JP2000230630A - 差動装置用アクチュエータ - Google Patents
差動装置用アクチュエータInfo
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- JP2000230630A JP2000230630A JP3248599A JP3248599A JP2000230630A JP 2000230630 A JP2000230630 A JP 2000230630A JP 3248599 A JP3248599 A JP 3248599A JP 3248599 A JP3248599 A JP 3248599A JP 2000230630 A JP2000230630 A JP 2000230630A
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- differential
- actuator
- case
- peripheral portion
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- Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
- Retarders (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 取付誤差に頓着することなく、アクチュエー
タの円滑で確実な動作が確保でき、信頼性が高く低コス
トな差動装置用アクチュエータを提供することを目的と
する。 【解決手段】 デフケース1の回転駆動力を差動歯車
4、5、6を介して前記デフケース1の回転軸上に配置
された左右のサイドギヤ5、6にトルク配分して伝達す
る差動装置であって、デフケース1から差動歯車4、
5、6への回転駆動力の接続を所定動力によって作動さ
れるアクチュエータ8および操作部材7によりなされる
フリーランニング差動装置において、前記アクチュエー
タ8の内周部とデフケース1の外周部との間にセンタリ
ング部材12あるいは13を介設させてアクチュエータ
8を静止部材9に取り付けるように構成したことを特徴
とするもので、アクチュエータ8と操作部材7との間に
所定の適切な間隙δが形成されるので、ブラケット11
等を介してのアクチュエータ8の取付けに際して、デフ
キャリヤ9等の静止部材への取付精度Sにとらわれる必
要がなく、取付作業が単純化される。
タの円滑で確実な動作が確保でき、信頼性が高く低コス
トな差動装置用アクチュエータを提供することを目的と
する。 【解決手段】 デフケース1の回転駆動力を差動歯車
4、5、6を介して前記デフケース1の回転軸上に配置
された左右のサイドギヤ5、6にトルク配分して伝達す
る差動装置であって、デフケース1から差動歯車4、
5、6への回転駆動力の接続を所定動力によって作動さ
れるアクチュエータ8および操作部材7によりなされる
フリーランニング差動装置において、前記アクチュエー
タ8の内周部とデフケース1の外周部との間にセンタリ
ング部材12あるいは13を介設させてアクチュエータ
8を静止部材9に取り付けるように構成したことを特徴
とするもので、アクチュエータ8と操作部材7との間に
所定の適切な間隙δが形成されるので、ブラケット11
等を介してのアクチュエータ8の取付けに際して、デフ
キャリヤ9等の静止部材への取付精度Sにとらわれる必
要がなく、取付作業が単純化される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デフケースの回転
駆動力を差動歯車を介して前記デフケースの回転軸上に
配置された左右のサイドギヤにトルク配分して伝達する
差動装置に関するものである。
駆動力を差動歯車を介して前記デフケースの回転軸上に
配置された左右のサイドギヤにトルク配分して伝達する
差動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】デフケースの回転駆動力を差動歯車を介
して前記デフケースの回転軸上に配置された左右のサイ
ドギヤにトルク配分して伝達する差動装置としては種々
の形式のものが採用されており、例えば、デフケースか
ら差動歯車への回転駆動力の接続を所定動力によって行
うフリーランニング差動装置や、デフケースと差動歯車
とのロック接続を所定動力によって行うデフロック差動
装置等がある。前者の例として、本件出願人の提案によ
る特許第2529245号(特開昭63−235748
号公報)開示されたものがある。このものは、四輪駆動
車両における副駆動輪側(例えば前輪主駆動型の後輪
側)の差動装置に採用されて、トランスファーの切換え
に連動させて、二輪駆動状態から四輪駆動状態に切り換
えるために、差動歯車側をデフケースに接続するところ
のロック操作を行うようにして、デフケースからの回転
駆動力を車輪側に差動配分して伝達するものであり、前
記ロック操作を所定の動力、例えばエア等の流体圧を利
用して行うように構成されている。
して前記デフケースの回転軸上に配置された左右のサイ
ドギヤにトルク配分して伝達する差動装置としては種々
の形式のものが採用されており、例えば、デフケースか
ら差動歯車への回転駆動力の接続を所定動力によって行
うフリーランニング差動装置や、デフケースと差動歯車
とのロック接続を所定動力によって行うデフロック差動
装置等がある。前者の例として、本件出願人の提案によ
る特許第2529245号(特開昭63−235748
号公報)開示されたものがある。このものは、四輪駆動
車両における副駆動輪側(例えば前輪主駆動型の後輪
側)の差動装置に採用されて、トランスファーの切換え
に連動させて、二輪駆動状態から四輪駆動状態に切り換
えるために、差動歯車側をデフケースに接続するところ
のロック操作を行うようにして、デフケースからの回転
駆動力を車輪側に差動配分して伝達するものであり、前
記ロック操作を所定の動力、例えばエア等の流体圧を利
用して行うように構成されている。
【0003】図4に示すように、デフケース31は、車
体側に固定された静止部材であるデフキャリヤ50に軸
受により回転自在に軸支されており、図示外のトランス
ファからの駆動力がピニオンギヤ40およびこれに噛合
するリングギヤ41を介して伝達されてくる。デフケー
ス31の内周面には、該内周面に対してフリーで回転自
在な状態にて、ピニオンギヤ34を軸支してデフケース
31の回転軸に直交するピニオン軸33の両端部を支持
するリング(インナーケース)32が嵌合される。ま
た、前記デフケース31の内周面には、該内周面の一部
に形成されたスプライン部31Aにその外周の歯部37
Aが係合して回転を共にするスライドギヤ(カムリン
グ)37が軸動自在に設置される。該スライドギヤ37
はスプリング38を介してフォーク39によって操作さ
れる。フォーク39は、静止側に設置された流体路47
からのエア等の流体圧を受けてシリンダ48内の圧力室
44の拡張により軸動するピストン49に接続されてい
る。
体側に固定された静止部材であるデフキャリヤ50に軸
受により回転自在に軸支されており、図示外のトランス
ファからの駆動力がピニオンギヤ40およびこれに噛合
するリングギヤ41を介して伝達されてくる。デフケー
ス31の内周面には、該内周面に対してフリーで回転自
在な状態にて、ピニオンギヤ34を軸支してデフケース
31の回転軸に直交するピニオン軸33の両端部を支持
するリング(インナーケース)32が嵌合される。ま
た、前記デフケース31の内周面には、該内周面の一部
に形成されたスプライン部31Aにその外周の歯部37
Aが係合して回転を共にするスライドギヤ(カムリン
グ)37が軸動自在に設置される。該スライドギヤ37
はスプリング38を介してフォーク39によって操作さ
れる。フォーク39は、静止側に設置された流体路47
からのエア等の流体圧を受けてシリンダ48内の圧力室
44の拡張により軸動するピストン49に接続されてい
る。
【0004】前記スライドギヤ37の端面の歯部37B
がリング32の端面の歯部32Bに係合すると、リング
32はスプライン部31Aを介してデフケース31と一
体となり、デフケース31の回転駆動力が差動歯車であ
るピニオンギヤ34側に伝達される。これによって、副
駆動輪側であるデフケース31では、駆動力が車軸4
5、46側に伝達されない二輪駆動状態から駆動力が車
軸45、46側に伝達される四輪駆動状態となり、差動
歯車であるピニオンギヤ34およびこれらにその軸方向
両側から噛合して前記デフケース31の回転軸上に配置
された左右のサイドギヤ35、36により差動され、適
宜にトルク配分されて伝達される。
がリング32の端面の歯部32Bに係合すると、リング
32はスプライン部31Aを介してデフケース31と一
体となり、デフケース31の回転駆動力が差動歯車であ
るピニオンギヤ34側に伝達される。これによって、副
駆動輪側であるデフケース31では、駆動力が車軸4
5、46側に伝達されない二輪駆動状態から駆動力が車
軸45、46側に伝達される四輪駆動状態となり、差動
歯車であるピニオンギヤ34およびこれらにその軸方向
両側から噛合して前記デフケース31の回転軸上に配置
された左右のサイドギヤ35、36により差動され、適
宜にトルク配分されて伝達される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記フリーランニング
差動装置により、前記流体等の所定の動力による遠隔操
作によって、副駆動輪側の差動装置をフリー状態の二輪
駆動状態から動力が伝達されて差動作用が行われるロッ
ク状態の四輪駆動状態に容易に切り換えることを可能に
した。しかしながら、前記駆動状態を切り換えるための
操作部材であるスライドギヤ37を操作するフォーク3
9は、デフケース31の外周部に遊嵌されて配置されて
おり、円滑なフォーク39のスライド動作を可能にする
ために前記フォーク39が支持固定されるピストン49
を嵌合しているシリンダ48のデフキャリヤ50に対す
る高い取付精度が要求されていた。何故なら、もし、ス
ライドギヤ37の操作中にフォーク39の内周部がデフ
ケース31の外周部と接触するようなことがあれば、ア
クチュエータとしてのシリンダ48内におけるピストン
49の動作および操作部材であるスライドギヤ37の操
作が不可能となり、必要とする駆動状態が迅速に得られ
ないで、応答性が低下する虞れがある他、異音を発生す
る虞れもあった。
差動装置により、前記流体等の所定の動力による遠隔操
作によって、副駆動輪側の差動装置をフリー状態の二輪
駆動状態から動力が伝達されて差動作用が行われるロッ
ク状態の四輪駆動状態に容易に切り換えることを可能に
した。しかしながら、前記駆動状態を切り換えるための
操作部材であるスライドギヤ37を操作するフォーク3
9は、デフケース31の外周部に遊嵌されて配置されて
おり、円滑なフォーク39のスライド動作を可能にする
ために前記フォーク39が支持固定されるピストン49
を嵌合しているシリンダ48のデフキャリヤ50に対す
る高い取付精度が要求されていた。何故なら、もし、ス
ライドギヤ37の操作中にフォーク39の内周部がデフ
ケース31の外周部と接触するようなことがあれば、ア
クチュエータとしてのシリンダ48内におけるピストン
49の動作および操作部材であるスライドギヤ37の操
作が不可能となり、必要とする駆動状態が迅速に得られ
ないで、応答性が低下する虞れがある他、異音を発生す
る虞れもあった。
【0006】そこで、本発明は、前記提案のフリーラン
ニング差動装置やその他のデフロック差動装置等におけ
る従来のものの諸課題を解決して、取付誤差に頓着する
ことなく、アクチュエータの円滑で確実な動作が確保で
き、信頼性が高く低コストな差動装置用アクチュエータ
を提供することを目的とする。
ニング差動装置やその他のデフロック差動装置等におけ
る従来のものの諸課題を解決して、取付誤差に頓着する
ことなく、アクチュエータの円滑で確実な動作が確保で
き、信頼性が高く低コストな差動装置用アクチュエータ
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、デフケ
ースの回転駆動力を差動歯車を介して前記デフケースの
回転軸上に配置された左右のサイドギヤにトルク配分し
て伝達する差動装置であって、デフケースから差動歯車
への回転駆動力の接続を所定動力によって作動されるア
クチュエータおよび操作部材によりなされるフリーラン
ニング差動装置において、前記アクチュエータの内周部
とデフケースの外周部との間にセンタリング部材を介設
させてアクチュエータを静止部材に取り付けるように構
成したことを特徴とするものである。また本発明は、デ
フケースの回転駆動力を差動歯車を介して前記デフケー
スの回転軸上に配置された左右のサイドギヤにトルク配
分して伝達する差動装置であって、デフケースと差動歯
車とのロック接続を所定動力によって作動されるアクチ
ュエータおよび操作部材によりなされるデフロック差動
装置において、前記アクチュエータの内周部とデフケー
スの外周部との間にセンタリング部材を介設させてアク
チュエータを静止部材に取り付けるように構成したこと
を特徴とするものである。また本発明は、デフケースの
回転駆動力を差動歯車を介して前記デフケースの回転軸
上に配置された左右のサイドギヤにトルク配分して伝達
する差動装置であって、デフケースから差動歯車への回
転駆動力の接続を所定動力によって作動されるアクチュ
エータおよび操作部材によりなされるフリーランニング
差動装置において、前記アクチュエータをブラケットに
より静止部材に取り付けるように構成するとともに、ブ
ラケットの内周部とデフケースの外周部との間にセンタ
リング部材を介設させたことを特徴とするものである。
また本発明は、デフケースの回転駆動力を差動歯車を介
して前記デフケースの回転軸上に配置された左右のサイ
ドギヤにトルク配分して伝達する差動装置であって、デ
フケースと差動歯車とのロック接続を所定動力によって
作動されるアクチュエータおよび操作部材によりなされ
るデフロック差動装置において、前記アクチュエータを
ブラケットにより静止部材に取り付けるように構成する
とともに、ブラケットの内周部とデフケースの外周部と
の間にセンタリング部材を介設させたことを特徴とする
もので、これらを課題解決のための手段とするものであ
る。
ースの回転駆動力を差動歯車を介して前記デフケースの
回転軸上に配置された左右のサイドギヤにトルク配分し
て伝達する差動装置であって、デフケースから差動歯車
への回転駆動力の接続を所定動力によって作動されるア
クチュエータおよび操作部材によりなされるフリーラン
ニング差動装置において、前記アクチュエータの内周部
とデフケースの外周部との間にセンタリング部材を介設
させてアクチュエータを静止部材に取り付けるように構
成したことを特徴とするものである。また本発明は、デ
フケースの回転駆動力を差動歯車を介して前記デフケー
スの回転軸上に配置された左右のサイドギヤにトルク配
分して伝達する差動装置であって、デフケースと差動歯
車とのロック接続を所定動力によって作動されるアクチ
ュエータおよび操作部材によりなされるデフロック差動
装置において、前記アクチュエータの内周部とデフケー
スの外周部との間にセンタリング部材を介設させてアク
チュエータを静止部材に取り付けるように構成したこと
を特徴とするものである。また本発明は、デフケースの
回転駆動力を差動歯車を介して前記デフケースの回転軸
上に配置された左右のサイドギヤにトルク配分して伝達
する差動装置であって、デフケースから差動歯車への回
転駆動力の接続を所定動力によって作動されるアクチュ
エータおよび操作部材によりなされるフリーランニング
差動装置において、前記アクチュエータをブラケットに
より静止部材に取り付けるように構成するとともに、ブ
ラケットの内周部とデフケースの外周部との間にセンタ
リング部材を介設させたことを特徴とするものである。
また本発明は、デフケースの回転駆動力を差動歯車を介
して前記デフケースの回転軸上に配置された左右のサイ
ドギヤにトルク配分して伝達する差動装置であって、デ
フケースと差動歯車とのロック接続を所定動力によって
作動されるアクチュエータおよび操作部材によりなされ
るデフロック差動装置において、前記アクチュエータを
ブラケットにより静止部材に取り付けるように構成する
とともに、ブラケットの内周部とデフケースの外周部と
の間にセンタリング部材を介設させたことを特徴とする
もので、これらを課題解決のための手段とするものであ
る。
【0008】
【実施の形態】以下、本発明の差動装置の実施の形態を
図面に基づいて説明する。図1および図2は本発明の差
動装置の第1実施の形態を示し、フリーランニング差動
装置に適用された例で、図1はフリーランニング差動装
置の全体断面図、図2は図1の要部の拡大図でアクチュ
エータ作動の前後を示す図である。図1に示すように、
本実施の形態におけるフリーランニング差動装置は以下
のように構成される。デフケース1は、差動歯車が収納
される右デフケース1Bとこれを蓋状に閉じる左デフケ
ース1Aとから構成され、図示外のトランスファーから
の回転駆動力を受けて回転する。デフケース1は、車体
側に固定された静止部材であるデフキャリヤ9に軸受に
より回転自在に軸支されており、右デフケース1Bの内
周面には、該内周面に対してフリーで回転自在な状態に
て、ピニオンギヤ4を軸支してデフケース1の回転軸に
直交するピニオン軸3の両端部を支持するインナーケー
ス2が嵌合され、また、右デフケース1Bの側壁の孔1
Cには操作部材であるクラッチリング7が軸方向にスラ
イド自在に設置されてデフケース1と回転を共にする。
クラッチリング7の内側の端面に刻設されたクラッチ歯
7Aと前記インナーケース2の外側の端面に刻設された
クラッチ歯2Aとの接続によって、デフケース1とイン
ナーケース2とが一体となり、デフケース1の回転駆動
力がインナーケース2に伝達され、前記インナーケース
2に両端部が支持されたピニオン軸3に軸支された複数
のピニオンギヤ4とのはすば歯車等の傘歯歯車噛合によ
り、前記デフケース1の回転軸上に配置された左右のサ
イドギヤ5、6に駆動トルクが配分、伝達されて差動作
用が行われる。
図面に基づいて説明する。図1および図2は本発明の差
動装置の第1実施の形態を示し、フリーランニング差動
装置に適用された例で、図1はフリーランニング差動装
置の全体断面図、図2は図1の要部の拡大図でアクチュ
エータ作動の前後を示す図である。図1に示すように、
本実施の形態におけるフリーランニング差動装置は以下
のように構成される。デフケース1は、差動歯車が収納
される右デフケース1Bとこれを蓋状に閉じる左デフケ
ース1Aとから構成され、図示外のトランスファーから
の回転駆動力を受けて回転する。デフケース1は、車体
側に固定された静止部材であるデフキャリヤ9に軸受に
より回転自在に軸支されており、右デフケース1Bの内
周面には、該内周面に対してフリーで回転自在な状態に
て、ピニオンギヤ4を軸支してデフケース1の回転軸に
直交するピニオン軸3の両端部を支持するインナーケー
ス2が嵌合され、また、右デフケース1Bの側壁の孔1
Cには操作部材であるクラッチリング7が軸方向にスラ
イド自在に設置されてデフケース1と回転を共にする。
クラッチリング7の内側の端面に刻設されたクラッチ歯
7Aと前記インナーケース2の外側の端面に刻設された
クラッチ歯2Aとの接続によって、デフケース1とイン
ナーケース2とが一体となり、デフケース1の回転駆動
力がインナーケース2に伝達され、前記インナーケース
2に両端部が支持されたピニオン軸3に軸支された複数
のピニオンギヤ4とのはすば歯車等の傘歯歯車噛合によ
り、前記デフケース1の回転軸上に配置された左右のサ
イドギヤ5、6に駆動トルクが配分、伝達されて差動作
用が行われる。
【0009】右デフケース1Bの孔1Cに設置された前
記クラッチリング7は、右デフケース1Bの外側面との
間に介設されたリターンスプリング14によってデフケ
ース1の外側に付勢されている。前記クラッチリング7
の外側の端面にはプレッシャリング15が固着され、前
記リターンスプリング14の受座を形成するとともに、
後述する静止側であるアクチュエータ8におけるリテー
ナ8Cを回転摺接自在に支持して、軸方向の押圧力を受
けるように構成される。アクチュエータ8は、軸方向外
側に配置されるアッパケース8Aと軸方向内側に配置さ
れるロアケース8Bとから構成される容器内にダイヤフ
ラムにより密閉されたダイヤフラム室16を収容してな
り、ダイヤフラム室の内側のものに前記リテーナ8Cが
固着される。リテーナ8Cの一部はロアケース8Bの軸
方向の溝部に係止されてガイドされる。アクチュエータ
8の外側壁にはブラケット11が固着され、該ブラケッ
ト11は静止側であるデフキャリヤ9のボルト孔9Aに
取付ボルト10によって取り付けられる。
記クラッチリング7は、右デフケース1Bの外側面との
間に介設されたリターンスプリング14によってデフケ
ース1の外側に付勢されている。前記クラッチリング7
の外側の端面にはプレッシャリング15が固着され、前
記リターンスプリング14の受座を形成するとともに、
後述する静止側であるアクチュエータ8におけるリテー
ナ8Cを回転摺接自在に支持して、軸方向の押圧力を受
けるように構成される。アクチュエータ8は、軸方向外
側に配置されるアッパケース8Aと軸方向内側に配置さ
れるロアケース8Bとから構成される容器内にダイヤフ
ラムにより密閉されたダイヤフラム室16を収容してな
り、ダイヤフラム室の内側のものに前記リテーナ8Cが
固着される。リテーナ8Cの一部はロアケース8Bの軸
方向の溝部に係止されてガイドされる。アクチュエータ
8の外側壁にはブラケット11が固着され、該ブラケッ
ト11は静止側であるデフキャリヤ9のボルト孔9Aに
取付ボルト10によって取り付けられる。
【0010】本発明では、このような構成のフリーラン
ニング差動装置において、前記アクチュエータ8の内周
部とデフケース1(図示の例では右デフケース1B)の
外周部との間にセンタリング部材12あるいは13を介
設させてアクチュエータ8を静止部材すなわちデフキャ
リヤ9に取り付けるように構成したことを特徴とするも
のである。つまり、第1の例として、センタリング部材
12をアクチュエータ8の前記アッパケース8Aの内周
部と右デフケース1Bの外周部との間に配設したもの、
あるいは第2の例として、アクチュエータ8をデフキャ
リヤ9に取り付けるためのブラケット11の内周部と右
デフケース1Bの外周部との間にセンタリング部材13
を配設したものとを提案するものである。図1では第1
および第2の各例が1つの図面上に描かれている。第2
の例のブラケット11の内周部と右デフケース1Bの外
周部との間にセンタリング部材13を配設したもので
は、前記第1の例のアクチュエータ8のアッパケース8
A(リング状)の内周部にセンタリング部材を固着(溶
接等による接合)するものよりは制約が少なくて済み、
配設が容易である。
ニング差動装置において、前記アクチュエータ8の内周
部とデフケース1(図示の例では右デフケース1B)の
外周部との間にセンタリング部材12あるいは13を介
設させてアクチュエータ8を静止部材すなわちデフキャ
リヤ9に取り付けるように構成したことを特徴とするも
のである。つまり、第1の例として、センタリング部材
12をアクチュエータ8の前記アッパケース8Aの内周
部と右デフケース1Bの外周部との間に配設したもの、
あるいは第2の例として、アクチュエータ8をデフキャ
リヤ9に取り付けるためのブラケット11の内周部と右
デフケース1Bの外周部との間にセンタリング部材13
を配設したものとを提案するものである。図1では第1
および第2の各例が1つの図面上に描かれている。第2
の例のブラケット11の内周部と右デフケース1Bの外
周部との間にセンタリング部材13を配設したもので
は、前記第1の例のアクチュエータ8のアッパケース8
A(リング状)の内周部にセンタリング部材を固着(溶
接等による接合)するものよりは制約が少なくて済み、
配設が容易である。
【0011】センタリング部材12はワッシャやメタル
等の軸受け機能を有する材質のものが採用され、かつ該
センタリング部材12や13がアッパケース8Aの内周
部やブラケット11の内周部に介設された場合に、アク
チュエータ8の前記プレッシャリング15に対する適切
なセンタリング機能を発揮するような諸元とされる。す
なわち、センタリング部材12あるいは13の介設によ
って、軸動するアクチュエータ8のロアケース8Bの外
周部と前記プレッシャリング15の内周部との間に所定
の適切な間隙δが形成されるようにされる。したがっ
て、センタリング部材12あるいは13を介設させるこ
とにより、アクチュエータ8とプレッシャリング15と
の間に所定の適切な間隙δが形成されるべくセンタリン
グがなされるので、ブラケット11を介してのアクチュ
エータ8の取付けに際して、デフキャリヤ9のボルト孔
9Aと取付ボルト10との間の嵌合精度Sにとらわれる
必要がなく、取付作業が単純化される。
等の軸受け機能を有する材質のものが採用され、かつ該
センタリング部材12や13がアッパケース8Aの内周
部やブラケット11の内周部に介設された場合に、アク
チュエータ8の前記プレッシャリング15に対する適切
なセンタリング機能を発揮するような諸元とされる。す
なわち、センタリング部材12あるいは13の介設によ
って、軸動するアクチュエータ8のロアケース8Bの外
周部と前記プレッシャリング15の内周部との間に所定
の適切な間隙δが形成されるようにされる。したがっ
て、センタリング部材12あるいは13を介設させるこ
とにより、アクチュエータ8とプレッシャリング15と
の間に所定の適切な間隙δが形成されるべくセンタリン
グがなされるので、ブラケット11を介してのアクチュ
エータ8の取付けに際して、デフキャリヤ9のボルト孔
9Aと取付ボルト10との間の嵌合精度Sにとらわれる
必要がなく、取付作業が単純化される。
【0012】このような構成により、図2(A)に示し
た切断(OFF)状態にあるアクチュエータ8における
ダイヤフラム室16に対して、図示省略の圧力源からエ
ア等の圧力流体を供給すると、該ダイヤフラム室16は
膨張して図2(B)の接続(ON)状態に至る。すなわ
ち、ダイヤフラム室16の膨張により、アクチュエータ
8のリテーナ8Cが、回転するプレッシャリング15に
摺接しつつ該プレッシャリング15を介してクラッチリ
ング7を軸方向内側に押圧し、図1に示したクラッチ歯
7Aをインナーケース2のクラッチ歯2Aに噛合ロック
して接続することで、デフケース1側の回転駆動力がイ
ンナーケース2を介して差動歯車であるピニオンギヤ4
側に伝達されて、差動作用を伴って回転駆動される。つ
まり、二輪駆動状態から四輪駆動状態となる。このと
き、前記アッパケース8Aの内周部と右デフケース1B
との間に介設されたセンタリング部材12はアクチュエ
ータ8の円滑な軸動を促進し、アクチュエータ8とプレ
ッシャリング15との間に所定の適切な間隙δをも形成
させているので、クラッチリング7すなわちプレッシャ
リング15の内周部がアクチュエータ8におけるロアケ
ース8Bの外周部に干渉して異音を発生したり、クラッ
チリング7の作動を邪魔することもない。
た切断(OFF)状態にあるアクチュエータ8における
ダイヤフラム室16に対して、図示省略の圧力源からエ
ア等の圧力流体を供給すると、該ダイヤフラム室16は
膨張して図2(B)の接続(ON)状態に至る。すなわ
ち、ダイヤフラム室16の膨張により、アクチュエータ
8のリテーナ8Cが、回転するプレッシャリング15に
摺接しつつ該プレッシャリング15を介してクラッチリ
ング7を軸方向内側に押圧し、図1に示したクラッチ歯
7Aをインナーケース2のクラッチ歯2Aに噛合ロック
して接続することで、デフケース1側の回転駆動力がイ
ンナーケース2を介して差動歯車であるピニオンギヤ4
側に伝達されて、差動作用を伴って回転駆動される。つ
まり、二輪駆動状態から四輪駆動状態となる。このと
き、前記アッパケース8Aの内周部と右デフケース1B
との間に介設されたセンタリング部材12はアクチュエ
ータ8の円滑な軸動を促進し、アクチュエータ8とプレ
ッシャリング15との間に所定の適切な間隙δをも形成
させているので、クラッチリング7すなわちプレッシャ
リング15の内周部がアクチュエータ8におけるロアケ
ース8Bの外周部に干渉して異音を発生したり、クラッ
チリング7の作動を邪魔することもない。
【0013】図3は本発明の第2実施の形態を示し、デ
フロック差動装置に適用された例で全体断面図である。
本実施の形態におけるデフロック差動装置は、前記図1
のフリーランニング差動装置のものと同様に、左右のデ
フケース1A、1Bからなるデフケース1は車体側に固
定された静止部材であるデフキャリヤ9に軸受により回
転自在に軸支され、右デフケース1B内には、その回転
軸に直交してピニオン軸3の両端部が固定支持される。
該ピニオン軸3には複数のピニオンギヤ4が軸支され、
これら複数のピニオンギヤ4の軸方向両側からはすば歯
車等の傘歯歯車噛合により、前記デフケース1の回転軸
上に配置された左右のサイドギヤ5、6が設置される。
本実施の形態のものも、右デフケース1Bに穿設された
孔1Cに操作部材であるクラッチリング7がスライド自
在に挿入されるとともに、該クラッチリング7の外側の
端面にプレッシャリング15が固定され、該プレッシャ
リング15に、静止側であるデフキャリヤ9にブラケッ
ト11を介して取り付けられたアクチュエータ8におけ
るリテーナ8Cが回転摺接自在に支持され、軸方向の押
圧力を受けるように構成されている点で、前記図1のフ
リーランニング差動装置と基本的な構成を同じくする
が、本実施の形態のものが根本的に異なるのは、前記操
作部材であるクラッチリング7が差動歯車を構成する右
サイドギヤ6の背面に噛合して断接動作を行うことであ
る。
フロック差動装置に適用された例で全体断面図である。
本実施の形態におけるデフロック差動装置は、前記図1
のフリーランニング差動装置のものと同様に、左右のデ
フケース1A、1Bからなるデフケース1は車体側に固
定された静止部材であるデフキャリヤ9に軸受により回
転自在に軸支され、右デフケース1B内には、その回転
軸に直交してピニオン軸3の両端部が固定支持される。
該ピニオン軸3には複数のピニオンギヤ4が軸支され、
これら複数のピニオンギヤ4の軸方向両側からはすば歯
車等の傘歯歯車噛合により、前記デフケース1の回転軸
上に配置された左右のサイドギヤ5、6が設置される。
本実施の形態のものも、右デフケース1Bに穿設された
孔1Cに操作部材であるクラッチリング7がスライド自
在に挿入されるとともに、該クラッチリング7の外側の
端面にプレッシャリング15が固定され、該プレッシャ
リング15に、静止側であるデフキャリヤ9にブラケッ
ト11を介して取り付けられたアクチュエータ8におけ
るリテーナ8Cが回転摺接自在に支持され、軸方向の押
圧力を受けるように構成されている点で、前記図1のフ
リーランニング差動装置と基本的な構成を同じくする
が、本実施の形態のものが根本的に異なるのは、前記操
作部材であるクラッチリング7が差動歯車を構成する右
サイドギヤ6の背面に噛合して断接動作を行うことであ
る。
【0014】本実施の形態のものにおける、操作部材と
してのクラッチリング7の軸方向の内側の端面に刻設さ
れたクラッチ歯7Aは右サイドギヤ6の外側の端面に刻
設されたクラッチ歯6Aと噛合自在に対向配置され、こ
れらの端面間にクラッチリング7を外方に付勢するリタ
ーンスプリング14が介設される。クラッチリング7の
外側の端面にはディスク状のプレッシャリング15が取
付ビス17によって取り付けられる。アクチュエータ8
の構造およびそのブラケット11を介してのデフキャリ
ヤ9のボルト孔9Aへの取付ボルト10による取り付け
形態は、前記図1のものと同様である。したがって、図
示省略の圧力源からエア等の圧力流体が供給されると、
アクチュエータ8のダイヤフラム室16は膨張し、リテ
ーナ8Cが、回転するプレッシャリング15に摺接しつ
つ該プレッシャリング15を介してクラッチリング7を
軸方向内側に押圧し、クラッチ歯7Aを右サイドギヤ6
のクラッチ歯6Aに噛合ロックして接続することで、デ
フケース1側と差動歯車である右サイドギヤ6とが一体
となるいわゆるデフロック状態となり、悪路脱出等を容
易に行うことができる。
してのクラッチリング7の軸方向の内側の端面に刻設さ
れたクラッチ歯7Aは右サイドギヤ6の外側の端面に刻
設されたクラッチ歯6Aと噛合自在に対向配置され、こ
れらの端面間にクラッチリング7を外方に付勢するリタ
ーンスプリング14が介設される。クラッチリング7の
外側の端面にはディスク状のプレッシャリング15が取
付ビス17によって取り付けられる。アクチュエータ8
の構造およびそのブラケット11を介してのデフキャリ
ヤ9のボルト孔9Aへの取付ボルト10による取り付け
形態は、前記図1のものと同様である。したがって、図
示省略の圧力源からエア等の圧力流体が供給されると、
アクチュエータ8のダイヤフラム室16は膨張し、リテ
ーナ8Cが、回転するプレッシャリング15に摺接しつ
つ該プレッシャリング15を介してクラッチリング7を
軸方向内側に押圧し、クラッチ歯7Aを右サイドギヤ6
のクラッチ歯6Aに噛合ロックして接続することで、デ
フケース1側と差動歯車である右サイドギヤ6とが一体
となるいわゆるデフロック状態となり、悪路脱出等を容
易に行うことができる。
【0015】このとき、本実施の形態のものも、センタ
リング部材12や13がアッパケース8Aの内周部やブ
ラケット11の内周部に介設されて、アクチュエータ8
の前記プレッシャリング15に対する適切なセンタリン
グ機能を発揮し、軸動するアクチュエータ8のロアケー
ス8Bの外周部と前記プレッシャリング15の内周部と
の間に所定の適切な間隙δが形成される。したがって、
前記アッパケース8Aの内周部と右デフケース1Bとの
間に介設されたセンタリング部材12はアクチュエータ
8の円滑な軸動を促進し、クラッチリング7すなわちプ
レッシャリング15の内周部がアクチュエータ8におけ
るロアケース8Bの外周部に干渉して異音を発生した
り、クラッチリング7の作動を邪魔することはない。そ
して、アクチュエータ8のロアケース8Bの外周部と前
記プレッシャリング15の内周部との間に所定の適切な
間隙δが形成されることにより、ブラケット11を介し
てのアクチュエータ8の取付けに際して、デフキャリヤ
9のボルト孔9Aと取付ボルト10との間の嵌合精度S
にとらわれる必要がなく、取付作業が単純化される。
リング部材12や13がアッパケース8Aの内周部やブ
ラケット11の内周部に介設されて、アクチュエータ8
の前記プレッシャリング15に対する適切なセンタリン
グ機能を発揮し、軸動するアクチュエータ8のロアケー
ス8Bの外周部と前記プレッシャリング15の内周部と
の間に所定の適切な間隙δが形成される。したがって、
前記アッパケース8Aの内周部と右デフケース1Bとの
間に介設されたセンタリング部材12はアクチュエータ
8の円滑な軸動を促進し、クラッチリング7すなわちプ
レッシャリング15の内周部がアクチュエータ8におけ
るロアケース8Bの外周部に干渉して異音を発生した
り、クラッチリング7の作動を邪魔することはない。そ
して、アクチュエータ8のロアケース8Bの外周部と前
記プレッシャリング15の内周部との間に所定の適切な
間隙δが形成されることにより、ブラケット11を介し
てのアクチュエータ8の取付けに際して、デフキャリヤ
9のボルト孔9Aと取付ボルト10との間の嵌合精度S
にとらわれる必要がなく、取付作業が単純化される。
【0016】以上、本発明の実施の形態を述べてきた
が、本発明の趣旨の範囲内で、差動装置としてのフリー
ランニング差動装置あるいはデフロック差動装置の形
式、これら差動装置における差動歯車の形式、インナー
ケースの形状、形式、インナーケースあるいはサイドギ
ヤのクラッチリングとの係合形式、操作部材を構成する
クラッチリングの形式およびそのプレッシャリングとの
固定形態ならびにデフケースへの設置形態、アクチュエ
ータを構成する各ケースおよびリテーナの形状、ダイヤ
フラム室の形態およびそれらの関連構成、リテーナの前
記プレッシャリングへの摺接形態、アクチュエータをデ
フキャリヤへ取り付けるブラケットの形状およびそのデ
フキャリヤへの取付形態、センタリング部材の材質およ
びそのアクチュエータあるいはブラケットへの介設形態
等については適宜選定できる。
が、本発明の趣旨の範囲内で、差動装置としてのフリー
ランニング差動装置あるいはデフロック差動装置の形
式、これら差動装置における差動歯車の形式、インナー
ケースの形状、形式、インナーケースあるいはサイドギ
ヤのクラッチリングとの係合形式、操作部材を構成する
クラッチリングの形式およびそのプレッシャリングとの
固定形態ならびにデフケースへの設置形態、アクチュエ
ータを構成する各ケースおよびリテーナの形状、ダイヤ
フラム室の形態およびそれらの関連構成、リテーナの前
記プレッシャリングへの摺接形態、アクチュエータをデ
フキャリヤへ取り付けるブラケットの形状およびそのデ
フキャリヤへの取付形態、センタリング部材の材質およ
びそのアクチュエータあるいはブラケットへの介設形態
等については適宜選定できる。
【0017】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明
は、デフケースから差動歯車への回転駆動力の接続を所
定動力によって作動されるアクチュエータおよび操作部
材によりなされるフリーランニング差動装置において、
前記アクチュエータの内周部とデフケースの外周部との
間にセンタリング部材を介設させてアクチュエータを静
止部材に取り付けるように構成したことにより、アクチ
ュエータと操作部材との間に所定の適切な間隙が形成さ
れるので、ブラケット等を介してのアクチュエータの取
付けに際して、デフキャリヤ等の静止部材への取付精度
にとらわれる必要がなく、取付作業が単純化される。し
かも、アクチュエータおよび操作部材によってデフケー
ス側の回転駆動力が差動歯車に伝達される際に、アクチ
ュエータの内周部とデフケースの外周部との間に介設さ
れたセンタリング部材はアクチュエータの円滑な軸動を
促進し、アクチュエータと操作部材との間に所定の適切
な間隙を形成させて、操作部材の内周部がアクチュエー
タの外周部に干渉して異音を発生したり、操作部材の作
動を邪魔することもないので、フリーランニング差動装
置の応答性を損なうことなく迅速な操作が確保できる。
は、デフケースから差動歯車への回転駆動力の接続を所
定動力によって作動されるアクチュエータおよび操作部
材によりなされるフリーランニング差動装置において、
前記アクチュエータの内周部とデフケースの外周部との
間にセンタリング部材を介設させてアクチュエータを静
止部材に取り付けるように構成したことにより、アクチ
ュエータと操作部材との間に所定の適切な間隙が形成さ
れるので、ブラケット等を介してのアクチュエータの取
付けに際して、デフキャリヤ等の静止部材への取付精度
にとらわれる必要がなく、取付作業が単純化される。し
かも、アクチュエータおよび操作部材によってデフケー
ス側の回転駆動力が差動歯車に伝達される際に、アクチ
ュエータの内周部とデフケースの外周部との間に介設さ
れたセンタリング部材はアクチュエータの円滑な軸動を
促進し、アクチュエータと操作部材との間に所定の適切
な間隙を形成させて、操作部材の内周部がアクチュエー
タの外周部に干渉して異音を発生したり、操作部材の作
動を邪魔することもないので、フリーランニング差動装
置の応答性を損なうことなく迅速な操作が確保できる。
【0018】また、デフケースと差動歯車とのロック接
続を所定動力によって作動されるアクチュエータおよび
操作部材によりなされるデフロック差動装置において、
前記アクチュエータの内周部とデフケースの外周部との
間にセンタリング部材を介設させてアクチュエータを静
止部材に取り付けるように構成した場合は、前述同様
に、アクチュエータと操作部材との間に所定の適切な間
隙が形成されて、ブラケット等を介してのアクチュエー
タの取付けに際して、デフキャリヤ等の静止部材への取
付精度にとらわれる必要がなく、取付作業が単純化され
る。しかも、アクチュエータおよび操作部材によってデ
フケース側と差動歯車とが一体化される際に、アクチュ
エータの内周部とデフケースの外周部との間に介設され
たセンタリング部材はアクチュエータの円滑な軸動を促
進し、アクチュエータと操作部材との間に所定の適切な
間隙を形成させて、操作部材の内周部がアクチュエータ
の外周部に干渉して異音を発生したり、操作部材の作動
を邪魔することもないので、デフロック差動装置の応答
性を損なうことなく迅速なデフロック操作が確保でき
る。
続を所定動力によって作動されるアクチュエータおよび
操作部材によりなされるデフロック差動装置において、
前記アクチュエータの内周部とデフケースの外周部との
間にセンタリング部材を介設させてアクチュエータを静
止部材に取り付けるように構成した場合は、前述同様
に、アクチュエータと操作部材との間に所定の適切な間
隙が形成されて、ブラケット等を介してのアクチュエー
タの取付けに際して、デフキャリヤ等の静止部材への取
付精度にとらわれる必要がなく、取付作業が単純化され
る。しかも、アクチュエータおよび操作部材によってデ
フケース側と差動歯車とが一体化される際に、アクチュ
エータの内周部とデフケースの外周部との間に介設され
たセンタリング部材はアクチュエータの円滑な軸動を促
進し、アクチュエータと操作部材との間に所定の適切な
間隙を形成させて、操作部材の内周部がアクチュエータ
の外周部に干渉して異音を発生したり、操作部材の作動
を邪魔することもないので、デフロック差動装置の応答
性を損なうことなく迅速なデフロック操作が確保でき
る。
【0019】さらに、前記アクチュエータをブラケット
により静止部材に取り付けるように構成するとともに、
ブラケットの内周部とデフケースの外周部との間にセン
タリング部材を介設させた場合は、アクチュエータの内
周部よりは比較的制約の少ないブラケットの内周部にて
センタリング部材を接合するので、介設作業が容易であ
る。このように、本発明によれば、取付誤差に頓着する
ことなく、アクチュエータの円滑で確実な動作が確保で
き、信頼性が高く低コストな差動装置用アクチュエータ
が提供される。
により静止部材に取り付けるように構成するとともに、
ブラケットの内周部とデフケースの外周部との間にセン
タリング部材を介設させた場合は、アクチュエータの内
周部よりは比較的制約の少ないブラケットの内周部にて
センタリング部材を接合するので、介設作業が容易であ
る。このように、本発明によれば、取付誤差に頓着する
ことなく、アクチュエータの円滑で確実な動作が確保で
き、信頼性が高く低コストな差動装置用アクチュエータ
が提供される。
【図1】本発明の差動装置の第1実施の形態を示し、フ
リーランニング差動装置に適用された例で、フリーラン
ニング差動装置の全体断面図である。
リーランニング差動装置に適用された例で、フリーラン
ニング差動装置の全体断面図である。
【図2】図1の要部の拡大図でアクチュエータ作動の前
後を示す図である。
後を示す図である。
【図3】本発明の第2実施の形態を示し、デフロック差
動装置に適用された例で、全体断面図である。
動装置に適用された例で、全体断面図である。
【図4】本発明の背景となったフリーランニング差動装
置の全体断面図である。
置の全体断面図である。
1 デフケース 1A 左デフケース 1B 右デフケース 1C 孔 2 インナーケース 2A クラッチ歯 3 ピニオン軸 4 ピニオンギヤ 5 左サイドギヤ 6 右サイドギヤ 7 クラッチリング(操作部材) 7A クラッチ歯 8 アクチュエータ 8A アッパケース 8B ロアケース 8C リテーナ 9 デフキャリヤ 9A ボルト孔 10 取付ボルト 11 ブラケット 12 センタリング部材 13 センタリング部材 14 リターンスプリング 15 プレッシャリング 16 ダイヤフラム室 17 取付ビス S 嵌合精度 δ 間隙
Claims (4)
- 【請求項1】 デフケースの回転駆動力を差動歯車を介
して前記デフケースの回転軸上に配置された左右のサイ
ドギヤにトルク配分して伝達する差動装置であって、デ
フケースから差動歯車への回転駆動力の接続を所定動力
によって作動されるアクチュエータおよび操作部材によ
りなされるフリーランニング差動装置において、前記ア
クチュエータの内周部とデフケースの外周部との間にセ
ンタリング部材を介設させてアクチュエータを静止部材
に取り付けるように構成したことを特徴とするフリーラ
ンニング差動装置。 - 【請求項2】 デフケースの回転駆動力を差動歯車を介
して前記デフケースの回転軸上に配置された左右のサイ
ドギヤにトルク配分して伝達する差動装置であって、デ
フケースと差動歯車とのロック接続を所定動力によって
作動されるアクチュエータおよび操作部材によりなされ
るデフロック差動装置において、前記アクチュエータの
内周部とデフケースの外周部との間にセンタリング部材
を介設させてアクチュエータを静止部材に取り付けるよ
うに構成したことを特徴とするデフロック差動装置。 - 【請求項3】 デフケースの回転駆動力を差動歯車を介
して前記デフケースの回転軸上に配置された左右のサイ
ドギヤにトルク配分して伝達する差動装置であって、デ
フケースから差動歯車への回転駆動力の接続を所定動力
によって作動されるアクチュエータおよび操作部材によ
りなされるフリーランニング差動装置において、前記ア
クチュエータをブラケットにより静止部材に取り付ける
ように構成するとともに、ブラケットの内周部とデフケ
ースの外周部との間にセンタリング部材を介設させたこ
とを特徴とするフリーランニング差動装置。 - 【請求項4】 デフケースの回転駆動力を差動歯車を介
して前記デフケースの回転軸上に配置された左右のサイ
ドギヤにトルク配分して伝達する差動装置であって、デ
フケースと差動歯車とのロック接続を所定動力によって
作動されるアクチュエータおよび操作部材によりなされ
るデフロック差動装置において、前記アクチュエータを
ブラケットにより静止部材に取り付けるように構成する
とともに、ブラケットの内周部とデフケースの外周部と
の間にセンタリング部材を介設させたことを特徴とする
デフロック差動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3248599A JP2000230630A (ja) | 1999-02-10 | 1999-02-10 | 差動装置用アクチュエータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3248599A JP2000230630A (ja) | 1999-02-10 | 1999-02-10 | 差動装置用アクチュエータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000230630A true JP2000230630A (ja) | 2000-08-22 |
Family
ID=12360298
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3248599A Pending JP2000230630A (ja) | 1999-02-10 | 1999-02-10 | 差動装置用アクチュエータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000230630A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004270933A (ja) * | 2003-02-21 | 2004-09-30 | Tochigi Fuji Ind Co Ltd | 差動装置 |
| DE102021208268A1 (de) | 2021-07-30 | 2023-02-02 | Zf Friedrichshafen Ag | Kopplungseinrichtung für ein Differential eines Kraftfahrzeugs |
| DE102023108981B3 (de) | 2023-04-07 | 2024-10-10 | Gkn Automotive Limited | Differentialbaugruppe mit formschlüssiger Kupplung zur Zuschaltung der Achse |
-
1999
- 1999-02-10 JP JP3248599A patent/JP2000230630A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004270933A (ja) * | 2003-02-21 | 2004-09-30 | Tochigi Fuji Ind Co Ltd | 差動装置 |
| DE102021208268A1 (de) | 2021-07-30 | 2023-02-02 | Zf Friedrichshafen Ag | Kopplungseinrichtung für ein Differential eines Kraftfahrzeugs |
| DE102023108981B3 (de) | 2023-04-07 | 2024-10-10 | Gkn Automotive Limited | Differentialbaugruppe mit formschlüssiger Kupplung zur Zuschaltung der Achse |
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