JP2000266247A - フッ素樹脂管 - Google Patents

フッ素樹脂管

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JP2000266247A
JP2000266247A JP11075510A JP7551099A JP2000266247A JP 2000266247 A JP2000266247 A JP 2000266247A JP 11075510 A JP11075510 A JP 11075510A JP 7551099 A JP7551099 A JP 7551099A JP 2000266247 A JP2000266247 A JP 2000266247A
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JP
Japan
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tube
fluororesin
conductive
longitudinal direction
range
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Application number
JP11075510A
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English (en)
Inventor
Susumu Kawato
進 川戸
Hideo Shibahara
秀夫 柴原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toho Kasei Co Ltd
Original Assignee
Toho Kasei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フッ素樹脂からなる透明部分と導電性物質を
含有するフッ素樹脂組成物からなる導電部分とからなる
管であって、導電部分が管内で管の長手方向に縦縞形状
を形成して加熱機能を有し、かつ管の内外面が透明部分
であるフッ素樹脂管とすることにより、帯電防止性に優
れ、液体、固体、気体等全ての通過物を傷つけたり汚染
することなく容易に通し、かつ通過物を通過中に加熱す
ることができるフッ素樹脂管を提供する。 【解決手段】 PTFEからなる透明部分と、カーボン
ブラック20〜25重量%を含有するPTFE組成物か
らなる導電部分とからなり、導電部分が管内で管の長手
方向に縦縞形状を形成し、かつ管の内外面が透明部分で
あるフッ素樹脂管とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐熱性、耐薬品
性、耐汚染性、非粘着性、帯電防止性に優れ、加熱機能
を有するフッ素樹脂性管に関する。
【0002】
【従来の技術】フッ素樹脂は、耐熱性、耐薬品性、非粘
着性等に優れるため、フッ素樹脂管として各種工業分野
において幅広く使用されている。しかしながら、ポリテ
トラフルオロエチレンやパーフルオロアルコキシエチレ
ン重合体等のフッ素樹脂は体積抵抗率が1018Ω・cm
以上と絶縁性が高く容易に帯電するため、管中での粉体
のつまりや、可燃性流体の発火等の安全性の面で問題が
ある。
【0003】そこで、実開平1−96593号公報にお
いて導電性物質を部分的に含有させたポリテトラフルオ
ロエチレン管が提案されているが、導電性物質を含む部
分が管の内外に存在するため、用途によっては電気が通
電して危険であったり、管の中を通過する通過物を汚染
することがあるという問題点を有していた。
【0004】さらに、実開平3−49490号公報にお
いても熱溶融性フッ素樹脂管の内部に導電性充填材を混
入させた塗装用管体が提案されているが、帯電防止効果
はあるものの加熱機能が劣り、カーボン含有量に問題点
を有していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、帯電防止性
に優れ、液体、固体、気体等全ての通過物を傷つけたり
汚染することなく容易に通し、かつ通過物を通過中に加
熱することができるフッ素樹脂管を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明のフッ素樹脂管は、フッ素樹脂からなる透明
部分と導電性物質を含有するフッ素樹脂組成物からなる
導電部分とからなる管であって、導電部分が管内で管の
長手方向に縦縞形状を形成して加熱機能を有し、かつ管
の内外面が透明部分であることを特徴とする。
【0007】また、本発明のフッ素樹脂管において、透
明部分が管内で管の長手方向に対称に位置し、管の内部
状態および通過物を観察できる構造であることが好まし
い。
【0008】また、本発明のフッ素樹脂管において、管
の長手方向に垂直な断面において導電部分の断面積が3
0〜90%の範囲が好ましい。
【0009】また、本発明のフッ素樹脂管において、導
電性物質の含有割合は導電部分中5〜30重量%の範囲
が好ましく、20〜25重量%の範囲が特に好ましい。
【0010】また、本発明のフッ素樹脂管において、フ
ッ素樹脂としてはポリテトラフルオロエチレンまたはパ
ーフルオロアルコキシエチレン重合体が好ましい。
【0011】さらに、本発明のフッ素樹脂管において、
導電性物質としてはカーボンブラック、カーボン繊維、
グラファイト、コークスおよび金属微粉末からなる群よ
り選ばれる1種以上が好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明のフッ素樹脂管は、フッ素
樹脂からなる透明部分と導電性物質を含有するフッ素樹
脂組成物からなる導電部分とからなる。
【0013】フッ素樹脂としては、ポリテトラフルオロ
エチレン(PTFE)、ポリトリフルオロクロロエチレ
ン、パーフルオロアルコキシエチレン重合体(PF
A)、テトラフルオロエチレンとパーフルオロアルキル
ビニルエーテルとの共重合体、テトラフルオロエチレン
とヘキサフルオロプロピレンとの共重合体、テトラフル
オロエチレンとフルオロアルキルビニルエーテルとヘキ
サフルオロプロピレンとの三元共重合体等が挙げられ
る。これらの中でも耐熱性や耐薬品性等が優れる点でP
TFEまたはPFAが特に好ましい。
【0014】導電性物質としては、カーボンブラック、
カーボン繊維、グラファイト、コークスおよび金属微粉
末からなる群より選ばれる1種以上が挙げられる。金属
微粉末としては、窒化硼素、銅、銀等が挙げられる。
【0015】導電性物質の含有割合は導電部分中5〜3
0重量%の範囲が好ましく、10〜30重量%の範囲が
さらに好ましく、20〜25重量%の範囲が特に好まし
い。導電性物質の含有割合が5重量%未満の場合は通過
物が通過する際の加熱機能が不充分となり、一方、30
重量%を超えると成形性が悪くなる。このような条件を
最も効果的に満たす範囲は20〜25重量%の範囲であ
るが、成形性などは用いる導電性物質の比重の違いによ
り上記範囲をずれても改善することは可能である。
【0016】導電部分の含有割合は、管の長手方向に垂
直な断面において導電部分の断面積が30〜90%の範
囲が好ましく、50〜67%の範囲が特に好ましい。導
電部分がこの範囲にあると、加熱機能などの導電部分の
機能と透明部分の機能とがバランス良く発揮される。
【0017】導電部分の体積固体抵抗は、管全体の帯電
防止効果の点で108Ω・cm以下であることが好まし
い。
【0018】さらに、本発明のフッ素樹脂管は、導電部
分が管内で管の長手方向に縦縞形状を形成し、かつ管の
内外面が透明部分であるという構造を有する。
【0019】そのような構造は、さらに、透明部分が管
内で管の長手方向に対称に位置し、管の内部状態および
通過物を観察できる構造であることが好ましく、例え
ば、導電部分が管内で管の長手方向に2本の縦縞形状を
形成し、かつ図1に示すように、長手方向に垂直な断面
形状は導電部分が管の中心で対称に向かい合う扇形の形
状である構造が挙げられる。
【0020】具体的には管の外径は3〜40mmの範囲
が好ましく、3〜30mmの範囲が特に好ましい。管の
内径は1.0〜38mmの範囲が好ましく、1.4〜2
8mmの範囲が特に好ましい。また、管の内面から導電
部分までの距離(図1におけるa)は0.01〜1.0
mmの範囲が好ましく、成形性、帯電防止機能および加
熱機能のバランスの点から0.05〜0.5mmの範囲
が特に好ましい。管の外面から導電部分までの距離(図
1におけるb)は0.01〜1.0mmの範囲が好まし
く、0.1〜0.5mmの範囲が特に好ましい。
【0021】断面形状をこのような形状にすることによ
り、フッ素樹脂管の安定性や加熱機能の点で優れた効果
を発揮する。
【0022】管の長手方向に垂直な断面において透明部
分の占有面積は全体の10%以上であれば、外部からの
目視が良好であり好ましい。
【0023】本発明のフッ素樹脂管は、管の長手方向に
縦縞形状であることによって、管の内部状態および通過
物が管の外部から目視で確認することが可能であり、ま
た、管の内外面が透明部分であることによって、管内の
通過物が導電性物質によって汚染したり、管が傷つけら
れたりすることがない。
【0024】本発明のフッ素樹脂の製造方法としては、
特に限定されないが、例えば、フッ素樹脂としてPTF
Eを用いる場合は、以下のような方法で製造することが
できる。
【0025】まず、透明部分の材料としてPTFEと成
形助剤(ソルベントナフサ、ホワイトオイル等の有機溶
媒)との配合物、導電部分の材料としてカーボンブラッ
クを含むPTFE組成物と成形助剤との配合物を用意
し、プランジャー式押出成形で形状が図1のような構造
となるように5〜20kgf/cm2で予備成形を行
う。尚、図1のような断面形状とするために、例えばあ
らかじめ導電部分を2個成形しておき、それを予備成形
機に入れた後、透明部分の組成物を混入することにより
製造することができる。
【0026】次に、この予備成型品をペーストチューブ
押出成形によって押出成形し、温度100〜250℃の
乾燥ゾーンおよび温度370〜390℃の焼成ゾーンを
通過して焼成成形品が製造される。
【0027】その他、フッ素樹脂としてPFAを用いる
場合は溶融押出成形によって製造することができる。
【0028】
【実施例】以下に実施例を用いて本発明をさらに具体的
に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されな
い。
【0029】実施例1 透明部分としてPTFE(ダイキン工業(株)製、ポリ
フロンファインパウダーF−302)1000gとソル
ベントナフサ(エクソン社製、アイソパーE)230g
との配合物を、導電部分としてカーボンブラック25重
量%を含有するPTFE組成物(ダイキン工業(株)
製、ポリフロンファインパウダーFPG5050E)6
00gとソルベントナフサ240gとの配合物を用い、
プランジャー式押出成形(300kgf/cm2)、ペ
ーストチューブ押出成形(乾燥温度200℃、焼成温度
390℃)により、図1に示す断面形状を持つフッ素樹
脂管を製造した。フッ素樹脂管の外径は3.8mm、内
径は1.5mm、管の内面から導電部分までの距離(図
1のa)は0.1mm、管の外面から導電部分までの距
離(図1のb)は0.26mmであった。また、導電部
分の体積固体抵抗は、120Ω・cmであった。同様の
方法で導電部分のカーボンブラック含有量7重量%およ
び11.4重量%のフッ素樹脂管についても製造を行っ
た。
【0030】このフッ素樹脂管の帯電防止性を評価する
ために、以下の実験を行った。
【0031】フッ素樹脂管10cmを除電ブロー(キー
エンス(株)製、SJ−F020型)で帯電量を調節
後、布で5回外部を摩擦して帯電させ、帯電前後の帯電
位を被写体から1cmの距離で静電気測定装置(シムコ
ジャパン(株)製、シムコSS−2型)により測定し
た。結果を表1に示す。尚、比較品1としてPTFE
(ダイキン工業(株)製、ポリフロンファインパウダー
F−302)のみからなるフッ素樹脂管(外径3.8m
m、内径1.5mm)と、比較品2としてPFA(ダイ
キン工業(株)製、PFA−231SH)のみからなる
フッ素樹脂管(外径4.0mm、内径2.0mm)を用
いて同様の実験を行った。その結果も併せて表1に示
す。
【0032】
【表1】
【0033】表1の結果より本発明のフッ素樹脂管は帯
電防止性に優れていることがわかる。尚、長期的に使用
する場合には、カーボン層を接地してやれば連続的に使
用可能である。
【0034】実施例2 同様の方法を用いて外径26mm、内径24mmのフッ
素樹脂管を作成した。このチューブを切断し内面につい
て同様の方法で帯電位を測定した。また、カーボンブラ
ック含有量の内面から導電部分までの距離を変化させ
た。尚、比較品3としてPTFE(ダイキン工業(株)
製、ポリフロンファインパウダーF−302)のみから
なるフッ素樹脂管(外径26mm、内径24mm)と、
比較品4としてPFA(ダイキン工業(株)製、PFA
−231SH)のみからなるフッ素樹脂管(外径25m
m、内径23mm)を用いて同様の実験を行った。その
結果も併せて表2に示す。
【0035】
【表2】
【0036】表2の結果よりチューブ内面についても帯
電防止効果があり、また透明部分の肉厚(図1のa)が
薄いほど帯電効果があり、カーボンブラック含有量が多
いほど帯電防止効果高かった。
【0037】実施例3 実施例1、2のフッ素樹脂管についてチューブ両端のカ
ーボン層と端子をつなぎ、交流200Vの電圧をかけ、
熱電対をチューブ内部の中央部に差し込み上昇温度を測
定した。その結果を表3に示す。
【0038】
【表3】
【0039】表3の結果より、カーボンブラック含有量
が7重量%でも温度は上昇するが、カーボンブラック含
有量は10重量%以上が望ましい。また、耐熱性樹脂で
あるため熱による寸法変形も少ない。さらに、寸法が大
きくなっても(外径26mm、内径24mm)内部を加
熱することができる。
【0040】
【発明の効果】本発明のフッ素樹脂管は、耐熱性、耐薬
品性、耐汚染性、非粘着性、帯電防止性に優れ、かつ液
体、固体、気体等全ての通過物を傷つけたり汚染するこ
となく容易に通すことができる。さらに、管の外部から
内部を目視によって確認することができ、かつ通過物を
通過中に加熱することも可能である。従って、様々な用
途に使用することができるが、特に優れた加熱機能を有
することから、チューブ内を通過中に加熱する必要の多
い、半導体製造工程中の現像工程、エッチング工程、洗
浄工程や各工程間の搬送用において好ましく使用するこ
とができる。例えば、半導体に用いるフォトレジストや
薬液等の輸送、球状の半導体の輸送、乾燥工程やベーキ
ング工程の用途等に特に好ましく使用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフッ素樹脂管における管の長手方向断
面図である。
【符号の説明】
1 透明部分 2 導電部分

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フッ素樹脂からなる透明部分と導電性物
    質を含有するフッ素樹脂組成物からなる導電部分とから
    なる管であって、導電部分が管内で管の長手方向に縦縞
    形状を形成して加熱機能を有し、かつ管の内外面が透明
    部分であるフッ素樹脂管。
  2. 【請求項2】 透明部分が管内で管の長手方向に対称に
    位置し、管の内部状態および通過物を観察できる構造で
    ある請求項1に記載のフッ素樹脂管。
  3. 【請求項3】 管の長手方向に垂直な断面において導電
    部分の断面積が30〜90%の範囲である請求項1また
    は2に記載のフッ素樹脂管。
  4. 【請求項4】 導電性物質の含有割合が導電部分中5〜
    30重量%の範囲である請求項1〜3のいずれか1項に
    記載のフッ素樹脂管。
  5. 【請求項5】 導電性物質の含有割合が導電部分中20
    〜25重量%の範囲である請求項1〜3のいずれか1項
    に記載のフッ素樹脂管。
  6. 【請求項6】 フッ素樹脂がポリテトラフルオロエチレ
    ンまたはパーフルオロアルコキシエチレン重合体である
    請求項1〜5のいずれか1項に記載のフッ素樹脂管。
  7. 【請求項7】 導電性物質がカーボンブラック、カーボ
    ン繊維、グラファイト、コークスおよび金属微粉末から
    なる群より選ばれる1種以上である請求項1〜6のいず
    れか1項に記載のフッ素樹脂管。
JP11075510A 1999-03-19 1999-03-19 フッ素樹脂管 Pending JP2000266247A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024071094A1 (ja) * 2022-09-29 2024-04-04 日星電気株式会社 帯電防止チューブ

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