JP2670864B2 - ハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料

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JP2670864B2 JP1240965A JP24096589A JP2670864B2 JP 2670864 B2 JP2670864 B2 JP 2670864B2 JP 1240965 A JP1240965 A JP 1240965A JP 24096589 A JP24096589 A JP 24096589A JP 2670864 B2 JP2670864 B2 JP 2670864B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、ハロゲン化銀写真感光材料、特に寸度安定
性にすぐれ且つ支持体とその上に塗布された写真層との
高湿度雰囲気下での接着が改良されたハロゲン化銀写真
感光材料に関する。
(従来技術とその問題点) 一般にハロゲン化銀写真感光材料は親水性コロイドを
バインダーとした写真層を有しているため温湿度の変化
による写真層の伸縮に起因するハロゲン化銀写真感光材
料の寸度変化を起こすという欠点を有している。このハ
ロゲン化銀写真感光材料の寸度変化は、多色印刷のため
の網点画像や精密な線画の再現が要求される印刷用ハロ
ゲン化銀写真感光材料に於いては、極めて重大な欠点と
なる。
従来から、ハロゲン化銀写真感光材料の寸度安定性を
改良するため、種々の手段が知られている。
例えば、米国特許第3201250号には親水性コロイド層
と支持体の厚み比を規定する技術、特公昭39−4272号、
同39−17702号、同43−13482号、同45−5331号、米国特
許237600号、同2763625号、同2772166号、同2852386
号、同2853457号、同3397988号、同3411911号、同34119
12号公報には、親水性コロイド写真層中にポリマーラテ
ックスを添加せしめる方法が記載されている。
たしかにこれらの技術を用いることにより、温湿度変
化によるハロゲン化銀写真感光材料の寸度安定性は改良
することができる。
しかしながらこれらの技術では、ハロゲン化銀写真感
光材料の現像処理による寸度変化は防止できない。この
現像処理による寸度変化という現象は、現像処理の際支
持体の吸水によるハロゲン化銀写真感光材料の伸びが、
その後乾燥工程を経てもハロゲン化銀写真感光材料の使
用時までに回復せず、結果として現像処理前後でハロゲ
ン化銀写真感光材料の寸度が異なってしまう現象であ
る。
当業界ではこの現象を「処理に伴う寸度安定性が悪
い」と表現し、これは、とくに印刷用ハロゲン化銀写真
感光材料に於いては極めて重大な欠点である。
この処理に伴う寸度安定性の改良のため、塩化ビニリ
デン共重合体を含有する下塗り層を用いる技術が特願昭
62−94133号明細書に記載されている。
しかしながらこの方法は、確かに処理に伴う寸度安定
性は改良されるが支持体と下塗り層の間の接着が充分で
ないという欠点を有しており、この点の改良のため、下
塗層に支持体の膨潤剤を加えたり、支持体表面にあらか
じめグロー放電処理の様な強力な前処理を施す必要があ
る。
ポリエステル支持体を用いる場合には、膨潤剤として
はフェノール、レゾルシン、o−クレゾール、m−クレ
ゾール、トリクロル酢酸、ジクロル酢酸、モノクロクレ
酢酸、抱水クロラール、ベンジルアルコール等が挙げら
れるがこのうち最も好ましいものは、レゾルシンであ
る。
しかしながらレゾルシンは、製造工程に於いてしばし
ばスポット故障を引き起こすという欠点を有している。
又、グロー放電処理は、ポリエステル支持体を1Torr
程度の真空中で処理せねばならず、煩雑であり製造コス
トの面からも不利である。
又特開昭63−122537号明細書にはポリエステルフィル
ムに水性メラミン化合物、水性エポキシ化合物、水性ア
ジリジン化合物又は多価金属で架橋したビニリデン樹脂
のプライマー層を設ける技術が開示されている。
しかしながら、この方法ではハロゲン化銀写真乳剤層
とポリエステル支持体の間の充分な接着性特に湿潤状態
での接着性が得られないか、ハロゲン化銀写真感光材料
の現像処理による寸度安定性改良効果を損なうという欠
点を有していた。
従って以上の様な欠点のないポリエステル支持体とハ
ロゲン化銀写真乳剤層との接着性改良技術が望まれてい
た。
(発明の目的) 本発明の目的は、処理に伴う寸度安定性が改良された
ハロゲン化銀写真感光材料を提供することである。本発
明の第2の目的は、レゾルシンの様なポリエステル膨潤
剤、グロー放電処理の様な煩雑な前処理を用いずポリエ
ステル支持体と、塩化ビニリデン下塗り層の間の接着性
が改良されたハロゲン化銀写真感光剤を提供することで
ある。
本発明の第3の目的は、高湿度雰囲気下に長時間さら
されても、ポリエステル支持体と、塩化ビニリデン下塗
り層との間の接着性が充分なハロゲン化銀写真感光材料
を提供することである。
(発明の構成) 本発明のかかる目的は、ポリエステル支持体の少なく
とも一方の側にポリマーラテックスを含有する親水性コ
ロイド層を有するハロゲン化銀写真感光材料に於いて、
該ポリエステル支持材が少なくとも70〜99.9重量%の塩
化ビニリデン単量体と0.1〜5重量%の1つ以上のカル
ボキシル基を有するビニル単量体から成る塩化ビニルデ
ン共重合体を含有する厚さ0.3μm以上の下塗り層を有
し、該下塗り層が下記一般式I又はIIで表わされる化合
物を含有することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材
(式中、R1、R2、R3、R4は塩素原子、ヒドロキシ基、ア
ルキル基、アルコキシ基、アルキルチオ基、−OH基(M
は1価の金属原子を表わす。)、−NR′R″基、−NHCO
R基(R′、R″、Rはそれぞれ水素原子、アルキ
ル基、アリール基を表わす。)の各基を表わし、それぞ
れ同じであっても異なっても良い。Q1、Q2はそれぞれ−
O−、−S−、−NH−の連結基を表わし、Lはアルキレ
ン基、アリーレン基またはそれらを組み合わせて得られ
る2価の連結基を表わす。l、mはそれぞれ0または1
である。
下塗り層にコロイド状シリカを含有する特許請求の範
囲第1項に記載のハロゲン化銀写真感光材料により達成
された。
(発明の具体的構成) はじめに本発明の塩化ビニリデン共重合体について述
べる。本発明の塩化ビニリデン共重合体は70〜99.9重量
%より好ましくは、85〜99重量%の塩化ビニリデンを含
有する。これらの単量体の例としてアクリロニトリル、
メタクロリロニトリル、メチルアクリレート、エチルア
クリレート、ブチルアクリレート、メチルメタクリレー
ト、ブチルメタクリレート、グリシジルメタクリレー
ト、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、ビニルアセ
テート、アクリルアミド、メチルアクリルアミド、メチ
ルメタクリルアミド、メチルビニルエーテル、スチレ
ン、等を挙げることができる。これらの単量体は単独で
用いても、2種以上併用して用いてもよい。
本発明の塩化ビニリデン共重合体に用いられる1つ以
上のカルボキシル基を有するビニル単量体の例として
は、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、シトラコ
ン酸などを挙げることができる。
本発明の塩化ビニリデン共重合体としては、ラテツク
スの水分散物が好ましい。
この場合均一な構造の通常のラテツクス以外、ラテツ
クス粒子のコア部とシエル部の構造の異なつたいわゆる
コアシエルタイプのラテツクスでもよい。
本発明に用いられる塩化ビニリデン共重合体の具体例
として以下のものを挙げることができる。( )内の数
字は重量%を示す。
V−1 塩化ビニリデン:アクリル酸:メチルアクリレ
ート(90:1:9) V−2 塩化ビニリデン:アクリル酸:メチルメタクリ
レート(90:1:9) V−3 塩化ビニリデン:メタクリル酸:メチルメタク
リレート(90:0.5:9.5) V−4 塩化ビニリデン:メタクリル酸:エチルアクリ
レート:メチルメタクリレート(90:0.5:5:4.5) V−5 塩化ビニリデン:アクリル酸:メチルアクリレ
ート:メチルメタクリレート(90:0.5:5:4.5) V−6 塩化ビニリデン:アクリル酸:メチルメタクリ
レート:アクリロニトリル(90:0.3:8:1.7) V−7 塩化ビニリデン:メタクリル酸:メチルメタク
リレート:メタクリロニトリル(80:3:10:7) V−8 塩化ビニリデン:アクリル酸:メチルアクリレ
ート:グリシジルメタクリレート(90:0.3:6.7:3) V−9 塩化ビニリデン:メタクリル酸:メチルメタク
リレート:2−ヒドロキシエチルメタクリレート(90:0.
5:5.5:4) V−10 塩化ビニリデン:メタクリル酸:メチルメタク
リレート:ブチルメタクリレート:アクリロニトリル
(75:5:10:5:5) V−11 塩化ビニリデン:アクリル酸:メチルアクリレ
ート:エチルアクリレート:アクリロニトリル(90:0.
3:3:3:3.7) V−12 塩化ビニリデン:メタクリル酸:メチルアクリ
レート:メチルメタクリレート:メタクリロニトリル
(80:5:5:5:5) V−13 塩化ビニリデン:メタクリル酸:メチルアクリ
レート:メチルメタクリレート:アクリロニトリル(9
0:0.3:4:4:1.7) V−14 塩化ビニリデン:アクリル酸:メチルアクリレ
ート:メチルメタクリレート:アクリロニトリル (90:0.3:4:4:1.7) V−15 塩化ビニリデン:メタクリル酸:メチルメタク
リレート:グリシジルメタクリレート:アクリロニトリ
ル(90:0.5:3.5:3:3) V−16 (コアシエルタイプのラテツクス水分散物 コ
ア部90重量%、シエル部10重量%) コア部 塩化ビニリデン:メチルアクリレート:メチル
メタクリレート:アクリロニトリル:アクリル酸(93:
3:3:0.9:0.1) シエル部 塩化ビニリデン:メチルアクリレート:メチ
ルメタクリレート:アクリロニトリル:アクリル酸(9
0:3:3:2:2) 次に本発明に用いる一般式I又はIIで表わされる化合
物について述べる。
一般式Iおよび一般式IIで示される化合物のR1、R2
R3、R4の表わすアルキル基としては、例えばメチル基、
エチル基、ブチル基等であり、またアルコキシ基として
はメトキシ基、エトキシ基、ブトキシ基等である。また
−NR′R″基の具体例としては−NH2基、−NHCH3基、−
NHC2H5基等、−NHCOR基の具体例としては−NHCOCH
3基、−NHCOC6H5基等が挙げられる。さらにR1、R2
R3、R4の−OM基のMは例えばナトリウム原子、カリウム
原子等である。
R1は塩素原子が好ましい。R2、R3、R4はアルコキシ
基、−OM基、−NR′R″基が好ましく、−OM基が特に好
ましい。R2、R3、R4がアルコキシ基あるいは−NR′R″
基の場合、R2、R3、R4は置換されていても良く、置換基
の例としてはスルホ基およびその塩、カルボキシル基お
よびその塩、アルコキシ基等が挙げられる。
一般式IIで表わされる化合物のLであらわされる2価
基の例としては、−CH2−、CH2 、CH2 、C
H2 2OCH2 (o−、m−、p−のいずれも可)、 (o−、m−、p−のいずれも可)等が挙げられる。L
はアルキレン基が好ましい。Q1、Q2は−O−、−NH−が
好ましく、l、mは共に1が好ましい。
一般式Iで示される化合物については米国特許3,645,
743号、特公昭47−6151号、同47−33380号、同51−9607
号、特開昭48−19220号、同51−78788号、同52−60612
号、同52−128130号、同52−130326号、同56−1043号等
に、一般式IIで示される化合物についてはカナダ特許89
5,808号、特公昭58−33542号、特開昭57−40244号等に
それぞれ合成法その他の記載がある。
以下に一般式IまたはIIで示される化合物の代表的な
具体例を挙げるが、もちろん発明はこれらに限定される
ものではない。
本発明の一般式I又はIIで表わされる化合物は単独で
用いてもよいし又2種以上混合して用いてもよい。
本発明の化合物1又はIIで表わされる化合物の添加量
は塩化ビニリデン共重合体の0.1〜10重量%が好まし
い。
本発明の下塗り層にコイロド状シリカを添加せしめる
と支持体と下塗り層の接着性が著しく改善され好まし
い。特にハロゲン化銀写真感光材料を長時間、高湿度雰
囲気下に放置した場合の接着性が改善される。
本発明に用いられるコイロド状シリカは平均粒径が7m
μ〜120mμで、主成分は二酸化ケイ素であり、少量成分
としてアルミナあるいはアルミン酸ナトリウム等を含ん
でもよい。またこれらコロイド状シリカには安定剤とし
て水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウ
ム、アンモニア等の無機塩基やテトラメチルアンモニウ
ムイオンの如き有機塩基が含まれていてもよい。これら
コロイド状シリカについては例えばEgon Matijevic′
編、Surface and Colloid Scienceの第6巻、3〜100頁
(1973年、John Wiley&Sons)に詳細に述べられてい
る。
コロイド状シリカの具体的な例としてはE.I.du Pont
de Nemours&Co.(USA)からLudox AM,Ludox AS,Ludox
LS,Ludox TM,Ludox HS等の商品名で、日産化学(日本、
東京)からはスノーテックス20、スノーテックスC、ス
ノーテックスN、スノーテックスO、スノーテックス
S、スノーテックスSS、スノーテックスXS、スノーテッ
クスZL、スノーテックスYL等の商品名で、Monsanto Co.
(USA)からはSyton C−30,Syton 200等の商品名で、ま
たNalco Chem,Co.(USA)からはNalcoag 1030,Nalcoag
1060,Nalcoag ID−21−64等の商品名で市販されている
ものが挙げられる。
本発明に用いられるコロイド状シリカの好ましい使用
量は塩化ビニリデン共重合体に対して乾燥重量比で0.1
%〜10%、特に好ましくは1%〜5%である。
本発明の下塗り層の厚みは0.3μm以上5μ以下が好
ましく、より好ましくは0.4〜1.5μmである。
本発明の下塗り層には、塩化ビニリデン共重合体と一
般式I又はIIで表わされる化合物以外に必要に応じ、マ
ット剤、界面活性剤、pH調整のための酸又はアルカリ、
染料、等を添加してもよい。
本発明の下塗り層を形成する手段には制限は無いが、
塩化ビニリデン共重合体の水分散物、一般式I又はIIで
表わされる化合物等を含有する水性塗布液を公知の方法
でポリエステル支持体上に塗布し乾燥する方法が好まし
い。
この場合水性塗布液をポリエステル支持体に塗布する
方法としては、エアーナイフコーター、バーコーター、
ロールコーター等、公知の方法を用いることができる。
塗布の際必要に応じて水性塗布液を5〜15℃に冷却し
てもよい。
本発明の下塗り層を水性塗布液の塗布乾燥により形成
する場合、乾燥は80℃〜190℃の範囲で20秒〜5分間行
なうのが好ましい。
本発明の支持体に用いられるポリエステルとは芳香族
二塩基酸とグライコールを主要な構成成分とするポリエ
ステルで代表的な二塩基酸としてはテレフタル酸、イソ
フタル酸、p−β−オキシエトキシ安息香酸、ジフエニ
ルスルホンジカルボン酸、ジフエノキシエタンジカルボ
ン酸、アジピン酸、セバシン酸、アゼライン酸、5−ナ
トリウムスルホイソフタル酸、ジフエニレンジカルボン
酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸等があり、グライコ
ールとしてはエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ブタンジオール、ネオペンチレングリコール、1,4
−シクロヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジメ
タノール、1,4−ビスオキシエトキシベンゼン、ビスフ
エノールA、ジエチレングリコール、ポリエチレングリ
コール等がある。
これらの成分からなるポリエステルの中でも入手のし
やすさの点からはポリエチレンテレフタレートが最も好
都合である。
ポリエステルの厚さとしては特に制限はないが約12μ
〜500μ程度、好ましくは40μ〜200μ程度のものが取り
扱いやすさ、汎用性の点から有利である。特に2軸延伸
結晶化されたものが、安定性、強さなどの点から好都合
である。
本発明のポリエステル支持体は下塗第1層を塗布する
前に支持体の表面をコロナ放電処理の様な前処理を施し
てもよい。
しかし本発明では、真空中で処理を施すグロー放電処
理、公害防止上制約の大きいクロム混酸処理の様な煩雑
な処理は必要としない。
本発明の写真感光材料の親水性コロイド層としてはハ
ロゲン化銀乳剤層、バツク層、保護層、中間層等がある
がこれらの層には親水性コロイドが用いられる。親水性
コロイドとしてはゼラチンが最も好ましくゼラチンとし
ては、いわゆる石灰処理ゼラチン、酸処理ゼラチン、酸
素処理ゼラチン、及びゼラチン誘導体、変成ゼラチン
等、当業界で一般に用いられているものはいずれも用い
ることが出来るが、中でも石灰処理ゼラチン、酸処理ゼ
ラチンが好ましく用いられる。
又、ゼラチンの他にコロイド状アルブミン、カゼイン
などの蛋白質、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキ
シエチルセルロース等のセルロース化合物;寒天、アル
キン酸ソーダ、でんぷん誘導体等の糖誘導体;合成親水
性コロイド例えばポリビニルアルコール、ポリ−N−ビ
ニルピロリドンポリアクリル酸共重合体、ポリアクリル
アミドまたはこれらの誘導体および部分加水分解物等を
用いることが出来る。必要に応じてこれらのコロイドの
二つ以上の混合物を使用することが出来る。
本発明に用いられるポリマーラテツクスは平均粒径が
20mμ〜200mμの水不溶性ポリマーの水分散物で、好ま
しい使用量はバインダーとして用いられているゼラチン
1.0に対して乾燥重量比で0.01〜1.0で特に好ましくは0.
1〜0.8である。
本発明に用いられるポリマーラテツクスの好ましい例
としてはアクリル酸のアルキルエステル、ヒドロキシア
ルキルエステルまたはグリシジルエステル、あるいは、
メタアクリル酸のアルキルエステル、ヒドロキシアルキ
ルエステル、またはグリシジルエステルをモノマー単位
として持ち、平均分子量が10万以上、特に好ましくは30
万〜50万のポリマーであり、具体例は次式で示される。
さらに、ポリマーラテツクスに関しては前記、特公昭
45−5331、米国特許第2,852,386号、同3,062,674号、同
3,411,911号、同3,411,912号明細書の記載等を参考にす
ることが出来る。
本発明に用いられるポリマーラテツクスはハロゲン化
銀乳剤層、バツク層、保護層、中間層等の親水性コロイ
ド層のうちの少なくとも一層に含有させる。
本発明は、ヒドラジン誘導体を含有する超硬調感材に
おいて特にその効果を奏することができる。
かかるヒドラジン誘導体含有超硬調感材及びそれを用
いる画像形成方法に関しては、米国特許第4,224,401
号、同第4,168,977号、同4,166,742号、同4,241,164
号、同第4,272,606号、特開昭60−83028号、同60−2186
42号、同60−258537号、同61−223738号等に記載されて
いる。
さらに、本発明は、テトラゾリウム化合物を含有する
感光材料を比較的高濃度の亜流酸塩を含むPQ型あるいは
MQ型の現像液による処理により高いコントラストを得る
方法においてもその効果を奏することができる。テトラ
ゾリウム化合物を用いる画像形成方法に関しては、特開
昭52ー18317号、同53ー17719号及び同53ー17720号等に
記載されている。
本発明に用いられる写真感光材料のハロゲン化銀乳剤
は通常、水溶性銀塩(例えば硝酸銀)溶液と水溶性ハロ
ゲン塩(例えば臭化カリウム)溶液とをゼラチンの如き
水溶性高分子溶液の存在下で混合してつくられる。
ハロゲン化銀としては塩化銀、臭化銀、塩臭化銀、沃
臭化銀及び塩沃臭化銀いずれも用いることが出来、その
粒子形態、サイズ分布に特に限定はない。
ハロゲン化銀乳剤層は、感光性ハロゲン化銀、化学増
感剤、分光増感剤、カブリ防止剤、親水性コロイド(特
にゼラチン)、ゼラチン硬化剤、界面活性剤など膜物理
性改良剤、増粘剤、等を含有することが出来る。これら
については、リサーチ・デイスクロージヤー誌、176巻1
7643項(1978年12月)の記載、及び特開昭52−108130
号、同52−114328号、同52−121321号、同53−3217号、
同53−44025号明細書の記載等を参考にすることが出来
る。
特に本発明において好ましく用いられる界面活性剤は
特公昭58−9412号公報に記載された分子量600以上のポ
リアルキレンオキサイド類である。
表面保護層はゼラチンの如き親水性コロイドをバイン
ダーとする厚さ0.3〜3μ、特に0.5〜1.5μの層であ
り、その中に、ポリメチルメタアクリレートの微粒子の
如きマツト剤、コロイド状シリカ、及び必要によりポリ
スチレンスルホン酸カリウムの如き増粘剤、ゼラチン硬
化剤、界面活性剤、すべり剤、UV吸収剤などを含有して
成る。
バツク層はゼラチンの如き親水性コロイドをバインダ
ーとした層で、非感光性であつて、1層構造かもしくは
中間層、保護層などを有する多層構造であつても良い。
バツク層の厚みは0.1μ〜10μであり、その中に必要
によりハロゲン化銀乳剤層及び表面保護層と同様にゼラ
チン硬化剤、界面活性剤、マツト剤、コロイド状シリ
カ、すべり剤、UV吸収剤、染料、増粘剤などを含有する
ことができる。
本発明の方法は親性コロイド層を有する各種写真材料
に適用することができるが、代表的には感光性成分とし
てハロゲン銀を用いる型の写真材料例えば印刷用感光材
料、X−レイ用感光材料、一般ネガ感光材料、一般リバ
ーサル感光材料、一般用ポジ感光材料、直接ポジ感光材
料等に用いることができる。本発明の効果は印刷用感光
材料において特に著しい。
本発明の感光材料の露光方法、現像処理方法などにつ
いては特に制限はなく、例えば特開昭52−108130号、同
52−114328号、同52−121321号等の明細書及び上記リサ
ーチ・デイスクロージヤー誌の記載等を参考にすること
が出来る。
また、特開昭60−258537号、米国特許4269929号等に
記載されているように、アミン類を現像液に添加するこ
とによつて現像速度を高め、現像時間の短縮化を実現す
ることもできる。
以下に実施例あげて本発明を更に詳細に説明するが本
発明はこれに限定されるものではない。
(実施例−1) 厚さ100μの二軸延伸したポリエチレンテレフタレー
ト支持体の両側に支持体に近い側から順に下記の下塗り
第1層、下塗り第2層を塗布し、下塗り試料101〜119を
作成した。
(1) 下塗り第1層処方 塩化ビニリデンラテツクス(種類は第1表の通り) 15重量部 例示化合物H−1 添加量は第1表の通り ポリスチレン微粒子(平均粒径3μ) 80mg/m2の塗布量
となる様添加 蒸留水を加え 100重量部 10重量%KOHを加えpH6に調整塗布液温度 10℃ 乾燥膜厚 第1表の通り 乾燥条件 180℃ 2分間 (2) 下塗り第2層処方 ゼラチン 1重量部 メチルセルロース 0.05重量部 C12H25O(CH2CH2O)10H 0.03重量部 酢酸 0.2重量部 H2Oを加えて 100重量部 塗布液温度 25℃ 乾燥膜厚 0.1μ 乾燥 170℃ 2分間 又同様に下塗り第1層の例示化合物H−1のかわりに
下記化合物を添加した下塗り試料116〜119を作成した。
ついで、この下塗り試料の片面に支持体に近い順にハ
ロゲン化銀乳化剤層1、ハロゲン化銀乳剤層2、保護層
1、保護層2を塗布し乾燥した。又この反対面に支持体
に近い順にバツク層、保護層3を塗布し、乾燥し試料10
1〜119を作成した。
(1) ハロゲン化銀乳剤層1処方 I液;水300ml、ゼラチン9g II液;AgNO3100g、水400ml III A液;NaCl37g、(NH43RhCl61.1mg、水400ml 45℃に保つたI液中にII液とIII A液を同時に一定の
速度で添加した。この乳剤を当業界でよく知られた常法
で可溶性塩類を除去した後、ゼラチンを加え、安定剤と
して6−メチル−4−ヒドロキシ−1,3,3a,7−テトラア
ザインデンを添加した。この乳剤の平均粒子サイズは0.
20μの単分散乳剤であり、乳剤の終了1kg当りに含有す
るゼラチン量は60gであつた。
こうして得られた乳剤Aに以下の化合物を添加した。
ポリスチレンスルホン酸ナトリウム塩 30mg/m2 N−オレオイル−N−メチルタウリンナトリウム 50mg/m2 1,2−ビス(ビニルスルホニルアセトアミド)エタン 70mg/m2 1−フエニル−5−メルカプトテトラゾール 3mg/m2 エチルアクリレートラテツクス(平均粒径0.1μ) 40mg/m2 こうして得られた塗布液を塗布銀量2g/m2となる様塗
布した。
(2) ハロゲン化銀乳剤層2処方 I液;水300ml、ゼラチン9g II液;AgNO3100g、水400ml III B液;NaCl37g、(NH3)RhCl62.2mg、水400ml 乳剤Aと同様の方法でIII A液の代りにIII B液を用い
て乳剤Bを調製した。この乳剤は平均粒子サイズ0.20μ
の単分散乳剤であつた。
こうして得られた乳剤Bに乳剤A調整時に使用したも
のと同じ以下の化合物イ)〜ホ)と他の化合物を添加し
た。
化合物−イ 5×10-3モル/Ag1モル 化合物−ロ 120mg/m2 化合物−ハ 100mg/m2 化合物−ニ 100mg/m2 化合物−ホ 9mg/m2 ポリスチレンスルホン酸ナトリウム塩 50mg/m2 N−オレオイル−N−メチルタウリンナトリウム塩 40mg/m2 1,2−ビス(ビニルスルホニルアセトアミド)エタン 85mg/m2 1−フエニル−5−メルカプトテトラゾール 3mg/m2 エチルアクリレートラテツクス(平均粒径0.1μ) 40mg/m2 こうして得られた塗布液を塗布銀量2mg/m2となる様塗
布した。
(3) 保護層1処方 ゼラチン 1.0g/m2 リポ酸 5mg/m2 ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩 5mg/m2 化合物−ハ 20mg/m2 ポリ(重合度5)オキシエチレンノニルフエノールエー
テルの硫酸エステルナトリウム塩 5mg/m2 ポリスチレンスルホン酸ナトリウム塩 10mg/m2 エチルアクリレートラテツクス(平均粒径0.1μ) 200mg/m2 (4) 保護層2処方 ゼラチン 1.0g/m2 ポリメチルメタクリレート微粒子(平均粒子サイズ3
μ) 60mg/m2 ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩 20mg/m2 N−パーフルオロオクタンスルホニル−N−プロピルグ
リシンポタジウム塩 3mg/m2 ポリ(重合度5)オキシエチレンノニルフエノールエー
テルの硫酸エステルナトリウム塩 15mg/m2 ポリスチレンスルホン酸ナトリウム塩 2mg/m2 (5) バツク層処方 ゼラチン 2.5g/m2 ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム 50mg/m2 ジヘキシル−α−スルホサクナートナトリウム塩 20mg/m2 ポリスチレンスルホン酸ナトリウム塩 40mg/m2 1,3−ジビニルスルホニル−2−プロパノール 150mg/m2 エチルアクリレートラテツクス(平均粒径0.1μ) 500mg/m2 (6) 保護層3処方(バツク層用保護層) ゼラチン 1g/m2 ポリメチルメタクリレート微粒子(平均粒径3μ) 40mg/m2 ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩 15mg/m2 ジヘキシル−α−スルホサクナートナトリウム塩 10mg/m2 ポリスチレンスルホン酸ナトリウム塩 20mg/m2 酢酸ナトリウム 40mg/m2 この様にして得られた試料101〜119を25℃60%RHの雰
囲気下に2週間保存した。
その後これらの試料の「処理に伴う寸度変化」「乾燥
時の装着性」及び「湿潤時の接着性」を以下の方法で評
価した。
〔処理に伴う寸度変化の評価法〕
試料200mmの間隔を置いて直径8mmの孔を2個あけ、25
℃30%RHの部屋に放置した後、1/1000mm精度のピンゲー
ジを用いて2個の孔の間隔を正確に測定した。このとき
の長さをXmmとする。次いで、自動現像機で、現像、定
着、水洗、乾燥処理した後、5分後の寸法をYmmとす
る。処理に伴う寸度変化率(%)を の値で評価した。
当業界では寸度変化率±0.01%以下ならば実用上問題
ないとされている。
現像処理は、富士写真フイルム社製のFG−66−0自動
現像機を、現像液・定着液は同社製GRD−1、GRF−1を
用いて、38℃20秒の処理条件でおこなつた。そのときの
乾燥温度は45℃であつた。
〔乾燥時の接着性評価法〕
試料表面に、カミソリでたてよこ5mm間隔に7本ずつ
切り目を入れて36ケのます目を作り、この上に粘着テー
プ(日東電気工業(株)製、ニツトーテープ)をはりつ
け、180゜方向に素早く引き剥がす。この方法において
未剥離部分が95%以上の場合をA級、90%以上の場合を
B級、60%以上の場合をC級、60%未満をD級とする。
写真材料として十分実用に耐える接着強度とは上記4段
階評価のうちA級に分類されるものである。
〔湿潤時の接着性評価法〕
現像、定着、水洗の各段階において処理液中でフイル
ムの乳剤面に鉄筆を用いて引掻傷を×印につけ、これを
指頭で強く5回こすり×の線にそつで剥がれた最大の剥
離巾により接着力を評価する。
乳剤層が傷以上に剥離しない場合をA級、最大剥離巾
が2mm以内のときをB級、最大剥離巾が5mm以内のときを
C級、他をD級とする。写真材料として十分実用に耐え
る接着強度とは上記4段階評価のうちA級に分類される
ものである。
なお現像処理は下記の条件で実施した。
現像GRD1(富士写真フイルム(株)製) 38℃ 20秒 定着GRF1(富士写真フイルム(株)製) 38℃ 20秒 水洗 25℃ 20秒 試料101〜119について上記評価を実施した。
結果を第1表に示す。
(実施例−2) 下記の条件でコロナ放電処理を施した、厚さ100μの
二軸延伸ポリエステル支持体の両側に、下塗り第1層を
塗布した。
〔コロナ処理条件〕
支持体巾 30cm 支持体搬送速度 30m/分 支持体電極間間隙 1.8mm 電力 200W 〔下塗り第1層処方〕 塩化ビニリデンラテツクス(種類は第2表の通り) 15重量部 例示化合物H−1 第2表の通り ポリスチレン微粒子(平均粒径3μ) 80mg/m2の塗布量
になる様添加 蒸溜水を加え、100重量部とし、その後10重量%のKOH
を加えpH6に調整 塗布液温度 15℃ 乾燥膜厚 第2表の通り 乾燥条件 150℃ 2分間 つづいて下塗り第1層の上に前記条件でコロナ放電処
理を施こし、実施例1の下塗り第2層を塗布した。
こうして支持体の画面に下塗り第1層、下塗り第2層
を有した。下塗り試料201〜215を作成した。
この下塗り試料201〜215の一方の面に支持体に近い順
に、ハロゲン化銀乳剤層、保護層1を、他の面に支持体
に近い順にバツク層、保護層2を塗布し、試料201〜215
を作成した。
(1) ハロゲン化銀乳剤層処方 下記I、II、III液を用いて以下の方法により乳剤A
を調製した。
I液;水300ml、ゼラチン9g II液;AgNO3100g、水400ml III液;NaCl37g、(NH43RhCl60.66mg、水400ml 40℃に保つたI液中にII液とIII液を同時に一定の速
度で添加した。この乳剤を当業界でよく知られた常法で
可溶性塩類を除去した後、ゼラチンを加え、安定剤とし
て6−メチル−4−ヒドロキシ−1,3,3a,7−テトラアザ
インデン及び4−ヒドロキシ−5,6−トリメチレン−1,
3,3A,7−テトラアザインデンを添加した。この乳剤の平
均粒子サイズは0.15μの単分散乳剤であり、乳剤の収量
1kg当りに含有するゼラチン量は60gであつた。
こうして得られた乳剤に下記化合物を添加した。
ポリスチレンスルホン酸ナトリウム塩 10mg/m2 1,2−ビス(ビニルスルホニルアセトアミド)エタン 100mg/m2 エチルアクリレートラテツクス(平均粒径0.1μ) 500mg/m2 こうして得られた塗布液を塗布銀量3g/m2となる様塗
布した。
(2) 保護層1処方 ゼラチン 1.5g/m2 ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩 25mg/m2 ジヘキシル−α−スルホサクナートナトリウム塩 10mg/m2 N−パーフルオロオクタンスルホニル−N−プロピルグ
リシンポタジウム塩 2mg/m2 ポリスチレンスルホン酸ナトリウム塩 3mg/m2 エチルアクリレートラテツクス(平均粒径0.1μ) 200mg/m2 コロイダルシリカ 350mg/m2 リポ酸 8mg/m2 (3) バツク層処方 ゼラチン 2g/m2 ジヘキシル−α−スルホサクナートナトリウム塩 20mg/m2 ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム 30mg/m2 ポリスチレンスルホン酸ナトリウム塩 30mg/m2 1,3−ジビニルスルホニル−2−プロパノール 100mg/m2 エチルアクリレートラテツクス(平均粒径0.1μ) 200mg/m2 (4) 保護層2処方 ゼラチン 1g/m2 乳剤保護層で使用したものと同様のポリメチルメタクリ
レート微粒子 40mg/m2 ジヘキシル−α−スルホサクナートナトリウム塩 10mg/m2 ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩 30mg/m2 ポリスチレンスルホン酸ナトリウム塩 25mg/m2 酢酸ナトリウム 30mg/m2 でき上がつた試料を25℃、60%RHの雰囲気下で2週間
保存した後、実施例−1と同様の評価を実施した。
結果を第2表に示す。
(実施例−3) 実施例1の下塗り試料101〜115の1方の面に支持体に
近い順にハロゲン化銀乳剤層、保護層1、保護層2を他
の面に支持体に近い順にバツク層、保護層2を塗布し、
試料301〜315を作成した。
(1) ハロゲン化銀乳剤処方 35℃に保つたゼラチン水溶液中に硝酸銀水溶液と銀1
モル当たり1.3×10-4モルの六塩化合物ロジウム(III)
酸アンモニウムを含む塩化ナトリウム水溶液を同時に10
分間で添加し、その間の電位を200mVにコントロールす
ることにより単分散で平均粒子サイズ0.08μの塩化銀立
方体粒子を調製した。粒子形成後、当業界でよく知られ
るフロキユレーシヨン法により、可溶性塩類を除去し、
安定剤として、4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a,7
−テトラアザインデン及び1−フエニル−5−メルカプ
トテトラゾールを添加した。
この乳剤に、硬調化剤として化合物Q−1)を1×10
-3モル/Ag1モル、及び化合物Q−2)を1×10-4モル/A
g1モル添加し、さらにポリエチルアクリレートを固形分
でゼラチン当たり50wt%、 を35mg/m2、硬化剤として、2−ビス(ビニルスルホニ
ルアセトアミド)エタンを145mg/m2添加した。
(2) 保護層1処方 ゼラチン 1g/m2 チオクト酸 6mg/m2 1,5−ジヒドロキシ−2−ベンズアルドキシム 35mg/m2 ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩 10mg/m2 ポリスチレンスルホン酸ナトリウム塩 20mg/m2 エチルアクリレートラテツクス(平均粒径0.05μ)0.2g
/m2 (2) 保護層2処方 ゼラチン 0.6g/m2 ポリメチルメタクリレート微粒子(平均粒径2.5μ) 20mg/m2 二酸化ケイ素微粒子(平均粒径2.8μ) 30mg/m2 N−パーフルオロオクタンスルホニル−N−プロピログ
リシンポタジウム塩 3mg/m2 ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩 20mg/m2 ハイドロキノン 150mg/m2 なお化合物Rは次の手順でゼラチン分散物を作成して
添加した。
化合物R18.9gをN,N−ジメチルスルホアミド25mlに溶
解した溶液を、化合物−S13gを加えた6.5wt%のゼラチ
ン水溶液536gに45℃で攪拌しながら混合して分散物を得
た。
C11H23CONH(CH23N (CH3(CH24SO3 (化合物−S) (4) バツク層処方 ゼラチン 2.5g/m2 ジヘキシル−α−スルホサクナートナトリウム塩 30mg/m2 ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩 35mg/m2 1,3−ジビニルスルホニル−2−プロパノール 130mg/m2 エチルアクリレートラテツクス(平均粒子径0.05μ) 0.5g/m2 (5) 保護層3処方 ゼラチン 0.8g/m2 ポリメチルメタクリレート微粒子(平均粒径3.4μ) 40mg/m2 ジヘキシル−α−スルホサクナートナトリウム塩9mg/m2 ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩 10mg/m2 酢酸ナトリウム塩 40mg/m2 この様にして得られた試料301〜315を25℃60%RHの雰
囲気下で2週間保存し、実施例1と同様の評価を施し
た。
結果を第3表に示す。
(実施例−4) 実施例2の下塗り試料201〜215の1方の面に支持体か
ら近い順にハロゲン化銀乳剤層1、保護層1を他の面に
支持体から近い順にバツク層、保護層2を塗布し、試料
401〜415を作成した。
(1) ハロゲン化銀乳剤層処方 50℃に保つたゼラチン水溶液中に銀1モルあたり2×
10-5モルの塩化ロジウムの存在下で硝酸銀水溶液と塩化
ナトリウムおよび臭化カリウムの混合水溶液を同時に一
定の速度で30分間添加して平均粒子サイズ0.2μの塩臭
化銀単分散乳剤を調製した。(Cl組成95モル%) この乳剤をフロキユレーシヨン法により脱塩を行な
い、銀1モルあたり1mgのチオ尿素ジオキサイドおよび
0.6mgの塩化金酸を加え、65℃で最高性能が得られるま
で熱成しかぶりを生ぜしめた。
こうして得られた乳剤に更に下記化合物を添加した。
KBr 20mg/m2 ポリスチレンスルホン酸ナトリウム塩 40mg/m2 2,6−ジクロロ−6−ヒドロキシ−1,3,5−トリアジンナ
トリウム塩 30mg/m2 この塗布液を塗布銀量3.5g/m2となる様塗布した。
(2) 保護層1処方 ゼラチン 1.5g/m2 SiO2微粒子(平均粒径4μ) 50mg/m2 ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩 50mg/m2 5−ニトロインダゾール 15mg/m2 1,3−ジビニルスルホニル−2−プロパノール 50mg/m2 N−パーフルオロオクタンスルホニル−N−プロピログ
リシンポタジウム塩 2mg/m2 エチルアクリレートラテツクス(平均粒子径0.1μ) 300mg/m2 (3) バツク層処方 ゼラチン 2.5g/m2 1,3−ジビニルスルホニル−2−プロパノール 150mg/m2 エチルアクリレートラテツクス(平均粒子径0.1μ) 900mg/m2 ジヘキシル−α−スルホサクナートナトリウム塩 35mg/m2 ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩 35mg/m2 (4) 保護層2処方 ゼラチン 0.8g/m2 ポリメチルメタクリレート微粒子(平均粒径3μ) 20mg/m2 ジヘキシル−α−スルホサクナートナトリウム塩 10mg/m2 ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩 10mg/m2 酢酸ナトリウム塩 40mg/m2 でき上がつた試料を25℃60%RHの雰囲気下で2週間保
存した後、実施例1と同様の評価を実施した。
結果を第4表に示す。
(実施例−5) 厚さ100μの二軸延伸したポリエチレンテレフタレー
ト支持体の両側に支持体に近い側から順に下記の下塗り
第1層、下塗り第2層を塗布し、下塗り試料501〜522を
作成した。
(1) 下塗り第1層処方 塩化ビニリデンラテックス(種類は第5表の通り) 15重量部 例示化合物H−1 添加量は第5表の通り コロイド状シリカ 添加量は第5表の通り ポリスチレン微粒子(平均粒径3μ) 80/m2の塗布量と
なる様添加 蒸留水を加え 100重量部 10重量%KOHを加えpH6に調整 塗布液温度 10℃ 乾燥膜厚 第5表の通り 乾燥条件 180℃ 2分間 (2) 下塗り第2層処方 ゼラチン 1重量部 メチルセルロース 0.05重量部 C12H25O(CH2CH2O)10H 0.03重量部 酢酸 0.2重量部 H2Oを加えて 100重量部 塗布液温度 25℃ 乾燥膜厚 0.1μ 乾燥 170℃ 2分間 又同様に下塗り第1層の例示化合物H−1のかわりに
下記化合物を添加した下塗り試料523〜526を作成した。
ついで、この下塗り試料の片面に支持体に近い順に実
施例−1に開示したハロゲン化銀乳剤層1、ハロゲン化
銀乳剤層2、保護層1、保護層2を塗布し乾燥した。又
この反対面に支持体に近い順にバック層、保護層3を塗
布し、乾燥し試料501〜526を作成した。
この様にして得られた試料501〜526を25℃60%RHの雰
囲気下に2週間保存した。
その後これらの試料の「処理に伴う寸度変化」「乾燥
時の接着性」「高湿度雰囲気下での接着性」及び「湿潤
時き接着性」を評価した。
〔高湿度雰囲気下での接着性評価法〕
試料を25℃80%RHの雰囲気下で24時間放置し、その後
試料表面にカミソリで縦横5mm間隔に7本ずつ切り目を
入れて36ケのます目を作り、この上に粘着テープ(日東
電気工業(株)製、ニットーテープ)を張りつけ、1時
間30分以上放置する。25℃80%RHの雰囲気下で180℃方
向に素早く引き剥がす。この方法において木剥離部分が
95%以上の場合をA級、90%以上95%未満の場合をB
級、60%以上90%未満をC級、60%未満をD級とする。
写真材料として十分実用に耐える接着強度とは上記4段
階評価のうちA級に分類されるものである。
結果を第5表に示す。
(実施例−6) 下記の条件でコロナ放電処理を施した、厚さ100μの
二軸延伸ポリエステル支持体の両側に、下塗り第1層を
塗布した。
〔コロナ処理条件〕
支持体巾 30cm 支持体搬送速度 30m/分 支持体電極間間隙 1.8mm 電力 200W 〔下塗り第1層処方〕 塩化ビニリデンラテックス(種類は第6表の通り) 15重量部 例示化合物H−1 第6表の通り コロイド状シリカ 第6表の通り ポリスチレン微粒子(平均粒径3μ) 80mg/m2の塗布量
になる様添加 蒸留水を加え、100重量部とし、その後10重量%のKOH
を加えpH6に調整 塗布液温度 15℃ 乾燥膜厚 第6表の通り 乾燥条件 150℃ 2分間 つづいて下塗り第1層の上に前記条件でコロナ放電処
理を施こし、実施例1の下塗り第2層を塗布した。
こうして支持体の両面に下塗り第1層、下塗り第2層
を有した。下塗り試料601〜616を作成した。
この下塗り試料601〜616の一方の面に支持体に近い順
に、実施例−2と同様にハロゲン化銀乳剤層、保護層1
を、他の面に支持体に近い順にバック層、保護層2を塗
布し、試料601〜616を作成した。
でき上がった試料を25℃、60%RHの雰囲気下で1週間
保存した後、実施例−5と同様の評価を実施した。
結果を第6表に示す。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリエステル支持体の少なくとも一方の側
    にポリマーラテックスを含有する親水性コイロド層を有
    するハロゲン化銀写真感光材料に於いて、該ポリエステ
    ル支持体が少なくとも70〜99.9重量%の塩化ビニリデン
    単量体と0.1〜5重量%の1つ以上のカルボキシル基を
    有するビニル単量体からなる塩化ビニリデン共重合体を
    含有する厚さ0.3μm以上の下塗り層を有し、該下塗り
    層が下記一般式I又はIIで表わされる化合物を含有する
    ことを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料。 式中、R1、R2、R3、R4は塩素原子、ヒドロキシ基、アル
    キル基、アルコキシ基、アルキルチオ基、−OM基(Mは
    1価の金属原子を表わす。)、−NR′R″基、−NHCOR
    基(R′、R″、Rはそれぞれ水素原子、アルキル
    基、アリール基を表わす。)の各基を表わし、それぞれ
    同じであっても異なっても良い。Q1、Q2はそれぞれ−O
    −、−S−、−NH−の連結基を表わし、Lはアルキレン
    基、アリーレン基またはそれらを組み合わせて得られる
    2価の連結基を表わす。l、mはそれぞれ0または1で
    ある。
  2. 【請求項2】下塗り層にコロイド状シリカを含有する特
    許請求の範囲第1項に記載のハロゲン化銀写真感光材
    料。
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