JP2507997Y2 - 水分計における滴定フラスコの水分パ―ジ装置 - Google Patents

水分計における滴定フラスコの水分パ―ジ装置

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JP2507997Y2 JP1989146241U JP14624189U JP2507997Y2 JP 2507997 Y2 JP2507997 Y2 JP 2507997Y2 JP 1989146241 U JP1989146241 U JP 1989146241U JP 14624189 U JP14624189 U JP 14624189U JP 2507997 Y2 JP2507997 Y2 JP 2507997Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は水分計に関し、特に水分計の空気層の水分
パージ装置に関するものである。
〔従来技術〕
第2図は従来の容量滴定方式の水分計の1例を示した
概念図ものである。
フラスコ本体1と蓋部2とよりなる滴定フラスコの上
記蓋部2には先端に検出電極31が突設させた電極筒3
を、上記電極31がフラスコ本体1の底部(溶剤を入れた
ときに該溶剤に漬かる位置)に位置し、該電極31よりの
リード端子32がフラスコ本体1の外部に位置するように
支持される。また、上記蓋部2には更に、滴定ノズル4
をその先端41がフラスコ本体1の高さの中央部(溶剤を
入れたときに該溶剤に漬からない位置)に位置し、後端
の注入口42がフラスコ本体1の外部に位置するように取
付けられる。
蓋部2には更にフラスコ本体1の内上部の空気層9と
フラスコ本体1の外部とを連通し、フラスコ本体1に乾
燥した空気を供給する乾燥筒5が取付けられる。更にフ
ラスコ本体1の中央側部には試料投入口6が、斜上方に
突出されて設けられ、その開口端は玉栓やゴム栓等の栓
体61で試料投入時以外は蓋される。
このような滴定フラスコに対して試料投入口6から試
料が投入されると、該試料に含有される水分は溶剤中に
拡散または、抽出される。このとき、滴定ノズル4の先
端41からスピンドルビュレット71と自動切換コック72を
介して、沃素を含む滴定試薬が滴定され、該滴定試薬中
の沃素と水分の反応によって生じる分極電位が検出電極
31間に表れることになる。この分極電位が零になる迄加
えられる滴定液の量と、試料中の水分の量とが相対応し
ているので、試料の水分量を決定できることになる。
尚、上記構成において検出電極31の電位は、検出部81で
検出され、該検出部81の検出電位はこれを受けてマイク
ロコンピュータ82に入力されて、ここで適正な演算を行
い、この演算結果に基づいてビュレット制御部83に指示
して、スピンドルビュレット71を駆動制御をするように
なっている。
水分計には上記のような滴定法の他、沃素イオンを含
む発生液に試料を投入し、該発生液に検出電極31に表れ
る電位が零になる迄電荷を供給する、いわゆる電量方式
もあるが、この場合、上記滴定ノズル4を電荷供給装置
におき代えた構成となる。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記のような構成において、試料投入は該試料が液体
である場合には、投入口6の開口端の栓体61としてゴム
栓を用い、該ゴム栓に試料の入った注射器の針を差し込
むことによってなされ、このときはフラスコ本体1の上
部の空気層9と外部の気密性が保たれるので試料投入に
よって空気層9の水分量が変化することはない。従っ
て、溶剤(発生液)の水分量に影響を与えることはな
い。
しかしながら、試料が粉体であるときには、投入口6
の栓体61を一旦抜く必要があり、このときに空気層9の
一部が外気と置換される。このように、試料投入時に開
栓によって空気層9に流入する空気に含まれる水分量
は、試料中の水分量が多いときには無視することができ
るが、試料中の水分量が少ないときには無視できなくな
る。またそこで、予め試料投入に必要な時間開栓して、
流れ込む水分量を測定しておき、試料の水分量からその
値を引くようにしており、計算が非常に面倒となってい
た。
また、溶剤(発生液)が劣化して交換する場合には、
蓋部2を外す必要があり、このときも水分を含んだ外気
が多量にフラスコ本体1内に取込まれ、次の測定の前段
階において、このように外気とともに浸入した水分を除
去してから測定を開始しなければならないこととなる。
このフラスコ本体1内の空気層9に含まれる水分の除去
は、該水分が溶剤(発生液)に溶け込むので、検出電極
31の電位が零になる迄該溶剤(発生液)に滴定液を滴定
(電量滴定を含む)することによって行われ、このため
に要する時間は相当長くなっていた。
また、上記溶剤交換のための開蓋後に空気層9に流入
した水分の除去は、そのための相当の時間を必要とす
る。
この考案は上記従来の事情に鑑みて提案されたもので
あって、開蓋にともなって空気層中に取込まれる水分を
滴定によって除去する作業時間の短縮ができ、また試料
投入にともなう開栓にともなって空気層中に取り込まれ
る水分による測定誤差を小さくできる水分計における滴
定フラスコの水分パージ装置を提供することを目的とす
るものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するためにこの考案は以下の手段を採
用している。すなわち、溶剤あるいは発生液を入れた滴
定フラスコ内に試料を入れ、該試料に含有される水分量
を測定する水分計において、上記滴定フラスコのフラス
コ本体1に、該フラスコ本体1上部の空気層9の内外部
を連通する導入管11を設け、該導入管11に乾燥剤を充填
した乾燥筒14を設けるとともに、上記空気層9の内外部
を連通する排出管15を設け、更に、上記フラスコ本体1
内に導入管11と排出管15を介して乾燥空気を還流させる
ポンプ13を設けたものである。
(作用) 上記構成によって乾燥した空気が常にフラスコ本体1
内に充満し、かつ還流することになる。従って、開栓あ
るいは開蓋されて、新しい空気がフラスコ本体1の空気
層9に導入されても、次の測定のために閉栓あるいは閉
蓋されることによって、空気層9に含まれる水分は直ち
に追い出されることになる。
(実施例) 第1図は本願考案の概念図を示すものである。電極筒
3及び滴定ノズル4(電荷供給装置)が蓋部2に取り付
けられることは従来と同様であるのでここでは省略され
ている。滴定フラスコのフラスコ本体1の上部空気層9
に対して、蓋部2を介して内外に連通する導入管11が設
けられ、該導入管11にはポンプ13が取付けられるととも
に、該ポンプ13の2次側には乾燥筒14が配置される。更
に、上記空気層9に対して蓋部2を介して内外に連通す
る排出管15が設けられる。
この構成によってポンプ13を駆動させることによっ
て、乾燥した空気が常に滴定フラスコの空気層9に充満
され、かつ、排出管15から排出されることになる。
従って、試料投入のために栓体61が開栓されたり、あ
るいは溶剤(発生液)を交換するために蓋部2を開蓋し
て、水分を含む空気が滴定フラスコの空気層9に導入さ
れても、閉栓あるいは閉蓋することによって、上記水分
を含む空気はすぐに追い出され(パージされ)乾燥空気
が充満することになる。
尚、乾燥筒14に従来から用いられている乾燥筒5を利
用し、該乾燥筒5に対してポンプ13を取付けるようにす
ると、この考案を有効に実施できる。
〔考案の効果〕
以上説明したようにこの考案は水分計の滴定フラスコ
に対して、ポンプで乾燥空気を常に送り込むようにし
て、空気層に乾燥空気を充満するようにしているので、
開栓、閉蓋に共なって侵入した水を短時間に滴定フラス
コ外に追出すことができ、従って、上記空気層に含まれ
る水分を滴定によって零にする時間が僅めて少なくな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す概略図、第2図は従
来の水分計を示す概念図である。 図中、 1……滴定フラスコ、9……空気層、11……導入管、13
……ポンプ、14……水分トラップ、15……排出管。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶剤あるいは発生液を充填した滴定フラス
    コ内に試料を入れ、該試料に含有される水分量を測定す
    る水分計において、 上記滴定フラスコのフラスコ本体(1)に、該フラスコ
    本体(1)上部の空気層(9)の内外部を連通する導入
    管(11)を設け、該導入管(11)に乾燥剤を充填した乾
    燥筒(14)を設けるとともに、上記空気層(9)の内外
    部を連通する排出管(15)を設け、更に、上記フラスコ
    本体(1)内に導入管(11)と排出管(15)を介して乾
    燥空気を還流させるポンプ(13)を設けたことを特徴と
    する水分計における滴定フラスコの水分パージ装置。
JP1989146241U 1989-12-18 1989-12-18 水分計における滴定フラスコの水分パ―ジ装置 Expired - Lifetime JP2507997Y2 (ja)

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