JP2000249999A - 液晶パネルの製造方法 - Google Patents
液晶パネルの製造方法Info
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Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 搬送ラインにおける搬送性を向上させるとと
もに工程数を削減でき、しかも薄板ガラスの分断を容易
かつ確実に行うことのできる液晶パネルの製造方法を提
供する。 【解決手段】 薄板ガラス11の表面におけるシール材
17を配置する位置より外側にスクライブ溝11A、1
1Bを形成するとともに、厚みのある搬送用ガラス板1
2にも同方向側の表面に同位置にスクライブ溝12A、
12Bを形成する。これら薄板ガラス11と搬送用ガラ
ス板12をスクライブ溝の外側で貼り合わせて搬送ユニ
ットU1を作る。同様に薄板ガラス11と対向させる薄
板ガラス14にも搬送用ガラス板15を組み付けて搬送
ユニットU2を作る。薄板ガラス11、14どうしをシ
ール材17を介して対向するように貼り合わせた後、そ
れぞれの搬送用ガラス板のスクライブ溝を背面側から位
置を加圧してそれぞれの搬送ユニットの搬送用ガラス板
と薄板ガラスをスクライブ溝を分断する。このような方
法により、搬送用ガラス板を容易に除去でき、薄板ガラ
スの分断を簡単に行うことができる。
もに工程数を削減でき、しかも薄板ガラスの分断を容易
かつ確実に行うことのできる液晶パネルの製造方法を提
供する。 【解決手段】 薄板ガラス11の表面におけるシール材
17を配置する位置より外側にスクライブ溝11A、1
1Bを形成するとともに、厚みのある搬送用ガラス板1
2にも同方向側の表面に同位置にスクライブ溝12A、
12Bを形成する。これら薄板ガラス11と搬送用ガラ
ス板12をスクライブ溝の外側で貼り合わせて搬送ユニ
ットU1を作る。同様に薄板ガラス11と対向させる薄
板ガラス14にも搬送用ガラス板15を組み付けて搬送
ユニットU2を作る。薄板ガラス11、14どうしをシ
ール材17を介して対向するように貼り合わせた後、そ
れぞれの搬送用ガラス板のスクライブ溝を背面側から位
置を加圧してそれぞれの搬送ユニットの搬送用ガラス板
と薄板ガラスをスクライブ溝を分断する。このような方
法により、搬送用ガラス板を容易に除去でき、薄板ガラ
スの分断を簡単に行うことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶パネルの製造方
法に関し、さらに詳しくは薄型ガラスをパネル用基板と
して用いる液晶パネルの製造方法に関する。
法に関し、さらに詳しくは薄型ガラスをパネル用基板と
して用いる液晶パネルの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、液晶パネルは、一対のガラス基
板の間に、表示領域の回りを周回するように形成された
シール材を介して両ガラス基板どうしを貼り合わせ、両
ガラス基板によって挟まれシール材によって囲まれた領
域に液晶が封止されて、大略構成されている。このよう
な液晶パネルを製造するには、一方のガラス基板の他方
のガラス基板と対向する面に、電極形成や、配向膜の塗
布、ならびにシール材の印刷を行う。また、他方のガラ
ス基板の一方のガラス基板と対向する面は、カラーフィ
ルタや電極などの形成や配向膜の塗布、ならびにスペー
サの散布などを行う。そして、これらのガラス基板をパ
ネル貼り合わせ装置まで搬送して、両ガラス基板の貼り
合わせ、セルギャップ成型、シール本硬化などを行って
いる。その後、両ガラス基板を分断した後、両ガラス基
板によって挟まれシール材によって囲まれた領域に液晶
を封止して液晶パネルが製造される。
板の間に、表示領域の回りを周回するように形成された
シール材を介して両ガラス基板どうしを貼り合わせ、両
ガラス基板によって挟まれシール材によって囲まれた領
域に液晶が封止されて、大略構成されている。このよう
な液晶パネルを製造するには、一方のガラス基板の他方
のガラス基板と対向する面に、電極形成や、配向膜の塗
布、ならびにシール材の印刷を行う。また、他方のガラ
ス基板の一方のガラス基板と対向する面は、カラーフィ
ルタや電極などの形成や配向膜の塗布、ならびにスペー
サの散布などを行う。そして、これらのガラス基板をパ
ネル貼り合わせ装置まで搬送して、両ガラス基板の貼り
合わせ、セルギャップ成型、シール本硬化などを行って
いる。その後、両ガラス基板を分断した後、両ガラス基
板によって挟まれシール材によって囲まれた領域に液晶
を封止して液晶パネルが製造される。
【0003】近年、携帯用情報機器などの小型化・軽量
化に伴い、液晶パネルの薄型化が益々進んでおり、ガラ
ス基板の厚さも0.3mm程度に薄くなっている。この
ように薄いガラス基板(以下、薄板ガラスという)はそ
の薄さに起因して撓み易く搬送・加工しにくいため、液
晶パネルの製造に際しては図6〜図8に示すような搬送
工程、貼り合わせ工程、分断工程を備える。
化に伴い、液晶パネルの薄型化が益々進んでおり、ガラ
ス基板の厚さも0.3mm程度に薄くなっている。この
ように薄いガラス基板(以下、薄板ガラスという)はそ
の薄さに起因して撓み易く搬送・加工しにくいため、液
晶パネルの製造に際しては図6〜図8に示すような搬送
工程、貼り合わせ工程、分断工程を備える。
【0004】すなわち、図6(A)に示すように、薄板
ガラス1Aと、厚さが比較的厚い、この薄板ガラス1A
と略同形状の搬送用ガラス板2Aと、を用意する。そし
て、これら薄板ガラス1Aと搬送用ガラス板2Aとを対
向配置させ、両者の周辺部どうしの間にこれらの周縁部
にそって周回するように介在された接着剤3Aで両者を
貼り合わせる。なお、同図(A)に示すように、薄板ガ
ラス1Aと搬送用ガラス板2Aとは、所定の間隔を有す
るように設定されている。このように薄板ガラス1Aは
接着剤3Aにより搬送用ガラス板2Aに固定されること
により搬送性や組み付け性が向上し、既存の搬送ライン
で搬送を行うことができる。
ガラス1Aと、厚さが比較的厚い、この薄板ガラス1A
と略同形状の搬送用ガラス板2Aと、を用意する。そし
て、これら薄板ガラス1Aと搬送用ガラス板2Aとを対
向配置させ、両者の周辺部どうしの間にこれらの周縁部
にそって周回するように介在された接着剤3Aで両者を
貼り合わせる。なお、同図(A)に示すように、薄板ガ
ラス1Aと搬送用ガラス板2Aとは、所定の間隔を有す
るように設定されている。このように薄板ガラス1Aは
接着剤3Aにより搬送用ガラス板2Aに固定されること
により搬送性や組み付け性が向上し、既存の搬送ライン
で搬送を行うことができる。
【0005】次に、図6(B)に示すように薄板ガラス
1Aの表面に表示領域(画素形成領域)を取り囲むよう
にシール材4を印刷する。そして、シール材4を印刷し
た薄板ガラス1Aを図示しない貼り合わせ装置にセッテ
ィングする。図7は、この状態を示す平面図である。一
方、薄板ガラス1Aと搬送用ガラス板2Aとの組み付け
体と同様に、薄板ガラス1Bと搬送用ガラス板2Bとを
接着剤3Bで貼り合わせたものを用意し、薄板ガラス1
A、1Bどうしが対向するように図示しない貼り合わせ
装置にセッティングする。そして、図8に示すように、
薄板ガラス1A、1Bどうしをシール材4を介して貼り
合わせる。なお、この貼り合わせに先駆けて、両薄板ガ
ラス1A、1B間にスペーサ散布が適宜行われる。
1Aの表面に表示領域(画素形成領域)を取り囲むよう
にシール材4を印刷する。そして、シール材4を印刷し
た薄板ガラス1Aを図示しない貼り合わせ装置にセッテ
ィングする。図7は、この状態を示す平面図である。一
方、薄板ガラス1Aと搬送用ガラス板2Aとの組み付け
体と同様に、薄板ガラス1Bと搬送用ガラス板2Bとを
接着剤3Bで貼り合わせたものを用意し、薄板ガラス1
A、1Bどうしが対向するように図示しない貼り合わせ
装置にセッティングする。そして、図8に示すように、
薄板ガラス1A、1Bどうしをシール材4を介して貼り
合わせる。なお、この貼り合わせに先駆けて、両薄板ガ
ラス1A、1B間にスペーサ散布が適宜行われる。
【0006】このようにして貼り合わされた薄板ガラス
1A、1Bは、セルギャップ成型された後、シール材の
本硬化処理が施される。その後、図7(A)に示すよう
に薄板ガラス1A、1Bから搬送用ガラス板2A、2B
を、接着剤3A、3Bを剥離して取り払う。次いで、同
図に示すように、薄板ガラス1A、1Bにおける表面に
シール材4を取り囲むスクライブストリートに沿って、
ハーフカット(スクライビング)を行って、断面V字状
のスクライブ溝5A、5Bが形成される。
1A、1Bは、セルギャップ成型された後、シール材の
本硬化処理が施される。その後、図7(A)に示すよう
に薄板ガラス1A、1Bから搬送用ガラス板2A、2B
を、接着剤3A、3Bを剥離して取り払う。次いで、同
図に示すように、薄板ガラス1A、1Bにおける表面に
シール材4を取り囲むスクライブストリートに沿って、
ハーフカット(スクライビング)を行って、断面V字状
のスクライブ溝5A、5Bが形成される。
【0007】そして、セル基板ブレイクマシンにて、例
えば薄板ガラス1Bのスクライブ溝5B部分に図7
(B)に太い矢印で示す方向に圧力を加えて、反対側の
薄板ガラス1Aをスクライブ溝5Aで分断させる。逆
に、薄板ガラス1Bをスクライブ溝5Bで分断するに
は、薄板ガラス1Bのスクライブ溝5Aが形成された面
と反対側の面におけるスクライブ溝5Bに対応する位置
を押圧する。このように薄板1A、1Bを順次分断する
ことにより、所望の大きさの液晶セルを製造することが
できる。なお、このようにして形成された液晶セルは、
両薄板ガラス1A、1Bで挟まれシール材4によって囲
まれた領域に液晶が注入されて液晶パネルとなる。
えば薄板ガラス1Bのスクライブ溝5B部分に図7
(B)に太い矢印で示す方向に圧力を加えて、反対側の
薄板ガラス1Aをスクライブ溝5Aで分断させる。逆
に、薄板ガラス1Bをスクライブ溝5Bで分断するに
は、薄板ガラス1Bのスクライブ溝5Aが形成された面
と反対側の面におけるスクライブ溝5Bに対応する位置
を押圧する。このように薄板1A、1Bを順次分断する
ことにより、所望の大きさの液晶セルを製造することが
できる。なお、このようにして形成された液晶セルは、
両薄板ガラス1A、1Bで挟まれシール材4によって囲
まれた領域に液晶が注入されて液晶パネルとなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た液晶パネルの製造方法にあっては、薄板ガラス1A、
1Bどうしを接合させた後に、搬送用ガラス板2A、2
Bをこれら薄板ガラス1A、1Bから取り外す作業が必
要であり工程数が多くなるという問題点があった。ま
た、その取り外し作業自体が困難なものであった。すな
わち、搬送用ガラス板2A、2Bを薄板ガラス1A、1
Bから取り外すため、薄板ガラス1A、1Bから搬送用
ガラス板2A、2Bを引き剥がすように応力を加える
と、薄板ガラス1A、1Bとシール材4とが剥離した
り、薄板ガラス1A、1Bに割れが生じる問題や、薄板
ガラス1A、1B上に形成された電極等に亀裂が入り断
線を生じさせるなどの問題が発生する。また、接着剤3
A、3Bを剥離するために溶剤を用いると、薄板ガラス
1A、1Bやシール材4に悪影響を与えるなどの問題が
ある。このため、接着剤3A、3Bを中間部で切断する
か、搬送用ガラス板2A、2Bを切断して取り除くこと
が必要となるが、このような場合にもやはり薄板ガラス
1A、1B側へ応力がかかることは避けられないもので
あった。また、ギャップの狭い薄板ガラス1Aと薄板ガ
ラス1Bとでは、それぞれのスクライブ溝5A、5Bを
対向する面と反対側(外側)の面に形成することを余儀
なくされるため、分断するには図7(B)に示したよう
に他方の薄板ガラス1Bを押圧して一方の薄板ガラス1
Aのスクライブ溝5Aの裏面側を押圧する必要がある。
このため、押圧治具が他方の薄板ガラス1Bを押圧して
この薄板ガラス1Bに悪影響を与えるという問題があっ
た。また、他方の薄板ガラス1Bをスクライブ溝5Bで
分断するには、薄板ガラス1Bのスクライブ溝5Bが形
成された面と反対の面側から押圧する必要があるため、
押圧治具が一方の薄板ガラス1Aの端縁部に接触して、
薄板ガラス1Aに悪影響を与える問題があった。
た液晶パネルの製造方法にあっては、薄板ガラス1A、
1Bどうしを接合させた後に、搬送用ガラス板2A、2
Bをこれら薄板ガラス1A、1Bから取り外す作業が必
要であり工程数が多くなるという問題点があった。ま
た、その取り外し作業自体が困難なものであった。すな
わち、搬送用ガラス板2A、2Bを薄板ガラス1A、1
Bから取り外すため、薄板ガラス1A、1Bから搬送用
ガラス板2A、2Bを引き剥がすように応力を加える
と、薄板ガラス1A、1Bとシール材4とが剥離した
り、薄板ガラス1A、1Bに割れが生じる問題や、薄板
ガラス1A、1B上に形成された電極等に亀裂が入り断
線を生じさせるなどの問題が発生する。また、接着剤3
A、3Bを剥離するために溶剤を用いると、薄板ガラス
1A、1Bやシール材4に悪影響を与えるなどの問題が
ある。このため、接着剤3A、3Bを中間部で切断する
か、搬送用ガラス板2A、2Bを切断して取り除くこと
が必要となるが、このような場合にもやはり薄板ガラス
1A、1B側へ応力がかかることは避けられないもので
あった。また、ギャップの狭い薄板ガラス1Aと薄板ガ
ラス1Bとでは、それぞれのスクライブ溝5A、5Bを
対向する面と反対側(外側)の面に形成することを余儀
なくされるため、分断するには図7(B)に示したよう
に他方の薄板ガラス1Bを押圧して一方の薄板ガラス1
Aのスクライブ溝5Aの裏面側を押圧する必要がある。
このため、押圧治具が他方の薄板ガラス1Bを押圧して
この薄板ガラス1Bに悪影響を与えるという問題があっ
た。また、他方の薄板ガラス1Bをスクライブ溝5Bで
分断するには、薄板ガラス1Bのスクライブ溝5Bが形
成された面と反対の面側から押圧する必要があるため、
押圧治具が一方の薄板ガラス1Aの端縁部に接触して、
薄板ガラス1Aに悪影響を与える問題があった。
【0009】本発明が解決しようとする課題は、搬送ラ
インにおける搬送(流動)性を向上させる搬送用ガラス
板を用いつつ、工程数を削減でき、しかも薄板ガラスの
分断を容易かつ確実に行うことのできる液晶パネルの製
造方法を得るには、どのような手段を講じればよいかと
いう点にある。
インにおける搬送(流動)性を向上させる搬送用ガラス
板を用いつつ、工程数を削減でき、しかも薄板ガラスの
分断を容易かつ確実に行うことのできる液晶パネルの製
造方法を得るには、どのような手段を講じればよいかと
いう点にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ため、本発明による液晶パネルの製造方法は、液晶パネ
ルを構成する一対の薄板ガラスのそれぞれを、異なる搬
送用ガラス板上に対向して貼り付けて一対の搬送ユニッ
トを作成するとともに、当該一対の搬送ユニットの前記
薄板ガラスどうしを対向させてシール材を介して貼り合
わせ、該シール材の外側の分断予定線で前記薄板ガラス
を分断する工程を備える、液晶パネルの製造方法であっ
て、前記シール材を介して対向される前記薄板ガラスの
対向面のそれぞれに前記分断予定線に沿って予めスクラ
イブ溝を形成するとともに、前記搬送用ガラス板の前記
薄板ガラスと対向する面に前記分断予定線に沿って予め
スクライブ溝を形成して前記一対の搬送ユニットを作成
して、前記一対の搬送ユニットを対向させることにより
前記薄板ガラスどうしを対向させて前記シール材を介し
て貼り合わせた後、前記一対の搬送ユニットの前記搬送
用ガラス板の前記スクライブ溝を形成した面と反対側の
面の該スクライブ溝と対応する位置を押圧して、それぞ
れの搬送ユニットの前記搬送用ガラス板および前記薄板
ガラスをそれぞれのスクライブ溝で分断させることを特
徴とする。
ため、本発明による液晶パネルの製造方法は、液晶パネ
ルを構成する一対の薄板ガラスのそれぞれを、異なる搬
送用ガラス板上に対向して貼り付けて一対の搬送ユニッ
トを作成するとともに、当該一対の搬送ユニットの前記
薄板ガラスどうしを対向させてシール材を介して貼り合
わせ、該シール材の外側の分断予定線で前記薄板ガラス
を分断する工程を備える、液晶パネルの製造方法であっ
て、前記シール材を介して対向される前記薄板ガラスの
対向面のそれぞれに前記分断予定線に沿って予めスクラ
イブ溝を形成するとともに、前記搬送用ガラス板の前記
薄板ガラスと対向する面に前記分断予定線に沿って予め
スクライブ溝を形成して前記一対の搬送ユニットを作成
して、前記一対の搬送ユニットを対向させることにより
前記薄板ガラスどうしを対向させて前記シール材を介し
て貼り合わせた後、前記一対の搬送ユニットの前記搬送
用ガラス板の前記スクライブ溝を形成した面と反対側の
面の該スクライブ溝と対応する位置を押圧して、それぞ
れの搬送ユニットの前記搬送用ガラス板および前記薄板
ガラスをそれぞれのスクライブ溝で分断させることを特
徴とする。
【0011】本発明のこのような構成によれば、搬送ラ
インに載せにくい薄板ガラスの搬送性を向上することが
でき、一対の薄板ガラスの貼り合わせ作業を容易にする
ことができる。すなわち、薄板ガラスを保持する搬送用
ガラス板が透明であれば一対の薄板ガラスどうしの位置
合わせを容易に行うことができる。また、予め薄板ガラ
スの対向面にスクライブ溝を形成し、同一搬送ユニット
内の搬送用ガラス板の薄板ガラスに対向する面にも予め
スクライブ溝を形成したことにより、同一搬送ユニット
内では薄板ガラスと搬送用ガラス板のスクライブ溝の垂
直クラックの進行方向は同一方向となる。このため、薄
板ガラスどうしを対向させてシール材で貼り合わせた場
合、これら薄板ガラスが属する搬送ユニットどうしのス
クライブ溝の割れ易い方向は互いに逆向きとなる。そこ
で、一方の搬送ユニットの搬送用ガラス板におけるスク
ライブ溝が形成された面と反対側の面のスクライブ溝に
対応する位置を押圧(加圧)すれば、この一方の搬送ユ
ニットを構成する搬送用ガラス板および薄板ガラスのス
クライブ溝は押し広げられる作用を受けて垂直クラック
が進行して容易に分断される。このとき、他方の搬送ユ
ニットの薄板ガラスおよび搬送用ガラス板のスクライブ
溝は狭められる作用を受けるが垂直クラックが進行しに
くいため、分断は起こりにくくなっている。その後、他
方の搬送ユニットの搬送用ガラス板のスクライブ溝が形
成された面と反対側の面のスクライブ溝に対応する位置
で押圧を行えば、この他方の搬送ユニットの搬送用ガラ
ス板および薄板ガラスはスクライブ溝が押し広げられる
作用を受けて、垂直クラックが進行して分断を起こす。
インに載せにくい薄板ガラスの搬送性を向上することが
でき、一対の薄板ガラスの貼り合わせ作業を容易にする
ことができる。すなわち、薄板ガラスを保持する搬送用
ガラス板が透明であれば一対の薄板ガラスどうしの位置
合わせを容易に行うことができる。また、予め薄板ガラ
スの対向面にスクライブ溝を形成し、同一搬送ユニット
内の搬送用ガラス板の薄板ガラスに対向する面にも予め
スクライブ溝を形成したことにより、同一搬送ユニット
内では薄板ガラスと搬送用ガラス板のスクライブ溝の垂
直クラックの進行方向は同一方向となる。このため、薄
板ガラスどうしを対向させてシール材で貼り合わせた場
合、これら薄板ガラスが属する搬送ユニットどうしのス
クライブ溝の割れ易い方向は互いに逆向きとなる。そこ
で、一方の搬送ユニットの搬送用ガラス板におけるスク
ライブ溝が形成された面と反対側の面のスクライブ溝に
対応する位置を押圧(加圧)すれば、この一方の搬送ユ
ニットを構成する搬送用ガラス板および薄板ガラスのス
クライブ溝は押し広げられる作用を受けて垂直クラック
が進行して容易に分断される。このとき、他方の搬送ユ
ニットの薄板ガラスおよび搬送用ガラス板のスクライブ
溝は狭められる作用を受けるが垂直クラックが進行しに
くいため、分断は起こりにくくなっている。その後、他
方の搬送ユニットの搬送用ガラス板のスクライブ溝が形
成された面と反対側の面のスクライブ溝に対応する位置
で押圧を行えば、この他方の搬送ユニットの搬送用ガラ
ス板および薄板ガラスはスクライブ溝が押し広げられる
作用を受けて、垂直クラックが進行して分断を起こす。
【0012】このように、本発明によれば、一対の薄板
ガラスどうしの貼り合わせを行った後、搬送用ガラス板
を薄板ガラスから剥がしたり切断する必要がなくなるた
め、パーティクルの発生などを抑制できるとともに工程
数を削減できる。また、組み付けられた搬送ユニットど
うしの分断され易い方向が互いに逆向きとなるため、液
晶セルを構成する薄板ガラスどうしを引き離す応力が加
わらず、液晶セルに悪影響が及ぶのを抑制することがで
きる。
ガラスどうしの貼り合わせを行った後、搬送用ガラス板
を薄板ガラスから剥がしたり切断する必要がなくなるた
め、パーティクルの発生などを抑制できるとともに工程
数を削減できる。また、組み付けられた搬送ユニットど
うしの分断され易い方向が互いに逆向きとなるため、液
晶セルを構成する薄板ガラスどうしを引き離す応力が加
わらず、液晶セルに悪影響が及ぶのを抑制することがで
きる。
【0013】本発明では、スクライブ溝を薄板ガラスお
よび搬送用ガラス板の表面の互いに平行な辺どうしに亙
って形成することでパネルの分断を容易に行うことがで
きる。すなわち、スクライブ溝が薄板ガラスおよび搬送
用ガラス板を横断するように直線状に形成されるため、
押圧に伴う薄板ガラスおよび搬送用ガラス板の撓み方向
が均一になるため、均一な分断面を形成することができ
る。
よび搬送用ガラス板の表面の互いに平行な辺どうしに亙
って形成することでパネルの分断を容易に行うことがで
きる。すなわち、スクライブ溝が薄板ガラスおよび搬送
用ガラス板を横断するように直線状に形成されるため、
押圧に伴う薄板ガラスおよび搬送用ガラス板の撓み方向
が均一になるため、均一な分断面を形成することができ
る。
【0014】また、本発明では、スクライブ溝を、薄板
ガラスおよび搬送用ガラス板の表面に、シール材の配置
位置を囲む矩形を描くように形成してもよい。本発明の
このような構成によれば、搬送ユニットを構成する薄板
ガラスおよび搬送用ガラス板を1回の押圧作業によりス
クライブ溝で分断することが可能となる。このため、一
対の薄板ガラスどうしをシール材を介して貼り合わせた
場合、2つの搬送ユニットが組み付けられているが、こ
れらを2回の押圧作業によりスクライブ溝での分断を行
える。このため、より工程数を削減する効果を有する。
なお、このように矩形状にスクライブ溝を形成して分断
を行う場合には、スクライブ溝の深さを稍深く設定する
ことが好ましい。
ガラスおよび搬送用ガラス板の表面に、シール材の配置
位置を囲む矩形を描くように形成してもよい。本発明の
このような構成によれば、搬送ユニットを構成する薄板
ガラスおよび搬送用ガラス板を1回の押圧作業によりス
クライブ溝で分断することが可能となる。このため、一
対の薄板ガラスどうしをシール材を介して貼り合わせた
場合、2つの搬送ユニットが組み付けられているが、こ
れらを2回の押圧作業によりスクライブ溝での分断を行
える。このため、より工程数を削減する効果を有する。
なお、このように矩形状にスクライブ溝を形成して分断
を行う場合には、スクライブ溝の深さを稍深く設定する
ことが好ましい。
【0015】さらに、本発明では、搬送ユニットを構成
する前記薄板ガラスと前記搬送用ガラス板とは所定間隔
を隔てるように接着剤を介して貼り合わせることが好ま
しい。このような構成の本発明によれば、分断作業の際
に搬送用ガラス板を押圧したときに搬送用ガラス板が薄
板ガラスの周縁部分を押圧することを避けることがで
き、液晶セルへの悪影響が及ぶのを防止することができ
る。
する前記薄板ガラスと前記搬送用ガラス板とは所定間隔
を隔てるように接着剤を介して貼り合わせることが好ま
しい。このような構成の本発明によれば、分断作業の際
に搬送用ガラス板を押圧したときに搬送用ガラス板が薄
板ガラスの周縁部分を押圧することを避けることがで
き、液晶セルへの悪影響が及ぶのを防止することができ
る。
【0016】また、本発明では、接着剤を、スクライブ
溝で囲まれる領域より外側に配置され、かつスクライブ
溝に重ならないようにすることが好ましい。このような
構成の本発明によれば、押圧により分断を行った際に接
着剤で分断が阻止されるのを防止できる。
溝で囲まれる領域より外側に配置され、かつスクライブ
溝に重ならないようにすることが好ましい。このような
構成の本発明によれば、押圧により分断を行った際に接
着剤で分断が阻止されるのを防止できる。
【0017】さらに、本発明では、接着剤に、前記薄板
ガラスと前記搬送用ガラス板との間隔を規定するギャッ
プ材を含ませることが好ましい。このような構成の本発
明によれば、薄板ガラスと搬送用ガラス板との間隔をギ
ャップ材で規定することができる。このため、分断作業
に伴う押圧の際に搬送用ガラスが分断された搬送用ガラ
ス板の周縁を押圧するのを抑制することができる。
ガラスと前記搬送用ガラス板との間隔を規定するギャッ
プ材を含ませることが好ましい。このような構成の本発
明によれば、薄板ガラスと搬送用ガラス板との間隔をギ
ャップ材で規定することができる。このため、分断作業
に伴う押圧の際に搬送用ガラスが分断された搬送用ガラ
ス板の周縁を押圧するのを抑制することができる。
【0018】また、本発明では、薄板ガラスの厚さが、
0.3mm以下の場合により有効となる。すなわち、板
厚が0.3mm以下の薄いガラス板は撓み易く、搬送ラ
インでの搬送性が著しく悪化するが、このような構成の
本発明によれば、搬送性が向上するとともに、分断工程
での取り扱い性を向上させるという効果を有する。
0.3mm以下の場合により有効となる。すなわち、板
厚が0.3mm以下の薄いガラス板は撓み易く、搬送ラ
インでの搬送性が著しく悪化するが、このような構成の
本発明によれば、搬送性が向上するとともに、分断工程
での取り扱い性を向上させるという効果を有する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る液晶パネルの
製造方法の詳細を図面に示す実施形態に基づいて説明す
る。なお、本発明はパッシブマトリクス液晶表示装置や
アクティブマトリクス液晶表示装置など各種の液晶パネ
ルに適用することができる。
製造方法の詳細を図面に示す実施形態に基づいて説明す
る。なお、本発明はパッシブマトリクス液晶表示装置や
アクティブマトリクス液晶表示装置など各種の液晶パネ
ルに適用することができる。
【0020】(実施形態1)図1〜図4は本発明の実施
形態1を示している。図1(A)は搬送ユニットの平面
図、図1(B)は(A)のA−A断面図である。
形態1を示している。図1(A)は搬送ユニットの平面
図、図1(B)は(A)のA−A断面図である。
【0021】まず、本実施形態1では、例えば、図示し
ない電極、配向膜などが形成された、液晶パネルの一対
のパネル基板のうち、一方のパネル基板としての薄板ガ
ラス11を用意する。図1(A)および(B)に示すよ
うに、この薄板ガラス11において図示しない電極や配
向膜が形成されている側の表面Sには、周縁部近傍の分
断予定される線(スクライブストリート)に沿って、ス
クライバによりスクライブしてスクライブ溝11A、1
1A、11B、11Bを薄板ガラス11の4つ辺に平行
をなすように形成する。すなわち、同図に示すように、
スクライブ溝11Aどうしは互いに平行をなし、かつス
クライブ溝11Bどうしも互いに平行をなし、薄板ガラ
ス11の四隅では、スクライブ溝11Aとスクライブ溝
11Bとが交差するように形成する。また、これらスク
ライブ溝11A、11Bは、図1(B)に示すように、
断面略V形状の溝である。ここで、これらスクライブ溝
11A、11Bは、後工程で形成される平面的にシール
材によって囲まれた領域の外側に位置するように設定さ
れていることは言うまでもない。
ない電極、配向膜などが形成された、液晶パネルの一対
のパネル基板のうち、一方のパネル基板としての薄板ガ
ラス11を用意する。図1(A)および(B)に示すよ
うに、この薄板ガラス11において図示しない電極や配
向膜が形成されている側の表面Sには、周縁部近傍の分
断予定される線(スクライブストリート)に沿って、ス
クライバによりスクライブしてスクライブ溝11A、1
1A、11B、11Bを薄板ガラス11の4つ辺に平行
をなすように形成する。すなわち、同図に示すように、
スクライブ溝11Aどうしは互いに平行をなし、かつス
クライブ溝11Bどうしも互いに平行をなし、薄板ガラ
ス11の四隅では、スクライブ溝11Aとスクライブ溝
11Bとが交差するように形成する。また、これらスク
ライブ溝11A、11Bは、図1(B)に示すように、
断面略V形状の溝である。ここで、これらスクライブ溝
11A、11Bは、後工程で形成される平面的にシール
材によって囲まれた領域の外側に位置するように設定さ
れていることは言うまでもない。
【0022】また、本実施形態1では、対向側のパネル
基板としての薄板ガラス11と、この薄板ガラス11と
平面形状が略同形状(矩形状)の比較的厚い搬送用ガラ
ス板12を用意する。なお、この搬送用ガラス板12の
厚さは、薄板ガラス11を保持した際に、搬送工程、貼
り合わせ工程、ならびに分断工程において所定の剛性や
所望の変形性を有し得る厚さであり、分断(加圧ブレイ
ク)し易さや、薄板ガラス11の厚さ、大きさや、製造
する液晶パネルのセルギャップなどに応じて適宜設定す
る。そして、この搬送用ガラス板12の一方の表面S´
には、上記した薄板ガラス11を重ねた際に、薄板ガラ
ス11のスクライブ溝11A、11A、11B、11B
と平面的に重なる同じ位置となるようにスクライブ溝1
2A、12A、12B、12Bを形成する。
基板としての薄板ガラス11と、この薄板ガラス11と
平面形状が略同形状(矩形状)の比較的厚い搬送用ガラ
ス板12を用意する。なお、この搬送用ガラス板12の
厚さは、薄板ガラス11を保持した際に、搬送工程、貼
り合わせ工程、ならびに分断工程において所定の剛性や
所望の変形性を有し得る厚さであり、分断(加圧ブレイ
ク)し易さや、薄板ガラス11の厚さ、大きさや、製造
する液晶パネルのセルギャップなどに応じて適宜設定す
る。そして、この搬送用ガラス板12の一方の表面S´
には、上記した薄板ガラス11を重ねた際に、薄板ガラ
ス11のスクライブ溝11A、11A、11B、11B
と平面的に重なる同じ位置となるようにスクライブ溝1
2A、12A、12B、12Bを形成する。
【0023】次に、図1(B)に示すように、薄板ガラ
ス11と搬送用ガラス板12とを互いのスクライブ溝ど
うしが一致する(平面的に重なる位置となる)ように接
着剤13を介して所定間隔をなすように貼り合わせる。
なお、この接着剤13には、薄板ガラス11と搬送用ガ
ラス板12とを所定の間隔に設定できるようにギャップ
材を含ませてもよい。また、接着剤13は、図1(A)
および(B)に示すように、スクライブ溝11A、12
A、11B、12Bより外側(周縁側)に配置させ、し
かもスクライブ溝を横断しないように分離して配置・形
成する。すなわち、スクライブ溝11Aとスクライブ溝
11B、ならびにスクライブ溝12Aとスクライブ溝1
2Bとが交差する四隅部分では、接着剤13Aを分離し
て配置され、スクライブ溝の直下の位置には接着剤が配
置されないようにする。このようにして搬送用ガラス板
12に薄板ガラス11が保持されて、搬送ユニットU1
が構成される。
ス11と搬送用ガラス板12とを互いのスクライブ溝ど
うしが一致する(平面的に重なる位置となる)ように接
着剤13を介して所定間隔をなすように貼り合わせる。
なお、この接着剤13には、薄板ガラス11と搬送用ガ
ラス板12とを所定の間隔に設定できるようにギャップ
材を含ませてもよい。また、接着剤13は、図1(A)
および(B)に示すように、スクライブ溝11A、12
A、11B、12Bより外側(周縁側)に配置させ、し
かもスクライブ溝を横断しないように分離して配置・形
成する。すなわち、スクライブ溝11Aとスクライブ溝
11B、ならびにスクライブ溝12Aとスクライブ溝1
2Bとが交差する四隅部分では、接着剤13Aを分離し
て配置され、スクライブ溝の直下の位置には接着剤が配
置されないようにする。このようにして搬送用ガラス板
12に薄板ガラス11が保持されて、搬送ユニットU1
が構成される。
【0024】以上、液晶パネルを構成する一方の薄板ガ
ラス11を備える搬送ユニットU1の作製方法について
説明したが、この一方の薄板ガラス11に対向・配置さ
れて液晶パネルを構成する他方の薄板ガラス14につい
ても同様の作製方法を適用して図2(B)に示すよう
に、同様の搬送ユニットU2を作製する。なお、搬送ユ
ニットU2における薄板ガラス14には、薄板ガラス1
1と対向させる表面に、薄板ガラス11側のスクライブ
溝11A、11A、11B、11Bと平面的あるいは断
面構造の上下において位置関係が同じになるように、ス
クライブ溝14A、14A、14B、14Bを形成す
る。また、この薄板ガラス14を接着剤16、16Aで
保持する搬送用ガラス板15には、薄板ガラス14に対
向する表面に、薄板ガラス14のスクライブ溝14A、
14A、14B、14Bと平面的あるいは断面構造の上
下において位置関係が同じになるように、スクライブ溝
15A、15A、15B、15Bを形成する。すなわ
ち、この薄板ガラス14と搬送用ガラス板15との貼り
合わせ構造は、薄板ガラス11と搬送用ガラス板12と
の貼り合わせ構造と全く同様とする。
ラス11を備える搬送ユニットU1の作製方法について
説明したが、この一方の薄板ガラス11に対向・配置さ
れて液晶パネルを構成する他方の薄板ガラス14につい
ても同様の作製方法を適用して図2(B)に示すよう
に、同様の搬送ユニットU2を作製する。なお、搬送ユ
ニットU2における薄板ガラス14には、薄板ガラス1
1と対向させる表面に、薄板ガラス11側のスクライブ
溝11A、11A、11B、11Bと平面的あるいは断
面構造の上下において位置関係が同じになるように、ス
クライブ溝14A、14A、14B、14Bを形成す
る。また、この薄板ガラス14を接着剤16、16Aで
保持する搬送用ガラス板15には、薄板ガラス14に対
向する表面に、薄板ガラス14のスクライブ溝14A、
14A、14B、14Bと平面的あるいは断面構造の上
下において位置関係が同じになるように、スクライブ溝
15A、15A、15B、15Bを形成する。すなわ
ち、この薄板ガラス14と搬送用ガラス板15との貼り
合わせ構造は、薄板ガラス11と搬送用ガラス板12と
の貼り合わせ構造と全く同様とする。
【0025】次に、薄板ガラス11の表面にシール材1
7を例えば印刷法により形成した後、搬送ユニットU
1、U2を貼り合わせ装置まで搬送して、位置合わせを
行ない、図2(A)および(B)に示すように、薄板ガ
ラス11と薄板ガラス14との貼り合わせ、セルギャッ
プ成型、シール本硬化などの処理を行う。なお、図2
(A)に示す一点鎖線SLは、スクライブ溝が形成され
ているスクライブストリートを示している。
7を例えば印刷法により形成した後、搬送ユニットU
1、U2を貼り合わせ装置まで搬送して、位置合わせを
行ない、図2(A)および(B)に示すように、薄板ガ
ラス11と薄板ガラス14との貼り合わせ、セルギャッ
プ成型、シール本硬化などの処理を行う。なお、図2
(A)に示す一点鎖線SLは、スクライブ溝が形成され
ているスクライブストリートを示している。
【0026】その後、このように貼り合わせた搬送ユニ
ットU1、U2を分断ライン(図示省略する)まで搬送
し、図示しないブレイクマシンで分断を行う。ここで行
う分断方法は、図3に示すように、例えば搬送用ガラス
板12を基台18の上に載置する。そして、搬送用ガラ
ス板15のスクライブ溝15A、15Aに対応する位置
を加圧(図3中太い矢印で示す)する。すなわち、搬送
用ガラス板15のスクライブ溝15A、15Bが形成さ
れた表面とは反対側の表面でスクライブ溝15A、15
Bと平面的あるいは断面構造の上下において位置関係が
同じになる位置に加圧することにより、搬送用ガラス板
15および薄板ガラス14のスクライブ溝15A、14
Aは押し広げられる作用を受けて垂直クラックが進行し
て分断される。このとき、搬送用ガラス板15は、薄板
ガラス14との結合部分が無くなるため、薄板ガラス1
4から取り外すことができる。このようにして、薄板ガ
ラス14および搬送用ガラス板15の分断が終了する。
ットU1、U2を分断ライン(図示省略する)まで搬送
し、図示しないブレイクマシンで分断を行う。ここで行
う分断方法は、図3に示すように、例えば搬送用ガラス
板12を基台18の上に載置する。そして、搬送用ガラ
ス板15のスクライブ溝15A、15Aに対応する位置
を加圧(図3中太い矢印で示す)する。すなわち、搬送
用ガラス板15のスクライブ溝15A、15Bが形成さ
れた表面とは反対側の表面でスクライブ溝15A、15
Bと平面的あるいは断面構造の上下において位置関係が
同じになる位置に加圧することにより、搬送用ガラス板
15および薄板ガラス14のスクライブ溝15A、14
Aは押し広げられる作用を受けて垂直クラックが進行し
て分断される。このとき、搬送用ガラス板15は、薄板
ガラス14との結合部分が無くなるため、薄板ガラス1
4から取り外すことができる。このようにして、薄板ガ
ラス14および搬送用ガラス板15の分断が終了する。
【0027】その後、図4に示すように、薄板ガラス1
4を基台18の上に載置して、搬送用ガラス板12のス
クライブ溝12A、12Aに対応する位置の加圧を同様
に行う。この加圧により、搬送用ガラス板12および薄
板ガラス11のスクライブ溝12A、11Aの垂直クラ
ックが押し広げられて分断される。この結果、搬送用ガ
ラス板12は、薄板ガラス11との結合部分が無くなる
ため取り外すことができる。このようにして、図4に示
すように液晶を封止していない状態の液晶パネル(液晶
セル)10を製造することができる。なお、このような
分断工程の後は、図2(A)に示すシール材17の開口
部17Aから液晶材料を注入(真空注入)・封止するこ
とにより、液晶パネル10を完成させることができる。
4を基台18の上に載置して、搬送用ガラス板12のス
クライブ溝12A、12Aに対応する位置の加圧を同様
に行う。この加圧により、搬送用ガラス板12および薄
板ガラス11のスクライブ溝12A、11Aの垂直クラ
ックが押し広げられて分断される。この結果、搬送用ガ
ラス板12は、薄板ガラス11との結合部分が無くなる
ため取り外すことができる。このようにして、図4に示
すように液晶を封止していない状態の液晶パネル(液晶
セル)10を製造することができる。なお、このような
分断工程の後は、図2(A)に示すシール材17の開口
部17Aから液晶材料を注入(真空注入)・封止するこ
とにより、液晶パネル10を完成させることができる。
【0028】本実施形態1においては、薄板ガラス1
1、14がそれぞれ搬送用ガラス板12、15と接着さ
れて搬送ユニットU1、U2を構成しているため、搬送
用ガラス板12、15の剛性を享受することができる。
しかも、薄板ガラス11、14は、これら搬送用ガラス
板12、15で保護されるため、損傷を受けることなく
円滑に搬送(流動)ラインに沿って搬送することができ
る。また、搬送用ガラス板12、15は、分断工程で押
圧されることにより、自動的にスクライブ溝で分断され
て取り外すことができるため、従来のように、接着剤の
剥離や切断、または搬送用ガラス板の切断などの、薄板
ガラスへの悪影響の多い作業を回避できるとともに、工
程数を削減することができる。さらに、本実施形態で
は、ブレイクマシンで直接加圧した搬送ユニットを分断
できるため、従来のように薄板ガラスに余計な曲げ負担
がかかるのを防止できる。
1、14がそれぞれ搬送用ガラス板12、15と接着さ
れて搬送ユニットU1、U2を構成しているため、搬送
用ガラス板12、15の剛性を享受することができる。
しかも、薄板ガラス11、14は、これら搬送用ガラス
板12、15で保護されるため、損傷を受けることなく
円滑に搬送(流動)ラインに沿って搬送することができ
る。また、搬送用ガラス板12、15は、分断工程で押
圧されることにより、自動的にスクライブ溝で分断され
て取り外すことができるため、従来のように、接着剤の
剥離や切断、または搬送用ガラス板の切断などの、薄板
ガラスへの悪影響の多い作業を回避できるとともに、工
程数を削減することができる。さらに、本実施形態で
は、ブレイクマシンで直接加圧した搬送ユニットを分断
できるため、従来のように薄板ガラスに余計な曲げ負担
がかかるのを防止できる。
【0029】(実施形態2)図5は、本発明に係る液晶
パネルの製造方法の実施形態2を示す平面図である。本
実施形態2は、上記した実施形態1に対してスクライブ
溝の構成のみが異なるものであり、以下異なる部分のみ
を説明する。なお、実施形態1と同様の部分には同一の
符号を付して説明を省略する。
パネルの製造方法の実施形態2を示す平面図である。本
実施形態2は、上記した実施形態1に対してスクライブ
溝の構成のみが異なるものであり、以下異なる部分のみ
を説明する。なお、実施形態1と同様の部分には同一の
符号を付して説明を省略する。
【0030】本実施形態2は、図5に示すように、薄板
ガラス11の所定表面に形成するスクライブ溝11A、
11Bは、薄板ガラス11の周縁に沿って平行に形成さ
れるが延在方向の薄板ガラス11の端縁部までは到達し
ていない。スクライブ溝11A、11Bは薄板ガラス1
1の対向する両基板辺の間を結ぶように渡って形成され
ず、薄板ガラス11の外形(各基板辺)の内側でこれら
スクライブ溝11A、11Bが四角形の一辺をなすよう
に形成されている。これに伴い、接着剤13は、スクラ
イブ溝11A、11Bで構成される四角形の外側を包囲
するように周回して形成されている。この搬送ユニット
U1の構造は、搬送ユニットU2においても同様であ
る。本実施形態2では、このような構成としたことによ
り、薄板ガラス11、14をシール材17を介して貼り
合わせた後の分断を四角形のそれぞれの辺をなすスクラ
イブ溝で一括して打ち抜いて分断することができるた
め、分断工程数は2回でよい。なお、本実施形態2で
は、互いに異なる方向に沿って形成されたスクライブ溝
を分断するため、スクライブ溝の深さを比較的深く設定
しておくことが好ましい。
ガラス11の所定表面に形成するスクライブ溝11A、
11Bは、薄板ガラス11の周縁に沿って平行に形成さ
れるが延在方向の薄板ガラス11の端縁部までは到達し
ていない。スクライブ溝11A、11Bは薄板ガラス1
1の対向する両基板辺の間を結ぶように渡って形成され
ず、薄板ガラス11の外形(各基板辺)の内側でこれら
スクライブ溝11A、11Bが四角形の一辺をなすよう
に形成されている。これに伴い、接着剤13は、スクラ
イブ溝11A、11Bで構成される四角形の外側を包囲
するように周回して形成されている。この搬送ユニット
U1の構造は、搬送ユニットU2においても同様であ
る。本実施形態2では、このような構成としたことによ
り、薄板ガラス11、14をシール材17を介して貼り
合わせた後の分断を四角形のそれぞれの辺をなすスクラ
イブ溝で一括して打ち抜いて分断することができるた
め、分断工程数は2回でよい。なお、本実施形態2で
は、互いに異なる方向に沿って形成されたスクライブ溝
を分断するため、スクライブ溝の深さを比較的深く設定
しておくことが好ましい。
【0031】なお、本実施形態2における他の構成は、
実施形態1と同様であり、作用・効果も実施形態1と同
様であるため、説明を省略する。
実施形態1と同様であり、作用・効果も実施形態1と同
様であるため、説明を省略する。
【0032】以上、実施形態1および実施形態2につい
て説明したが、本発明はこれらに限定されるものではな
く、構成の要旨に付随する各種の変更が可能である。た
とえば、上記した実施形態1および実施形態2において
は、搬送用ガラス板を薄板ガラスと同程度の大きさに設
定した薄板ガラスより大きければよい。また、上記した
実施形態1および実施形態2では、薄板ガラスと搬送用
ガラス板とを接着剤で貼り合わせたが、この接着剤とし
ては、薄板ガラスどうしを貼り合わせるシール材を用い
てもよい。
て説明したが、本発明はこれらに限定されるものではな
く、構成の要旨に付随する各種の変更が可能である。た
とえば、上記した実施形態1および実施形態2において
は、搬送用ガラス板を薄板ガラスと同程度の大きさに設
定した薄板ガラスより大きければよい。また、上記した
実施形態1および実施形態2では、薄板ガラスと搬送用
ガラス板とを接着剤で貼り合わせたが、この接着剤とし
ては、薄板ガラスどうしを貼り合わせるシール材を用い
てもよい。
【図1】(A)は本発明に係る液晶パネルの製造方法の
実施形態1を示す搬送ユニットの平面図、(B)は
(A)のA−A断面図。
実施形態1を示す搬送ユニットの平面図、(B)は
(A)のA−A断面図。
【図2】(A)は実施形態1の搬送ユニットどうしを貼
り合わせた状態を示す平面図、(B)は(A)のB−B
断面図。
り合わせた状態を示す平面図、(B)は(A)のB−B
断面図。
【図3】実施形態1の分断工程を示す断面説明図。
【図4】実施形態1の分断工程を示す断面説明図。
【図5】本発明に係る液晶パネルの製造方法の実施形態
2を示す搬送ユニットの平面図。
2を示す搬送ユニットの平面図。
【図6】(A)および(B)は従来の液晶パネルの製造
方法を示す断面図。
方法を示す断面図。
【図7】図6(B)に示す構造の平面図。
【図8】従来の液晶パネルの製造方法を示す断面図。
【図9】(A)および(B)は従来の液晶パネルの製造
方法を示す断面図。
方法を示す断面図。
10 液晶パネル 11、14 薄板ガラス 12、15 搬送用ガラス板 13、16 接着剤 17 シール材 18 基台 U1、U2 搬送ユニット
Claims (7)
- 【請求項1】 液晶パネルを構成する一対の薄板ガラス
のそれぞれを、異なる搬送用ガラス板上に対向して貼り
付けて一対の搬送ユニットを作成するとともに、当該一
対の搬送ユニットの前記薄板ガラスどうしを対向させて
シール材を介して貼り合わせ、該シール材の外側の分断
予定線で前記薄板ガラスを分断する工程を備える、液晶
パネルの製造方法であって、 前記シール材を介して対向される前記薄板ガラスの対向
面のそれぞれに前記分断予定線に沿って予めスクライブ
溝を形成するとともに、前記搬送用ガラス板の前記薄板
ガラスと対向する面に前記分断予定線に沿って予めスク
ライブ溝を形成して前記一対の搬送ユニットを作成し
て、 前記一対の搬送ユニットを対向させることにより前記薄
板ガラスどうしを対向させて前記シール材を介して貼り
合わせた後、 前記一対の搬送ユニットの前記搬送用ガラス板の前記ス
クライブ溝を形成した面と反対側の面の該スクライブ溝
と対応する位置を押圧して、それぞれの搬送ユニットの
前記搬送用ガラス板および前記薄板ガラスをそれぞれの
スクライブ溝で分断させることを特徴とする液晶パネル
の製造方法。 - 【請求項2】 前記スクライブ溝は、前記薄板ガラスお
よび前記搬送用ガラス板の表面の互いに平行な辺どうし
に亙って形成することを特徴とする請求項1記載の液晶
パネルの製造方法。 - 【請求項3】 前記スクライブ溝は、前記薄板ガラスお
よび前記搬送用ガラス板の表面に、前記シール材の配置
位置を囲むように形成することを特徴とする請求項1記
載の液晶パネルの製造方法。 - 【請求項4】 前記搬送ユニットを構成する前記薄板ガ
ラスと前記搬送用ガラス板とは所定間隔を隔てるように
接着剤を介して貼り合わせることを特徴とする請求項1
ないし請求項3のいずれかに記載の液晶パネルの製造方
法。 - 【請求項5】 前記接着剤は、前記スクライブ溝で囲ま
れる領域より外側に配置され、かつ前記スクライブ溝に
重ならないことを特徴とする請求項4記載の液晶パネル
の製造方法。 - 【請求項6】 前記接着剤は、前記薄板ガラスと前記搬
送用ガラス板との間隔を規定するギャップ材を含ませる
ことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の液晶
パネルの製造方法。 - 【請求項7】 前記薄板ガラスの厚さは、0.3mm以
下であることを特徴とする請求項1ないし請求項6のい
ずれかに記載の液晶パネルの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11055541A JP2000249999A (ja) | 1999-03-03 | 1999-03-03 | 液晶パネルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11055541A JP2000249999A (ja) | 1999-03-03 | 1999-03-03 | 液晶パネルの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000249999A true JP2000249999A (ja) | 2000-09-14 |
Family
ID=13001588
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11055541A Withdrawn JP2000249999A (ja) | 1999-03-03 | 1999-03-03 | 液晶パネルの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000249999A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003002471A1 (fr) * | 2001-06-28 | 2003-01-09 | Mitsuboshi Diamond Industrial Co., Ltd | Dispositif et procede permettant de decouper un substrat realise dans une matiere fragile |
| JP2006220757A (ja) * | 2005-02-08 | 2006-08-24 | Asahi Glass Co Ltd | 薄板ガラス積層体及び薄板ガラス積層体を用いた表示装置の製造方法 |
| US7439665B2 (en) | 2001-07-12 | 2008-10-21 | Mitsuboshi Diamond Industrial Co., Ltd. | Flat display panel and method of dividing the flat display panel |
-
1999
- 1999-03-03 JP JP11055541A patent/JP2000249999A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2009078569A (ja) * | 2001-06-28 | 2009-04-16 | Mitsuboshi Diamond Industrial Co Ltd | 脆性材料基板のブレイク方法 |
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