JP2000515077A - 家具用エレメントとその製造法 - Google Patents

家具用エレメントとその製造法

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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Dowels (AREA)
  • Stringed Musical Instruments (AREA)
  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)

Abstract

(57)【要約】 柔軟で可撓性の重合体材料からなる薄い表面層を備え、マットレス、クッション又は家具の支持体として使用できる発泡性エレメントを、実質的に密閉された成形型内でブロー成形する膨張性エレメントの製造方法において、ブロー成形の過程で、エレメントの表面層の少なくとも一部(3)を、対向表面層の内側に押し込められた部分と恒久的に接着できる位置まで、内側に押圧する発泡性エレメントの製造法。

Description

【発明の詳細な説明】 家具用エレメントとその製造法 本発明は、請求項1のプレアンブルに記載されるような方法に関するものであ る。本発明はまたその方法によって製造された家具用エレメントに関する。 家具用エレメントの製造方法は、国際特許出願 WO 96/02168(Dranger)によ って既に公知である。この方法は、少なくとも二次元に同じ広がりを有するエレ メントを製造するのに適している。しかし、クッションやマットレスのように長 方体形状のエレメントを、この方法で製造した場合には、長方体エレメントの最 も面積の大きい表面層が不本意にも出っ張ってしまう欠点がある。事実、幾つか のエレメントをカバー内に収めて二次元的な広がりを持つマットレスやクッショ ン、その他の支持体を組立てた場合は、この欠点が顕著である。 本発明の目的は、上記の欠点を伴わないエレメントと当該エレメントのブロー 成形法を提供することにある。 本発明のこの目的は、従来のエレメントの製造法に、請求項1の特徴部に記載 した要件を付加することで達成される。 長方体エレメントにおいて、面積の大きい二つの対向表面層相互を部分的に溶 着ないしは接着させることによって、エレメントの表面層に所望の外形を付与す ることができる。エレメントの所望の外形は、常用のマットレスやクッション等 と同様、表面は平らであるか、波状形であるのが一般的であるが、これ以外にエ レメント表面を任意の曲面に仕上げることも可能である。 本発明の主たる目的は、柔軟で可撓性を有する熱可塑性物質から、表面層の厚 さが約0.5〜1.5mmの範囲あるエレメントをブロー成形で合理的に製造す ることにあり、そのエレメントは通常単品でクッションや枕の充填物として利用 でき、複数個でベッド、マットレスその他の家具支持体をとして利用できる。本 発明に係るエレメントの一つの面の大きさは、通常、約2m×2m未満であり、 エレメントを膨張させた時の厚さは約5cm〜25cmの間にある。 エレメントの表面層の少なくとも一部を押し込んで他方の表面層と接合させた 構造を有するエレメントは、エレメントを膨張させている空気が、エレメントの ある部分から他の部分に移動するのを防止する。従って、エレメントに掛かる負 荷が変動してもエレメント構造を安定に維持することができる。それ故に、体重 の重い人が使用しても、過度に沈み込むことがない。 エレメントはカバーを付けて使用するのが通常であって、カバーはエレメント の摩耗を防止して耐用寿命を延ばすばかりでなく、使用者とエレメントの間に通 気層を形成して使用者の快適性を増進させる。 ブロー成形されたエレメントの表面層同士の溶着ないしは接着は、押圧具を使 用して行うことができ、ロッド型の押圧具を使用することにより、長方体形状あ るエレメントの表面上に、スポット状の溶着部ないしは接着部を点在させること ができる。 また、板状の押圧具を使用すれば、膨張した時のエレメントに比較的大きい区 画を設けることができ、区画と区画とをピボット結合したエレメントを容易に得 ることができる。 請求項4は、本発明の方法の好ましい工程順序を規定し、請求項5〜10は本 発明で使用して好ましい材料ないしはその組合せを規定している。 モジュラー成形型を使用する方法によれば、少数の成形型部材から低廉な費用 で様々な大きさの成形型を得ることができる。 本発明はまた、請求項1〜11で規定される方法で製造されるエレメントに関 するものでもあって、そのエレメントは、マットレス、クッション等のような家 具そのもの又はその一部の支持構造体として使用できる。 本発明を添付の図面に沿ってさらに詳細に説明する。 図1は本発明の方法で製造されたエレメントの平面図である。 図2は図1に示すエレメントのII−II線における断面図である。 図3A−3Cは図1または図2に示すエレメントの上面及び下面を押圧して接 着させた情況を示す詳細図である。 図4は本発明の方法で製造されたエレメントの斜視図である。 図5は本発明の方法で製造されたエレメントを家具に使用した場合の概略図で ある。 図6はモジュール成形型で製造されるエレメントの寸法変化を示す図面である 。 図7は孔付き接着部を有するエレメントの詳細図である。 図8はマットレスとしての使用に適したエレメントの好ましい形態を示す。 図1は、本発明の方法で製造された膨張性エレメント1を示す。このエレメン トは通常のマットレスの形状、すなわち、長方体である。窪み3はエレメントの 表面層にて形成され、エレメントの上面2に点在している。この窪みは製造過程 で内部に押圧されて形成され、その最も内側の部分は対応する反対側の表面層と 接合している。 図2に示す断面図は、窪み3の押圧部分を拡大して示している。 この詳細は図3A−3Cに示され、ロッド形の押圧具5は破線で示されている 。窪み3の接合面は反対側の窪みの接合面と接着されている。この接着は材料で ある高分子物質を充分に高温に維持し、押圧具5同士の間隔を当該部分に充分な 押圧力が働くよう調節することによって自動的に行なわれる。図3Bは破線15 で比較的大きい半径を有するエレメントを示す。 ブロー成形法では、冷却液体の通路を設けた幾つかのパーツで成形型を組み立 て、個々のパーツの冷却度合を変化させるのが普通である。事実、接合面を自動 的に接着させるためには、通常、押圧具を加熱せずに、冷却度合を充分に低める のが普通である。 図3Aは、本質的に平らな端面を有するロッド形の押圧具を使用した場合の接 着部を示し、図3Bは本質的に球状の端面を有する押圧具を使用した場合の接着 部を示す。また、図3Cは端面の外側だけが丸みを帯びた押圧具を使用した場合 の接着部を示す。 図4は、本発明の方法で製造されたエレメントの斜視図であって、ここでは空 気吹込み口6も示されている。エレメントの当該部分は、上記した国際出願明細 書に記載されたものと対応する。 本発明は、マットレスとして、あるいはソファー等の支持構造休として使用で きるところの、かなりの広がりを持ったエレメントを経済的に製造する方法を提 供する。図5は、本発明のエレメントを使用した組合せ家具の構成を示し、実線 のものはソファーを、破線もものはベッドを表わしている。通常使用されるカバ ーは図示されていない。 図6は本発明の方法で製造されるエレメントの寸法が、モジュール成形型を使 用した時にどのように変化するかを示すものである。このモジュール成形型は、 端部部材と、端部部材の間に挿入可能で、幅が同一または異なる複数の中間部材 とから構成される。図6は、モジュール成形型で製造されるマットレスのような エレメントの寸法変化を示している。 素材に適当な共重合体又はポリオレフィンを使用することで、柔軟性が確保で き、従ってまた、家具に利用した時の快適性をも確保できるばかりでなく、剛性 に関しても良好な適性を得ることができる。これらの素材は多くの国に現存する リサイクルプラントに容易にリサイクルすることができる。エチレンを含む共重 合体の使用は、素材コストばかりでなく製造コストを節約する。 EMA(エチレン・メチルアクリレート)、EBA(エチレン・ブチルアクリレート)、 EVA(エチレン・酢酸ビニル)、EEA又はEAAなどの共重合体を使用することによっ て、得られるエレメントに生産性、柔軟性に関して極めて優れた結果を与えるこ とができ、とりわけ、主成分であるポリエチレン又は好ましくはLDPEに、EMAを 17ないし40%、好ましくは20〜30%、より好ましくは24〜26%含有 させた場合には、特に優れた結果を得ることができる。 出発素材に過酸化物を添加することは、合成樹脂臭を減少させるので、エレメ ントの製造上有益である。 出発素材にはまた、エラストマーと見なせるような素材が調製できる共重合体 も含まれる。エラストマーとすることによって、より一段とゴムのような外観を 呈する材料が得られるので、エレメントの柔軟性を向上させることができる。こ のような材料としては、例えば、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重 合体と、ポリエチレンHDと、チョーク、パラフィンオイル及び安定剤のようなあ る種の添加剤を含有する材料が例示できる。 本発明の方法で得られるエレメントの空気吹込み口は、上記した国際出願明細 書に記載されているタイプであることが好ましい。つまり、空気吹込み口はエレ メントの例えば端壁にある窪みの底部から伸びたチューブ型部材なり、その寸法 を30mm〜55mmとすることにより、通常のヘアードライヤーと直接又は間接的 に接続することができる。こうすれば、エレメントを膨らませる時間を大幅に短 縮できる。これに加えて、製造後にエレメントから空気を迅速に抜くことができ るので、爾後の取り扱いが便利となる。 ブロー成形の成形型について言えば、押圧具は個々の成形型に固定して配置す ることができる。この場合、所定の方向に移動させて最終的に成形型を閉じると 、エレメントの表面層に上記した窪みが形成されて接着される。別法として、成 形型に可動の押圧具を設けても差し支えない。この場合には、エレメントの部分 膨張後に、押圧具が成形型の壁を通して上記した接着位置に押出され、その後エ レメントは最終膨張に付される。 窪みの数や位置は、エレメントの厚さを考慮して当業者が適宜決定できる。 本発明のエレメントは、好ましくは布製のカバーと一緒に使用され、カバーは エレメントを磨耗から保護すると共に、エレメントとその使用者との間の通気層 を提供する。 好ましい態様においては、エレメントの窪み部分は、図7に示すように穿孔さ れている。穿孔を設けることでマットレスやクッションに伝統的な外観をエレメ ントに付与することができ、織物をエレメントに所望の方法で固定させるもでき る。織物9は糸10で固定され、その糸は孔8を通り、両端にボタン11が取り 付けられている。押圧具先端の中央部に、互いに接触する部材を付設しておけば 、エレメントの成形過程で上記の孔を設けることができる。この場合、付設する 部材は接着が終了した時に互いに接触するのが普通である。また、エレメントの 仕上げ工程で孔を設けることもできる。 図8は、マットレスとしての使用に適したエレメント1の好ましい形態を示し 、その外側部分12は中央部よりも膨張の程度が大きく、これによってマットレ スの脇から使用者が滑り落ちるのを防止する。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年8月3日(1998.8.3) 【補正内容】 請求の範囲 1. 柔軟で可撓性の重合体材料からなる薄い表面層を備え、マットレス、 クッション、家具の支持体又はその一部として使用するための膨張させ得るエレ メントを、実質的に密閉された成形型内でブロー成形するエレメントの製造方法 において、その方法で製造されるエレメントの形状が長方体であって、その長方 体エレメントが使用中に局部的に膨張しないように、長方体エレメントをブロー 成形する過程で、長方体エレメントの最も面積が広い対向2表面層の少なくとも 一部(3)を、内側に押し込んで対向する表面層同士と接合させ、その接合面を恒 久的に溶着させることを特徴とする膨張可能な長方体エレメントの製造法。 2. エレメント表面層の内側への押し込みが、成形型に設けられた押圧具 (5)で行なわれることを特徴とする請求項1記載の製造法。 3. 少なくとも1つの押圧具(5)が、井戸型又は溝型の窪みを形成できる ロッド形又はプレート形部材からなることを特徴とする請求項1又は2記載の製 造法。 4. 少なくとも次の3工程が実施されることを特徴とする請求項1〜3の 何れか1項記載の製造法。 第1工程:最終形状に至らない出発材料を、成形型内で部分的に膨張させう工 程、 第2工程:成形型を閉じ、最終膨張していないエレメントの表面層の一部を前 記の押圧具で内側に押しこめる工程、 第3工程:エレメントを最終形状に膨張させる工程、 5. 材料としてポリオレフィンの重合体を使用することを特徴とする請求 項1〜4項記載のいずれか製造法。 6. エチレンを含有する共重合体を使用することを特徴とする請求項5記 載の製造法。 7. EMA,EVA,EBA,EEA又はEAAをから選ばれる共重合体を使用することを特 徴とする請求項6記載の製造法。 8. 主成分としてポリエチレン、最も好ましくはLDPEを含有し、さら にEMAを17〜40%、より好ましくは20〜30%、最も好ましくは24〜2 6%含有する材料を使用することを特徴とする請求項7記載の製造法。 9. 過酸化物を約700〜1700PPMの割合で、さらに好ましくは約9 00〜1100PPMの割合で出発材料に添加することを特徴とする請求項5〜8 の何れか1項記載の製造法。 10. 共重合体をエラストマーにする物質を材料が含有していることを特徴 とする請求項1〜4の何れか1項記載の製造法。 11. 限られた数の部材で成形型の寸法を変えるために、固定された端部材 と、幅の異なる中間部材とで構成される成形型内で成形を行うことを特徴とする 請求項1〜10の何れか1項記載の製造法。 12. 柔軟で可撓性の重合体材料からなる薄い表面層を備え、マットレス、 クッション、家具の支持体又はその一部として使用するための膨張させ得るエレ メントであって、実質的に密閉された成形型内でブロー成形されるエレメントに おいて、エレメントの形状が長方体であって、その長方体エレメントが使用中に 局部的に膨張しないように、長方体エレメントをブロー成形する過程で、長方体 エレメントの最も面積が広い対向2表面層の少なくとも一部(3)を、内側に押し 込むことで生ずる表面層同士の接合面が、恒久的に溶着されていることを特徴と する膨張可能な長方体エレメント。 請求項1〜11の何れかに記載されて方法で製造されることを特徴とするマット レス、クッション又は家具の支持体として使用できる発泡性エレメント。 13. 溶着領域(4)に気密性の孔を設けたことを特徴とする請求項11記載の 膨張可能な長方体エレメント。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 柔軟で可撓性の重合体材料からなる薄い表面層を備え、マットレス、 クッション又は家具の支持体として使用できる膨張性エレメントを、実質的に密 閉された成形型内でブロー成形する発泡性エレメントの製造方法において、ブロ ー成形の過程で、エレメントの表面層の少なくとも一部(3)を、対向表面層の内 側に押し込められた部分と恒久的に接着できる位置まで、内側に押圧することを 特徴とする発泡性エレメントの製造法。 2. 内側への押圧が、エレメントの表面層を内側に押圧するところの、成 形型に設けられた押圧具(5)で行なわれることを特徴とする請求項1記載の製造 法。 3. 少なくとも1つの押圧具(5)が、井戸型又は溝型の窪みを形成できる ロッド形又はプレート形部材からなることを特徴とする請求項1又は2記載の製 造法。 4. 少なくとも次の3工程が実施されることを特徴とする請求項1〜3の 何れか1項記載の製造法。 第1工程:最終形状に至らない出発材料を、成形型内で部分的に膨張させる工 程、 第2工程:成形型を閉じ、最終膨張していないエレメントの表面層の一部を前 記の押圧具で内側に押し込める工程、 第3工程:エレメントを最終形状に膨張させる工程、 5. 材料としてポリオレフィンの重合体を使用することを特徴とする請求 項1〜4項記載のいずれか製造法。 6. エチレンを含有する共重合体を使用することを特徴とする請求項5記 載の製造法。 7. EMA,EVA,EBA,EEA又はEAAをから選ばれる共重合体を使用することを特 徴とする請求項6記載の製造法。 8. 主成分としてポリエチレン、最も好ましくはLDPEを含有し、さらにEM Aを17〜40%、より好ましくは20〜30%、最も好ましくは24〜 26%含有する材料を使用することを特徴とする請求項7記載の製造法。 9. 過酸化物を約700〜1700PPMの割合で、さらに好ましくは約9 00〜1100PPMの割合で出発材料に添加することを特徴とする請求項5〜8 の何れか1項記載の製造法。 10. 共重合体をエラストマーにする物質を材料が含有していることを特徴 とする請求項1〜4の何れか1項記載の製造法。 11. 限られた数の部材で成形型の寸法を変えるために、固定された端部材 と、幅の異なる中間部材とで構成される成形型内で成形を行うことを特徴とする 請求項1〜10の何れか1項記載の製造法。 12. 請求項1〜11の何れかに記載されて方法で製造されることを特徴と するマットレス、クッション又は家具の支持体として使用できる発泡性エレメン ト。 13. 接着領域(4)に気密性の孔を設けたことを特徴とする請求項11記載の 発泡性エレメント。
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