JP2000342206A - 電子レンジ用包装冷凍食品及びその調理方法 - Google Patents

電子レンジ用包装冷凍食品及びその調理方法

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JP2000342206A
JP2000342206A JP11152772A JP15277299A JP2000342206A JP 2000342206 A JP2000342206 A JP 2000342206A JP 11152772 A JP11152772 A JP 11152772A JP 15277299 A JP15277299 A JP 15277299A JP 2000342206 A JP2000342206 A JP 2000342206A
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frozen
microwave oven
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frozen food
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Katsunori Saito
克敬 斉藤
Ryoji Miyata
良二 宮田
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KINREI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 麺と調味液のように2種類の食品で構成され
る冷凍食品を、1度の解凍加熱操作で調理を完成するこ
とができ、しかも食品の種類に応じた食感、涼感等を保
持するように、異なる温度、状態に加熱、解凍すること
ができる電子レンジ用包装冷凍食品及びその調理方法を
提供する。 【解決手段】 容器が、容器本体と、該容器本体を上側
収納部及び下側収納部に分離する取り外し可能な中皿と
を有し、該上側収納部に冷凍した第1食品が載置され、
該下側収納部に冷凍した第2食品が載置されるととも
に、該第2食品が、該中皿と接触しないように空間部を
設け、且つ該中皿底面に凸部が設けられている。本発明
の電子レンジ用包装冷凍食品の調理方法であって、電子
レンジで前記冷凍食品を加熱して、前記第1食品を食す
るに適した温度にまで昇温するとともに、前記第2食品
を半解凍状態にまで昇温することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、うどん、そば、ラ
ーメン等の麺類をはじめとする電子レンジ用包装冷凍食
品及びその調理方法に関するものである。更に詳述する
と、同一容器内に収納された固形食品(例えば麺)と凍
結した液状食品(例えば調味液)を、1回の解凍操作で
加熱ムラなく解凍、加熱して、食することができる電子
レンジ用包装食品及びその調理方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】容器に
入れた状態のままで電子レンジによる調理が可能であ
り、かつ調理後はその容器を食用容器として用いて食す
ることができる冷凍食品は、短時間で簡単に調理できる
のみでなく賞味期間も長いため、個人用及び業務用に幅
広く利用されている。
【0003】しかし、食用容器として兼用できる容器に
収納された冷凍食品を電子レンジで解凍、加熱した場
合、電子レンジの特性から、容器の周辺部と中央部とで
均一に加熱されないという問題がある。つまり、一般に
底面が平らな容器に食品を収納して電子レンジで加熱し
た場合、底面周辺部は温度上昇が速いが、底面中央部な
いし食品中央部では周辺部に比べて温度上昇が遅い。こ
のため、容器内の食品を、周辺部が適温に加熱されるよ
うに解凍ないし加熱した場合、容器中央部の食品は加熱
不十分又は解凍不十分な状態となりそのまま食すること
ができない。逆に、中央部の食品が適温に加熱、解凍さ
れるように加熱時間を設定した場合、周辺部の食品が過
剰に加熱されることとなって、ひどい場合には食品がこ
げてしまう。
【0004】このように、電子レンジによる加熱ムラの
問題を解決する電子レンジ用食品収納容器として、特開
平6−144476号公報及び特開平6−189848
号公報に、容器底面の中央部に凸部を設けた容器が提案
されている。これらの容器は、いずれも、中央部に設け
た凸部に電磁波ないし電流を集中させることにより、周
辺部と同様に中央部でも同程度に加熱できるようにした
ものである。
【0005】ここで、上記公報に開示されている容器に
収納される食品は、米飯やエビピラフなどである。一
方、うどん、そば、ラーメン等の麺類についても電子レ
ンジで加熱ないし解凍するだけで食することができる電
子レンジ用冷凍麺が求められている。しかし、これらの
麺類は、麺の他に、スープやミートソース等の調味液と
混合して食するのが一般的である。
【0006】上記公報に開示されている容器を、麺及び
調味液という2種類の食品の場合に適用しようとする
と、予め混合状態で麺と調味液を凍結したものを、同時
に解凍、加熱するか、あるいは麺と調味液のいずれか一
方を袋状物に別包装しておき、別々に解凍ないし加熱す
ることになる。
【0007】別々に解凍、加熱することは、新たな別の
容器等が必要になり、操作が2回になるなど、即席麺と
しての簡便さが損なわれる。また、凍結状態から麺と調
味液が混合されている場合、1度の操作で済むので、即
席麺としての手軽さは損なわれない。しかし、解凍ない
し加熱の過程で調味液が麺に染み込んで味が濃くなりす
ぎたり、麺が茹でのび状態になるなど、麺類本来の食感
が損なわれる。また、容器内の食品の加熱ムラを解決し
た容器を用いているので、冷麺のように、麺は完全解凍
ないし加熱しても、調味液は涼味を感じることができる
ように氷水が一部残る程度の半解凍状態とするような調
理をすることはできない。
【0008】一方、電子レンジでの解凍、加熱により、
食することができる冷凍麺として、例えば、特開平5−
244888号公報には、平底の容器に、中央部を突起
状態に凍結した氷を収納し、この氷の上に、ドーナツ状
に凍結した麺と汁を重ねて収納した冷凍冷麺が開示され
ている。この場合、容器の中央部の温度上昇が遅く氷は
半解凍の氷水状態となるので、冷麺としての涼味が味わ
える。しかし、容器中央部で氷と接している麺は、電子
レンジの特性により加熱されにくいこと、さらに解凍さ
れない氷との熱伝導との関係から、解凍不十分となる。
【0009】また、特開平9−299052号公報に
は、平底の容器底部に冷凍ソースを収納し、空隙を介し
て冷凍パスタを配置するとともに、容器の上部に電磁波
を反射する銀色の箔を麺の上に配置した冷凍パスタが開
示されている。この冷凍パスタは、パスタと冷凍ソース
との間に空隙を設けることにより両者を異なる温度に加
熱するとともに、銀色の箔を設けることにより、周辺部
の過熱を抑制してパスタを均一に過熱するように工夫し
たものである。しかし、パスタの解凍が進むことにより
空隙を保持し続けることは困難になり、両者が混合状態
で加熱される状態となるので、結局、冷やし中華のよう
に、麺と汁を異なる温度の解凍状態にすることはできな
い。また、銀色の箔についても、容器自体に固定されて
いないため、麺の解凍、加熱の進行により、蒸気等によ
る浮き上がりなどが起こって電磁波を反射する機能を保
持できなくなるばかりか、調理終了後にパスタやソース
の上に載った状態となり、食する者の食欲を減退させる
要因となる。
【0010】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、麺と調味液の
ように2種類の食品で構成される冷凍食品を、1度の解
凍加熱操作で調理を完成することができ、しかも食品の
種類に応じた食感、涼感等を保持するように、異なる温
度、状態に加熱、解凍することができる電子レンジ用包
装冷凍食品及びその調理方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の電子レンジ用包
装冷凍食品は、容器が、容器本体と、該容器本体を上側
収納部及び下側収納部に分離する取り外し可能な中皿と
を有し、該上側収納部に冷凍した第1食品が載置され、
該下側収納部に冷凍した第2食品が載置されるととも
に、該第2食品が、該中皿と接触しないように空間部を
設け、且つ該中皿底面に凸部が設けられていることを特
徴とする。
【0012】前記空間部は、前記第2食品の上面と前記
中皿底面との間が3mm以上離れるように設けられてい
て、前記凸部の前記中皿底面からの高さは、3〜30m
m、好ましくは5〜20mmであることが好ましい。
【0013】また、前記中皿の周縁が前記容器本体の周
縁に係止され、該係止部の該中皿の周縁または前記容器
本体の周縁の少なくともいずれか一方に、前記下側収納
部と外気を連通する通気部が設けられていることが好ま
しい。
【0014】前記第1食品が固形食品であり、前記第2
食品が凍結した液状食品であることが好ましく、特に第
1食品が麺(適宜具を含む)で、第2食品が調味液であ
ることが好ましい。
【0015】前記第1食品が冷凍した麺又は麺と具であ
り、前記第2食品が凍結した調味液である場合に、前記
第1食品の重量と前記第2食品の重量との比率(第1食
品/第2食品)が0.65以下、好ましくは0.6以下
であることが好ましい。また、前記麺が、うどん、そ
ば、及びラーメンよりなる群から選択されることが好ま
しい。
【0016】本発明の電子レンジ用包装冷凍食品の調理
方法は、上記本発明の電子レンジ用包装冷凍食品の調理
方法であって、電子レンジで前記冷凍食品を加熱して、
前記第1食品を食するに適した温度にまで昇温するとと
もに、前記第2食品を半解凍状態にまで昇温することを
特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の電子レンジ用包
装冷凍食品の一実施形態を図1及び図2に基づいて説明
する。
【0018】図1は、電子レンジ用包装冷凍食品の容器
の斜視図である。図2は、図1の容器に食品収納された
状態の電子レンジ用包装冷凍食品の断面図である。
【0019】図1において、1はお椀状の容器本体であ
り、容器本体1には、容器本体1を上側収納部14と下
側収納部13とに分離する取り外し可能な中皿2が、容
器本体1の周縁に沿って係止されるように設けられてい
る。上側収納部14、すなわち中皿2上には、第1食品
11が載置され、下側収納部13には第2食品10が載
置されている。また、第2食品10の上面が中皿2の底
面と接触しないように空間部12が設けられている。
【0020】上記容器本体1は、冷凍食品の容器として
耐寒性を有するとともに、そのまま電子レンジで加熱す
ることができる耐熱性材料で構成される。また容器本体
1の大きさは、食品の種類等により適宜決められるが、
一般に、容器本体1上面の直径が50〜300mm、高
さは20〜50mmであることが好ましい。容器本体1
は、平底であってもよいし、食する際の容器として問題
にならない程度であれば、底面に脚部15が設けられて
いてもよい。
【0021】上記中皿2の中央部には凸部3が設けられ
ていて、これにより上側収納部14に収納した第1食品
11を略均一に加熱することができる。すなわち、電子
レンジで加熱した場合に、上側収納部14を構成する中
皿2の底面周辺部だけでなく、凸部3の周辺部にも電磁
波ないし電流が集中しやすくなって、第1食品11の中
央部と周辺部との温度上昇差を小さくできると考えられ
る。また、凸部3を設けることにより、第1食品11の
収納量を中央部で少なくして、周辺部に比べて加熱され
にくい中央部を、周辺部と同程度に加熱できる効果もあ
る。
【0022】凸部3の形状は電子レンジで加熱した場合
に、電磁波ないし電流が集中できると考えられるもので
あればよく、球面状、角錐状の突起であり得る。
【0023】凸部3は、第1食品11の収納厚さを中央
部で薄くできるような他の形状であってもよい。例え
ば、図3に示すように、中皿2の下面全体がドーム状に
隆起したような凸部3であっても良い。
【0024】凸部3の最上部の高さhは、中皿2の深さ
にもよるが、中皿2の下面から3〜30mmが好まし
く、より好ましくは5〜20mmである。凸部3の中皿
2下面からの高さhが3mm未満であれば、凸部3を設
けた効果が得られにくく、凸部3の高さhが30mmを
超えると、上側収納部14の容量が小さくなるからであ
る。また、第1食品11が麺の場合には、凸部の高さが
30mmを超えると、麺の一部が凸部3にひっかかって
外れにくくなるからである。
【0025】中皿2の上面周縁部は、容器本体1の周縁
部に係止する係止部5を形成しており、該係止部5に
は、下側収納部13と外気とを連通するための通気部4
が4ヶ所均等配置されている。通気部4により、電子レ
ンジによる加熱後に、外気が下側収納部13へ流入する
ことができ、中皿2を容易に取り外しできる。
【0026】下側収納部13に収納された第2食品10
の上面と中皿2の底面との間に空間部12を設けること
により、下側収納部13に収納された第2食品10の周
辺部と中央部とが異なる温度に昇温された場合であって
も、第1食品11はその影響を受けることが少なくな
り、より均一に加熱される。
【0027】上記空間部12の高さH、すなわち中皿2
の底面と第2食品10の上面との距離Hは、容器本体1
のサイズ、第1食品11、第2食品10の種類により適
宜設定されるが、容器本体1のサイズが上記範囲内の場
合には、3mm以上が好ましく、より好ましくは5mm
以上、さらに好ましくは10mm以上である。Hが3m
m未満では、近接しすぎて、第1食品11が第2食品1
0の温度の影響を受けやすくなって、第1食品11を均
一に加熱することが困難になる。一方、Hは30mm以
下とすることが好ましい。Hが30mmを超えると、相
対的に容器全体を大きくする必要があり、食するときの
食品の量及び容器とのバランスが悪くなるからである。
【0028】中皿2上、すなわち上側収納部14に収納
される第1食品11には、比較的均一かつ高温に加熱さ
れることによって美味しく感じる食品が適している。具
体的には固形食品であり、冷凍した麺、野菜、豆腐、天
婦羅等であり得る。上記麺としては、そうめん、冷麦、
きしめん等を含むうどん、そば、ラーメン(中華そ
ば)、スパゲティ等が挙げられるが、これらのうち、特
に冷やし中華、冷やしそば等のように涼味が求められる
うどん、そば、ラーメンが好ましく用いられる。尚、第
1食品11が麺類の場合、適宜具が含まれていてもよ
い。
【0029】下側収納部3に収納される第2食品10に
は、比較的低温で美味しく感じる食品や、一部に凍結物
が残るような比較的不均一な加熱が望ましい食品等が適
している。具体的には、凍結した液状食品である。例え
ば第1食品11が麺や天婦羅の場合、第2食品10は凍
結した調味液であり、第1食品11がスパゲティの場
合、第2食品10は凍結したミートソース等である。こ
のような液状食品を下側収納部13に収納することによ
り、電子レンジでの加熱時の水分蒸発を中皿2により抑
制することができ、液状食品の食味を損なうことなく、
加熱、解凍することができる。
【0030】第1食品11及び第2食品10の収納量
は、食品の種類により適宜設定すればよいが、第1食品
11が麺(適宜具を含んでもよい)であり、第2食品が
調味液である冷凍麺の場合、第1食品と第2食品の比率
(第1食品/第2食品)は、好ましくは0.65以下、
より好ましくは0.6以下である。このような重量比率
に設定することにより、麺を茹で立てに近い温度(一般
的には60℃以上、好ましくは75℃以上)に加熱する
とともに、半解凍した調味液の中に入れることにより、
麺と調味液との混合後の温度を、一般に食するときに涼
味を感じる温度(食感より20℃以下)にすることがで
き、冷やし中華、冷やしそば、冷やしうどんとして好適
だからである。
【0031】以上のような構成を有する電子レンジ用包
装冷凍食品は、図1及び図2には示されていないが、一
般に、容器全体を、又は容器の上部を部分的にシュリン
クパックなどにより適宜包装した状態で流通される。包
装に際しては、容器本体1及び中皿2の上面を覆う蓋体
を有していることが好ましい。
【0032】なお、上記の実施形態では容器本体1は上
面円形のお椀状であったが、平皿タイプや上面楕円、多
角形など適宜形状とすることができる。その場合、容器
本体上面の最も長い対角線の長さが50〜300mmで
あることが好ましい。
【0033】また、上記実施形態では、中皿の係止部5
にあや目のローレットからなる通気部4を4ヶ所設けた
が、通気部4の個数は適宜選択できる。また、通気部4
は、下側収納部13と外気とを連通する通気孔を構成で
きればよいので、ローレットに限らず、容器本体1と中
皿2の係止部分に、微小な凹凸を容器本体1又は中皿2
の少なくともいずれか一方に設ければよい。また、上記
実施形態では、中皿2に補強のためのリブ6が形成され
ているが、なくてもよい。
【0034】次に、以上のような構成を有する本発明の
電子レンジ用包装冷凍食品の調理方法について説明す
る。
【0035】本発明の包装冷凍食品は、容器のまま電子
レンジに入れて、食品の種類に応じて解凍、加熱すれば
よい。電子レンジでの加熱に際しては、シュリュンクパ
ック等の包装がされている場合には、それを外して行な
い、蓋体を有する場合には、蓋体を除去して行なうこと
が好ましい。
【0036】本発明の調理方法では、第1食品11を食
するに適した温度に昇温されるように、加熱、解凍時間
を設定する。下側収納部13に収納された第2食品10
は、一般に第1食品11よりも昇温しにくく、しかも中
皿2と第1食品11との間に空間部12が存在するた
め、第1食品11および第2食品10は、1度の操作
(調理)で、食品の種類に応じた異なる温度にまで、昇
温、加熱される。従って、第1食品11を食するに適し
た温度にまで解凍加熱し、第2食品10を冷たく、氷が
残る程度の半解凍状態にすることができる。すなわち、
上側収納部14に収納された第1食品11は、中皿2底
面の凸部3の効果により、加熱ムラなく、高温(麺であ
れば60℃以上、より好ましくは65℃以上)に加熱で
きるとともに、下側収納部13に収納した第2食品10
は、中央部で氷が残るような半解凍状態とすることもで
きる。この場合、下側収納部13に氷が残っていても、
空間部12が設けられているので、第1食品11の均等
加熱に影響を及ぼすことが少ない。
【0037】以上のように、包装冷凍食品全体を、1度
の解凍加熱操作ですることにより、食するに適した温度
にまで均等に加熱解凍された第1食品(例えばうどん、
そば、ラーメン等の麺)と、半解凍状態ないし冷たく感
じる温度にまで解凍された第2食品(例えば調味液)と
が得られる。
【0038】このように調理された食品は、中皿を外し
て、第1食品と第2食品を混合すると、混合後の食品の
温度は20℃以下、好ましくは約10℃となり、冷やし
中華、冷やしうどん等のように涼感が求められる食品と
して好適である。また、第1食品がうどん、そばなどの
場合、混合することなく、下側収納部に収納された第2
食品である調味液につけて食することもできる。この場
合、冷凍食品は、ざるそば、ざるうどんとして食するこ
とができる。
【0039】なお、本発明の包装冷凍食品において、前
述のような通気部4が設けられていれば、加熱工程にお
いて液状の第2食品に蒸発等が起こっても、下側収納部
13に空気が流入するため、中皿2を容易に取り外すこ
とができる。
【0040】
【実施例】以下に、第1食品を麺及び具とし、第2食品
10を調味液とした包装冷凍食品の具体的実施例に基づ
いて、本発明を説明する。
【0041】(1)空間部の高さと加熱後の麺の温度と
の関係 図1に示す構成を有する容器(容器本体の上面の直径が
168mm、高さ60mm)の底部に、320gの調味
液を収納し、中皿を設け、この中皿上(上側収納部)
に、合計重量が190gの具および麺を空間部の高さが
それぞれ0mm、5mm、10mm又は20mmとなる
ように収納して冷凍食品No.1〜4を製造した。これ
らのサンプルを1個ずつ、電子レンジ(東芝製ER−V
11、500W)にて5分30秒間加熱し、加熱後の麺
の上面および下面の温度を測定した。
【0042】測定後、麺と調味液とを混合して冷麺と
し、混合してから1分後の調味液の温度を測定した。加
熱前後の麺温度については、中央部および周辺部で測定
した。
【0043】同一空間部の高さで、それぞれ2回の実験
を行なった。結果を表1に示す。
【0044】
【表1】
【0045】調理後の調味液を観察したところ、No.
1〜4のいずれにも若干凍結部分が残った半解凍状態と
なっていた。
【0046】麺については、空間部が無く、調味液と中
皿が接触した構成の冷凍食品No.1では、麺下面の中
央部と周辺部とで20℃以上の温度差があり、麺の上面
(表面)と下面(底面)との間にも50℃以上の温度差
があった。調味液の影響を受けて加熱むらが生じたため
と考えられる。また、麺下面では30℃以下になり、未
解凍部分も局所的に存在した。
【0047】冷凍食品No.2〜4では、空間部の高さ
が高くなるほど、加熱後の麺底面の温度が高くなって未
解凍部分がなくなり、しかも表面と底面との間の温度差
は小さくなって、均等に加熱されることがわかる。上側
収納部に収納された麺を下側収納部に収納された食品の
影響を受けることなく均等加熱するためには、多数の実
験から少なくとも3mm以上、好ましくは5mm以上の
空間部の高さが必要であった。
【0048】また、麺と調味液とを混合した後の温度
は、いずれも10℃前後であり、冷麺を食するときに冷
たく感じる温度(食感より20℃以下が適温とされてい
る)であった。調理した冷凍食品を食したところ、N
o.1では、未解凍部分の麺が残っていたために、美味
しいと感ずることができず、麺が完全解凍されたNo.
2〜4はいずれも涼味を感じることができ、しかも麺に
ついては、軟らかく美味しいと感じることができ、特に
空間部の高さが10〜20mmのNo.3,4の麺を美
味しく食することができた。
【0049】(2)麺と調味液の重量比率と、加熱後の
各食品の温度との関係 上記(1)で用いたものと同様の容器(空間部の高さ1
0mm)を用いて、下側収納部に調味液320gを入
れ、上側収納部に入れる麺および具の合計重量を表2に
示すように変えた冷凍食品No.5〜10を製造した。
これらを一個ずつ電子レンジ(東芝製ER−V11、5
00W)で、麺の平均温度が約60℃になるまで加熱
し、麺の温度を表面部分5ヶ所で測定した。その後、麺
および具と調味液とを混合し、その1分後に調味液の温
度を測定した。同一重量比率で各2回実験を行なった。
結果を表2に示す。
【0050】
【表2】
【0051】表2に示すように、調味液を一定にして、
麺及び具を増やした場合、全体重量が大きくなるにつれ
て、麺を60℃までの加熱に要する時間が長くなり、調
味液の加熱後温度も高くなった。
【0052】具および麺の重量が210gを超え、(麺
+具)/調味液の重量比率が0.65を超える冷凍食品
No.8〜10では、混合後の調味液の温度も高くな
り、冷やし中華、冷やしうどんとして涼味を感ずること
ができなくなった。
【0053】
【発明の効果】本発明の電子レンジ用冷凍食品およびそ
の調理方法によれば、麺と調味液のように異なる2種類
の食品を含む冷凍食品を、1回の調理操作で、それぞれ
の食品に適した温度まで同時に調理できる。よって、電
子レンジで加熱するだけの冷凍食品であっても、異なる
2種類の温度に調理することにより、調理直後の風味を
味わうことができる。
【0054】特に、本発明の包装冷凍食品を、1回の電
子レンジ操作で、上側収納部に収納されている固形食品
を加熱ムラなく加熱解凍し、且つ下側収納部に収納され
ている液状食品の昇温を抑えて、好ましくは半解凍状態
とすることにより、麺は茹で立てで、調味液が冷たく、
食したときに涼味を感じることができる冷麺や冷やしそ
ばを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子レンジ用包装冷凍食品の容器の斜
視図である。
【図2】図1の容器に食品収納された状態の電子レンジ
用包装冷凍食品の断面図である。
【図3】本発明の冷凍食品の中皿の他の実施形態の断面
図である。
【符号の説明】
1 容器本体 2 中皿 3 凸部 4 通気部 5 係止部 10 第2食品 11 第1食品 12 空間部 13 下側収納部 14 上側収納部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器が、容器本体と、該容器本体を上側
    収納部及び下側収納部に分離する取り外し可能な中皿と
    を有し、 該上側収納部に冷凍した第1食品が載置され、該下側収
    納部に冷凍した第2食品が載置されるとともに、 該第2食品が、該中皿と接触しないように空間部を設
    け、 且つ該中皿底面に凸部が設けられていることを特徴とす
    る電子レンジ用包装冷凍食品。
  2. 【請求項2】 前記空間部は、前記第2食品の上面と前
    記中皿底面との間が3mm以上離れるように設けられて
    いて、 前記凸部の前記中皿底面からの高さは、3〜30mmで
    ある請求項1に記載の電子レンジ用包装冷凍食品。
  3. 【請求項3】 前記中皿の周縁が前記容器本体の周縁に
    係止され、該係止部の該中皿の周縁または前記容器本体
    の周縁の少なくともいずれか一方に、前記下側収納部と
    外気を連通する通気部を設けた請求項1又は2に記載の
    電子レンジ用包装冷凍食品。
  4. 【請求項4】 前記第1食品が固形食品であり、前記第
    2食品が凍結した液状食品である請求項1〜3のいずれ
    かに記載の電子レンジ用包装冷凍食品。
  5. 【請求項5】 前記第1食品が冷凍した麺又は麺と具で
    あり、前記第2食品が凍結した調味液であり、 前記第1食品の重量と前記第2食品の重量との比率(第
    1食品/第2食品)が0.65以下である請求項1〜4
    のいずれかに記載の電子レンジ用包装冷凍食品。
  6. 【請求項6】 前記麺が、うどん、そば、及びラーメン
    よりなる群から選択される請求項5に記載の電子レンジ
    用包装冷凍食品。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の電子レ
    ンジ用包装冷凍食品の調理方法であって、 電子レンジで前記冷凍食品を加熱して、前記第1食品を
    食するに適した温度にまで昇温するとともに、前記第2
    食品を半解凍状態にまで昇温することを特徴とする電子
    レンジ用包装冷凍食品の調理方法。
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