JP2003201493A - 亜鉛めっき鋼板用防錆油兼プレス加工油組成物 - Google Patents

亜鉛めっき鋼板用防錆油兼プレス加工油組成物

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JP2003201493A
JP2003201493A JP2001401676A JP2001401676A JP2003201493A JP 2003201493 A JP2003201493 A JP 2003201493A JP 2001401676 A JP2001401676 A JP 2001401676A JP 2001401676 A JP2001401676 A JP 2001401676A JP 2003201493 A JP2003201493 A JP 2003201493A
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oil
galvanized steel
steel sheet
rust
rust preventive
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JP2001401676A
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Masahiko Fukuhara
正彦 福原
Shingo Kikuchi
慎吾 菊池
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Yushiro Inc
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Yushiro Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 潤滑性、防食性及び洗浄性に優れる亜鉛めっ
き鋼板用防錆油兼プレス加工油組成物を提供する。 【解決手段】 本発明の亜鉛めっき鋼板用防錆油兼プレ
ス加工油組成物は、基油である鉱油に、組成物の合計1
00質量%に対して、未中和の油溶性アミンであるオレ
イルアミン5質量%と、硫黄系化合物であるバリウムス
ルホネート及び硫化エステルを各5質量%ずつ含有する
ものである。そして、本発明の亜鉛めっき鋼板用防錆油
兼プレス加工油組成物は、かかる構成を備えることによ
り、従来のものと比較して、防錆性に優れると共に、潤
滑性を向上させることができ、更に、基油として低粘度
の鉱油を用いることにより、洗浄性を向上させることが
できる。その結果、優れた加工性が求められる亜鉛めっ
き鋼板の加工に好適に用いることができ、高張力鋼板に
も対応することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、亜鉛めっき鋼板用
防錆油兼プレス加工油組成物に関するものであり、更に
詳しくは、潤滑性及び防錆性に優れ、高張力鋼板にも対
応できると共に、亜鉛めっき鋼板用洗浄油としても使用
できる亜鉛めっき鋼板用防錆油兼プレス加工油組成物に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車用鋼板等に使用されて
いる亜鉛めっき鋼板は、圧延等の前工程を経て製造され
た後、保管、移動中の防錆、変色防止等の目的で防錆油
を塗布し、次いで、プレス加工等の次工程に供されてい
る。そして、次工程においては、防錆油又は保管・移動
中に付着した汚れを洗浄により除去した後に、適当な加
工油を塗布して加工が行なわれている。しかし、この方
法によれば、前工程で塗布された防錆油を次工程におい
て除去し、次いで加工油を塗布しなければならず、手間
がかかるという問題がある。
【0003】これに対して、近年の亜鉛めっき鋼板のプ
レス加工において、工程の簡略化のため、防錆油にプレ
ス加工油としての性能を付与することが行われており、
その結果、いくつかの防錆油兼プレス加工油が開発され
るようになってきている。例えば、特許第304839
7号公報には、特定粘度範囲の潤滑油基油に、硫黄系極
圧添加剤、所定範囲の全塩基価である高塩基性スルホネ
ートのCa、Ba又はMg塩、及び所定の炭素数のカル
ボン酸のアミン塩である防錆添加剤を添加した亜鉛めっ
き鋼板用プレス加工兼用防錆油組成物が開示されてい
る。また、特開2000−319680号公報には、基
油に、防錆添加剤、トリアルキルトリチオホスファイト
及び不活性硫黄系極圧添加剤等の成分を加え、且つ、ト
リアルキルトリチオホスファイト及び不活性硫黄系極圧
添加剤の含有量、活性硫黄分、ケン化価、動粘度を所定
範囲とした亜鉛めっき鋼板用防錆兼プレス加工油が開示
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、今日、
自動車の軽量化等を背景として、使用される鋼板の板厚
を薄くしつつ、強度を向上させる傾向が強まっている。
また、車体の形状等の多様化に伴い、使用される鋼板を
より複雑な形状へ加工することが求められている。かか
る観点から、プレス加工油の加工性能の更なる向上が求
められているが、従来の防錆油兼プレス加工油では、こ
れに応えるだけの十分な加工性能が得られず、その結
果、プレス加工後に、製品表面にキズや焼き付き等の製
品欠陥が生じるケースが増加している。このため、従来
の防錆油兼プレス加工油に比べてより高い潤滑性及び防
錆性を有する防錆油兼プレス油が求められていた。ま
た、自動車製造の際は、プレス加工直前に鋼板に付着し
た汚れや過剰の防錆油を洗い落とすために、レベラー洗
浄油と呼ばれる亜鉛めっき鋼板用洗浄油が使用されてい
るが、この用途にも適用できる高潤滑性の亜鉛めっき鋼
板用防錆油兼プレス加工油の開発が望まれていた。
【0005】本発明は上記実情に鑑みてなされたもので
あり、潤滑性及び防錆性に優れ、高張力鋼板にも対応で
きると共に、亜鉛めっき鋼板用洗浄油としても使用でき
る亜鉛めっき鋼板用防錆油兼プレス加工油組成物を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、亜鉛めっ
き鋼板用防錆油兼プレス加工油組成物の組成成分と性能
との関係について鋭意研究を重ねた結果、不水溶性の基
油を主成分とする一般の防錆油に未中和の油溶性アミン
を添加することにより、防錆性に優れると共に、従来よ
りも優れた潤滑性を備える亜鉛めっき鋼板用防錆油兼プ
レス加工油組成物が得られ、更に、不水溶性の低粘度基
油を用いることにより、この組成物が優れた洗浄性をも
有することを見出して、本発明を完成した。
【0007】本発明の亜鉛めっき鋼板用防錆油兼プレス
加工油組成物は、基油中に未中和の油溶性アミンを含有
することを特徴とする。そして、上記油溶性アミンに含
まれている有機基の炭素数は6〜22とすることができ
る。また、亜鉛めっき鋼板用防錆油兼プレス加工油組成
物100質量%中、上記油溶性アミンの含有量は0.1
〜20質量%とすることができる。更に、本発明の亜鉛
めっき鋼板用防錆油兼プレス加工油組成物では、更に硫
黄系化合物を含有させることができる。また、本発明の
亜鉛めっき鋼板用防錆油兼プレス加工油組成物は、亜鉛
めっき鋼板洗浄用油として使用することができる。その
場合、上記基油の40℃における粘度は10mm/s
未満とすることができる。
【0008】
【発明の効果】本発明の亜鉛めっき鋼板用防錆油兼プレ
ス加工油組成物は、未中和の油溶性アミンを含有するこ
とにより、防錆性に優れると共に、従来よりも優れた潤
滑性を奏する。よって、従来よりもプレス加工性に優
れ、高張力鋼板にも対応することができる。特に、硫黄
系化合物を併用することにより、更に潤滑性を向上させ
ることができる。また、本発明の亜鉛めっき鋼板用防錆
油兼プレス加工油組成物は、低粘度基油を用いることに
より、上記特性に加え、優れた洗浄性を奏することか
ら、組成物の粘度を適宜選択することにより、プレス加
工直前に鋼板に付着した汚れや過剰の防錆油を洗い落と
すためにも好適に用いることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を更に詳細に説明す
る。 (1)基油 本発明の上記基油としては、不水溶性であり、一般の防
錆油の基油として使用されているものであれば特に限定
なく使用することができ、また、それ以外にも、組成物
のプレス加工性、防錆性を低下させないものであれば使
用することができる。上記基油として具体的には、例え
ば、灯油、軽油、スピンドル油、マシン油、ニュート
ラル油、タービン油、シリンダー油、流動パラフィン等
の鉱物油、牛脂、豚脂、ナタネ油、ヤシ油、パーム
油、ヌカ油及びこれらの水素添加油等の油脂類、前記
油脂から得られる脂肪酸、合成エステル化合物(脂肪酸
とアルコールのエステル、ポリオールエステル等)、ポ
リαオレフィン(ボリブテン等)、イソパラフィン、n
−パラフィン等の炭化水素又は合成炭化水素、アルキル
ベンゼン、アルキルナフタレン、ポリオキシアルキレン
グリコール、ポリオキシアルキレングリコールエーテ
ル、シリコーンオイル、ポリエチレングリコール等のポ
リオール類、ポリエーテル若しくはポリエステル及び高
級アルコール等の合成潤滑油、石油系溶剤等を用いる
ことができる。本発明の上記基油としては、1種のみで
構成されていてもよく、また、2種以上を併用していて
もよい。
【0010】また、本発明の上記基油の性質についても
特に限定はなく、必要に応じて様々な性質の基油を用い
ることができる。例えば、上記基油の粘度については特
に限定はないが、40℃における粘度が10mm/s
未満、好ましくは8mm/s以下、更に好ましくは5
mm/s以下、より好ましくは4mm/s以下の低
粘度基油を用いると、優れた潤滑性を維持しつつ、洗浄
性を向上させることができるので好ましい。
【0011】(2)油溶性アミン 本発明の上記油溶性アミンは、有機基を有し、上記不水
溶性の基油中に安定に混合、溶解し分散するアミンであ
れば、その構造等に特に制限はない。例えば、上記油溶
性アミンは、第一級アミン、第二級アミン及び第三級ア
ミンのいずれであってもよく、また、アミノ基の数は1
つでも、2以上でもよい。更に、上記油溶性アミンを構
成する上記有機基は、通常は炭素数6〜22、好ましく
は炭素数10〜20、更に好ましくは炭素数12〜18
の有機基である。上記有機基の炭素数を上記範囲とする
ことにより、上記不水溶性の基油中に安定に混合、溶解
し分散させることができるので好ましい。また、上記油
溶性アミンを構成する上記有機基が複数ある場合は、各
有機基は同じ基でもよく、異なる基でもよい。更に、上
記有機基は、炭化水素基のみならず、本発明の目的を阻
害しない範囲において、他の官能基を含んでいてもよ
い。本発明の上記油溶性アミンは、1種のみを用いても
よく、また、2種以上を併用していてもよい。
【0012】また、本発明の上記油溶性アミンは、未中
和であることが必要である。上記「油溶性アミン」が中
和されていると、潤滑性を向上させる効果が損なわれる
ので好ましくない。ここで「未中和」とは、全く中和さ
れていない場合だけでなく、一部中和されていても、未
中和の油溶性アミンが系中に存在している場合も含む。
この場合、全油溶性アミン中の未中和の油溶性アミンの
割合は、通常60%以上、好ましくは70%以上、更に
好ましくは80%以上、特に好ましくは85%以上、最
も好ましくは90%以上である。
【0013】上記油溶性アミンとして具体的には、例え
ば、オクチルアミン、ラウリルアミン、デシルアミ
ン、ラウリルアミン、ステアリルアミン、ジオクチルア
ミン、ジラウリルアミン、ジデシルアミン、ジラウリル
アミン、ジステアリルアミン、トリオクチルアミン、ト
リラウリルアミン、トリデシルアミン、トリラウリルア
ミン及びトリステアリルアミン等の第一級、第二級及び
第三級の直鎖飽和アルキルアミン、オレイルアミン、
ジオレイルアミン及びトリオレイルアミン等の第一級、
第二級及び第三級の不飽和アルキルアミン、2−エチ
ルヘキシルアミン、イソステアリルアミン、ジ(2−エ
チルヘキシル)アミン、ジ(イソステアリル)アミン、
トリ(2−エチルヘキシル)アミン及びトリ(イソステ
アリル)アミン等の第一級、第二級及び第三級の分岐ア
ルキルアミン、シクロヘキシルアミン、ジシクロヘキ
シルアミン及びトリシクロヘキシルアミン等の第一級、
第二級及び第三級の脂環族アミン、ベンジルアミン、ジ
ベンジルアミン及びトリベンジルアミン等の第一級、第
二級及び第三級の芳香族アミン(複素環化合物も含む)
等が挙げられる。
【0014】本発明において、上記油溶性アミンの含有
量については特に限定はなく、必要に応じて種々の含有
量とすることができる。通常は、亜鉛めっき鋼板用防錆
油兼プレス加工油組成物100質量%中、0.1〜20
質量%、好ましくは0.15〜15質量%、さらに好ま
しくは0.2〜10質量%である。上記「油溶性アミ
ン」の含有量を0.1質量%以上とすると、潤滑性を向
上させる効果が大きくなるので好ましい。一方、上記
「油溶性アミン」の含有量が20質量%を超えても、潤
滑性を向上させる効果はそれ以上期待できず、不経済で
あることから、20質量%以下とすることが経済的に好
ましい。
【0015】(3)硫黄系化合物 本発明では、上記油溶性アミンに加え、更に硫黄系化合
物を添加することができる。かかる硫黄系化合物を併用
することにより、潤滑性を更に向上させることができる
ので好ましい。上記硫黄系化合物としては、硫黄原子を
含む化合物であれば、特に制限されず、例えば、硫化鉱
油、あるいは硫化豚油、硫化牛脂、硫化ナタネ油等の硫
化脂肪油、硫化オレイン酸、硫化リノール酸等の硫化脂
肪酸、硫化オレイン酸メチル、硫化リノール酸メチルな
どの硫化エステル、アルキルジスルフィド、アルキルト
リスルフィド等のポリスルフィド等が挙げられる。ま
た、これ以外にも、アルキルスルホネート、アルキルフ
ェニルスルホネート等のスルホネート類、及びその塩、
アルキルジチオリン酸亜鉛(ZnDTP)、アルキルジ
チオカルバミン酸亜鉛(ZnDTC)等のジチオ化合物
等が挙げられる。この中では、特に硫化鉱油、硫化脂肪
油、硫化脂肪酸、硫化エステル、ポリスルフィドを用い
ると、更に潤滑性を向上させることができるので好まし
い。本発明の上記硫黄系化合物は、1種のみを用いても
よく、また、2種以上を併用していてもよい。
【0016】本発明において、上記硫黄系化合物の含有
量については特に限定はなく、必要に応じて種々の含有
量とすることができる。通常は、亜鉛めっき鋼板用防錆
油兼プレス加工油組成物100質量%中1〜40質量
%、好ましくは3〜30質量%、更に好ましくは5〜2
5質量%である。上記硫黄系化合物の含有量を1質量%
以上とすると、潤滑性を向上させる効果が大きいので好
ましく。一方、40質量%を超えても、潤滑性を向上さ
せる効果はそれ以上期待できず、不経済であることか
ら、40質量%以下とすることが経済的に好ましい。
【0017】また、本発明では、一般の防錆油兼プレス
加工油に使用されている成分であれば、本発明の目的を
阻害しない範囲において、特に問題なく使用することが
できる。例えば、中性及び高塩基性のアルキルスルホン
酸アルカリ金属塩、中性及び高塩基性のアルキルスルホ
ン酸アルカリ土類金属塩、中性及び高塩基性のアルキル
ベンゼンスルホン酸アルカリ金属塩、中性及び高塩基性
のアルキルベンゼンスルホン酸アルカリ土類金属塩、中
性及び高塩基性のカルボン酸アルカリ金属塩、中性及び
高塩基性のカルボン酸アルカリ土類金属塩、酸化ワック
ス及びその誘導体、石油ワックス及びその誘導体、動植
物性ワックス及びその誘導体、一価又は多価アルコール
のエステル、一価又は多価アルコールの部分エステル等
を使用することができる。その他、例えば、必要に応じ
て、消泡剤、非鉄金属防食剤、流動点降下剤、粘度指数
向上剤、香料、染料、顔料、防腐剤及び殺菌剤等の任意
成分を適宜添加する事も可能である。尚、本発明におい
て、遊離のカルボン酸等の酸性物質が過剰に存在する
と、油溶性アミンが中和されて、その効果が失われるた
め好ましくないが、未中和の油溶性アミンが系中に存在
するように制限すれば、本発明において、遊離のカルボ
ン酸等の酸性物質を添加することができる。
【0018】本発明の亜鉛めっき鋼板用防錆油兼プレス
加工油組成物は、未中和の油溶性アミンを含有すること
により潤滑性に優れており、以下の実施例に記載した条
件及び測定方法により測定されるバウデン試験におい
て、平均摩擦係数を0.20以下、より好ましくは0.
15以下、更に好ましくは0.13以下とすることがで
きる。また、ドロービート試験において、引抜力を55
0kg以下、より好ましくは510kg以下、更に好ま
しくは500kg以下とすることができる。また、本発
明の亜鉛めっき鋼板用防錆油兼プレス加工油組成物は、
上記構成を備えることにより、低粘度基油を用いてプレ
ス加工直前に鋼板に付着した汚れや過剰の防錆油を容易
に洗い落とすために使用される洗浄油としても、潤滑性
をほとんど低下させることなく使用できる。
【0019】
【実施例】以下、本発明について、実施例及び比較例を
挙げて具体的に説明する。 (1)亜鉛めっき鋼板用防錆油兼プレス加工油組成物の
調製 亜鉛めっき鋼板用防錆油兼プレス加工油組成物100質
量%中、下記の成分を表1に示す質量%の割合で配合す
ることにより、実施例1〜7及び比較例1〜3の各亜鉛
めっき鋼板用防錆油兼プレス加工油組成物を調製した。
尚、比較例4の亜鉛めっき鋼板用防錆油兼プレス加工油
組成物としては、ユシロ化学工業株式会社製「ユシロン
フォーマーCF6010」を用いた。また、40℃にお
ける粘度(mm/s)はキャノン−フェンスケ粘度計
を用い、JIS K2283に従って測定した。 (a)オレイルアミン;商品名「アミンOB」(日本油
脂株式会社製)。 (b)硫化エステル;自社合成品を使用 (c)バリウムスルホネート;商品名「Surchem
404」(Witco社製、塩基価約10mg/KO
H) (d)ソルビタンエステル;商品名「IONET S8
5」(三洋化成工業株式会社製) (e)鉱油A;商品名「スピンドル油」(コスモ石油株
式会社製) 粘度10mm/s(40℃) (f)鉱油B;商品名「ソルベントNo7」(エクソン
化学株式会社製) 粘度2mm/s(40℃)
【0020】
【表1】
【0021】(2)性能評価 上記実施例1〜7及び比較例1〜4の各亜鉛めっき鋼板
用防錆油兼プレス加工油組成物を用いて、以下に示すバ
ウデン試験及びドロービート試験により潤滑性の評価を
行った。また、以下に示す塩水噴霧試験及び湿潤試験に
より防錆性を評価した。その結果を上記表1に併記す
る。
【0022】(a)バウデン試験 亜鉛めっき鋼板(GA材)である試験片上に上記実施例
1〜7及び比較例1〜4の各亜鉛めっき鋼板用防錆油兼
プレス加工油組成物を塗布し、続いて、SUJ2 3/
16inchの試験球を用いて、50℃の温度下に荷重
1kgの条件で試験片上を20回摺動した。そして、2
0回摺動時の平均摩擦係数を算出することにより、上記
実施例1〜7及び比較例1〜4の各亜鉛めっき鋼板用防
錆油兼プレス加工油組成物の潤滑性の評価を行った。評
価は、平均摩擦係数が0.10未満を優良(◎)、0.
15未満を良好(○)、0.20未満を不良(△)、
0.20以上を使用不能(×)として表1に示した。
【0023】(b)ドロービート試験 板厚1mmの亜鉛めっき鋼板(GA材)である試験片上
に上記実施例1〜7及び比較例1〜4の各亜鉛めっき鋼
板用防錆油兼プレス加工油組成物を塗布し、続いて、押
付け圧力400kgf、引抜き速度は0.1m/分の条
件にて、試験片を引き抜く引抜力をロードセルにより測
定した。評価は、引抜力が480kg未満を優良
(◎)、530kg未満を良好(○)、530kg以上
を使用不能(×)として表1に示した。
【0024】(c)塩水噴霧試験及び湿潤試験 JIS K2246の「塩水噴霧試験」及びJIS K
2246の「湿潤試験」に準じて試験を行った。評価
は、錆なしを「◎」、錆発生部分の面積が試験片全面積
の1〜10%を「○」、錆発生部分の面積が試験片全面
積の11〜25%を「×」、錆発生部分の面積が試験片
全面積の26%以上を「××」として表1に示した。
【0025】(d)洗浄性 微粉鉄粉を分散した鉱油を塗布した鋼板を、上記実施例
1〜7及び比較例1〜4の各亜鉛めっき鋼板用防錆油兼
プレス加工油組成物に浸漬し、液を攪拌しながら40℃
で3分間放置した後の汚れ物質の除去性を調べることに
より、洗浄性を評価した。評価は、汚れ物質の残着がな
く、洗浄性が非常に良好なものを「◎」、汚れ物質の残
着がほとんどなく、洗浄性が良好なものを「○」、汚れ
物質の残着がわずかにあり、洗浄性がやや悪いものを
「△」、汚れ物質が残着し、洗浄性が悪いものを「×」
として表1に示した。
【0026】(3)実施例の効果 表1に示すように、未中和の油溶性アミンであるオレイ
ルアミンを添加した実施例1〜7の各亜鉛めっき鋼板用
防錆油兼プレス加工油組成物は、バウデン試験による摩
擦係数が0.09〜0.14、ドロービード試験による
引抜力が470〜510kgと小さい値を示しているこ
とから、全て良好な潤滑性を示していることが判る。ま
た、塩水噴霧試験及び湿潤試験では、いずれも腐蝕はな
いか、ほとんど認められなかったことから、優れた防錆
性を示していることが判る。従って、本実施例の亜鉛め
っき鋼板用防錆油兼プレス加工油組成物は、いずれも潤
滑性に優れる共に防錆性にも優れているものであること
が判る。特に、硫黄系化合物を添加した実施例4では、
オレイルアミンの量が実施例1〜3より少なくても、実
施例1〜3と同程度か、やや優れた潤滑性及び防錆性を
示しており、オレイルアミンの量が実施例2と同じ実施
例5では、添加していない実施例2に比べてバウデン試
験による摩擦係数が0.09、ドロービード試験による
引抜力が470kgと小さい値を示しており、更なる潤
滑性の向上が認められることが判る。
【0027】一方、オレイルアミンを添加していない比
較例1〜3の各亜鉛めっき鋼板用防錆油兼プレス加工油
組成物は、バウデン試験による摩擦係数が0.15〜
0.25、ドロービード試験による引抜力が560〜6
00kgと大きな値を示していることから、上記実施例
と比べて潤滑性に劣るものであることが判る。特に、オ
レイルアミン及び硫黄系化合物を含有しない比較例1に
おいては、潤滑性が極めて悪い。また、比較例1及び2
においては、ドロービート試験においてスティックスリ
ップが見られた。また、比較例2及び3では、硫黄系化
合物を添加することにより潤滑性がやや向上するが、防
錆性が著しく低下していることが判る。同様に、市販品
の比較例4では、防錆性が上記実施例よりも低いことが
判る。
【0028】また、表1より、実施例1〜7の各亜鉛め
っき鋼板用防錆油兼プレス加工油組成物は、いずれも洗
浄性が市販プレス油である比較例4よりも優れており、
従来のプレス油よりも優れた洗浄性を有することが判
る。特に基油を低粘度の鉱油Bにした実施例6及び7で
は、潤滑性及び防錆性が実施例1〜5とほぼ同程度であ
ると共に、実施例1〜5と比べて汚れの除去性が良好で
あることが判る。以上より、本発明の各亜鉛めっき鋼板
用防錆油兼プレス加工油組成物は、上記構成を備えるこ
とにより、潤滑性、防錆性及び洗浄性の全ての性質がバ
ランスよく優れているものであることが判る。
【0029】尚、本発明においては、前記具体的実施例
に示すものに限られず、目的、用途に応じて本発明の範
囲内で種々変更した実施例とすることができる。即ち、
本発明の亜鉛めっき鋼板用防錆油兼プレス加工油組成物
は、表1に示す組成及び配合割合に限定されず、本発明
の範囲内であれば種々の組成及び配合割合で組成物を構
成することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C10M 135/06 C10M 135/06 135/10 135/10 135/18 135/18 135/20 135/20 137/10 137/10 A // C10N 20:02 C10N 20:02 30:00 30:00 Z 30:12 30:12 40:24 40:24 Z Fターム(参考) 4H104 BE02C BE03C BE06C BE07C BG02C BG04C BG06C BG10C BG11 BH07C DA02A DA06A EA02A EB02 LA06 PA23

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基油中に未中和の油溶性アミンを含有す
    ることを特徴とする亜鉛めっき鋼板用防錆油兼プレス加
    工油組成物。
  2. 【請求項2】 上記油溶性アミンに含まれている有機基
    の炭素数は6〜22である請求項1記載の亜鉛めっき鋼
    板用防錆油兼プレス加工油組成物。
  3. 【請求項3】 亜鉛めっき鋼板用防錆油兼プレス加工油
    組成物100質量%中、上記油溶性アミンの含有量は
    0.1〜20質量%である請求項1又は2記載の亜鉛め
    っき鋼板用防錆油兼プレス加工油組成物。
  4. 【請求項4】 更に硫黄系化合物を含有する請求項1乃
    至3のいずれかに記載の亜鉛めっき鋼板用防錆油兼プレ
    ス加工油組成物。
  5. 【請求項5】 亜鉛めっき鋼板洗浄用油として使用する
    ことができる請求項1乃至4のいずれかに記載の亜鉛め
    っき鋼板用防錆油兼プレス加工油組成物。
  6. 【請求項6】 上記基油の40℃における粘度が10m
    /s未満である請求項5記載の亜鉛めっき鋼板用防
    錆油兼プレス加工油組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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