JP2000225858A - ハイブリッド車両 - Google Patents
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- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
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Abstract
たパラレル式のハイブリッド車両において、走行性能を
維持しつつクラッチ手段の保護を図る。 【解決手段】 走行用モータ2を駆動輪9,10に直結
する。エンジン1は、トルクコンバータ5及び自動変速
機7を介して駆動輪9,10に連結する。自動変速機7
は、変速を行うと共にNレンジと変速レンジとに切り換
わってエンジンの駆動力を断続する。統括制御ECU1
00が、アクセル踏込量の変化率に基づいて走行状態を
判断する。そして、変化率が大の時は加速走行と判断し
て自動変速機7の変速を素早く行い、変化率が小の時は
定常走行と判断して自動変速機7の変速をゆっくりと行
って自動変速機7を保護する。また、トルクコンバータ
5がロックアップ状態の場合も、自動変速機7の変速を
ゆっくりと行って自動変速機7を保護する。
Description
とを併用して走行するハイブリッド車両に関する。
ーズ方式と呼ばれるものが知られている(例えば、特開
平6−165309号公報参照)。このものでは、エン
ジンでジェネレータを駆動して発電を行い、電力をバッ
テリに蓄える。そして、バッテリからモータに電力を供
給し、このモータによって走行用の駆動力を得るように
している。
式と呼ばれるものが知られている。このものでは、電気
モータ及びエンジンを併用して走行するように構成され
ている。つまり、エンジンでジェネレータを駆動してバ
ッテリを充電する点は上記シリーズ方式と同様である
が、該シリーズ方式とは異なり、バッテリの電力で駆動
するモータによる走行だけでなく、エンジンのみによる
走行やエンジンとモータの双方による走行も可能に構成
されている。そして、発進時にはモータで走行し、車速
が上がってエンジンを効率のよい回転で運転できる状態
となるとモータからエンジンに駆動源を切り換えて走行
するようにしている。更に、急発進や急加速のように大
きな駆動力を要する場合にはモータとエンジンの双方に
よって走行するようにしている。
は、モータは駆動輪に直結する一方、エンジンはクラッ
チを介して駆動輪に連結するものが提案されている。そ
して、この種のハイブリッド車両では、モータのみで走
行する際には上記クラッチを切り、エンジンのみ又はエ
ンジンとモータの両方で走行する際には上記クラッチを
締結するようにしている。
ル方式のハイブリッド車両では、モータによる走行中に
途中からエンジンの駆動力が駆動輪に伝えられる。つま
り、走行中にクラッチを締結することとなる。従って、
クラッチにおける駆動輪側とエンジン側との回転差が大
きな状態でクラッチを締結すると、クラッチの損傷を招
くという問題があった。また、クラッチの損傷にまで至
らない場合であっても、例えばエンジン側の回転が低い
状態でクラッチを締結すると、車体に減速によるショッ
クが生じ、走行状態が不安定となって運転者にも違和感
を与えてしまうという問題があった。
エンジンの回転数を調節してクラッチにおける駆動輪側
の回転数とエンジン側の回転数との一致を図り、クラッ
チを徐々に締結するという対策が考えられる。そして、
クラッチの保護や走行の安定化の点からは、クラッチの
両側の回転数をほぼ一致させた上でクラッチの締結をで
きるだけゆっくり行うのが望ましい。
一致をどの程度図る必要があるか、また、クラッチの締
結をどの程度ゆっくり行えばよいかについては、車両の
走行状態によって異なる。そして、加速時等のように、
駆動力を早期に駆動輪に伝達しなければならない場合に
は、上述の回転数の一致やクラッチの締結に時間を要し
たのでは、運転者の要求した加速性能が得られないとい
う問題があった。
であり、その目的とするところは、走行性能を維持しつ
つ、エンジンと駆動輪との間に介設されたクラッチの保
護を図ることにある。
を締結する際の制御を走行状態に対応して変更するよう
にしたものである。
は、エンジンと、上記エンジンにクラッチ手段を介して
連結される出力軸と、上記エンジンに連結された発電機
モータと、上記発電機モータにより発生する電力を蓄え
る蓄電手段と、上記蓄電手段の電力により駆動される走
行用モータと、上記走行用モータ及び出力軸に連結され
た駆動輪とを備えるハイブリッド車両を対象としてい
る。そして、上記クラッチ手段におけるエンジン側の入
力側回転数と出力軸側の出力側回転数とを検出する検出
手段と、上記検出手段が検出したクラッチ手段の入力側
回転数と出力側回転数とが一致するように上記発電機モ
ータによってエンジンの回転数を調節する回転同期動作
を行った上で上記クラッチ手段を締結し、且つ該クラッ
チ手段の締結の開始から完了までに要する締結時間を走
行状態を表す状態量に応じて変更する制御手段とを設け
るものである。
第1の解決手段において、エンジンと出力軸との間に介
設され、且つ入力側と出力側が切断されるニュートラル
状態と、入力側と出力側が接続された変速状態とに切り
換わる自動変速機を設け、上記クラッチ手段は、上記自
動変速機をニュートラル状態と変速状態とに切り換える
自動変速機用クラッチ手段とするものである。
上記第1又は第2の解決手段において、制御手段が、ア
クセルの操作量の変化率を状態量として締結時間の変更
を行うように構成されるものである。
上記第1又は第2の解決手段において、制御手段が、検
出手段が検出する出力側回転数の変化率を状態量として
締結時間の変更を行うように構成されるものである。
上記第3又は第4の解決手段において、制御手段が、状
態量が小さいほど締結時間を長くするように構成される
ものである。
上記第3又は第4の解決手段において、制御手段が、ク
ラッチ手段の入力側回転数と出力側回転数との差が所定
の回転許容範囲内になると両回転数の一致として該クラ
ッチ手段を締結し、且つ、状態量が小さいほど回転許容
範囲を狭くするように構成されるものである。
上記第3又は第4の解決手段において、制御手段が、状
態量が所定値以上となると、回転同期動作においてクラ
ッチ手段の入力側回転数が出力側回転数よりも所定回転
数だけ高くなるようにエンジンの回転数を制御し、且つ
締結時間を短くするように構成されるものである。
上記第1又は第2の解決手段において、エンジンとクラ
ッチ手段との間にトルクコンバータを介設し、制御手段
が、クラッチ手段の入力側回転数と出力側回転数との差
が所定の回転許容範囲内になると両回転数の一致として
該クラッチ手段を締結し、上記トルクコンバータがロッ
クアップ状態であれば回転許容範囲を狭くして、且つ締
結時間を長くするように構成されるものである。
輪に伝達される一方、クラッチ手段を締結するとエンジ
ンの駆動力も駆動輪に伝達される。そして、走行用モー
タとエンジンの一方の駆動力又は両方の駆動力を駆動輪
に伝達して、車両が走行する。発電機モータは、エンジ
ンに駆動されて発電を行い、発生した電力は蓄電手段に
蓄えられて走行用モータの駆動等に用いられる。
るために車両の走行中にクラッチ手段の断続操作を行
う。特に、クラッチ手段を締結する際には、制御手段が
回転同期動作を行った上でクラッチ手段の締結を行う。
つまり、制御手段は、発電機モータによってエンジンの
回転数を制御し、クラッチ手段の入力側回転数と出力側
回転数との一致を図った上でクラッチ手段を締結する。
その際、クラッチ手段の締結時間を走行状態に応じて適
宜変更する。この締結時間の変更は、走行状態を表す状
態量に基づいて行う。
機を構成する自動変速機用クラッチ手段が、エンジンと
出力軸との間を断続するクラッチ手段としても機能す
る。
操作量の変化率に応じてクラッチ手段の締結時間を変更
する。
が検出する出力側回転数の変化率に応じてクラッチ手段
の締結時間を変更する。
操作量の変化率又は出力側回転数の変化率である状態量
が小さいほど、即ち加速の要求度が低くて定常走行に近
いほど締結時間を長くしてクラッチ手段をゆっくりと締
結する。
手段の入力側回転数と出力側回転数との差が回転許容範
囲内になるとクラッチ手段が締結される。その際、状態
量が小さいほど、即ち加速の要求度が低くて定常走行に
近いほど回転許容範囲を狭くして、入力側回転数と出力
側回転数との一致をできるだけ図った上でクラッチ手段
の締結を行う。
所定値以上の場合、即ち加速の要求度が高い場合には、
回転同期動作の際に入力側回転数が出力側回転数よりも
幾分高くなるようにエンジン回転数を制御し、その上で
締結時間を短くしてクラッチ手段を素早く締結する。
手段の入力側回転数と出力側回転数との差が回転許容範
囲内になるとクラッチ手段が締結される。その際、トル
クコンバータがロックアップ状態か否かによって、回転
許容範囲及び締結時間が変更される。ここで、トルクコ
ンバータがロックアップ状態の時はトルクコンバータの
入力側と出力側とは直結状態であるため、クラッチ手段
の入力側回転数と出力側回転数との差があると、この回
転数差をトルクコンバータで吸収することができない。
従って、トルクコンバータがロックアップ状態の時は、
回転許容範囲を狭くして入力側回転数と出力側回転数と
の一致をできるだけ図った上でクラッチ手段の締結を行
うと共に、締結時間を長くしてクラッチ手段をゆっくり
と締結する。
状態に応じてクラッチ手段の締結時間を適宜変更し、走
行性能を維持しつつクラッチ手段の保護を図ることがで
きる。具体的に、例えば、定常走行や緩加速時のように
短時間に駆動力を増大させる必要がない場合には、クラ
ッチ手段の入力側回転数と出力側回転数とをできるだけ
一致させた上で締結時間を長くしてクラッチ手段を緩や
かに締結する。これによって、締結の際のクラッチ手段
の負担を低減してクラッチ手段の破損を防止できる。一
方、急発進や急加速時のように短時間で駆動力を増大さ
せる必要がある場合には、入力側回転数と出力側回転数
との一致を図って両回転数の差がある程度縮まれば、そ
の後は締結時間を短くしてクラッチ手段を素早く締結す
る。これによって、駆動輪に伝達される駆動力を短時間
で増やすことができ、充分な加速性能を得ることができ
る。
機を構成する自動変速機用クラッチ手段が、エンジンと
出力軸との間を断続するクラッチ手段を兼ねている。こ
こで、自動変速機用クラッチ手段は、大きな動力の断続
を目的とする専用クラッチに比してクラッチ容量が低
い。従って、入力側と出力側との間の回転数差が大きい
状態でニュートラル状態から変速状態に切り換えること
は想定されておらず、このような状態で切り換えると容
易に損傷してしまう。これに対して、本解決手段では、
クラッチ手段の締結時間を走行状態に応じて変更してい
るため、この場合であっても、自動変速機の損傷を確実
に防止することができる。そして、自動変速機の信頼性
を維持しつつクラッチ手段を兼ねるようにでき、このた
めエンジンと出力軸との間に独立したクラッチを設ける
必要がなくなり、構成の簡素化を図ることが可能とな
る。
側回転数が出力側回転数よりも高くなるようにエンジン
回転数を制御するため、クラッチ手段を締結する間にお
いてもエンジンの駆動力を駆動輪に伝達でき、駆動輪へ
の駆動力を素早く増大させて加速性能を向上させること
ができる。
クコンバータがロックアップ状態で入力側回転数と出力
側回転数との差による締結時のクラッチ手段の負担が大
きい場合においてもクラッチ手段の保護を図ることがで
き、クラッチ手段の損傷を確実に防止して信頼性を向上
させることができる。
基づいて詳細に説明する。
を示すブロック図である。
ッド自動車は、駆動力を発生するためのパワーユニット
として、蓄電手段であるバッテリ3から供給される電力
により駆動される走行用モータ2とガソリン等の液体燃
料の爆発力により駆動されるエンジン1とを併用して走
行し、後述する車両の走行状態に応じて、走行用モータ
2のみによる走行、エンジン1のみによる走行、或いは
走行用モータ2とエンジン1の双方による走行とが実現
される。
動変速機7を介して駆動輪9,10に連結されている。
そして、エンジン1の駆動力は、自動変速機7の出力側
に直結された出力軸12からギヤトレイン11及び差動
機構8を介して駆動輪9,10に伝達される。また、エ
ンジン1はバッテリ3を充電するために発電機モータ4
を駆動する。
ックアップ機構であるロックアップクラッチを有し、ロ
ックアップクラッチを繋ぐとロックアップされ、ロック
アップクラッチを切るとロックアップが解除されるよう
に構成されている。
機構、多板クラッチ、ブレーキ、ワンウェイクラッチ等
の構成要素から成る4速の変速機である。そして、この
自動変速機7は、多板クラッチの断続等によって、入力
側と出力側とが切断されるニュートラルレンジ(以下、
Nレンジという)と、入力側と出力側とが連結される1
速〜4速の各変速レンジとに切り換わるように構成され
ている。この自動変速機7は、変速機として機能するほ
か、Nレンジと変速レンジとに切り換わることによって
エンジン1と駆動輪9,10との間の断続を行う。そし
て、自動変速機7をNレンジと変速レンジとに切り換え
る多板クラッチ等の自動変速機用クラッチ手段が、エン
ジン1と出力軸12との間を断続するクラッチ手段を構
成している。
れる電力により駆動され、ギヤトレイン11を介して駆
動輪9,10に駆動力を伝達する。また、走行用モータ
2は、車両の減速時には逆に駆動輪9,10に駆動さ
れ、車両の運動エネルギを電力に変換してバッテリ3に
供給する。
動されて発電を行い、バッテリ3に電力を供給する。ま
た、この発電機モータ4は、エンジン1の始動時にはバ
ッテリ3から電力を受けてエンジン1をクランキングさ
せる。
弁タイミングを遅延させるタイプのものが搭載され、走
行用モータ2は例えば最大出力20KWのIPM同期式
モータが使用され、発電機モータ4は例えば最大出力1
0KWのものが使用され、バッテリ3は例えば最大出力
30KWのニッケル水素電池が搭載される。
M、RAM、インターフェース回路及びインバータ回路
等からなり、エンジン1の点火時期や燃料噴射量等をコ
ントロールすると共に、走行用モータ2及び発電機モー
タ4の出力や回転数の制御、トルクコンバータ5のロッ
クアップ制御、自動変速機7の制御、バッテリ3の充放
電等を総括的に制御する制御手段に構成されている。
ン1のクランク軸回転数と走行用モータ2の回転数とが
入力されている。そして、統括制御ECU100は、入
力された両回転数に基づき、自動変速機7の変速比及び
ギヤトレイン11のギヤ比を考慮して自動変速機7にお
ける入力側及び出力側の軸回転数をそれぞれ算出するよ
うに構成されている。即ち、統括制御ECU100は、
自動変速機7の入力側回転数及び出力側回転数を検出す
る検出手段を構成している。
すようなシフトスケジュールに従って自動変速機7を変
速するように構成されている。このシフトスケジュール
は、車速とアクセル踏込量との関係で表され、4速の自
動変速機7に対応して3本の変速ラインが定められてい
る。そして、この変速ラインを横切ると自動変速機7を
変速するようにしている。このシフトスケジュールは、
車速との関係でエンジン1の回転数が最もエンジン1の
効率の良い回転数の範囲となるように定められている。
定のロックアップ領域が定められ、このロックアップ領
域ではトルクコンバータ5をロックアップするようにし
ている。つまり、エンジン1のみの車両ではロックアッ
プ領域が変速の行われない領域に限られるのに対し、本
ハイブリッド自動車では変速が行われる領域にまでロッ
クアップ領域が拡大されている。これは、本ハイブリッ
ド自動車では、変速によるエンジン1の駆動力の変化を
走行用モータ2の駆動力で吸収することができ、トルク
コンバータ5のロックアップ状態でも変速ショックを生
じることなく変速が可能だからである。
ン1、発電機モータ4、走行用モータ2及びバッテリ3
の制御について説明する。尚、表1において「力行」と
は駆動トルクを出力している状態を意味する。
は、エンジン1、発電機モータ4、走行用モータ2は停
止される。但し、エンジン1は冷間時とバッテリ蓄電量
低下時に運転され、発電機モータ4はエンジン運転中は
発電するために駆動されてバッテリ3を充電する。
では、エンジン1、発電機モータ4は停止され、走行用
モータ2が駆動トルクを出力する。
では、走行用モータ2が駆動トルクを出力し、エンジン
1は始動後高出力で運転される。バッテリ3は走行用モ
ータ2に放電する。尚、ここではエンジン1の始動後は
発電機モータ4を停止しているが、発電機モータ4が継
続して駆動トルクを出力するようにしてもよい。
ンジン始動時では、発電機モータ4がエンジン1をクラ
ンキングするために駆動トルクを出力してエンジン1が
起動される。バッテリ3は発電機モータ4に放電する。
定常低負荷走行時では、エンジン1、発電機モータ4は
停止され、走行用モータ2が駆動トルクを出力する。バ
ッテリ3は走行用モータ2に放電する。但し、エンジン
1は冷間時とバッテリ蓄電量低下時に運転され、発電機
モータ4はエンジン運転中は発電するために駆動されて
バッテリ3を充電する。尚、本実施形態では、定常低負
荷走行の状態となるのは車速が時速20キロ以下の場合
に限られている。従って、定常走行時において車速が時
速20キロを超えると、低負荷運転から中負荷運転に移
行する。
定常中負荷走行時では、走行用モータ2は無出力とさ
れ、エンジン1は高効率領域で運転され、バッテリ3は
走行用モータ2には放電せず、発電機モータ4はバッテ
リ3を充電する。
定常高負荷走行時では、エンジン1は高出力運転され、
発電機モータ4と走行用モータ2が駆動トルクを出力す
る。バッテリ3は発電機モータ4と走行用モータ2に放
電する。但し、発電機モータ4はバッテリ蓄電量低下時
はバッテリ3を充電する。
では、エンジン1は高出力運転され、発電機モータ4と
走行用モータ2が走行のために駆動トルクを出力する。
バッテリ3は発電機モータ4と走行用モータ2に放電す
る。
に、減速時では、エンジン1及び発電機モータ4は停止
され、走行用モータ2は発電機として電力を回生してバ
ッテリ3を充電する。
の駆動トルクのみでの走行中に、途中からエンジン1の
トルクを駆動輪9,10に伝達する場合がある。具体的
には、上述の急発進時や、定常低負荷走行から定常中負
荷走行、定常高負荷走行又は急加速へ移行する場合が該
当する。そして、この場合において、統括制御ECU1
00は、締結条件設定動作の後に所定のエンジン締結制
御を行う。また、統括制御ECU100は、このエンジ
ン締結制御の一部として、自動変速機7におけるエンジ
ン側の入力側回転数と出力軸側の出力軸側回転数が一致
するように発電機モータ4でエンジン1の回転数を調節
する回転同期動作を行う。
図6を参照しながら説明する。この締結条件設定動作で
は、走行状態に応じて締結時間の選択及び補正と目標エ
ンジン回転数差の選択とを行う。
始してから完了するまでの時間を表している。ここで、
本実施形態は、上述のように、自動変速機7を構成する
多板クラッチ等の自動変速機用クラッチ手段がクラッチ
手段を構成している。従って、この締結時間は、自動変
速機7においてNレンジから変速レンジへの切り換えを
開始してから完了するまでの時間を意味している。そし
て、図4に示すように、締結時間としてT1,T2,T
3の3つの値が予め設定され、このうちから選択するよ
うにしている。尚、締結時間の3つの値の大小関係は、
T1<T2<T3となるように設定されている。
目標回転数差としてR1,R2,R3の3つの値が予め
設定されている。そして、この3つの値から選択するよ
うにしている。尚、目標回転数差の3つの値の大小関係
は、R1>R2>R3となるように設定されている。ま
た、R3はゼロに設定されている。そして、回転同期動
作では、自動変速機7における入力側回転数が出力側回
転数よりも目標回転数差だけ高くなるようにエンジン回
転数を制御する。この回転同期動作については、後述す
る。
に補正係数βを乗じて行う。この補正係数βは、図6に
示すように、アクセル踏込量の変化率との関係で予め定
められている。即ち、該変化量が所定範囲より小さいと
きはβ=1として選択した締結時間を変更しない。一
方、該変化量が所定範囲の場合は、変化量が増えるにつ
れてβの値を小さくし、選択した締結時間を短くする。
また、該変化量が所定範囲を超えるとβの値を一定とし
てそれ以上の締結時間の短縮は行わない。
条件設定動作の内容を具体的に説明する。
判断する。つまり、車両の停止状態でアクセルが急激に
踏み込まれた場合には急発進が要求されていると判断し
てステップST2へ移る。一方、急発進が要求されていな
いと判断するとステップST4へ移る。尚、出力軸回転数
の変化率に基づいて急発進の要求の有無を判断してもよ
い。つまり、出力軸回転数の増加率が大きければ急発進
の要求が有ると判断し、害増加率が小さければ急発進の
要求が無いと判断してもよい。
において締結時間T1及び目標回転数差R1を選択し、
ステップST3に移る。ステップST3では、アクセル踏込
量に応じて補正係数βを決定し、この補正係数βを締結
時間T1に乗じて補正後の締結時間T1’を算出する。
従って、急発進の要求があれば、締結時間をなるべく短
くして、目標回転数差をなるべく大きくする。
ST4においてトルクコンバータ5がロックアップ状態か
否かを判断する。そして、ロックアップ状態でなければ
ステップST5に移り、ロックアップ状態であればステッ
プST7に移る。
回転数差R2を選択してステップST6に移る。ステップ
ST6では、アクセル踏込量に応じて補正係数βを決定
し、この補正係数βを締結時間T2に乗じて補正後の締
結時間T2’を算出する。従って、ロックアップ状態で
なければ、締結時間及び目標回転数差を中間の値とす
る。
び目標回転数差R3を選択してステップST8に移る。ス
テップST8では、締結時間の補正を禁止する。
時間をなるべく長くして、目標回転数差をなるべく小さ
くする。
動作の後に所定のエンジン締結制御を行う。
て、図7のタイムチャートを参照しながら説明する。こ
の図7は、停止状態から発進し、緩やかに加速して定常
低負荷走行から定常中負荷走行へ移行するまでを示して
いる。時刻t1において緩発進し、上述の定常低負荷走
行状態となる。そして、走行用モータ2のみが駆動力を
発生し、車速が緩やかに上昇する。
キロを超えると、定常低負荷走行から定常中負荷走行へ
と移行するために、発電機モータ4によってエンジン1
をクランキングする。エンジン1がかかると、時刻t3
から発電機モータ4に対するフィードバック制御を開始
する。その後、時刻t4までは、スロットル開度を所定
開度に保持してエンジン1に所定のトルクを発生させる
一方、発電機モータ4が発電機となってエンジン1に負
荷をかけ、この負荷を制御してエンジン回転数の制御を
行う。
ンジン回転数とが一致すると、自動変速機7をNレンジ
から1速レンジに切り換える。この状態で、エンジン1
の駆動力が駆動輪9,10に伝達される。このため、時
刻t4では、自動変速機7を切り換えると共に走行用モ
ータ2の駆動力を減じ、駆動輪9,10に伝わる駆動力
を一定に保つ。そして、その後はエンジン1の駆動力の
みで走行を継続する。
て、図8及び図9のフロー図を参照しながら説明する。
クセル踏込量、走行用モータ2の回転数及びエンジン1
の回転数を読み込む。そして、走行用モータ2の回転数
にギヤトレイン11のギヤ比を乗じて出力軸12の回転
数を算出し、ステップST11に移る。
量及びアクセル踏込量の変化率に基づいて、エンジン1
の始動を要するか否かを判断する。つまり、車速が時速
20キロを超えて上述の定常中負荷走行へ移行した場合
や、アクセルが急激に踏み込まれて急加速や急発進が要
求されている場合には、エンジン1の始動が必要と判断
してステップST12に移る。一方、エンジン1の始動が
不要であれば通常の制御に戻る。
に基づいて自動変速機7の変速レンジを選択し、出力軸
回転数に該変速レンジの変速比を乗じて目標エンジン回
転数を算出する。エンジン1の回転数がこの目標エンジ
ン回転数となると、自動変速機7の入力側回転数と出力
側回転数とが一致することとなる。尚、このステップST
12以降は、自動変速機7の変速が完了するまで一度選
択した変速レンジの変更を禁止する。
有無を判断する。つまり、車両の停止状態でアクセルが
急激に踏み込まれた場合には急発進が要求されていると
判断してステップST24へ移る。一方、急発進が要求さ
れていないと判断するとステップST14へ移る。尚、出
力軸回転数の変化率に基づいて急発進の要求の有無を判
断してもよい。つまり、出力軸回転数の増加率が大きけ
れば急発進の要求が有ると判断し、害増加率が小さけれ
ば急発進の要求が無いと判断してもよい。
24においてトルクコンバータ5のロックアップを解除
する制御を行う。この様にロックアップを解除するの
は、トルクコンバータ5のトルク増幅作用を利用してよ
り大きな駆動力を駆動輪9,10に伝達するためであ
る。
にバッテリ3から電力を供給し、エンジン1を始動する
ために発電機モータ4でエンジン1をクランキングす
る。そして、エンジン回転数が1000rpmに達する
とステップST26に移る。
射及び点火を行ってエンジン1の始動を試みる。そし
て、エンジン1が始動したか否かを確認し、始動してい
ればステップST27に移る。一方、エンジン1が始動し
ていなければ、エンジン始動制御へ移行してエンジン1
の始動を更に試みる。このエンジン始動制御について
は、後述する。尚、エンジン1が始動したか否かは、発
電機モータ4へ供給される電流に基づいて判断する。つ
まり、発電機モータ4への電流が減少していればエンジ
ン1が始動したと判断し、減少していなければエンジン
1が始動していないと判断する。
を最大とするためにスロットルを全開すると共に、発電
機モータ4が発生させるトルクを最大として回転同期動
作を行う。つまり、急発進状態では、走行用モータ2の
トルクが最大にされて既に車両が動き出している一方、
スロットルを開いてもエンジン回転数がすぐには上昇し
ないため、発電機モータ4のトルクを最大としてエンジ
ン1を駆動して自動変速機7の入力側及び出力側回転数
の一致を図る。その際、自動変速機7の入力側回転数が
出力側回転数よりも目標回転数差R1だけ高くなるよう
にする。
ら僅かな時間しか経過していなければ、車速はまだそれ
程上昇しておらず、単純に走行用モータ2、エンジン1
及び発電機モータ4を最大出力とすれば、自動変速機7
の入力側と出力側であまり回転数差が大きくないとみな
せる。また、多少の回転数差はトルクコンバータ5で吸
収できる。
全開、発電機モータ4のトルク最大とした後は、時間を
あけずに素早く自動変速機7をNレンジから1速レンジ
へと変速する。具体的には、Nレンジから1速レンジへ
の変速を補正後の締結時間T1’で完了するようにす
る。このようにできるだけ変速を短時間で完了させるの
は、変速に時間を要すると自動変速機7の両側での回転
数差が拡大してしまうためである。そして、変速完了後
は、エンジン1及び走行用モータ2で駆動輪9,10を
駆動する一方、発電機モータ4を停止させる。尚、発電
機モータ4を停止させずに発電機モータ4のトルクをも
駆動輪9,10に伝達してもよく、この場合はより大き
な駆動力を駆動輪9,10に伝達できる。
場合、ステップST14において急加速の要求の有無を判
断する。つまり、車両の走行中にアクセルが急激に踏み
込まれた場合には急加速が要求されていると判断してス
テップST15へ移る。一方、急加速が要求されていない
と判断するとステップST30へ移る。尚、出力軸回転数
の変化率に基づいて急加速の要求の有無を判断してもよ
い。つまり、出力軸回転数の増加率が大きければ急加速
の要求が有ると判断し、該増加率が小さければ急加速の
要求が無いと判断してもよい。
15においてトルクコンバータ5のロックアップを解除
する制御を行う。ロックアップを解除するのは、上記ス
テップST24の場合と同様にトルクコンバータ5による
トルク増幅作用を得るためである。
25に対応して発電機モータ4でエンジン1をクランキ
ングし、エンジン回転数が1000rpmとなるとステ
ップST17に移る。
に対応してエンジン1を始動させる動作を行い、始動し
ていればステップST18に移り、始動していなければエ
ンジン始動制御に移行する。
ルクα2を加えて出力トルクを算出する。この目標トル
クは、ステップST10で読み込んだ車速及びステップST
12で選択した自動変速機7の変速レンジの変速比にお
いてエンジン1のみで走行するためにエンジン1が発生
させなければならないトルクである。一方、加算トルク
α2は、走行状態に応じて予め設定されたものである。
そして、エンジン1に対して出力トルクを発生させるよ
うに制御を行う。具体的には、スロットルを所定の開度
とし、そのスロットル開度を一定に保持する。
に対して発生するトルクを一定に保つように制御を行
い、この状態を自動変速機7の変速が完了するまで保持
する。つまり、変速の完了までは、アクセルの踏込量、
即ち運転者の意志とは無関係に走行用モータ2のトルク
を一定に保持する。この様にするのは、出力軸回転数又
は該回転数の変化率が一定に保持し、この出力軸回転数
に対応したエンジン回転数の調整を確実に行うためであ
る。
行う。その際、ステップST12で算出した目標エンジン
回転数を修正し、自動変速機7の入力側回転数が出力側
回転数よりも目標回転数差R2だけ高くなるような値と
する。その後、発電機モータ4が発電機として動作して
エンジン1に負荷を与え、エンジン1の回転数が修正後
の目標エンジン回転数となるように該負荷の量をエンジ
ン回転数に対してフィードバック制御する。この制御を
所定時間に亘って行い、ステップST21に移る。
ンジからステップST12で選択した変速レンジへと切り
換える変速動作を開始する。また、Nレンジから変速レ
ンジへの変速を補正後の締結時間T2’で完了するよう
にする。その際、ある程度の時間に亘って回転同期動作
を行えば実際のエンジン回転数と目標エンジン回転数と
の回転数差は充分に小さく、また、ステップST15でト
ルクコンバータ5のロックアップを解除しており、ある
程度の回転数差があってもトルクコンバータ5で吸収で
きるため、自動変速機7の変速動作を行う。
り換え完了を確認し、その後ステップST23に移る。従
って、ステップST23に移る時点では、エンジン1の駆
動力が駆動輪9,10に伝達されている。
ってエンジン1に与えていた負荷をゼロとし、エンジン
1に対してはアクセルの踏込量に応じたスロットル開度
の制御を行う。そして、エンジン1及び走行用モータ2
の駆動力を駆動輪9,10に伝達して急加速を行う。
場合、図9に示すステップST30に移る。このステップ
ST30では、上記ステップST25に対応して発電機モー
タ4でエンジン1をクランキングし、エンジン回転数が
1000rpmとなるとステップST31に移る。
に対応してエンジン1を始動させる動作を行い、始動し
ていればステップST32に移り、始動していなければエ
ンジン始動制御に移行する。
の多少を判断し、蓄電量が所定値以上であればステップ
ST33に移り、所定値未満であればステップST34に移
る。
に対応して目標トルクに加算トルクαを加えて出力トル
クを算出する。この加算トルクαは、ステップST18の
加算トルクα2よりも小さい値とされている。そして、
エンジン1が算出した出力トルクを発生するように所定
のスロットル開度を維持し、ステップST35に移る。
ST18に対応して目標トルクに加算トルクα1を加えて
出力トルクを算出する。この加算トルクα1は、ステッ
プST18の加算トルクα2よりも小さく、且つステッ
プST33の加算トルクαより大きな値とされている。
そして、エンジン1が算出した出力トルクを発生するよ
うに所定のスロットル開度を維持し、ステップST35に
移る。
トルクαと加算トルクα1とを使い分ける一方(ステッ
プST33,ST34参照)、急加速の要求の有無によって
加算トルクα2と加算トルクα,α1とを使い分けてい
る(ステップST18,ST33,ST34参照)。
がロックアップ状態か否かを判断する。そして、ロック
アップ状態であればステップST36に移る一方、ロック
アップが解除されていればステップST40に移る。
あれば、ステップST36〜ST38において、エンジン1
の実際の回転数とステップST12で算出した目標エンジ
ン回転数とがほぼ完全に一致したとみなせるまで回転同
期動作を行う。これは、トルクコンバータ5のロックア
ップ状態ではエンジン1と自動変速機7の入力側とが直
結状態となるため、エンジン1の実際の回転数を上記目
標エンジン回転数にほぼ一致させなければ、自動変速機
7をNレンジから変速レンジに切り換えた際にショック
が出たり、自動変速機7の破損を招くおそれがあるから
である。
電機として動作してエンジン1に負荷を与え、エンジン
1の回転数がステップST12で算出した目標エンジン回
転数となるように該負荷の量をエンジン回転数に対して
フィードバック制御する。尚、締結条件設定動作で目標
回転数差R3を選択しているが、R3の値はゼロである
ため、エンジン1の回転数がステップST12の目標エン
ジン回転数となるように制御を行う。
ータ2の駆動力を、車体の加速度が一定となるように制
御する。具体的には、出力軸回転数の変化率が一定とな
るように制御する。そして、ステップST38では、エン
ジン1の実際の回転数と上記目標エンジン回転数とがほ
ぼ一致したとみなせるまでステップST36,ST37の状
態を保持し、両回転数が一致したとみなせればステップ
ST39に移る。
応して、自動変速機7をNレンジからステップST12で
選択した変速レンジへと切り換える変速動作を開始す
る。その際、Nレンジから変速レンジへの変速を締結時
間T3で完了するようにする。従って、Nレンジから変
速レンジへの変速がなるべくゆっくりと行われる。
なければ、ステップST40において上記ステップST20
に対応した回転同期動作を行う。具体的には、発電機モ
ータ4がエンジン1に与える負荷の量を、エンジン1の
回転数が修正後の目標エンジン回転数となるようにフィ
ードバック制御する。
ルクコンバータ5がロックアップ状態か否かによって、
エンジン1の実際の回転数と目標エンジン回転数との一
致をどの程度図るかを変更している。
応して、自動変速機7をNレンジからステップST12で
選択した変速レンジへと切り換える変速動作を開始す
る。その際、Nレンジから変速レンジへの変速を補正後
の締結時間T2’で完了するようにする。
続くステップST42では、変速レンジへの切り換えが完
了したか否かを確認してステップST43に移る。また、
上記変速動作の間には、駆動輪9,10にエンジン1か
ら伝達される駆動力が増大してゆくが、これに合わせて
走行用モータ2の駆動力を削減し、駆動輪9,10への
駆動力を一定に維持する。
ってエンジン1に与えていた負荷と走行用モータ2の駆
動力をゼロとし、エンジン1に対してはアクセルの踏込
量に応じたスロットル開度の制御を行う。尚、発電機モ
ータ4によるエンジン1への負荷をゼロとせず、エンジ
ン1の出力を多めに制御して発電機モータ4による発電
を継続するようにしてもよい。
26,ST31でエンジン1を始動できなかった場合に
は、図10のフロー図に示すエンジン始動制御を行う。
機モータ4へ供給する電力を増やし、エンジン回転数を
上昇させる。そして、エンジン回転数が1500rpm
に達するとステップST51に移る。
射及び点火を行ってエンジン1の始動を試みる。そし
て、エンジン1が始動したが否かを確認し、始動してい
ればステップST57に移り、元の制御フローに帰還して
ステップST17,ST26,ST31から次のステップに移
行する。一方、エンジン1が始動していなければ、ステ
ップST52に移る。
用モータ2に供給する電流を削減する。これは、バッテ
リ3が放電できる電流には上限があるので、走行用モー
タ2への電流を削減してエンジン1をクランキングする
発電機モータ4への電流を確保するためである。
と同様にエンジン1の始動を試みる。そして、エンジン
1が始動すればステップST57に移って元の制御フロー
に帰還する一方、エンジン1が始動していなければステ
ップST54に移る。
動力のみでエンジン1の回転数とステップST12の目標
エンジン回転数との一致を図り、その上で自動変速機7
をNレンジから2速レンジへと切り換える。そして、発
電機モータ4の駆動力だけでなく、走行用モータ2の駆
動力及び車体の慣性力によってもエンジン1を回転さ
せ、続くステップST55でエンジン1の始動を試みる。
つまり、ステップST54,ST55では、いわゆる「押し
がけ」を試みる。
レンジへと切り換えるのに伴って走行用モータ2の駆動
力を増大させ、走行状態を一定に維持する制御を行う。
ここで、走行用モータ2の駆動力が一定のままであれ
ば、エンジン1と駆動輪9,10とを直結すると車両が
減速してしまう。これに対し、走行用モータ2の駆動力
を増やすことによって車両の状態を一定に維持し、運転
者に違和感を与えないようにしている。
動すればステップST57に移って元の制御フローに帰還
する一方、エンジン1が始動していなければステップST
56に移る。
出来なかったことを警告ランプ等で運転者に知らせる一
方、バッテリ3の充電量を確保するために走行用モータ
2による回生を重視する制御を行う。
動変速機7の変速に要する時間を走行状態に応じて適宜
変更し、走行性能を維持しつつ自動変速機7の保護を図
ることができる。つまり、定常走行や緩加速時のように
短時間に駆動力を増大させる必要がない場合には、自動
変速機7の入力側回転数と出力側回転数とをできるだけ
一致させた上で締結時間を長くして自動変速機7の変速
をゆっくりと行う。これによって、変速の際の自動変速
機7の負担を低減して自動変速機7の破損を防止でき
る。一方、急発進や急加速時のように短時間で駆動力を
増大させる必要がある場合には、入力側回転数と出力側
回転数との一致を図って両回転数の差がある程度縮まれ
ば、その後は締結時間を短くして自動変速機7を素早く
変速する。これによって、駆動輪に伝達される駆動力を
短時間で増やすことができ、充分な加速性能を得ること
ができる。
成する多板クラッチ等がエンジン1と出力軸12との間
を断続するクラッチ手段を兼ねている。ここで、上記多
板クラッチ等は、大きな動力の断続を目的とする専用ク
ラッチに比してクラッチ容量が低い。従って、入力側と
出力側との間の回転数差が大きい状態でNレンジから変
速レンジに切り換えると容易に損傷してしまう。これに
対して、本実施形態では、クラッチ手段の締結時間、即
ち自動変速機7の変速に要する時間を走行状態に応じて
変更しているため、自動変速機7の損傷を確実に防止す
ることができる。そして、自動変速機7の信頼性を維持
しつつクラッチ手段を兼ねるようにでき、エンジン1と
出力軸12との間に独立したクラッチを設ける必要がな
くなり、構成の簡素化を図ることが可能となる。
高くなるようにエンジン回転数を制御しているため、自
動変速機7を変速する間においてもエンジンの駆動力を
駆動輪に伝達でき、駆動輪への駆動力を素早く増大させ
て加速性能を向上させることができる。
状態で入力側回転数と出力側回転数との差による変速時
の自動変速機7の負担が大きい場合には、自動変速機7
の変速を可能な限りゆっくりと行うようにしている。こ
の結果、自動変速機7の保護を図ることができ、自動変
速機7の損傷を確実に防止して信頼性を向上させること
ができる。
続するクラッチ手段を自動変速機7に設けられた多板ク
ラッチ等の自動変速機用クラッチ手段により構成するよ
うにしたが、エンジン1と出力軸12との間に独立した
クラッチを設けるようにしてもよい。
ジン回転数を算出する際に、出力軸回転数に自動変速機
7の変速比を乗じている(ステップST12参照)。しか
しながら、トルクコンバータ5のロックアップが解除さ
れている状態では、トルクコンバータ5の滑りがあるた
め、エンジン回転数と目標エンジン回転数が一致しても
自動変速機7の入力側回転数と出力側回転数とは必ずし
も一致しない。従って、トルクコンバータ5が非ロック
アップ状態の時には、出力軸回転数に上記変速比を乗じ
た値にトルクコンバータ5の滑りを考慮した補正を加
え、この補正後の値を目標エンジン回転数としてもよ
い。
動作では、エンジン1に対して発電機モータ4によって
負荷をかけ、この負荷を制御してエンジン回転数を制御
するようにしている(ステップST20,ST36,ST40
参照)。これに対して、エンジン1の始動後においても
発電機モータ4によってエンジン1を回転駆動し、発電
機モータ4の駆動力を制御してエンジン回転数を制御す
るようにしてもよい。
て、図11のタイムチャートを参照しながら説明する。
この図11は、図7のタイムチャートと同様に、緩発進
後に緩やかに加速し、定常低負荷走行から定常中負荷走
行へ移行するまでを示している。
速して時刻t2で車速が時速20キロを超える。時刻t
2では、定常低負荷走行から定常中負荷走行へと移行す
るために、発電機モータ4によってエンジン1をクラン
キングする。エンジン1がかかると、時刻t3から発電
機モータ4に対するフィードバック制御を開始する。そ
の後、時刻t4までは、発電機モータ4が継続してエン
ジン1を回転駆動し、発電機モータ4の駆動力を制御し
てエンジン回転数の制御を行う。
ンジン回転数とが一致すると、自動変速機7をNレンジ
から1速レンジに切り換える。この状態で、エンジン1
の駆動力が駆動輪9,10に伝達される。このため、時
刻t4では、自動変速機7を切り換えると共に走行用モ
ータ2の駆動力を減じ、駆動輪9,10に伝わる駆動力
を一定に保つ。そして、その後はエンジン1の駆動力の
みで走行を継続する。
ある。
ンバータのロックアップ領域を示す車速とアクセル踏込
量の関係図である。
る。
ある。
図である。
ャートである。
である。
である。
図である。
る。
Claims (8)
- 【請求項1】 エンジンと、 上記エンジンにクラッチ手段を介して連結される出力軸
と、 上記エンジンに連結された発電機モータと、 上記発電機モータにより発生する電力を蓄える蓄電手段
と、 上記蓄電手段の電力により駆動される走行用モータと、 上記走行用モータ及び出力軸に連結された駆動輪と、 上記クラッチ手段におけるエンジン側の入力側回転数と
出力軸側の出力側回転数とを検出する検出手段と、 上記検出手段が検出したクラッチ手段の入力側回転数と
出力側回転数とが一致するように上記発電機モータによ
ってエンジンの回転数を調節する回転同期動作を行った
上で上記クラッチ手段を締結し、且つ該クラッチ手段の
締結の開始から完了までに要する締結時間を走行状態を
表す状態量に応じて変更する制御手段とを備えるハイブ
リッド車両。 - 【請求項2】 請求項1記載のハイブリッド車両におい
て、 エンジンと出力軸との間に介設され、且つ入力側と出力
側が切断されるニュートラル状態と、入力側と出力側が
接続された変速状態とに切り換わる自動変速機を備え、 上記クラッチ手段は、上記自動変速機をニュートラル状
態と変速状態とに切り換える自動変速機用クラッチ手段
であるハイブリッド車両。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載のハイブリッド車両
において、 制御手段は、アクセルの操作量の変化率を状態量として
締結時間の変更を行うように構成されているハイブリッ
ド車両。 - 【請求項4】 請求項1又は2記載のハイブリッド車両
において、 制御手段は、検出手段が検出する出力側回転数の変化率
を状態量として締結時間の変更を行うように構成されて
いるハイブリッド車両。 - 【請求項5】 請求項3又は4記載のハイブリッド車両
において、 制御手段は、状態量が小さいほど締結時間を長くするよ
うに構成されているハイブリッド車両。 - 【請求項6】 請求項3又は4記載のハイブリッド車両
において、 制御手段は、クラッチ手段の入力側回転数と出力側回転
数との差が所定の回転許容範囲内になると両回転数の一
致として該クラッチ手段を締結し、且つ、状態量が小さ
いほど回転許容範囲を狭くするように構成されているハ
イブリッド車両。 - 【請求項7】 請求項3又は4記載のハイブリッド車両
において、 制御手段は、状態量が所定値以上となると、回転同期動
作においてクラッチ手段の入力側回転数が出力側回転数
よりも所定回転数だけ高くなるようにエンジンの回転数
を制御し、且つ締結時間を短くするように構成されてい
るハイブリッド車両。 - 【請求項8】 請求項1又は2記載のハイブリッド車両
において、 エンジンとクラッチ手段との間に介設されたトルクコン
バータを備え、 制御手段は、クラッチ手段の入力側回転数と出力側回転
数との差が所定の回転許容範囲内になると両回転数の一
致として該クラッチ手段を締結し、上記トルクコンバー
タがロックアップ状態であれば回転許容範囲を狭くし
て、且つ締結時間を長くするように構成されているハイ
ブリッド車両。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02612499A JP3948148B2 (ja) | 1999-02-03 | 1999-02-03 | ハイブリッド車両 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02612499A JP3948148B2 (ja) | 1999-02-03 | 1999-02-03 | ハイブリッド車両 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000225858A true JP2000225858A (ja) | 2000-08-15 |
| JP3948148B2 JP3948148B2 (ja) | 2007-07-25 |
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ID=12184827
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|---|---|---|---|
| JP02612499A Expired - Fee Related JP3948148B2 (ja) | 1999-02-03 | 1999-02-03 | ハイブリッド車両 |
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