JP2003236796A - ワーク穴へのワイヤ挿通装置及びワイヤ挿通方法 - Google Patents
ワーク穴へのワイヤ挿通装置及びワイヤ挿通方法Info
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Abstract
たワイヤを容易に挿入することができるワーク穴へのワ
イヤ挿通装置及びワイヤ挿通方法を提供する。 【解決手段】 ワイヤ貯蔵手段13から引き出したワイ
ヤ5を所定長さ毎に切断するワイヤ切断手段(ワイヤ5
の切断しようとする部分に張力を加える張力付加手段2
1と、ワイヤ5の張力を付加している部分を加熱してワ
イヤ5を切断するワイヤ加熱切断手段25)と、切断し
たワイヤ5の一端部をワーク保持部150上に載置した
ワーク200のワーク穴に挿入していくワイヤ挿入手段
120とを具備する。ワイヤ挿入手段120は、ワイヤ
5の一端部をワイヤガイド140側に向かって小刻みに
前進させてワイヤガイド140を介してワーク200の
ワーク穴内に挿入していくワイヤ送り込み手段130
(131,135)を具備する。
Description
ークに設けたワーク穴に貫通(嵌合)させていくワーク
穴へのワイヤ挿通装置及びワイヤ挿通方法に関するもの
である。
ーク)の細穴(ワーク穴)を所定の径に加工するため、
この細穴内に細穴の内径とほぼ同じ外径のワイヤを通
し、このワイヤによって前記細穴を研磨加工することが
行われている。また光コネクタ用フェルール以外の各種
ワークにおいても、これらワークに設けた細穴内にワイ
ヤ(光ファイバー等を含む)を通すことが要求される場
合がある。
め、この種ワークのワーク穴とワイヤの径もその細径化
(例えばワーク穴の内径とワイヤの外径が何れもφ0.
1mm程度)が要求されていた。しかしながらワークの
ワーク穴とワイヤが細径化するとワイヤをワーク穴に自
動的に挿入することが困難になる。これは細径化によっ
てワーク穴とワイヤ間の芯出しが困難になると共に、ワ
イヤの剛性が弱くなるからであり、またボビンから繰り
出されるワイヤの場合はワイヤに巻き癖がついていてワ
ーク穴に挿入しようとするワイヤ先端部分が湾曲して直
線状でなくワーク穴に挿入しにくくなるからである。こ
のためたとえ細径化されたワークのワーク穴に細径化さ
れたワイヤを通す場合であってもその挿入を容易に行な
うことができるワーク穴へのワイヤ挿通装置が要望され
ていた。
みてなされたものでありその目的は、例えばワークのワ
ーク穴とワイヤとが細径化されても、容易にワーク穴へ
ワイヤを挿入していくことができるワーク穴へのワイヤ
挿通装置及びワイヤ挿通方法を提供することにある。
め本発明は、ワイヤ貯蔵手段から引き出したワイヤを所
定長さ毎に切断するワイヤ切断手段と、前記ワイヤ切断
手段で切断したワイヤの一端部をワークのワーク穴に挿
入していくワイヤ挿入手段とを具備するワーク穴へのワ
イヤ挿通装置において、前記ワイヤ切断手段は、ワイヤ
貯蔵手段から引き出したワイヤの切断しようとする部分
に張力を加える張力付加手段と、前記ワイヤの張力を付
加している部分を加熱してワイヤの直線度を向上させる
と共に加熱してワイヤを切断するワイヤ加熱切断手段と
を有して構成されていることを特徴とする。
したワイヤを所定長さ毎に切断するワイヤ切断手段と、
前記ワイヤ切断手段で切断したワイヤの一端部をワーク
のワーク穴に挿入していくワイヤ挿入手段とを具備する
ワーク穴へのワイヤ挿通装置において、前記ワイヤ挿入
手段は、内部にワイヤ挿通穴を設け且つこのワイヤ挿通
穴の一端がワークのワイヤを挿入する側のワーク穴に対
向するように設置されるワイヤガイドと、ワイヤの一端
部をワイヤガイド側に向かって小刻みに前進させてこの
ワイヤの一端部をワイヤガイドのワイヤ挿通穴内を介し
てワークのワーク穴内に挿入していくワイヤ送り込み手
段とを具備してなることを特徴とする。
挿通穴のワイヤを挿入する側の端部に、ワイヤ挿通穴の
内径をテーパー状に大きくしてワイヤ挿通穴へのワイヤ
の挿入をガイドするガイド部を設けたことを特徴とす
る。
が、ワイヤの一端部近傍を所定長さ離れて把持すると共
に、前記把持と開放とを交互に繰り返しながら微少長さ
(送り長さは可変である)ずつワイヤの一端部をワーク
側に向けて移動させていく2つのグリップ部を具備して
構成されていることを特徴とする。
分割することでワイヤ挿通穴内を通したワイヤから離れ
る構造に構成され、且つ前記ワイヤ挿入手段が、このワ
イヤ挿入手段によってワイヤを挿入したワークをワイヤ
の他端部側に移動するワーク移動手段を具備しているこ
とを特徴とする。
したワイヤを所定長さに切断すると共に、前記切断した
ワイヤの一端部をワークのワーク穴に挿入していくワー
ク穴へのワイヤ挿通方法において、前記ワイヤの切断
は、ワイヤ貯蔵手段から引き出したワイヤに張力を加え
た状態のまま、この張力を加えた部分を切断しない温度
で加熱してワイヤの直線度を向上させた後に、この直線
度を向上させた部分中の切断しようとする部分を再加熱
することによって行なうことを特徴とする。
したワイヤを所定長さに切断すると共に、前記切断した
ワイヤの一端部をワークのワーク穴に挿入していくワー
ク穴へのワイヤ挿通方法において、前記ワイヤのワーク
穴への挿入は、ワークのワイヤを挿入する側に設置した
ワイヤガイドに設けたワイヤ挿通穴に対してワイヤの一
端部を小刻みに前進させて挿入し、さらにこのワイヤガ
イドのワイヤ挿通穴内を介してワークのワーク穴内に挿
入していくことによって行なうことを特徴とする。
を参照して詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態
にかかるワーク穴へのワイヤ挿通装置1の全体構造を示
す概略平面図である。同図に示すようにこのワーク穴へ
のワイヤ挿通装置1は、一台のワイヤ引出切断部10
と、三台のワイヤ挿通部100とを具備して構成されて
いる。以下各構成部分をその動作と共に説明する。
イヤ切断動作〕ワイヤ引出切断部10は、基台11上
に、ワイヤを巻き回したボビン(ワイヤ貯蔵手段)13
と、ワイヤガイド機構17と、張力付加手段21と、ワ
イヤ加熱切断手段25とを設置して構成されている。
ロッド31,33と、その中央に設置されたボールネジ
35とによって、ボールネジ35の長手方向(矢印A方
向)に向けて平行移動できるように構成されている。つ
まり一台のワイヤ引出切断部10によって三台のワイヤ
挿通部100に使用するワイヤをまかなうため三ヶ所に
移動できるように構成されている。
面図である。図2,図1においてワイヤガイド機構17
はボビン13から引き出したワイヤ5を張力付加手段2
1までガイドする機構である。ここでワイヤ5の線径は
約φ0.1mmである。
た駆動機構部23上に、駆動機構部23に対して前後方
向(ワイヤ5の引き出し方向、矢印B方向)に駆動され
る駆動部27を設置して構成されている。駆動機構部2
3と駆動部27間にはラックピニオン機構が設置されて
おり、前記駆動機構部23内に設けた図示しないサーボ
モータを駆動することでこのラックピニオン機構によっ
て駆動部27を前後方向に駆動する。さらに駆動部27
にはワイヤ5を掴むグリップ部29が設置されている。
はヒーターであり、非使用時は図1に示すようにワイヤ
5の真下から横方向にずれた位置に位置しており(ずれ
ているときは図2に示すように点線で示している)、ワ
イヤ5加熱時にワイヤ5の真下に移動する(矢印C方
向)ように構成されている。
切断動作を説明すると、まず最初は図2に示すようにボ
ビン13からワイヤガイド機構17を介して引き出され
たワイヤ5の先端近傍部分は、張力付加手段21のグリ
ップ部29によって掴まれた状態となっている。
た下記する切断ワイヤ保持手段110の左側のグリップ
部111が図3(a)に示すように右側のグリップ部1
15を越えてワイヤ5の先端近傍まで移動してワイヤ5
の先端近傍部分を把持し、把持したまま元の位置に戻る
ことで図3(b)に示すようにボビン13からワイヤ5
を引き出し、引き出した位置でもう一方のグリップ部1
15がワイヤ5を把持する。
1の駆動部27をボビン13側に後退させる方向に駆動
してグリップ115,29間のワイヤ5に所定の張力を
印加し、張力を印加した状態のまま、ワイヤ加熱切断手
段25をワイヤ5の真下に移動してこれを加熱する。こ
のときの加熱はワイヤ5が切断されない程度の熱によっ
て行ない、加熱部分のワイヤの直線度を向上する。つま
りワイヤ5はボビン13に巻かれているので巻き癖がつ
いており、切断する部分においてもカールするような巻
き癖がついている。そこでワイヤ5の切断しようとする
部分の巻き癖をなくすため、この部分に張力を加えた上
で切断する部分付近をワイヤ加熱切断手段25によって
あぶって加熱し、前記巻き癖を取り除くようにしたので
ある。従って巻き癖を取り除くのはワイヤ5の切断しよ
うとする部分付近だけである。ワイヤ5を切断しない程
度に加熱する方法としては、ワイヤ加熱切断手段25を
前後、左右、上下に揺らしたり、ワイヤ加熱切断手段2
5を下方向に少し離した位置にセットしたり、ワイヤ加
熱切断手段25の加熱源(炎)の火力を弱めたり、又は
加熱時間を調整する等の方法がある。
ら、張力付与手段21によって張力を印加した状態のま
ま、図3(c)に示すようにワイヤ加熱切断手段25に
よってワイヤ5の切断しようとする部分を再加熱し、切
断する。張力を印加したまま加熱によってワイヤ5を切
断するのは、図4(a)に示すようにワイヤ5をその両
側から引っ張った状態のまま加熱によってワイヤ5を溶
かして図4(b)に示すように切断すると、ワイヤ5の
切断した切断端部がテーパー状に先端に向かって細い形
状になるからである。ワイヤ5の切断した先端の部分を
テーパー状に細くするのは、下記するワーク200のワ
ーク穴201にワイヤ5の先端を挿入できるようにする
ためである。即ちもしワイヤ5の先端を通常の切断手段
(例えばニッパー等)によって切断すると、切断部がワ
イヤ5の線径よりも大きくなってしまい、ワイヤ5と嵌
合精度を持つワーク200のワーク穴201に通すこと
ができなくなるからである。これによって所定長さに切
断され且つ切断端部がテーパー状に細くなったワイヤ5
が切断ワイヤ保持手段110に保持された状態となり、
1回分のワイヤ引き出し切断作業が終了する。
通部100によるワイヤ挿入動作〕次に図1においてワ
イヤ挿通部100は、前記ワイヤ引出切断部10から引
き出して切断したワイヤ5を保持する切断ワイヤ保持手
段110と、切断ワイヤ保持手段110から受け取った
ワイヤ5を保持してその一端から下記するワーク200
を多数個挿入していくワイヤ挿入手段120と、ワーク
200挿入済みのワイヤ5を多数本保持しておく完成品
保管手段300と、ワーク200をワイヤ挿入手段12
0に供給するワーク供給手段350と、切断ワイヤ保持
手段110が保持しているワイヤ5をワイヤ挿入手段1
20に移送するワイヤ移送手段400とを具備して構成
されている。
5を挟持する2つのグリップ部111,115によって
構成されている。またワイヤ移送手段400は切断ワイ
ヤ保持手段110とワイヤ挿入手段120の間に設置さ
れ、切断ワイヤ保持手段110が保持しているワイヤ5
を受け取ってワイヤ挿入手段120に引き渡す引き渡し
用のグリップ部160,161によって構成されてい
る。
5を把持した状態のワイヤ挿入手段120の概略側面図
である。同図及び図1に示すようにワイヤ挿入手段12
0は前記切断ワイヤ保持手段110からワイヤ5を受け
取る一対のグリップ部121,125と、グリップ部1
21の前方に設置される一対のグリップ部131,13
5からなるワイヤ送り込み手段130と、ワイヤ送り込
み手段130の前方に設置されるワイヤガイド140
と、ワーク供給手段350から供給されるワーク20
0,200を保持しておくワーク保持部150と、ワー
ク保持部150の前方(図5の左側)に設置される送り
爪171とグリップ部173からなるワーク移動手段1
70と、ワイヤ端検出センサ180とを具備して構成さ
れている。
一対の第一,第二ワイヤガイド部141,145を接合
して全体として円柱形状になるように構成されており、
円柱形状とした状態でその中央にワイヤ5を通すワイヤ
挿通穴142が形成され、さらにワイヤ挿通穴142の
ワイヤ送り込み手段130側の端部には円錐状に広がる
ガイド部143が形成されている。ワイヤ挿通穴142
の内径は、約φ0.1mmである。
の上方に2つのワーク押圧部153,155を設置して
構成されている。ワーク載置部151は図6に示すよう
に上面にワーク200を収納する直線状のV字状溝(収
納部)152を設けて構成されており、またワーク押圧
部153,155は、それぞれV字状溝152内に収納
した2つのワーク200をその上側から押圧するために
上下動するように構成されている。ワーク載置部151
上に載置したワイヤガイド140側のワーク200のワ
ーク穴201はワイヤガイド140のワイヤ挿通穴14
2の一端に対向する。
ワイヤ5を挟むように挿入する挿入部172を設けて構
成されており、上下動及びワイヤ5の長手方向に向けて
移動自在に構成されている。
にこの実施形態ではSUS等の金属製であり、円柱状
(外径約2.3mm、長さ約10mm)であってその中
央に約φ0.1mmの細穴からなるワーク穴201を設
けた光コネクタ用フェルールであり、ワーク穴201の
一端には円錐状に広がるワーク挿入ガイド部203が設
けられている。前述のようにワイヤ5の線径もφ0.1
mmなので、ワイヤ5はワーク穴201にちょうど嵌合
する寸法である。
面図である。ワーク供給手段350はワーク200を多
数収納すると共に振動することによって吐出部361に
ワーク200を一列に整列した状態で吐出していくパー
ツフィーダ360と、吐出部361先頭のワーク200
が図示しないワーク移送手段によって移送・載置されて
ワークの向きを検出するワーク向き検出手段365と、
ワーク200の向きを揃えた状態で一組(この実施形態
では二つ)ずつ載置する載置部369とを具備して構成
されている。ワーク向き検出手段365は先端が円錐状
に突出した検査プローブ366をワーク200のワーク
穴201(図6参照)の一端に挿入し、その面側にワー
ク挿入ガイド部203があれば検査プローブ366が深
く挿入され、なければ検査プローブ366が浅くしか挿
入されないことを利用してワーク200のワーク挿入ガ
イド部203のある側を求め、このワーク向き検出手段
365から載置部369にワーク200を移送する際に
図示しない移送手段によって前記ワーク挿入ガイド部2
03のある側を揃えるようにしている。そして載置部3
69上に2つ揃えられたワーク200は、ワーク載置部
151(図6参照)上のワーク200が無くなる度に図
示しないワーク移送手段によってワーク載置部151の
V字状溝152内に移送・載置される。
斜視図である。完成品保管手段300は多数のワーク2
00を通したワイヤ5を一本ずつ収納する長尺の多数本
の収納溝301と、収納溝301の両側の面に設けられ
る磁石製の吸着部303,303とを具備して構成され
ている。
動作を説明すると、まず前記図3(c)において説明し
たように切断されたワイヤ5が切断ワイヤ保持手段11
0の2つのグリップ部111,115によって保持され
ている。そしてこのワイヤ5は図1に示すワイヤ移送手
段400のグリップ部160,161によってワイヤ挿
入手段120のグリップ部121,125に受け渡さ
れ、図5に示す状態になる。
121,125を同時にワイヤ送り込み手段130方向
に向けて移動すると同時に、ワイヤ送り込み手段130
の両グリップ部131,135でワイヤ5の先端を把持
する。
プ部121のグリップのみをワイヤ5から離して少し後
方に移動した位置で再びワイヤ5を掴む。
121,125を同時にワイヤ送り込み手段130方向
に向けて所定長さだけ移動する。移動する距離はワイヤ
5の先端がワイヤガイド140の手前側からワイヤ端検
出センサ180に至る長さ分である。これによってワイ
ヤ5はグリップ部121とグリップ部135間で弛み撓
む。このようにワイヤ5を弛ませるのは、下記するワイ
ヤ送り込み手段130のグリップ部131,135によ
るワイヤ5のワーク200への送り込み(微動送り込
み)時に、ワイヤ5に無理なテンションが掛かるとこの
グリップ部131,135で滑りが生じ、滑りが生じる
と規定の寸法が送れなくなりエラーとなるから、これを
防ぐ目的で微動送り込み時にはワイヤ5に弛みを持たせ
ることとしてワイヤ5が所定の長さだけ貫通した時点で
ピンと張るように送り込みを制御したのである。
151上に載置した2つのワーク200をそれぞれワー
ク押圧部153,155によって押圧する。このときワ
ーク200のワーク挿入ガイド部203は何れもワイヤ
5を挿入する側に向いている。
一対のグリップ部131,135によってワイヤ5の先
端を少しずつワイヤガイド140のワイヤ挿通穴141
を介してワーク200のワーク穴201に挿入してい
く。次にその動作を説明する。
(b)に示すようにグリップ部131を開いてワイヤ5
を離すと同時にグリップ部135によってワイヤ5を少
し(例えば1mm〜3mm程度)ワイヤガイド140側
に移動し、次に図10(c)に示すようにグリップ部1
31を閉じてワイヤ5を把持すると同時に後側のグリッ
プ部135を開いて元の位置に後退して図10(d)に
示すように再びワイヤ5を把持し、再び図10(e)に
示すように前側のグリップ部131だけを開いてワイヤ
5を離して後側のグリップ部135によってワイヤ5を
少し(例えば1mm〜3mm程度)ワイヤガイド140
側に移動していく。ワイヤ5の1刻み当たりの送り長さ
は、グリップ部135の移動量を変更することで容易に
可変できる。この動作を繰り返せば、ワイヤ5は小刻み
にワイヤガイド140のワイヤ挿通穴141内に挿入さ
れていってこれを貫通し、次に一つ目のワーク200の
ワーク穴201内に挿入されていってこれを貫通し、さ
らに二つ目のワーク200のワーク穴201内に挿入さ
れていってこれを貫通していく。一つ目のワーク200
の手前側にワイヤガイド140を設置してワーク穴20
1とワイヤ挿通穴141とが対向するようにしているば
かりか、ワイヤ5の先端部は前述のように引っ張りなが
ら加熱されることで直線状になっていてワイヤ挿通穴1
41やワーク穴201に対して直線状のまま突出してゆ
き、且つワイヤ5の先端は先細り状になっており、さら
にワイヤ挿通穴141とワーク穴201にはそれぞれガ
イド部143とワーク挿入ガイド部203が設けられて
いるので、ワイヤ5のワイヤガイド140とワーク20
0,200への挿入は極めてスムーズに行なえる。
図11(a)に示すようにワイヤ5の先端がワイヤ端検
出センサ180によって検出されると、前記グリップ部
131,135によるワイヤ前進運動を停止し、図11
(b)に示すようにワイヤ5の一端部近傍をグリップ部
173によって把持し、同時にワイヤガイド140を構
成する第一,第二ワイヤガイド部141,145を分離
して開き、同時にグリップ部131,135,121も
開き、送り爪171を下降してその挿入部172(図6
参照)でワイヤ5を挟み、図11(c)に示すように送
り爪171によってワーク200,200をワイヤ5の
後端側に移動させる。これによって次のワーク200,
200をワイヤ5の先端から挿入する準備が行なえる。
そして送り爪171を元の位置に戻し、グリップ部17
3とグリップ部125によってワイヤ5を元の図5
(a)に示す位置に戻してワイヤ5をグリップ部121
で掴んでグリップ部173を開放して元の位置に戻し、
図11(d)に示すようにワイヤガイド140を元のよ
うに閉じ、ワーク載置部151上に載置部369(図7
参照)から新たなワーク200,200を移送して載置
する。この図11(d)の状態はワイヤ5の後端側にワ
ーク200,200が挿入されている他は図5に示して
いる状態と同一なので、以後同一の動作を繰り返すこと
でワイヤ5に次々とワーク200を貫通させていくこと
ができる。
最後に挿入するワーク200だけは図12に示すように
そのワーク挿入ガイド部203を逆向きにする。これは
客先の要求等による。
ク200についてはワーク押圧部153によって押圧せ
ず、フリーの状態としておく。これは以下の理由によ
る。ワイヤ5の先端をワーク穴201のワーク挿入ガイ
ド部203を設けていない側の面から挿入しようとする
際、もう一方のワーク200のワーク穴201と最後の
ワーク200のワーク穴201の中心線が完全に一致し
ていない場合がある。これはワーク200製造時のワー
ク穴201の芯出し寸法誤差や、ワーク200のワーク
載置部151への載置状態の誤差等による。そしてこの
場合に両ワーク200,200をワーク押圧部153,
155によって固定すると、最後のワーク200のワイ
ヤ5を挿入しようとする側のワーク穴201にはワーク
挿入ガイド部203が設けられていないので、両ワーク
穴201,201の位置が僅かにずれ、ワイヤ5の先端
はワーク200,200の合わせ目でつっかかり曲がっ
てしまって貫通できない恐れがあった。
ク(後側のワーク)200をフリーの状態とすること
で、多少ワイヤ5の先端とワーク200のワーク穴20
1の中心線とが一致していなくても、ワーク200がフ
リーに上下左右に動くことで、容易にワイヤ5がワーク
穴201に挿入するようにした。このときワイヤ5は前
述のようにその先端が切断工程において先細り状に形成
されているので、先端さえワーク穴201に少し入れ
ば、ワーク200の位置が上下左右に移動することでワ
イヤ5との位置が補正され、後は容易にワーク穴201
内にワイヤ5を挿入できるので好適である。なお最後の
ワーク200が後側(ワイヤ5を挿入する反対側)に押
されて後退しないように、ワーク200の後退する側の
面に当接して後退を防止する当接部を設けても良い。
200を逆向きとしてワーク穴201のワーク挿入ガイ
ド部203を設けていない側からワイヤ5を挿入するこ
ととしているが、他のワーク200についても同様にワ
ーク挿入ガイド部203を設けていない側からワイヤ5
を挿入する際は、このワーク200をワーク押圧部15
3(又は155)によって固定しないようにすれば良
い。なおワーク載置部151上に載置する両方のワーク
200,200についてワーク挿入ガイド部203を設
けていない側からワイヤ5を挿入する際は、両方のワー
ク200,200に対する固定をワーク押圧部153,
155によって行なわないようにすれば良い。ワーク挿
入ガイド部203自体を設けていないワーク200につ
いても同様である。
の個数のワーク200を貫通させた状態を示す図であ
る。このように所望の個数のワーク200を貫通させた
ワイヤ5は、その両端がグリップ部121,125によ
って把持されているので、このワイヤ5をグリップ部1
21,125によって図8に示す完成品保管手段300
の空いている収納溝301に収納し、ワーク200のな
いワイヤ5の両端部分を吸着部303,303に吸着さ
せて固定し、保管する。
ーク200の挿通作業は、ワイヤ引出切断部10による
ワイヤ5の切断作業に比べて長時間を要するため、一台
のワイヤ引出切断部10によって三台のワイヤ挿通部1
00に対応するようにし、何れかのワイヤ挿通部100
の切断ワイヤ保持手段110に切断したワイヤ5が保持
されていない場合に、そのワイヤ挿通部100の横にワ
イヤ引出切断部10を移動してその切断ワイヤ保持手段
110にワイヤ5を供給するようにする。
明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求
の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範
囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書
及び図面に記載がない何れの形状や構造や材質であって
も、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技
術的思想の範囲内である。
段130として一対のグリップ部131,135によっ
てワイヤ5を小刻みな送りと停止を繰り返して送るよう
に構成したが、ワイヤ5を挟持して送る一対の送りロー
ラによって間欠送りとしたり連続送りとすることもでき
る。
200にワイヤ5を通すように構成したが、一度に一
個、又は三個以上のワーク200にワイヤ5を通すよう
に構成してもよい。
合成樹脂(ジルコニア、プラスチック等)等、他の種々
の材質であっても良い。またその形状や寸法も種々の変
更が可能である。同様にワイヤ5も金属製に限定され
ず、他の種々の材質で構成しても良い。
ば、例えワークのワーク穴とワイヤとが細径化されて
も、容易にワーク穴へワイヤを挿入していくことができ
る。
ヤ挿通装置1の全体構造を示す概略平面図である。
る。
た状態のワイヤ挿入手段120の概略側面図である。
る。
望の個数のワーク200を貫通させた状態を示す図であ
る。
Claims (7)
- 【請求項1】 ワイヤ貯蔵手段から引き出したワイヤを
所定長さ毎に切断するワイヤ切断手段と、前記ワイヤ切
断手段で切断したワイヤの一端部をワークのワーク穴に
挿入していくワイヤ挿入手段とを具備するワーク穴への
ワイヤ挿通装置において、 前記ワイヤ切断手段は、ワイヤ貯蔵手段から引き出した
ワイヤの切断しようとする部分に張力を加える張力付加
手段と、前記ワイヤの張力を付加している部分を加熱し
てワイヤの直線度を向上させると共に加熱してワイヤを
切断するワイヤ加熱切断手段とを有して構成されている
ことを特徴とするワーク穴へのワイヤ挿通装置。 - 【請求項2】 ワイヤ貯蔵手段から引き出したワイヤを
所定長さ毎に切断するワイヤ切断手段と、前記ワイヤ切
断手段で切断したワイヤの一端部をワークのワーク穴に
挿入していくワイヤ挿入手段とを具備するワーク穴への
ワイヤ挿通装置において、 前記ワイヤ挿入手段は、内部にワイヤ挿通穴を設け且つ
このワイヤ挿通穴の一端がワークのワイヤを挿入する側
のワーク穴に対向するように設置されるワイヤガイド
と、ワイヤの一端部をワイヤガイド側に向かって小刻み
に前進させてこのワイヤの一端部をワイヤガイドのワイ
ヤ挿通穴内を介してワークのワーク穴内に挿入していく
ワイヤ送り込み手段とを具備してなることを特徴とする
ワーク穴へのワイヤ挿通装置。 - 【請求項3】 前記ワイヤガイドのワイヤ挿通穴のワイ
ヤを挿入する側の端部には、ワイヤ挿通穴の内径をテー
パー状に大きくしてワイヤ挿通穴へのワイヤの挿入をガ
イドするガイド部が設けられていることを特徴とする請
求項2記載のワーク穴へのワイヤ挿通装置。 - 【請求項4】 前記ワイヤ送り込み手段は、ワイヤの一
端部近傍を所定長さ離れて把持すると共に、前記把持と
開放とを交互に繰り返しながら微少長さずつワイヤの一
端部をワーク側に向けて移動させていく2つのグリップ
部を具備して構成されていることを特徴とする請求項2
記載のワーク穴へのワイヤ挿通装置。 - 【請求項5】 前記ワイヤガイドは複数に分割すること
でワイヤ挿通穴内を通したワイヤから離れる構造に構成
され、 且つ前記ワイヤ挿入手段は、このワイヤ挿入手段によっ
てワイヤを挿入したワークをワイヤの他端部側に移動す
るワーク移動手段を具備していることを特徴とする請求
項2記載のワーク穴へのワイヤ挿通装置。 - 【請求項6】 ワイヤ貯蔵手段から引き出したワイヤを
所定長さに切断すると共に、前記切断したワイヤの一端
部をワークのワーク穴に挿入していくワーク穴へのワイ
ヤ挿通方法において、 前記ワイヤの切断は、ワイヤ貯蔵手段から引き出したワ
イヤに張力を加えた状態のまま、この張力を加えた部分
を切断しない温度で加熱してワイヤの直線度を向上させ
た後に、この直線度を向上させた部分中の切断しようと
する部分を再加熱することによって行なうことを特徴と
するワーク穴へのワイヤ挿通方法。 - 【請求項7】 ワイヤ貯蔵手段から引き出したワイヤを
所定長さに切断すると共に、前記切断したワイヤの一端
部をワークのワーク穴に挿入していくワーク穴へのワイ
ヤ挿通方法において、 前記ワイヤのワーク穴への挿入は、ワークのワイヤを挿
入する側に設置したワイヤガイドに設けたワイヤ挿通穴
に対してワイヤの一端部を小刻みに前進させて挿入し、
さらにこのワイヤガイドのワイヤ挿通穴内を介してワー
クのワーク穴内に挿入していくことによって行なうこと
を特徴とするワーク穴へのワイヤ挿通方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002043046A JP3664685B2 (ja) | 2002-02-20 | 2002-02-20 | ワーク穴へのワイヤ挿通装置及びワイヤ挿通方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002043046A JP3664685B2 (ja) | 2002-02-20 | 2002-02-20 | ワーク穴へのワイヤ挿通装置及びワイヤ挿通方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003236796A true JP2003236796A (ja) | 2003-08-26 |
| JP3664685B2 JP3664685B2 (ja) | 2005-06-29 |
Family
ID=27782960
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002043046A Expired - Fee Related JP3664685B2 (ja) | 2002-02-20 | 2002-02-20 | ワーク穴へのワイヤ挿通装置及びワイヤ挿通方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3664685B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN115070874A (zh) * | 2022-08-09 | 2022-09-20 | 瑞安市三阳科技有限公司 | 一种自动调节冲切刀机构 |
-
2002
- 2002-02-20 JP JP2002043046A patent/JP3664685B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3664685B2 (ja) | 2005-06-29 |
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