JP2000351840A - ポリエステル組成物及びポリエステルフィルム - Google Patents
ポリエステル組成物及びポリエステルフィルムInfo
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- JP2000351840A JP2000351840A JP11166594A JP16659499A JP2000351840A JP 2000351840 A JP2000351840 A JP 2000351840A JP 11166594 A JP11166594 A JP 11166594A JP 16659499 A JP16659499 A JP 16659499A JP 2000351840 A JP2000351840 A JP 2000351840A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 色相が良好で異物が少なく且つ、成形性、耐光
性、ガスバリアー性に優れたポリエステル組成物及びポ
リエステルフィルムを提供する。 【解決手段】 ナフタレンジカルボン酸を主たるジカル
ボン酸成分とし、1,3−プロパンジオールを主たるグ
リコール成分とし、ゲルマニウム化合物をゲルマニウム
原子に換算して30〜400ppmで含有するポリエス
テル組成物及びポリエステルフィルム。
性、ガスバリアー性に優れたポリエステル組成物及びポ
リエステルフィルムを提供する。 【解決手段】 ナフタレンジカルボン酸を主たるジカル
ボン酸成分とし、1,3−プロパンジオールを主たるグ
リコール成分とし、ゲルマニウム化合物をゲルマニウム
原子に換算して30〜400ppmで含有するポリエス
テル組成物及びポリエステルフィルム。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はポリエステル組成物
及びポリエステルフィルムに関し、更に詳しくは色相が
良好で異物が少なく且つ、成形性、耐候性、ガスバリア
ー性に優れたポリエステル組成物及びポリエステルフィ
ルムに関する。
及びポリエステルフィルムに関し、更に詳しくは色相が
良好で異物が少なく且つ、成形性、耐候性、ガスバリア
ー性に優れたポリエステル組成物及びポリエステルフィ
ルムに関する。
【0002】
【従来の技術】ポリエチレンテレフタレートに代表され
るポリエステルは力学特性、耐熱性、耐候性、耐電気絶
縁性、耐薬品性に優れ、フィルム、繊維、ボトル、その
他の用途に広く使用されている。かかるポリエステルは
用途により要求される特性が異なるが、包装材料用のフ
ィルム等ではポリエチレンテレフタレートの耐候性、ガ
スバリアー性等が不足し、更に特性の良いポリエステル
についての要求がある。
るポリエステルは力学特性、耐熱性、耐候性、耐電気絶
縁性、耐薬品性に優れ、フィルム、繊維、ボトル、その
他の用途に広く使用されている。かかるポリエステルは
用途により要求される特性が異なるが、包装材料用のフ
ィルム等ではポリエチレンテレフタレートの耐候性、ガ
スバリアー性等が不足し、更に特性の良いポリエステル
についての要求がある。
【0003】ポリエステルを製造する際には、重合反応
を円滑に進行させるために通常種々の金属化合物が重縮
合触媒として使用される。なかでも三酸化アンチモンの
ようなSb化合物は安価で且つ重合活性が高いため重縮
合触媒として広く使用されている。しかしながら、Sb化
合物を触媒に用いると、Sb化合物が還元されて黒色の
金属Sbになることがあり、ポリマーの色を黒ずませる
問題がある。また、Sb化合物が変質し異物として生成
することもあり、これが工程調子や成形品品質の悪化の
原因となる問題もある。 従来から、ポリエステルの重縮合触媒にSb化合物を用
いた際の異物減少等については様々な提案がある。例え
ば、特開平1−275628号公報、特開平2−3420
号公報には、Sb化合物をエステル交換反応初期に添加
しエステル交換及び重縮合の両方の触媒として利用する
方法が提案されており、別のエステル交換触媒が添加さ
れてない分だけポリマー中の異物が少なくなることが記
載されている。しかし、この重合法では、得られるポリ
マー中のSb化合物に起因する異物数や、ポリマーの色
相が近年の要求特性を満足しない。
を円滑に進行させるために通常種々の金属化合物が重縮
合触媒として使用される。なかでも三酸化アンチモンの
ようなSb化合物は安価で且つ重合活性が高いため重縮
合触媒として広く使用されている。しかしながら、Sb化
合物を触媒に用いると、Sb化合物が還元されて黒色の
金属Sbになることがあり、ポリマーの色を黒ずませる
問題がある。また、Sb化合物が変質し異物として生成
することもあり、これが工程調子や成形品品質の悪化の
原因となる問題もある。 従来から、ポリエステルの重縮合触媒にSb化合物を用
いた際の異物減少等については様々な提案がある。例え
ば、特開平1−275628号公報、特開平2−3420
号公報には、Sb化合物をエステル交換反応初期に添加
しエステル交換及び重縮合の両方の触媒として利用する
方法が提案されており、別のエステル交換触媒が添加さ
れてない分だけポリマー中の異物が少なくなることが記
載されている。しかし、この重合法では、得られるポリ
マー中のSb化合物に起因する異物数や、ポリマーの色
相が近年の要求特性を満足しない。
【0004】また、特開昭61−231025号公報に
はSb化合物を重縮合触媒に使用し重合後半にテレフタ
ル酸を少量添加して、紡糸時の口金に堆積する異物を減
少させる技術が提案されている。しかし、この技術を用い
てもポリマー中の異物は十分に減少せず、良好なポリマ
ー品質を得ることが難しい。更に、特開昭54−393
90号公報、特開昭60−67529号公報にはSb化
合物とリン化合物を予め適当な条件で加熱混合したもの
を重縮合触媒に用いることが提案されているが、この効
果も紡糸中の口金異物の低減にとどまりポリマー中異物
の低減効果は期待できない。
はSb化合物を重縮合触媒に使用し重合後半にテレフタ
ル酸を少量添加して、紡糸時の口金に堆積する異物を減
少させる技術が提案されている。しかし、この技術を用い
てもポリマー中の異物は十分に減少せず、良好なポリマ
ー品質を得ることが難しい。更に、特開昭54−393
90号公報、特開昭60−67529号公報にはSb化
合物とリン化合物を予め適当な条件で加熱混合したもの
を重縮合触媒に用いることが提案されているが、この効
果も紡糸中の口金異物の低減にとどまりポリマー中異物
の低減効果は期待できない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
の問題を解消し、色相が良好で異物が少なく且つ、成形
性、耐候性、ガスバリアー性に優れたポリエステル組成
物及びポリエステルフィルムを提供することにある。
の問題を解消し、色相が良好で異物が少なく且つ、成形
性、耐候性、ガスバリアー性に優れたポリエステル組成
物及びポリエステルフィルムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のかかる目的は、
本発明によれば、ナフタレンジカルボン酸を主たるジカ
ルボン酸成分とし、1,3−プロパンジオールを主たる
グリコール成分とし、ゲルマニウム化合物をゲルマニウ
ム原子に換算して30〜400ppm含有するポリエス
テル組成物によって達成される。また、本発明の別の目
的は、ナフタレンジカルボン酸を主たるジカルボン酸成
分とし、1,3−プロパンジオールを主たるグリコール
成分とし、ゲルマニウム化合物をゲルマニウム原子に換
算して30〜400ppm含有するポリエステル組成物
をシート状に溶融押出した後、二軸延伸製膜して得られ
るポリエステルフィルムによって達成される。
本発明によれば、ナフタレンジカルボン酸を主たるジカ
ルボン酸成分とし、1,3−プロパンジオールを主たる
グリコール成分とし、ゲルマニウム化合物をゲルマニウ
ム原子に換算して30〜400ppm含有するポリエス
テル組成物によって達成される。また、本発明の別の目
的は、ナフタレンジカルボン酸を主たるジカルボン酸成
分とし、1,3−プロパンジオールを主たるグリコール
成分とし、ゲルマニウム化合物をゲルマニウム原子に換
算して30〜400ppm含有するポリエステル組成物
をシート状に溶融押出した後、二軸延伸製膜して得られ
るポリエステルフィルムによって達成される。
【0007】以下、本発明について説明する。本発明に
用いるポリエステルは、ナフタレンジカルボン酸を主た
るジカルボン酸成分とし、1,3−プロパンジオールを
主たるグリコール成分とするポリエステルであるが、こ
のナフタレンジカルボン酸成分としては、2,6−ナフ
タレンジカルボン酸、2,7−ナフタレンジカルボン
酸、1,4−ナフタレンジカルボン酸を挙げることがで
きる。このうち、2,6−ナフタレンジカルボン酸が特
に好ましい。
用いるポリエステルは、ナフタレンジカルボン酸を主た
るジカルボン酸成分とし、1,3−プロパンジオールを
主たるグリコール成分とするポリエステルであるが、こ
のナフタレンジカルボン酸成分としては、2,6−ナフ
タレンジカルボン酸、2,7−ナフタレンジカルボン
酸、1,4−ナフタレンジカルボン酸を挙げることがで
きる。このうち、2,6−ナフタレンジカルボン酸が特
に好ましい。
【0008】本発明におけるポリエステルは、ナフタレ
ンジカルボン酸をジカルボン酸成分とし、1,3−プロ
パンジオールをグリコール成分としたポリエステル単独
重合体であっても良く、或いは共重合成分として、他の
ジカルボン酸成分やグリコール成分を20モル%以下の
割合、好ましは15モル%以下の割合で共重合させたポ
リエステル共重合体であっても良い。
ンジカルボン酸をジカルボン酸成分とし、1,3−プロ
パンジオールをグリコール成分としたポリエステル単独
重合体であっても良く、或いは共重合成分として、他の
ジカルボン酸成分やグリコール成分を20モル%以下の
割合、好ましは15モル%以下の割合で共重合させたポ
リエステル共重合体であっても良い。
【0009】このうち、ナフタレンジカルボン酸成分と
して、2,6−ナフタレンジカルボン酸を用いたポリエ
ステル単独重合体或いは共重合体がガスバリア性や機械
的特性等が良好となるため特に好ましい。
して、2,6−ナフタレンジカルボン酸を用いたポリエ
ステル単独重合体或いは共重合体がガスバリア性や機械
的特性等が良好となるため特に好ましい。
【0010】上記の共重合成分として、ナフタレンジカ
ルボン酸以外のジカルボン酸成分としては、例えばテレ
フタル酸、イソフタル酸、フタル酸、4,4’−ジフェ
ニルカルボン酸、1,2−ビス(2−クロロフェノキ
シ)エタンー4,4’−ジカルボン酸、フェニレンジオ
キシジ酢酸、ビス(4−カルボキシメトキシフェニル)
スルホン酸等の芳香族ジカルボン酸、コハク酸、アジピ
ン酸、セバシン酸等の脂肪族ジカルボン酸、シクロヘキ
サンジカルボン酸等の脂環族ジカルボン酸、ヒドロキシ
酢酸、3−ヒドロキシプロピオン酸等のオキシカルボン
酸等を使用することができる。
ルボン酸以外のジカルボン酸成分としては、例えばテレ
フタル酸、イソフタル酸、フタル酸、4,4’−ジフェ
ニルカルボン酸、1,2−ビス(2−クロロフェノキ
シ)エタンー4,4’−ジカルボン酸、フェニレンジオ
キシジ酢酸、ビス(4−カルボキシメトキシフェニル)
スルホン酸等の芳香族ジカルボン酸、コハク酸、アジピ
ン酸、セバシン酸等の脂肪族ジカルボン酸、シクロヘキ
サンジカルボン酸等の脂環族ジカルボン酸、ヒドロキシ
酢酸、3−ヒドロキシプロピオン酸等のオキシカルボン
酸等を使用することができる。
【0011】また、ナフタレンジカルボン酸成分が、
2,6−ナフタレンジカルボン酸の場合は、2,7−ナ
フタレンジカルボン酸、1,4−ナフタレンジカルボン
酸等の他のナフタレンジカルボン酸成分を共重合成分と
して用いることもできる。
2,6−ナフタレンジカルボン酸の場合は、2,7−ナ
フタレンジカルボン酸、1,4−ナフタレンジカルボン
酸等の他のナフタレンジカルボン酸成分を共重合成分と
して用いることもできる。
【0012】本発明のポリエステルにおいて、1,3−
プロパンジオール以外のグリコール成分として、20モ
ル%以下好ましくは15モル%以下の範囲で、例えばエ
チレングリコール、1,2−プロパンジオール、テトラ
メチレングリコール、ヘキサメチレングリコール、ネオ
ペンチルグリコール、シクロヘキサンジメタノール、オ
クタメチレングリコール等の脂肪族グリコール、1,4
−シクロヘキサンジメタノール等の脂環族グリコール、
1,3−ビス(βーヒドロキシエトキシ)ベンゼン、ビ
ス(βーヒドロキシエトキシ)ビスフェノールS、ビス
フェノールA,ヒドロキノン等の芳香族グリコール、ポ
リエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等の
高分子グリコール等を共重合成分として使用することが
できる。共重合成分としては、エチレングリコールが好
ましい。
プロパンジオール以外のグリコール成分として、20モ
ル%以下好ましくは15モル%以下の範囲で、例えばエ
チレングリコール、1,2−プロパンジオール、テトラ
メチレングリコール、ヘキサメチレングリコール、ネオ
ペンチルグリコール、シクロヘキサンジメタノール、オ
クタメチレングリコール等の脂肪族グリコール、1,4
−シクロヘキサンジメタノール等の脂環族グリコール、
1,3−ビス(βーヒドロキシエトキシ)ベンゼン、ビ
ス(βーヒドロキシエトキシ)ビスフェノールS、ビス
フェノールA,ヒドロキノン等の芳香族グリコール、ポ
リエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等の
高分子グリコール等を共重合成分として使用することが
できる。共重合成分としては、エチレングリコールが好
ましい。
【0013】本発明におけるポリエステルは、通常ジカ
ルボン酸とグリコールとをエステル化反応させる方法、
ジカルボン酸ジアルキルエステルとグリコールとをエス
テル交換反応させる方法、またはジカルボン酸とアルキ
レンオキサイドを反応させる方法などで、ジカルボン酸
のグリコールエステルおよび/またはその低重合体を生
成させ、次いでこの生成物を減圧下加熱して所定の重合
度になるまで重合させることによって得られる。
ルボン酸とグリコールとをエステル化反応させる方法、
ジカルボン酸ジアルキルエステルとグリコールとをエス
テル交換反応させる方法、またはジカルボン酸とアルキ
レンオキサイドを反応させる方法などで、ジカルボン酸
のグリコールエステルおよび/またはその低重合体を生
成させ、次いでこの生成物を減圧下加熱して所定の重合
度になるまで重合させることによって得られる。
【0014】上記ポリエステルの重合には、前記ジカル
ボン酸またはこれらの低級アルコールエステル等のエス
テル形成性誘導体を用いることができる。
ボン酸またはこれらの低級アルコールエステル等のエス
テル形成性誘導体を用いることができる。
【0015】本発明におけるポリエステルの重合に使用
する重合触媒は重合触媒能の高さ、得られるポリエステ
ル中の異物の観点からゲルマニウム化合物を使用する必
要がある。ゲルマニウム化合物としては二酸化ゲルマニ
ウムを用いるのが好ましく、その中でも結晶形態を有し
ていないいわゆる非晶性ゲルマニウムを用いることがポ
リマー中に析出する粒子を少なくすることができるため
好ましい。
する重合触媒は重合触媒能の高さ、得られるポリエステ
ル中の異物の観点からゲルマニウム化合物を使用する必
要がある。ゲルマニウム化合物としては二酸化ゲルマニ
ウムを用いるのが好ましく、その中でも結晶形態を有し
ていないいわゆる非晶性ゲルマニウムを用いることがポ
リマー中に析出する粒子を少なくすることができるため
好ましい。
【0016】ゲルマニウム化合物の添加量は製造された
ポリエステル中の含有ゲルマニウム化合物量がゲルマニ
ウム原子換算で30から400ppmとなるようにする
必要がある。ゲルマニウム化合物量がゲルマニウム原子
換算で40から350ppmとなるよう添加することが
特に好ましい。ポリエステル中の含有ゲルマニウム量が
30ppm未満となると十分な重合活性が得られず、ポ
リエステルを製造することが困難になる。一方、ポリエ
ステル中の含有ゲルマニウム量が400ppmを超える
と得られるポリエステルの色相が低下するばかりか、ポ
リエステルの耐熱性が低下するため好ましくない。
ポリエステル中の含有ゲルマニウム化合物量がゲルマニ
ウム原子換算で30から400ppmとなるようにする
必要がある。ゲルマニウム化合物量がゲルマニウム原子
換算で40から350ppmとなるよう添加することが
特に好ましい。ポリエステル中の含有ゲルマニウム量が
30ppm未満となると十分な重合活性が得られず、ポ
リエステルを製造することが困難になる。一方、ポリエ
ステル中の含有ゲルマニウム量が400ppmを超える
と得られるポリエステルの色相が低下するばかりか、ポ
リエステルの耐熱性が低下するため好ましくない。
【0017】また、本発明のポリエステル組成物は、L
ab法により測定したL値およびb値が下記式(1)お
よび式(2)を満たすものであることが好ましい。
ab法により測定したL値およびb値が下記式(1)お
よび式(2)を満たすものであることが好ましい。
【0018】
【数2】65≦L−b (1) b≦8 (2)
【0019】上記式(1)のL−bの値は67以上であ
ることが更に好ましく、70以上であることが特に好ま
しい。また、上記式(2)のb値は7以下であることが
更に好ましく、6以下であることが特に好ましい。L値
はその値が大きいほど白度良好な事を示し、b値はその
値が大きくなるほど黄色味を増す。ポリエステル組成物
が上記式(1)式(2)の条件を満たさないと、フィル
ムを溶融押出成型する際の熱履歴により更に黄着色する
ため、例えば包装用フィルムなどに使用したときに色相
が悪く、消費者の購買意欲を減退させてしまうことがあ
るため好ましくない。
ることが更に好ましく、70以上であることが特に好ま
しい。また、上記式(2)のb値は7以下であることが
更に好ましく、6以下であることが特に好ましい。L値
はその値が大きいほど白度良好な事を示し、b値はその
値が大きくなるほど黄色味を増す。ポリエステル組成物
が上記式(1)式(2)の条件を満たさないと、フィル
ムを溶融押出成型する際の熱履歴により更に黄着色する
ため、例えば包装用フィルムなどに使用したときに色相
が悪く、消費者の購買意欲を減退させてしまうことがあ
るため好ましくない。
【0020】ポリエステル組成物の色相を上記式(1)
式(2)の範囲とするには、ポリエステルを製造する際
に、重合触媒としてゲルマニウム化合物を用い、その添
加量をポリエステル中の含有ゲルマニウム化合物量がゲ
ルマニウム原子換算で30から400ppmとなるよう
にすることの他、例えばポリエステル重合時の重合温
度、重合時間を適宣調整すること、アンチンモン化合物
を重合触媒として併用しないこと等により達成できる。
式(2)の範囲とするには、ポリエステルを製造する際
に、重合触媒としてゲルマニウム化合物を用い、その添
加量をポリエステル中の含有ゲルマニウム化合物量がゲ
ルマニウム原子換算で30から400ppmとなるよう
にすることの他、例えばポリエステル重合時の重合温
度、重合時間を適宣調整すること、アンチンモン化合物
を重合触媒として併用しないこと等により達成できる。
【0021】本発明のポリエステル組成物を製造する際
には必要に応じて他の添加剤、例えば整色剤、抗酸化
剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、難燃剤等を使用するこ
とができる。溶融重縮合終了後は溶融押出しし、適当な
冷媒たとえば水中で冷却し適当な大きさに切断してチッ
プ化する。チップの形状は直方体状でも、円柱状(シリ
ンダー状)でも立方体状(サイコロ状)でも球状でもよ
い。また、必要に応じて固相重合を施し所定の極限粘度
とする事も可能である。
には必要に応じて他の添加剤、例えば整色剤、抗酸化
剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、難燃剤等を使用するこ
とができる。溶融重縮合終了後は溶融押出しし、適当な
冷媒たとえば水中で冷却し適当な大きさに切断してチッ
プ化する。チップの形状は直方体状でも、円柱状(シリ
ンダー状)でも立方体状(サイコロ状)でも球状でもよ
い。また、必要に応じて固相重合を施し所定の極限粘度
とする事も可能である。
【0022】また、本発明におけるポリエステルの固有
粘度は特に限定されないが、成型加工性、加工品の強度
等から、0.4〜1.5(dl/g)の範囲とすること
が好ましい。
粘度は特に限定されないが、成型加工性、加工品の強度
等から、0.4〜1.5(dl/g)の範囲とすること
が好ましい。
【0023】本発明のポリエステルフィルムは、ナフタ
レンジカルボン酸を主たるジカルボン酸成分とし、1,
3−プロパンジオールを主たるグリコール成分とし、ゲ
ルマニウム化合物をゲルマニウム原子に換算して30〜
400ppm含有するポリエステル組成物をシート状に
溶融押出した後、二軸延伸製膜して得られるポリエステ
ルフィルムである。
レンジカルボン酸を主たるジカルボン酸成分とし、1,
3−プロパンジオールを主たるグリコール成分とし、ゲ
ルマニウム化合物をゲルマニウム原子に換算して30〜
400ppm含有するポリエステル組成物をシート状に
溶融押出した後、二軸延伸製膜して得られるポリエステ
ルフィルムである。
【0024】例えば、本発明のポリエステル組成物を押
出機にて溶融し、回転冷却ドラム上にシート状に押出
し、冷却して得られる未延伸フィルムを縦方向に加熱、
延伸して一軸延伸フィルムとし、次いで横方向に加熱、
延伸し、熱固定および/または熱弛緩することにより得
ることができる。
出機にて溶融し、回転冷却ドラム上にシート状に押出
し、冷却して得られる未延伸フィルムを縦方向に加熱、
延伸して一軸延伸フィルムとし、次いで横方向に加熱、
延伸し、熱固定および/または熱弛緩することにより得
ることができる。
【0025】本発明のポリエステルフィルムの厚みは、
1〜300μm、特に1〜150μmであることが好ま
しい。フィルムの厚みが1μm未満では厚みが薄過ぎて
製膜工程が安定せず極端な場合には切断に至ることがあ
る。また、フィルム厚みが300μmを超えると過剰品
質となり不経済である。延伸倍率は、用途により異なる
が縦延伸、横延伸倍率共に2〜6倍の範囲とする事が好
ましい。延伸倍率が2倍以下だとフィルムの配向が不十
分で機械強度が不足する。また、延伸倍率が6倍を超え
ると延伸倍率が高すぎるため製膜が困難となることがあ
り、品質も過剰となることがある。
1〜300μm、特に1〜150μmであることが好ま
しい。フィルムの厚みが1μm未満では厚みが薄過ぎて
製膜工程が安定せず極端な場合には切断に至ることがあ
る。また、フィルム厚みが300μmを超えると過剰品
質となり不経済である。延伸倍率は、用途により異なる
が縦延伸、横延伸倍率共に2〜6倍の範囲とする事が好
ましい。延伸倍率が2倍以下だとフィルムの配向が不十
分で機械強度が不足する。また、延伸倍率が6倍を超え
ると延伸倍率が高すぎるため製膜が困難となることがあ
り、品質も過剰となることがある。
【0026】また、本発明のポリエステルフィルムに
は、必要に応じて易滑性を付与することもできる。易滑
性付与の手段は特に限定されるものではないが、例えば
SiO2 、BaSO4 、CaCO3 、アルミナ、アルミ
ナシリケート、架橋有機粒子等の滑剤をポリマー中に分
散させる方法、フィルムの表面に易滑性を有する層を設
ける方法などを挙げることができる。
は、必要に応じて易滑性を付与することもできる。易滑
性付与の手段は特に限定されるものではないが、例えば
SiO2 、BaSO4 、CaCO3 、アルミナ、アルミ
ナシリケート、架橋有機粒子等の滑剤をポリマー中に分
散させる方法、フィルムの表面に易滑性を有する層を設
ける方法などを挙げることができる。
【0027】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に詳しく説
明する。なお、例中の各特性値は次の方法により測定し
た。また、例中の「部」とあるのは「重量部」を表わ
す。
明する。なお、例中の各特性値は次の方法により測定し
た。また、例中の「部」とあるのは「重量部」を表わ
す。
【0028】1.固有粘度 フェノール/テトラクロロエタン(重量比6:4)混合
溶媒中、35℃にて測定した。
溶媒中、35℃にて測定した。
【0029】2.金属量 蛍光X線(理学電気工業株式会社 蛍光X線3270型)
によって所定の方法にてポリマー中の金属量(単位pp
m)を測定した。 3.異物サイズ チップ1gをアセトン、次いでクロロホルムでその表面
を良く洗浄し、ヘキサフルオロイソプロパノール(以下
HFIPと呼ぶ)/クロロホルム=1/1の溶液中に放
置して溶かし、目開き1μのメンブランフィルターで濾過
を行い、濾取物を光学顕微鏡(×200)で観察し、異
物の長径が50μ以上の大きさの異物の数を数えた。
によって所定の方法にてポリマー中の金属量(単位pp
m)を測定した。 3.異物サイズ チップ1gをアセトン、次いでクロロホルムでその表面
を良く洗浄し、ヘキサフルオロイソプロパノール(以下
HFIPと呼ぶ)/クロロホルム=1/1の溶液中に放
置して溶かし、目開き1μのメンブランフィルターで濾過
を行い、濾取物を光学顕微鏡(×200)で観察し、異
物の長径が50μ以上の大きさの異物の数を数えた。
【0030】4.二軸延伸フィルムの表面欠点 得られた二軸延伸フィルム1gの表面を偏光顕微鏡で観
察して、長径が50μmを超える異物の数を測定し、フ
ィルムの表面欠点を下記の基準により評価した。 ◎:二軸延伸フィルム1gあたりの長径が50μmを超
える異物の数が0個 ○:二軸延伸フィルム1gあたりの長径が50μmを超
える異物の数が1〜5個 △:二軸延伸フィルム1gあたりの長径が50μmを超
える異物の数が6〜10個 ×:二軸延伸フィルム1gあたりの長径が50μmを超
える異物の数が10個以上
察して、長径が50μmを超える異物の数を測定し、フ
ィルムの表面欠点を下記の基準により評価した。 ◎:二軸延伸フィルム1gあたりの長径が50μmを超
える異物の数が0個 ○:二軸延伸フィルム1gあたりの長径が50μmを超
える異物の数が1〜5個 △:二軸延伸フィルム1gあたりの長径が50μmを超
える異物の数が6〜10個 ×:二軸延伸フィルム1gあたりの長径が50μmを超
える異物の数が10個以上
【0031】5.色相 160℃×60分乾燥機中で熱処理し乾燥させたポリエ
ステルチップの色相を日本電色工業社製、色彩色差計Z
−1001DPで測定した。
ステルチップの色相を日本電色工業社製、色彩色差計Z
−1001DPで測定した。
【0032】[実施例1〜3]ナフタレン−2,6−ジ
カルボン酸ジメチル100部、1,3−プロパンジオー
ル46.7部を、エステル交換触媒としてテトラブトキ
シチタネート0.0055部を使用して、常法に従って
エステル交換反応させた後、トリメチルホスフェート
0.0086部を添加し実質的にエステル交換反応を終
了させた。
カルボン酸ジメチル100部、1,3−プロパンジオー
ル46.7部を、エステル交換触媒としてテトラブトキ
シチタネート0.0055部を使用して、常法に従って
エステル交換反応させた後、トリメチルホスフェート
0.0086部を添加し実質的にエステル交換反応を終
了させた。
【0033】次いで、ポリマー中のゲルマニウム金属量
が表1に示す量となるように、重合触媒として非晶性二
酸化ゲルマニウムを添加し、引き続き高温高真空下で常
法にて重縮合反応を行い、ポリ−(1,3−プロピレ
ン)−2,6−ナフタレートを得た。このポリマーの品
質は表1に示すとおりであった。
が表1に示す量となるように、重合触媒として非晶性二
酸化ゲルマニウムを添加し、引き続き高温高真空下で常
法にて重縮合反応を行い、ポリ−(1,3−プロピレ
ン)−2,6−ナフタレートを得た。このポリマーの品
質は表1に示すとおりであった。
【0034】このポリエステルのぺレットを160℃で
4時間乾燥後、押出機ポッパーに供給し、溶融温度25
0℃で溶融し、スリット状ダイを通して表面温度40℃
の回転冷却ドラム上に押出し、未延伸フイルムを得た。
次いで未延伸フイルムを80℃に予熱し、低速、高速で
回転するロール間でIRヒータにて110℃に加熱して
縦方向に3.0倍延伸した。続いてステンターに供給
し、110℃にて横方向に3.3倍延伸し、得られた二
軸配向フイルムを145℃の温度で5秒間熱固定して膜
厚25μmのポリエステルフイルムを得た。得られたポ
リエステルフィルムの表面欠点の評価結果は表1に示す
とおりであった。
4時間乾燥後、押出機ポッパーに供給し、溶融温度25
0℃で溶融し、スリット状ダイを通して表面温度40℃
の回転冷却ドラム上に押出し、未延伸フイルムを得た。
次いで未延伸フイルムを80℃に予熱し、低速、高速で
回転するロール間でIRヒータにて110℃に加熱して
縦方向に3.0倍延伸した。続いてステンターに供給
し、110℃にて横方向に3.3倍延伸し、得られた二
軸配向フイルムを145℃の温度で5秒間熱固定して膜
厚25μmのポリエステルフイルムを得た。得られたポ
リエステルフィルムの表面欠点の評価結果は表1に示す
とおりであった。
【0035】[比較例1、2]ナフタレン−2,6−ジ
カルボン酸ジメチル100部、1,3−プロパンジオー
ル46.7部を、エステル交換触媒として酢酸マンガン
四水塩0.03部を使用して、常法に従ってエステル交
換反応させた後、トリメチルフォスフェート0.023
部を添加し実質的にエステル交換反応を終了させた。
カルボン酸ジメチル100部、1,3−プロパンジオー
ル46.7部を、エステル交換触媒として酢酸マンガン
四水塩0.03部を使用して、常法に従ってエステル交
換反応させた後、トリメチルフォスフェート0.023
部を添加し実質的にエステル交換反応を終了させた。
【0036】次いで、ポリマー中のアンチモン金属量が
表1に示す量となるように、重合触媒として三酸化アン
チモンを添加し、引き続き表1に示す重合温度で高温高
真空下で常法にて重縮合反応を行い、ポリ−(1,3−
プロピレン)−2,6−ナフタレートを得た。このポリ
マーの品質は表1に示すとおりであった。
表1に示す量となるように、重合触媒として三酸化アン
チモンを添加し、引き続き表1に示す重合温度で高温高
真空下で常法にて重縮合反応を行い、ポリ−(1,3−
プロピレン)−2,6−ナフタレートを得た。このポリ
マーの品質は表1に示すとおりであった。
【0037】得られたポリマーを実施例1と同様に製膜
して膜厚25μmのポリエステルフィルムを得た。得ら
れたポリエステルフィルムの表面欠点の評価結果は表1
に示すとおりであった。
して膜厚25μmのポリエステルフィルムを得た。得ら
れたポリエステルフィルムの表面欠点の評価結果は表1
に示すとおりであった。
【0038】
【表1】
【0039】表1に示す結果から明らかなように、本発
明のポリエステルフィルムは色相が良好で、異物数が少
なく、表面性に優れたものである。
明のポリエステルフィルムは色相が良好で、異物数が少
なく、表面性に優れたものである。
【0040】
【発明の効果】本発明のポリエステル組成物はガスバリ
ア性、色相が良好で、異物が少ない。また、本発明のポ
リエステルフィルムはガスバリア性、色相が良好で、表
面欠陥の少ないものであり、各種包装材料用フィルムと
して有用である。
ア性、色相が良好で、異物が少ない。また、本発明のポ
リエステルフィルムはガスバリア性、色相が良好で、表
面欠陥の少ないものであり、各種包装材料用フィルムと
して有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29K 67:00 B29L 7:00 Fターム(参考) 4F071 AA45 AF08 AF34Y AF57 BB06 BB08 BC01 4F210 AA24 AB16 AE01 AG01 QA02 QA03 QC05 QC06 QG01 QG18 QW07 4J002 CF081 DE096 FD206 4J029 AA03 AB01 AB04 AC02 AD01 AE01 AE02 AE03 BA02 BA03 BA04 BA10 BB04B BB13A BD06A BH02 CB04A CB05A CB06A CB10A CC05A CC06A CD05 CH02 DB13 JA091 JF361 KB05
Claims (3)
- 【請求項1】 ナフタレンジカルボン酸を主たるジカル
ボン酸成分とし、1,3−プロパンジオールを主たるグ
リコール成分とし、ゲルマニウム化合物をゲルマニウム
原子に換算して30〜400ppm含有するポリエステ
ル組成物。 - 【請求項2】 Lab法により測定されたL値とb値が
下記式(1)および式(2)を満たす請求項1記載のポ
リエステル組成物。 【数1】65≦L−b (1) b≦8 (2) - 【請求項3】 請求項1または2記載のポリエステル組
成物をシート状に溶融押出した後、二軸延伸製膜して得
られるポリエステルフィルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11166594A JP2000351840A (ja) | 1999-06-14 | 1999-06-14 | ポリエステル組成物及びポリエステルフィルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11166594A JP2000351840A (ja) | 1999-06-14 | 1999-06-14 | ポリエステル組成物及びポリエステルフィルム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000351840A true JP2000351840A (ja) | 2000-12-19 |
Family
ID=15834190
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11166594A Pending JP2000351840A (ja) | 1999-06-14 | 1999-06-14 | ポリエステル組成物及びポリエステルフィルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000351840A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002338708A (ja) * | 2001-05-21 | 2002-11-27 | Mitsubishi Polyester Film Copp | ポリエステルフィルム |
| JP2006193725A (ja) * | 2004-12-13 | 2006-07-27 | Mitsubishi Chemicals Corp | ポリエステル系樹脂組成物、製造方法及び成形品 |
| JP2008150622A (ja) * | 2004-03-09 | 2008-07-03 | Eastman Chem Co | アンチモン含有化合物で触媒された高iv溶融相ポリエステルポリマー組成物及びペレット |
| US8143356B2 (en) | 2004-12-13 | 2012-03-27 | Mitsubishi Chemical Corporation | Polyester resin composition, process for producing the same and molding thereof |
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| JPH0834839A (ja) * | 1994-07-21 | 1996-02-06 | Toray Ind Inc | 改質ポリエステル |
| JPH08169940A (ja) * | 1994-07-28 | 1996-07-02 | Skc Ltd | ポリエチレンナフタレートの製造方法 |
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| JPH11228714A (ja) * | 1997-12-10 | 1999-08-24 | Toray Ind Inc | 金属板ラミネート用ポリエステルフィルム |
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| JP2002539308A (ja) * | 1999-03-15 | 2002-11-19 | イーストマン ケミカル カンパニー | 改良された気体遮断性を有する1,3−プロパンジオールのコポリエステル |
-
1999
- 1999-06-14 JP JP11166594A patent/JP2000351840A/ja active Pending
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