JP2016011006A - 収納容器 - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1に記載された収納容器においては、底壁が前壁側に折り畳まれた状態で、前壁の一部に形成されたフラップを底壁に被せるように折り曲げることによって、底壁の折り畳み状態を保持している。
また、折り畳み状態を保持するために別個の締結具を用いるようにすると、使い勝手が悪くなってしまう。
なお、本発明において係合とは、収納容器を折り畳み状態から使用状態に変える際に、抵抗力が生じるように係わり合う関係をいう。
上記構成によれば、第1のベースと第1のプレートとの間、及び第2のベースと第2のプレートの間に側壁を挟持できるとともに、第1のプレート又は第2のプレートのいずれか一方に係合部、他方に被係合部を形成することで、部品点数の増加を避けることができる。
上記構成によれば、凸部である係合部近傍の厚みを抑えつつ、凹部である被係合部近傍の強度を確保できる。
上記構成によれば、中間締結部材の近傍に係合部又は被係合部が配設されていることにより係合部又は被係合部の取付剛性を高めることができる。
上記構成によれば、係合部を支持する部分が周囲に比べて肉厚に形成されていることで、係合部の剛性を一層高めることができる。
上記構成によれば、肉厚部が、前記第1のプレート又は前記第2のプレートの第1のベース又は第2のベースへの取付位置を定める位置決め部として機能するので、第1のプレート又は第2のプレートを第1のベース又は第2のベースに組み付ける作業が容易となる。
上記構成によれば、側壁は、第1のプレート又は第2のプレートに一部を固定され、第1のプレート又は第2プレートから、第1の壁と第2の壁と側壁とによって形成された収納空間側に引き出されており、締結部材が、第1のプレート又は第2のプレートにおいて中心よりも前記収納空間側の逆側に配設されていることで、側壁に締結部材が干渉することを抑制できる。
上記構成によれば、窪み部が形成されていることにより、収納容器を折り畳んだ状態において側壁の厚みによって収納容器全体が厚くなることを抑制することができる。
上記構成によれば、被係合部が弾性を有する金属材料を備えることで、被係合部の弾性変形量が大きくなり、係合部と被係合部との係合強度が大きくなる。
上記構成によれば、第3の壁を備えることによって、安定的に収納物を保持できるとともに、第1の壁と第2の壁を折り畳むことに伴って、可撓性部材を有する側壁に接続された第3の壁が折り畳まれるため、係合部を被係合部に係合させることのみで、第3の壁の折り畳み状態を維持することができる。
また、本発明によれば、凸部である係合部近傍の厚みを抑えつつ、凹部である被係合部近傍の強度を確保できる。
また、本発明によれば、係合部又は被係合部の取付剛性を高めることができる。
また、本発明によれば、係合部が形成された第1のプレート又は第2のプレートを第1のベース又は第2のベースに組み付ける作業が容易となる。
また、本発明によれば、側壁に締結部材が干渉することを抑制できる。
また、本発明によれば、収納容器全体が厚くなることを抑制することができる。
また、本発明によれば、被係合部の弾性変形量が大きくなり、係合部と被係合部との係合強度が大きくなる。
また、本発明によれば、安定的に収納物を保持でき、第1の壁と第2の壁を折り畳むことに伴って、可撓性部材を有する側壁に接続された第3の壁が折り畳まれるため、第3の壁の折り畳み状態を維持することができる。
収納容器1は、部品に取り付けられる前壁2と、前壁2の下側端部に接続された底壁4と、底壁4における前壁2が接続されている側の逆側に接続された後壁3と、から構成される。より具体的には、前壁2は、鉛直方向であるZ方向から約10〜30度だけ後壁3側に傾いた方向(斜め上方向ともいう、以下同じ)に延在している。また、底壁4は、使用状態において下側端部からY方向(後ろ方向ともいう、以下同じ)に延在し、後壁3は、斜め上方向に使用状態において底壁4の後ろ側端部から延在している。
前ベース11は、本発明に係る第1のベースに相当し、部品に取り付けられる部位であり、Y方向に厚みを有し、斜め上方向を短手方向、X方向を長手方向として延在している。
2枚の前プレート13は、本発明に係る第1のプレートに相当し、後述する可撓性部材を有する2枚の側壁5のそれぞれの端末を前ベース11との間で挟持した状態で、締結ネジ14によって前ベース11にそれぞれ締結されている。なお、前プレート13にはネジ穴部11cが形成されており、前ベース11を挿通する締結ネジ14によって、前ベース11と前プレート13とが固定される。
底ベース51は、本発明に係る第2のベースに相当し、前ベース11の下端側に前−底連結部30を介して一体的に接続されており、使用状態においてZ方向に厚みを有し、Y方向を短手方向、X方向を長手方向として延在している。
2枚の底プレート53は、本発明に係る第2のプレートに相当し、後述する可撓性部材を有する2枚の側壁5のそれぞれの端末を底ベース51との間で挟持した状態で、締結ネジ54によって底ベース51にそれぞれ締結されている。更に、底プレート53には、前壁2側であるZ方向に突出する係合突起56が一体的に形成されている。この係合突起56は、前プレート13において対応する位置に形成された後述する係合凹部20と係合して、収納容器1の折り畳まれた状態を保持するものである。
後ベース31は、本発明に係る第3のベースに相当し、底ベース51のY方向後端側に図2に示す底−後連結部70を介して一体的に接続されており、使用状態においてY方向に厚みを有し、Z方向を短手方向、X方向を長手方向として延在している。
2枚の後プレート33は、本発明に係る第3のプレートに相当し、後述する可撓性部材を有する2枚の側壁5のそれぞれの端末を後ベース31との間で挟持した状態で、図3に示す締結ネジ34によって後ベース31にそれぞれ締結されている。
そして、後ベース31のZ方向長さと、前ベース11のZ方向長さの合計は、底ベース51のY方向長さと略等しく形成されていると好ましい。このように形成されていると、図2に示す収納容器1を折り畳んだときに、前ベース11と後ベース31とが隣接した状態となるため空間が有効に活用される。
この外表皮41,61は、ニードルパンチを原反とし、前ベース11、後ベース31及び底ベース51と共に加熱軟化させて一体的にブロー成形することにより形成されている。
底プレート53には、図3及び図6に示すように、使用状態においてZ方向に突出する係合突起56が一体的に形成されている。係合突起56は、本発明に係る係合部及び凸部に相当し、図2に示す折り畳み状態において、前プレート13に形成された図5に示す係合凹部20に係合して折り畳み状態を維持すものである。
係合突起56は、収納容器1が折り畳まれた状態において、前プレート13の中央近傍に形成された後述する係合凹部20に係合する位置に形成されている。
底プレート53において、係合突起56が突出している側の逆側、図3においてZ方向下側には、突出部53aが形成されている。突出部53aは、本発明に係る肉厚部及び位置決め部に相当し、底プレート53の剛性を高めるための部位であり、また、後述する図7又は図8を参照して説明する底ベース51に対する位置決めするための部位である。突出部53aは、具体的には、X方向に厚みを有して、短手側をZ方向、長手側をY方向とする一つの壁に、垂直な二つ壁が所定の間隔を置いて交差する形状を有する。このような形状の突出部53aは、軽量で高い剛性を備えるものとなる。
図1及び図3に示すように、前ベース11のX方向両端側に配設された2枚の前プレート13のそれぞれは、長手方向に配された2本の締結ネジ14によって板厚方向にねじ止めされている。
また、底ベース51のX方向両端側に配設された2枚の底プレート53のそれぞれは、長手方向に配された3本の締結ネジ54によって板厚方向にねじ止めされている。
同様に、後ベース31のX方向両端側に配設された2枚の後プレート33のそれぞれは、長手方向に配された2本の締結ネジ34によって板厚方向にねじ止めされている。
このように前ベース11、後ベース31及び底ベース51に窪み部18c,58c等が形成されていることで、側壁5の端末部の肉厚の部分を、前ベース11、後ベース31及び底ベース51と、前プレート13、後プレート33及び底プレート53との間に好適に収容できることとなる。
そして、上記のように締結ネジ14,34,54は、前プレート13、後プレート33、底プレート53におけるX方向上、収納空間側の逆側に配置されて固定されていることで、窪み部18c,58c等によって前ベース11、後ベース31又は底ベース51の薄肉なる部分を避けて、締結ネジ14,34,54を安定して固定できることとなる。
係合凹部20は、本発明に係る被係合部及び凹部に相当し、図5に示すように、対向して設けられた2枚の断片20aと、断片20aに弾性力を付加する弾性材料から成る金属部材である弾性補強部20bと、から構成されている。
2枚の断片20aは、係合突起56を受け入れ可能なように、所定の間隔で離間して形成されている。弾性補強部20bは、断面略C字状に形成されており、2枚の断片20aを覆うように配設されている。弾性補強部20bは、係合突起56が断片20aの隙間に挿入されたときにその隙間を閉じる方向に弾性力を付加する。係合凹部20は、弾性補強部20bを備えることで、断片20aの弾性変形後の復元力が大きくなり、係合突起56との係合強度が大きくなる。
次に、前プレート13と前ベース11、後プレート33と後ベース31、及び底プレート53と底ベース51との取付位置の位置決めについて、図7〜図9を参照して説明する。
更に、底プレート53の突出部53aからX方向に所定距離だけ離れた位置に突出部53bが形成されている。突出部53bは、突出部53aを水平面において約90度回転させた形状と略同一形状を有する。
底ベース51には、底プレート53が取り付けられたときに突出部53a,53bのそれぞれの位置に対応する位置に位置決め溝58a,58bがそれぞれ形成されている。位置決め溝58a、58bは、突出部53a,53bのそれぞれを収納可能な大きさでそれぞれ形成された略直方体状の溝から成る。
更には、図3に示すように締結ネジ14の取付向きの異なる前ベース11と前プレート13との位置決めについても同様に可能である。具体的には、図9に示すように、前ベース11における前プレート13が取り付けられる部位に、位置決め溝18aを形成し、前プレート13に形成した図示せぬ突出部を嵌める又は当接させるようにする。このようにして、締結ネジ14の同心上に前プレート13の図示せぬネジ穴部を位置するようにして位置決めすることができる。
上記実施形態においては、係合凹部20に係合突起56を係合させることで、前壁2と底壁4とが折り畳まれた状態を維持するものとして説明したが、本願発明はこの構成に限定されない。
変形例に係る係合突起26,66について、図10を参照して説明する。ここで、図10Aは、係合前段階の状態を示す模式図、図10Bは、中間段階の状態を示す模式図、図10Cは、係合段階の状態を示す模式図である。
同様に係合突起66は、弾性材料から成り、底プレート53から突出して延在しており、突出側端部66aの一部が断面円弧状に形成されている。
係合突起26と、係合突起66は、前壁2と底壁4とを折り畳んだ状態において、突出側端部26aの断面円弧状の部位と突出側端部66aの断面円弧状の部位とが当接する向きで形成されている。
このように形成された係合突起26,66によれば、図10Aに示す自然状態から、所定以上の荷重をかけて折り畳むことで、突出側端部26aと突出側端部66aとが当接して、相互に曲げ応力が加わり図10Bに示す弾性変形状態となり、更に折り畳むことで図10Cに示す自然状態となって係合状態となる。
上記の係合突起26,66のように、突起同士の係合によって、前壁2と底壁4の係合を維持するようにしてもよい。
例えば、後壁が無く、前壁、底壁及び側壁から構成されるものとして、前壁と後壁とが開放状態でV字状に開くような構成であってもよい。
2 前壁(第1の壁)
3 後壁(第3の壁)
4 底壁(第2の壁)
5 側壁
11 前ベース(第1のベース)
11a 中空部
11c ネジ穴部
13 前プレート(第1のプレート)
14 締結ネジ(締結部材)
16 化粧カバー
18a 位置決め溝
18c 窪み部
19 前肉厚部
20 係合凹部(被係合部、凹部)
20a 断片
20b 弾性補強部
26 係合突起(係合部)
26a 突出側端部
30 前−底連結部
31 後ベース(第3のベース)
31a 中空部
33 後プレート(第3のプレート)
34 締結ネジ(締結部材)
41 外表皮
51 底ベース(第2のベース)
51a 中空部
51c,51d,51e ネジ穴部
53 底プレート(第2のプレート)
53a,53b 突出部(肉厚部、位置決め部)
53c,53d,53e 挿通孔
54 締結ネジ(締結部材)
56 係合突起(係合部、凸部)
58a,58b 位置決め溝
58c 窪み部
61 外表皮
66 係合突起(係合部)
66a 突出側端部
70 底−後連結部
Claims (10)
- 車両の部品に取り付けられる収納容器であって、
前記部品に取り付けられる第1の壁と、
該第1の壁に回動可能に接続され、前記第1の壁に対して折り畳み可能な第2の壁と、
前記第1の壁と前記第2の壁とに接続された可撓性部材を有する側壁と、を備え、
前記第1の壁又は前記第2の壁の一方には、係合部が一体的に形成されており、他方には、該係合部に係合する被係合部が形成されていることを特徴とする収納容器。 - 前記第1の壁は、第1のベースと、該第1のベースにおける折り畳み状態において前記第2の壁に対向する面上に取り付けられ、前記第1のベースとの間で前記側壁の第1の端末を挟持する第1のプレートと、を有し、
前記第2の壁は、第2のベースと、該第2のベースにおける前記第1の壁に折り畳み状態において対向する面上に取り付けられ、前記第2のベースとの間で前記側壁の第2の端末を挟持する第2のプレートと、を有し、
前記係合部が前記第1のプレート又は前記第2のプレートの一方に一体的に形成されており、前記被係合部が他方に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の収納容器。 - 前記係合部は、凸部から成り、前記第1のプレートと前記第2のプレートのうち薄い方に形成されており、
前記被係合部は、凹部から成り、前記第1のプレートと前記第2のプレートのうち厚い方に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の収納容器。 - 前記第1のベースと前記第1のプレート、又は前記第2のベースと前記第2のプレートは、前記第1のプレート又は前記第2のプレートの長手方向の両端側にある両端締結部材と該両端締結部材の間にある中間締結部材とから構成される締結部材によって締結されており、
前記係合部又は前記被係合部は、前記中間締結部材の近傍に配置されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の収納容器。 - 前記係合部が形成された前記第1のプレート又は前記第2のプレートにおける前記係合部を支持する部分は、周囲に比べて肉厚に形成された肉厚部である請求項2乃至4のいずれか一項に記載の収納容器。
- 前記肉厚部は、前記係合部が形成された前記第1のプレート又は前記第2のプレートにおける前記係合部が突出する側の反対側に形成されており、前記第1のベース又は前記第2のベースのいずれか一部に当接して、前記第1のプレート又は前記第2のプレートが前記第1のベース又は前記第2のベースに取り付けられる位置を定める位置決め部として機能することを特徴とする請求項5に記載の収納容器。
- 前記側壁は、前記第1のプレート又は前記第2のプレートに一部を固定され、前記第1のプレート又は前記第2のプレートから、前記第1の壁と前記第2の壁と前記側壁とによって形成された収納空間側に引き出されており、
前記締結部材は、前記第1のプレート又は前記第2のプレートにおいて中心よりも前記収納空間側の逆側に配設されていることを特徴とする請求項4に記載の収納容器。 - 前記第1の壁又は前記第2の壁における前記第1のプレート又は前記第2のプレートによって前記側壁を挟持している部分の近傍には、前記側壁の一部を収容する窪み部が設けられていることを特徴とする請求項2乃至7のいずれか一項に記載の収納容器。
- 前記被係合部は、少なくとも2枚の断片と、該2枚の断片の隙間を閉じる方向に弾性力を付加する金属材料とを備え、
前記係合部は、前記2枚の断片の隙間に挿入されて係合することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の収納容器。 - 前記側壁に接続され、前記第2の壁に対して折り畳み可能に接続された第3の壁を備え、
該第3の壁は、前記第2の壁における前記第1の壁が接続されている側の逆側に回動可能に接続されていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の収納容器。
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