JP2000290692A - 油膜除去用の洗浄剤組成物 - Google Patents

油膜除去用の洗浄剤組成物

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JP2000290692A
JP2000290692A JP13041299A JP13041299A JP2000290692A JP 2000290692 A JP2000290692 A JP 2000290692A JP 13041299 A JP13041299 A JP 13041299A JP 13041299 A JP13041299 A JP 13041299A JP 2000290692 A JP2000290692 A JP 2000290692A
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cerium
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Takeo Endo
武男 遠藤
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Sanken Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】自動車のウインドガラス等に付着する汚れは、
路上中のピッチ、タール類や空気中の排気ガス等による
油分や、自動車用ワックス分、シリコーン油、更に最近
ウインドガラスの撥剤として、広く使用されている。特
にウインドガラスに使用されるガラス用コーテング剤
で、不均一の残った残留皮膜は、ガラスに強固に結合、
付着して、なかなか除去されず、降雨時の運転の際、ギ
ラツキ、視界不良の原因ともなっていた。この問題を解
決したのが本願発明である。 【解決の手段】本発明者等は、上記の課題について種々
検討を重ねた結果、本願発明を完成するに至った、すな
わち、本発明は希土類酸化物と水酸化セリウムを主成分
とする油膜除去用の洗浄剤組成物である。本組成物をも
ってガラス面を処理することにより、上記の問題を一挙
に解決するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明はガラス表面、特に自動車
などのウインドガラスを対象とする油膜を効果的に除去
でき、良好な視界が得られる油膜除去用の組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車のウインドガラスに付着する汚れ
は、路上中のピッチ、タール類や空気中の排気ガス等に
よる油分や、自動車用ワックス分、シリコーン油、更に
最近ウィンドガラスの撥剤として、広く使用されている
ガラスコーテング剤の残留皮膜など様々である。これら
のうち、特にウィンドガラスに使用されているガラス用
コーテング剤で、最近発売されているフッ素系のガラス
用のコーテング剤の不均一に残った残留皮膜は、ガラス
に強固に結合、付着しているため、なかなか除去さされ
ず、雨の日の運転の際、ギラツキ、司会不良の原因とも
なっている。
【0003】上記のウィンドガラスの汚れには、一般に
海面活性剤、水溶性溶剤、アミン類及びそれらの組み合
わせからなる洗浄剤が用いられいる。しかしながら、強
い油性の汚れの場合、特にウィンドガラスの撥水剤を用
いた、ガラスコーテング剤のような不均一な残留シリコ
ン皮膜が原因となっている油性の汚れは、ガラス表面と
化学的に結合しているため、通常の洗浄剤では除去が困
難であり、これを除去するのに、例えば、二酸化ケイ
素、酸化セリウム、などを主成分とする研磨剤を含有す
る洗浄剤が使用されている。かかる研磨剤を含有した洗
浄剤を用いた場合、労力の割には油膜除去性が不充分
で、走行中の視界を十分に確保するにいたっていないの
が現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、特に自動車
などのウィンドガラスにおいて、これまでの欠陥とされ
ていた頑固な汚れである油膜を、用意に除去できるる油
膜除去用の洗浄組成物を提案することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
について、種々検討を行い、本願発明を完成するに至っ
たものである。すなわち、本発明は希土類酸化物と水酸
化セリウムを主成分とする油膜除去用の洗浄剤組成物で
ある。
【0006】
【発明の実施形態】本発明に使用される、希土類化合物
としては、酸化セリウム、酸化ランタン、酸化ネオジウ
ム、酸化ガドリニウムなどがあるが、これらの希土類酸
化物のうち、油膜除去性、入手のし易さから、酸化セリ
ウム、酸化ランタン、酸化ネオジウム等が好ましく、酸
化セリウムが特に好ましい。また、これらの酸化物の粒
径としては0.1μm〜50μmのものを使用すること
が出来るが、油膜除去性、経済性から、0.5μm〜1
0μmのものがこのましく、更に2μm〜5μmのもの
が特に好ましい。市販品としては、例えば、昭和電工株
式会社のセロックス、セイミケミカル株式会社のルミノ
ックスなどが用いられる。
【0007】また、水酸化セリウムの粒径としては、
0.005μm〜20μmのものを使用することができ
るが、油膜除去性、経済性から0.01μm〜5μmの
ものが好ましく、さらに0.01μm〜1μmのものが
好ましい。市販品としては、第一希元素株式会社、新日
本金属株式会社製のものがある。
【0008】希土類酸化物と水酸化セリウムとの使用割
合は希土類酸化物100重量部に対して水酸化セリウム
を5〜65重量部の範囲で使用することが出来るが、油
膜除去性、経済性から、水酸化セリウムを15〜45重
量部の範囲が好ましく、さらに水酸化を25〜35重量
部 水酸化セリウムを5重量部以下、及び65重量部以上で
は、水酸化セリウムを添加しても油膜除去効果の向上が
見られず好ましくない。また、該組成物には、必要に応
じて希土類酸化物、水酸化セリウム微粉末の沈降を防止
するために増粘剤、香料、水溶性溶剤(凍結安定、香料
分散のため)等を加えることが出来る。
【0009】増粘剤としては、カルボキシメチルセルロ
ースナトリウム(CMC)、メチルセルロース、エチル
セルロース、キサンタンガム、カーボポール、(BFグ
ッドリッチ社)、アクリル酸とアルキルメタアクリレー
トのコポリマー系増粘剤、ベントナイト、スメクタイ
ト、合成スメクタイト系(ラポナイトRD)増粘剤など
が上げられ、使用量としては使用時の洗浄剤の流動性
や、微粉末の沈降防止の効果を考慮して決められるが、
通常は0.1ないし2.5%が適当である。水溶性溶剤
としては洗浄剤の塗布後の乾燥性を考えて、アルコール
類が好ましく、エチルアルコール、イソプロピルアルコ
ールが特に好ましい。
【0010】洗浄剤組成中の酸化セリウムと水酸化セリ
ウムとの合計量は、通常2.0殻40重量%の範囲で使
用され、好ましくは3.0〜25重量%、更に4.0〜
8.0重量%が特に好ましい。40重量%以上では、油
膜除去性の向上が見られず、塗布性が悪くなり、また拭
き取りの際にも粉末が飛散して車のボディに付いてしま
いボディを汚す等の問題が生じることがある。また、2
重量%以下では油膜除去性の向上の効果があまり見られ
ない。洗浄剤組成物中には、この他に拭き取り性の向上
などの必要に応じて2酸化ケイ素 (Nipsil
E200)、珪藻土(セラトムMW25、スノーフロ
ス、Kaopolite SF)等無機系粉末も使用出
来、使用量としては、0.5〜2.0重量%が適当量で
ある。
【0011】
【実施例】以下に、実施例を示すこととによりさらに本
発明を説明する。また、本発明は、以下の実施例に制限
されるものではない。
【実施例1】セイミケミカル社製、酸化セリウム(平均
粒度2μm)100重量部に対して水酸化セリウム(第
一希元素株式会社製)を10重量部の割合で加え、これ
を増粘剤(カーボポール940、B.F.Goodri
ch社製)を0.2重量部、水94.30重量部に加え
て100部とした油膜除去用の洗浄剤組成物1を得た。
【0012】
【実施例2】酸化セリウム100重量部に対して、水酸
化セリウム20重量部の割合に加え、水93.8重量部
に変えた他は実施例1と同様にし、油膜除去用の洗浄剤
組成物2を得た。
【実施例3】酸化セリウム100重量部に対して、水酸
化セリウム30重量部の割合に加え、これにラポナイト
RD(日本シリカ社製)を1.5重量部、水92.0重
量部に変えて油膜除去用の洗浄剤組成物3を得た。
【0013】
【実施例4】酸化セリウム100重量部に対して、水酸
化セリウム55重量部の割合で添加し、水92.05重
量部に代えた他は実施例1と同様にして、油膜除去用の
洗浄剤4を得た。
【実施例5】酸化セリウム100重量部に対して、水酸
化セリウム30重量部の割合に加え、水66.8重量部
に変えた他は実施例1と同様にし、油膜除去用の洗浄剤
組成物5を得た。
【0014】
【実施例6】酸化セリウム100重量部に対して、水酸
化セリウム30重量部の割合に加え、これにラポナイト
RD(日本シリカ社製)を1.5重量部、水87.0重
量部、エチルアルコール5重量部を加えて、油膜除去用
の洗浄剤組成物6を得た。
【比較例1】酸化セリウム100重量部に対して、水酸
化セリウム5重量部の割合に加え、水97.25重量部
に変えた他は実施例1と同様にし、油膜除去用の洗浄剤
組成物7を得た。
【0015】
【比較例2】酸化セリウム100重量部に対して、水酸
化セリウム65重量部の割合に加え、水91.55重量
部に変えた他は実施例1と同様にし、油膜除去用の洗浄
剤組成物8を得た。
【比較例3】セイミケミカル社製、酸化セリウム 20
重量部に、増粘剤(カーボポール940、B.F.Go
odrich社製)を0.2重量部、水79.80重量
部に加えて100部とした油膜除去用の洗浄剤組成物9
を得た。
【0016】
【比較例4】酸化セリウムを2酸化ケイ素(Nipsi
l E200、日本シリカ工業株式会社製)に置き換え
た他は実施例1と同様にして、油膜除去用の洗浄剤組成
物10を得た。
【比較例5】酸化セリウムを炭化珪素(グリンデンシッ
ク40F、昭和電工株式会社製)に置き換えた他は実施
例1と同様にして、油膜除去用の洗浄剤組成物11を得
た。
【0017】
【比較例6】水酸化セリウムを2酸化ケイ素(Nips
il E200、日本シリカ工業株式会社製)に置き換
えた他は実施例1と同様にして、油膜除去用の洗浄剤組
成物12を得た。以上、実施例及び比較例で得られた油
膜除去用の洗浄剤組成物1〜8を使用し次に示す試験方
法によりその効果を判定した。
【0018】
【油膜除去用効果の判定方法】横30cm、縦10c
m、厚さ3mmのガラス板に市販のガラスコーテング
剤、レインX(金錦堂社製)を使用法に基いて塗布し、
ガラス板に人工油膜を形成し、テストパネルとする。
3.5cm×3.5cm、厚さ2.5cmのスポンジに
2gの油膜除去用組成物を付け、200gの分銅をスポ
ンジに載せ湯膜の付いたテストパネル上を往復させる。
同一のテストを3回行い、油膜が除去されるに必要な往
復回数の3回の平均回数により、油膜除去の効果を評価
した。結果を表1に示す。なお、油膜除去の程度はテス
トパネルの水をハジキく程度で評価し、その判定は目視
により行った。
【0019】表1の結果より、本願発明による油膜除去
用の組成物は、通常の油膜除去用の洗浄剤に比べて油膜
除去性が優れているため、今までの油膜を除去するのに
必要な時間と労力を半分以下に軽減することが出来る。
これまでに得られたデータを基に表1で示し、記載され
たデータより本願発明の方法による洗浄効果を表示し、
本願発明が、いかに優れた特性を有しているかが、一目
瞭然である。以下、本願発明の効果のデータを表1に示
して説明する。
【表1】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】希土類酸化物と水酸化セリウムを用いた組
    成物を主成分とすることを特徴とする油膜除去用の洗浄
    剤組成物。
  2. 【請求項2】希土類酸化物がセリウム酸化物である請求
    項1記載の油膜除去用の洗浄剤組成物。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010031145A (ja) * 2008-07-29 2010-02-12 Yokohama Yushi Kogyo Kk 油汚れ除去機能を有する撥水剤
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