JP2863935B2 - 穀物乾燥施設 - Google Patents

穀物乾燥施設

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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は米或いは麦などを対象穀物とし、荷受部・乾
燥部・貯留部・調製出荷部などで構成されるカントリエ
レベータなど穀物乾燥施設に関する。
「従来の技術」 従来、特開昭63−302955号公報に示す如く、貯蔵ビン
と、火力乾燥機と、サイロを設ける施設がある。
「発明が解決しようとする課題」 前記従来技術は、貯蔵ピンに投入される穀物は荷口別
に水分に差が生じているから、貯蔵ビンから水分が不均
一な穀物を乾燥機に搬入させることになり、水分が不均
一な穀物を繰返し乾燥させて品質低下を防ぐ必要があ
り、穀物の水分チェック及び乾燥温度管理及び搬送作業
などの簡略化を容易に行い得ず、省力化並びに処理コス
ト低減などを容易に図り得ない等の問題がある。
「課題を解決するための手段」 然るに、本発明は、荷受部で荷受計量した穀物を投入
させる貯蔵ビンと、該ビンの穀物を投入して乾燥させる
火力乾燥機と、穀物を貯蔵するサイロを設ける穀物乾燥
施設において、貯蔵ビンの穀物と火力乾燥機の穀物をサ
イロに搬入させる乾燥機取出部材と、サイロの穀物を火
力乾燥機または貯蔵ビンに搬入させるサイロ取出部材を
設けると共に、穀物を乾燥させる常温定湿空気を貯蔵ビ
ンと火力乾燥機とサイロとに各別に送給させる複数の乾
燥空気発生機を設けたことを特徴とする。
「作 用」 従って、常温定湿空気によって貯蔵ビンの穀物を略均
一水分に乾燥させるから、長期保存に適した乾燥穀物に
するときの乾燥むらの防止並びにテンパリング作業の簡
略化を容易に行い得、省力化並びに処理コスト低減など
を容易に図り得ると共に、貯蔵ビン及びサイロを用いて
穀物を長期保存させるとき、常温定湿空気の利用によっ
て夏季など高温多湿時期の変質並びに冬季の結露による
変質などを容易に防止し得、長期保存穀物を高品質に容
易に維持し得、さらに常温定湿空気を火力乾燥機に用い
ることによって外気変化による面倒な火力乾燥調整など
が不要になり、火力乾燥作業の簡略化並びに火力乾燥に
よる穀物品質低下の防止などを容易に図り得るものであ
る。
「実施例」 以下本発明の一実施例を図面に基づいて詳述する。第
1図は貯蔵ビン部の説明図、第2図は施設全体の平面説
明図、第3図は同作業工程説明図であり、個人別・荷口
別に搬入される原料である生籾を受付ける荷受部(1)
を備え、荷受ホッパ(2)から荷受コンベア(3)及び
昇降機(4)を介し搬入される荷受籾中より夾雑物を除
去する粗選機(5)と、粗選後個人別・荷口別に荷口重
量と水分が測定される荷受計量機(6)と、前記計量機
(6)から生籾をビン投入昇降機(7)及びトップコン
ベア(8)を介して搬入して乾燥前に一時滞荷させる貯
蔵ビン(9)…とを荷受部(1)に設けている。
また、荷受後の生籾を乾燥と一時休止の繰り返しで粒
内水分の均一化を図って胴割れを防止しながら乾燥する
乾燥部(10)を備えるもので、前記貯蔵ビン(9)から
生籾をボトムコンベア(11)及びビン排出昇降機(12)
及びドライヤ投入昇降機(13)を介して搬入して1回当
り毎に所定%の含有水分を除去させる火力乾燥機である
ドライヤ(14)と、前記ドライヤ(14)から取出した一
時乾燥休止の籾をドライヤ取出コンベア(15)及び昇降
機(16)と乾燥サイロ昇降機(17)及び投入コンベア
(18)を介して搬入する調質用タンクである副サイロ
(19)と、前記副サイロ(19)から取出した半乾燥籾を
乾燥サイロ取出コンベア(20)を介して再び前記ドライ
ヤ(14)に送り出す乾燥サイロ取出昇降機(21)とを乾
燥部(10)に備え、該乾燥部(10)での乾燥籾を貯留部
(22)に送り出すように構成している。
さらに前記貯留部(22)は、前記乾燥部(10)からの
乾燥籾を前記コンベア(15)及び昇降機(16)(17)及
びコンベア(18)を介し搬入して貯留する貯蔵サイロで
ある主サイロ(23)と、前記サイロ(23)より取出した
乾燥籾をサイロ取出コンベア(24)及び精選機投入昇降
機(25)を介し搬入して乾燥籾より夾雑物を除去分離す
る精選機(26)と、精選機(26)から取出される精選籾
或いは脱米を売渡計量機(27)及び精選機取出昇降機
(28)或は脱米昇降機(29)を介し投入する調節タン
ク(30)と、前記精選機(26)から取出される芒付籾の
脱芒を行う脱芒機(31)と、売渡計量後の精選籾を精選
サイロ投入コンベア(32)を介し主サイロ(23)に搬入
する精選サイロ昇降機(33)とを備え、前記調節タンク
(30)の精選籾を次工程の調製出荷部(34)に送り出す
ように構成している。
前記調節出荷部(34)は、前記調節タンク(30)から
の精選籾を籾昇降機(35)を介して搬入して脱する籾
摺機(36)と、籾摺機(36)からの脱混合米を混合米
昇降機(37)を介して搬入して良玄米のみを取出す揺動
選別機(38)と、揺動選別機(38)からの玄米を振動コ
ンベア(39)及び玄米昇降機(40)を介して搬入して所
定粒子のもとに粒選する粒選別機(41)と、粒選後の玄
米より石抜きを行う石抜機(42)と、石抜き後の良玄米
用良玄米を昇降機(43)を介して投入するフレコン(フ
レキシブルコンテナ)(44)用の出荷タンク(45)と、
包装出荷用タンク(46)と、前記粒選別機(41)から取
出される未熟米を未熟米昇降機(47)及び脱米昇降機
(29)を介して搬入する未熟米タンク(48)と、前記良
玄米昇降機(43)からの良玄米の精米機用昇降機(49)
及び玄米タンク(50)及び精米機(51)を介し投入する
白米タンク(52)とを備えている。
なお、(53)は荷受室、(54)は事務室、(55)は主
操作室、(56)は前記貯蔵ビン(9)の送風機(57)を
内設する送風機室、(58)は前記貯蔵ビン(9)に並設
する除塵室、(59)は前記除塵室(58)に隣接させる湿
式除塵設備、(60)は製品置場である。
ところで、常温定湿の空気を供給する乾燥空気発生機
(61)を前記ビン(9)とドライヤ(14)と副サイロ
(19)に設けるもので、該発生機(61)は冷却除湿用エ
バポレータ(62)と、常温復元用コンデンサ(63)と、
除湿調節フラップ(64)を介し湿り空気を取入れる外気
取入ダクト(65)と、前記エバポレータ(62)及びコン
デンサ(63)で発生する常温除湿空気と前記ダクト(6
5)からの湿り空気とを混合させた常温定湿空気の風量
を調節する定湿用ダンパー(66)とを備え、第1図に示
す如く前記貯蔵ビン(9)にあっては予備乾燥用の送風
機(57)に発生機(61)を接続させ、発生機(61)での
常温で一定湿度の空気を送風機(57)に吸込ませて各ビ
ン室(9a)内に送り込むことにより、各ビン室(9a)内
に貯蔵させる生籾間の水分差を減少させる如く予備乾燥
するように構成している。
また第4図に示す如く、前記ドライヤ(14)はコンデ
ンスタンク(67)内の籾を、ルーバーベッド構造の上下
通風床板(68)(69)上で移動させるエンドレス状のス
ラットチェン搬送体(70)に供給し、該搬送体(70)に
よる籾の流動中にバーナ(71)からの熱風を送風機(7
2)により籾に供給して、所定の水分値まで乾燥した籾
を穀物乾燥取出口(73)を介し前記取出コンベア(15)
に取出すように設けたもので、該ドライヤ(14)の防音
室(74)の外気取入口(74a)に前記発生機(61)を設
けて、該発生機(61)から供給される常温で一定湿度の
空気を前記送風機(72)による吸込力でドライヤ(14)
内に取入れて、定湿の熱風でもって籾の乾燥を行うよう
に構成している。
さらに第5図に示す如く、前記副サイロ(19)に送風
機(75)を介して前記発生機(61)を接続させるもの
で、副サイロ(19)内に多数設ける給気ガイド(76)の
給気口(76a)より該サイロ(19)内の籾層に、前記発
生機(61)からの常温定湿空気を送り込む一方、籾層流
通後の空気を給気ガイド(76)とは千鳥形に配設する排
気ガイド(77)の排気口(77a)より外側に排出させ
て、副サイロ(19)内での貯留中にも常温定湿空気によ
る乾燥を行うように構成している。
そして第6図にも示す如く、前記防音室(74)の外気
取入口(74a)近傍に取入れる空気の温度と湿度を検出
する温度センサ(78)及び湿度センサ(79)を設けると
共に、前記コンデンスタンク(67)に該タンク(67)内
の籾の水分値を検出する水分センサ(80)を設けて、前
記発生機(61)の湿度調節機構(81)とドライヤ(14)
の熱風温度調節機構(82)とを駆動制御する中央制御装
置(83)にこれら各センサ(78)(79)(80)を出力接
続させて、各センサ(78)(79)(80)の検出値に基づ
いて前記発生機(61)の除湿制御或いはドライヤ(14)
の熱風温度制御を行わしめるように構成している。上記
から明らかなように、荷受部(1)で荷受計量した穀物
を投入させる貯蔵ビン(9)と、該ビン(9)の穀物を
投入して乾燥させる火力乾燥機(14)と、穀物を貯蔵す
るサイロ(22)を設ける穀物乾燥施設において、貯蔵ビ
ン(9)の穀物と火力乾燥機(14)の穀物をサイロ(2
2)に搬入させる乾燥機取出部材であるドライヤ取出昇
降機(16)と、サイロ(22)の穀物を火力乾燥機(14)
または貯蔵ビン(9)に搬入させるサイロ取出部材であ
るサイロ取出昇降機(21)を設けると共に、穀物を乾燥
させる常温定湿空気を貯蔵ビン(9)と火力乾燥機(1
4)とサイロ(22)とに各別に送給させる複数の乾燥空
気発生機(61)を設けている。そして、常温定湿空気に
よって貯蔵ビンの穀物を略均一水分に乾燥させ、長期保
存に適した乾燥穀物にするときの乾燥むらの防止並びに
テンパリング作業の簡略化を行い、省力化並びに処理コ
スト低減などを図ると共に、貯蔵ビン及びサイロを用い
て穀物を長期保存させるとき、常温定湿空気の利用によ
って夏季など高温多湿時期の変質並びに冬季の結露によ
る変質などを容易に防止し、長期保存穀物を高品質に維
持し、さらに常温定湿空気を火力乾燥機に用いることに
よって外気変化による面倒な火力乾燥調整などが不要に
なり、火力乾燥作業の簡略化並びに火力乾燥による穀物
品質低下の防止などを図れるように構成している。
本実施例は上記の如く構成するものにして、前記貯蔵
ビン(9)での滞荷中に発生機(61)からの常温定室空
気によって各ビン室(9a)内の籾の予備乾燥が行われる
もので、この場合常温定室空気を用いることによってビ
ン室(9a)内の空気を加温せず、空気中の水分を除去し
て一定湿度の乾いた空気を送って籾間に水分差の殆どな
い略均一状態の平衡含水率まで自然に乾燥させて、後工
程のドライヤ(14)での作業の際、乾燥温度を品質低下
を起させることのない低い温度に抑えることができて過
乾燥となって胴割れ粒が多量に発生するなどの不都合を
防止している。
また、前記ドライヤ(14)にあっては前記発生機(6
1)からの常温定湿空気を取入れることによって、第7
図のフローチャートに示される如く外気温度及び湿度に
影響されることのないこれらを一定として籾の水分値の
みに応じて算出された温度にドライヤ(14)の熱風温度
が調節機構(82)により調節され乾燥が行われるもの
で、この際穀物の品質安全保証温度の上限となる例えば
40℃の適正温度を越えるとき、前記調節機構(81)でも
って取入空気の設定湿度をさらに小さくなる状態に調節
してこのドライヤ(14)の熱風温度を適正温度以下とす
るものである。このようにドライヤ(14)に取入れる空
気の湿度及び温度を常に一定保持させることにより、籾
の水分値と乾燥温度との単純な一つの関数関係により正
確に乾燥温度が算出されその温度設定が行われ、この温
度制御を簡単なものとさせることができる。
さらに、前記副サイロ(19)内で貯留中の籾層にも前
記発生機(61)からの常温定湿空気を送り込むことによ
って、貯留中の籾層を加温することなく湿度だけを一定
水分値減少させて乾燥状態とさせるもので、このため副
サイロ(19)とドライヤ(14)とを循環させて行うテン
パリング回数を低減させることが可能となってこの乾燥
作業での能力を向上させることができる。
「発明の効果」 以上実施例から明らかなように本発明は、荷受部
(1)で荷受計量した穀物を投入させる貯蔵ビン(9)
と、該ビン(9)の穀物を投入して乾燥させる火力乾燥
機(14)と、穀物を貯蔵するサイロ(22)を設ける穀物
乾燥施設において、貯蔵ビン(9)の穀物と火力乾燥機
(14)の穀物をサイロ(22)に搬入させる乾燥機取出部
材(16)と、サイロ(22)の穀物を火力乾燥機(14)ま
たは貯蔵ビン(9)に搬入させるサイロ取出部材(21)
を設けると共に、穀物を乾燥させる常温定湿空気を貯蔵
ビン(9)と火力乾燥機(14)とサイロ(22)とに各別
に送給させる複数の乾燥空気発生機(61)を設けたもの
で、常温定湿空気によって貯蔵ビン(9)の穀物を略均
一水分に乾燥させるから、長期保存に適した乾燥穀物に
するときの乾燥むらの防止並びにテンパリング作業の簡
略化を容易に行うことがで、省力化並びに処理コスト低
減などを容易に図ることができると共に、貯蔵ビン
(9)及びサイロを用いて穀物を長期保存させるとき、
常温定湿空気の利用によって夏季など高温多湿時期の変
質並びに冬季の結露による変質などを容易に防止でき、
長期保存穀物を高品質に容易に維持でき、さらに常温定
湿空気を火力乾燥機(14)に用いることによって外気変
化による面倒な火力乾燥調整などが不要になり、火力乾
燥作業の簡略化並びに火力乾燥による穀物品質低下の防
止などを容易に図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は貯蔵ビン部の説明図、第2図は施設全体の平面
説明図、第3図は同作業工程説明図、第4図は乾燥部の
説明図、第5図は副サイロ部の説明図、第6図は制御回
路図、第7図はフローチャートである。 (9)……貯蔵ビン (14)……ドライヤ(乾燥機) (19)……副サイロ(調質用タンク) (23)……主サイロ(貯蔵サイロ) (61)……発生機 (74a)……外気取入口
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F26B 17/14 F26B 25/22

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】荷受部(1)で荷受計量した穀物を投入さ
    せる貯蔵ビン(9)と、該ビン(9)の穀物を投入して
    乾燥させる火力乾燥機(14)と、穀物を貯蔵するサイロ
    (22)を設ける穀物乾燥施設において、貯蔵ビン(9)
    の穀物と火力乾燥機(14)の穀物をサイロ(22)に搬入
    させる乾燥機取出部材(16)と、サイロ(22)の穀物を
    火力乾燥機(14)または貯蔵ビン(9)に搬入させるサ
    イロ取出部材(21)を設けると共に、穀物を乾燥させる
    常温定湿空気を貯蔵ビン(9)と火力乾燥機(14)とサ
    イロ(22)とに各別に送給させる複数の乾燥空気発生機
    (61)を設けたことを特徴とする穀物乾燥施設。
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