JP2000286104A - 正特性サーミスタの製造方法 - Google Patents
正特性サーミスタの製造方法Info
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- JP2000286104A JP2000286104A JP11088747A JP8874799A JP2000286104A JP 2000286104 A JP2000286104 A JP 2000286104A JP 11088747 A JP11088747 A JP 11088747A JP 8874799 A JP8874799 A JP 8874799A JP 2000286104 A JP2000286104 A JP 2000286104A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 正特性サーミスタのR−T特性や耐電圧を損
することなく焼成条件または容易に低い比抵抗を得る。 【解決手段】 正特性サーミスタの原材料の配合・混合
において、まず半導体化元素を純水混合してスラリーと
し、次にその他の原材料と共に混合し、仮焼したものを
粉砕し造粒後成形し、その後成形体を焼成した焼結体に
電極を形成する製造方法としたものであり、これによ
り、R−T特性や耐電圧を損することなく低い比抵抗の
正特性サーミスタを得ることができる。
することなく焼成条件または容易に低い比抵抗を得る。 【解決手段】 正特性サーミスタの原材料の配合・混合
において、まず半導体化元素を純水混合してスラリーと
し、次にその他の原材料と共に混合し、仮焼したものを
粉砕し造粒後成形し、その後成形体を焼成した焼結体に
電極を形成する製造方法としたものであり、これによ
り、R−T特性や耐電圧を損することなく低い比抵抗の
正特性サーミスタを得ることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電流制御用スイッチ
ング素子や温風ヒータ等の定温発熱体として利用される
正特性サーミスタの製造方法に関するものである。
ング素子や温風ヒータ等の定温発熱体として利用される
正特性サーミスタの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の正特性サーミスタの製造方法は、
BaCO3、TiO2、PbO、CaCO3、Y2O3、S
iO2、Al2O3、Mn(NO3)2などを所定の組成と
なるように配合し、全ての原材料を同時に混合し、仮焼
したものを粉砕し造粒後成形し、その成形体を焼成した
焼結体に電極を形成していた。従って、同一材料で素子
の比抵抗を下げる場合、焼成条件を変えたり又は素子の
厚みを薄くするなどの方法により目的の比抵抗を得てい
た。
BaCO3、TiO2、PbO、CaCO3、Y2O3、S
iO2、Al2O3、Mn(NO3)2などを所定の組成と
なるように配合し、全ての原材料を同時に混合し、仮焼
したものを粉砕し造粒後成形し、その成形体を焼成した
焼結体に電極を形成していた。従って、同一材料で素子
の比抵抗を下げる場合、焼成条件を変えたり又は素子の
厚みを薄くするなどの方法により目的の比抵抗を得てい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の方法によ
り、焼成温度、焼成時間および冷却速度など焼成条件を
変えて低い比抵抗を得た場合、素子のR−T特性(抵抗
値の温度特性)が変化してしまい所定のR−T特性を得
ることが困難であった。また、素子厚みを薄くし低い比
抵抗を得た場合は素子の耐電圧が低くなるという問題点
があった。
り、焼成温度、焼成時間および冷却速度など焼成条件を
変えて低い比抵抗を得た場合、素子のR−T特性(抵抗
値の温度特性)が変化してしまい所定のR−T特性を得
ることが困難であった。また、素子厚みを薄くし低い比
抵抗を得た場合は素子の耐電圧が低くなるという問題点
があった。
【0004】本発明は前記問題点を解決するもので、R
−T特性や耐電圧を損することなく低い比抵抗の正特性
サーミスタを得ることを目的とする。
−T特性や耐電圧を損することなく低い比抵抗の正特性
サーミスタを得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、正特性サーミスタの原材料の配合・混合に
おいて、まず半導体化元素を純水に混合してスラリーと
し、次にその他の原材料と共に混合し、仮焼したものを
粉砕し造粒後成形し、その後成形体を焼成した焼結体に
電極を形成する方法であり、これにより、R−T特性や
耐電圧を損することなく低い比抵抗の正特性サーミスタ
を得ることができる。これは半導体化元素の分散性が向
上し半導体化元素イオンの微視的な不均一分布が平均化
され、その結果粒子のバルク内に均一に固溶しやすくな
り比抵抗を低くできるものと考えられる。
に本発明は、正特性サーミスタの原材料の配合・混合に
おいて、まず半導体化元素を純水に混合してスラリーと
し、次にその他の原材料と共に混合し、仮焼したものを
粉砕し造粒後成形し、その後成形体を焼成した焼結体に
電極を形成する方法であり、これにより、R−T特性や
耐電圧を損することなく低い比抵抗の正特性サーミスタ
を得ることができる。これは半導体化元素の分散性が向
上し半導体化元素イオンの微視的な不均一分布が平均化
され、その結果粒子のバルク内に均一に固溶しやすくな
り比抵抗を低くできるものと考えられる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の正特性
サーミスタの製造方法は、チタン酸バリウム及び酸化イ
ットリウム等の半導体化元素などからなる正特性サーミ
スタの配合・混合工程にて、まず半導体化元素を純水に
混合してスラリーとし、次にその他の原材料と共に混合
し、仮焼したものを粉砕し造粒後成形し、その成形体を
焼成した焼結体に電極を形成するものである。これによ
り、半導体化元素の分散性が向上し比抵抗を容易に下げ
ることができ、焼成条件や素子の厚み等を変えることな
く所期の目的を達成することができる。
サーミスタの製造方法は、チタン酸バリウム及び酸化イ
ットリウム等の半導体化元素などからなる正特性サーミ
スタの配合・混合工程にて、まず半導体化元素を純水に
混合してスラリーとし、次にその他の原材料と共に混合
し、仮焼したものを粉砕し造粒後成形し、その成形体を
焼成した焼結体に電極を形成するものである。これによ
り、半導体化元素の分散性が向上し比抵抗を容易に下げ
ることができ、焼成条件や素子の厚み等を変えることな
く所期の目的を達成することができる。
【0007】本発明の請求項2に記載の正特性サーミス
タの製造方法は、チタン酸バリウム及び酸化イットリウ
ム等の半導体化元素などからなる正特性サーミスタの配
合・混合工程にて、まず半導体化元素と共にその他の原
材料の一部を混合してスラリーとし、次にその他の原材
料と共に混合し、仮焼したものを粉砕し造粒後成形し、
その成形体を焼成した焼結体に電極を形成するものであ
る。これにより、同一材料で正特性サーミスタの焼成条
件または形状を変えることなく比抵抗を容易に下げるこ
とができる。
タの製造方法は、チタン酸バリウム及び酸化イットリウ
ム等の半導体化元素などからなる正特性サーミスタの配
合・混合工程にて、まず半導体化元素と共にその他の原
材料の一部を混合してスラリーとし、次にその他の原材
料と共に混合し、仮焼したものを粉砕し造粒後成形し、
その成形体を焼成した焼結体に電極を形成するものであ
る。これにより、同一材料で正特性サーミスタの焼成条
件または形状を変えることなく比抵抗を容易に下げるこ
とができる。
【0008】本発明の請求項3に記載の正特性サーミス
タの製造方法は、チタン酸バリウム及び酸化イットリウ
ム等の半導体化元素などからなる正特性サーミスタの配
合・混合工程にて、まず半導体化元素を混合した後乾燥
させて粉末の状態にし、次にその他の原材料と共に配合
・混合し、仮焼したものを粉砕し造粒後成形し、その成
形体を焼成した焼結体に電極を形成するものである。こ
れにより、同一材料で正特性サーミスタの焼成条件また
は形状を変えることなく比抵抗を容易に下げることがで
きる。
タの製造方法は、チタン酸バリウム及び酸化イットリウ
ム等の半導体化元素などからなる正特性サーミスタの配
合・混合工程にて、まず半導体化元素を混合した後乾燥
させて粉末の状態にし、次にその他の原材料と共に配合
・混合し、仮焼したものを粉砕し造粒後成形し、その成
形体を焼成した焼結体に電極を形成するものである。こ
れにより、同一材料で正特性サーミスタの焼成条件また
は形状を変えることなく比抵抗を容易に下げることがで
きる。
【0009】(実施の形態1)以下、本発明の一実施の
形態について説明する。
形態について説明する。
【0010】市販のBaCO3、TiO2、PbO、Ca
CO3、Y2O3、SiO2、Al2O3、Mn(NO3)2を
(化1)の組成となるように秤量する。次に、秤量した
Y2O3をポリポットに入れ純水200ccと直径5mm
のジルコニアボール200gとを加え、3時間湿式混合
を行った。
CO3、Y2O3、SiO2、Al2O3、Mn(NO3)2を
(化1)の組成となるように秤量する。次に、秤量した
Y2O3をポリポットに入れ純水200ccと直径5mm
のジルコニアボール200gとを加え、3時間湿式混合
を行った。
【0011】
【化1】
【0012】次に、Y2O3以外の原材料を1リットルの
ポットに入れ純水500ccと直径5mmのジルコニア
ボール600gとを加え、更にポリポットで混合したY
2O3スラリーを入れて3時間湿式混合を行った。その
後、前記混合材料を1100℃の温度で2時間仮焼後、
仮焼粉を1リットルのポットに入れ純水500ccと直
径5mmのジルコニアボール600gとを加え3時間湿
式粉砕し、乾燥を行った。
ポットに入れ純水500ccと直径5mmのジルコニア
ボール600gとを加え、更にポリポットで混合したY
2O3スラリーを入れて3時間湿式混合を行った。その
後、前記混合材料を1100℃の温度で2時間仮焼後、
仮焼粉を1リットルのポットに入れ純水500ccと直
径5mmのジルコニアボール600gとを加え3時間湿
式粉砕し、乾燥を行った。
【0013】次に、得られた粉砕粉に5%ポリビニルア
ルコール水溶液を10wt%加え、ライカイ機で5分間
造粒した後、20メッシュのフルイを通過させ造粒粉を
作製した。その後、造粒粉を1000kgf/cm2の
圧力で成形し、その成形体を焼成炉中で昇温速度250
℃/hr、最高温度1250℃で2時間焼成した後、冷
却速度200℃/hrで室温まで徐冷した。得られた焼
結体の両面にアルミニウム電極を溶射し正特性サーミス
タを作製した後、室温での比抵抗値及びR−T特性を測
定し、その結果と従来工法による正特性サーミスタと比
較し(表1)に示した。
ルコール水溶液を10wt%加え、ライカイ機で5分間
造粒した後、20メッシュのフルイを通過させ造粒粉を
作製した。その後、造粒粉を1000kgf/cm2の
圧力で成形し、その成形体を焼成炉中で昇温速度250
℃/hr、最高温度1250℃で2時間焼成した後、冷
却速度200℃/hrで室温まで徐冷した。得られた焼
結体の両面にアルミニウム電極を溶射し正特性サーミス
タを作製した後、室温での比抵抗値及びR−T特性を測
定し、その結果と従来工法による正特性サーミスタと比
較し(表1)に示した。
【0014】尚、従来の正特性サーミスタの製造は、市
販のBaCO3、TiO2、PbO、CaCO3、Y
2O3、SiO2、Al2O3、Mn(NO3)2を本発明と
同じ(化1)の組成となるように秤量し、全ての原材料
を同時に1リットルのポットに入れ純水500ccと直
径5mmのジルコニアボール600gとを加え、3時間
湿式混合を行った。
販のBaCO3、TiO2、PbO、CaCO3、Y
2O3、SiO2、Al2O3、Mn(NO3)2を本発明と
同じ(化1)の組成となるように秤量し、全ての原材料
を同時に1リットルのポットに入れ純水500ccと直
径5mmのジルコニアボール600gとを加え、3時間
湿式混合を行った。
【0015】その後、混合材料を1100℃の温度で2
時間仮焼後、この仮焼粉を1リットルのポットに入れ純
水500ccと直径5mmのジルコニアボール600g
とを加え3時間湿式粉砕し、乾燥を行った。
時間仮焼後、この仮焼粉を1リットルのポットに入れ純
水500ccと直径5mmのジルコニアボール600g
とを加え3時間湿式粉砕し、乾燥を行った。
【0016】次に、得られた粉砕粉に5%ポリビニルア
ルコール水溶液を10wt%加え、ライカイ機で5分間
造粒した後、20メッシュのフルイを通過させ造粒粉を
作製した。その後、造粒粉を1000kgf/cm2の
圧力で成形し、その後この成形体を焼成条件を変えずに
焼成炉中で昇温速度250℃/hr、最高温度1250
℃で2時間焼成した後、冷却速度200℃/hrで室温
まで徐冷したものを従来例に示した。また従来例にお
いて比抵抗を下げるために焼成条件を変え焼成炉中で昇
温速度250℃/hr、最高温度1250℃で1時間焼
成した後、冷却速度250℃/hrで室温まで徐冷した
ものを従来例に示した。
ルコール水溶液を10wt%加え、ライカイ機で5分間
造粒した後、20メッシュのフルイを通過させ造粒粉を
作製した。その後、造粒粉を1000kgf/cm2の
圧力で成形し、その後この成形体を焼成条件を変えずに
焼成炉中で昇温速度250℃/hr、最高温度1250
℃で2時間焼成した後、冷却速度200℃/hrで室温
まで徐冷したものを従来例に示した。また従来例にお
いて比抵抗を下げるために焼成条件を変え焼成炉中で昇
温速度250℃/hr、最高温度1250℃で1時間焼
成した後、冷却速度250℃/hrで室温まで徐冷した
ものを従来例に示した。
【0017】
【表1】
【0018】(表1)に示すように、従来例において
は所定のR−T特性を得ることができるが比抵抗値が高
く、従来例においては低い比抵抗値を得ることができ
たがR−T特性においてスイッチング温度(25℃で測
定された抵抗値の2倍の抵抗値が得られる温度)が変化
し、また抵抗温度係数(温度変化に対する抵抗値の変化
量)等が変化し所定の特性を得ることが困難であった。
一方、本発明の実施の形態1によると比抵抗が低くスイ
ッチング温度、抵抗温度係数も従来例から顕著な変化
がみられず所定の値を得ることができた。
は所定のR−T特性を得ることができるが比抵抗値が高
く、従来例においては低い比抵抗値を得ることができ
たがR−T特性においてスイッチング温度(25℃で測
定された抵抗値の2倍の抵抗値が得られる温度)が変化
し、また抵抗温度係数(温度変化に対する抵抗値の変化
量)等が変化し所定の特性を得ることが困難であった。
一方、本発明の実施の形態1によると比抵抗が低くスイ
ッチング温度、抵抗温度係数も従来例から顕著な変化
がみられず所定の値を得ることができた。
【0019】(実施の形態2)以下、本発明の他の実施
の形態について説明する。
の形態について説明する。
【0020】実施の形態1と同様に市販のBaCO3、
TiO2、PbO、CaCO3、Y2O 3、SiO2、Al2
O3、Mn(NO3)2を(化1)の組成となるように秤
量する。次に、秤量したY2O3、SiO2、Al2O3及
びBaCO3の一部をポリポットに入れ純水200cc
と直径5mmのジルコニアボール200gとを加え3時
間湿式混合を行った。
TiO2、PbO、CaCO3、Y2O 3、SiO2、Al2
O3、Mn(NO3)2を(化1)の組成となるように秤
量する。次に、秤量したY2O3、SiO2、Al2O3及
びBaCO3の一部をポリポットに入れ純水200cc
と直径5mmのジルコニアボール200gとを加え3時
間湿式混合を行った。
【0021】次に、残りの原材料を1リットルポットに
入れ純水500ccと直径5mmのジルコニアボール6
00gとを加え、更にポリポットで混合したY2O3、S
iO 2、Al2O3及びBaCO3のスラリーを入れて3時
間湿式混合を行った。以下本発明の実施の形態1と同様
の方法で作製した。得られた焼結体の両面にアルミニウ
ム電極を溶射し正特性サーミスタを作製した後、室温抵
抗値及びR−T特性を測定し、その結果を(表1)の実
施の形態2に示した。
入れ純水500ccと直径5mmのジルコニアボール6
00gとを加え、更にポリポットで混合したY2O3、S
iO 2、Al2O3及びBaCO3のスラリーを入れて3時
間湿式混合を行った。以下本発明の実施の形態1と同様
の方法で作製した。得られた焼結体の両面にアルミニウ
ム電極を溶射し正特性サーミスタを作製した後、室温抵
抗値及びR−T特性を測定し、その結果を(表1)の実
施の形態2に示した。
【0022】(表1)に示すように、本発明の実施の形
態2の正特性サーミスタは、R−T特性を変えることな
く比抵抗が従来例の正特性サーミスタに比べて低くで
きることがわかる。
態2の正特性サーミスタは、R−T特性を変えることな
く比抵抗が従来例の正特性サーミスタに比べて低くで
きることがわかる。
【0023】(実施の形態3)以下、本発明のさらに他
の実施の形態について説明する。
の実施の形態について説明する。
【0024】Y2O3100gをポリポットに入れ純水2
00ccと直径5mmのジルコニアボール200gとを
加え3時間湿式混合した後乾燥し、Y2O3の混合粉末と
した。次に市販のBaCO3、TiO2、PbO、CaC
O3、SiO2、Al2O3、Mn(NO3)2及びY2O3の
混合粉末を(化1)の組成となるように秤量する。そし
て、これらの原材料を1リットルポットに入れ純水50
0ccと直径5mmのジルコニアボール600gとを加
え3時間湿式混合を行った。以下本発明の実施の形態1
と同様の方法で作製した。
00ccと直径5mmのジルコニアボール200gとを
加え3時間湿式混合した後乾燥し、Y2O3の混合粉末と
した。次に市販のBaCO3、TiO2、PbO、CaC
O3、SiO2、Al2O3、Mn(NO3)2及びY2O3の
混合粉末を(化1)の組成となるように秤量する。そし
て、これらの原材料を1リットルポットに入れ純水50
0ccと直径5mmのジルコニアボール600gとを加
え3時間湿式混合を行った。以下本発明の実施の形態1
と同様の方法で作製した。
【0025】得られた焼結体の両面にアルミニウム電極
を溶射し正特性サーミスタを作製した後、室温抵抗値及
びR−T特性を測定し、その結果を(表1)に示した。
を溶射し正特性サーミスタを作製した後、室温抵抗値及
びR−T特性を測定し、その結果を(表1)に示した。
【0026】(表1)に示すように、本発明の実施の形
態3の正特性サーミスタは、R−T特性を顕著に変化さ
せることなく比抵抗が従来例の正特性サーミスタに比
べて低くできることがわかる。
態3の正特性サーミスタは、R−T特性を顕著に変化さ
せることなく比抵抗が従来例の正特性サーミスタに比
べて低くできることがわかる。
【0027】前記に記載した通り本発明の実施の形態1
〜3によると、素子の厚みを薄くすることが無いため耐
電圧を劣化させること無く、また、R−T特性の顕著な
変化がなく比抵抗を低くすることができる。
〜3によると、素子の厚みを薄くすることが無いため耐
電圧を劣化させること無く、また、R−T特性の顕著な
変化がなく比抵抗を低くすることができる。
【0028】(表2)には本発明の実施の形態1〜3の
模擬サンプル及び従来例のY2O3の沈降試験を行い分散
性を評価した結果を示す。まず本発明の実施の形態の試
料として、あらかじめ純水と混合攪拌しその後乾燥させ
る前処理を行ったY2O3の粉末を準備し、また、従来例
の試料として前記前処理を行わないものを準備した。次
に前記の試料を水の入った試験管の中に一定量を入れ攪
拌を行い、所定の時間放置した後に試験管の底に沈殿し
たY2O3の高さを測定し沈降高さとして記録した。この
時の沈降高さが低いものあるいは沈殿する時間が遅いも
のが分散性がすぐれている。したがって、本発明の実施
の形態の模擬試料と比較すると従来例はY2O3の平均粒
径がほぼ同径であるが、沈降高さは本発明の実施の形態
の模擬試料の方が低くY2O3の粒径を変えずに分散性が
向上しており、分散性を向上することでR−T特性を損
することなく低い比抵抗を得ることができたものと考え
られる。
模擬サンプル及び従来例のY2O3の沈降試験を行い分散
性を評価した結果を示す。まず本発明の実施の形態の試
料として、あらかじめ純水と混合攪拌しその後乾燥させ
る前処理を行ったY2O3の粉末を準備し、また、従来例
の試料として前記前処理を行わないものを準備した。次
に前記の試料を水の入った試験管の中に一定量を入れ攪
拌を行い、所定の時間放置した後に試験管の底に沈殿し
たY2O3の高さを測定し沈降高さとして記録した。この
時の沈降高さが低いものあるいは沈殿する時間が遅いも
のが分散性がすぐれている。したがって、本発明の実施
の形態の模擬試料と比較すると従来例はY2O3の平均粒
径がほぼ同径であるが、沈降高さは本発明の実施の形態
の模擬試料の方が低くY2O3の粒径を変えずに分散性が
向上しており、分散性を向上することでR−T特性を損
することなく低い比抵抗を得ることができたものと考え
られる。
【0029】
【表2】
【0030】尚、本発明の実施の形態では半導体化元素
をY2O3としているが、Nb、Laなどその他の半導体
化元素でも同様の効果が得られる。
をY2O3としているが、Nb、Laなどその他の半導体
化元素でも同様の効果が得られる。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、正特性サ
ーミスタの配合・混合において、まず半導体化元素を混
合してスラリーあるいは粉末状にし、次にその他の原材
料を配合・混合する際に添加することにより、R−T特
性や耐電圧を損することなく低い比抵抗の正特性サーミ
スタを得ることができ、また、焼成条件や素子の厚みな
どの形状を変えることなく比抵抗を容易に下げることが
可能となる。
ーミスタの配合・混合において、まず半導体化元素を混
合してスラリーあるいは粉末状にし、次にその他の原材
料を配合・混合する際に添加することにより、R−T特
性や耐電圧を損することなく低い比抵抗の正特性サーミ
スタを得ることができ、また、焼成条件や素子の厚みな
どの形状を変えることなく比抵抗を容易に下げることが
可能となる。
Claims (3)
- 【請求項1】 チタン酸バリウム及び酸化イットリウム
等の半導体化元素などからなる正特性サーミスタの配合
・混合工程にて、まず半導体化元素を純水に混合してス
ラリーとし、次にその他の原材料と共に混合し、仮焼し
たものを粉砕し造粒後成形し、その成形体を焼成した焼
結体に電極を形成する正特性サーミスタの製造方法。 - 【請求項2】 チタン酸バリウム及び酸化イットリウム
等の半導体化元素などからなる正特性サーミスタの配合
・混合工程にて、まず半導体化元素と共にその他の原材
料の一部を混合してスラリーとし、次にその他の原材料
と共に混合し、仮焼したものを粉砕し造粒後成形し、そ
の成形体を焼成した焼結体に電極を形成する正特性サー
ミスタの製造方法。 - 【請求項3】 チタン酸バリウム及び酸化イットリウム
等の半導体化元素などからなる正特性サーミスタの配合
・混合工程にて、まず半導体化元素を混合した後乾燥さ
せて粉末の状態にし、次にその他の原材料と共に配合・
混合し、仮焼したものを粉砕し造粒後成形し、その成形
体を焼成した焼結体に電極を形成する正特性サーミスタ
の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11088747A JP2000286104A (ja) | 1999-03-30 | 1999-03-30 | 正特性サーミスタの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11088747A JP2000286104A (ja) | 1999-03-30 | 1999-03-30 | 正特性サーミスタの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000286104A true JP2000286104A (ja) | 2000-10-13 |
Family
ID=13951512
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11088747A Pending JP2000286104A (ja) | 1999-03-30 | 1999-03-30 | 正特性サーミスタの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000286104A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011506127A (ja) * | 2007-12-05 | 2011-03-03 | エプコス アクチエンゲゼルシャフト | 射出成形されたptcセラミック |
| US9034210B2 (en) | 2007-12-05 | 2015-05-19 | Epcos Ag | Feedstock and method for preparing the feedstock |
-
1999
- 1999-03-30 JP JP11088747A patent/JP2000286104A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011506127A (ja) * | 2007-12-05 | 2011-03-03 | エプコス アクチエンゲゼルシャフト | 射出成形されたptcセラミック |
| US9034210B2 (en) | 2007-12-05 | 2015-05-19 | Epcos Ag | Feedstock and method for preparing the feedstock |
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