JP2577597B2 - 内装材の製造法 - Google Patents

内装材の製造法

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JP2577597B2 JP5454488A JP5454488A JP2577597B2 JP 2577597 B2 JP2577597 B2 JP 2577597B2 JP 5454488 A JP5454488 A JP 5454488A JP 5454488 A JP5454488 A JP 5454488A JP 2577597 B2 JP2577597 B2 JP 2577597B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、主に壁紙として使用する内装材の製造方法
に関するものである。
〔従来の技術〕
裏打紙を基材とし、その表面に塗工した接着剤の塗工
面に粒径1〜5mmの粒体を散布接着した内装材は聚落壁
紙として周知慣用されている。
〔発明が解決しようとする課題〕 この種の内装材は、その散布接着する粒体として数種
の異色のものを混合使用し、それによって表面を霜降調
にすることが出来る。
然るに、慣用される粒体の粒径は1〜5mmであり、
又、粒径をその様にしなければならないので、当然のこ
とながら霜降調模様を構成する異色の斑点の大きさも1
〜5mmになり、その斑点の大きさを0.5mm以下の細かいも
のにすることは出来ない。
何故なら、粒径を0.5mm以下にすると土壁風の聚落壁
紙特有のザラザラした凹凸感が現れず、又、その様に粉
体の様に細かい異色の粒体を混合すると霜降調の観を呈
さず一つの単調な混合色となるためである。
〔発明の目的〕
そこで本発明は、細かい異色の斑点で表面が構成され
るも、それらの斑点が均一に混じり合わずランダムに分
布した聚楽土壁風の内装材を得ることを目的とする。
〔発明の構成〕
本発明は、かかる目的を達成するものであり、無機質
充填材の配合量が樹脂分100重量部に対して0〜200重量
部であり気泡セルの直径が0.3mm以下で発泡倍率が2〜2
0倍の熱可塑性樹脂発泡体を粉砕して粒径1〜5mmの表面
凹凸のある顆粒状の粒体12とし、その乾燥状態において
攪拌混合しつつ、顔料0.5〜4重量部と水0.5〜2重量部
とで組成される着色剤13を粒体100重量部に対し2〜10
重量部の割合で添加し更に攪拌し続け、粒体12の表面に
着色剤13を付着させて粒体12の色彩を着色剤13の色彩に
変え、これに表面と内部とに色差がなく粒径1〜5mmの
熱可塑性樹脂に成る無着色の粒体14とを混合し、接着剤
15を塗工した基材16の当該塗工面に散布接着し、その
後、当該基材の散布接着面を、着色粒体12と無着色粒体
14それぞれの熱可塑性樹脂の軟化温度以上の温域にて、
着色粒体12の中の気泡セル11が略完全に押し潰されて消
失する圧力をもってプレスし、それらの気泡セル11の押
潰消失状態にセットして内装材を製造することを特徴と
するものである。
着色粒体12を構成する熱可塑性樹脂発泡体としてはエ
チレン酢酸ビニルや塩化ビニルを5〜10倍に発泡させた
もので無機質充填剤が配合されていないか又はその配合
量の極く少なくクッション性のよいものを用いるとよ
く、その気泡セルは連続した所謂連泡のものであってよ
い。
その熱可塑性樹脂発泡体が白以外の色に着色されたも
のである場合には、顔料の隠蔽性を高めるために着色剤
13に酸化チタンなどの所謂体質顔料を配合するとよい。
その場合に留意すべきことは、着色剤13の水0.5〜2重
量部に対し酸化チタンなどを含めた顔料の配合量が0.5
〜4重量部以上になったり、着色剤13の粒体12に対する
添加量が多くなって、着色剤13が粒体12の表面に厚く塗
着することがないようにすることである。
即ち、本発明において特に肝要なことは、それが粉砕
によって粒体12の表面に生じた凹溝18に入り込んで辛う
じて固着する程度の少量の着色剤13を付与し、着色剤13
が粒体12の表面に厚く塗着したり或は着色剤13がその内
部に至る粒体全体を均一に着色してしまうことがないよ
うにすること、即ち、粒体12の内部に充分に浸透して余
りある程の過剰の着色剤13を付与し或いは着色剤13の溶
液中に粒体を浸漬したりせず、粒体12の表面と内部とに
色差を付ける様にすることである。
気泡セル11の押潰消失セットには、粒体12の熱可塑性
樹脂発泡体の軟化温度に加熱された過熱ロールが使用さ
れる。
〔発明の効果〕
本発明に適用する粒体12は、無機充填剤が少なく弾性
に富む熱可塑性樹脂発泡体で構成されので、これを強く
押圧し平に引き伸ばしてそのままセットすることが出
来、そうすることによって表面の凹溝18を押し広げその
内部が表面に現れるようにすることが出来る。
ここで、粒体12には少量の着色剤13が付与されてお
り、これが内部に到る粒体全体を均一に着色することな
く表面と内部に間に色差を付け、粒体表面の凹溝18に入
り込んで固着している。そして、その凹溝18は粒体12の
表面凹凸に沿って連続しており、それが押し広げられる
とその内部に固着していた着色剤13が表面に現れ、その
連続した凹溝18に沿って着色剤13が緻密に分布する濃色
部分21が出来る。
一方、着色剤18が強く厚い塗膜を作って固着するよう
に接着剤を配合して調整されたものではなく単に顔料を
水にといた程度の言わば水をバインダーとした接着性の
少ないものであるから、凹部18に対応する凸部では粒体
12が平らに押し伸ばされるにつれて着色剤13の分布も疎
らになり、粒体12の表面に淡色部分19が出来る。
又、粒体12は熱可塑性樹脂発泡体を粉砕したものであ
るから表面凹凸はランダムになっており、大きく突き出
た凹部はより大きく押し伸ばされて着色剤13の分布が一
層疎らになり、着色剤13の付着しない内部の熱可塑性樹
脂発泡体がより大きく現れてそこに地色部分20が出来
る。
かくして着色粒体12の表面は淡色部分19と地色部分20
と濃色部分21とが細かくランダムに点在するものとなる
が、粒体12は粒径1〜5mm以上の大きさに引き伸ばされ
ているので、これらの点在する淡色部分19と地色部分20
と濃色部分21が粒体12としてのまとまった輪郭を形成
し、従って粒体12の散布面が無地一色の混合色にならず
石目調の外観を呈し、而も、表面と内部とに色差がなく
押圧によって色調が変化しない無着色粒体14が混在する
ので、本発明により得られる内装材17は、かかる石目調
の着色粒体12を基調とした霜降模様のものとなる。
このように本発明によると、細かい異色の鉱物粒子が
集まった五目石その他の天然石の粉砕面の様に色彩が細
かく分かれて彩られ、個々にまとまった輪郭を有する粒
体が混じり合った凹凸感を有する石目調の新規な内装材
17を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る内装材の拡大表面図、第2図は基
材に粒体を散布接着した状態を示す本発明に係る内装材
の中間製品の拡大断面図、第3図は粒体の散布面の押圧
過程を示す本発明に係る内装材の中間製品の拡大断面
図、第4図は本発明に係る内装材を示す第1図のX−
X′での断面図である。11……気泡、12……粒体、13…
…着色剤、14……粒体、15……接着剤、16……基材、17
……内装材、18……凹溝、19……淡色部分、20……地色
部分、21……濃色部分。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)無機質充填剤の配合量が樹脂分100
    重量部に対して0〜200重量部であり、気泡セルの直径
    が0.3mm以下、発泡倍率が2〜20倍である熱可塑性樹脂
    発泡体を粉砕して粒径1〜5mmの表面凹凸のある顆粒状
    の粒体12とすること、 (b)次いで、乾燥状態にある当該粒体12を攪拌しつ
    つ、顔料0.5〜4重量部と水0.5〜2重量部とで組成され
    る着色剤13を粒体100重量部に対し2〜10重量部の割合
    で添加し更に攪拌し続けて粒体12の表面に着色剤13を付
    着させ、粒体12の色彩を着色剤13の色彩に変えること、 (c)次いで、当該着色粒体12と、表面と内部とに色差
    がなく粒径1〜5mmの熱可塑性樹脂に成る無着色の粒体1
    4とを混合し、接着剤15を塗工した基材16の当該塗工面
    に散布接着すること、 (d)次いで、当該基材の散布接着面を、着色粒体12と
    無着色粒体14それぞれの熱可塑性樹脂の軟化温度以上の
    温域にて、着色粒体12の中の気泡セル11が略完全に押し
    潰されて消失する圧力をもってプレスし、それらの気泡
    セル11の押潰消失状態にセットすること、 を特徴とする内装材の製造法。
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