JP2000323716A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JP2000323716A
JP2000323716A JP11131867A JP13186799A JP2000323716A JP 2000323716 A JP2000323716 A JP 2000323716A JP 11131867 A JP11131867 A JP 11131867A JP 13186799 A JP13186799 A JP 13186799A JP 2000323716 A JP2000323716 A JP 2000323716A
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insulating film
layer
substrate
forming
semiconductor
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JP11131867A
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So Nakayama
創 中山
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】閾値電圧の低下やキンク現象などを防止しなが
ら、素子特性を向上させるSOI構造の半導体層を有す
る半導体装置およびその製造方法を提供する。 【解決手段】SOI構造の半導体層10aのチャネル形
成領域の上層にゲート絶縁膜24を介して形成されたゲ
ート電極30と、ゲート電極の両側部の半導体層中に形
成されたソース・ドレイン領域(11,12)と、チャ
ネル形成領域の下方の絶縁膜中に埋め込まれたバックゲ
ート絶縁膜26を介して形成されたバックゲート電極3
1とを有し、チャネル形成領域の下方の絶縁膜23が半
導体層側に部分的に張り出す張り出し部23aを有し、
チャネル形成領域の下方における絶縁膜23の膜厚が、
ソース・ドレイン領域の下方における絶縁膜23の膜厚
よりも厚く、チャネル形成領域における半導体層10a
の膜厚が、ソース・ドレイン領域における半導体層10
aの膜厚よりも薄く形成されている構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置の製造方
法に関し、特にSOI(Silicon On InsulatorまたはSe
miconductor On Insulator)構造の半導体層を有する半
導体装置およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】MOS(Metal Oxide Semiconductor )
電界効果トランジスタ(MOSFET;MOS Field Effe
ct Transistor )を搭載するLSIの高集積化および高
性能化に伴い、SOI構造の半導体層を有する半導体装
置が注目を集めている。SOI構造では、酸化シリコン
などの絶縁膜により完全な素子分離がなされるため、ソ
フトエラーやラッチアップが抑制され、集積度の高いL
SIにおいても高い信頼性が得られる。また、拡散層の
接合容量を減らすことができるので、スイッチングに関
する充放電が少なくなり、高速化および低消費電力化に
対して有利となる。
【0003】上記のSOI構造を有するMOSFETに
おいては、ゲート電極直下のシリコン活性層の厚さは閾
値電圧などの素子特性に影響するパラメータとして薄
く、また、ソース領域およびドレイン領域の部分のシリ
コン活性層の厚さはそれらの寄生抵抗に影響するパラメ
ータとして厚くすることが望ましい。
【0004】上記のように、SOI構造を有するMOS
FETにおいて、局所的にSOI構造のシリコン活性層
(以下、SOI層ともいう)の厚さを変化させた構造と
して溝ゲート(Recessed Channel)と呼ばれる構造があ
り、その形成方法としていわゆるLOCOS(LOCal Ox
idation of Silicon)法を用いた次のようなプロセスが
知られている。上記の方法においては、まず、SOI構
造を有する半導体基板(以下、SOI基板ともいう)上
にゲート電極形成領域を局所的に開口したマスク層を形
成し、このマスク層をマスクとしてSOI層を熱酸化す
ることにより、ゲート電極形成領域に選択的に酸化シリ
コン膜を形成する。次に、この酸化シリコン膜を除去す
る。これによって、ゲート電極形成領域におけるSOI
層の表層部分が除去され、SOI層の表面が溝状に加工
される。以下、上記のように形成された溝の底部にゲー
ト絶縁膜を介してゲート電極を形成し、所望のMOSF
ETとする。
【0005】図11(a)は上記のようにして形成され
たMOSFETを有する半導体装置の平面図である。素
子分離絶縁膜I(20)により分離されたSOI構造の
半導体層SOI(10a)上にゲート電極G(30)が
形成されており、その両側部の半導体層SOI中がソー
ス・ドレイン領域となって、MOSFETが構成されて
いる。
【0006】図11(b)は図11(a)中のX−X’
における断面図、図11(c)は図11(a)における
Y−Y’における断面図である。支持基板100の張り
合わせ面Sの上面に、例えば酸化シリコンからなる層間
絶縁膜23が形成されており、その上層に素子分離絶縁
膜20に囲まれて、SOI構造のシリコン活性層(SO
I層)10aが形成されている。LOCOS法によりS
OI層10aのゲート電極領域を選択的に酸化して形成
された酸化膜を除去することにより、ゲート電極領域に
おけるSOI層10aの表面に溝Rが形成されている。
上記の溝Rに底部に例えば酸化シリコンからなるゲート
絶縁膜24を介して、例えばポリシリコンからなるゲー
ト電極30が形成されている。ゲート電極30の両側部
には例えば酸化シリコンのサイドウォール絶縁膜25が
形成されている。ゲート電極30の両側部のサイドウォ
ール絶縁膜25の下部におけるSOI層10a中には、
導電性不純物を低濃度に含有する低濃度拡散層11が形
成され、その両側部には低濃度拡散層11に接続して導
電性不純物を高濃度に含有する高濃度拡散層12が形成
され、LDD(Lightly Doped Drain )構造のソース・
ドレイン領域が形成されている。また、高濃度拡散層1
2の上層には、例えばチタンシリサイドやコバルトシリ
サイドなどの金属シリサイド層13が形成されている。
【0007】上記の半導体装置は、LOCOS法により
ゲート電極形成領域のSOI層10a表層に形成された
酸化膜を除去することにより、SOI層10aの表面に
溝Rが形成されており、これによりゲート電極30の直
下領域のSOI層10aの膜厚が薄く、相対的にソース
・ソレイン領域のSOI層10aの膜厚が形成されてお
り、従ってSOI層に形成されたMOSFETの閾値電
圧や寄生抵抗などの素子特性を向上させることができ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
SOI層に形成されたMOSFETにおいては、LOC
OS法により形成された酸化膜をエッチング除去する際
に、SOI層10aや素子分離絶縁膜20の表面もオー
バーエッチングによりエッチングされる。特に、ゲート
電極30の延伸方向のSOI層10a端部Zaにおいて
は、LOCOS法による酸化膜を形成するときに酸化が
進みやすく、さらにオーバーエッチング時に素子分離絶
縁膜側面からもSOI層10aがエッチングされるた
め、図11(c)に示すように、ゲート電極30の延伸
方向のSOI層10a端部Zaの膜厚が特に薄くなって
しまう。
【0009】上記のように、ゲート電極30の延伸方向
のSOI層10a端部の膜厚が特に薄くなっており、M
OSFETを動作させた場合に、SOI層10a端部近
傍領域Zbに対して図中の矢印の方向から過大の電界が
集中して、この部分の閾値電圧の低下やキンク現象など
の素子特性にとって悪影響を引き起しやすい構造となっ
ている。
【0010】本発明は上記の問題に鑑みてなされたもの
であり、本発明の目的は、SOI構造の半導体層に形成
されたMOSFETなどの半導体素子において、閾値電
圧の低下やキンク現象などを防止しながら、素子特性を
向上させることができるSOI構造の半導体層を有する
半導体装置およびその製造方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の半導体装置は、基板と、前記基板上に形成
された絶縁膜と、前記絶縁膜上に形成されたチャネル形
成領域を有する半導体層と、前記チャネル形成領域の上
層に形成されたゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜の上
層に形成されたゲート電極と、前記ゲートの両側部にお
ける前記半導体層中に前記チャネル形成領域に接続して
形成されたソース・ドレイン領域と、前記チャネル形成
領域の下方において前記絶縁膜中に埋め込まれたバック
ゲート電極と、前記バックゲート電極と前記半導体層の
界面に形成されたバックゲート絶縁膜とを有し、前記絶
縁膜が前記半導体層側に部分的に張り出して、前記チャ
ネル形成領域の下方における前記絶縁膜の膜厚が、前記
ソース・ドレイン領域の下方における前記絶縁膜の膜厚
よりも厚く、前記チャネル形成領域における前記半導体
層の膜厚が、前記ソース・ドレイン領域における前記半
導体層の膜厚よりも薄く形成されている。
【0012】上記の本発明の半導体装置は、好適には、
素子分離絶縁膜により互いに分離された複数個の前記半
導体層が前記基板上に形成されており、前記複数個のう
ち、少なくとも1つの前記半導体層の下層の前記絶縁膜
が、前記半導体層側に部分的に張り出して、前記チャネ
ル形成領域における前記半導体層の膜厚が、前記ソース
・ドレイン領域における前記半導体層の膜厚よりも薄く
形成されている。
【0013】上記の本発明の半導体装置は、好適には、
前記半導体層にフルディプリーション型トランジスタと
パーシャルディプリーション型トランジスタが形成され
ている。あるいは好適には、前記複数個の半導体層のう
ち、前記絶縁膜が張り出した前記半導体層にフルディプ
リーション型トランジスタが形成され、前記絶縁膜が張
り出していない前記半導体層にパーシャルディプリーシ
ョン型トランジスタが形成されている。
【0014】上記の本発明の半導体装置は、好適には、
前記半導体層がシリコン活性層である。また好適には、
前記ソース・ドレイン領域の上部が金属シリサイド層化
されている。
【0015】上記の半導体装置によれば、SOI構造の
半導体層に形成されたバックゲートを有するMOSFE
Tにおいて、SOI構造の半導体層の下層の絶縁膜が半
導体層側に部分的に張り出して、MOSFETのチャネ
ル形成領域の下方における絶縁膜の膜厚が、ソース・ド
レイン領域の下方における絶縁膜の膜厚よりも厚く、こ
れにより、チャネル形成領域におけるSOI構造の半導
体層の膜厚が、ソース・ドレイン領域における半導体層
の膜厚よりも薄く形成されているので、SOI構造の半
導体層の端部近傍領域に過大の電界が集中したりするこ
とがなく、閾値電圧の低下やキンク現象などを防止しな
がら、素子特性を向上させることができる。
【0016】上記の構造は、同一基板上に互いに分離さ
れた上記のSOI構造の半導体層を複数個有し、フルデ
ィプリーション型トランジスタとパーシャルディプリー
ション型トランジスタを両方有するSOI構造のCMO
S半導体装置に適用することができる。さらに、1つの
SOI構造の半導体層においても、部分的にフルディプ
リーション型とパーシャルディプリーション型とを共有
する構造とすることもでき、両タイプのトランジスタの
デメリットを補強しあうように設計することで、特性を
さらに向上させることができる。ここで、フルディプリ
ーション型トランジスタとは、動作時に空乏層がSOI
構造の半導体層の下層の絶縁膜にまで達するトランジス
タであり、短チャネル効果による閾値変動に強いトラン
ジスタである。また、パーシャルディプリーション型ト
ランジスタとは、動作時に空乏層がSOI構造の半導体
層の下層の絶縁膜にまで達しないトランジスタであり、
シリコン活性層の膜厚のばらつき依存性が小さいトラン
ジスタである。
【0017】また、上記の目的を達成するため、本発明
の半導体装置の製造方法は、活性領域を有する半導体か
らなる第1基板に前記活性領域の一部を開口するマスク
層を形成する工程と、前記マスク層をマスクとして前記
マスク層の開口領域における前記第1基板の表層部に酸
化膜を形成する工程と、前記酸化膜を除去して前記第1
基板の表面に溝を形成する工程と、前記マスク層を除去
する工程と、前記溝内および当該溝に連続する前記第1
基板の上層に絶縁膜を形成する工程と、前記絶縁膜の上
方から第2基板を張り合わせる工程と、前記第1基板の
前記活性領域部分の所定の膜厚の半導体層を残して前記
第1基板を研磨する工程とを有する。
【0018】上記の本発明の半導体装置の製造方法は、
好適には、前記マスク層を形成する工程の前に、前記第
1基板の素子分離領域に素子分離絶縁膜を形成する工程
をさらに有し、前記第1基板を研磨する工程において
は、前記素子分離絶縁膜をストッパとして研磨する。さ
らに好適には、前記素子分離絶縁膜を形成する工程が、
前記第1基板の素子分離領域に素子分離用溝を形成する
工程と、前記素子分離用溝内を絶縁体で埋め込む工程と
を含む。
【0019】上記の本発明の半導体装置の製造方法は、
好適には、前記第1基板を研磨する工程の後、前記半導
体層の上層にゲート絶縁膜を形成する工程と、前記ゲー
ト絶縁膜の上層において前記溝の延伸方向にゲート電極
を形成する工程と、前記ゲート電極の両側部の前記半導
体層中にソース・ドレイン領域を形成する工程をさらに
有する。さらに好適には、前記マスク層を除去する工程
の後、前記溝内および当該溝に連続する前記第1基板の
上層に絶縁膜を形成する工程の前に、前記溝の底部にバ
ックゲート絶縁膜を形成する工程と、前記バックゲート
絶縁膜の上層において前記溝の延伸方向にバックゲート
電極を形成する工程をさらに有し、前記溝内および当該
溝に連続する前記第1基板の上層に絶縁膜を形成する工
程においては、前記バックゲート電極を被覆して形成す
る。
【0020】上記の本発明の半導体装置の製造方法は、
好適には、前記絶縁膜を形成する工程の後、前記第2基
板を張り合わせる工程の前に、前記絶縁膜を平坦化する
工程をさらに有する。さらに好適には、前記絶縁膜を平
坦化する工程が化学的機械研磨処理工程である。
【0021】上記の本発明の半導体装置の製造方法は、
好適には、前記第2基板を張り合わせる工程の前に、前
記第2基板の上層に張り合わせ層を形成する工程をさら
に有する。さらに好適には、前記張り合わせ層として酸
化シリコン層を形成する。
【0022】上記の本発明の半導体装置の製造方法は、
好適には、前記絶縁膜を形成する工程の後、前記第2基
板を張り合わせる工程の前に、前記絶縁膜の上層に張り
合わせ層を形成する工程をさらに有する。さらに好適に
は、前記張り合わせ層としてポリシリコン層を形成す
る。また、さらに好適には、前記張り合わせ層を形成す
る工程の後、前記第2基板を張り合わせる工程の前に、
前記張り合わせ層を平坦化する工程をさらに有し、さら
に好適には、前記張り合わせ層を平坦化する工程が化学
的機械研磨処理工程である。
【0023】上記の半導体装置の製造方法は、活性領域
を有する半導体からなる第1基板の素子分離領域に素子
分離用溝を形成し、素子分離用溝内を絶縁体で埋め込む
方法などにより素子分離絶縁膜を形成した後、第1基板
の活性領域の一部を開口するマスク層を形成し、マスク
層をマスクとしてマスク層の開口領域における第1基板
の表層部に酸化膜を形成し、酸化膜を除去して第1基板
の表面に溝を形成する。次に、マスク層を除去し、溝内
および当該溝に連続する第1基板の上層に絶縁膜を形成
し、絶縁膜表面を化学的機械研磨処理などにより平坦化
した後に、あるいは、絶縁膜上にポリシリコンなどの張
り合わせ層を形成して、張り合わせ層表面を化学的機械
研磨処理などにより平坦化した後にその上方から第2基
板を張り合わせる。あるいは、第2基板を張り合わせる
前に、予め第2基板上に酸化シリコンなどの張り合わせ
層を形成しておいてから、第2基板を張り合わせる。次
に、素子分離絶縁膜をストッパとするなどして、第1基
板の活性領域部分の所定の膜厚の半導体層を残して第1
基板を研磨する。上記のSOI構造の半導体層の溝の延
伸方向に半導体層上にゲート絶縁膜を介してゲート電極
を形成し、さらにゲート電極の両側部の半導体層中にソ
ース・ドレイン領域を形成して、SOI構造の半導体層
に形成されたMOSFETを形成する。さらに、溝内お
よび当該溝に連続する前記第1基板の上層に絶縁膜を形
成する前に、予め溝の底部にバックゲート絶縁膜を介し
て溝の延伸方向にバックゲート電極を形成して、SOI
構造の半導体層に形成されたバックゲートを有するMO
SFETを形成する。
【0024】上記の半導体装置の製造方法によれば、S
OI構造の半導体層にMOSFETなどの半導体素子を
形成する方法において、SOI構造の半導体層の下層の
絶縁膜が半導体層側に部分的に張り出して、MOSFE
Tのチャネル形成領域の下方における絶縁膜の膜厚が、
ソース・ドレイン領域の下方における絶縁膜の膜厚より
も厚く、これにより、チャネル形成領域におけるSOI
構造の半導体層の膜厚が、ソース・ドレイン領域におけ
る半導体層の膜厚よりも薄く形成することができる。従
って、SOI構造の半導体層の端部近傍領域に過大の電
界が集中したりすることがなく、閾値電圧の低下やキン
ク現象などを防止しながら、素子特性を向上させること
ができるSOI構造の半導体層を有する半導体装置を製
造することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて、図面を参照して説明する。
【0026】第1実施形態 図1(a)は本実施形態に係る半導体装置の平面図であ
る。素子分離絶縁膜I(20)により分離されたSOI
構造の半導体層SOI(10a)上にゲート電極G(3
0)が形成されており、その両側部の半導体層SOI中
がソース・ドレイン領域となって、MOSFETが構成
されている。
【0027】図1(b)は図1(a)中のX−X’にお
ける断面図、図1(c)は図1(a)におけるY−Y’
における断面図である。支持基板100の張り合わせ面
Sの上面に、例えば酸化シリコンからなる層間絶縁膜2
3が形成されており、その上層に素子分離絶縁膜20に
囲まれて、SOI構造のシリコン活性層(SOI層)1
0aが形成されている。SOI層10aの上層に、例え
ば酸化シリコンからなるゲート絶縁膜24を介して、例
えばポリシリコンからなるゲート電極30が形成されて
いる。ゲート電極30の両側部には例えば酸化シリコン
のサイドウォール絶縁膜25が形成されている。ゲート
電極30の両側部のサイドウォール絶縁膜25の下部に
おけるSOI層10a中には、導電性不純物を低濃度に
含有する低濃度拡散層11が形成され、その両側部には
低濃度拡散層11に接続して導電性不純物を高濃度に含
有する高濃度拡散層12が形成され、LDD(Lightly
Doped Drain )構造のソース・ドレイン領域が形成され
ている。また、高濃度拡散層12の上層には、例えばチ
タンシリサイドやコバルトシリサイドなどの金属シリサ
イド層13が形成されている。
【0028】ここで、上記のSOI層10aは、表面が
平坦な島状の形状を有している。ゲート電極30の下部
領域であるチャネル形成領域の下層の層間絶縁膜23が
SOI層10a側に張り出し部23aを有しており、こ
れに対応してSOI層10aにゲート電極の延伸方向に
溝Rが形成されている。従って、SOI層10aは、チ
ャネル形成領域における膜厚がソース・ドレイン領域に
おける膜厚よりも薄く形成されている。このため、ゲー
ト電極直下のシリコン活性層の厚さを十分に薄くして、
閾値電圧などのトランジスタ特性を向上させることがで
きる。また、ソース領域およびドレイン領域の部分のシ
リコン活性層の厚さを十分に厚くして、ソース・ドレイ
ン領域とシリコン活性層との界面の抵抗を小さくし、電
流駆動能力などのトランジスタ特性を向上させることが
できる。
【0029】また、上記の構造の半導体装置は、従来例
のようにゲート電極の延伸方向のSOI層端部の膜厚が
特に薄くなってしまうことがなく、従って、MOSFE
Tを動作させた場合に、SOI層端部近傍領域に対して
過大の電界が集中するのを防止し、この部分の閾値電圧
の低下やキンク現象などを防止しながら、素子特性を向
上させることができる。
【0030】上記の半導体装置の製造方法について、図
1(a)中のX−X’における断面図に相当する図面を
参照して説明する。まず、図2(a)に示すように、第
1シリコン半導体基板10の素子分離領域に素子分離用
溝を形成し、例えばCVD(Chemical Vapor Depositio
n )法などにより素子分離用溝内を酸化シリコンで埋め
込み、素子分離絶縁膜20を形成する。あるいは、例え
ばLOCOS法により形成することもできる。
【0031】次に、図2(b)に示すように、例えばC
VD法により全面に窒化シリコンを堆積させ、フォトリ
ソグラフィー工程によりゲート電極形成領域を開口する
パターンPR の不図示のレジスト膜を形成し、RIE
(反応性イオンエッチング)などのエッチングを施して
溝形成領域を開口するパターンPR のマスク層21を形
成する。
【0032】次に、図2(c)に示すように、例えばマ
スク層21をマスクとして熱酸化を行い、マスク層21
の開口領域における第1シリコン半導体基板10の表層
部に酸化膜22を形成する。
【0033】次に、図3(d)に示すように、例えばR
IEなどのエッチングにより酸化膜22を除去し、さら
に条件を変更したエッチングによりマスク層21を除去
する。この結果、第1シリコン半導体基板10のゲート
電極形成領域の表面に溝Rが形成される。
【0034】次に、図3(e)に示すように、例えばC
VD法により、BPSG(ホウ素およびリンを含有する
酸化シリコン)などの酸化シリコンを、上記の溝R内お
よび当該溝Rに連続する層間絶縁膜23の上層に全面に
堆積させ、層間絶縁膜23を形成する。このとき、溝R
内には層間絶縁膜23の張り出し部23aが形成され
る。次に、例えばCMP(Chemical Mechanical Polish
ing )法により層間絶縁膜23の表面を平坦化する。
【0035】次に、図3(f)に示すように、層間絶縁
膜23の上面に、予め張り合わせ面を酸化して酸化シリ
コンの張り合わせ層(不図示)を形成した第2シリコン
半導体基板(支持基板)100を、張り合わせ面Sにお
いて張り合わせる。あるいは、層間絶縁膜23の上層
に、例えばCVD法によりポリシリコンなどの張り合わ
せ層(不図示)を積層させてもよく、この場合はCMP
法により張り合わせ層の表面を平坦化しておき、予め張
り合わせ面を研磨処理した第2シリコン半導体基板(支
持基板)100と張り合わせることもできる。張り合わ
せ処理の後、例えば850〜1100℃の温度の熱処理
により張り合わせ面Sを固着させる。
【0036】次に、図4(g)に示すように、例えばC
MP法により第1シリコン半導体基板10の側から、素
子分離絶縁膜20をストッパとして研磨し、素子分離絶
縁膜20と層間絶縁膜23により島状に分離されたSO
I構造の半導体層(SOI層)10aを形成する。ここ
で、図面は図3(f)から上下関係を反対にして描いて
いる。
【0037】次に、図4(h)に示すように、例えば熱
酸化法によりSOI層10a表面にゲート絶縁膜24を
形成し、さらに例えばCVD法によりポリシリコンを全
面に堆積させ、必要に応じてポリシリコン層中にイオン
注入などにより導電性不純物を導入し、次に、フォトリ
ソグラフィー工程によりゲート電極のパターンのレジス
ト膜RG を形成する。このとき、レジスト膜RG は、上
記のSOI層10aに形成した溝Rの位置に沿ってパタ
ーニングする。次に、レジスト膜RG をマスクとしてR
IEなどのエッチングを施し、ゲート電極30をパター
ン形成する。
【0038】次に、図4(i)に示すように、ゲート電
極30をマスクとしてリンやホウ素などの導電性不純物
D1をイオン注入し、ゲート電極30の両側部における
SOI層10a中に導電性不純物を低濃度に含有する低
濃度拡散層11をゲート電極30に対して自己整合的に
形成する。
【0039】次に、図5(j)に示すように、例えばC
VD法により全面に酸化シリコンを堆積させ、次にRI
Eなどのエッチングによりエッチバックして、ゲート電
極30の両側部における部分を残して上記の酸化シリコ
ンを除去し、酸化シリコンのサイドウォール絶縁膜25
を形成する。
【0040】次に、図5(k)に示すように、サイドウ
ォール絶縁膜25をマスクとしてリンやホウ素などの導
電性不純物D2をイオン注入し、ゲート電極30の両側
部におけるSOI層10a中に導電性不純物を高濃度に
含有する高濃度拡散層12をゲート電極30に対して自
己整合的に低濃度拡散層11に接続するようにして形成
する。以上で、低濃度拡散層11と高濃度拡散層12か
らなるLDD構造のソース・ドレイン領域が形成され
る。
【0041】次に、高濃度拡散層12の上層にチタンシ
リサイドあるいはコバルトシリサイドなどの金属シリサ
イド層を形成し、図1に示す半導体装置に至る。
【0042】上記の本実施形態の半導体装置の製造方法
によれば、SOI構造の半導体層にMOSFETなどの
半導体素子を形成する方法において、SOI構造の半導
体層の下層の絶縁膜が半導体層側に部分的に張り出し
て、MOSFETのチャネル形成領域の下方における絶
縁膜の膜厚が、ソース・ドレイン領域の下方における絶
縁膜の膜厚よりも厚く、これにより、チャネル形成領域
におけるSOI構造の半導体層の膜厚が、ソース・ドレ
イン領域における半導体層の膜厚よりも薄く形成するこ
とができる。従って、SOI構造の半導体層の端部近傍
領域に過大の電界が集中したりすることがなく、閾値電
圧の低下やキンク現象などを防止しながら、素子特性を
向上させることができるSOI構造の半導体層を有する
半導体装置を製造することができる。
【0043】本実施形態に係る半導体装置としては、上
記の構造のSOI型MOSFETによる閾値制御機能に
優れたフルディプリーション型トランジスタを基本素子
とし、一部のHeavy Load駆動部分にDTMOS(Dynami
c Threshold MOSFET)を使用することで、高速かつ低消
費電力化を計ることができる。ここで、DTMOSと
は、パーシャルディプリーション型トランジスタのボデ
ィとゲート電極と接続した構造のトランジスタである。
また、同一のSOI構造の半導体層(SOI層)のゲー
ト幅方向に、SOI層の膜厚の異なる領域を設けて、同
一素子内にフルディプリーション型とパーシャルディプ
リーション型のトランジスタを作り込むことも可能であ
る。
【0044】第2実施形態 図6(a)は本実施形態に係る半導体装置の平面図であ
る。また、図6(b)は図6(a)中のX−X’におけ
る断面図、図6(c)は図6(a)におけるY−Y’に
おける断面図である。本実施形態に係る半導体装置は、
実質的に第1実施形態に係る半導体装置と同様である
が、ゲート電極30の下層であるSOI層10aのチャ
ネル形成領域の下層における層間絶縁膜23中に、SO
I層10aからバックゲート絶縁膜26を介してバック
ゲート電極31が形成されていることが異なる。
【0045】本実施形態の半導体装置は、SOI構造の
半導体層に形成されたバックゲートを有するMOSFE
Tにおいて、第1実施形態と同様にゲート電極30の下
部領域であるチャネル形成領域の下層の層間絶縁膜23
がSOI層10a側に張り出し部23aを有しており、
これに対応してSOI層10aにゲート電極の延伸方向
に溝Rが形成されており、さらに溝Rに沿って、バック
ゲート電極31が形成されている。上記のSOI層10
aは、チャネル形成領域における膜厚がソース・ドレイ
ン領域における膜厚よりも薄く形成されている。このた
め、ゲート電極直下のシリコン活性層の厚さを十分に薄
くして、閾値電圧などのトランジスタ特性を向上させる
ことができる。また、ソース領域およびドレイン領域の
部分のシリコン活性層の厚さを十分に厚くして、ソース
・ドレイン領域とシリコン活性層との界面の抵抗を小さ
くし、電流駆動能力などのトランジスタ特性を向上させ
ることができる。
【0046】また、上記の構造の半導体装置は、従来例
のようにゲート電極の延伸方向のSOI層端部の膜厚が
薄くなった部分に電極が回りこんでおらず、従って、M
OSFETを動作させた場合に、SOI層端部近傍領域
に対して過大の電界が集中するのを防止し、この部分の
閾値電圧の低下やキンク現象などを防止しながら、素子
特性を向上させることができる。
【0047】上記の半導体装置の製造方法について、図
6(a)中のX−X’における断面図に相当する図面を
参照して説明する。まず、図7(a)に示すように、第
1シリコン半導体基板10の素子分離領域に素子分離用
溝を形成し、例えばCVD(Chemical Vapor Depositio
n )法などにより素子分離用溝内を酸化シリコンで埋め
込み、素子分離絶縁膜20を形成する。あるいは、例え
ばLOCOS法により形成することもできる。
【0048】次に、図7(b)に示すように、例えばC
VD法により全面に窒化シリコンを堆積させ、フォトリ
ソグラフィー工程によりゲート電極形成領域を開口する
パターンPR の不図示のレジスト膜を形成し、RIE
(反応性イオンエッチング)などのエッチングを施して
溝形成領域を開口するパターンPR のマスク層21を形
成する。
【0049】次に、図7(c)に示すように、例えばマ
スク層21をマスクとして熱酸化を行い、マスク層21
の開口領域における第1シリコン半導体基板10の表層
部に酸化膜22を形成する。
【0050】次に、図8(d)に示すように、例えばR
IEなどのエッチングにより酸化膜22を除去し、さら
に条件を変更したエッチングによりマスク層21を除去
する。この結果、第1シリコン半導体基板10のゲート
電極形成領域の表面に溝Rが形成される。
【0051】次に、図8(e)に示すように、例えば熱
酸化法によりSOI層10a表面にバックゲート絶縁膜
26を形成し、さらに例えばCVD法によりポリシリコ
ンを全面に堆積させ、必要に応じてポリシリコン層中に
イオン注入などにより導電性不純物を導入し、次に、フ
ォトリソグラフィー工程によりバックゲート電極のパタ
ーンのレジスト膜RBGを形成する。このとき、レジスト
膜RBGは、上記のSOI層10aに形成した溝Rの位置
に沿ってパターニングする。次に、レジスト膜RBGをマ
スクとしてRIEなどのエッチングを施し、バックゲー
ト電極31をパターン形成する。
【0052】次に、図8(f)に示すように、例えばC
VD法により、BPSG(ホウ素およびリンを含有する
酸化シリコン)などの酸化シリコンを、バックゲート電
極31を被覆し、上記の溝R内および当該溝Rに連続す
る層間絶縁膜23の上層に全面に堆積させ、層間絶縁膜
23を形成する。このとき、溝R内には層間絶縁膜23
の張り出し部23aが形成される。次に、例えばCMP
(Chemical Mechanical Polishing )法により層間絶縁
膜23の表面を平坦化する。
【0053】次に、図9(g)に示すように、層間絶縁
膜23の上面に、予め張り合わせ面を酸化して酸化シリ
コンの張り合わせ層(不図示)を形成した第2シリコン
半導体基板(支持基板)100を、張り合わせ面Sにお
いて張り合わせる。あるいは、層間絶縁膜23の上層
に、例えばCVD法によりポリシリコンなどの張り合わ
せ層(不図示)を積層させてもよく、この場合はCMP
法により張り合わせ層の表面を平坦化しておき、予め張
り合わせ面を研磨処理した第2シリコン半導体基板(支
持基板)100と張り合わせることもできる。張り合わ
せ処理の後、例えば850〜1100℃の温度の熱処理
により張り合わせ面Sを固着させる。
【0054】次に、図9(h)に示すように、例えばC
MP法により第1シリコン半導体基板10の側から、素
子分離絶縁膜20をストッパとして研磨し、素子分離絶
縁膜20と層間絶縁膜23により島状に分離されたSO
I構造の半導体層(SOI層)10aを形成する。ここ
で、図面は図9(g)から上下関係を反対にして描いて
いる。
【0055】次に、図9(i)に示すように、例えば熱
酸化法によりSOI層10a表面にゲート絶縁膜24を
形成し、さらに例えばCVD法によりポリシリコンを全
面に堆積させ、必要に応じてポリシリコン層中にイオン
注入などにより導電性不純物を導入し、次に、フォトリ
ソグラフィー工程によりゲート電極のパターンのレジス
ト膜RG を形成する。このとき、レジスト膜RG は、上
記のSOI層10aに形成した溝Rの位置に沿ってパタ
ーニングする。次に、レジスト膜RG をマスクとしてR
IEなどのエッチングを施し、ゲート電極30をパター
ン形成する。
【0056】次に、図10(j)に示すように、ゲート
電極30をマスクとしてリンやホウ素などの導電性不純
物D1をイオン注入し、ゲート電極30の両側部におけ
るSOI層10a中に導電性不純物を低濃度に含有する
低濃度拡散層11をゲート電極30に対して自己整合的
に形成する。
【0057】次に、図10(k)に示すように、例えば
CVD法により全面に酸化シリコンを堆積させ、次にR
IEなどのエッチングによりエッチバックして、ゲート
電極30の両側部における部分を残して上記の酸化シリ
コンを除去し、酸化シリコンのサイドウォール絶縁膜2
5を形成する。
【0058】次に、図10(l)に示すように、サイド
ウォール絶縁膜25をマスクとしてリンやホウ素などの
導電性不純物D2をイオン注入し、ゲート電極30の両
側部におけるSOI層10a中に導電性不純物を高濃度
に含有する高濃度拡散層12をゲート電極30に対して
自己整合的に低濃度拡散層11に接続するようにして形
成する。以上で、低濃度拡散層11と高濃度拡散層12
からなるLDD構造のソース・ドレイン領域が形成され
る。
【0059】次に、高濃度拡散層12の上層にチタンシ
リサイドあるいはコバルトシリサイドなどの金属シリサ
イド層を形成し、図6に示す半導体装置に至る。
【0060】上記の本実施形態の半導体装置の製造方法
によれば、SOI構造の半導体層にバックゲートを有す
るMOSFETなどの半導体素子を形成する方法におい
て、SOI構造の半導体層の下層の絶縁膜が半導体層側
に部分的に張り出して、MOSFETのチャネル形成領
域の下方における絶縁膜の膜厚が、ソース・ドレイン領
域の下方における絶縁膜の膜厚よりも厚く、これによ
り、チャネル形成領域におけるSOI構造の半導体層の
膜厚が、ソース・ドレイン領域における半導体層の膜厚
よりも薄く形成することができる。従って、SOI構造
の半導体層の端部近傍領域に過大の電界が集中したりす
ることがなく、閾値電圧の低下やキンク現象などを防止
しながら、素子特性を向上させることができるSOI構
造の半導体層を有する半導体装置を製造することができ
る。
【0061】上記のバックゲートを有するMOSFET
において、バックゲート電極は、従来例と同様にSOI
層に形成された溝に沿って形成されており、SOI層の
膜厚が薄くなってしまう部分に形成されるが、バックゲ
ート電極においては通常バックゲート絶縁膜を厚く形成
し、また、ソース接地して使用されることが多いため、
SOI層の膜厚が薄くなっている部分に対する電界集中
の効果が小さく、問題はない。
【0062】本発明の半導体装置としては、SOI型半
導体層にMOSFETを有する半導体装置であれば何に
でも適用でき、MOSFETの他に種々の半導体素子を
有することが可能である。
【0063】本発明は、上記の実施の形態に限定されな
い。例えば、ゲート電極およびバックゲート電極は、そ
れぞれ単層構成でも多層構成でもよい。ソース・ドレイ
ン領域に形成される金属シリサイド層をゲート電極の上
層にも形成することができる。また、層間絶縁膜は、単
層構成でも多層構成でもよい。その他、本発明の要旨を
逸脱しない範囲で種々の変更を行うことができる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体装
置によれば、SOI構造の半導体層に形成されたバック
ゲートを有するMOSFETにおいて、SOI構造の半
導体層の下層の絶縁膜が半導体層側に部分的に張り出し
て、MOSFETのチャネル形成領域の下方における絶
縁膜の膜厚が、ソース・ドレイン領域の下方における絶
縁膜の膜厚よりも厚く、これにより、チャネル形成領域
におけるSOI構造の半導体層の膜厚が、ソース・ドレ
イン領域における半導体層の膜厚よりも薄く形成されて
いるので、SOI構造の半導体層の端部近傍領域に過大
の電界が集中したりすることがなく、閾値電圧の低下や
キンク現象などを防止しながら、素子特性を向上させる
ことができる。
【0065】また、本発明の半導体装置の製造方法によ
れば、SOI構造の半導体層にMOSFETなどの半導
体素子を形成する方法において、SOI構造の半導体層
の下層の絶縁膜が半導体層側に部分的に張り出して、M
OSFETのチャネル形成領域の下方における絶縁膜の
膜厚が、ソース・ドレイン領域の下方における絶縁膜の
膜厚よりも厚く、これにより、チャネル形成領域におけ
るSOI構造の半導体層の膜厚が、ソース・ドレイン領
域における半導体層の膜厚よりも薄く形成することがで
きる。従って、SOI構造の半導体層の端部近傍領域に
過大の電界が集中したりすることがなく、閾値電圧の低
下やキンク現象などを防止しながら、素子特性を向上さ
せることができるSOI構造の半導体層を有する半導体
装置を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本発明の第1実施形態に係る半導
体装置の平面図であり、図1(b)は図1(a)中のX
−X’における断面図、図1(c)は図1(a)中のY
−Y’における断面図である。
【図2】図2は第1実施形態に係る半導体装置の製造方
法の製造工程を示す断面図であり、(a)は素子分離絶
縁膜の形成工程まで、(b)はマスク層の形成工程ま
で、(c)は酸化膜の形成工程までを示す。
【図3】図3は図2の続きの工程を示し、(d)は酸化
膜およびマスク層の除去工程まで、(e)は層間絶縁膜
の形成工程まで、(f)は支持基板の張り合わせ工程ま
でを示す。
【図4】図4は図3の続きの工程を示し、(g)は研磨
によるSOI構造の半導体層の形成工程まで、(h)は
ゲート電極の形成工程まで、(i)は低濃度拡散層の形
成工程までを示す。
【図5】図5は図4の続きの工程を示し、(j)はサイ
ドウォール絶縁膜の形成工程まで、(k)は高濃度拡散
層の形成工程までを示す。
【図6】図6(a)は本発明の第2実施形態に係る半導
体装置の平面図であり、図6(b)は図6(a)中のX
−X’における断面図、図6(c)は図6(a)中のY
−Y’における断面図である。
【図7】図7は第2実施形態に係る半導体装置の製造方
法の製造工程を示す断面図であり、(a)は素子分離絶
縁膜の形成工程まで、(b)はマスク層の形成工程ま
で、(c)は酸化膜の形成工程までを示す。
【図8】図8は図7の続きの工程を示し、(d)は酸化
膜およびマスク層の除去工程まで、(e)はバックゲー
ト電極の形成工程まで、(f)は層間絶縁膜の形成工程
までを示す。
【図9】図9は図8の続きの工程を示し、(g)は支持
基板の張り合わせ工程まで、(h)は研磨によるSOI
構造の半導体層の形成工程まで、(i)はゲート電極の
形成工程までを示す。
【図10】図10は図9の続きの工程を示し、(j)は
低濃度拡散層の形成工程まで、(k)はサイドウォール
絶縁膜の形成工程まで、(l)は高濃度拡散層の形成工
程までを示す。
【図11】図11(a)は従来例に係る半導体装置の平
面図であり、図11(b)は図11(a)中のX−X’
における断面図、図11(c)は図11(a)中のY−
Y’における断面図である。
【符号の説明】
10…第1シリコン半導体基板、10a(SOI)…半
導体層(SOI層)、11…低濃度拡散層、12…高濃
度拡散層、13…金属シリサイド層、20(I)…素子
分離絶縁膜、21…マスク層、22…酸化膜、23…層
間絶縁膜、23a…張り出し部、24…ゲート絶縁膜、
25…サイドウォール絶縁膜、26…バックゲート絶縁
膜、30(G)…ゲート電極、31…バックゲート電
極、100…第2シリコン半導体基板(支持基板)、R
…溝、S…張り合わせ面、RG ,RBG…レジスト膜、D
1,D2…導電性不純物、PR …溝形成領域を開口する
パターン。
フロントページの続き Fターム(参考) 5F110 AA01 AA08 AA09 AA15 AA18 BB20 CC02 DD05 DD12 DD13 DD17 DD21 DD24 EE09 EE22 EE30 EE32 EE45 FF02 GG02 GG12 GG22 HJ01 HJ13 HK05 HL05 HM02 HM15 NN62 NN65 NN66 QQ04 QQ11 QQ17 QQ19 QQ30

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板と、 前記基板上に形成された絶縁膜と、 前記絶縁膜上に形成されたチャネル形成領域を有する半
    導体層と、 前記チャネル形成領域の上層に形成されたゲート絶縁膜
    と、 前記ゲート絶縁膜の上層に形成されたゲート電極と、 前記ゲートの両側部における前記半導体層中に前記チャ
    ネル形成領域に接続して形成されたソース・ドレイン領
    域と、 前記チャネル形成領域の下方において前記絶縁膜中に埋
    め込まれたバックゲート電極と、 前記バックゲート電極と前記半導体層の界面に形成され
    たバックゲート絶縁膜とを有し、 前記絶縁膜が前記半導体層側に部分的に張り出して、前
    記チャネル形成領域の下方における前記絶縁膜の膜厚
    が、前記ソース・ドレイン領域の下方における前記絶縁
    膜の膜厚よりも厚く、 前記チャネル形成領域における前記半導体層の膜厚が、
    前記ソース・ドレイン領域における前記半導体層の膜厚
    よりも薄く形成されている半導体装置。
  2. 【請求項2】素子分離絶縁膜により互いに分離された複
    数個の前記半導体層が前記基板上に形成されており、 前記複数個のうち、少なくとも1つの前記半導体層の下
    層の前記絶縁膜が、前記半導体層側に部分的に張り出し
    て、前記チャネル形成領域における前記半導体層の膜厚
    が、前記ソース・ドレイン領域における前記半導体層の
    膜厚よりも薄く形成されている請求項1記載の半導体装
    置。
  3. 【請求項3】前記半導体層にフルディプリーション型ト
    ランジスタとパーシャルディプリーション型トランジス
    タが形成されている請求項1記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】前記複数個の半導体層のうち、前記絶縁膜
    が張り出した前記半導体層にフルディプリーション型ト
    ランジスタが形成され、前記絶縁膜が張り出していない
    前記半導体層にパーシャルディプリーション型トランジ
    スタが形成されている請求項2記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】前記半導体層がシリコン活性層である請求
    項1記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】前記ソース・ドレイン領域の上部が金属シ
    リサイド層化されている請求項1記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】活性領域を有する半導体からなる第1基板
    に前記活性領域の一部を開口するマスク層を形成する工
    程と、 前記マスク層をマスクとして前記マスク層の開口領域に
    おける前記第1基板の表層部に酸化膜を形成する工程
    と、 前記酸化膜を除去して前記第1基板の表面に溝を形成す
    る工程と、 前記マスク層を除去する工程と、 前記溝内および当該溝に連続する前記第1基板の上層に
    絶縁膜を形成する工程と、 前記絶縁膜の上方から第2基板を張り合わせる工程と、 前記第1基板の前記活性領域部分の所定の膜厚の半導体
    層を残して前記第1基板を研磨する工程とを有する半導
    体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】前記マスク層を形成する工程の前に、前記
    第1基板の素子分離領域に素子分離絶縁膜を形成する工
    程をさらに有し、 前記第1基板を研磨する工程においては、前記素子分離
    絶縁膜をストッパとして研磨する請求項7記載の半導体
    装置の製造方法。
  9. 【請求項9】前記素子分離絶縁膜を形成する工程が、前
    記第1基板の素子分離領域に素子分離用溝を形成する工
    程と、前記素子分離用溝内を絶縁体で埋め込む工程とを
    含む請求項8記載の半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】前記第1基板を研磨する工程の後、前記
    半導体層の上層にゲート絶縁膜を形成する工程と、前記
    ゲート絶縁膜の上層において前記溝の延伸方向にゲート
    電極を形成する工程と、前記ゲート電極の両側部の前記
    半導体層中にソース・ドレイン領域を形成する工程をさ
    らに有する請求項7記載の半導体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】前記マスク層を除去する工程の後、前記
    溝内および当該溝に連続する前記第1基板の上層に絶縁
    膜を形成する工程の前に、前記溝の底部にバックゲート
    絶縁膜を形成する工程と、前記バックゲート絶縁膜の上
    層において前記溝の延伸方向にバックゲート電極を形成
    する工程をさらに有し、 前記溝内および当該溝に連続する前記第1基板の上層に
    絶縁膜を形成する工程においては、前記バックゲート電
    極を被覆して形成する請求項10記載の半導体装置の製
    造方法。
  12. 【請求項12】前記絶縁膜を形成する工程の後、前記第
    2基板を張り合わせる工程の前に、前記絶縁膜を平坦化
    する工程をさらに有する請求項7記載の半導体装置の製
    造方法。
  13. 【請求項13】前記絶縁膜を平坦化する工程が化学的機
    械研磨処理工程である請求項12記載の半導体装置の製
    造方法。
  14. 【請求項14】前記第2基板を張り合わせる工程の前
    に、前記第2基板の上層に張り合わせ層を形成する工程
    をさらに有する請求項7記載の半導体装置の製造方法。
  15. 【請求項15】前記張り合わせ層として酸化シリコン層
    を形成する請求項14記載の半導体装置の製造方法。
  16. 【請求項16】前記絶縁膜を形成する工程の後、前記第
    2基板を張り合わせる工程の前に、前記絶縁膜の上層に
    張り合わせ層を形成する工程をさらに有する請求項7記
    載の半導体装置の製造方法。
  17. 【請求項17】前記張り合わせ層としてポリシリコン層
    を形成する請求項16記載の半導体装置の製造方法。
  18. 【請求項18】前記張り合わせ層を形成する工程の後、
    前記第2基板を張り合わせる工程の前に、前記張り合わ
    せ層を平坦化する工程をさらに有する請求項17記載の
    半導体装置の製造方法。
  19. 【請求項19】前記張り合わせ層を平坦化する工程が化
    学的機械研磨処理工程である請求項18記載の半導体装
    置の製造方法。
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