JP2000279252A - 収納什器等の免震装置 - Google Patents
収納什器等の免震装置Info
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- JP2000279252A JP2000279252A JP11093565A JP9356599A JP2000279252A JP 2000279252 A JP2000279252 A JP 2000279252A JP 11093565 A JP11093565 A JP 11093565A JP 9356599 A JP9356599 A JP 9356599A JP 2000279252 A JP2000279252 A JP 2000279252A
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- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 15
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- 238000007792 addition Methods 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
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- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
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- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 構造が簡単で、かつ振幅の大きな地震に対し
ても大きな免震効果が得られるようにする。 【解決手段】 床面等に設置される下ベース板3と、収
納什器2が載置される上ベース板5との対向面のいずれ
か一方に、凹状のレール面9を有する1対のレール4又
は6を固着し、このレール4又は6と他方のベース板3
又は5の間に、大小径の異なる段付車輪11をその小径
車輪11bがレール面9に、かつ大径車輪11aが上下
のベース板3,5のいずれかにそれぞれ当接するように
して設ける。
ても大きな免震効果が得られるようにする。 【解決手段】 床面等に設置される下ベース板3と、収
納什器2が載置される上ベース板5との対向面のいずれ
か一方に、凹状のレール面9を有する1対のレール4又
は6を固着し、このレール4又は6と他方のベース板3
又は5の間に、大小径の異なる段付車輪11をその小径
車輪11bがレール面9に、かつ大径車輪11aが上下
のベース板3,5のいずれかにそれぞれ当接するように
して設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地震の発生時に、
展示ケース、ロッカー、キャビネット、家具等の転倒を
防止することができるようにした収納什器等の免震装置
に関する。
展示ケース、ロッカー、キャビネット、家具等の転倒を
防止することができるようにした収納什器等の免震装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の免震装置としては、例え
ば特開平10−85087号公報、特開平10−944
44号公報に記載されているものがある。
ば特開平10−85087号公報、特開平10−944
44号公報に記載されているものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した前者の免震装
置は、下部台枠と中間台枠との間、及び中間台枠と上部
台枠との間に、それぞれ前後及び左右方向に転動する偏
心ローラを設け、地震の発生時に偏心ローラが偏心しな
がら転動する際の抵抗力によって、地震の揺れを減衰す
るものであるが、次のような問題を有している。
置は、下部台枠と中間台枠との間、及び中間台枠と上部
台枠との間に、それぞれ前後及び左右方向に転動する偏
心ローラを設け、地震の発生時に偏心ローラが偏心しな
がら転動する際の抵抗力によって、地震の揺れを減衰す
るものであるが、次のような問題を有している。
【0004】すなわち、偏心ローラが転動する際のガイ
ド部材に対してのスリップを防止するために、ピニオン
付きの偏心ローラとして、このピニオンをガイド部材に
設けたラックに噛合させており、構造がやや複雑となっ
てコスト高となる問題がある。
ド部材に対してのスリップを防止するために、ピニオン
付きの偏心ローラとして、このピニオンをガイド部材に
設けたラックに噛合させており、構造がやや複雑となっ
てコスト高となる問題がある。
【0005】一方、従来の後者の免震装置は、下支持枠
と中間支持枠との間、及び中間支持枠と上支持枠との間
に、それぞれ前後及び左右方向に転動可能なコロを設
け、各コロを下支持枠と中間支持枠の上面に形成した凹
状のレールに載置し、地震の発生時に、コロの転動を介
して各支持枠を相対移動させて、家具等を免震するよう
になっている。
と中間支持枠との間、及び中間支持枠と上支持枠との間
に、それぞれ前後及び左右方向に転動可能なコロを設
け、各コロを下支持枠と中間支持枠の上面に形成した凹
状のレールに載置し、地震の発生時に、コロの転動を介
して各支持枠を相対移動させて、家具等を免震するよう
になっている。
【0006】しかし、上記コロは、通常の単一外径のも
のを使用しているため、振幅の大きな地震に対して免震
効果が発揮されない恐れがある。すなわち、振幅の大き
い地震に対しての免震効果は、コロの上面上を移動する
中間支持枠及び上支持枠のストロークが大きい程、換言
すれば、凹状のレール上を転動するコロの移動量に対
し、中間支持枠及び上支持枠の移動量が大きければ大き
い程、大となる。
のを使用しているため、振幅の大きな地震に対して免震
効果が発揮されない恐れがある。すなわち、振幅の大き
い地震に対しての免震効果は、コロの上面上を移動する
中間支持枠及び上支持枠のストロークが大きい程、換言
すれば、凹状のレール上を転動するコロの移動量に対
し、中間支持枠及び上支持枠の移動量が大きければ大き
い程、大となる。
【0007】しかし、上記のような単一外径のコロで
は、レールの凹状部の長さも制約されることから、コロ
の移動量も限られ、その結果、中間支持枠及び上支持枠
のストロークをあまり大きく取れず、振幅の大きい地震
に対しての免震効果が小さくなる。
は、レールの凹状部の長さも制約されることから、コロ
の移動量も限られ、その結果、中間支持枠及び上支持枠
のストロークをあまり大きく取れず、振幅の大きい地震
に対しての免震効果が小さくなる。
【0008】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、構造が簡単で安価であり、かつ振幅の大
きな地震に対しても大きな免震効果が得られるようにし
た収納什器等の免震装置を提供することを目的としてい
る。
されたもので、構造が簡単で安価であり、かつ振幅の大
きな地震に対しても大きな免震効果が得られるようにし
た収納什器等の免震装置を提供することを目的としてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
に、本発明の免震装置は、床面等に設置される下ベース
と、収納什器等が載置される上ベースとの対向面のいず
れか一方の両側部に、他方のベース面と対向する端面の
少なくとも両側部が、側面視においてほぼ中央部に上向
き又は下向きの最大凹み部を有する凹状のレール面とな
っているレールを、少なくとも1対設け、この各レール
と他方のベースとの間に、これらの間をレールの長手方
向に転動可能な大小径の異なる段付車輪を、その大径側
の外周面がベース面にかつ小径側の外周面が前記レール
面にそれぞれ当接するようにして設けたことを特徴とし
ている。上記の発明によれば、段付車輪の小径車輪がレ
ール面に沿って転動する移動量に対し、大径車輪の外周
面が当接するベースのレールに対する相対移動ストロー
クを大とすることができるので、振幅の大きな地震に対
する免震効果が高まる。
に、本発明の免震装置は、床面等に設置される下ベース
と、収納什器等が載置される上ベースとの対向面のいず
れか一方の両側部に、他方のベース面と対向する端面の
少なくとも両側部が、側面視においてほぼ中央部に上向
き又は下向きの最大凹み部を有する凹状のレール面とな
っているレールを、少なくとも1対設け、この各レール
と他方のベースとの間に、これらの間をレールの長手方
向に転動可能な大小径の異なる段付車輪を、その大径側
の外周面がベース面にかつ小径側の外周面が前記レール
面にそれぞれ当接するようにして設けたことを特徴とし
ている。上記の発明によれば、段付車輪の小径車輪がレ
ール面に沿って転動する移動量に対し、大径車輪の外周
面が当接するベースのレールに対する相対移動ストロー
クを大とすることができるので、振幅の大きな地震に対
する免震効果が高まる。
【0010】上記免震装置において、請求項1と同じレ
ールを、他方のベースの両側部に互いに直交するように
して設けるとともに、この他方のレールとベースとの間
に、段付車輪を、その大径側の外周面が一方のベース面
に、かつ小径側の外周面が他方のレールのレール面にそ
れぞれ当接するようにして設けるのが好ましい。このよ
うにすると、一方側だけでなく、それと直交する方向に
二次元的に免震効果を発揮することができる。
ールを、他方のベースの両側部に互いに直交するように
して設けるとともに、この他方のレールとベースとの間
に、段付車輪を、その大径側の外周面が一方のベース面
に、かつ小径側の外周面が他方のレールのレール面にそ
れぞれ当接するようにして設けるのが好ましい。このよ
うにすると、一方側だけでなく、それと直交する方向に
二次元的に免震効果を発揮することができる。
【0011】上記免震装置において、段付車輪が、中央
の小径車輪と、これを挟む両側の大径車輪とからなり、
両大径車輪によりレールを挟むようにして、小径車輪の
外周面をレール面に当接させるのが好ましい。このよう
にすると、段付車輪は、がた付くことなく円滑に転動す
ることができる。
の小径車輪と、これを挟む両側の大径車輪とからなり、
両大径車輪によりレールを挟むようにして、小径車輪の
外周面をレール面に当接させるのが好ましい。このよう
にすると、段付車輪は、がた付くことなく円滑に転動す
ることができる。
【0012】上記免震装置において、上下のベースとレ
ールとの間に、段付車輪が収容可能なコ字形をなし、か
つ大径車輪の外周面が転動可能に当接する中間レール
を、側方に移動自在に設け、この中間レールの両側片に
形成した長手方向を向く案内溝に、段付車輪の回転軸を
移動可能に支持するのが好ましい。このようにすると、
段付車輪は中間レールに案内されて安定的に転動するこ
とができ、特に縦揺れの地震発生時における脱輪が防止
される。
ールとの間に、段付車輪が収容可能なコ字形をなし、か
つ大径車輪の外周面が転動可能に当接する中間レール
を、側方に移動自在に設け、この中間レールの両側片に
形成した長手方向を向く案内溝に、段付車輪の回転軸を
移動可能に支持するのが好ましい。このようにすると、
段付車輪は中間レールに案内されて安定的に転動するこ
とができ、特に縦揺れの地震発生時における脱輪が防止
される。
【0013】上記免震装置において、案内溝の長さを、
凹状のレール面の長さとほぼ同等か、それよりも若干小
とするのが好ましい。このようにすると、段付車輪がレ
ール面より離脱するのが防止される。
凹状のレール面の長さとほぼ同等か、それよりも若干小
とするのが好ましい。このようにすると、段付車輪がレ
ール面より離脱するのが防止される。
【0014】上記免震装置において、レールとその反対
側のベース又は中間レールとの間に、段付車輪のレール
面よりの浮き上がりを防止する手段を設けるのが好まし
い。このようにすると、より振幅の大きな地震が発生
し、段付車輪がストロークエンドに達したとしても、収
納什器等の転倒が防止される。
側のベース又は中間レールとの間に、段付車輪のレール
面よりの浮き上がりを防止する手段を設けるのが好まし
い。このようにすると、より振幅の大きな地震が発生
し、段付車輪がストロークエンドに達したとしても、収
納什器等の転倒が防止される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
【0016】図1は、本発明の免震装置1の分解傾斜
図、図2は、同じくその正面図(以下、方向は図1の矢
印A方向を前として説明する)、図3は、同じく右側面
図を示すもので、免震装置1上には、収納什器2が固定
的に載置されている。
図、図2は、同じくその正面図(以下、方向は図1の矢
印A方向を前として説明する)、図3は、同じく右側面
図を示すもので、免震装置1上には、収納什器2が固定
的に載置されている。
【0017】免震装置1は、平面視ほぼ正方形をなす下
ベース板3の上面の左右端に固着された1対の上向きコ
字形の下レール4、4と、下ベース板3と同形の上ベー
ス板5における下面の前後端に、上記両下レール4と直
交する方向を向いて固着された、下レール4と同形の下
向きコ字形の1対の上レール7、7と、上下のレール
4、6間に、それらと対向状に設けられた下向きコ字形
の左右1対の中間下レール7、7及び前後1対の上向き
コ字形の中間上レール8、8とを備えている。
ベース板3の上面の左右端に固着された1対の上向きコ
字形の下レール4、4と、下ベース板3と同形の上ベー
ス板5における下面の前後端に、上記両下レール4と直
交する方向を向いて固着された、下レール4と同形の下
向きコ字形の1対の上レール7、7と、上下のレール
4、6間に、それらと対向状に設けられた下向きコ字形
の左右1対の中間下レール7、7及び前後1対の上向き
コ字形の中間上レール8、8とを備えている。
【0018】下レール4における外方の上向片4aは、
後記する車輪11のガイドレールをなし、その上端面に
は、中央部を挟む両側方を、中央部に最底部を有する下
向き凹状の円弧形に緩傾斜させることにより、2個のレ
ール面9が形成されている。
後記する車輪11のガイドレールをなし、その上端面に
は、中央部を挟む両側方を、中央部に最底部を有する下
向き凹状の円弧形に緩傾斜させることにより、2個のレ
ール面9が形成されている。
【0019】また、上レール6における外方の下向片6
aも後記車輪11のガイドレールをなし、その下端面に
は、上記と同様のレール面9が上下反対向きとして形成
されている。
aも後記車輪11のガイドレールをなし、その下端面に
は、上記と同様のレール面9が上下反対向きとして形成
されている。
【0020】10は補強板で、下レール4同士及び上レ
ール6同士の対向面間に固着することにより、それらの
剛性を高めている。
ール6同士の対向面間に固着することにより、それらの
剛性を高めている。
【0021】下レール4の内方の上向片4bの上端と、
上レール6の内方の下向片6bの下端とには、それぞれ
外向きに水平に折曲された転倒防止用のガイド片4c、
6cが連設されている。
上レール6の内方の下向片6bの下端とには、それぞれ
外向きに水平に折曲された転倒防止用のガイド片4c、
6cが連設されている。
【0022】上記中間下レール7、7と中間上レール
8、8とは、その前後及び左右の端部において背中合わ
せに固着され、矩形枠状に一体化されている。
8、8とは、その前後及び左右の端部において背中合わ
せに固着され、矩形枠状に一体化されている。
【0023】中間下レール7の内方の下向片7aの下端
と、中間上レール8の内方の上向片8aの上端とには、
それぞれ下レール4及び上レール6のコ字空間内に収容
されて、それらのガイド片4c、6cと対向する当接片
7b、8bが、内向き水平状に連設されている。
と、中間上レール8の内方の上向片8aの上端とには、
それぞれ下レール4及び上レール6のコ字空間内に収容
されて、それらのガイド片4c、6cと対向する当接片
7b、8bが、内向き水平状に連設されている。
【0024】中間下レール7と中間上レール8とのコ字
空間内には、両側の大径車輪11aと中央の小径車輪1
1bとからなる段付車輪11が、2個ずつ収容され、そ
の中心の回転軸12の両突出端部は、それぞれ中間下レ
ール7の両下向片7a、7cと中間上レール8の両上向
片8a、8cとに、長手方向を向いて形成された2個ず
つの案内溝13内に移動可能として支持されている。
空間内には、両側の大径車輪11aと中央の小径車輪1
1bとからなる段付車輪11が、2個ずつ収容され、そ
の中心の回転軸12の両突出端部は、それぞれ中間下レ
ール7の両下向片7a、7cと中間上レール8の両上向
片8a、8cとに、長手方向を向いて形成された2個ず
つの案内溝13内に移動可能として支持されている。
【0025】各段付車輪11の大径車輪11aの外周面
は、中間下レール7及び中間上レール8の水平基片7
d、8dに、小径車輪11bは、各レール面9に、それ
ぞれ接触している。従って、小径車輪11bがレール面
9に沿って転動しながら移動すると、大径車輪11aに
接触している中間下レール7及び中間上レール8は、段
付車輪11の移動方向と同方向に、上下のレール4、6
と相対的に移動する。
は、中間下レール7及び中間上レール8の水平基片7
d、8dに、小径車輪11bは、各レール面9に、それ
ぞれ接触している。従って、小径車輪11bがレール面
9に沿って転動しながら移動すると、大径車輪11aに
接触している中間下レール7及び中間上レール8は、段
付車輪11の移動方向と同方向に、上下のレール4、6
と相対的に移動する。
【0026】この際の中間下レール7と中間上レール8
の上下のレール4、6に対する相対移動量は、大小径の
異なる段付車輪11としたことにより、小径車輪11b
がレール面9に沿って転動する移動量に対してかなり大
となる。その結果、レール面9の長さに比して中間下レ
ール7及び中間上レール8の移動ストロークを大きく取
ることができる。
の上下のレール4、6に対する相対移動量は、大小径の
異なる段付車輪11としたことにより、小径車輪11b
がレール面9に沿って転動する移動量に対してかなり大
となる。その結果、レール面9の長さに比して中間下レ
ール7及び中間上レール8の移動ストロークを大きく取
ることができる。
【0027】中間下レール7及び中間上レール8の最大
移動量(上下のレール4、6との相対移動量)は、案内
溝13の長さによって規制され、段付車輪11の回転軸
12が案内溝13の両端部に達するまで、往復移動する
ことができる。
移動量(上下のレール4、6との相対移動量)は、案内
溝13の長さによって規制され、段付車輪11の回転軸
12が案内溝13の両端部に達するまで、往復移動する
ことができる。
【0028】なお、案内溝13の長さは、レール面9の
長さとほぼ同等か若干小さくしてあり、段付車輪11の
回転軸12が案内溝13の端部まで移動した際でも、小
径車輪11bがレール面9内に位置し、その両端部より
離脱するのが防止されるようになっている。
長さとほぼ同等か若干小さくしてあり、段付車輪11の
回転軸12が案内溝13の端部まで移動した際でも、小
径車輪11bがレール面9内に位置し、その両端部より
離脱するのが防止されるようになっている。
【0029】次に、上記実施形態の作用を説明する。
【0030】地震発生時以外の通常状態においては、収
納什器2の荷重が免震装置1に加わっているため、上レ
ール6の各レール面9に接触している段付車輪11の小
径車輪11bは、図2に示すように、レール面9の中央
の最頂面に位置するとともに、下レール6の各レール面
9上の各段付車輪11の小径車輪11bは、図3に示す
ように、レール面9の中央の最低部に位置し、上下のベ
ース板3、5、中間下レール7及び中間上レール8は、
外方にはみ出すことなく、上下において整列している。
納什器2の荷重が免震装置1に加わっているため、上レ
ール6の各レール面9に接触している段付車輪11の小
径車輪11bは、図2に示すように、レール面9の中央
の最頂面に位置するとともに、下レール6の各レール面
9上の各段付車輪11の小径車輪11bは、図3に示す
ように、レール面9の中央の最低部に位置し、上下のベ
ース板3、5、中間下レール7及び中間上レール8は、
外方にはみ出すことなく、上下において整列している。
【0031】この状態から、左右方向(図1において
B、B’方向)の揺れが発生すると、図4に示すよう
に、下ベース板3、下レール4、中間下レール7、及び
中間下レール7に固着されている中間上レール8は、一
体をなして床面と共に揺れ動く。
B、B’方向)の揺れが発生すると、図4に示すよう
に、下ベース板3、下レール4、中間下レール7、及び
中間下レール7に固着されている中間上レール8は、一
体をなして床面と共に揺れ動く。
【0032】しかし、中間上レール8の段付車輪11に
おける小径車輪11b上に載置されている上レール6、
及び上レール6に固着された上ベース板5は、大径車輪
11aが中間上レール8上を、また小径車輪11bがレ
ール面9に沿ってそれぞれ左右方向に転動することによ
り、ほぼ静止状態となり、収納什器2が免震されてその
転倒が防止される。
おける小径車輪11b上に載置されている上レール6、
及び上レール6に固着された上ベース板5は、大径車輪
11aが中間上レール8上を、また小径車輪11bがレ
ール面9に沿ってそれぞれ左右方向に転動することによ
り、ほぼ静止状態となり、収納什器2が免震されてその
転倒が防止される。
【0033】地震が収まれば、各段付車輪11の小径車
輪11bがレール面9の中央位置に戻ろうとするため、
中間上レール8は元位置に自動的に復帰し、図2に示す
状態となる。
輪11bがレール面9の中央位置に戻ろうとするため、
中間上レール8は元位置に自動的に復帰し、図2に示す
状態となる。
【0034】一方、前後方向(図1においてA、A’方
向)の揺れが発生すると、図5に示すように、下スペー
ス板3及びこれに固着された下レール4が床面と共に振
動する。しかし、下レール4のレール面9に小径車輪1
1bを載置するとともに、大径車輪11aを中間下レー
ル7に接触させている段付車輪11が、レール面9及び
中間下レール7に沿って前後方向に転動することによ
り、中間下レール7、中間上レール8、上レール6、及
び上ベース板5は、ほぼ静止状態に保たれ、収納什器2
が前後方向に転倒するのが防止される。
向)の揺れが発生すると、図5に示すように、下スペー
ス板3及びこれに固着された下レール4が床面と共に振
動する。しかし、下レール4のレール面9に小径車輪1
1bを載置するとともに、大径車輪11aを中間下レー
ル7に接触させている段付車輪11が、レール面9及び
中間下レール7に沿って前後方向に転動することによ
り、中間下レール7、中間上レール8、上レール6、及
び上ベース板5は、ほぼ静止状態に保たれ、収納什器2
が前後方向に転倒するのが防止される。
【0035】前後方向の揺れが収まれば、上述と同様、
各段付車輪11の小径車輪11bがレール面9の中央位
置に戻ろうとするため、中間下レール7及びその上方の
各部材は、元位置に自動的に復帰する。
各段付車輪11の小径車輪11bがレール面9の中央位
置に戻ろうとするため、中間下レール7及びその上方の
各部材は、元位置に自動的に復帰する。
【0036】振幅の大きな地震の発生により、段付車輪
11の回転軸12が案内溝13の前後の端部と当接する
まで移動してしまうと、段付車輪11がレール面9より
浮き上がって、収納什器2が転倒する危険性がある。
11の回転軸12が案内溝13の前後の端部と当接する
まで移動してしまうと、段付車輪11がレール面9より
浮き上がって、収納什器2が転倒する危険性がある。
【0037】しかし、上記実施形態においては、下レー
ル4にガイド片4cを設けるとともに、中間下レール7
に、当接片7bを設けているため、図6に拡大して示す
ように、段付車輪11の小径車輪11bがレール面9の
端部において浮き上がろうとした際に、中間下レール7
の当接片7bが下レール4のガイド片4cと当接するこ
とにより、その浮き上がりが阻止され、収納什器2が転
倒するのが防止される。
ル4にガイド片4cを設けるとともに、中間下レール7
に、当接片7bを設けているため、図6に拡大して示す
ように、段付車輪11の小径車輪11bがレール面9の
端部において浮き上がろうとした際に、中間下レール7
の当接片7bが下レール4のガイド片4cと当接するこ
とにより、その浮き上がりが阻止され、収納什器2が転
倒するのが防止される。
【0038】この作用は、左右方向に大きく揺れた際も
同様である。
同様である。
【0039】以上説明したように、上記実施形態におい
ては、大小径の異なる段付車輪11の小径車輪11b
を、凹状としたレール面9に沿って転動させ、大径車輪
11aを中間レール7、8に当接させて転動させるよう
にして、小径車輪11bの移動量に対する中間レール
7、8の移動ストロークを大としているため、振幅の大
きな地震に対しての免震効果が著しく大となる。
ては、大小径の異なる段付車輪11の小径車輪11b
を、凹状としたレール面9に沿って転動させ、大径車輪
11aを中間レール7、8に当接させて転動させるよう
にして、小径車輪11bの移動量に対する中間レール
7、8の移動ストロークを大としているため、振幅の大
きな地震に対しての免震効果が著しく大となる。
【0040】また、従来のような偏心ローラを用いてい
ないので、それをガイドするピニオンやラック等も不要
となり、構造が簡単となってコスト低減が図れる。
ないので、それをガイドするピニオンやラック等も不要
となり、構造が簡単となってコスト低減が図れる。
【0041】さらに、免震装置は、上下のベース板3、
5間に設けられた上下のレール4、6と、4隅を互いに
結合した中間レール7、8とからなる3層構造で、しか
も各段付車輪11は、中間レール7、8のコ字空間内に
収容されているため、装置全体の高さを低くすることが
でき既設の背の高い収納什器に対しても容易に後付けす
ることができる。
5間に設けられた上下のレール4、6と、4隅を互いに
結合した中間レール7、8とからなる3層構造で、しか
も各段付車輪11は、中間レール7、8のコ字空間内に
収容されているため、装置全体の高さを低くすることが
でき既設の背の高い収納什器に対しても容易に後付けす
ることができる。
【0042】ベース板3、5に固着された上下のレール
4、6と中間レール7、8とは、レール4、6に形成さ
れたガイド片4c、6cと、中間レール7、8の当接片
7b、8bとが係合することにより、上下方向に対して
は一体化しており、従って、装置全体の運搬や現場にお
ける設置、施工作業が容易となる。
4、6と中間レール7、8とは、レール4、6に形成さ
れたガイド片4c、6cと、中間レール7、8の当接片
7b、8bとが係合することにより、上下方向に対して
は一体化しており、従って、装置全体の運搬や現場にお
ける設置、施工作業が容易となる。
【0043】本発明は、上記実施形態に限定されるもの
ではない。
ではない。
【0044】段付車輪11の形状は、図7に示すよう
に、1個の大径車輪11aと小径車輪11bとからなる
ものとしてもよい。それらの向きは反対向きであっても
よい。
に、1個の大径車輪11aと小径車輪11bとからなる
ものとしてもよい。それらの向きは反対向きであっても
よい。
【0045】図8に示すように、各下レール4のレール
面9を、上記円弧状のものに代えて、中央部に向かって
漸次直線的に傾斜する凹状としてもよい。なお、上レー
ル6の場合は上下逆向きとすればよい。
面9を、上記円弧状のものに代えて、中央部に向かって
漸次直線的に傾斜する凹状としてもよい。なお、上レー
ル6の場合は上下逆向きとすればよい。
【0046】図9に示すように、レール面9の中央部
に、僅かに下向き(上レール6は上向き)に凹入する凹
部9aを形成し、通常時において小径車輪11bが凹部
9a内に位置するようにしてもよい。このようにする
と、通常時に収納什器に外力が加わったとしても、これ
が妄りに揺れ動くのが防止される。
に、僅かに下向き(上レール6は上向き)に凹入する凹
部9aを形成し、通常時において小径車輪11bが凹部
9a内に位置するようにしてもよい。このようにする
と、通常時に収納什器に外力が加わったとしても、これ
が妄りに揺れ動くのが防止される。
【0047】上記実施形態においては、中間レール7、
8に段付車輪11の大径車輪11aを当接させている
が、このような中間レール7、8を省略して、大径車輪
11aを直接上下のベース板3、5に当接させるように
してもよい。
8に段付車輪11の大径車輪11aを当接させている
が、このような中間レール7、8を省略して、大径車輪
11aを直接上下のベース板3、5に当接させるように
してもよい。
【0048】以上、本発明の実施例を図面により説明し
てきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更
や追加があっても本発明に含まれる。
てきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更
や追加があっても本発明に含まれる。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果が得ら
れる。
れる。
【0050】(a)請求項1に記載の発明によれば、段
付車輪における大径車輪の外周面が当接するベースのレ
ールに対する相対移動ストロークが大きくなるので、振
幅の大きな地震に対しての免震効果を高めることができ
る。
付車輪における大径車輪の外周面が当接するベースのレ
ールに対する相対移動ストロークが大きくなるので、振
幅の大きな地震に対しての免震効果を高めることができ
る。
【0051】(b)請求項2に記載の発明によれば、上
記免震効果を二次元方向に発揮させることができる。
記免震効果を二次元方向に発揮させることができる。
【0052】(c)請求項3項に記載の発明によれば、
段付車輪は、がた付くことなく転動することができる。
段付車輪は、がた付くことなく転動することができる。
【0053】(d)請求項4に記載の発明によれば、段
付車輪は中間レールに案内されて安定的に転動すること
ができ、特に縦揺れの地震発生時における脱輪が防止さ
れる。
付車輪は中間レールに案内されて安定的に転動すること
ができ、特に縦揺れの地震発生時における脱輪が防止さ
れる。
【0054】(e)請求項5に記載に発明によれば、段
付車輪のレール面よりの離脱が防止される。
付車輪のレール面よりの離脱が防止される。
【0055】(f)請求項6に記載の発明によれば、よ
り振幅の大きな地震が発生し、段付車輪がストロークエ
ンドに達するまで転動したとしても、収納什器等が転倒
するのが防止される。
り振幅の大きな地震が発生し、段付車輪がストロークエ
ンドに達するまで転動したとしても、収納什器等が転倒
するのが防止される。
【図1】本発明の一実施形態を示す装置全体の分解傾斜
図である。
図である。
【図2】同じく、一部切欠正面図である。
【図3】同じく、一部切欠右側面図である。
【図4】同じく、地震発生時の正面図である。
【図5】同じく、地震発生時の右側面図である。
【図6】同じく、転倒防止時の作用を示す要部拡大正面
図である。
図である。
【図7】段付車輪の他の実施形態を用いた要部の正面図
である。
である。
【図8】レールの他の実施形態を示す側面図である。
【図9】同じく、レール面の他の実施形態を示す要部の
側面図である。
側面図である。
1 免震装置 2 収納什器 3 下ベース板 4 下レール 4a、4b 上向片 4c、6c ガイド片 5 上ベース板 6 上レール 6a、6b 上向片 7 中間下レール 7a、7c 下向片 7b、8b 当接片 7d、8d 水平基片 8 中間上レール 9 レール面 9a 凹部 10 補強板 11 段付車輪 11a 大径車輪 11b 小径車輪 12 回転軸 13 案内溝
Claims (6)
- 【請求項1】 床面等に設置される下ベースと、収納什
器等が載置される上ベースとの対向面のいずれか一方の
両側部に、他方のベース面と対向する端面の少なくとも
両側部が、側面視においてほぼ中央部に上向き又は下向
きの最大凹み部を有する凹状のレール面となっているレ
ールを、少なくとも1対設け、この各レールと他方のベ
ースとの間に、これらの間をレールの長手方向に転動可
能な大小径の異なる段付車輪を、その大径側の外周面が
ベース面にかつ小径側の外周面が前記レール面にそれぞ
れ当接するようにして設けたことを特徴とする収納什器
等の免震装置。 - 【請求項2】 請求項1と同じレールを、他方のベース
の両側部に互いに直交するようにして設けるとともに、
この他方のレールとベースとの間に、段付車輪を、その
大径側の外周面が一方のベース面に、かつ小径側の外周
面が他方のレールのレール面にそれぞれ当接するように
して設けたことを特徴とする請求項1に記載の収納什器
等の免震装置。 - 【請求項3】 段付車輪が、中央の小径車輪と、これを
挟む両側の大径車輪とからなり、両大径車輪によりレー
ルを挟むようにして、小径車輪の外周面をレール面に当
接させた請求項1又は2に記載の収納什器等の免震装
置。 - 【請求項4】 上下のベースとレールとの間に、段付車
輪が収容可能なコ字形をなし、かつ大径車輪の外周面が
転動可能に当接する中間レールを、側方に移動自在に設
け、この中間レールの両側片に形成した長手方向を向く
案内溝に、段付車輪の回転軸を移動可能に支持した請求
項1ないし3のいずれかに記載の収納什器の免震装置。 - 【請求項5】 案内溝の長さを、凹状のレール面の長さ
とほぼ同等か、それよりも若干小とした請求項4に記載
の収納什器の免震装置。 - 【請求項6】 レールとその反対側のベース又は中間レ
ールとの間に、段付車輪のレール面よりの浮き上がりを
防止する手段を設けた請求項1ないし5のいずれかに記
載の収納什器の免震装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11093565A JP2000279252A (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | 収納什器等の免震装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11093565A JP2000279252A (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | 収納什器等の免震装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000279252A true JP2000279252A (ja) | 2000-10-10 |
Family
ID=14085784
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11093565A Withdrawn JP2000279252A (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | 収納什器等の免震装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000279252A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20180082286A (ko) * | 2017-04-06 | 2018-07-18 | 김흥열 | 면진장치 |
| EP3287395A4 (en) * | 2015-04-20 | 2019-01-09 | Oiles Corporation | DEVICE FOR THE SEISMIC INSULATION OF A FRAME AND FRAME |
| JP2020074815A (ja) * | 2018-11-05 | 2020-05-21 | 株式会社テー・シー・アイ | レールユニット、転倒防止装置、及び転倒防止装置の固定方法 |
| CN113834225A (zh) * | 2021-11-02 | 2021-12-24 | 辽宁隆凯热电技术有限公司 | 一种全日聚光热电机组 |
-
1999
- 1999-03-31 JP JP11093565A patent/JP2000279252A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3287395A4 (en) * | 2015-04-20 | 2019-01-09 | Oiles Corporation | DEVICE FOR THE SEISMIC INSULATION OF A FRAME AND FRAME |
| KR20180082286A (ko) * | 2017-04-06 | 2018-07-18 | 김흥열 | 면진장치 |
| KR101984895B1 (ko) * | 2017-04-06 | 2019-06-03 | 김흥열 | 면진장치 |
| JP2020074815A (ja) * | 2018-11-05 | 2020-05-21 | 株式会社テー・シー・アイ | レールユニット、転倒防止装置、及び転倒防止装置の固定方法 |
| CN113834225A (zh) * | 2021-11-02 | 2021-12-24 | 辽宁隆凯热电技术有限公司 | 一种全日聚光热电机组 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060606 |