JP2005197867A - 議事進行支援システム及び議事進行支援方法、及び発言入力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 会議全体の流れとともに各参加者の発言を全て個別に記憶し、かつ必要な発言のデータを簡単に取得できるようにする。
【解決手段】 会議の参加者イ〜ニは、マイク16とカメラ17とを備えた発言入力装置2〜5を1台ずつ使用して発言を行なう。発言入力装置によって入力された音声データと参加者の顔写真の画像データは、発言入力装置ごとに記憶装置13の対応するフォルダに個別に記録される。全体発言データ作成部33は、各発言入力装置に入力された音声データ及び画像データを時系列に並べた全体発言データを作成する。音声/テキスト変換部34は、全体発言データの音声部分をテキストデータに変換する。議事録作成部35は、テキストデータと画像データとによって議事録データを作成する。これらのデータは、会議中、または会議終了後に記憶装置13から読み出すことができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、会議や打ち合わせ等の議事進行が滞りなく行なえるように支援する議事進行支援システム及び議事進行支援方法と、このシステム及び方法に使用される発言入力装置とに関するものである。
複数人数による会議や打ち合わせでは、参加者の音声の大小や、話し方、複数の人物の同時発言等によって、その内容が聞き取りにくいことがある。そのため、メモ等によって各参加者の発言内容を正確に記録することが困難であった。また、議論が複数のグループに分かれたり、議論の内容が横道にそれた場合等、議事進行を本筋に戻すことが難しくなる場面も多々ある。このような会議の議事進行に関する問題を解決するために、各参加者の発言から議論の推移を視覚化し、かつ各参加者の発言内容をまとめた議事録を自動的に作成することにより、複数人数による会議や打ち合わせを円滑に進行させることのできる議事進行支援システムが発明されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1記載の議事進行支援システムは、会議室内に設けられた複数のマイクによって参加者の音声を取得して記憶し、取得した音声から参加者の位置を特定する。そして、参加者の位置情報に基づいてカメラの撮像方向を制御し、参加者の顔写真を撮像する。参加者の発言内容から抽出されたキーワードと顔写真の映像は、アイコン化されて大画面の表示装置に表示される。表示装置に表示された複数のアイコンの間には、議事の推移に応じて線が表示される。これにより、誰がどのような発言をしたか、各発言がどのような経緯で行なわれたかを視覚的に認識することができる。また、表示内容を記憶媒体に記憶することにより、マルチメディア議事録を自動的に作成することができる。
国際公開WO96/27988号公報
しかしながら、特許文献1記載の議事進行支援システムは、その構成が大がかりであるため、持ち運びや設置が不便であった。また、複数の人物が同時に発言した場合には、重なり合った音声が記録されることになるため、発言内容を判別することが難しくなる。更に、参加者の位置を特定することも困難になるため、発言内容と参加者の顔写真とに齟齬をきたすことがあった。
また、会議においては、発言の最初の部分を聞き逃してしまい、発言途中でその重要さに気付くということが多々ある。そのため、発言中の内容をさかのぼって参照できれば議事進行がより円滑になるが、特許文献1記載の議事進行支援システムでは、キーワードしか参照することができないため、その効果は薄い。更に、会議において、特定の人物の発言に注意したい、あるいは特定の人物の発言を記録したいという場面もよくある。しかし、特許文献1記載の議事進行支援システムによって作成されるマルチメディア議事録は、編集する等して特定の人物の発言を抽出しなければならないため、不便である。
本発明は、上記問題点を解決するためのもので、会議全体の流れとともに各参加者の発言を全て個別に記憶し、かつ発言途中であってもその発言の最初の部分を参照したり、特定の人物の発言を容易に取得できるようにした議事進行支援システム及び議事進行支援方法と、発言入力装置とを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の議事進行支援システムは、参加者の音声を音声信号に変換する音声入力部と、参加者の顔写真を撮像し画像データを作成する撮像部とからなる複数の発言入力手段と、各発言入力手段から入力された音声信号から音声データを作成する音声データ作成手段と、音声信号の入力に応じて、対応する発言入力手段の撮像部を作動させるカメラ制御手段と、各音声データと対応する画像データとを時系列に並べた全体発言データを作成する全体発言データ作成手段と、各発言入力手段に対応して設けられ、対応する音声データと画像データとが記憶される複数の個別発言記憶手段と、全体発言データが記憶される全体発言記憶手段とから構成した。
また、撮像部によって撮像された参加者の顔写真を表示する表示手段と、音声信号の入力に応じて、対応する参加者の参加者の顔写真の表示方法を切り換える表示制御手段とを設けた。
更に、全体発言データの発言内容をテキストデータに変換する音声/テキスト変換手段と、この音声/テキスト変換手段によって作成されたテキストデータと画像データとから議事録データを作成する議事録データ作成手段とを設けた。
また、全体発言記憶手段または各個別発言記憶手段に記憶されたデータを読み出すデータ読出手段を設け、各発言入力手段には、データ読出手段によって読み出されたデータを記憶する読出データ記憶手段と、データの読出先となる記憶手段と読出タイミングとをデータ読出手段に指示する読出操作手段とを設けた。更に、読出データ記憶手段は、リムーバブルメディアと、このリムーバブルメディアに対してデータを読み書きするメディア制御手段とから構成した。また、各発言入力手段に、読出データ記憶手段に記憶したデータを参照する参照手段を設けた。
データ読出手段は、読出操作手段の操作開始時点から所定時間さかのぼって記憶されているデータを読み出すようにした。また、各発言入力手段から入力された各音声信号から、音声量レベルを表す音声量データを作成する音声量データ作成手段を設け、データ読出手段は、読出操作手段の操作開始時点から音声量データの音声レベルをさかのぼって調べ、この音声レベルが一定のレベル以下に下がった時点からデータの読み出しを開始することもできる。
また、本発明の議事進行支援方法は、各参加者の音声と顔写真とを対応づけて各個別発言記憶手段に記憶し、かつ全参加者の音声と顔写真とを発言順に時系列に並べて全体発言記憶手段に記憶し、これらの記憶されたデータを各参加者が発言入力手段を使用して個別に読み出し、利用できるようにした。
更に、本発明の発言入力装置は、参加者の音声を音声信号に変換する音声入力部と、参加者の顔写真を撮像し画像データを作成する撮像部と、全ての参加者の発言を選択的に記憶する記憶手段とを設けた。
本発明の議事進行支援システム及び議事進行支援方法、及び発言入力装置によれば、各参加者ごとに音声と参加者の顔写真とを入力する発言入力手段を使用し、各発言入力手段に対応して参加者の音声データと画像データとを記憶する個別発言記憶手段を設けたので、複数の参加者が同時に発言を行なっても、全ての発言を個別に記録することができる。また、各参加者の音声データ及び画像データを個別に記憶したことにより、各参加者の発言を簡単に利用することができる。更に、発言の入力と発言中の参加者の顔写真の撮像とを一つの発言入力手段で行なうようにしたので、音声データと画像データとに齟齬をきたすことはない。
また、表示手段に表示される参加者の顔写真の表示方法を、発言中と非発言中とで切り換えるようにしたので、発言中の参加者を容易に知ることができる。また、全ての音声データから作成された全体発言データから、議事録データを自動的に作成するようにしたので、会議中及び会議終了後の議事録作成にかかる負担を軽減することができる。
更に、会議中に作成された音声データや画像データ、全体発言データ,議事録データ等を各発言入力手段によって読み出せるようにしたので、すでに終わった発言を参照して議事進行をより円滑に行なうことができる。また、読み出したデータをリムーバブルメディアに記録するようにしたので、データの二次利用に資することができる。
更に、各発言入力手段でのデータの読み出しは、読出操作が行なわれてから所定時間さかのぼって記憶されているデータを読み出したり、音声レベルをさかのぼって調べて音声量レベルの低い位置、すなわち発言開始位置から読み出すようにしたので、読出開始位置を指示しなくても、発言初期からのデータを簡単に読み出すことができる。
図1は、複数人数の参加者による会議の議事進行が円滑に行なわれるように支援する、議事進行支援システムの構成を示すブロック図である。議事進行支援システムは、会議に参加した参加者の発言を入力する第1〜第4の発言入力装置2〜5と、参加者の発言した音声を再生出力する第1〜第3の音声出力装置6〜8と、参加者の顔写真と発言状況とを表示する第1〜第3の表示装置9〜11と、これらを制御する制御装置12と、発言内容を記憶する記憶装置13とから構成されている。なお、発言入力装置と表示装置と音声出力装置は、会議の規模に応じて適宜増減される。
また、この議事進行支援システムは、制御装置12が設置された場所Aと、この場所Aと離れた位置にある場所Bや場所C等を電話回線やxDSL等のブロードバンド回線を使って接続することにより、隔地間での電子会議の議事進行を支援することもできる。なお、図中、丸の中に「参」と記されている記号は会議の参加者を表し、丸の中に「傍」と記されている記号は、会議の傍聴者を表している。図1に示す実施形態では、場所Aの参加者イ,ロ,ハと場所Bの参加者ニとが会議を行ない、場所Cでは3人の傍聴者ホ,ヘ,トが会議の内容を傍聴している。
第1発言入力装置2は、この装置に向かった参加者イの音声を音声信号に変換するマイク16と、参加者イの顔写真を撮像して画像データを生成するカメラ17とから構成されており、会議の参加者ごとに一台ずつ使用される。図2に示すように、第1発言入力装置2は、例えば円形の台板20と、この台板20上にフレキシブルスタンド21を介して取り付けられたマイク16と、回転位置及び仰角が移動自在となるようにブラケット22を介して台板20上に取り付けられたカメラ17とからなる。第1発言入力装置2は、接続コード23によって制御装置12に接続されている。
マイク16には、参加者イの音声だけを取得できるように、単一指向性のものが用いられている。カメラ17は、撮像光学系とCCD等の固体撮像素子と固体撮像素子を駆動する駆動回路等からなる撮像カメラである。カメラ17の焦点距離は、マイク16に向かって発言している参加者イの顔にピントが合うように、例えば50cm程度の固定焦点距離とされている。これらのマイク16とカメラ17は、方向や仰角を調整することによって参加者イの音声を確実に入力し、かつ参加者イの顔写真を適切な範囲で撮像できるようになっている。なお、第2〜第3発言入力装置3〜5も第1発言入力装置2と同構成であるため、詳しい説明は省略する。
制御装置12は、例えば、周知のマイクロコンピュータからなり、議事進行支援システムの制御プログラムを格納したROM26と、作業用のRAM27と、制御プログラムに基づいて各種演算処理を行なうCPU28と、音声データ作成部29と、カメラ制御部30と、表示制御部31と、記憶制御部32と、全体発言データ作成部33と、音声/テキスト変換部34と、議事録作成部35と、多数の発言入力装置や表示装置,音声出力装置,記憶装置等が接続されるインターフェース部36等から構成されている。これらは、バス37によって相互に接続されている。
第1〜第4発言入力装置2〜5のマイクによって生成された音声信号は、インターフェース部36を介して制御装置12に入力され、第1〜第3の音声出力装置6〜8によって再生出力される。第1音声出力装置6は、制御装置12に接続されて音声信号を増幅するアンプ40と、このアンプ40に接続されて音声信号を再生するスピーカー41とからなる。会議の参加者や傍聴者は、離れた場所であっても第1音声出力装置6から再生出力される音声によって、会議の内容を知ることができる。なお、第2音声出力装置7及び第3音声出力装置8は、第1音声出力装置6と同構成であるため詳しい説明は省略する。
第1〜第4発言入力装置2〜5のマイクによって入力された音声信号は、音声データ作成部29にも入力される。音声データ作成部29は、アナログの音声信号をデジタルの音声データに変換する。なお、この音声データは、発話単位で作成されるため、発言の合間に所定時間以上の沈黙部分や規定音量以下の発言があった場合には、1回の発言であっても二つの音声データが作成される。
CPU28は、各発言入力装置2〜5から音声信号が入力されたときに、その発言入力装置を使用している参加者が発言を開始したものと判断し、カメラ制御部30によって該当する発言入力装置のカメラを作動させ、参加者の顔写真を撮像させる。カメラの撮像によって作成された画像データは、音声信号と同様に制御装置12に入力される。なお、本実施形態では、発言開始時に1枚の静止画像を撮像しているが、参加者が発言しているあいだ継続して動画像を撮像してもよい。
第1表示装置9は、例えば、ブラウン管やLCDパネルを使用した表示モニタであり、制御装置12の表示制御部31によって制御される。図3に示すように、表示制御部31は、各発言入力装置2〜5で撮像された参加者の顔写真44a〜44dを第1表示装置13で表示させる。また、発言中の参加者の顔写真44aは高輝度で表示され、発言していない参加者の顔写真44b〜44dは低輝度で表示される。これにより、第1表示装置9を見れば、誰が発言中であるかを容易に確認することができる。なお、第2表示装置10及び第3表示装置11は、第1表示装置9と同構成であるため詳しい説明は省略する。
CPU28は、各発言入力装置2〜5から入力された音声データと画像データとを記憶装置13に記憶する。記憶装置13は、例えばハードディスクや大容量のメモリ等からなり、内部には第1〜第4発言入力装置2〜5に対応する第1〜第4フォルダ13a〜13dと、全体発言データを記憶する第5フォルダ13eと、議事録データを記憶する第6フォルダ13fとが設けられている。なお、フォルダは、使用する発言入力装置の数に応じて自由に増減することができる。
記憶装置13へのデータの書き込み及び読み出しは、記憶制御部32によって行なわれる。また、記憶装置13に記憶されたデータは、例えば、インターフェース部36にパーソナルコンピュータ等を接続することによって読み出すことができ、会議後に各参加者が利用することができる。
CPU28は、記憶装置13へのデータ記憶時に、例えば、次のような法則に則って音声データと画像データとにファイル名を付与する。図4に示すように、第1発言入力装置2によって入力された音声データ47を第1フォルダ13aに記録する際には、第1発言入力装置2によって入力された音声データであることを表す数字「01」と、会議の開催日時、例えば2003年12月25日を表す数字「031225」と、その発言の開始時間である14時25分36秒を表す数字「142536」とが連結された、「01−031225−142536」というファイル名が付与され、音声データであることを表す拡張子「.wav」が付けられる。また、この発言と同時に撮像された画像データ48には、同じファイル名「01−031225−142536」と、画像データであることを表す拡張子「.jpg]とが付けられる。
また、上記ファイル名は、第2発言入力装置3から入力された音声データ49及び画像データ50を第2フォルダ13bに記録する際にも同様に付与される。このように、音声データと画像データとの拡張子以前のファイル名を共通にすることにより、両者を関連付けて記録することができる。
全体発言データ作成部33は、記憶装置13の第1〜第4フォルダ13a〜13dに記憶された音声データ及び画像データから、音声と映像とが発言順に並べられた全体発言データを作成する。この全体発言データとしては、例えば、発言中の参加者の顔写真の背後で、発言中の音声が流れるように編集された動画像データとなる。図4に示すように、この全体発言データ53は、例えば、会議の開催日時である2003年12月25日を表す数字「031225」と、動画像データであることを表す拡張子「.mpg」とからなるファイル名が付されて第5フォルダ13eに記憶される。
音声/テキスト変換部34は、全体発言データ53の音声部分からテキストデータを作成する。音声/テキスト変換部34は、例えば、周知の音声認識技術を用いるもので、多数の「音響モデル」と「認識辞書」とを備えている。音響モデルには、人間の発声の小さな単位(音素)の音響特徴が記述されており、認識辞書には音声認識させることばが記述されている。音声/テキスト変換部34は、入力された音声を分析して音響特徴を算出し、認識辞書に記述されていることばの中から、ことばの音響特徴が入力音声の音響特徴に最も近いことばを探して、テキストデータ形式の音声認識結果を出力する。
議事録作成部35は、音声/テキスト変換部34によって作成されたテキストデータと、各発言に対応する画像データとを編集して、図5に示すように、顔写真56と発言内容57とが記載された議事録データ58を作成する。なお、議事録データ58としては、特定のワードプロセッサで取り扱われるファイル形式や電子書類形式で作成してもよいし、HTML言語を使用してインターネットのホームページ用ブラウザで閲覧できる形式で作成してもよい。議事録データ58は、記憶装置13の第6フォルダ13fに記憶される。
次に、上記実施形態の作用について、図6に示すフローチャートを参照しながら説明する。会議が開始されて、例えば、第1発言入力装置2に向かっている参加者イが発言を行なうと、その音声はマイク16に入力されて音声信号に変換される。マイク16によって変換された音声信号は、接続コード23によって制御装置12に入力される。第1〜第3音声出力装置6〜8は、音声信号をアンプ40で増幅してスピーカー41で再生出力し、参加者及び傍聴者に発言内容を聞かせる。
制御装置12のCPU28は、音声信号の入力に応じて、カメラ制御部30により第1発言入力装置2のカメラ17を作動させ、参加者イの顔写真を撮像する。この撮像により作成された画像データは、制御装置12に入力される。表示制御部31は、図3に示すように、第1〜第3表示装置9〜11に参加者イの顔写真を高輝度に表示する。これにより、場所Aの参加者イ〜ハと、場所Bの参加者ニと、場所Cの傍聴者ホ〜トは、第1〜第3表示装置9〜11に表示されている顔写真と、第1〜第3音声出力装置6〜8から出力される音声とによって、誰がどのような発言をしているのかをリアルタイムで知ることができる。
音声データ作成部29は、入力された音声信号を音声データに逐次変換し、音声量が所定レベル以下に下がった時点でその発言が終了したものと判断して、一つの音声データを作成する。図4に示すように、CPU28は、音声データ47と画像データ48とに対して、第1発言入力装置2の番号と、会議の開催日時及び発言時間を表す共通のファイル名、「01−031225−142536.wav」及び「01−031225−142536.jpg」を付与し、記憶制御部32によって記憶装置13の第1フォルダ13aに記録する。
このように、各参加者の発言は、それぞれの発言入力装置2〜5によって入力され、対応するフォルダ内13a〜13dに記憶されるため、複数の参加者が同時に発言しても全ての発言を個別に記録することができる。また、発言の入力に使用されるマイクとカメラとを対で設けたので、音声データと画像データとに齟齬をきたすことはない。
全体発言データ作成部33は、各第1〜第4フォルダ13a〜13dに記録されている音声データ及び画像データから動画像データの全体発言データ53を作成し、これを第5フォルダ13eに記録する。音声/テキスト変換部34は、全体発言データ53の音声部分に音声認識処理を施してテキストデータを作成する。更に、議事録作成部35は、テキストデータと画像データとから議事録データ58を作成し、第6フォルダ13fに記録する。これら、全体発言データ53及び議事録データ58は、各参加者によって発言が行なわれるたびに更新される。このように、各参加者の発言から自動的に議事録が作成されるので、会議中及び会議終了後の議事録作成にかかる負担を軽減することができる。
記憶装置13の各フォルダ13a〜13fに記録された音声データ,画像データ,全体発言データ,議事録データは、制御装置12のインターフェース部36にパーソナルコンピュータ等を接続して、会議中であっても読み出すことができる。また、会議終了後には、各種データをCD−R等の大容量記憶メディアに記録したり、印刷する等して各参加者に配布することができる。このように、会議中や会議終了後に発生したデータを簡単に利用することができるので、会議中の議事の整理や、会議終了後の資料整理、次回の会議のための資料作成等に便利である。
また、上記実施形態では、会議の終了後に音声データや画像データ、全体発言データ及び議事録データ等を制御装置12から取得するようにしたが、会議中にこれらのデータを読み出せるようにすることもできる。以下、各発言入力装置によって、会議中に作成されたデータを読み出せるようにした実施形態を説明する。なお、上記実施形態と同じ構成要件については同符号を使用し、詳しい説明は省略する。
図7及び図8に示すように、本実施形態の発言入力装置61は、マイク62及びカメラ63とともに、操作盤64を有している。操作盤64には、自らのカメラ63及び他の発言入力装置のカメラによって撮像された参加者の顔写真をそれぞれ表示する第1LCD〜第4LCDパネル65〜68と、これらのLCDパネル65〜68を駆動するドライバ69と、各LCDパネル65〜68に対応して設けられた第1〜第4操作ボタン70〜74と、各操作ボタン70〜74の操作によってそれぞれオンされる第1〜第4スイッチ75〜78と、セットされたメモリカード80にデータの読み書きを行なうリーダ/ライタ81とが設けられている。本実施形態の議事進行支援システムは、この発言入力装置61が制御装置85に複数台接続されることによって構成されている。
図9のフローチャートに示すように、例えば、操作盤64の操作ボタン72が操作されると、その操作ボタン72に対応するスイッチ76のオン信号が制御装置85に入力される。制御装置85は、オン信号が入力されたスイッチ76に対応する発言入力装置の音声データ及び画像データを、記憶装置の対応するフォルダから読み出し、リーダ/ライタ81に入力する。リーダ/ライタ81は、入力されたデータをメモリカード80に記録する。また、操作ボタン72の操作が解除されてスイッチ76がオフすると、データの読み出しが終了される。これにより、各参加者は、自分を含めた各参加者の発言を適宜メモリカード80に簡単に記録して利用することができる。
また、会議中には、発言途中の内容を聞いて、その発言を最初から記録したいと考える場面が多々ある。しかし、記憶装置に記録されているデータの中から、その発言の開始位置を探して読み出しを開始するのは面倒であり、そのような作業を行なっている間に発言が終わってしまうこともある。これを解決するために、図10のフローチャートに示すように、操作ボタンが操作された時点から、例えば5秒間さかのぼった時点のデータから読み出すようにすることができる。これによれば、発言開始位置を探す手間がなく、簡単に聞き逃した発言のデータを読み出すことができる。
また、図11に示すように、制御装置88に、各発言入力装置ごとの音声信号の音声量データを作成する音声量データ作成部89を設け、これによって作成された音声量データを使用して、発言の開始位置を特定してもよい。この音声量データは、例えば、記憶装置90の第7フォルダ91に記憶する。音声量データ作成部89によって作成された音声量データは、例えば図12に示すように、会議の経過時間Tを表す横軸と、音声量レベル(dB)を表す縦軸とからなるグラフとなる。図中一点鎖線で示す水平線は、その音声信号が発言であるか否かを判定する基準となる基準音声量を表している。
図13のフローチャートに示すように、例えば、時間T2において、発言入力装置61の操作ボタンを操作すると、制御装置88はその操作ボタンに対応する発言入力装置の時間T2の音声量データを第7フォルダ91から読み出し、基準音声量と比較する。時間T2の音声量が基準音声量以上である場合には、時間をさかのぼって音声量データを読み出し、再度基準音声量と比較する。これを繰り返して時間をさかのぼると、音声量が基準音声量以下となる時間T1に到達する。この時間T1が、目的とする発言の発言開始点となる。
制御装置88は、目的の発言入力装置に対応するフォルダ内から、時間T1以降のデータを読み出し、発言入力装置61のリーダ/ライタ81に転送する。リーダ/ライタ81は、入力されたデータをメモリカード80に記録する。これにより、必要な発言のデータを発言開始時にさかのぼって記録することができる。
なお、メモリカード80に読み出した画像データは、いずれかのLCDパネルで再生表示してもよいし、音声データを再生するための音声出力装置を各発言入力装置に設けてもよい。また、上記実施形態では、発言入力装置に読み出すデータとして、音声データ及び画像データを例に説明したが、全体発言データや議事録データを読み出すようにすることもできる。さらに、制御装置と各発言入力装置との間を有線で接続したが、無線で接続してもよい。また、発言入力装置61からマイク62とカメラ63とを省いて操作盤64だけにし、これを会議の傍聴者が使用できるようにしてもよい。これによれば、参加者だけでなく傍聴者も各参加者の発言データを利用することがができるできるようになる。
本発明を実施した議事進行支援システムの構成を示すブロック図である。 発言入力装置の構成を示す外観斜視図である。 表示装置による参加者の顔写真の表示例を示す説明図である。 記憶装置の階層構成を示す説明図である。 議事録データの一例を示す説明図である。 会議の進行手順を示すフローチャートである。 本発明の別の実施形態の発言入力装置の構成を示す外観斜視図である。 本発明の別の実施形態の議事進行支援システムの構成を示すブロック図である。 操作ボタンを操作した時点からデータを読み出す場合のフローチャートである。 操作ボタンを操作した時点から時間をさかのぼってデータを読み出す場合のフローチャートである。 本発明の更に別の実施形態の議事進行支援システムの構成を示すブロック図である。 音声量データの一例を示すグラフである。 操作ボタンを操作した時点から時間をさかのぼって発言の開始時間を検出してデータを読み出す場合のフローチャートである。
符号の説明
2〜5,61 発言入力装置
6〜8 音声出力装置
9〜11 表示装置
12,85,88 制御装置
13,90 記憶装置
16,62 マイク
17,63 カメラ
47 音声データ
48 画像データ
53 全体発言データ
58 議事録データ
64 操作盤
65〜68 LCDパネル
71〜74 操作ボタン
80 メモリカード
81 リーダ/ライタ
89 音声量データ作成部

Claims (10)

  1. 発言中の参加者の音声を音声信号に変換する音声入力部と、発言中の参加者の顔写真を撮像し画像データを作成する撮像部とからなる複数の発言入力手段と、
    各発言入力手段から入力された音声信号から音声データを作成する音声データ作成手段と、
    音声信号の入力に応じて、対応する発言入力手段の撮像部を作動させるカメラ制御手段と、
    各音声データと対応する画像データとを時系列に並べた全体発言データを作成する全体発言データ作成手段と、
    各発言入力手段に対応して設けられ、対応する音声データと画像データとが記憶される複数の個別発言記憶手段と、
    全体発言データが記憶される全体発言記憶手段とを備えたことを特徴とする議事進行支援システム。
  2. 前記撮像部によって撮像された参加者の顔写真を表示する表示手段と、音声信号の入力に応じて、対応する参加者の顔写真の表示方法を切り換える表示制御手段とを設けたことを特徴とする請求項1記載の議事進行支援システム。
  3. 前記全体発言データの発言内容をテキストデータに変換する音声/テキスト変換手段と、この音声/テキスト変換手段によって作成されたテキストデータと前記画像データとから議事録データを作成する議事録データ作成手段とを設けたことを特徴とする請求項1または2記載の議事進行支援システム。
  4. 前記全体発言記憶手段または各個別発言記憶手段に記憶されたデータを読み出すデータ読出手段と、各発言入力手段に備えられ、データ読出手段によって読み出されたデータを記憶する読出データ記憶手段と、データの読出先となる記憶手段と読出タイミングとをデータ読出手段に指示する読出操作手段とを設けたことを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載の議事進行支援システム。
  5. 前記読出データ記憶手段は、リムーバブルメディアと、このリムーバブルメディアに対してデータを読み書きするメディア制御手段とからなることを特徴とする請求項4記載の議事進行支援システム。
  6. 前記データ読出手段は、読出操作手段が操作されてから所定時間さかのぼって記憶されているデータを読み出すことを特徴とする請求項4または5記載の議事進行支援システム。
  7. 前記各発言入力手段から入力された各音声信号から、音声量レベルを表す音声量データを作成する音声量データ作成手段を設け、前記データ読出手段は、読出操作手段の操作開始時点から音声量データの音声レベルをさかのぼって調べ、この音声レベルが一定のレベル以下に下がった時点からデータの読み出しを開始することを特徴とする請求項4または5記載の議事進行支援システム。
  8. 前記各発言入力手段に、前記読出データ記憶手段に記憶したデータを参照する参照手段を設けたことを特徴とする請求項4ないし7いずれか記載の議事進行支援システム。
  9. 各参加者の発言中の音声と顔写真とを対応づけて各個別発言記憶手段に記憶し、かつ全参加者の音声と顔写真とを発言順に時系列に並べて全体発言記憶手段に記憶し、これらの記憶されたデータを各参加者が発言入力手段を使用して個別に読み出し、利用できるようにしたことを特徴とする議事進行支援方法。
  10. 参加者の音声を音声信号に変換する音声入力部と、参加者の顔写真を撮像し画像データを作成する撮像部と、全ての参加者の発言を選択的に記憶する記憶手段とを設けたことを特徴とする発言入力装置。
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