JP2000346491A - 凝縮器 - Google Patents

凝縮器

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JP2000346491A JP2000049983A JP2000049983A JP2000346491A JP 2000346491 A JP2000346491 A JP 2000346491A JP 2000049983 A JP2000049983 A JP 2000049983A JP 2000049983 A JP2000049983 A JP 2000049983A JP 2000346491 A JP2000346491 A JP 2000346491A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷媒通路を形成するための接合部分から冷媒
リークが発生した場合の補修作業を容易にすることがで
きる凝縮器を提供する。 【解決手段】 一対のヘッダパイプ2,3間に複数本の
熱交換チューブ4を多段状に配設してコア部10を形成
する。一方のヘッダパイプ3に貯液タンク6を接合させ
る。ヘッダパイプ3内と貯液タンク6内とを接続部材4
0の冷媒通路によって連通させる。接続部材40は、ヘ
ッダパイプ3における貯液タンク6との接合部位を外し
た部位と、貯液タンク6におけるヘッダパイプ3との接
合部位を外した部位とを接続するように設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用空調装置
等の冷凍サイクルに用いられる凝縮器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】冷凍サイクルに用いられる凝縮器の中に
は、例えば特開平8−35744号公報や特開平8−1
10125号公報に示されているように、一対のヘッダ
パイプのうちの一方のヘッダパイプに、冷却によって凝
縮液化した冷媒を貯留する貯液タンクを併設し、該貯液
タンクにリキッドタンクとしての機能を付与したものが
ある。
【0003】図11は、従来品の要部を示す分解斜視図
である。図11に示す従来品は、特開平8−35744
号公報に記載されているものであり、一方のヘッダパイ
プBに、平坦面B2を有する平坦部B1が形成され、貯
液タンクCにも、平坦面C2を有する平坦部C1が形成
されている。ヘッダパイプBの平坦部B1には、所定位
置に貫通孔B3が設けられ、貯液タンクCの平坦部C1
にも、所定位置に、ヘッダパイプBの貫通孔B3と同一
形状の貫通孔C3が設けられている。
【0004】この従来品では、ヘッダパイプBの貫通孔
B3と貯液タンクCの貫通孔C3とを一致させてヘッダ
パイプBの平坦面B2と貯液タンクCの平坦面C2とを
ロウ付け接合することにより、貫通孔B3と貫通孔C3
とでヘッダパイプB内と貯液タンクC内とを連通させ
て、冷媒が流れる冷媒通路Dを形成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図11に示
す従来品では、冷媒通路Dを形成するための接合部分か
ら冷媒リークが発生した場合は、その接合部分の外周全
周をロウ付け等で気密に密閉して補修せざるを得ない。
しかし、ヘッダパイプBの平坦面B2と貯液タンクCの
平坦面C2とを接合して冷媒通路Dを形成しているの
で、この冷媒通路Dを形成するための接合部分の接合面
積が広く、その接合部分の外周が長い。
【0006】従って、図11に示す従来品には、冷媒通
路Dを形成するための接合部分から冷媒リークが発生し
た場合は、補修作業に極めて手間がかかり、場合によっ
ては凝縮器そのものを廃却処分せざるを得ない、という
問題が発生する虞がある。
【0007】そこで、本発明では、冷媒通路を形成する
ための接合部分から冷媒リークが発生した場合の補修作
業を容易にすることができる凝縮器を提供することを課
題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
一対のヘッダパイプ間に、該一対のヘッダパイプ間を架
橋して冷媒を流通させる複数本の熱交換チューブが多段
状に配設されていると共に、該熱交換チューブを介して
冷媒を冷却するコア部が形成され、一方のヘッダパイプ
に、冷却により凝縮液化した冷媒を貯留する貯液タンク
が接合され、一方のヘッダパイプ内と貯液タンク内とが
冷媒通路によって連通されている凝縮器において、一方
のヘッダパイプと貯液タンクとは、冷媒通路を備えた接
続部材を介して連通接続され、該接続部材は、一方のヘ
ッダパイプにおける貯液タンクとの接合部位を外した部
位と、貯液タンクにおける一方のヘッダパイプとの接合
部位を外した部位とを接続していることを特徴としてい
る。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の凝
縮器であって、両ヘッダパイプ内に、前記コア部を、気
相冷媒を凝縮液化させる凝縮部と、該凝縮部で凝縮液化
された液相冷媒を過冷却する過冷却部とに区分するセパ
レータが配設され、該セパレータによって各ヘッダパイ
プ内が、凝縮部の熱交換チューブと連通する第1室と、
過冷却部の熱交換チューブと連通する第2室とに分割さ
れ、接続部材は、冷媒通路として、一方のヘッダパイプ
内の第1室と貯液タンク内とを連通させる第1冷媒通路
と、一方のヘッダパイプ内の第2室と貯液タンク内とを
連通させる第2冷媒通路とを備えていることを特徴とし
ている。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項2記載の凝
縮器であって、接続部材は、第1冷媒通路を備えた第1
接続部材と、第2冷媒通路を備え第1接続部材とは別体
の第2接続部材とからなっていることを特徴としてい
る。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何
れかに記載の凝縮器であって、接続部材に、冷媒通路と
連通し補機部品を装着可能な補機接続ポートが設けられ
ていることを特徴としている。
【0012】請求項5記載の発明は、請求項4記載の凝
縮器であって、冷媒通路に、冷媒中の塵埃を濾過するフ
ィルターが補機接続ポートから挿入配設され、該補機接
続ポートに、該補機接続ポートの密閉栓を兼ねる補機部
品が装着されていることを特徴としている。
【0013】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、一方のヘッダ
パイプと貯液タンクとは、冷媒通路を備えた接続部材を
介して連通接続され、この接続部材は、一方のヘッダパ
イプにおける貯液タンクとの接合部位を外した部位と、
貯液タンクにおける一方のヘッダパイプとの接合部位を
外した部位とを接続しているので、冷媒通路を形成する
ための接合部分は、一方のヘッダパイプと接続部材との
接合部分及び貯液タンクと接続部材との接合部分とな
り、一方のヘッダパイプと貯液タンクとを接合させて冷
媒通路を形成する図11図示の従来品と比べて、冷媒通
路を形成するための接合部分の接合面積を小さくするこ
とができ、その接合部分の外周を短くすることができ
る。
【0014】しかも、冷媒通路を形成するための接合部
分から冷媒リークが発生した場合は、その冷媒リークが
発生した接合部分を、一方のヘッダパイプと接続部材と
の接合部分あるいは貯液タンクと接続部材との接合部分
の何れか一方に絞ることもできる。
【0015】従って、冷媒通路を形成するための接合部
分から冷媒リークが発生した場合には、図11図示の従
来品と比べて、補修を要する接合部分の外周長さを短く
することができ、その外周全周をロウ付け等で気密に密
閉する補修作業を容易にすることができる。
【0016】請求項2記載の発明では、コア部の凝縮部
で凝縮液化された冷媒は、一方のヘッダパイプ内の第1
室から接続部材の第1冷媒通路を通って貯液タンク内へ
流入し、貯液タンク内の液相冷媒は、貯液タンク内から
接続部材の第2冷媒通路を通って一方のヘッダパイプ内
の第2室へ流出した後、この第2室からコア部の過冷却
部へ流入し該過冷却部で過冷却されるので、コア部が凝
縮部と過冷却部とに区分されていても、冷媒通路を形成
するための接合部分は、一方のヘッダパイプと接続部材
との接合部分及び貯液タンクと接続部材との接合部分と
なる。
【0017】このため、図11図示の従来品と比べて、
冷媒通路を形成するための接合部分の接合面積を小さく
することができ、その接合部分の外周を短くすることが
できる。しかも、冷媒通路を形成するための接合部分か
ら冷媒リークが発生した場合は、その冷媒リークが発生
した接合部分を、一方のヘッダパイプと接続部材との接
合部分あるいは貯液タンクと接続部材との接合部分の何
れか一方に絞ることもできる。
【0018】従って、コア部が凝縮部と過冷却部とに区
分されていても、冷媒通路を形成するための接合部分か
ら冷媒リークが発生した場合には、図11図示の従来品
と比べて、補修を要する接合部分の外周長さを短くする
ことができ、その外周全周をロウ付け等で気密に密閉す
る補修作業を容易にすることができる。
【0019】請求項3記載の発明では、接続部材は、第
1冷媒通路を備えた第1接続部材と、第2冷媒通路を備
え第1接続部材とは別体の第2接続部材とからなってい
るので、第1及び第2の両冷媒通路の配設位置を設計す
る際の選択の幅が拡がり、設計自由度を大きくすること
ができる。
【0020】また、冷媒通路を形成するための接合部分
から冷媒リークが発生した場合は、その冷媒リークが発
生した接合部分を第1接続部材と第2接続部材との何れ
か一方の接合部材の接合部分に絞ることもできる。従っ
て、請求項2記載の発明と比べて、補修を要する接合部
分の外周長さを短くすることができ、その外周全周をロ
ウ付け等で気密に密閉する補修作業を容易にすることが
できる。
【0021】請求項4記載の発明では、接続部材に、冷
媒通路と連通し補機部品を装着可能な補機接続ポートが
設けられているので、この補機接続ポートに圧力スイッ
チ,圧力センサ,可溶栓等の補機部品を装着することが
できる。従って、冷凍サイクルの冷媒配管途中に補機部
品用の継手等の取付具を配設する手間を省くことがで
き、その結果、冷凍サイクルを形成する際のコスト低減
を図ることができる。
【0022】請求項5記載の発明では、冷媒通路に、冷
媒中の塵埃を濾過するフィルターが補機接続ポートから
挿入配設され、該補機接続ポートに、該補機接続ポート
の密閉栓を兼ねる補機部品が装着されているので、接続
部材内へのフィルターの密封と接続部材への補機部品の
装着とを同時に行うことができ、従って、冷凍サイクル
を形成する際の作業効率を向上させることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1は、請求項
1,2,4,5記載の各発明を併せて実施した第1実施
形態の一例を示す斜視図である。この凝縮器1は、自動
車用空調装置の冷凍サイクルに用いられるものであっ
て、上下両端を塞がれた一対のヘッダパイプ2,3を備
えている。両ヘッダパイプ2,3間には、両ヘッダパイ
プ2,3間を架橋し両ヘッダパイプ2,3に連通接続さ
れて冷媒を流通させる複数本の扁平な熱交換チューブ4
が上下方向へ多段状に配設されている。
【0024】互いに隣接する両熱交換チューブ4,4間
には、波形の放熱フィン5が上下の両熱交換チューブ
4,4に当接して配設されている。これらの熱交換チュ
ーブ4及び放熱フィン5は、各熱交換チューブ4内を流
通する冷媒を、熱交換チューブ4間を通過する外気によ
って冷却するコア部10を形成している。
【0025】一方のヘッダパイプ3には、冷却により凝
縮液化した冷媒を貯留する貯液タンク6が接合され、ヘ
ッダパイプ3と貯液タンク6とは、接続部材40を介し
て連通接続されている。この接続部材40は、ヘッダパ
イプ3における貯液タンク6との接合部位を外した部位
と、貯液タンク6におけるヘッダパイプ3との接合部位
を外した部位とを接続している。
【0026】両ヘッダパイプ2,3内には、コア部10
を凝縮部11と過冷却部12とに区分するセパレータ7
がそれぞれ配設されている。凝縮部11は、気相冷媒を
冷却して凝縮液化させ、過冷却部12は、凝縮部11で
凝縮液化され貯液タンク6に貯留された液相冷媒を過冷
却する。
【0027】ヘッダパイプ2内のセパレータ7によっ
て、ヘッダパイプ2内は、凝縮部11の熱交換チューブ
4と連通する第1室21と、過冷却部12の熱交換チュ
ーブ4と連通する第2室22とに分割されている。同様
に、ヘッダパイプ3内のセパレータ7によって、ヘッダ
パイプ3内は、凝縮部11の熱交換チューブ4と連通す
る第1室31と、過冷却部12の熱交換チューブ4と連
通する第2室32とに分割されている。
【0028】ヘッダパイプ2の上方側面には、図外のコ
ンプレッサから吐出される高温高圧の気相冷媒をヘッダ
パイプ2内の第1室21へ流入させる流入ポートを備え
た流入部23が設けられている。ヘッダパイプ2の下方
側面には、ヘッダパイプ2内の第2室22から液相冷媒
を図外の膨張器へ流出させる流出ポートを備えた流出部
24が設けられている。
【0029】接続部材40は、ヘッダパイプ3内のセパ
レータ7を跨ぐように配設されている。接続部材40の
頂面には、圧力スイッチ50が装着されている。この圧
力スイッチは、冷凍サイクルで使用される補機部品類の
うちの一補機部品であり、冷媒の圧力が所定値に達した
ときに作動して、図外のコンプレッサの駆動を停止させ
る停止信号を発する。
【0030】図2は、図1に示すもののX部を示す分解
斜視図である。図3は、図2中の接続部材を一部破断さ
せて示す破断断面図である。接続部材40は、一方の円
弧状側面に、パイプ状の第1突部41と第2突部42と
が設けられ、他方の円弧状側面に、パイプ状の第3突部
43と第4突部44とが設けられている。
【0031】接続部材40の第1及び第3の両突部4
1,43は、接続部材40の内部で互いに連通してお
り、接続部材40の第2及び第4の両突部42,44
も、接続部材40の内部で互いに連通している。
【0032】ヘッダパイプ3には、接続部材40の第1
突部41をヘッダパイプ3内の第1室31に挿入させる
第1挿入孔33と、接続部材40の第2突部42をヘッ
ダパイプ3内の第2室32に挿入させる第2挿入孔34
とが形成されている。貯液タンク6には、接続部材40
の第3突部43を貯液タンク6内に挿入させる第1挿入
孔61と、接続部材40の第4突部44を貯液タンク6
内に挿入させる第2挿入孔62とが形成されている。
【0033】接続部材40は、その第1突部41をヘッ
ダパイプ3の第1挿入孔33に挿入させ、第2突部42
をヘッダパイプ3の第2挿入孔34に挿入させてヘッダ
パイプ3に接合され、第3突部43を貯液タンク6の第
1挿入孔61に挿入させ、第4突部44を貯液タンク6
の第2挿入孔62に挿入させて貯液タンク6に接合され
る。
【0034】従って、接続部材40は、ヘッダパイプ3
内と貯液タンク6内とを連通させて冷媒を流通させる冷
媒通路45として、ヘッダパイプ3内の第1室31と貯
液タンク6内とを連通させる第1冷媒通路45aを備え
ていると共に、ヘッダパイプ3内の第2室32と貯液タ
ンク6内とを連通させる第2冷媒通路45bも備えてい
る。そして、接続部材40には、第1冷媒通路45aと
連通する補機接続ポート47が形成され、この補機接続
ポート47の開口部には、圧力スイッチ50が着脱自在
に装着されるようになっている。
【0035】図4は、図3に示すもののY−Y線断面図
である。図3,図4に示すように、第1冷媒通路45a
には、冷媒中の塵埃を濾過するフィルター70が補機接
続ポート47から出し入れ自在に挿入配設されている。
このフィルター70は圧力スイッチ50によって押圧固
定されるようになっている。圧力スイッチ50は、接続
ポート47の密閉栓を兼ねており、フィルター70を接
続部材40内に密封する。
【0036】図5は、フィルターの正面図であり、図6
は、フィルターの右側面図である。図7は、フィルター
の平面図である。図5〜図7に示すように、フィルター
70は、メッシュ材からなるフィルター本体71と、こ
のフィルター本体71を保持する枠体72とからなり、
この枠体72の頂面及び底面に位置決め突部73がそれ
ぞれ設けられている。
【0037】そして、このフィルター70は、接続部材
40の第1冷媒通路45aに配設される下半部が半円柱
状に形成されて、下半部のメッシュ材の量が上半部より
増量され、接続部材40の第1冷媒通路45aを流通す
る冷媒中の塵埃を確実に濾過するようになっている。
【0038】以上説明した凝縮器1では、図外のコンプ
レッサから吐出される高温高圧の気相冷媒は、流入部2
3の流入ポートからヘッダパイプ2内の第1室21へ流
入し、この第1室21からコア部10の凝縮部11を通
り、この凝縮部11で冷却され凝縮液化されてヘッダパ
イプ3内の第1室31へ至る。この第1室31からは接
続部材40の第1冷媒通路45aを通って貯液タンク6
内へ流入する。このとき、冷媒中の塵埃は、第1冷媒通
路45aに配設されたフィルター70によって確実に濾
過される。
【0039】貯液タンク6内へ流入した冷媒は、貯液タ
ンク6内で気液が分離され、貯液タンク6内に一旦貯留
される。貯液タンク6内の液相冷媒は、貯液タンク6内
から接続部材40の第2冷媒通路45bを通ってヘッダ
パイプ3内の第2室32へ流出し、この第2室32から
コア部10の過冷却部12を通り、この過冷却部12で
過冷却されてヘッダパイプ2内の第2室22へ至る。こ
の第2室22からは流出部24の流出ポートからヘッダ
パイプ2外へ流出する。
【0040】ところで、凝縮器1では、ヘッダパイプ3
と貯液タンク6とは、第1及び第2の両冷媒通路45
a,45bを備えた接続部材40を介して連通接続され
ている。そして、接続部材40は、ヘッダパイプ3にお
ける貯液タンク6との接合部位を外した部位と、貯液タ
ンク6におけるヘッダパイプ3との接合部位を外した部
位とを接続している。
【0041】このため、第1及び第2の両冷媒通路45
a,45bを形成するための接合部分は、ヘッダパイプ
3と接続部材40との接合部分及び貯液タンク6と接続
部材40との接合部分となる。これに対し、図11図示
の従来品では、冷媒通路Dを形成するための接合部分
は、ヘッダパイプBの平坦面B2と貯液タンクCの平坦
面C2との接合部分となる。
【0042】従って、凝縮器1では、図11図示の従来
品と比べて、両冷媒通路45a,45bを形成するため
の接合部分の接合面積を小さくすることができ、その接
合部分の外周を短くすることができる。しかも、両冷媒
通路45a,45bを形成するための接合部分から冷媒
リークが発生した場合は、その冷媒リークが発生した接
合部分を、ヘッダパイプ3と接続部材40との接合部分
あるいは貯液タンク6と接続部材40との接合部分の何
れか一方に絞ることもできる。
【0043】よって、凝縮器1では、両冷媒通路45
a,45bを形成するための接合部分から冷媒リークが
発生した場合に、図11図示の従来品と比べて、補修を
要する接合部分の外周長さを短くすることができ、その
外周全周をロウ付け等で気密に密閉する補修作業を容易
にすることができる。
【0044】また、凝縮器1では、接続部材40に、第
1冷媒通路45aと連通する補機接続ポート47を設
け、この補機接続ポート47に圧力スイッチ50を装着
したので、冷凍サイクルの冷媒配管途中に圧力スイッチ
50用の継手等の取付具を設ける手間を省くことがで
き、従って、冷凍サイクルを形成する際のコスト低減を
図ることもできる。
【0045】更に、凝縮器1では、接続部材40の第1
冷媒通路45aに、冷媒中の塵埃を濾過するフィルター
70を接続部材40の補機接続ポート47から挿入配設
し、その補機接続ポート47に、補機接続ポート47の
密閉栓を兼ねる圧力スイッチ50を装着したので、接続
部材40内へのフィルター70の密封と接続部材40へ
の圧力スイッチ50の装着とを同時に行うことができ、
従って、冷凍サイクルを形成する際の作業効率を向上さ
せることもできる。
【0046】しかも、接続部材40の第1冷媒通路45
aにフィルター70を接続部材40の補機接続ポート4
7から出し入れ自在に挿入配設し、この補機接続ポート
47に圧力スイッチ50を着脱自在に装着したので、フ
ィルター70の洗浄及び交換を容易に行うこともでき
る。
【0047】ところで、従来の凝縮器には、例えば特開
平7−180930号公報の図9等に示されているよう
に、貯液タンクに着脱自在の蓋材を設け、貯液タンク内
にフィルターを出し入れ自在に密封したものがある。こ
のような従来の凝縮器では、貯液タンク内にフィルター
が収納されるので、貯液タンクのスペース及び内容積が
減少して貯液タンクの小型化に逆行することとなる。
【0048】これに対し、凝縮器1では、接続部材40
の第1冷媒通路45aにフィルター70を接続部材40
の補機接続ポート47から出し入れ自在に挿入配設し、
この補機接続ポート47に、補機接続ポート47の密閉
栓を兼ねる圧力スイッチ50を着脱自在に装着したの
で、貯液タンク6の着脱自在の蓋材と貯液タンク6内の
フィルターとを不要とすることができ、従って、貯液タ
ンク6の小型化を図ることもできる。
【0049】(第2実施形態)図8は、請求項1〜5記
載の各発明を併せて実施した第2実施形態の一例を示す
斜視図である。なお、以下に行う第2実施形態の説明で
は、第1実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付
し、第1実施形態の説明と重複する説明は省略する。
【0050】図8に示す凝縮器100では、接続部材1
40は、第1冷媒通路45aを備えた第1接続部材14
1と、第2冷媒通路45bを備え第1接続部材141と
は別体の第2接続部材142とからなっている。第1接
続部材141は、ヘッダパイプ3及び貯液タンク6の上
部に配設され、補機接続ポート47が開口する頂面に圧
力スイッチ50が着脱自在に装着されている。
【0051】この凝縮器100では、第1冷媒通路45
aを備えた第1接続部材141と、第2冷媒通路45b
を備えた第2接続部材142とが別体とされているの
で、第1及び第2の両冷媒通路45a,45bの配設位
置を設計する際の選択の幅が拡がり、設計自由度を大き
くすることができる。
【0052】また、冷媒通路45を形成するための接合
部分から冷媒リークが発生した場合は、その冷媒リーク
が発生した接合部分を第1接続部材141と第2接続部
材142との何れか一方の接合部分に絞ることもでき
る。従って、凝縮器1と比べて、補修を要する接合部分
の外周長さを短くすることができ、その外周全周をロウ
付け等で気密に密閉する補修作業を容易にすることがで
きる。
【0053】更に、第1接続部材141をヘッダパイプ
3及び貯液タンク6の上部に配設したので、第1接続部
材141の頂面への圧力スイッチ50の取り付けと、該
頂面からの圧力スイッチ50の取り外しとを容易に行う
こともできる。
【0054】ところで、以上説明した凝縮器1,100
では、圧力スイッチ50は接続部材40,140の頂面
に装着されている。しかし、接続部材40,140の補
機接続ポート47を接続部材40,140の頂面以外の
面に開口させることにより、接続部材40,140の頂
面以外の面に圧力スイッチ50を装着させることは勿論
可能である。
【0055】また、凝縮器1,100では、冷凍サイク
ルで使用される補機部品として圧力スイッチ50を採用
している。しかし、この補機部品は、圧力スイッチ50
に限定されるものでは無く、例えば、冷媒の圧力を検出
する圧力センサ、冷媒の温度が所定値に至ると溶解する
可溶栓等であっても良い。
【0056】更に、凝縮器1,100では、接続部材4
0,140は、第1冷媒通路45aと連通する補機接続
ポート47を備えている。しかし、接続部材40,14
0は、第1冷媒通路45aと連通する補機接続ポート4
7と共に、あるいは、この補機接続ポート47に代え
て、第2冷媒通路45bと連通する補機接続ポートを備
えていても良い。
【0057】従って、第2冷媒通路45bと連通する補
機接続ポートからフィルター70を第2冷媒通路45b
に挿入配設することは勿論可能であり、第1及び第2の
両冷媒通路45a,45bの少なくとも一方にフィルタ
ー70を出し入れ自在に配設することも勿論可能であ
る。
【0058】よって、貯液タンク6内に、冷媒中の水分
を除去するシリカゲル等の乾燥剤を、通液性を有するメ
ッシュ材等で拘束して配設した場合には、接続部材4
0,140の第2冷媒通路45bにフィルター70を配
設することにより、前記乾燥剤の崩壊破片が貯液タンク
6内から冷媒と共に流出して過冷却部12の熱交換チュ
ーブ4内等で目詰まりするのを防止することができる。
【0059】(第3実施形態)図9は、請求項1〜3記
載の各発明を併せて実施した第3実施形態の一例を示す
斜視図である。なお、以下に行う第3実施形態の説明で
は、第1実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付
し、第1実施形態の説明と重複する説明は省略する。
【0060】図9に示す凝縮器200では、接続部材2
40は、第1冷媒通路45aを備えた第1接続部材24
1と、第2冷媒通路45bを備え第1接続部材241と
は別体の第2接続部材242とからなり、第1及び第2
の両接続部材241,242が何れも、パイプ部材から
形成され、補機接続ポート47を備えていない。
【0061】この凝縮器200では、第1及び第2の両
接続部材241,242は何れもパイプ部材から形成さ
れ、補機接続ポート47を備えていないので、両接続部
材241,242の構造が簡単であり、両接続部材24
1,242の重量及び製造コストを抑えて、凝縮器その
ものの軽量化と低価格化とを図ることができる。
【0062】ところで、以上説明した凝縮器1,10
0,200では、セパレータ7によって、コア部10は
凝縮部11と過冷却部12とに区分され、ヘッダパイプ
3は第1室31と第2室32に分割されている。このた
め、接続部材40,140,240は、冷媒通路40と
して第1冷媒通路45aと第2冷媒通路45bとの少な
くとも2通路を備えている必要がある。
【0063】しかし、請求項1に係る発明では、例えば
図10に示す凝縮器300のように、コア部10は凝縮
部11のみからなっていても良い。そして、コア部10
が凝縮部11のみからなっている場合には、接続部材3
40は、ヘッダパイプ3内と貯液タンク6内とを連通さ
せる冷媒通路40を少なくとも1通路備えていれば良
い。なお、凝縮器300では、液相冷媒が流出する流出
ポートを備えた流出部24は、ヘッダパイプ2ではなく
貯液タンク6に設けられている。
【0064】また、凝縮器1,100,200では、両
ヘッダパイプ2,3は、その内部がセパレータ7によっ
て第1室21,31と第2室22,32とに2分割され
ている。しかし、例えば特開平9−257337号公報
に示されているように、両ヘッダパイプ2,3の第1室
21,31に、各第1室21,31を分割して冷媒が凝
縮部11をジグザクに流れるようにする隔壁を設けても
良い。同様に、両ヘッダパイプ2,3の第2室22,3
2に、各第2室22,32を分割して冷媒が過冷却部1
2をジグザクに流れるようにする隔壁を設けても良い。
【0065】そして、凝縮器300では、両ヘッダパイ
プ2,3内に、各ヘッダパイプ2,3内を分割して冷媒
が凝縮部11をジグザクに流れるようにする隔壁を設け
ても良いのは勿論のことである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例を示す斜視図である。
【図2】図1に示すもののX部を示す分解斜視図であ
る。
【図3】図2中の接続部材を一部破断させて示す破断断
面図である。
【図4】図3に示すもののY−Y線断面図である。
【図5】図3中のフィルターを示す正面図である。
【図6】図5に示すものの右側面図である。
【図7】図5に示すものの平面図である。
【図8】本発明の実施形態の他の一例を示す斜視図であ
る。
【図9】本発明の実施形態の更に他の一例を示す斜視図
である。
【図10】本発明の実施形態の更に他の一例を示す斜視
図である。
【図11】従来品の要部を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1,100,200,300 凝縮器 2,3 ヘッダパイプ 4 熱交換チューブ 6 貯液タンク 7 セパレータ 10 コア部 11 凝縮部 12 過冷却部 21,31 第1室 22,32 第2室 40,140,240,340 接続部材 45 冷媒通路 45a 第1冷媒通路 45b 第2冷媒通路 47 補機接続ポート 50 圧力スイッチ(補機部品) 70 フィルター 141,241 第1接続部材 142,242 第2接続部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のヘッダパイプ(2,3)間に、該
    一対のヘッダパイプ(2,3)間を架橋して冷媒を流通
    させる複数本の熱交換チューブ(4)が多段状に配設さ
    れていると共に、該熱交換チューブ(4)を介して冷媒
    を冷却するコア部(10)が形成され、一方のヘッダパ
    イプ(3)に、冷却により凝縮液化した冷媒を貯留する
    貯液タンク(6)が接合され、一方のヘッダパイプ
    (3)内と貯液タンク(6)内とが冷媒通路(45)に
    よって連通されている凝縮器において、 一方のヘッダパイプ(3)と貯液タンク(6)とは、冷
    媒通路(45)を備えた接続部材(40,140,24
    0,340)を介して連通接続され、該接続部材(4
    0,140,240,340)は、一方のヘッダパイプ
    (3)における貯液タンク(6)との接合部位を外した
    部位と、貯液タンク(6)における一方のヘッダパイプ
    (3)との接合部位を外した部位とを接続していること
    を特徴とする凝縮器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の凝縮器であって、 両ヘッダパイプ(2,3)内に、前記コア部(10)
    を、気相冷媒を凝縮液化させる凝縮部(11)と、該凝
    縮部(11)で凝縮液化された液相冷媒を過冷却する過
    冷却部(12)とに区分するセパレータ(7)が配設さ
    れ、該セパレータ(7)によって各ヘッダパイプ(2,
    3)内が、凝縮部(11)の熱交換チューブ(4)と連
    通する第1室(21,31)と、過冷却部(12)の熱
    交換チューブ(4)と連通する第2室(22,32)と
    に分割され、接続部材(40,140,240)は、冷
    媒通路(45)として、一方のヘッダパイプ(3)内の
    第1室(31)と貯液タンク(6)内とを連通させる第
    1冷媒通路(45a)と、一方のヘッダパイプ(3)内
    の第2室(32)と貯液タンク(6)内とを連通させる
    第2冷媒通路(45b)とを備えていることを特徴とす
    る凝縮器。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の凝縮器であって、 接続部材(140,240)は、第1冷媒通路(45
    a)を備えた第1接続部材(141,241)と、第2
    冷媒通路(45b)を備え第1接続部材(141,24
    1)とは別体の第2接続部材(142,242)とから
    なっていることを特徴とする凝縮器。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れかに記載の凝縮器で
    あって、 接続部材(40,140)に、冷媒通路(45)と連通
    し補機部品(50)を装着可能な補機接続ポート(4
    7)が設けられていることを特徴とする凝縮器。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の凝縮器であって、 冷媒通路(45)に、冷媒中の塵埃を濾過するフィルタ
    ー(70)が補機接続ポート(47)から挿入配設さ
    れ、該補機接続ポート(47)に、該補機接続ポート
    (47)の密閉栓を兼ねる補機部品(50)が装着され
    ていることを特徴とする凝縮器。
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