JP2003011031A - 環境対応型クーラント装置 - Google Patents

環境対応型クーラント装置

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JP2003011031A JP2001199065A JP2001199065A JP2003011031A JP 2003011031 A JP2003011031 A JP 2003011031A JP 2001199065 A JP2001199065 A JP 2001199065A JP 2001199065 A JP2001199065 A JP 2001199065A JP 2003011031 A JP2003011031 A JP 2003011031A
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  • Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
  • Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、微小スラッジが浮遊するダーテ
ィ液を過大な濾過負担を負わない一次フィルタと、二次
フィルタとで二段階に濾過することで、一次フィルタの
強度を確保し、スラッジ処理の簡単なクーラント用濾過
装置を提供する。 【解決手段】 工作機械6からのダーティ液が投入され
るダーティ液槽2で沈殿した沈殿スラッジS1は、ダー
ティ液槽2の底面2aに沿って移行するスクレーパコン
ベヤ10によって掻き取られて外部に排出される。一次
フィルタ20である筒形フィルタ21は、孔径が比較的
大きい細孔を有し微小スラッジを通過させる濾過負担の
少ないパンチングメタルによって高強度に構成される。
一次フィルタ20からの一次クリーン液の全量はそのま
ま直ちに送液ポンプ47によって微細な二次フィルタ5
0に供給され、高精度で濾過されてクリーン液に再生さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、工作機械等で使
用された切削油や研削油等のクーラントを濾過してクー
ラントに含まれる切屑や砥粒等の混合異物を除去し、ク
ーラントを再使用可能に再生するクーラント用濾過装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、切削機械や研削盤等の工作機械に
おいて、工具やワークの摩擦を減らすと共に加工部を冷
却する等のために使用された切削油や研削油等のクーラ
ントを再使用する工夫がなされている。工作機械から排
出されたクーラントは、工作機械における加工で生じた
大小様々な切屑や砥粒等の混合異物(スラッジ)を含ん
だダーティ液となっている。ダーティ液からスラッジを
除去することで再生されたクーラントが、工作機械等に
戻して再使用されている。クーラントからスラッジを除
去するには、通常、スクレーパコンベヤやエレメント交
換式のフィルタが用いられている。ダーティ液を浄化す
る濾過精度は、クーラントが供給される用途に応じて区
分して設定されている。例えば、スクレーパコンベヤに
よって一次処理されたクーラントは、濾過精度が低いの
で、マシンのベッドの洗浄や切屑流しに用いられてお
り、一次処理の後に二次フィルタで処理されたクーラン
トは、濾過精度が高いので、工作機械の加工部における
加工用のクーラントや高圧クーラントに使用されてい
る。
【0003】従来のスクレーパコンベヤを用いた濾過装
置の一例が図3,図4に示されており、図3はその概略
を示す側面図及びA−A断面図、そして図4は図3に示
す一次フィルタの斜視図である。図3に示すように、符
号1aで示す濾過装置は、その主要な本体部がクーラン
トタンク1b内に収容された状態に置かれている。濾過
装置1aは、ダーティ液が投入される本体ケースとして
のダーティ液槽2と、ダーティ液槽2から斜め上方にケ
ース状に延びる傾斜部17とを備えている。ダーティ液
槽2の底面2aはその一端が傾斜部17の斜面18と接
続して上方に延びている。傾斜した延長の上端はダーテ
ィ液槽2内のダーティ液の液面レベルLより上方に位置
し、この端部に排出口3が形成されている。排出口3の
下方には、排出されたスラッジを受け入れるスラッジ収
容箱4が設けられている。切削機械や研削盤等の工作機
械6から排出されたダーティ液は、工作機械6から延び
た排油ダクト7を通じて投入口5からダーティ液槽2に
投入される。ダーティ液中の比較的比重が大きなスラッ
ジ(砥粒も含まれる)は、沈殿してダーティ液槽2の底
面2a上に堆積して沈殿スラッジS1となるが、軽量又
は微小なスラッジは沈殿することなくダーティ液中に浮
遊する。
【0004】濾過装置1aには、ダーティ液槽2の底面
2a上に堆積した沈殿スラッジS1を掻き取るために、
スクレーパコンベヤ10が設けられている。スクレーパ
コンベヤ10は、多数個のスクレーパ11(一部にのみ
符号を付す)と、各スクレーパ11を走行移動させるた
め、平行に配置された左右一対のチェーン12,12と
で構成されている。各スクレーパ11は、長方形に形成
されたプレート形状を有しており、左右の両端がそれぞ
れ左右のチェーン12,12に連結されている。チェー
ン12,12は、駆動側スプロケット13と従動側スプ
ロケット14とに掛け渡されており、駆動側スプロケッ
ト13は駆動モータ15によって駆動チェーン16を介
して駆動される。従って、駆動モータ15によってチェ
ーン12,12が駆動されると、各スクレーパ11はダ
ーティ液槽2の底面2aを摺接しながら走行して沈殿ス
ラッジS1を掻き取り、更に、傾斜部17の斜面18上
を摺接しながら走行して、沈殿スラッジS1を排出口3
からスラッジ収容箱4内へと排出する。
【0005】ダーティ液槽2内には、筒形フィルタ21
から成るフィルタ装置20が設けられている。筒形フィ
ルタ21は図示では一つだけ設けられているが、クーラ
ント量に応じて、二つ以上の筒形フィルタを設けてもよ
い。筒形フィルタ21は、図4に示すように、周壁に多
数の細孔24が形成されたパンチングメタル23から成
っている。筒形の両端部では、ダーティ液槽2の側壁に
支持された中空の支持軸26の周りに軸受によって環状
の端板25が嵌合することで、筒形フィルタ21が閉塞
され、且つ、支持軸26に回転自在に保持されている。
少なくとも一方の端板25にはスプロケット(図示せ
ず)が取り付けられ、このスプロケットがスクレーパコ
ンベヤ10のチェーン12に噛み合わされているので、
スクレーパコンベヤ10が駆動されることで走行するチ
ェーン12によって、筒形フィルタ21が回転される。
【0006】中空の支持軸26は、その周壁において導
通孔(図示せず)を介して筒形フィルタ21の内部に開
口している。ダーティ液槽2には、筒形フィルタ21の
外周面に摺接する状態にスクレーパ27が配置されてお
り、パンチングメタル23の細孔24を塞ぐスラッジを
掻き取ってパンチングメタル23の目詰まりを防止して
いる。スクレーパ27によって掻き取られたスラッジ
は、ダーティ液槽2の底面2a上に沈降し、沈殿スラッ
ジS1となってスクレーパコンベヤ10で排出される。
ダーティ液中のスラッジは、筒形フィルタ21によって
濾過され、濾過後のクリーン液は、導通孔から中空の支
持軸26を通じてクーラントタンク1bへ流れ込む。ク
ーラントタンク1b内のクリーン液は、筒形フィルタ2
1によって一次処理された一次クリーン液である。な
お、一次クリーン液の液面レベルは、液面センサ29に
よって検出されている。
【0007】比較的比重が小さく筒形フィルタ21のパ
ンチングメタル23の細孔24を通過する微小なスラッ
ジは、ダーティ液槽2から支持軸26を通じてクーラン
トタンク1bに流入し、長期に渡って浮遊している間に
沈殿してスラッジS3として堆積する。この微小なスラ
ッジは、一部が沈殿し切らずに一次クリーン液中に浮遊
しており、その結果、浮遊するスラッジによって、クー
ラントタンク1b内のクリーン液を汲み上げて仕切弁9
を通して工作機械6に戻すクーラントポンプ8が目詰ま
りしたり、工作機械6での加工不良等のトラブルが発生
するおそれがある。従って、クーラントタンク1b内を
頻繁に清掃したりクーラントの更液を行う必要があり、
そのための作業の負担やコストが増加する等の問題点が
ある。そのため、一次フィルタとしての筒形フィルタ2
1に加えて、別途、二次フィルタとしてエレメント交換
式のフィルタで更に濾過しようとすると、二次フィルタ
のエレメント交換作業が必要となり、そのための管理と
作業とで作業者の負担は勿論のこと、エレメント交換の
ためのコスト負担が大きくなる。
【0008】微小なスラッジを取り除く方法として、筒
形フィルタ21のパンチングメタル23の細孔24を一
層細かく形成することが考えられるが、微小なスラッジ
を捕捉して濾過精度を向上しようとすると、パンチング
メタル23に形成する細孔24の孔径は、例えば、0.
5〜0.75mm程度に小さくする必要がある。一般
に、金属薄板に形成する孔の径は、打ち抜き加工上、そ
の金属薄板の板厚よりも小さくすることは困難であると
されている。微小なスラッジを取り除くために0.5m
m程度の孔径の細孔を形成するとなると、パンチングメ
タルの厚さも0.5mm程度に薄くする必要があり、パ
ンチングメタル23自体の強度が低下する。そのような
パンチングメタルを筒形フィルタ21に適用すると、例
えば、目詰まり防止用のスクレーパ27が摺接するのに
対して長期に渡って強度的に耐えることが困難になり、
変形したり破れたりする。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】そこで、ダーティ液に
含まれる比重が比較的大きいスラッジについてはダーテ
ィ液槽の底面に沈殿させてスクレーパコンベヤで処理
し、沈殿しきれないスラッジが浮遊するダーティ液をロ
ーリングフィルタ等の一次フィルタとその後の二次フィ
ルタとで二段階に濾過し、その二段階の濾過に際して、
一次フィルタの濾過負担と、一次フィルタを通過した微
小スラッジを含む一次クリーン液を、途中で微小スラッ
ジの沈殿や堆積というメンテナンスが必要な事態を生じ
させることなく、二次フィルタへ供給する仕方とを工夫
する点で解決すべき課題がある。
【0010】この発明の目的は、ダーティ液を二段階で
濾過するに際して、一次フィルタに過大な濾過負担を負
わせないことで一次フィルタに長期に渡って使用可能と
する強度を確保し、一次フィルタを通過後の一次クリー
ン液の二次フィルタへの供給の仕方を工夫することで、
二次処理後には微小スラッジを含まない高度にクリーン
なクーラントに再生し、再生クーラントを汲み上げる送
りポンプがスラッジによって目詰まりを起こすのを防止
すると共に工作機械での加工不良等のトラブルを防止
し、更に、二次フィルタに送られる一次クリーン液から
微小スラッジが沈殿したり堆積したりする現象を回避し
て、微小スラッジを頻繁に清掃するという作業やクーラ
ントの更液作業を行う必要もなくして、メンテナンス作
業の負担を軽減し、運転コストを低下させることができ
るクーラント用濾過装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明による環境対応
型クーラント装置は、工作機械からのスラッジが混入し
たクーラントがダーティ液として投入されるダーティ液
槽、ダーティ液槽の底面に沈殿したスラッジを掻き取っ
て外部に排出するスクレーパコンベヤ、ダーティ液槽内
に配設されてスラッジを濾過する一次フィルタ、一次フ
ィルタの出口側に接続され且つ一次フィルタを通過した
微細なスラッジを含む一次クリーン液を全量送る送液手
段、及び送液手段によって送られる一次クリーン液を濾
過してクーラントとして再使用可能な二次クリーン液に
再生する二次フィルタから構成されている。
【0012】この環境対応型クーラント装置によれば、
工作機械からのスラッジを含むダーティ液がダーティ液
槽に投入されると、比較的比重の大きなスラッジはダー
ティ液から沈殿し、ダーティ液槽の底面に沈殿して沈殿
スラッジを形成する。ダーティ液槽内に配置されている
スクレーパコンベヤは、ダーティ液槽の底面に沿って移
行する排出行程で沈殿スラッジを掻き取って外部に排出
する。一次フィルタは、例えば、微小スラッジを通過さ
せるような、所定以上の大きさのスラッジを濾過するフ
ィルタであるので、強度を犠牲にして目を細かくして過
大な濾過負担を強いられることがなく、長期に渡って使
用し続けることができる強度を備えることが可能であ
る。一次クリーン液の全量はそのまま直ちに微細な二次
フィルタに供給されるので、一次クリーン液が一旦タン
クに貯留されて一次クリーン液から微小スラッジが堆積
しメンテナンスが必要になるという事態も生じない。ダ
ーティ液は、一次フィルタと二次フィルタとで高い精度
で濾過され、再使用可能なクリーン液に再生される。
【0013】この環境対応型クーラント装置において、
前記一次フィルタは、板厚が略1.0mmであり且つ孔
径が略1.0mmの多数の孔が打抜き形成されたパンチ
ングメタルを筒状に成形したローリングフィルタとする
ことができる。パンチングメタルの板厚が略1.0mm
あれば、筒状に成形したときに相当の強度、例えば、パ
ンチングメタルの目詰まりを防止するためにスラッジを
掻き落とすスクレーパを筒状の外周面に摺接させても、
十分の強度が確保される。また、送液手段は、ローリン
グフィルタの筒状内部に連通した中空の支持軸と二次フ
ィルタの導入側とに接続された送液パイプ、及び送液パ
イプの途中に配置された送液ポンプを備えることができ
る。ローリングフィルタによって濾過されて筒状内部に
入った一次クリーン液は、送液ポンプによって中空の支
持軸から送液パイプを通じて吸い出されて、二次フィル
タに供給される。
【0014】更に、この環境対応型クーラント装置にお
いて、二次クリーン液を、ダーティ液槽の上に配設され
た二次クリーン液槽に貯留し、二次クリーン液槽からク
ーラントとして工作機械に戻すことが好ましい。ダーテ
ィ液槽の上に二次クリーン液槽を配設することにより、
環境対応型クーラント装置は、全体としてコンパクトに
構成され、ダーティ液槽から二次クリーン液槽へ、及び
二次クリーン液槽から工作機械への必要な配管が最小限
に抑えられ、製造コストも軽減される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しつつ、こ
の発明の実施例を説明する。図1は環境対応型クーラン
ト装置の側面図である。図1において、スクレーパコン
ベヤそれ自体の構造は図3に示すものと同様であってよ
いので、同じ構成要素や部位については図3において付
されたのと同じ符号を付すことで、再度の詳細な説明を
省略する。図2に示す一次フィルタである筒形フィルタ
については、パンチングメタル等の強度に関する事項、
及び二次フィルタへの送液する方法が異なる以外、図4
に示す筒形フィルタと同様の構造を有している。
【0016】図1〜図2を参照すると、この発明による
環境対応型クーラント装置1においては、工作機械6か
らのダーティ液が投入されるダーティ液槽2は、装置の
基部を占めており、一側で傾斜部17が斜め上方に延び
ている。ダーティ液槽2では、ダーティ液中の比較的比
重が大きいスラッジが沈殿してダーティ液槽2の底面2
a上に堆積する。底面2aに堆積したスラッジS1は、
スクレーパコンベヤ10によって、傾斜部17を通って
排出口3から濾過装置の外のスラッジ収容箱4に排出さ
れる。ダーティ液槽2内には、クーラント用濾過装置1
の一次フィルタとして、筒形フィルタ21が配置されて
いる。
【0017】筒形フィルタ21は、図4に示したフィル
タと同様の構造を有しているが、孔径1.0mmの多数
の細孔24が打抜き形成されたパンチングメタル23を
筒状に成形したローリングフィルタである。細孔24の
打抜き径が1.0mm程度の大きな値であるので、打抜
き加工が施されるパンチングメタル23としては、肉厚
が1.0mm程度の比較的厚い金属シートを用いること
ができる。筒形フィルタ21は強度が確保された頑丈な
構造となっているので、筒形フィルタ21がスラッジで
目詰まりを起こすのを防止するためにスクレーパ27を
摺接させて常時クリーニングを掛けても、筒形フィルタ
21には、パンチングメタル23が変形や破損する等の
強度不足に起因した不具合を生じることがない。一次フ
ィルタ20では、パンチングメタル23に形成される細
孔24の孔径に応じたスラッジを確実に濾過することが
できる。しかしながら、パンチングメタル23の細孔2
4は微小孔ではないので、微細なスラッジは筒形フィル
タ21では濾過されない。
【0018】筒形フィルタ21の中空の支持軸26から
延びる送液パイプ28(図2参照)は、送液ポンプ4
7、仕切弁48及び送液パイプ49を通じて、二次処理
を行う二次フィルタ50に接続されている。従って、一
次フィルタ20で濾過された一次クリーン液は、送液パ
イプ28に流れ込み、送液ポンプ47によって全量吸引
されてそのまま直ちに二次フィルタ50に送り込まれ
る。一次クリーン液は、二次フィルタ50に送られる前
にタンクに貯留するということがないので、一次クリー
ン液に含まれる微小スラッジがタンクに沈殿して堆積
し、その除去処理等のメンテナンスを迫られるという事
態が本来的に生じない。
【0019】二次フィルタ50は、例えば、サイクロン
濾過装置等のエレメント不要な高性能フィルタである。
二次フィルタ50では、微小スラッジが濾過され、例え
ば、10μm程度の高い濾過精度が得られる。また、二
次フィルタ50ではエレメントの交換作業が不要である
ので、産業廃棄物が出ることもない。二次フィルタ50
で濾過されたクーラントは、二次クリーン液として送液
パイプ51を通じて二次クリーン液槽52に移される。
二次フィルタ50で濃縮された濃縮ダーティ液は、小型
沈殿コンベヤ58によって処理され、濾過された微小ス
ラッジS2はスラッジ収容箱53に排出される。二次ク
リーン液は、高精度に濾過された再生クーラントであ
り、クーラントポンプ57のポンプ作用によってそのま
まクーラントパイプ56を経て工作機械6の加工部に送
られて再使用される。
【0020】二次クリーン液槽52に配設されている液
面センサ54は、二次クリーン液槽52内の二次クリー
ン液の液面レベルL2を検出し、送液ポンプ47及びク
ーラントポンプ57の運転制御のための情報を与えてい
る。二次クリーン液槽52でオーバーした二次クリーン
液は、送液パイプ55によってダーティ液槽2に戻され
る。二次クリーン液槽52は、ダーティ液槽2の上に配
設されているので、環境対応型クーラント装置1は、全
体としてコンパクトに構成され、配管についても、ダー
ティ液槽2と二次クリーン液槽52との間における送液
パイプ28,49、及び二次クリーン液槽52から工作
機械6へのクーラントパイプ56のように、必要な配管
が最小限の長さに抑えられ、クーラント用濾過装置1の
製造コストの軽減に寄与している。
【0021】この実施例においては、以上のように、ク
ーラントにスラッジが混入したダーティ液は、先ず、ダ
ーティ液槽2に投入され、比較的大きく重量の重いスラ
ッジは底面2aに堆積して沈殿スラッジS1となる。ダ
ーティ液槽2に設けられた筒形フィルタ21は、一次フ
ィルタとしてダーティ液中に漂うスラッジを回収し、ス
ラッジはスクレーパ27で掻き落とされて沈殿スラッジ
S1となる。これらの沈殿スラッジS1はスクレーパコ
ンベヤ10によって掻き取られて排出口3から濾過装置
の外へ排出される。筒形フィルタ21を濾過されずに通
過した微小スラッジを含む一次クリーン液は、全量が送
りポンプ47によって直ちに二次フィルタ50に送り込
まれる。二次フィルタ50では微小スラッジを含む一次
クリーン液を高精度で濾過し、濾過された微小スラッジ
を機外に排出して、得られた二次クリーン液は再使用可
能な再生クーラントとして工作機械等の用途に供され
る。
【0022】
【発明の効果】この発明は、上記のように構成されてい
るので、次のような効果を奏する。即ち、この環境対応
型クーラント装置においては、ダーティ液槽に投入され
るダーティ液に含まれるスラッジのうち、比較的比重の
大きなスラッジは、ダーティ液槽の底面に沈殿して沈殿
スラッジを形成し、スクレーパコンベヤの排出行程で掻
き取られて外部に排出される。一次フィルタで濾過され
た一次クリーン液は、全量がそのまま直ちに微細な二次
フィルタに供給され、二次フィルタで高い精度で濾過さ
れて、再使用可能なクリーン液に再生される。従って、
一次フィルタには微細なスラッジまで濾過するという過
大な濾過負担を負わせる必要がなく、一次フィルタを、
例えば、板厚が比較的厚いパンチングメタルを採用する
ことで強度が高い頑丈な構造に構成でき、その寿命を長
く維持することができる。また、二次処理後には微小ス
ラッジをも含まない高度にクリーンなクーラントに再生
することで、再生クーラントを汲み上げるクーラントポ
ンプがスラッジによって目詰まりを起こすことがなく、
工作機械での加工不良等のトラブルが防止できる。更
に、一次フィルタで濾過された一次クリーン液は、一旦
タンクに貯留されることがないので、一次クリーン液か
ら微細なスラッジが堆積するというような事態は本来的
に生じることがなく、タンク内を頻繁に清掃するといっ
たメンテナンスや、クーラントの更液が必要なくなり、
作業の負担が軽減され、運転コストや管理コストを低く
抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】環境対応型クーラント装置の概略説明図。
【図2】図1に示された環境対応型クーラント装置に用
いられる一次フィルタ及び送液手段の一部を示す斜視
図。
【図3】従来の濾過装置の一例を示す概略図。
【図4】図3に示された濾過装置に用いられる一次フィ
ルタの斜視図。
【符号の説明】
1 環境対応型クーラント装置 2 ダーティ液槽 2a 底面 6 工作機械 10 スクレーパコンベヤ 11 スクレーパ 20 フィルタ装置(一次フィルタ) 21 筒形フィルタ(ローリングフィルタ) 23 パンチングメタル 24 細孔 26 支持軸 28 送液パイプ 47 送液ポンプ 49 送液パイプ 50 二次フィルタ 52 二次クリーン液槽 S1 沈殿スラッジ S2 微小スラッジ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01D 36/04 B01D 36/04 B24B 55/03 B24B 55/03 Fターム(参考) 3C011 BB34 3C047 GG00 GG17 4D026 BA01 BB03 BC24 BC26 BD01 BD06 BE01 BE05 BE11 BF20 BF21 BF24 4D066 AA04 AB06 BB22 BB31 FA06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工作機械からのスラッジが混入したクー
    ラントがダーティ液として投入されるダーティ液槽、ダ
    ーティ液槽の底面に沈殿したスラッジを掻き取って外部
    に排出するスクレーパコンベヤ、ダーティ液槽内に配設
    されてスラッジを濾過する一次フィルタ、一次フィルタ
    の出口側に接続され且つ一次フィルタを通過した微細な
    スラッジを含む一次クリーン液を全量送る送液手段、及
    び送液手段によって送られる一次クリーン液を濾過して
    クーラントとして再使用可能な二次クリーン液に再生す
    る二次フィルタから成る環境対応型クーラント装置。
  2. 【請求項2】 前記一次フィルタは、板厚が略1.0m
    mであり且つ孔径が略1.0mmの多数の孔が打抜き形
    成されたパンチングメタルを筒状に成形したローリング
    フィルタであることから成る請求項1に記載の環境対応
    型クーラント装置。
  3. 【請求項3】 前記送液手段は、ローリングフィルタの
    筒状内部に連通した中空の支持軸と二次フィルタの導入
    側とに接続された送液パイプ、及び送液パイプの途中に
    配置された送液ポンプを備えていることから成る請求項
    2に記載の環境対応型クーラント装置。
  4. 【請求項4】 前記二次クリーン液は、ダーティ液槽の
    上に配設された二次クリーン液槽に貯留され、二次クリ
    ーン液槽からクーラントとして工作機械に戻されること
    から成る請求項1に記載の環境対応型クーラント装置。
JP2001199065A 2001-06-29 2001-06-29 環境対応型クーラント装置 Expired - Lifetime JP3648177B2 (ja)

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