JP2000276825A - ライブラリ制御装置 - Google Patents

ライブラリ制御装置

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JP2000276825A
JP2000276825A JP11078865A JP7886599A JP2000276825A JP 2000276825 A JP2000276825 A JP 2000276825A JP 11078865 A JP11078865 A JP 11078865A JP 7886599 A JP7886599 A JP 7886599A JP 2000276825 A JP2000276825 A JP 2000276825A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の動作コマンドによるアクセッサの動作
においてリトライ動作が行われた場合、タイムアウトエ
ラーを発生させることのないライブラリ制御装置を提供
する。 【解決手段】 複数の記録媒体を保管する格納庫と、記
録媒体にデータを記録、再生するドライブ5と、格納庫
とドライブ5との間で記録媒体を搬送するアクセッサと
を有するライブラリ装置Lを制御するライブラリ制御装
置としてのメカ制御部3であって、ホストコンピュータ
1からの上位コマンドを複数の動作コマンドに分けてア
クセッサ制御部4に順次供給する供給手段と、アクセッ
サ制御部4に各動作コマンドを供給するときに、上位コ
マンドの種類毎に予め決められた制限時間に至るまでの
残り時間に基づいて、供給する動作コマンドに対する処
理制限時間を設定する設定手段とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、多数の記録媒体
を保管し、かつその記録媒体のデータを記録、再生する
ライブラリ装置を制御するためのライブラリ制御装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、コンピュータで処理される大
量のデータの保存には、磁気テープや光ディスクなどを
用いて行われている。この磁気テープなどの保管には、
ライブラリ装置と呼称される完全自動化された保管装置
が用いられている。
【0003】上記ライブラリ装置では、磁気テープなど
が保管される格納庫と、磁気テープなどのデータを記
録、再生する記録再生装置(以下「ドライブ」という)
とが備えられ、両者の間の磁気テープなどの搬送は、ア
クセッサと呼称されるロボットによって行われている。
【0004】図6は、このライブラリ装置を含むライブ
ラリシステムの回路ブロック図である。ライブラリ装置
Lは、この装置の動作を統括的に制御するホストコンピ
ュータ1に接続されており、ホストコンピュータ1との
インターフェースを司るホストI/F部2と、これに接
続されたメカ制御部3と、これに接続されたアクセッサ
制御部4と、ホストコンピュータ1に直接接続されたド
ライブ5とを備えている。
【0005】ホストコンピュータ1は、ライブラリ装置
Lを動作させる場合、所定のコマンド(以下「上位コマ
ンド」という)をライブラリ装置Lに対して発行する。
図7は、ホストコンピュータ1とライブラリ装置Lとの
間の通信シーケンスフローを示す図である。同図による
と、ホストコンピュータ1は、メカ制御部3にホストI
/F部2を介して上位コマンドを送ると、メカ制御部3
では、上位コマンドを複数の動作コマンド(同図A,
B,C,D参照)に分け、この動作コマンドを順次、ア
クセッサ制御部4に与える。
【0006】アクセッサ制御部4は、上記アクセッサに
備えられ、アクセッサは、上記動作コマンドに基づい
て、それらに対応した動作を行い、格納庫とドライブ5
との間で磁気テープを搬送する。アクセッサ制御部4
は、アクセッサの動作終了毎にその旨の応答信号をメカ
制御部3に返送する。
【0007】メカ制御部3では、動作コマンド毎に、応
答信号が返信されるべき所定時間(以下「処理制限時
間」という)が固定値として予め決められており、処理
制限時間内に応答信号が返信されない場合は、エラーと
認識し、その旨をホストコンピュータ1に送る。
【0008】また、メカ制御部3は、全ての動作コマン
ドに対応する応答信号が返送されると、上位コマンドに
対応した動作が終了したことを認識する。そして、ホス
トI/F部2を介してホストコンピュータ1に上位コマ
ンドによる動作が終了した旨の処理終了信号を送る。
【0009】ホストコンピュータ1は、上位コマンドを
メカ制御部3に発行した後、これから返送される処理終
了信号を上位コマンド毎に監視し、所定時間(以下「上
位制限時間」という)tlmt 内に処理終了信号が返送さ
れない場合、タイムアウトエラーと認識する。
【0010】ここで、アクセッサ制御部4は、アクセッ
サの個々の動作コマンドによる動作においてエラーが発
生すると、アクセッサにリトライ動作を行わせる。図7
のフローは、アクセッサの動作が全てリトライ動作なし
で終了した場合を示し、上位コマンドが発行されてから
処理終了時間が返送されるまでの処理時間tall は、制
限時間tlmt 内である。
【0011】制限時間tlmt は、ある程度のリトライ動
作を考慮した値に予め設定されるが、全ての動作コマン
ドに対してリトライ動作が行われ、エラーリカバリーさ
れることを考慮して設定されると、制限時間tlmt は、
非現実的な非常に大きな値となり、ライブラリ装置Lの
全体的な制御に支障をきたすおそれがある。そこで、制
限時間tlmt には、実際の制御に即した値、たとえば、
全ての動作コマンドのうち1つの動作コマンドについて
リトライ動作が行われることを考慮した値を設定する場
合が多い。
【0012】しかしながら、図8に示すように、アクセ
ッサの動作において、複数の動作コマンドによる動作に
対してリトライ動作が行われた場合、全体の処理時間t
allは、制限時間tlmt を上回ってしまい、制限時間tl
mt 内での処理の終了が不可能となり、タイムアウトと
なることがある。同図は、動作コマンドA,Bに対し
て、リトライ動作が行われた場合を示す。
【0013】すなわち、tlmt <tea+teb+tmc+t
mdとなる。ここで、teaおよびtebは、動作コマンドA
および動作コマンドBのリトライ動作に要した時間、t
mcおよびtmdは、動作コマンドCおよび動作コマンドD
の動作に最低必要な時間とする。
【0014】ホストコンピュータ1では、上記のように
タイムアウトエラーを認識すると、当該アクセッサが使
用できない状態にあると認識してしまうので、以降のラ
イブラリ装置Lの制御に大きな弊害をもたらすことにな
る。
【0015】また、同図によれば、動作コマンドC,D
による動作が正常に終了すると仮定しても、動作コマン
ドAおよび動作コマンドBによるリトライ動作によっ
て、全体としての処理時間tall はタイムアウトとな
り、ホストコンピュータ1では、どの動作コマンドによ
る動作において、エラーが発生したのかが認識できず、
エラー原因の究明が困難であるといった問題が発生す
る。
【0016】
【発明の開示】本願発明は、上記した事情のもとで考え
出されたものであって、複数の動作コマンドによる動作
においてリトライ動作が行われた場合でも、タイムアウ
トエラーを発生させることなく安定した制御を行うこと
のできるライブラリ制御装置を提供することを、その課
題とする。
【0017】上記の課題を解決するため、本願発明で
は、次の技術的手段を講じている。
【0018】本願発明の第1の側面によれば、複数の記
録媒体を保管する格納庫と、記録媒体にデータを記録、
再生する記録再生装置と、格納庫と記録再生装置との間
で記録媒体を搬送する搬送装置とを有するライブラリ装
置を制御するライブラリ制御装置であって、上位装置か
らの第1指示信号を複数の第2指示信号に分けて下位装
置に順次供給する供給手段と、下位装置に各第2指示信
号を供給するときに、第1指示信号の種類毎に予め決め
られた制限時間に至るまでの残り時間に基づいて、供給
する第2指示信号に対する処理制限時間を設定する設定
手段とを備えたことを特徴とする、ライブラリ制御装置
が提供される。
【0019】好ましい実施の形態によれば、複数の第2
指示信号のうち供給手段によって下位装置に未だ供給さ
れていない第2指示信号に基づく下位装置の最小処理時
間の合計が残り時間を越えるか否かを判別する判別手段
と、判別手段によって最小処理時間の合計が残り時間を
越えると判別されたときに、上位装置にその旨を通知す
る通知手段とを有する。
【0020】他の好ましい実施の形態によれば、設定手
段は、処理制限時間を、残り時間に予め決められた所定
の係数を乗じて算出する。
【0021】他の好ましい実施の形態によれば、設定手
段は、処理制限時間を、残り時間に過去における第2指
示信号に基づく下位装置の処理時間の実績に応じた係数
を乗じて算出する。
【0022】他の好ましい実施の形態によれば、設定手
段は、処理制限時間を、残り時間に外部から指示された
係数を乗じて算出する。
【0023】他の好ましい実施の形態によれば、下位装
置は、搬送装置の動作を制御する搬送制御装置であり、
設定手段は、各第2指示信号に基づく搬送装置の動作時
間を計時する計時手段と、この計時手段による計時時間
と制限時間とに基づいて残り時間を算出する算出手段と
を有する。
【0024】他の好ましい実施の形態によれば、設定手
段は、第2指示信号に基づく搬送装置の動作が、初期停
止位置から動作を行うべき所定位置までの移動を含むも
のである場合、処理制限時間を、残り時間に初期停止位
置から所定位置までの搬送装置の移動時間に応じた係数
を乗じて算出する。
【0025】本願発明によれば、上位装置からの第1指
示信号を受けると第1指示信号を複数の第2指示信号に
分け、それらを下位装置に供給し、第1指示信号の制限
時間に至るまでの残り時間に基づいて、第2指示信号に
対する処理制限時間を設定する。そのため、たとえば、
従来の構成のように、処理制限時間が固定値になってい
たために、複数の動作コマンドに対するリトライ動作が
発生した場合、第1指示信号の制限時間を越えてしま
い、上位装置においてタイムアウトエラーを認識する、
ということがない。したがって、安定した制御を行うこ
とができる。
【0026】本願発明のその他の特徴および利点は、添
付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より
明らかとなろう。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の好ましい実施の
形態を、添付図面を参照して具体的に説明する。なお、
以下の説明において、従来の技術の欄で説明した同じ機
能を有するものについては、同符号を記す。
【0028】図1は、本願発明に係るライブラリ装置の
外観斜視図であり、図2は、図1に示すライブラリ装置
の内部構成を示す外観図である。このライブラリ装置L
は、、磁気テープなどのカートリッジ式記憶媒体を保管
する保管装置であり、複数の筐体(以下「フレーム」と
いう)6を備えている。
【0029】各フレーム6には、多数の磁気テープを格
納する保存棚を有する格納庫7、磁気テープのデータを
記録、再生する多数のドライブ5、およびオペレータが
磁気テープをライブラリ装置Lに搬入する、あるいはラ
イブラリ装置Lから搬出するための窓口となるCAS
(Cartridge Access Station)8などがそれぞれ設けら
れている。なお、上記磁気テープに代わり、光ディスク
やその他の記録媒体が格納庫7に格納されていてもよ
く、光ディスクが格納される場合、ドライブ5は光ディ
スク用のドライブが適用される。
【0030】また、ライブラリ装置Lの内部には、格納
庫7とドライブ5とCAS8との相互間で磁気テープを
搬送するためのアクセッサ9が備えられている。
【0031】アクセッサ9は、ライブラリ装置L内の図
示しないレール上を走行するための走行駆動部11、磁
気テープなどを掴むための掴み部12、掴み部12を略
円柱状の支持棒13に沿って上下方向に移動させる上下
駆動部14を備え、上下駆動部14は、フレーム6の内
側面に設けられた格納庫7に保管されている磁気テープ
を掴むために、掴み部12を平面視で約180°回転自
在に移動させる首振り機能と、掴み部12を手前または
奥行き方向に進退自在に移動させる進退機能とを備えて
いる。
【0032】上記各部には、後述する動作コマンドの内
容に対応して動作するモータがそれぞれ備えられてい
る。なお、アクセッサ9は、作業のないときガレージフ
レーム15と呼称されるフレーム内に退避する。また、
アクセッサ9は、リトライ動作が発生したとき、リトラ
イ動作の最初に一旦ガレージフレーム15に退避する。
また、アクセッサ9は、同図のように1台に限らない。
【0033】ライブラリ装置Lは、図6に示したよう
に、ホストコンピュータ1とのインターフェースを司る
ホストI/F部2と、これに接続されたメカ制御部3
と、これに接続されたアクセッサ制御部4と、ホストコ
ンピュータ1に直接接続されたドライブ5とを備えてい
る。
【0034】なお、ここでは、ホストコンピュータ1が
特許請求の範囲に記載の上位装置に、メカ制御部3がラ
イブラリ制御装置に、アクセッサ制御部4が下位装置に
それぞれ対応している。
【0035】ホストコンピュータ1は、ライブラリ装置
Lの動作を統括的に制御するものであり、制御用のソフ
トウェアが搭載されている。ホストコンピュータ1は、
ライブラリ装置Lを動作させる場合、上位コマンドをラ
イブラリ装置Lに対して発行する。
【0036】ホストコンピュータ1は、所定のコマンド
をメカ制御部3に発行後、これらから返送される処理終
了信号をコマンド毎に監視し、上位制限時間内に処理終
了信号が通知されない場合、タイムアウトエラーと認識
する。
【0037】メカ制御部3は、ホストコンピュータ1か
ら発行される上位コマンドを複数の動作コマンドに分
け、この動作コマンドを順次、アクセッサ制御部4に与
える。メカ制御部3は、アクセッサ制御部4からの応答
信号が処理制限時間内に返送されない場合、ホストコン
ピュータ1に対してエラーが発生した旨の信号を送る。
【0038】また、メカ制御部3は、上位コマンドに対
するアクセッサ制御部4の動作が全て終了したとき、ホ
ストI/F部2を介してホストコンピュータ1に対して
上位コマンドに応じた動作が終了した旨の処理終了信号
を送る。
【0039】アクセッサ制御部4は、アクセッサ9を接
続し、メカ制御部3からの動作コマンドに基づいて、ア
クセッサ9に対して動作の指示を出す。アクセッサ9
は、これにより所定の動作を行う。このとき、アクセッ
サ9は、何らかの動作エラーが発生すれば、正常動作を
終えるまでリトライ動作を行う。そして、所定の動作が
終了すれば、動作コマンド毎に応答信号をアクセッサ制
御部4を介してメカ制御部3に返す。
【0040】また、ドライブ5は、ホストコンピュータ
1からのコマンドに基づいて、直接制御され、磁気テー
プのデータを記録、再生する。ドライブ5は、その動作
が終了したとき、ホストコンピュータ1に対して動作が
終了した旨の処理終了信号を送る。
【0041】なお、ホストコンピュータ1は、ドライブ
5に対しても、所定のコマンドを発行するようにし、上
記のような上位制限時間を設けるようにしてもよい。ま
た、メカ制御部3は、上述したCAS8に接続され、C
AS8を制御するように構成されていてもよい。
【0042】図3は、メカ制御部3が行う処理動作を示
すフローチャートである。図4は、複数の動作コマンド
による動作においてリトライ動作が発生したときの、ホ
ストコンピュータ1とライブラリ装置Lとの間の通信シ
ーケンスフローを示す図である。以下、メカ制御部3の
処理動作を、図3,4を参照して説明する。
【0043】まず、メカ制御部3は、ホストコンピュー
タ1から発行される上位コマンドをホストI/F部2を
介して受信すると(S1)、その上位コマンドに付加さ
れたそのコマンドにおける上位制限時間tlmt を認識す
る(S2)。
【0044】次いで、メカ制御部3は、アクセッサ9の
動作毎に、4個の動作コマンドA,B,C,Dに分ける
(S3)。なお、動作コマンドの分割数は、4個に限ら
ず、ホストコンピュータ1から送られる上位コマンドの
内容に応じて、その分割数が決定される。
【0045】次に、メカ制御部3は、動作コマンドによ
る動作において実際にかかった実行時間の合計を算出す
る(S4)。もちろん、メカ制御部3が、未だ動作コマ
ンドをアクセッサ制御部4に与えていない場合は、実行
時間は「0」である。
【0046】メカ制御部3は、ステップS4で算出した
実行時間の合計の値に基づいて、上位制限時間tlmt ま
での残り時間を算出する(S5)。具体的には、上位制
限時間tlmt から実行時間を差し引くことにより残り時
間を求める。たとえば、図4に示すように、動作コマン
ドA,Bによる動作を行い、それぞれの実行時間がtea
およびtebであるとき、残り時間tr は、tlmt −(t
ea+teb)によって求められる。メカ制御部3は、この
残り時間tr のうちに、ホストコンピュータ1に対して
処理終了信号を送ることができれば、ホストコンピュー
タ1ではタイムアウトエラーを認識せずに済む。
【0047】そして、上記残り時間tr に基づいて、残
りの動作コマンドC,Dを上位制限時間tlmt までに実
行し終えるか否かの判別を行う(S6)。すなわち、残
りの各動作コマンドC,Dの実行予想時間は、動作の内
容に基づいて予め決められている。そのため、上記残り
時間tr の値から各動作コマンドC,Dの実行予想時間
の合計の値を差し引き、その差し引いた値が正の値であ
れば、残りの動作コマンドC,Dを上位制限時間tlmt
までに実行し終えると判別し(S6:YES)、ステッ
プS7に進む。なお、上記実行予想時間は、リトライ動
作の時間を考慮した時間であってもよいし、リトライ動
作の時間を含んでいない、動作に最低必要な時間(最小
処理時間)であってもよい。
【0048】一方、上記差し引いた値が負の値であれ
ば、残りの動作コマンドC,Dを上位制限時間tlmt ま
でに実行し終えることはできないと判別する(S6:N
O)。次いで、メカ制御部3は、上位コマンドに対する
動作が実行不可能であるとして、ホストコンピュータ1
に対してその旨を通知する(S8)。この場合、メカ制
御部3は、どの動作コマンドにおいてリトライ動作が発
生したかを示す内容を含む通知を、ホストコンピュータ
1に対して行うことが望ましい。その後、メカ制御部3
は、以降の動作コマンドC,Dをアクセッサ制御部4に
対して送らない。
【0049】ホストコンピュータ1では、この通知をメ
カ制御部3から受けると、発行した上位コマンドに対す
る動作において、エラーが発生したと認識する。そし
て、エラーが発生したことを図示しないコンソールに表
示したり、エラーを記憶するためのログファイルにエラ
ーの発生時間、内容などを格納する。
【0050】このように、メカ制御部3は、複数の動作
コマンドによる動作が上位制限時間内に処理できるか否
かを判別し、処理できないと判別すれば、ホストコンピ
ュータ1にその旨を通知する。したがって、ホストコン
ピュータ1では、エラーが発生したことを確実にかつ早
期に認識できるので、タイムアウトエラーになることを
防止することができる。したがって、タイムアウトにな
ってアクセッサ9を使用不可と認識することがなくなる
ので、安定した制御を行い得る。
【0051】また、ホストコンピュータ1に対する通知
に、どの動作コマンドにおいてリトライ動作が発生した
かを示す内容を含ませれば、アクセッサ9のどの動作に
おいてエラーが発生したのかを認識することができるの
で、エラーの原因究明が容易となる。
【0052】さらに、メカ制御部3においては、ホスト
コンピュータ1にエラーの通知をした後、アクセッサ制
御部4に対して無駄な動作コマンドの発行を行う必要が
なくなるので、処理時間の短縮化が図れる。
【0053】ステップS6において、残りの動作コマン
ドC,Dが上位制限時間tlmt までに実行を終えると判
別した場合、メカ制御部3は、残り時間tr を配分し
て、各動作コマンドC,D毎に処理制限時間を設定する
(S7)。たとえば、残り動作コマンドがC,Dの2個
である場合、残り時間tr を2等分して、それぞれを各
動作コマンドC,Dの処理制限時間とする。
【0054】メカ制御部3は、各動作コマンドC,D毎
に処理制限時間を設定した後、次の動作コマンドCをア
クセッサ制御部4に対して発行する(S9)。同時に、
その動作コマンドCを発行したときから応答信号を受け
取るまでの経過時間を計時するために、図示しないタイ
マーをスタートさせる。上記動作コマンドCを受けたア
クセッサ9は、動作コマンドCの内容に応じた動作を行
い、動作が終了すれば、メカ制御部3に対して、アクセ
ッサ制御部4を介して動作が終了した旨の応答信号を返
す。
【0055】メカ制御部3は、アクセッサ制御部4から
この応答信号を受けると(S10)、動作コマンドCを
発行したときから応答信号を受け取るまでの経過時間を
認識する(S11)。
【0056】次に、メカ制御部3は、全ての動作コマン
ドを発行したか否かの判別処理を行い(S12)、残り
動作コマンドがある場合(S12:NO)、ステップS
4の処理に戻る。そして、ステップS4において、実行
済みの全ての動作コマンドの実行時間を加算して、上位
制限時間から残り時間を算出する。このように、各動作
コマンド毎の処理制限時間の設定は、動作コマンドを実
行する毎に行われる。
【0057】一方、残り動作コマンドがない場合(S1
2:YES)、動作コマンドの発行処理を終了し、ホス
トコンピュータ1に対して処理終了信号を通知する(S
13)。
【0058】このように、本実施形態によれば、従来の
構成では、処理制限時間が固定値になっており、複数の
動作コマンドに対するリトライ動作が発生した場合に、
ホストコンピュータ1ではタイムアウトエラーを認識し
ていたが、上位制限時間から動作コマンドによる動作の
実行時間を差し引いた残り時間に基づいて、以降の動作
コマンドの処理制限時間を適当な値に設定するので、タ
イムアウトエラーになることを防止できる。
【0059】また、たとえば、残り時間が多い場合に
は、各動作コマンドの処理制限時間を長く設定すること
ができる。そのため、動作コマンドによる動作において
リトライ動作が発生しても、処理制限時間に余裕がある
ので、復旧する可能性を高くすることができる。したが
って、動作の安定性を図ることができる。
【0060】図5は、ステップS7における動作コマン
ドの処理制限時間の設定の一例を示す図である。同図に
よると、(a) は、動作コマンドの処理制限時間を上位制
限時間(残り時間でもよい)に対して50%ずつ割り当
てた場合を示す。すなわち、上位制限時間が10分とす
れば、動作コマンドAの処理制限時間を、10分の50
%である5分に設定する。そして、動作コマンドBの処
理制限時間は、2.5分に、動作コマンドCおよびDの
処理制限時間は、1.25分にそれぞれ設定する。な
お、動作コマンドAの実際の動作が終了したとき、残り
時間は必ず10分を下回っているので、動作コマンドA
の処理制限時間を5分に設定したときの、動作コマンド
B,C,Dの処理制限時間の設定は、その時点では特に
意味をなさない。
【0061】このように、直後に行う動作コマンドの処
理制限時間を、後から行う動作コマンドの処理制限時間
より比較的長く設定することにより、直後に行う動作コ
マンドによる動作では、時間の許す範囲でリトライ動作
が可能となるため、異常な状態から復旧できる可能性が
高くなる。そのため、即座にタイムアウトを判別してホ
ストコンピュータ1に通知する可能性を低くすることが
でき、制御の円滑化を図ることができる。
【0062】なお、残り時間に対する動作コマンドの処
理制限時間の割合は、上記のように、50%に限らず、
動作の内容に応じて、つまりリトライ動作の発生する可
能性の高い動作には上記配分を高くするというように、
設定値を変更するようにしてもよい。
【0063】また、(b) は、動作コマンドAの実際の動
作が2分かかったときの、処理制限時間を割り当てた場
合を示す。動作コマンドAの実際の動作が2分であるの
で、残り時間は8分となる。この場合、動作コマンドB
の処理制限時間を8分の50%である4分に設定する。
そして、動作コマンドC,Dの処理制限時間は、2分に
それぞれ設定する。
【0064】このように、直後に行う動作がリトライ動
作なしで終了すれば、以降の動作コマンドの処理制限時
間に余裕ができ、上記制限時間を有効に使用することが
できる。
【0065】なお、上記のような各動作コマンドの処理
制限時間の設定は、メカ制御部3において行われるだけ
でなく、ホストコンピュータ1において行い、メカ制御
部3に対して指示するようにしてもよい。また、上位コ
マンドを複数の動作コマンドに分ける処理は、ホストコ
ンピュータ1において行われてもよい。
【0066】また、メカ制御部3では、各動作コマンド
に対する過去の動作時間を統計的に求めておくように
し、これらの値から動作コマンドの処理制限時間を設定
するようにしてもよい。たとえば、ある動作コマンドに
よる動作時間において、エラーの発生する、つまりリト
ライ動作の発生する頻度が高い場合は、処理制限時間を
長く設定する。また、逆にエラーの発生する頻度の低い
場合は、処理制限時間を短く設定する。
【0067】このように、動作コマンドの処理制限時間
の設定を過去の実績に基づいて行う、いわゆる学習機能
をメカ制御部3にもたせることにより、エラーの発生し
やすい傾向のある動作については、リトライ動作のため
の時間を長くとるようにして、エラーから復旧する可能
性を高くすることができる。
【0068】ところで、通常、動作異常時のリトライ動
作には、所定のイニシャライズ動作が含まれる。すなわ
ち、たとえば、動作コマンドによる動作がフレーム6内
の所定位置で行われる場合、アクセッサ9は、リトライ
動作の度ごとにホームポジション(通常、ガレージフレ
ーム15)に戻る。そのため、リトライ動作を繰り返し
た場合に、アクセッサ9の動作がガレージフレーム15
の近傍で行われる場合と、ガレージフレーム15の遠方
で行われる場合とでは、動作時間が大幅に異なる。すな
わち、ガレージフレーム15の遠方で行う動作では、多
くの時間を必要とするが、ガレージフレーム15の近傍
で行う動作では、それほどの時間を必要としない。
【0069】そこで、アクセッサ9が動作を行う場所に
基づいて、動作コマンドの処理制限時間を適当な値に設
定するようにする。具体的には、動作コマンドによる動
作がガレージフレーム15の遠方で行なわれる場合に
は、動作コマンドの処理制限時間を比較的長くとるよう
にする。一方、動作コマンドによる動作がガレージフレ
ーム15の近傍で行なわれる場合には、動作コマンドの
処理制限時間を比較的短くとるようにし、ガレージフレ
ーム15からの距離が短いほど、処理制限時間を短く設
定する。
【0070】このようにすれば、アクセッサ9の動作位
置がガレージフレーム15から遠い場合、リトライ動作
が繰り返し行われても、処理制限時間内でリトライ動作
を行い得る可能性が高くなり、さらに、場所におけるリ
トライ動作時間の格差を少なくすることができる。
【0071】もちろん、この発明の範囲は上述した実施
の形態に限定されるものではない。たとえば、上記実施
形態においては、ライブラリ制御装置としてのメカ制御
部3がライブラリ装置L内に組み込まれた構成とした
が、メカ制御部3がライブラリ装置Lの外部に設けられ
てもよい。
【0072】また、上記実施形態では、アクセッサに対
する動作コマンドに関して、上述した処理を適用した
が、アクセッサ以外の他の機器、たとえば、ドライブや
CASなどに対するコマンドに関して適用させてもよ
い。この場合、動作コマンドは、さらに複数のコマンド
に分けられて、同様な処理を行ってもよい。
【0073】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、第1
指示信号の制限時間に至るまでの残り時間に基づいて、
第2指示信号に対する処理制限時間を設定するので、従
来の構成のように、処理制限時間が固定値になっていた
ために、複数の第2指示信号に対するリトライ動作が発
生した場合、上位装置においてタイムアウトエラーを認
識する、といったことがない。したがって、ライブラリ
装置の制御の安定性を図ることができる。
【0074】また、上位装置に対する通知に、どの動作
指示信号による動作においてリトライ動作が発生したか
を示す内容を含ませれば、上位装置においてどの動作に
おいてエラーが発生したのかを認識することができるの
で、エラーの原因究明が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係るライブラリ制御装置に制御され
るライブラリ装置の外観斜視図である。
【図2】図1に示すライブラリ装置の内部構成を示す外
観図である。
【図3】アクセッサ制御部の処理動作を示すフローチャ
ートである。
【図4】ホストコンピュータとライブラリ装置との間の
通信シーケンスフローを示す図である。
【図5】各動作コマンドの処理制限時間の配分を示した
図である。
【図6】ライブラリ装置の回路ブロック図である。
【図7】ホストコンピュータとライブラリ装置との間の
通信シーケンスフローを示す図である。
【図8】ホストコンピュータとライブラリ装置との間の
通信シーケンスフローを示す図である。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ 3 メカ制御部 4 アクセッサ制御部 5 ドライブ 6 フレーム 7 格納庫 9 アクセッサ 15 ガレージフレーム L ライブラリ装置 tlmt 上位制限時間 tr 残り時間

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の記録媒体を保管する格納庫と、 前記記録媒体にデータを記録、再生する記録再生装置
    と、 前記格納庫と前記記録再生装置との間で前記記録媒体を
    搬送する搬送装置とを有するライブラリ装置を制御する
    ライブラリ制御装置であって、 上位装置からの第1指示信号を複数の第2指示信号に分
    けて下位装置に順次供給する供給手段と、 前記下位装置に前記各第2指示信号を供給するときに、
    前記第1指示信号の種類毎に予め決められた制限時間に
    至るまでの残り時間に基づいて、供給する第2指示信号
    に対する処理制限時間を設定する設定手段とを備えたこ
    とを特徴とする、ライブラリ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の第2指示信号のうち前記供給
    手段によって前記下位装置に未だ供給されていない第2
    指示信号に基づく前記下位装置の最小処理時間の合計が
    前記残り時間を越えるか否かを判別する判別手段と、 前記判別手段によって前記最小処理時間の合計が前記残
    り時間を越えると判別されたときに、前記上位装置にそ
    の旨を通知する通知手段とを有する、請求項1に記載の
    ライブラリ制御装置。
  3. 【請求項3】 前記設定手段は、前記処理制限時間を、
    前記残り時間に予め決められた所定の係数を乗じて算出
    する、請求項1または2に記載のライブラリ制御装置。
  4. 【請求項4】 前記設定手段は、前記処理制限時間を、
    前記残り時間に過去における前記第2指示信号に基づく
    前記下位装置の処理時間の実績に応じた係数を乗じて算
    出する、請求項1または2に記載のライブラリ制御装
    置。
  5. 【請求項5】 前記設定手段は、前記処理制限時間を、
    前記残り時間に外部から指示された係数を乗じて算出す
    る、請求項1または2に記載のライブラリ装置。
  6. 【請求項6】 前記下位装置は、前記搬送装置の動作を
    制御する搬送制御装置であり、 前記設定手段は、前記各第2指示信号に基づく前記搬送
    装置の動作時間を計時する計時手段と、この計時手段に
    よる計時時間と前記制限時間とに基づいて前記残り時間
    を算出する算出手段とを有する、請求項1ないし5のい
    ずれかに記載のライブラリ制御装置。
  7. 【請求項7】 前記設定手段は、 前記第2指示信号に基づく前記搬送装置の動作が、初期
    停止位置から動作を行うべき所定位置までの移動を含む
    ものである場合、 前記処理制限時間を、前記残り時間に前記初期停止位置
    から前記所定位置までの前記搬送装置の移動時間に応じ
    た係数を乗じて算出する、請求項6に記載のライブラリ
    制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3538386B2 (ja) 2001-01-19 2004-06-14 長野日本無線株式会社 発券機のエラー監視方法
JP2008112551A (ja) * 2006-10-03 2008-05-15 Seiko Epson Corp メディア処理装置及びメディア処理装置の制御方法
JP2012198981A (ja) * 2006-10-03 2012-10-18 Seiko Epson Corp メディア処理装置及びメディア処理装置の制御方法

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