナウバワックスを溶
解させた後、前記溶液を攪拌しながら室温まで冷却し
た。前記カルナウバワックスの溶液を室温まで冷却した
後、この溶液に、前記TSF451を2%、フロービー
ズLE−1080(住友精化(株)製、球状低密度ポリ
エチレン、平均粒径6±1μm)を10%、及び前記ル
ブロンLDE−3の45重量%を添加し、均一な分散液
状の撥水防汚処理剤を調製した。
量%を、前記カルナウバワックスの融点と同じ温度に加
熱した53重量%のナフサNo.5に攪拌しながら溶解
させた。前記ナフサNo.5にカルナウバワックスを溶
解させた後、前記溶液を攪拌しながら室温まで冷却し
た。前記カルナウバワックスの溶液を室温まで冷却した
後、この溶液に、前記TSF451(粘度2cSt)を
2重量%、本発明における球状有機パウダーに代えて、
不定形のポリエチレン微粉末であるPW2010(東洋
ペトロライト(株)製、平均粒径5.9μm)を10重
量%、及び前記KRYTOXDFの30重量%を添加
し、常温で攪拌して撥水防汚処理剤を調製した。得られ
た撥水防汚処理剤は、均一な分散液であった。
量%を、前記カルナウバワックスの融点と同じ温度に加
熱した63重量%のナフサNo.5に攪拌しながら溶解
させた。前記ナフサNo.5にカルナウバワックスを溶
解させた後、前記溶液を攪拌しながら室温まで冷却し
た。前記カルナウバワックスの溶液を室温まで冷却した
後、この溶液に、前記TSF451(粘度2cSt)を
2重量%、及び前記KRYTOX DFの30重量%を
添加し、常温で攪拌して撥水防汚処理剤を調製した。得
られた撥水防汚処理剤は、均一な分散液であった。
量%を、前記カルナウバワックスの融点と同じ温度に加
熱した57重量%のナフサNo.5に攪拌しながら溶解
させた。前記ナフサNo.5にカルナウバワックスを溶
解させた後、前記溶液を攪拌しながら室温まで冷却し
た。前記カルナウバワックスの溶液を室温まで冷却した
後、この溶液に、前記TSF451(粘度1,000c
St)を8重量%、及び前記KRYTOX DFの30
重量%を添加し、常温で攪拌して撥水防汚処理剤を調製
した。得られた撥水防汚処理剤は、均一な分散液であっ
た。
量%を、前記カルナウバワックスの融点と同じ温度に加
熱した57重量%のナフサNo.5に攪拌しながら溶解
させた。前記ナフサNo.5にカルナウバワックスを溶
解させた後、前記溶液を攪拌しながら室温まで冷却し
た。前記カルナウバワックスの溶液を室温まで冷却した
後、この溶液に、前記TSF451(粘度2cSt)を
8重量%、及び前記KRYTOX DFの30重量%を
添加し、常温で攪拌して撥水防汚処理剤を調製した。得
られた撥水防汚処理剤は、均一な分散液であった。
1〜7及び比較例1〜4の撥水防汚処理剤について、以
下の方法にしたがって撥水性能及び防汚性能を評価し
た。
及び平成7年式の三菱FTOのそれぞれのボンネット部
分と屋根部とを洗車した。洗車後、トラップ粘土を用い
て前記3台の自動車の塗装面に残っていた鉄粉等を除去
し、クリーナーワックスとバフとを使用して前記塗装面
に残っていた水垢を除去した。更に、前記ボンネット部
と屋根部とをナフサNo.5で脱脂し、塗装面上に残存
していたワックス分を除去した。
とをそれぞれマスキングテープで9の区画に分割し、前
記9区画の内1区画を空試験用として残し、残り8区画
に、前記実施例1〜7及び比較例1〜4の撥水防汚処理
剤を通常のワックスがけの要領で塗布した。尚、異なる
区画には異なる撥水防汚処理剤を塗布した。前記8区画
に撥水防汚処理剤を塗布した後、各区画について拭き上
げを行い、後述する基準に従って前記各撥水防汚処理剤
の作業性について評価した。
おける9区画をそれぞれ拭き上げた後、前記3台の自動
車のマスキングテープを剥がし、前記3台の自動車を屋
外に駐車した。
び3ヶ月後に、前記3台の自動車を洗車し、前記3台の
自動車のそれぞれにおける9区画について、洗車後の水
の引き具合即ち水引性、洗車後の撥水性、及び洗車後の
汚染率を評価した。
のそれぞれについてワックスを拭き取った。前記区画の
それぞれについて、三つ折りにしたタオルの1面を用い
た。作業性、即ち拭き取り性については、以下の基準に
従って評価した。
防汚処理剤が拭き取れる。 △:3〜5回タオルで拭くと乾燥したワックスが拭き取
れる。 ×:5回以上タオルで拭かないと乾燥したワックスが拭
き取れない。
ト及び屋根を、スポンジと水道水とにより洗車後、前記
ボンネットと屋根とにおける撥水防汚処理剤塗布面に水
道水をかけ、前記表面における水道水の引き具合を目視
によって観察することにより水引性を評価した。水引性
の評価は以下の基準に基づいて行った。
ている水を清浄なタオルで拭き取り、トリガーポンプに
よって前記塗装面に水を噴射し、水滴の状態を観察して
洗車後の撥水性を評価した。撥水性の評価は以下の基準
によって行った。
がりだす。 ○:水滴が球状である。 △:水滴が楕円状である。 ×:水滴がアメーバ状である。
動車におけるそれぞれの区画につき、カラーアナライザ
TC−1800(東京電色(株))により、白色度を測
定した。尚、水垢除去後撥水防汚処理剤を塗布する前に
おける前記3台の車の白色度は、以下の通りであった。
白色度)]×100 によって評価した。尚、前記汚染率は前記3台の自動車
について測定した汚染率の平均である。
た。
例1〜4の撥水防汚処理剤について、作業性、並びに洗
車後の水引性、撥水性、及び汚染率の評価結果を以下の
表1及び表2に示す。
実施例1〜7の撥水防汚処理剤を塗装した塗装面におい
ては、何れも乾燥後タオルで1〜2回擦るだけで撥水防
汚処理剤を拭き取ることができた。したがって、実施例
1〜7の撥水防汚処理剤は、何れも良好な作業性を有す
ることが判った。
内、球状有機パウダーとしてメラミンホルムアルデヒド
樹脂を用いた実施例1〜3の撥水防汚処理剤において
は、塗布後1ヶ月を経過した塗装面は、洗車後において
も水道水が1〜2秒で引いていく程の高い水引性を示
し、更に、洗車後の塗装面上に噴射した水道水が球状に
なって転がり落ちる程の極めて高い撥水性を示した。
においても、塗布後1ヶ月後の塗布面と同様の高い水引
性を示し、又、水道水が球状になる程の高い撥水性を示
した。
おけるメラミンホルムアルデヒド樹脂の球状パウダーに
代えて、架橋アクリル樹脂、シリコーン樹脂、又はポリ
エチレン樹脂の球状パウダーを用いた撥水防汚処理剤に
関する実施例4〜7においては、塗装面は、更に高い水
引性及び撥水性を示した。即ち、実施例4〜7の撥水処
理剤を用いた場合には、塗布後1ヶ月及び3ヶ月の何れ
においても、洗車後の塗装面は、水が直ちに引く程の高
い水引性、及び噴射した水が球状になり直ちに転がりだ
す程の高い撥水性を示した。
実施例1〜7の何れの撥水防汚処理剤を塗布した塗装面
においても、塗布後1ヶ月経過時及び3ヶ月経過時にお
ける洗車後の汚染率は2%以下であり、洗車後の塗装面
において肉眼で汚れを認めることができなかった。この
ことから、前記実施例1〜7の撥水防汚処理剤を塗布し
た塗装面は、長期間に亘って高い防汚性を有することが
判った。
不定形のポリエチレン粉末であるPWパウダーを配合し
た比較例1の撥水防汚処理剤においては、タオルで3〜
5回擦らなければ撥水防汚処理剤を完全に拭き取ること
ができなかった。又、球状有機パウダーもPWパウダー
も配合しなかった比較例2の撥水防汚処理剤において
は、5回以上タオルで塗装面を擦っても塗装面上の撥水
防汚処理剤を拭き取ることができなかった。
した塗装面は、塗布後1ヶ月もすると、水引性及び撥水
性が著しく劣化した。又、前記PWパウダーなどの不定
形の粒子を配合した比較例1の撥水防汚処理剤、及び粘
度が1000cStである高粘度シリコーン油を8重量
%と大量に配合した比較例3の撥水防汚処理剤において
は、塗布後3ヶ月もすると、塗装面が著しく汚れ、水道
水とスポンジとによる洗車程度では汚れを落とすことが
困難であることが判った。
期間に亘って優れた撥水性及び防汚性を有する被膜を形
成する撥水防汚処理剤が提供される。
具家具、及び航空機等の金属製品の塗装面、並びに木製
家具等の表面に容易に塗布でき、拭き上げ時の作業性が
良く、加えて長期間持続する撥水性、水引性、及び防汚
性を付与する撥水防汚処理剤が提供される。
れ、自動車、事務用家具家具、及び航空機等の金属製品
の塗装面、並びに木製家具等の表面に、極めて美麗で深
みのある艶を付与する撥水防汚処理剤が提供される。
Claims (6)
- 【請求項1】 分子量が1,000〜100,000
であるポリテトラフルオロエチレンと、メラミン系合成
樹脂、アクリル系合成樹脂、シリコーン樹脂、及びポリ
エチレン樹脂から選択された1以上の合成樹脂を含有す
る球状有機パウダーと、シリコーンオイルと、炭化水素
系溶剤と、ワックス類とを含有し、前記ポリテトラフル
オロエチレンと前記球状有機パウダーとが前記石油系溶
剤中に分散してなることを特徴とする撥水防汚処理剤。 - 【請求項2】 前記請求項1におけるポリテトラフル
オロエチレンの含有量が0.5〜50重量%である請求
項1に記載の撥水防汚処理剤。 - 【請求項3】 前記請求項1における球状有機パウダ
ーの含有量が0.5〜20重量%である請求項1又は2
に記載の撥水防汚処理剤。 - 【請求項4】 前記請求項1における炭化水素系溶剤
の含有量が30〜97重量%である請求項1〜3の何れ
か1項に記載の撥水防汚処理剤。 - 【請求項5】 前記請求項1におけるシリコーンオイ
ルの含有量が0.1〜5重量%である請求項1〜4の何
れか1項に記載の撥水防汚処理剤。 - 【請求項6】 前記請求項1におけるワックス類の含
有量が1〜10重量%である請求項1〜5の何れか1項
に記載の撥水防汚処理剤。
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