JP2668672B2 - ドア枠とその飾枠 - Google Patents
ドア枠とその飾枠Info
- Publication number
- JP2668672B2 JP2668672B2 JP3176103A JP17610391A JP2668672B2 JP 2668672 B2 JP2668672 B2 JP 2668672B2 JP 3176103 A JP3176103 A JP 3176103A JP 17610391 A JP17610391 A JP 17610391A JP 2668672 B2 JP2668672 B2 JP 2668672B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mortar
- door frame
- dimensional
- cement
- melamine resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 239000004570 mortar (masonry) Substances 0.000 claims description 67
- 229920000877 Melamine resin Polymers 0.000 claims description 43
- 239000004640 Melamine resin Substances 0.000 claims description 41
- 239000004568 cement Substances 0.000 claims description 31
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 29
- 238000000465 moulding Methods 0.000 claims description 15
- 239000003365 glass fiber Substances 0.000 description 15
- 239000012615 aggregate Substances 0.000 description 13
- 239000000047 product Substances 0.000 description 8
- 238000005034 decoration Methods 0.000 description 6
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 6
- 241000209094 Oryza Species 0.000 description 5
- 235000007164 Oryza sativa Nutrition 0.000 description 5
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 5
- 230000000704 physical effect Effects 0.000 description 5
- 235000009566 rice Nutrition 0.000 description 5
- 241000519695 Ilex integra Species 0.000 description 4
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 4
- 150000007974 melamines Chemical class 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 4
- 239000004576 sand Substances 0.000 description 4
- 230000006378 damage Effects 0.000 description 3
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 3
- 238000004132 cross linking Methods 0.000 description 2
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 2
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 2
- 239000000314 lubricant Substances 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- JDSHMPZPIAZGSV-UHFFFAOYSA-N melamine Chemical compound NC1=NC(N)=NC(N)=N1 JDSHMPZPIAZGSV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 2
- 239000011398 Portland cement Substances 0.000 description 1
- MBHRHUJRKGNOKX-UHFFFAOYSA-N [(4,6-diamino-1,3,5-triazin-2-yl)amino]methanol Chemical compound NC1=NC(N)=NC(NCO)=N1 MBHRHUJRKGNOKX-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000007795 chemical reaction product Substances 0.000 description 1
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 230000008094 contradictory effect Effects 0.000 description 1
- 238000005336 cracking Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 239000002657 fibrous material Substances 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 238000004898 kneading Methods 0.000 description 1
- 125000002496 methyl group Chemical group [H]C([H])([H])* 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 238000007493 shaping process Methods 0.000 description 1
- 239000002893 slag Substances 0.000 description 1
- 238000005728 strengthening Methods 0.000 description 1
- 229920001187 thermosetting polymer Polymers 0.000 description 1
- 239000011800 void material Substances 0.000 description 1
- 239000002023 wood Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Door And Window Frames Mounted To Openings (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主として玄関ドアに
使用されるドア枠とその飾枠に関し、とくに、表面に立
体的な凹凸模様が設けられたドア枠と飾枠に関する。
使用されるドア枠とその飾枠に関し、とくに、表面に立
体的な凹凸模様が設けられたドア枠と飾枠に関する。
【0002】
【従来の技術】セメント製のドア枠や飾枠は、金型で成
形することによって、表面に、立体的な凹凸模様を成形
することができる。このため、簡単な製法で、表面を奇
麗な立体的模様に装飾できる特長がある。金型を使用し
て製造できるセメント製のドア枠は、例えば、昭和15
年実用新案出願公告第6256号公報、および、実開昭
55−2954号公報に記載されている。これ等の公報
に記載されるドア枠は、セメントと砂に水を添加し、さ
らに必要ならば他の骨材を添加して混練りし、型枠に注
入して製造される。このドア枠は、型枠で成形するの
で、表面に複雑な立体凹凸模様を設けることができ、高
級なドア枠を安価に多量生産できる特長がある。また、
木材等に比較すると著しく耐候性に優れる特長も備え
る。しかしながら、セメント製のドア枠は、金属製、あ
るいは木製の製品に比較すると、破損し易い欠点があ
る。特に、ドア枠は、ドアを閉めるときに衝撃を受け、
この衝撃力が繰り返されてひび割れや破損の原因とな
る。
形することによって、表面に、立体的な凹凸模様を成形
することができる。このため、簡単な製法で、表面を奇
麗な立体的模様に装飾できる特長がある。金型を使用し
て製造できるセメント製のドア枠は、例えば、昭和15
年実用新案出願公告第6256号公報、および、実開昭
55−2954号公報に記載されている。これ等の公報
に記載されるドア枠は、セメントと砂に水を添加し、さ
らに必要ならば他の骨材を添加して混練りし、型枠に注
入して製造される。このドア枠は、型枠で成形するの
で、表面に複雑な立体凹凸模様を設けることができ、高
級なドア枠を安価に多量生産できる特長がある。また、
木材等に比較すると著しく耐候性に優れる特長も備え
る。しかしながら、セメント製のドア枠は、金属製、あ
るいは木製の製品に比較すると、破損し易い欠点があ
る。特に、ドア枠は、ドアを閉めるときに衝撃を受け、
この衝撃力が繰り返されてひび割れや破損の原因とな
る。
【0003】この欠点を解消するために、ガラス繊維等
の繊維材を添加したドア枠が開発されている(特開昭4
8−25020号公報、および、実公昭58−4477
8号公報)。ガラス繊維は、ドア枠を補強して、割れを
少なくできる特長がある。
の繊維材を添加したドア枠が開発されている(特開昭4
8−25020号公報、および、実公昭58−4477
8号公報)。ガラス繊維は、ドア枠を補強して、割れを
少なくできる特長がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ガラス
繊維を混合したドア枠は、成形に著しく手間がかかり、
製造コストが高くなる欠点がある。それは、ガラス繊維
によってモルタルの流動性が低下し、混練りしたモルタ
ルを金型に注入して成形できないことが理由である。ガ
ラス繊維を埋設したドア枠は、金型にガラス繊維を敷
き、その上にモルタルを塗布する工程を何回も繰り返し
て製造する必要がある。短いガラス繊維を少量モルタル
に混合したものは、塗布工程によらず、金型に注入して
ドア枠を成形できる。しかしながら、このドア枠は、ガ
ラス繊維で充分に補強されず、ドア枠として充分な強度
にできない。また、金型の狭い隙間にモルタルを確実に
注入するのが難しく、表面を奇麗に仕上げることが難し
い欠点がある。この欠点は、金型に注入するモルタルに
振動を与えることで少なくできる。しかしながら、モル
タルを振動させると、砂とガラス繊維と水とが分離され
て、品質が著しく低下する欠点がある。このため、実際
の成形においては、モルタルを振動させることはできな
い。
繊維を混合したドア枠は、成形に著しく手間がかかり、
製造コストが高くなる欠点がある。それは、ガラス繊維
によってモルタルの流動性が低下し、混練りしたモルタ
ルを金型に注入して成形できないことが理由である。ガ
ラス繊維を埋設したドア枠は、金型にガラス繊維を敷
き、その上にモルタルを塗布する工程を何回も繰り返し
て製造する必要がある。短いガラス繊維を少量モルタル
に混合したものは、塗布工程によらず、金型に注入して
ドア枠を成形できる。しかしながら、このドア枠は、ガ
ラス繊維で充分に補強されず、ドア枠として充分な強度
にできない。また、金型の狭い隙間にモルタルを確実に
注入するのが難しく、表面を奇麗に仕上げることが難し
い欠点がある。この欠点は、金型に注入するモルタルに
振動を与えることで少なくできる。しかしながら、モル
タルを振動させると、砂とガラス繊維と水とが分離され
て、品質が著しく低下する欠点がある。このため、実際
の成形においては、モルタルを振動させることはできな
い。
【0005】さらにまた、このことに加えて、ガラス繊
維で補強したドア枠は、表面の立体模様に致命的な欠陥
を生じる。それは、立体模様の凸部である出隅が著しく
破損し易い欠点である。この欠点は、出隅をガラス繊維
で補強できないことが原因で発生する。このため、立体
凹凸模様部分をセメントで成形したドア枠は、凹凸模様
の凸部に衝撃を受けると、極めて簡単に破損し、また、
亀裂が発生し易い欠点がある。凸部の破損は、製造工程
において発生し、さらに、施工現場への搬入から取付工
程において発生する。さらに、困ったことに、建物に固
定した後に破損したドア枠は、取り替えに極めて手間が
かかる。また、ドア枠を取り替えるときには、周囲の壁
等を張り替えるので、奇麗に仕上げることが難しい欠点
がある。
維で補強したドア枠は、表面の立体模様に致命的な欠陥
を生じる。それは、立体模様の凸部である出隅が著しく
破損し易い欠点である。この欠点は、出隅をガラス繊維
で補強できないことが原因で発生する。このため、立体
凹凸模様部分をセメントで成形したドア枠は、凹凸模様
の凸部に衝撃を受けると、極めて簡単に破損し、また、
亀裂が発生し易い欠点がある。凸部の破損は、製造工程
において発生し、さらに、施工現場への搬入から取付工
程において発生する。さらに、困ったことに、建物に固
定した後に破損したドア枠は、取り替えに極めて手間が
かかる。また、ドア枠を取り替えるときには、周囲の壁
等を張り替えるので、奇麗に仕上げることが難しい欠点
がある。
【0006】このため、表面の凹凸模様部分をセメント
で成形したドア枠は、凸部を充分に補強しないかぎり、
安心して使用できる高級品とできない。また、ドア枠に
沿って固定する飾枠も、立体凹凸模様部分をセメントで
成形して表面を立体模様とすることができる。この飾枠
もドア枠と同じように、凹凸模様の凸部を補強しないか
ぎり、高級品として実用化できない。
で成形したドア枠は、凸部を充分に補強しないかぎり、
安心して使用できる高級品とできない。また、ドア枠に
沿って固定する飾枠も、立体凹凸模様部分をセメントで
成形して表面を立体模様とすることができる。この飾枠
もドア枠と同じように、凹凸模様の凸部を補強しないか
ぎり、高級品として実用化できない。
【0007】ところで、骨材とセメントに、熱架橋型メ
ラミン樹脂を添加して強靭な水硬性無機質部材を製造す
る方法が、特開昭62−182144号公報に記載され
る。この公報に記載される水硬性無機質部材は、添加さ
れる熱架橋型メラミン樹脂によって、成形されたセメン
ト製品の強度を相当に向上できる特長がある。したがっ
て、この水硬性無機質部材を使用してドア枠を成形する
と、強くて割れ難いものが製作できる。ただ、熱架橋型
メラミン樹脂を添加したモルタルで製作されたドア枠
は、表面に凹凸のないものは全体的な強度を強くできる
が、表面に立体的な凹凸のあるもの、とくに、複雑な凹
凸模様のあるものを、綺麗に成形して、しかも突出部を
強くして割れ難くするのが難しい欠点がある。それは、
熱架橋型メラミン樹脂を添加するモルタルの強度と、成
形時の流動性が、水の添加量に著しく影響されるからで
ある。熱架橋型メラミン樹脂を添加するモルタルは、通
常のモルタルと同じように、セメントに対する水の添加
量を少なくすると、成形後の強度を強くできる。ただ、
水の添加量を少なくすると、熱架橋型メラミン樹脂を添
加しない通常のモルタルとは極めて異なる性質を示す。
すなわち、熱架橋型メラミン樹脂を添加するモルタル
は、水の添加量を少なくすると、餅のようになって流動
性が著しく悪くなる性質がある。この状態のモルタル
は、表面に凹凸のない平面的な金型には注入できるが、
複雑な凹凸のある金型には、空隙ができないように注入
するのが極めて難しい。凹凸のある金型に隙間なく注入
できるように、水の添加量を多くしてモルタルの流動性
を良くすると、凹凸のある金型に隙間なく注入できるよ
うになるが、硬化後の強度が低下してしまう。凹凸のあ
るドア枠は、表面を平面状とするドア枠よりもさらに強
靭な強度が要求される。突出部が破損しやすいからであ
る。さらに、水の添加量を多くしたモルタルで成形され
たドア枠は、表面を綺麗な平滑面に成形するのが難し
い。モルタルを硬化させるときに、添加された水が乾燥
してなくなった部分に空隙ができるからである。このた
め、熱架橋型メラミン樹脂を添加したモルタルを使用し
て製造されたドア枠は、突出部を充分に強くして、しか
も表面を綺麗に成形して、高品質なものを安価に多量生
産できない欠点がある。
ラミン樹脂を添加して強靭な水硬性無機質部材を製造す
る方法が、特開昭62−182144号公報に記載され
る。この公報に記載される水硬性無機質部材は、添加さ
れる熱架橋型メラミン樹脂によって、成形されたセメン
ト製品の強度を相当に向上できる特長がある。したがっ
て、この水硬性無機質部材を使用してドア枠を成形する
と、強くて割れ難いものが製作できる。ただ、熱架橋型
メラミン樹脂を添加したモルタルで製作されたドア枠
は、表面に凹凸のないものは全体的な強度を強くできる
が、表面に立体的な凹凸のあるもの、とくに、複雑な凹
凸模様のあるものを、綺麗に成形して、しかも突出部を
強くして割れ難くするのが難しい欠点がある。それは、
熱架橋型メラミン樹脂を添加するモルタルの強度と、成
形時の流動性が、水の添加量に著しく影響されるからで
ある。熱架橋型メラミン樹脂を添加するモルタルは、通
常のモルタルと同じように、セメントに対する水の添加
量を少なくすると、成形後の強度を強くできる。ただ、
水の添加量を少なくすると、熱架橋型メラミン樹脂を添
加しない通常のモルタルとは極めて異なる性質を示す。
すなわち、熱架橋型メラミン樹脂を添加するモルタル
は、水の添加量を少なくすると、餅のようになって流動
性が著しく悪くなる性質がある。この状態のモルタル
は、表面に凹凸のない平面的な金型には注入できるが、
複雑な凹凸のある金型には、空隙ができないように注入
するのが極めて難しい。凹凸のある金型に隙間なく注入
できるように、水の添加量を多くしてモルタルの流動性
を良くすると、凹凸のある金型に隙間なく注入できるよ
うになるが、硬化後の強度が低下してしまう。凹凸のあ
るドア枠は、表面を平面状とするドア枠よりもさらに強
靭な強度が要求される。突出部が破損しやすいからであ
る。さらに、水の添加量を多くしたモルタルで成形され
たドア枠は、表面を綺麗な平滑面に成形するのが難し
い。モルタルを硬化させるときに、添加された水が乾燥
してなくなった部分に空隙ができるからである。このた
め、熱架橋型メラミン樹脂を添加したモルタルを使用し
て製造されたドア枠は、突出部を充分に強くして、しか
も表面を綺麗に成形して、高品質なものを安価に多量生
産できない欠点がある。
【0008】この発明は、さらにこれ等従来のドア枠が
有する欠点を解決することを目的に開発されたもので、
この発明の重要な目的は、立体凹凸模様部分を充分に補
強できる高級なドア枠とその飾枠とを提供するにある。
また、この発明の他の重要な目的は、表面の立体凹凸模
様部分を極めて奇麗に成形できるセメント製のドア枠と
飾枠とを提供するにある。
有する欠点を解決することを目的に開発されたもので、
この発明の重要な目的は、立体凹凸模様部分を充分に補
強できる高級なドア枠とその飾枠とを提供するにある。
また、この発明の他の重要な目的は、表面の立体凹凸模
様部分を極めて奇麗に成形できるセメント製のドア枠と
飾枠とを提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明のドア枠と飾枠
とは、前述の目的を達成するために、下記の構成を備え
ている。ドア枠、または飾枠は、セメントを成形して表
面に立体的な凹凸模様を成形している。ドア枠1または
飾枠2は、少なくとも表面の立体凹凸模様部分3を、骨
材とセメントと熱架橋型メラミン樹脂に水を添加、混練
りしてモルタルとし、このモルタルを、底部に立体的な
凹凸のある金型に振動状態で注入して成形し、成形され
た状態で加熱して硬化させ成形している。
とは、前述の目的を達成するために、下記の構成を備え
ている。ドア枠、または飾枠は、セメントを成形して表
面に立体的な凹凸模様を成形している。ドア枠1または
飾枠2は、少なくとも表面の立体凹凸模様部分3を、骨
材とセメントと熱架橋型メラミン樹脂に水を添加、混練
りしてモルタルとし、このモルタルを、底部に立体的な
凹凸のある金型に振動状態で注入して成形し、成形され
た状態で加熱して硬化させ成形している。
【0010】セメントに骨材と熱架橋型メラミン樹脂と
を添加したモルタルは、水の添加量を少なくすると、餅
のようになって極めて流動性が悪くなる。流動性の悪い
モルタルを型枠に注入するために、振動を与えることは
従来から行われている。ただ、振動させてモルタルを注
入させる方法は、振動によって骨材と水が分離する弊 害
がある。このため、高品質な成形品の製作には適してい
ない。ドア枠は、表面を綺麗に成形する必要があるの
で、この方法は到底使用できない。モルタルを金型の凹
凸部に隙間なく注入するためには、水の添加量を多くし
て流動性を良くすればよい。ただ、水の添加量を多くす
ると、硬化後の強度が低下してしまう。表面に凹凸のあ
るドア枠は、突出部を強く成形しないと、この部分が損
傷を受けやすい。ドア枠は、突出部を綺麗に成形すると
共に、この部分を強くすることが要求される。突出を綺
麗に成形するために、水の添加量を多くしてモルタルの
流動性を良くすると、突出部の強度が低下する。反対
に、水の添加量を少なくして、強度を強くしようとする
と、凹凸部を綺麗に成形できなくなる。したがって、凹
凸のあるドア枠は、突出部を強くすることと、綺麗に成
形することは互いに相反する特性であって、両方を満足
するのが極めて難しい。本発明のドア枠は、熱架橋型メ
ラミン樹脂を添加するモルタルに独特の極めて特異な物
性を有効に利用して、突出部を強靭にして、しかも綺麗
に成形できる特長を実現する。
を添加したモルタルは、水の添加量を少なくすると、餅
のようになって極めて流動性が悪くなる。流動性の悪い
モルタルを型枠に注入するために、振動を与えることは
従来から行われている。ただ、振動させてモルタルを注
入させる方法は、振動によって骨材と水が分離する弊 害
がある。このため、高品質な成形品の製作には適してい
ない。ドア枠は、表面を綺麗に成形する必要があるの
で、この方法は到底使用できない。モルタルを金型の凹
凸部に隙間なく注入するためには、水の添加量を多くし
て流動性を良くすればよい。ただ、水の添加量を多くす
ると、硬化後の強度が低下してしまう。表面に凹凸のあ
るドア枠は、突出部を強く成形しないと、この部分が損
傷を受けやすい。ドア枠は、突出部を綺麗に成形すると
共に、この部分を強くすることが要求される。突出を綺
麗に成形するために、水の添加量を多くしてモルタルの
流動性を良くすると、突出部の強度が低下する。反対
に、水の添加量を少なくして、強度を強くしようとする
と、凹凸部を綺麗に成形できなくなる。したがって、凹
凸のあるドア枠は、突出部を強くすることと、綺麗に成
形することは互いに相反する特性であって、両方を満足
するのが極めて難しい。本発明のドア枠は、熱架橋型メ
ラミン樹脂を添加するモルタルに独特の極めて特異な物
性を有効に利用して、突出部を強靭にして、しかも綺麗
に成形できる特長を実現する。
【0011】熱架橋型メラミン樹脂を添加したモルタル
は、水の添加量を少なくすると餅のようになって流動性
が極めて悪くなって、金型の凹凸部に隙間なく注入でき
なくなるが、振動を与えると極めて流動性が良くなり、
しかも、振動で骨材と水が分離しない独特の性質があ
る。このため、水の添加量を少なくして、モルタルを餅
のように流動性の悪い状態とし、これに振動を与えて金
型の凹凸部に注入することにより、凹凸部に隙間なく注
入して、綺麗に成形し、さらに、水の添加量が少ないの
で、突出部を強くして、しかも表面を綺麗な平滑面に成
形できる。
は、水の添加量を少なくすると餅のようになって流動性
が極めて悪くなって、金型の凹凸部に隙間なく注入でき
なくなるが、振動を与えると極めて流動性が良くなり、
しかも、振動で骨材と水が分離しない独特の性質があ
る。このため、水の添加量を少なくして、モルタルを餅
のように流動性の悪い状態とし、これに振動を与えて金
型の凹凸部に注入することにより、凹凸部に隙間なく注
入して、綺麗に成形し、さらに、水の添加量が少ないの
で、突出部を強くして、しかも表面を綺麗な平滑面に成
形できる。
【0012】セメントに混合される熱架橋型メラミン樹
脂は、加熱、架橋、重合反応して、骨材やセメントの粒
子の周囲を囲む状態で鎖状に連結され、立体凹凸模様部
分3を補強する。熱架橋型メラミン樹脂には、メチロー
ルメラミン、メチルエーテル化メラミン等が使用でき
る。
脂は、加熱、架橋、重合反応して、骨材やセメントの粒
子の周囲を囲む状態で鎖状に連結され、立体凹凸模様部
分3を補強する。熱架橋型メラミン樹脂には、メチロー
ルメラミン、メチルエーテル化メラミン等が使用でき
る。
【0013】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。但し、以下に示す実施例は、この発明の技術思
想を具体化する為のドア枠と飾枠とを例示するものであ
って、この発明のドア枠と飾枠とは、構成部品の構造、
材質、形状、配置等を下記のものに特定するものでな
い。この発明のドア枠と飾枠とは、特許請求の範囲に於
て、種々の変更を加えることができる。
明する。但し、以下に示す実施例は、この発明の技術思
想を具体化する為のドア枠と飾枠とを例示するものであ
って、この発明のドア枠と飾枠とは、構成部品の構造、
材質、形状、配置等を下記のものに特定するものでな
い。この発明のドア枠と飾枠とは、特許請求の範囲に於
て、種々の変更を加えることができる。
【0014】更に、この明細書は、特許請求の範囲を理
解し易いように、実施例に示される部材に対応する番号
を、「特許請求の範囲」、および「課題を解決する為の
手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許
請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定する
ものでは決してない。
解し易いように、実施例に示される部材に対応する番号
を、「特許請求の範囲」、および「課題を解決する為の
手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許
請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定する
ものでは決してない。
【0015】図1ないし図3は、建物に固定されたドア
枠1と、このドア枠1に沿ってその外周に固定された飾
枠2とを示している。図1は垂直柱部を水平に切断した
断面図、図2はドア枠1と飾枠2の正面図、図3は水平
部を垂直に切断した断面図である。
枠1と、このドア枠1に沿ってその外周に固定された飾
枠2とを示している。図1は垂直柱部を水平に切断した
断面図、図2はドア枠1と飾枠2の正面図、図3は水平
部を垂直に切断した断面図である。
【0016】これ等の図に示すドア枠1と飾枠2とは、
2本の垂直柱部と、水平部とを別々に成形して、3ブロ
ックで構成している。垂直柱部と水平部とは方形状に連
結され、建物に固定されている。すなわち、垂直柱部を
建物に垂直に固定し、この上端に水平部を連結してい
る。
2本の垂直柱部と、水平部とを別々に成形して、3ブロ
ックで構成している。垂直柱部と水平部とは方形状に連
結され、建物に固定されている。すなわち、垂直柱部を
建物に垂直に固定し、この上端に水平部を連結してい
る。
【0017】ドア枠1と飾枠2とは、表面の立体凹凸模
様部分3と本体部分4とを別のセメントで成形してい
る。立体凹凸模様部分3は、骨材と水とセメントに加え
て、熱架橋型メラミン樹脂を混合して成形している。熱
架橋型メラミン樹脂には、スルフォン化メラミン樹脂が
使用できる。立体凹凸模様部分3を成形するモルタル
は、下記の配合比のものを使用する。
様部分3と本体部分4とを別のセメントで成形してい
る。立体凹凸模様部分3は、骨材と水とセメントに加え
て、熱架橋型メラミン樹脂を混合して成形している。熱
架橋型メラミン樹脂には、スルフォン化メラミン樹脂が
使用できる。立体凹凸模様部分3を成形するモルタル
は、下記の配合比のものを使用する。
【0018】 骨材として砂を100重量部 ポルトランドセメントを25重量部 スルフォン化メラミン樹脂を1.5重量部 高炉水砕スラグを10重量部 水を10重量部
【0019】〜をモルタルミキサーで混練りし、こ
れを金型に注入して立体凹凸模様部分3を成形する。金
型で成形するとき、バイブレーターでモルタルに振動を
与え、モルタルの流動性をよくして、金型の隅々まで注
入する。金型で成形する立体凹凸模様部分3は、図1に
おいて上下反転した状態とする。すなわち、金型の底部
で立体凹凸模様部分3を成形する。
れを金型に注入して立体凹凸模様部分3を成形する。金
型で成形するとき、バイブレーターでモルタルに振動を
与え、モルタルの流動性をよくして、金型の隅々まで注
入する。金型で成形する立体凹凸模様部分3は、図1に
おいて上下反転した状態とする。すなわち、金型の底部
で立体凹凸模様部分3を成形する。
【0020】金型の底部に、立体凹凸模様部分3を成形
するモルタルを充填した後、その上に、熱架橋型メラミ
ン樹脂を混合しない通常のモルタルを充填する。本体部
分4を成形するモルタルは、骨材と、セメントと、水と
を混合したものを使用する。本体部分4を成形するモル
タルには、必要ならば鉄筋や金属網等の補強芯を埋設す
る。
するモルタルを充填した後、その上に、熱架橋型メラミ
ン樹脂を混合しない通常のモルタルを充填する。本体部
分4を成形するモルタルは、骨材と、セメントと、水と
を混合したものを使用する。本体部分4を成形するモル
タルには、必要ならば鉄筋や金属網等の補強芯を埋設す
る。
【0021】成形されたドア枠1と飾枠2とを加熱して
乾燥した後、高温、高圧のオートクレーブ室に搬入し、
150℃で3時間加熱して養生する。この工程で熱架橋
型メラミン樹脂が架橋反応する。架橋したメラミン樹脂
は、骨材やセメントの粒子を囲む状態で鎖状に連結され
て、曲げ強度を著しく強くする。
乾燥した後、高温、高圧のオートクレーブ室に搬入し、
150℃で3時間加熱して養生する。この工程で熱架橋
型メラミン樹脂が架橋反応する。架橋したメラミン樹脂
は、骨材やセメントの粒子を囲む状態で鎖状に連結され
て、曲げ強度を著しく強くする。
【0022】以上の図に示すドア枠1と飾枠2とは、両
方の立体凹凸模様部分3をセメントで成形しているが、
この発明は、ドア枠1と飾枠2の両方の立体凹凸模様部
分3をセメント製としたものに特定しない。ドア枠1と
飾枠2の何れか一方の立体凹凸模様部分3をセメント製
とすることも可能である。また、図1と図2とに示すド
ア枠と飾枠とは、本体部分を通常のモルタルで成形して
いるが、本体部分と立体凹凸模様部分の両方、すなわ
ち、全体を立体凹凸模様部分を成形するモルタルで成形
することも可能である。
方の立体凹凸模様部分3をセメントで成形しているが、
この発明は、ドア枠1と飾枠2の両方の立体凹凸模様部
分3をセメント製としたものに特定しない。ドア枠1と
飾枠2の何れか一方の立体凹凸模様部分3をセメント製
とすることも可能である。また、図1と図2とに示すド
ア枠と飾枠とは、本体部分を通常のモルタルで成形して
いるが、本体部分と立体凹凸模様部分の両方、すなわ
ち、全体を立体凹凸模様部分を成形するモルタルで成形
することも可能である。
【0023】さらに、以上のドア枠と飾枠とは、熱架橋
型メラミン樹脂にスルフォン化メラミン樹脂を使用して
いる。ただ、この発明は、熱架橋型メラミン樹脂にスル
フォン化メラミン樹脂に代わって、あるいは、これに添
加して、メチルエーテル化メラミン等、加熱すると架橋
して反応するメラミン樹脂を使用することができる。
型メラミン樹脂にスルフォン化メラミン樹脂を使用して
いる。ただ、この発明は、熱架橋型メラミン樹脂にスル
フォン化メラミン樹脂に代わって、あるいは、これに添
加して、メチルエーテル化メラミン等、加熱すると架橋
して反応するメラミン樹脂を使用することができる。
【0024】
【発明の効果】この発明のドア枠と飾枠とは、立体模様
の凸部である出隅を強靭にして、成形後の破損やひび割
れを極減できる特長がある。それは、ガラス繊維のよう
に弾性のある細長い線材を埋設して補強するのに代わっ
て、この発明のドア枠と飾枠は、熱架橋型メラミン樹脂
を混合して、セメントを補強しているからである。さら
に、モルタルに添加する水の量を少なくできるので、こ
のことによっても、ドア枠を強靭にできる特長がある。
モルタルに添加された熱架橋型メラミン樹脂は、モルタ
ル全体に均一に分散され、立体模様全体を補強すること
ができる。このため、モルタルを成形したこの発明のド
ア枠と飾枠とは、立体模様の出隅も充分に強靭に補強さ
れ、物が衝突して破損し、あるいは、亀裂が発生するの
を極減できる特長がある。
の凸部である出隅を強靭にして、成形後の破損やひび割
れを極減できる特長がある。それは、ガラス繊維のよう
に弾性のある細長い線材を埋設して補強するのに代わっ
て、この発明のドア枠と飾枠は、熱架橋型メラミン樹脂
を混合して、セメントを補強しているからである。さら
に、モルタルに添加する水の量を少なくできるので、こ
のことによっても、ドア枠を強靭にできる特長がある。
モルタルに添加された熱架橋型メラミン樹脂は、モルタ
ル全体に均一に分散され、立体模様全体を補強すること
ができる。このため、モルタルを成形したこの発明のド
ア枠と飾枠とは、立体模様の出隅も充分に強靭に補強さ
れ、物が衝突して破損し、あるいは、亀裂が発生するの
を極減できる特長がある。
【0025】立体模様の凸部が破損しやすいかどうか
は、硬化状態における曲げ強度に影響を受ける。熱架橋
型メラミン樹脂を添加したこの発明のドア枠と飾枠と
は、ガラス繊維を埋設したものに匹敵する曲げ強度を実
現する。ちなみに、本発明者が試作したドア枠と飾枠と
は、熱架橋型メラミン樹脂の添加量を1〜2重量部とし
て、曲げ強度を150〜250kg/cm2とすること
ができた。ガラス繊維を補強したGRCの曲げ強度は、
ガラス繊維を均一に分散した部分が約200kg/cm
2であるから、この発明のドア枠と飾枠とは、立体模様
の凸部を含む全体を、GRCに匹敵する強度とすること
ができた。立体模様の凸部を強靭にできることは、極め
て繊細な立体模様として、破損を防止することができ
る。このため、この発明のドア枠と飾枠とは、表面に繊
細にして優雅な立体模様を成形して、表面を強靭にで
き、高級なドア枠と飾枠とを実現できる特長がある。
は、硬化状態における曲げ強度に影響を受ける。熱架橋
型メラミン樹脂を添加したこの発明のドア枠と飾枠と
は、ガラス繊維を埋設したものに匹敵する曲げ強度を実
現する。ちなみに、本発明者が試作したドア枠と飾枠と
は、熱架橋型メラミン樹脂の添加量を1〜2重量部とし
て、曲げ強度を150〜250kg/cm2とすること
ができた。ガラス繊維を補強したGRCの曲げ強度は、
ガラス繊維を均一に分散した部分が約200kg/cm
2であるから、この発明のドア枠と飾枠とは、立体模様
の凸部を含む全体を、GRCに匹敵する強度とすること
ができた。立体模様の凸部を強靭にできることは、極め
て繊細な立体模様として、破損を防止することができ
る。このため、この発明のドア枠と飾枠とは、表面に繊
細にして優雅な立体模様を成形して、表面を強靭にで
き、高級なドア枠と飾枠とを実現できる特長がある。
【0026】さらにまた、この発明のドア枠と飾枠の特
筆すべき特長は、表面の立体模様を極めて奇麗に成形
し、しかも、能率よく安価に多量生産できることにあ
る。この特長は、この発明のドア枠と飾枠とが、熱架橋
型メラミン樹脂を添加することに加えて、底部に立体的
な凹凸を設けた金型にモルタルを振動状態で注入して成
形することで実現される。熱架橋型メラミン樹脂を添加
したモルタルは、少量の水を添加すると餅のようなペー
スト状となる。この状態のモルタルは、ほとんど流動性
をもたない。ただ、振動を与えると極めて優れた流動性
を示す独特の物性を示す。熱架橋型メラミン樹脂を添加
したモルタルは、餅のようになって移動させるのが難し
いものを、振動のエネルギーで無理に流動させて、金型
に注入させるのではない。このモルタルは、振動を与え
ると、餅状態から極めて流動しやすい状態に急変する極
めて特異な物性を示す。すなわち、振動は、移動し難い
モルタルを無理に移動させて、金型に注入させるのでは
く、モルタル自体の流動性を飛躍的に向上させる。それ
は、モルタルに添加された熱架橋型メラミン樹脂が、骨
材やセメントの間にあって潤滑材のような作用するから
と推測される。ただ、骨材やセメントの間に添加される
熱架橋型メラミン樹脂は、振動を与えたときに、極めて
優れた潤滑材の作用をする。このため、振動が与えられ
たモルタルは、餅状態から、極めて流れやすい状態に急
変する。モルタルは、流動性が飛躍的に向上される状態
に急変されて、金型に注入される。この物性は、熱架橋
型メラミン樹脂を添加するモルタルに独特の極めて特異
な性質である。振動で流れやすくなったモルタルは、振
動を停止させると、直ちに餅のようになって流動性を失
う。振動を与えると優れた流動性を示し、振動を与えな
いと餅のようになる熱架橋型メラミン樹脂を添加したモ
ルタルは、熱架橋型メラミン樹脂の添加されない通常の
モルタルのように、振動で砂とセメントと水が分離する
ことがない。この独特の物性が、この発明のドア枠と飾
枠の表面を、極めて美しい立体的な凹凸模様とする。ド
ア枠と飾枠の美しい立体模様は、表面が極めて緻密な平
滑面となり、しかも、その形状は狂いのない正確で立体
的な凹凸模様となる。表面が綺麗な凹凸模様となるの
は、振動を与えると、極めて流れやすくなって、金型底
部の立体的な凹凸の隅々まで隙間なく注入される。さら
に、流動しやすくなって、金型の底部に注入されたモル
タルは、上に充填されるモルタルの重量に押圧させて金
型の立体的な凹凸面の隅々まで隙間なく密着状態で注入
される。さらにまた、この状 態で金型に注入されるモル
タルは、水や骨材の分離が起こらず、また振動を停止す
るとモルタルの流動性がなくなって、注入された位置か
ら移動しなくなり、さらに、熱架橋型メラミン樹脂が添
加されて振動で流動性の改善されるモルタルは、水分含
有量を少なくできるので、モルタルが硬化された後に、
水分が除去されて空隙ができることもない。このため、
本発明のドア枠と飾枠は、表面を極めて美しい立体的な
凹凸模様にできる特長がある。
筆すべき特長は、表面の立体模様を極めて奇麗に成形
し、しかも、能率よく安価に多量生産できることにあ
る。この特長は、この発明のドア枠と飾枠とが、熱架橋
型メラミン樹脂を添加することに加えて、底部に立体的
な凹凸を設けた金型にモルタルを振動状態で注入して成
形することで実現される。熱架橋型メラミン樹脂を添加
したモルタルは、少量の水を添加すると餅のようなペー
スト状となる。この状態のモルタルは、ほとんど流動性
をもたない。ただ、振動を与えると極めて優れた流動性
を示す独特の物性を示す。熱架橋型メラミン樹脂を添加
したモルタルは、餅のようになって移動させるのが難し
いものを、振動のエネルギーで無理に流動させて、金型
に注入させるのではない。このモルタルは、振動を与え
ると、餅状態から極めて流動しやすい状態に急変する極
めて特異な物性を示す。すなわち、振動は、移動し難い
モルタルを無理に移動させて、金型に注入させるのでは
く、モルタル自体の流動性を飛躍的に向上させる。それ
は、モルタルに添加された熱架橋型メラミン樹脂が、骨
材やセメントの間にあって潤滑材のような作用するから
と推測される。ただ、骨材やセメントの間に添加される
熱架橋型メラミン樹脂は、振動を与えたときに、極めて
優れた潤滑材の作用をする。このため、振動が与えられ
たモルタルは、餅状態から、極めて流れやすい状態に急
変する。モルタルは、流動性が飛躍的に向上される状態
に急変されて、金型に注入される。この物性は、熱架橋
型メラミン樹脂を添加するモルタルに独特の極めて特異
な性質である。振動で流れやすくなったモルタルは、振
動を停止させると、直ちに餅のようになって流動性を失
う。振動を与えると優れた流動性を示し、振動を与えな
いと餅のようになる熱架橋型メラミン樹脂を添加したモ
ルタルは、熱架橋型メラミン樹脂の添加されない通常の
モルタルのように、振動で砂とセメントと水が分離する
ことがない。この独特の物性が、この発明のドア枠と飾
枠の表面を、極めて美しい立体的な凹凸模様とする。ド
ア枠と飾枠の美しい立体模様は、表面が極めて緻密な平
滑面となり、しかも、その形状は狂いのない正確で立体
的な凹凸模様となる。表面が綺麗な凹凸模様となるの
は、振動を与えると、極めて流れやすくなって、金型底
部の立体的な凹凸の隅々まで隙間なく注入される。さら
に、流動しやすくなって、金型の底部に注入されたモル
タルは、上に充填されるモルタルの重量に押圧させて金
型の立体的な凹凸面の隅々まで隙間なく密着状態で注入
される。さらにまた、この状 態で金型に注入されるモル
タルは、水や骨材の分離が起こらず、また振動を停止す
るとモルタルの流動性がなくなって、注入された位置か
ら移動しなくなり、さらに、熱架橋型メラミン樹脂が添
加されて振動で流動性の改善されるモルタルは、水分含
有量を少なくできるので、モルタルが硬化された後に、
水分が除去されて空隙ができることもない。このため、
本発明のドア枠と飾枠は、表面を極めて美しい立体的な
凹凸模様にできる特長がある。
【0027】さらにまた、この発明のドア枠と飾枠と
は、成形時に、モルタルに振動を加えると流動性を示す
が、振動をさせないと流動性のない餅のようになるの
で、振動を与えて金型に注入した後、振動を停止する
と、速やかに硬化できる特長がある。このため、この発
明のドア枠と飾枠とは、金型注入が簡単で、しかも、形
抜きした製品の変形を防止できるので、能率よく安価
に、高級品を多量生産することができる特長がある。
は、成形時に、モルタルに振動を加えると流動性を示す
が、振動をさせないと流動性のない餅のようになるの
で、振動を与えて金型に注入した後、振動を停止する
と、速やかに硬化できる特長がある。このため、この発
明のドア枠と飾枠とは、金型注入が簡単で、しかも、形
抜きした製品の変形を防止できるので、能率よく安価
に、高級品を多量生産することができる特長がある。
【図1】 この発明の一実施例を示すドア枠と飾枠の水
平断面図
平断面図
【図2】 図1に示すドア枠と飾枠の正面図
【図3】 図2に示すドア枠の垂直断面図
1………ドア枠 2………飾枠 3………立体凹凸模様部分 4………本体部分
Claims (2)
- 【請求項1】 セメントが成形されて表面に立体的な凹
凸模様が成形されたドア枠において、 少なくとも表面の立体凹凸模様部分(3)が、骨材とセ
メントと熱架橋型メラミン樹脂に水を添加し、混練りし
てモルタルとし、このモルタルを、底部に立体的な凹凸
のある金型に振動状態で注入して成形し、成形された状
態で加熱して硬化させ成形されていることを特徴とする
ドア枠。 - 【請求項2】 ドア枠の外側に沿って固定される飾枠で
あって、セメントが成形されて表面に立体的な凹凸模様
が成形された飾枠において、 少なくとも表面の立体凹凸模様部分(3)が、骨材とセ
メントと熱架橋型メラミン樹脂に水を添加し、混練りし
てモルタルとし、このモルタルを、底部に立体的な凹凸
のある金型に振動状態で注入して成形し、成形された状
態で加熱して硬化させ成形されていることを特徴とする
飾枠。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3176103A JP2668672B2 (ja) | 1991-06-19 | 1991-06-19 | ドア枠とその飾枠 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3176103A JP2668672B2 (ja) | 1991-06-19 | 1991-06-19 | ドア枠とその飾枠 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04371690A JPH04371690A (ja) | 1992-12-24 |
| JP2668672B2 true JP2668672B2 (ja) | 1997-10-27 |
Family
ID=16007748
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3176103A Expired - Fee Related JP2668672B2 (ja) | 1991-06-19 | 1991-06-19 | ドア枠とその飾枠 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2668672B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08193465A (ja) * | 1995-01-13 | 1996-07-30 | Lee Fuun Zai Eldon | 改善された枠及びその製造方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62182144A (ja) * | 1986-02-06 | 1987-08-10 | 大成建設株式会社 | 水硬性無機質部材の製造方法 |
-
1991
- 1991-06-19 JP JP3176103A patent/JP2668672B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04371690A (ja) | 1992-12-24 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2668672B2 (ja) | ドア枠とその飾枠 | |
| KR20080007422A (ko) | 양면 자연석블록의 제조방법 | |
| JPH0222006A (ja) | 石質材およびその成形方法 | |
| KR100418448B1 (ko) | 자연석을 이용한 블록 및 그 제조방법 | |
| JPH0799067B2 (ja) | ドア枠 | |
| JPH09220711A (ja) | 即時脱型法による歩車道境界カラーコンクリートブロックの製造方法 | |
| JPH0938941A (ja) | セメント系硬化材料を被覆した鋼管柱の製造方法 | |
| KR100328874B1 (ko) | 기와의 제조방법 | |
| RU2171178C1 (ru) | Способ изготовления плитки облицовочной | |
| JP2007190758A (ja) | レジン被覆コンクリート体及びその製造方法 | |
| JPH06170818A (ja) | コンクリート製型枠の製造法 | |
| KR960011340B1 (ko) | 시멘트 2차 제품을 이용한 마감재의 제조방법과 마감제품 | |
| JPH07187854A (ja) | 高耐久性コンクリート用永久埋設型枠の製造方法 | |
| KR100543189B1 (ko) | 펌프 부품을 구성하는 레진콘 조성물 및 이를 이용한 펌프 부품의 제조방법 | |
| JPS5973907A (ja) | 炭素繊維補強プレキヤスト無機質製品の製造方法 | |
| JPH11138520A (ja) | 厚型スレートと厚型スレートの製造方法 | |
| JP2731894B2 (ja) | コンクリート製品成形用表面型及びその製造方法 | |
| JPH07206546A (ja) | 高耐久性コンクリート用永久埋設型枠の製造方法 | |
| JPH0524016A (ja) | 無機質板の製造方法 | |
| JP2009057751A (ja) | コーナーカバー役物の製造方法 | |
| EP0327957A2 (en) | A method for manufacturing marble-like products with combined cross section of synthetic resin and cement or gypsum based layers | |
| JPH07206548A (ja) | 高耐久性コンクリート用永久埋設型枠の製造方法 | |
| JP2617619B2 (ja) | 施釉セメント製品の製造方法 | |
| JPH03219921A (ja) | 無機質板実部の成形方法 | |
| JPH04363201A (ja) | 人工石の製造方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070704 Year of fee payment: 10 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080704 Year of fee payment: 11 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090704 Year of fee payment: 12 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |