JP2003154682A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JP2003154682A
JP2003154682A JP2001358031A JP2001358031A JP2003154682A JP 2003154682 A JP2003154682 A JP 2003154682A JP 2001358031 A JP2001358031 A JP 2001358031A JP 2001358031 A JP2001358031 A JP 2001358031A JP 2003154682 A JP2003154682 A JP 2003154682A
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ink
unit
ejection
head unit
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JP2001358031A
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Hiroshi Hashi
寛 橋
Toshihiro Kitahara
俊弘 北原
Takusane Sugaya
卓実 菅谷
Katsunori Kumai
克範 熊井
Fujio Kosaka
富士夫 小坂
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17503Ink cartridges
    • B41J2/17506Refilling of the cartridge
    • B41J2/17509Whilst mounted in the printer

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  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ヘッドを記録位置と回復動作位置との間で移動
させても、インク供給路に損傷を与えることなく、耐久
性、信頼性の向上を実現する。 【解決手段】ヘッドユニット5に保持されているヘッド
4Y,4M,4C,4Kと、外部に設置されているイン
ク貯留手段15Y,15M,15C,15Kとを接続す
るインク供給路17Y,17M,17C,17Kを、ヘ
ッドユニット5を回動自在に支持する回動軸7の近傍を
経由して配設する。インク供給路17Y,17M,17
C,17Kを回動軸7の近傍を経由して外部のインク貯
留手段15Y,15M,15C,15Kに接続したの
で、ヘッドユニット5を回動させてもインク供給路17
Y,17M,17C,17Kがヘッドユニット5から浮
き上がってしまうことがなく、又ヘッドユニット5の移
動を確保する余分なたるみを、インク供給路17Y,1
7M,17C,17Kに保有させておく必要もない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットに
より記録を行なうヘッドと吐出回復手段とを備えるイン
クジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ヘッドのノズル内でインクが凝
固したり、或いはインクの粘度が高くなったりすると、
インクの不吐出が発生して印字の掠れといった印字品位
の低下を来すことから、記録位置とは離れた箇所にイン
クの吐出を回復させる回復動作位置を設け、この回復動
作位置にノズル内のインクを強制吸引する吐出回復手段
を設ける一方、インクの回復動作位置と記録位置とに渡
ってヘッドを移動自在とし、必要に応じてヘッドを回復
動作位置へ移動させて、ノズル内のインクを強制吸引さ
せることによってノズルの吐出機能を回復させる技術が
種々提案されている。
【0003】例えば特開平6-143554公報には、記録領域
の全幅にわたる多数のノズルを備えた印字ヘッドを、そ
の一端側を軸として回動可能に支持し、記録媒体に対す
る記録位置とインクの回復動作位置とにわたって移動自
在に設けると共に、ノズルのインク吐出部の全域にわた
って当接可能で且つ印字ヘッドの長手方向に移動自在な
ベルトを回復動作位置において昇降可能に設け、このベ
ルトに印字ヘッドの長手方向一部のノズルに対応させて
開口部を形成し、当該開口部にエア吸引手段を接続する
ように構成した回復手段を備える技術が開示されてい
る。
【0004】そして、印字ヘッドに対して吐出回復処理
を行なう際は、印字ヘッドをその一端側を軸として回動
させ、印字ヘッドのインク吐出方向を記録時の方向に対
して略直角方向である回復動作位置に変える。又、ヘッ
ド移動に際しては、回復手段は移動の邪魔にならない退
避位置に切り替えられる。
【0005】この場合、印字ヘッドの記録位置と回復動
作位置とには位置検出センサが配設されており、この位
置検出センサによって印字ヘッドが回復動作位置にある
ことを検出すると、回復手段を上昇させ、この状態で、
印字ヘッドに対して吐出回復処理が行なわれる。
【0006】より具体的には、ヘッド吐出面に当接した
ベルト開口部を介して印字ヘッドの吐出口からインクを
吸引させながらベルトを印字ヘッドの吐出口列の沿って
移動させ、それによってヘッドに設けられている吐出口
を端から端まで順次吸引を行なう。
【0007】又、印字ヘッドを記録位置から回復動作位
置まで移動させる手段として、パルスモータと扇状のギ
ヤによって印字ヘッドに伝達することにより印字ヘッド
を回動させ、2つの位置検出センサによる位置検出によ
って、印字ヘッドの位置を検出し、駆動制御するように
している。
【0008】一方、例えば特許第2700579号公報には、
記録領域の全幅にわたる多数のノズルを備えた印字ヘッ
ドを、その一端側を軸として回動可能に支持し、記録媒
体に対する記録位置とヘッドのキャップ位置との間を移
動自在に設けると共に、印字ヘッドの移動経路中で、且
つ印字ヘッドのインク吐出面に摺接可能な位置にワイプ
部材を配置した技術が維持されている。
【0009】この先行技術では、印字ヘッドが、記録位
置とキャップ位置との間を移動する途中で、印字ヘッド
の移動動作によってインク吐出面をワイプすることがで
きる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特許第270057
9号公報には、ヘッド部へインクを供給するインク供給
路をどのように構成するかについて具体的記述がない。
【0011】又、特開平6-143554号公報に示されている
インク供給ラインは、インクカートリッジから印字ヘッ
ドへ至る経路途中で係止されておらず、従って、ヘッド
を回動させるとその位置を規制する手段がないために、
インク供給ラインが自由に移動可能な状態となり、イン
ク供給ライン近傍にあるヘッド回動用モータのギヤ部等
の部品と干渉して損傷を受け易くなる。
【0012】インク供給ラインが損傷を受けると、印字
ヘッドへのインク供給不良や、供給ラインの破断を引き
起こす原因となり、耐久性、信頼性の低下や、インクに
よる機内汚れなどを招いてしまう。
【0013】また、多色印刷では、複数の印字ヘッドを
必要とし、これらを1つの印字ヘッドユニットに収納す
る構造であるため、特開平6-143554号公報、特許第2700
579号公報に開示されている技術では、印字ヘッドを回
動させるのに広い空間(回動半径)を必要とし、又吐出回
復手段を収容するスペースも大きくなってしまうため、
装置全体が大型化してしまう不都合がある。
【0014】又、例えば、キャップと保守噴射用のイン
ク受けを設けた場合には、それぞれ2倍のスペースを必
要とすることになる。しかし、このような空間は、ヘッ
ドを吐出回復系に対向させるためだけに必要とするもの
であるため無駄な空間となり、装置の一層の大型化を招
いてしまう不具合がある。
【0015】又、特開平6-143554号公報に開示されてい
る技術では、印字ヘッドの位置を検出する2つの位置検
出センサの出力に基づいて回復手段の位置を切り替える
ようにしているが、印字ヘッドの移動、印字ヘッドと回
復手段との相対的移動をどのように制御するかについて
は開示されていない。
【0016】移動するヘッドが、吐出回復動作を終了し
て再度記録位置へ回動復帰したときの位置の再現性を考
慮すると、上述した各先行技術に開示されているよう
に、印字ヘッドの一端部に回動中心があり、他端部にイ
ンク吐出部が構成されている場合は、回動中心からイン
ク吐出面までの距離である回動半径によって僅かな回動
角度の誤差が拡大してしまう。
【0017】すなわち、回動半径をR、回動軸部分での
回動角度誤差をΔθとした場合、インク吐出部における
位置の誤差(周方向≒記録媒体の搬送方向)Δxは、Δx=
R・Δθによっておおまかに表すことができる。誤差Δ
θの要因として、駆動源が含む誤差、駆動伝達系での誤
差やガタ、位置検出センサ部の誤差等が挙げられる。
【0018】上述した先行技術に開示されているパルス
モータはステップ的(所定の回転角度、例えば1°毎)に
しか駆動できないため、位置決めには誤差が含まれる。
又、一般に用いられる位置検出センサの検出精度には、
バラツキ(例えば±0.5mm)がある。更に、モータ駆動力
を伝達するギヤ間のバックラッシュもあるため、記録位
置へ復帰したときの印字ヘッドの位置の再現性に問題が
ある。記録媒体の媒体面に対する印字ヘッドの角度にば
らつきが生じてしまうと、保守動作を行なうたびに記録
媒体上でのインク着弾位置が、保守動作前の位置に対し
てずれてしまい、その結果、記録媒体のエッジに対する
印字部の先頭位置がずれることになる。又、バックラッ
シュの分だけ、ガタを持つことになり、このガタに起因
する幅の中で着弾位置にばらつきが生じてしまう。
【0019】更に、カラー印刷を行なう際には、複数の
色ヘッドを有するヘッド部は、YMCK構成であれば、
4列の吐出口列を有する構成となり、上述した先行技術
のように動作させると、位置再現性の悪さに起因するず
れだけではなく、各色間での色ずれが生じるという不具
合も発生する。
【0020】本発明はこれらの点に着目し、第1の目的
は、インク供給路に損傷を与えることなく、ヘッドを記
録位置と回復動作位置との間で移動可能とするインクジ
ェット記録装置を提供することにある。
【0021】本発明の第2の目的は、ヘッドの数に拘わ
らず、コンパクトな空間で記録動作と吐出回復動作を実
行可能なインクジェット記録装置を提供することにあ
る。
【0022】本発明の第3の目的は、ヘッドユニットと
吐出回復手段との対向動作において、両者の干渉を確実
に防止することのできるインクジェット記録装置を提供
することにある。
【0023】本発明の第4の目的は、ヘッドの回動手段
の移動誤差に拘わらず確実に位置を再現可能とし、印字
品質を損なうことのないインクジェット記録装置を提供
することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】尚、以下の説明では、吐
出回復を行なうためのキャップによるヘッド吐出口から
のインク吸引、ヘッドの保守噴射、ヘッド吐出面の払拭
による回復動作、ヘッド吐出口部でのインク乾燥防止の
ためのキャップ等、ヘッドからのインク吐出を正常に行
なうために行なう動作は、吐出回復動作或いは回復動作
に含まれるものとする。同様にこの動作を行なうための
手段は、吐出回復手段或いは回復手段に含まれるものと
する。
【0025】上述した目的を達成するため、本発明によ
る第1のインクジェット記録装置は、記録媒体を搬送す
る搬送手段と、インクを吐出するヘッドと、少なくとも
一つの前記ヘッドを保持するヘッドユニットと、前記ヘ
ッドユニットを回動自在に支持する回動軸と、前記ヘッ
ドユニットを前記回動軸の周りに回動させる回動手段
と、前記ヘッドに供給するインクを貯留するインク貯留
手段と、前記インク貯留手段に貯留されているインクを
前記ヘッドへ供給するインク供給路とを有すると共に、
前記ヘッドユニットは、前記搬送手段で搬送される前記
記録媒体の記録面に対して前記ヘッドが前記インクを吐
出して記録を行なう記録位置と前記記録位置でのインク
吐出方向とは異なる方向へインクを吐出可能な保守位置
との間を前記回動手段によって移動可能であるインクジ
ェット記録装置において、前記ヘッドにインクを供給す
る前記インク供給路が、該インク供給路の一部で前記回
動軸の近傍を経由していることを特徴とする。
【0026】このような構成では、ヘッドの回動に拘わ
らず、インク供給路をヘッドユニットや他の部品から浮
き上がることなく確実に保持することができ、他の部品
との干渉を未然に防止することができる。
【0027】本発明による第2のインクジェット記録装
置は、第1のインクジェット記録装置において、前記イ
ンク供給路は、前記回動軸近傍で係止されていることを
特徴とする。
【0028】本発明による第3のインクジェット記録装
置は、第1或いは第2のインクジェット記録装置におい
て、前記インク供給路は、前記回動軸に沿って配置され
ていることを特徴とする。
【0029】本発明による第4のインクジェット記録装
置は、第1〜3のインクジェット記録装置において、前
記インク供給路は、前記回動軸の一端部近傍から前記ヘ
ッドユニット外部に引き出されていると共に、前記回動
軸の他端部側に、前記回動手段が設けられていることを
特徴とする。
【0030】本発明による第5のインクジェット記録装
置は、記録媒体を搬送する搬送手段と、インクを吐出す
る吐出面を有するヘッドと、少なくとも1つの前記ヘッ
ドを保持するヘッドユニットと、前記インクの吐出面に
対して吐出回復動作を行なう吐出回復ユニットと、前記
吐出回復ユニットを支持する吐出回復手段と、前記ヘッ
ドユニットを、前記ヘッドが前記搬送手段で搬送される
記録媒体の記録面に対してインクを吐出可能な記録位置
と該記録位置でのインク吐出方向とは異なる方向へイン
クを吐出可能な保守位置とに移動可能とする回動手段
と、前記吐出回復ユニットを前記ヘッドに対して前記ヘ
ッドを挟んで前記搬送手段とは反対側にある待機位置
と、保守位置にある前記ヘッドのインク吐出面に対して
前記吐出回復ユニットが対向する位置との間を相対的に
移動させる移動手段とを有することを特徴とする。
【0031】このような構成では、インクを吐出するヘ
ッドを少なくとも1つ保持するヘッドユニットを、ヘッ
ドが搬送手段で搬送される記録媒体の記録面に対してイ
ンクを吐出可能な記録位置と前記記録位置でのインク吐
出方向とは異なる方向へインクを吐出可能な保守位置と
を回動手段により移動可能とし、ヘッドが保守位置にあ
るとき、記録媒体に対して、ヘッドユニットを挟んで反
対側に配置された少なくとも一種類の吐出回復手段とヘ
ッドのインク吐出面とが対向するように、対向移動回動
手段によってヘッドユニットと吐出回復手段を相対的に
移動させることによって、ヘッド個数の多少に拘わら
ず、移動のためだけに必要な空間を小さく保てるため、
装置全体のコンパクト化が実現できる。
【0032】本発明による第6のインクジェット記録装
置は、記録媒体を搬送する搬送手段と、インク吐出面を
有する1つ以上のヘッドと、前記1つ以上のヘッドをイ
ンクの色毎に保持する複数のヘッドユニットと、前記イ
ンク吐出面に対して、少なくとも一種類の吐出回復動作
を行なう前記複数のヘッドユニットにそれぞれ対応した
複数の吐出回復ユニットと、前記複数の吐出回復ユニッ
トを支持する吐出回復手段と、前記ヘッドユニットを、
前記ヘッドが前記搬送手段で搬送される記録媒体の記録
面に対してインクを吐出可能な記録位置と前記記録位置
でのインク吐出方向とは異なる方向へインクを吐出可能
な保守位置とに移動可能とする回動手段と、前記吐出回
復ユニットを、前記ヘッドに対して前記ヘッドを挟んで
前記搬送手段とは反対側にある待機位置と、保守位置に
ある前記ヘッドのインク吐出面に対して前記吐出回復ユ
ニットが対向する位置との間を相対的に移動させる移動
手段とを有することを特徴とする。
【0033】このような構成では、インクを吐出するヘ
ッドを色毎に保持する複数のヘッドユニットを、ヘッド
が搬送手段で搬送される記録媒体の記録面に対してイン
クを吐出可能な記録位置と前記記録位置でのインク吐出
方向とは異なる方向へインクを吐出可能な保守位置とを
回動手段により移動可能とし、ヘッドが保守位置にある
とき 記録媒体に対して、ヘッドユニットを挟んで反対
側にある待機位置に配置されていて、各ヘッドユニット
のヘッドのインク吐出面と対向可能な複数の吐出回復ユ
ニットを支持する吐出回復手段を移動手段により相対的
に移動させ、ヘッドインク吐出面と吐出回復ユニットを
対向位置とすることによって、ヘッド個数の多少に拘わ
らず、移動のためだけに必要な空間を小さく保てるた
め、装置全体のコンパクト化が実現できる。
【0034】本発明による第7のインクジェット記録装
置は、第5或いは第6のインクジェット記録装置におい
て、前記移動手段による移動の方向は、前記保守位置に
おける前記ヘッドのインク吐出面に対して略平行である
ことを特徴とする。
【0035】本発明による第8のインクジェット記録装
置は、第7のインクジェット記録装置において、前記保
守位置における前記ヘッドユニットに対して前記吐出回
復ユニットが吐出回復動作を行なう回復動作位置にある
とき、少なくとも前記保守位置でのインク吐出方向に見
た前記ヘッドユニットと前記吐出回復ユニットの重なり
合った領域においては、隣接するヘッドユニット間に形
成されるインク吐出方向ヘッドユニット間隙が、前記吐
出回復ユニットの前記インク吐出方向に沿った方向の厚
さよりも長いことを特徴とする 本発明による第9のインクジェット記録装置は、第6或
いは第8のインクジェット記録装置において、前記回動
手段は、前記全てのヘッドユニットに対して共通に設け
られていることを特徴とする。
【0036】本発明による第10のインクジェット記録
装置は、第9のインクジェット記録装置において、前記
回動手段は、少なくとも1つの駆動源と、前記駆動源の
動力を少なくとも1つの前記ヘッドユニットへ伝達する
駆動伝達手段とからなることを特徴とする。
【0037】本発明による第11のインクジェット記録
装置は、記録媒体を搬送する搬送手段と、インクを吐出
する吐出面を有するヘッドと、少なくとも1つの前記ヘ
ッドを保持するヘッドユニットと、前記インクの吐出面
に対して吐出回復動作を行なう吐出回復ユニットと、前
記吐出回復ユニットを支持する吐出回復手段と、前記ヘ
ッドユニットを、前記ヘッドが前記搬送手段で搬送され
る前記記録媒体の記録面に対してインクを吐出可能な記
録位置と前記記録位置でのインク吐出方向とは異なる方
向へインクを吐出可能な保守位置とに移動可能とする回
動手段と、前記吐出回復ユニットを前記ヘッドに対し、
前記ヘッドを挟んで前記搬送手段とは反対側にある待機
位置と保守位置にある前記ヘッドのインク吐出面に対し
て前記吐出回復ユニットが対向する位置との間を相対的
に移動させる移動手段とを有するインクジェット記録装
置において、前記ヘッドユニットの位置と前記ヘッドユ
ニットに対する吐出回復手段の相対位置との少なくとも
一方に基づいて、前記ヘッドユニットの移動と前記吐出
回復手段の移動との少なくとも一方を制御する制御手段
を有していることを特徴とする。
【0038】このような構成では、インクを吐出するヘ
ッドを少なくとも1つ保持する複数のヘッドユニット
を、ヘッドが搬送手段で搬送される記録媒体の記録面に
対してインクを吐出可能な記録位置と前記記録位置での
インク吐出方向とは異なる方向へインクを吐出可能な保
守位置とを回動手段により移動可能とし、ヘッドが保守
位置にある時、記録媒体に対して、ヘッドユニットを挟
んで反対側に配置された吐出回復手段が保持する少なく
とも一種類の吐出回復ユニットとヘッドのインク吐出面
とが対向するように移動手段によってヘッドユニットと
吐出回復手段を相対的に移動させることが可能な装置
で、ヘッドユニットの位置と、ヘッドユニットに対する
吐出回復手段の相対位置と、の少なくとも一方に基づい
て、ヘッドユニットの移動と、吐出ヘッドと吐出回復手
段の相対位置の少なくとも一方を制御手段によって制御
するので、ヘッドユニットが記録位置、或いは保守位置
への移動中に吐出回復手段が移動したり、吐出回復手段
の移動中にヘッドユニットが移動することによる両者の
干渉を未然に防止することができる。
【0039】本発明による第12のインクジェット記録
装置は、第11のインクジェット記録装置において、前
記制御手段は、前記保守位置及び前記記録位置にて前記
ヘッドユニットの有無を検出する検出手段と前記ヘッド
ユニットに対する前記吐出回復手段の相対位置を検出す
る検出手段との少なくとも一方を含み、前記検出手段の
検出結果に応じて前記吐出回復手段の相対的移動と前記
ヘッドユニットの回動との少なくとも一方を制御するこ
とを特徴とする。
【0040】本発明による第13のインクジェット記録
装置は、第11或いは第12のインクジェット記録装置
において、前記制御手段は、前記回動手段と、前記ヘッ
ドユニットと吐出回復手段の相対的移動手段とを択一的
に駆動するように制御することを特徴とする。
【0041】本発明による第14のインクジェット記録
装置は、第11のインクジェット記録装置において、前
記移動手段は、前記吐出回復ユニットが保守位置におけ
る前記ヘッドのインク吐出面に対して離間した待機位置
と、対向する回復動作位置との間を相対的に移動可能に
構成したことを特徴とする。
【0042】本発明による第15のインクジェット記録
装置は、第5、6、11のインクジェット記録装置にお
いて、前記吐出回復手段は、複数種類の吐出回復ユニッ
トから構成されており、前記移動手段によって、前記吐
出回復手段或いは保守位置にある前記ヘッドの少なくと
も一方を、インク吐出面に対して略平行となる方向へ相
対的に移動させることにより、ヘッド吐出面と対向する
回復ユニットの種類を切換えることを特徴とする。
【0043】本発明による第16のインクジェット記録
装置は、第15のインクジェット記録装置において、前
記吐出回復手段は、前記ヘッドのインク吐出面を覆いイ
ンク吐出口を密封可能なキャップ手段と前記インク吐出
面に対して摺動して払拭動作を行なうワイプ手段と前記
ヘッドが吐出するインクを受けるインク受け手段との内
の、少なくとも一つであることを特徴とする。
【0044】本発明による第17のインクジェット記録
装置は、インクを吐出するヘッドと、少なくとも1つの
ヘッドを保持するヘッドユニットと、前記ヘッドが記録
媒体に対して記録が可能な記録位置と該記録媒体に対し
て記録が不可能な保守位置とにセットされるように前記
ヘッドユニットを移動させる回動手段と、前記記録位置
と前記保守位置との少なくとも一方において、前記ヘッ
ドユニットに当接して位置決めをする位置決め部材と、
記録位置と保守位置との少なくとも一方において前記ヘ
ッドユニットを位置決め部材に当接した状態で固定する
固定手段とを有するインクジェット記録装置において、
前記位置決め部材とヘッドユニットとの当接面は、一方
が平面状に構成されており、他方が該平面よりも小さい
突起で構成されていることを特徴とする。
【0045】このような構成では、ヘッドユニットの保
持する少なくとも1つのヘッドが記録媒体に対して記録
が可能な記録位置と該記録媒体に対して記録が不可能な
保守位置をとれるように前記ヘッドユニットを移動する
回動手段と、記録位置と保守位置との少なくとも一方に
おいて前記ヘッドユニットに当接して位置決めをする位
置決め部材と、記録位置と保守位置との少なくとも一方
において前記ヘッドユニットを位置決め部材に当接した
状態で固定する固定手段とを有しており、位置決め部材
とヘッドユニットとの当接面を、一方を平面状に構成
し、他方を該平面よりも小さい突起で構成することによ
って、移動するヘッドユニットの記録位置と保守位置と
の少なくとも一方における固定位置を、精度良く再現す
ることが可能となる。
【0046】本発明による第18のインクジェット記録
装置は、第17のインクジェット記録装置において、前
記突起は、断面形状が矩形又は台形であることを特徴と
する。
【0047】本発明による第19のインクジェット記録
装置は、第17或いは第18のインクジェット記録装置
において、前記突起の断面形状は、少なくともその一部
に曲線で構成された部分を有することを特徴とする。
【0048】本発明による第20のインクジェット記録
装置は、第17〜19のインクジェット記録装置におい
て、前記固定手段は、前記位置決め部材と前記ヘッドユ
ニットとの当接面の少なくとも一方に設けられた磁力を
発生する手段を有し、前記位置決め部材と前記ヘッドユ
ニットとの当接面を磁力によって吸着して固定すること
を特徴とする。
【0049】本発明による第21のインクジェット記録
装置は、第17〜19のインクジェット記録装置におい
て、前記固定手段は、前記ヘッドユニットを位置決め面
に対して、弾性的に押圧する手段を有していることを特
徴とする。
【0050】本発明による第22のインクジェット記録
装置は、第17〜21のインクジェット記録装置におい
て、前記ヘッドユニットは、その一端部近傍に設けられ
た回動軸を有し、前記記録位置と前記保守位置との間の
移動を、回動により移動することを特徴とする。
【0051】本発明による第23のインクジェット記録
装置は、第17〜22のインクジェット記録装置におい
て、前記位置決め部材は、前記回動軸の設けられたヘッ
ドユニットの一端とは反対側の他の一端部近傍が当接す
るように設けられていることを特徴とする。
【0052】本発明による第24のインクジェット記録
装置は、第17〜23のインクジェット記録装置におい
て、前記固定部材は、前記ヘッドユニットを介して前記
位置決め部材を押圧する位置に設けられていることを特
徴とする。
【0053】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の一
実施の形態について説明する。図1〜図9に本発明によ
るインクジェット記録装置の第1実施の形態を示す。こ
こで、図1、図2は記録位置にセットされたインクジェ
ット記録装置の側面図及び正面図、図3、図4は保守位
置にセットされたインクジェット記録装置の側面図及び
正面図である。
【0054】同図に示すように、インクジェット記録装
置の記録部には、搬送手段としての一対の搬送ローラ2
a,2bが、図の上下方向に所定間隔を開けて横設され
ており、この搬送ローラ2a,2b間に記録領域3が設
けられている。両搬送ローラ2a,2bには、ウェブ状
の記録媒体1が、装置下方に配設されている供給部(図
示せず)より供給される。この記録媒体1は、搬送ロー
ラ2bに対して後方から供給され、この搬送ローラ2a
に支持されて、その搬送方向を略垂直方向へ変換され
て、上方に配設されている他方の搬送ローラ2bに支持
され、搬送方向が略水平方向へ転換されて、後方へ排出
される。
【0055】一対の搬送ローラ2a,2b間に記録領域
3が設けられており、この記録領域3に臨まされる記録
媒体1の前方に、略水平方向へインクを吐出することに
よって、記録を行なうYMCK各色のヘッド4Y,4
M,4C,4Kが対設されており、この各ヘッド4Y,
4M,4C,4Kがヘッドユニット5によって保持され
ている。
【0056】尚、本実施の形態では、1つのヘッドユニ
ットに複数のヘッドが保持されている例を示したが、1
つのヘッドユニットに1つのヘッドが保持される構成で
あっても適用することは可能である。
【0057】一方、各ヘッド4Y,4M,4C,4Kに
対し記録媒体1を挟む反対側に、プラテン6が配設され
ている。このプラテン6は、記録領域3を通過する記録
媒体1をガイドし、各ヘッド4Y,4M,4C,4Kの
インク吐出面との距離を一定に保持するものである。
【0058】又、ヘッドユニット5の図面上部には、こ
のヘッドユニット5を回動可能に支持する回動軸7が横
設されている。この回動軸7は、ヘッドユニット5を、
図1に示す記録位置と図3に示す保守位置との間を回動
させるもので、記録媒体1と平行で、且つ記録媒体1の
幅(水平)方向に沿って配設されていると共に、その一端
がモータ等のヘッドユニット回動手段8に連設されてい
る。尚、ヘッドユニット5が保守位置にセットされた状
態は保守位置検出手段9aによって検出される。
【0059】又、ヘッドユニット5が保守位置にセット
されると、各ヘッド4Y,4M,4C,4Kのインク吐
出方向が略垂直下向きとなる。又、ヘッドユニット5に
保持されたYMCK各色のヘッド4Y,4M,4C,4
Kの相互位置関係は、移動によらず常に一定である。
【0060】又、図1、図2に示すように、記録位置に
セットされているヘッドユニット5の図面下方に、吐出
回復手段10が配置されており、この吐出回復手段10
の上面に、各ヘッド4Y,4M,4C,4Kのインク吐
出面を覆いインク吐出口を密封可能なキャップ手段11
が設けられている。吐出回復手段10は、略垂直方向へ
延出する送りねじ12aと、この送りねじ12aに連設
するモータ13と、吐出回復手段10を昇降自在に支持
するガイド手段12bとから成る変位手段14に連設さ
れている。
【0061】この吐出回復手段10は、ヘッドユニット
5が記録位置にセットされているときは、その下方の待
機位置(図1等参照)で待機状態にあり、一方、ヘッド
ユニット5が保守位置にセットされると、上昇して、図
8(側面図)及び図9(正面図)に示すように、各ヘッ
ド4Y,4M,4C,4Kに当接する回復動作位置にセ
ットされ、ノズル内のインクを強制吸引して、ノズルの
インク吐出を回復させる。尚、吐出回復手段10が待機
位置にセットされた状態は、待機位置検出手段9bによ
って検出される。
【0062】図5〜図7に示すように、ヘッドユニット
5に保持されている各ヘッド4Y,4M,4C,4K
が、対応する色の記録用インクを各々貯留するインク貯
留手段15Y,15M,15C,15Kにインク供給路
17Y,17M,17C,17Kを介して接続されてい
る。この各インク供給路17Y,17M,17C,17
Kには、ポンプ16が介装されており、このポンプ16
の駆動により、各インク貯留手段15Y,15M,15
C,15Kに貯留されているインクが、各ヘッド4Y,
4M,4C,4Kに供給される。
【0063】各インク貯留手段15Y,15M,15
C,15Kから各々延出するインク供給路17Y,17
M,17C,17Kは、回動軸7の一端部方向へ立ち上
げられた後、ヘッドユニット5の上部に設けられている
回動軸7の方向へ屈曲されて、ヘッドユニット5の上部
表面に沿って配設された後、再び屈曲されて各ヘッド4
Y,4M,4C,4Kに分岐接続される。
【0064】ヘッドユニット5の上部に配設された各イ
ンク供給路17Y,17M,17C,17Kは、その中
途が、ヘッドユニット5の端部近傍と屈曲部近傍に固設
されているクランプ18にて係止されている。
【0065】尚、図6に示すように、各インク貯留手段
15Y,15M,15C,15Kは、ヘッドユニット5
に対し、ヘッドユニット回動手段8の突出されている方
向とは反対側に配設されている。
【0066】このように、インク供給路17Y,17
M,17C,17Kは、ヘッドユニット5に対し、この
ヘッドユニット5の回動に拘わらず位置を変えることの
ない回動軸7近傍で一度係止された後、この回動軸7に
沿ってヘッドユニット5の外方へ引き出されるようにし
たので、ヘッドユニット5が記録位置と保守位置との間
を回動しても、インク供給路17Y,17M,17C,
17Kがヘッドユニット5から浮き上がってしまうこと
がなく、又、ヘッドユニット5の移動を確保する余分な
たるみを、インク供給路17Y,17M,17C,17
Kに保有させる必要もない。
【0067】更に、インク供給路17Y,17M,17
C,17Kが、ヘッドユニット回動手段8とは反対側に
立ち上げられているため、このインク供給路17Y,1
7M,17C,17Kが、ヘッドユニット回動手段8の
回転部等の駆動伝達部と干渉することがなく、回動動作
に支障を来すことがない。
【0068】このように、本実施の形態によれば、イン
ク供給路17Y,17M,17C,17Kは、ヘッドユ
ニット5のいかなる動きに対しても、浮き上がることな
く追従することができ、又、周辺のユニットと干渉する
こともないので、各ヘッド4Y,4M,4C,4Kに対
して、インクを安定供給することが可能となる。
【0069】本実施の形態では、ヘッド周りのインク供
給系を例に説明したが、これに限定するものではない。
例えば、メンテナンスのための噴射や、吸引等により、
吐出回復系で生じる廃インクを処理するインク処理系、
或いは、インク容器の着脱部等においても、回動する部
位と静止した部位間でインクを流す構成であれば、適用
することによって同様の効果が得られる。
【0070】又、インクに限らず、あらゆる流体(例え
ば、負圧や正圧発生のための空気や洗浄液を流すための
チューブ等)、センサやヘッド駆動のための信号線など
に適用しても同様の効果が得られるのは明らかである。
【0071】又、図10〜図15に、本発明のインクジ
ェット記録装置の第2実施の形態を示す。ここで、図1
0はヘッドユニットが記録位置にある状態のインクジェ
ット記録装置の全体構成図、図11はヘッドユニットの
正面図、図12はヘッドユニットが保守位置にある状態
のインクジェット記録装置の全体構成図、図13(a)
はヘッドユニットが記録位置にある状態の要部側面図、
同図(b)はヘッドユニットが保守位置にある状態の要
部側面図、図14は吐出回復手段が待機位置にある状態
のインクジェット記録装置の全体構成図、図15は吐出
回復手段が回復動作位置にある状態のインクジェット記
録装置の全体構成図である。
【0072】上述した第1実施の形態によるヘッドユニ
ット5は、各ヘッド4Y,4M,4C,4Kを一括して
保持する構造となっているが、本実施の形態では、各ヘ
ッド4Y,4M,4C,4Kをヘッドユニット5Y,5
M,5C,5Kにて個別に保持するようにしたものであ
る。
【0073】図10に示すように、装置の図面下方に配
設されている図示しない供給部から供給されるウェブ状
の記録媒体1は、一対の搬送ローラ2a,2bによっ
て、その移送方向が略垂直となるように設定されてい
る。
【0074】一対の搬送ローラ2a,2b間には記録領
域3が設けられており、この記録領域3を通過する記録
媒体1上に記録が行なわれる。そして、所定に記録され
た記録媒体1は排出部側へ搬送され、記録領域3には新
たな記録媒体1の記録面が臨まされる。
【0075】記録領域3に臨まされた記録媒体1の記録
面に、YMCK各色のヘッド4Y,4M,4C,4Kが
対設されている。この各ヘッド4Y,4M,4C,4K
は記録媒体1に対し略水平方向へインクを吐出すること
により記録を行なう。各ヘッド4Y,4M,4C,4K
は、それぞれ独立したヘッドユニット5Y,5M,5
C,5Kに搭載されている。
【0076】又、図11に示すように、1つのヘッドユ
ニット5Y(5M,5C,5K)には、複数のヘッド4
Y(4M,4C,4K)が、記録媒体1の幅方向に沿っ
て千鳥状に配設されており、各ヘッド4Y(4M,4
C,4K)は、ヘッドユニット5Y(5M,5C,5
K)によって相互位置関係が一定に保持されている。
尚、本実施の形態は、これに限定されるものではなく、
例えば1つのヘッドユニットに1つのヘッドを保持する
構成でも良い。
【0077】又、ヘッド4Y,4M,4C,4Kに対し
て記録媒体1を挟む反対側には、プラテン6が配設され
ている。このプラテン6は、記録領域3を通過する記録
媒体1とヘッド4Y,4M,4C,4Kのインク吐出面
との距離が一定になるように記録媒体1をガイドするも
のである。
【0078】又、各ヘッドユニット5Y,5M,5C,
5Kの図面上部一角に、このヘッドユニット5Y,5
M,5C,5Kを回動可能に支持する回動軸7が各々設
けられている。この各回動軸7は、記録媒体1と平行
で、且つ記録媒体1の幅(水平)方向に沿って配設されて
いる。又、ヘッドユニット5Kから一側へ突出する回動
軸7にヘッドユニット回動手段8が連設されている。
【0079】一方、図13(a),(b)に示すよう
に、各ヘッドユニット5Y,5M,5C,5Kの図面下
部一角にリンク軸20が突設されており、この各リンク
軸20がリンク部材21を介して互いに連設されてい
る。従って、ヘッドユニット回動手段8によってヘッド
ユニット5Kを回動軸7を中心に記録位置と保守位置間
との間を回動させると、他のヘッドユニット5Y,5
M,5Cもリンク軸20、リンク部材21を介して同方
向へ一体回動するため、他のヘッドユニット5Y,5
M,5Cもヘッドユニット5Kと同様に、図10に示す
記録位置と、図12に示す保守位置との間を移動可能と
なる。尚、各ヘッドユニット5Y,5M,5C,5Kが
保守位置に回動されたとき、各ヘッド4Y,4M,4
C,4Kのインク吐出方向は、図において略垂直下向き
となる。
【0080】又、各ヘッドユニット5Y,5M,5C,
5Kが保守位置に回動すると、各ヘッドユニット5Y,
5M,5C,5K間に、間隙Wが形成される。この間隙
Wは、後述する吐出回復手段10が保持する各吐出回復
ユニット25Y,25M,25Cを挿入するのに充分な
幅を有している。
【0081】又、保守位置には、各ヘッドユニット5
Y,5M,5C,5Kを検出する保守位置検出手段24
が設けられており、この各保守位置検出手段24により
各ヘッドユニット5Y,5M,5C,5Kが保守位置に
セットされた状態が検出される。尚、保守位置検出手段
24としては、リミットスイッチ等の機械的なスイッ
チ、磁気センサ、ホトインタラプタ等の光学的センサ等
を採用する。
【0082】又、図示しないが、記録位置にも保守位置
と同様な構成の記録位置検出手段が設けられており、こ
の各記録位置検出手段により各ヘッドユニット5Y,5
M,5C,5Kが記録守位置にセットされた状態を検出
する。
【0083】更に、ヘッドユニット回動手段8の駆動源
としては、大まかな回動位置を制御可能なステッピング
モータや通常のモータとエンコーダ或いはセンサとの組
み合わせが考えられる。
【0084】又、記録位置での各ヘッドユニット5Y,
5M,5C,5Kの位置再現性については、後述する第
5実施の形態において詳述するため、ここでの説明は省
略する。
【0085】又、図10に示すように、吐出回復手段1
0は、記録媒体1に対して、ヘッド4Y,4M,4C,
4Kを挟んで反対側の位置に配置されていると共に、Y
MCK色毎に独立した吐出回復ユニット25Y,25
M,25C,25Kが所定間隔を開けて保持されてい
る。
【0086】各吐出回復ユニット25Y,25M,25
C,25Kは、対応するヘッドユニット5Y,5M,5
C,5Kに搭載されているヘッド4Y,4M,4C,4
Kの吐出回復を行なうものである。各ヘッドユニット5
Y,5M,5C,5Kが保守位置へ移動すると、各ヘッ
ドユニット5Y,5M,5C,5Kに搭載されているヘ
ッド4Y,4M,4C,4Kのインク吐出面が、図にお
いて略垂直下面に指向した状態にセットされる。
【0087】このときの各ヘッドユニット5Y,5M,
5C,5K間の間隙Wは、各吐出回復ユニット25Y,
25M,25Cを挿入するのに充分な幅を有しており、
一方、吐出回復手段10に保持されている各吐出回復ユ
ニット25Y,25M,25C,25Kは、各ヘッドユ
ニット5Y,5M,5C,5Kと同一ピッチで、且つ、
その間隙W内に遊挿可能な厚さZに設定されている。
【0088】各吐出回復ユニット25Y,25M,25
C,25Kは、移動手段26により、各ヘッドユニット
5Y,5M,5C,5Kのインク吐出面に対向する位置
(以下、「回復動作位置」と称する)と待機位置(図1
0、図12参照)との間を往復移動自在にされている。
【0089】図14に示すように、移動手段26は、吐
出回復手段10の上下端部を支持する互いに平行なガイ
ド軸27aとガイド軸の機能を兼用する送りねじ27b
とを有し、この送りねじ27bの一端部に、モータ28
が連設されている。
【0090】モータ28が送りねじ27bを正転させる
と、吐出回復手段10がガイド軸27aと送りねじ27
bとに支持されて略水平に移動し、各吐出回復ユニット
25Y,25M,25Cを回復動作位置(図15参照)
に臨ませれる。又、モータ28を逆転させると、各吐出
回復ユニット25Y,25M,25C,25Kは、図1
0、図12に示す待機位置へ戻される。尚、吐出回復手
段10が待機位置にあるか否かは、待機位置検出手段2
9によって検出される。
【0091】又、図10、図12に示すように、待機位
置は、各吐出回復ユニット25Y,25M,25C,2
5Kが、記録位置にセットされている各ヘッドユニット
5Y,5M,5C,5Kと干渉しない位置に設定されて
いる。
【0092】又、図15に示すように、吐出回復手段1
0に保持されている各吐出回復ユニット25Y,25
M,25C,25Kが回復動作位置に臨まされると、各
吐出回復ユニット25Y,25M,25C,25Kが、
各ヘッドユニット5Y,5M,5C,5Kに搭載されて
いるヘッド4Y,4M,4C,4Kに設けられているノ
ズル内のインクを強制吸引して、ノズルからのインク吐
出を回復させる動作が開始される。
【0093】次に、このような構成による本実施の形態
の作用を、各ヘッドユニット5Y,5M,5C,5Kに
搭載されているヘッド4Y,4M,4C,4Kに対し
て、吐出回復処理や乾燥による目詰まり防止を目的とし
てキャッピングを行う動作を例に説明する。
【0094】各ヘッドユニット5Y,5M,5C,5K
に搭載されているヘッド4Y,4M,4C,4Kによる
記録動作が終了すると、待機位置検出手段29により、
吐出回復手段10が待機位置にあるか否かを検出する。
この待機位置検出手段29にて吐出回復手段10が検出
できなかったときは、モータ28を逆転駆動させて、吐
出回復手段10を後退動作させ、待機位置まで移動させ
る。その間、各ヘッドユニット5Y,5M,5C,5K
は記録位置で待機したままの状態を維持させる。
【0095】そして、待機位置検出手段29が吐出回復
手段10を検出した場合、ヘッドユニット回動手段8を
駆動させて、各ヘッドユニット5Y,5M,5C,5K
を保守位置まで回動させる。その間、吐出回復手段10
は待機位置で待機したままの状態を維持させておく(図
12の状態)。このようにすることで、移動中の各ヘッ
ドユニット5Y,5M,5C,5Kと、吐出回復手段1
0に保持されている各吐出回復ユニット25Y,25
M,25C,25Kとの干渉を回避することができる。
【0096】各ヘッドユニット5Y,5M,5C,5K
は、YMCK色毎に独立されているため、ヘッド数が多
いにも拘わらず、各ヘッドユニット5Y,5M,5C,
5Kの回動軸7から下端までの長さL3(図12参照)
を短くすることができるため、回動半径を小さくするこ
とができる。すなわち、全色ヘッドを一体的に保持した
場合の回動軸7から下端までの高さをL2とした場合、 L3/L2≒1/4 であるため、回動半径が約1/4となり、コンパクトな
回転を実現させることができる。
【0097】従って、各ヘッドユニット5Y,5M,5
C,5Kを移動させるために要するスペースを最小限と
することができ、装置全体のコンパクト化を実現するこ
とができる。
【0098】そして、図12に示すように、各ヘッドユ
ニット5Y,5M,5C,5Kが保守位置に所定にセッ
トされた状態を保守位置検出手段24が検出すると、各
ヘッドユニット5Y,5M,5C,5Kの回動が停止
し、各ヘッドユニット5Y,5M,5C,5Kが保守位
置で停止した状態が維持される。このとき、各ヘッドユ
ニット5Y,5M,5C,5Kに搭載されているヘッド
4Y,4M,4C,4Kのインク吐出面が、図において
略垂直下面に指向した状態にセットされる。
【0099】一方、保守位置検出手段24が各ヘッドユ
ニット5Y,5M,5C,5Kを検出すると、待機位置
で待機している吐出回復手段10を移動させるモータ2
8が正転して、吐出回復手段10を、ヘッドユニット5
Y,5M,5C,5Kの方向へ略水平状態を維持したま
ま移動させる。
【0100】そして、この吐出回復手段10に設けられ
ている各吐出回復ユニット25Y,25M,25C,2
5Kを、各ヘッドユニット5Y,5M,5C,5Kに搭
載されたヘッド4Y,4M,4C,4Kのインク吐出面
に対向する位置まで移動させ、各吐出回復ユニット25
Y,25M,25C,25Kの表面に設けられているキ
ャップ手段(図示せず)を、各ヘッド4Y,4M,4
C,4Kのインク吐出口周辺に当接して密封する(図1
5の状態)。その後、ノズル内のインクを強制吸引し
て、ノズルのインク吐出を回復させる。尚、その間、各
ヘッドユニット5Y,5M,5C,5Kは保守位置で静
止した状態が維持されている。
【0101】一方、保守位置検出手段24によって、各
ヘッドユニット5Y,5M,5C,5Kが検出できなか
ったときは、吐出回復手段10を待機位置に待機させた
まま、移動命令が出力されて移動を許可しないように制
御する。これによって、移動中の吐出回復手段10とヘ
ッドユニット5との干渉を確実に回避することができ
る。
【0102】このように、各色毎のヘッド4Y,4M,
4C,4Kを個別のヘッドユニット5Y,5M,5C,
5Kに搭載したので、各ヘッドユニット5Y,5M,5
C,5Kを保守位置へ回動させる際の回転半径が小さく
なり、その分、吐出回復手段10の、待機位置から回復
動作位置(キャップ手段(図示せず)による密閉位置)ま
での移動距離を短くすることができる。この移動距離
は、全ヘッドを一体で保持する場合に比し、約1/4の
距離で済むことになり、装置全体のコンパクト化を実現
することができる。更に、吐出回復手段10の移動距離
が短いため、吐出回復動作にかかる時間を短縮すること
ができる。
【0103】尚、本実施の形態では、吐出回復手段10
の位置検出を待機位置のみで行なっているが、回復動作
位置にも位置検出を行なう検出手段を配置し、その検出
結果に基づいて、ノズル内のインクの強制吸引を開始す
るようにしても良い。
【0104】又、上述した工程と同様の工程を取れば、
吐出回復手段10に保持されている部材が、ヘッド吐出
面を払拭するワイプ手段や、吐出口からのインク吐出を
受けるインク受け手段等、キャップ手段(図示せず)以
外のものであっても、保守位置にある各ヘッドユニット
5Y,5M,5C,5Kに対し、同様の作用効果を得る
ことができる。
【0105】又、吐出回復動作は、全てのヘッドユニッ
ト5Y,5M,5C,5Kに対して同時に行なうのでは
なく、吐出不良を起こしたヘッド4Y,4M,4C,4
Kを保持するヘッドユニット5Y,5M,5C,5Kの
何れかについてのみ行なうように構成することも可能
で、個別に行なうことで、回復動作に関わる無駄なイン
クの消費を削減でき経済的である。
【0106】そして、吐出回復作業が所定に終了した後
は、待機位置検出手段29によって吐出回復手段10が
待機位置にあるかどうかを検出する。待機位置にないと
きは、モータ28を逆転駆動させて、吐出回復手段10
を略水平方向へ後退動作させ、待機位置まで移動させ
る。その間、ヘッドユニット5Y,5M,5C,5K
は、保守位置で静止した状態を維持している。
【0107】そして、待機位置検出手段29によって吐
出回復手段10が待機位置にあることを検出した場合、
ヘッドユニット5Y,5M,5C,5Kをヘッドユニッ
ト回動手段8を回動駆動させることで記録位置へ復帰さ
せ、吐出回復動作に関わる制御を終了する。その間、吐
出回復手段10は、待機位置で待機したままの状態が維
持されている。
【0108】尚、記録位置でのヘッドユニット5Y,5
M,5C,5Kの位置再現性については、後述する第5
実施の形態において詳述するため、ここでの説明は省略
する。
【0109】このように本実施の形態によれば、各色毎
のヘッド4Y,4M,4C,4Kをヘッドユニット5
Y,5M,5C,5Kに個別に搭載したので、各ヘッド
ユニット5Y,5M,5C,5Kを保守位置へ回動させ
る際の回転半径が小さくなり、その分、吐出回復手段1
0の、待機位置から回復動作位置までの移動距離を短く
することができ、装置全体の小型化を実現することがで
きる。
【0110】尚、本実施の形態では、吐出回復手段10
に設けた各ヘッド4Y,4M,4C,4Kを、待機位置
と対向位置とを移動させるようにしたが、吐出回復手段
10は、待機位置(図10、図11の状態)で固定して
おき、保守位置で吐出方向を、略垂直下面に指向させた
ヘッド4Y,4M,4C,4Kを保持する各ヘッドユニ
ット5Y,5M,5C,5Kを待機位置へ移動させ、こ
の待機位置で吐出回復動作を行なわせるようにしても良
い。
【0111】又、図16に本発明の第3実施の形態によ
る(a)ヘッドユニットが記録位置にある状態の要部側
面図、(b)ヘッドユニットが保守位置にある状態の要
部側面図を示す。
【0112】上述した第2実施の形態では リンク部材
21を用いて、全てのヘッドユニット5Y,5M,5
C,5Kを回動させるように構成したが、本実施の形態
では、各ヘッドユニット5Y,5M,5C,5Kに駆動
伝達手段の一部をなすギヤ31を設け、各ギヤ31間を
駆動伝達手段の他の1つの構成要素であるギヤ32によ
って連結すると共に、ヘッドユニット5Kに設けたギヤ
31の同軸上にモータ等の駆動源33を配設したもので
ある。
【0113】この駆動源33を回転駆動させると、その
駆動力がギヤ31,32を介して各ヘッドユニット5
Y,5M,5C,5Kに伝達され、全てのヘッドユニッ
ト5Y,5M,5C,5Kが同方向へ回動し、第2実施
の形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0114】又、図17〜図19に本発明の第4実施の
形態によるインクジェット記録装置の動作別要部側面図
を示す。尚、前述した各実施の形態と同様の構成部分に
ついては同一の符号を付して説明を省略する。
【0115】本実施の形態では、吐出回復手段10が保
持する各吐出回復ユニット35Y,35M,35C,3
5Kに、異なる回復動作をヘッド4Y,4M,4C,4
Kに対して行なう第1、第2の回復ユニット36a,3
6bを吐出回復手段10の移動方向に沿って配置したも
のであり、回復動作位置は、各ヘッド4Y,4M,4
C,4Kに対して、第1の回復ユニット36aが対向す
る第1の回復動作位置(図18の状態)と、第2の回復
ユニット36bが対向する第2の回復動作位置(図19
の状態)との2つの位置に設定されている。
【0116】このような構成では、保守位置にあるヘッ
ドユニット5Y,5M,5C,5Kを保守位置(図17
の状態)に対し、第1、第2の回復ユニット36a,3
6bを選択的に対向させることができるため、各ヘッド
4Y,4M,4C,4Kに対して複数の回復動作が可能
となる。
【0117】この場合、第3実施の形態と同様、ヘッド
ユニット5Y,5M,5C,5Kを移動自在とし、回復
動作を行なう位置を待機位置側に設定するようにしても
良い。
【0118】又、図20〜図23に本発明の第5実施の
形態を示す。ここで、図20はインクジェット記録装置
の要部概略正面図、図21は図20のA矢視断面側面図
である。尚、上述した各実施の形態と同様の構成部分に
ついては、同一の符号を付して説明を省略する。
【0119】本実施の形態では、ヘッド4Y,4M,4
C,4Kを保持するヘッドユニット5を記録位置に対し
て、精度良く位置決め固定できるようにしたものであ
り、上述した第1〜第4実施の形態に示したインクジェ
ット記録装置に適用することができる。
【0120】このヘッドユニット5はヘッドユニット回
動手段8によって記録位置と保守位置とを回動自在にさ
れている。記録位置には、ヘッドユニット5の回動位置
を規制する位置決め部材41が固設されている。この位
置決め部材41は、ヘッドユニット5の回動軸7に支持
されている部位から遠い側の端部であって、記録媒体1
の搬送幅方向の両側部に配置されている。
【0121】又、この位置決め部材41に位置決めされ
るヘッドユニット5の反対面側には、このヘッドユニッ
ト5に対して接離可能で、且つヘッドユニット5を位置
決め部材41側へ押圧自在な固定手段42が設けられて
いる。
【0122】ここで、固定手段42の構成について説明
する。記録位置にセットされている状態(図21の状
態)のヘッドユニット5の下方には、このヘッドユニッ
ト5に沿って押え回動軸43が配設されていると共に、
図示しない装置本体に回動自在に支持されている。この
押え回動軸43の、ヘッドユニット5の両側を挟む部位
に、押えリンク45が軸着固定されている。
【0123】更に、この押えリンク45の互いに対向す
る面にヘッド押え46の下部が、ヘッド押え回動軸47
を介して回動自在に支持されており、このヘッド押え4
6の上部にヘッドユニット5の、固定手段42が当接す
る面と反対側の面に当接する当接面が設けられている。
【0124】又、ヘッド押え46と押えリンク45との
間に付勢ばね48が掛け渡しされており、ヘッド押え4
6は、この付勢ばね48により押えリンク45側に引張
されている。
【0125】又、押え回動軸43の一端にウォームギヤ
49が設けられておりこのウォームギヤ49に押えモー
タ50が噛合されている。押え回動軸43は、この押え
モータ50の回動により、正転或いは逆転時材にされて
いる。
【0126】又、図23(a)に示すように、位置決め
部材41とヘッドユニット5との当接部は、一方が平面
状で、他方に小突起部5aが形成されている。又、この
小突起部5aの断面形状は、同図(a)に示すような矩
形に限らず、同図(b),(c)に示すような台形、或
いは半円形であっても良い。尚、同図においては、ヘッ
ドユニット5側を平坦面とし、位置決め部材41側に小
突起部5aを形成しているが、位置決め部41側を平坦
面とし、ヘッドユニット5側に小突起部5aを形成する
ようにしても良い。
【0127】このように、ヘッドユニット5と位置決め
部材41との一方の当接部を面とし、他方の当接部に小
突起部5aを形成することで、ヘッドユニット5を位置
決め部材41に当接して記録位置での位置決めを行なう
際に、面と面が当接する場合に比し、毎回当接する部位
を同一とすることができるため、位置再現性が向上す
る。
【0128】次に、固定手段42の動作について説明す
る。先ず、ヘッドユニット回動手段8により、ヘッドユ
ニット5を記録位置まで回動させる。このとき、前述の
誤差要因により、ヘッドユニット5の下部側が位置決め
部材41に、必ず当接するとは限らない。
【0129】又、このとき、固定手段42は、押えモー
タ50の駆動により押え回動軸43を、図22(a)に
示すように、反時計回り方向へ回動させて、この押え回
動軸43に一体の押えリンク45を同方向へ回動させ、
この押えリンク45に連設するヘッド押え46を、ヘッ
ドユニット5と干渉しない方向へ待避させた状態で静止
されている。
【0130】そして、ヘッドユニット5が記録位置まで
回動して停止すると、押え回動軸43にウォーム噛合さ
れている押えモータ50が駆動して、この押え回動軸4
3を、図22(a)の待避状態から時計回り方向へ回動
する。すると、この押え回動軸43に一体の押えリンク
45が同方向へ回転し、この押えリンク45にヘッド押
え回動軸47を介して連設するヘッド押え46も付勢ば
ね48に引張された状態で一体回動する。
【0131】すると、先ず、ヘッド押え46の上部に設
けられている押圧面がヘッドユニット5の下部両側に当
接する(図22(b)の状態)。
【0132】そして、更に押えモータ50が押え回動軸
43を同方向へ回動させると、ヘッドユニット5の下部
両側に当接したヘッド押え46は、その回動が規制され
るため、押え回動軸43と一体に構成されている押えリ
ンク45の回動により付勢ばね48が引張され、その引
張力によりヘッド押え46がヘッドユニット5を位置決
め部材41側へ押圧し、その押圧力によりヘッドユニッ
ト5を位置決め部材41に対して弾性的に固定する(同
図(c)の状態)。
【0133】又、このとき、押えモータ50の駆動が停
止し、押えリンク45を、図22(c)状態で停止さ
せ、その状態を維持する。
【0134】このような構成では、押えモータ50の回
転制御を大まかなものとしても、付勢ばね48が延伸す
ることで吸収されるため、設計、制御を簡略化した状態
で、高精度な位置決めを実現することができる。
【0135】尚、この場合、位置決め部材41及び固定
手段42は、保守位置に対しても設けることができる。
位置決め部材41及び固定手段42を保守位置に設ける
ことで、吐出回復手段10に対するヘッド4Y,4M,
4C,4Kの位置を再現性良く固定することができると
共に、常に、回復動作に最適な位置に位置決めさせるこ
とができる。
【0136】又、図24は本発明の第6実施の形態によ
る図21相当の断面図である。本実施の形態に示すイン
クジェット記録装置は、上述した第5実施の形態の変形
例であり、記録位置にセットされたヘッドユニット5を
位置決めする位置決め部材41として電磁石を用いると
共に、この位置決め部材41に当接するヘッドユニット
5側の対向面に吸着片51を設けたものである。
【0137】この構成により、ヘッドユニット5をヘッ
ドユニット回動手段8によって記録位置へ回動移動させ
た後、位置決め部材41への通電によって磁気吸着力を
発生させると、ヘッドユニット5に固設されている吸着
片51が位置決め部材41に吸引されて密着固定され、
ヘッドユニット5が位置決め固定され、第5実施の形態
と同様の作用効果を得ることができる。
【0138】尚、この場合、吸着片51側を電磁石と
し、位置決め部材41側を磁性体としても良い。
【0139】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ヘッドと吐出回復手段とが回復動作位置に移動する際、
インク供給路が他の部品と干渉せず、損傷を未然に防止
することができ、耐久性を向上させることができる。
【0140】又、ヘッド数の多少に拘わらず、インクジ
ェット記録装置全体のコンパクト化を実現することがで
きる。
【0141】更に、ヘッドと吐出回復手段とを吐出回復
動作可能な位置へ移動させる際に、ヘッドや吐出回復手
段が他の部品と干渉することが無く、損傷を未然に防止
することができ、耐久性が向上する。
【0142】加えて、吐出回復動作が完了した後、ヘッ
ドを記録位置へ復帰させる際に、記録媒体に対するヘッ
ドの位置を高精度に再現できるため、記録位置ずれ、色
ずれが発生せず、製品の信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施の形態による記録位置にセットされた
インクジェット記録装置の側面図
【図2】同、記録位置にセットされたインクジェット記
録装置の正面図
【図3】同、保守位置にセットされたインクジェット記
録装置の側面図
【図4】同、保守位置にセットされたインクジェット記
録装置の正面図
【図5】同、記録位置にセットされたインクジェット記
録装置のインク供給路を示す側面図
【図6】同、記録位置にセットされたインクジェット記
録装置のインク供給路を示す正面図
【図7】同、インクジェット記録装置のインク供給路を
示す斜視図
【図8】同、吐出回復手段が吐出回復位置にあるインク
ジェット記録装置の側面図
【図9】同、吐出回復動作状態のインクジェット記録装
置の正面図
【図10】第2実施の形態によるヘッドユニットが記録
位置にある状態のインクジェット記録装置の全体構成図
【図11】同、ヘッドユニットの正面図
【図12】同、ヘッドユニットが保守位置にある状態の
インクジェット記録装置の全体構成図
【図13】同、(a)ヘッドユニットが記録位置にある
状態の要部側面図、(b)ヘッドユニットが保守位置に
ある状態の要部側面図
【図14】、同、吐出回復手段が待機位置にある状態の
インクジェット記録装置の全体構成図、
【図15】同、吐出回復手段が回復動作位置にある状態
のインクジェット記録装置の全体構成図
【図16】第3実施の形態による(a)ヘッドユニット
が記録位置にある状態の要部側面図、(b)ヘッドユニ
ットが保守位置にある状態の要部側面図
【図17】第4実施の形態による吐出回復手段が待機位
置にある状態のインクジェット記録装置の概略側面図
【図18】同、吐出回復手段が第1の回復動作位置にあ
る状態のインクジェット記録装置の概略側面図
【図19】同、吐出回復手段が第2の回復動作位置にあ
る状態のインクジェット記録装置の概略側面図
【図20】第5実施の形態によるインクジェット記録装
置の要部概略正面図
【図21】同、図20のA矢視断面側面図
【図22】同、固定手段を状態別に示す概略側面図
【図23】同、位置決め部材とヘッドユニットとの当接
部を状態別に示す概略図
【図24】第6実施の形態による図21相当の断面図
【符号の説明】
1 記録媒体 2a,2b 搬送ローラ(搬送手段) 4Y,4M,4C,4K ヘッド 5 ヘッドユニット 5a 小突起部 5Y,5M,5C,5K ヘッドユニット 7,43 回動軸 8 ヘッドユニット回動手段 9a 保守位置検出手段 9b 待機位置検出手段 10 吐出回復手段 11,30 キャップ手段 15Y,15M,15C,15K インク貯留手段 17Y,17M,17C,17K インク供給路 24 保守位置検出手段 25Y,25M,25C,25K 吐出回復ユニット 26 移動手段 29 待機位置検出手段 31,32 ギヤ(駆動伝達手段) 33 駆動源 35Y,35M,35C,35K 吐出回復ユニット 41 位置決め部材 42 固定手段 W 間隙 Z 厚さ
フロントページの続き (72)発明者 菅谷 卓実 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 熊井 克範 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 小坂 富士夫 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA21 EC11 EC15 EC24 EC35 EC53 EC66 HA37 JA04 JB04 KB13 KC02

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体を搬送する搬送手段と、 インクを吐出するヘッドと、 少なくとも一つの前記ヘッドを保持するヘッドユニット
    と、 前記ヘッドユニットを回動自在に支持する回動軸と、 前記ヘッドユニットを前記回動軸の周りに回動させる回
    動手段と、 前記ヘッドに供給するインクを貯留するインク貯留手段
    と、前記インク貯留手段に貯留されているインクを前記
    ヘッドへ供給するインク供給路とを有すると共に、 前記ヘッドユニットは、前記搬送手段で搬送される前記
    記録媒体の記録面に対して前記ヘッドが前記インクを吐
    出して記録を行なう記録位置と前記記録位置でのインク
    吐出方向とは異なる方向へインクを吐出可能な保守位置
    との間を前記回動手段によって移動可能であるインクジ
    ェット記録装置において、 前記ヘッドにインクを供給する前記インク供給路が、該
    インク供給路の一部で前記回動軸の近傍を経由している
    ことを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】前記インク供給路は、前記回動軸近傍で係
    止されていることを特徴とする請求項1記載のインクジ
    ェット記録装置。
  3. 【請求項3】前記インク供給路は、前記回動軸に沿って
    配置されていることを特徴とする請求項1或いは2記載
    のインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】前記インク供給路は、前記回動軸の一端部
    近傍から前記ヘッドユニット外部に引き出されていると
    共に、 前記回動軸の他端部側に、前記回動手段が設けられてい
    ることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のイン
    クジェット記録装置。
  5. 【請求項5】記録媒体を搬送する搬送手段と、 インクを吐出する吐出面を有するヘッドと、 少なくとも1つの前記ヘッドを保持するヘッドユニット
    と、 前記インクの吐出面に対して吐出回復動作を行なう吐出
    回復ユニットと、 前記吐出回復ユニットを支持する吐出回復手段と、 前記ヘッドユニットを、前記ヘッドが前記搬送手段で搬
    送される記録媒体の記録面に対してインクを吐出可能な
    記録位置と該記録位置でのインク吐出方向とは異なる方
    向へインクを吐出可能な保守位置とに移動可能とする回
    動手段と、 前記吐出回復ユニットを前記ヘッドに対して前記ヘッド
    を挟んで前記搬送手段とは反対側にある待機位置と、保
    守位置にある前記ヘッドのインク吐出面に対して前記吐
    出回復ユニットが対向する位置との間を相対的に移動さ
    せる移動手段と、を有することを特徴とするインクジェ
    ット記録装置。
  6. 【請求項6】記録媒体を搬送する搬送手段と、 インク吐出面を有する1つ以上のヘッドと、 前記1つ以上のヘッドをインクの色毎に保持する複数の
    ヘッドユニットと、 前記インク吐出面に対して、少なくとも一種類の吐出回
    復動作を行なう前記複数のヘッドユニットにそれぞれ対
    応した複数の吐出回復ユニットと、 前記複数の吐出回復ユニットを支持する吐出回復手段
    と、 前記ヘッドユニットを、前記ヘッドが前記搬送手段で搬
    送される記録媒体の記録面に対してインクを吐出可能な
    記録位置と前記記録位置でのインク吐出方向とは異なる
    方向へインクを吐出可能な保守位置とに移動可能とする
    回動手段と、 前記吐出回復ユニットを、前記ヘッドに対して前記ヘッ
    ドを挟んで前記搬送手段とは反対側にある待機位置と、
    保守位置にある前記ヘッドのインク吐出面に対して前記
    吐出回復ユニットが対向する位置との間を相対的に移動
    させる移動手段と、を有することを特徴とするインクジ
    ェット記録装置。
  7. 【請求項7】前記移動手段による移動の方向は、前記保
    守位置における前記ヘッドのインク吐出面に対して略平
    行であることを特徴とする請求項5或いは6記載のイン
    クジェット記録装置。
  8. 【請求項8】前記保守位置における前記ヘッドユニット
    に対して前記吐出回復ユニットが吐出回復動作を行なう
    回復動作位置にあるとき、少なくとも前記保守位置での
    インク吐出方向に見た前記ヘッドユニットと前記吐出回
    復ユニットの重なり合った領域においては、隣接するヘ
    ッドユニット間に形成されるインク吐出方向のヘッドユ
    ニット間隙が、前記吐出回復ユニットの前記インク吐出
    方向に沿った方向の厚さよりも長いことを特徴とする請
    求項7記載のインクジェット記録装置。
  9. 【請求項9】前記回動手段は、前記全てのヘッドユニッ
    トに対して共通に設けられていることを特徴とする請求
    項6或いは8記載のインクジェット記録装置。
  10. 【請求項10】前記回動手段は、 少なくとも1つの駆動源と、 前記駆動源の動力を少なくとも1つの前記ヘッドユニッ
    トへ伝達する駆動伝達手段と、からなることを特徴とす
    る請求項9記載のインクジェット記録装置。
  11. 【請求項11】記録媒体を搬送する搬送手段と、 インクを吐出する吐出面を有するヘッドと、 少なくとも1つの前記ヘッドを保持するヘッドユニット
    と、 前記インクの吐出面に対して吐出回復動作を行なう吐出
    回復ユニットと、 前記吐出回復ユニットを支持する吐出回復手段と、 前記ヘッドユニットを、前記ヘッドが前記搬送手段で搬
    送される前記記録媒体の記録面に対してインクを吐出可
    能な記録位置と前記記録位置でのインク吐出方向とは異
    なる方向へインクを吐出可能な保守位置とに移動可能と
    する回動手段と、 前記吐出回復ユニットを前記ヘッドに対し、前記ヘッド
    を挟んで前記搬送手段とは反対側にある待機位置と保守
    位置にある前記ヘッドのインク吐出面に対して前記吐出
    回復ユニットが対向する位置との間を相対的に移動させ
    る移動手段と、を有するインクジェット記録装置におい
    て、 前記ヘッドユニットの位置と前記ヘッドユニットに対す
    る吐出回復手段の相対位置との少なくとも一方に基づい
    て、前記ヘッドユニットの移動と前記吐出回復手段の移
    動との少なくとも一方を制御する制御手段を有している
    ことを特徴とするインクジェット記録装置。
  12. 【請求項12】前記制御手段は、 前記保守位置及び前記記録位置にて前記ヘッドユニット
    の有無を検出する検出手段と前記ヘッドユニットに対す
    る前記吐出回復手段の相対位置を検出する検出手段との
    少なくとも一方を含み、 前記検出手段の検出結果に応じて前記吐出回復手段の相
    対的移動と前記ヘッドユニットの回動との少なくとも一
    方を制御することを特徴とする請求項11記載のインク
    ジェット記録装置。
  13. 【請求項13】前記制御手段は、 前記回動手段と、前記ヘッドユニットと吐出回復手段の
    相対的移動手段とを択一的に駆動するように制御するこ
    とを特徴とする請求項11或いは12記載のインクジェ
    ット記録装置。
  14. 【請求項14】前記移動手段は、 前記吐出回復ユニットが保守位置における前記ヘッドの
    インク吐出面に対して離間した待機位置と、対向する回
    復動作位置との間を相対的に移動可能に構成したことを
    特徴とする請求項11記載のインクジェット記録装置。
  15. 【請求項15】前記吐出回復手段は、 複数種類の吐出回復ユニットから構成されており、前記
    移動手段によって、前記吐出回復手段或いは保守位置に
    ある前記ヘッドの少なくとも一方を、インク吐出面に対
    して略平行となる方向へ相対的に移動させることによ
    り、ヘッド吐出面と対向する回復ユニットの種類を切換
    えることを特徴とする請求項5、6、11の何れかに記
    載のインクジェット記録装置。
  16. 【請求項16】前記吐出回復手段は、 前記ヘッドのインク吐出面を覆いインク吐出口を密封可
    能なキャップ手段と前記インク吐出面に対して摺動して
    払拭動作を行なうワイプ手段と前記ヘッドが吐出するイ
    ンクを受けるインク受け手段との内の、少なくとも一つ
    であることを特徴とする請求項15記載のインクジェッ
    ト記録装置。
  17. 【請求項17】インクを吐出するヘッドと、 少なくとも1つのヘッドを保持するヘッドユニットと、 前記ヘッドが記録媒体に対して記録が可能な記録位置と
    該記録媒体に対して記録が不可能な保守位置とにセット
    されるように前記ヘッドユニットを移動させる回動手段
    と、 前記記録位置と前記保守位置との少なくとも一方におい
    て、前記ヘッドユニットに当接して位置決めをする位置
    決め部材と、記録位置と保守位置との少なくとも一方に
    おいて前記ヘッドユニットを位置決め部材に当接した状
    態で固定する固定手段と、を有するインクジェット記録
    装置において、 前記位置決め部材とヘッドユニットとの当接面は、一方
    が平面状に構成されており、他方が該平面よりも小さい
    突起で構成されていることを特徴とするインクジェット
    記録装置。
  18. 【請求項18】前記突起は、 断面形状が矩形又は台形であることを特徴とする請求項
    17記載のインクジェット記録装置。
  19. 【請求項19】前記突起の断面形状は、 少なくともその一部に曲線で構成された部分を有するこ
    とを特徴とする請求項17或いは18記載のインクジェ
    ット記録装置。
  20. 【請求項20】前記固定手段は、 前記位置決め部材と前記ヘッドユニットとの当接面の少
    なくとも一方に設けられた磁力を発生する手段を有し、 前記位置決め部材と前記ヘッドユニットとの当接面を磁
    力によって吸着して固定することを特徴とする請求項1
    7〜19の何れかに記載のインクジェット記録装置。
  21. 【請求項21】前記固定手段は、 前記ヘッドユニットを位置決め面に対して、弾性的に押
    圧する手段を有していることを特徴とする請求項17〜
    19の何れかに記載のインクジェット記録装置。
  22. 【請求項22】前記ヘッドユニットは、 その一端部近傍に設けられた回動軸を有し、前記記録位
    置と前記保守位置との間の移動を、回動により移動する
    ことを特徴とする請求項17〜21の何れかに記載のイ
    ンクジェット記録装置。
  23. 【請求項23】前記位置決め部材は、 前記回動軸の設けられたヘッドユニットの一端とは反対
    側の他の一端部近傍が当接するように設けられているこ
    とを特徴とする請求項17〜22の何れかに記載のイン
    クジェット記録装置。
  24. 【請求項24】前記固定部材は、 前記ヘッドユニットを介して前記位置決め部材を押圧す
    る位置に設けられていることを特徴とする請求項17〜
    23の何れかに記載のインクジェット記録装置。
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