JP2003137563A - 合成石英ガラス塊から光学的に高品質の大型の光学的部材を製造する方法と装置、およびそれを用いて製造された光学的部材。 - Google Patents

合成石英ガラス塊から光学的に高品質の大型の光学的部材を製造する方法と装置、およびそれを用いて製造された光学的部材。

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JP2003137563A JP2002235863A JP2002235863A JP2003137563A JP 2003137563 A JP2003137563 A JP 2003137563A JP 2002235863 A JP2002235863 A JP 2002235863A JP 2002235863 A JP2002235863 A JP 2002235863A JP 2003137563 A JP2003137563 A JP 2003137563A
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Frank Elsmann
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】合成石英ガラス塊から光学的に高品質の大型の
光学的部材を製造する。 【解決手段】石英ガラス塊を、保護ガス雰囲気を持つ炉
の中で部材モールドに入れ、軟化点より50から170
K高く加熱する。この加熱温度を20から90分維持
し、この保持時間の間この石英ガラス塊を部材モールド
に押し込む。これにより良好な投入量あたり収率を得な
がら石英ガラスにマイルドな処理を行い、エネルギー投
入量を軽減し、部材モールドに完全な充てんを達成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、特許請求の範囲に記載の種類
の、合成石英ガラス塊から光学的に高品質の大型の光学
的部材を製造する方法と装置、およびそれを用いて製造
された光学的部材に関する。
【0002】知られているように、寸法の大きな、また
は広範囲に屈折率均一性が良好な石英ガラス部品を製造
するには、それよりも寸法の小さい石英ガラス塊の加熱
追加成形が必要である。その際それよりも寸法の大きい
モールドに投入された石英ガラス塊は、炉の中で一定時
間、軟化点(軟化温度≒1600℃)より約200K高
い温度にさらされる。これにより石英ガラス塊のモール
ドへの流入が生じるが、このモールドの内側輪郭は、追
加成形後の石英ガラス部品における所望の新しい外側輪
郭に相当する。当初ジオメトリーおよび目標ジオメトリ
ーに応じて、1つの追加成形には最大3つの工程を順次
行わなければならない。これによりとくに石英ガラス部
品の表面領域で、屈折率均一性、透過率、蛍光およびH
2−含有量の著しい変化を生じるが、これらの変化は、
プロセスパラメーターやプロセス段階に応じて、その作
用や侵入の深さが強くなる。さらには光学的均一性に局
部的な欠陥が比較的しばしば現れ、これらの欠陥は、結
像システムの仕様書に定める屈折率分布の勾配や残留均
一性に不利な影響を持つ。とくにEP1069084に
より石英ガラスを成形する方法と装置が知られている
が、この場合、石英ガラスから付着泡を除去しなければ
ならず、弾性と気体透過性ある素材によるモールドが構
想されており、追加成形は温度1750から1850℃
で行われる。
【0003】本発明の課題は次のような方法を得ること
である。すなわち、良好な投入量あたり収率を得なが
ら、合成石英ガラス塊から光学的に高品質の大型の光学
的部材を製造する方法であって、かつ石英ガラスにマイ
ルドであり、とくにH2−含有量を減少させず、エネル
ギー投入を軽減し、モールドに完全に充てんできるよう
にする方法を得ることである。
【0004】本発明はこの課題を、請求項1の諸特徴に
よって解決し、従属請求項の諸特徴によってそれを精細
化する。加熱温度を引き下げることにより、とくに軟化
点より30から150K高いだけとすることにより、必
要なエネルギー投入を節減(1サイクルあたり最大25
kWhまで)するだけでなく、H2−含有量の維持が改
善され、屈折率均一性、UV−透過率、蛍光挙動のそれ
ぞれの変化が、知られている方法よりも少ない。これに
より、追加成形された光学的部材の周縁領域で、廃棄物
となるものが少なくなる。石英ガラス塊に圧力が作用す
るので、加熱温度の引き下げ、加熱時間あるいはプロセ
ス時間の短縮、部材モールド(下向きプレスモールド)
への石英ガラス塊の流入の改善が可能となる。したがっ
て、下向きプレスモールドの隅々まで十分充てんされ
る。
【0005】炉を含む加熱装置もまた熱負荷が少なくな
る。
【0006】この加熱温度を20から90分維持するな
らば、有利な解決が得られる。この場合圧力の強さと保
持温度の継続時間の間には間接的な比例関係がある。圧
力をかける前の石英ガラス塊の加熱は、1から50K/
分の速さで行うことができる。成形された石英ガラス塊
の冷却は50K/分の速さで、または場合によってはそ
れより著しく遅い速さで、時にはごく短時間だけ行うよ
うにするのが有利である。プレス装置は、1つの実施形
態では保護ガス雰囲気(窒素、アルゴン)を持つ炉の中
に設けられる。このプレス装置は、石英ガラス塊の上面
にほぼ平行なプレス板を備え、このプレス板が上面を圧
迫するが、その圧力を調節できるものとする。プレス板
は湾曲したものとすることもでき、好ましくは黒鉛製と
する。1つの簡単な解決法で用いられるプレス板は、少
なくとも2つ、好ましくは3つまたは4つの黒鉛製コラ
ム上のブシュを用いて正確に案内され、その重量物が外
部からの力として石英ガラス塊に働く。重量物の代わり
に圧縮ばねを用いることもできる。この圧力はそのほ
か、炉の内部または外部に設けた機械式、油圧式および
/または気圧式装置によって生じ、適切な結合手段、た
とえばロッドによってプレス板に伝達することもでき
る。プレス板と同様に下向きプレスモールドの内側底面
を、凹面または凸面に湾曲したものとすることができ
る。また1つのプレス装置で複数の石英ガラス塊を、複
数の、場合によってはさまざまに異なる下向きプレスモ
ールドで加工できる。
【0007】状基本発明の手段により製造された光学的
部材(石英ガラスプレート)は、少なくとも500mm
というエッジ長さあるいは直径を得られる点ですぐれて
いる。
【0008】下記に1つの実施例の略図を用いて本発明
をさらに詳しく説明する。
【0009】不活性ガス雰囲気を持つ適切な形状の炉1
の中に2つの下向きプレスモールド2、3を設け、これ
らのモールドは好ましくは黒鉛製とし、所望の寸法と内
側輪郭を持つものとする。これら下向きプレスモールド
は円形あるいは四角形とし、かつ平面または湾曲した内
面を備えるものとすることができる。その側面寸法は1
000×600mmとすることができる。
【0010】下向きプレスモールド2、3の中央に石英
ガラス塊4、5を挿入するが、これら石英ガラス塊は、
後の使用目的を考慮の下に、先行する加工工程(機械的
または熱追加成形による加工)により、円筒形または直
方体に形成されたものとすることができる。
【0011】下向きプレスモールド2、3は、石英ガラ
ス塊4、5とともにプレス装置7の台板6上に載せられ
る。プレス板8は、案内用コラム9、10またはそのほ
かの適切な案内手段によって正確に平行に案内される
が、このプレス板を石英ガラス塊4、5の上面11、1
2に載せる。プレス板8の下側のプレス面13は、基本
的に平面、凹面または凸面に成形されているものとする
ことができる。プレス板8の上には、調節可能なプレス
重量物14を載せる。プレス重量物14の代わりに外部
に設けたプレス手段19から、ロッドそのほかの結合手
段15、16を用いて、プレス板8に圧力を導くことが
できる。プレス重量物14あるいはプレス手段19は、
機械式、油圧式および/または気圧式とすることができ
る。プレス重量物14は、石英ガラス塊4、5に働く圧
力が10kPaから500kPa、たとえば100kP
aとなるように選択する。
【0012】炉1および石英ガラス塊4、5の加熱は、
ヒーター17、18を用い、好ましくは1から50K/
分、たとえば10K/分の加熱速度で行う。追加成形段
階では温度を、使用されている下向きプレスモールド
2、3および石英ガラス塊4、5に応じて、軟化点(訳
注:カッコないも「軟化点」)1600℃よりもわずか
に50から170K、たとえば70K高くし、あるいは
従来の技術による標準的下向きプレス法よりも30から
150K低くする。そのほか加えられる圧力によって追
加成形段階の滞留時間を、従来の技術と比較して20か
ら60分短縮して、20から90分に、たとえば30分
にすることができる。
【0013】プレスされた石英ガラス体の冷却は、好ま
しくは50K/分以下、たとえば5K/分の冷却速度で
行う。その際それぞれ冷却速度が異なるさまざまな冷却
段階を設けることが可能である。
【0014】冷却後に装置7を炉1から取り外し、追加
成形された石英ガラス体を下向きプレスモールド2、3
から取り外す。
【0015】プレス装置を使用することにより、寸法が
非常に大きい場合(たとえば600×600mm)で
も、下向きプレスモールドに石英ガラスを完全に装入す
ることができる。
【0016】直方体の下向きプレスモールドが隅々まで
完全に充てんされる。
【0017】たとえば平面と凸面からなる石英ガラス体
の形成が実現できる。
【0018】モールドのジオメトリーのいかんにかかわ
らず下向きプレスモールドに完全に充てんできることに
より、投入量あたり収率が向上する。
【0019】追加成形段階の温度が30から150K低
くなり、同時に追加成形段階が20から90分短縮され
ることにより、石英ガラスの熱負荷が著しく減少する。
このため、屈折率均一性、透過率、蛍光およびH2−含
有量の変化は、表面に近い領域、明らかにより小さい領
域でのみ生じることになる。
【0020】追加成形された石英ガラス部品に対して必
要な表面の除去は最大10mm軽減できるが、このこと
は、それぞれの石英ガラス部品に応じて投入量あたり収
率が最大30%向上することを意味する。
【0021】コラム9、10によって平行に案内される
プレス板8が加える圧力によって、石英ガラス体は追加
成形段階において安定した案内を受ける。追加成形段階
における対称性の逸脱は防止される。このため、たとえ
ば追加成形された石英ガラス部品には屈折率が対称的に
分布することになり、これによりたとえば屈折率勾配の
減少が得られる。
【0022】本発明の応用範囲は、均一性、193nm
透過性、蛍光およびレーザーダメージ安定性に対する要
求が高くなっている製品シリーズのためのすべての追加
成形である。それには次のものが含まれる: −下記のものを製造するための合成石英ガラス製の半製
品。 −248nm用途のための投影システム。 −193nm用途のための照射システム。 −193nm用途のための投影システム。 −均質な大型プレート(流れ距離が大きいため)。 −基板ブロック、とくにArF−グレードのもの。 −表面輪郭を事前成形された半製品。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1つの実施例を示す略図である。
【符号の説明】
1 炉 2、3 下向きプレスモールド、部材モールド 4、5 石英ガラス塊 6 台板 7 プレス装置 8 プレス板 9、10 案内手段、案内コラム 11、12 上面 13 下側のプレス面 14、19 プレス手段、プレス重量物 15、16 結合手段、ロッド 17、18 ヒーター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ノルマン シェーンヘール ドイツ連邦共和国 D−07743 イエナ ドルンブルガー シュトラッセ 117

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成石英ガラス塊から光学的に高品質の
    大型の光学的部材を製造する方法であって、すなわち、
    保護ガス雰囲気中において石英ガラス塊を部材モールド
    の中でその軟化点以上に加熱し、部材モールドによって
    あたえられた形状とする上記の方法において、石英ガラ
    ス塊をその軟化点よりわずかだけ高く加熱することと、
    石英ガラス塊の上面全体にプレス装置が10から500
    kPaで均一に作用することと、石英ガラス塊は軟化点
    よりわずかだけ高い加熱温度で、プレス装置が加熱する
    間一定に保持されることとを特徴とする、上記の方法。
  2. 【請求項2】 石英ガラス塊は軟化点より50から17
    0K高く加熱されることを特徴とする、請求項1に記載
    の方法。
  3. 【請求項3】 上記加熱温度を20から90分保持する
    ことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 プレス装置が、案内装置にそって上面に
    ほぼ直角に移動可能なプレス板を備え、このプレス板が
    上面に作用することを特徴とする、請求項1に記載の方
    法。
  5. 【請求項5】 プレス板と上面との間に付着防止層を設
    けることを特徴とする、請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】石英ガラス塊の加熱が1から50K/分の
    速さで行われることを特徴とする、請求項1に記載の方
    法。
  7. 【請求項7】 成形された石英ガラス体が50K/分以
    下の速さで冷却されることを特徴とする、請求項1に記
    載の方法。
  8. 【請求項8】 プレス板の圧力が調節可能であることを
    特徴とする、請求項4に記載の方法。
  9. 【請求項9】 プレス板の下面および/または部材モー
    ルドの下側内面が湾曲した形状であることを特徴とす
    る、請求項4に記載の方法。
  10. 【請求項10】 同時に複数の塊が1つのプレス装置に
    よって加工されることを特徴とする、請求項1に記載の
    方法。
  11. 【請求項11】 請求項1から10に記載の方法を実施
    する装置において、すなわち、各部材モールド(2、
    3)中にある少なくとも1つの石英ガラス塊(4、5)
    のためのヒーター(18、19)を炉(1)の中に備え
    る上記の装置において、部材モールド(2、3)がプレ
    ス装置(7)の台板(6)の上に配置されて、案内用コ
    ラム(9、10)を備え、プレス手段(14)の作用の
    下にあるプレス板(8)をこのコラムにそって動かすこ
    とができ、このプレス板の下側のプレス面(13)が石
    英ガラス塊(4、5)の上面(11、12)に押し付け
    られ、したがってこの石英ガラス塊は部材モールド
    (2、3)によってあたえられる形状にプレスされるこ
    とを特徴とする、上記の装置。
  12. 【請求項12】 プレス手段(14)が炉(1)の外に
    配置され、結合手段(15、16)を介してプレス板
    (8)に作用することを特徴とする、請求項11に記載
    の装置。
  13. 【請求項13】 エッジの長さあるいは直径が少なくと
    も500mmあることを特徴とする、前記各請求項のい
    ずれかに従って製造された石英ガラスプレート。
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