JP2003201741A - 無機質系化粧板の取付け構造 - Google Patents

無機質系化粧板の取付け構造

Info

Publication number
JP2003201741A
JP2003201741A JP2002000434A JP2002000434A JP2003201741A JP 2003201741 A JP2003201741 A JP 2003201741A JP 2002000434 A JP2002000434 A JP 2002000434A JP 2002000434 A JP2002000434 A JP 2002000434A JP 2003201741 A JP2003201741 A JP 2003201741A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inorganic
decorative board
inorganic decorative
mounting structure
base material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002000434A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroo Inoue
宏夫 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dantani Plywood Co Ltd
Original Assignee
Dantani Plywood Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dantani Plywood Co Ltd filed Critical Dantani Plywood Co Ltd
Priority to JP2002000434A priority Critical patent/JP2003201741A/ja
Publication of JP2003201741A publication Critical patent/JP2003201741A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Building Environments (AREA)
  • Panels For Use In Building Construction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 安価で簡単に施工できるとともに長期
間安定した固定状態を維持できまた、無機質系化粧板の
意匠性、見掛けを損なうことのない無機質系化粧板の取
付け構造を提供すること。 【解決手段】 無機質系基材の少なくとも一面に塗料
をスパッタリング塗装してなる無機質系化粧板1に、フ
ィニッシュネイルを打込んで野縁、胴縁等固定用部材に
固定した無機質系化粧板1の取付け構造。請求項2に記
載の発明は、無機質系基材の少なくとも一面に梨地、エ
ンボス模様を形成し、その表面に塗料をスパッタリング
塗装した無機質化粧板1に、フィニッシュネイルを打込
んで野縁、胴縁等の固定用部材に固定した無機質系化粧
板1の取付け構造である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無機質系化粧板の
取付け構造に関し、さらに詳しくは、高い吸放湿性を有
するとともに防火性、耐火性を有する天井材、内装材等
として用いることができる意匠性に優れた吸放湿性無機
質系化粧板の取付け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、無機質系化粧板は、合板等からな
る木質系化粧板に比し、基材の材質に起因して釘打ち施
工等によって外部から付けられた窪みや傷等に対する復
元力が殆ど期待できず、化粧板表面に窪みや傷等として
残存する。従って、無機質系化粧板を壁面や天井に取付
け施工するに際しては、石膏ボード等による下地施工の
上に接着剤を介して固定するか或はジョイナー等の金具
を用いて施工していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】処で、無機質系化粧板
の取付け施工は、可及的に短時間内に完了することが建
築工事等の工期を短くするために不可欠である。而し
て、上記接着剤による無機質系化粧板の取付け施工によ
るときは、接着が完了するまでに時間を要する。接着完
了までの時間の短い瞬間接着剤やホットメルト接着剤も
あるが、価格が高いのみならず長期間安定した接着性を
維持できない不安がある。一方、ジョイナー等の金具を
用いる無機質系化粧板の取付け施工方法によるときは、
高価になるのみならず化粧板の見掛けを損なう問題があ
る。
【0004】本発明は、安価で簡単に施工できるととも
に長期間安定した固定状態を維持できまた、無機質系化
粧板の意匠性、見掛けを損なうことのない無機質系化粧
板の取付け構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の請求項1に記載の発明は、無機質系基材の少なくとも
一面に塗料がスパッタ状に塗布された無機質系化粧板
に、フィニッシュネイルを打込んで野縁、胴縁等の固定
用部材に固定するようにした無機質系化粧板の取付け構
造である。この構成により、スパッタリング塗装による
点状塗膜とフィニッシュネイル打込みによる凹部の影が
混在してフィニッシュネイル打込みによる凹部(窪み)
が目立たず、無機質系化粧板の意匠性を損なうことがな
い。
【0006】請求項2に記載の発明は、無機質系基材の
少なくとも一面に梨地、エンボス模様を形成し、その表
面に塗料をスパッタリング塗装を施した無機質系化粧板
に、フィニッシュネイルを打込んで野縁、胴縁等の固定
用部材に固定するようにした無機質系化粧板の取付け構
造である。この構成によるときは、エンボス模様と相俟
ってスパッタリング塗装による凹部とフィニッシュネイ
ル打込みによる凹部が混在してフィニッシュネイル打込
みによる凹部をさらに目立たなくし、無機質系化粧板の
意匠性を損なうことを無くする。
【0007】請求項3に記載の発明は、無機質系基材
が、粒度≦100μmの、珪藻土、シリカゲル、ゼオラ
イト、ゾノトライト、セピオライト、アパタルジャイ
ト、トバモライト、アロフェン、白砂(しらす)、カオ
リナイト質粘土、酸化アルミニウム、木炭、および活性
炭から選ばれた1種または2種以上からなる吸放湿性材
料と、セメント、スラグ、石膏、炭酸カルシウム、炭酸
マグネシウム、および珪酸カルシウムから選ばれた1種
または2種以上からなる水硬性物質、パルプ等有機質補
強繊維およびロックウール等無機質繊維の何れか一方ま
たは双方とを含むものである請求項1または請求項2に
記載の無機質系化粧板の取付け構造である。この構成に
よれば、吸放湿性に優れた特性を併せもつ無機質系化粧
板の取付け構造とすることができる。
【0008】請求項4に記載の発明は、無機質系基材の
少なくとも一面にスパッタリング塗布される塗料が、粒
度:5μm〜500μmの珪藻土、シリカゲル、ゼオラ
イト、ゾノトライト、セピオライト、アパタルジャイ
ト、トバモライト、アロフェン、白砂(しらす)、カオ
リナイト質粘土、酸化アルミニウム、木炭、および活性
炭から選ばれた1種または2種以上からなる吸放湿性材
料粒粉が、塗料有り姿に対し2%〜40%添加されたも
のである請求項1乃至請求項3の何れかに記載の無機質
系化粧板の取付け構造である。この構成によれば、無機
質系化粧板の表面が様々な色調の深みのある粗面を形成
し意匠性に優れたものとなるとともにその粗面と吸放湿
性材料粒粉により基材の吸放湿能が増強される。
【0009】請求項5に記載の発明は、無機質系化粧板
が、少なくとも相対向する二側端面に合决り加工部が形
成されているものである請求項1乃至請求項4の何れか
に記載の無機質系化粧板の取付け構造である。この構成
によるときは、無機質系化粧板の接合部に目地幅の揃っ
た溝部を現出させ得、重厚感のある意匠性に優れた壁面
等を形成することができる。
【0010】請求項6に記載の発明は、無機質系基材の
少なくとも一面への塗料のスパッタリング塗装が、無機
質系基材の表面が20%〜80%露出する条件下に遂行
されるものである請求項1乃至請求項5の何れかに記載
の無機質系化粧板の取付け構造である。この構成によれ
ば、無機質系化粧板の表面が様々な色調の深みのある粗
面を形成し意匠性に優れたものとなるとともに基材の吸
放湿能を損なうことがない。
【0011】請求項7に記載の発明は、無機質系基材の
少なくとも一面に塗料をスパッタリング塗装した無機質
系化粧板に、フィニッシュネイルを打込んで野縁、胴縁
等の固定用部材に固定するとともに無機質系化粧板にお
ける釘頭部陥没凹所に、前記無機質系化粧板の表面色と
同系統の色のパテが充填された無機質系化粧板の取付け
構造である。この構成によるときは、フィニッシュネイ
ル打込みによる釘頭部陥没凹所をさらに目立たなくし、
美しい仕上がりの壁面、天井等を形成できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその好ましい実施
形態に則して説明する。
【0013】本発明の無機質系化粧板の取付け構造にお
ける主体は、たとえば石膏ボードといった無機質系化粧
板である。この実施形態にあっては、無機質系化粧板は
吸放湿性無機質系化粧板である。この化粧板は吸放湿性
防火建材ともいうべきものであって、珪藻土、ゼオライ
ト、セピオライト、ゾノトライトといった吸放湿性材
料、セメント、スラグ、石膏といった水硬性物質、なら
びにパルプといった有機質補強繊維およびロックウール
といった無機質繊維の何れか一方または双方からなる基
材の表面にたとえば梨地のエンボス模様を形成した後、
表面にスパッタリング塗装を施したものである。
【0014】基材表面にスパッタリング塗装を施すに際
しては、基材表面の20%〜80%が露出する条件下に
行う。基材表面の露出度が20%に満たない塗装では、
吸放湿性基材の吸放湿能を阻害する。一方、80%を超
える露出度となるスパッタリング塗装条件では、塗装に
よる無機質系化粧板の意匠性向上が困難となる。
【0015】次に、基材表面にスパッタリング塗装を施
すに際して用いる塗料として、本実施形態においては、
珪藻土、ゼオライトといった吸放湿性材料の粒粉を添加
した塗料を用いている。吸放湿性材料粒粉の粒度は、5
μm〜500μmの範囲である。5μmに満たない粒度
では、吸放湿性無機質系化粧板の少なくとも一面に形成
される塗膜層表面を深みのある意匠性に優れた粗面とす
ることができない。一方、500μmを超える大きな粒
度では、吸放湿性材料粒粉が剥離し易くなる。
【0016】粒度:5μm〜500μmの吸放湿性材料
粒粉は、塗料有り姿に対して重量で、2%〜40%添加
される。2%未満の添加量では、吸放湿性無機質系化粧
板の少なくとも一面を、深みがあり意匠性に優れた粗面
とすることができず、粗面による表面積の拡大にも資す
る処が小さい。一方、40%を超えて添加すると、アク
リル樹脂等によるバインディング効果が十分ではなくな
り、吸放湿性材料粒粉が剥離し易くなる。
【0017】塗料としては、汎用のポリエステル樹脂系
塗料、ビニル樹脂系塗料、アクリル樹脂系塗料、ウレタ
ン樹脂系塗料、シリコン樹脂系塗料、弗素樹脂系塗料、
フタル酸樹脂系塗料、フェノール樹脂系塗料、ゴム系塗
料、エポキシ樹脂系塗料、アミノ樹脂系塗料、ラッカ
ー、自然塗料等の単体または複合塗料を用いることがで
きる。たとえば、アクリル樹脂系塗料を用いる場合、そ
の組成は、重量で、アクリル樹脂エマルジョン:30%
〜50%、水:30%〜50%、吸放湿性材料粒粉:2
%〜40%、着色・体質顔料、添加剤である。その塗布
量は、10g/m〜150g/m(固形分)であ
る。10g/m に満たない塗布量では、吸放湿性無機
質系化粧板の少なくとも一面を、深みがあり意匠性に優
れた粗面とすることができない。一方、150g/m
を超える塗布量は、吸放湿性無機質系化粧板の物性を損
なう。
【0018】添加剤としては、界面活性剤、乳化剤、消
泡剤、pH調整剤、融着溶剤、防腐・防黴剤、キレート
化剤等を単体で或は複合して用いる。
【0019】また、この実施形態においては、吸放湿性
無機質系化粧板は、その厚さが8mm以上たとえば1
2.5mmである。このような厚さとすることによって
衝撃強度が十分となり、石膏ボード等による下地施工を
省略することができ、胴縁等の固定用部材に直接的に釘
打ち固定することができる。さらに、図1に示すような
合决り加工部を形成すると、吸放湿性無機質系化粧板相
互の接合部に均一な目地幅を確保することができ、重厚
感のある壁面、天井等を形成することができる。即ち、
図1において、無機質系化粧板1に合决り加工部2を形
成するに際し、無機質系化粧板1の下部突出長aを上部
突出長bよりも大とすることによって、無機質系化粧板
1を突き合わせたときに、目地幅gは、g=a-bであ
って、無機質系化粧板1の厚さtが大なるほど目地部の
深さが大となり、重厚感を醸し出すことができる。
【0020】次に、本実施形態における無機質系化粧板
の基材の成分系について説明する。本発明の無機質系化
粧板の取付け構造における無機質系化粧板の基材は、基
本的には、粒度が100μm以下の、重量で5%〜60
%配合される吸放湿性材料と、水硬性物質からなる。こ
れら原料の混合物に水を加えて混練してスラリーとし、
これを抄造して基材を得る。抄造法としては、それ自体
周知の丸網式抄造機による抄造法を用いることができ
る。
【0021】吸放湿性材料としては、珪藻土、シリカゲ
ル、ゼオライト、ゾノトライト、セピオライト、アパタ
ルジャイト、トバモライト、アロフェン、白砂(しら
す)、カオリナイト質粘土、酸化アルミニウム、木炭、
および活性炭から選ばれた1種または2種以上を用いる
ことができる。これらは何れも多孔質で、吸放湿性に優
れた材料である。
【0022】本発明の無機質系化粧板の取付け構造にお
ける無機質系化粧板の基材においては、吸放湿性材料
は、配合原料中、重量で、5%〜60%の範囲内で配合
される。5%に満たない配合量では、吸放湿性無機質系
化粧板に吸放湿特性を付与できない。一方、60%を超
える配合量は、吸放湿性無機質系化粧板の一次物性わけ
ても曲げ強度や硬度を低下させる。この実施形態におい
ては、吸放湿性無機質系化粧板の一次物性を確保すべ
く、スラグ、セメント、といった水硬性物質さらには、
有機質補強繊維および無機質繊維の何れか一方または双
方を配合することによって一次物性を補完するようにし
ている。
【0023】本発明の無機質系化粧板の取付け構造にお
ける無機質系化粧板の基材においては、吸放湿性材料の
粒度を100μm以下としている。粒度が100μmを
超えると、配合原料スラリーを抄造機で巻き取るとき、
吸放湿性材料たとえば珪藻土が分離して均一なマットに
することができない。通常、粒度≦70μmで実施す
る。吸放湿性材料が珪藻土である場合は、粒度範囲は好
ましくは、10μm〜100μmである。
【0024】水硬性物質は、これを配合することによっ
てマトリックスが強固に密着して吸放湿性無機質系化粧
板の基材強度を高めるとともに、硬化、成形といった特
性を簡単かつ安価に付与でき、吸放湿性無機質系化粧板
の製造を容易にする。また、水硬性物質は、防火性、耐
火性のほか防水性をも有している。水硬性物質として
は、スラグ、セメント、石膏、炭酸カルシウム、珪酸カ
ルシウム等を用いることができる。
【0025】水硬性物質は、本発明の無機質系化粧板の
取付け構造における吸放湿性無機質系化粧板の基材にお
いては、配合原料中、10%〜60%の範囲内で配合さ
れる。10%未満の配合量では、強度付与能や防水性、
硬化特性、成形特性を発現し難い。一方、60%を超え
て配合すると、吸放湿性無機質系化粧板の重量増加や乾
燥、収縮によるひび割れを招く。
【0026】本発明の無機質系化粧板の取付け構造にお
ける吸放湿性無機質系化粧板の基材においては、充填物
質を増量材として原料配合物に添加することができる。
充填物質としては、二水石膏:2%〜30%、炭酸カル
シウム:0%〜20%、パーライト:0%〜15%、消
石灰:0%〜1.5%、雲母:0%〜8%の範囲内で用
いることができる。
【0027】吸放湿性無機質系化粧板の強度を向上させ
る目的でまた、抄造性を向上させる目的で、たとえばパ
ルプといった有機質補強繊維を添加する。本実施形態に
おいては、3%〜5%の範囲内で添加する。3%未満の
添加量では、吸放湿性無機質系化粧板の強度および抄造
性の向上効果を発現できない。一方、5%を超えて添加
すると、吸放湿性無機質系化粧板のパルプ等が有機質材
料である処から吸放湿性無機質系化粧板の不燃性材料と
しての特性を喪失する。
【0028】無機質繊維たとえばロックウールは、有機
質補強繊維と同様に、吸放湿性無機質系化粧板の強度を
向上させるとともに加工性を向上させるべく添加され
る。本実施形態においては、1%〜8%の範囲内で添加
する。1%に満たない添加量では、吸放湿性無機質系化
粧板の強度向上や加工性向上に資する処が小さくまた、
8%を超えて添加すると、配合原料に水を加えて混練す
るときの作業性を損なう。さらに、ダマと呼ばれる繊維
凝集物が混在し、吸放湿性無機質系化粧板の材質の均一
性を損なう。
【0029】このようにして得られた吸放湿性無機質系
化粧板の基材にエンボス加工を施して或は施すことな
く、スパッタリング塗装を施して吸放湿性無機質系化粧
板とする。而して、吸放湿性無機質系化粧板を胴縁、野
縁といった木質系固定用材にフィニッシュネイルを用い
て固定する。この実施形態においては、たとえば胴縁に
接着剤を塗布した後吸放湿性無機質系化粧板を取付け、
吸放湿性無機質系化粧板の表面からフィニッシュネイル
を打込んで、固定する。
【0030】吸放湿性無機質系化粧板の固定に用いるフ
ィニッシュネイルとしては、図2に示すような、平面矩
形状の頭部をもつとともに胴部断面形状も方形の、たと
えばSUS304といったステンレス鋼製の釘を用いる
ことができる。フィニッシュネイル3のディメンジョン
としては、たとえば図2に示す釘頭平面短辺w=1.3
mm、釘頭平面長辺l=1.4mm、フィニッシュネイ
ル長さL=35mm、釘胴部短辺c=w、d=1.3m
mである。
【0031】フィニッシュネイル3は、その頭部が無機
質系化粧板の最表面よりも陥没する如く打込まれる。本
発明の無機質系化粧板の取付け構造においては、吸放湿
性無機質系化粧板が梨地表面を呈しておりさらに、たと
えば砂岩調のエンボス模様が形成されているとともにそ
の表面に吸放湿性材料粒粉が添加された塗料が、基材表
面が20%〜80%露出するようにスパッタリング塗装
されているから、塗膜層における凹所と釘頭部凹所とが
混在して釘頭部凹所が目立たず、無機質系化粧板の意匠
性を損なわない。
【0032】本発明においては、無機質系化粧板の最表
面よりも陥没する如く打込まれた釘頭部凹所に、無機質
系化粧板の表面と同系統の色調のパテを充填することが
できる。そうすることによって、釘頭部凹所をさらに目
立たなくすることができる。
【0033】
【実施例】実施例1 重量で、二水石膏:17%、高炉スラグ:38%、セメ
ント:5%、珪藻土:20%(平均粒度:20μm)、
パルプ:5%、ロックウール:5%、パーライト:9.
5%、着色顔料:0.5%からなる原料配合物に水を加
えて混練して得られたスラリーを、丸網式抄造機を用い
て、抄造速度:40m/分で抄造し次いで、70℃近傍
まで段階的に昇温し、70℃の温度で20時間蒸気(9
0%RH(相対湿度))養生した。その後、乾燥機中1
80℃で10分間の乾燥を行った後、切断加工を行って
厚さ:12.5mm、幅:606mm、長さ:909m
mの梨地表面をもつ吸放湿性無機質系化粧板基材を得
た。
【0034】この基材の一面にエンボス加工を施して砂
岩調の表面性状とした後、通気性シーラーとしてのシリ
カ変性アクリル共重合樹脂エマルジョン:水=1:2
(重量比)の混合物を塗布した。塗布量は7g/m
(樹脂固形分)であった。その後、熱風ドライヤーで
100℃×2分間の条件で乾燥した。
【0035】上記シーラー塗布面上に、重量で、アクリ
ル樹脂エマルジョン:40部、その他添加剤:10部、
珪藻土:10部(平均粒度:20μm)、水:50部か
らなる水性塗料を30g/m(固形分)、基材表面を
40%露出させるようにして点状のスパッタリング塗装
を施した。ミルキーピンク色の粗面を有する深みのある
意匠性に富む吸放湿性無機質系化粧板が得られた。
【0036】こうして得られた吸放湿性無機質系化粧板
の周縁端部四面に面取り加工を施し、図1に示す合决り
加工を施した。図1に示すt=12.5mm、a=11
mm、b=5mmであった。この吸放湿性無機質系化粧
板を接着剤が塗布された胴縁に取付けた後、図2に示
す、w=1.3mm、l=1.4mm、d=c=1.3
mm、L=35mmのSUS304ステンレス鋼製フィ
ニッシュネイルを用いてタッカーによって胴縁に、釘頭
が吸放湿性無機質系化粧板表面から0.5mm陥没する
ように打込み固定した。釘頭陥没凹所は、エンボス加工
表面およびスパッタリング塗装表面の点状塗膜と混在し
て目立つことなく、吸放湿性無機質系化粧板の意匠性が
能く保たれた。
【0037】実施例2 重量で、二水石膏:17%、高炉スラグ:38%、セメ
ント:5%、珪藻土:20%(平均粒度:20μm)、
パルプ:5%、ロックウール:5%、パーライト:9.
5%、着色顔料:0.5%からなる原料配合物に水を加
えて混練して得られたスラリーを、丸網式抄造機を用い
て、抄造速度:40m/分で抄造し次いで、70℃近傍
まで段階的に昇温し、70℃の温度で20時間蒸気(9
0%RH(相対湿度))養生した。その後、乾燥機中1
80℃で10分間の乾燥を行った後、切断加工を行って
厚さ:12.5mm、幅:606mm、長さ:909m
mの梨地表面をもつ吸放湿性無機質系化粧板基材を得
た。
【0038】この基材の一面にエンボス加工を施して砂
岩調の表面性状とした後、重量で、酢酸ビニル樹脂エマ
ルジョン:40部、その他添加剤:10部、珪藻土:3
0部(平均粒度:100μm)、水:50部からなる水
性塗料を60g/m(固形分)、基材表面を40%露
出させるようにして点状のスパッタリング塗装を施し
た。淡褐色の粗面を有する深みのある意匠性に富む吸放
湿性無機質系化粧板が得られた。
【0039】こうして得られた吸放湿性無機質系化粧板
の周縁端部四面に面取り加工を施し、図1に示す合决り
加工を施した。図1に示すt=12.5mm、a=11
mm、b=5mmであった。この吸放湿性無機質系化粧
板を接着剤が塗布された胴縁に取付けた後、図2に示
す、w=1.3mm、l=1.4mm、d=c=1.3
mm、L=35mmのSUS304ステンレス鋼製フィ
ニッシュネイルを用いてタッカーによって胴縁に、釘頭
が吸放湿性無機質系化粧板表面から0.5mm陥没する
ように打込み固定した。
【0040】釘頭陥没凹所(窪み)に、吸放湿性無機質
系化粧板表面色と同系統の色調を有するマイクロクリス
タリンワックス系の補修用パテ剤をカッターナイフで切
り取って充填し、熱風ドライヤで表面を加熱してパテ剤
を流動させ、吸放湿性無機質系化粧板表面とレベルを合
わせて施工を完了した。釘を打ち込んだ表面凹所(窪
み)は殆ど目立たず、美麗な仕上がりであった。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、無機質系化粧板を、梨
地、エンボス模様表面に塗料をスパッタリング塗布した
ものにしたからフィニッシュネイルの打込みによる胴縁
等への固定方法を採るにもかかわらず、フィニッシュネ
イルの釘頭凹所(窪み)が目立たず、無機質系化粧板の
意匠性を損なうことがない。
【0042】無機質系化粧板の四周端面に合决り加工を
施す構成としたから、目地幅の揃った溝部を現出させ
得、重厚感のある意匠性に優れた壁面、天井等を形成す
ることができる。
【0043】無機質系化粧板のサイズを厚さ≧8mmと
したから、石膏ボード等による下地施工が不要であり、
工期の短縮に資することができる。また、幅、長さとも
にコンパクトなものとしたから作業者1人での取付け施
工が可能である。
【0044】請求項7に記載の発明によれば、さらにフ
ィニッシュネイルの釘頭凹所(窪み)が目立たず、美し
い仕上がりの表面が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る無機質系化粧板の取付
け構造における無機質系化粧板を示す図
【図2】本発明の一実施例に係る無機質系化粧板の取付
け構造におけるフィニッシュネイルの斜視図
【符号の説明】
1 無機質系化粧板 2 合决り加工部 3 フィニッシュネイル a 合决り加工部における無機質系化粧板下部突出長 b 合决り加工部における無機質系化粧板上部突出長 g 目地幅 c 釘胴部短辺 d 釘胴部長辺 l 釘頭平面長辺 L フィニッシュネイル長さ w 釘頭平面短辺

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無機質系基材の少なくとも一面に塗料が
    スパッタ状に塗布された無機質系化粧板に、フィニッシ
    ュネイルを打込んで野縁、胴縁等の固定用部材に固定し
    た無機質系化粧板の取付け構造。
  2. 【請求項2】 無機質系基材の少なくとも一面に梨地、
    エンボス模様を形成し、その表面に塗料をスパッタリン
    グ塗装した無機質系化粧板に、フィニッシュネイルを打
    込んで野縁、胴縁等の固定用部材に固定した無機質系化
    粧板の取付け構造。
  3. 【請求項3】 無機質系基材が、粒度≦100μmの、
    珪藻土、シリカゲル、ゼオライト、ゾノトライト、セピ
    オライト、アパタルジャイト、トバモライト、アロフェ
    ン、白砂(しらす)、カオリナイト質粘土、酸化アルミ
    ニウム、木炭、および活性炭から選ばれた1種または2
    種以上からなる吸放湿性材料と、セメント、スラグ、石
    膏、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、および珪酸カ
    ルシウムから選ばれた1種または2種以上からなる水硬
    性物質、パルプ等有機質補強繊維およびロックウール等
    無機質繊維の何れか一方または双方とを含むものである
    請求項1または請求項2に記載の無機質系化粧板の取付
    け構造。
  4. 【請求項4】 無機質系基材の少なくとも一面にスパッ
    タリング塗布される塗料が、粒度:5μm〜500μm
    の珪藻土、シリカゲル、ゼオライト、ゾノトライト、セ
    ピオライト、アパタルジャイト、トバモライト、アロフ
    ェン、白砂(しらす)、カオリナイト質粘土、酸化アル
    ミニウム、木炭、および活性炭から選ばれた1種または
    2種以上からなる吸放湿性材料粒粉が、塗料有り姿に対
    し2%〜40%添加されたものである請求項1乃至請求
    項3の何れかに記載の無機質系化粧板の取付け構造。
  5. 【請求項5】 無機質系化粧板が、相対向する二側面に
    合决り加工部が形成されているものである請求項1乃至
    請求項4の何れかに記載の無機質系化粧板の取付け構
    造。
  6. 【請求項6】 無機質系基材の少なくとも一面への塗料
    のスパッタリング塗装が、無機質系基材の表面が20%
    〜80%露出する条件下に遂行されるものである請求項
    1乃至請求項5の何れかに記載の無機質系化粧板の取付
    け構造。
  7. 【請求項7】 無機質系基材の少なくとも一面に塗料を
    スパッタリング塗装した無機質系化粧板に、フィニッシ
    ュネイルを打込んで野縁、胴縁等の固定用部材に固定す
    るとともに無機質系化粧板における釘頭部陥没凹所に、
    前記無機質系化粧板の表面色と同系統の色のパテが充填
    された無機質系化粧板の取付け構造。
JP2002000434A 2002-01-07 2002-01-07 無機質系化粧板の取付け構造 Pending JP2003201741A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002000434A JP2003201741A (ja) 2002-01-07 2002-01-07 無機質系化粧板の取付け構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002000434A JP2003201741A (ja) 2002-01-07 2002-01-07 無機質系化粧板の取付け構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003201741A true JP2003201741A (ja) 2003-07-18

Family

ID=27640822

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002000434A Pending JP2003201741A (ja) 2002-01-07 2002-01-07 無機質系化粧板の取付け構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003201741A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021138065A (ja) * 2020-03-05 2021-09-16 アイカテック建材株式会社 化粧板

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021138065A (ja) * 2020-03-05 2021-09-16 アイカテック建材株式会社 化粧板
JP7463135B2 (ja) 2020-03-05 2024-04-08 アイカテック建材株式会社 化粧板

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102444253B (zh) 建筑装饰用装饰板
JP3460077B2 (ja) 建材用組成物
WO2017099102A1 (ja) 乾燥硬化形の塗材用石膏組成物、石膏系塗材、及び石膏系塗材の施工方法
JP2002178444A (ja) 化粧単板貼り調湿性防火建材
JP2003201741A (ja) 無機質系化粧板の取付け構造
EP1113050A3 (en) Paint material for constructional finishing and panel for constructional finishing and method of preparing these
JPH0525898A (ja) 下地調整剤及び該下地調整剤の施工法
JP4856596B2 (ja) 積層体
JP2002080752A (ja) 建築用塗料組成物
JP2006348479A (ja) 建築用下地材の施工方法
JP3421000B2 (ja) 塗布材とその施工法
JP2003155786A (ja) 吸放湿性防火建材
JP2004131345A (ja) 建築用配合組成物とそれを用いた壁構造と床構造
JP2837900B2 (ja) 内装仕上方法
JPS6047235B2 (ja) 木質セメント板への仕上塗装材用下地剤
KR20060066531A (ko) 미장 재료 조성물 및 미장 시공 방법
JP2006328910A (ja) 建築物の表装仕上げ構造および表装仕上げ層の形成方法
JPS584749B2 (ja) 下地材の製造方法
JPS5899185A (ja) 無機質系モルタル下地材
JP4559287B2 (ja) 建築用下地材
JP2003064840A (ja) 内装仕上げ材およびその施工方法
JPH0243955Y2 (ja)
TWI228445B (en) Composition for building material and building material obtained therefrom
JP4441824B2 (ja) セメント密着体及びその施工方法
JPS5919591B2 (ja) モルタル仕上げ工法

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20041122