JP2000283983A - ヒト免疫グロブリンg測定用試薬及びヒト免疫グロブリンgの検出方法 - Google Patents
ヒト免疫グロブリンg測定用試薬及びヒト免疫グロブリンgの検出方法Info
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- JP2000283983A JP2000283983A JP11090203A JP9020399A JP2000283983A JP 2000283983 A JP2000283983 A JP 2000283983A JP 11090203 A JP11090203 A JP 11090203A JP 9020399 A JP9020399 A JP 9020399A JP 2000283983 A JP2000283983 A JP 2000283983A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 検体中のヒト免疫グロブリンG測定用試薬、
及びこれを用いて疾患、特に膠原病を容易に診断するた
めのヒト免疫グロブリンGの検出方法を提供する。 【解決手段】 Datura stramonium 由来のレクチンを有
効成分として含有する免疫グロブリンG測定用試薬、及
び被検試料に、Datura stramonium 由来のレクチンを有
効成分として含有する免疫グロブリンG測定用試薬を反
応させ、ヒト免疫グロブリンGに結合したレクチンを検
出することを特徴とするヒト免疫グロブリンGの検出方
法。
及びこれを用いて疾患、特に膠原病を容易に診断するた
めのヒト免疫グロブリンGの検出方法を提供する。 【解決手段】 Datura stramonium 由来のレクチンを有
効成分として含有する免疫グロブリンG測定用試薬、及
び被検試料に、Datura stramonium 由来のレクチンを有
効成分として含有する免疫グロブリンG測定用試薬を反
応させ、ヒト免疫グロブリンGに結合したレクチンを検
出することを特徴とするヒト免疫グロブリンGの検出方
法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヒト免疫グロブリ
ンG(以下、IgGと記載する。)をその糖鎖を利用し
て測定する試薬及び方法に関する。更に詳しくは、本発
明は、IgGの糖鎖を、Datura stramonium 由来のレク
チン(Datura stramonium agglutinin又はDatura stram
onium lectin:以下、これらをまとめてDSAと略記す
る。)を用いて、糖鎖工学的に測定するIgG測定用試
薬及び該試薬を用いたIgGの検出方法に関するもので
ある。
ンG(以下、IgGと記載する。)をその糖鎖を利用し
て測定する試薬及び方法に関する。更に詳しくは、本発
明は、IgGの糖鎖を、Datura stramonium 由来のレク
チン(Datura stramonium agglutinin又はDatura stram
onium lectin:以下、これらをまとめてDSAと略記す
る。)を用いて、糖鎖工学的に測定するIgG測定用試
薬及び該試薬を用いたIgGの検出方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】(1)IgGの糖鎖構造 生体の感染防御機能を司る分子の一つであるIgGは、
分子量約150,000の糖蛋白質であり、近年、その
Fcフラグメント(以下、Fc断片と記載する。)の糖
鎖構造が解明された[ザ・ジャ−ナル・オブ・イムノロ
ジ−(The Journal of Immunology)、第129巻、第2
016ぺ−ジ、1982年。バイオケミストリ−(Bioch
emistry)、第26巻、第1137ペ−ジ、1987
年]。また、この糖鎖にはいくつかの亜型があることも
知られている[アナリティカル・ケミストリ−(Analyti
cal Chemistry)、第163巻、第489ぺ−ジ、198
7年]が、血清中のIgGの大部分を占める主要な構造
は、次の式(I)に示すとおりである。
分子量約150,000の糖蛋白質であり、近年、その
Fcフラグメント(以下、Fc断片と記載する。)の糖
鎖構造が解明された[ザ・ジャ−ナル・オブ・イムノロ
ジ−(The Journal of Immunology)、第129巻、第2
016ぺ−ジ、1982年。バイオケミストリ−(Bioch
emistry)、第26巻、第1137ペ−ジ、1987
年]。また、この糖鎖にはいくつかの亜型があることも
知られている[アナリティカル・ケミストリ−(Analyti
cal Chemistry)、第163巻、第489ぺ−ジ、198
7年]が、血清中のIgGの大部分を占める主要な構造
は、次の式(I)に示すとおりである。
【0003】
【化1】
【0004】式(I)において、Galはガラクトース、G
lcNAcは、N-アセチルグルコサミン、Manはマンノース、
Fucはフコースを表す(以下同様)。特にこの糖鎖構造
は、慢性関節リウマチ(rheumatoid arthritis:以下、
RAと略記する。)患者の血清について詳細に研究さ
れ、その結果RA患者血清中のIgGは、健常人のIg
Gと比較してガラクトースの含有量が著しく減少してい
ることが見い出された[ネイチャ−(Nature)、第316
巻、第452ぺ−ジ、1985年]。更に、この事実に
基づいてRA患者の血清IgGの糖鎖のガラクトース欠
損という構造異常を把握することにより、RAのマーカ
ーとして使用し得ることが判明した[クリニカル・イム
ノロジ−(Clinical Immunology) 、第17巻、第977
ペ−ジ、1985年]。この事実に基づいて、既に幾つ
かのリウマチ診断薬が開発されているが、これらについ
ては後記する。また、前記以外のIgG分子の糖鎖異常
については、ミエロ−マ患者から採取した血清IgG
と、健常人から採取した血清IgGとを比較検討した前
記報告[バイオケミストリ−(Biochemistry)、第26
巻、第1137ペ−ジ、1987年]において、ミエロ
−マ患者IgGでは分枝構造のフコ−スの欠損、糖末端
に存在するガラクト−ス及びそれに続くN−アセチルグ
ルコサミンの欠損が見い出されたと記載されているが、
これ以外には未だ報告が皆無である。
lcNAcは、N-アセチルグルコサミン、Manはマンノース、
Fucはフコースを表す(以下同様)。特にこの糖鎖構造
は、慢性関節リウマチ(rheumatoid arthritis:以下、
RAと略記する。)患者の血清について詳細に研究さ
れ、その結果RA患者血清中のIgGは、健常人のIg
Gと比較してガラクトースの含有量が著しく減少してい
ることが見い出された[ネイチャ−(Nature)、第316
巻、第452ぺ−ジ、1985年]。更に、この事実に
基づいてRA患者の血清IgGの糖鎖のガラクトース欠
損という構造異常を把握することにより、RAのマーカ
ーとして使用し得ることが判明した[クリニカル・イム
ノロジ−(Clinical Immunology) 、第17巻、第977
ペ−ジ、1985年]。この事実に基づいて、既に幾つ
かのリウマチ診断薬が開発されているが、これらについ
ては後記する。また、前記以外のIgG分子の糖鎖異常
については、ミエロ−マ患者から採取した血清IgG
と、健常人から採取した血清IgGとを比較検討した前
記報告[バイオケミストリ−(Biochemistry)、第26
巻、第1137ペ−ジ、1987年]において、ミエロ
−マ患者IgGでは分枝構造のフコ−スの欠損、糖末端
に存在するガラクト−ス及びそれに続くN−アセチルグ
ルコサミンの欠損が見い出されたと記載されているが、
これ以外には未だ報告が皆無である。
【0005】(2)IgGの糖鎖におけるガラクトース
欠損をマーカーとするRA診断薬 次に、RA患者の血清IgGの糖鎖におけるガラクトー
ス欠損を把握することをRAのマーカーとして使用する
目的で開発された幾つかのリウマチ診断薬について説明
する。その一つは、ヒト血清中のIgGのガラクト−ス
量をFc断片を削除した抗ヒトIgGとガラクト−スに
特異的に結合するレクチンであるRicinus communis agg
lutinin 120(以下、RCA120と略記する。)で
サンドイッチして測定する方法(特開平5−87814
号公報)である。この方法においては、RCA120を
使用している点、及びヒトIgGをトラップする物質
が、Fc断片を削除した抗ヒトIgGに限定されている
が、Fc断片の削除は操作が煩雑であり、かつ費用も要
する点において不都合がある。また、この方法において
は、RA患者の血清中のIgGはガラクト−スを欠損し
ているものが多いので、健常人の血清中のIgGはRC
A120との反応性が高いが、RA患者では反応性が低
く測定される。
欠損をマーカーとするRA診断薬 次に、RA患者の血清IgGの糖鎖におけるガラクトー
ス欠損を把握することをRAのマーカーとして使用する
目的で開発された幾つかのリウマチ診断薬について説明
する。その一つは、ヒト血清中のIgGのガラクト−ス
量をFc断片を削除した抗ヒトIgGとガラクト−スに
特異的に結合するレクチンであるRicinus communis agg
lutinin 120(以下、RCA120と略記する。)で
サンドイッチして測定する方法(特開平5−87814
号公報)である。この方法においては、RCA120を
使用している点、及びヒトIgGをトラップする物質
が、Fc断片を削除した抗ヒトIgGに限定されている
が、Fc断片の削除は操作が煩雑であり、かつ費用も要
する点において不都合がある。また、この方法において
は、RA患者の血清中のIgGはガラクト−スを欠損し
ているものが多いので、健常人の血清中のIgGはRC
A120との反応性が高いが、RA患者では反応性が低
く測定される。
【0006】これに対し、糖鎖末端のガラクト−スの欠
損により、前記式(I)に示すとおりその次に存在するN
−アセチルグルコサミンが外部に露出していることか
ら、糖鎖末端のガラクト−ス及びN−アセチルグルコミ
ンを同時に検出し、その量を比較する方法も開発された
(特許第2701908号公報)。この方法において
は、IgGを変性させ、糖鎖末端のガラクト−スをAbru
s precatorius 由来のレクチン又はRCA120を用い
て測定し、N−アセチルグルコサミンをBandeireasimpl
icifolia、Datura sramonium又はLycopersicon esculen
tum由来のレクチンを用いて測定する方法が開示されて
いる。更に、この方法においては、血液試料からIgG
画分を公知の方法により分離し、分離したIgGを測定
前に熱、化学的な還元又は尿素のいずれかにより変性さ
せ、これを固相に吸着させ、その糖鎖末端を前記レクチ
ンを用いて測定する。この方法において使用可能なレク
チンとしてDSAを例示しているが、その目的は糖鎖末
端にガラクト−スが存在しない場合のN−アセチルグル
コサミンの測定のためである。従って、この方法におい
ては、検体から予めIgGを分離し、かつ変性させ、更
に最低でも2種類のレクチンを用いて測定しなければな
らないので、操作が煩雑であり、かつ測定に要する時間
が長いという欠点があった。
損により、前記式(I)に示すとおりその次に存在するN
−アセチルグルコサミンが外部に露出していることか
ら、糖鎖末端のガラクト−ス及びN−アセチルグルコミ
ンを同時に検出し、その量を比較する方法も開発された
(特許第2701908号公報)。この方法において
は、IgGを変性させ、糖鎖末端のガラクト−スをAbru
s precatorius 由来のレクチン又はRCA120を用い
て測定し、N−アセチルグルコサミンをBandeireasimpl
icifolia、Datura sramonium又はLycopersicon esculen
tum由来のレクチンを用いて測定する方法が開示されて
いる。更に、この方法においては、血液試料からIgG
画分を公知の方法により分離し、分離したIgGを測定
前に熱、化学的な還元又は尿素のいずれかにより変性さ
せ、これを固相に吸着させ、その糖鎖末端を前記レクチ
ンを用いて測定する。この方法において使用可能なレク
チンとしてDSAを例示しているが、その目的は糖鎖末
端にガラクト−スが存在しない場合のN−アセチルグル
コサミンの測定のためである。従って、この方法におい
ては、検体から予めIgGを分離し、かつ変性させ、更
に最低でも2種類のレクチンを用いて測定しなければな
らないので、操作が煩雑であり、かつ測定に要する時間
が長いという欠点があった。
【0007】その後、土屋ら[ザ・ジャ−ナル・オブ・
イムノロジ−(The Journal of Immunology)、第51
巻、第1137ペ−ジ、1993年]が、血清中のIg
Gの糖鎖末端のN−アセチルグルコサミンのみを検出す
ることを目的とした方法を発表し、この方法において
は、IgGを予め分離変性させずに測定が可能であると
報告している。この方法においては、血清中のIgGを
トラップする物質としてプロテインGを使用し、レクチ
ンとしてはPsathyrella velutina由来のレクチン(以
下、PVLと略記する。)を使用している。即ち、酵素
免疫定量法(enzyme-linked immunosorbent assay:ELIS
A)用のプレ−トにプロテインGを吸着させ、このプロテ
インGと検体中のIgGとを反応させ、結合したIgG
の糖鎖末端をPVLで検出する方法である。更に、この
方法を改良した方法(特開平10−123132号公
報)として、IgGをレクチンでトラップし、これを抗
ヒトIgGで検出するサンドイッチ法が開示されてい
る。この方法においては、レクチンは主にPsathyrella
velutina由来のレクチンを使用しているが、その他にも
Triticum vulgaris、Datura stramoniun、Lycopersicon
esculentum、Soianumtuberosum、Labuunum alpinum、O
ryzae sativa、Phytolacca americana、又はUlex europ
aeusII由来のレクチンが使用可能であるとして例示され
ている。前記土屋らの報告及び特開平10−12313
2号公報の方法においては、レクチンは、いずれも末端
ガラクトース残基が欠損した場合に露出されるN−アセ
チルグルコサミンを検出する目的で使用されているの
で、RCA120を用いてガラクト−スを検出していた
場合とは異なり、健常人では反応性が低下し、RA患者
では反応性が高く測定される。
イムノロジ−(The Journal of Immunology)、第51
巻、第1137ペ−ジ、1993年]が、血清中のIg
Gの糖鎖末端のN−アセチルグルコサミンのみを検出す
ることを目的とした方法を発表し、この方法において
は、IgGを予め分離変性させずに測定が可能であると
報告している。この方法においては、血清中のIgGを
トラップする物質としてプロテインGを使用し、レクチ
ンとしてはPsathyrella velutina由来のレクチン(以
下、PVLと略記する。)を使用している。即ち、酵素
免疫定量法(enzyme-linked immunosorbent assay:ELIS
A)用のプレ−トにプロテインGを吸着させ、このプロテ
インGと検体中のIgGとを反応させ、結合したIgG
の糖鎖末端をPVLで検出する方法である。更に、この
方法を改良した方法(特開平10−123132号公
報)として、IgGをレクチンでトラップし、これを抗
ヒトIgGで検出するサンドイッチ法が開示されてい
る。この方法においては、レクチンは主にPsathyrella
velutina由来のレクチンを使用しているが、その他にも
Triticum vulgaris、Datura stramoniun、Lycopersicon
esculentum、Soianumtuberosum、Labuunum alpinum、O
ryzae sativa、Phytolacca americana、又はUlex europ
aeusII由来のレクチンが使用可能であるとして例示され
ている。前記土屋らの報告及び特開平10−12313
2号公報の方法においては、レクチンは、いずれも末端
ガラクトース残基が欠損した場合に露出されるN−アセ
チルグルコサミンを検出する目的で使用されているの
で、RCA120を用いてガラクト−スを検出していた
場合とは異なり、健常人では反応性が低下し、RA患者
では反応性が高く測定される。
【0008】(3)DSAの反応特性 一方、DSAは通常N−アセチルグルコサミン結合レク
チンとして分類されている(日本生化学会編、「続生化
学実験講座4:複合糖質研究法I」、第34ペ−ジ、東
京化学同人、1985年)。従って、従来DSAはIg
GとN−アセチルグルコサミンを介して結合するものと
考えられていた。しかしながら、最近の知見によれば、
DSAはN−アセチルラクトサミンとも反応することが
明らかにされている[ヒストケミストリ−(Histochemis
try)、第92巻、第515ペ−ジ、1989年、及び日
本眼科学会誌、第99巻、第995ペ−ジ、1995
年]。即ち、N−アセチルラクトサミンは、ガラクト−
スを欠損していない健常人のIgG糖鎖末端の構造なの
である。DSAを使用している前記特許第270190
8号公報及び特開平10−123132号公報記載の方
法において、それぞれ実際に使用しているレクチンは、
前者ではBandeirea simplicifolia由来のレクチンであ
り、後者ではPsathyrellavelutina由来のレクチンであ
る。しかしながら、これらの方法において各々例示され
ているDSAを含むその他のレクチンについては、実際
に測定を行っておらず、その反応性の確認も行われてい
ないので、これらの方法において、期待されているよう
に糖鎖末端にガラクト−スを欠いたIgGと反応し、ガ
ラクト−スの欠損を検出できるか否かは多いに疑問であ
り、特にDSAに関してはむしろRCA120と同様に
ガラクト−スを欠損していない糖鎖を検出する可能性も
高いものと推定される。
チンとして分類されている(日本生化学会編、「続生化
学実験講座4:複合糖質研究法I」、第34ペ−ジ、東
京化学同人、1985年)。従って、従来DSAはIg
GとN−アセチルグルコサミンを介して結合するものと
考えられていた。しかしながら、最近の知見によれば、
DSAはN−アセチルラクトサミンとも反応することが
明らかにされている[ヒストケミストリ−(Histochemis
try)、第92巻、第515ペ−ジ、1989年、及び日
本眼科学会誌、第99巻、第995ペ−ジ、1995
年]。即ち、N−アセチルラクトサミンは、ガラクト−
スを欠損していない健常人のIgG糖鎖末端の構造なの
である。DSAを使用している前記特許第270190
8号公報及び特開平10−123132号公報記載の方
法において、それぞれ実際に使用しているレクチンは、
前者ではBandeirea simplicifolia由来のレクチンであ
り、後者ではPsathyrellavelutina由来のレクチンであ
る。しかしながら、これらの方法において各々例示され
ているDSAを含むその他のレクチンについては、実際
に測定を行っておらず、その反応性の確認も行われてい
ないので、これらの方法において、期待されているよう
に糖鎖末端にガラクト−スを欠いたIgGと反応し、ガ
ラクト−スの欠損を検出できるか否かは多いに疑問であ
り、特にDSAに関してはむしろRCA120と同様に
ガラクト−スを欠損していない糖鎖を検出する可能性も
高いものと推定される。
【0009】また、DSAがN−アセチルラクトサミン
と反応するので、RCA120のように健常人IgGに
強い反応性を示すか否かについては、実際にDSAを用
いて実験しなければ判定できないのである。なぜなら
ば、いわゆるレクチン全体の特性として、厳密な糖結合
特異性が明かにされているものは少なく、十分研究され
ているレクチンであっても、未知の特異性が存在してい
る場合がある(谷口直之ら監修、「細胞工学別冊 実験
プロトコールシリーズ:グライコバイオロジー実験プロ
トコール−糖蛋白質・糖脂質・プロテオグリカン−」、
第22ペ−ジ、秀潤社、1996年)ことも示唆されて
いるからである。また、複数の反応基を同時に有する糖
鎖と反応させる場合、その反応性には優先順位が生じる
こともあり得るのである。実際にDSAを用いて糖蛋白
質の糖鎖を測定した例として、例えば、血清中のトラン
スフェリンの糖鎖をAleuria aurantia由来レクチン及び
DSAを用いて測定し、肝癌の診断薬としている例(特
許第2630436号公報)、ヒト絨毛性腺刺激ホルモ
ンの糖鎖をDSAを用いて測定して絨毛癌を診断する方
法(特開昭63−223560号公報)等がある。これ
らの方法において明らかにされている糖鎖異常のトラン
スフェリン及びヒト絨毛性腺刺激ホルモンは、糖鎖末端
のN−アセチルグルコサミンを介してDSAと結合して
いるのではなく、次の式(II)及び式(III)に示す部位に
おいてDSAと結合していると考えられているが、健常
人血清中のIgG糖鎖にこれらの部位は存在しない。
と反応するので、RCA120のように健常人IgGに
強い反応性を示すか否かについては、実際にDSAを用
いて実験しなければ判定できないのである。なぜなら
ば、いわゆるレクチン全体の特性として、厳密な糖結合
特異性が明かにされているものは少なく、十分研究され
ているレクチンであっても、未知の特異性が存在してい
る場合がある(谷口直之ら監修、「細胞工学別冊 実験
プロトコールシリーズ:グライコバイオロジー実験プロ
トコール−糖蛋白質・糖脂質・プロテオグリカン−」、
第22ペ−ジ、秀潤社、1996年)ことも示唆されて
いるからである。また、複数の反応基を同時に有する糖
鎖と反応させる場合、その反応性には優先順位が生じる
こともあり得るのである。実際にDSAを用いて糖蛋白
質の糖鎖を測定した例として、例えば、血清中のトラン
スフェリンの糖鎖をAleuria aurantia由来レクチン及び
DSAを用いて測定し、肝癌の診断薬としている例(特
許第2630436号公報)、ヒト絨毛性腺刺激ホルモ
ンの糖鎖をDSAを用いて測定して絨毛癌を診断する方
法(特開昭63−223560号公報)等がある。これ
らの方法において明らかにされている糖鎖異常のトラン
スフェリン及びヒト絨毛性腺刺激ホルモンは、糖鎖末端
のN−アセチルグルコサミンを介してDSAと結合して
いるのではなく、次の式(II)及び式(III)に示す部位に
おいてDSAと結合していると考えられているが、健常
人血清中のIgG糖鎖にこれらの部位は存在しない。
【0010】
【化2】
【0011】
【化3】
【0012】式(II)及び式(III)において、Rは水素
又は糖を表す(以下同様)。また、DSAをクロマトグ
ラフィ−用担体に結合させ、これを用いて糖鎖の結合性
を測定することから、次の式(IV)乃至式(VII)に示す
糖鎖部位と結合することが知られている(谷口直之ら監
修、「細胞工学別冊 実験プロトコールシリーズ:グラ
イコバイオロジー実験プロトコール−糖蛋白質・糖脂質
・プロテオグリカン−」、第20ペ−ジ、秀潤社、19
96年)が、これらの構造もIgG糖鎖には存在しな
い。
又は糖を表す(以下同様)。また、DSAをクロマトグ
ラフィ−用担体に結合させ、これを用いて糖鎖の結合性
を測定することから、次の式(IV)乃至式(VII)に示す
糖鎖部位と結合することが知られている(谷口直之ら監
修、「細胞工学別冊 実験プロトコールシリーズ:グラ
イコバイオロジー実験プロトコール−糖蛋白質・糖脂質
・プロテオグリカン−」、第20ペ−ジ、秀潤社、19
96年)が、これらの構造もIgG糖鎖には存在しな
い。
【0013】
【化4】
【0014】
【化5】
【0015】
【化6】
【0016】
【化7】
【0017】更に、DSAがIgGの糖鎖と結合するか
否かさえも、実際には測定されて報告された例は皆無で
ある。従って、DSAがIgGの糖鎖と反応するのか否
か、反応するとすれば、N−アセチルラクトサミン若し
くはN−アセチルグルコサミンのいずれと反応するの
か、両者を介して反応するのか、又はこれまでに知られ
ていない部位で反応するのか等、全てが現在明らかにさ
れていない。
否かさえも、実際には測定されて報告された例は皆無で
ある。従って、DSAがIgGの糖鎖と反応するのか否
か、反応するとすれば、N−アセチルラクトサミン若し
くはN−アセチルグルコサミンのいずれと反応するの
か、両者を介して反応するのか、又はこれまでに知られ
ていない部位で反応するのか等、全てが現在明らかにさ
れていない。
【0018】(4)膠原病 一方、血清中のIgGにおいてガラクト−スが顕著に欠
損していることが認められるRAは、膠原病と呼ばれる
疾患群の一つであり、これに類似した疾患は多数存在す
る。膠原病は、1942年にクレンペラー(Klemperer)
により提唱された臨床形態学的概念であり、結合組織の
系統的疾患であって、全身の膠原繊維にフィブリノイド
変性という共通の病変が認められる疾患群の総称であ
る。特に、全身性エリテマトーデス(systemic lupus er
ythematosus :以下、SLEと略記する。)、強皮症(p
rogressive systemic sclerosis :以下、PSSと略記
する。)、皮膚筋炎(dermatomyositis:以下、DMと略
記する。)、RA、リウマチ熱(rheumatic fever:以
下、RFと略記する。)、結節性多発(性)動脈炎(Poly
arteritis nodosa:以下、PNと略記する。)の6疾患
が古典的膠原病と呼ばれている。のちに皮膚筋炎は、多
発性筋炎(Polymyositis:以下、PMと略記する。)と
共にPM/DMとしてまとめられることが多くなった。
損していることが認められるRAは、膠原病と呼ばれる
疾患群の一つであり、これに類似した疾患は多数存在す
る。膠原病は、1942年にクレンペラー(Klemperer)
により提唱された臨床形態学的概念であり、結合組織の
系統的疾患であって、全身の膠原繊維にフィブリノイド
変性という共通の病変が認められる疾患群の総称であ
る。特に、全身性エリテマトーデス(systemic lupus er
ythematosus :以下、SLEと略記する。)、強皮症(p
rogressive systemic sclerosis :以下、PSSと略記
する。)、皮膚筋炎(dermatomyositis:以下、DMと略
記する。)、RA、リウマチ熱(rheumatic fever:以
下、RFと略記する。)、結節性多発(性)動脈炎(Poly
arteritis nodosa:以下、PNと略記する。)の6疾患
が古典的膠原病と呼ばれている。のちに皮膚筋炎は、多
発性筋炎(Polymyositis:以下、PMと略記する。)と
共にPM/DMとしてまとめられることが多くなった。
【0019】これらの疾患うち、RFは溶連菌感染症で
発症することが明らかにされ、膠原病から除外されてい
る。残る5疾患のうちPNを除くSLE、PSS、PM
/DM及びRAの4疾患においては、高γ−グロブリン
血症、抗核抗体等の各種自己抗体が検出され、免疫異常
を伴って発症する共通点があり、相互に重複して発症す
ることも希ではない。このように重複現象が認めるられ
る疾患には、混合性結合組織病(mixed connective tiss
ue disease:以下、MCTDと略記する。)、及び重複
症候群(overlap syndrome)がある。また、
発症することが明らかにされ、膠原病から除外されてい
る。残る5疾患のうちPNを除くSLE、PSS、PM
/DM及びRAの4疾患においては、高γ−グロブリン
血症、抗核抗体等の各種自己抗体が検出され、免疫異常
を伴って発症する共通点があり、相互に重複して発症す
ることも希ではない。このように重複現象が認めるられ
る疾患には、混合性結合組織病(mixed connective tiss
ue disease:以下、MCTDと略記する。)、及び重複
症候群(overlap syndrome)がある。また、
【外1】 、ウェゲナー肉芽腫症、過敏性血管炎、ベーチェット
病、血栓性血小板減少性紫斑病等は、その病態及び病像
が膠原病に類似することから膠原病周辺疾患、又は膠原
病近縁疾患と呼ばれている。これらの疾患により出現す
る臨床症状は、疾患特異的な臨床症状も存在するが、い
くつかの疾患に共通する症状も多い。疾患特異的な症状
としては、例えばSLEの蝶型紅斑及び腎障害、PSS
の皮膚硬化及び食道の拡張等がその代表的なものであ
り、これらの臨床症状が確認されるならば診断は容易で
あるが、問題は、このような疾患特異的な症状が常に出
現するとは限らないことである。特に疾患の早期若しく
は軽症例ではこれらの症状を示さないか、又は不明瞭で
あることも珍しくはない(柏崎禎夫ら編、「NIM Lec
tures:免疫・アレルギー・リウマチ病学」、第92ペ
−ジ及び第173ペ−ジ、医学書院、1995年)。そ
のためこれら膠原病の診断には種々の方法が研究されて
おり、その一例として前記のRA患者に認められるガラ
クトース欠損というIgGの糖鎖構造異常が見い出さ
れ、この測定方法が確立されたが、RAには他に類似し
た疾患が多いにもかかわらず、RA以外の膠原病疾患に
おけるIgGの糖鎖構造について、健常人との差異があ
るか否かの検討は、詳細に行われていなかった。
病、血栓性血小板減少性紫斑病等は、その病態及び病像
が膠原病に類似することから膠原病周辺疾患、又は膠原
病近縁疾患と呼ばれている。これらの疾患により出現す
る臨床症状は、疾患特異的な臨床症状も存在するが、い
くつかの疾患に共通する症状も多い。疾患特異的な症状
としては、例えばSLEの蝶型紅斑及び腎障害、PSS
の皮膚硬化及び食道の拡張等がその代表的なものであ
り、これらの臨床症状が確認されるならば診断は容易で
あるが、問題は、このような疾患特異的な症状が常に出
現するとは限らないことである。特に疾患の早期若しく
は軽症例ではこれらの症状を示さないか、又は不明瞭で
あることも珍しくはない(柏崎禎夫ら編、「NIM Lec
tures:免疫・アレルギー・リウマチ病学」、第92ペ
−ジ及び第173ペ−ジ、医学書院、1995年)。そ
のためこれら膠原病の診断には種々の方法が研究されて
おり、その一例として前記のRA患者に認められるガラ
クトース欠損というIgGの糖鎖構造異常が見い出さ
れ、この測定方法が確立されたが、RAには他に類似し
た疾患が多いにもかかわらず、RA以外の膠原病疾患に
おけるIgGの糖鎖構造について、健常人との差異があ
るか否かの検討は、詳細に行われていなかった。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】前記のとおり、ヒトI
gGの糖鎖については、RA患者におけるガラクトース
の欠損という異常現象が詳細に研究されたが、RA以外
の疾患についてはほとんど研究されていない。また、I
gGの糖鎖についてもガラクト−スの欠損を把握するこ
とを目的とした測定は行われているが、それ以外の構造
の差異を測定する方法については、従来確立されていな
い。更に、従来IgGの糖鎖においてガラクト−スの欠
損により糖鎖末端に露出されるN−アセチルグルコサミ
ンを検出すると思われていたDSAが、実際にIgGと
反応するのか否かさえも明らかではなく、しかもDSA
がN−アセチルラクトサミンとも反応することが明らか
になった現在では、IgGと結合するのであればどの部
位を介して結合するのかも明らかではない。前記従来技
術に鑑みて本発明者らは、鋭意研究を行った結果、Ig
GについてDSAとの反応性を確認し、実際にDSAが
健常人のIgGと反応性の高いことを見い出した。ま
た、このDSAとIgGとの反応は、ガラクト−スの欠
損とはなんら関係が無く、更に既に明らかになっている
RCA120とIgGとの反応性とは異なるものである
ことを見い出し、これらの発見に基づいて本発明を完成
した。本発明の目的は、検体中のIgGを測定するため
の試薬及び試薬キットを提供することである。本発明の
他の目的は、疾患、特に膠原病を容易に診断するために
用いられるヒト免疫グロブリンGの検出方法を提供する
ことである。
gGの糖鎖については、RA患者におけるガラクトース
の欠損という異常現象が詳細に研究されたが、RA以外
の疾患についてはほとんど研究されていない。また、I
gGの糖鎖についてもガラクト−スの欠損を把握するこ
とを目的とした測定は行われているが、それ以外の構造
の差異を測定する方法については、従来確立されていな
い。更に、従来IgGの糖鎖においてガラクト−スの欠
損により糖鎖末端に露出されるN−アセチルグルコサミ
ンを検出すると思われていたDSAが、実際にIgGと
反応するのか否かさえも明らかではなく、しかもDSA
がN−アセチルラクトサミンとも反応することが明らか
になった現在では、IgGと結合するのであればどの部
位を介して結合するのかも明らかではない。前記従来技
術に鑑みて本発明者らは、鋭意研究を行った結果、Ig
GについてDSAとの反応性を確認し、実際にDSAが
健常人のIgGと反応性の高いことを見い出した。ま
た、このDSAとIgGとの反応は、ガラクト−スの欠
損とはなんら関係が無く、更に既に明らかになっている
RCA120とIgGとの反応性とは異なるものである
ことを見い出し、これらの発見に基づいて本発明を完成
した。本発明の目的は、検体中のIgGを測定するため
の試薬及び試薬キットを提供することである。本発明の
他の目的は、疾患、特に膠原病を容易に診断するために
用いられるヒト免疫グロブリンGの検出方法を提供する
ことである。
【0021】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明の第一の発明(以下、第一発明と記載する。)は、Da
tura stramonium 由来のレクチンを有効成分として含有
する免疫グロブリンG測定用試薬であり、Datura stram
onium 由来のレクチンが、Datura stramoniumagglutini
n又はDatura stramonium lectinであること、該試薬
が、疾病の診断に使用されること、及び疾病が、膠原病
であることを望ましい態様としてもいる。また前記ヒト
免疫グロブリンG測定用試薬と、不溶化担体と、該担体
に固定化してヒト免疫グロブリンGを捕捉する捕捉物質
とを含むヒト免疫グロブリンG測定用試薬キット、更に
標識化レクチンを検出する検出物質を含むヒト免疫グロ
ブリンG測定用試薬キットをも提供する。前記課題を解
決する本発明の第二の発明(以下、第二発明と記載す
る。)は、検体に含有されるヒト免疫グロブリンGと、
Datura stramonium 由来のレクチンを有効成分として含
有する免疫グロブリンG測定用試薬とを反応させ、前記
ヒト免疫グロブリンGに結合した前記レクチンを検出す
ることを特徴とするヒト免疫グロブリンGの検出方法で
ある。第二発明において、検体に含有されるヒト免疫グ
ロブリンGを、不溶化担体に固定化し、この固定化ヒト
免疫グロブリンGを、Datura stramonium 由来の標識化
レクチンを有効成分として含有するヒト免疫グロブリン
G測定用試薬と反応させ、結合した前記レクチンの標識
に起因したシグナルを検出する構成とすることも一つの
態様である。
明の第一の発明(以下、第一発明と記載する。)は、Da
tura stramonium 由来のレクチンを有効成分として含有
する免疫グロブリンG測定用試薬であり、Datura stram
onium 由来のレクチンが、Datura stramoniumagglutini
n又はDatura stramonium lectinであること、該試薬
が、疾病の診断に使用されること、及び疾病が、膠原病
であることを望ましい態様としてもいる。また前記ヒト
免疫グロブリンG測定用試薬と、不溶化担体と、該担体
に固定化してヒト免疫グロブリンGを捕捉する捕捉物質
とを含むヒト免疫グロブリンG測定用試薬キット、更に
標識化レクチンを検出する検出物質を含むヒト免疫グロ
ブリンG測定用試薬キットをも提供する。前記課題を解
決する本発明の第二の発明(以下、第二発明と記載す
る。)は、検体に含有されるヒト免疫グロブリンGと、
Datura stramonium 由来のレクチンを有効成分として含
有する免疫グロブリンG測定用試薬とを反応させ、前記
ヒト免疫グロブリンGに結合した前記レクチンを検出す
ることを特徴とするヒト免疫グロブリンGの検出方法で
ある。第二発明において、検体に含有されるヒト免疫グ
ロブリンGを、不溶化担体に固定化し、この固定化ヒト
免疫グロブリンGを、Datura stramonium 由来の標識化
レクチンを有効成分として含有するヒト免疫グロブリン
G測定用試薬と反応させ、結合した前記レクチンの標識
に起因したシグナルを検出する構成とすることも一つの
態様である。
【0022】
【発明の実施の形態】次に本発明について詳細に説明す
るが、最初に第一発明について説明する。本発明者ら
は、前記のとおりIgGの糖鎖について各種レクチンを
用いて検討を行った結果、DSAが必ずしもガラクト−
スを欠損したIgGと優先的に反応しない事実を発見し
た。この事実については実際の試験例を後記するが、市
販のIgGを酵素を用いて人為的、かつ段階的にガラク
ト−スを欠損させた試料を用いて反応性を確認した結
果、ガラクト−スが欠損している試料であっても、特段
にDSAとの反応性が増加する現象は認められなかっ
た。従って、DSAは、従来技術である特許第2701
908号公報及び特開平10−123132号公報記載
の方法に例示されているように、N−アセチルグルコサ
ミンを介してIgGと結合しないことが判明した。ま
た、健常人血清中のIgGと、RA患者血清中のIgG
とについてDSAを用いた測定を行った結果、後記する
実施例から明らかなとおり、特開平10−123132
号公報記載の方法においてPVLを用いて測定され、D
SAでも期待された健常人で反応性が低く、RA患者で
反応性が高くなるという現象は認められず、逆に健常人
では反応性が高く、RA患者では反応性が低下した。こ
の健常人IgGでは高く、RA患者では低いという反応
性は、特開平5−87814号公報におけるRCA12
0を用いて測定された反応性と同様であるが、DSAは
人為的にガラクト−スを欠損させたIgGとは反応しな
かったことから、DSAとRCA120はIgGと結合
する部位が異なるものと推定される。以上の知見から、
本発明者らは、検体中のIgGを固相に固定化させ、D
SAを反応させることを目的として、利用し得る幾つか
の方法について種々の検討を行ない発明を完成するに至
った。
るが、最初に第一発明について説明する。本発明者ら
は、前記のとおりIgGの糖鎖について各種レクチンを
用いて検討を行った結果、DSAが必ずしもガラクト−
スを欠損したIgGと優先的に反応しない事実を発見し
た。この事実については実際の試験例を後記するが、市
販のIgGを酵素を用いて人為的、かつ段階的にガラク
ト−スを欠損させた試料を用いて反応性を確認した結
果、ガラクト−スが欠損している試料であっても、特段
にDSAとの反応性が増加する現象は認められなかっ
た。従って、DSAは、従来技術である特許第2701
908号公報及び特開平10−123132号公報記載
の方法に例示されているように、N−アセチルグルコサ
ミンを介してIgGと結合しないことが判明した。ま
た、健常人血清中のIgGと、RA患者血清中のIgG
とについてDSAを用いた測定を行った結果、後記する
実施例から明らかなとおり、特開平10−123132
号公報記載の方法においてPVLを用いて測定され、D
SAでも期待された健常人で反応性が低く、RA患者で
反応性が高くなるという現象は認められず、逆に健常人
では反応性が高く、RA患者では反応性が低下した。こ
の健常人IgGでは高く、RA患者では低いという反応
性は、特開平5−87814号公報におけるRCA12
0を用いて測定された反応性と同様であるが、DSAは
人為的にガラクト−スを欠損させたIgGとは反応しな
かったことから、DSAとRCA120はIgGと結合
する部位が異なるものと推定される。以上の知見から、
本発明者らは、検体中のIgGを固相に固定化させ、D
SAを反応させることを目的として、利用し得る幾つか
の方法について種々の検討を行ない発明を完成するに至
った。
【0023】本発明において、検体中のIgGを固相に
固定化させるために、IgGをトラップする物質(捕捉
物質)としては、プロテインA、プロテインG等を例示
することができる。また、他の動物種に免疫することに
より得られる抗ヒトIgG抗体についても糖鎖を除去
し、後に用いるレクチンとの反応を惹起しないよう処理
すれば利用が可能であり、この他にも後記するDSAと
の反応を妨げること無くIgGを特異的にトラップでき
るものであればそれを利用することができる。これらI
gGをトラップする物質としてのプロテインG等は、市
販のものを用いることが可能であり、不溶化担体に化学
的又は物理的に固定化することができる。不溶化担体と
してはポリスチレン、ガラス等を用いたマイクロプレー
ト、ビーズ、チューブ等を例示することができる。ま
た、セルロース、その他の材質からなるメンブレン等も
利用可能である。
固定化させるために、IgGをトラップする物質(捕捉
物質)としては、プロテインA、プロテインG等を例示
することができる。また、他の動物種に免疫することに
より得られる抗ヒトIgG抗体についても糖鎖を除去
し、後に用いるレクチンとの反応を惹起しないよう処理
すれば利用が可能であり、この他にも後記するDSAと
の反応を妨げること無くIgGを特異的にトラップでき
るものであればそれを利用することができる。これらI
gGをトラップする物質としてのプロテインG等は、市
販のものを用いることが可能であり、不溶化担体に化学
的又は物理的に固定化することができる。不溶化担体と
してはポリスチレン、ガラス等を用いたマイクロプレー
ト、ビーズ、チューブ等を例示することができる。ま
た、セルロース、その他の材質からなるメンブレン等も
利用可能である。
【0024】本発明に使用するIgGを検出するレクチ
ンとしては、DSAを使用することが望ましい。このレ
クチンは市販のものを用いることが可能であり、またこ
のレクチンは、西洋わさびペルオキシダーゼ(以下、H
RPと略記する。)等の酵素、ビオチン、蛍光色素、金
コロイド、ラテックス粒子等で標識されたものが望まし
い。標識レクチンは市販されているものを使用すること
が可能であるが、公知の方法(例えば、石川栄治著、
「超高感度酵素免疫測定法」、第1177ペ−ジ、学会
出版センタ−、1993年等)を用いて標識を行なうこ
ともできる。
ンとしては、DSAを使用することが望ましい。このレ
クチンは市販のものを用いることが可能であり、またこ
のレクチンは、西洋わさびペルオキシダーゼ(以下、H
RPと略記する。)等の酵素、ビオチン、蛍光色素、金
コロイド、ラテックス粒子等で標識されたものが望まし
い。標識レクチンは市販されているものを使用すること
が可能であるが、公知の方法(例えば、石川栄治著、
「超高感度酵素免疫測定法」、第1177ペ−ジ、学会
出版センタ−、1993年等)を用いて標識を行なうこ
ともできる。
【0025】標識に起因したシグナルは、吸光度法(比
色法)、蛍光法、発光法、直接肉眼による観察等により
検出することが可能であり、例えば、吸光度法による場
合には、シグナルの経時的変化を測定する方法及び一定
時間後のシグナルを測定する方法がある。更に具体的に
は、この標識に起因したシグナルを検出するには、例え
ば標識がHRPである場合には、HRPに対する基質で
ある2,2´−アジノジ−(3−4エチルベンズチアゾ
リン−6−スルホン酸)(以下、ABTSと略記す
る。)等を一定時間反応させ、その反応を2%シュウ酸
等を用いて停止させ、吸光値を測定する等の方法があ
り、この場合、ABTS等は市販のキットを使用するこ
とが可能である。またビオチンで標識を行った場合は、
HRP等の酵素を標識したアビジン又はストレプトアビ
ジンを更に反応させ、アビジン又はストレプトアビジン
により標識された酵素を、前記のABTS等の基質を用
いて検出する。また、シグナルが蛍光色素である場合に
は、蛍光色素を認識できる市販の機器を用いて検出を行
うことができる。また、シグナルが金コロイド又はラテ
ックスの場合は、濁度を市販の粒度分布計等の機器を用
いて測定することも可能であり、肉眼で観察することに
よっても検出が可能である。
色法)、蛍光法、発光法、直接肉眼による観察等により
検出することが可能であり、例えば、吸光度法による場
合には、シグナルの経時的変化を測定する方法及び一定
時間後のシグナルを測定する方法がある。更に具体的に
は、この標識に起因したシグナルを検出するには、例え
ば標識がHRPである場合には、HRPに対する基質で
ある2,2´−アジノジ−(3−4エチルベンズチアゾ
リン−6−スルホン酸)(以下、ABTSと略記す
る。)等を一定時間反応させ、その反応を2%シュウ酸
等を用いて停止させ、吸光値を測定する等の方法があ
り、この場合、ABTS等は市販のキットを使用するこ
とが可能である。またビオチンで標識を行った場合は、
HRP等の酵素を標識したアビジン又はストレプトアビ
ジンを更に反応させ、アビジン又はストレプトアビジン
により標識された酵素を、前記のABTS等の基質を用
いて検出する。また、シグナルが蛍光色素である場合に
は、蛍光色素を認識できる市販の機器を用いて検出を行
うことができる。また、シグナルが金コロイド又はラテ
ックスの場合は、濁度を市販の粒度分布計等の機器を用
いて測定することも可能であり、肉眼で観察することに
よっても検出が可能である。
【0026】本発明において、前記Datura stramonium
由来のレクチン、特に標識化レクチンと、不溶化担体
と、該担体に固定化してIgGを捕捉する捕捉物質とを
含むIgG測定用試薬キットを構成することができる。
更に標識化レクチンを検出する検出物質を含むIgG測
定用試薬キットとすることができる。これらの測定用試
薬キットに用いられる、標識化レクチン、不溶化担体、
固定化物質、検出物質としては、前記のものを用いるこ
とができる。
由来のレクチン、特に標識化レクチンと、不溶化担体
と、該担体に固定化してIgGを捕捉する捕捉物質とを
含むIgG測定用試薬キットを構成することができる。
更に標識化レクチンを検出する検出物質を含むIgG測
定用試薬キットとすることができる。これらの測定用試
薬キットに用いられる、標識化レクチン、不溶化担体、
固定化物質、検出物質としては、前記のものを用いるこ
とができる。
【0027】次に、第二発明について説明する。第二発
明の検出方法に使用する検体としては、ヒト血液、血
清、血漿、尿、又はIgGを産出する細胞の培養上清
等、IgGを含有する液体試料であれば、いずれであっ
てもよい。これらの検体を凍結乾燥した粉体試料であっ
ても、濃度が判明していれば、生理的食塩水等に再溶解
し、液状化することにより測定が可能である。しかしな
がら、例えば血液そのものを使用する場合等、固形成分
の混在する試料については、事前に遠心分離、膜等によ
る分離を行い、赤血球等の固形成分を除去する必要があ
る。前記IgGをトラップする物質(例えば、プロテイ
ンG等)とレクチンとを用いた検体中の糖鎖異常IgG
の測定は、次のとおり実施する。即ち、担体にIgGを
トラップする物質(捕捉物質、例えば、プロテインG
等)を固定化し、この捕捉物質に検体(又は必要に応じ
て希釈した検体)を反応させ、捕捉物質と結合したIg
G(B:結合型)を、結合しない遊離のIgG(F:遊
離型)から分離(B/F分離)し、のち標識したレクチ
ンを反応させる。これを再度B/F分離し、標識のシグ
ナルを適宜な手段により検出する。
明の検出方法に使用する検体としては、ヒト血液、血
清、血漿、尿、又はIgGを産出する細胞の培養上清
等、IgGを含有する液体試料であれば、いずれであっ
てもよい。これらの検体を凍結乾燥した粉体試料であっ
ても、濃度が判明していれば、生理的食塩水等に再溶解
し、液状化することにより測定が可能である。しかしな
がら、例えば血液そのものを使用する場合等、固形成分
の混在する試料については、事前に遠心分離、膜等によ
る分離を行い、赤血球等の固形成分を除去する必要があ
る。前記IgGをトラップする物質(例えば、プロテイ
ンG等)とレクチンとを用いた検体中の糖鎖異常IgG
の測定は、次のとおり実施する。即ち、担体にIgGを
トラップする物質(捕捉物質、例えば、プロテインG
等)を固定化し、この捕捉物質に検体(又は必要に応じ
て希釈した検体)を反応させ、捕捉物質と結合したIg
G(B:結合型)を、結合しない遊離のIgG(F:遊
離型)から分離(B/F分離)し、のち標識したレクチ
ンを反応させる。これを再度B/F分離し、標識のシグ
ナルを適宜な手段により検出する。
【0028】標識に起因したシグナルは、前記のとおり
吸光度法(比色法)、蛍光法、発光法、直接肉眼による
観察等により検出することができる。第二発明の検出方
法により実際に健常人10名、膠原病の患者(SLE患
者22名、PSS患者4名、SjS患者8名、MCTD
患者6名及びRA患者9名)から血液を採取し、赤血球
等の固形成分を自然凝固させ、遠心分離して除去し、血
清画分の測定を行った結果、実施例2に示すとおり健常
人血清中のIgGはレクチンとの反応性が高く、膠原病
の患者血清中のIgGは、レクチンとの反応性が低いこ
とが判明した。次に試験例を示して本発明を詳細に説明
する。
吸光度法(比色法)、蛍光法、発光法、直接肉眼による
観察等により検出することができる。第二発明の検出方
法により実際に健常人10名、膠原病の患者(SLE患
者22名、PSS患者4名、SjS患者8名、MCTD
患者6名及びRA患者9名)から血液を採取し、赤血球
等の固形成分を自然凝固させ、遠心分離して除去し、血
清画分の測定を行った結果、実施例2に示すとおり健常
人血清中のIgGはレクチンとの反応性が高く、膠原病
の患者血清中のIgGは、レクチンとの反応性が低いこ
とが判明した。次に試験例を示して本発明を詳細に説明
する。
【0029】試験例1 この試験は、DSAが検出するIgGの糖鎖部位と残存
ガラクト−スとの関係を調べるために行った。 1)試料の調製 健常人血清からのIgGの精製 市販のプロテインGセファロ−ス(ファルマシア社製)
をガラス製の耐圧性カラム(ミリポア社製)に充填し、
このカラムをリン酸緩衝化生理食塩水(phosphate buff
ered saline:以下、PBSと略記する。)により十分洗
浄し、のち、健康診断時にボランティアから採取し、プ
−ルした健常人血清5mlを前記カラムに添加し、PB
S50mlにより十分洗浄し、非吸着画分を除去した。
次いで、カラムを酢酸緩衝液(pH3.5)50mlに
より洗浄し、吸着画分を回収し、回収した画分に直ちに
トリス緩衝液(pH8.0)を添加し、溶液のpHをほ
ぼ中性に調整した。 段階的に残存ガラクトース量を調節したアガラクトシ
ルIgGの調製 公知の方法(特許第2726500号公報)により次の
とおり調製した。異なる2種類の市販凍結乾燥IgG
(カッペル社製及びダコ社製。試料1及び試料2)及び
前記において精製したIgG(試料3)を0.1M酢
酸バッファー(pH5.0)に10mg/mlの濃度で
溶解し、この溶液各々1mlにシアリダ−ゼ(生化学工
業社製)500mUを添加し、次のとおり処理した。前
記の各溶液を0.1Mクエン酸−リン酸バッファー(p
H7.0)により、pHを6.5に調整し、β−ガラク
トシダーゼ(生化学工業社製)を添加し、37℃で4〜
17時間反応させ、途中で反応を適宜停止させ、段階的
に残存ガラクトース量を調節した。次いで、反応を停止
させ、プロテインGセファロースカラム(ファルマシア
社製)を用いて、各溶液に混在する酵素等の蛋白質を除
去し、前記3種の試料から表1に示すガラクトース残存
量の異なる試料を調製した。
ガラクト−スとの関係を調べるために行った。 1)試料の調製 健常人血清からのIgGの精製 市販のプロテインGセファロ−ス(ファルマシア社製)
をガラス製の耐圧性カラム(ミリポア社製)に充填し、
このカラムをリン酸緩衝化生理食塩水(phosphate buff
ered saline:以下、PBSと略記する。)により十分洗
浄し、のち、健康診断時にボランティアから採取し、プ
−ルした健常人血清5mlを前記カラムに添加し、PB
S50mlにより十分洗浄し、非吸着画分を除去した。
次いで、カラムを酢酸緩衝液(pH3.5)50mlに
より洗浄し、吸着画分を回収し、回収した画分に直ちに
トリス緩衝液(pH8.0)を添加し、溶液のpHをほ
ぼ中性に調整した。 段階的に残存ガラクトース量を調節したアガラクトシ
ルIgGの調製 公知の方法(特許第2726500号公報)により次の
とおり調製した。異なる2種類の市販凍結乾燥IgG
(カッペル社製及びダコ社製。試料1及び試料2)及び
前記において精製したIgG(試料3)を0.1M酢
酸バッファー(pH5.0)に10mg/mlの濃度で
溶解し、この溶液各々1mlにシアリダ−ゼ(生化学工
業社製)500mUを添加し、次のとおり処理した。前
記の各溶液を0.1Mクエン酸−リン酸バッファー(p
H7.0)により、pHを6.5に調整し、β−ガラク
トシダーゼ(生化学工業社製)を添加し、37℃で4〜
17時間反応させ、途中で反応を適宜停止させ、段階的
に残存ガラクトース量を調節した。次いで、反応を停止
させ、プロテインGセファロースカラム(ファルマシア
社製)を用いて、各溶液に混在する酵素等の蛋白質を除
去し、前記3種の試料から表1に示すガラクトース残存
量の異なる試料を調製した。
【0030】2)試験方法 前記の方法により調製した段階的に残存ガラクトース量
を調節したアガラクトシルIgGを次のとおり測定して
試験した。PBSに1μg/mlの濃度で溶解した組み
換えプロテインG(和光純薬工業社製)を、固相支持体
であるプラスチック性96穴プレート(ヌンク社製)に
100μl/ウェル注入し、37℃で2時間放置し、プ
レートを界面活性剤を含有するPBSで洗浄し、PBS
に1%(重量。以下、特に断わりのない限り同じ。)の
濃度で溶解した牛血清アルブミン(bovine serum album
in:以下、BSAと略記する。シグマ社製)を100μ
l/ウェルの割合で注入し、37℃で2時間放置した。
次いで、プレートを界面活性剤を含むPBSで洗浄し、
PBSにより前記残存ガラクトース量の異なるアガラク
トシルIgGを同一蛋白量濃度に希釈した検体を100
μl/ウェルの割合で注入し、37℃で2時間放置し
た。のち、界面活性剤を含有するPBSでプレートを洗
浄し、PBSで、1,000倍に希釈したビオチン化D
SA(豊年社製)を100μl/ウェルの割合で注入
し、37℃で1時間放置し、界面活性剤を含有するPB
Sでプレートを洗浄し、PBSにより1,000倍に希
釈したHRP標識ストレプトアビジン(ベクター社製)
を100μl/ウェルの割合で注入し、室温で30分間
放置し、界面活性剤を含有するPBSでプレートを洗浄
した。これとは別に、ABTS基質キット(ケーピーエ
ル社製)を調製し、100μl/ウェルの割合で注入
し、室温で30分間放置し、2%シュウ酸により反応を
停止させ、エンザイム・イムノアッセイ用プレートリー
ダー(バイオラッド社製。Model3550 :以下EIAプレ
ートリーダーと記載する。)により415nmの吸収を
測定して試験した。
を調節したアガラクトシルIgGを次のとおり測定して
試験した。PBSに1μg/mlの濃度で溶解した組み
換えプロテインG(和光純薬工業社製)を、固相支持体
であるプラスチック性96穴プレート(ヌンク社製)に
100μl/ウェル注入し、37℃で2時間放置し、プ
レートを界面活性剤を含有するPBSで洗浄し、PBS
に1%(重量。以下、特に断わりのない限り同じ。)の
濃度で溶解した牛血清アルブミン(bovine serum album
in:以下、BSAと略記する。シグマ社製)を100μ
l/ウェルの割合で注入し、37℃で2時間放置した。
次いで、プレートを界面活性剤を含むPBSで洗浄し、
PBSにより前記残存ガラクトース量の異なるアガラク
トシルIgGを同一蛋白量濃度に希釈した検体を100
μl/ウェルの割合で注入し、37℃で2時間放置し
た。のち、界面活性剤を含有するPBSでプレートを洗
浄し、PBSで、1,000倍に希釈したビオチン化D
SA(豊年社製)を100μl/ウェルの割合で注入
し、37℃で1時間放置し、界面活性剤を含有するPB
Sでプレートを洗浄し、PBSにより1,000倍に希
釈したHRP標識ストレプトアビジン(ベクター社製)
を100μl/ウェルの割合で注入し、室温で30分間
放置し、界面活性剤を含有するPBSでプレートを洗浄
した。これとは別に、ABTS基質キット(ケーピーエ
ル社製)を調製し、100μl/ウェルの割合で注入
し、室温で30分間放置し、2%シュウ酸により反応を
停止させ、エンザイム・イムノアッセイ用プレートリー
ダー(バイオラッド社製。Model3550 :以下EIAプレ
ートリーダーと記載する。)により415nmの吸収を
測定して試験した。
【0031】3)試験結果 この試験の結果は、表1に示すとおりである。表1から
明らかなとおり、ガラクト−スを切断していないIgG
を測定したときの吸光値を1.00として、段階的にガ
ラクトースが残存しているIgGを測定したときの吸光
値をこれに対する比として示したが、いずれの試料も
0.95〜1.14の範囲内であり、1.00前後の値
を示し、DSAが検出するIgGの糖鎖部位は、ガラク
ト−スとは無関係であることが判明した。また、同時に
由来の異なる3種類のIgGを用いて確認した結果から
明らかなとおり、前記の事実の普遍性及び再現性が確認
され、DSAがIgGの測定に使用できることが判明し
た。
明らかなとおり、ガラクト−スを切断していないIgG
を測定したときの吸光値を1.00として、段階的にガ
ラクトースが残存しているIgGを測定したときの吸光
値をこれに対する比として示したが、いずれの試料も
0.95〜1.14の範囲内であり、1.00前後の値
を示し、DSAが検出するIgGの糖鎖部位は、ガラク
ト−スとは無関係であることが判明した。また、同時に
由来の異なる3種類のIgGを用いて確認した結果から
明らかなとおり、前記の事実の普遍性及び再現性が確認
され、DSAがIgGの測定に使用できることが判明し
た。
【0032】
【表1】
【0033】以下に本発明を実施例により具体的に説明
するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものでは
ない。 実施例1 次の方法により第一発明のIgG定量用試薬を調製し
た。 (1)判定用プレートの調製 1)PBSに1μg/mlの濃度で溶解した組み換えプ
ロテインG(和光純薬工業社製)を、固相支持体である
プラスチック性96穴プレート(ヌンク社製)に100
μl/ウェルの割合で注入し、37℃で2時間放置し
た。 2)界面活性剤を含有するPBSでプレートを洗浄し
た。 3)PBSに1%の濃度で溶解したBSA(シグマ社
製)を100μl/ウェルの割合で注入し、37℃で2
時間放置した。 (2)ビオチン化DSA溶液の調製 市販のビオチン化DSA(豊年社製)をPBSにより
1,000倍に希釈した。 (3)HRPストレプトアビジン溶液の調製 市販のHRPストレプトアビジン(ベクター社製)をP
BSにより1,000倍に希釈した。 (4)HRPに対する基質溶液の調製 市販のABTS基質キット(ケーピーエル社製)を用い
て使用直前に調製した。 (5)反応停止液の調製 シュウ酸(ナカライテスク社製)を脱イオン水に溶解
し、2%溶液を調製した。以上の各工程により、IgG
定量用試薬を調製した。
するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものでは
ない。 実施例1 次の方法により第一発明のIgG定量用試薬を調製し
た。 (1)判定用プレートの調製 1)PBSに1μg/mlの濃度で溶解した組み換えプ
ロテインG(和光純薬工業社製)を、固相支持体である
プラスチック性96穴プレート(ヌンク社製)に100
μl/ウェルの割合で注入し、37℃で2時間放置し
た。 2)界面活性剤を含有するPBSでプレートを洗浄し
た。 3)PBSに1%の濃度で溶解したBSA(シグマ社
製)を100μl/ウェルの割合で注入し、37℃で2
時間放置した。 (2)ビオチン化DSA溶液の調製 市販のビオチン化DSA(豊年社製)をPBSにより
1,000倍に希釈した。 (3)HRPストレプトアビジン溶液の調製 市販のHRPストレプトアビジン(ベクター社製)をP
BSにより1,000倍に希釈した。 (4)HRPに対する基質溶液の調製 市販のABTS基質キット(ケーピーエル社製)を用い
て使用直前に調製した。 (5)反応停止液の調製 シュウ酸(ナカライテスク社製)を脱イオン水に溶解
し、2%溶液を調製した。以上の各工程により、IgG
定量用試薬を調製した。
【0034】実施例2 第二発明の検出方法を次のとおり実施した。 (1)血清試料の準備 1)健常人10名、SLE患者22名、PSS患者4
名、SjS患者8名、MCTD患者6名及びRA患者9
名から採取した血液を、プラスチック製の遠沈管内で固
形成分を自然凝固させた。 2)遠心分離装置(TOMY社製。RB−18IV型)
により3,000rpmで30分遠心して固形分と上清
とに分離し、上清のみを採取して血清試料とした。 (2)IgG測定操作 次の操作により各試料のIgGを測定した。 1)前記実施例1と同一の方法により調製した判定用プ
レ−トにPBSにより適宜希釈した前記血清試料を10
0μl/ウェルの割合で注入し、37℃で2時間放置し
た。 2)界面活性剤を含有するPBSでプレートを洗浄し
た。 3)前記実施例1と同一の方法により調製したビオチン
化DSA溶液を100μl/ウェルの割合で注入し、3
7℃で1時間放置した。 4)界面活性剤を含有するPBSでプレートを洗浄し
た。 5)前記実施例1と同一の方法により調製したHRPス
トレプトアビジン溶液を100μl/ウェルの割合で注
入し、室温で30分間放置した。 6)界面活性剤を含有するPBSでプレートを洗浄し
た。 7)前記実施例1と同一の方法により調製したHRPに
対する基質溶液を、100μl/ウェルの割合で注入
し、室温で30分間放置した。 8)前記実施例1と同一の方法により調製した反応停止
液により反応を停止させ、EIAプレートリーダー(バ
イオラッド社製。Model3550 )により415nmの吸収
を測定した。得られた結果は図1に示すとおりである。
図1は健常人及び各種疾患患者から採取した試料の吸光
値を示し、縦軸及び横軸は、それぞれ吸光値及び試料の
種類を示す。図1から明らかなとおり、健常人と比較し
て膠原病疾患患者についてはその吸光値が低いことが判
明した。この結果から、本発明の試薬を使用して膠原病
疾患の診断が可能である。
名、SjS患者8名、MCTD患者6名及びRA患者9
名から採取した血液を、プラスチック製の遠沈管内で固
形成分を自然凝固させた。 2)遠心分離装置(TOMY社製。RB−18IV型)
により3,000rpmで30分遠心して固形分と上清
とに分離し、上清のみを採取して血清試料とした。 (2)IgG測定操作 次の操作により各試料のIgGを測定した。 1)前記実施例1と同一の方法により調製した判定用プ
レ−トにPBSにより適宜希釈した前記血清試料を10
0μl/ウェルの割合で注入し、37℃で2時間放置し
た。 2)界面活性剤を含有するPBSでプレートを洗浄し
た。 3)前記実施例1と同一の方法により調製したビオチン
化DSA溶液を100μl/ウェルの割合で注入し、3
7℃で1時間放置した。 4)界面活性剤を含有するPBSでプレートを洗浄し
た。 5)前記実施例1と同一の方法により調製したHRPス
トレプトアビジン溶液を100μl/ウェルの割合で注
入し、室温で30分間放置した。 6)界面活性剤を含有するPBSでプレートを洗浄し
た。 7)前記実施例1と同一の方法により調製したHRPに
対する基質溶液を、100μl/ウェルの割合で注入
し、室温で30分間放置した。 8)前記実施例1と同一の方法により調製した反応停止
液により反応を停止させ、EIAプレートリーダー(バ
イオラッド社製。Model3550 )により415nmの吸収
を測定した。得られた結果は図1に示すとおりである。
図1は健常人及び各種疾患患者から採取した試料の吸光
値を示し、縦軸及び横軸は、それぞれ吸光値及び試料の
種類を示す。図1から明らかなとおり、健常人と比較し
て膠原病疾患患者についてはその吸光値が低いことが判
明した。この結果から、本発明の試薬を使用して膠原病
疾患の診断が可能である。
【0035】実施例3 次の方法により第一発明のIgG簡易測定用試薬を調製
した。 (1)DSA金コロイドの調製 1)20mlのメスシリンダー(岩城ガラス社製)に、
20mlの金コロイド粒子懸濁液を添加し、更に88μ
gのDSA(豊年社製)を添加した。 2)伸張性フィルム(富士フィルム社製)によりメスシ
リンダーを密封し、十分攪拌し、室温で10分間静置し
た。 3)10%の濃度に調整したBSA(シグマ社製)2m
lを前記溶液に添加し、伸張性フィルム(富士フィルム
社製)により密封し、十分攪拌し、室温で10分間静置
した。 4)この溶液をプラスチック製の遠沈管に入れ、超遠心
分離装置(日立製作所製。70P−72型)により1
2,000rpmで1時間遠心し、沈殿を回収した。 (2)プロテインGメンブレンの調製 1)PBSにより1mg/mlの濃度に調整した組み換
えプロテインG(和光純薬工業社製)を1.5μlずつ
メンブレン(ミリポア社製)にプロットした。 2)前記メンブレンを温風乾燥機(アドバンテック社
製。FC−410型)により十分乾燥させ、PBSに1
%の濃度で溶解したBSA(シグマ社製)に浸漬した。 3)前記メンブレンを再度温風乾燥機(アドバンテック
社製。FC−410型)により十分に乾燥させ、1.4
cm×1.4cmの大きさに切断した。 (3)反応カセットの組立て 1)プラスチック製の受け板に吸収剤となる脱脂綿を敷
き、その上に1.4cm×1.4cmの大きさに切断し
たろ紙(アドバンテック社製)を載置した。 2)前記ろ紙の上に、更に前記(2)で調製したプロテ
インGメンブレンを載置し、メンブレン部分が外部に露
出されるように丸い穴をあけたプラスチック製の蓋で被
蓋した。 以上の各工程により、第一発明のIgG簡易測定用試薬
を調製した。
した。 (1)DSA金コロイドの調製 1)20mlのメスシリンダー(岩城ガラス社製)に、
20mlの金コロイド粒子懸濁液を添加し、更に88μ
gのDSA(豊年社製)を添加した。 2)伸張性フィルム(富士フィルム社製)によりメスシ
リンダーを密封し、十分攪拌し、室温で10分間静置し
た。 3)10%の濃度に調整したBSA(シグマ社製)2m
lを前記溶液に添加し、伸張性フィルム(富士フィルム
社製)により密封し、十分攪拌し、室温で10分間静置
した。 4)この溶液をプラスチック製の遠沈管に入れ、超遠心
分離装置(日立製作所製。70P−72型)により1
2,000rpmで1時間遠心し、沈殿を回収した。 (2)プロテインGメンブレンの調製 1)PBSにより1mg/mlの濃度に調整した組み換
えプロテインG(和光純薬工業社製)を1.5μlずつ
メンブレン(ミリポア社製)にプロットした。 2)前記メンブレンを温風乾燥機(アドバンテック社
製。FC−410型)により十分乾燥させ、PBSに1
%の濃度で溶解したBSA(シグマ社製)に浸漬した。 3)前記メンブレンを再度温風乾燥機(アドバンテック
社製。FC−410型)により十分に乾燥させ、1.4
cm×1.4cmの大きさに切断した。 (3)反応カセットの組立て 1)プラスチック製の受け板に吸収剤となる脱脂綿を敷
き、その上に1.4cm×1.4cmの大きさに切断し
たろ紙(アドバンテック社製)を載置した。 2)前記ろ紙の上に、更に前記(2)で調製したプロテ
インGメンブレンを載置し、メンブレン部分が外部に露
出されるように丸い穴をあけたプラスチック製の蓋で被
蓋した。 以上の各工程により、第一発明のIgG簡易測定用試薬
を調製した。
【0036】実施例4 第二発明の検出方法を次のとおり実施した。 (1)血清試料の準備 1)前記実施例2と同様に健常人10名、SLE患者2
2名、PSS患者4名、SjS患者8名、MCTD患者
6名及びRA患者9名から採取した血液を、プラスチッ
ク製の遠沈管内で固形成分を自然凝固させた。 2)遠心分離装置(TOMY社製。RB−18IV型)
により3,000rpmで30分遠心して固形分と上清
とに分離し、上清のみを採取して血清試料とした。 (2)IgGの測定操作 1)前記実施例3と同一の方法により調製した反応カセ
ットのメンブレン部分に、PBSで希釈した前記血清試
料200μlを滴下した。 2)検体が確実に吸収されたことを確認し、前記実施例
3と同一の方法により調製したDSA金コロイド溶液2
0μlを滴下した。 3)前記金コロイドの溶液が確実に吸収されたことを確
認し、界面活性剤を含有するPBS200μlを用い
て、メンブレン表面を洗浄した。 4)メンブレン表面を肉眼で観察した。 この結果は表2に示すとおりである。表2から明らかな
とおり、例えば、健常人の血清を検体とした場合は、そ
のIgGはDSAと反応するため、9割の試料に金コロ
イド標識DSAによるスポットが観察されたが、SLE
患者、PSS患者及びMCTD患者の血清を検体とした
場合は、IgGはDSAと反応しないので、金コロイド
標識DSAによるスポットは観察されなかった。また、
SjS患者及びRA患者の血清においては、それぞれ1
例に金コロイド標識DSAによるスポットは観察された
が、大部分の試料では、スポットが観察されなかった。
従って、この結果から明らかなとおり、本発明の試薬を
膠原病疾患の診断に使用し得ることが判明した。
2名、PSS患者4名、SjS患者8名、MCTD患者
6名及びRA患者9名から採取した血液を、プラスチッ
ク製の遠沈管内で固形成分を自然凝固させた。 2)遠心分離装置(TOMY社製。RB−18IV型)
により3,000rpmで30分遠心して固形分と上清
とに分離し、上清のみを採取して血清試料とした。 (2)IgGの測定操作 1)前記実施例3と同一の方法により調製した反応カセ
ットのメンブレン部分に、PBSで希釈した前記血清試
料200μlを滴下した。 2)検体が確実に吸収されたことを確認し、前記実施例
3と同一の方法により調製したDSA金コロイド溶液2
0μlを滴下した。 3)前記金コロイドの溶液が確実に吸収されたことを確
認し、界面活性剤を含有するPBS200μlを用い
て、メンブレン表面を洗浄した。 4)メンブレン表面を肉眼で観察した。 この結果は表2に示すとおりである。表2から明らかな
とおり、例えば、健常人の血清を検体とした場合は、そ
のIgGはDSAと反応するため、9割の試料に金コロ
イド標識DSAによるスポットが観察されたが、SLE
患者、PSS患者及びMCTD患者の血清を検体とした
場合は、IgGはDSAと反応しないので、金コロイド
標識DSAによるスポットは観察されなかった。また、
SjS患者及びRA患者の血清においては、それぞれ1
例に金コロイド標識DSAによるスポットは観察された
が、大部分の試料では、スポットが観察されなかった。
従って、この結果から明らかなとおり、本発明の試薬を
膠原病疾患の診断に使用し得ることが判明した。
【0037】
【表2】
【0038】
【発明の効果】以上、詳細に説明したとおり、本発明
は、Datura stramonium 由来のレクチンを有効成分とし
て含有するIgG測定用試薬と試薬キット、及びこの試
薬を用いたIgGの検出方法であり、本発明により奏せ
られる効果は次のとおりである。 1)本発明は、DSAを用いてIgGを測定する新規な
試薬を提供する。 2)本発明の試薬を用いて検体中のIgG測定すること
により、膠原病の診断、特にSLE、PSS、SjS、
MCTD及びRAの診断、を簡便、迅速に行うことが可
能である。 3)本発明の簡易測定用試薬を用いることにより、特別
な検査機器を用いることなく、容易に膠原病の診断を行
うことができる。
は、Datura stramonium 由来のレクチンを有効成分とし
て含有するIgG測定用試薬と試薬キット、及びこの試
薬を用いたIgGの検出方法であり、本発明により奏せ
られる効果は次のとおりである。 1)本発明は、DSAを用いてIgGを測定する新規な
試薬を提供する。 2)本発明の試薬を用いて検体中のIgG測定すること
により、膠原病の診断、特にSLE、PSS、SjS、
MCTD及びRAの診断、を簡便、迅速に行うことが可
能である。 3)本発明の簡易測定用試薬を用いることにより、特別
な検査機器を用いることなく、容易に膠原病の診断を行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 健常人及び各種疾患患者から採取した試料の
吸光値を示すグラフである。
吸光値を示すグラフである。
Claims (9)
- 【請求項1】 Datura stramonium 由来のレクチンを有
効成分として含有するヒト免疫グロブリンG測定用試
薬。 - 【請求項2】 Datura stramonium 由来のレクチンが、
Datura stramonium agglutinin又はDatura stramonium
lectinである請求項1に記載のヒト免疫グロブリンG測
定用試薬。 - 【請求項3】 該試薬が、疾病の診断に使用される請求
項1又は請求項2記載のヒト免疫グロブリンG測定用試
薬。 - 【請求項4】 疾病が、膠原病である請求項3に記載の
ヒト免疫グロブリンG測定用試薬。 - 【請求項5】 Datura stramonium 由来のレクチンが標
識化されたものである請求項1乃至4のいずれか1項記
載のヒト免疫グロブリンG測定用試薬。 - 【請求項6】 請求項5記載のヒト免疫グロブリンG測
定用試薬と、不溶化担体と、該担体に固定化してヒト免
疫グロブリンGを捕捉する捕捉物質とを含むヒト免疫グ
ロブリンG測定用試薬キット。 - 【請求項7】 標識化レクチンを検出する検出物質を更
に含む請求項6記載のヒト免疫グロブリンG測定用試薬
キット。 - 【請求項8】 検体に含有されるヒト免疫グロブリンG
と、Datura stramonium由来のレクチンを有効成分とし
て含有するヒト免疫グロブリンG測定用試薬とを反応さ
せ、前記ヒト免疫グロブリンGに結合した前記レクチン
を検出することを特徴とするヒト免疫グロブリンGの検
出方法。 - 【請求項9】 検体に含有されるヒト免疫グロブリンG
を、不溶化担体に固定化し、この固定化ヒト免疫グロブ
リンGを、Datura stramonium 由来の標識化レクチンを
有効成分として含有するヒト免疫グロブリンG測定用試
薬と反応させ、結合した前記レクチンの標識に起因した
シグナルを検出することを特徴とする請求項8記載のヒ
ト免疫グロブリンGの検出方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11090203A JP2000283983A (ja) | 1999-03-30 | 1999-03-30 | ヒト免疫グロブリンg測定用試薬及びヒト免疫グロブリンgの検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11090203A JP2000283983A (ja) | 1999-03-30 | 1999-03-30 | ヒト免疫グロブリンg測定用試薬及びヒト免疫グロブリンgの検出方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000283983A true JP2000283983A (ja) | 2000-10-13 |
Family
ID=13991943
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11090203A Withdrawn JP2000283983A (ja) | 1999-03-30 | 1999-03-30 | ヒト免疫グロブリンg測定用試薬及びヒト免疫グロブリンgの検出方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000283983A (ja) |
-
1999
- 1999-03-30 JP JP11090203A patent/JP2000283983A/ja not_active Withdrawn
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|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060606 |