JP2000357471A - 偏向ヨーク装置 - Google Patents
偏向ヨーク装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】電線巻線時のテンションによるボビンの変形を
防止し、巻線及び性能ばらつきの少ない偏向ヨーク装置
を提供すること。 【解決手段】コア20とボビン10との組み立て時に、
コア20のネック側端面とボビン10のネック側基部1
2内面との間、及びコア10のスクリーン側端面とボビ
ン10のスクリーン側基部11内面との間を、互いに嵌
合するための嵌合手段として、コア20の両端面に凹形
状部22,23、ボビン10の基部11,12内面に凸
形状部16,17を全周または部分的に設け、これらの
凹形状部及び凸形状部にてコア20とボビン10とを嵌
合組み立てする。このようにすると、組み立て構造が簡
単でしかも組み立て易く、電線巻線時のテンションによ
るボビン10の変形を防止することが可能となる。
防止し、巻線及び性能ばらつきの少ない偏向ヨーク装置
を提供すること。 【解決手段】コア20とボビン10との組み立て時に、
コア20のネック側端面とボビン10のネック側基部1
2内面との間、及びコア10のスクリーン側端面とボビ
ン10のスクリーン側基部11内面との間を、互いに嵌
合するための嵌合手段として、コア20の両端面に凹形
状部22,23、ボビン10の基部11,12内面に凸
形状部16,17を全周または部分的に設け、これらの
凹形状部及び凸形状部にてコア20とボビン10とを嵌
合組み立てする。このようにすると、組み立て構造が簡
単でしかも組み立て易く、電線巻線時のテンションによ
るボビン10の変形を防止することが可能となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン受像
機、ディスプレイ装置等の陰極線管に装着して使用する
偏向ヨーク装置に関する。
機、ディスプレイ装置等の陰極線管に装着して使用する
偏向ヨーク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、偏向ヨーク装置は、水平偏向コ
イルと、垂直偏向コイルとで構成されている。偏向コイ
ルには、その巻き方により、くら形に巻いたサドル型コ
イルと、トロイダル状に巻いたトロイダル型コイルがあ
る。水平偏向コイルと垂直偏向コイルにそれぞれにサド
ル型コイルを用いたものは、サドル・サドル型偏向ヨー
ク装置と言われる。
イルと、垂直偏向コイルとで構成されている。偏向コイ
ルには、その巻き方により、くら形に巻いたサドル型コ
イルと、トロイダル状に巻いたトロイダル型コイルがあ
る。水平偏向コイルと垂直偏向コイルにそれぞれにサド
ル型コイルを用いたものは、サドル・サドル型偏向ヨー
ク装置と言われる。
【0003】図11に示すように、偏向ヨーク装置30
は、ネック側よりスクリーン側に向かって漸次に広がっ
た中空形状を有しており、この偏向ヨーク装置30は陰
極線管(CRT)40の背面側にネック部より挿入され
てファンネル部に装着されるようになっている。
は、ネック側よりスクリーン側に向かって漸次に広がっ
た中空形状を有しており、この偏向ヨーク装置30は陰
極線管(CRT)40の背面側にネック部より挿入され
てファンネル部に装着されるようになっている。
【0004】図12は巻線前の偏向ヨーク装置の半体を
外面側から見た斜視図であり、図13は図12の装置の
組み立てを示す分解斜視図、図14は図12の半体の接
合面側を示す正面図である。ここには水平偏向コイル及
び垂直偏向コイルが巻線される前の偏向ヨーク装置が示
されている。
外面側から見た斜視図であり、図13は図12の装置の
組み立てを示す分解斜視図、図14は図12の半体の接
合面側を示す正面図である。ここには水平偏向コイル及
び垂直偏向コイルが巻線される前の偏向ヨーク装置が示
されている。
【0005】図12〜図14において、偏向ヨーク装置
30は、水平偏向コイル及び垂直偏向コイル(図示せ
ず)と、フェライトコア33の内面に設けられてコア3
3を保持するホルダの役目をすると共に複数本のスリッ
トガイド311が形成されていて電線を巻き付けて偏向
コイルを形成するための内側ボビン31と、フェライト
コア33に内側ボビン31を取り付ける際にコア33の
外側からサポートして内側ボビン31を固定するための
外側ボビン32と、内側ボビン31と外側ボビン32と
の間に配設されるフェライトコア33とを有している。
フェライトコア33は、磁性体のフェライトを成形した
もので、ネック側からスクリーン側にかけて拡開形状に
形成されている。ボビン31,32、及びフェライトコ
ア33を合体したものは、全体としてラッパ形状に構成
されている。
30は、水平偏向コイル及び垂直偏向コイル(図示せ
ず)と、フェライトコア33の内面に設けられてコア3
3を保持するホルダの役目をすると共に複数本のスリッ
トガイド311が形成されていて電線を巻き付けて偏向
コイルを形成するための内側ボビン31と、フェライト
コア33に内側ボビン31を取り付ける際にコア33の
外側からサポートして内側ボビン31を固定するための
外側ボビン32と、内側ボビン31と外側ボビン32と
の間に配設されるフェライトコア33とを有している。
フェライトコア33は、磁性体のフェライトを成形した
もので、ネック側からスクリーン側にかけて拡開形状に
形成されている。ボビン31,32、及びフェライトコ
ア33を合体したものは、全体としてラッパ形状に構成
されている。
【0006】内側,外側のボビン31,32は、ポリプ
ロピレン樹脂等の非磁性体で形成され、スクリーン側は
拡開形状に形成され、内側ボビン31内には図11で述
べたように拡開側から陰極線管(CRT)のネック部が
挿入されるようになっている。そして、ビン31,3
2、及びフェライトコア33を合体した状態において、
内側ボビン31の内面側には、複数のガイド311間の
溝に沿ってCRTスクリーンの垂直方向に磁界を発生す
るように巻線された一対の垂直偏向コイル(図示せず)
が配設されている。
ロピレン樹脂等の非磁性体で形成され、スクリーン側は
拡開形状に形成され、内側ボビン31内には図11で述
べたように拡開側から陰極線管(CRT)のネック部が
挿入されるようになっている。そして、ビン31,3
2、及びフェライトコア33を合体した状態において、
内側ボビン31の内面側には、複数のガイド311間の
溝に沿ってCRTスクリーンの垂直方向に磁界を発生す
るように巻線された一対の垂直偏向コイル(図示せず)
が配設されている。
【0007】内側ボビン31と外側ボビン32とは、環
状のスクリーン側基部及びネック側基部の両端部分で両
者が固定される構造としてあり、内側ボビン31と外側
ボビン32との間に、フェライトコア33が挟さまれて
保持されるようになっている。
状のスクリーン側基部及びネック側基部の両端部分で両
者が固定される構造としてあり、内側ボビン31と外側
ボビン32との間に、フェライトコア33が挟さまれて
保持されるようになっている。
【0008】内側ボビン31には、スクリーン側及びネ
ック側の各基部間を連結するように複数本のガイド31
1が形成されており、かつ前記複数のガイド311の両
端部分にそれぞれ延設して断面L字(或いは逆L字)状
の複数のガイドフック311a,311bが形成されて
いる。
ック側の各基部間を連結するように複数本のガイド31
1が形成されており、かつ前記複数のガイド311の両
端部分にそれぞれ延設して断面L字(或いは逆L字)状
の複数のガイドフック311a,311bが形成されて
いる。
【0009】そして、スクリーン側基部とネック側基部
を連結する複数本のガイド311間に形成される複数の
溝に沿い、かつ前記の断面L字(或いは逆L字)状の複
数のガイドフック311a,311b間を往復するよう
に、垂直偏向コイルとしての電線が内側ボビン31の内
面に沿って巻回される。その巻き方は、図15に示すよ
うに各ガイド311間の複数の溝にガイドされて図示丸
数字に示す1→2→3→4→5→6→7→8→9…のよ
うに巻いてある。ただし、2→3→4、5→6→7→
8、9→10→11→12、……の各巻線はそれぞれ複
数回巻いて次の溝に行くように巻回される。
を連結する複数本のガイド311間に形成される複数の
溝に沿い、かつ前記の断面L字(或いは逆L字)状の複
数のガイドフック311a,311b間を往復するよう
に、垂直偏向コイルとしての電線が内側ボビン31の内
面に沿って巻回される。その巻き方は、図15に示すよ
うに各ガイド311間の複数の溝にガイドされて図示丸
数字に示す1→2→3→4→5→6→7→8→9…のよ
うに巻いてある。ただし、2→3→4、5→6→7→
8、9→10→11→12、……の各巻線はそれぞれ複
数回巻いて次の溝に行くように巻回される。
【0010】図16は図14のD部分に巻線した時に生
ずる従来の不具合を説明する図である。
ずる従来の不具合を説明する図である。
【0011】図16に示すように、巻線時は電線34の
テンションにより内側ボビン31がコア33内部方向A
に引き込まれる。この状態を防止するため、図12〜図
14に示したようにコア33の外側から内側ボビン31
を固定する部品として外側ボビン32を用いて固定して
いる。しかしながら、このような構造は内側ボビン31
とそのサポート部品32の固定は強固にできるものの、
コア33をその2つの部品31,32で取り囲むことに
なるので、コア32が内側ボビン31とサポート部品3
2の中に浮いた状態になる可能性がある。
テンションにより内側ボビン31がコア33内部方向A
に引き込まれる。この状態を防止するため、図12〜図
14に示したようにコア33の外側から内側ボビン31
を固定する部品として外側ボビン32を用いて固定して
いる。しかしながら、このような構造は内側ボビン31
とそのサポート部品32の固定は強固にできるものの、
コア33をその2つの部品31,32で取り囲むことに
なるので、コア32が内側ボビン31とサポート部品3
2の中に浮いた状態になる可能性がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記のごとく、従来の
偏向ヨーク装置においては、フェライトコアと樹脂製の
内側ボビンとの固定が不安定な構造であり、巻線時のテ
ンションによりボビンが変形する可能性がある。また、
従来の構造は、不安定な構造を補うため、サポート部品
を必要としていた。
偏向ヨーク装置においては、フェライトコアと樹脂製の
内側ボビンとの固定が不安定な構造であり、巻線時のテ
ンションによりボビンが変形する可能性がある。また、
従来の構造は、不安定な構造を補うため、サポート部品
を必要としていた。
【0013】そこで、本発明は上記の問題に鑑み、電線
巻線時のテンションによるボビンの変形を防止し、巻線
状態及び性能のばらつきの少ない偏向ヨーク装置を提供
することである。
巻線時のテンションによるボビンの変形を防止し、巻線
状態及び性能のばらつきの少ない偏向ヨーク装置を提供
することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
ネック側よりスクリーン側に向かって漸次広がった形
状をなすコアと、前記コアの内面に沿って設けられるボ
ビンであって、スクリーン側基部と、ネック側基部と、
前記スクリーン側基部と前記ネック側基部との間に形成
された複数本のガイドとを備え、前記スクリーン側基部
に設けたガイドフックと前記ネック側基部に設けたガイ
ドフックとの間で電線を巻き付け前記複数のガイド間に
形成される溝に沿って偏向コイルを形成するためのボビ
ンとを具備した偏向ヨーク装置において、前記コアと前
記ボビンとの組み立て時に、前記コアのネック側端面と
前記ボビンのネック側基部との間、及び前記コアのスク
リーン側端面と前記ボビンのスクリーン側基部との間
を、互いに嵌合するための嵌合手段を設けたことを特徴
とするものである。
ネック側よりスクリーン側に向かって漸次広がった形
状をなすコアと、前記コアの内面に沿って設けられるボ
ビンであって、スクリーン側基部と、ネック側基部と、
前記スクリーン側基部と前記ネック側基部との間に形成
された複数本のガイドとを備え、前記スクリーン側基部
に設けたガイドフックと前記ネック側基部に設けたガイ
ドフックとの間で電線を巻き付け前記複数のガイド間に
形成される溝に沿って偏向コイルを形成するためのボビ
ンとを具備した偏向ヨーク装置において、前記コアと前
記ボビンとの組み立て時に、前記コアのネック側端面と
前記ボビンのネック側基部との間、及び前記コアのスク
リーン側端面と前記ボビンのスクリーン側基部との間
を、互いに嵌合するための嵌合手段を設けたことを特徴
とするものである。
【0015】請求項1の発明によれば、コアの両端部
と、コイルガイド用のボビンの両端部とが嵌合する構造
であるので、コアとボビンとの固定を確実にでき、巻線
時のテンションによるボビンの変形を防止できる。
と、コイルガイド用のボビンの両端部とが嵌合する構造
であるので、コアとボビンとの固定を確実にでき、巻線
時のテンションによるボビンの変形を防止できる。
【0016】請求項2記載の発明は、請求項1記載の偏
向ヨーク装置において、前記嵌合手段は、前記コアの両
端面それぞれに設けた凹形状部と、前記ボビンの両基部
内面それぞれに設けた凸形状部とで構成されることを特
徴とする。
向ヨーク装置において、前記嵌合手段は、前記コアの両
端面それぞれに設けた凹形状部と、前記ボビンの両基部
内面それぞれに設けた凸形状部とで構成されることを特
徴とする。
【0017】請求項2の発明によれば、コアの両端面に
凹形状部、ボビンの両基部内面に凸形状部を全周または
部分的に設け、これらの凹形状部及び凸形状部にてコア
と内側ボビンとを嵌合して組み立てする。組み立て構造
が簡単でしかも組み立て易く、電線巻線時のテンション
によるボビンの変形を防止することが可能となる。
凹形状部、ボビンの両基部内面に凸形状部を全周または
部分的に設け、これらの凹形状部及び凸形状部にてコア
と内側ボビンとを嵌合して組み立てする。組み立て構造
が簡単でしかも組み立て易く、電線巻線時のテンション
によるボビンの変形を防止することが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態について図面を
参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態の偏向
ヨーク装置における、ボビンとコアの半体同士を組み立
てた状態を内面側(接合面側)から見た図である。コア
20は、磁性体のフェライトにより形成され、ネック側
よりスクリーン側に向かって漸次広がった形状をなすも
のである。ボビン10は、ポリプロピレン樹脂等の非磁
性体で形成され、前記コア20の内面に沿って設けられ
るものであって、スクリーン側基部11と、ネック側基
部12と、スクリーン側基部11とネック側基部12と
の間に形成された複数本のガイド13とを備え、スクリ
ーン側基部11に設けたガイドフック13aとネック側
基部12に設けたガイドフック13bとの間で電線(図
示せず)を巻き付け複数のガイド13間に形成される溝
に沿って偏向コイルを形成するためのものである。コア
20とボビン10との組み立て時に、コア20のネック
側端面とボビン10のネック側基部12内面との間、及
びコア10のスクリーン側端面とボビン10のスクリー
ン側基部11内面との間を、互いに嵌合するための嵌合
手段として、コア20の両端面に凹形状部22,23を
設けると共に、ボビン10の基部11,12内面に凸形
状部16,17を全周または部分的に設け、これらの凹
形状部及び凸形状部にてコア20とボビン10とを嵌合
組み立てする。ボビン10及びコア20はそれぞれ、2
つの半体を一対として構成されるが、ここでは一方の半
体のみを示している。図示しない他方の半体も同様な形
状となっており、2つの半体が支持枠15,15を接合
部として合体されることで全体がネック側よりスクリー
ン側に向かって漸次広がったほぼ中空回転体形状、即ち
全体が1つのラッパ形状のボビン及びコアの組立体が構
成されている。図2は、図1の装置に巻線を施した基部
側付近の状態を示しているが、これについては後で説明
する。
参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態の偏向
ヨーク装置における、ボビンとコアの半体同士を組み立
てた状態を内面側(接合面側)から見た図である。コア
20は、磁性体のフェライトにより形成され、ネック側
よりスクリーン側に向かって漸次広がった形状をなすも
のである。ボビン10は、ポリプロピレン樹脂等の非磁
性体で形成され、前記コア20の内面に沿って設けられ
るものであって、スクリーン側基部11と、ネック側基
部12と、スクリーン側基部11とネック側基部12と
の間に形成された複数本のガイド13とを備え、スクリ
ーン側基部11に設けたガイドフック13aとネック側
基部12に設けたガイドフック13bとの間で電線(図
示せず)を巻き付け複数のガイド13間に形成される溝
に沿って偏向コイルを形成するためのものである。コア
20とボビン10との組み立て時に、コア20のネック
側端面とボビン10のネック側基部12内面との間、及
びコア10のスクリーン側端面とボビン10のスクリー
ン側基部11内面との間を、互いに嵌合するための嵌合
手段として、コア20の両端面に凹形状部22,23を
設けると共に、ボビン10の基部11,12内面に凸形
状部16,17を全周または部分的に設け、これらの凹
形状部及び凸形状部にてコア20とボビン10とを嵌合
組み立てする。ボビン10及びコア20はそれぞれ、2
つの半体を一対として構成されるが、ここでは一方の半
体のみを示している。図示しない他方の半体も同様な形
状となっており、2つの半体が支持枠15,15を接合
部として合体されることで全体がネック側よりスクリー
ン側に向かって漸次広がったほぼ中空回転体形状、即ち
全体が1つのラッパ形状のボビン及びコアの組立体が構
成されている。図2は、図1の装置に巻線を施した基部
側付近の状態を示しているが、これについては後で説明
する。
【0019】図3及び図4は、ボビン10の構成を示し
ている。図3は図1に示した半体のボビン10を外面側
から見た斜視図であり、図4は図3を内面側(即ち接合
面側)から見た側面図である。
ている。図3は図1に示した半体のボビン10を外面側
から見た斜視図であり、図4は図3を内面側(即ち接合
面側)から見た側面図である。
【0020】図3及び図4において、半体のボビン10
は、半円形の環状のスクリーン側基部11と、それより
も小さい径の半円形の環状ネック側基部12とを備え、
それら基部11,12の間を連結するように、複数本の
ガイド13が形成されている。複数のガイド13の内、
中央の1つのガイドのみ幅広に形成され、これに比して
他の複数(図では8本)のガイドは幅の狭いほぼ同じ形
状に形成されている。複数本のガイド13のいずれのガ
イドも、ネック側からスクリーン側に次第に拡開する形
状となっており、全体としてラッパ形状の半体を形成し
ている。ガイド13のスクリーン側端部は、スクリーン
側基部11を越えてスクリーン側に延出し、偏向コイル
用の電線を掛止するためのスクリーン側ガイドフック1
3aを形成している。また、ガイド13のネック側端部
は、ネック側基部12を越えてネック側に延出し、偏向
コイル用の電線を掛止するためのネック側ガイドフック
13bを形成している。
は、半円形の環状のスクリーン側基部11と、それより
も小さい径の半円形の環状ネック側基部12とを備え、
それら基部11,12の間を連結するように、複数本の
ガイド13が形成されている。複数のガイド13の内、
中央の1つのガイドのみ幅広に形成され、これに比して
他の複数(図では8本)のガイドは幅の狭いほぼ同じ形
状に形成されている。複数本のガイド13のいずれのガ
イドも、ネック側からスクリーン側に次第に拡開する形
状となっており、全体としてラッパ形状の半体を形成し
ている。ガイド13のスクリーン側端部は、スクリーン
側基部11を越えてスクリーン側に延出し、偏向コイル
用の電線を掛止するためのスクリーン側ガイドフック1
3aを形成している。また、ガイド13のネック側端部
は、ネック側基部12を越えてネック側に延出し、偏向
コイル用の電線を掛止するためのネック側ガイドフック
13bを形成している。
【0021】また、スクリーン側基部11とネック側基
部12と複数のガイド13とで形成される半体の両脇を
支持するものとして、支持枠15,15が設けられてい
る。支持枠15,15は、複数本のガイド13と並ん
で、半体の円周方向の両端面を形成するように、ガイド
に似た形態で形成され、基部11,12及び複数のガイ
ド13と一体に成形されている。
部12と複数のガイド13とで形成される半体の両脇を
支持するものとして、支持枠15,15が設けられてい
る。支持枠15,15は、複数本のガイド13と並ん
で、半体の円周方向の両端面を形成するように、ガイド
に似た形態で形成され、基部11,12及び複数のガイ
ド13と一体に成形されている。
【0022】そして、複数本のガイド13の中間位置に
それらのガイド13間を連結するように、補強用のブリ
ッジ14が複数のガイド13と一体にリング形状に形成
されている。図3では、ブリッジ14は複数(図では9
つ)のガイド53の外面及び支持枠15の外面に亘って
形成されている。
それらのガイド13間を連結するように、補強用のブリ
ッジ14が複数のガイド13と一体にリング形状に形成
されている。図3では、ブリッジ14は複数(図では9
つ)のガイド53の外面及び支持枠15の外面に亘って
形成されている。
【0023】さらに、ボビンのスクリーン側基部11及
びネック側基部12の各内面には、後述のコア側凹形状
部22,23と嵌合する凸形状部16,17が半体円周
方向全周に亘って設けてある。なお、凸形状部16,1
7が半体円周方向に部分的に設けても良い。
びネック側基部12の各内面には、後述のコア側凹形状
部22,23と嵌合する凸形状部16,17が半体円周
方向全周に亘って設けてある。なお、凸形状部16,1
7が半体円周方向に部分的に設けても良い。
【0024】図5及び図6は、ボビン10に取り付けら
れるフェライトコア20の構成を示している。図5は半
体のフェライトコア20を内面側から見た斜視図であ
り、図6は図5の側面図を示している。
れるフェライトコア20の構成を示している。図5は半
体のフェライトコア20を内面側から見た斜視図であ
り、図6は図5の側面図を示している。
【0025】図5及び図6に示すように、フェライトコ
ア20の内面には、フェライトコア20を前記ボビン1
0の外面上に配設したときに、前記ボビン10の外面の
リング状のブリッジ14と嵌合する凹部21がリング状
に形成されている。
ア20の内面には、フェライトコア20を前記ボビン1
0の外面上に配設したときに、前記ボビン10の外面の
リング状のブリッジ14と嵌合する凹部21がリング状
に形成されている。
【0026】フェライトコア20のスクリーン側及びネ
ック側の各端部の端面にはそれぞれ、前記ボビン10の
前記凸形状部16,17に嵌合する凹形状部22,23
が半体全周に亘って溝状に設けてある。
ック側の各端部の端面にはそれぞれ、前記ボビン10の
前記凸形状部16,17に嵌合する凹形状部22,23
が半体全周に亘って溝状に設けてある。
【0027】図7は前述のボビン10,及びフェライト
コア20の各半体の組み立てを説明する図である。
コア20の各半体の組み立てを説明する図である。
【0028】図7に示すように、ボビン10とフェライ
トコア20との組み立ては、ボビン10のスクリーン側
基部11内面に設けた凸形状部16とコア20のスクリ
ーン側端面に設けた凹形状部22との凸凹形状、ボビン
10のネック側基部11内面に設けた凸形状部17とコ
ア20のネック側端面に設けた凹形状部23との凸凹形
状を合わせ、矢示の如く滑り込ませるように回転させな
がら組み込むことによって行うことができる。
トコア20との組み立ては、ボビン10のスクリーン側
基部11内面に設けた凸形状部16とコア20のスクリ
ーン側端面に設けた凹形状部22との凸凹形状、ボビン
10のネック側基部11内面に設けた凸形状部17とコ
ア20のネック側端面に設けた凹形状部23との凸凹形
状を合わせ、矢示の如く滑り込ませるように回転させな
がら組み込むことによって行うことができる。
【0029】さらに、図7のようにして組み立てた後に
コア20とボビン10との間で円周方向の位置決めを行
う(つまりコア20が円周方向に動くのを防止する)た
めに、図8(a) に示すようにコア20の例えばネック側
端面の凹形状部23が形成されている円周方向中央位置
に浅い溝24を設けると共に、図8(b) に示すようにボ
ビン10のネック側基部12内面の凸形状部17が形成
されている円周方向中央位置に前記溝24と嵌合する突
起18を設ける。図8(b) はフェライトコア20に設け
た溝24とボビン10の凸形状部17に設けた突起18
との、円周方向の嵌合状態を拡大して示している。これ
により、図7の如く円周方向に凸凹形状を合わせて滑り
込ませるように嵌合させたとき、溝24と突起18が円
周方向中央位置で嵌合して位置決めされることになる。
コア20とボビン10との間で円周方向の位置決めを行
う(つまりコア20が円周方向に動くのを防止する)た
めに、図8(a) に示すようにコア20の例えばネック側
端面の凹形状部23が形成されている円周方向中央位置
に浅い溝24を設けると共に、図8(b) に示すようにボ
ビン10のネック側基部12内面の凸形状部17が形成
されている円周方向中央位置に前記溝24と嵌合する突
起18を設ける。図8(b) はフェライトコア20に設け
た溝24とボビン10の凸形状部17に設けた突起18
との、円周方向の嵌合状態を拡大して示している。これ
により、図7の如く円周方向に凸凹形状を合わせて滑り
込ませるように嵌合させたとき、溝24と突起18が円
周方向中央位置で嵌合して位置決めされることになる。
【0030】図7のように組み立てられた状態が、図1
に示す状態である。図1のものに電線19を巻くと、そ
のテンションにより、図2に示すように例えばボビン1
0のネック側基部付近が内側へ引く力Aが生じるが、フ
ェライトコア20の凹形状部23に嵌合されているボビ
ン10の凸形状部17がストッパーの役目を果たしボビ
ン10の変形が防止できる。
に示す状態である。図1のものに電線19を巻くと、そ
のテンションにより、図2に示すように例えばボビン1
0のネック側基部付近が内側へ引く力Aが生じるが、フ
ェライトコア20の凹形状部23に嵌合されているボビ
ン10の凸形状部17がストッパーの役目を果たしボビ
ン10の変形が防止できる。
【0031】以上述べた構成、及び作用効果により、従
来、フェライトコアの外側から補強のために使用してい
たサポート用の外側ボビンが不要となる。
来、フェライトコアの外側から補強のために使用してい
たサポート用の外側ボビンが不要となる。
【0032】図9及び図10は、図1のものに巻線を施
した半体同士を合体することにより、垂直偏向コイル搭
載の偏向ヨーク装置100を構成したものを示してい
る。ただし、水平偏向コイルについては省略してある。
図9は正面側(スクリーン側)から見た図、図10は背
面側(ネック側)から見た図である。
した半体同士を合体することにより、垂直偏向コイル搭
載の偏向ヨーク装置100を構成したものを示してい
る。ただし、水平偏向コイルについては省略してある。
図9は正面側(スクリーン側)から見た図、図10は背
面側(ネック側)から見た図である。
【0033】これらの図において、ボビン10、フェラ
イトコア20及び偏向コイル19は、図9に示すA−A
部分とB−B部分の2つに分割された半体で構成され、
しかも2つの半体が中心部分にてばね部材26(図10
参照)を用いて合体されて、全体としてネック側よりス
クリーン側に向かって漸次広がったほぼ中空回転体状即
ちラッパ形状に構成されている。
イトコア20及び偏向コイル19は、図9に示すA−A
部分とB−B部分の2つに分割された半体で構成され、
しかも2つの半体が中心部分にてばね部材26(図10
参照)を用いて合体されて、全体としてネック側よりス
クリーン側に向かって漸次広がったほぼ中空回転体状即
ちラッパ形状に構成されている。
【0034】ボビン10は、正面側(スクリーン側)は
拡開形状に形成され、ボビン10内には拡開側からCR
Tのネック部が挿入されるようになっている。そして、
一対のボビン10のそれぞれの内面側には、複数のガイ
ド13間の複数の溝に沿ってCRTスクリーンの垂直方
向に磁界を発生するように巻線された一対の垂直偏向コ
イル19,19が配設されている。複数のガイド13の
一方の端部をスクリーン側基部11を越えて延出して形
成されたスクリーン側ガイドフック13aには、スクリ
ーン側基部11との間に、図9に示すように偏向コイル
19が掛止されており、同様に複数のガイド13の他方
の端部をネック側基部12を越えて延出して形成された
ネック側ガイドフック13bには、ネック側基部12と
の間に、図10に示すように偏向コイル19が掛止され
ており、偏向コイル19はボビン10の内面側の複数個
の溝に沿いスクリーン側基部11とネック側基部12と
の間で巻回されている。偏向コイル19の巻線の仕方
は、図15の説明と同様である。
拡開形状に形成され、ボビン10内には拡開側からCR
Tのネック部が挿入されるようになっている。そして、
一対のボビン10のそれぞれの内面側には、複数のガイ
ド13間の複数の溝に沿ってCRTスクリーンの垂直方
向に磁界を発生するように巻線された一対の垂直偏向コ
イル19,19が配設されている。複数のガイド13の
一方の端部をスクリーン側基部11を越えて延出して形
成されたスクリーン側ガイドフック13aには、スクリ
ーン側基部11との間に、図9に示すように偏向コイル
19が掛止されており、同様に複数のガイド13の他方
の端部をネック側基部12を越えて延出して形成された
ネック側ガイドフック13bには、ネック側基部12と
の間に、図10に示すように偏向コイル19が掛止され
ており、偏向コイル19はボビン10の内面側の複数個
の溝に沿いスクリーン側基部11とネック側基部12と
の間で巻回されている。偏向コイル19の巻線の仕方
は、図15の説明と同様である。
【0035】尚、以上述べた実施の形態では、コア20
とボビン10との嵌合手段として、コア20に凹形状部
を形成し、ボビン10に凸形状部を形成したが、本発明
はこれに限定されず、コア20に凸形状部を形成し、ボ
ビン10に凹形状部を形成してもよいことは勿論であ
る。
とボビン10との嵌合手段として、コア20に凹形状部
を形成し、ボビン10に凸形状部を形成したが、本発明
はこれに限定されず、コア20に凸形状部を形成し、ボ
ビン10に凹形状部を形成してもよいことは勿論であ
る。
【0036】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、偏向
コイル巻線時のテンションによるボビンの変形を防止
し、巻線状態及び性能のばらつきの少ない偏向ヨーク装
置を実現することが可能となる。しかも、簡単な構造
で、組み立て易い偏向ヨーク装置を実現できる。
コイル巻線時のテンションによるボビンの変形を防止
し、巻線状態及び性能のばらつきの少ない偏向ヨーク装
置を実現することが可能となる。しかも、簡単な構造
で、組み立て易い偏向ヨーク装置を実現できる。
【図1】本発明の一実施の形態の偏向ヨーク装置におけ
る、ボビンとコアの半体同士を組み立てた状態を内面側
(接合面側)から示した図。
る、ボビンとコアの半体同士を組み立てた状態を内面側
(接合面側)から示した図。
【図2】図1の装置に巻線を施した基部側付近の状態を
拡大して示す図。
拡大して示す図。
【図3】図1に示した半体のボビン10を外面側から見
た斜視図。
た斜視図。
【図4】図3を内面側(即ち接合面側)から見た側面
図。
図。
【図5】半体のフェライトコア20を内面側から見た斜
視図。
視図。
【図6】図6は図5の側面図。
【図7】ボビン10,及びフェライトコア20の各半体
の組み立てを説明する図。
の組み立てを説明する図。
【図8】組み立て時のコア20とボビン10間の円周方
向の位置決めを行う手段を説明する図。
向の位置決めを行う手段を説明する図。
【図9】本発明に係る偏向ヨーク装置をスクリーン側よ
り見た斜視図。
り見た斜視図。
【図10】図9の偏向ヨーク装置をネック側より見た斜
視図。
視図。
【図11】偏向ヨーク装置をCRTに装着した状態を示
す側面図。
す側面図。
【図12】従来の偏向ヨーク装置の巻線前の半体の斜視
図。
図。
【図13】図12の組み立てを分解して示す斜視図。
【図14】図12の内面側(即ち接合面側)から見た
図。
図。
【図15】内側ボビンに対して巻線する方法を説明する
図。
図。
【図16】図12の従来例の装置に巻線を施した基部側
付近の状態を拡大して示す図。
付近の状態を拡大して示す図。
10…ボビン 11…スクリーン側基部 12…ネック側基部 13…ガイド 13a…スクリーン側ガイドフック 13b…ネック側ガイドフック 16,17…凸形状部 18…突起 19…電線(偏向コイル) 20…フェライトコア 22,23…凹形状部 24…溝 100…偏向ヨーク装置
Claims (2)
- 【請求項1】ネック側よりスクリーン側に向かって漸次
広がった形状をなすコアと、 前記コアの内面に沿って設けられるボビンであって、ス
クリーン側基部と、ネック側基部と、前記スクリーン側
基部と前記ネック側基部との間に形成された複数本のガ
イドとを備え、前記スクリーン側基部に設けたガイドフ
ックと前記ネック側基部に設けたガイドフックとの間で
電線を巻き付け前記複数のガイド間に形成される溝に沿
って偏向コイルを形成するためのボビンとを具備した偏
向ヨーク装置において、 前記コアと前記ボビンとの組み立て時に、前記コアのス
クリーン側端面と前記ボビンのスクリーン側基部との
間、及び前記コアのネック側端面と前記ボビンのネック
側基部との間を、互いに嵌合するための嵌合手段を設け
たことを特徴とする偏向ヨーク装置。 - 【請求項2】前記嵌合手段は、前記コアの両端面それぞ
れに設けた凹形状部と、前記ボビンの両基部内面それぞ
れに設けた凸形状部とで構成されることを特徴とする請
求項1記載の偏向ヨーク装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11167213A JP2000357471A (ja) | 1999-06-14 | 1999-06-14 | 偏向ヨーク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11167213A JP2000357471A (ja) | 1999-06-14 | 1999-06-14 | 偏向ヨーク装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000357471A true JP2000357471A (ja) | 2000-12-26 |
Family
ID=15845534
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11167213A Pending JP2000357471A (ja) | 1999-06-14 | 1999-06-14 | 偏向ヨーク装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000357471A (ja) |
-
1999
- 1999-06-14 JP JP11167213A patent/JP2000357471A/ja active Pending
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