JP2000337092A - プレキャストコンクリートアーチ形ユニット板の製造方法 - Google Patents

プレキャストコンクリートアーチ形ユニット板の製造方法

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JP2000337092A
JP2000337092A JP11147275A JP14727599A JP2000337092A JP 2000337092 A JP2000337092 A JP 2000337092A JP 11147275 A JP11147275 A JP 11147275A JP 14727599 A JP14727599 A JP 14727599A JP 2000337092 A JP2000337092 A JP 2000337092A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 成型用型枠の共通化が可能で、幅員に対応し
た製品を容易に製造することができるアーチ形ユニット
板の製造方法を提供する。 【解決手段】 アーチ形ユニット板1の頂部6を接合し
てアーチ形構15を形成する。このアーチ形構15の幅員h
に合わせて頂部6の幅員h方向の寸法を調整して成型す
る。頂部6の寸法を調整すれば、アーチ形ユニット板1
を接合したアーチ形構15の幅員を調整することができ
る。製造においては、頂部6の接合面9を成型する型枠
板のみを変えれば済むため、共通の型枠により幅員の異
なるアーチ形構15を形成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アーチ形構を形成
するアーチ形ユニット板の製造方法に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、アーチ形中空構
造物として、実開昭59−192911号公報には、3
ヒンジアーチ型の単位長のコンクリートブロックを連接
し、該ブロック群をPC鋼材で緊張してなるプレキャス
トコンクリート製スノーシェルター(公報実用新案登録
請求の範囲)がある。このシェルターは、アーチ部材端
に曲げモーメントが生じない3ヒンジのコンクリートア
ーチを主要構成材とし、信頼性の高いプレキャストブロ
ック部材で構築(マイクロフィルム第2頁第10〜13行)
しており、このように3ヒンジ構造のアーチ形構造物を
地中に埋設し、アーチカルバートとして通路を形成する
ものが知られている。
【0003】図19は3ヒンジ構造のアーチ形構造物の
説明図であり、左右のプレキャスト板101,101の頂部の
接合部分をヒンジ102により滑節とし、該プレキャスト
板101,101の下部をヒンジ103,103にして下部工104に
接合している。そして、このような3ヒンジ構造のアー
チ形中空構造物は静定構造物であり、これに土砂などに
より等分布荷重Pが加わり、その側面に等分布荷重Qが
加わると、ヒンジ102,103である接合部分には曲げモー
メントが発生しない代りに、各部材におけるほぼ中央位
置で曲げモーメントが最大となり、構造全体の強度が最
も弱い部材の強度に左右される。また、前記構造物に偏
った荷重が加わり、例えば図中左側のプレキャスト板10
1に荷重が加わると、左側のプレキャスト板101における
曲げモーメントが減少するが、右側のプレキャスト板10
1における曲げモーメントが上昇し、このように3ヒン
ジ構造では偏荷重に対して不利な面がある。
【0004】そして、上記実開昭59−192911号
公報では、結合ボルトによってアーチを結合し(マイク
ロフィルム第3頁第13〜14行及び第3図)ており、ま
た、実開昭58―50197号公報等では、曲がりボル
トによりセグメントの各ピースを接合固定することが記
載されているが、いずれもピン結合であった。
【0005】ところで、上記実開昭59−192911
号公報では、アーチ形構を2分割して組立式とすること
により、運搬や据付作業が容易となる。しかし、アーチ
形構内部の幅員が変わると、その幅員に合わせてアーチ
の半径が変わるため、それぞれの形状の型枠を用意しな
ければならず、製作費に占める型枠費用が大になる問題
がある。
【0006】そこで、本発明は、成型用型枠の共通化が
可能で、幅員に対応した製品を容易に製造することがで
きるアーチ形ユニット板の製造方法を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、頂部
相互を接合してアーチ形構を形成するプレキャストコン
クリートアーチ形ユニット板の製造方法において、前記
アーチ形ユニット板の頂部に接合部材を挿通するダクト
を設け、前記アーチ形構の幅員に合わせて前記頂部の幅
員方向の寸法を調整して成型する製造方法である。
【0008】この請求項1の構成によれば、頂部の寸法
を調整すれば、アーチ形ユニット板を接合したアーチ形
構の幅員を調整することができ、製造においては、頂部
の接合面を成型する型枠板のみを変えれば済むため、共
通の型枠により幅員の異なるアーチ形構を形成するアー
チ形ユニット板を成型することができる。
【0009】また、請求項2の発明は、前記ダクトは、
前記アーチ形構がほぼ半円形である場合、前記頂部の接
合面の下部側に配置されている製造方法である。
【0010】この請求項2の構成によれば、設置後の荷
重により接合箇所に発生する引張力に対してPC鋼棒が
抗することにより、接合箇所を強固に接合することがで
きアーチ形ユニット板を製造できる。
【0011】さらに、請求項3の発明は、前記頂部に外
面側に肉厚な肉厚部を設け、前記ダクトは、前記頂部の
接合面と前記頂部の外面とを直線状に連通する製造方法
である。
【0012】この請求項3の構成によれば、寸法調整の
ために頂部を短くしても、頂部外面の肉厚部により、比
較的ダクトを長く取ることができる。
【0013】
【発明の実施形態】以下、本発明の実施形態を添付図面
を参照して説明する。図1ないし図12は、本発明の第
1実施例を示し、同図に示すように、プレキャストコン
クリート製の基本アーチ形ユニット板1は、高強度コン
クリート2からなり、その湾曲方向にアンポンドPC鋼
材3を配置し、このPC鋼材3はアーチ形ユニット板1
の頂部側に図5に示すように埋込定着具3Aが固着され
ており、前記アンポンドPC鋼材3を緊張して緊張力を
付与し、アーチ形ユニット板1の下部において図6に示
すように定着具3Bにより定着している。前記基本アー
チ形ユニット板1は、ほぼ等間隔に設けた屈曲位置4に
おいて折線状に屈曲し、内面と外面とに平面5Nと平面
5Gを多数有しており、その内面形状は、隣合う平面5
N,5Nの内角θNとして平面5N…が連続した屈曲面
をなし、該基本アーチ形ユニット板1において、屈曲位
置4における内面を結んだ線は円弧となる。前記基本ア
ーチ形ユニット板1の外面も隣合う平面5G…が連続し
た屈曲面をなす。また、前記基本アーチ形ユニット板1
の頂部6には、該頂部6を下部側よりも肉厚にする肉厚
部7が形成され、この肉厚部7の上面7Uは水平に近い
平坦に形成されており、前記肉厚部7側に向って前記ア
ーチ形ユニット板1は次第に厚くなるように形成されて
いる。すなわち図2に示すように、屈曲位置における厚
さT1,T2,T3,T4は、T1<T2<T3<T4
となっており、この例では、T1は300ミリ、T2は
330ミリ、T3は360ミリ、T4は390ミリにし
ている。尚、接合面9の厚さはT4に等く、符号T1を
記載した屈曲位置4の下部の厚さはT1に等しい。前記
頂部6にはダクト8が形成され、このダクト8は一端を
頂部6の接合面9に開口し、他端を該肉厚部7の端部で
外面側に形成した段部10に開口している。また、前記基
本アーチ形ユニット板1の接合面9において、前記ダク
ト8は下部側に配置されている。また、前記基本アーチ
形ユニット板1には長さ方向のダクト11が複数形成され
ている。尚、基本アーチ形ユニット板1には図示しない
鉄筋が埋設されている。
【0014】そして、一対の前記基本アーチ形ユニット
板1,1の頂部の接合面9,9を突合せ、ダクト8に接
合部材たるRPC鋼棒12を挿通し、前記段部10におい
て、PC鋼棒12の端部にアンカープレート13を挿通し、
PC鋼棒12に緊張力を付与すると共に、PC鋼棒12の端
部に形成された螺子部にナット14を締め付けて定着する
ことにより、基本アーチ形ユニット板1,1の頂部6,
6相互を剛に接合してアーチ形構15を形成する。さら
に、長さ方向に隣合うアーチ形構15,15…のダクト11に
横締用PC鋼材16を挿通しかつ緊張して定着する。
【0015】前記肉厚部7は前記アーチ形ユニット板1
の外面側を肉厚にするものであり、その上面7Uは、前
記接合面9から幅方向外側に向って水平又は水平に近い
緩やかや傾斜をなす平坦面であり、該上面7Uの端部に
は角部17を形成し、角部17から外側に向かって傾斜上面
18が設けられている。また、前記段部10は、前記角部17
に凹設され、前記ナット14が係止する係止面たる垂直面
19と横方向の底面20とを有する。
【0016】また、前記アーチ形構15の下部は、下部工
21により連結され、この例の下部工21は現場打ちコンク
リートによる鉄筋コンクリート製であり、ほぼ一定厚さ
の平板部22と、この平板部22の両側に設けた受台部23,
23とからなり、この受台部23の上部には前記アーチ形構
15の下部を挿入する凹部24が形成されている。そして、
前記凹部24に前記アーチ形構15の下部を挿入し、凹部24
にモルタルなどを詰めて下部工21に該アーチ形構造15を
剛に接合する。そして、前記アーチ形構15とこのアーチ
形構15の下部を連結する下部工21により中空構造物であ
るアーチ形カルバート25が形成される。尚、図中26は前
記下部工21の上に設けた道路面、27は歩道である。そし
て、基本アーチ形ユニット板1を用いたアーチ形構15で
は、接合面9,9における両側のアーチ形ユニット板1
の内面5N,5Nのなす頂部内角θは他の内角θNと等
しくなり、該アーチ形構15の半径Rが例えば6メート
ル、内空幅Hが12メートルとなり、また、前記受台部
23,23の内側寸法である幅員は、11.1メートルとな
る。
【0017】そして、アーチ形ユニット板1,1の組立
においては、その頂部上面が平坦な面になっているた
め、PC鋼棒12を用いた接合作業等を簡便に行なうこと
ができる。また、肉厚部7を形成し、この肉厚部7の外
面に段部10を形成し、この段部10と接合面9との間に水
平なダクト11を形成したから、アーチ構に張出し部分な
どを設けることなく、そのダクト11の長さを比較的長く
取ることができ、比較的長いPC鋼棒12を用いることに
より必要な緊張力を導入することができ、接合面9,9
を強固に剛接することが可能となる。また、肉厚部7の
段部10にPC鋼棒12の両端を定着したから、接合面9に
おいて、PC鋼棒12に位置を内面側に配置することがで
きる。
【0018】このようにして形成したアーチ形カルバー
ト25を埋設すると、荷重が加わる。これを図4の図面に
基づいて説明すると、図4は前記基本アーチ形ユニット
板1より形成したアーチ形カルバート25に、土砂などに
より等分布荷重Pが加わり、その側面に等分布荷重Qが
加わる状態を示しており、これらの荷重P,Qが加わる
と、図4に示すように、アーチ形カルバート25には曲げ
モーメントMが発生する。尚、本明細書において、正の
曲げモーメントMは部材を凹にする方向のモーメント、
負の曲げモーメントMは部材を凸にする方向のモーメン
トである。このようにアーチ形カルバート25を3剛とし
た不静定構造物とすることにより、そのアーチ形ユニッ
ト板1には正と負の曲げモーメントMが発生し、3ヒン
ジのように負の曲げモーメントのみが発生するものと異
なり、アーチ形ユニット板1に発生する曲げモーメント
Mの最大値を小さくできる。また、アーチ形構15の頂部
には正の曲げモーメントMが発生し、頂部6の下部に引
張力が発生し、すなわち接合面9,9の下部を開く方向
の力が発生するが、PC鋼棒12が接合面9の下部側に配
置されているため、前記引張力に効果的に抗することが
できる。
【0019】そしてまた、アーチ形構15に偏荷重が加わ
った場合、例えば一方のアーチ形ユニット板1に他方の
アーチ形ユニット板1より大きな荷重が加わると、他方
のアーチ形ユニット板1は負の曲げモーメントMが増加
するが、3剛の場合、図19に示したように等分布荷重
で正と負の曲げモーメントMが発生するから、偏荷重に
より負の曲げモーメントMが増加しても、3ヒンジのも
のより発生する曲げモーメントMは小さく、偏荷重に対
して構造的に有利である。
【0020】このように一対のプレキャストコンクリー
トアーチ形ユニット板1,1の頂部6,6相互を接合し
たアーチ形構15を備えるアーチ形中空構造物において、
アーチ形ユニット板1の頂部6に横方向のダクト8を形
成し、一対のアーチ形ユニット板1,1の接合面9,9
相互を突合せると共に、各ダクト8,8に挿通した直線
状PC鋼棒12に緊張力を付与して剛に接合したものであ
るから、アーチ形ユニット板1,1の頂部6,6相互を
突合せ、それぞれに形成されたダクト8,8に直線状P
C鋼棒12を挿通し、このPC鋼棒12を緊張定着して緊張
力を付与することにより、アーチ形ユニット板1,1の
頂部6,6相互を剛に接合することができ、略半円アー
チを分割したアーチ形ユニット板1,1を用いて不静定
アーチを形成することができ、プレキャストコンクリー
ト製品により大きなスパンのアーチを形成することがで
きると共に、運搬及び施工も容易となる。また、このア
ーチ形構15を用いた中空構造物が設置後に荷重を受ける
と、アーチ形ユニッチ板1には正と負の曲げモーメント
が発生し、アーチ形ユニット板1に加わる最大曲げモー
メントが3ヒンジ構造物の略2分の1となり、部材の断
面が小さく済み、また、アーチ形構15に偏荷重が加わる
場合にも構造的に有利となる。
【0021】また、頂部6に、上面7Uがほぼ平坦で、
接合面9から幅方向外側に向ってアーチ形ユニット板1
を肉厚にする肉厚部7を形成したものであるから頂部の
上面7Uが水平又はアーチに比べて水平に近い平坦な面
となるため、構造的に安定すると共に、その平坦の面を
使ってPC鋼棒12による接合作業などを簡便に行なうこ
とができる。
【0022】さらに、肉厚部7は外面側に肉厚に形成さ
れ、該肉厚部7の幅方向端部側の外面に、PC鋼棒12の
定着具たるナット14が係止する係止面たる垂直面19を有
する段部10を設け、垂直面19にダクト8が開口するか
ら、垂直面19にナット14などの定着具を係止して緊張力
を付与したPC鋼棒12を定着することができる。
【0023】次に、アーチ形ユニット板の変形例につい
て説明すると、前記アーチ形カルバート25より幅員を小
さくするために、前記基本アーチ形ユニット板1の頂部
6を短くしたアーチ形ユニット板1A,1B,1Cを形
成する。これらアーチ形ユニット板1A,1B,1C
は、頂部6の幅員方向の長さが前記基本アーチ形ユニッ
ト板1と異なり、それぞれの接合面9A,9B,9Cは
前記接合面9と平行に形成されている。尚、段部10は、
アーチ形ユニット板1,1Aが同一であり、アーチ形ユ
ニット板1B,1Cは、前記段部10より幅員方向に長い
段部10Aを備える。また、アーチ形ユニット板1,1A
のダクト8の相対高さ位置は同一であり、アーチ形ユニ
ット板1B,1Cのダクト8の相対高さ位置は同一であ
る。そして、それらアーチ形ユニット板1A,1B,1
Cにより形成したアーチ形構15A,15B,15Cの頂部内
角θA,θB,θCと、前記基本アーチ形ユニット板1
により形成したアーチ形構15の頂部内角θNとの関係
は、θ>θA>θB>θCとなる。
【0024】このように頂部6の幅員方向の長さを変
え、接合面の厚さTSとダクト8の中心位置とは下記の
表1のように設定した。尚、図2に示すように、表1中
で、Gt及びNtはそれぞれ内,外面からのダクト8の
中心位置を示す。また、それぞれのアーチ形ユニット板
1A,1B,1Cで形成したアーチ形構15A,15B,15
Cの内空幅Ha,Hb,Hcは、11メートル,10メ
ートル,9メートルとなる。
【0025】
【表1】
【0026】上記表1のように、接合面において、アー
チ形構15,15A,15Bでは、PC鋼棒12は接合面9,9
A,9Bの内面側、アーチ形構15Cでは、PC鋼棒12は
接合面9Cの外面側とした。そして、アーチ形構15と同
様にアーチ形構15A,15Bでは、設置時に荷重を受ける
と、接合面9,9A,9Bの下部を開く方向に力が加わ
り、これに対して、内面側に配置したPC鋼棒12が抗す
ることにより、頂部を強固に接合することができる。一
方、アーチ形構15Cでは、頂部内角θCが小さくなり、
頂部が尖がり形状となるため、図4に示した荷重P,Q
が加わると、頂部6に負の曲げモーメントが発生し、頂
部6の上部に引張力が発生し、接合面9C,9Cの上部
を開く方向の力が発生するが、PC鋼棒12が接合面9C
の上部側に配置されているため、前記引張力に効果的に
抗することができる。
【0027】そして、上述したように頂部6の幅員方向
の寸法を調整する場合について説明すると、図13に示
すように、アーチ形ユニット板1,1A,1B,1Cの
成型用型枠51は、外面を成型する外面成型部52と、内面
を成型する内面成型部53と、構造物長手方向の側面を形
成する側面成型部(図示せず)と、下端面を形成する下
端面成型部(図示せず)とを備える。そして、各接合面
9,9A,9B,9Cを成型する接合面成型部54,54
A,54B,54Cを選択的に使用し、また、好ましくはダ
クト8の位置には、該ダクト8を形成するためにシース
55を配置し、前記型枠51にコンクリートを打設し、脱型
することにより、頂部6の寸法を幅員に合わせて成型し
た複数のアーチ形ユニット板1,1A,1B,1Cを成
型する。
【0028】また、曲線道路や勾配道路などに対応する
には、構造物長手方向の側面を斜めに形成する必要があ
るが、従来のアーチ形では、側面形成部は略楕円形状と
なり、その角度毎に複雑な側面形成部を形成する必要が
あったが、本発明のアーチ形ユニット板1は、内面と外
面とに平面5Nと平面5Gを多数有し、それぞれ平面5
N及び平面5Gが連続した屈曲面をなしているから、こ
れに対応して、側面形成部は縁が直線で形成された平板
を用いることができるため、曲線道路や勾配道路に対応
するアーチ形ユニット板1の型枠が簡易なものとなる。
【0029】このように本実施例では、請求項1に対応
して、頂部6,6相互を接合してアーチ形構15を形成す
るプレキャストコンクリートアーチ形ユニット板の製造
方法において、アーチ形ユニット板1の頂部6に接合部
材たるPC鋼棒12を挿通するダクト8を設け、アーチ形
構15の幅員に合わせて頂部6の幅員方向の寸法を調整し
て成型するから、頂部6の寸法を調整すれば、アーチ形
ユニット板1を接合したアーチ形構15の幅員を調整する
ことができ、製造においては、頂部6の接合面9,9
A,9B,9Cを成型する型枠板のみを変えれば済むた
め、共通の型枠101により幅員の異なるアーチ形構15を
形成するアーチ形ユニット板1,1A,1B,1Cを成
型することができる。
【0030】また、このように本実施例では、請求項2
に対応して、ダクト8は、アーチ形構15がほぼ半円形で
ある場合、頂部6の接合面9の下部側に配置されている
から、設置後の荷重により接合箇所に発生する引張力に
対してPC鋼棒12が抗することにより、接合箇所を強固
に接合することができるアーチ形ユニット板1を製造で
きる。
【0031】さらに、請求項3の発明は、頂部6に外面
側に肉厚な肉厚部7を設け、ダクト8は、頂部6の接合
面9と頂部6の外面とを直線状に連通するから、寸法調
整のために頂部6を短くしても、頂部外面の肉厚部7に
より、比較的ダクト8を長く取ることができ、PC鋼棒
12を緊張して定着する場合に有利である。
【0032】図14は本発明の第2実施例を示し、上記
第1実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説
明を省略して詳述すると、この例では、前記アーチ形構
15の頂部一側に囲いブロック31を立設し、この囲いブロ
ック31の山側を埋め戻して傾斜面32を形成している。
【0033】このようにアーチ形構15の片側を埋め戻す
ことにより、アーチ形構15に偏荷重が加わっても、この
アーチ形カルバート25は3剛節による不静定構造物であ
るから、偏荷重に対して高い強度を得ることができ、請
求項1ないし3に対応して上記第1実施例と同様な作
用,効果を奏する。
【0034】図15ないし図18は本発明の第3実施例
を示し、上記実施例と同一部分に同一符号を付し、その
詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、アーチ
形ユニット板1,1A,1B,1Cは、頂部6の幅員方
向の長さが異なるが、段部10の形状は同一である。ま
た、それぞれのアーチ形ユニット板1,1A,1B,1
Cで形成したアーチ形構15,15A,15B,15Cの内空幅
H,Ha,Hb,Hcは、12メートル,11メート
ル,10メートル,9メートルとなる。
【0035】このように頂部6の幅員方向の長さだけ変
え、接合面の厚さTSとダクト8の中心位置とは下記の
表2のように設定した。尚、この例では、アーチ形ユニ
ット板1,1A,1B,1Cの屈曲位置における厚さT
1,T2,T3,T4は、400ミリ,440ミリ,4
80ミリ,520ミリである。
【0036】
【表2】
【0037】この例でも、接合面において、アーチ形構
15,15A,15Bでは、PC鋼棒12は接合面9,9A,9
Bの内面側、アーチ形構15Cでは、PC鋼棒12は接合面
9Cの外面側とした。そして、アーチ形構15と同様にア
ーチ形構15A,15Bでは、設置時に荷重を受けると、接
合面9,9A,9Bの下部を開く方向に力が加わり、こ
れに対して、内面側に配置したPC鋼棒12が抗すること
により、頂部を強固に接合することができる。一方、ア
ーチ形構15Cでは、頂部内角θCが小さくなり、頂部が
尖がり形状となるため、図4に示した荷重P,Qが加わ
ると、頂部に負の曲げモーメントが発生し、頂部の上部
に引張力が発生し、接合面9C,9Cの上部を開く方向
の力が発生するが、PC鋼棒12が接合面9Cの上部側に
配置されているため、前記引張力に効果的に抗すること
ができ、請求項1〜4に対応して、上記実施例と同様な
作用,効果を奏し、また、アーチ形ユニット板1,1
A,1B,1Cは、段部10の形状も同一であるから、よ
り一層製作が容易となる。
【0038】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨の範囲内において、種々の変形
実施が可能である。例えば、下部工を現場打ちコンクリ
ートにより形成する例を示したが、下部工の一部又は全
部をプレキャストコンクリート製としてもよい。また、
湾曲方向のPC鋼材は、プレテンション方式により緊張
するようにしてもよい。さらに、実施例では、平面が連
続して屈曲したアーチ形ユニット板を示したが、アーチ
形ユニット板の内面を円弧に形成してもよい。
【0039】
【発明の効果】請求項1の製造方法は、頂部相互を接合
してアーチ形構を形成するプレキャストコンクリートア
ーチ形ユニット板の製造方法において、前記アーチ形ユ
ニット板の頂部に接合部材を挿通するダクトを設け、前
記アーチ形構の幅員に合わせて前記頂部の幅員方向の寸
法を調整して成型するから、成型用型枠の共通化が可能
で、幅員に対応した製品を容易に製造することができる
アーチ形ユニット板の製造方法を提供することができ
る。
【0040】また、請求項2の製造方法は、前記ダクト
は、前記アーチ形構がほぼ半円形である場合、前記頂部
の接合面の下部側に配置されているから、成型用型枠の
共通化が可能で、幅員に対応した製品を容易に製造する
ことができるアーチ形ユニット板の製造方法を提供する
ことができる。
【0041】さらに、請求項3の製造方法は、前記頂部
に外面側に肉厚な肉厚部を設け、前記ダクトは、前記頂
部の接合面と前記頂部の外面とを直線状に連通するか
ら、成型用型枠の共通化が可能で、幅員に対応した製品
を容易に製造することができるアーチ形ユニット板の製
造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す内空幅がHの中空構
造物の正面図である。
【図2】同上アーチ形構の平面図である。
【図3】同上アーチ形構の頂部の断面図である。
【図4】同上モーメント図である。
【図5】同上アーチ形ユニット板の頂部の断面図であ
る。
【図6】同上アーチ形ユニット板の下部の断面図であ
る。
【図7】同上内空幅がHaの中空構造物の正面図であ
る。
【図8】同上アーチ形構造の頂部の断面図である。
【図9】同上内空幅がHbの中空構造物の正面図であ
る。
【図10】同上アーチ形構造の頂部の断面図である。
【図11】同上内空幅がHcの中空構造物の正面図であ
る。
【図12】同上アーチ形構造の頂部の断面図である。
【図13】同上アーチ形ユニット板の成型用型枠の要部
の断面図である。
【図14】本発明の第2実施例を示す中空構造物の断面
図である。
【図15】本発明の第3実施例を示す内空幅がHの中空
構造物のアーチ形ユニット板の頂部の断面図である。
【図16】内空幅がHaの中空構造物のアーチ形ユニッ
ト板の頂部の断面図である。
【図17】内空幅がHbの中空構造物のアーチ形ユニッ
ト板の頂部の断面図である。
【図18】内空幅がHcの中空構造物のアーチ形ユニッ
ト板の頂部の断面図である。
【図19】3ヒンジ構造のアーチ形構造物のモーメント
図である。
【符号の説明】
1,1A,1B,1C アーチ形ユニット板 6 頂部 7 肉厚部 8 ダクト 9,9A,9B,9C 接合面 12 PC鋼棒 15,15A,15B,15C アーチ形構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 彰 新潟県新潟市弁天橋通1丁目8番23号 日 本サミコン株式会社内 Fターム(参考) 2D055 BB02 DA01 EB10 GC06 KC00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頂部相互を接合してアーチ形構を形成す
    るプレキャストコンクリートアーチ形ユニット板の製造
    方法において、前記アーチ形ユニット板の頂部に接合部
    材を挿通するダクトを設け、前記アーチ形構の幅員に合
    わせて前記頂部の幅員方向の寸法を調整して成型するこ
    とを特徴とするプレキャストコンクリートアーチ形ユニ
    ット板の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記ダクトは、前記アーチ形構がほぼ半
    円形である場合、前記頂部の接合面の下部側に配置され
    ていることを特徴とする請求項1記載のプレキャストコ
    ンクリートアーチ形ユニット板の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記頂部に外面側に肉厚な肉厚部を設
    け、前記ダクトは、前記頂部の接合面と前記頂部の外面
    とを直線状に連通することを特徴とする請求項2記載の
    プレキャストコンクリートアーチ形ユニット板の製造方
    法。
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