JP2000273173A - ポリこはく酸イミド、およびポリアスパラギン酸塩の製造方法 - Google Patents
ポリこはく酸イミド、およびポリアスパラギン酸塩の製造方法Info
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- JP2000273173A JP2000273173A JP8594199A JP8594199A JP2000273173A JP 2000273173 A JP2000273173 A JP 2000273173A JP 8594199 A JP8594199 A JP 8594199A JP 8594199 A JP8594199 A JP 8594199A JP 2000273173 A JP2000273173 A JP 2000273173A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ポリこはく酸イミド、およびポリアスパラギン
酸塩を、簡便、かつ工業的に適した方法で提供する。 【解決手段】 アスパラギン酸、マレアミド酸、マレイ
ミド、および無水マレイン酸とアンモニアの反応物から
なる群より選ばれた1種を触媒と共に加熱する際、ポリ
こはく酸イミドを混合せしめるポリこはく酸イミドの製
造方法、およびポリアスパラギン酸塩の製造方法に関す
る。
酸塩を、簡便、かつ工業的に適した方法で提供する。 【解決手段】 アスパラギン酸、マレアミド酸、マレイ
ミド、および無水マレイン酸とアンモニアの反応物から
なる群より選ばれた1種を触媒と共に加熱する際、ポリ
こはく酸イミドを混合せしめるポリこはく酸イミドの製
造方法、およびポリアスパラギン酸塩の製造方法に関す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はポリこはく酸イミ
ド、およびポリアスパラギン酸塩の製造方法に関する。
本発明の方法で得られるポリこはく酸イミドおよびポリ
アスパラギン酸塩は、高吸水性樹脂の前駆体として有用
であり、キレート剤、スケール防止剤、腐食防止剤、洗
剤用ビルダー、分散剤、保湿剤、肥料用添加剤などとし
て利用可能である。
ド、およびポリアスパラギン酸塩の製造方法に関する。
本発明の方法で得られるポリこはく酸イミドおよびポリ
アスパラギン酸塩は、高吸水性樹脂の前駆体として有用
であり、キレート剤、スケール防止剤、腐食防止剤、洗
剤用ビルダー、分散剤、保湿剤、肥料用添加剤などとし
て利用可能である。
【0002】
【従来の技術】ポリアスパラギン酸塩は熱重合により製
造可能なことから、工業的に比較的安価に製造すること
が可能なポリアミノ酸として知られている。
造可能なことから、工業的に比較的安価に製造すること
が可能なポリアミノ酸として知られている。
【0003】また従来から高吸水性樹脂としてポリアク
リル酸が使用されてきたが、ポリアスパラギン酸は吸水
性を有しかつ生分解性を有するので、環境に適合する生
分解性の水溶性ポリマーとして、ポリアクリル酸の代替
が期待されている。
リル酸が使用されてきたが、ポリアスパラギン酸は吸水
性を有しかつ生分解性を有するので、環境に適合する生
分解性の水溶性ポリマーとして、ポリアクリル酸の代替
が期待されている。
【0004】ポリこはく酸イミド、およびポリアスパラ
ギン酸塩を製造する方法はアスパラギン酸を原料とする
方法と、マレアミド酸、マレイミド、および無水マレイ
ン酸とアンモニアなどを原料とする2通りの方法に大別
される。
ギン酸塩を製造する方法はアスパラギン酸を原料とする
方法と、マレアミド酸、マレイミド、および無水マレイ
ン酸とアンモニアなどを原料とする2通りの方法に大別
される。
【0005】アスパラギン酸を原料とする方法として
は、1)アスパラギン酸を原料として200℃で2〜3
時間加熱縮合させる方法が提案されている(J.Ame
r.Chem.Soc.,80,3361(195
8))。また、2)特公昭48−20638号公報に
は、85%燐酸を触媒としてロータリーエバポレーター
を用いて薄膜状で反応を行うことにより高分子量無水ポ
リ酸性アミノ酸を得る方法が、3)特開平10−725
24公報には触媒としてのプロトン酸の存在下、有機溶
媒中、懸濁状態又は塊状状態で反応する高分子量無水ポ
リこはく酸イミドの製造方法が開示されている。さらに
4)米国特許第5142062号公報には、燐酸などを
触媒として減圧下でアスパラギン酸を加熱縮合した後、
これを粉砕して更に重合させることによる高分子量のポ
リこはく酸イミドの製造方法が開示されている。
は、1)アスパラギン酸を原料として200℃で2〜3
時間加熱縮合させる方法が提案されている(J.Ame
r.Chem.Soc.,80,3361(195
8))。また、2)特公昭48−20638号公報に
は、85%燐酸を触媒としてロータリーエバポレーター
を用いて薄膜状で反応を行うことにより高分子量無水ポ
リ酸性アミノ酸を得る方法が、3)特開平10−725
24公報には触媒としてのプロトン酸の存在下、有機溶
媒中、懸濁状態又は塊状状態で反応する高分子量無水ポ
リこはく酸イミドの製造方法が開示されている。さらに
4)米国特許第5142062号公報には、燐酸などを
触媒として減圧下でアスパラギン酸を加熱縮合した後、
これを粉砕して更に重合させることによる高分子量のポ
リこはく酸イミドの製造方法が開示されている。
【0006】マレアミド酸、マレイミド、マレイン酸ア
ンモニウム、および無水マレイン酸とアンモニアなどを
原料とする製造方法としては、5)マレイミドを出発物
とするポリこはく酸イミドの製造方法が古くから知られ
ている(特公昭44−9394号公報)。6)無水マレ
イン酸とアンモニアを出発物とする製造方法としては米
国特許第4839461号公報を始めとして多くの方法
が開示されている。7)さらに得られたポリこはく酸イ
ミドの高分子量化を目的として、マレイン酸無水物とア
ンモニアとの反応生成物とポリこはく酸イミドを混合し
反応させる方法が知られている(特表平8−50159
3号公報)。
ンモニウム、および無水マレイン酸とアンモニアなどを
原料とする製造方法としては、5)マレイミドを出発物
とするポリこはく酸イミドの製造方法が古くから知られ
ている(特公昭44−9394号公報)。6)無水マレ
イン酸とアンモニアを出発物とする製造方法としては米
国特許第4839461号公報を始めとして多くの方法
が開示されている。7)さらに得られたポリこはく酸イ
ミドの高分子量化を目的として、マレイン酸無水物とア
ンモニアとの反応生成物とポリこはく酸イミドを混合し
反応させる方法が知られている(特表平8−50159
3号公報)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
1)の方法により得られるポリアスパラギン酸の分子量
は約10,000であり、また、反応時間が2〜3時間
と短時間のため、特にスケールアップをした場合におい
て未反応のモノマーが残存する欠点がある。また、上記
2)の方法、上記3)の方法、および上記4)の方法で
は高分子量のポリこはく酸イミドが得られるものの、溶
剤を必須とするため、安価に製造することが困難であっ
たり、スケールアップが困難であったり、またスケール
アップができても反応に長時間を要するなど工業的に不
利である。また上記5)はモノマーとして入手困難なマ
レイミドをモノマーとして使用する方法が開示されてい
るのみであり、上記6)は得られるポリこはく酸イミド
の分子量は約1,000〜5,000である。また上記
7)の方法は、有効な触媒を用いていないため、高分子
量のポリこはく酸イミドは得られない。
1)の方法により得られるポリアスパラギン酸の分子量
は約10,000であり、また、反応時間が2〜3時間
と短時間のため、特にスケールアップをした場合におい
て未反応のモノマーが残存する欠点がある。また、上記
2)の方法、上記3)の方法、および上記4)の方法で
は高分子量のポリこはく酸イミドが得られるものの、溶
剤を必須とするため、安価に製造することが困難であっ
たり、スケールアップが困難であったり、またスケール
アップができても反応に長時間を要するなど工業的に不
利である。また上記5)はモノマーとして入手困難なマ
レイミドをモノマーとして使用する方法が開示されてい
るのみであり、上記6)は得られるポリこはく酸イミド
の分子量は約1,000〜5,000である。また上記
7)の方法は、有効な触媒を用いていないため、高分子
量のポリこはく酸イミドは得られない。
【0008】このように、従来技術においては、高分子
量ポリこはく酸イミドを、工業的に、かつ効率的な方法
に基づいて得られないのが現状である。
量ポリこはく酸イミドを、工業的に、かつ効率的な方法
に基づいて得られないのが現状である。
【0009】本発明は高分子量のポリこはく酸イミドを
工業的かつ効率的に得る方法を提供することを目的とす
るものである。
工業的かつ効率的に得る方法を提供することを目的とす
るものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは、
上述したような従来技術における種々の欠点の存在に鑑
み、鋭意検討を重ねた結果、原料を加熱反応させる際
に、ポリこはく酸イミドを添加して反応させると、短時
間で、かつ高分子量の無水ポリ酸性アミノ酸の製造が可
能になることを見出すに及んで本発明を完成するに至っ
た。すなわち[I]本発明は、アスパラギン酸、マレア
ミド酸、マレイミドからなる群より選ばれる1種以上と
ポリこはく酸イミドとを加熱し反応せしめることを特徴
とするポリこはく酸イミドの製造方法を提供するもので
あり、[II]本発明は、アスパラギン酸、マレアミド
酸、マレイミドからなる群より選ばれる1種以上とポリ
こはく酸イミドとを加熱し反応せしめた後、得られるポ
リこはく酸イミドを加水分解することを特徴とするポリ
アスパラギン酸塩の製造方法を提供するものであり、ま
た[III]本発明は、触媒の存在下、アスパラギン酸、
マレアミド酸、マレイミド及び無水マレイン酸とアンモ
ニアとの反応物からなる群より選ばれる1種以上とポリ
こはく酸イミドとを加熱し反応せしめることを特徴とす
るポリこはく酸イミドの製造方法を提供するものであ
り、[IV]本発明は、触媒が、酸触媒又は塩基性触媒で
ある上記[III]記載のポリこはく酸イミドの製造方法
を提供するものであり、さらに[V]本発明は、触媒の
存在下、アスパラギン酸、マレアミド酸、マレイミド及
び無水マレイン酸とアンモニアとの反応物からなる群よ
り選ばれる1種以上とポリこはく酸イミドとを加熱し反
応せしめた後、得られるポリこはく酸イミドを加水分解
することを特徴とするポリアスパラギン酸塩の製造方法
を提供するものである。
上述したような従来技術における種々の欠点の存在に鑑
み、鋭意検討を重ねた結果、原料を加熱反応させる際
に、ポリこはく酸イミドを添加して反応させると、短時
間で、かつ高分子量の無水ポリ酸性アミノ酸の製造が可
能になることを見出すに及んで本発明を完成するに至っ
た。すなわち[I]本発明は、アスパラギン酸、マレア
ミド酸、マレイミドからなる群より選ばれる1種以上と
ポリこはく酸イミドとを加熱し反応せしめることを特徴
とするポリこはく酸イミドの製造方法を提供するもので
あり、[II]本発明は、アスパラギン酸、マレアミド
酸、マレイミドからなる群より選ばれる1種以上とポリ
こはく酸イミドとを加熱し反応せしめた後、得られるポ
リこはく酸イミドを加水分解することを特徴とするポリ
アスパラギン酸塩の製造方法を提供するものであり、ま
た[III]本発明は、触媒の存在下、アスパラギン酸、
マレアミド酸、マレイミド及び無水マレイン酸とアンモ
ニアとの反応物からなる群より選ばれる1種以上とポリ
こはく酸イミドとを加熱し反応せしめることを特徴とす
るポリこはく酸イミドの製造方法を提供するものであ
り、[IV]本発明は、触媒が、酸触媒又は塩基性触媒で
ある上記[III]記載のポリこはく酸イミドの製造方法
を提供するものであり、さらに[V]本発明は、触媒の
存在下、アスパラギン酸、マレアミド酸、マレイミド及
び無水マレイン酸とアンモニアとの反応物からなる群よ
り選ばれる1種以上とポリこはく酸イミドとを加熱し反
応せしめた後、得られるポリこはく酸イミドを加水分解
することを特徴とするポリアスパラギン酸塩の製造方法
を提供するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明で使用する原料である単量
体は、触媒を使用しない場合は、アスパラギン酸、マレ
アミド酸、マレイミドから選ばれる1種以上であり、触
媒を使用する場合は、アスパラギン酸、マレアミド酸、
マレイミドおよび無水マレイン酸とアンモニアとの反応
物から選ばれる1種以上である。
体は、触媒を使用しない場合は、アスパラギン酸、マレ
アミド酸、マレイミドから選ばれる1種以上であり、触
媒を使用する場合は、アスパラギン酸、マレアミド酸、
マレイミドおよび無水マレイン酸とアンモニアとの反応
物から選ばれる1種以上である。
【0012】触媒を使用しなくとも、高分子量化したポ
リこはく酸イミドが得られるが、触媒を使用することに
より、反応温度を低げることが可能になるとともに、反
応時間を更に短縮することが可能になり、工業的に有利
な製造方法となるばかりか、得られるポリこはく酸イミ
ドの着色を抑えることができる。
リこはく酸イミドが得られるが、触媒を使用することに
より、反応温度を低げることが可能になるとともに、反
応時間を更に短縮することが可能になり、工業的に有利
な製造方法となるばかりか、得られるポリこはく酸イミ
ドの着色を抑えることができる。
【0013】本発明のアスパラギン酸は、D体でもL体
でもそれらの混合物でもよい。また、アスパラギン酸の
金属塩であっても良い。これらの中、L−アスパラギン
酸が好ましい。アスパラギン酸と塩を形成するアルカリ
金属としては特に限定はなく、すべてのアルカリ金属を
使用することができる。金属としてはこれらの中リチウ
ム、ナトリウムまたはカリウムが好ましい。
でもそれらの混合物でもよい。また、アスパラギン酸の
金属塩であっても良い。これらの中、L−アスパラギン
酸が好ましい。アスパラギン酸と塩を形成するアルカリ
金属としては特に限定はなく、すべてのアルカリ金属を
使用することができる。金属としてはこれらの中リチウ
ム、ナトリウムまたはカリウムが好ましい。
【0014】本発明のマレアミド酸(左)、マレイミド
(右)はおのおの下記構造を有する。
(右)はおのおの下記構造を有する。
【0015】
【化1】
【0016】無水マレイン酸とアンモニアとの反応物は
無水マレイン酸とアンモニアガス、アンモニウム水溶
液、およびアンモニウム塩との反応物いずれであっても
良い。本発明で使用する触媒の種類は特に限定されない
が、酸触媒又は塩基性触媒が好ましい。いずれの触媒を
使用するかは、用いる単量体により適宜選択される。ア
スパラギン酸を単量体として使用する場合は、燐酸、硫
酸、p−トルエンスルホン酸、トリフルオロメタンスル
ホン酸等のプロトン酸、周期表II、III、IV、V族の金
属、あるいはその塩が挙げられる。これらの金属あるい
はその塩としては、例えば亜鉛末、錫末、アルミニウ
ム、マグネシウム等の金属、または酸化亜鉛、酸化錫、
酸化マグネシウム、酸化チタン等の金属酸化物、または
塩化錫、塩化マグネシウム、塩化アルミニウム等の金属
ハロゲン化物、炭酸亜鉛、炭酸マグネシウム等の金属炭
酸塩、オクタン酸錫、酢酸錫、酢酸亜鉛等の有機カルボ
ン酸塩、硫酸亜鉛、硫酸アルミニウム等の硫酸塩、トリ
フルオロメタンスルホン酸亜鉛、メタンスルホン酸錫、
p−トルエンスルホン酸亜鉛等の有機スルホン酸塩が挙
げられる。その他、ジブチリチンオキサイド等の上記金
属の金属有機酸化物、または、チタニウムイソプロポオ
キサイド等の上記金属の金属アルコキシド、またはダウ
エックス、アンバーライト等のイオン交換樹脂が挙げら
れる。これらのうち燐酸、硫酸、p−トルエンスルホン
酸、トリフルオロメタンスルホン酸等のプロトン酸が触
媒として好ましく、特に燐酸がより好ましい。
無水マレイン酸とアンモニアガス、アンモニウム水溶
液、およびアンモニウム塩との反応物いずれであっても
良い。本発明で使用する触媒の種類は特に限定されない
が、酸触媒又は塩基性触媒が好ましい。いずれの触媒を
使用するかは、用いる単量体により適宜選択される。ア
スパラギン酸を単量体として使用する場合は、燐酸、硫
酸、p−トルエンスルホン酸、トリフルオロメタンスル
ホン酸等のプロトン酸、周期表II、III、IV、V族の金
属、あるいはその塩が挙げられる。これらの金属あるい
はその塩としては、例えば亜鉛末、錫末、アルミニウ
ム、マグネシウム等の金属、または酸化亜鉛、酸化錫、
酸化マグネシウム、酸化チタン等の金属酸化物、または
塩化錫、塩化マグネシウム、塩化アルミニウム等の金属
ハロゲン化物、炭酸亜鉛、炭酸マグネシウム等の金属炭
酸塩、オクタン酸錫、酢酸錫、酢酸亜鉛等の有機カルボ
ン酸塩、硫酸亜鉛、硫酸アルミニウム等の硫酸塩、トリ
フルオロメタンスルホン酸亜鉛、メタンスルホン酸錫、
p−トルエンスルホン酸亜鉛等の有機スルホン酸塩が挙
げられる。その他、ジブチリチンオキサイド等の上記金
属の金属有機酸化物、または、チタニウムイソプロポオ
キサイド等の上記金属の金属アルコキシド、またはダウ
エックス、アンバーライト等のイオン交換樹脂が挙げら
れる。これらのうち燐酸、硫酸、p−トルエンスルホン
酸、トリフルオロメタンスルホン酸等のプロトン酸が触
媒として好ましく、特に燐酸がより好ましい。
【0017】マレアミド酸、マレイミド又は無水マレイ
ン酸とアンモニアの反応物を単量体として使用する場合
は塩基性触媒を用いることが好ましい。塩基性触媒とし
ては、例えばカリウム、ナトリウム、およびリチウムな
どのアルカリ金属;およびこれら金属のフェノール塩、
アルコラート、マレイミド、フタールイミドなどのイミ
ド塩、ブチルリチウム、フェニルリチウム、トリエチル
アミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルアミン、テ
トラエチルアンモニウムハイドロオキサイド、トリメチ
ルセチルアンモニウムハイドロオキサイド等の第2、
3、4級アミン化合物、その他水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム、水酸化リチウム、水酸化マグネシウム、な
どの強アルカリ等が挙げられる。
ン酸とアンモニアの反応物を単量体として使用する場合
は塩基性触媒を用いることが好ましい。塩基性触媒とし
ては、例えばカリウム、ナトリウム、およびリチウムな
どのアルカリ金属;およびこれら金属のフェノール塩、
アルコラート、マレイミド、フタールイミドなどのイミ
ド塩、ブチルリチウム、フェニルリチウム、トリエチル
アミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルアミン、テ
トラエチルアンモニウムハイドロオキサイド、トリメチ
ルセチルアンモニウムハイドロオキサイド等の第2、
3、4級アミン化合物、その他水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム、水酸化リチウム、水酸化マグネシウム、な
どの強アルカリ等が挙げられる。
【0018】反応は無溶媒でも進行するが、有機溶媒を
用いることができる。溶媒を用いることにより単量体が
分散、または溶解するため反応がスムーズに進行し、時
間短縮や無水ポリ酸性アミノ酸のさらなる高分子量化が
期待される。
用いることができる。溶媒を用いることにより単量体が
分散、または溶解するため反応がスムーズに進行し、時
間短縮や無水ポリ酸性アミノ酸のさらなる高分子量化が
期待される。
【0019】有機溶媒としては、十分高い沸点を有する
ものであれば特に制限されず、これらを例示すると、メ
シチレン、ナフタレン、テトラリン、ジエチルベンゼ
ン、ペンチルベンゼン、ドデシルベンゼン等の芳香族炭
化水素、ジクロロベンゼン、トリクロロベンゼン等の芳
香族ハロゲン化炭化水素、フェネトール、ブチルフェニ
ルエーテル、ジフェニルエーテル、4,4‘−ジメチル
ジフェニルエーテル、3,3’−ジメチルジフェニルエ
ーテル、3−メチルジフェニルエーテル、4,4‘−ジ
ブロモジフェニルエーテル、4,4‘−ジクロロジフェ
ニルエーテル、4−メトキシジフェニルエーテル、4−
メチル−4’−メトキシジフェニルエーテル、ジベンゾ
フラン、キサンテン、ジメトキシベンゼン等の芳香族エ
ーテル類、ニトロベンゼン等の芳香族ニトロ化合物が挙
げられる。これら有機溶剤は単独で用いることができる
が、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N
−メチルピロリドン、N,N‘−ジメチルイミダゾリノ
ン、ジメチルスルホキシド、スルホラン等の非プロトン
性極性有機溶媒から選ばれた少なくとも1つの有機溶媒
との混合溶媒であることが上記の効果を発揮させるのに
好ましい。
ものであれば特に制限されず、これらを例示すると、メ
シチレン、ナフタレン、テトラリン、ジエチルベンゼ
ン、ペンチルベンゼン、ドデシルベンゼン等の芳香族炭
化水素、ジクロロベンゼン、トリクロロベンゼン等の芳
香族ハロゲン化炭化水素、フェネトール、ブチルフェニ
ルエーテル、ジフェニルエーテル、4,4‘−ジメチル
ジフェニルエーテル、3,3’−ジメチルジフェニルエ
ーテル、3−メチルジフェニルエーテル、4,4‘−ジ
ブロモジフェニルエーテル、4,4‘−ジクロロジフェ
ニルエーテル、4−メトキシジフェニルエーテル、4−
メチル−4’−メトキシジフェニルエーテル、ジベンゾ
フラン、キサンテン、ジメトキシベンゼン等の芳香族エ
ーテル類、ニトロベンゼン等の芳香族ニトロ化合物が挙
げられる。これら有機溶剤は単独で用いることができる
が、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N
−メチルピロリドン、N,N‘−ジメチルイミダゾリノ
ン、ジメチルスルホキシド、スルホラン等の非プロトン
性極性有機溶媒から選ばれた少なくとも1つの有機溶媒
との混合溶媒であることが上記の効果を発揮させるのに
好ましい。
【0020】芳香族炭化水素、芳香族ハロゲン化水素、
芳香族エーテル類、芳香族ニトロ化合物から選ばれた少
なくとも1種と非プロトン性有機溶媒との混合割合は、
全溶媒における非プロトン性有機溶媒の割合が1〜99
重量%であることが好ましく、さらに好ましくは5〜9
5重量%の範囲である。溶媒の使用量は特に制限されな
いが、通常単量体100重量部に対し1〜5000重量
部、好ましくは3〜2000重量部の割合である。
芳香族エーテル類、芳香族ニトロ化合物から選ばれた少
なくとも1種と非プロトン性有機溶媒との混合割合は、
全溶媒における非プロトン性有機溶媒の割合が1〜99
重量%であることが好ましく、さらに好ましくは5〜9
5重量%の範囲である。溶媒の使用量は特に制限されな
いが、通常単量体100重量部に対し1〜5000重量
部、好ましくは3〜2000重量部の割合である。
【0021】本発明におけるポリこはく酸イミドは上記
単量体を触媒の存在下又は不存在下に反応させる際、ポ
リこはく酸イミドを混合せしめることにより製造するこ
とができ、さらに本発明におけるポリアスパラギン酸塩
は該ポリこはく酸イミドを加水分解することにより製造
することができる。
単量体を触媒の存在下又は不存在下に反応させる際、ポ
リこはく酸イミドを混合せしめることにより製造するこ
とができ、さらに本発明におけるポリアスパラギン酸塩
は該ポリこはく酸イミドを加水分解することにより製造
することができる。
【0022】単量体にポリこはく酸イミドを添加する方
法は、特に限定されるものではなく、例えば固形状のポ
リこはく酸イミドを固体のままで混合する方法、ポリこ
はく酸イミドを溶剤に溶かし溶液状態で混合する方法、
何れの方法も採用することができる。これらのうち、無
溶媒系で反応を行う場合は、固体で混合することが好ま
しく。溶媒を用いる場合は、溶液状態で混合する方法が
好ましい。この場合に用いる溶剤としては、上記に掲げ
る有機溶剤が挙げられるが、これらの中ジメチルホルム
アミド、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリド
ン、N,N‘−ジメチルイミダゾリノン、ジメチルスル
ホキシド、スルホランから選ばれた少なくとも1つの非
プロトン性有機溶剤であることが好ましい。溶剤に溶か
し溶液常態で使用する場合は、溶剤にポリこはく酸イミ
ドを1〜80重量%の濃度になるように溶解し添加する
ことができる。
法は、特に限定されるものではなく、例えば固形状のポ
リこはく酸イミドを固体のままで混合する方法、ポリこ
はく酸イミドを溶剤に溶かし溶液状態で混合する方法、
何れの方法も採用することができる。これらのうち、無
溶媒系で反応を行う場合は、固体で混合することが好ま
しく。溶媒を用いる場合は、溶液状態で混合する方法が
好ましい。この場合に用いる溶剤としては、上記に掲げ
る有機溶剤が挙げられるが、これらの中ジメチルホルム
アミド、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリド
ン、N,N‘−ジメチルイミダゾリノン、ジメチルスル
ホキシド、スルホランから選ばれた少なくとも1つの非
プロトン性有機溶剤であることが好ましい。溶剤に溶か
し溶液常態で使用する場合は、溶剤にポリこはく酸イミ
ドを1〜80重量%の濃度になるように溶解し添加する
ことができる。
【0023】反応温度は触媒を使用しない場合には、1
50℃〜300℃であるが、170℃〜260℃が好ま
しい。触媒を使用する場合は、−30℃〜300℃であ
り、好ましくは室温〜260℃の範囲であり、より好ま
しくは50℃〜200℃の範囲である。
50℃〜300℃であるが、170℃〜260℃が好ま
しい。触媒を使用する場合は、−30℃〜300℃であ
り、好ましくは室温〜260℃の範囲であり、より好ま
しくは50℃〜200℃の範囲である。
【0024】触媒を使用しない場合150℃未満である
か、触媒を使用する場合は−30℃未満であると反応が
進行しない。また温度が300℃を越えると熱分解反応
が起こりやすくなるので、好ましくない。また、得られ
るポリこはく酸イミドの着色を抑えるためにはできるだ
け低い温度で行うことが好ましい。さらに、反応は不活
性ガス雰囲気下で行われることが好ましい。系内の圧力
は特に限定されず減圧、常圧、加圧いずれでも良いが、
具体的には10Pa〜1MPaの範囲であることが好ま
しい。反応時間は1分から100時間、好ましくは1分
から50時間、更に好ましくは1分から20時間であ
る。反応の実質的な終点は、反応中に副生してくる水を
主体とする副生成物が放出されなくなった時点で判断す
ることができる。ポリアスパラギン酸塩は、得られた固
形状のポリこはく酸イミドを加水分解することにより得
ることができる。加水分解反応は、ポリこはく酸イミド
にアルカリ水溶液を滴下するか、ポリこはく酸イミドを
アルカリ水溶液中に加え、0〜100℃、好ましくは2
0〜50℃で、0.5〜24時間反応させることにより
行われる。使用するアルカリ金属化合物、および/また
はアルカリ土類金属化合物としては、制限されないが、
水酸化物または炭酸塩が好ましく、例えばLiOH、N
aOH、KOH、Mg(OH)2 、Ca(OH)2 、Li2
CO3、Na2CO3、K2CO3、MgCO3 、CaCO3が
挙げられる。これらの中通常水酸化ナトリウムもしくは
水酸化カリウムの0.1〜40重量%水溶液を用いる。
加えるアルカリの量はイミド環基1に対し0.2〜2.
0molを用いることが好ましい。
か、触媒を使用する場合は−30℃未満であると反応が
進行しない。また温度が300℃を越えると熱分解反応
が起こりやすくなるので、好ましくない。また、得られ
るポリこはく酸イミドの着色を抑えるためにはできるだ
け低い温度で行うことが好ましい。さらに、反応は不活
性ガス雰囲気下で行われることが好ましい。系内の圧力
は特に限定されず減圧、常圧、加圧いずれでも良いが、
具体的には10Pa〜1MPaの範囲であることが好ま
しい。反応時間は1分から100時間、好ましくは1分
から50時間、更に好ましくは1分から20時間であ
る。反応の実質的な終点は、反応中に副生してくる水を
主体とする副生成物が放出されなくなった時点で判断す
ることができる。ポリアスパラギン酸塩は、得られた固
形状のポリこはく酸イミドを加水分解することにより得
ることができる。加水分解反応は、ポリこはく酸イミド
にアルカリ水溶液を滴下するか、ポリこはく酸イミドを
アルカリ水溶液中に加え、0〜100℃、好ましくは2
0〜50℃で、0.5〜24時間反応させることにより
行われる。使用するアルカリ金属化合物、および/また
はアルカリ土類金属化合物としては、制限されないが、
水酸化物または炭酸塩が好ましく、例えばLiOH、N
aOH、KOH、Mg(OH)2 、Ca(OH)2 、Li2
CO3、Na2CO3、K2CO3、MgCO3 、CaCO3が
挙げられる。これらの中通常水酸化ナトリウムもしくは
水酸化カリウムの0.1〜40重量%水溶液を用いる。
加えるアルカリの量はイミド環基1に対し0.2〜2.
0molを用いることが好ましい。
【0025】本発明で得られたポリアスパラギン酸塩
は、高吸収性樹脂の前駆体として使用することができ、
また工業用途としての洗剤ビルダー、キレート剤、スケ
ール防止剤、分散剤等の工業的分野、及び作物の生長促
進剤、殺虫剤、殺菌剤等の農業分野として使用すること
ができる。
は、高吸収性樹脂の前駆体として使用することができ、
また工業用途としての洗剤ビルダー、キレート剤、スケ
ール防止剤、分散剤等の工業的分野、及び作物の生長促
進剤、殺虫剤、殺菌剤等の農業分野として使用すること
ができる。
【0026】
【実施例】以下実施例によって本発明をより具体的に説
明する。
明する。
【0027】[実施例1]冷却器、温度計、攪拌器および
水分分離器を備えた1Lの金属製セパラブルフラスコに
L−アスパラギン酸25g、および重量平均分子量1.
2万のポリこはく酸イミド12.5g、メシチレン24
g、スルホラン56gを仕込み、浴温240℃、常圧
で、溶媒還流下攪拌しながら3時間反応させた。反応終
了後、得られた反応液を水に滴下し、得られた沈殿物を
減圧ろ過した。メタノールで洗浄し、減圧下80℃で2
時間乾燥し黄白色のポリこはく酸イミド26.3gを得
た。得られたポリこはく酸イミドをGPCで測定した結
果、重量平均分子量は3.2万であった。結果を表1に
示す。
水分分離器を備えた1Lの金属製セパラブルフラスコに
L−アスパラギン酸25g、および重量平均分子量1.
2万のポリこはく酸イミド12.5g、メシチレン24
g、スルホラン56gを仕込み、浴温240℃、常圧
で、溶媒還流下攪拌しながら3時間反応させた。反応終
了後、得られた反応液を水に滴下し、得られた沈殿物を
減圧ろ過した。メタノールで洗浄し、減圧下80℃で2
時間乾燥し黄白色のポリこはく酸イミド26.3gを得
た。得られたポリこはく酸イミドをGPCで測定した結
果、重量平均分子量は3.2万であった。結果を表1に
示す。
【0028】[実施例2]冷却器、温度計、攪拌器および
水分分離器を備えた1Lの金属製セパラブルフラスコに
L−アスパラギン酸25gおよび85%燐酸2.5g、
重量平均分子量1.2万のポリこはく酸イミド12.5
g、メシチレン24g、スルホラン56gを仕込み、浴
温180℃、常圧で、溶媒還流下攪拌しながら3時間反
応させた。反応終了後、得られた反応液を水に滴下し、
得られた沈殿物を減圧ろ過した。メタノールで洗浄し、
減圧下80℃で2時間乾燥し黄白色のポリこはく酸イミ
ド27.2gを得た。得られたポリこはく酸イミドをG
PCで測定した結果、重量平均分子量は7.8万であっ
た。結果を表1に示す。
水分分離器を備えた1Lの金属製セパラブルフラスコに
L−アスパラギン酸25gおよび85%燐酸2.5g、
重量平均分子量1.2万のポリこはく酸イミド12.5
g、メシチレン24g、スルホラン56gを仕込み、浴
温180℃、常圧で、溶媒還流下攪拌しながら3時間反
応させた。反応終了後、得られた反応液を水に滴下し、
得られた沈殿物を減圧ろ過した。メタノールで洗浄し、
減圧下80℃で2時間乾燥し黄白色のポリこはく酸イミ
ド27.2gを得た。得られたポリこはく酸イミドをG
PCで測定した結果、重量平均分子量は7.8万であっ
た。結果を表1に示す。
【0029】[実施例3]実施例2で得られたポリこはく
酸イミド10gを100gのイオン交換水に水酸化ナト
リウム4.2gを溶解した液を添加して室温で3時間攪
拌し加水分解させた。この液にメタノール600mlを
添加し、生成した沈殿物を減圧ろ過後、メタノールで洗
浄し、80℃で2時間減圧乾燥してポリアスパラギン酸
塩7.9gを得た。
酸イミド10gを100gのイオン交換水に水酸化ナト
リウム4.2gを溶解した液を添加して室温で3時間攪
拌し加水分解させた。この液にメタノール600mlを
添加し、生成した沈殿物を減圧ろ過後、メタノールで洗
浄し、80℃で2時間減圧乾燥してポリアスパラギン酸
塩7.9gを得た。
【0030】[実施例4]1Lのナスフラスコにマレイミ
ド25g重量平均分子量1.2万のポリこはく酸イミド
12.5gをハイドロキノン25mgと共に入れ、水酸
化ナトリウム0.25gを添加した。反応温度100℃
で、減圧下3時間反応させた。反応終了後、得られた反
応液をメタノールで数回洗浄し、減圧下80℃で2時間
乾燥し黄白色のポリこはく酸イミド27.3gを得た。
得られたポリこはく酸イミドをGPCで測定した結果、
重量平均分子量は2.6万であった。結果を表1に示
す。
ド25g重量平均分子量1.2万のポリこはく酸イミド
12.5gをハイドロキノン25mgと共に入れ、水酸
化ナトリウム0.25gを添加した。反応温度100℃
で、減圧下3時間反応させた。反応終了後、得られた反
応液をメタノールで数回洗浄し、減圧下80℃で2時間
乾燥し黄白色のポリこはく酸イミド27.3gを得た。
得られたポリこはく酸イミドをGPCで測定した結果、
重量平均分子量は2.6万であった。結果を表1に示
す。
【0031】[実施例5]実施例4で得られたポリこはく
酸イミド10gを100gのイオン交換水に水酸化ナト
リウム4.2gを溶解した液を添加して室温で3時間攪
拌し加水分解させた。この液にメタノール600mlを
添加し、生成した沈殿物を減圧ろ過後、メタノールで洗
浄し、80℃で2時間減圧乾燥してポリアスパラギン酸
塩8.2gを得た。
酸イミド10gを100gのイオン交換水に水酸化ナト
リウム4.2gを溶解した液を添加して室温で3時間攪
拌し加水分解させた。この液にメタノール600mlを
添加し、生成した沈殿物を減圧ろ過後、メタノールで洗
浄し、80℃で2時間減圧乾燥してポリアスパラギン酸
塩8.2gを得た。
【0032】[比較例1]冷却器、温度計、攪拌器および
水分分離器を備えた1Lの金属製セパラブルフラスコに
L−アスパラギン酸25gおよび85%燐酸2.5g、
メシチレン24g、スルホラン56gを仕込み、浴温1
80℃、実施例1と同様の操作により5時間反応させ
た。反応終了後、得られた反応液を水に滴下し、得られ
た沈殿物を減圧ろ過した。メタノールで洗浄し、減圧下
80℃で2時間乾燥し黄白色のポリこはく酸イミド1
6.1gを得た。得られたポリこはく酸イミドをGPC
で測定した結果、重量平均分子量は6万であった。結果
を表1に示す。
水分分離器を備えた1Lの金属製セパラブルフラスコに
L−アスパラギン酸25gおよび85%燐酸2.5g、
メシチレン24g、スルホラン56gを仕込み、浴温1
80℃、実施例1と同様の操作により5時間反応させ
た。反応終了後、得られた反応液を水に滴下し、得られ
た沈殿物を減圧ろ過した。メタノールで洗浄し、減圧下
80℃で2時間乾燥し黄白色のポリこはく酸イミド1
6.1gを得た。得られたポリこはく酸イミドをGPC
で測定した結果、重量平均分子量は6万であった。結果
を表1に示す。
【0033】[比較例2]1Lのナスフラスコにマレイミ
ド25gをハイドロキノン25mgと共に入れ、水酸化
ナトリウム0.25gを添加した。反応温度100℃
で、減圧下3時間反応させた。得られた生成物25gを
水およびメタノールで数回洗浄し、減圧下80℃で2時
間乾燥し黄白色のポリこはく酸イミド23.7gを得
た。得られたポリこはく酸イミドをGPCで測定した結
果、重量平均分子量は2.1万であった。結果を表1に
示す。
ド25gをハイドロキノン25mgと共に入れ、水酸化
ナトリウム0.25gを添加した。反応温度100℃
で、減圧下3時間反応させた。得られた生成物25gを
水およびメタノールで数回洗浄し、減圧下80℃で2時
間乾燥し黄白色のポリこはく酸イミド23.7gを得
た。得られたポリこはく酸イミドをGPCで測定した結
果、重量平均分子量は2.1万であった。結果を表1に
示す。
【0034】[比較例3]温度計、還流するための装置、
攪拌するための装置を装着した、4口フラスコに98g
の無水マレイン酸、および50gの水を入れ、75℃で
30分間加熱し融解させた。フラスコ内の温度を、室温
に戻した後、30%水酸化アンモニウム68gを、発熱
しないようにしながらフラスコ内に滴下した。滴下後、
フラスコ内の温度を80℃に3時間保持し白色物質を得
た。1Lのナスフラスコに得られた白色物質25g、お
よび重量平均分子量1.2万のポリこはく酸12.5g
と混合し、反応温度120℃で、10時間反応させた。
得られた生成物25gを水およびメタノールで数回洗浄
し、減圧下80℃で2時間乾燥し黄白色のポリこはく酸
イミド23.1gを得た。得られたポリこはく酸イミド
をGPCで測定した結果、重量平均分子量は1.8万で
あった。結果を表1に示す。
攪拌するための装置を装着した、4口フラスコに98g
の無水マレイン酸、および50gの水を入れ、75℃で
30分間加熱し融解させた。フラスコ内の温度を、室温
に戻した後、30%水酸化アンモニウム68gを、発熱
しないようにしながらフラスコ内に滴下した。滴下後、
フラスコ内の温度を80℃に3時間保持し白色物質を得
た。1Lのナスフラスコに得られた白色物質25g、お
よび重量平均分子量1.2万のポリこはく酸12.5g
と混合し、反応温度120℃で、10時間反応させた。
得られた生成物25gを水およびメタノールで数回洗浄
し、減圧下80℃で2時間乾燥し黄白色のポリこはく酸
イミド23.1gを得た。得られたポリこはく酸イミド
をGPCで測定した結果、重量平均分子量は1.8万で
あった。結果を表1に示す。
【0035】
【表1】
【0036】
【発明の効果】原料にポリこはく酸イミドを混合し触媒
の存在下又は不存在下に加熱することにより短時間で、
かつ高分子量のポリこはく酸イミドを得ることができ
る。また、該ポリポリこはく酸イミドを加水分解するこ
とにより高分子量のポリアスパラギン酸塩を得ることが
できる。
の存在下又は不存在下に加熱することにより短時間で、
かつ高分子量のポリこはく酸イミドを得ることができ
る。また、該ポリポリこはく酸イミドを加水分解するこ
とにより高分子量のポリアスパラギン酸塩を得ることが
できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 義起 大阪府大阪市淀川区東三国3−2−15− 308 Fターム(参考) 4J001 DA01 DC07 DC11 EA36 EE14D EE16D EE23D EE53A EE55A EE72D FA03 GA13 4J043 PA04 QB06 QB15 TA12 TA21 TA53 TA73 XA14 ZA04 ZB41
Claims (5)
- 【請求項1】 アスパラギン酸、マレアミド酸、マレイ
ミドからなる群より選ばれる1種以上とポリこはく酸イ
ミドとを加熱し反応せしめることを特徴とするポリこは
く酸イミドの製造方法。 - 【請求項2】 アスパラギン酸、マレアミド酸、マレイ
ミドからなる群より選ばれる1種以上とポリこはく酸イ
ミドとを加熱し反応せしめた後、得られるポリこはく酸
イミドを加水分解することを特徴とするポリアスパラギ
ン酸塩の製造方法。 - 【請求項3】 触媒の存在下、アスパラギン酸、マレア
ミド酸、マレイミド及び無水マレイン酸とアンモニアと
の反応物からなる群より選ばれる1種以上とポリこはく
酸イミドとを加熱し反応せしめることを特徴とするポリ
こはく酸イミドの製造方法。 - 【請求項4】 触媒が、酸触媒又は塩基性触媒である請
求項3記載のポリこはく酸イミドの製造方法。 - 【請求項5】 触媒の存在下、アスパラギン酸、マレア
ミド酸、マレイミド及び無水マレイン酸とアンモニアと
の反応物からなる群より選ばれる1種以上とポリこはく
酸イミドとを加熱し反応せしめた後、得られるポリこは
く酸イミドを加水分解することを特徴とするポリアスパ
ラギン酸塩の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8594199A JP2000273173A (ja) | 1999-03-29 | 1999-03-29 | ポリこはく酸イミド、およびポリアスパラギン酸塩の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8594199A JP2000273173A (ja) | 1999-03-29 | 1999-03-29 | ポリこはく酸イミド、およびポリアスパラギン酸塩の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000273173A true JP2000273173A (ja) | 2000-10-03 |
Family
ID=13872800
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8594199A Pending JP2000273173A (ja) | 1999-03-29 | 1999-03-29 | ポリこはく酸イミド、およびポリアスパラギン酸塩の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000273173A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102627766A (zh) * | 2012-04-05 | 2012-08-08 | 石家庄开发区德赛化工有限公司 | 农业用补锌剂聚天冬氨酸锌的制备方法 |
| WO2016091654A1 (de) * | 2014-12-12 | 2016-06-16 | Basf Se | Verfahren zur herstellung von polyasparaginsäure mittels vorkondensat |
| CN114874781A (zh) * | 2022-06-01 | 2022-08-09 | 河北协同化学有限公司 | 缓释型土壤改良剂及其制备方法 |
-
1999
- 1999-03-29 JP JP8594199A patent/JP2000273173A/ja active Pending
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102627766A (zh) * | 2012-04-05 | 2012-08-08 | 石家庄开发区德赛化工有限公司 | 农业用补锌剂聚天冬氨酸锌的制备方法 |
| CN102627766B (zh) * | 2012-04-05 | 2013-07-24 | 石家庄开发区德赛化工有限公司 | 农业用补锌剂聚天冬氨酸锌的制备方法 |
| WO2016091654A1 (de) * | 2014-12-12 | 2016-06-16 | Basf Se | Verfahren zur herstellung von polyasparaginsäure mittels vorkondensat |
| CN107001624A (zh) * | 2014-12-12 | 2017-08-01 | 巴斯夫欧洲公司 | 借助预缩合物制备聚天冬氨酸的方法 |
| US20170321008A1 (en) * | 2014-12-12 | 2017-11-09 | Basf Se | Method for producing polyaspartic acid by means of a precondensate |
| JP2018500418A (ja) * | 2014-12-12 | 2018-01-11 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアBasf Se | 予備縮合物を用いてポリアスパラギン酸を製造する方法 |
| RU2699360C2 (ru) * | 2014-12-12 | 2019-09-05 | Басф Се | Способ получения полиаспарагиновой кислоты посредством преконденсата |
| US10538623B2 (en) | 2014-12-12 | 2020-01-21 | Basf Se | Method for producing polyaspartic acid by means of a precondensate |
| CN107001624B (zh) * | 2014-12-12 | 2020-05-26 | 巴斯夫欧洲公司 | 借助预缩合物制备聚天冬氨酸的方法 |
| CN114874781A (zh) * | 2022-06-01 | 2022-08-09 | 河北协同化学有限公司 | 缓释型土壤改良剂及其制备方法 |
| CN114874781B (zh) * | 2022-06-01 | 2024-05-31 | 河北协同化学有限公司 | 缓释型土壤改良剂及其制备方法 |
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|---|---|---|---|
| RD01 | Notification of change of attorney |
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