JP2000265374A - 繊維処理剤 - Google Patents

繊維処理剤

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JP2000265374A
JP2000265374A JP11075261A JP7526199A JP2000265374A JP 2000265374 A JP2000265374 A JP 2000265374A JP 11075261 A JP11075261 A JP 11075261A JP 7526199 A JP7526199 A JP 7526199A JP 2000265374 A JP2000265374 A JP 2000265374A
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正 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 繊維製品に柔軟な風合いと洗剤洗濯後の防縮
性とを付与できる繊維処理剤を提供する。 【解決手段】 有機ポリイソシアネート(a1)と、水
酸基当量が400〜2000の高分子ポリオール(a
2)および必要により活性水素基含有低分子多官能化合
物(a3)とから誘導されるイソシアネート基末端ウレ
タンプレポリマー(a)の重亜硫酸塩(b)によるブロ
ック体(A)および乳化剤(B)を必須成分とする水性
分散体からなり、該ウレタンプレポリマー(a)のHL
Bが2〜6.5であることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は繊維処理剤に関す
る。さらに詳しくは、織物などの繊維製品の加工に用い
る繊維処理剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、洗剤洗濯後の織物の縮みを防止す
ることを目的とした繊維処理剤としては、ウレタンプレ
ポリマーのイソシアネート基を重亜硫酸塩でブロックし
た水溶性ポリウレタンが知られている(例えば特公昭5
0−155794号公報等)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな水溶性ポリウレタンで処理した織物は風合いが固く
なるという問題点があった。本発明の目的は柔軟な風合
いと洗剤洗濯後の縮み防止とを両立できる繊維処理剤を
提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決する繊維処理剤を得るべく鋭意検討した結果、本
発明に到達した。すなわち本発明は、有機ポリイソシア
ネート(a1)と、水酸基当量が400〜2000の高
分子ポリオール(a2)および必要により活性水素基含
有低分子多官能化合物(a3)とから誘導されるイソシ
アネート基末端ウレタンプレポリマー(a)の重亜硫酸
塩(b)によるブロック体(A)および乳化剤(B)を
必須成分とする水性分散体からなり、該ウレタンプレポ
リマー(a)のHLBが2〜6.5であることを特徴と
する繊維処理剤である。
【0005】本発明において、ウレタンプレポリマー
(a)を構成する有機ポリイソシアネート(a1)とし
ては、炭素数(NCO基中の炭素を除く、以下同様)2
〜12の脂肪族ジイソシアネート[例えばヘキサメチレ
ンジイソシアネート(HDI)、2,2,4−トリメチル
ヘキサンジイソシアネート、リジンジイソシアネートな
ど];炭素数4〜18の脂環式ジイソシアネート[例え
ば1,4−シクロヘキサンジイソシアネート(CD
I)、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、4,
4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート(水添
MDI)、メチルシクロヘキサンジイソシアネート、イ
ソプロピリデンジシクロヘキシル−4,4’−ジイソシ
アネート、1,3−ジイソシアナトメチルシクロヘキサ
ン(水添XDI)、アダマンタンジソシアネートな
ど];炭素数8〜15の芳香脂肪族ジイソシアネート
[例えばキシリレンジソシアネート(XDI)、α,
α,α’,α’−テトラメチルキシリレンジイソシアネ
ート(TMXDI)など];炭素数6〜20の芳香族ポ
リイソシアネート[例えば1,4−フェニレンジイソシ
アネート、2,4−または2,6−トリレンジイソシア
ネート(TDI)、ジフェニルメタン−2,4’−また
は4,4’−ジイソシアネート(MDI)、ナフタレン
−1,5−ジイソシアネート、3,3’−ジメチルジフ
ェニルメタン−4,4’−ジイソシアネート、o−トリ
ジンジイソシアネート、粗製TDI、ポリフェニルメタ
ンポリイソシアネート(粗製MDI)など];およびこ
れら2種以上の混合物が挙げられる。これらのうち好ま
しいものは、処理した繊維が変色しない点で脂肪族ジイ
ソシアネート、脂環式ジイソシアネートおよび芳香脂肪
族ジイソシアネートであり、さらに好ましいものは、処
理した織物の風合いの点で脂肪族ジイソシアネートであ
る。
【0006】(a)を構成する高分子ポリオール(a
2)としては、ポリオキシプロピレンおよび/またはオ
キシブチレンポリオール(イ)、ポリエステルポリオー
ル(ロ)、ポリオレフィンポリオール(ハ)、重合体ポ
リオール(ニ)およびこれらの2種以上の混合物が挙げ
られる。該(a2)の水酸基当量は通常400〜200
0、好ましくは500〜1700である。水酸基当量が
400未満では処理した織物の風合いが固すぎる問題が
あり、2000を超えると織物が防縮性が低下すること
がある。また、該(a2)の平均官能基数は、処理され
た織物の風合いおよび防縮性の点から、2.3〜3、特
に2.4〜2.9であることが好ましい。
【0007】ポリオキシプロピレンおよび/またはオキ
シブチレンポリオール(イ)としては、多価アルコール
[エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3
−ブチレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,
6−ヘキサンジオール、ジエチレングリコール、ネオペ
ンチルグリコール、3−メチル−1,5−ペンタンジオ
ール、ビス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサン、ビス
(ヒドロキシエチル)ベンゼン、キシリレングリコール
などの2価アルコール;グリセリン、トリメチロールプ
ロパンなどの3価アルコール;ペンタエリスリトール、
ジグリセリン、ペンタエリスリトール、ジグリセリン、
α−メチルグルコシド、ソルビト―ル、キシリット、マ
ンニット、ジペンタエリスリトールなどの4価以上の多
価アルコールなど]、多価フェノール[ピロガロール、
カテコール、ヒドロキノンなどの単環2価フェノール;
ビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノール
Sなどのビスフェノール類など]、アミン類[アンモニ
ア;炭素数1〜20のアルキルアミン(ブチルアミン、
オクチルアミンなど)、アニリンなどのモノアミン類;
エチレンジアミン、トリメチレンジアミン、ヘキサメチ
レンジアミン、ジエチレントリアミンなどの脂肪族ポリ
アミン;ピペラジン、N−アミノエチルピペラジンおよ
びその他特公昭55−21044号公報記載の複素環式
ポリアミン類;ジシクロヘキシルメタンジアミン、イソ
ホロンジアミンなどの脂環式ポリアミン;フェニレンジ
アミン、トリレンジアミン、ジエチルトリレンジアミ
ン、キシリレンジアミン、ジフェニルメタンジアミン、
ジフェニルエーテルジアミンなどの芳香族ポリアミン;
モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタ
ノールアミン、トリイソプロパノールアミンなどのアル
カノールアミン類など]等の活性水素原子含有多官能化
合物に炭素数が3〜4のアルキレンオキサイドが付加し
た構造の化合物およびこれらの2種以上の混合物が挙げ
られる。これらのうち好ましいものは2〜3価の多価ア
ルコールおよび/または多価フェノールのアルキレンオ
キサイド付加物である。
【0008】上記アルキレンオキサイドとしては、プロ
ピレンオキサイド(以下、POと略記)、1,2−、
2,3−、1,3−もしくは1,4−ブチレンオキサイ
ド、およびこれらの2種以上の併用系(ランダムおよび
/またはブロック)が挙げられる。これらに加えて、本
発明の目的を阻害しない範囲でエチレンオキサイド(以
下、EOと略記)を少量(たとえば全アルキレンオキサ
イド中10重量%以下、好ましくは5重量%以下)併用
してもよい。
【0009】ポリエステルポリオール(ロ)としては、
たとえば、前記2価アルコールの1種以上とジカルボ
ン酸[炭素数4〜12の脂肪族ジカルボン酸(コハク
酸、アジピン酸、セバチン酸、グルタル酸、アゼライン
酸等)、炭素数8〜16の芳香族ジカルボン酸(イソフ
タル酸、テレフタル酸等)、これらのエステル形成性誘
導体〔無水物、低級アルキル(炭素数1〜4)エステル
等〕など]とから誘導される縮合ポリエステルポリオー
ル[例えば、ポリ(エチレンアジペート)ジオール、ポ
リ(ブチレンアジペート)ジオール、ポリ(ヘキサメチ
レンアジペート)ジオール、ポリ(ネオペンチルアジペ
ート)ジオール、ポリ(エチレン/ブチレンアジペー
ト)ジオール、ポリ(ネオペンチル/ヘキシルアジペー
ト)ジオール、ポリ(3−メチルペンチルアジペート)
ジオール、ポリ(ブチレンイソフタレート)ジオールな
ど];前記2〜3価アルコールの1種以上に炭素数4
〜12のラクトン(γ−ブチロラクトン、ε−カプロラ
クトン、γ−バレロラクトン等)を重付加して得られる
ポリラクトンポリオール(例えばポリカプロラクトンジ
オールもしくはトリオール、ポリバレロラクトンジオー
ルもしくはトリオール、ポリ−3−メチルバレロラクト
ンジオールもしくはトリオールなど);前記2〜3価
アルコールの1種以上と炭酸エステル(ジメチルカーボ
ネート、エチレンカーボネート等)とから誘導されるポ
リカーボネートポリオール(例えばポリヘキサメチレン
カーボネートジオールなど);およびこれらの2種以上
の混合物が挙げられる。
【0010】ポリオレフィンポリオール(ハ)として
は、たとえばポリブタジエンポリオール、ポリイソプレ
ンポリオールおよびこれらの水素添加体が挙げられる。
【0011】重合体ポリオール(ニ)としては、ポリオ
ール(前記ポリエーテルポリオールおよび/またはポリ
エステルポリオール)中で、ラジカル重合性モノマー
[例えば、スチレン、(メタ)アクリロニトリル、(メ
タ)アクリル酸エステル、塩化ビニル、これらの2種以
上の混合物など]を重合させ、該重合体を微分散させた
もの(重合体含量は通常5〜30重量%)が挙げられ
る。
【0012】これら高分子ポリオール(a2)として例
示したもののうち好ましいものは、(イ)、(ロ)、
(ハ)およびこれらの2種以上の併用である。
【0013】該(a2)とともに必要により用いられる
活性水素基含有低分子多官能化合物(a3)としては、
炭素数2〜15の多価アルコール類[2価アルコール
(例えばエチレングリコール、プロピレングリコール、
ネオペンチルグリコール、1,4−ブタンジオール、ジ
エチレングリコールなど);3価アルコール(例えばグ
リセリン、トリメチロールプロパンなど);これらの多
価アルコールのアルキレンオキサイド(EOおよび/ま
たはPO)低モル付加物(水酸基当量400未満)な
ど]、炭素数2〜10のジアミン類(例えばエチレン
ジアミン、プロピレンジアミン、ヘキサメチレンジアミ
ン、イソホロンジアミン、トルエンジアミンなど);ヒ
ドラジンもしくはその誘導体(二塩基酸ジヒドラジドた
とえばアジピン酸ジヒドラジドなど)などがあげられ
る。該(a3)の使用量は、(a2)と(a3)の合計
重量に基づいて通常20重量%以下、好ましくは15重
量%以下である。
【0014】(a)の構成成分として、前記(a2)お
よび必要により(a3)とともに、さらに必要に応じて
鎖停止剤を用いることができる。該鎖停止剤としては炭
素数1〜8のモノアルコール類(メタノール、エタノー
ル、イソプロパノール、セロソルブ類、カービトール類
など)、炭素数1〜10のモノアミン類(モノメチルア
ミン、モノエチルアミン、モノブチルアミン、ジブチル
アミン、モノオクチルアミンなどのアルキルアミン;モ
ノエタノールアミン、ジエタノールアミン、ジイソプロ
パノールアミンなどのアルカノールアミンなど)などが
挙げられる。
【0015】イソシアネート基末端ウレタンプレポリマ
ー(a)を構成する(a1)と(a2)および必要によ
り(a3)との当量比(NCO/活性水素含有基比)
は、重亜流酸塩(b)とのブロック化反応のさせ易さ、
処理された繊維の耐洗濯性および風合いの点から、1.
3〜2、特に1.4〜1.9が好ましい。また、該
(a)のイソシアネート基含有量は通常1〜7重量%、
好ましくは2〜5重量%である。
【0016】また、該(a)のHLBは2〜6.5であ
ることが必要であり、好ましくは3〜6である。HLB
が2未満ではブロック体(A)の形成が困難となり、
6.5を超えると処理された織物の防縮性が低下する。
上記HLBは、たとえば小田・幸村共著「界面活性剤の
合成と其の応用」(槙書店1957年発行)501頁に
記載の方法で算出される値である。
【0017】(a)の製造法は通常の方法でよく特に限
定されないが、たとえば、分子内に活性水素含有基を含
まない有機溶剤(例えばアセトン、メチルエチケトン、
テトラヒドロフラン、ジオキサンなど)の存在下または
非存在下で、前記(a1)と(a2)および必要により
(a3)からなる活性水素成分とをワンシット法または
多段法により、通常20℃〜150℃、好ましくは60
℃〜110℃で反応させる方法が挙げられる。
【0018】プレポリマー化反応に際しては、反応を促
進させるためにポリウレタンに通常用いられる触媒を使
用することができる。このような触媒としては、金属触
媒たとえば錫系触媒[トリメチルチンラウレート、トリ
メチルチンヒドロキサイド、ジメチルチンジラウレー
ト、ジブチルチンジアセテート、ジブチルチンジラウレ
ート、スタナスオクトエート、ジブチルチンマレエート
など]、鉛系触媒[オレイン酸鉛、2−エチルヘキサン
酸鉛、ナフテン酸鉛、オクテン酸鉛など]、その他の金
属触媒[ナフテン酸コバルトなどのナフテン酸金属塩、
フェニル水銀プロピオン酸塩など];およびアミン系触
媒たとえばトリエチレンジアミン、テトラメチルエチレ
ンジアミン、テトラメチルヘキシレンジアミン、ジアザ
ビシクロアルケン類[1,8−ジアザビシクロ[5,
4,0]ウンデセン−7〔DBU(サンアプロ製,登録
商標)〕など];ジアルキルアミノアルキルアミン類
[ジメチルアミノエチルアミン、ジメチルアミノプロピ
ルアミン、ジエチルアミノプロピルアミン、ジブチルア
ミノエチルアミン、ジメチルアミノオクチルアミン、ジ
プロピルアミノプロピルアミンなど]または複素環式ア
ミノアルキルアミン類[2−(1−アジリジニル)エチ
ルアミン、4−(1−ピペリジニル)−2−ヘキシルア
ミンなど]の炭酸塩および有機酸塩(ギ酸塩など)等;
N−メチルモルホリン、N−エチルモルホリン、トリエ
チルアミン、ジエチルエタノールアミン、ジメチルエタ
ノールアミン等;およびこれらの2種以上の併用系が挙
げられる。これらの触媒の使用量は、(a)の重量に基
づいて、通常3重量%以下、好ましくは0.001〜2
重量%である。
【0019】本発明において、(a)のイソシアネート
基のブロックに用いられる重亜硫酸塩(b)としては、
重亜硫酸ナトリウム、重亜硫酸アンモニウム、重亜硫酸
カリウム等が挙げられる。これらのうち(a)と反応さ
せやすい点で重亜硫酸ナトリウムがとくに好ましい。
【0020】本発明で用いられる乳化剤(B)として
は、平均HLBが通常11〜16、好ましくは12〜1
5の、アニオン性乳化剤、非イオン性乳化剤、両性乳化
剤、カチオン性乳化剤等の乳化剤が挙げられるが、
(a)を乳化してブロック体(A)を形成させる際に重
亜硫酸塩(b)と共存しても安定である非イオン性乳化
剤が好ましい。このような非イオン性乳化剤としては、
炭素数8〜18の脂肪族モノアルコールのアルキレン
オキサイド(炭素数2〜4)付加物(例えばラウリルア
ルコールのEO6〜20モル付加物など);炭素数8
〜18の脂肪酸のアルキレンオキサイド(炭素数2〜
4)付加物(例えばラウリン酸のEO6〜25モル付加
物など);スチレン化(1.1〜10モル)フェノー
ルのアルキレンオキサイド(炭素数2〜4)付加物〔例
えばスチレン化(1.5〜3モル)フェノールのEO1
0〜25モル付加物、スチレン化(1.5〜3モル)フ
ェノールのEO10〜25モルとPO1〜5モルのブロ
ック付加物など);アルキレンオキサイド(炭素数2
〜4)のランダムおよび/またはブロック共重合体(例
えば重合度が25〜35のポリプロピレングリコールの
EO40〜150モル付加物など);およびこれらの2
種以上の併用が挙げられる。これらのうち好ましいもの
はおよびであり、特に好ましいものはである。該
(B)の使用量は、ブロック体(A)の形成のさせ易さ
および処理された織物の防縮性の点で、(A)の重量に
基づいて1〜10重量%、特に3〜8重量%が好まし
い。
【0021】本発明の繊維処理剤は、たとえば、(a)
と(B)の混合物に(b)の水溶液(濃度20〜40重
量%)を加え十分に混合して通常10〜60℃、好まし
くは20〜40℃で反応させてブロック体(A)を形成
させ、これを水単独または水と水溶性有機溶剤[アルコ
ール類(メタノール、エタノール、イソプロパノールな
ど)、ケトン類(アセトン、メチルエチルケトンな
ど)、エーテル類(テトラヒドロフラン、ジオキサンな
ど)、アミド類(ジメチルホルムアミド、N−メチルピ
ロリドンなど)およびこれらの2種以上の混合物]から
なる水性媒体で希釈分散させることにより得ることがで
きる。水溶性有機溶剤はブロック体(A)に予め混合し
ておいてもよい。上記ブロック化反応に際しての(b)
の使用量は、(a)のイソシアネート基に対して通常9
0〜130当量%、好ましくは95〜125当量%であ
る。また、該ブロック体(A)における(a)のイソシ
アネート基の(b)によるブロック化率は通常少なくと
も90%、好ましくは95〜100%である。ブロック
化率が90%未満では(A)の水分散性が低下する。ま
た必要により残存する微量のイソシアネート基を前述の
鎖停止剤(例えばモノアミンなど)と反応させて封鎖し
てもよい。
【0022】本発明の繊維処理剤には、必要により公知
の消泡剤、湿潤剤、各種樹脂エマルション(ポリウレタ
ンエマルション、アクリルエマルション、SBRラテッ
クスなど)、柔軟剤等を配合することができる。これら
の配合量は、樹脂エマルションの場合は固形分換算でブ
ロック体(A)の重量に基づいて30重量以下、とくに
20重量%以下であることが好ましく、その他の添加剤
の場合は(A)の重量に基づいて1重量%以下、とくに
0.1〜0.5重量%であることが好ましい。
【0023】本発明の繊維処理剤の固形分濃度は特に限
定されないが、通常10〜50重量%、好ましくは15
〜45重量%である。また、粘度(25℃)は通常10
〜1000mPa・sである。
【0024】本発明の繊維処理剤は、羊毛、木綿、絹等
の天然繊維;レーヨン、アセテート等の再生繊維;ポリ
エステル、ポリアミド、ポリアクリルニトリル等の合成
繊維等の編物、織物、不織布などの繊維製品に適用する
ことができる。なかでも天然繊維(とくに羊毛)織物に
対して柔軟な風合いと防縮性を付与するための処理剤と
して特に好適に用いられる。
【0025】本発明の繊維処理剤を繊維製品に適用する
場合の方法としては、該処理剤を必要濃度(通常1〜5
重量%)まで水で希釈し、ロール塗布、浸漬、デイッピ
ング等の方法で繊維製品に付着させた後、マングル等で
必要付着量に絞り、100〜130℃で3〜5分間予備
乾燥し、さらに130〜150℃で1〜3分間加熱処理
する方法が挙げられる。繊維製品に対する処理剤の付着
量(固形分)は処理前の繊維製品の重量に基づいて通常
1〜5重量%である。
【0026】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。以下にお
いて、「部」は重量部、「%」は重量%を示す。
【0027】実施例1 温度計および撹はん機を備えた密閉反応槽に、グリセリ
ンにPOを付加した水酸基当量1660、官能基数3の
トリオール131.1部、水酸基当量500、官能基数
2のポリブタジエングリコール26.2部(ポリオール
の平均官能基数2.5)およびHDI20.9部を仕込
み、反応系を窒素ガスで置換したのち、撹はん下105
℃で6時間反応して遊離イソシアネート基含有量(以
下、NCO含量という。)2.7%、HLBが5.1の
NCO末端ウレタンプレポリマーを得た。得られたウレ
タンプレポリマーを30℃に冷却して、スチレン化
(2.75モル)フェノール1モルにEOを19モルと
POを1.5モルブロック付加して得られた乳化剤(H
LB=13.8)28部、重亜硫酸ナトリウム水溶液
(重亜硫酸ナトリウム11.7部/水29.3部)およ
びエタノールを133.5部加え30℃で30分間混合
し反応を完結させた。これにさらに水2000部を加え
て30分間混合し、固形分20%、粘度50mPa・s
/25℃のポリウレタン樹脂水性分散液1000部を得
た。このウレタン樹脂水性分散液を固形分が3%となる
よう水で希釈し、さらに重炭酸ナトリウムでpHを7に
調整し処理剤液(A1)を得た。
【0028】実施例2 実施例1において、ポリブタジエングリコールに代えて
水酸基当量500、官能基数2のポリテトラメチレンエ
ーテルグリコールを同量使用した(ウレタンプレポリマ
ーのHLB=5.7)以外は実施例1と同様の操作によ
り、固形分3%の処理剤液(A2)を得た。
【0029】実施例3 グリセリンにPOを付加した水酸基当量1660、官能
基数3のトリオール163.5部とHDI16.5部と
からNCO含量が2.3%、HLBが5.6のウレタン
プレポリマーを得た。これに25%重亜硫酸ナトリウム
32.5部を使用した以外は実施例1と同様の操作によ
り、固形分3%の処理剤液(A3)を得た。
【0030】比較例1 特開昭50−155794号公報の実施例1の記載に従
い以下の方法で処理剤液を得た。ポリプロピレングリコ
ール(平均分子量1200)にEOを付加して平均分子
量2400としたブロック共重合型ポリエーテルジオー
ル(水酸基価46.7)21部、アジピン酸/1,6−
ヘキサンジオール/ネオペンチルグリコール系(モル比
10:7:4)ポリエステルジオール(水酸基価45.
1、酸価2.4)56部、1.6−ヘキサンジオール3
部およびHDI20部を100〜105℃で1時間反応
させて得られたプレポリマー(NCO含量5.1%、H
LB7.8)を40℃まで冷却し、ジオキサン20部を
加え粘度調整した。ついで25%重亜硫酸ソーダ水溶液
65部を加えて混合しブロック化反応を完結させ、さら
に水220部を加えて希釈し固形分30%ウレタン樹脂
水性分散液を得た。この水性分散液を固形分が3%とな
るよう水で希釈し、比較のための処理剤液(A4)を得
た。
【0031】試験布作成例 実施例1〜3および比較例1で得られた処理剤液(A
1)〜(A4)およびブランクとして水のみを使用し、
以下の方法で試験布を作成した。試験用の未染色ウール
モスリン(寸法25cm×25cm)を処理剤液に浸漬
し、マングルで絞り率100%となるよう調整した。こ
の浸漬布を130℃で3分間予備乾燥し、さらに150
℃で1分間熱処理を施し処理布を作成した。
【0032】性能試験例1(処理布の曲げ剛性試験) 上記作成例で得られた各処理布を20cm×20cmに
裁断し、温度25℃、湿度50%の条件で3時間放置し
た後、KES純折り曲げ試験機で処理布の曲げ剛性を測
定した。その結果を表1に示した。
【0033】
【表1】
【0034】性能試験例2(処理布の洗剤洗濯後の面積
収縮率測定例) 上記作成例で得られた各処理布を20cm×20cmに
裁断し、以下条件で洗濯し、20回、40回および60
回洗濯後の面積収縮率を測定した。その結果を表2に示
した。なお、洗濯条件はJISL−0217−1976
の103法に準じて家庭洗濯機にて家庭用洗剤2g/
L、浴比1/30、40℃の温水で5分間洗濯、2分間
すすぎ、脱水後60℃水平乾燥を1回として繰り返し洗
濯を実施した。
【0035】
【表2】
【0036】表1から実施例1〜3の本発明の処理剤
(A1〜A3)は、比較例1の処理剤(A4)に比べ柔
らかい風合いを与えることが判る。また、表2から本発
明の処理剤処理剤は洗濯後も優れた防縮性を与えること
が判る。
【0037】
【発明の効果】本発明の繊維処理剤は、織物などの繊維
製品に柔軟な風合いと優れた防縮性を与えることができ
る。上記効果を奏することから本発明の繊維処理剤は、
羊毛、木綿、絹等の天然繊維、レーヨン、アセテート等
の再生繊維、ポリエステル、ポリアミド、ポリアクリル
ニトリル等の合成繊維等の編物、織物、不織布などの繊
維製品の仕上げ剤として有用である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機ポリイソシアネート(a1)と、水
    酸基当量が400〜2000の高分子ポリオール(a
    2)および必要により活性水素基含有低分子多官能化合
    物(a3)とから誘導されるイソシアネート基末端ウレ
    タンプレポリマー(a)の重亜硫酸塩(b)によるブロ
    ック体(A)および乳化剤(B)を必須成分とする水性
    分散体からなり、該ウレタンプレポリマー(a)のHL
    Bが2〜6.5であることを特徴とする繊維処理剤。
  2. 【請求項2】 (a2)がポリポリオキシプロピレンお
    よび/またはポリオキシブチレンポリオール、ポリエス
    テルポリオールおよびポリオレフィンポリオールから選
    ばれる少なくとも1種である請求項1記載の繊維処理
    剤。
  3. 【請求項3】 (a2)の平均官能基数が2.3〜3で
    ある請求項1または2記載の繊維処理剤。
  4. 【請求項4】 (a)を構成する(a1)/[(a2)
    +(a3)]の当量比が(1.3〜2)/1である請求
    項1〜3のいずれか記載の繊維処理剤。
  5. 【請求項5】 (B)が平均HLB11〜16の非イオ
    ン性乳化剤である請求項1〜4のいずれか記載の繊維処
    理剤。
  6. 【請求項6】 (B)の量が(A)の重量に基づいて1
    〜10重量%である請求項1〜5のいずれか記載の繊維
    処理剤。
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