JP2000297428A - 隔壁を介して地盤に関わる作業を行う方法 - Google Patents

隔壁を介して地盤に関わる作業を行う方法

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JP2000297428A
JP2000297428A JP11106125A JP10612599A JP2000297428A JP 2000297428 A JP2000297428 A JP 2000297428A JP 11106125 A JP11106125 A JP 11106125A JP 10612599 A JP10612599 A JP 10612599A JP 2000297428 A JP2000297428 A JP 2000297428A
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valve
hole
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JP11106125A
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Naoya Kawai
直哉 川井
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DAIKYO ENGINEERING KK
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  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 立杭1等によって形成される空間と地山等の
地盤2とを現に仕切っているシートパイルやコンクリー
ト壁等の隔壁3を介して、地盤2へ薬液等を注入する作
業等の、地盤2に関わる作業を行う方法を提供する。 【解決手段】 隔壁3に弁7を取り付け、この弁7を開
いている状態で弁7を介して穿孔手段18により隔壁3
に穴22を貫通させる。この際、地盤2から穴22を通
じて弁7に水が流出して来ても、穿孔手段18と弁7と
の間および穿孔手段18自体から水が漏れないようにし
ておけば、空間に水が流出してしまうことはない。ま
た、穴22の貫通後、弁7を閉じれば、地盤2から水が
穴22および弁7を通じて空間に流出するという不都合
を生じさせることなく、穿孔手段18を撤去することが
できる。そして、その後、地盤2に関わる作業を穴22
を通して行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、土木工事におい
て、立杭等の空間と地山等の地盤とを隔てているシート
パイル、コンクリート壁等の隔壁を介して、前記地盤へ
の薬液等の注入、前記地盤から前記空間側への排水、前
記地盤の地下水圧の計測等の、前記地盤に関わる作業を
行う方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図1は、推進工法やシールド工法等によ
り管路を埋設する際、発進部または到達部の立坑の周辺
部に、止水、地盤強化、変状防止等のために薬液を注入
する場合の従来の薬液工法を示している。この場合、立
坑1により形成される空間と地山2とはシートパイルあ
るいはコンクリート壁等の隔壁3によって隔てられてお
り、地山2に対し立坑1外の地上から管路埋設予定箇所
4の周辺の薬液注入箇所5まで管状のロッド6を下方に
進入させた上、矢印Aで示されるように、このロッド6
を通して薬液を注入していた。
【0003】他方、従来より周知の工法として、立坑を
堀削する際、堀削面の崩壊を防止するために、ライナー
プレートと称される鋼板製波板を全体として筒状をなす
ように堀削面に沿って組み立てて行く工法がある。この
場合、ライナプレートはシートパイルのように地盤に打
ち込むのではなく、手堀り等により地盤を所定深さ堀削
するたびに、ライナープレートを順次下方に継ぎ足すよ
うにして組み立てて行く。そして、このようにライナー
プレートを使用する工法において、組立前から予めライ
ナープレートに弁を取り付けておき、立坑の堀削面に沿
ってライナープレートを組み立てた後、前記弁を介して
ライナプレートと堀削面との間の隙間に裏込め材として
薬液等を注入する方法も従来より知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記立
坑外の地上から薬液を注入する薬液注入工法において
は、(イ)地中に水道管等の障害物があると、工事が困
難になる、(ロ)薬液注入箇所が地中深い場所である場
合も工事が困難になり、コストも高くなる、(ハ)地山
に対しロッドを正しく真直ぐ下方に進入させることは実
際には困難であるので、ロッドの先端部の到達位置、ひ
いては薬液注入箇所を正確に把握することが困難であ
る、(ニ)前項の理由により、薬液注入を行う範囲を広
めにする必要があるので、薬液注入量が本来必要な量よ
り多量になってしまう、等の問題があった。
【0005】他方、立杭の空間と地山とを仕切る隔壁を
シートパイルで構成する場合は、シートパイルを地盤に
打ち込む前に、前記ライナープレートの場合と同様にし
て、該シートパイルに予め弁を装着しておくことは実際
上不可能である。何故ならば、予めシートパイルに弁を
装着して該シートパイルを地盤に打ち込むと、シートパ
イルから弁が外れてしまうからである。
【0006】また、立坑の空間と地山とを仕切る隔壁を
コンクリート壁で構成する場合も、隔壁に予め弁を備え
させることは困難である。
【0007】本発明は、このような従来の事情に鑑みて
なされたもので、本発明の1つの目的は、立杭等によっ
て形成される空間と地山等の地盤とを現に仕切っている
シートパイルやコンクリート壁等の隔壁を介して地盤に
関わる作業を行う方法を提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、止水、地盤強化等の
ため、前記空間から前記隔壁を介して前記地盤へ薬液や
液化ガス等の注入を行うことを可能とする隔壁を介して
地盤に関わる作業を行う方法を提供することにある。
【0009】本発明の他の目的は、前記地盤から前記空
間側への排水を行うことを可能とする隔壁を介して地盤
に関わる作業を行う方法を提供することにある。
【0010】本発明の他の目的は、前記隔壁を介して前
記地盤の地下水圧の計測等を行うことを可能とする隔壁
を介して地盤に関わる作業を行う方法を提供することに
ある。
【0011】本発明のさらに他の目的は、以下の説明か
ら明らかになろう。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明による隔壁を介し
て地盤に関わる作業を行う方法においては、まず弁通路
と、この弁通路を開閉する弁体とを有する弁を用意し、
地盤と空間とを隔てている隔壁に前記弁を、前記弁通路
の一端側が前記隔壁によって閉じられるようにして取り
付ける。そして次に、前記弁体に前記弁通路を開かせた
状態で、穿孔機等の穿孔手段により前記空間側から前記
弁通路を通して前記隔壁に穴を貫通させる。この際、前
記地盤から前記穴を通して前記弁通路に水が流出して来
ても、前記穿孔手段と前記弁通路との間および前記穿孔
手段自体等から水が漏れないようにしておけば、前記空
間に水が流出してしまうことはない。また、前記穴の貫
通後、前記弁体により前記弁通路を閉じれば、地盤から
水が前記穴および弁通路を通して前記空間に流出すると
いう不都合を生じさせることなく、前記穿孔手段を撤去
することができる。
【0013】しかる後、前記地盤に関わる作業を前記穴
を通して行う。このような作業としては、具体的には例
えば、前記空間から前記穴を通して前記地盤へ止水、地
盤強化等のための薬液や液化ガス等を注入する作業、前
記地盤から前記穴を通して前記空間側へ排水を行う作業
(通常は前記空間を経て最終的には地上側に排水す
る)、前記穴を通して前記地盤の地下水圧を計測する作
業、止水等のために前記空間側から前記穴を通して前記
地盤に、内部に冷媒を通過させる凍結管を挿入する作
業、前記穴を通して前記地盤へ内視鏡を挿入して地盤の
状態を観察する作業等がある。
【0014】なお、前記地盤に関わる作業は、一般的に
は前記弁体による前記弁通路の開閉部および前記穴を通
して行うことが好ましい。何故ならば、その場合には、
作業工程等に応じて前記弁体により前記弁通路を適宜開
閉することにより空間側への水の流出を防止しながら作
業を行えるからである。しかしながら、事情が許す場合
は、前記弁体による前記弁通路の開閉部を通すことな
く、前記穴のみを通して前記作業を行うことも可能であ
るし、前記弁とは別の弁を前記開閉部を介することなく
前記穴に接続し、この別の弁および前記穴を通して前記
地盤に関わる作業を行ったり、このように2つの弁を用
いる代わりに三方弁等のように3つ以上の出入口を有す
る弁を用いることも可能である。
【0015】本発明によれば、従来のように地上側から
地盤に関わる作業を行わず、地盤と空間とを隔てている
隔壁を介して地盤に関わる作業を行うことができるの
で、地中に水道管等の障害物があったり、作業対象箇所
が地中深い場所である場合も、作業を容易かつ低コスト
に行うことができる。また、ロッド等の機器を地盤の作
業対象箇所に正確に到達させることが可能になり、例え
ば、ロッド等を通して薬液の注入を行う場合には、本来
必要な領域にのみ正確に薬液注入を行うことができるの
で、薬液注入量を従来より少なくすることができる。さ
らに、従来、事実上不可能であったような作業も行える
ようになる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例に基づいて
説明する。
【0017】
【実施例】図2は、本発明の一実施例における弁7を示
す。弁本体8には、図上、左右方向に直線的に延びる弁
通路9が設けられている。前記弁本体8には、弁通路9
の途中に介在されるようにして、基本的には球状をなす
弁体10が回転可能に嵌合されている。前記弁体10に
は直線状に延びる弁孔11が貫通されている。前記弁本
体8には、弁軸12が、自己の軸線を中心として回転可
能に支持されている。前記弁軸12の一端部は前記弁本
体8内において前記弁体10に相対回転不可能なように
嵌合される一方、他端部は弁本体8外に突出されるとと
もに、ハンドル状の弁操作部13を取り付けられてい
る。ここにおいて、前記弁操作部13および弁軸12を
介して弁体10を回転させることにより、図2のように
弁孔11を弁通路9と直角方向にすれば弁通路9は全閉
状態となる一方、図6のように弁孔11を弁通路9と同
一方向に向ければ弁通路9は全開状態となるようになっ
ている。前記弁本体8のうちの、弁通路9の一端側の周
壁を構成する部分の外周および弁通路9の他端側の周壁
を構成する部分の外周には、それぞれ雄ネジ14,15
が設けられている。
【0018】本実施例においては、まず図3および4に
示されるようにして、立坑1により形成される空間と地
山2とを隔てているシートパイルによって構成された隔
壁3に弁7を取り付ける(図4は図3における弁7取付
部の拡大図である)。具体的には、まず、鋼鉄等の金属
からなる筒状の弁接続具16の一端側を隔壁3に溶接し
た後、弁接続具16の内周に形成された雌ネジ17(図
4参照)に弁本体8の雄ネジ14を螺合することによ
り、弁7を隔壁3に取り付ける。これにより、弁7が隔
壁3に、弁通路9の一端側が隔壁3によって閉じられる
ようにして取り付けられる。なお、雌ネジ17と雄ネジ
14との螺合部は水密としておく。
【0019】次に、図5および6に示されるように、弁
通路9の他端側に穿孔機18を接続する。この穿孔機1
8は筒状の接続部19を備えており、この接続部19の
内周に設けられた雌ネジ20(図6参照)を弁7の雄ネ
ジ15に螺合することにより、前記のように弁通路9の
他端側に接続される。なお、雌ネジ20と雄ネジ15と
の螺合部は水密としておく。前記穿孔機18は、回転さ
せながら接続部19の軸線方向に沿って前後進させるこ
とができるドリル刃21を備えている。なお、前記ドリ
ル刃21は人力により駆動されるようになっていてもよ
いし、モーターやエンジン等の動力源によって駆動され
るようになっていてもよい。
【0020】次に、図6のように、弁孔11を弁通路9
と同一方向に向けることにより、弁体10に弁通路9を
開かせている状態において(なお、この前までは、弁体
10は弁通路9を開いていてもよいし、閉じていてもよ
い)、穿孔機18のドリル刃21を接続部19内から回
転させながら前進させて弁孔11を通過させ、該ドリル
刃21により隔壁3に穿孔し、穴22を貫通させる。こ
のとき、地山2から出水があると、この水が穴22、弁
通路9および弁孔11を経て穿孔機18の接続部19ま
で侵入して来る。しかし、接続部19をシールされた構
造とするとともに、接続部19と弁本体8との螺合部を
水密としておけば、立坑1内に水が流出してしまうこと
はない。
【0021】次に、ドリル刃21を後退させ、ドリル刃
21を弁孔11から脱出させた後、弁操作部13および
弁軸12を介して弁体10を回転させ、弁孔11を弁通
路9に対し直角方向とし、弁通路9を全閉状態とした
後、接続部19と弁本体8との螺合を外すことにより、
穿孔機18を弁7から取り外す。図7はこの状態を示し
ている。既に弁体10により弁通路9が閉じられている
ので、穿孔機18を弁7から取り外しても、水が地山2
から穴22、弁通路9および弁孔11を経て立坑1内に
流出することはない。立坑1内に流出する水があったと
しても、それは弁7を閉じる前に接続部19と弁体10
との間に溜まっていた極めて少量の水のみである。
【0022】なお、穿孔機18としては、ドリル刃21
の他にカッター刃も備えている形式のもの等、他の形式
のものも使用できる。また、本発明においては、穿孔機
以外の穿孔手段を用いることも可能である。
【0023】次に、地盤に関わる作業を隔壁3に開けた
穴22を通して行う。図8は、立坑1の空間から穴22
を介して地山2へ止水、地盤強化、変状防止等のために
セメント系、水ガラス系、特殊シリカ系、高分子系等の
薬液等を注入する作業の実施例を示している。この場
合、まず、弁7の雄ネジ15に筒状の止水具23の一端
部側の内周に設けられた雌ねじを水密に螺合する。前記
止水具23の他端部内にはゴム等からなるシール材24
が設けられている。次に、シール材24の中心部に設け
られた穴25から管状のロッド26の先端側を止水具2
3内に挿入する(この状態において、管状のロッド26
の外周と止水具23の内周との間は水密にシールされた
状態となる)。次に、ロッドの後端部に設けた弁27を
閉じた状態で弁7を開き、ロッド26を弁通路9,弁孔
11および穴22を通して地山2の目的の箇所まで進入
させるとともに、ロッド26の後端側を弁27を介して
ポンプ28の吐出側を接続し、かつポンプ28の吸い込
み側を薬液等の供給源29に接続する。しかる後に、弁
27を開き、ポンプ28により薬液等の供給源29から
ロッド26を介して薬液等を地山2に注入する。
【0024】このような方法によれば、従来のように地
上側から薬液等を注入する場合より短距離で薬液等の注
入を行うことができる。また、ロッド26を地山2の目
的の箇所に正確に到達させ、本来必要な領域にのみ正確
に薬液注入を行うことができるため、薬液注入量を従来
より少なくすることができる。
【0025】なお、作業完了後、弁7がそのまま残存し
ていると不都合なときは、止水後に弁7を弁接続具16
から取り外し、弁接続具16にキャップ(止水キャッ
プ)を螺合等により装着する等の処理をしてもよい。
【0026】図9は、止水のために、立坑1の空間から
穴22を介して地山2へ液体窒素、液体酸素等の液化ガ
スを注入する作業の実施例を示している。この場合、前
記図8の実施例の場合と同様にして、ポンプ28により
弁27およびロッド26を介して液化ガスを地山2に注
入し、この注入箇所付近を凍結させる。なお、必要な場
合には、予め隔壁3のうちの液化ガス注入予定箇所より
上部側に弁7と同様の弁30を取り付け、隔壁3に穴3
1を開けるとともに弁30の一端側または他端側に土砂
を通さないためのフィルタ50を取り付けておき、地山
2において気化したガスを弁30およびフィルタ50を
介して立坑1に排出させるようにしてもよい。
【0027】図10は、立坑1の空間から穴22を介し
て地山2へ止水のために液体窒素、液体酸素等の液化ガ
スを注入する作業の他の実施例を示している。この場
合、前記図9の実施例とは異なり、ロッド26を用い
ず、ポンプ28を弁7に直接接続し、ポンプ28により
弁7および穴22を介して液化ガスを地山2に注入す
る。
【0028】図11は、地山2から穴22を介して立坑
1の空間側へ排水を行う作業の実施例を示している。こ
の場合、前記図8の実施例の場合のロッド26の代わり
に、弁7を通して配水管32を地山2に挿入する。排水
管32の先端部には土砂を通さないためのフィルタ33
を取り付けておき、排水管32の後端部は弁27を介し
てポンプ28の吸い込み側に接続する。そして、地山2
からフィルタ33、排水管32、弁27およびポンプ2
8を介して立坑1側に水を排出させる(なお、このよう
にして立坑1の空間側に排出した水は、通常、最終的に
は地上側へ排出する)。また、ポンプ28を用いず、地
山2から弁7を通して立坑1側へ水を自噴させてもよ
い。
【0029】図12は、止水等のために立坑1側から穴
22を通して地山2に凍結管を挿入する作業の実施例を
示している。この場合、前記図8の実施例の場合のロッ
ド26の代わりに、弁7を通して凍結管34を地山2に
挿入するとともに凍結管34内を延びている冷媒管35
の入口側および出口側をそれぞれポンプ36の吐出側と
冷凍装置37の冷媒戻り側に接続する。ポンプ36の吸
い込み側は冷凍装置37の冷媒送り側に接続する。冷凍
装置37により液化された冷媒はポンプ36より冷媒管
35に供給され、この冷媒管35で氣化して気化熱を奪
い、冷凍装置37に戻される。これにより、凍結管34
周辺の地山2を凍結させ、止水等を行うことができる。
【0030】穴22を通して行う地盤に関わる作業とし
ては、その他、例えば、穴22を通して地山2の地下水
圧の計測等を行う作業、穴22を通して地山2へ内視鏡
を挿入して地山2の状態を観察する作業等がある。
【0031】なお、本発明は、地盤と空間とを隔てる隔
壁3が前記実施例のようにシートパイルである場合のみ
ならず、隔壁3がコンクリート壁、ケーシング、ライナ
ープレート等の他の構成材料によって形成される場合に
も適用できるものである。
【0032】図13は弁7を隔壁3に取り付けるための
弁接続具16の他の実施例を示し、この弁接続具16は
それぞれ鋼鉄からなる板状部32と筒状部33とを有し
てなる。前記板状部32の中央部には穴34が開けられ
ており、前記筒状部33は穴34と同軸となるようにそ
の一端部を板状部32に溶接されている。前記筒状部3
3の内周には雌ネジ17が設けられている。
【0033】本実施例においては、隔壁3がシートパイ
ル等の鋼鉄からなるものである場合には、板状部32を
隔壁3に溶接するかまたは接着剤等にて接着する等によ
り弁接続具16を隔壁3に取り付ける。また、隔壁3が
コンクリート壁である場合には、板状部32を接着剤等
にて接着することにより弁接続具16を隔壁3に取り付
ける(必要に応じて、さらに図示しないアンカーボルト
等で補強してもよい)。そして、弁接続具16を隔壁3
に取り付けた後、前記図3および4の場合と同様にし
て、筒状部33の雌ネジ17に弁本体8の雄ネジ14を
螺合することにより、弁7を隔壁3に取り付けることが
できる。
【0034】図14は弁7を隔壁3に取り付ける方法の
さらに他の実施例を示す。本実施例においては、弁接続
具16は筒状部35とこの筒状部35の両端部に設けら
れたフランジ状部36,37とを一体的に有している。
各フランジ状部36,37にはそれぞれボルト穴38,
39が設けられている。他方、図2の場合とは異なり、
弁7の弁本体8の一端部にはフランジ部40が形成され
ており、雄ネジ部14は設けられていない。弁7の他の
構成は前記図2の弁7の場合と同様である。本実施例に
おいては、フランジ部36を隔壁3に溶接するかまたは
接着剤等にて接着することにより弁接続具16を隔壁3
に取り付ける(隔壁3がコンクリート壁である場合に
は、接着とともに、さらにアンカーボルト等で補強して
もよい)。そして、このようにして弁接続具16を隔壁
3に取り付けた後、弁接続具16のフランジ部37と弁
7のフランジ部40とをガスケット41を介して突き合
わせ、ボルト42で接続することにより、弁7を隔壁3
に取り付けることができる。
【0035】なお、本発明においては、弁7を隔壁3に
取り付ける方法は、前記各実施例のような方法に限られ
ることはなく、その他、真空パットを用いて取り付ける
等の他の種の取付方法を用いてもよいことは言うまでも
ない。
【0036】また、本発明においては、前記地盤に関わ
る作業は、一般的には前述のように弁体10による弁通
路9の開閉部および穴22を通して行うことが好まし
い。何故ならば、その場合には、作業工程等に応じて弁
体10により弁通路9を適宜開閉することにより立坑1
の空間側への水の流出を防止しながら作業を行えるから
である。しかしながら、事情が許す場合は、弁体10に
よる弁通路9の開閉部を通すことなく、穴22のみを通
して地盤に関わる作業を行うことも可能であるし、例え
ば図15のように弁7とは別の弁42を弁体10による
弁通路9の開閉部を介することなく穴22に接続し、こ
の弁42および穴22を通して地盤に関わる作業を行う
ことも可能である。また、弁7の代わりに第一の出入
口、第二の出入口および第三の出入口を有する三方弁を
用い、第一の出入口は隔壁3側に、第二および第三の出
入口は立坑1側に臨ませ、穿孔手段により隔壁に穴22
を開ける作業は第一および第二の出入口を通して行い、
前記地盤に関わる作業は第一および第三の出入口を通し
て行うようにしてもよい。勿論、4つ以上の出入口を有
する弁を用いてもよい。
【0037】また、前記各実施例では、ボール式の弁7
を用いているが、本発明において用いられる弁はそのよ
うなボール式のものに限られず、ゲート式等の他の形式
のものであってもよい。
【0038】また、前記各実施例は本発明を立坑1によ
り形成される空間と地盤(地山)とを隔てている隔壁3
を介して地盤に関わる作業を行う方法に適用したもので
あるが、本発明はトンネルや切り通しにより形成される
空間等の他の種の空間と地盤とを隔てている隔壁を介し
て地盤に関わる作業を行う場合にも適用できるものであ
る。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明は、従来のように地
上側から地盤に関わる作業を行わず、地盤と空間とを隔
てている隔壁を介して地盤に関わる作業を行うことがで
きるので、(イ)地中に水道管等の障害物があったり、
作業対象箇所が地中深い場所である場合も、作業を容易
かつ低コストに行うことができる、(ロ)ロッド等の機
器を地盤の作業対象箇所に正確に到達させることが可能
になり、例えば、ロッド等を通して薬液の注入を行う場
合には、本来必要な領域にのみ正確に薬液注入を行うこ
とができるので、薬液注入量を従来より少なくすること
ができる、(ハ)従来、事実上不可能であったような地
盤に関わる作業も行えるようになる、等の優れた効果を
得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の立坑の周囲の地山に対する薬液注入工法
を示す断面図である。
【図2】本発明の一実施例における弁を示す断面図であ
る。
【図3】前記実施例において隔壁に弁を取り付けた状態
を示す断面図である。
【図4】図3における弁の取付部付近を示す拡大断面図
である。
【図5】前記隔壁に取り付けた弁に穿孔機を接続した状
態を示す断面図である。
【図6】前記穿孔機により隔壁に穿孔している状態を示
す断面図である。
【図7】前記隔壁に対する穿孔完了後、弁を閉じ、穿孔
機を取り外した状態を示す断面図である。
【図8】隔壁に開けた穴を通して立坑側から地山へ薬液
を注入する作業を行う実施例を示す断面図である。
【図9】隔壁に開けた穴を通して立坑側から地山へ液化
ガスを注入する作業の実施例を示す断面図である。
【図10】隔壁に開けた穴を通して立坑側から地山へ液
化ガスを注入する作業の他の実施例を示す断面図であ
る。
【図11】隔壁に開けた穴を通して地山から立坑側へ排
水する作業の実施例を示す断面図である。
【図12】隔壁に開けた穴を通して立坑側から地山へ凍
結管を挿入する作業の実施例を示す断面図である。
【図13】本発明における隔壁に弁を取り付けるための
弁接続具の他の実施例を示す断面図である。
【図14】本発明において隔壁に弁を取り付ける方法の
さらに他の実施例を示す断面図である。
【図15】本発明において隔壁に対する穿孔時に使用し
た弁とは別の弁を通して地盤に関わる作業を行う実施例
の断面図である。
【符号の説明】
1 立坑(空間) 2 地山(地盤) 3 隔壁 7 弁 9 弁通路 10 弁体 18 穿孔機 29 薬液等の供給源

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁通路と、この弁通路を開閉する弁体と
    を有する弁を用意し、地盤と空間とを隔てている隔壁に
    前記弁を、前記弁通路の一端側が前記隔壁によって閉じ
    られるようにして取り付けた後、前記弁体に前記弁通路
    を開かせた状態で、穿孔手段により前記空間側から前記
    弁通路を通して前記隔壁に穴を貫通させ、しかる後、前
    記地盤に関わる作業を前記穴を通して行うことを特徴と
    する隔壁を介して地盤に関わる作業を行う方法。
  2. 【請求項2】 前記地盤に関わる作業を前記弁体による
    前記弁通路の開閉部および前記穴を通して行う請求項1
    記載の隔壁を介して地盤に関わる作業を行う方法。
  3. 【請求項3】 前記空間は立坑により形成される空間で
    ある請求項1または2記載の隔壁を介して地盤に関わる
    作業を行う方法。
  4. 【請求項4】 前記隔壁はシートパイルにより構成され
    ている請求項1,2または3記載の隔壁を介して地盤に
    関わる作業を行う方法。
  5. 【請求項5】 前記隔壁はコンクリート壁により構成さ
    れている請求項1,2または3記載の隔壁を介して地盤
    に関わる作業を行う方法。
  6. 【請求項6】 前記隔壁はケーシングにより構成されて
    いる請求項1,2または3記載の隔壁を介して地盤に関
    わる作業を行う方法。
  7. 【請求項7】 前記地盤に関わる作業として、前記空間
    側から前記穴を通して前記地盤に薬液を注入する請求項
    1,2,3,4,5または6記載の隔壁を介して地盤に
    関わる作業を行う方法。
  8. 【請求項8】 前記地盤に関わる作業として、前記空間
    側から前記穴を通して前記地盤に液化ガスを注入する請
    求項1,2,3,4,5または6記載の隔壁を介して地
    盤に関わる作業を行う方法。
  9. 【請求項9】 前記地盤に関わる作業として、前記地盤
    から前記穴を通して前記空間側へ水を排出する請求項
    1,2,3,4,5または6記載の隔壁を介して地盤に
    関わる作業を行う方法。
  10. 【請求項10】 前記地盤に関わる作業として、前記穴
    を通して前記地盤の地下水圧を測定する請求項1,2,
    3,4,5または6記載の隔壁を介して地盤に関わる作
    業を行う方法。
  11. 【請求項11】 前記地盤に関わる作業として、前記空
    間側から前記穴を通して前記地盤に、内部に冷媒を通過
    させる凍結管を挿入する請求項1,2,3,4,5また
    は6記載の隔壁を介して地盤に関わる作業を行う方法。
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